JP2000271052A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000271052A
JP2000271052A JP11078603A JP7860399A JP2000271052A JP 2000271052 A JP2000271052 A JP 2000271052A JP 11078603 A JP11078603 A JP 11078603A JP 7860399 A JP7860399 A JP 7860399A JP 2000271052 A JP2000271052 A JP 2000271052A
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Noriaki Senda
典明 千田
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で容易に電動送風機を駆動状態の
設定操作および掃除動作に対応して制御できる電気掃除
機を提供する。 【解決手段】 電気掃除機本体にホースを接続して商用
交流電源eを供給し掃除待機状態とする。操作手段30の
電動送風機21の駆動状態を設定する各ボタンの操作に
て、操作手段30の電流制御手段31が適宜電流値を可変す
る。制御手段22は、電流検出手段25にて操作手段30から
の電流の電流値をホースの2線信号線23,24を介して読
み取る。ホースの手許操作部に電流制御手段31に並列に
接続しインピーダンスの小さい転がりセンサ32が掃除動
作による振動にてオンすると最大電流値の電流を流す。
所定時間に最大電流値を検出しない場合は掃除の中断と
判断し、電動送風機21を停止する。最大電流値を再び検
出すると停止直前の駆動状態に制御する。2線信号線2
3,24で設定操作の他に掃除動作に対応して駆動制御で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作手段により設
定された状態に電動送風機を制御する電気掃除機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、電気掃除
機本体に電動送風機およびこの電動送風機を制御する制
御手段を設け、この電気掃除機本体に接続されたホース
などの手許に、制御手段から2線伝送線を介して制御手
段での制御状態を設定する操作手段を設けている。
【0003】そして、操作手段で例えば電流値を制御す
ることにより、制御手段の制御状態を変化させて電動送
風機のオン、オフなどの駆動を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、掃除が中断
されているか掃除中かを判断して電動送風機の駆動状態
を制御したり、被掃除面の状態を検出して被掃除面に対
応して電動送風機の駆動など、電動送風機の駆動状態を
設定する操作手段の操作以外により電動送風機の駆動状
態を制御するためには、別途掃除状態を検出するセンサ
や被掃除面を検出するセンサを設けるとともに、これら
センサを電送線を介して制御手段に接続する必要があ
る。このため、別途2本の電送線が必要となり、構造が
複雑となるとともに配線など製造が煩雑となり、製造性
が低下するとともにコストおよび重量が増大する問題が
ある。
【0005】また、操作手段の2本電送線を利用して掃
除状態や被掃除面の種類に対応した電動送風機の駆動を
制御させるためには、操作手段が配設されるホースなど
の手許部分に、操作手段による信号と掃除状態や被掃除
面に対応した信号とを認識して、2本電送線を介して制
御手段に所定の信号を出力するマイクロコンピュータを
備えた手許制御手段を設けることも考えられるが、別途
手許制御手段を設けなければならず、構造が複雑とな
り、製造性が低下するとともにコストが増大する。さら
に、掃除の中断の際に、ホースを床面上に載置するなど
により、手許に衝撃が加わりやすく、手許制御手段を損
傷するおそれがある問題もある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で容易に電動送風機を駆動状態の設定操
作および掃除動作に対応して制御できる電気掃除機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電動送風機と、この電動送風機の駆動状態を設定
する操作手段と、この操作手段に2線の信号線を介して
接続されこの操作手段により設定された駆動状態に前記
電動送風機を制御する制御手段とを備え、前記操作手段
は、前記制御手段からの電流を設定された駆動状態に従
って電流値を可変する電流制御手段と、この電流制御手
段に並列に接続され掃除動作を検出しこの掃除動作に対
応して前記制御手段からの電流の電流値を前記電流制御
手段にて可変する電流値より大きくする掃除動作検出手
段とを有し、前記制御手段は、前記操作手段に電源を供
給する電源供給手段と、前記操作手段の電流制御手段お
よび掃除動作検出手段からの電流を検出する電流検出手
段とを備え、この電流検出手段にて検出した電流に基づ
いて前記電動送風機の駆動を制御するものである。
【0008】そして、制御手段により、電動送風機の駆
動状態を設定する操作手段の設定操作にて、操作手段の
電流制御手段が設定された駆動状態に従って電源供給手
段から供給された電源の電流値を可変するとともに、掃
除動作検出手段にて検出した掃除動作に対応して電源供
給手段からの電源を電流制御手段にて可変する電流値よ
り大きい電流値にし、これら電流制御手段および掃除動
作検出手段からの電流を電流検出手段にて検出し、電動
送風機の駆動を制御するので、操作手段の電動送風機の
駆動状態を設定する設定操作を伝送する2線の信号線を
利用して、掃除動作に基づく電動送風機の制御が可能と
なり、構造が簡略化する。
【0009】請求項2記載の電気掃除機は、電動送風機
と、回転体を回転駆動させる電動機と、これら電動送風
機および電動機の駆動状態を設定する操作手段と、この
操作手段に2線の信号線を介して接続されこの操作手段
により設定された駆動状態に前記電動送風機および前記
電動機を制御する制御手段とを備え、前記操作手段は、
前記制御手段からの電流を設定された駆動状態に従って
電流値を可変する電流制御手段と、この電流制御手段に
並列に接続され掃除動作を検出しこの掃除動作に対応し
て前記制御手段からの電流の電流値を前記電流制御手段
にて可変する電流値より大きくする掃除動作検出手段と
を有し、前記制御手段は、前記操作手段に電源を供給す
る電源供給手段と、前記操作手段の電流制御手段および
掃除動作検出手段からの電流を検出する電流検出手段と
を備え、前記電流検出手段にて検出した電流に基づいて
前記電動送風機および前記電動機の少なくともいずれか
一方の駆動を制御するものである。
【0010】そして、制御手段により、電動送風機およ
び回転体を回転駆動する電動機の駆動状態を設定する操
作手段の設定操作にて、操作手段の電流制御手段が設定
された駆動状態に従って電源供給手段から供給された電
源の電流値を可変するとともに、掃除動作検出手段にて
検出した掃除動作に対応して電源供給手段からの電源を
電流制御手段にて可変する電流値より大きい電流値に
し、これら電流制御手段および掃除動作検出手段からの
電流を電流検出手段にて検出し、電動送風機および電動
機の少なくともいずれか一方の駆動を制御するので、操
作手段の電動送風機の駆動状態を設定する設定操作を伝
送する2線の信号線を利用して、掃除動作に基づく電動
送風機および電動機の制御が可能となり、構造が簡略化
する。
【0011】請求項3記載の電気掃除機は、請求項1ま
たは2記載の電気掃除機において、掃除動作検出手段
は、電流制御手段に並列に接続され制御手段からの電流
をオンオフするスイッチを備えたものである。
【0012】そして、電流制御手段に並列に接続されて
制御手段からの電流をオンオフするスイッチを掃除動作
検出手段に設けるため、掃除動作検出手段が電流制御手
段よりインピーダンスが小さくなり、簡単な構造で容易
に2線の信号線を利用した電動送風機を駆動状態の設定
操作および掃除動作に対応する制御が得られる。
【0013】請求項4記載の電気掃除機は、請求項1な
いし3いずれか一記載の電気掃除機において、制御手段
は、操作手段からの電流を電流検出手段にて継続的に検
出する場合には検出した電流値に基づいて電動送風機の
駆動を制御し、前記操作手段からの電流を前記電流検出
手段にて継続的に検出しない場合には前記電動送風機お
よび前記電動機の少なくともいずれか一方の入力を少な
くとも低減するものである。
【0014】そして、制御手段により、操作手段からの
電流を電流検出手段にて継続的に検出する場合には検出
した電流値に基づいて電動送風機の駆動を制御し、継続
的に電流を検出しない場合には掃除が中断または中止さ
れたと判断して電動送風機および電動機の少なくともい
ずれか一方の入力を少なくとも低減するため、掃除の中
断または中止の際に無用に電動送風機あるいは電動機が
駆動することを防止し、操作手段にて電動送風機あるい
は電動機の駆動を少なくとも低減させる設定操作も不要
となり、掃除効率が向上する。
【0015】請求項5記載の電気掃除機は、請求項1な
いし4いずれか一記載の電気掃除機において、制御手段
は、電流検出手段にて検出する操作手段の掃除動作検出
手段からの電流に基づいて被掃除面の種類を判断し、こ
の判断した被掃除面の種類に対応して電動送風機および
電動機の少なくともいずれか一方の駆動を制御するもの
である。
【0016】そして、制御手段により、電流検出手段に
て検出する操作手段の掃除動作検出手段からの電流に基
づいて被掃除面の種類を判断し、この判断した被掃除面
の種類に対応して電動送風機および電動機の少なくとも
いずれか一方の駆動を制御するため、別途操作手段を被
掃除面の種類に対応して電動送風機あるいは電動機の駆
動状態を設定操作することなく、自動的に電動送風機あ
るいは電動機の駆動状態が被掃除面に対応して制御さ
れ、掃除作業性が向上する。
【0017】請求項6記載の電気掃除機は、請求項1な
いし5いずれか一記載の電気掃除機において、電流制御
手段および掃除動作検出手段の少なくともいずれか一方
は、制御手段に対して電気的に接続および非接続状態に
接続可能であるものである。
【0018】そして、電流制御手段および掃除動作検出
手段の少なくともいずれか一方を、制御手段に対して電
気的に接続および非接続状態に接続可能とすることによ
り、例えば操作手段を備えた手許操作部を有するホース
に延長管を介して掃除動作検出手段を備えた吸込口体を
接続して掃除する形態や吸込口体を用いずにホースに隙
間ノズルなどの他の吸込口体を接続して掃除する形態な
どでも操作手段の設定操作に対応して電動送風機の駆動
の制御が可能で、制御可能な掃除形態が増大し、掃除性
が向上する。
【0019】請求項7記載の電気掃除機は、請求項1な
いし6いずれか一記載の電気掃除機において、電流検出
手段により検出した電流に基づいて異なる報知をする報
知手段を具備したものである。
【0020】そして、報知手段により電流検出手段にて
検出する電流の状態を異なる状態で報知するため、駆動
状態の認識が容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を図面を参照して説明する。
【0022】図3において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1はケース体1aを有し、このケース体
1aにホース2の基端が機械的に着脱自在に接続される。
また、ホース2の先端には、後方に向けて分岐された形
状の手許操作部3が設けられている。さらに、手許操作
部3の先端には、延長管4を介して吸込口体5が取り付
けられる。また、ケース体1aの上面には、発光部として
の発光素子である例えば発光ダイオードLED が配設され
ている。
【0023】そして、手許操作部3は、後方に向けて分
岐され先端が自由端となる握り部11が設けられ、手許操
作部3の上面には握り部11から延長管4の方向に向けて
停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13および強
/弱設定用のボタン14が1列に順次並んで配設されてい
る。
【0024】次に、図1を参照して、内部構成について
説明する。
【0025】まず、電動送風機21が電気掃除機本体1内
に配設され、この電動送風機21は図示しない電源コード
および電力制御用のトライアックTrを介して商用交流電
源eに接続されている。
【0026】そして、このトライアックTrのゲートに
は、電気掃除機本体1内に内蔵された図示しない回路基
板に搭載された制御手段22が接続され、この制御手段22
は、ホース2に設けられた一対の信号線23,24を介して
手許操作部3に例えば定電圧源Vccの電源を供給する図
示しない電源供給手段、信号線23,24を介して手許操作
部3からの電流値を読み取る電流検出手段25、発光部15
の発光素子である例えば発光ダイオードを備えた報知手
段としての表示手段26を有している。さらに、制御手段
22には、図示しない計時手段としてのタイマおよび電流
検出手段25が読み取る電流値がオンオフする回数をカウ
ントするカウンタを有している。
【0027】また、制御手段22の電流検出手段25には、
信号線23,24を介して操作手段30が接続されている。そ
して、この操作手段30は、手許操作部3に配設された停
止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13、強/弱設
定用のボタン14の操作に従い電流を制御する電流制御手
段31と、この電流制御手段31に対して並列に接続され掃
除動作により電流をオンオフする掃除動作検出手段とし
ての転がりセンサ32とを備えている。
【0028】そして、操作手段30の具体的な回路構成
は、図2に示す回路図のようになっている。
【0029】すなわち、制御手段22は、ホース2に配設
された2線の信号線23,24を介して操作手段30に接続さ
れている。この操作手段30は、信号線23,24間に、電流
制限用の抵抗R1 が接続されている。そして、抵抗R1
に対して並列に、停止設定用のボタン12により操作され
る常開のスイッチ35および抵抗R2 の直列回路、自動設
定用のボタン13により操作される常開のスイッチ36およ
び抵抗R3 の直列回路、強/弱設定用のボタン14により
操作される常開のスイッチ37および抵抗R4 の直列回路
が接続され、各ボタン12,13,14の操作により2線の信
号線23,24間に異なる電流値を出力する電流制御手段31
が構成されている。なお、抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4
の抵抗値は、それぞれ異なる抵抗値に設定されている。
【0030】また、信号線23,24間には、電流制御手段
31を電流制限用の抵抗R1 に対して並列に転がりセンサ
32が接続されている。この転がりセンサ32は、手許操作
部3に配設され、図示しない内部空間を有する略箱状の
本体内に配設され所定の間隙を介して対向する一対の電
極38,38と、本体内を転動可能な導電性を有し転動によ
り一対の電極38,38間を短絡する球体39とを備え、信号
線23,24間をオンオフするスイッチ構造となっている。
【0031】そして、制御手段22の電流検出手段25は、
操作手段30の操作により2線の信号線23,24間に出力さ
れる電流値を読み取る。また、制御手段22は、電流検出
手段25にて読み取る電流値が0となった場合あるいは0
であった電流値が所定の電流値以上となった場合には、
これら電流値が0あるいは所定値となった時点から図示
しないタイマが計時する。さらに、制御手段22は、電流
検出手段25が操作手段30から読み取る電流値が、タイマ
にて所定時間を計時する前に転がりセンサ32によりオン
オフする回数を図示しないカウンタにてカウントする。
【0032】次に、上記実施の形態の動作を図4に示す
タイミングチャートを参照して説明する。
【0033】まず、電気掃除機本体1にホース2を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状
態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30
からの電流を検出する。
【0034】すなわち、制御手段22は、図示しない電源
供給手段の定電圧Vccを信号線23,24間に印可する。そ
して、図4(c)に示すように、電流検出手段25が電流
値0であることを検出した場合は、2線の信号線23,24
間が解放されているので、図4(a)に示すように、ホ
ース2が外れて掃除待機状態となっていないと判断す
る。また、図4(c)に示すように、電流値がホース接
続の閾値i1 を越えたことを電流検出手段25で検出する
と、図4(a)に示すように、ホース2が接続され操作
手段30の各ボタン12,13,14が操作されていない掃除待
機状態となっていると判断する。
【0035】なお、ホース2が接続された状態では、ホ
ース2を接続する動作や掃除するためにホース2の握り
部11を握るなどの振動である掃除動作により、転がりセ
ンサ32の球体39が転動し、図4(b)に示すように、転
がりセンサ32の一対の電極38,38間の短絡および開放が
頻繁に生じる。そして、転がりセンサ32は、信号線23,
24間に接続された一対の電極38,38間がオンオフするス
イッチ構造であり、電流制御手段よりインピーダンスが
小さいので、転がりセンサ32が閉成する際には、信号線
23,24間に印可される電源供給手段からの定電圧Vcc
電流がそのまま流れる、すなわち図4(c)に示すよう
に、最大の電流値で流れる状態となる。このため、この
転がりセンサ32の短絡および開放が断続的に切り替わる
ことにより、制御手段22の電源供給手段からの定電圧V
ccの電流が電流制御手段31により可変された値および最
大の電流値に断続的に切り替わる。そして、電流検出手
段25は、図4(c)に示すように、電流の電流値を読み
取るすなわち電流制御手段31および転がりセンサ32から
の断続的に切り替わる電流の電流値を検出する。
【0036】また、電流検出手段25にて電流値を検出し
始めることにより、制御手段22の図示しないタイマおよ
びカウントも動作し始める。すなわち、電流検出手段25
にて読み取る電流値がオンオフすると次に電流値がオン
オフするまでタイマが計時を開始し、タイマが所定時間
T1を計時するまでオンオフが切り替わるとこの切り替
わり回数をカウントする。カウンタは、タイマが所定時
間T1を計時するとリセットする。
【0037】そして、図4(a)に示すように、操作手
段30の強/弱設定用のボタン14が操作されて電流制御手
段31のスイッチ37が閉成されると、図4(c)に示すよ
うに、転がりセンサ32が開放状態時に抵抗R4 により電
流検出手段25にて検出する電流値は閾値i4 を越え閾値
5 以下の電流値となるので、図4(e)に示すよう
に、制御手段22によりトライアックTrを制御して、電動
送風機21の入力を強の出力に制御する。なお、この電動
送風機21を駆動させて掃除する際には、例えば吸込口体
5を被掃除面である床面上を走行させるようにホース2
の握り部11を前後方向に押動または引動する。
【0038】この掃除動作により、図4(b)に示すよ
うに、転がりセンサ32は、信号線23,24間に接続された
一対の電極38,38間をオンオフする。そして、この信号
線23,24間がオンオフすることにより、インピーダンス
が電流制御手段より小さい転がりセンサ32に電源供給手
段からの定電圧Vccの電流が流れる。このため、電流検
出手段25は、図4(c)に示すように、転がりセンサ32
がオンの際に最大の電流値である定電圧Vccの電流が直
接流れ、すなわち閾値i5 を越えた電流値の電流が流
れ、転がりセンサ32がオフの際に電流制御手段31に電流
が流れて閾値i4を越え閾値i5 以下の電流値を読み取
る。また、制御手段22のタイマおよびカウンタは、電流
のオンオフのたびにリセットする。
【0039】そして、制御手段22は、電流検出手段25に
てタイマにて計時する所定時間T1を経過する前に最大
の電流値を断続的に読み取ることにより掃除中と判断
し、トライアックTrを制御して電動送風機21の入力を強
の出力に制御する。
【0040】ここで、例えば掃除中に電話の応対などの
ためにホース2を床面上に載置して掃除を中断すると、
図4(b)に示すように、転がりセンサ32の球体39が移
動しなくなる。このため、制御手段22の電流検出手段25
にて図示しないタイマにて計時する所定時間T1以上経
過しても閾値i5 を越えた最大の電流値を断続的に検出
しなくなると、制御手段22は掃除が中断されたものと判
断し、図4(e)に示すように、電動送風機21の入力を
少なくとも低減、例えば停止する。なお、停止せずに例
えば弱や弱より弱い入力など所定の入力に低減してもよ
い。さらに、制御手段22は、図4(d)に示すように、
掃除が中断して電動送風機21の入力を停止した制御をし
ていることを表示手段26の発光ダイオードを発光させて
発光部15を点灯させ表示する。
【0041】また、再びホース2が握られて掃除が開始
されると、図4(b)に示すように、この掃除動作によ
り転がりセンサ32の球体39が転動し、信号線23,24間に
接続された一対の電極38,38間を再びオンオフする。そ
して、この転がりセンサ32のオンオフによる閾値i5
越えた電流値の電流が断続的に流れることを、タイマに
て計時する所定時間T1を経過する前に電流検出手段25
が検出することにより、この最大電流値の電流が断続的
に流れることを制御手段22の図示しないカウンタにてカ
ウントする。そして、カウンタにて所定回数、例えば2
回以上最大電流の断続をカウントすると、制御手段22は
掃除動作を検出して掃除するものと判断し、図4(e)
に示すように、電動送風機21を従前、すなわち電動送風
機21の駆動を一時停止する前の駆動状態である強の出力
に制御する。さらに、制御手段22は、図4(d)に示す
ように、表示手段26の発光ダイオードを消灯させ、掃除
が中断して電動送風機21の入力を停止している旨の表示
を停止させる。
【0042】そして、掃除が継続し掃除動作によりタイ
マが所定時間T1を計時する前に転がりセンサ32が電源
供給手段からの定電圧Vccの電流をオンオフしてカウン
タが2回以上をカウントしている間に、図4(a)に示
すように、強/弱設定用のボタン14が再び操作され再び
スイッチ37が閉成されると、図4(c)に示すように、
転がりセンサ32が開放状態時に抵抗R4 により電流検出
手段25にて検出する電源供給手段からの定電圧Vccの電
流値は再び閾値i4 を越え閾値i5 以下の電流値となる
ので、制御手段22はすでに強の出力に制御していること
から、図4(e)に示すように、電動送風機21の入力を
弱の出力に制御する。
【0043】また、図4(a)に示すように、自動設定
用のボタン13が操作されて電流制御手段31のスイッチ36
が閉成されると、図4(c)に示すように、転がりセン
サ32が開放状態時に抵抗R3 により電流検出手段25にて
検出する電源供給手段からの定電圧Vccの電流値は閾値
3 を越え閾値i4 以下の電流値となるので、図4
(e)に示すように、電動送風機21の入力を例えば床面
の種類や電動送風機21の吸引側である負圧の状態などに
より適宜所定の駆動状態に制御する。
【0044】そして、図4(c)に示すように、再び掃
除が中断されて転がりセンサ32の球体39が移動しなくな
ると、上述したように図示しないタイマにて計時する所
定時間T1以上経過しても閾値i5 を越えた最大の電流
値を断続的に検出しなくなると、制御手段22は掃除が中
断されたものと判断し、図4(e)に示すように、電動
送風機21の入力を低減、例えば停止する。さらに、制御
手段22は、図4(d)に示すように、掃除が中断して電
動送風機21を停止していることを表示手段26にて表示さ
せる。
【0045】また、再びホース2が握られる掃除動作に
て掃除が開始されて、図4(b)に示すように、転がり
センサ32の球体39が転動し信号線23,24間に接続された
一対の電極38,38間が再びオンオフすると、上述したよ
うに、タイマにて計時する所定時間T1を経過する前に
最大の電流値を断続的に検出することを制御手段22の図
示しないカウンタにてカウントする。そして、カウンタ
にて所定回数、例えば2回以上最大電流の断続をカウン
タすると、制御手段22は掃除動作を検出して掃除するも
のと判断し、図4(e)に示すように、電動送風機21を
従前、すなわち電動送風機21の駆動を停止する前の駆動
状態である自動制御に制御する。さらに、制御手段22
は、図4(d)に示すように、表示手段26にて掃除が中
断して電動送風機21の入力を低減している旨の表示を停
止させる。
【0046】そして、図4(a)に示すように、停止設
定用のボタン12が操作されて電流制御手段31のスイッチ
35が閉成されると、図4(c)に示すように、転がりセ
ンサ32が開放状態時に抵抗R2 により電流検出手段25に
て検出する電源供給手段からの定電圧Vccの電流値は閾
値i2 を越え閾値i3 以下の電流値となるので、図4
(e)に示すように、電動送風機21の入力を停止する。
【0047】上述したように、上記実施の形態では、電
動送風機21の駆動状態を設定する操作手段30の設定操作
に対応して電源供給手段25からの電源の電流値を電流制
御手段31にて可変するとともに、転がりセンサ32にて検
出した掃除動作に対応して電源供給手段25からの電源を
電流制御手段31にて可変する電流値より大きい電流値に
オンオフし、これら電流制御手段31および転がりセンサ
32からの電流を電流検出手段25にて検出し、検出した電
流値に基づいて電動送風機21を対応する設定操作した駆
動状態に制御するとともに、最大の電流値の検出状況に
基づいて電動送風機21の駆動を制御するため、操作手段
30の電動送風機21の駆動状態を設定する設定操作により
可変させる電流値を伝送するラインである2線の信号線
23,24を利用して、操作手段30の設定操作の内容と掃除
動作とを認識でき、例えばホース2の接続および非接続
状態と転がりセンサ32が掃除動作を認識しないで電極3
8,38間が開放する状態とを区別して、設定操作および
掃除動作に対応した制御が確実にでき、きめ細かい制御
を得ることができるとともに、2線の信号線23,24で制
御できることから、構造を簡略化でき、製造性の向上お
よびコストの低減が得られ、ホース2の軽量化も図るこ
とができる。
【0048】そして、掃除動作を検出することにより、
操作手段30の設定操作により可変される電流値より大き
い電流値に可変させる構成として、電流制御手段31に並
列に掃除動作に対応して開閉するインピーダンスが小さ
いスイッチ構造の転がりセンサ32を設けたため、容易に
2線の信号線23,24で設定操作および掃除動作に対応し
た電流値に可変した制御ができ、構造が簡略化し、製造
性が向上するとともに、軽量小型化でき、コストも低減
できる。
【0049】また、掃除動作に対応して2線の信号線2
3,24を開閉する転がりセンサ32を用い、この転がりセ
ンサ32が2線の信号線23,24間を開閉することによる断
続的な最大電流値を検出しない場合には、掃除が中断ま
たは中止されたと判断して電動送風機21の入力を低減ま
たは停止するため、掃除の中断または中止の際に無用に
電動送風機21が駆動することを防止でき、操作手段30に
て電動送風機21の駆動を低減または停止させる設定操作
も不要となり、掃除効率を向上できる。
【0050】さらに、掃除動作により電流をオンオフす
る転がりセンサ32を、掃除動作により最も振動が加わり
やすい位置であるホース2の手許操作部3に設け、掃除
動作を検出しない、すなわち転がりセンサ32が電流をオ
ンオフしない場合には、掃除が中断されたと判断して電
動送風機21を停止させるため、簡単な構造で確実に掃除
の中断あるいは中止を認識でき、掃除の中断による無駄
な電動送風機21の駆動を防止して、掃除コストの低減お
よび騒音の防止ができる。
【0051】また、掃除動作が検出されずに電動送風機
21を停止させた際には、表示手段26にて表示するため、
操作手段30の設定操作により停止した場合ではなく、掃
除動作が検出されないために停止させた旨を明確に掃除
作業者に報知でき、例えば掃除作業者が故障したものと
誤判断することを防止できる。
【0052】そして、電流検出手段25にて電流制御手段
31を介した電流および転がりセンサ32を介した電流の双
方を兼用して検出するため、電流を検出するための構成
が1つでよく、構造を簡略化できる。
【0053】なお、上記実施の形態において、電気掃除
機本体1にホース2を介して延長管4や吸込口体5を接
続するキャニスタ型の電気掃除機について説明したが、
電気掃除機本体1に吸込口体5が直接接続されるアップ
ライト型など、いずれの電気掃除機でも適用できる。
【0054】そして、制御手段22にカウンタを設け、所
定時間内にオンオフした状態をカウントして、所定回
数、例えば2回カウントした際には、掃除動作を検出し
ているものとして説明したが、カウンタを設けず、単に
所定時間内にオンオフされたことを検出することによ
り、停止制御を解除して従前の駆動状態に制御したり、
所定の駆動状態に制御するなどしてもよい。
【0055】また、報知手段として表示手段26を設けて
説明したが、例えばブザーや音声装置などの発音手段を
用いてもよい。なお、ブザーを用いた場合には、手許操
作部3にマイクロコンピュータなどの衝撃に弱い部品を
用いることなく2線の信号線23,24で制御できる。
【0056】さらに、操作手段30の設定操作の設定内容
を異なる抵抗値の抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4 にて電流
値を可変して説明したが、他のいずれの方法で可変して
もよい。
【0057】そして、掃除動作検出手段として転がりセ
ンサ32を用い掃除動作による振動を検出して説明した
が、掃除動作に基づく振動や負圧の変化などを検出して
掃除動作を検出可能ないずれの構成でもできる。
【0058】また、例えば吸込口体5にこの吸込口体5
の床面上での走行を補助する回転体としての走行輪や床
面からの塵埃を掻き取る回転体としての回転清掃体を配
設するとともに、走行輪や回転清掃体を回転駆動させる
電動機を設け、この電動機を操作手段の設定操作や掃除
動作に対応して適宜駆動制御してもよい。
【0059】すなわち、例えば図5に示すように、電源
コードおよび電力制御用のトライアックTr1 を介して商
用交流電源eに電動機40を接続するとともに、トライア
ックTr1 のゲートに制御手段22を接続する。また、手許
操作部3に電動機40をオンオフさせるための図示しない
電動機用のボタンを配設し、この電動機用のボタンの設
定操作により電動機40を駆動させ、転がりセンサ32が所
定時間T1以上オンオフしなくなった際に、電動送風機
21の駆動とともに電動機40の駆動を一時的に低減あるい
は停止させる制御をしてもよい。
【0060】次に、本発明の電気掃除機の他の実施の形
態を図6および図7に示すタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0061】この図6に示す実施の形態は、上記図1な
いし図4に示す実施の形態の所定時間T1経過しても掃
除動作を検出しない場合に電動送風機21の駆動を停止
し、再び掃除動作を検出すると従前の駆動状態に復帰す
る構成の代わりに、所定時間T1より長い時間に掃除動
作を検出しない場合には復帰しないで掃除を再開させな
いものである。
【0062】すなわち、電気掃除機本体1にホース2を
接続するとともに、図示しない電源コードを介して商用
交流電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待
機状態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手
段30からの電流を検出する。
【0063】すなわち、制御手段22は、図示しない電源
供給手段の定電圧Vccを信号線23,24間に印可し、図6
(c)および図7(c)に示すように、電流検出手段25
が電流値0であることを検出した場合は、2線の信号線
23,24間が解放されているので、図6(a)および図7
(a)に示すように、ホース2が外れて掃除待機状態と
なっていないと判断する。また、図6(c)および図7
(c)に示すように、電流値がホース接続の閾値i1
越えたことを電流検出手段25で検出すると、図6(a)
および図7(a)に示すように、ホース2が接続され操
作手段30の各ボタン12,13,14が操作されていない掃除
待機状態となっていると判断する。
【0064】なお、ホース2が接続された状態では、上
記図1ないし図4に示す実施の形態と同様に、ホース2
を接続する動作や掃除するためにホース2の握り部11を
握るなどの振動である掃除動作により、転がりセンサ32
の球体39が転動し、図6(b)および図7(b)に示す
ように、転がりセンサ32の一対の電極38,38間の短絡お
よび開放が頻繁に生じ、電流検出手段25は、図6(c)
および図7(c)に示すように、電流の電流値を読み取
るすなわち電流制御手段31および転がりセンサ32からの
断続的に切り替わる電流の電流値を検出する。また、電
流検出手段25にて電流値を検出し始めることにより、制
御手段22の図示しないタイマおよびカウントも動作し始
める。
【0065】そして、図6(a)および図7(a)に示
すように、操作手段30の強/弱設定用のボタン14が操作
されて電流制御手段31のスイッチ37が閉成されると、図
6(c)および図7(c)に示すように、転がりセンサ
32が開放状態時に抵抗R4 により電流検出手段25にて検
出する電流値は閾値i4 を越え閾値i5 以下の電流値と
なるので、図6(e)および図7(e)に示すように、
制御手段22によりトライアックTrを制御して、電動送風
機21の入力を強の出力に制御する。なお、この電動送風
機21を駆動させて掃除する際には、例えば吸込口体5を
被掃除面である床面上を走行させるようにホース2の握
り部11を前後方向に押動または引動する。
【0066】この掃除動作により、図6(b)および図
7(b)に示すように、転がりセンサ32は信号線23,24
間をオンオフし、電流検出手段25は、図6(b)および
図7(b)に示すように、転がりセンサ32がオンの際に
最大の電流値である定電圧Vccの電流が直接流れ、すな
わち閾値i5 を越えた電流値の電流が流れ、転がりセン
サ32がオフの際に電流制御手段31に電流が流れて閾値i
4 を越え閾値i5 以下の電流値を読み取る。また、制御
手段22のタイマおよびカウンタは、電流のオンオフのた
びにリセットする。そして、制御手段22は、電流検出手
段25にてタイマにて計時する所定時間T1を経過する前
に最大の電流値を断続的に読み取ることにより掃除中と
判断し、トライアックTrを制御して電動送風機21の入力
を強の出力に制御する。
【0067】ここで、例えば掃除中に電話の応対などの
ためにホース2を床面上に載置して掃除を中断すると、
図6(c)および図7(c)に示すように、転がりセン
サ32の球体39が移動しなくなる。このため、制御手段22
の電流検出手段25にて図示しないタイマにて計時する所
定時間T1以上経過しても閾値i5 を越えた最大の電流
値を断続的に検出しなくなると、制御手段22は掃除が中
断されたものと判断し、図6(e)および図7(e)に
示すように、電動送風機21の入力を低減、例えば停止す
る。なお、停止せずに例えば弱や弱より弱い入力など所
定の入力に低減してもよい。さらに、制御手段22は、図
6(d)および図7(d)に示すように、掃除が中断し
て電動送風機21の入力を低減した制御をしていることを
表示手段26の発光ダイオードを発光させて発光部15を点
灯させて表示させる。なお、制御手段22は、電動送風機
21を停止制御するとともに、タイマをリセットして再び
タイマにて計時させる。
【0068】そして、タイマが所定時間T2を計時する
前に再びホース2が握られて掃除が開始されると、図6
(b)および図7(b)に示すように、掃除動作により
転がりセンサ32の球体39が転動し、信号線23,24間に接
続された一対の電極38,38間を再びオンオフする。そし
て、この転がりセンサ32のオンオフによる閾値i5 を越
えた電流値の電流が断続的に流れることをタイマにて計
時する所定時間T2を経過する前に電流検出手段25が検
出すると、図6(e)および図7(e)に示すように、
制御手段22は掃除が再開されたと判断して、電動送風機
21を従前、すなわち電動送風機21の駆動を停止する前の
駆動状態である強の出力に制御する。さらに、制御手段
22は、図6(d)および図7(d)に示すように、表示
手段28の発光ダイオードを消灯させ、掃除が中断して電
動送風機21の入力を低減している旨の表示を停止させ
る。
【0069】この後、掃除形態に対応して操作手段30の
強/弱設定用のボタン14、および、自動設定用のボタン
13を操作することにより、図1ないし図4に示す実施の
形態と同様に、適宜電動送風機21の入力を可変制御す
る。
【0070】そして、図6(b)および図7(b)に示
すように、再び掃除が中断されて転がりセンサ32の球体
39が移動しなくなり、上述したように電流検出手段25が
図示しないタイマにて計時する所定時間T1以上経過し
ても閾値i5 を越えた最大の電流値を断続的に検出しな
くなると、制御手段22は掃除が中断されたものと判断す
る。そして、図6(e)および図7(e)に示すよう
に、電動送風機21の入力を低減、例えば停止する。さら
に、制御手段22は、図6(d)および図7(d)に示す
ように、掃除が中断して電動送風機21を停止しているこ
とを表示手段26にて表示させる。そして、制御手段22
は、この電動送風機21の停止とともに、タイマをリセッ
トして再びタイマにて計時する。
【0071】さらに、制御手段22は、図6(c)および
図7(c)に示すように、タイマが所定時間T2を計時
しても電流検出手段25が閾値i5 を越えた最大の電流値
を断続的に検出しなくなると、図6(d)および図7
(d)に示すように、表示手段26にて掃除が中断して電
動送風機21の入力を低減している旨の表示を停止させ、
電流検出手段25が所定時間T2を経過した後に、図6
(b)および図7(b)に示すように、転がりセンサ32
の球体39が転動し閾値i5 を越えた最大の電流値を断続
的に検出しても、制御手段22は掃除が中止、あるいは、
ホース2の電気的な非接続状態、すなわちホース2が機
械的に外れたり、2線の信号線23,24などの断線などの
電気的な開放などの故障と判断して掃除待機状態とな
り、図6(a)および図7(a)に示すように、操作手
段30の入力待機状態、すなわち操作手段30の設定入力が
行われない限り、図6(e)および図7(e)に示すよ
うに、電動送風機21を駆動させない制御をする。
【0072】上述したように、所定時間T1の間に掃除
動作が検出されずに電動送風機21の停止制御をし、さら
にこの電動送風機21の停止制御している所定時間T2の
間にさらに掃除動作が検出されない場合には、掃除中止
あるいはホース2が非接続状態となった非掃除状態とな
ったと判断して、この後に掃除動作を検出しても電動送
風機21を復帰させないため、掃除終了後に電気掃除機本
体1を搬送して収容する際に電動送風機21が駆動してし
まうなどの誤作動することを防止でき、また掃除作業者
にホース2が電気的に非接続状態となっていることを報
知することができる。なお、操作手段30の設定入力によ
り、ホース2が接続され故障していなければ再び電動送
風機21を駆動できるため、掃除作業が煩雑となることは
ない。
【0073】なお、上記図6および図7に示す実施の形
態において、電動送風機21の停止中に表示手段26を表示
させ、所定時間T2の経過後に電動送風機21を復帰させ
ない制御の際には表示手段26を表示させずに説明した
が、所定時間T2の経過後に電動送風機21を復帰させな
い制御の際に異なる表示、例えば表示手段26を点滅表示
させるなどしてもよい。この構成によれば、故障ではな
く、所定時間T2の経過後に電動送風機21を復帰させな
い制御をしている旨を掃除作業者に報知できる。
【0074】次に、本発明の電気掃除機のさらに他の実
施の形態を図8および図9を参照して説明する。
【0075】この図8および図9に示す実施の形態は、
上記図5に示す実施の形態の転がりセンサ32の代わりに
掃除動作検出手段としての床面検出手段である絨毯検出
手段41を設けたものである。
【0076】すなわち、電源コードおよび電力制御用の
トライアックTr,Tr1 を介して商用交流電源eに、電気
掃除機本体1内に収容した電動送風機21および吸込口体
5内に収容した電動機40がそれぞれ接続されるととも
に、トライアックTr,Tr1 のゲートには制御手段22が接
続される。また、手許操作部3には、停止設定用のボタ
ン12、自動設定用のボタン13および強/弱設定用のボタ
ン14が配設されている。なお、電動機40をオンオフさせ
るための図示しない電動機用のボタンは配設されていな
い。さらに、吸込口体5内には、電動機40の回転駆動に
より回転する回転体としての回転清掃体である図示しな
い回転ブラシが回転自在に配設されている。
【0077】一方、絨毯検出手段41は、吸込口体5の下
面である被掃除面としての床面に対向する面に臨んで配
設され、吸込口体5の上下方向に沿って軸方向を有する
略針状の検出部42を有している。また、絨毯検出手段41
は、検出部42の先端部である下端を常時吸込口体5の下
面から下方に向けて付勢する付勢手段としてのコイルス
プリング43を有している。さらに、絨毯検出手段41は、
所定の間隙を介して対向する一対の電極44,44を備えて
いる。また、検出部42の基端部には、床面が板の間や畳
などの比較的平坦な場合には検出部42の先端部は常時床
面に接触してコイルスプリング43の付勢に抗して検出部
42が吸込口体5の下面から後退することにより一対の電
極44,44から離間し、床面が絨毯ように比較的凹凸のあ
る場合には検出部42の先端部がコイルスプリング43の付
勢により絨毯の毛の間に入り込んで一対の電極44,44に
当接し検出部42の抜け落ちを防止する導電性を有した端
子部45が設けられ、絨毯検出手段41は信号線23,24間を
開放および短絡するスイッチ構造となっている。
【0078】そして、絨毯検出手段41は、ホース2の2
線の信号線23,24に着脱可能に接続される延長管4およ
び吸込口体5に配設された2線の信号線46,47に着脱可
能に接続される。なお、この絨毯検出手段41は、電流制
御手段31に対して並列に接続される。
【0079】次に、上記図8および図9に示す実施の形
態の動作を説明する。
【0080】まず、電気掃除機本体1にホース2を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状
態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30
からの電流を検出する。
【0081】すなわち、制御手段22は、図5に示す実施
の形態と同様に、図示しない電源供給手段の定電圧Vcc
を信号線23,24間に印可し、図9(c)に示すように、
電流検出手段25が電流値0であることを検出した場合
は、2線の信号線23,24間が解放されているので、図9
(a)に示すように、ホース2が外れて掃除待機状態と
なっていないと判断する。また、図9(c)に示すよう
に、電流値がホース接続の閾値i1 を越えたことを電流
検出手段25で検出すると、図9(a)に示すように、ホ
ース2が接続され操作手段30の各ボタン12,13,14が操
作されていない掃除待機状態となっていると判断する。
【0082】そして、図9(a)に示すように、操作手
段30の強/弱設定用のボタン14が操作されて電流制御手
段31のスイッチ37が閉成されると、図9(c)に示すよ
うに、インピーダンスの小さい絨毯検出手段41が信号線
23,24に接続される信号線46,47間を開放した状態時に
抵抗R4 により電流検出手段25にて検出する電流値は閾
値i4 を越え閾値i5 以下の電流値となるので、図9
(e)に示すように、制御手段22によりトライアックTr
を制御して、電動送風機21の入力を強の出力に制御す
る。なお、この電動送風機21を駆動させて掃除する際に
は、例えば吸込口体5を被掃除面である床面上を走行さ
せるようにホース2の握り部11を前後方向に押動または
引動し、吸込口体5を被掃除面としての床面である板の
間や畳上を走行させる。
【0083】この吸込口体5が板の間や畳などの比較的
平坦な床面上を走行する際には、絨毯検出手段41の検出
部42の先端部は常時床面に当接して端子部45が一対の電
極44,44から離間し、図9(b)に示すように、信号線
46,47間が開放されて制御手段22からの定電圧Vccは電
流制御手段31を介して流れる状態となる。
【0084】また、同様に吸込口体5を床面である絨毯
上で走行させると、絨毯検出手段41の検出部42の先端部
が絨毯の毛の間に入り込むように吸込口体5の下面から
進出したり、絨毯の毛を乗り越えるように吸込口体5の
下面から後退するように進退する。この検出部42の進退
により、絨毯検出手段41の端子部45が一対の電極44,44
と接触および離間が繰り返される。このため、図9
(b)に示すように、信号線46,47間がオンオフし、絨
毯検出手段41がオンの際に最大の電流値である定電圧V
ccの電流が直接流れ、すなわち閾値i5 を越えた電流値
の電流が流れ、絨毯検出手段41がオフの際に電流制御手
段31に電流が流れてホースが接続されている状態の閾値
1 を越えた電流が流れ、電流検出手段25は、図9
(c)に示すように、タイマにて計時する所定時間T1
を経過する前に断続的に流れる閾値i5 を越えた最大の
電流値を読み取る。この電流検出手段25による断続的な
最大の電流値を検出することにより、制御手段22は掃除
動作により吸込口体5が床面上を走行しその床面が絨毯
である旨を認識する。
【0085】そして、制御手段22は、ゴミ取れ性を向上
すべく、図9(e)に示すようにトライアックTrを制御
して電動送風機21の入力を強の出力に制御する、すなわ
ち強の制御を維持し、かつ図9(f)に示すようにトラ
イアックTr1 を制御して電動機40をオン制御するととも
に、図9(d)に示すように、表示手段26にて電動機40
が駆動、すなわち回転ブラシが回転している旨を表示す
る。
【0086】また、例えば掃除する床面が絨毯でない板
の間や畳などに移った場合には、絨毯検出手段41の検出
部42の先端部が常時床面に接触した状態となるので、図
9(b)に示すように、絨毯検出手段41の端子部45が一
対の電極44,44から離間したままの状態となり、図9
(c)に示すように、電流検出手段25は最大の電流値を
断続的に検出しなくなる。そして、制御手段22のタイマ
にて所定時間T1を計時するまでに、カウンタが最大の
電流値を認識しない場合には、制御手段22は絨毯検出手
段41が絨毯を検出しない、すなわち絨毯でない板の間や
畳などの比較的平坦な床面を掃除していると判断し、図
9(e)に示すように電動送風機21を従前、すなわち強
の状態に維持しつつ、図9(f)に示すように電動機40
をオフ制御し、図9(d)に示すように、表示手段26の
表示を停止する。
【0087】そして、再び強/弱設定用のボタン14が操
作されてスイッチ37が閉成されると、図9(c)に示す
ように、絨毯検出手段41がオフ状態で抵抗R4 により電
流検出手段25にて検出する電流値は再び閾値i4 を越え
閾値i5 以下の電流値となるので、制御手段22はすでに
強の出力に制御していることから、図9(e)に示すよ
うに、電動送風機21の入力を弱の出力に制御する。
【0088】また、図9(a)に示すように、操作手段
30の自動設定用のボタン14が操作されて電流制御手段31
のスイッチ36が閉成されると、図9(c)に示すよう
に、絨毯検出手段41が信号線23,24に接続される信号線
46,47間を開放した状態時に抵抗R3 により電流検出手
段25にて検出する電流値は閾値i3 を越え閾値i4 以下
の電流値となるので、図9(e)に示すように、制御手
段22によりトライアックTrを制御して、電動送風機21の
入力を例えば床面の種類や電動送風機21の吸引側である
負圧の状態などにより適宜所定の駆動状態に制御する。
【0089】そして、吸込口体5を床面である絨毯上で
走行させると、上述したように、図9(b)に示すよう
に信号線46,47間がオンオフし、電流検出手段25は、図
9(c)に示すように、タイマにて計時する所定時間T
1を経過する前に断続的に流れる閾値i5 を越えた最大
の電流値を読み取る。この最大の電流値の検出により、
制御手段22は、床面が絨毯である旨を認識し、図9
(e)に示すようにトライアックTrを制御して電動送風
機21の入力を強の出力に制御する、すなわち強の制御を
維持し、かつ図9(f)に示すようにトライアックTr1
を制御して電動機40をオン制御するとともに、図9
(d)に示すように、表示手段26にて電動機40が駆動、
すなわち回転ブラシが回転している旨を表示する。
【0090】さらに、再び例えば掃除する床面が絨毯で
ない板の間や畳などに移った場合には、図9(b)に示
すように絨毯検出手段41の端子部45が一対の電極44,44
から離間したままの状態となり、図9(c)に示すよう
に電流検出手段25は最大の電流値を断続的に検出しなく
なる。そして、制御手段22のタイマにて所定時間T1を
計時するまでに、カウンタが最大の電流値を認識しない
場合には、制御手段22は絨毯検出手段41が絨毯を検出し
ない、すなわち絨毯でない板の間や畳などの比較的平坦
な床面を掃除していると判断し、図9(e)に示すよう
に電動送風機21を従前、すなわち自動制御しつつ、図9
(f)に示すように電動機40をオフ制御し、図9(d)
に示すように、表示手段26の表示を停止する。
【0091】また、所定時間T2までに絨毯検出手段41
が絨毯を検出しない場合には、図6および図7に示す実
施の形態と同様に、掃除が中断や中止あるいはホース2
の電気的な非接続状態、すなわちホース2が機械的に外
れたり、2線の信号線23,24などの断線などの電気的な
開放などの故障と判断し、電動機40とともに電動送風機
21の駆動も低減、例えば停止し、所定時間T2を経過し
た後に絨毯検出手段41が絨毯を検出、すなわち電流検出
手段25が絨毯検出手段41の電流のオンオフを検出して
も、操作手段30の入力待機状態、すなわち操作手段30の
設定入力が行われない限り、図9(e),(f)に示す
ように電動送風機21および電動機40を駆動させない制御
をする。
【0092】そして、図9(a)に示すように、停止設
定用のボタン12が操作されて電流制御手段31のスイッチ
35が閉成されると、図9(c)に示すように、転がりセ
ンサ32が開放状態時に抵抗R2 により電流検出手段25に
て検出する電源供給手段からの定電圧Vccの電流値は閾
値i2 を越え閾値i3 以下の電流値となるので、図9
(e)に示すように、電動送風機21の入力を停止する。
【0093】上述したように、上記図8および図9に示
す実施の形態では、図1ないし図4に示す実施の形態や
図5に示す実施の形態の効果に加え、電流検出手段25に
て検出する操作手段30の絨毯検出手段41による信号線2
3,24間のオンオフ状態による断続的な最大の電流値を
検出することにより被掃除面である床面を絨毯と判断
し、絨毯に対応して電動送風機21や電動機40の駆動を制
御するため、別途操作手段30を床面の種類である絨毯か
否かに対応して電動機40の駆動状態を設定操作すること
なく、2線の信号線23,24の簡単な構成で自動的に電動
送風機21および電動機40の駆動状態を被掃除面に対応し
て制御でき、掃除作業性を向上できる。
【0094】さらに、絨毯検出手段41が所定時間T1お
よび所定時間T2を経過しても電流のオンオフが生じな
い場合には、掃除していないなどの掃除動作を認識して
電動送風機21をも制御するので、例えば掃除中に電話の
応対などのためにホース2を床面上に載置して掃除を中
断した場合でも、吸込口体5が床面上を走行しないで停
止した状態となり、絨毯検出手段41にて電流がオン状態
あるいはオフ状態となるので絨毯を検出しないことから
電動機40がオフ制御され、無用に電動機40が駆動して非
経済的となることを防止できるとともに、電気掃除機本
体1のそばに掃除作業者がいなくなっても、電動機40が
停止するので、周りのものを巻き取るなどのおそれもな
く、2線の信号線23,24の簡単な構成でも掃除性を向上
できる。なお、再び掃除を再開することにより絨毯検出
手段41が絨毯を検出すれば電動機40が駆動するので、操
作手段30にて設定操作することなく掃除を再開できる。
【0095】また、操作手段30の設定操作では表示手段
26にて表示せず、絨毯検出手段41にて絨毯を検出し電動
機40をオン制御した際に表示手段26にて表示するため、
2つの異なる制御である、操作手段30による設定操作に
対応した制御と絨毯検出手段41による信号線46,47間の
オンオフ状態に対応した制御とを異なる状態で表示する
ので、制御による駆動状態を容易に認識できる。
【0096】さらに、掃除動作検出手段としての絨毯検
出手段41を着脱可能に接続される吸込口体5に設け、制
御手段22に対して電気的に接続および非接続状態に接続
可能としたため、例えば操作手段30を備えた手許操作部
3を有するホース2に延長管4を介して吸込口体5を接
続して掃除する形態や吸込口体5を用いずにホース2に
隙間ノズルなどの他の吸込口体を接続して掃除する形態
などでも、2線の信号線23,24で操作手段30の設定操作
に対応して電動送風機21の駆動の制御ができ、制御可能
な掃除形態を増大でき、掃除性を向上できる。
【0097】なお、上記図8および図9に示す実施の形
態において、床面の種類である絨毯の際に電動送風機21
および電動機40の双方を駆動させる制御をしたが、例え
ば絨毯の場合には電動送風機21あるいは電動機40のみを
駆動制御し、電動機40のオンオフは手許の操作により行
うなどしてもよい。
【0098】また、床面の種類として絨毯か否かを判断
する構造の絨毯検出手段41を用いたが、例えば板の間、
畳、絨毯などの複数種類を検出できる構造のものや、電
動送風機21の負圧あるいは光センサなど絨毯の種類を検
出するなどしてもよい。
【0099】さらに、検出部42を針状に形成して説明し
たが、例えばローラなど床面に対して転動する構成とし
てもよい。この構成によれば、検出部42が接触する床面
を傷つけることがない。
【0100】また、絨毯検出手段41を検出部42が絨毯の
場合のみ絨毯の毛の間に先端部が入り込んで信号線46,
47間をオンオフし、床面が板の間や絨毯などの比較的平
坦な場合には常時検出部42の先端が床面に当接して電流
を常時オフさせる構成について説明したが、例えば床面
が板の間や畳などの比較的平坦な場合には検出部42の先
端部は床面に接触せずに端子部45が一対の電極44,44に
当接して常時オン状態とし、床面が絨毯ように比較的凹
凸のある場合には絨毯の毛が検出部42の先端部に接触し
て付勢に抗して検出部42を吸込口体5の下面から後退す
ることにより一対の電極44,44から端子部45が離間して
オンオフさせる構成などでもできる。この構成によれ
ば、板の間や畳を傷つけることがない。
【0101】次に、本発明のさらに他の実施の形態を図
10および図11を参照して説明する。
【0102】この図10および図11に示す実施の形態
は、上記図8および図9に示す実施の形態の電動機40お
よび絨毯検出手段41を備えた吸込口体5に代えて、ホー
ス2の2線の信号線23,24に着脱可能に接続される延長
管4に配設された2線の信号線46,47に着脱可能に接続
される転がりセンサ32を備えた隙間ノズルを用いたもの
である。
【0103】そして、掃除に際しては、まず例えば電気
掃除機本体1にホース2、延長管4および掃除動作検出
手段を有しない床面掃除用の吸込口体5を接続するとと
もに、図示しない電源コードを介して商用交流電源eを
供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状態によ
り、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30からの
電流を検出する。
【0104】すなわち、制御手段22は、図8および図9
に示す実施の形態と同様に、図示しない電源供給手段の
定電圧Vccを信号線23,24間に印可し、図11(c)に
示すように、電流検出手段25が電流値0であることを検
出した場合は、2線の信号線23,24間が解放されている
ので、図11(a)に示すように、ホース2が外れて掃
除待機状態となっていないと判断する。また、図11
(c)に示すように、電流値がホース接続の閾値i1
越えたことを電流検出手段25で検出すると、図11
(a)に示すように、ホース2が接続され操作手段30の
各ボタン12,13,14が操作されていない掃除待機状態と
なっていると判断する。
【0105】そして、図11(a)に示すように、操作
手段30の強/弱設定用のボタン14が操作されて電流制御
手段31のスイッチ37が閉成されると、図11(c)に示
すように、回転検出手段52が信号線23,24に接続される
信号線46,47間を開放した状態時に抵抗R4 により電流
検出手段25にて検出する電流値は閾値i4 を越え閾値i
5 以下の電流値となるので、図9(e)に示すように、
制御手段22によりトライアックTrを制御して、電動送風
機21の入力を強の出力に制御する。この状態で、ホース
2の握り部11を前後方向に押動または引動し、吸込口体
5を被掃除面としての床面である板の間や畳上を走行さ
せる。なお、吸込口体5には、掃除動作検出手段が配設
されていない、すなわち電流制御手段31に並列に転がり
センサ32が接続されていないため、図11(c)に示す
ように電流制御手段31に流れる閾値i1 を越えた電流を
電流検出手段25が検出している状態となる。
【0106】ここで、吸込口体5に代えて転がりセンサ
32を備え隙間ノズルを接続する。この隙間ノズルを接続
することにより、ホース2の電流制御手段31に対して並
列に、転がりセンサ32が2線の信号線23,24間に位置し
て延長管4に配設された2線の信号線46,47を介して接
続される。この状態で、制御手段22の電流検出手段25に
転がりセンサ32が接続される。
【0107】そして、この隙間ノズルを接続した状態で
掃除すると、転がりセンサ32の球体39が転動し、図11
(b)に示すように、転がりセンサ32の一対の電極38,
38間の短絡および開放が頻繁に生じて信号線46,47間が
オンオフする。このため、転がりセンサ32がオンの際に
最大の電流値である定電圧Vccの電流が直接流れ、すな
わち閾値i5 を越えた電流値の電流が流れ、転がりセン
サ32がオフの際に電流制御手段31に電流が流れてホース
が接続されている状態の閾値i1 を越えた電流が流れ、
電流検出手段25は、図11(c)に示すように、タイマ
にて計時する所定時間T1を経過する前に断続的に流れ
る閾値i5 を越えた最大の電流値を読み取る。この電流
検出手段25による断続的な最大の電流値を検出すること
により、制御手段22は隙間ノズルが接続されて掃除され
ていると判断し、トライアックTrを適宜制御して、電動
送風機21の入力を適宜可変して自動の制御をする。な
お、自動の制御をせずに例えば弱や弱より弱い入力など
所定の入力で制御してもよい。さらに、制御手段22は、
図11(d)に示すように、隙間ノズルにて掃除中であ
る旨を表示手段28の発光ダイオードを点灯させて表示さ
せる。
【0108】ここで、例えば掃除中に電話の応対などの
ためにホース2を床面上に載置して掃除を中断すると、
図11(b)に示すように、隙間ノズルの転がりセンサ
32の球体39が移動しなくなる。このため、図11(c)
に示すように、電流検出手段25は最大の電流値を断続的
に検出しなくなる。そして、制御手段22のタイマにて所
定時間T1を計時するまでに、カウンタが最大の電流値
を認識しない場合には、制御手段22は隙間ノズルによる
掃除が中断や中止あるいは隙間ノズルが取り外されて例
えば吸込口体5による掃除や、吸込口体、隙間ノズルな
どを用いずホース2のみの掃除などの他の掃除の形態で
掃除が行われているものと判断し、図11(e)に示す
ように、電動送風機21の入力を従前、すなわち電動送風
機21の駆動を停止する前の駆動状態である強の出力に制
御する。さらに、制御手段22は、図11(d)に示すよ
うに、表示手段26の発光ダイオードを消灯させ、隙間ノ
ズルにより掃除中である旨の表示を停止させる。なお、
制御手段22は、電動送風機21を従前の駆動状態に復帰さ
せる制御をするとともに、タイマをリセットして再びタ
イマにて計時させる。
【0109】そして、タイマが所定時間T2を計時する
前に、再び隙間ノズルによる掃除が再開されたり、図1
1(b)に示すように再び強/弱設定用のボタン14が操
作されてスイッチ37が閉成されると、図11(c)に示
すように、転がりセンサ32のオフ状態で抵抗R4 により
電流検出手段25にて検出する電流値は再び閾値i4 を越
え閾値i5 以下の電流値となるので、制御手段22はすで
に強の出力に制御していることから、図11(e)に示
すように、電動送風機21の入力を弱の出力に制御する。
【0110】また、この状態であらかじめ接続されてい
る隙間ノズルにより掃除を開始すると、上述したよう
に、図11(b)に示すように、隙間ノズルの転がりセ
ンサ32がオンオフし、電流検出手段25は、図9(c)に
示すように、タイマにて計時する所定時間T1を経過す
る前に断続的に流れる閾値i5 を越えた最大の電流値を
読み取る。この最大の電流値の検出により、制御手段22
は、隙間ノズルにて掃除していると判断し、図11
(e)に示すように、電動送風機21の入力を適宜可変し
て自動の制御をする。さらに、制御手段22は、図11
(d)に示すように、隙間ノズルにて掃除中である旨を
表示手段26の発光ダイオードを点灯させて表示させる。
【0111】また、上述したように、制御手段22のタイ
マにて所定時間T1を計時するまでに、制御手段22が隙
間ノズルを検出しない、すなわち隙間ノズルによる掃除
により、隙間ノズルの転がりセンサ32のオンオフによる
断続的な最大の電流値を検出しない場合には、図11
(e)に示すように電動送風機21を従前、すなわち電動
送風機21の駆動を停止する前の駆動状態である弱に制御
する。さらに、制御手段22は、図11(d)に示すよう
に、表示手段26にて隙間ノズルによる掃除が行われてい
ない旨の表示を停止させる。
【0112】また、所定時間T2までに隙間ノズルによ
る掃除を検出しない場合には、掃除の中止、ホース2の
電気的な非接続状態、すなわちホース2が機械的に外れ
たり、2線の信号線23,24などの断線などの電気的な開
放などの故障と判断し、電動送風機21の駆動を低減、例
えば停止し、所定時間T2を経過した後に転がりセンサ
32による断続的な最大の電流値を検出しても、操作手段
30の入力待機状態、すなわち操作手段30の設定入力が行
われない限り、電動送風機21を駆動させない制御をす
る。
【0113】そして、図11(a)に示すように停止設
定用のボタン12が操作されて電流制御手段31のスイッチ
35が閉成されると、図11(c)に示すように、抵抗R
2 により電流検出手段25にて検出する電流値は閾値i2
を越え閾値i3 以下の電流値となるので、図11(e)
に示すように電動送風機21の入力を停止するとともに、
図11(d)に示すように表示手段26による表示を停止
する。
【0114】上述したように、特定の隙間ノズルなどの
吸込口体に掃除動作検出手段である転がりセンサ32を配
設することにより、別途操作手段30を掃除形態に対応し
て電動送風機21の駆動状態を設定操作することなく、自
動的に電動送風機21の駆動状態を掃除形態に対応して制
御でき、掃除作業性を向上できる。
【0115】次に、本発明のさらに他の実施の形態を図
12および図13を参照して説明する。
【0116】この図12および図13に示す実施の形態
は、上記図5に示す実施の形態の転がりセンサ32の代わ
りに、回転清掃体である回転ブラシ51の回転を検出する
掃除動作検出手段としての回転検出手段52を備えた吸込
口体5を用いたものである。
【0117】そして、回転検出手段52は、例えば回転ブ
ラシ51の回転軸となるシャフトの一端近傍に配設され、
回転ブラシ51の回転により開閉する常開型の検出スイッ
チ53を備え、この検出スイッチ53が電流制御手段31に対
して並列に接続されて構成されている。なお、回転検出
手段52による回転ブラシ51の回転検出は、機械的にスイ
ッチがオンオフする構成のほか、光、磁気などいずれの
構成でもできる。
【0118】次に、上記図12および図13に示す実施
の形態の動作を説明する。
【0119】まず、電気掃除機本体1にホース2を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状
態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30
からの電流を検出する。
【0120】すなわち、制御手段22は、図5に示す実施
の形態と同様に、図示しない電源供給手段の定電圧Vcc
を信号線23,24間に印可し、図13(c)に示すよう
に、電流検出手段25が電流値0であることを検出した場
合は、2線の信号線23,24間が解放されているので、図
13(a)に示すように、ホース2が外れて掃除待機状
態となっていないと判断する。また、図13(c)に示
すように、電流値がホース接続の閾値i1 を越えたこと
を電流検出手段25で検出すると、図13(a)に示すよ
うに、ホース2が接続され操作手段30の各ボタン12,1
3,14が操作されていない掃除待機状態となっていると
判断する。
【0121】そして、図13(a)に示すように、操作
手段30の自動設定用のボタン13が操作されて電流制御手
段31のスイッチ36が閉成されると、図13(c)に示す
ように、インピーダンスの小さい回転検出手段52が信号
線23,24に接続される信号線46,47間を開放した状態時
に抵抗R3 により電流検出手段25にて検出する電流値は
閾値i3 を越え閾値i4 以下の電流値となるので、図1
3(e)に示すように、制御手段22によりトライアック
Trを制御して、電動送風機21の入力を例えば床面の種類
や電動送風機21の吸引側である負圧の状態などにより適
宜所定の駆動状態に制御する自動処理の制御をする。こ
の状態で、ホース2の握り部11を前後方向に押動または
引動し、吸込口体5を被掃除面としての床面である板の
間や畳上を走行させる。
【0122】ここで、手許操作部3に配設され回転ブラ
シ51を回転駆動させる電動機40を所定の駆動状態でオン
オフさせる図示しないボタンの操作により、制御手段22
はトライアックTr1 を制御して、電動機40を所定の駆動
状態に制御する。この電動機40の駆動により図示しない
伝達手段を介して駆動が伝達されて回転ブラシ51が回転
する。この回転ブラシ51の回転により、図13(b)に
示すように回転検出手段52の検出スイッチ53が開閉して
信号線46,47間がオンオフし、回転検出手段52がオンの
際に最大の電流値である定電圧Vccの電流がパルス状に
直接流れ、すなわち閾値i5 を越えた電流値の電流がパ
ルス状に流れる。そして、電流検出手段25が図13
(c)に示すように電流を読み取り、制御手段22は回転
ブラシ51が回転駆動している旨を認識する。
【0123】そして、制御手段22は、ゴミ取れ性を向上
すべく、図13(e)に示すように、トライアックTrを
制御して、電動送風機21を強の入力の駆動状態に制御す
るとともに、図13(d)に示すように、表示手段26に
て電動機40が駆動、すなわち回転ブラシ51が回転してい
る旨を表示する。
【0124】また、再び電動機40を所定の駆動状態でオ
ンオフさせる図示しないボタンが操作されることによ
り、制御手段22は既に電動機40が回転駆動して回転ブラ
シ51が回転していることから、トライアックTr1 を制御
して電動機40の駆動を停止させる制御をする。この電動
機40の停止により、図13(b)に示すように回転検出
手段52の検出スイッチ53が開放して、図13(c)に示
すように電流検出手段25は最大の電流値を断続的に検出
しなくなる。そして、制御手段22のタイマにて所定時間
T1を計時するまでに、カウンタが最大の電流値を認識
しない場合には、制御手段22は回転検出手段52が回転ブ
ラシ51の回転を検出しない、すなわち電動機40の回転が
停止していると判断し、図13(e)に示すように、ト
ライアックTrを制御して電動送風機21を従前、すなわち
電動送風機21の駆動を停止する前の駆動状態である自動
に制御する。さらに、制御手段22は、図13(d)に示
すように、表示手段26の表示を停止して回転ブラシ51が
回転していない旨を表示する。
【0125】また、再び電動機40を所定の駆動状態でオ
ンオフさせる図示しないボタンが操作されることによ
り、上述したように制御手段22はトライアックTr1 を制
御して電動機40を所定の駆動状態に制御し、回転ブラシ
51を回転させる。この回転ブラシ51の回転により、図1
3(b)に示すように回転検出手段52の検出スイッチ53
が開閉し、図13(c)に示すように電流検出手段25が
最大の電流値を断続的に検出し、制御手段22は回転ブラ
シ51が回転駆動している旨を認識する。そして、制御手
段22は、図13(e)に示すように、トライアックTrを
制御して電動送風機21を強の入力の駆動状態に制御する
とともに、図13(d)に示すように、表示手段26にて
電動機40が駆動、すなわち回転ブラシ51が回転している
旨を表示する。
【0126】さらに、再び電動機40を所定の駆動状態で
オンオフさせる図示しないボタンが操作されることによ
り、上述したように制御手段22はトライアックTr1 を制
御して電動機40の駆動を停止させる制御をする。この電
動機40の停止により、図13(b)に示すように回転検
出手段52の検出スイッチ53が開放し、図13(c)に示
すように電流検出手段25が最大の電流値を断続的に検出
しなくなり、制御手段22は回転ブラシ51が回転していな
い旨を認識する。そして、制御手段22は、図13(e)
に示すように、トライアックTrを制御して電動送風機21
を従前、すなわち電動送風機21の駆動を停止する前の駆
動状態である自動に制御するとともに、図13(d)に
示すように、表示手段26の表示を停止して回転ブラシ51
が回転していない旨を表示する。
【0127】この後、図13(a)に示すように、停止
設定用のボタン12が操作されて電流制御手段31のスイッ
チ35が閉成されると、図13(c)に示すように、抵抗
2により電流検出手段25にて検出する電流値は閾値i
2 を越え閾値i3 以下の電流値となるので、図13
(e)に示すように、電動送風機21の入力を停止する。
【0128】上述したように、上記図12および図13
に示す実施の形態によれば、掃除動作である回転ブラシ
51の回転状態を検出することにより適宜電動送風機21の
駆動状態を制御したため、別途操作手段30を掃除形態に
対応して電動送風機21の駆動状態を設定操作することな
く、2線の信号線23,24の簡単な構造で自動的に電動送
風機21の駆動状態を回転ブラシ51の回転状態に対応して
制御でき、掃除作業性を向上できる。
【0129】次に、本発明のさらに他の実施の形態を図
14および図15を参照して説明する。
【0130】この図14および図15に示す実施の形態
は、上記図12および図13に示す実施の形態の回転検
出手段52に直列に吸込口体5の走行方向を検出する走行
方向検出手段55を設けたものである。
【0131】すなわち、走行方向検出手段55は、吸込口
体5の下面である被掃除面としての床面に対向する面に
臨んで配設され、下端が吸込口体5の走行方向である前
後方向に回動可能に吸込口体5の下面から若干突出する
ように上端部が軸支された床面検出部56を有している。
また、床面検出部56には、一体的に回動可能に回動端子
57が設けられている。さらに、走行方向検出手段55に
は、回動端子57の回動により接離可能な端子58を有し、
吸込口体5の走行に対応、例えば前進時に回動端子57が
端子58に接続して走行方向検出手段55がオンし、後退時
に回動端子57が回動し端子58から離間して走行方向検出
手段55がオフする。
【0132】そして、走行方向検出手段55の回動端子57
および端子58からなるスイッチが回転検出手段52の検出
スイッチ53直列に接続されて掃除動作検出手段としての
前進回転検出手段59が構成されている。
【0133】次に、上記図14および図15に示す実施
の形態の動作を説明する。
【0134】まず、電気掃除機本体1にホース2を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状
態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30
からの電流を検出する。
【0135】すなわち、制御手段22は、図12および図
13に示す実施の形態と同様に、図示しない電源供給手
段の定電圧Vccを信号線23,24間に印可し、図15
(c)に示すように、電流検出手段25が電流値0である
ことを検出した場合は、2線の信号線23,24間が解放さ
れているので、図15(a)に示すように、ホース2が
外れて掃除待機状態となっていないと判断する。また、
図15(c)に示すように、電流値がホース接続の閾値
1 を越えたことを電流検出手段25で検出すると、図1
5(a)に示すように、ホース2が接続され操作手段30
の各ボタン12,13,14が操作されていない掃除待機状態
となっていると判断する。
【0136】そして、図15(a)に示すように、操作
手段30の自動設定用のボタン13が操作されて電流制御手
段31のスイッチ36が閉成されると、図15(c)に示す
ように、インピーダンスの小さい回転検出手段52および
走行方向検出手段55が信号線23,24に接続される信号線
46,47間を開放した状態時に抵抗R3 により電流検出手
段25にて検出する電流値は閾値i3 を越え閾値i4 以下
の電流値となるので、図15(e)に示すように、制御
手段22によりトライアックTrを制御して、電動送風機21
の入力を例えば床面の種類や電動送風機21の吸引側であ
る負圧の状態などにより適宜所定の駆動状態に制御する
自動処理の制御をする。この状態で、ホース2の握り部
11を前後方向に押動または引動し、吸込口体5を被掃除
面としての床面である板の間や畳上を走行させる。
【0137】ここで、手許操作部3に配設され回転ブラ
シ51を回転駆動させる電動機40を所定の駆動状態でオン
オフさせる図示しないボタンの操作により、制御手段22
はトライアックTr1 を制御して、電動機40を所定の駆動
状態に制御する。この電動機40の駆動により図示しない
伝達手段を介して駆動が伝達されて回転ブラシ51が回転
する。この回転ブラシ51の回転により、回転検出手段52
の検出スイッチ53が開閉する。また、吸込口体5の前後
方向への走行により、走行方向検出手段55の回動端子57
および端子58が接離してオンオフ、すなわち前進時にオ
ンして後退時にオフする。そして、回転検出手段52およ
び走行方向検出手段55が直列に接続されていることか
ら、回転ブラシ51が回転する状態で前進することによ
り、図15(b)に示すように前進回転検出手段59がオ
ンし、最大の電流値である定電圧Vccの電流がパルス状
に直接流れ、すなわち閾値i5 を越えた電流値の電流が
パルス状に流れる。そして、電流検出手段25が図15
(c)に示すように電流を読み取り、制御手段22は吸込
口体5の前進時に回転ブラシ51が回転駆動している旨を
認識する。
【0138】そして、制御手段22は、ゴミ取れ性を向上
すべく、図15(e)に示すようにトライアックTrを制
御して電動送風機21を強の入力の駆動状態に制御すると
ともに、図15(d)に示すように、表示手段26にて吸
込口体5の前進時に回転ブラシ51が回転している旨を表
示する。
【0139】また、吸込口体5が後退すると、走行方向
検出手段55の床面検出部56が回動し、走行方向検出手段
55の回転端子57は端子58から離間する。このため、回転
検出手段52は回転ブラシ51の回転を検出スイッチ53のパ
ルス的なオンオフにより検出しているが、直列に接続す
る走行方向検出手段55は信号線46,47間を開放してオフ
状態となっているので、図15(b)に示すように前進
回転検出手段59はオフし、図15(c)に示すように電
流検出手段25が最大の電流値の電流を検出しなくなり、
制御手段22は吸込口体5の前進時に回転ブラシ51が回転
駆動していない旨を認識する。
【0140】そして、制御手段22は、図15(e)に示
すように、トライアックTrを制御して電動送風機21を従
前、すなわち電動送風機21の駆動を停止する前の駆動状
態である自動に制御する。さらに、制御手段22は、図1
5(d)に示すように、表示手段26にて吸込口体5の前
進時での回転ブラシ51が回転駆動している旨の表示を停
止させる。
【0141】また、再び吸込口体5が前進することによ
り、図15(b)に示すように前進回転検出手段59がオ
ンし、図15(c)に示すように電流検出手段25が最大
の電流値の電流を読み取り、制御手段22は前進時で回転
ブラシ51が回転駆動している旨を認識する。そして、制
御手段22は、図15(e)に示すように電動送風機21を
強の入力の駆動状態に制御するとともに、図15(d)
に示すように表示手段26にて吸込口体5の前進時に回転
ブラシ51が回転している旨を表示する。
【0142】さらに、再び吸込口体5が後退することに
より、図15(b)に示すように前進回転検出手段59は
オフし、図15(c)に示すように電流検出手段25にて
最大の電流値の電流を検出しないので、制御手段22は前
進時で回転ブラシ51が回転駆動していない旨を認識す
る。そして、制御手段22は、図15(e)に示すように
電動送風機21を従前の自動に制御するとともに、図15
(d)に示すように表示手段26にて吸込口体5の前進時
での回転ブラシ51が回転駆動している旨の表示を停止さ
せる。
【0143】このように、吸込口体5の前後により走行
方向検出手段55のオンオフが切り替わり、電動送風機21
も前進時に回転ブラシ51が回転駆動する掃除状態に対応
して駆動制御される。
【0144】上述したように、上記図14および図15
に示す実施の形態によれば、2線の信号線23,24の簡単
な構造でも吸込口体5が前進時に回転ブラシ51が回転駆
動している場合のみ電動送風機21を駆動制御することが
でき、掃除作業性を向上できる。
【0145】次に、本発明のさらに他の実施の形態を図
16および図17を参照して説明する。
【0146】この図16および図17に示す実施の形態
は、図1および図4に示す実施の形態の転がりセンサ32
の代わりに、吸込口体5の下面が上方に向けてひっくり
返されたことを検出する掃除動作検出手段としての反転
検出手段61を設けたものである。
【0147】すなわち、反転検出手段61は、吸込口体5
の上下方向に沿って移動自在の錘体62を有している。ま
た、反転検出手段61は、所定の間隙を介して対向する一
対の接離電極63,63を備えている。そして、錘体62に
は、吸込口体5が床面から持ち上げられた際に錘体62が
自重により吸込口体5に対して相対的に下方に移動する
ことにより接離電極63,63に接触する導電性を有した接
触端子64a と、吸込口体5の下面が上方に向けてひっく
り返された状態では錘体62が自重により下方に移動して
接離電極63,63に接触する導電性を有した接触端子64b
が設けられ、反転検出手段61は接離電極63,63に接触端
子64a ,64b が接触してオンすることにより吸込口体5
が床面から持ち上げられたあるいは吸込口体5の下面が
上方に向けてひっくり返された状態を検出する。なお、
これら接触端子64a ,64b は、吸込口体5が床面上に載
置する状態では接離電極63,63に接触しないように設け
られている。
【0148】そして、反転検出手段61は、ホース2の2
線の信号線23,24に着脱可能に接続される延長管4およ
び吸込口体5に配設された2線の信号線46,47に着脱可
能に接続される。また、この反転検出手段61は、接離電
極63,63および接触端子64a,64b からなるスイッチが
電流制御手段31に対して並列に接続される。
【0149】次に、上記図16および図17に示す実施
の形態の動作を説明する。
【0150】まず、電気掃除機本体1にホース2を接続
するとともに、図示しない電源コードを介して商用交流
電源eを供給し、掃除待機状態とする。この掃除待機状
態により、制御手段22の電流検出手段25にて操作手段30
からの電流を検出する。
【0151】すなわち、制御手段22は、図1ないし図4
に示す実施の形態と同様に、図示しない電源供給手段の
定電圧Vccを信号線23,24間に印可し、図17(c)に
示すように、電流検出手段25が電流値0であることを検
出した場合は、2線の信号線23,24間が解放されている
ので、図17(a)に示すように、ホース2が外れて掃
除待機状態となっていないと判断する。また、図17
(c)に示すように、電流値がホース接続の閾値i1
越えたことを電流検出手段25で検出すると、図17
(a)に示すように、ホース2が接続され操作手段30の
各ボタン12,13,14が操作されていない掃除待機状態と
なっていると判断する。
【0152】そして、図17(a)に示すように、操作
手段30の強/弱設定用のボタン14が操作されて電流制御
手段31のスイッチ37が閉成されると、図17(c)に示
すように、インピーダンスの小さい反転手段61が信号線
23,24に接続される信号線46,47間を開放した状態時に
抵抗R4 により電流検出手段25にて検出する電流値は閾
値i4 を越え閾値i5 以下の電流値となるので、図17
(e)に示すように、制御手段22によりトライアックTr
を制御して電動送風機21の入力を強の出力に制御する。
この状態で、ホース2の握り部11を前後方向に押動また
は引動し、吸込口体5を被掃除面としての床面である板
の間や畳上を走行させて掃除する。
【0153】ここで、例えば掃除場所を移動するなどに
より吸込口体5を床面から持ち上げた場合、反転検出手
段61の錘体62が自重により吸込口体5に対して下方に移
動し、接離電極63,63間に接触端子64a が接触し、図1
7(b)に示すように反転検出手段61がオンして信号線
46,47間が閉成され、最大の電流値である定電圧Vcc
電流が直接流れ、すなわち閾値i5 を越えた電流値の電
流が流れる。そして、電流検出手段25が図17(c)に
示すように電流を読み取り、制御手段22は吸込口体5が
持ち上げられた旨の掃除動作を認識する。この掃除動作
の認識により、制御手段22は、図17(e)に示すよう
にトライアックTrを制御して電動送風機21を例えば弱の
駆動状態に制御するとともに、図17(d)に示すよう
に表示手段26にて吸込口体5が床面から持ち上げられて
いる旨を表示する。
【0154】そして、再び吸込口体5を床面上に載置し
て掃除を開始すると、反転検出手段61の錘体62が床面に
載置して吸込口体5の下面から後退するように移動し、
接離電極63,63間から接触していた接触端子64a が離間
し、図17(b)に示すように反転検出手段61がオフ
し、図17(c)に示すように電流検出手段25は最大の
電流値を断続的に検出しなくなる。そして、制御手段22
は、吸込口体5が床面上に載置された旨の掃除動作を認
識する。この掃除動作の認識により、制御手段22は、図
17(e)に示すようにトライアックTrを制御して電動
送風機21を従前、すなわち電動送風機21の駆動を弱にす
る前の駆動状態である強に制御する。さらに、制御手段
22は、図17(d)に示すように、表示手段26にて吸込
口体5が床面から持ち上げられた旨の表示を停止させ
る。
【0155】また、図17(a)に示すように、操作手
段30の自動設定用のボタン13が操作されて電流制御手段
31のスイッチ36が閉成されると、図17(c)に示すよ
うに、インピーダンスの小さい反転手段61が信号線23,
24に接続される信号線46,47間を開放した状態時に抵抗
3 により電流検出手段25にて検出する電流値は閾値i
3 を越え閾値i4 以下の電流値となるので、図17
(e)に示すように、制御手段22によりトライアックTr
を制御して、電動送風機21の入力を例えば床面の種類や
電動送風機21の吸引側である負圧の状態などにより適宜
所定の駆動状態に制御する自動処理の制御をする。
【0156】ここで、吸込口体5の下面に付着した塵埃
や清掃体に絡み付いた糸屑などを除去するために吸込口
体5の下面を上方に向けてひっくり返した場合、反転検
出手段61の錘体62が自重により下方に移動し、接離電極
63,63間に接触端子64b が接触し、図17(b)に示す
ように反転検出手段61がオンし、図17(c)に示すよ
うに電流検出手段25が最大の電流値を断続的に検出し、
制御手段22は吸込口体5の下面が上方に向けられてひっ
くり返された反転状態である旨の掃除動作を認識する。
この掃除動作の認識により、制御手段22は、図17
(e)に示すようにトライアックTrを制御して電動送風
機21を例えば弱の駆動状態に制御するとともに、図17
(d)に示すように表示手段26にて吸込口体5が反転し
ている旨を表示する。
【0157】また、付着する塵埃や絡み付いた糸屑など
を除去して吸込口体5の下面を下方に向けて床面上に吸
込口体5を載置すると、反転検出手段61の錘体62が吸込
口体5に対して上方に移動し、接離電極63,63間から接
触していた接触端子64b が離間し、図17(d)に示す
ように反転検出手段61がオフし、図17(c)に示すよ
うに電流検出手段25が最大の電流値を断続的に検出しな
くなり、制御手段22は吸込口体5の下面が下方に向けら
れかつ床面上に載置される掃除状態である旨の掃除動作
を認識する。この掃除動作の認識により、制御手段22
は、図17(e)に示すようにトライアックTrを制御し
て電動送風機21を従前の自動に制御するとともに、図1
7(d)に示すように表示手段26にて吸込口体5がひっ
くり返った反転状態である旨の表示を停止させる。
【0158】そして、停止設定用のボタン12が操作され
て電流制御手段31のスイッチ35が閉成されると、図17
(c)に示すように、抵抗R2 により電流検出手段25に
て検出する電流値は閾値i2 を越え閾値i3 以下の電流
値となるので、図17(e)に示すように、電動送風機
21の入力を停止する。
【0159】このように、掃除動作として、吸込口体5
の床面への載置状態を認識して電動送風機21を制御する
ことにより、吸込口体5の下面が床面から離間する状態
あるいはひっくり返された状態を認識して電動送風機21
の入力が低減することとなるので、無用に電動送風機21
が駆動することを防止できる。
【0160】また、吸込口体5が床面から離間すると回
転ブラシ51を回転させる電動機40の駆動を低減する制御
の構成によれば、回転ブラシ51にカーテンなどの周りの
部材が絡み付くなどを防止できる。
【0161】なお、上記図16および図17に示す実施
の形態において、反転検出手段61が所定時間以上オン状
態が継続する場合には、掃除の中止、ホース2の電気的
な非接続状態、すなわちホース2が機械的に外れたり、
2線の信号線23,24などの断線などの電気的な開放など
の故障と判断し、電動送風機21の駆動を低減または停止
させてもよい。
【0162】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、制
御手段により、電動送風機の駆動状態を設定する操作手
段の設定操作にて、操作手段の電流制御手段が設定され
た駆動状態に従って電源供給手段から供給された電源の
電流値を可変するとともに、掃除動作検出手段にて検出
した掃除動作に対応して電源供給手段からの電源を電流
制御手段にて可変する電流値より大きい電流値にし、こ
れら電流制御手段および掃除動作検出手段からの電流を
電流検出手段にて検出し、電動送風機の駆動を制御する
ので、操作手段の電動送風機の駆動状態を設定する設定
操作を伝送する2線の信号線を利用して、掃除動作に基
づいて電動送風機の駆動状態を制御でき、構造を簡略化
できる。
【0163】請求項2記載の電気掃除機によれば、制御
手段により、電動送風機および電動機の駆動状態を設定
する操作手段の設定操作にて、操作手段の電流制御手段
が設定された駆動状態に従って電源供給手段から供給さ
れた電源の電流値を可変するとともに、掃除動作検出手
段にて検出した掃除動作に対応して電源供給手段からの
電源を電流制御手段にて可変する電流値より大きい電流
値にし、これら電流制御手段および掃除動作検出手段か
らの電流を電流検出手段にて検出し、電動送風機および
電動機の少なくともいずれか一方の駆動を制御するの
で、操作手段の電動送風機の駆動状態を設定する設定操
作を伝送する2線の信号線を利用して、掃除動作に基づ
いて電動送風機および電動機の駆動状態を制御でき、構
造を簡略化できる。
【0164】請求項3記載の電気掃除機によれば、請求
項1または2記載の電気掃除機の効果に加え、電流制御
手段に並列に接続されて制御手段からの電流をオンオフ
するスイッチを掃除動作検出手段に設けるため、掃除動
作検出手段が電流制御手段よりインピーダンスが小さく
なり、簡単な構造で容易に2線の信号線を利用した電動
送風機を駆動状態の設定操作および掃除動作に対応する
制御ができる。
【0165】請求項4記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機の効果に加
え、制御手段により、操作手段からの電流を電流検出手
段にて継続的に検出する場合には検出した電流値に基づ
いて電動送風機の駆動を制御し、継続的に電流を検出し
ない場合には掃除が中断または中止されたと判断して電
動送風機および電動機の少なくともいずれか一方の入力
を低減または停止するため、掃除の中断または中止の際
に無用に電動送風機あるいは電動機が駆動することを防
止でき、操作手段にて電動送風機あるいは電動機の駆動
を低減または停止させる設定操作も不要で、掃除効率を
向上できる。
【0166】請求項5記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機の効果に加
え、制御手段により、電流検出手段にて検出する操作手
段の掃除動作検出手段からの電流に基づいて被掃除面の
種類を判断し、この判断した被掃除面の種類に対応して
電動送風機および電動機の少なくともいずれか一方の駆
動を制御するため、別途操作手段を被掃除面の種類に対
応して電動送風機あるいは電動機の駆動状態を設定操作
することなく、自動的に電動送風機あるいは電動機の駆
動状態を被掃除面に対応して制御でき、掃除作業性を向
上できる。
【0167】請求項6記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機の効果に加
え、電流制御手段および掃除動作検出手段の少なくとも
いずれか一方を、制御手段に対して電気的に接続および
非接続状態に接続可能とすることにより、例えば操作手
段を備えた手許操作部を有するホースに延長管を介して
掃除動作検出手段を備えた吸込口体を接続して掃除する
形態や吸込口体を用いずにホースに隙間ノズルなどの他
の吸込口体を接続して掃除する形態などでも操作手段の
設定操作に対応して電動送風機の駆動状態を制御でき、
制御可能な掃除形態が増大して掃除性を向上できる。
【0168】請求項7記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし6いずれか一記載の電気掃除機の効果に加
え、報知手段により電流検出手段にて検出する電流の状
態を異なる状態で報知するため、駆動状態の認識が容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態を示すブロ
ック図である。
【図2】同上手許操作部の回路構成を示す回路図であ
る。
【図3】同上外観構成を示す斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の動作を示すタイミングチャー
トである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 転がりセンサでオンオフする電流を示す波形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図5】本発明の電気掃除機の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示す電気掃除
機の動作を説明するタイミングチャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 転がりセンサでオンオフする電流を示す波形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図7】同上の電気掃除機の他の動作を説明するタイミ
ングチャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 転がりセンサでオンオフする電流を示す波形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図8】本発明の電気掃除機のさらに他の実施の形態を
示す操作手段の回路構成の回路図である。
【図9】同上電気掃除機の動作を示すタイミングチャー
トである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 絨毯検出手段によりオンオフする電流を示す波
形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図10】本発明のさらに他の実施の形態を示す手許操
作部の回路構成の回路図である。
【図11】同上電気掃除機本体の動作を示すタイミング
チャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 隙間ノズルの転がりセンサによりオンオフする
電流を示す波形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図 (f) 電動機のオンオフを示す波形図
【図12】本発明のさらに他の実施の形態を示す手許操
作部の回路構成の回路図である。
【図13】同上電気掃除機本体の動作を示すタイミング
チャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 回転検出手段によりオンオフする電流を示す波
形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図14】本発明のさらに他の実施の形態を示す手許操
作部の回路構成の回路図である。
【図15】同上電気掃除機本体の動作を示すタイミング
チャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 前進回転検出手段によりオンオフする電流を示
す波形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【図16】本発明のさらに他の実施の形態を示す手許操
作部の回路構成の回路図である。
【図17】同上電気掃除機本体の動作を示すタイミング
チャートである。 (a) 操作手段の設定操作による電流を示す波形図 (b) 反転検出手段によりオンオフする電流を示す波
形図 (c) 電流制御手段で検出する電流を示す示す波形図 (d) 表示手段のオンオフを示す波形図 (e) 電動送風機の入力を示す波形図
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 21 電動送風機 22 制御手段 23,24 信号線 25 電流検出手段 26 報知手段としての表示手段 30 操作手段 31 電流制御手段 32 掃除動作検出手段としての転がりセンサ 40 電動機 41 掃除動作検出手段としての絨毯検出手段 52 掃除動作検出手段としての回転検出手段 59 掃除動作検出手段としての前進回転検出手段 61 掃除動作検出手段としての反転検出手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機と、この電動送風機の駆動状
    態を設定する操作手段と、この操作手段に2線の信号線
    を介して接続されこの操作手段により設定された駆動状
    態に前記電動送風機を制御する制御手段とを備え、 前記操作手段は、前記制御手段からの電流を設定された
    駆動状態に従って電流値を可変する電流制御手段と、こ
    の電流制御手段に並列に接続され掃除動作を検出しこの
    掃除動作に対応して前記制御手段からの電流の電流値を
    前記電流制御手段にて可変する電流値より大きくする掃
    除動作検出手段とを有し、 前記制御手段は、前記操作手段に電源を供給する電源供
    給手段と、前記操作手段の電流制御手段および掃除動作
    検出手段からの電流を検出する電流検出手段とを備え、
    この電流検出手段にて検出した電流に基づいて前記電動
    送風機の駆動を制御することを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電動送風機と、回転体を回転駆動させる
    電動機と、これら電動送風機および電動機の駆動状態を
    設定する操作手段と、この操作手段に2線の信号線を介
    して接続されこの操作手段により設定された駆動状態に
    前記電動送風機および前記電動機を制御する制御手段と
    を備え、 前記操作手段は、前記制御手段からの電流を設定された
    駆動状態に従って電流値を可変する電流制御手段と、こ
    の電流制御手段に並列に接続され掃除動作を検出しこの
    掃除動作に対応して前記制御手段からの電流の電流値を
    前記電流制御手段にて可変する電流値より大きくする掃
    除動作検出手段とを有し、 前記制御手段は、前記操作手段に電源を供給する電源供
    給手段と、前記操作手段の電流制御手段および掃除動作
    検出手段からの電流を検出する電流検出手段とを備え、
    前記電流検出手段にて検出した電流に基づいて前記電動
    送風機および前記電動機の少なくともいずれか一方の駆
    動を制御することを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 掃除動作検出手段は、電流制御手段に並
    列に接続され制御手段からの電流をオンオフするスイッ
    チを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電
    気掃除機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、操作手段からの電流を電流
    検出手段にて継続的に検出する場合には検出した電流値
    に基づいて電動送風機の駆動を制御し、前記操作手段か
    らの電流を前記電流検出手段にて継続的に検出しない場
    合には前記電動送風機および前記電動機の少なくともい
    ずれか一方の入力を少なくとも低減することを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、電流検出手段にて検出する
    操作手段の掃除動作検出手段からの電流に基づいて被掃
    除面の種類を判断し、この判断した被掃除面の種類に対
    応して電動送風機および電動機の少なくともいずれか一
    方の駆動を制御することを特徴とする請求項1ないし4
    いずれか一記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 電流制御手段および掃除動作検出手段の
    少なくともいずれか一方は、制御手段に対して電気的に
    接続および非接続状態に接続可能であることを特徴とす
    る請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電流検出手段により検出した電流に基づ
    いて異なる報知をする報知手段を具備したことを特徴と
    する請求項1ないし6いずれか一記載の電気掃除機。
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