JP2000270873A - シロイヌナズナの根毛の伸長を制御するire遺伝子 - Google Patents
シロイヌナズナの根毛の伸長を制御するire遺伝子Info
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- JP2000270873A JP2000270873A JP11082402A JP8240299A JP2000270873A JP 2000270873 A JP2000270873 A JP 2000270873A JP 11082402 A JP11082402 A JP 11082402A JP 8240299 A JP8240299 A JP 8240299A JP 2000270873 A JP2000270873 A JP 2000270873A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 植物の先端成長制御作用を有するタンパ
ク質をコードする遺伝子、及びその遺伝子のプロモータ
ー。 【効果】 根毛の長さを伸長させた植物など様々な形態
の植物を作出することができる。また、任意の遺伝子を
植物の先端成長を行う部位に特異的に発現させることが
できる。
ク質をコードする遺伝子、及びその遺伝子のプロモータ
ー。 【効果】 根毛の長さを伸長させた植物など様々な形態
の植物を作出することができる。また、任意の遺伝子を
植物の先端成長を行う部位に特異的に発現させることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の先端成長制
御作用を有するタンパク質をコードする遺伝子、及びそ
の遺伝子のプロモーターに関する。
御作用を有するタンパク質をコードする遺伝子、及びそ
の遺伝子のプロモーターに関する。
【0002】
【従来の技術】植物の根毛は他の細胞とは異なり、先端
成長という特殊な様式で伸長を行うことが知られてい
る。高等植物では花粉管も先端成長を行うことが知られ
ており、シダ類、コケ類、藻類、菌類などの細胞壁を有
する真核生物も先端成長を行うことが知られている。植
物の根毛に関する突然変異体としては、シロイヌナズナ
から根毛の数や根毛の形に異常を示すものがこれまでに
多数単離されている。根毛の長さが異常になった突然変
異体としてはhy5, phyB, rhd2, tip1などが知られてい
る(Genes & Development, Vol.11, p2983-2995 (1997);
Plant Cell, Vol.5, p147-157 (1993); Plant Cell,
Vol.2, p235-243 (1990); Plant Physiology, Vol.10
3, p979-985 (1993))。これらのなかでtip1以外は根毛
の伸長以外にも様々な表現型を持ち、根毛の伸長や先端
成長に限定した機能の欠損ではないために、根毛伸長時
の役割ははっきりしていない。tip1は根毛と花粉管の伸
長に野生型植物とは異なる表現型を示し、先端成長が異
常になった突然変異体と解釈されているが、欠損してい
る遺伝子産物についての報告はない。上記のように根毛
の伸長あるいは先端成長特異的な制御を行う遺伝子につ
いてはこれまでに知られていなかった。
成長という特殊な様式で伸長を行うことが知られてい
る。高等植物では花粉管も先端成長を行うことが知られ
ており、シダ類、コケ類、藻類、菌類などの細胞壁を有
する真核生物も先端成長を行うことが知られている。植
物の根毛に関する突然変異体としては、シロイヌナズナ
から根毛の数や根毛の形に異常を示すものがこれまでに
多数単離されている。根毛の長さが異常になった突然変
異体としてはhy5, phyB, rhd2, tip1などが知られてい
る(Genes & Development, Vol.11, p2983-2995 (1997);
Plant Cell, Vol.5, p147-157 (1993); Plant Cell,
Vol.2, p235-243 (1990); Plant Physiology, Vol.10
3, p979-985 (1993))。これらのなかでtip1以外は根毛
の伸長以外にも様々な表現型を持ち、根毛の伸長や先端
成長に限定した機能の欠損ではないために、根毛伸長時
の役割ははっきりしていない。tip1は根毛と花粉管の伸
長に野生型植物とは異なる表現型を示し、先端成長が異
常になった突然変異体と解釈されているが、欠損してい
る遺伝子産物についての報告はない。上記のように根毛
の伸長あるいは先端成長特異的な制御を行う遺伝子につ
いてはこれまでに知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、根毛の伸長
など先端成長を制御する新規の遺伝子を単離し、その遺
伝子を利用してそれらの伸長反応の異なる植物を提供す
ることを目的とする。
など先端成長を制御する新規の遺伝子を単離し、その遺
伝子を利用してそれらの伸長反応の異なる植物を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、根毛の長さが短く
なった突然変異シロイヌナズナを分離し、該植物よりそ
の突然変異に関与する遺伝子をクローニングした。さら
にクローニングされた遺伝子をもとに、遺伝子導入を行
い本発明を完成した。
解決するため鋭意検討を重ねた結果、根毛の長さが短く
なった突然変異シロイヌナズナを分離し、該植物よりそ
の突然変異に関与する遺伝子をクローニングした。さら
にクローニングされた遺伝子をもとに、遺伝子導入を行
い本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明の第一は、以下の(a) 又は
(b) のタンパク質をコードする遺伝子に関する。 (a) 配列番号2記載のアミノ酸配列により表されるタン
パク質 (b) 配列番号2記載のアミノ酸配列において1又は複数
のアミノ酸が欠失、置換、修飾若しくは付加されたアミ
ノ酸配列により表され、かつ先端成長制御作用を有する
タンパク質
(b) のタンパク質をコードする遺伝子に関する。 (a) 配列番号2記載のアミノ酸配列により表されるタン
パク質 (b) 配列番号2記載のアミノ酸配列において1又は複数
のアミノ酸が欠失、置換、修飾若しくは付加されたアミ
ノ酸配列により表され、かつ先端成長制御作用を有する
タンパク質
【0006】また、本発明の第二は、以下の(a) 又は
(b) に示すDNAに関する。 (a) 配列番号3記載の塩基配列により表されるDNA (b) 配列番号3記載の塩基配列において1又は複数の塩
基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列により表さ
れ、かつプロモーターとしての機能を有するDNA
(b) に示すDNAに関する。 (a) 配列番号3記載の塩基配列により表されるDNA (b) 配列番号3記載の塩基配列において1又は複数の塩
基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列により表さ
れ、かつプロモーターとしての機能を有するDNA
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)第一発明(構造遺伝子) 第一発明は、以下の(a) 又は(b) のタンパク質をコード
する遺伝子に関し、その遺伝子がコードするタンパク
質、変異体遺伝子、及びそれらの遺伝子を導入した宿主
などを包含する。 (a) 配列番号2記載のアミノ酸配列により表されるタン
パク質 (b) 配列番号2記載のアミノ酸配列において1又は複数
のアミノ酸が欠失、置換、修飾若しくは付加されたアミ
ノ酸配列により表され、かつ先端成長制御作用を有する
タンパク質
する遺伝子に関し、その遺伝子がコードするタンパク
質、変異体遺伝子、及びそれらの遺伝子を導入した宿主
などを包含する。 (a) 配列番号2記載のアミノ酸配列により表されるタン
パク質 (b) 配列番号2記載のアミノ酸配列において1又は複数
のアミノ酸が欠失、置換、修飾若しくは付加されたアミ
ノ酸配列により表され、かつ先端成長制御作用を有する
タンパク質
【0008】ここで、「1若しくは複数個」とは、本願
の出願時において常用される技術、例えば、部位特異的
変異誘発法(Nucleic Acid Research, Vol.10, No.20, p
6487-6500 (1982)) によって欠失等させ得る範囲内の個
数を意味する。蛋白質のアミノ酸残基を化学的に修飾す
ることは当業者においては一般的に行われている(例え
ば、Hirs,C.H.W.及びTimasheff,S.N., eds,(1977). Met
hods in Enzymology, 47巻、第407-498頁, Academic Pr
ess, New York.)。
の出願時において常用される技術、例えば、部位特異的
変異誘発法(Nucleic Acid Research, Vol.10, No.20, p
6487-6500 (1982)) によって欠失等させ得る範囲内の個
数を意味する。蛋白質のアミノ酸残基を化学的に修飾す
ることは当業者においては一般的に行われている(例え
ば、Hirs,C.H.W.及びTimasheff,S.N., eds,(1977). Met
hods in Enzymology, 47巻、第407-498頁, Academic Pr
ess, New York.)。
【0009】配列番号2記載のアミノ酸配列をコードす
る遺伝子は、根毛の伸長を制御するという機能を有す
る。このことはこの遺伝子の欠損した突然変異体で根毛
が短くなることから分かる。さらにこの遺伝子は、根毛
に特異的に機能する。このことは、この遺伝子が欠損し
た突然変異体の根毛は短くなるが、それを支えている細
胞の長さは野生型植物と同じであることから分かる。以
上のことからこの遺伝子の名称を、IRE(Incomplete Roo
t-hair Elongation)遺伝子と名付けた。このような先端
成長特異的な表現型を示す突然変異体の遺伝子産物につ
いてはこれまで全く知られていなかった。IRE 遺伝子
は、以下に述べるように、特開平10-4978号公報の記載
に従った方法によりクローニングすることができる。
る遺伝子は、根毛の伸長を制御するという機能を有す
る。このことはこの遺伝子の欠損した突然変異体で根毛
が短くなることから分かる。さらにこの遺伝子は、根毛
に特異的に機能する。このことは、この遺伝子が欠損し
た突然変異体の根毛は短くなるが、それを支えている細
胞の長さは野生型植物と同じであることから分かる。以
上のことからこの遺伝子の名称を、IRE(Incomplete Roo
t-hair Elongation)遺伝子と名付けた。このような先端
成長特異的な表現型を示す突然変異体の遺伝子産物につ
いてはこれまで全く知られていなかった。IRE 遺伝子
は、以下に述べるように、特開平10-4978号公報の記載
に従った方法によりクローニングすることができる。
【0010】まず、シロイヌナズナから単離したゲノム
DNA を適当な制限酵素で切断し、断片化されたDNA を適
当なベクターにつなぎ、この組換えベタクーで宿主とな
る微生物を形質転換し、ゲノムDNA ライブラリーを作製
する。DNA の単離は、塩化セシウム及びエチジウムブロ
マイドなどを用いた常法に従って行うことができる。制
限酵素は、特別なものを用いる必要はなく、例えば、Sa
u3AIなどを用いることができる。ベクターも特別のもの
を用いる必要はなく、例えば、λ DASH IIなどを用いる
ことができる。宿主とする微生物は、用いたベクターに
応じて決めればよく、例えば、λ DASH IIをベクターと
した場合は、大腸菌XL-1 Blue MRA(P2)などを用いるこ
とができる。次に、上記のゲノムDNA ライブラリーにつ
いてスクリーニングを行う。プローブとしては、突然変
異体ire のT-DNA 近傍付近のDNA を使用する。ire は、
T-DNA の挿入によりIRE 遺伝子が破壊されているのだか
ら、T-DNA の近傍付近のDNAには、IRE 遺伝子の一部が
含まれているからである。
DNA を適当な制限酵素で切断し、断片化されたDNA を適
当なベクターにつなぎ、この組換えベタクーで宿主とな
る微生物を形質転換し、ゲノムDNA ライブラリーを作製
する。DNA の単離は、塩化セシウム及びエチジウムブロ
マイドなどを用いた常法に従って行うことができる。制
限酵素は、特別なものを用いる必要はなく、例えば、Sa
u3AIなどを用いることができる。ベクターも特別のもの
を用いる必要はなく、例えば、λ DASH IIなどを用いる
ことができる。宿主とする微生物は、用いたベクターに
応じて決めればよく、例えば、λ DASH IIをベクターと
した場合は、大腸菌XL-1 Blue MRA(P2)などを用いるこ
とができる。次に、上記のゲノムDNA ライブラリーにつ
いてスクリーニングを行う。プローブとしては、突然変
異体ire のT-DNA 近傍付近のDNA を使用する。ire は、
T-DNA の挿入によりIRE 遺伝子が破壊されているのだか
ら、T-DNA の近傍付近のDNAには、IRE 遺伝子の一部が
含まれているからである。
【0011】上記のプローブにより選抜された陽性クロ
ーンから、ベクターを取り出し、これから得られたシロ
イヌナズナのゲノムDNA 断片をプローブとしてcDNAライ
ブラリーのスクリーニングを行う。cDNAライブラリー
は、常法に従って作製することができる。即ち、植物体
より全RNA を単離し、これからオリゴ(dT)等を用いてmR
NAを単離し、得られたmRNAから逆転写酵素を用いてcDNA
を合成する。このcDNAを適当なベクターにつなぎ、この
組換えベクターで宿主となる微生物を形質転換する。こ
のcDNAライブラリーのスクリーニングにより選抜される
陽性クローン中に含まれる組換えベクターがIRE 遺伝子
を含む。
ーンから、ベクターを取り出し、これから得られたシロ
イヌナズナのゲノムDNA 断片をプローブとしてcDNAライ
ブラリーのスクリーニングを行う。cDNAライブラリー
は、常法に従って作製することができる。即ち、植物体
より全RNA を単離し、これからオリゴ(dT)等を用いてmR
NAを単離し、得られたmRNAから逆転写酵素を用いてcDNA
を合成する。このcDNAを適当なベクターにつなぎ、この
組換えベクターで宿主となる微生物を形質転換する。こ
のcDNAライブラリーのスクリーニングにより選抜される
陽性クローン中に含まれる組換えベクターがIRE 遺伝子
を含む。
【0012】一のDNAと他のDNAとがストリンジェントな
条件下でハイブリダイズ可能か否かは、例えば以下のよ
うにして調べることができる。まず、ナイロン膜に一の
DNAを固定化する。次にこの膜を、6XSSC 、0.01M EDT
A、5XDenhardt's溶液、0.5% SDS、100 μg/ml変成サケD
NA を含むプレハイブリダイゼーション溶液に65℃で1時
間以上浸漬する。上記組成のプレハイブリダイゼーショ
ン溶液に、標識した他のDNA又は該DNAの転写産物である
対応するRNA を加えた溶液(ハイブリダイゼーション溶
液)を調製する。この溶液に上で得られたナイロン膜を
浸漬し、65℃で3〜16時間ハイブリダイズさせる。その
後、2XSSC 、0.1% SDSを含む溶液中で65℃で30分間洗浄
する。さらに2XSSC、0.1%SDS 溶液中で室温で15分間洗
浄する。そしてさらに0.1XSSC 、0.1%SDS 溶液中で65℃
で30分間洗浄する。その後、標識に応じて適宜な手段で
検出操作を行う。
条件下でハイブリダイズ可能か否かは、例えば以下のよ
うにして調べることができる。まず、ナイロン膜に一の
DNAを固定化する。次にこの膜を、6XSSC 、0.01M EDT
A、5XDenhardt's溶液、0.5% SDS、100 μg/ml変成サケD
NA を含むプレハイブリダイゼーション溶液に65℃で1時
間以上浸漬する。上記組成のプレハイブリダイゼーショ
ン溶液に、標識した他のDNA又は該DNAの転写産物である
対応するRNA を加えた溶液(ハイブリダイゼーション溶
液)を調製する。この溶液に上で得られたナイロン膜を
浸漬し、65℃で3〜16時間ハイブリダイズさせる。その
後、2XSSC 、0.1% SDSを含む溶液中で65℃で30分間洗浄
する。さらに2XSSC、0.1%SDS 溶液中で室温で15分間洗
浄する。そしてさらに0.1XSSC 、0.1%SDS 溶液中で65℃
で30分間洗浄する。その後、標識に応じて適宜な手段で
検出操作を行う。
【0013】第一発明の遺伝子(IRE 遺伝子及びそれを
改変した遺伝子)を宿主中で発現させることは、この遺
伝子を適当な発現ベクターに挿入し、この組換えベクタ
ーを宿主に導入することにより行うことができる。ここ
で用いる宿主としては、特に制限はなく、細菌、酵母、
動物細胞などを使用してもよいが、植物細胞を使用する
のが好ましい。宿主とする植物の種類は特に制限されな
いが、ダイズ、アブラナ、ワタなどを好ましい植物とし
て例示することができる。また、発現ベクターとして
は、宿主中で機能し得るプロモーターとマーカー遺伝子
を有するものであればどのようなものでもよいが、例え
ば植物細胞を宿主とする場合には、広範な種類の植物中
で機能し得るカリフラワーモザイクウイルスの35S プロ
モーターを有するベクターが好ましい。このようなベク
ターとしては、実施例で使用したpBI121ベクター(Clone
tech社)を挙げることができる。ベクターを宿主に導入
する方法に特に制限はなく、宿主に応じた導入方法が可
能である。例えばベクターを植物細胞に導入する場合に
は、アグロバクテリウム菌を用いて行うのが好ましい
が、これに限定されることなく、エレクトロポレーショ
ン法、パーティクルガンを用いる方法によっても行うこ
とができる。
改変した遺伝子)を宿主中で発現させることは、この遺
伝子を適当な発現ベクターに挿入し、この組換えベクタ
ーを宿主に導入することにより行うことができる。ここ
で用いる宿主としては、特に制限はなく、細菌、酵母、
動物細胞などを使用してもよいが、植物細胞を使用する
のが好ましい。宿主とする植物の種類は特に制限されな
いが、ダイズ、アブラナ、ワタなどを好ましい植物とし
て例示することができる。また、発現ベクターとして
は、宿主中で機能し得るプロモーターとマーカー遺伝子
を有するものであればどのようなものでもよいが、例え
ば植物細胞を宿主とする場合には、広範な種類の植物中
で機能し得るカリフラワーモザイクウイルスの35S プロ
モーターを有するベクターが好ましい。このようなベク
ターとしては、実施例で使用したpBI121ベクター(Clone
tech社)を挙げることができる。ベクターを宿主に導入
する方法に特に制限はなく、宿主に応じた導入方法が可
能である。例えばベクターを植物細胞に導入する場合に
は、アグロバクテリウム菌を用いて行うのが好ましい
が、これに限定されることなく、エレクトロポレーショ
ン法、パーティクルガンを用いる方法によっても行うこ
とができる。
【0014】第一発明の遺伝子は、根毛の伸長など先端
成長を制御する機能を有するので、例えば、以下のよう
な用途が考えられる。 i)根毛の伸長制御機能を利用する場合 第一発明の遺伝子を導入し植物で発現させることによ
り、根毛の長さの異なる新たな植物を開発し、乾燥耐性
能を付与することができる。また、主にマメ科植物に寄
生し窒素固定能を付与する根粒菌は伸長している根毛に
しか感染しないことが知られており、この遺伝子を用い
て植物側の根毛の伸長を制御することで根粒菌の感染性
を改善することが期待される。
成長を制御する機能を有するので、例えば、以下のよう
な用途が考えられる。 i)根毛の伸長制御機能を利用する場合 第一発明の遺伝子を導入し植物で発現させることによ
り、根毛の長さの異なる新たな植物を開発し、乾燥耐性
能を付与することができる。また、主にマメ科植物に寄
生し窒素固定能を付与する根粒菌は伸長している根毛に
しか感染しないことが知られており、この遺伝子を用い
て植物側の根毛の伸長を制御することで根粒菌の感染性
を改善することが期待される。
【0015】ii)根毛の伸長以外の先端成長制御機能を
利用する場合 高等植物の花粉(雄性配偶体)は花粉管をのばすことで
雌性配偶体に到達し受精を行うが、花粉管中で第一発明
の遺伝子の機能を調節することで雌性配偶体への受精の
タイミングを調節することが期待される。つまり受精し
やすい花粉や受精しにくい花粉を持つ植物を作出するこ
とが期待される。また繊維として最も一般的な綿糸の原
料となるワタの毛も先端成長と同様な伸長を行うことが
知られており、ワタの毛の品質を高めることも期待され
る。
利用する場合 高等植物の花粉(雄性配偶体)は花粉管をのばすことで
雌性配偶体に到達し受精を行うが、花粉管中で第一発明
の遺伝子の機能を調節することで雌性配偶体への受精の
タイミングを調節することが期待される。つまり受精し
やすい花粉や受精しにくい花粉を持つ植物を作出するこ
とが期待される。また繊維として最も一般的な綿糸の原
料となるワタの毛も先端成長と同様な伸長を行うことが
知られており、ワタの毛の品質を高めることも期待され
る。
【0016】(2)第二発明(プロモーター) 第二発明は、以下の(a) 又は(b) に示すDNA に関し、プ
ロモーター、発現ベクター、変異体DNA 、及びそれらを
導入した宿主などを包含する。 (a) 配列番号3記載の塩基配列により表されるDNA (b) 配列番号3記載の塩基配列において1又は複数の塩
基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列により表さ
れ、かつプロモーターとしての機能を有するDNAここ
で、「1若しくは複数個」とは、第一発明の場合と同様
に本願の出願時において常用される技術、例えば、部位
特異的変異誘発法(Nucleic Acid Research, Vol.10, N
o.20, p6487-6500 (1982)) によって欠失等させ得る範
囲内の個数を意味する。
ロモーター、発現ベクター、変異体DNA 、及びそれらを
導入した宿主などを包含する。 (a) 配列番号3記載の塩基配列により表されるDNA (b) 配列番号3記載の塩基配列において1又は複数の塩
基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列により表さ
れ、かつプロモーターとしての機能を有するDNAここ
で、「1若しくは複数個」とは、第一発明の場合と同様
に本願の出願時において常用される技術、例えば、部位
特異的変異誘発法(Nucleic Acid Research, Vol.10, N
o.20, p6487-6500 (1982)) によって欠失等させ得る範
囲内の個数を意味する。
【0017】第二発明のDNA は、第一発明の遺伝子の近
傍に存在するので、第一発明の遺伝子と同様に特開平10
-4978号公報の記載に従った方法によりクローニングす
ることができる。第二発明のDNA は、根毛、花粉(花粉
管)といった先端成長を行う部位でプロモーターとして
機能させることができる。従って、このDNA に任意の遺
伝子を連結することで、根毛や花粉などで特異的にこれ
らの遺伝子を発現させることが可能となり、根毛や花粉
に依存した生体活動を植物に付与できると期待される。
傍に存在するので、第一発明の遺伝子と同様に特開平10
-4978号公報の記載に従った方法によりクローニングす
ることができる。第二発明のDNA は、根毛、花粉(花粉
管)といった先端成長を行う部位でプロモーターとして
機能させることができる。従って、このDNA に任意の遺
伝子を連結することで、根毛や花粉などで特異的にこれ
らの遺伝子を発現させることが可能となり、根毛や花粉
に依存した生体活動を植物に付与できると期待される。
【0018】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕 IRE遺伝子単離のためのトランスジェニ
ック植物の作出 IRE遺伝子単離のためのトランスジェニック植物は、特
開平10-4978 号公報の実施例1の記載に従った。シロイ
ヌナズナ(品種:Wassilewskija 〔WS〕)の種子を滅菌
した後、寒天培地に播き培養を行った。播種から2〜4
日は、休眠を打破し発芽をそろえ、かつ早く花を咲かせ
るため、遮光した状態で4℃で培養し、その後は、22
℃、連続光の下で培養した。滅菌は、種子を1.5ml のエ
ッペンドルフチューブに入れ、そこに10%のハイター
(花王)、0.02% のTriton X-100を含む滅菌蒸留水を0.
5ml 加え、ボルテックスで攪拌した後、3〜5分室温で
放置し、次いで、種子を滅菌蒸留水で5回洗うことによ
り行った。寒天培地は、シロイヌナズナ用の栄養塩溶液
〔蒸留水または脱イオン水985ml 、1M KNO3 5ml 、1M M
gSO4 2ml 、1M Ca(NO3)2 2ml 、 20mM Fe-EDTA 2.5ml 、
微量要素液 1ml、K-PO4緩衝液(pH5.5) 2.5ml 〕(白石
英秋ら、(1991) 現代化学 増刊 20 植物バイオテクノ
ロジーII、38頁)を蒸留水で1/2 に希釈したものに、寒
天末(ナカライ製、特級)を1.5 %の濃度になるように
加え、オートクレーブ後シャーレに注いで固化させたも
のを用いた。なお、この濃度の寒天培地を用いれば、シ
ロイヌナズナの根は寒天表面を這って成長し、培地中に
入り込むことがないので、後述する根の形態観察が容易
になる。光源としては、市販の40kwの白色蛍光灯2本と
植物育成用の蛍光灯(ナショナル、ホモルクス)1本を
用い、約30cm離して、光を照射した。この光源の明るさ
は、約3000lux である。
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕 IRE遺伝子単離のためのトランスジェニ
ック植物の作出 IRE遺伝子単離のためのトランスジェニック植物は、特
開平10-4978 号公報の実施例1の記載に従った。シロイ
ヌナズナ(品種:Wassilewskija 〔WS〕)の種子を滅菌
した後、寒天培地に播き培養を行った。播種から2〜4
日は、休眠を打破し発芽をそろえ、かつ早く花を咲かせ
るため、遮光した状態で4℃で培養し、その後は、22
℃、連続光の下で培養した。滅菌は、種子を1.5ml のエ
ッペンドルフチューブに入れ、そこに10%のハイター
(花王)、0.02% のTriton X-100を含む滅菌蒸留水を0.
5ml 加え、ボルテックスで攪拌した後、3〜5分室温で
放置し、次いで、種子を滅菌蒸留水で5回洗うことによ
り行った。寒天培地は、シロイヌナズナ用の栄養塩溶液
〔蒸留水または脱イオン水985ml 、1M KNO3 5ml 、1M M
gSO4 2ml 、1M Ca(NO3)2 2ml 、 20mM Fe-EDTA 2.5ml 、
微量要素液 1ml、K-PO4緩衝液(pH5.5) 2.5ml 〕(白石
英秋ら、(1991) 現代化学 増刊 20 植物バイオテクノ
ロジーII、38頁)を蒸留水で1/2 に希釈したものに、寒
天末(ナカライ製、特級)を1.5 %の濃度になるように
加え、オートクレーブ後シャーレに注いで固化させたも
のを用いた。なお、この濃度の寒天培地を用いれば、シ
ロイヌナズナの根は寒天表面を這って成長し、培地中に
入り込むことがないので、後述する根の形態観察が容易
になる。光源としては、市販の40kwの白色蛍光灯2本と
植物育成用の蛍光灯(ナショナル、ホモルクス)1本を
用い、約30cm離して、光を照射した。この光源の明るさ
は、約3000lux である。
【0019】播種から3週間後に40個体のシロイヌナズ
ナにアグロバクテリウム菌を接種した。アグロバクテリ
ウム菌の接種は、シロイヌナズナの花茎に傷をつけて、
アグロバクテリウム菌を感染させるin planta 法を改良
した方法(Plant Journal, Vol.5, p551-558(1994))に
より行った。アグロバクテリウム菌としては、Velten,
J. らより入手したAgrobacterium tumefaciens C58C1Ri
f株(Nucleic Acids Research, Vol.13, p6981-6998(19
85))を用いた。この菌株には、中間系ベクターのpGV38
50HPTが入っており、ライトボーダーとレフトボーダー
の間には植物の選択マーカーとしてハイグロマイシンホ
スホトランスフェラーゼ遺伝子がカリフラワーモザイク
ウイルス35Sプロモーターの下流におかれている。
ナにアグロバクテリウム菌を接種した。アグロバクテリ
ウム菌の接種は、シロイヌナズナの花茎に傷をつけて、
アグロバクテリウム菌を感染させるin planta 法を改良
した方法(Plant Journal, Vol.5, p551-558(1994))に
より行った。アグロバクテリウム菌としては、Velten,
J. らより入手したAgrobacterium tumefaciens C58C1Ri
f株(Nucleic Acids Research, Vol.13, p6981-6998(19
85))を用いた。この菌株には、中間系ベクターのpGV38
50HPTが入っており、ライトボーダーとレフトボーダー
の間には植物の選択マーカーとしてハイグロマイシンホ
スホトランスフェラーゼ遺伝子がカリフラワーモザイク
ウイルス35Sプロモーターの下流におかれている。
【0020】アグロバクテリウム菌の接種後、シロイヌ
ナズナをバーミュキュライトとパーライトを1:1で混
合した培養土に移植した。移植から1カ月半から2カ月
後に、種子(T2種子)を収穫した。得られた種子を前
記と同様に滅菌し、ハイグロマイシン含有培地(1Xガ
ンボーグB5培地用混合塩、1%ショ糖、0.8%寒天、10mg
/lハイグロマイシンB)に播いて培養し、ハイグロマイ
シンに耐性を示す個体だけを選び出し、培養土に移植し
た。培養土は前記と同様のものを用いた。移植から1カ
月半から2カ月後に自家受粉により得られた種子(T3
種子)を収穫した。
ナズナをバーミュキュライトとパーライトを1:1で混
合した培養土に移植した。移植から1カ月半から2カ月
後に、種子(T2種子)を収穫した。得られた種子を前
記と同様に滅菌し、ハイグロマイシン含有培地(1Xガ
ンボーグB5培地用混合塩、1%ショ糖、0.8%寒天、10mg
/lハイグロマイシンB)に播いて培養し、ハイグロマイ
シンに耐性を示す個体だけを選び出し、培養土に移植し
た。培養土は前記と同様のものを用いた。移植から1カ
月半から2カ月後に自家受粉により得られた種子(T3
種子)を収穫した。
【0021】〔実施例2〕 根の突然変異体のスクリー
ニング 根の突然変異体のスクリーニングは特開平10-4978号公
報の実施例2の記載に従って行った。 実施例1で得ら
れたT3種子を滅菌した後、寒天培地に播き、培養を行
った。滅菌の方法、及び寒天培地は実施例1に記載した
ものと同様のものを使用した。なお、根の形態観察を容
易にするため、寒天培地は、透明なプラスチックシャー
レ(栄研器材株式会社、2号角シャーレ〔14cmX10cm
〕)に入れた。
ニング 根の突然変異体のスクリーニングは特開平10-4978号公
報の実施例2の記載に従って行った。 実施例1で得ら
れたT3種子を滅菌した後、寒天培地に播き、培養を行
った。滅菌の方法、及び寒天培地は実施例1に記載した
ものと同様のものを使用した。なお、根の形態観察を容
易にするため、寒天培地は、透明なプラスチックシャー
レ(栄研器材株式会社、2号角シャーレ〔14cmX10cm
〕)に入れた。
【0022】根の形態は、実態顕微鏡OLYMPUS SZH-IDDL
によって透過光で観察した。約300ラインのトランスジ
ェニックシロイヌナズナの根の形態を観察し、根毛の長
さに異常のあるire突然変異体を単離した。根毛の長さ
は野生型(図1A)に比べてire突然変異体(図1B)で
は短いが、根毛の密度あるいは根毛のでる間隔は変わら
ず、根毛の長さが特異的に短くなった突然変異体である
ことが分かる。ire突然変異体の根毛の伸長を詳細に観
察すると、この突然変異体(図2B)では野生型植物
(図2A)より早い時期に根毛の伸長をやめてしまうこ
とで、最終的な根毛が野生型植物のおよそ60%までし
か伸長しないことが分かる。
によって透過光で観察した。約300ラインのトランスジ
ェニックシロイヌナズナの根の形態を観察し、根毛の長
さに異常のあるire突然変異体を単離した。根毛の長さ
は野生型(図1A)に比べてire突然変異体(図1B)で
は短いが、根毛の密度あるいは根毛のでる間隔は変わら
ず、根毛の長さが特異的に短くなった突然変異体である
ことが分かる。ire突然変異体の根毛の伸長を詳細に観
察すると、この突然変異体(図2B)では野生型植物
(図2A)より早い時期に根毛の伸長をやめてしまうこ
とで、最終的な根毛が野生型植物のおよそ60%までし
か伸長しないことが分かる。
【0023】〔実施例3〕 ire突然変異体の遺伝学的
検討 特開平10-4978号公報の実施例3の記載に従って、ireと
野生型植物を交雑し、そのF1世代の子孫の表現型(根毛
の長さ)を調べた。この結果を表1に示す。
検討 特開平10-4978号公報の実施例3の記載に従って、ireと
野生型植物を交雑し、そのF1世代の子孫の表現型(根毛
の長さ)を調べた。この結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示すように、F1は野生型同様に長い
根毛を示したため、このire突然変異体の形質は劣性に
遺伝することが分かる。さらにそのF1世代の植物の自家
受粉でできた次の世代の植物(F2植物)711個体の中で16
5個体(23%)が根毛の短い表現型を示したことから、i
reが一遺伝子劣性突然変異によるものであることが分か
る。
根毛を示したため、このire突然変異体の形質は劣性に
遺伝することが分かる。さらにそのF1世代の植物の自家
受粉でできた次の世代の植物(F2植物)711個体の中で16
5個体(23%)が根毛の短い表現型を示したことから、i
reが一遺伝子劣性突然変異によるものであることが分か
る。
【0026】〔実施例4〕 IRE遺伝子のクローニング
の可能性検討 ire突然変異体は選択マーカーをのせたT-DNAを挿入した
株から単離されたが、挿入されたT-DNAによってIRE遺伝
子が破壊されたことを確かめるために、上記のF2世代の
植物から213個体の突然変異体についてその自家受粉の
種子をそれぞれ収穫した。これらの種子をハイグロマイ
シン入りの培地(1XガンボーグB5培地用混合塩、1%
ショ糖、0.8 %寒天、10mg/l ハイグロマイシンB )に
播いたところ、すべての種子が耐性を示した。つまり、
F2世代のすべての突然変異個体でホモ接合体でマーカー
遺伝子を持っていた。このことからT-DNAとire遺伝子座
はほぼ同じ座にあり、T-DNAによってIRE遺伝子が破壊さ
れたことが分かった。以上のことから挿入されたT-DNA
の近傍のゲノムを単離すればそこにIRE遺伝子が存在す
ることが示された。
の可能性検討 ire突然変異体は選択マーカーをのせたT-DNAを挿入した
株から単離されたが、挿入されたT-DNAによってIRE遺伝
子が破壊されたことを確かめるために、上記のF2世代の
植物から213個体の突然変異体についてその自家受粉の
種子をそれぞれ収穫した。これらの種子をハイグロマイ
シン入りの培地(1XガンボーグB5培地用混合塩、1%
ショ糖、0.8 %寒天、10mg/l ハイグロマイシンB )に
播いたところ、すべての種子が耐性を示した。つまり、
F2世代のすべての突然変異個体でホモ接合体でマーカー
遺伝子を持っていた。このことからT-DNAとire遺伝子座
はほぼ同じ座にあり、T-DNAによってIRE遺伝子が破壊さ
れたことが分かった。以上のことから挿入されたT-DNA
の近傍のゲノムを単離すればそこにIRE遺伝子が存在す
ることが示された。
【0027】〔実施例5〕 IRE遺伝子のクローニング ire突然変異体のゲノムDNAをテンプレートにTAIL PCR法
によりT-DNAの近傍のゲノムをクローニングした(Plant
Journal, Vol.8, p457-463 (1995))。その際に一番目
の特異的プライマー、5'-CACATCATCTCATTGATGCTTGGT-3'
(24mer);二番目の特異的プライマー、5'-CATAGATGCACT
CGAAATCAGCC-3'(23mer);三番目の特異的プライマー、
5'-GTGTTATTAAGTTGTCTAAGCGTC-3'(24 mer);任意プライ
マー、 5'-(A/T)GTG(A/T/G/C)AG(A/T)A(A/T/G/C)CA(A/T
/G/C)AGA-3'(16mer)を用いた。これらのプライマーのセ
ットにより、0.7 kbのPCR断片を増幅した。テンプレー
トに用いたDNAは特開平10-4978号公報の実施例4の記載
に従って抽出した。増幅した0.7 kbのPCR断片をプロー
ブとしてシロイヌナズナのゲノミックライブラリーをス
クリーニングし、PCR断片とハイブリダイズする領域を
含むおよそ10 kbをクローニングした(図3)。この領
域をいくつかの断片に分けてpBluescript II KS+ (Stra
tagene社製)にサブクローニングして、塩基配列の決定
を行った。さらに図3の下線で示したゲノム領域をプロ
ーブとして用いてcDNAライブラリーをスクリーニングし
た結果1個のcDNAを単離した。ゲノミックライブラリー
およびcDNAライブラリーのスクリーニング、および塩基
配列の決定法は特開平10-4978号公報の実施例7の記載
に従った。単離されたcDNAは1 kbあまりしかなかったの
で、全長のcDNAの単離を目指して、cDNAライブラリー作
製のために合成したcDNAをテンプレートにしてゲノムの
配列をもとに設計したいくつかのプライマーをもちいて
PCR法によりIRE遺伝子のcDNAを増幅した。以下の2種類
のプライマーのセットで増幅した断片とスクリーニング
で単離したcDNAをつなぎ合わせることで最も長いcDNAを
作った。
によりT-DNAの近傍のゲノムをクローニングした(Plant
Journal, Vol.8, p457-463 (1995))。その際に一番目
の特異的プライマー、5'-CACATCATCTCATTGATGCTTGGT-3'
(24mer);二番目の特異的プライマー、5'-CATAGATGCACT
CGAAATCAGCC-3'(23mer);三番目の特異的プライマー、
5'-GTGTTATTAAGTTGTCTAAGCGTC-3'(24 mer);任意プライ
マー、 5'-(A/T)GTG(A/T/G/C)AG(A/T)A(A/T/G/C)CA(A/T
/G/C)AGA-3'(16mer)を用いた。これらのプライマーのセ
ットにより、0.7 kbのPCR断片を増幅した。テンプレー
トに用いたDNAは特開平10-4978号公報の実施例4の記載
に従って抽出した。増幅した0.7 kbのPCR断片をプロー
ブとしてシロイヌナズナのゲノミックライブラリーをス
クリーニングし、PCR断片とハイブリダイズする領域を
含むおよそ10 kbをクローニングした(図3)。この領
域をいくつかの断片に分けてpBluescript II KS+ (Stra
tagene社製)にサブクローニングして、塩基配列の決定
を行った。さらに図3の下線で示したゲノム領域をプロ
ーブとして用いてcDNAライブラリーをスクリーニングし
た結果1個のcDNAを単離した。ゲノミックライブラリー
およびcDNAライブラリーのスクリーニング、および塩基
配列の決定法は特開平10-4978号公報の実施例7の記載
に従った。単離されたcDNAは1 kbあまりしかなかったの
で、全長のcDNAの単離を目指して、cDNAライブラリー作
製のために合成したcDNAをテンプレートにしてゲノムの
配列をもとに設計したいくつかのプライマーをもちいて
PCR法によりIRE遺伝子のcDNAを増幅した。以下の2種類
のプライマーのセットで増幅した断片とスクリーニング
で単離したcDNAをつなぎ合わせることで最も長いcDNAを
作った。
【0028】cDNAの5'側2.2kb の断片は、f2384:CAACCG
CTTCTCTGTAATCとr4950:AGCCTTCCTATCCTGAATGを用いたPC
R 法で増幅し、cDNAの3'側(poly Aに近い側)の1.2kb
の断片はf4897:TCATGATTGAGCAGTTGGAとr6898:CCGAGCAAG
TGTGTCCを用いたPCR 法で増幅した。得られたcDNAの塩
基配列を決定したところ全長はポリA配列を除いて3842b
pからなり(配列番号1)、可能な最大のORF(Open Read
ing Frame)は1168アミノ酸残基からなる(配列番号
2)。このORFの開始コドンの前には終止コドンがあ
る。図4にIRE遺伝子のcDNAとゲノムの配列との対応を
示した。IRE遺伝子は17個のエクソンに分かれてコード
されており、ire突然変異体ではプロモーター領域にT-D
NAが挿入されていた。図4に示した野生型IRE遺伝子の
ゲノム領域をire 突然変異体に導入するために、pBI121
(Clontech社)のβ-Glucuronidase(以下「GUS 」とい
う)を発現させる領域の部分を野生型IRE 遺伝子のゲノ
ム領域と入れ替えたベクターを作製した。pBI121にはカ
ナマイシンに耐性を示す遺伝子が入っており、形質転換
植物はカナマイシンに耐性を示す。ベクターの作製およ
び、植物への遺伝子導入は特開平10-4978号公報の実施
例8の記載に従ったが、バクテリアや植物の選抜のため
の培地には50mg/lの硫酸カナマイシン(明治製菓)を添
加した。得られた形質転換植物の根毛は図1Cに示すと
おり、形質転換されていない植物(ire突然変異体)に
比べて根毛が長くなっており、この遺伝子に根毛を長く
する能力があることが示された。
CTTCTCTGTAATCとr4950:AGCCTTCCTATCCTGAATGを用いたPC
R 法で増幅し、cDNAの3'側(poly Aに近い側)の1.2kb
の断片はf4897:TCATGATTGAGCAGTTGGAとr6898:CCGAGCAAG
TGTGTCCを用いたPCR 法で増幅した。得られたcDNAの塩
基配列を決定したところ全長はポリA配列を除いて3842b
pからなり(配列番号1)、可能な最大のORF(Open Read
ing Frame)は1168アミノ酸残基からなる(配列番号
2)。このORFの開始コドンの前には終止コドンがあ
る。図4にIRE遺伝子のcDNAとゲノムの配列との対応を
示した。IRE遺伝子は17個のエクソンに分かれてコード
されており、ire突然変異体ではプロモーター領域にT-D
NAが挿入されていた。図4に示した野生型IRE遺伝子の
ゲノム領域をire 突然変異体に導入するために、pBI121
(Clontech社)のβ-Glucuronidase(以下「GUS 」とい
う)を発現させる領域の部分を野生型IRE 遺伝子のゲノ
ム領域と入れ替えたベクターを作製した。pBI121にはカ
ナマイシンに耐性を示す遺伝子が入っており、形質転換
植物はカナマイシンに耐性を示す。ベクターの作製およ
び、植物への遺伝子導入は特開平10-4978号公報の実施
例8の記載に従ったが、バクテリアや植物の選抜のため
の培地には50mg/lの硫酸カナマイシン(明治製菓)を添
加した。得られた形質転換植物の根毛は図1Cに示すと
おり、形質転換されていない植物(ire突然変異体)に
比べて根毛が長くなっており、この遺伝子に根毛を長く
する能力があることが示された。
【0029】〔実施例6〕 IRE遺伝子のプロモーター
領域の部位特異的活性 図6(配列番号3)で示されるDNA断片(制限酵素XhoIと
BamHIの切断で得られる)をpBI101-2(Clontech社)の
制限酵素SalIとBamHIで切り出されるベクターにつない
だものを用いて野生型植物を形質転換した(方法は上記
実施例5に従った)。制限酵素はすべて宝酒造製のもの
を使用した。このベクターではIRE遺伝子のプロモータ
ーによりGUS 遺伝子が発現する仕組みになっている。な
お、図6で示される配列は図4のXhoI部位とBamHI部位
に挟まれた領域に相当する。図6で白黒反転した配列は
IRE遺伝子の最初のエクソンに相当し、開始コドンATGを
四角で囲んである。また下点線はIRE遺伝子に隣接する
別の遺伝子のエクソンを示している。発現したGUSの活
性を観察するために、得られた形質転換体をX-Gluc液
〔5.7 mM X-Gluc (5-bromo-4-chloro-3-indolyl-β-glu
curonide), 1.5 mM K3Fe(CN)6, 1.5 mM K4Fe(CN)6, 0.
9% Triton X-100〕に浸し、真空ポンプで一度減圧した
後、一晩中37℃で保温して発色さた。試薬はすべて和光
純薬製のものを用いた。GUSの活性はほぼ根と花粉に限
定されていた。図5Aに示すように根では伸長している
根毛で強くGUSの発現が見られた。また図5Bの矢印で示
すように、葯の中では花粉粒で発現が見られた。また柱
頭上に付着した花粉は発芽し花粉管を伸長するが、伸長
途中の花粉管でも発現が見られた(図5Cの矢印)。以
上のことから配列番号3で示されるIRE遺伝子のプロモ
ーターは根毛と花粉管という先端成長を行う部位で活性
を持つことが分かった。
領域の部位特異的活性 図6(配列番号3)で示されるDNA断片(制限酵素XhoIと
BamHIの切断で得られる)をpBI101-2(Clontech社)の
制限酵素SalIとBamHIで切り出されるベクターにつない
だものを用いて野生型植物を形質転換した(方法は上記
実施例5に従った)。制限酵素はすべて宝酒造製のもの
を使用した。このベクターではIRE遺伝子のプロモータ
ーによりGUS 遺伝子が発現する仕組みになっている。な
お、図6で示される配列は図4のXhoI部位とBamHI部位
に挟まれた領域に相当する。図6で白黒反転した配列は
IRE遺伝子の最初のエクソンに相当し、開始コドンATGを
四角で囲んである。また下点線はIRE遺伝子に隣接する
別の遺伝子のエクソンを示している。発現したGUSの活
性を観察するために、得られた形質転換体をX-Gluc液
〔5.7 mM X-Gluc (5-bromo-4-chloro-3-indolyl-β-glu
curonide), 1.5 mM K3Fe(CN)6, 1.5 mM K4Fe(CN)6, 0.
9% Triton X-100〕に浸し、真空ポンプで一度減圧した
後、一晩中37℃で保温して発色さた。試薬はすべて和光
純薬製のものを用いた。GUSの活性はほぼ根と花粉に限
定されていた。図5Aに示すように根では伸長している
根毛で強くGUSの発現が見られた。また図5Bの矢印で示
すように、葯の中では花粉粒で発現が見られた。また柱
頭上に付着した花粉は発芽し花粉管を伸長するが、伸長
途中の花粉管でも発現が見られた(図5Cの矢印)。以
上のことから配列番号3で示されるIRE遺伝子のプロモ
ーターは根毛と花粉管という先端成長を行う部位で活性
を持つことが分かった。
【0030】
【発明の効果】本発明は、植物の先端成長制御作用を有
するタンパク質をコードする構造遺伝子及びそのプロモ
ーターを提供する。本発明の構造遺伝子を利用して根毛
の長さを伸長させた植物など様々な形態の植物を作出す
ることができる。また。本発明のプロモーターを利用し
て任意の遺伝子を植物の先端成長を行う部位に特異的に
発現させることができる。
するタンパク質をコードする構造遺伝子及びそのプロモ
ーターを提供する。本発明の構造遺伝子を利用して根毛
の長さを伸長させた植物など様々な形態の植物を作出す
ることができる。また。本発明のプロモーターを利用し
て任意の遺伝子を植物の先端成長を行う部位に特異的に
発現させることができる。
【0031】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Biomolecular Engineering Research Institute <120> IRI Gene for Regulating Growth of Root Hair for Arabidopsis <130> P98-0649 <160> 3 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 3842 <212> DNA <213> Arabidopsis thaliana <221> CDS <222> (124)..(3627) <400> 1 caaccgcttc tctgtaatcg ttatgttttg ataaaatcac aaaacaaaca aacaaacaaa 60 aattaaaaga gtgtaaatat gaaaattcaa ataattctct acaaattttt ctattaataa 120 caa atg tct acg acg gaa ccg tcg cct gag aat gat cgg gat cca caa 168 Met Ser Thr Thr Glu Pro Ser Pro Glu Asn Asp Arg Asp Pro Gln 1 5 10 15 ccg acc acc ata tct act ccg act tcc acc aat gcg aag ctt ctg aag 216 Pro Thr Thr Ile Ser Thr Pro Thr Ser Thr Asn Ala Lys Leu Leu Lys 20 25 30 aag atc cct gcg att cct ttc cgc cat tcg gat aag gaa gga gaa gat 264 Lys Ile Pro Ala Ile Pro Phe Arg His Ser Asp Lys Glu Gly Glu Asp 35 40 45 gaa caa gcg aag acg gac gag gtt act acg gaa tta gct ggg gaa ggt 312 Glu Gln Ala Lys Thr Asp Glu Val Thr Thr Glu Leu Ala Gly Glu Gly 50 55 60 ccg atg agt cac gat tcg ccg gaa att ctt gct cct tct tcc tta ggt 360 Pro Met Ser His Asp Ser Pro Glu Ile Leu Ala Pro Ser Ser Leu Gly 65 70 75 ttg aat cat atc aga acg aaa tcg tct cct gcg ccg tct cct ttg aga 408 Leu Asn His Ile Arg Thr Lys Ser Ser Pro Ala Pro Ser Pro Leu Arg 80 85 90 95 ttt tca tct gcc acg cct ttg ata tct ccg ggt caa gat gat aaa gac 456 Phe Ser Ser Ala Thr Pro Leu Ile Ser Pro Gly Gln Asp Asp Lys Asp 100 105 110 gtc gcc aag gag aaa ccg agg gtt ggt gtt gtt gat gct cgt gct gat 504 Val Ala Lys Glu Lys Pro Arg Val Gly Val Val Asp Ala Arg Ala Asp 115 120 125 gct cgt gcc aga tgg ccg att cct cca cat caa ccc gat caa ggg aaa 552 Ala Arg Ala Arg Trp Pro Ile Pro Pro His Gln Pro Asp Gln Gly Lys 130 135 140 aaa gtt cag tgg agt caa tca aaa tct caa cga gtg cct gca aat tca 600 Lys Val Gln Trp Ser Gln Ser Lys Ser Gln Arg Val Pro Ala Asn Ser 145 150 155 aat cca ggg gta gag agt act cat gta ggt ctt gcc aag gaa aca caa 648 Asn Pro Gly Val Glu Ser Thr His Val Gly Leu Ala Lys Glu Thr Gln 160 165 170 175 tct cca cgt ttt cag gcg ata ttg cgt gtc aca agt gga agg aag aag 696 Ser Pro Arg Phe Gln Ala Ile Leu Arg Val Thr Ser Gly Arg Lys Lys 180 185 190 aaa gct cat gac att aag agc ttc tct cat gaa ctt aat tct aaa ggt 744 Lys Ala His Asp Ile Lys Ser Phe Ser His Glu Leu Asn Ser Lys Gly 195 200 205 gtg cga cct ttt ccc gtg tgg aga tct cgc gca gtt ggt cac atg gag 792 Val Arg Pro Phe Pro Val Trp Arg Ser Arg Ala Val Gly His Met Glu 210 215 220 gag att atg gcg gcg atc aga acg aag ttt gat aag caa aag gaa gat 840 Glu Ile Met Ala Ala Ile Arg Thr Lys Phe Asp Lys Gln Lys Glu Asp 225 230 235 gtt gat gct gat tta gga gtt ttt gct ggc tat tta gtg aca act cta 888 Val Asp Ala Asp Leu Gly Val Phe Ala Gly Tyr Leu Val Thr Thr Leu 240 245 250 255 gag agc aca cca gaa tct aac aaa gaa tta aga gtg ggt cta gag gat 936 Glu Ser Thr Pro Glu Ser Asn Lys Glu Leu Arg Val Gly Leu Glu Asp 260 265 270 ttg tta gtt gag gct cgg caa tgt gca acc atg cca gct agt gag ttt 984 Leu Leu Val Glu Ala Arg Gln Cys Ala Thr Met Pro Ala Ser Glu Phe 275 280 285 tgg ttg aaa tgt gaa ggt att gtt cag aag ctt gat gat aaa cgt cag 1032 Trp Leu Lys Cys Glu Gly Ile Val Gln Lys Leu Asp Asp Lys Arg Gln 290 295 300 gag cta ccc atg gga gga ctg aaa cag gct cat aat cgt ctt ctt ttc 1080 Glu Leu Pro Met Gly Gly Leu Lys Gln Ala His Asn Arg Leu Leu Phe 305 310 315 att ctt act cgt tgc aat agg ctt gtg caa ttt cgt aaa gag agt ggt 1128 Ile Leu Thr Arg Cys Asn Arg Leu Val Gln Phe Arg Lys Glu Ser Gly 320 325 330 335 tat gtt gaa gaa cac att ctg gga atg cac cag cta agt gat ctt gga 1176 Tyr Val Glu Glu His Ile Leu Gly Met His Gln Leu Ser Asp Leu Gly 340 345 350 gtt tat cct gaa cag atg gtg gaa atc tcg cga caa cag gac ctt ctt 1224 Val Tyr Pro Glu Gln Met Val Glu Ile Ser Arg Gln Gln Asp Leu Leu 355 360 365 cga gag aag gaa atc caa aag ata aat gaa aag caa aat cta gct ggt 1272 Arg Glu Lys Glu Ile Gln Lys Ile Asn Glu Lys Gln Asn Leu Ala Gly 370 375 380 aaa caa gat gat cag aac tcg aac agc gga gct gat gga gtg gaa gta 1320 Lys Gln Asp Asp Gln Asn Ser Asn Ser Gly Ala Asp Gly Val Glu Val 385 390 395 aat act gct aga agt act gat tca act tcg agc aat ttt cgg atg tca 1368 Asn Thr Ala Arg Ser Thr Asp Ser Thr Ser Ser Asn Phe Arg Met Ser 400 405 410 415 tct tgg aag aag ctt cca tct gct gcc gag aaa aac cgt agt ctt aat 1416 Ser Trp Lys Lys Leu Pro Ser Ala Ala Glu Lys Asn Arg Ser Leu Asn 420 425 430 aac act ccc aag gct aag ggg gag agc aaa atc caa cca aaa gtt tat 1464 Asn Thr Pro Lys Ala Lys Gly Glu Ser Lys Ile Gln Pro Lys Val Tyr 435 440 445 ggt gat gaa aac gct gaa aac ttg cat agc ccg tca ggc cag cct gca 1512 Gly Asp Glu Asn Ala Glu Asn Leu His Ser Pro Ser Gly Gln Pro Ala 450 455 460 tct gca gac aga agt gct ttg tgg ggt ttc tgg gcg gac cat caa tgt 1560 Ser Ala Asp Arg Ser Ala Leu Trp Gly Phe Trp Ala Asp His Gln Cys 465 470 475 gtg aca tac gat aat tct atg att tgt cgt atc tgt gaa gtt gaa ata 1608 Val Thr Tyr Asp Asn Ser Met Ile Cys Arg Ile Cys Glu Val Glu Ile 480 485 490 495 cca gtt gta cat gta gaa gag cac tct cga ata tgc aca atc gct gat 1656 Pro Val Val His Val Glu Glu His Ser Arg Ile Cys Thr Ile Ala Asp 500 505 510 aga tgt gac ttg aag gga ata aat gta aac tta aga ctt gaa aga gta 1704 Arg Cys Asp Leu Lys Gly Ile Asn Val Asn Leu Arg Leu Glu Arg Val 515 520 525 gct gaa agt ctt gag aaa att ctg gag tca tgg acg cca aag agc agc 1752 Ala Glu Ser Leu Glu Lys Ile Leu Glu Ser Trp Thr Pro Lys Ser Ser 530 535 540 gta act cca aga gca gtt gct gat agc gca aga tta tca aat tcc agt 1800 Val Thr Pro Arg Ala Val Ala Asp Ser Ala Arg Leu Ser Asn Ser Ser 545 550 555 aga caa gaa gat ctg gat gaa atc tct cag aga tgt tca gat gac atg 1848 Arg Gln Glu Asp Leu Asp Glu Ile Ser Gln Arg Cys Ser Asp Asp Met 560 565 570 575 ctt gat tgc gtt cct cgt tca cag aat aca ttt tct ttg gat gaa ctg 1896 Leu Asp Cys Val Pro Arg Ser Gln Asn Thr Phe Ser Leu Asp Glu Leu 580 585 590 aat atc ttg aat gaa atg tct atg acc aat gga aca aag gac tcg tca 1944 Asn Ile Leu Asn Glu Met Ser Met Thr Asn Gly Thr Lys Asp Ser Ser 595 600 605 gca gga agc ttg aca ccg cca tca cca gca aca cca agg aat agc caa 1992 Ala Gly Ser Leu Thr Pro Pro Ser Pro Ala Thr Pro Arg Asn Ser Gln 610 615 620 gta gat ttg cta cta agt ggt cga aaa aca ata tca gag ctt gag aat 2040 Val Asp Leu Leu Leu Ser Gly Arg Lys Thr Ile Ser Glu Leu Glu Asn 625 630 635 tat cag cag ata aac aag ttg ctt gat att gct cgt tcg gtg gca aat 2088 Tyr Gln Gln Ile Asn Lys Leu Leu Asp Ile Ala Arg Ser Val Ala Asn 640 645 650 655 gtg aat gta tgt gga tac agt tca ctg gac ttc atg att gag cag ttg 2136 Val Asn Val Cys Gly Tyr Ser Ser Leu Asp Phe Met Ile Glu Gln Leu 660 665 670 gat gag ctc aag tac gtc att cag gat agg aag gct gat gcc ctt gtg 2184 Asp Glu Leu Lys Tyr Val Ile Gln Asp Arg Lys Ala Asp Ala Leu Val 675 680 685 gta gaa acg ttt gga aga cga atc gag aag cta ctg cag gag aag tac 2232 Val Glu Thr Phe Gly Arg Arg Ile Glu Lys Leu Leu Gln Glu Lys Tyr 690 695 700 att gaa ctc tgt gga ctg ata gat gat gaa aaa gta gac tca tcc aat 2280 Ile Glu Leu Cys Gly Leu Ile Asp Asp Glu Lys Val Asp Ser Ser Asn 705 710 715 gcc atg ccg gat gaa gaa agc tca gca gat gag gat aca gta cga 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tcc ttg ttg aga aat ctt ggt 2664 Glu Tyr Leu Asn Gly Gly Asp Leu Phe Ser Leu Leu Arg Asn Leu Gly 835 840 845 tgc ttg gac gaa gac atg gcc cgc att tat att gct gaa gtg gtg ctt 2712 Cys Leu Asp Glu Asp Met Ala Arg Ile Tyr Ile Ala Glu Val Val Leu 850 855 860 gct ctg gag tat ctg cat tct gta aat atc att cac aga gac tta aag 2760 Ala Leu Glu Tyr Leu His Ser Val Asn Ile Ile His Arg Asp Leu Lys 865 870 875 cca gac aat ttg ttg atc aat cag gat ggt cac atc aag ttg aca gat 2808 Pro Asp Asn Leu Leu Ile Asn Gln Asp Gly His Ile Lys Leu Thr Asp 880 885 890 895 ttc ggg ctt tcc aag gtt ggt ctt atc aat agc aca gat gac tta tca 2856 Phe Gly Leu Ser Lys Val Gly Leu Ile Asn Ser Thr Asp Asp Leu Ser 900 905 910 ggt gaa tca tca ttg gga aac agt gga ttt ttc gca gaa gat gga tca 2904 Gly Glu Ser Ser Leu Gly Asn Ser Gly Phe Phe Ala Glu Asp Gly Ser 915 920 925 aaa gct caa cat tca caa ggc aaa gat agt cgt aag aaa cat gca gtt 2952 Lys Ala Gln His Ser Gln Gly Lys Asp Ser Arg Lys Lys His Ala Val 930 935 940 gtt gga acc cct gat tat cta gca cct gaa ata ctt ctt gga atg ggt 3000 Val Gly Thr Pro Asp Tyr Leu Ala Pro Glu Ile Leu Leu Gly Met Gly 945 950 955 cat ggt aaa acc gct gat tgg tgg tca gta ggt gtt att ctc ttt gag 3048 His Gly Lys Thr Ala Asp Trp Trp Ser Val Gly Val Ile Leu Phe Glu 960 965 970 975 gtt ctc gtt ggt att cct cct ttc aat gca gaa acc cca cag caa att 3096 Val Leu Val Gly Ile Pro Pro Phe Asn Ala Glu Thr Pro Gln Gln Ile 980 985 990 ttt gaa aat ata atc aac aga gat ata cca tgg cca aat gtg cca gag 3144 Phe Glu Asn Ile Ile Asn Arg Asp Ile Pro Trp Pro Asn Val Pro Glu 995 1000 1005 gag ata tct tat gaa gca cat gat ctg atc aac aag ctg cta act gaa 3192 Glu Ile Ser Tyr Glu Ala His Asp Leu Ile Asn Lys Leu Leu Thr Glu 1010 1015 1020 aat cct gtc caa aga cta ggg gct acg gga gct gga gag gtg aaa caa 3240 Asn Pro Val Gln Arg Leu Gly Ala Thr Gly Ala Gly Glu Val Lys Gln 1025 1030 1035 cat cat ttt ttc aaa gat att aac tgg gac aca ctt gct cgg caa aag 3288 His His Phe Phe Lys Asp Ile Asn Trp Asp Thr Leu Ala Arg Gln Lys 1040 1045 1050 1055 gct atg ttt gta cca tca gct gaa cca caa gac act agt tat ttc atg 3336 Ala Met Phe Val Pro Ser Ala Glu Pro Gln Asp Thr Ser Tyr Phe Met 1060 1065 1070 agc cga tat ata tgg aac ccg gaa gac gaa aat gtt cat gga ggc agc 3384 Ser Arg Tyr Ile Trp Asn Pro Glu Asp Glu Asn Val His Gly Gly Ser 1075 1080 1085 gat ttt gat gac ctt aca gac aca tgc agt agc agc tcc ttt aat aca 3432 Asp Phe Asp Asp Leu Thr Asp Thr Cys Ser Ser Ser Ser Phe Asn Thr 1090 1095 1100 cag gaa gaa gat ggt gat gag tgt ggt agc tta gca gaa ttt gga aat 3480 Gln Glu Glu Asp Gly Asp Glu Cys Gly Ser Leu Ala Glu Phe Gly Asn 1105 1110 1115 gga cca aat ctt gct gtg aag tat tcc ttc agc aat ttt tcg ttc aag 3528 Gly Pro Asn Leu Ala Val Lys Tyr Ser Phe Ser Asn Phe Ser Phe Lys 1120 1125 1130 1135 aac ctc tca caa ctg gct tcg atc aac tac gat ctt gtc cta aag aac 3576 Asn Leu Ser Gln Leu Ala Ser Ile Asn Tyr Asp Leu Val Leu Lys Asn 1140 1145 1150 gca aag gaa tca gta gaa gct tcg aac cag tca gcc cct cga ccc gaa 3624 Ala Lys Glu Ser Val Glu Ala Ser Asn Gln Ser Ala Pro Arg Pro Glu 1155 1160 1165 aca tgatgactac taatatgtat ggatcattta tgtaacttca agagctgatt 3677 Thr ggttcctgtt caagccatca aagaaagtaa taataacttg gaagcatagc atagctagga 3737 agcaaaagag ctacagagat ttgagtatga tattttatgt aattacatga tacacttact 3797 gaaattacaa gattttttca aataaatcta aaaaaatctt gaatt 3842 <210> 2 <211> 1168 <212> PRT <213> Arabidopsis thaliana <400> 2 Met Ser Thr Thr Glu Pro Ser Pro Glu Asn Asp Arg Asp Pro Gln Pro 1 5 10 15 Thr Thr Ile Ser Thr Pro Thr Ser Thr Asn Ala Lys Leu Leu Lys Lys 20 25 30 Ile Pro Ala Ile Pro Phe Arg His Ser Asp Lys Glu Gly Glu Asp Glu 35 40 45 Gln Ala Lys Thr Asp Glu Val Thr Thr Glu Leu Ala Gly Glu Gly Pro 50 55 60 Met Ser His Asp Ser Pro Glu Ile Leu Ala Pro Ser Ser Leu Gly Leu 65 70 75 80 Asn His Ile Arg Thr Lys Ser Ser Pro Ala Pro Ser Pro Leu Arg Phe 85 90 95 Ser Ser Ala Thr Pro Leu Ile Ser Pro Gly Gln Asp Asp Lys Asp Val 100 105 110 Ala Lys Glu Lys Pro Arg Val Gly Val Val Asp Ala Arg Ala Asp Ala 115 120 125 Arg Ala Arg 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tca aaa tct caa cga gtg cct gca aat tca aat 480 Val Gln Trp Ser Gln Ser Lys Ser Gln Arg Val Pro Ala Asn Ser Asn 145 150 155 160 cca ggg gta gag agt act cat gta ggt ctt gcc aag gaa aca caa tct 528 Pro Gly Val Glu Ser Thr His Val Gly Leu Ala Lys Glu Thr Gln Ser 165 170 175 cca cgt ttt cag gcg ata ttg cgt gtc aca agt gga agg aag aag aaa 576 Pro Arg Phe Gln Ala Ile Leu Arg Val Thr Ser Gly Arg Lys Lys Lys 180 185 190 gct cat gac att aag agc ttc tct cat gaa ctt aat tct aaa ggt gtg 624 Ala His Asp Ile Lys Ser Phe Ser His Glu Leu Asn Ser Lys Gly Val 195 200 205 cga cct ttt ccc gtg tgg aga tct cgc gca gtt ggt cac atg gag gag 672 Arg Pro Phe Pro Val Trp Arg Ser Arg Ala Val Gly His Met Glu Glu 210 215 220 att atg gcg gcg atc aga acg aag ttt gat aag caa aag gaa gat gtt 720 Ile Met Ala Ala Ile Arg Thr Lys Phe Asp Lys Gln Lys Glu Asp Val 225 230 235 240 gat gct gat tta gga gtt ttt gct ggc tat tta gtg aca act cta gag 768 Asp Ala Asp Leu Gly Val Phe Ala Gly Tyr Leu Val Thr Thr Leu Glu 245 250 255 agc aca cca gaa tct aac aaa gaa tta aga gtg ggt cta gag gat ttg 816 Ser Thr Pro Glu Ser Asn Lys Glu Leu Arg Val Gly Leu Glu Asp Leu 260 265 270 tta gtt gag gct cgg caa tgt gca acc atg cca gct agt gag ttt tgg 864 Leu Val Glu Ala Arg Gln Cys Ala Thr Met Pro Ala Ser Glu Phe Trp 275 280 285 ttg aaa tgt gaa ggt att gtt cag aag ctt gat gat aaa cgt cag gag 912 Leu Lys Cys Glu Gly Ile Val Gln Lys Leu Asp Asp Lys Arg Gln Glu 290 295 300 cta ccc atg gga gga ctg aaa cag gct cat aat cgt ctt ctt ttc att 960 Leu Pro Met Gly Gly Leu Lys Gln Ala His Asn Arg Leu Leu Phe Ile 305 310 315 320 ctt act cgt tgc aat agg ctt gtg caa ttt cgt aaa gag agt ggt tat 1008 Leu Thr Arg Cys Asn Arg Leu Val Gln Phe Arg Lys Glu Ser Gly Tyr 325 330 335 gtt gaa gaa cac att ctg gga atg cac cag cta agt gat ctt gga gtt 1056 Val Glu Glu His Ile Leu Gly Met His Gln Leu Ser Asp Leu Gly Val 340 345 350 tat cct gaa cag atg gtg gaa atc tcg cga caa cag gac ctt ctt cga 1104 Tyr Pro Glu Gln Met Val Glu Ile Ser Arg Gln Gln Asp Leu Leu Arg 355 360 365 gag aag gaa atc caa aag ata aat gaa aag caa aat cta gct ggt ata 1152 Glu Lys Glu Ile Gln Lys Ile Asn Glu Lys Gln Asn Leu Ala Gly Ile 370 375 380 caa gat gat cag aac tcg aac agc gga gct gat gga gtg gaa gta aat 1200 Gln Asp Asp Gln Asn Ser Asn Ser Gly Ala Asp Gly Val Glu Val Asn 385 390 395 400 act gct aga agt act gat tca act tcg agc aat ttt cgg atg tca tct 1248 Thr Ala Arg Ser Thr Asp Ser Thr Ser Ser Asn Phe Arg Met Ser Ser 405 410 415 tgg aag aag ctt cca tct gct gcc gag aaa aac cgt agt ctt aat aac 1296 Trp Lys Lys Leu Pro Ser Ala Ala Glu Lys Asn Arg Ser Leu Asn Asn 420 425 430 act ccc aag gct aag ggg gag agc aaa atc caa cca aaa gtt tat ggt 1344 Thr Pro Lys Ala Lys Gly Glu Ser Lys Ile Gln Pro Lys Val Tyr Gly 435 440 445 gat gaa aac gct gaa aac ttg cat agc ccg tca ggc cag cct gca tct 1392 Asp Glu Asn Ala Glu Asn Leu His Ser Pro Ser Gly Gln Pro Ala Ser 450 455 460 gca gac aga agt gct ttg tgg ggt ttc tgg gcg gac cat caa tgt gtg 1440 Ala Asp Arg Ser Ala Leu Trp Gly Phe Trp Ala Asp His Gln Cys Val 465 470 475 480 aca tac gat aat tct atg att tgt cgt atc tgt gaa gtt gaa ata cca 1488 Thr Tyr Asp Asn Ser Met Ile Cys Arg Ile Cys Glu Val Glu Ile Pro 485 490 495 gtt gta cat gta gaa gag cac tct cga ata tgc aca atc gct gat aga 1536 Val Val His Val Glu Glu His Ser Arg Ile Cys Thr Ile Ala Asp Arg 500 505 510 tgt gac ttg aag gga ata aat gta aac tta aga ctt gaa aga gta gct 1584 Cys Asp Leu Lys Gly Ile Asn Val Asn Leu Arg Leu Glu Arg Val Ala 515 520 525 gaa agt ctt gag aaa att ctg gag tca tgg acg cca aag agc agc gta 1632 Glu Ser Leu Glu Lys Ile Leu Glu Ser Trp Thr Pro Lys Ser Ser Val 530 535 540 act cca aga gca gtt gct gat agc gca aga tta tca aat tcc agt aga 1680 Thr Pro Arg Ala Val Ala Asp Ser Ala Arg Leu Ser Asn Ser Ser Arg 545 550 555 560 caa gaa gat ctg gat gaa atc tct cag aga tgt tca gat gac atg ctt 1728 Gln Glu Asp Leu Asp Glu Ile Ser Gln Arg Cys Ser Asp Asp Met Leu 565 570 575 gat tgc gtt cct cgt tca cag aat aca ttt tct ttg gat gaa ctg aat 1776 Asp Cys Val Pro Arg Ser Gln Asn Thr Phe Ser Leu Asp Glu Leu Asn 580 585 590 atc ttg aat gaa atg tct atg acc aat gga aca aag gac tcg tca gca 1824 Ile Leu Asn Glu Met Ser Met Thr Asn Gly Thr Lys Asp Ser Ser Ala 595 600 605 gga agc ttg aca ccg cca tca cca gca aca cca agg aat agc caa gta 1872 Gly Ser Leu Thr Pro Pro Ser Pro Ala Thr Pro Arg Asn Ser Gln Val 610 615 620 gat ttg cta cta agt ggt cga aaa aca ata tca gag ctt gag aat tat 1920 Asp Leu Leu Leu Ser Gly Arg Lys Thr Ile Ser Glu Leu Glu Asn Tyr 625 630 635 640 cag cag ata aac aag ttg ctt gat att gct cgt tcg gtg gca aat gtg 1968 Gln Gln Ile Asn Lys Leu Leu Asp Ile Ala Arg Ser Val Ala Asn Val 645 650 655 aat gta tgt gga tac agt tca ctg gac ttc atg att gag cag ttg gat 2016 Asn Val Cys Gly Tyr Ser Ser Leu Asp Phe Met Ile Glu Gln Leu Asp 660 665 670 gag ctc aag tac gtc att cag gat agg aag gct gat gcc ctt gtg gta 2064 Glu Leu Lys Tyr Val Ile Gln Asp Arg Lys Ala Asp Ala Leu Val Val 675 680 685 gaa acg ttt gga aga cga atc gag aag cta ctg cag gag aag tac att 2112 Glu Thr Phe Gly Arg Arg Ile Glu Lys Leu Leu Gln Glu Lys Tyr Ile 690 695 700 gaa ctc tgt gga ctg ata gat gat gaa aaa gta gac tca tcc aat gcc 2160 Glu Leu Cys Gly Leu Ile Asp Asp Glu Lys Val Asp Ser Ser Asn Ala 705 710 715 720 atg ccg gat gaa gaa agc tca gca gat gag gat aca gta cga agc tta 2208 Met Pro Asp Glu Glu Ser Ser Ala Asp Glu Asp Thr Val Arg Ser Leu 725 730 735 cgg gca agc cca ctt aat cca cgt gct aaa gat cga aca tca ata gaa 2256 Arg Ala Ser Pro Leu Asn Pro Arg Ala Lys Asp Arg Thr Ser Ile Glu 740 745 750 gat ttt gaa att ata aaa cca att agc cgt ggt gca ttt gga aga gtt 2304 Asp Phe Glu Ile Ile Lys Pro Ile Ser Arg Gly Ala Phe Gly Arg Val 755 760 765 ttt ctt gca aaa aag aga gct acc ggt gat ttg ttc gcc ata aag gtt 2352 Phe Leu Ala Lys Lys Arg Ala Thr Gly Asp Leu Phe Ala Ile Lys Val 770 775 780 tta aag aag gct gat atg atc cgt aag aat gct gtt gaa agt att tta 2400 Leu Lys Lys Ala Asp Met Ile Arg Lys Asn Ala Val Glu Ser Ile Leu 785 790 795 800 gct gag cgt aac atc ctt ata tca gtt cgt aat cca ttc gtg gtt cgt 2448 Ala Glu Arg Asn Ile Leu Ile Ser Val Arg Asn Pro Phe Val Val Arg 805 810 815 ttt ttc tat tct ttc aca tgc cgg gaa aat ctc tat ctg gtc atg gag 2496 Phe Phe Tyr Ser Phe Thr Cys Arg Glu Asn Leu Tyr Leu Val Met Glu 820 825 830 tac ttg aat ggt gga gat ctc ttt tcc ttg ttg aga aat ctt ggt tgc 2544 Tyr Leu Asn Gly Gly Asp Leu Phe Ser Leu Leu Arg Asn Leu Gly Cys 835 840 845 ttg gac gaa gac atg gcc cgc att tat att gct gaa gtg gtg ctt gct 2592 Leu Asp Glu Asp Met Ala Arg Ile Tyr Ile Ala Glu Val Val Leu Ala 850 855 860 ctg gag tat ctg cat tct gta aat atc att cac aga gac tta aag cca 2640 Leu Glu Tyr Leu His Ser Val Asn Ile Ile His Arg Asp Leu Lys Pro 865 870 875 880 gac aat ttg ttg atc aat cag gat ggt cac atc aag ttg aca gat ttc 2688 Asp Asn Leu Leu Ile Asn Gln Asp Gly His Ile Lys Leu Thr Asp Phe 885 890 895 ggg ctt tcc aag gtt ggt ctt atc aat agc aca gat gac tta tca ggt 2736 Gly Leu Ser Lys Val Gly Leu Ile Asn Ser Thr Asp Asp Leu Ser Gly 900 905 910 gaa tca tca ttg gga aac agt gga ttt ttc gca gaa gat gga tca aaa 2784 Glu Ser Ser Leu Gly Asn Ser Gly Phe Phe Ala Glu Asp Gly Ser Lys 915 920 925 gct caa cat tca caa ggc aaa gat agt cgt aag aaa cat gca gtt gtt 2832 Ala Gln His Ser Gln Gly Lys Asp Ser Arg Lys Lys His Ala Val Val 930 935 940 gga acc cct gat tat cta gca cct gaa ata ctt ctt gga atg ggt cat 2880 Gly Thr Pro Asp Tyr Leu Ala Pro Glu Ile Leu Leu Gly Met Gly His 945 950 955 960 ggt aaa acc gct gat tgg tgg tca gta ggt gtt att ctc ttt gag gtt 2928 Gly Lys Thr Ala Asp Trp Trp Ser Val Gly Val Ile Leu Phe Glu Val 965 970 975 ctc gtt ggt att cct cct ttc aat gca gaa acc cca cag caa att ttt 2976 Leu Val Gly Ile Pro Pro Phe Asn Ala Glu Thr Pro Gln Gln Ile Phe 980 985 990 gaa aat ata atc aac aga gat ata cca tgg cca aat gtg cca gag gag 3024 Glu Asn Ile Ile Asn Arg Asp Ile Pro Trp Pro Asn Val Pro Glu Glu 995 1000 1005 ata tct tat gaa gca cat gat ctg atc aac aag ctg cta act gaa aat 3072 Ile Ser Tyr Glu Ala His Asp Leu Ile Asn Lys Leu Leu Thr Glu Asn 1010 1015 1020 cct gtc caa aga cta ggg gct acg gga gct gga gag gtg aaa caa cat 3120 Pro Val Gln Arg Leu Gly Ala Thr Gly Ala Gly Glu Val Lys Gln His 1025 1030 1035 1040 cat ttt ttc aaa gat att aac tgg gac aca ctt gct cgg caa aag gct 3168 His Phe Phe Lys Asp Ile Asn Trp Asp Thr Leu Ala Arg Gln Lys Ala 1045 1050 1055 atg ttt gta cca tcg gct gaa cca caa gac act agt tat ttc atg agc 3216 Met Phe Val Pro Ser Ala Glu Pro Gln Asp Thr Ser Tyr Phe Met Ser 1060 1065 1070 cga tat ata tgg aac ccg gaa gac gaa aat gtt cat gga ggc agc gat 3264 Arg Tyr Ile Trp Asn Pro Glu Asp Glu Asn Val His Gly Gly Ser Asp 1075 1080 1085 ttt gat gac ctt aca gac aca tgc agt agc agc tcc ttt aat aca cag 3312 Phe Asp Asp Leu Thr Asp Thr Cys Ser Ser Ser Ser Phe Asn Thr Gln 1090 1095 1100 gaa gaa gat ggt gat gag tgt ggt agc tta gca gaa ttt gga aat gga 3360 Glu Glu Asp Gly Asp Glu Cys Gly Ser Leu Ala Glu Phe Gly Asn Gly 1105 1110 1115 1120 cca aat ctt gct gtg aag tat tcc ttc agc aat ttt tcg ttc aag aac 3408 Pro Asn Leu Ala Val Lys Tyr Ser Phe Ser Asn Phe Ser Phe Lys Asn 1125 1130 1135 ctc tca caa ctg gct tcg atc aac tac gat ctt gtc cta aag aac gca 3456 Leu Ser Gln Leu Ala Ser Ile Asn Tyr Asp Leu Val Leu Lys Asn Ala 1140 1145 1150 aag gaa tca gta gaa gct tcg aac cag tca gcc cct cga ccc gaa aca 3504 Lys Glu Ser Val Glu Ala Ser Asn Gln Ser Ala Pro Arg Pro Glu Thr 1155 1160 1165
【図1】シロイヌナズナの根毛の状態を示す写真。
【図2】野生型植物とire 突然変異体の根毛の伸長状態
を示す図。
を示す図。
【図3】IRE 遺伝子座周辺のゲノムの物理地図。
【図4】IRE 遺伝子のエクソン部位を示す図。
【図5】GUS 遺伝子をIRE プロモーターで発現させた場
合の発現状態を示す写真。
合の発現状態を示す写真。
【図6】IRE 遺伝子のプロモーターの塩基配列を示す
図。
図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月1日(1999.4.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C12N 9/24 C12N 5/00 C 4H045 (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12N 5/10 C12R 1:91) Fターム(参考) 2B030 AA02 AB03 AD20 CA06 CA17 CA19 CB02 CD03 CD07 CD10 CD14 4B024 AA08 AA17 AA20 BA01 BA11 CA04 DA01 EA02 EA04 EA10 GA11 4B050 CC03 LL03 4B064 AG13 CA11 CC24 DA11 4B065 AA88X BA02 CA24 CA54 CA60 4H045 AA10 AA30 BA10 CA30 DA30 EA05 FA74
Claims (38)
- 【請求項1】 以下の(a)又は(b)のタンパク質。 (a) 配列番号2記載のアミノ酸配列により表されるタン
パク質 (b) 配列番号2記載のアミノ酸配列において1又は複数
のアミノ酸が欠失、置換、修飾若しくは付加されたアミ
ノ酸配列により表され、かつ先端成長制御作用を有する
タンパク質 - 【請求項2】 請求項1に記載のタンパク質をコードす
る遺伝子。 - 【請求項3】 配列番号4記載の塩基配列により表され
る請求項2記載の遺伝子。 - 【請求項4】 請求項3記載の遺伝子と相補的なDNAと
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズ可能で、先
端成長制御作用を有するタンパク質をコードする遺伝
子。 - 【請求項5】 請求項2〜請求項4記載の遺伝子のいず
れかを導入した宿主。 - 【請求項6】 請求項2〜請求項4記載の遺伝子のいず
れかを導入した植物。 - 【請求項7】 請求項2〜請求項4記載の遺伝子のいず
れかを植物に導入することで、植物の先端成長を制御す
る方法。 - 【請求項8】 植物がシロイヌナズナであるところの請
求項6記載の植物。 - 【請求項9】 植物がシロイヌナズナであるところの請
求項7記載の植物の先端成長を制御する方法。 - 【請求項10】 以下の(a)又は(b)に示すDNA。 (a) 配列番号3記載の塩基配列により表されるDNA (b) 配列番号3記載の塩基配列において1又は複数の塩
基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列により表さ
れ、かつプロモーターとしての機能を有するDNA。 - 【請求項11】 請求項10記載のDNAと相補的なDNAと
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズ可能で、か
つプロモーターとして機能を有するDNA。 - 【請求項12】 プロモーターとしての機能の発現が、
組織特異的であるところの請求項10又は請求項11記
載のDNA。 - 【請求項13】 プロモーターとしての機能が発現する
宿主が、植物であるところの請求項10〜請求項12記
載のDNA。 - 【請求項14】 プロモーターとしての機能の発現が、
先端成長部分特異的であるところの請求項13記載のDN
A。 - 【請求項15】 先端成長部分が、植物の根毛及び/又
は花粉であるところの請求項14記載のDNA。 - 【請求項16】 請求項10〜請求項15記載のDNAを
含む遺伝子発現用ベクター。 - 【請求項17】 請求項10〜請求項15記載のDNAの
下流に遺伝子を連結してなる遺伝子の発現ベクター。 - 【請求項18】 請求項10〜請求項15記載のDNAの
下流に遺伝子を連結する遺伝子の発現方法。 - 【請求項19】 遺伝子の発現が、組織特異的であると
ころの請求項17記載の遺伝子の発現ベクター。 - 【請求項20】 遺伝子の発現が、組織特異的であると
ころの請求項18記載の遺伝子の発現方法。 - 【請求項21】 遺伝子の発現する宿主が、植物である
ところの請求項17又は請求項19記載の遺伝子の発現
ベクター。 - 【請求項22】 遺伝子の発現する宿主が、植物である
ところの請求項18又は請求項20記載の遺伝子の発現
方法。 - 【請求項23】 遺伝子の発現が、先端成長部分特異的
であるところの請求項21記載の遺伝子の発現ベクタ
ー。 - 【請求項24】 遺伝子の発現が、先端成長部分特異的
であるところの請求項22記載の遺伝子の発現方法。 - 【請求項25】 先端成長部分が、植物の根毛及び/又
は花粉であるところの請求項23記載の遺伝子の発現ベ
クター。 - 【請求項26】 先端成長部分が、植物の根毛及び/又
は花粉であるところの請求項24記載の遺伝子の発現方
法。 - 【請求項27】 連結する遺伝子が植物由来の遺伝子で
あるところの請求項17、請求項19、請求項21、請
求項23、又は請求項25記載の遺伝子の発現ベクタ
ー。 - 【請求項28】 連結する遺伝子が植物由来の遺伝子で
あるところの請求項18、請求項20、請求項22、請
求項24、又は請求項26記載の遺伝子の発現方法。 - 【請求項29】 連結する遺伝子が植物以外の生物由来
であるところの請求項17、請求項19、請求項21、
請求項23、又は請求項25記載の遺伝子の発現ベクタ
ー。 - 【請求項30】 連結する遺伝子が植物以外の生物由来
であるところの請求項18、請求項20、請求項22、
請求項24、又は請求項26記載の遺伝子の発現方法。 - 【請求項31】 請求項16記載の遺伝子発現用ベクタ
ー又は請求項17、請求項19、請求項21、請求項2
3、請求項25、請求項27、若しくは請求項29記載
の遺伝子の発現ベクターを導入した宿主。 - 【請求項32】 請求項16記載の遺伝子発現用ベクタ
ー又は請求項17、請求項19、請求項21、請求項2
3、請求項25、請求項27、若しくは請求項29記載
の遺伝子の発現ベクターを導入した植物。 - 【請求項33】 植物がシロイヌナズナであるところの
請求項32記載の植物。 - 【請求項34】 請求項2〜請求項4、請求項10、請
求項11記載のDNAのいずれかを表す塩基配列におい
て、1又は複数の塩基を欠失、置換、若しくは付加し、
該蛋白質の活性及び/又は発現を消失させることで、植
物の先端成長を制御する方法。 - 【請求項35】 請求項34記載の方法によって先端成
長が制御された植物。 - 【請求項36】 植物がシロイヌナズナであるところの
請求項34記載の植物の先端成長を制御する方法。 - 【請求項37】 植物がシロイヌナズナであるところの
請求項35記載の先端成長が制御された植物。 - 【請求項38】 請求項6、請求項8、請求項32、請
求項33、請求項35、請求項37記載のいずれかの植
物を用いた、植物の先端成長を制御する遺伝子のスクリ
ーニング方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010099064A (ko) * | 2001-08-22 | 2001-11-09 | 정명식 | 애기장대에서 분리된 식물의 잎맥 발달 조절 유전자awi31 |
US7446242B2 (en) | 2002-04-08 | 2008-11-04 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Plants with improved morphogenesis and method of constructing the same |
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KR101202615B1 (ko) | 2010-07-06 | 2012-11-19 | 서울대학교산학협력단 | 옥신수송체 발현을 통한 식물체의 뿌리털 신장을 조절하는 방법 및 그에 따른 식물체 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11082402A patent/JP2000270873A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-24 CA CA002301257A patent/CA2301257A1/en not_active Abandoned
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EP2064943A2 (en) | 2002-04-08 | 2009-06-03 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Plants with improved morphogenesis and method of constructing the same |
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