JP2000269813A - アナログ−ディジタル変換器 - Google Patents

アナログ−ディジタル変換器

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JP2000269813A
JP2000269813A JP11067433A JP6743399A JP2000269813A JP 2000269813 A JP2000269813 A JP 2000269813A JP 11067433 A JP11067433 A JP 11067433A JP 6743399 A JP6743399 A JP 6743399A JP 2000269813 A JP2000269813 A JP 2000269813A
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JP
Japan
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analog
adjustment
circuit
capacitor
switch
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JP11067433A
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Inventor
Takashi Harada
尚 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流的および直流的にアナログ入力端子の入
力インピーダンスを一定化し、その変化量を抑制し、前
記アナログ入力端子の入力インピーダンスの変化による
リンギングやキックバックなどの発生を防止する。 【解決手段】 交流的および直流的にアナログ入力端子
の入力インピーダンスを一定化する入力インピーダンス
調整回路151を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全ビット一括変
換方式のアナログ−ディジタル変換器、もしくは複数ビ
ットずつを一度に変換する方式のアナログ−ディジタル
変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ−ディジタル変換器であ
る例えばF1ash型ADC(並列比較形A−D変換回
路)にはコンパレータとしてインバータ型チョッパーが
用いられることが多い。その理由は、ディファレンシャ
ル型アンプを用いた回路に比べて比較的簡単な構成であ
ることや、低消費電力、小面積などの利点があるためで
ある。図8は、従来のF1ash型ADCの概略構成を
示す説明図である。図8において、1はインバータ型チ
ョッパーを用いたコンパレータ群、2はコンパレータ群
1の出力結果のディジタルコード化およびそのディジタ
ルコード化されたデータをラッチするデコードラッチ回
路、3はリファレンス電圧を発生するためのラダー抵抗
回路、4はアナログ入力端子のインピーダンスを調整す
るインピーダンス調整回路、5はアナログ電圧を入力す
る前記アナログ入力端子である。
【0003】コンパレータ群1は、Flash型ADC
の最終出力であるディジタルコードの分解能に相当する
数のコンパレータで構成されている。例えば4bitの
F1ash型ADCでは16段階に分解されるので、コ
ンパレータを16個用いてコンパレータ群が構成されて
いる。
【0004】入力されたアナログ電圧は、コンパレータ
群1の各コンパレータに入力され、ラダー抵抗回路3に
より発生されたリファレンス電圧と比較され、その比較
結果がデコードラッチ回路2へ伝達される。各コンパレ
ータの比較結果を受け取ったデコードラッチ回路2は、
比較結果をディジタルコード化してラッチし、外部へ出
力する。
【0005】インピーダンス調整回路4は、アナログ入
力端子5のみと接続されておりコンパレータの比較動作
やデコードラッチ回路2の動作には影響はない。
【0006】図9は、コンパレータ群1を構成するコン
パレータおよびインピーダンス調整回路4の回路構成を
示す回路図である。図9において、6はキャパシタ、7
はインバータ、8はキャパシタ6の一端を仮想接地とす
るためのオートゼロスイッチ、9はアナログ入力端子5
とキャパシタ6の他端を接続するためのアナログ接続ス
イッチ、10はラダー抵抗回路3で発生されたリファレ
ンス電圧とキャパシタ6の他端を接続するためのリファ
レンス接続スイッチ、11はアナログ入力端子、12は
ラダー抵抗回路3において発生した各リファレンス電圧
を入力するリファレンス入力ピン、13はコンパレータ
の比較結果を出力する出力ピンを示している。14はア
ナログ入力端子11の入力インピーダンスを調整するた
めの調整用キャパシタ、15はアナログ入力端子11の
入力インピーダンスを調整するための調整用スイッチ、
16は接地を示している。
【0007】キャパシタ6の一端は、オートゼロスイッ
チ8の一方の端子およびインバータ7の入力端子に接続
され、インバータ7の出力はオートゼロスイッチ8の他
方の端子に接続されている。オートゼロスイッチ8、ア
ナログ接続スイッチ9、およびリファレンス接続スイッ
チ10は、トランスミッションゲートで構成されてい
る。
【0008】図10は、図9に示すコンパレータの動作
波形の一例を示すタイミングチャートである。図10に
おいて、17はオートゼロスイッチ8のコントロール信
号、18はアナログ接続スイッチ9のコントロール信
号、19はリファレンス接続スイッチ10のコントロー
ル信号、20はアナログ入力電位、21はキャパシタ6
の他方の端子の電位、22はキャパシタ6の一方の端子
の電位、23はインバータ7の出力電位、24はリファ
レンス電圧を示している。
【0009】次に、図10に示すコンパレータの動作に
ついて説明する。最初、すべてのスイッチがオフ状態に
あり、この状態からオートゼロスイッチ8がオンされる
と、キャパシタ6の一端にオートゼロスイッチ8を介し
てインバータ7の入出力端子を接続した状態になるた
め、ある中間電位で安定状態となる。
【0010】以下、インバータ7の入出力をオートゼロ
スイッチ8を介して接続した場合をオートゼロとする。
【0011】このオートゼロ時にアナログ接続スイッチ
9をオンすると、アナログ入力端子11とキャパシタ6
の他方の端子が接続され、キャパシタ6の一方の端子は
前記中間電位で固定された状態(以下、仮想接地状態と
いう)になっているためアナログ入力端子11のアナロ
グ入力電圧がキャパシタ6に蓄えられることになる。次
に、オートゼロスイッチ8がオフされ、続いてアナログ
接続スイッチ9がオフされ、続いてリファレンス接続ス
イッチ10がオンされる。オートゼロスイッチ8および
アナログ接続スイッチ9がオフ、リファレンス接続スイ
ッチ10がオン状態であるので、キャパシタ6に蓄えら
れた電位は、リファレンスの電位だけ引き抜かれること
になる。そして、キャパシタ6に残った電位がインバー
タ7により増幅され、図9に示すコンパレータの比較結
果として出力されることになる。
【0012】次に、インピーダンス調整回路4の動作に
ついて説明する。コンパレータ内のキャパシタ6は、ア
ナログ接続スイッチ9がオンの場合にアナログ入力端子
11と接続され、このときインピーダンス調整回路4内
の調整用キャパシタ14は調整用スイッチ15がオフし
ていることによりアナログ入力端子11より切り離され
ている。また、アナログ接続スイッチ9がオフの場合に
は、アナログ入力端子11とコンパレータ内のキャパシ
タ6は切り離されているが、調整用キャパシタ14は一
端が接地され、他端が調整用スイッチ15を介してアナ
ログ入力端子11と接続されている。
【0013】この結果、AC的にみるとアナログ接続ス
イッチ9の状態に関係なくアナログ入力端子11の入力
インピーダンスの一定化が見込まれ、アナログ入力端子
11の入力インピーダンスの変化量を抑制できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のアナログ−ディ
ジタル変換器、特にF1ash型ADCは以上のように
構成されていたので、オートゼロ状態では仮想接地状態
となっているため、調整用キャパシタ14の一端が接地
される構成では、AC的にインピーダンスを一定化でき
てもDC的には一定化できない。このようなアナログ入
力端子11のインピーダンスの変化は、リンギングやキ
ックバックなどの現象を発生させてしまう課題があっ
た。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明は、交流的および
直流的にアナログ入力端子の入力インピーダンスを一定
化し、その変化量を抑制し、前記アナログ入力端子の入
力インピーダンスの変化によるリンギングやキックバッ
クなどの発生を防止できるアナログ−ディジタル変換器
を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアナログ
−ディジタル変換器は、交流的および直流的に前記アナ
ログ入力端子の入力インピーダンスを一定化する入力イ
ンピーダンス調整回路を備えるようにしたものである。
【0017】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、アナログ入力端子とコンパレータのキャパシタの
一端とを接続するためのアナログ接続スイッチのオン期
間にオフ、オフ期間にオンとなる調整用スイッチと、前
記調整用スイッチを介して一端が前記アナログ入力端子
と接続され、前記各コンパレータのキャパシタの合計容
量値に相当する容量値を有した調整用キャパシタと、該
調整用キャパシタの他端が接続され、前記アナログ入力
端子の入力インピーダンスをインバータ型チョッパーの
オートゼロ時インピーダンスに合致させる抵抗値を有し
た、電源とグランドとの間に接続された抵抗回路とを有
した入力インピーダンス調整回路を備えるようにしたも
のである。
【0018】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、アナログ入力端子の入力インピーダンスの調整が
必要でないときにはオフし、前記入力インピーダンスの
調整が必要でないときに抵抗回路を介して電源とグラン
ドとの間に流れる電流を遮断する許可スイッチを入力イ
ンピーダンス調整回路が備えるようにしたものである。
【0019】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、調整用キャパシタの他端と電源との間に接続され
た第1の抵抗回路と、前記調整用キャパシタの他端とグ
ランドとの間に接続された第2の抵抗回路とを備えた抵
抗回路と、前記電源と前記調整用キャパシタの他端との
間で前記第1の抵抗回路と直列に接続され、そのオン抵
抗が前記第1の抵抗回路の抵抗値に比べ十分小さい許可
スイッチとを備えるようにしたものである。
【0020】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、調整用キャパシタの他端と電源との間に接続され
た第1の抵抗回路と、前記調整用キャパシタの他端とグ
ランドとの間に接続された第2の抵抗回路とを備えた抵
抗回路と、前記調整用キャパシタの他端と前記グランド
との間で前記第2の抵抗回路と直列に接続され、そのオ
ン抵抗は前記第2の抵抗回路の抵抗値に比べ十分小さい
許可スイッチとを備えるようにしたものである。
【0021】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、アナログ入力端子とコンパレータのキャパシタの
一端とを接続するためのアナログ接続スイッチのオン期
間にオフ、オフ期間にオンとなる調整用スイッチと、前
記調整用スイッチを介して一端が前記アナログ入力端子
と接続され、前記各コンパレータのキャパシタの合計容
量値に相当する容量値を有した調整用キャパシタと、前
記アナログ入力端子の入力インピーダンスをインバータ
型チョッパーのオートゼロ時インピーダンスに合致させ
るための、前記調整用キャパシタの他端が入力側に接続
された調整用インバータ、および、該調整用インバータ
の入力側と出力側との間に設けられた調整用オートゼロ
スイッチとを有した入力インピーダンス調整回路を備え
るようにしたものである。
【0022】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、調整用インバータの貫通電流を抑制する抑制回路
を備えるようにしたものである。
【0023】この発明に係るアナログ−ディジタル変換
器は、アナログ入力端子とグランドとの間に設けられ、
アナログ接続スイッチと同じ形状でウエハに作り込ま
れ、前記アナログ入力端子と前記コンパレータのキャパ
シタの一端とを接続するためのアナログ接続スイッチが
オフ時にオン、オン時にオフする分裂調整用スイッチ
と、前記コンパレータのキャパシタと同じ形状でウエハ
に作り込まれた分裂調整用キャパシタとの直列回路をコ
ンパレータの数に応じた数有した入力インピーダンス調
整回路を備えるようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1のアナログ−
ディジタル変換器であるFlash型ADCの概略構成
を示す説明図である。図1において、1はコンパレータ
群、2はデコードラッチ回路、3はラダー抵抗回路、1
51はアナログ入力端子5の入力インピーダンス調整回
路、5はアナログ入力端子である。
【0025】入力インピーダンス調整回路151は、ア
ナログ入力端子5のみと接続されており、コンパレータ
群1の比較動作やデコードラッチ回路2の動作に影響は
ないものとする。
【0026】図2は、コンパレータ群1を構成するコン
パレータの構成を示す回路図である。図2において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図2において、104はキャパシタ、1
05はインバータ、106はキャパシタ104の一端を
仮想接地とするためのオートゼロスイッチ、107はア
ナログ入力端子5とキャパシタ104の他端を接続する
ためのアナログ接続スイッチ、108はラダー抵抗回路
3で発生されたリファレンス電圧とキャパシタ104の
他端を接続するためのリファレンス接続スイッチ、13
0はラダー抵抗回路3において発生した各リファレンス
電圧を入力するリファレンス入力ピン、131はコンパ
レータの比較結果を出力する出力ピンを示している。キ
ャパシタ104の一端は、オートゼロスイッチ106の
一方の端子およびインバータ105の入力端子に接続さ
れ、インバータ105の出力はオートゼロスイッチ10
6の他方の端子に接続されている。オートゼロスイッチ
106、アナログ接続スイッチ107、およびリファレ
ンス接続スイッチ108は、トランスミッションゲート
で構成されている。
【0027】図3は、この実施の形態1のアナログ−デ
ィジタル変換器の入力インピーダンス調整回路151の
構成を示す回路図である。図3において図1および図2
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。図3において、117はアナログ入力端
子5の入力インピーダンスを調整するための調整用キャ
パシタ、118はアナログ入力端子5の入力インピーダ
ンスを調整するための調整用スイッチ、133はグラン
ドである。119は抵抗(第1の抵抗回路,抵抗回
路)、120は抵抗(第2の抵抗回路,抵抗回路)であ
り、抵抗119と抵抗120は直列に接続され、これら
抵抗119と抵抗120の直列回路は電源134とグラ
ンド133との間に接続されている。134は電源であ
る。調整用キャパシタ117の一端は、抵抗119と抵
抗120との接続点に接続されている。
【0028】調整スイッチ118はコンパレータ内のア
ナログ接続スイッチ107がオフ時にオン、オン時にオ
フするものとし、調整用キャパシタ117は各コンパレ
ータ内のキャパシタ104の合計容量値に相当する容量
値を有しているものとし、その一方の端子は調整用スイ
ッチ118に接続され、他方の端子は抵抗119を介し
て電源134へ、抵抗120を介してグランド133に
接続される。
【0029】また、調整用スイッチ118は他のスイッ
チと同様にトランスミッションゲートで構成されている
ものとする。さらに、調整用スイッチ118で使用され
るトランスミッションゲートのゲート幅は、各コンパレ
ータ内のアナログ接続スイッチ107で使用されるトラ
ンスミッションゲートのゲート幅の合計に等しいサイズ
が用いられているものとする。また、抵抗119、抵抗
120の抵抗値は、インバータ型チョッパーのオートゼ
ロ時インピーダンスに合せた抵抗値であるものとする。
【0030】次に、この実施の形態1の入力インピーダ
ンス調整回路151の動作について説明する。コンパレ
ータ内のキャパシタ104は、アナログ接続スイッチ1
07がオンの場合にアナログ入力端子5と接続され、こ
のとき入力インピーダンス調整回路151内の調整用キ
ャパシタ117は調整用スイッチ118がオフしている
ことによりアナログ入力端子5より切り離されている。
また、アナログ接続スイッチ107がオフの場合には、
アナログ入力端子5とコンパレータ内のキャパシタ10
4とは切り離されているが、調整用キャパシタ117が
調整用スイッチ118を介して接続されており、アナロ
グ接続スイッチ107の状態に関係なくアナログ入力端
子5の入力インピーダンスの一定化が見込まれる。
【0031】図9で示した従来のインピーダンス調整回
路4では調整用キャパシタ14の他方の端子が接地され
ているので、オートゼロ時のインバータ型チョッパーの
仮想接地状態とAC的には同等とみなすことが出来る
が、DC的には調整用キャパシタ14の他方の端子に印
加される電圧が異なるため同等とはいえない。しかし、
図3で示したこの実施の形態1の入力インピーダンス調
整回路151では抵抗119,120を加えため、DC
的、AC的にも同等とみなすことができる回路構成とな
っている。
【0032】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、オートゼロ時のインバータ型チョッパーの仮想接地
状態とAC的、DC的に同等とみなすことが出来、アナ
ログ入力端子5の入力インピーダンスの変化量を抑制で
き、アナログ入力端子5の入力インピーダンスの変化に
よるリンギングやキックバックなどの発生を防止できる
アナログ−ディジタル変換器が得られる効果がある。
【0033】また、この実施の形態1では、調整用キャ
パシタ117の容量値と各コンパレータ内のキャパシタ
104の合計容量値に相当する容量値とが等しい構成で
あり、この構成でアナログ入力端子5の入力インピーダ
ンスの変化量を抑制できるアナログ−ディジタル変換器
が得られる効果があるが、各コンパレータ内のキャパシ
タ104の合計容量値に相当する容量値と比較して調整
用キャパシタ117の容量値が小さい場合でも、アナロ
グ入力端子5の入力インピーダンスの変化量を抑制で
き、アナログ入力端子5の入力インピーダンスの変化に
よるリンギングやキックバックなどの発生を防止でき
る。
【0034】また、調整用スイッチ118で使用される
トランスミッションゲートのトランジスタ幅も同様に、
各コンパレータ内のアナログ接続スイッチ107で使用
されるトランスミッションゲートのトランジスタ幅の合
計より小さいトランジスタ幅でもアナログ入力端子5の
入力インピーダンスの変化量を抑えることが出来、アナ
ログ入力端子5の入力インピーダンスの変化によるリン
ギングやキックバックなどの発生を防止できるアナログ
−ディジタル変換器が得られる効果がある。
【0035】実施の形態2.図4は、前記実施の形態1
で示した入力インピーダンス調整回路151を改良した
この実施の形態2の入力インピーダンス調整回路161
の構成を示す回路図である。図4において図3と同一ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。図4において、121は抵抗許可スイッチ(許可
スイッチ)、122は抵抗許可スイッチ制御信号であ
る。
【0036】調整スイッチ118はコンパレータ内のア
ナログ接続スイッチ107がオフ時にオン、オン時にオ
フするものとし、調整用キャパシタ117は各コンパレ
ータ内のキャパシタ104の合計容量値に相当する容量
値があるものとし、一方の端子は調整用スイッチ118
に接続され、他方の端子は抵抗120を介して接地され
るとともに、抵抗119および抵抗許可スイッチ121
を介して電源134に接続されているものとする。
【0037】また、調整用スイッチ118は他のスイッ
チと同様にトランスミッションゲートで構成され、抵抗
許可スイッチ121はソース側が電源134に接続され
たPchトランジスタで構成され、抵抗許可スイッチ制
御信号122によりオン、オフが制御可能であるものと
する。さらに、調整用スイッチ118で使用されるトラ
ンスミッションゲートのゲート幅は、各コンパレータ内
のアナログ接続スイッチ107で使用されるトランスミ
ッションゲートのゲート幅の合計に等しいサイズが用い
られているものとする。また、抵抗119、抵抗120
の抵抗値は、インバータ型チョッパーのオートゼロ時の
中間電圧に合せた抵抗値であるものとし、抵抗許可スイ
ッチ121のオン抵抗は抵抗119に比べて十分小さい
ものとする。
【0038】次に、入力インピーダンス調整回路161
の動作について説明する。コンパレータ内のキャパシタ
104は、アナログ接続スイッチ107がオンの場合に
アナログ入力端子5と接続され、入力インピーダンス調
整回路161内の調整用キャパシタ117は調整用スイ
ッチ118がオフしていることにより、アナログ入力端
子5より切り離されている。このとき抵抗許可スイッチ
121がオン状態でも、オフ状態でもアナログ入力端子
5には影響はない。アナログ接続スイッチ107がオフ
の場合には、アナログ入力端子5とコンパレータ内のキ
ャパシタ104は切り離されているが、調整用キャパシ
タ117が調整用スイッチ118を介して接続されてい
るので、アナログ接続スイッチ107の状態に関係なく
アナログ入力端子5の入力インピーダンスの一定化が見
込まれる。そして、前記実施の形態1と同様にDC的、
AC的にも同様の特性が得られる。
【0039】また、前記実施の形態1の図3で示した入
力インピーダンス調整回路151では、常時電源134
から接地133へ抵抗119,120を介して電流が流
れるため、低消費電力化には不向きである。しかし、こ
の実施の形態2の図4で示した入力インピーダンス調整
回路161では、F1ash型ADCを使用していない
ときや調整用スイッチ118がオフ時には抵抗許可スイ
ッチ121をオフ状態にして、インピーダンス調整が必
要時のみオン状態になるように抵抗許可スイッチ制御信
号122で制御可能であり、この結果、低消費電力化を
実現できる。また、この実施の形態2では、抵抗許可ス
イッチ121が電源134に接続されたPchトランジ
スタにより構成されるものとしたが、グランド133に
接続されたNchトランジスタでも同等の効果が得られ
る。
【0040】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、アナログ入力端子5がオートゼロ時のインバータ型
チョッパーの仮想接地状態とAC的、DC的に同等とみ
なすことが出来、低消費電力化も可能であり、アナログ
入力端子5の入力インピーダンスの変化量を抑制でき、
アナログ入力端子5の入力インピーダンスの変化による
リンギングやキックバックなどの発生を防止できるアナ
ログ−ディジタル変換器が得られる効果がある。
【0041】実施の形態3.図5は、前記実施の形態1
の図3で示した入力インピーダンス調整回路151を改
良したこの実施の形態3の入力インピーダンス調整回路
171の構成を示す回路図である。図5において図3と
同一または相当の部分ついては同一の符号を付し説明を
省略する。図5において、123は調整用インバータ、
124は調整用オートゼロスイッチである。
【0042】調整スイッチ118はコンパレータ内のア
ナログ接続スイッチ107がオフ時にオン、オン時にオ
フするものとし、調整用キャパシタ117は各コンパレ
ータ内のキャパシタ104の合計容量値に相当する容量
値を有しているものとし、一方の端子は調整用スイッチ
118に接続され、他方の端子は調整用インバータ12
3の入力と調整用オートゼロスイッチ124の一方の端
子に接続され、調整用オートゼロスイッチ124の他方
の端子は調整用インバータ123の出力に接続されてい
る。
【0043】調整用スイッチ118は他のスイッチと同
様にトランスミッションゲートで構成されている。さら
に、調整用スイッチ118で使用されるトランスミッシ
ョンゲートのゲート幅は、各コンパレータ内のアナログ
接続スイッチ107で使用されるトランスミッションゲ
ートのゲート幅の合計に等しいサイズが用いられている
ものとする。また、調整用オートゼロスイッチ124は
常時オンであり、調整用インバータ123および調整用
オートゼロスイッチ124はそれぞれ図2に示すインバ
ータ105、オートゼロスイッチ106と同じトランジ
スタサイズである。
【0044】次に、入力インピーダンス調整回路171
の動作について説明する。図3に示すコンパレータ内の
キャパシタ104は、アナログ接続スイッチ107がオ
ンの場合にアナログ入力端子5と接続され、入力インピ
ーダンス調整回路171内の調整用キャパシタ117は
調整用スイッチ118がオフしていることにより、アナ
ログ入力端子5より切り離されている。アナログ接続ス
イッチ107がオフの場合には、アナログ入力端子5と
コンパレータ内のキャパシタ104は切り離されている
が、図5に示す調整用キャパシタ117が調整用スイッ
チ118を介して接続される。このとき調整用キャパシ
タ117の他方の端子が仮想接地状態、一方の端子が調
整用スイッチ118を介してアナログ入力端子5に接続
され、前記実施の形態2と同様の効果を得ることが出来
る。
【0045】さらに、入力インピーダンス調整回路17
1の構成は図2に示すコンパレータと同じ構成となって
いるため、ウエハ内、ロット間などのバラツキなどが発
生した場合もコンパレータと入力インピーダンス調整回
路171の特性が同じように変化するため、バラツキの
影響を緩和することが出来るアナログ−ディジタル変換
器が得られる効果がある。
【0046】実施の形態4.図6は、前記実施の形態3
における図5で示した入力インピーダンス調整回路17
1を改良したこの実施の形態4の入力インピーダンス調
整回路181の構成を示す回路図である。図6において
図5と同一または相当の部分については同一の符号を付
し説明を省略する。図6において125は調整用インバ
ータ123の貫通電流を抑制する抑制回路、126は抑
制回路125のオン、オフを制御する制御信号である。
【0047】調整スイッチ118はコンパレータ内のア
ナログ接続スイッチ107がオフ時にオン、オン時にオ
フするものとし、調整用キャパシタ117は各コンパレ
ータ内のキャパシタ104の合計容量値に相当する容量
値があるものとし、調整用キャパシタ117の一方の端
子は調整用スイッチ118に接続され、他方の端子は調
整用インバータ123の入力と調整用オートゼロースイ
ッチ124の一方の端子に接続され、調整用オートゼロ
スイッチ124の他方の端子は調整用インバータ123
の出力に接続され、抑制回路125の出力は調整用イン
バータ123の入力に接続されているものとする。
【0048】さらに、調整用スイッチ118で使用され
るトランスミッションゲートのゲート幅は、各コンパレ
ータ内のアナログ接続スイッチ107で使用されるトラ
ンスミッションゲートのゲート幅の合計に等しいサイズ
が用いられているものとする。また、調整用オートゼロ
スイッチ124は常時オンであるものとし、調整用イン
バータ123および調整用オートゼロスイッチ124は
それぞれ図2に示すインバータ105およびオートゼロ
スイッチ106と同じトランジスタサイズであるともの
とし、抑制回路125はソース側が電源134に接続さ
れたPchトランジスタで構成され、抑制回路制御信号
126によりオン、オフが可能であるものとする。ま
た、前記Pchトランジスタのオン抵抗は、図2に示す
インバータ105のオン抵抗と比べて十分小さいものと
する。
【0049】次に、入力インピーダンス調整回路181
の動作について説明する。コンパレータ内のキャパシタ
104は、アナログ接続スイッチ107がオンの場合に
アナログ入力端子5と接続され、入力インピーダンス調
整回路181内の調整用キャパシタ117は調整用スイ
ッチ118がオフしていることにより、アナログ入力端
子5より切り離されている。アナログ接続スイッチ10
7がオフの場合には、アナログ入力端子5とコンパレー
タ内のキャパシタ104は切り離されているが、調整用
キャパシタ117が調整用スイッチ118を介して接続
される。このとき調整用キャパシタ117の他方の端子
が仮想接地状態、一方の端子が調整用スイッチ118を
介してアナログ入力端子5に接続されているため、抑制
回路125がオフであるときには前記実施の形態2と同
様の効果を得ることが出来る。
【0050】図5で示した前記実施の形態3の入力イン
ピーダンス調整回路171では調整用オートゼロスイッ
チ124は常時オンであるため、調整用インバータ12
3の入力には常時中間電位が入力されるため、調整用イ
ンバータ123に貫通電流が生じる。このため、低消費
電力には不向きな回路といえる。これに対し、この実施
の形態4の入力インピーダンス調整回路181では、F
lash型ADCを使用していないときや調整用スイッ
チ118、調整用オートゼロスイッチ124がオフ時は
抑制回路125をオンし、インピーダンス調整が必要時
のみオンになるように抑制回路制御信号126で制御可
能であり、この結果、低消費電力を実現できる。
【0051】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、貫通電流を抑制して低消費電力が実現でき、アナロ
グ入力端子5の入力インピーダンスの変化量を抑制で
き、アナログ入力端子5の入力インピーダンスの変化に
よるリンギングやキックバックなどの発生を防止できる
アナログ−ディジタル変換器が得られる効果がある。
【0052】また、この実施の形態4では、抑制回路1
25としてソース側が電源134に接続されたPchト
ランジスタを示したが、ソース側がグランドに接続され
たNchトランジスタでも同等の効果が得られる。
【0053】実施の形態5.図7は、図1で示した前記
実施の形態1の入力インピーダンス調整回路151を改
良したこの実施の形態5のインピーダンス調整回路19
1の構成を示す回路図である。図7において、127は
アナログ入力端子5の入力インピーダンスを調整するた
めの分裂調整用キャパシタ、128はアナログ入力端子
5の入力インピーダンスを調整するための分裂調整用ス
イッチである。分裂調整用スイッチ128はコンパレー
タ内のアナログ接続スイッチ107がオフ時にオン、オ
ン時にオフするものとし、分裂調整用キャパシタ127
は各コンパレータ内のキャパシタ104と同じレイアウ
トであるものとし、一方の端子は分裂調整用スイッチ1
28に接続され、他方の端子はグランド133に接続さ
れているものとする。また、分裂調整用スイッチ128
は他のスイッチと同様にトランスミッションゲートで構
成されているものとする。さらに、分裂調整用スイッチ
128で使用されるトランスミッションゲートのゲート
幅は、各コンパレータ内のアナログ接続スイッチ107
で使用されるトランスミッションゲートのゲート幅と同
じサイズが用いられているものとする。また、分裂調整
用キャパシタ127と分裂調整用スイッチ128はコン
パレータの数だけ設けられ、また、分裂調整用キャパシ
タ127と分裂調整用スイッチ128の直列回路はアナ
ログ入力端子5に対し並列的に設けられている。
【0054】このような回路構成にした場合、分裂調整
用スイッチ128とアナログ接続スイッチ107が同じ
形状でウエハに作り込まれるため、それぞれの形状でウ
エハに作り込まれるよりも分裂調整用スイッチ128と
アナログ接続スイッチ107の相対的なずれが小さくな
る。また、分裂調整用キャパシタ127とコンパレータ
内のキャパシタ104についても同様のことがいえる。
【0055】つまり、このような回路構成を採用するこ
とにより、コンパレータにアナログ入力端子5が接続さ
れている場合のインピーダンスと、インピーダンス調整
回路にアナログ入力端子5が接続されている場合のイン
ピーダンスとのインピーダンス差を小さく出来、アナロ
グ入力端子5の入力インピーダンスの変化量を抑えるこ
とが出来るアナログ−ディジタル変換器が得られる効果
がある。
【0056】この実施の形態5の構成は、前記実施の形
態1,2,3,4に適用しても同様の効果が得られる。
【0057】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、アナログ入力端子5の入力インピーダンスの変化量
をより抑制でき、アナログ入力端子5の入力インピーダ
ンスの変化によるリンギングやキックバックなどの発生
を防止できるアナログ−ディジタル変換器が得られる効
果がある。
【0058】また、この実施の形態5では、分裂調整用
キャパシタ127と分裂調整用スイッチ128はコンパ
レータの数量分ある例を示したが、コンパレータの数量
分より少ない数量でも効果的には小さくなるが、以上説
明した各実施の形態と同様にアナログ入力端子5の入力
インピーダンスの変化量を抑え、アナログ入力端子5の
入力インピーダンスの変化によるリンギングやキックバ
ックなどの発生を防止できるアナログ−ディジタル変換
器が得られる効果がある。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、交流
的および直流的に前記アナログ入力端子の入力インピー
ダンスを一定化する入力インピーダンス調整回路を備え
るように構成したので、交流的および直流的に前記アナ
ログ入力端子の入力インピーダンスを一定化して、その
変化量を抑制でき、アナログ入力端子の入力インピーダ
ンスの変化によるリンギングやキックバックなどの発生
を防止できる効果がある。
【0060】この発明によれば、アナログ接続スイッチ
のオン期間にオフ、オフ期間にオンとなる調整用スイッ
チを介して一端が前記アナログ入力端子と接続され、各
コンパレータのキャパシタの合計容量値に相当する容量
値を有した調整用キャパシタと、該調整用キャパシタの
他端が接続され、前記アナログ入力端子の入力インピー
ダンスをインバータ型チョッパーのオートゼロ時インピ
ーダンスに合致させる抵抗値を有した、電源とグランド
との間に接続された抵抗回路とを入力インピーダンス調
整回路が備えるように構成したので、前記抵抗回路によ
り交流的および直流的に前記アナログ入力端子の入力イ
ンピーダンスを一定化して、その変化量を抑制でき、ア
ナログ入力端子の入力インピーダンスの変化によるリン
ギングやキックバックなどの発生を防止できる効果があ
る。
【0061】この発明によれば、アナログ入力端子の入
力インピーダンスの調整が必要でないときにはオフし、
前記入力インピーダンスの調整が必要でないときに抵抗
回路を介して電源とグランドとの間に流れる電流を遮断
する許可スイッチを入力インピーダンス調整回路が備え
るように構成したので、前記抵抗回路により交流的およ
び直流的に前記アナログ入力端子の入力インピーダンス
を一定化して、その変化量を抑制でき、アナログ入力端
子の入力インピーダンスの変化によるリンギングやキッ
クバックなどの発生を防止できるだけでなく、入力イン
ピーダンスの調整が必要でないときに前記抵抗回路を介
して電源とグランドとの間に流れる電流をなくし、低消
費電力化を実現できる効果がある。
【0062】この発明によれば、調整用キャパシタの他
端と電源との間に接続された第1の抵抗回路と、前記調
整用キャパシタの他端とグランドとの間に接続された第
2の抵抗回路とを備えた抵抗回路と、前記電源と前記調
整用キャパシタの他端との間で前記第1の抵抗回路と直
列に接続され、そのオン抵抗が前記第1の抵抗回路の抵
抗値に比べ十分小さい許可スイッチとを備えるように構
成したので、前記アナログ入力端子の入力インピーダン
スの変化によるリンギングやキックバックなどの発生を
防止する際の前記許可スイッチによる前記入力インピー
ダンスへの影響を小さく出来、交流的および直流的にア
ナログ入力端子の入力インピーダンスを一定化してその
変化量を抑制できる効果がある。
【0063】この発明によれば、調整用キャパシタの他
端と電源との間に接続された第1の抵抗回路と、前記調
整用キャパシタの他端とグランドとの間に接続された第
2の抵抗回路とを備えた抵抗回路と、前記調整用キャパ
シタの他端と前記グランドとの間で前記第2の抵抗回路
と直列に接続され、そのオン抵抗は前記第2の抵抗回路
の抵抗値に比べ十分小さい許可スイッチとを備えるよう
に構成したので、前記アナログ入力端子の入力インピー
ダンスの変化によるリンギングやキックバックなどの発
生を防止する際の前記許可スイッチによる前記入力イン
ピーダンスへの影響を小さく出来、交流的および直流的
にアナログ入力端子の入力インピーダンスを一定化して
その変化を抑制できる効果がある。
【0064】この発明によれば、アナログ入力端子の入
力インピーダンスをインバータ型チョッパーのオートゼ
ロ時インピーダンスに合致させるための、調整用キャパ
シタの他端が入力側に接続された調整用インバータ、お
よび、該調整用インバータの入力側と出力側との間に設
けられた調整用オートゼロスイッチとを入力インピーダ
ンス調整回路が備えるように構成したので、交流的およ
び直流的に前記アナログ入力端子の入力インピーダンス
を一定化してその変化を小さくすることが出来、アナロ
グ入力端子の入力インピーダンスの変化によるリンギン
グやキックバックなどの発生を防止できる効果がある。
【0065】この発明によれば、調整用インバータの貫
通電流を抑制する抑制回路を備えるように構成したの
で、交流的および直流的に前記アナログ入力端子の入力
インピーダンスを一定化してその変化量を抑制でき、ア
ナログ入力端子の入力インピーダンスの変化によるリン
ギングやキックバックなどの発生を防止できるだけでな
く、入力インピーダンスの調整が必要でないときに前記
貫通電流をなくし、低消費電力化を実現できる効果があ
る。
【0066】この発明によれば、アナログ入力端子とグ
ランドとの間に設けられ、アナログ接続スイッチと同じ
形状でウエハに作り込まれ、前記アナログ入力端子とコ
ンパレータのキャパシタの一端とを接続するためのアナ
ログ接続スイッチがオフ時にオン、オン時にオフする分
裂調整用スイッチと、前記コンパレータのキャパシタと
同じ形状でウエハに作り込まれた分裂調整用キャパシタ
との直列回路をコンパレータの数に応じた数、入力イン
ピーダンス調整回路が備えるように構成したので、交流
的および直流的に前記アナログ入力端子の入力インピー
ダンスを一定化してその変化量をより抑制でき、前記ア
ナログ入力端子の入力インピーダンスの変化によるリン
ギングやキックバックなどの発生を防止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のアナログ−ディジ
タル変換器であるFlash型ADCの概略構成を示す
説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のアナログ−ディジ
タル変換器であるFlash型ADCのコンパレータ群
を構成するコンパレータの構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のアナログ−ディジ
タル変換器の入力インピーダンス調整回路の構成を示す
回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態2のアナログ−ディジ
タル変換器の入力インピーダンス調整回路の構成を示す
回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態3のインピーダンス調
整回路の構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4のインピーダンス調
整回路の構成を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態5のインピーダンス調
整回路の構成を示す回路図である。
【図8】 従来のF1ash型ADCの概略構成を示す
説明図である。
【図9】 従来のF1ash型ADCにおけるコンパレ
ータ群を構成するコンパレータおよびインピーダンス調
整回路の回路構成を示す回路図である。
【図10】 従来のF1ash型ADCにおけるコンパ
レータの動作波形の一例を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 コンパレータ群、5 アナログ入力端子、104
キャパシタ、107アナログ接続スイッチ、117 調
整用キャパシタ、118 調整用スイッチ、119 抵
抗(第1の抵抗回路,抵抗回路)、120 抵抗(第2
の抵抗回路,抵抗回路)、121 抵抗許可スイッチ
(許可スイッチ)、123 調整用インバータ、124
調整用オートゼロスイッチ、125 抑制回路、12
7 分裂調整用キャパシタ、128 分裂調整用スイッ
チ、151,161,171,181,191 入力イ
ンピーダンス調整回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ型チョッパーアンプを用いた
    コンパレータを有し、全ビット一括変換方式または複数
    ビットずつを一度に変換する方式でアナログ入力端子へ
    入力されたアナログ電圧をディジタルコード化するアナ
    ログ−ディジタル変換器において、 交流的および直流的に前記アナログ入力端子の入力イン
    ピーダンスを一定化する入力インピーダンス調整回路を
    備えていることを特徴とするアナログ−ディジタル変換
    器。
  2. 【請求項2】 入力インピーダンス調整回路は、 アナログ入力端子とコンパレータのキャパシタの一端と
    を接続するためのアナログ接続スイッチのオン期間にオ
    フ、オフ期間にオンとなる調整用スイッチと、 前記調整用スイッチを介して一端が前記アナログ入力端
    子と接続され、前記各コンパレータのキャパシタの合計
    容量値に相当する容量値を有した調整用キャパシタと、 該調整用キャパシタの他端が接続され、前記アナログ入
    力端子の入力インピーダンスをインバータ型チョッパー
    のオートゼロ時インピーダンスに合致させる抵抗値を有
    した、電源とグランドとの間に接続された抵抗回路と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載のアナログ
    −ディジタル変換器。
  3. 【請求項3】 アナログ入力端子の入力インピーダンス
    の調整が必要でないときにはオフし、前記入力インピー
    ダンスの調整が必要でないときに抵抗回路を介して電源
    とグランドとの間に流れる電流を遮断する許可スイッチ
    を備えていることを特徴とする請求項2記載のアナログ
    −ディジタル変換器。
  4. 【請求項4】 抵抗回路は、 調整用キャパシタの他端と電源との間に接続された第1
    の抵抗回路と、 前記調整用キャパシタの他端とグランドとの間に接続さ
    れた第2の抵抗回路とを備え、 許可スイッチは、 前記電源と前記調整用キャパシタの他端との間で前記第
    1の抵抗回路と直列に接続され、そのオン抵抗は前記第
    1の抵抗回路の抵抗値に比べ十分小さいことを特徴とす
    る請求項3記載のアナログ−ディジタル変換器。
  5. 【請求項5】 抵抗回路は、 調整用キャパシタの他端と電源との間に接続された第1
    の抵抗回路と、 前記調整用キャパシタの他端とグランドとの間に接続さ
    れた第2の抵抗回路とを備え、 許可スイッチは、 前記調整用キャパシタの他端と前記グランドとの間で前
    記第2の抵抗回路と直列に接続され、そのオン抵抗は前
    記第2の抵抗回路の抵抗値に比べ十分小さいことを特徴
    とする請求項3記載のアナログ−ディジタル変換器。
  6. 【請求項6】 入力インピーダンス調整回路は、 アナログ入力端子とコンパレータのキャパシタの一端と
    を接続するためのアナログ接続スイッチのオン期間にオ
    フ、オフ期間にオンとなる調整用スイッチと、 前記調整用スイッチを介して一端が前記アナログ入力端
    子と接続され、前記各コンパレータのキャパシタの合計
    容量値に相当する容量値を有した調整用キャパシタと、 前記アナログ入力端子の入力インピーダンスをインバー
    タ型チョッパーのオートゼロ時インピーダンスに合致さ
    せるための、前記調整用キャパシタの他端が入力側に接
    続された調整用インバータ、および、該調整用インバー
    タの入力側と出力側との間に設けられた調整用オートゼ
    ロスイッチを備えていることを特徴とする請求項1記載
    のアナログ−ディジタル変換器。
  7. 【請求項7】 調整用インバータの貫通電流を抑制する
    抑制回路を備えていることを特徴とする請求項6記載の
    アナログ−ディジタル変換器。
  8. 【請求項8】 入力インピーダンス調整回路は、 コンパレータの数に応じた数、アナログ入力端子とグラ
    ンドとの間に設けられ、アナログ接続スイッチと同じ形
    状でウエハに作り込まれ、前記アナログ入力端子と前記
    コンパレータのキャパシタの一端とを接続するためのア
    ナログ接続スイッチがオフ時にオン、オン時にオフする
    分裂調整用スイッチと、前記コンパレータのキャパシタ
    と同じ形状でウエハに作り込まれた分裂調整用キャパシ
    タとの直列回路を備えていることを特徴とする請求項1
    記載のアナログ−ディジタル変換器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033303A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Renesas Technology Corp A/d変換器及び半導体装置

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