JP2000269752A - 電圧電流変換回路及びこれを用いたフィルタ回路 - Google Patents
電圧電流変換回路及びこれを用いたフィルタ回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低電圧で動作しかつ従来よりS/Nの優れたア
クティブフィルタを構成できる電圧電流変換回路を提供
する。 【解決手段】差動入力用のトランジスタQ14,Q16,定電流
源I11,I12,抵抗R6を含む第1の差動アンプ、その負荷ト
ランジスタQ13,Q15,第1の差動アンプと共通の差動入力
を受けるトランジスタQ17,Q18,定電流源I13,I14,抵抗R7
を有した第2の差動アンプ、第1の差動アンプの各コレ
クタ出力を各ベースに入力するトランジスタQ19,Q20(エ
ミッタどうしは短絡),定電流源I15,I16,I17 を有して、
トランジスタQ19 のコレクタ電流を第1、第2の差動ア
ンプそれぞれの差動入力のうちの被制御側入力(Q16,Q18
のベース) に反映させると共に第2の差動アンプのトラ
ンジスタQ18 のコレクタ出力電流と加算することによっ
て、電流変換信号として導出する構成である。
クティブフィルタを構成できる電圧電流変換回路を提供
する。 【解決手段】差動入力用のトランジスタQ14,Q16,定電流
源I11,I12,抵抗R6を含む第1の差動アンプ、その負荷ト
ランジスタQ13,Q15,第1の差動アンプと共通の差動入力
を受けるトランジスタQ17,Q18,定電流源I13,I14,抵抗R7
を有した第2の差動アンプ、第1の差動アンプの各コレ
クタ出力を各ベースに入力するトランジスタQ19,Q20(エ
ミッタどうしは短絡),定電流源I15,I16,I17 を有して、
トランジスタQ19 のコレクタ電流を第1、第2の差動ア
ンプそれぞれの差動入力のうちの被制御側入力(Q16,Q18
のベース) に反映させると共に第2の差動アンプのトラ
ンジスタQ18 のコレクタ出力電流と加算することによっ
て、電流変換信号として導出する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
組み込まれ、特にアクティブフィルタの一要素を構成す
る電圧電流変換回路(gmアンプ)と、これを用いたフ
ィルタ回路に関する。
組み込まれ、特にアクティブフィルタの一要素を構成す
る電圧電流変換回路(gmアンプ)と、これを用いたフ
ィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所望の周波数特性を得るアク
ティブフィルタを構成するため、電圧電流変換回路を用
いることが一般的である。この電圧電流変換回路はコン
ダクタンスアンプ、いわゆるgmアンプと呼ばれる。
ティブフィルタを構成するため、電圧電流変換回路を用
いることが一般的である。この電圧電流変換回路はコン
ダクタンスアンプ、いわゆるgmアンプと呼ばれる。
【0003】図3は、従来の電圧電流変換回路(gmア
ンプ)の構成を適用したアクティブフィルタ(ローパス
フィルタ)を示す第1の回路図である。各トランジスタ
Qn(nは添え字)はそれぞれNPNトランジスタであ
り、以下、単にトランジスタと略称する。
ンプ)の構成を適用したアクティブフィルタ(ローパス
フィルタ)を示す第1の回路図である。各トランジスタ
Qn(nは添え字)はそれぞれNPNトランジスタであ
り、以下、単にトランジスタと略称する。
【0004】入力端子IN1は、トランジスタQ1のベ
ースに接続されている。トランジスタQ1のコレクタは
電源電圧V1を供給する電源ラインV1に接続されてい
る。トランジスタQ1のエミッタは抵抗R1を介して、
トランジスタQ3のベースに接続されると共にダイオー
ド接続のトランジスタQ2のコレクタ及びベースに接続
されている。
ースに接続されている。トランジスタQ1のコレクタは
電源電圧V1を供給する電源ラインV1に接続されてい
る。トランジスタQ1のエミッタは抵抗R1を介して、
トランジスタQ3のベースに接続されると共にダイオー
ド接続のトランジスタQ2のコレクタ及びベースに接続
されている。
【0005】また、トランジスタQ5のコレクタは電源
ラインV1に接続されている。トランジスタQ5のエミ
ッタは抵抗R2を介して、トランジスタQ4のベースに
接続されると共にダイオード接続のトランジスタQ6の
コレクタ及びベースに接続されている。トランジスタQ
2とQ6のエミッタは共通に定電流源I1(電流値:I
0 ・2)を介して接地されている。
ラインV1に接続されている。トランジスタQ5のエミ
ッタは抵抗R2を介して、トランジスタQ4のベースに
接続されると共にダイオード接続のトランジスタQ6の
コレクタ及びベースに接続されている。トランジスタQ
2とQ6のエミッタは共通に定電流源I1(電流値:I
0 ・2)を介して接地されている。
【0006】上記トランジスタQ3はコレクタが電源ラ
インV1に接続されている。上記トランジスタQ4はコ
レクタが上記トランジスタQ5のベース及び出力端子O
UT1に接続されると共に定電流源I3(電流値:I
X)を介して電源ラインV1に接続されている。トラン
ジスタQ3とQ4のエミッタは共通に定電流源I2(電
流値:IX・2)を介して接地されている。
インV1に接続されている。上記トランジスタQ4はコ
レクタが上記トランジスタQ5のベース及び出力端子O
UT1に接続されると共に定電流源I3(電流値:I
X)を介して電源ラインV1に接続されている。トラン
ジスタQ3とQ4のエミッタは共通に定電流源I2(電
流値:IX・2)を介して接地されている。
【0007】電源ラインV1と出力端子OUT1の間に
はコンデンサC1が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ1,Q2,Q5,Q
6の動作に関係する経路が電圧電流変換部として、トラ
ンジスタQ2,Q3,Q4,Q6の動作に関係する経路
が差動電流変換(増幅)部として機能する。入力端子I
N1からの電圧信号は、出力端子OUT1より差動増幅
電流として得られ、その出力電流に伴う抵抗成分がRC
フィルタ回路構成のRの部分を構成する。
はコンデンサC1が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ1,Q2,Q5,Q
6の動作に関係する経路が電圧電流変換部として、トラ
ンジスタQ2,Q3,Q4,Q6の動作に関係する経路
が差動電流変換(増幅)部として機能する。入力端子I
N1からの電圧信号は、出力端子OUT1より差動増幅
電流として得られ、その出力電流に伴う抵抗成分がRC
フィルタ回路構成のRの部分を構成する。
【0008】上記構成の回路は、次の(1)、(2)の
問題点があり、実用的に好ましくない。 (1)トランジスタQ2,Q3,Q4,Q6の各内部ベ
ース抵抗Rbによる熱雑音をゲインG1(定電流源I
2,I3それぞれの電流値(IX・2,IX)に比例す
る)で増幅するために、S/Nが悪化する。
問題点があり、実用的に好ましくない。 (1)トランジスタQ2,Q3,Q4,Q6の各内部ベ
ース抵抗Rbによる熱雑音をゲインG1(定電流源I
2,I3それぞれの電流値(IX・2,IX)に比例す
る)で増幅するために、S/Nが悪化する。
【0009】(2)低電圧、例えば4V以下で動作しな
い。すなわち、低位電源側の定電流源I1(I2も同
様)と高位電源側の定電流源I3における安定動作のた
めには、それぞれ1V程度ずつ必要である。また、直列
に挿入されているトランジスタQ1,抵抗R1、トラン
ジスタQ2の動作のため、トランジスタQ1,Q2それ
ぞれのベース・エミッタ間電圧を合わせて1.5V程
度、抵抗R1に信号を通すためのダイナミックレンジ
0.5V程度の電圧降下が必要である(合計4V)。
い。すなわち、低位電源側の定電流源I1(I2も同
様)と高位電源側の定電流源I3における安定動作のた
めには、それぞれ1V程度ずつ必要である。また、直列
に挿入されているトランジスタQ1,抵抗R1、トラン
ジスタQ2の動作のため、トランジスタQ1,Q2それ
ぞれのベース・エミッタ間電圧を合わせて1.5V程
度、抵抗R1に信号を通すためのダイナミックレンジ
0.5V程度の電圧降下が必要である(合計4V)。
【0010】図4は、従来の電圧電流変換回路(gmア
ンプ)の構成を適用したアクティブフィルタを示す第2
の回路図である。各トランジスタQn(nは添え字)は
それぞれNPNトランジスタであり、以下、単にトラン
ジスタと略称する。
ンプ)の構成を適用したアクティブフィルタを示す第2
の回路図である。各トランジスタQn(nは添え字)は
それぞれNPNトランジスタであり、以下、単にトラン
ジスタと略称する。
【0011】電源電圧V2が供給される電源ラインV2
からトランジスタQ7,Q8の電流路が直列に接続さ
れ、定電流源I4を介して接地されている。また、上記
電源ラインV2からトランジスタQ9,Q10の電流路
が直列に接続され、定電流源I5を介して接地されてい
る。トランジスタQ7,Q9の各ベースは、電源電圧V
3が一端に与えられるバイアス抵抗R3の他端に共通に
接続されている。トランジスタQ8のベースは入力端子
IN2に接続されている。トランジスタQ8,Q10の
各エミッタは抵抗R4を介して接続されている。
からトランジスタQ7,Q8の電流路が直列に接続さ
れ、定電流源I4を介して接地されている。また、上記
電源ラインV2からトランジスタQ9,Q10の電流路
が直列に接続され、定電流源I5を介して接地されてい
る。トランジスタQ7,Q9の各ベースは、電源電圧V
3が一端に与えられるバイアス抵抗R3の他端に共通に
接続されている。トランジスタQ8のベースは入力端子
IN2に接続されている。トランジスタQ8,Q10の
各エミッタは抵抗R4を介して接続されている。
【0012】トランジスタQ8のコレクタはトランジス
タQ11のベースに接続されている。トランジスタQ1
0のコレクタはトランジスタQ12のベースに接続され
ている。トランジスタQ11のエミッタとトランジスタ
Q12のエミッタは短絡され、定電流源I6(電流値:
IX・2)を介して接地されている。トランジスタQ1
1のコレクタは電源ラインV2から定電流源I7を介す
る出力端子OUT2に接続されると共にトランジスタQ
10のベースに接続されている。
タQ11のベースに接続されている。トランジスタQ1
0のコレクタはトランジスタQ12のベースに接続され
ている。トランジスタQ11のエミッタとトランジスタ
Q12のエミッタは短絡され、定電流源I6(電流値:
IX・2)を介して接地されている。トランジスタQ1
1のコレクタは電源ラインV2から定電流源I7を介す
る出力端子OUT2に接続されると共にトランジスタQ
10のベースに接続されている。
【0013】電源ラインV2と出力端子OUT2の間に
はコンデンサC2が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ7,Q9の動作に関
係する経路が電流制御部として、トランジスタQ8,Q
10,Q11,Q12の動作に関係する経路が差動電流
変換(増幅)部として機能する。
はコンデンサC2が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ7,Q9の動作に関
係する経路が電流制御部として、トランジスタQ8,Q
10,Q11,Q12の動作に関係する経路が差動電流
変換(増幅)部として機能する。
【0014】入力端子IN2からの電圧信号は、電流制
御部のトランジスタQ7,Q9の電流を、抵抗R4によ
る電流変換係数に従って、差動電流変換(増幅)部のト
ランジスタQ8,Q10の電流比に反映させ、これが差
動電流変換(増幅)部のトランジスタQ11,Q12そ
れぞれの動作電流を制御する。出力端子OUT2より得
られる出力電流に伴う抵抗成分がRCフィルタ回路構成
のRの部分を構成する。
御部のトランジスタQ7,Q9の電流を、抵抗R4によ
る電流変換係数に従って、差動電流変換(増幅)部のト
ランジスタQ8,Q10の電流比に反映させ、これが差
動電流変換(増幅)部のトランジスタQ11,Q12そ
れぞれの動作電流を制御する。出力端子OUT2より得
られる出力電流に伴う抵抗成分がRCフィルタ回路構成
のRの部分を構成する。
【0015】上記構成によれば、前記図3に対して、低
電圧動作を改善している。すなわち、定電流源I7やI
4(I5,I6も同様)の安定動作のためにそれぞれ1
V程度ずつ必要であることは変わりないが、抵抗R4の
電圧降下は影響しない。また、負荷になるトランジスタ
Q7(Q9)はベースが電源電圧V3を介してバイアス
されレベルシフト回路のような働きをし、入力(IN
2)から見れば例えばトランジスタQ8と定電流源I4
しか電圧降下を発生させるものはない。これにより、電
源電圧(V2)が3V弱まで動作可能である。
電圧動作を改善している。すなわち、定電流源I7やI
4(I5,I6も同様)の安定動作のためにそれぞれ1
V程度ずつ必要であることは変わりないが、抵抗R4の
電圧降下は影響しない。また、負荷になるトランジスタ
Q7(Q9)はベースが電源電圧V3を介してバイアス
されレベルシフト回路のような働きをし、入力(IN
2)から見れば例えばトランジスタQ8と定電流源I4
しか電圧降下を発生させるものはない。これにより、電
源電圧(V2)が3V弱まで動作可能である。
【0016】しかし、S/Nは基本的に前記図3のもの
と同等である。すなわち、トランジスタQ7,Q9,Q
11,Q12の各内部ベース抵抗Rbによる熱雑音を増
幅するためS/Nが悪化する。
と同等である。すなわち、トランジスタQ7,Q9,Q
11,Q12の各内部ベース抵抗Rbによる熱雑音を増
幅するためS/Nが悪化する。
【0017】トランジスタQ10の前にエミッタフォロ
ワ接続するトランジスタを設けるのが一般的だが、その
場合はその設けるトランジスタのベース・エミッタ間電
圧分、減電圧特性となり、デメリットとなる。
ワ接続するトランジスタを設けるのが一般的だが、その
場合はその設けるトランジスタのベース・エミッタ間電
圧分、減電圧特性となり、デメリットとなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
圧電流変換回路(gmアンプ)は、低電圧で動作する構
成を実現してもS/Nのよい回路構成とはならず、低電
圧動作で高性能のアクティブフィルタを構成するには問
題であった。
圧電流変換回路(gmアンプ)は、低電圧で動作する構
成を実現してもS/Nのよい回路構成とはならず、低電
圧動作で高性能のアクティブフィルタを構成するには問
題であった。
【0019】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、その課題は、低電圧で動作しかつ従来よりS
/Nの優れたアクティブフィルタを構成できる電圧電流
変換回路及びこれを用いたフィルタ回路を提供すること
である。
のであり、その課題は、低電圧で動作しかつ従来よりS
/Nの優れたアクティブフィルタを構成できる電圧電流
変換回路及びこれを用いたフィルタ回路を提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の電圧電流変換
回路は、電流制御部と、入力信号に対し電流変換の割合
を決める第1の抵抗を差動電流路接続間に設けた入力用
の第1の差動アンプと、前記第1の差動アンプと共通の
入力を受け電流変換の割合を決める第2の抵抗を差動電
流路接続間に設けた電流変換ゲイン制御用の第2の差動
アンプとを具備し、前記第1の差動アンプの出力を前記
電流制御部により制御した電流出力ラインの電流と前記
第2の差動アンプの出力電流とを加算することにより電
流変換信号を導出することを特徴とする。
回路は、電流制御部と、入力信号に対し電流変換の割合
を決める第1の抵抗を差動電流路接続間に設けた入力用
の第1の差動アンプと、前記第1の差動アンプと共通の
入力を受け電流変換の割合を決める第2の抵抗を差動電
流路接続間に設けた電流変換ゲイン制御用の第2の差動
アンプとを具備し、前記第1の差動アンプの出力を前記
電流制御部により制御した電流出力ラインの電流と前記
第2の差動アンプの出力電流とを加算することにより電
流変換信号を導出することを特徴とする。
【0021】また、本発明は、前記電圧電流変換回路を
備え、その出力端子に接続された容量と、前記電圧電流
変換回路の入出力端子間に接続された帰還回路とにより
フィルタ回路を構成する。
備え、その出力端子に接続された容量と、前記電圧電流
変換回路の入出力端子間に接続された帰還回路とにより
フィルタ回路を構成する。
【0022】本発明によれば、第1、第2の差動アンプ
の出力分を足し合わせることで出力部のバイアスを合わ
せるようにしており、第1の差動アンプでのノイズに対
するゲイン分は第2の差動アンプの電流路が設けられる
ため低くできる。第2の差動アンプではノイズ成分は主
に電流変換の割合を決める抵抗によるものであり、第1
の差動アンプでのノイズに比べて非常に低いので全体的
にノイズは低減される。
の出力分を足し合わせることで出力部のバイアスを合わ
せるようにしており、第1の差動アンプでのノイズに対
するゲイン分は第2の差動アンプの電流路が設けられる
ため低くできる。第2の差動アンプではノイズ成分は主
に電流変換の割合を決める抵抗によるものであり、第1
の差動アンプでのノイズに比べて非常に低いので全体的
にノイズは低減される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電圧電流変換回路(gmアンプ)の構成を適用したアク
ティブフィルタ(ローパスフィルタ)を示す回路図であ
る。各トランジスタQn(nは添え字)はそれぞれNP
Nトランジスタであり、以下、単にトランジスタと略称
する。
電圧電流変換回路(gmアンプ)の構成を適用したアク
ティブフィルタ(ローパスフィルタ)を示す回路図であ
る。各トランジスタQn(nは添え字)はそれぞれNP
Nトランジスタであり、以下、単にトランジスタと略称
する。
【0024】電源電圧V4が供給される電源ラインV4
からトランジスタQ13,Q14の電流路が直列に接続
され、定電流源I11(電流値:I0 )を介して接地さ
れている。また、上記電源ラインV4からトランジスタ
Q15,Q16の電流路が直列に接続され、定電流源I
12を介して接地されている。トランジスタQ13,Q
15の各ベースは、電源電圧V5が一端に与えられるバ
イアス抵抗R5の他端に共通に接続されている。トラン
ジスタQ14のベースは入力端子IN3に接続されてい
る。トランジスタQ14,Q16の各エミッタは抵抗R
6を介して接続されている。
からトランジスタQ13,Q14の電流路が直列に接続
され、定電流源I11(電流値:I0 )を介して接地さ
れている。また、上記電源ラインV4からトランジスタ
Q15,Q16の電流路が直列に接続され、定電流源I
12を介して接地されている。トランジスタQ13,Q
15の各ベースは、電源電圧V5が一端に与えられるバ
イアス抵抗R5の他端に共通に接続されている。トラン
ジスタQ14のベースは入力端子IN3に接続されてい
る。トランジスタQ14,Q16の各エミッタは抵抗R
6を介して接続されている。
【0025】また、ベースが上記トランジスタQ16の
ベースと同様に入力端子IN3に接続され、コレクタは
電源ラインV4に接続されエミッタが定電流源I13を
介して接地されるトランジスタQ17、及び、ベースが
上記トランジスタQ16のベースと接続され、エミッタ
が定電流源I14を介して接地されるトランジスタQ1
8が設けられている。トランジスタQ17とQ18のエ
ミッタは抵抗R7を介して接続されている。
ベースと同様に入力端子IN3に接続され、コレクタは
電源ラインV4に接続されエミッタが定電流源I13を
介して接地されるトランジスタQ17、及び、ベースが
上記トランジスタQ16のベースと接続され、エミッタ
が定電流源I14を介して接地されるトランジスタQ1
8が設けられている。トランジスタQ17とQ18のエ
ミッタは抵抗R7を介して接続されている。
【0026】トランジスタQ14のコレクタはトランジ
スタQ19のベースに接続されている。トランジスタQ
16のコレクタはトランジスタQ20のベースに接続さ
れている。トランジスタQ19のエミッタとトランジス
タQ20のエミッタは短絡され、定電流源I15(電流
値:IX・2)を介して接地されている。トランジスタ
Q19のコレクタは電源ラインV4から定電流源I16
(電流値:IX),I17(電流値:I0 )を並列に介
する出力端子OUT3に接続されると共にトランジスタ
Q18のコレクタ及びベース(Q16のベースと共通)
に接続されている。
スタQ19のベースに接続されている。トランジスタQ
16のコレクタはトランジスタQ20のベースに接続さ
れている。トランジスタQ19のエミッタとトランジス
タQ20のエミッタは短絡され、定電流源I15(電流
値:IX・2)を介して接地されている。トランジスタ
Q19のコレクタは電源ラインV4から定電流源I16
(電流値:IX),I17(電流値:I0 )を並列に介
する出力端子OUT3に接続されると共にトランジスタ
Q18のコレクタ及びベース(Q16のベースと共通)
に接続されている。
【0027】電源ラインV4と出力端子OUT3の間に
はコンデンサC3が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ13,Q15,Q1
9,Q20の動作に関係する経路が電流制御部として、
トランジスタQ14,Q16,Q17,Q18の動作に
関係する経路が差動電流変換(増幅)部として機能す
る。
はコンデンサC3が接続され、これがアクティブフィル
タにおけるRCフィルタ回路構成のCの部分を構成す
る。gmアンプは、トランジスタQ13,Q15,Q1
9,Q20の動作に関係する経路が電流制御部として、
トランジスタQ14,Q16,Q17,Q18の動作に
関係する経路が差動電流変換(増幅)部として機能す
る。
【0028】すなわち、第1の差動アンプA1は、差動
入力用のトランジスタQ14,Q16、定電流源I1
1,I12、抵抗R6を含む。また、トランジスタQ1
4,Q16の各コレクタ側に第1の差動アンプA1の負
荷を構成する電流制御部(トランジスタQ13,Q1
5、抵抗R5)を設けている。第2の差動アンプA2
は、第1の差動アンプA1と共通の差動入力を受けるト
ランジスタQ17,Q18と、定電流源I13,I1
4、抵抗R7を含む。
入力用のトランジスタQ14,Q16、定電流源I1
1,I12、抵抗R6を含む。また、トランジスタQ1
4,Q16の各コレクタ側に第1の差動アンプA1の負
荷を構成する電流制御部(トランジスタQ13,Q1
5、抵抗R5)を設けている。第2の差動アンプA2
は、第1の差動アンプA1と共通の差動入力を受けるト
ランジスタQ17,Q18と、定電流源I13,I1
4、抵抗R7を含む。
【0029】さらに電流制御部として、第1の差動アン
プA1の各コレクタ出力を各ベースに入力するトランジ
スタQ19,Q20(エミッタどうしは短絡)、定電流
源I15,I16,I17を含み、トランジスタQ19
のコレクタ電流を、第1、第2の差動アンプA1,A2
それぞれの差動入力のうちの被制御側入力(トランジス
タQ16,Q18のベース)に反映させると共に第2の
差動アンプA2のトランジスタQ18のコレクタ出力電
流と加算することによって、電流変換信号として導出す
る構成となっている。
プA1の各コレクタ出力を各ベースに入力するトランジ
スタQ19,Q20(エミッタどうしは短絡)、定電流
源I15,I16,I17を含み、トランジスタQ19
のコレクタ電流を、第1、第2の差動アンプA1,A2
それぞれの差動入力のうちの被制御側入力(トランジス
タQ16,Q18のベース)に反映させると共に第2の
差動アンプA2のトランジスタQ18のコレクタ出力電
流と加算することによって、電流変換信号として導出す
る構成となっている。
【0030】入力端子IN3からの電圧信号は、電流制
御部のトランジスタQ13,Q15の電流を、抵抗R6
及びR7それぞれによる電流変換係数に従って差動電流
変換(増幅)部のトランジスタQ14,Q16の電流比
及びトランジスタQ17,Q18の電流比に反映させ、
これが電流制御部のトランジスタQ19,Q20それぞ
れの動作電流を制御する。出力端子OUT3より得られ
る出力電流に伴う抵抗成分がRCフィルタ回路構成のR
の部分を構成する。
御部のトランジスタQ13,Q15の電流を、抵抗R6
及びR7それぞれによる電流変換係数に従って差動電流
変換(増幅)部のトランジスタQ14,Q16の電流比
及びトランジスタQ17,Q18の電流比に反映させ、
これが電流制御部のトランジスタQ19,Q20それぞ
れの動作電流を制御する。出力端子OUT3より得られ
る出力電流に伴う抵抗成分がRCフィルタ回路構成のR
の部分を構成する。
【0031】上記のようなgmアンプ回路構成における
gm(コンダクタンス)は、トランジスタQ19の電流
出力によるgm1と、トランジスタQ18の電流出力に
よるgm2の和になる。以下の各式でRn(n は回路図中
の抵抗の添え字)は各抵抗を示し、Ren(n は回路図中
のトランジスタの添え字)は各トランジスタのエミッタ
抵抗を示す。
gm(コンダクタンス)は、トランジスタQ19の電流
出力によるgm1と、トランジスタQ18の電流出力に
よるgm2の和になる。以下の各式でRn(n は回路図中
の抵抗の添え字)は各抵抗を示し、Ren(n は回路図中
のトランジスタの添え字)は各トランジスタのエミッタ
抵抗を示す。
【0032】前者gm1は、次式(1) で表わされる。 gm1={(Re13+Re15)/(R6+Re14+Re16)} ×{1/(Re19+Re20)}…(1) 後者gm2は、次式(2) で表わされる。 gm2=1/(R7+Re17+Re18)}…(2) ここで、gm=gm1+gm2である。
【0033】一方、角速度と容量との関係により、ω0
=gm/C3 であり(C3 はコンデンサC3の容量)、
周波数f0 と角速度ω0 より、f0 =ω0 /2πの1次
のLPF(ローパスフィルタ)として動作する。
=gm/C3 であり(C3 はコンデンサC3の容量)、
周波数f0 と角速度ω0 より、f0 =ω0 /2πの1次
のLPF(ローパスフィルタ)として動作する。
【0034】上記周波数f0 の調整は、定電流源I15
(またI16も)を可変させて行う。具体例として、R
X=4kΩ、IX=I0=100μA、CX=10p
F、T=50℃(Vt=kT/q=28mVとする)に
おけるf0 を求めてみる。Re13=Re14=Re16=Vt/I
0=28mV/100μA=280Ω、Re19=Re20=V
t/IX=28mV/100μA=280Ωとなるの
で、上記の式(1)、(2)に各々値を代入して、gm=gm
1+gm2=233.6μ[S] となり、f0 =(gm/
C3 )×(1/2π)=3.72MHzのLPFを構成
することになる。
(またI16も)を可変させて行う。具体例として、R
X=4kΩ、IX=I0=100μA、CX=10p
F、T=50℃(Vt=kT/q=28mVとする)に
おけるf0 を求めてみる。Re13=Re14=Re16=Vt/I
0=28mV/100μA=280Ω、Re19=Re20=V
t/IX=28mV/100μA=280Ωとなるの
で、上記の式(1)、(2)に各々値を代入して、gm=gm
1+gm2=233.6μ[S] となり、f0 =(gm/
C3 )×(1/2π)=3.72MHzのLPFを構成
することになる。
【0035】本発明のgm1部分は、トランジスタQ1
3,Q15,Q19,Q20の内部ベース抵抗Rbによ
る熱雑音他がゲインG1で増幅される。この増幅後のノ
イズをVn1とする。また、gm2部分は、主に抵抗R
7による熱雑音がゲインG2で増幅される。この増幅後
のノイズをVn2とする。これらノイズの大きさは一般
に、Vn1>>Vn2となる。
3,Q15,Q19,Q20の内部ベース抵抗Rbによ
る熱雑音他がゲインG1で増幅される。この増幅後のノ
イズをVn1とする。また、gm2部分は、主に抵抗R
7による熱雑音がゲインG2で増幅される。この増幅後
のノイズをVn2とする。これらノイズの大きさは一般
に、Vn1>>Vn2となる。
【0036】本発明では上述したようにトランジスタQ
18の電流出力によるgm2がgm1に加算されるよう
に構成される。これにより、前記図4の従来構成と同じ
周波数f0 を得るのに、本発明の図1の回路構成では、
トランジスタQ19,Q20のバイアス電流IX・2
が、前記図4のトランジスタQ11,Q12のバイアス
電流IX・2に比べて約半分前後にまで減少できる。ゲ
インG1はIXに比例するので、その結果、ノイズVn
1は小さく、Vn1とVn2を併せても前記図4の従来
回路構成によるノイズよりかなり小さくなる。
18の電流出力によるgm2がgm1に加算されるよう
に構成される。これにより、前記図4の従来構成と同じ
周波数f0 を得るのに、本発明の図1の回路構成では、
トランジスタQ19,Q20のバイアス電流IX・2
が、前記図4のトランジスタQ11,Q12のバイアス
電流IX・2に比べて約半分前後にまで減少できる。ゲ
インG1はIXに比例するので、その結果、ノイズVn
1は小さく、Vn1とVn2を併せても前記図4の従来
回路構成によるノイズよりかなり小さくなる。
【0037】また、低電圧動作に関しては、前記図4の
回路と同様である。具体的にダイナミックレンジは、ト
ランジスタQ18のVce(ベース・エミッタ間電圧)
と、定電流源I14の両端電圧(NPN電流源トランジ
スタのエミッタ電圧とVce)と定電流源I16の両端
電圧(PNP電流源トランジスタのエミッタ電圧とVc
e)と信号振幅分の和で決まり、入力信号振幅を0.5
Vp−pとすると約3V弱となる。
回路と同様である。具体的にダイナミックレンジは、ト
ランジスタQ18のVce(ベース・エミッタ間電圧)
と、定電流源I14の両端電圧(NPN電流源トランジ
スタのエミッタ電圧とVce)と定電流源I16の両端
電圧(PNP電流源トランジスタのエミッタ電圧とVc
e)と信号振幅分の和で決まり、入力信号振幅を0.5
Vp−pとすると約3V弱となる。
【0038】上記構成ではコンデンサC3を固定バイア
スしてLPFを構成したが、これに限らず、本発明の電
圧電流変換回路を複数適用し、各種フィルタ回路を実現
できる。
スしてLPFを構成したが、これに限らず、本発明の電
圧電流変換回路を複数適用し、各種フィルタ回路を実現
できる。
【0039】例えば、図2のような2次のLPF(ロー
パスフィルタ)を構成する。すなわち、図1のgmアン
プGMAを2つ準備する(GMA1,GMA2とす
る)。GMA1の非反転入力ノード(図1の回路のIN
3)は入力端子INに接続されている。GMA1の出力
はバッファ11を介してGMA2の非反転入力ノードに
接続される。GMA2の出力はバッファ12を介して出
力端子OUTに導出されると共に各GMA1,2の反転
入力ノード(図1のトランジスタQ16,Q18の共通
ベースノード)にフィードバック接続されている。ま
た、GMA1,2それぞれの出力には一端が低電位側に
固定バイアスされるコンデンサ13,14の他端がそれ
ぞれ接続されている。このように、高次の時にバイカッ
ド型の各種フィルタ構成が本発明のgmアンプGMAを
適用して実現できる。
パスフィルタ)を構成する。すなわち、図1のgmアン
プGMAを2つ準備する(GMA1,GMA2とす
る)。GMA1の非反転入力ノード(図1の回路のIN
3)は入力端子INに接続されている。GMA1の出力
はバッファ11を介してGMA2の非反転入力ノードに
接続される。GMA2の出力はバッファ12を介して出
力端子OUTに導出されると共に各GMA1,2の反転
入力ノード(図1のトランジスタQ16,Q18の共通
ベースノード)にフィードバック接続されている。ま
た、GMA1,2それぞれの出力には一端が低電位側に
固定バイアスされるコンデンサ13,14の他端がそれ
ぞれ接続されている。このように、高次の時にバイカッ
ド型の各種フィルタ構成が本発明のgmアンプGMAを
適用して実現できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力用の第1の差動アンプと差動入力が共通の第2の差動
アンプを設け、第2の差動アンプ出力は電流変換出力部
に併せる構成とする。これにより、ノイズが大きく影響
する電流変換出力部の定電流値を減少させてノイズを低
減することができ、また、第2の差動アンプ出力も極小
さいノイズ分しか持たず、もってS/Nを改善できる。
このような、電圧電流変換回路及びこれを用いたフィル
タ回路の提供により、低電圧(3V弱)で動作し、S/
Nの優れたアクティブフィルタの構成が期待できる。
力用の第1の差動アンプと差動入力が共通の第2の差動
アンプを設け、第2の差動アンプ出力は電流変換出力部
に併せる構成とする。これにより、ノイズが大きく影響
する電流変換出力部の定電流値を減少させてノイズを低
減することができ、また、第2の差動アンプ出力も極小
さいノイズ分しか持たず、もってS/Nを改善できる。
このような、電圧電流変換回路及びこれを用いたフィル
タ回路の提供により、低電圧(3V弱)で動作し、S/
Nの優れたアクティブフィルタの構成が期待できる。
【図1】本発明の実施形態に係る電圧電流変換回路(g
mアンプ)の構成を適用したアクティブフィルタを示す
回路図。
mアンプ)の構成を適用したアクティブフィルタを示す
回路図。
【図2】本発明の実施形態に係る電圧電流変換回路(g
mアンプ)の構成を適用したアクティブフィルタの応用
例を示す回路図。
mアンプ)の構成を適用したアクティブフィルタの応用
例を示す回路図。
【図3】従来の電圧電流変換回路(gmアンプ)の構成
を適用したアクティブフィルタを示す第1の回路図。
を適用したアクティブフィルタを示す第1の回路図。
【図4】従来の電圧電流変換回路(gmアンプ)の構成
を適用したアクティブフィルタを示す第2の回路図。
を適用したアクティブフィルタを示す第2の回路図。
Q13〜Q20…NPNトランジスタ R5〜R7…抵抗 I11〜I17…定電流源 C3…コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 AA21 AA42 CA37 CA44 FA01 FA09 FA15 FA17 HA02 HA25 HA29 KA02 KA03 KA05 KA42 MA11 ND04 ND22 ND23 PD01 TA01 5J091 AA01 AA12 AA21 AA42 CA37 CA44 FA01 FA09 FA15 FA17 HA02 HA25 HA29 KA02 KA03 KA05 KA42 MA08 MA11 MA20 TA01 5J098 AA02 AA11 AA14 AB03 AB11 AB12 AD11 AD23 CA02
Claims (4)
- 【請求項1】 電流制御部と、 入力信号に対し電流変換の割合を決める第1の抵抗を差
動電流路接続間に設けた入力用の第1の差動アンプと、 前記第1の差動アンプと共通の入力を受け電流変換の割
合を決める第2の抵抗を差動電流路接続間に設けた電流
変換ゲイン制御用の第2の差動アンプとを具備し、 前記第1の差動アンプの出力を前記電流制御部により制
御した電流出力ラインの電流と前記第2の差動アンプの
出力電流とを加算することにより電流変換信号を導出す
ることを特徴とする電圧電流変換回路。 - 【請求項2】 差動入力用の第1、第2のトランジスタ
を有し各エミッタが第1、第2の電流源にそれぞれ接続
されると共に第1の抵抗を介して接続される第1の差動
アンプと、 前記第1、第2のトランジスタの各コレクタに電流路が
接続された前記第1の差動アンプの負荷と、 前記第1の差動アンプと共通の差動入力を受ける第3、
第4のトランジスタを有し各エミッタが第3、第4の電
流源にそれぞれ接続されると共に第2の抵抗を介して接
続される第2の差動アンプと、 前記第1の差動アンプの各コレクタ出力がそれぞれのベ
ースに接続され、それぞれのエミッタが短絡されると共
に第5の電流源に接続される第5、第6のトランジスタ
とを具備し、 バイアス電流源を介した前記第5のトランジスタのコレ
クタ電流を前記第2の差動アンプのコレクタ出力電流と
加算することにより電流変換信号として導出することを
特徴とする電圧電流変換回路。 - 【請求項3】 電流制御部と、入力信号に対し電流変換
の割合を決める第1の抵抗を差動電流路接続間に設けた
入力用の第1の差動アンプと、前記第1の差動アンプと
共通の入力を受け電流変換の割合を決める第2の抵抗を
差動電流路接続間に設けた電流変換ゲイン制御用の第2
の差動アンプとを備えて、前記第1の差動アンプの出力
を前記電流制御部により制御した電流出力ラインの電流
と前記第2の差動アンプの出力電流とを加算することに
より電流変換信号を導出する電圧電流変換回路と、 前記電圧電流変換回路の出力端子に接続された容量と、 前記電圧電流変換回路の入出力端子間に接続された帰還
回路とを具備したことを特徴とするフィルタ回路。 - 【請求項4】 差動入力用の第1、第2のトランジスタ
を有し各エミッタが第1、第2の電流源にそれぞれ接続
されると共に第1の抵抗を介して接続される第1の差動
アンプと、前記第1、第2のトランジスタの各コレクタ
に電流路が接続された前記第1の差動アンプの負荷と、
前記第1の差動アンプと共通の差動入力を受ける第3、
第4のトランジスタを有し各エミッタが第3、第4の電
流源にそれぞれ接続されると共に第2の抵抗を介して接
続される第2の差動アンプと、前記第1の差動アンプの
各コレクタ出力がそれぞれのベースに接続され、それぞ
れのエミッタが短絡されると共に第5の電流源に接続さ
れる第5、第6のトランジスタとを備え、バイアス電流
源を介した前記第5のトランジスタのコレクタ電流を前
記第2の差動アンプのコレクタ出力電流と加算すること
により電流変換信号として導出する電圧電流変換回路
と、 前記電圧電流変換回路の出力端子に接続された容量と、 前記電圧電流変換回路の入出力端子間に接続された帰還
回路とを具備したことを特徴とするフィルタ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071605A JP2000269752A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 電圧電流変換回路及びこれを用いたフィルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071605A JP2000269752A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 電圧電流変換回路及びこれを用いたフィルタ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000269752A true JP2000269752A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13465465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11071605A Pending JP2000269752A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 電圧電流変換回路及びこれを用いたフィルタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000269752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7466192B2 (en) | 2006-09-07 | 2008-12-16 | Onkyo Corporation | Low-pass filter and voltage-current conversion circuit used in the same |
-
1999
- 1999-03-17 JP JP11071605A patent/JP2000269752A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7466192B2 (en) | 2006-09-07 | 2008-12-16 | Onkyo Corporation | Low-pass filter and voltage-current conversion circuit used in the same |
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