JP2000269347A - バッファレイアウト設計装置および方法 - Google Patents

バッファレイアウト設計装置および方法

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JP2000269347A
JP2000269347A JP11074481A JP7448199A JP2000269347A JP 2000269347 A JP2000269347 A JP 2000269347A JP 11074481 A JP11074481 A JP 11074481A JP 7448199 A JP7448199 A JP 7448199A JP 2000269347 A JP2000269347 A JP 2000269347A
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Yasuo Otsuka
恭生 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファの挿入後の再配線時に挿入ネット自
体および周辺配線の経路が再配線前と変わってしまう影
響を少なくする。 【解決手段】 中央演算処理装置3は、操作入力装置4
からの被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイ
ントのデータと記憶装置2の配置配線データとに基づい
て前記バッファの挿入ポイントとの前後範囲を検索して
被バッファ挿入ネットの配線下にバッファを挿入可能な
スペースが存在するかを判断し、前記被バッファ挿入ネ
ットの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在す
る時に前記挿入可能なスペースの上の前記被バッファ挿
入ネットに対して適切なピンを持ったバッファが存在す
るかを判断し、1つのバッファの挿入ポイントに対する
バッファの挿入に関する設計が終了するごとに、この設
計に関するデータを前記配置配線データとして記憶装置
2に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路にバッ
ファをレイアウトする場合におけるバッファレイアウト
設計装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すように、1種類の
挿入バッファ101を用意し、この挿入バッファ101
を周囲の配線とは無関係に挿入スペースS101に挿入
している。
【0003】また、レイアウト設計装置として、特開平
9−293094号公報に開示されているものがある。
この特開平9−293094号公報に開示されたレイア
ウト設計装置は、回路素子の配置および回路素子間の配
線を行なって論理回路のレイアウト設計を行なうレイア
ウト設計装置において、所定の方法で所定の論理回路の
レイアウト設計を行なったレイアウト結果の対して遅延
解析処理を施すパス遅延解析手段と、遅延解析処理の結
果、レイアウト結果に遅延エラーが存在する場合に、論
理回路の論理変更を行なって遅延エラーを解消する中継
バッファ挿入手段と、中継バッファ挿入手段による論理
変更の結果にしたがって、レイアウト結果を再配線する
インクリメンタル配線手段とを備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図7に示す技術および特開平9−293094号公報に
開示されたレイアウト設計装置においては、混雑してい
る個所にバッファが挿入されてしまうと配線のショート
エラーなどが発生し、周囲の配線込みで再配線する必要
が多くなるという問題があり、また、他の配線の経路が
変わることにより遅延が変わってタイミングを満たさな
くなる経路が新たに発生しやすくなるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、バッファの挿入後の再配
線時に挿入ネット自体および周辺配線の経路が再配線前
と変わってしまう影響を少なくすることができるバッフ
ァレイアウト設計装置および方法を提供することにあ
る。
【0006】また、本発明の他の目的は、挿入されたバ
ッファの周辺の配線の遅延もほとんど変化することがな
くなり、再配線後に新たにタイミング制約に違反する配
線数を減少させることができるバッファレイアウト設計
装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、予め配置配線の情報と選択
される複数の種類の挿入バッファのリストと、これらの
挿入バッファの入出力ピンの位置情報およびバッファの
挿入ポイントから、どの程度の前後範囲までに対してバ
ッファ挿入位置を検索するかのパラメータとからなる配
置配線データを記憶している記憶装置と、記憶装置に接
続されている中央演算処理装置と、中央演算処理装置に
接続され被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポ
イントを決定して、これらのデータを中央演算処理装置
に入力するための操作入力装置と、中央演算処理装置に
接続され、この中央演算処理装置からのデータを表示す
る表示装置とを有するバッファレイアウト設計装置にお
いて、中央演算処理装置は、操作入力装置からの被バッ
ファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントのデータ
と記憶装置の配置配線データとに基づいてバッファの挿
入ポイントとの前後範囲を検索して被バッファ挿入ネッ
トの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在する
か否かを判断する挿入可能スペース検索手段と、挿入可
能スペース検索手段により被バッファ挿入ネットの配線
下にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判断さ
れた時に挿入可能なスペースの上の被バッファ挿入ネッ
トに対して適切なピンを持ったバッファが存在するか否
かを判断する適切バッファ判断手段と、1つのバッファ
の挿入ポイントに対するバッファの挿入に関する設計が
終了するごとに、この設計に関するデータを配置配線デ
ータとして記憶装置に記憶させる配置配線データ更新手
段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、配置配線データは、処理対象の被バッファ
挿入ネット群ごとに挿入位置パラメータと検索範囲パラ
メータおよび挿入対象バッファのリストのデータとから
なるものであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、予め配置配線の情
報と選択される複数の種類の挿入バッファのリストと、
これらの挿入バッファの入出力ピンの位置情報およびバ
ッファの挿入ポイントから、どの程度の前後範囲までに
対してバッファ挿入位置を検索するかのパラメータとか
らなる配置配線データを記憶している記憶装置と、記憶
装置に接続されている中央演算処理装置と、中央演算処
理装置に接続され被バッファ挿入ネットおよびバッファ
の挿入ポイントを決定して、これらのデータを中央演算
処理装置に入力するための操作入力装置と、中央演算処
理装置に接続され、中央演算処理装置からのデータを表
示する表示装置とを有するバッファレイアウト設計装置
において、中央演算処理装置は、操作入力装置からの被
バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントのデ
ータと記憶装置の配置配線データとに基づいてバッファ
の挿入ポイントとの前後範囲を検索して被バッファ挿入
ネットの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在
するか否かを判断する挿入可能スペース検索手段と、挿
入可能スペース検索手段により被バッファ挿入ネットの
配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判
断された時に挿入可能なスペースの上の被バッファ挿入
ネットに対して適切なピンを持ったバッファが存在する
か否かを判断する適切バッファ判断手段と、適切バッフ
ァ判断手段により挿入可能なスペースの上の被バッファ
挿入ネットに対して適切なピンを持ったバッファが存在
しないと判断された時に挿入バッファのリストのバッフ
ァを仮挿入し仮配線を行なう仮配線手段と、仮配線手段
により仮配線を行なった時に他のネットとショートが起
こらなかったバッファが存在するか否かを判断する判断
手段と、1つのバッファの挿入ポイントに対するバッフ
ァの挿入に関する設計が終了するごとに、この設計に関
するデータを配置配線データとして記憶装置に記憶させ
る配置配線データ更新手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、配置配線データは、処理対象の被バッファ
挿入ネット群ごとに挿入位置パラメータと検索範囲パラ
メータおよび挿入対象バッファのリストのデータとから
なるものであることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、予め配置配線の情
報と選択される複数の種類の挿入バッファのリストと、
これらの挿入バッファの入出力ピンの位置情報およびバ
ッファの挿入ポイントから、どの程度の前後範囲までに
対してバッファ挿入位置を検索するかのパラメータとか
らなる配置配線データを記憶している記憶装置と、記憶
装置に接続されている中央演算処理装置と、中央演算処
理装置に接続され被バッファ挿入ネットおよびバッファ
の挿入ポイントを決定して、これらのデータを中央演算
処理装置に入力するための操作入力装置と、中央演算処
理装置に接続され、中央演算処理装置からのデータを表
示する表示装置とを有するバッファレイアウト設計装置
のバッファレイアウト設計方法において、中央演算処理
装置が操作入力装置からの被バッファ挿入ネットおよび
バッファの挿入ポイントのデータと記憶装置の配置配線
データとに基づいてバッファの挿入ポイントとの前後範
囲を検索して被バッファ挿入ネットの配線下にバッファ
を挿入可能なスペースが存在するか否かを判断するステ
ップと、中央演算処理装置が被バッファ挿入ネットの配
線下にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判断
した時に挿入可能なスペースの上の被バッファ挿入ネッ
トに対して適切なピンを持ったバッファが存在するか否
かを判断するステップと、1つのバッファの挿入ポイン
トに対するバッファの挿入に関する設計が終了するごと
に、この設計に関するデータを配置配線データとして記
憶装置に記憶させるステップとを有することを特徴とす
る。
【0012】請求項6記載の発明は、予め配置配線の情
報と選択される複数の種類の挿入バッファのリストと、
これらの挿入バッファの入出力ピンの位置情報およびバ
ッファの挿入ポイントから、どの程度の前後範囲までに
対してバッファ挿入位置を検索するかのパラメータとか
らなる配置配線データを記憶している記憶装置と、記憶
装置に接続されている中央演算処理装置と、中央演算処
理装置に接続され被バッファ挿入ネットおよびバッファ
の挿入ポイントを決定して、これらのデータを中央演算
処理装置に入力する操作入力装置と、中央演算処理装置
に接続され、中央演算処理装置からのデータを表示する
表示装置とを有するバッファレイアウト設計装置のバッ
ファレイアウト設計方法において、中央演算処理装置が
操作入力装置からの被バッファ挿入ネットおよびバッフ
ァの挿入ポイントのデータと記憶装置の配置配線データ
とに基づいてバッファの挿入ポイントとの前後範囲を検
索して被バッファ挿入ネットの配線下にバッファを挿入
可能なスペースが存在するか否かを判断するステップ
と、中央演算処理装置が被バッファ挿入ネットの配線下
にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判断した
時に挿入可能なスペースの上の被バッファ挿入ネットに
対して適切なピンを持ったバッファが存在するか否かを
判断するステップと、中央演算処理装置が挿入可能なス
ペースの上の被バッファ挿入ネットに対して適切なピン
を持ったバッファが存在しないと判断した時に挿入バッ
ファのリストのバッファを仮挿入し仮配線を行なうステ
ップと、仮配線を行なった時に中央演算処理装置が他の
ネットとショートが起こらなかったバッファが存在する
か否かを判断するステップと、1つのバッファの挿入ポ
イントに対するバッファの挿入に関する設計が終了する
ごとに、この設計に関するデータを配置配線データとし
て記憶装置に記憶させるステップとを有することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明
の第1の実施形態としてのバッファレイアウト設計装置
1は、記憶装置2と中央演算処理装置3と操作入力装置
4と表示装置5とを有している。記憶装置2と操作入力
装置4および表示装置5は、中央演算処理装置3に接続
されている。中央演算処理装置3には、バッファ挿入装
置6が接続されている。
【0014】記憶装置2は、予め配置配線の情報と選択
される複数の種類の挿入バッファのリストとこれらの挿
入バッファの入出力ピンの位置情報およびバッファの挿
入ポイントから、どの程度の前後範囲までに対してバッ
ファ挿入位置を検索するかのパラメータとからなる配置
配線データを記憶している。操作入力装置4は、使用者
が被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイント
を決定して、これらのデータを入力して中央演算処理装
置3に与えるためのものである。
【0015】中央演算処理装置3は、挿入可能スペース
検索部と適切バッファ判断部と配置配線データ更新部と
を有している。挿入可能スペース検索部は、操作入力装
置4からの被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入
ポイントのデータと記憶装置2の配置配線データとに基
づいてバッファの挿入ポイントとの前後範囲を検索して
被バッファ挿入ネットの配線下にバッファを挿入可能な
スペースが存在するか否かを判断する。適切バッファ判
断部は、挿入可能スペース検索部により被バッファ挿入
ネットの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在
すると判断された時に挿入可能なスペースの上の被バッ
ファ挿入ネットに対して適切なピンを持ったバッファが
存在するか否かを判断する。配置配線データ更新部は、
1つのバッファの挿入ポイントに対するバッファの挿入
に関する設計が終了するごとに、この設計に関するデー
タを配置配線データとして記憶装置に記憶させる。
【0016】表示装置5は、中央演算処理装置3のデー
タを操作入力装置4の指示信号に基づいて表示する。バ
ッファ挿入装置6は、中央演算処理装置3の演算結果で
ある設計データに応じてバッファを半導体回路の所定位
置(スペース)に挿入する。
【0017】図1のバッファレイアウト設計装置1にお
いては、例えば、図2(A)に示すように被バッファ挿
入ネットをN1とし、バッファ挿入スペースをSとし、
図2(B)に示すように挿入バッファのリストbをb
1、b2、b3とした時に、図2(C)に示すように挿
入バッファのリストbのb1を選択してバッファ挿入ス
ペースSに挿入するように設計するものである。被バッ
ファ挿入ネットN1は、バッファが挿入されることによ
り、そのバッファの入出力端子に接続されるバッファ挿
入処理実施後のネットN21、N22に分割される。挿
入バッファのリストbは、図2に示すものに限定される
ものでなく、様々な位置に入出力ピンを持ったバッファ
のリストである。なお、図2および図5において、縦横
方向の配線およびブロックの端子は異なる配線層に存在
するため、交差していてもショートは起こしていないも
のである。
【0018】次に、バッファレイアウト設計装置1およ
びバッファ挿入装置6の動作を図4と共に図1から図3
を参照して詳細に説明する。図4のステップA1におい
て配置配線データを記憶装置2に記憶する。この配置配
線データは、配置配線の情報と、選択される複数の種類
の挿入バッファのリストと、これらの挿入バッファの入
出力ピンの位置情報およびバッファの挿入ポイントから
どの程度の前後範囲までに対してバッファ挿入位置を検
索するかのパラメータとからなる。
【0019】次に、ステップA2において使用者が被バ
ッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントを決定
して、これらのデータを操作入力装置4により入力して
中央演算処理装置3に与える。次に、ステップA3にお
いて中央演算処理装置3はバッファの挿入ポイントのデ
ータと記憶装置2の配置配線データとに基づいてバッフ
ァの挿入ポイントの前後範囲を検索し(図3参照)、ス
テップA4において被バッファ挿入ネットの配線下にバ
ッファを挿入可能なスペースが存在するか否かを判断す
る。ステップA4において被バッファ挿入ネットの配線
下にバッファを挿入可能なスペースが存在する時には、
ステップA5において中央演算処理装置3は被バッファ
挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントのデータと記
憶装置2の配置配線データとに基づいて挿入可能なスペ
ースの上の被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを
持ったバッファが存在するか否かを判断する。ステップ
A4においては、挿入用バッファおよび挿入スペースに
反転および回転可能な情報が存在していた場合にはこの
情報も検索の際に考慮する。
【0020】ステップA5において挿入可能なスペース
の上の被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持っ
たバッファが存在する時には、ステップA6においてバ
ッファ挿入装置6が中央演算処理装置3からの設計デー
タに基づいて適切なバッファを挿入可能なスペースに挿
入して配置し、ネットを当該バッファ前後に分割して分
割したネットをこのバッファに接続してからステップA
9へ行く。ステップA5において挿入可能なスペースの
上の被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持った
バッファが存在する時には、ステップA7において中央
演算処理装置3は検索範囲のすべてに対して検索したか
否かを判断する。ステップA7において、検索範囲のす
べてに対して検索していない時には、ステップA3に戻
る。
【0021】ステップA4において被バッファ挿入ネッ
トの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在しな
い時およびステップA7において検索範囲のすべてに対
して検索した時には、ステップA8においてバッファ挿
入装置6は従来通りのバッファ挿入処理を行なってから
ステップA9へ行く。ステップA9において中央演算処
理装置3は1つのバッファの挿入ポイントに対する被バ
ッファ挿入ネットに関して処理が終了したかを判断す
る。ステップA9において1つのバッファの挿入ポイン
トに対する被バッファ挿入ネットに関して処理が終了し
ていない時には、ステップA2に戻る。ステップA9に
おいて1つのバッファの挿入ポイントに対する被バッフ
ァ挿入ネットに関して処理が終了した時には、ステップ
A10において中央演算処理装置3はバッファの挿入の
設計に関するデータを配置配線データとして記憶装置2
に記憶させる。
【0022】次に、ステップA11において中央演算処
理装置3はすべてのバッファの挿入ポイントに対する被
バッファ挿入ネットに関して処理が終了したか否かを判
断する。ステップA11においてすべてのバッファの挿
入ポイントに対する被バッファ挿入ネットに関して処理
が終了していない時には、ステップA2に戻る。ステッ
プA11においてすべてのバッファの挿入ポイントに対
する被バッファ挿入ネットに関して処理が終了した時に
は、ステップA12において中央演算処理装置3はステ
ップA8を行なったか否かを判断する。ステップA12
においてステップA8を行なったと判断した時には、ス
テップA13においてECO処理を行なって動作を終了
する。テップA12においてステップA8を行なったと
判断していない時には、動作を終了する。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第2の実施形態におい
ては、本発明の第1の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図1に示すように、本発明の
第2の実施形態としてのバッファレイアウト設計装置1
は、記憶装置2と中央演算処理装置3と操作入力装置4
と表示装置5とを有している。記憶装置2と操作入力装
置4および表示装置5は、中央演算処理装置3に接続さ
れている。中央演算処理装置3には、バッファ挿入装置
6が接続されている。
【0024】本発明の第2の実施形態としてのバッファ
レイアウト設計装置1においては、例えば、図5(A)
に示すように被バッファ挿入ネットをN1とし、バッフ
ァ挿入スペースをSとし、図5(B)に示すように挿入
バッファのリストbをb1、b2、b3とした時に、図
5(C)に示すように挿入バッファのリストbのb2を
選択してバッファ挿入スペースSに仮挿入し、図5
(D)に示すように仮配線を行なってショートが無けれ
ば配線を変更するように設計するものである。被バッフ
ァ挿入ネットをN1は、バッファが挿入されることによ
り、そのバッファの入出力端子に接続されるバッファ挿
入処理実施後のネットN21、N22に分割される。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態としてのバ
ッファレイアウト設計装置1およびバッファ挿入装置6
の動作を図6と共に図1および図4を参照して詳細に説
明する。図6は本発明の第2の実施形態としてのバッフ
ァレイアウト設計装置1の動作を説明するためのフロー
を示している。図6は、図4のフローにおいてステップ
B1、B2が追加されている。追加されたステップB
1、B2を説明する。
【0026】ステップA5において挿入可能なスペース
の上の被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持っ
たバッファが存在しない時には、ステップB1において
バッファ挿入装置6により挿入バッファのリストのバッ
ファを仮挿入し仮配線を行なう。次に、ステップB2に
おいて中央演算処理装置3は他のネットとショートが起
こらなかったバッファが存在するか否かを判断する。ス
テップB2の判断において複数のバッファが対応してい
た場合、配線経路や他の配線との隣接部分の長さなど、
周囲へ与える遅延の影響がもっとも小さくなるものを選
択する等の選択処理を用いるとよい。ステップB2にお
いて他のネットとショートが起こらなかったバッファが
存在する時には、ステップA6へ行く。ステップB2に
おいて他のネットとショートが起こらなかったバッファ
が存在しない時には、ステップA7へ行く。
【0027】なお、本発明の上記実施形態において、上
記配置配線データは、処理対象の被バッファ挿入ネット
群ごとに挿入位置パラメータと、検索範囲パラメータお
よび挿入対象バッファのリストで構成してもよい。
【0028】本発明の上記実施形態においては、バッフ
ァの挿入後の再配線時に挿入ネット自体および周辺配線
の経路が再配線前と変わってしまう影響を少なくするこ
とができる。
【0029】また、本発明の上記実施形態においては、
周辺の配線の遅延もほとんど変化することがなくなり、
再配線後に新たにタイミング制約に違反する配線数も減
少し、バッファの挿入処理の実行回数を少なく押さえる
ことが可能である。
【0030】さらに、本発明の上記実施形態において
は、すでに行なわれている配置配線の結果を考慮して最
適なピン配置の挿入バッファを選択することにより、再
配線時の経路変更を少なく押さえることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、バッファの挿入後の再
配線時に挿入ネット自体および周辺配線の経路が再配線
前と変わってしまう影響を少なくすることができる。
【0032】また、本発明によれば、挿入されたバッフ
ァの周辺の配線の遅延もほとんど変化することがなくな
り、再配線後に新たにタイミング制約に違反する配線数
を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのバッファレイ
アウト設計装置を示すブロック図である。
【図2】図1のバッファレイアウト設計装置の動作の一
例を説明するための図である。
【図3】図1のバッファレイアウト設計装置の動作の他
の例を説明するための図である。
【図4】図1のバッファレイアウト設計装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態としてのバッファレイ
アウト設計装置の動作の一例を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態としてのバッファレイ
アウト設計装置の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図7】従来のバッファレイアウト設計装置の動作の一
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 バッファレイアウト設計装置 2 記憶装置 3 中央演算処理装置 4 操作入力装置 5 表示装置 6 バッファ挿入装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め配置配線の情報と選択される複数の
    種類の挿入バッファのリストと、これらの挿入バッファ
    の入出力ピンの位置情報およびバッファの挿入ポイント
    から、どの程度の前後範囲までに対してバッファ挿入位
    置を検索するかのパラメータとからなる配置配線データ
    を記憶している記憶装置と、該記憶装置に接続されてい
    る中央演算処理装置と、該中央演算処理装置に接続され
    被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントを
    決定して、これらのデータを中央演算処理装置に入力す
    るための操作入力装置と、前記中央演算処理装置に接続
    され、該中央演算処理装置からのデータを表示する表示
    装置とを有するバッファレイアウト設計装置において、 前記中央演算処理装置は、 前記操作入力装置からの前記被バッファ挿入ネットおよ
    びバッファの挿入ポイントのデータと前記記憶装置の配
    置配線データとに基づいて前記バッファの挿入ポイント
    との前後範囲を検索して前記被バッファ挿入ネットの配
    線下にバッファを挿入可能なスペースが存在するか否か
    を判断する挿入可能スペース検索手段と、 該挿入可能スペース検索手段により前記被バッファ挿入
    ネットの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在
    すると判断された時に前記挿入可能なスペースの上の前
    記被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持ったバ
    ッファが存在するか否かを判断する適切バッファ判断手
    段と、 1つのバッファの挿入ポイントに対するバッファの挿入
    に関する設計が終了するごとに、この設計に関するデー
    タを前記配置配線データとして前記記憶装置に記憶させ
    る配置配線データ更新手段とを有することを特徴とする
    バッファレイアウト設計装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバッファレイアウト設
    計装置において、 前記配置配線データは、処理対象の被バッファ挿入ネッ
    ト群ごとに挿入位置パラメータと検索範囲パラメータお
    よび挿入対象バッファのリストのデータとからなるもの
    であることを特徴とするバッファレイアウト設計装置。
  3. 【請求項3】 予め配置配線の情報と選択される複数の
    種類の挿入バッファのリストと、これらの挿入バッファ
    の入出力ピンの位置情報およびバッファの挿入ポイント
    から、どの程度の前後範囲までに対してバッファ挿入位
    置を検索するかのパラメータとからなる配置配線データ
    を記憶している記憶装置と、該記憶装置に接続されてい
    る中央演算処理装置と、該中央演算処理装置に接続され
    被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントを
    決定して、これらのデータを中央演算処理装置に入力す
    るための操作入力装置と、前記中央演算処理装置に接続
    され、該中央演算処理装置からのデータを表示する表示
    装置とを有するバッファレイアウト設計装置において、 前記中央演算処理装置は、 前記操作入力装置からの前記被バッファ挿入ネットおよ
    びバッファの挿入ポイントのデータと前記記憶装置の配
    置配線データとに基づいて前記バッファの挿入ポイント
    との前後範囲を検索して前記被バッファ挿入ネットの配
    線下にバッファを挿入可能なスペースが存在するか否か
    を判断する挿入可能スペース検索手段と、 該挿入可能スペース検索手段により前記被バッファ挿入
    ネットの配線下にバッファを挿入可能なスペースが存在
    すると判断された時に前記挿入可能なスペースの上の前
    記被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持ったバ
    ッファが存在するか否かを判断する適切バッファ判断手
    段と、 該適切バッファ判断手段により前記挿入可能なスペース
    の上の前記被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを
    持ったバッファが存在しないと判断された時に前記挿入
    バッファのリストのバッファを仮挿入し仮配線を行なう
    仮配線手段と、 該仮配線手段により仮配線を行なった時に他のネットと
    ショートが起こらなかったバッファが存在するか否かを
    判断する判断手段と、 1つのバッファの挿入ポイントに対するバッファの挿入
    に関する設計が終了するごとに、この設計に関するデー
    タを前記配置配線データとして前記記憶装置に記憶させ
    る配置配線データ更新手段とを有することを特徴とする
    バッファレイアウト設計装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のバッファレイアウト設
    計装置において、前記配置配線データは、 処理対象の被バッファ挿入ネット群ごとに挿入位置パラ
    メータと検索範囲パラメータおよび挿入対象バッファの
    リストのデータとからなるものであることを特徴とする
    バッファレイアウト設計装置。
  5. 【請求項5】 予め配置配線の情報と選択される複数の
    種類の挿入バッファのリストと、これらの挿入バッファ
    の入出力ピンの位置情報およびバッファの挿入ポイント
    から、どの程度の前後範囲までに対してバッファ挿入位
    置を検索するかのパラメータとからなる配置配線データ
    を記憶している記憶装置と、該記憶装置に接続されてい
    る中央演算処理装置と、該中央演算処理装置に接続され
    被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントを
    決定して、これらのデータを前記中央演算処理装置に入
    力するための操作入力装置と、前記中央演算処理装置に
    接続され、該中央演算処理装置からのデータを表示する
    表示装置とを有するバッファレイアウト設計装置のバッ
    ファレイアウト設計方法において、 前記中央演算処理装置が前記操作入力装置からの前記被
    バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントのデ
    ータと前記記憶装置の配置配線データとに基づいて前記
    バッファの挿入ポイントとの前後範囲を検索して前記被
    バッファ挿入ネットの配線下にバッファを挿入可能なス
    ペースが存在するか否かを判断するステップと、 前記中央演算処理装置が前記被バッファ挿入ネットの配
    線下にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判断
    した時に前記挿入可能なスペースの上の前記被バッファ
    挿入ネットに対して適切なピンを持ったバッファが存在
    するか否かを判断するステップと、 1つのバッファの挿入ポイントに対するバッファの挿入
    に関する設計が終了するごとに、この設計に関するデー
    タを前記配置配線データとして前記記憶装置に記憶させ
    るステップとを有することを特徴とするバッファレイア
    ウト設計方法。
  6. 【請求項6】 予め配置配線の情報と選択される複数の
    種類の挿入バッファのリストと、これらの挿入バッファ
    の入出力ピンの位置情報およびバッファの挿入ポイント
    から、どの程度の前後範囲までに対してバッファ挿入位
    置を検索するかのパラメータとからなる配置配線データ
    を記憶している記憶装置と、該記憶装置に接続されてい
    る中央演算処理装置と、該中央演算処理装置に接続され
    被バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントを
    決定して、これらのデータを前記中央演算処理装置に入
    力する操作入力装置と、前記中央演算処理装置に接続さ
    れ、該中央演算処理装置からのデータを表示する表示装
    置とを有するバッファレイアウト設計装置のバッファレ
    イアウト設計方法において、 前記中央演算処理装置が前記操作入力装置からの前記被
    バッファ挿入ネットおよびバッファの挿入ポイントのデ
    ータと前記記憶装置の配置配線データとに基づいて前記
    バッファの挿入ポイントとの前後範囲を検索して前記被
    バッファ挿入ネットの配線下にバッファを挿入可能なス
    ペースが存在するか否かを判断するステップと、 前記中央演算処理装置が前記被バッファ挿入ネットの配
    線下にバッファを挿入可能なスペースが存在すると判断
    した時に前記挿入可能なスペースの上の前記被バッファ
    挿入ネットに対して適切なピンを持ったバッファが存在
    するか否かを判断するステップと、 前記中央演算処理装置が前記挿入可能なスペースの上の
    前記被バッファ挿入ネットに対して適切なピンを持った
    バッファが存在しないと判断した時に前記挿入バッファ
    のリストのバッファを仮挿入し仮配線を行なうステップ
    と、 前記仮配線を行なった時に前記中央演算処理装置が他の
    ネットとショートが起こらなかったバッファが存在する
    か否かを判断するステップと、 1つのバッファの挿入ポイントに対するバッファの挿入
    に関する設計が終了するごとに、この設計に関するデー
    タを前記配置配線データとして前記記憶装置に記憶させ
    るステップとを有することを特徴とするバッファレイア
    ウト設計方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257373A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Fujitsu Ltd 自動配置方法、装置、及びプログラム
JP2008217642A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fujitsu Ltd 半導体集積回路のレイアウト設計方法およびレイアウト設計用プログラム

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