JP2000269152A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2000269152A
JP2000269152A JP11074107A JP7410799A JP2000269152A JP 2000269152 A JP2000269152 A JP 2000269152A JP 11074107 A JP11074107 A JP 11074107A JP 7410799 A JP7410799 A JP 7410799A JP 2000269152 A JP2000269152 A JP 2000269152A
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JP
Japan
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reaction tube
gas
semiconductor manufacturing
wafer
manufacturing apparatus
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JP11074107A
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Inventor
Naoto Nakamura
直人 中村
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応管の下端低温部への気化ガスの付着を防
止する。 【解決手段】 ウェーハ加熱用のヒータ220の内部
に、処理ガスの導入管20と排出管50を接続した反応
管本体10が設置され、ボート210に装填したウェー
ハ200が、反応管本体10の下端開口より出し入れさ
れる半導体製造装置において、ヒータ220の下端より
上側に位置する反応管本体10内の下部所定位置に、自
身の位置よりも上側の反応管本体10内空間を高温雰囲
気室として画成するシールフランジ73を設け、該シー
ルフランジ73を設けた高さよりも上側に排気管50と
反応管本体10の接続部51を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
熱処理等の処理を行う半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程の一つに、シリコンウェ
ーハ表面に熱酸化膜を形成する工程がある。この工程
は、例えば図2(a)、(b)に示すような縦型の半導
体製造装置を使用して行われている。
【0003】図2(a)は従来の縦型の半導体製造装置
1の断面図であり、図2(b)は図2(a)のX1−X
1線断面図である。これらの図に示すように、この半導
体製造装置1においては、中空のヒータ220内に均熱
管230が設けられ、均熱管230内に反応管100が
設置されている。均熱管230は熱伝導性が大きい例え
ばSiC材料から構成され、炉内の温度均一性を保つた
めに使用されている。
【0004】反応管100は、断面円形の反応管本体1
0と、1本のガス導入管(ガス導入通路)20とを備え
ている。反応管本体10の上側の天井板14上には上部
ガス導入管40が設けられており、上部ガス導入管40
と天井板14とによりシャワー室42が画成されてい
る。シャワー室42内の天井板14は、複数のガス分散
孔32を有するガスシャワー板30となっており、シャ
ワー室42はガスシャワー板30を介して反応管本体1
0の内部に連通している。
【0005】ガス導入管20は、反応管本体10の外面
にその母線方向に沿って鉛直方向に設けられており、そ
の上流側である下端部にはガス導入部21が設けられ、
下流側である上端は、反応管本体10の上部に設けられ
たシャワー室42に連通している。
【0006】一方、反応管本体10の下端近傍には排気
管(排気通路)50が連通して設けられている。そし
て、ガス導入管20のガス導入部21は反応ガス供給源
(図示せず)に接続され、排気管50は排気装置(図示
せず)に接続されている。
【0007】反応管本体10は下端が開口して入口とな
っており、そこからボート210に装填された状態のウ
ェーハ200が導入・導出されるようになっている。ボ
ート210は、ボートエレベータ(図示せず)によって
昇降されることにより、反応管本体10内に導入され、
また、反応管本体10から取り出される。ボート210
はボートキャップ60上に立設されており、ボートキャ
ップ60は炉口蓋62上に設けられている。また、反応
管本体10の下端の周囲にはフランジ12が設けられて
おり、フランジ12と炉口蓋62との間が、炉口蓋62
を閉じたときにOリング64でシールされるようになっ
ている。
【0008】前記ボート210は4本のボート支柱21
2を備えており、ボート支柱212には複数枚のウェー
ハ200が水平姿勢で多段に装填され、その状態でウェ
ーハ200が酸化され、ウェーハ200の表面に酸化膜
が形成されるようになっている。
【0009】ウェーハ200の酸化処理を行う場合は、
ヒータ220により炉内およびウェーハ200を酸化処
理温度に加熱保持し、その状態で酸素ガスをガス導入管
20によりシャワー室42に供給し、シャワー室42か
らガスシャワー板30のガス分散孔32を介して、反応
管本体10内に分散供給する。それにより、酸素ガスと
ウェーハ200とが反応して、ウェーハ200の表面に
酸化膜が形成される。反応後のガスは排気管50を介し
て排気される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウェーハ2
00に有機系の膜を体積したものを上述のように熱処理
すると、溶剤や未反応成分の熱分解による生成物などの
様々な不純物質成分が気化する。この気化したガス成分
は、多くは熱処理雰囲気ガス(処理ガス)と一緒に運ば
れて外部へ排出されるが、残る僅かのガス成分が、温度
の下がった部分に再付着し、それが次の処理において基
板汚染やパーティクル発生の原因になったりする。ま
た、前記ガス成分が反応管100の内部で固化すること
により、部品を外せなくなったりする問題も生じる。
【0011】その対策として、通常は、反応管100内
を高温に加熱し、付着した成分を酸素で燃やしてしまう
バーンアウトと呼ばれる処理が行われているが、温度の
低い部分に付着した成分までは、なかなか十分には除去
し切れないという問題が残されていた。
【0012】本発明は、上記事情を考慮し、処理に伴っ
て気化する不純物質のガス成分が低温部に付着しないよ
うにし、付着物が原因による基板汚染やパーティクル発
生を防止すると共に、メンテナンスの容易化も図ること
のできる半導体製造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハ加熱
用のヒータの内部に、処理ガスの導入通路と排出通路を
接続した反応管が設置され、ボートに装填したウェーハ
が、前記反応管の下端開口より出し入れされる半導体製
造装置において、前記ヒータの下端より上側に位置する
反応管内の下部所定位置に、自身の位置よりも上側の反
応管内空間を高温雰囲気室として画成するシール部を設
け、該シール部よりも上側に前記排気通路と反応管の接
続部を設けたことを特徴とする。
【0014】この半導体製造装置では、反応管内の下部
にシール部を設けることで、ウェーハ処理に利用する高
温雰囲気室を反応管の下端部分から遮断している。従っ
て、反応管の下端の低温部に高温雰囲気室内のガスが回
り込まないようになり、低温部に、気化したガス成分が
付着するのを有効に防止することができる。特に、シー
ル部より上の高温雰囲気室はヒータによる加熱範囲内に
全て入るので、高温雰囲気室内に低温となる部分がなく
なり、気化したガス成分の付着を大幅に減らすことがで
きる。また、排気通路と反応管の接続部が、前記シール
部よりも上のヒータによる加熱範囲内に位置するから、
気化したガス成分が低温にならないうちに排気通路に排
出される。これらのことから、気化した不純物質成分の
付着の問題を解消し、基板汚染やパーティクル発生を防
止することができる。また、付着の問題の解消により、
メンテナンスの容易化も図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態として示す縦型の半
導体製造装置の断面図である。ここでは図2(a)に示
した従来の半導体製造装置と同じ要素に同じ符号を付し
て説明を簡略化する。
【0016】この実施形態の半導体製造装置の従来のも
のとの違いは、反応管100の下部の構造にある。即
ち、反応管本体10内の下部に、シールガスを充満でき
るようにしたシール室70を形成している。シール室7
0は、ボート210を反応管本体10内に挿入したと
き、ボートキャップ60の上端との隙間72を極力小さ
く保つためのシールフランジ73を反応管本体10の内
周に設けたことにより、該シールフランジ73の下側に
画成されている。シールフランジ73の上側は、ウェー
ハ200の処理に利用する高温雰囲気室となっている。
【0017】シールフランジ73を設けている位置(高
さ)は、ヒータ220の下端位置より上側である。従っ
て、シールフランジ73によって、その上側に画成され
る高温雰囲気室は、ヒータ220による加熱範囲内に全
て入っている。しかも、そのシールフランジ73によ
り、高温雰囲気室は、反応管本体10下部のシール室7
0から遮断されている。
【0018】前記シール室70には、窒素ガス等のシー
ル用ガスの導入管71が接続されており、シール室70
内に導入した窒素ガスが、シールフランジ73とボート
キャップ60との隙間72から上側の高温雰囲気室側へ
吹き出すことにより、シール室70内への高温雰囲気室
側からのガスの流入を阻止するようになっている。
【0019】そして、反応管本体10の下端部にシール
室70が画成されたことにより、排気管(排気通路)5
0と反応管本体10の接続部51が、シール室70の上
側のヒータ220による加熱範囲内に入る位置に配置さ
れている。
【0020】次に作用を説明する。ウェーハ200の酸
化処理を行う場合は、ヒータ220により炉内およびウ
ェーハ200を酸化処理温度に加熱保持し、その状態で
酸素ガスを、ガス導入管20から供給してガスシャワー
板30より反応管本体10内に分散供給する。それによ
り、酸素ガスとウェーハ200とが反応して、ウェーハ
200の表面に酸化膜が形成される。そして、反応後の
ガスは排気管50を介して排気する。
【0021】この際、反応管本体10内の下部に設けた
シールフランジ73によって、ウェーハ処理に利用する
高温雰囲気室を、反応管本体10の下部のシール室70
から遮断しているので、反応管本体10の下端の低温部
に高温雰囲気室内のガスが回り込まないようになり、低
温部に、気化したガス成分が付着するのを有効に防止す
ることができる。特にシール室70からは窒素ガスが吹
き出すような設定になっているので、シール室70に気
化したガス成分が入り込むことはない。
【0022】また、高温雰囲気室側について見てみる
と、シールフランジ73により画成された高温雰囲気室
側はヒータ220による加熱範囲内に全て入るので、高
温雰囲気室内に低温となる部分がなく、気化したガス成
分が付着するおそれはない。
【0023】また、排気管50と反応管本体10の接続
部51が、シールフランジ73よりも上のヒータ220
による加熱範囲内に位置するようになっているから、気
化したガス成分が、低温にならないうちに排気管50に
排出されてしまう。
【0024】以上のように気化した不純物質のガス成分
の付着を解消できることから、基板汚染やパーティクル
発生を防止することができ、メンテナンスの容易化も図
ることができる。なお、実施の形態では有機系の熱処理
について説明したが、本発明はこれに限定されず、不純
物物質をウェハに拡散させる拡散処理においても、低温
部にガス成分が付着し、パーティクル発生等の問題があ
れば、本発明を適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウェーハ加熱用のヒータの内部に、処理ガスの導入通路
と排出通路を接続した反応管が設置され、ボートに装填
したウェーハが、前記反応管の下端開口より出し入れさ
れる半導体製造装置において、前記ヒータの下端より上
側に位置する反応管内の下部所定位置に、自身の位置よ
りも上側の反応管内空間を高温雰囲気室として画成する
シール部を設け、該シール部よりも上側に前記排気通路
と反応管の接続部を設けたので、気化した不純物質成分
の付着の問題を解消し、基板汚染やパーティクル発生を
防止することができる。また、付着の問題の解消によ
り、メンテナンスの容易化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の半導体製造装置の断面図で
ある。
【図2】従来の半導体製造装置の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体製造装置 10 反応管本体 20 ガス導入管(導入通路) 50 排気管(排気通路) 51 接続部 73 シールフランジ(シール部) 100 反応管 200 ウェーハ 210 ボート 220 ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハ加熱用のヒータの内部に、処理
    ガスの導入通路と排出通路を接続した反応管が設置さ
    れ、ボートに装填したウェーハが、前記反応管の下端開
    口より出し入れされる半導体製造装置において、 前記ヒータの下端より上側に位置する反応管内の下部所
    定位置に、自身の位置よりも上側の反応管内空間を高温
    雰囲気室として画成するシール部を設け、該シール部よ
    りも上側に前記排気通路と反応管の接続部を設けたこと
    を特徴とする半導体製造装置。
JP11074107A 1999-03-18 1999-03-18 半導体製造装置 Pending JP2000269152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100832713B1 (ko) * 2002-12-30 2008-05-28 동부일렉트로닉스 주식회사 수직형 퍼니스의 페데스탈 보호장치

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