JP2000269065A - コンデンサ配線基板およびその製造方法 - Google Patents

コンデンサ配線基板およびその製造方法

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JP2000269065A
JP2000269065A JP7334699A JP7334699A JP2000269065A JP 2000269065 A JP2000269065 A JP 2000269065A JP 7334699 A JP7334699 A JP 7334699A JP 7334699 A JP7334699 A JP 7334699A JP 2000269065 A JP2000269065 A JP 2000269065A
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electrode
substrate
dielectric
wiring board
powder
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JP7334699A
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English (en)
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Atsushi Inuzuka
敦 犬塚
Goji Himori
剛司 桧森
Koji Shimoyama
浩司 下山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高周波特性に優れた、容量値の精
度の高いコンデンサ配線基板およびチップコンデンサを
得ることを目的とするものである。 【解決手段】 凹部を有する基板11の上面から凹部内
にかけて第1の電極12を設け、基板11の凹部内に誘
電体13を有し、この誘電体13と電気的に接続するよ
うに第2の電極14を備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子部品に用
いられるコンデンサ配線基板およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のコンデンサ配線基板および
その製造方法について説明する。
【0003】図2は従来のコンデンサ配線基板の断面図
である。
【0004】図において、96アルミナ等を1600℃
前後で焼成した絶縁基板1の上に、第1の電極2とAg
等の電極ペーストを印刷した後に850℃前後で焼成し
て形成する。この第1の電極2と重なる誘電体3を、誘
電体ペーストを印刷して650℃前後で焼成して形成す
る。この誘電体3と重なる第2の電極4を電極ペースト
を印刷焼成して形成した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、寸法が小さくなるにしたがって、絶縁基板
1上への印刷精度が劣化するために、容量値の精度が劣
化するという課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、容量値の精度の優れたコンデンサ配線基板およびチ
ップコンデンサを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、基板の凹部内の第1の電極の上面に誘電体
を設け、この誘電体と電気的に接続するように基板の上
面に第1の電極と離間して第2の電極を設けるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、凹部を
有する1.5〜2.5wt%のTiO2、1.5〜2.
5wt%のMnO2、0.5〜4.0wt%のMnO2
0.5〜4.0wt%のSiおよびアルミナからなる基
板と、この基板の上面から前記凹部内にかけて設けられ
たPd,PtまたはPt−Pd合金のいずれか一つから
なる第1の電極と、前記基板の凹部内の前記第1の電極
と電気的に接続するように設けられた誘電体と、この誘
電体と電気的に接続するように前記基板の上面に前記第
1の電極と離間して設けられた第2の電極とからなるも
ので、容量値を高精度にできるという作用を有するもの
である。
【0009】請求項2に記載の発明は、1.5〜2.5
wt%のTiO2粉末、1.5〜2.5wt%のMnO2
粉末、0.5〜4.0wt%のSi粉末およびアルミナ
粉末を含むグリーンシートを形成する第1工程と、この
第1工程で得られたグリーンシートにPd,Ptまたは
Pd−Pt合金のいずれか1つのペーストから第1の電
極パターンを印刷する第2工程と、この第2工程で得ら
れた第1の電極パターンを有するグリーンシートの第1
の電極パターンを有する面に成形型による凹部を形成し
た成形体を得る第3工程と、この第3工程で得られた成
形体を焼成する第4工程と、この第4工程で得られた焼
成した基板の凹部内に誘電体を形成する第5工程と、こ
の第5工程で得られた誘電体と電気的に接続するように
第2の電極を前記第1の電極と離間した前記焼成した基
板に形成する第6工程とからなるもので、容量値の精度
の高いコンデンサ配線基板が得られるという作用を有す
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の第
6工程により得られた第2の電極をトリミングする第7
工程を備えたもので、容量値の精度の高いコンデンサ配
線基板が得られるという作用を有する。
【0011】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1におけるコンデンサ配線基板について、図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態1におけるコン
デンサ配線基板の断面図である。
【0013】図において、11は凹部を有する基板で、
1.5〜2.5wt%のTiO2、1.5〜2.5wt
%のMnO2、0.5〜4.0wt%のMnO2、0.5
〜4.0wt%のSiおよびアルミナからなるものであ
る。この基板11の上面から凹部内にかけてPd,Pt
またはPt−Pd合金のいずれか一つからなる第1の電
極12を設けている。また、基板11の凹部内の第1の
電極12を覆うように誘電体13を設けている。この誘
電体13は、第1の電極12と離間した基板11の上面
で電気的に接続する第2の電極14を設けている。
【0014】以上のように構成されたコンデンサ配線基
板について、以下にその製造方法を説明する。
【0015】まず、第1工程として、アルミナ:TiO
2:MnO2:Siを93:1.5:1.5:4.0の重
量比で混合した原料粉末とブチラール樹脂、可塑剤、溶
剤を混合・分散して得られたスラリーからドクターブレ
ード法によりグリーンシートを形成する。
【0016】次に、第2工程として、第1工程で得られ
たグリーンシートにPt電極ペーストを用いて第1の電
極パターンをスクリーン印刷する。
【0017】次に、第3工程として、第2工程で得られ
た第1の電極パターンを有するグリーンシートの第1の
電極パターンを有する面に成形型により、凹部を形成し
た成形体を得る。
【0018】次に、第4工程として、第3工程で得られ
たグリーンシートを緻密焼成した基板が得られる温度で
焼成する。
【0019】次に、第5工程として、第4工程で得られ
た焼成体の凹部内の第1の電極上に誘電ペーストを印刷
焼成する。
【0020】次に、第6工程として、第5工程で得られ
た誘電体と電気的に接続するように第1の電極と離間し
た基板上にAg電極ペーストを印刷焼成してコンデンサ
配線基板を製造するものである。
【0021】このようにして得られた本実施の形態によ
る試料1は、Pt電極とAg電極に挟まれた誘電体が、
1.5〜2.5wt%のTiO2粉末と1.5〜2.5
wt%のMnO2粉末と0.5〜4.0wt%のSi粉
末とアルミナ粉末から形成される基板上に形成される形
で構成されるものである。
【0022】また、96アルミナ基板上に、従来の技術
で説明した工程で電極、誘電体を形成して比較品1と比
較する。これらの基板の誘電率を測定した結果比較して
(表1)に示す。
【0023】
【表1】
【0024】(表1)より明らかなように、本実施の形
態による試料1は、比較品1の96アルミナ基板より誘
電率が低い絶縁基板を用いているために、高周波特性に
優れることがわかる。
【0025】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2におけるコンデンサ配線基板の製造方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0026】本実施の形態と実施の形態1におけるコン
デンサ配線基板の製造方法と相違する点は、第7工程と
して、第6工程により得られた第2の電極の面積を修正
するトリミング工程を備える点である。
【0027】以下に、本実施の形態で説明した第6工程
のトリミング工程を備えたコンデンサ配線基板(試料
2)と従来の技術で説明したトリミング工程を含まない
コンデンサ配線基板(比較品1)との容量値ばらつきに
ついて、(表2)に示す。
【0028】
【表2】
【0029】(表2)より明らかなように、試料2は、
比較品1と比べて、容量値の精度が優れている。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、高周波特性の優
れた容量値の精度の高いコンデンサ配線基板が得られる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコンデンサ配線
基板の断面図
【図2】従来のコンデンサ配線基板の断面図
【符号の説明】
11 基板 12 第1の電極 13 誘電体 14 第2の電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 浩司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E351 AA07 BB04 BB26 BB31 CC12 CC22 DD05 DD20 DD21 DD41 GG09 5E001 AB06 AC09 AC10 AH00 AH01 AJ01 AZ00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有する1.5〜2.5wt%のT
    iO2、1.5〜2.5wt%のMnO2、0.5〜4.
    0wt%のMnO2、0.5〜4.0wt%のSiおよ
    びアルミナからなる基板と、この基板の上面から前記凹
    部内にかけて設けられたPd,PtまたはPt−Pd合
    金のいずれか一つからなる第1の電極と、前記基板の凹
    部内の前記第1の電極と電気的に接続するように設けら
    れた誘電体と、この誘電体と電気的に接続するように前
    記基板の上面に前記第1の電極と離間して設けられた第
    2の電極とからなるコンデンサ配線基板。
  2. 【請求項2】 1.5〜2.5wt%のTiO2粉末、
    1.5〜2.5wt%のMnO2粉末、0.5〜4.0
    wt%のSi粉末およびアルミナ粉末を含むグリーンシ
    ートを形成する第1工程と、この第1工程で得られたグ
    リーンシートにPd,PtまたはPd−Pt合金のいず
    れか1つのペーストから第1の電極パターンを印刷する
    第2工程と、この第2工程で得られた第1の電極パター
    ンを有するグリーンシートの第1の電極パターンを有す
    る面に成形型による凹部を形成した成形体を得る第3工
    程と、この第3工程で得られた成形体を焼成する第4工
    程と、この第4工程で得られた焼成した基板の凹部内に
    誘電体を形成する第5工程と、この第5工程で得られた
    誘電体と電気的に接続するように第2の電極を前記第1
    の電極と離間した前記焼成した基板に形成する第6工程
    とからなるコンデンサ配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 第6工程により得られた第2の電極をト
    リミングする第7工程を備えた請求項2記載のコンデン
    サ配線基板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004103617A (ja) * 2002-07-18 2004-04-02 Hitachi Chem Co Ltd 多層配線板、およびその製造方法、ならびに半導体装置および無線電子装置
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CN112834085A (zh) * 2020-12-29 2021-05-25 襄阳臻芯传感科技有限公司 一种陶瓷电容式压力传感器的弹性薄基板及制作方法

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