JP2000267820A - 差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置 - Google Patents
差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置Info
- Publication number
- JP2000267820A JP2000267820A JP11075157A JP7515799A JP2000267820A JP 2000267820 A JP2000267820 A JP 2000267820A JP 11075157 A JP11075157 A JP 11075157A JP 7515799 A JP7515799 A JP 7515799A JP 2000267820 A JP2000267820 A JP 2000267820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- differential backup
- disk device
- differential
- address
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 完全なデータ復旧、差分データの長期保存、
長期のコンピュータシステムの稼働時間が得られる、差
分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置を得る。 【解決手段】 磁気ＤＩＳＫ装置３に対するデータの読
み込み／書き込み要求に対してバッファ１にデータを一
時的に蓄え、差分バックアップの必要なデータの磁気Ｄ
ＩＳＫ装置上のアドレスをアドレス管理テーブル５が保
持し、差分バックアップをするアドレスを基にデータを
取得し、差分バックアップ制御部４が磁気テープ装置６
にデータとそのアドレス情報を書き込む。バッファ制御
部２は、バッファ上に存在するデータのＬＲＵ管理とコ
ンピュータからの書き込み要求時に、アドレス管理テー
ブル５に書き込むべきデータの磁気ＤＩＳＫ装置上のア
ドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置３にデータの書き込
みの依頼と、差分バックアップ制御部４に差分バックア
ップの実行を依頼する。
長期のコンピュータシステムの稼働時間が得られる、差
分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置を得る。 【解決手段】 磁気ＤＩＳＫ装置３に対するデータの読
み込み／書き込み要求に対してバッファ１にデータを一
時的に蓄え、差分バックアップの必要なデータの磁気Ｄ
ＩＳＫ装置上のアドレスをアドレス管理テーブル５が保
持し、差分バックアップをするアドレスを基にデータを
取得し、差分バックアップ制御部４が磁気テープ装置６
にデータとそのアドレス情報を書き込む。バッファ制御
部２は、バッファ上に存在するデータのＬＲＵ管理とコ
ンピュータからの書き込み要求時に、アドレス管理テー
ブル５に書き込むべきデータの磁気ＤＩＳＫ装置上のア
ドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置３にデータの書き込
みの依頼と、差分バックアップ制御部４に差分バックア
ップの実行を依頼する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用性を高めた差
分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置に関する。
分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、差分バックアップ機能付きＤＩＳ
Ｋ装置は一般に、ログと呼称し、差分データのバックア
ップ機能が一部のデータベースのソフトウェアにおいて
実現されている。この基本構成を有する従来例を以下に
列挙する。
Ｋ装置は一般に、ログと呼称し、差分データのバックア
ップ機能が一部のデータベースのソフトウェアにおいて
実現されている。この基本構成を有する従来例を以下に
列挙する。
【０００３】本発明と技術分野の類似する従来例１とし
て特開平１−１８４７６１号公報の「磁気ディスクバッ
クアップシステム」がある。本従来例１は、磁気ディス
クから磁気テープ上にデータをセーブする際、磁気テー
プのそれぞれへ磁気テープ上に記録されているデータに
関する磁気ディスク上のアドレスを記録し、１巻の磁気
テープの容量を越える磁気ディスクの内容をセーブする
ときに磁気ディスクの内容を複数巻きの磁気テープにま
たがってセーブするように構成している。
て特開平１−１８４７６１号公報の「磁気ディスクバッ
クアップシステム」がある。本従来例１は、磁気ディス
クから磁気テープ上にデータをセーブする際、磁気テー
プのそれぞれへ磁気テープ上に記録されているデータに
関する磁気ディスク上のアドレスを記録し、１巻の磁気
テープの容量を越える磁気ディスクの内容をセーブする
ときに磁気ディスクの内容を複数巻きの磁気テープにま
たがってセーブするように構成している。
【０００４】従来例２の特開平９−１０１９１２号公報
の「差分バックアップ方式」は、ブロック内のデータが
更新された最新のバックアップ世代を差分マップ情報に
記録し、過去最新のバックアップ以降に更新されたデー
タのみをバックアップすることにより、実行に要する時
間を短縮化している。
の「差分バックアップ方式」は、ブロック内のデータが
更新された最新のバックアップ世代を差分マップ情報に
記録し、過去最新のバックアップ以降に更新されたデー
タのみをバックアップすることにより、実行に要する時
間を短縮化している。
【０００５】従来例３の特開平９−２１８８１３号公報
の「バックアップ方式」は、自動的にバックアップを作
成するプログラムを準備し、バックアップの自動的な実
行を図っている。
の「バックアップ方式」は、自動的にバックアップを作
成するプログラムを準備し、バックアップの自動的な実
行を図っている。
【０００６】従来例４の特開平１０−１７１６９４号公
報の「データバックアップ方法およびデータバックアッ
プ装置ならびに情報記録媒体」は、データバックアップ
におけるリスト処理の所要時間の短縮化を図っている。
報の「データバックアップ方法およびデータバックアッ
プ装置ならびに情報記録媒体」は、データバックアップ
におけるリスト処理の所要時間の短縮化を図っている。
【０００７】従来例５の特公昭６４−８８４８号公報の
「データバックアップ方式」は、ジョブ終了後の一括複
写処理により、バックアップに要する時間の短縮化と、
用意する記憶媒体量の少量化を図っている。
「データバックアップ方式」は、ジョブ終了後の一括複
写処理により、バックアップに要する時間の短縮化と、
用意する記憶媒体量の少量化を図っている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のソフトウェアで実現する場合には、次のような課
題を伴う。
従来のソフトウェアで実現する場合には、次のような課
題を伴う。
【０００９】第１に、この機能を実現しているのは一部
のソフトウェアのみであり、様々なソフトウェアを組み
合わせて使用する場合、整合性のとれた媒体の復旧が行
えない。
のソフトウェアのみであり、様々なソフトウェアを組み
合わせて使用する場合、整合性のとれた媒体の復旧が行
えない。
【００１０】第２に、データの整合性を保つためにはロ
グを書き込んだ後、データを書き込むというシーケンス
を保たなければならない。このため、実行速度に遅延が
生じる。
グを書き込んだ後、データを書き込むというシーケンス
を保たなければならない。このため、実行速度に遅延が
生じる。
【００１１】第３に、実行速度を保つためには媒体の掛
け替え時間などが問題となり、ログの出力先としてリム
ーバルな媒体を選択できず、ログの保存量が少量とな
り、頻繁にフルバックアップを行わなければならず、コ
ンピュータシステムの稼働時間を減少させる。
け替え時間などが問題となり、ログの出力先としてリム
ーバルな媒体を選択できず、ログの保存量が少量とな
り、頻繁にフルバックアップを行わなければならず、コ
ンピュータシステムの稼働時間を減少させる。
【００１２】本発明は、どのようなソフトウェアをどの
ような組み合わせで使用した場合でも、完全なデータ復
旧、差分データの長期保存、長期のコンピュータシステ
ムの稼働時間が得られる、差分バックアップ機能付きＤ
ＩＳＫ装置を提供することを目的とする。
ような組み合わせで使用した場合でも、完全なデータ復
旧、差分データの長期保存、長期のコンピュータシステ
ムの稼働時間が得られる、差分バックアップ機能付きＤ
ＩＳＫ装置を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置
は、ＬＲＵ管理の対象とされる磁気ＤＩＳＫ装置と、デ
ータを磁気テープ媒体に順次書き込む磁気テープ装置
と、磁気ＤＩＳＫ装置に対するデータの読み込み／書き
込み要求に対して、データを一時的に蓄えるバッファ
と、差分バックアップに必要なデータの磁気ＤＩＳＫ装
置上のアドレスを保持するアドレス管理テーブルと、差
分バックアップに必要なデータのアドレスを基にバッフ
ァにデータが存在する場合はこのバッファより、存在し
ない場合は磁気ＤＩＳＫ装置からデータを取得し、磁気
テープ装置にデータとそのアドレス情報を書き込む差分
バックアップ制御部と、バッファ上に存在するデータの
ＬＲＵ管理とコンピュータからの書き込み要求時に、ア
ドレス管理テーブルに書き込むべきデータの磁気ＤＩＳ
Ｋ装置上のアドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置にデー
タの書き込みの依頼と、差分バックアップ制御部に差分
バックアップの実行を依頼するバッファ制御部と、を有
して構成されたことを特徴としている。
め、本発明の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置
は、ＬＲＵ管理の対象とされる磁気ＤＩＳＫ装置と、デ
ータを磁気テープ媒体に順次書き込む磁気テープ装置
と、磁気ＤＩＳＫ装置に対するデータの読み込み／書き
込み要求に対して、データを一時的に蓄えるバッファ
と、差分バックアップに必要なデータの磁気ＤＩＳＫ装
置上のアドレスを保持するアドレス管理テーブルと、差
分バックアップに必要なデータのアドレスを基にバッフ
ァにデータが存在する場合はこのバッファより、存在し
ない場合は磁気ＤＩＳＫ装置からデータを取得し、磁気
テープ装置にデータとそのアドレス情報を書き込む差分
バックアップ制御部と、バッファ上に存在するデータの
ＬＲＵ管理とコンピュータからの書き込み要求時に、ア
ドレス管理テーブルに書き込むべきデータの磁気ＤＩＳ
Ｋ装置上のアドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置にデー
タの書き込みの依頼と、差分バックアップ制御部に差分
バックアップの実行を依頼するバッファ制御部と、を有
して構成されたことを特徴としている。
【００１４】請求項２に記載の発明において、請求項１
記載の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置は、要求
により磁気テープ装置から差分バックアップされたデー
タ及びアドレス情報を順次読み込んで磁気ＤＩＳＫ装置
上に書き込む、差分リカバリ機能部をさらに有するとよ
い。
記載の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置は、要求
により磁気テープ装置から差分バックアップされたデー
タ及びアドレス情報を順次読み込んで磁気ＤＩＳＫ装置
上に書き込む、差分リカバリ機能部をさらに有するとよ
い。
【００１５】請求項３に記載の発明において、請求項１
または２記載の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置
は、停電時に本装置全体に対し電源を供給し、電源供給
が絶たれた場合でも各装置が処理を継続できるよう電源
の供給を行う、バッテリ部をさらに有するとよい。
または２記載の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置
は、停電時に本装置全体に対し電源を供給し、電源供給
が絶たれた場合でも各装置が処理を継続できるよう電源
の供給を行う、バッテリ部をさらに有するとよい。
【００１６】請求項４に記載の発明において、請求項１
から３の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置は、書き込み要求があると、磁気ＤＩＳＫ装置
上にデータを書き込み、バッファ制御部に書き込み完了
を報告するとよい。
から３の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置は、書き込み要求があると、磁気ＤＩＳＫ装置
上にデータを書き込み、バッファ制御部に書き込み完了
を報告するとよい。
【００１７】請求項５に記載の発明において、請求項１
から４の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置の差分バックアップ制御部は、書き込みが完了
した場合、アドレス管理テーブルよりアドレス情報を削
除するとよい。
から４の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置の差分バックアップ制御部は、書き込みが完了
した場合、アドレス管理テーブルよりアドレス情報を削
除するとよい。
【００１８】請求項６に記載の発明において、請求項１
から５の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置の磁気テープ装置は、データを磁気テープ媒体
に順次書き込み、磁気テープ媒体の空き容量が無くなっ
た場合、次の媒体に掛け替え、処理の継続を可能とする
とよい。
から５の何れかに記載の差分バックアップ機能付きＤＩ
ＳＫ装置の磁気テープ装置は、データを磁気テープ媒体
に順次書き込み、磁気テープ媒体の空き容量が無くなっ
た場合、次の媒体に掛け替え、処理の継続を可能とする
とよい。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の実施の
形態を詳細に説明する。図１および図２を参照すると、
本発明の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の一実
施形態の構成例が示されている。
による差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の実施の
形態を詳細に説明する。図１および図２を参照すると、
本発明の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の一実
施形態の構成例が示されている。
【００２０】図１に示す本実施形態の差分バックアップ
機能付きＤＩＳＫ装置は、バッファ１、バッファ制御部
２、磁気ＤＩＳＫ装置３、差分バックアップ制御部４、
アドレス管理テーブル５、及び磁気テープ装置６、差分
リカバリ機能部７から成る。
機能付きＤＩＳＫ装置は、バッファ１、バッファ制御部
２、磁気ＤＩＳＫ装置３、差分バックアップ制御部４、
アドレス管理テーブル５、及び磁気テープ装置６、差分
リカバリ機能部７から成る。
【００２１】バッファ１は、コンピュータからの磁気Ｄ
ＩＳＫ装置３に対するデータの読み込み／書き込み要求
に対して、データを一時的に蓄える記憶部である。
ＩＳＫ装置３に対するデータの読み込み／書き込み要求
に対して、データを一時的に蓄える記憶部である。
【００２２】バッファ制御部２は、バッファ１上に存在
するデータのＬＲＵ（least recently used/最低使用頻
度）管理とコンピュータからの書き込み要求時はアドレ
ス管理テーブル５に書き込むべきデータの磁気ＤＩＳＫ
装置３上のアドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置３にデ
ータの書き込みの依頼と、差分バックアップ制御部４に
差分バックアップを依頼する動作制御部である。
するデータのＬＲＵ（least recently used/最低使用頻
度）管理とコンピュータからの書き込み要求時はアドレ
ス管理テーブル５に書き込むべきデータの磁気ＤＩＳＫ
装置３上のアドレスを記録し、磁気ＤＩＳＫ装置３にデ
ータの書き込みの依頼と、差分バックアップ制御部４に
差分バックアップを依頼する動作制御部である。
【００２３】磁気ＤＩＳＫ装置３は、書き込み要求があ
ると、磁気ＤＩＳＫ装置３上にデータを書き込み、バッ
ファ制御部２に書き込み完了を報告する。書き込み完了
したデータは、バッファ制御部２によりバッファ１上で
ＬＲＵ管理の対象とされる。
ると、磁気ＤＩＳＫ装置３上にデータを書き込み、バッ
ファ制御部２に書き込み完了を報告する。書き込み完了
したデータは、バッファ制御部２によりバッファ１上で
ＬＲＵ管理の対象とされる。
【００２４】差分バックアップ制御部４は、差分バック
アップの依頼があると、アドレス管理テーブル５から差
分バックアップをするデータのアドレスを取得する。そ
のアドレスを基にバッファ１にデータが存在する場合は
バッファ１より、存在しない場合は磁気ＤＩＳＫ装置３
からデータを取得し、磁気テープ装置６にデータとその
アドレス情報を書き込む。書き込みが完了した場合、ア
ドレス管理テーブル５よりアドレス情報を削除する。
アップの依頼があると、アドレス管理テーブル５から差
分バックアップをするデータのアドレスを取得する。そ
のアドレスを基にバッファ１にデータが存在する場合は
バッファ１より、存在しない場合は磁気ＤＩＳＫ装置３
からデータを取得し、磁気テープ装置６にデータとその
アドレス情報を書き込む。書き込みが完了した場合、ア
ドレス管理テーブル５よりアドレス情報を削除する。
【００２５】アドレス管理テーブル５は、差分バックア
ップの必要なデータの磁気ＤＩＳＫ装置３上のアドレス
を保持する。
ップの必要なデータの磁気ＤＩＳＫ装置３上のアドレス
を保持する。
【００２６】磁気テープ装置６は、データを磁気テープ
媒体に順次書き込み、磁気テープ媒体の空き容量が無く
なった場合、次の媒体に掛け替え、処理を継続する。
媒体に順次書き込み、磁気テープ媒体の空き容量が無く
なった場合、次の媒体に掛け替え、処理を継続する。
【００２７】差分リカバリ機能部７は、利用者からの要
求により、磁気テープ装置６から差分バックアップされ
たデータ及びアドレス情報を順次読み込み、磁気ＤＩＳ
Ｋ装置３上に書き込む。
求により、磁気テープ装置６から差分バックアップされ
たデータ及びアドレス情報を順次読み込み、磁気ＤＩＳ
Ｋ装置３上に書き込む。
【００２８】バッテリ部８は、停電時に本装置全体に対
し電源を供給し、電源供給が絶たれた場合でも各装置が
処理を継続できるよう電源の供給を可能にしている。
し電源を供給し、電源供給が絶たれた場合でも各装置が
処理を継続できるよう電源の供給を可能にしている。
【００２９】このようにして、本実施形態では、ハード
ウェアの制御において磁気テープ装置にも書き込むこと
により、差分バックアップの採取／差分リカバリを行う
ことで、磁気ＤＩＳＫ装置等の媒体装置故障時のデータ
復旧を実現している。また磁気テープ装置への書き込み
は、磁気ＤＩＳＫ装置と同期を取らなくとも、データの
整合性を保つことで、書き込み時間に大きな遅延を発生
させないことを実現している。
ウェアの制御において磁気テープ装置にも書き込むこと
により、差分バックアップの採取／差分リカバリを行う
ことで、磁気ＤＩＳＫ装置等の媒体装置故障時のデータ
復旧を実現している。また磁気テープ装置への書き込み
は、磁気ＤＩＳＫ装置と同期を取らなくとも、データの
整合性を保つことで、書き込み時間に大きな遅延を発生
させないことを実現している。
【００３０】また磁気テープ装置というリムーバルな媒
体に差分バックアップを行うことで差分バックアップの
長期保存を実現し、磁気ＤＩＳＫ装置の全体のバックア
ップを行う間隔を長期化することができる。
体に差分バックアップを行うことで差分バックアップの
長期保存を実現し、磁気ＤＩＳＫ装置の全体のバックア
ップを行う間隔を長期化することができる。
【００３１】（動作例）図２を参照すると、本実施形態
の動作例としての差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装
置が示されている。データの書き込み時は、図２におい
て、コンピュータよりデータとその磁気ＤＩＳＫ装置３
上でのアドレス（以下、単にアドレス情報と表現する）
が転送される（矢印ａ）。そのデータ及びアドレス情報
の転送が完了すると、バッファ制御部２はアドレス情報
をアドレス管理テーブル５に登録する（矢印ｂ）。
の動作例としての差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装
置が示されている。データの書き込み時は、図２におい
て、コンピュータよりデータとその磁気ＤＩＳＫ装置３
上でのアドレス（以下、単にアドレス情報と表現する）
が転送される（矢印ａ）。そのデータ及びアドレス情報
の転送が完了すると、バッファ制御部２はアドレス情報
をアドレス管理テーブル５に登録する（矢印ｂ）。
【００３２】これが完了するとコンピュータに対し書き
込み完了を通知し（矢印ｆ）、バッファ制御部２は磁気
ＤＩＳＫ装置３へのデータ書き込み要求（矢印ｃ）と差
分バックアップ制御部４への差分バックアップ要求（矢
印ｄ）を行う。
込み完了を通知し（矢印ｆ）、バッファ制御部２は磁気
ＤＩＳＫ装置３へのデータ書き込み要求（矢印ｃ）と差
分バックアップ制御部４への差分バックアップ要求（矢
印ｄ）を行う。
【００３３】データの書き込み要求を受けた磁気ＤＩＳ
Ｋ装置３は、この当アドレスにデータを書き込み、バッ
ファ制御部２に書き込み完了通知を行う（矢印ｅ）。書
き込み完了通知を受けたバッファ制御部２は、バッファ
１上のこの当データをＬＲＵ制御の対象とする。
Ｋ装置３は、この当アドレスにデータを書き込み、バッ
ファ制御部２に書き込み完了通知を行う（矢印ｅ）。書
き込み完了通知を受けたバッファ制御部２は、バッファ
１上のこの当データをＬＲＵ制御の対象とする。
【００３４】差分バックアップ要求を受けた差分バック
アップ制御部４は、アドレス管理テーブル５から差分バ
ックアップ対象のアドレス情報を取得する（矢印ｇ）。
そしてそのアドレス情報を元に、バッファ制御部２に対
象データがバッファ１上に存在するか問い合わせ、存在
する場合はバッファ１上からデータを取得する（矢印
ｈ）。存在しない場合は、磁気ＤＩＳＫ装置３からデー
タを取得する。こうして得られたデータを磁気テープ装
置６にアドレス情報と共に記録する（矢印ｊ）。磁気テ
ープ装置６への記録が完了すると、対象のアドレス情報
をアドレス管理テーブル５より削除する。
アップ制御部４は、アドレス管理テーブル５から差分バ
ックアップ対象のアドレス情報を取得する（矢印ｇ）。
そしてそのアドレス情報を元に、バッファ制御部２に対
象データがバッファ１上に存在するか問い合わせ、存在
する場合はバッファ１上からデータを取得する（矢印
ｈ）。存在しない場合は、磁気ＤＩＳＫ装置３からデー
タを取得する。こうして得られたデータを磁気テープ装
置６にアドレス情報と共に記録する（矢印ｊ）。磁気テ
ープ装置６への記録が完了すると、対象のアドレス情報
をアドレス管理テーブル５より削除する。
【００３５】この時、磁気ＤＩＳＫ装置３への書き込み
と、差分バックアップの実行に大きな時間差が生じ、同
一アドレスへの書き込みが発生した場合、本実施形態で
はこれを問題とせず、最新のデータを差分バックアップ
の対象とする。これは、本実施形態が磁気ＤＩＳＫ装置
３の媒体障害の完全復旧のみを目的としているためであ
り、時間ペース復旧等を実現しないためである。
と、差分バックアップの実行に大きな時間差が生じ、同
一アドレスへの書き込みが発生した場合、本実施形態で
はこれを問題とせず、最新のデータを差分バックアップ
の対象とする。これは、本実施形態が磁気ＤＩＳＫ装置
３の媒体障害の完全復旧のみを目的としているためであ
り、時間ペース復旧等を実現しないためである。
【００３６】磁気ＤＩＳＫ装置３の媒体障害が発生した
場合は、磁気ＤＩＳＫ装置３の媒体交換と、必要であれ
ば差分バックアップ開始時点でのフルバックアップから
データ復旧を行った後、利用者の指示により差分リカバ
リ機能部７を動作させる。
場合は、磁気ＤＩＳＫ装置３の媒体交換と、必要であれ
ば差分バックアップ開始時点でのフルバックアップから
データ復旧を行った後、利用者の指示により差分リカバ
リ機能部７を動作させる。
【００３７】差分リカバリ機能部７は、磁気テープ装置
６から差分バックアップされたデータ及びアドレス情報
を順次読み込み、磁気ＤＩＳＫ装置３上に書き込む。
６から差分バックアップされたデータ及びアドレス情報
を順次読み込み、磁気ＤＩＳＫ装置３上に書き込む。
【００３８】上記の実施形態によれば、コンピュータシ
ステムにおける磁気ＤＩＳＫ装置において、データの書
き込み時にハードウェアの制御において差分バックアッ
プ／差分リカバリを行う。このことで、ソフトウェアの
機能に依存せず、磁気ＤＩＳＫ装置の障害復旧を実現し
ている。さらに、差分バックアップを行いながらも磁気
ＤＩＳＫ装置への書き込み時間にデータの整合性を保ち
つつ大きな遅延を発生させず、差分バックアップの長期
保存を実現し、磁気ＤＩＳＫ装置の全体のバックアップ
を行う間隔を長期にする。
ステムにおける磁気ＤＩＳＫ装置において、データの書
き込み時にハードウェアの制御において差分バックアッ
プ／差分リカバリを行う。このことで、ソフトウェアの
機能に依存せず、磁気ＤＩＳＫ装置の障害復旧を実現し
ている。さらに、差分バックアップを行いながらも磁気
ＤＩＳＫ装置への書き込み時間にデータの整合性を保ち
つつ大きな遅延を発生させず、差分バックアップの長期
保存を実現し、磁気ＤＩＳＫ装置の全体のバックアップ
を行う間隔を長期にする。
【００３９】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【００４０】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置は、以下に記
載するような効果を奏する。
の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置は、以下に記
載するような効果を奏する。
【００４１】第１に、磁気ＤＩＳＫ装置に書き込み要求
の度にデータをバックアップしているので、磁気ＤＩＳ
Ｋ装置の障害時でも常に最新の状態に復旧できる。
の度にデータをバックアップしているので、磁気ＤＩＳ
Ｋ装置の障害時でも常に最新の状態に復旧できる。
【００４２】第２に、ハードウェアで実現しているため
コンピュータ上のソフトウェアの種類に係わらず、全て
のデータの復旧が行える。
コンピュータ上のソフトウェアの種類に係わらず、全て
のデータの復旧が行える。
【００４３】第３に、差分バックアップを行っていても
その完了を待たず、コンピュータへは書き込み完了を返
すことで、実行速度に大きな遅延を発生させない。
その完了を待たず、コンピュータへは書き込み完了を返
すことで、実行速度に大きな遅延を発生させない。
【００４４】第４に、バックアップ先として磁気テープ
というリムーバルな媒体を使用していることで大量の差
分バックアップを保存でき、フルバックアップを行う間
隔が長く設定できることで、コンピュータシステムの稼
働時間が増大する。
というリムーバルな媒体を使用していることで大量の差
分バックアップを保存でき、フルバックアップを行う間
隔が長く設定できることで、コンピュータシステムの稼
働時間が増大する。
【図１】本発明の差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装
置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。
置の一実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図２】動作例を説明するための図である。
１ バッファ ２ バッファ制御部 ３ 磁気ＤＩＳＫ装置 ４ 差分バックアップ制御部 ５ アドレス管理テーブル ６ 磁気テープ装置 ７ 差分リカバリ機能部
Claims (6)
- 【請求項１】 ＬＲＵ管理の対象とされる磁気ＤＩＳＫ
装置と、 データを磁気テープ媒体に順次書き込む磁気テープ装置
と、 前記磁気ＤＩＳＫ装置に対するデータの読み込み／書き
込み要求に対して、データを一時的に蓄えるバッファ
と、 差分バックアップに必要なデータの前記磁気ＤＩＳＫ装
置上のアドレスを保持するアドレス管理テーブルと、 前記差分バックアップに必要なデータのアドレスを基に
前記バッファにデータが存在する場合は該バッファよ
り、存在しない場合は前記磁気ＤＩＳＫ装置からデータ
を取得し、前記磁気テープ装置にデータとそのアドレス
情報を書き込む差分バックアップ制御部と、 前記バッファ上に存在するデータのＬＲＵ管理とコンピ
ュータからの書き込み要求時に、前記アドレス管理テー
ブルに書き込むべきデータの前記磁気ＤＩＳＫ装置上の
アドレスを記録し、該磁気ＤＩＳＫ装置にデータの書き
込みの依頼と、前記差分バックアップ制御部に差分バッ
クアップの実行を依頼するバッファ制御部と、 を有して構成されたことを特徴とする差分バックアップ
機能付きＤＩＳＫ装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の差分バックアップ機能付
きＤＩＳＫ装置は、要求により前記磁気テープ装置から
差分バックアップされたデータ及びアドレス情報を順次
読み込んで前記磁気ＤＩＳＫ装置上に書き込む、差分リ
カバリ機能部をさらに有することを特徴とする差分バッ
クアップ機能付きＤＩＳＫ装置。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の差分バックアッ
プ機能付きＤＩＳＫ装置は、停電時に本装置全体に対し
電源を供給し、電源供給が絶たれた場合でも各装置が処
理を継続できるよう電源の供給を行う、バッテリ部をさ
らに有することを特徴とする差分バックアップ機能付き
ＤＩＳＫ装置。 - 【請求項４】 請求項１から３の何れかに記載の差分バ
ックアップ機能付きＤＩＳＫ装置は、書き込み要求があ
ると、前記磁気ＤＩＳＫ装置上にデータを書き込み、前
記バッファ制御部に書き込み完了を報告することを特徴
とする差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置。 - 【請求項５】 請求項１から４の何れかに記載の差分バ
ックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の前記差分バックアッ
プ制御部は、該書き込みが完了した場合、前記アドレス
管理テーブルよりアドレス情報を削除することを特徴と
する差分バックアップ機能付きＤＩＳＫ装置。 - 【請求項６】 請求項１から５の何れかに記載の差分バ
ックアップ機能付きＤＩＳＫ装置の前記磁気テープ装置
は、データを磁気テープ媒体に順次書き込み、磁気テー
プ媒体の空き容量が無くなった場合、次の媒体に掛け替
え、処理の継続を可能としたことを特徴とする差分バッ
クアップ機能付きＤＩＳＫ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11075157A JP2000267820A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11075157A JP2000267820A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000267820A true JP2000267820A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13568102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11075157A Pending JP2000267820A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000267820A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6745304B2 (en) * | 2001-02-15 | 2004-06-01 | Alcatel | Method and device for storing computer data with back-up operations |
| JP2019082970A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 株式会社 ニューテック | 記憶装置および情報処理装置 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11075157A patent/JP2000267820A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6745304B2 (en) * | 2001-02-15 | 2004-06-01 | Alcatel | Method and device for storing computer data with back-up operations |
| JP2019082970A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 株式会社 ニューテック | 記憶装置および情報処理装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3856855B2 (ja) | 差分バックアップ方式 | |
| US6557073B1 (en) | Storage apparatus having a virtual storage area | |
| US7991749B2 (en) | Database recovery method applying update journal and database log | |
| US7519625B2 (en) | Snapshot management apparatus and method, and storage system | |
| US7720817B2 (en) | Method and system for browsing objects on a protected volume in a continuous data protection system | |
| US6212531B1 (en) | Method for implementing point-in-time copy using a snapshot function | |
| JP3808007B2 (ja) | 記憶装置のキャッシング方法およびシステム | |
| US7325159B2 (en) | Method and system for data recovery in a continuous data protection system | |
| US7243256B2 (en) | External storage and data recovery method for external storage as well as program | |
| US7461201B2 (en) | Storage control method and system for performing backup and/or restoration | |
| US20070079088A1 (en) | Information processing system, control method for information processing system, and storage system | |
| JP2005202915A (ja) | スナップショット取得方法 | |
| JP2007249776A (ja) | データベース複製プログラム、データベース複製装置およびデータベース複製方法 | |
| JP2000284987A (ja) | コンピュータ、コンピュータネットワークシステム及び記録媒体 | |
| JP2000137636A (ja) | バックアップ装置 | |
| JP2000267820A (ja) | 差分バックアップ機能付きｄｉｓｋ装置 | |
| JP2012068891A (ja) | 階層型ストレージシステム及びデータアーカイブ方法 | |
| JP2001290686A (ja) | ディスク共用ファイルシステムにおけるバックアップシステムおよび方法 | |
| US7587466B2 (en) | Method and computer system for information notification | |
| JPH1153123A (ja) | バックアップ方式 | |
| JP3043662B2 (ja) | データバックアップ方式 | |
| JP3602001B2 (ja) | ディスク装置のデータファイル二重化制御システム | |
| JP2000305718A (ja) | バックアップ装置 | |
| JPH0385650A (ja) | ディスクボリューム復元方式 | |
| JPH10171694A (ja) | データバックアップ方法およびデータバックアップ装置ならびに情報記録媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020903 |