JP2000266878A - 燃料集合体輸送用セパレータ - Google Patents

燃料集合体輸送用セパレータ

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JP2000266878A
JP2000266878A JP11073795A JP7379599A JP2000266878A JP 2000266878 A JP2000266878 A JP 2000266878A JP 11073795 A JP11073795 A JP 11073795A JP 7379599 A JP7379599 A JP 7379599A JP 2000266878 A JP2000266878 A JP 2000266878A
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Takashi Matsushita
崇 松下
Junjiro Nakajima
潤二郎 中島
Atsuya Hirano
敦也 平野
Yusuke Isobe
裕介 磯辺
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料集合体輸送用セパレータにおいて、機械に
よる半自動の取扱いに必要な外枠の剛性を有し、かつ金
属製セパレータに比して、製造性が良く低価格で、燃料
棒の摩耗、損傷の可能性の少ない、高温環境下で使用可
能な構造を提供する。 【解決手段】セパレータ7はコ字形の金属製外枠10
3、耐熱性樹脂製ベース102、耐熱性樹脂製板ばね1
01を有し、金属製外枠と耐熱性樹脂製ベースは断面形
状がコ字形をした金属製保持部材104を、ベース10
2と外枠103の底板103aの両側部に1つづつ、各
側部を上下から挟み込むように嵌め込み、底板103a
と金属製保持部材104はスポット溶接110で接合す
ることにより固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉で
使用される燃料集合体の輸送時及び取扱い時に使用する
燃料集合体輸送用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉で使用される燃料集合体
の輸送時及び取扱い時には、燃料集合体にセパレータを
装着することにより振動を緩衝し、燃料棒、スペーサの
ループ状ばね等が損傷することを防いでいる。セパレー
タは複数枚の板ばねをコの字型の外枠の内側に並置して
装着したものであり、板ばねが燃料棒間に挿入されるこ
とによって、燃料棒の振動を板ばねの反力で吸収するも
のである。セパレータが装着された状態の燃料集合体
は、ホルダと呼ばれる輸送用の箱状構造物に横置きに収
納され、燃料輸送用容器に入れられて輸送される。この
とき、ホルダ内の緩衝材の上にセパレータが装着された
部位を乗せて、スペーサ等に直接加重がかからない状態
で輸送される。
【0003】上記板ばねは、適度な弾性を持つ板に、リ
ブ構造もしくは波状構造が備えられている。このリブ構
造、波状構造はその高さが燃料棒間隔より若干大きく、
板ばねは、リブ構造等の部分が燃料棒に押さればね板が
湾曲することによって燃料棒を適度に保持し、振動を緩
衝する。
【0004】現在使用されているウラン燃料集合体用の
セパレータの素材としては、ポリエチレンのような非耐
熱性樹脂材が用いられている。
【0005】MOX燃料集合体の輸送時及び取扱い時に
おいては、MOX燃料棒が発熱するために、耐熱性の観
点から非耐熱性樹脂製のセパレータは使用できない。M
OX燃料集合体の場合、燃料棒表面温度が約150℃とな
るため、このような高温においても、使用が可能なセパ
レータとして、以下に挙げるような従来技術が提案され
ている。
【0006】高温環境下で使用可能なセパレータの第1
の従来技術としては、特開平8−201574号公報に
記載のものがあり、温度による機械的特性の変化の少な
い耐熱性に優れた金属材料を用いたセパレータが提案さ
れている。
【0007】高温環境下で使用可能なセパレータの第2
の従来技術としては、例えば、特開平4−54490号
公報に記載のものがあり、少なくとも板ばねの芯部材は
金属製として高温におけるばね反力を保持し、少なくと
も燃料棒に接する部位に耐熱性樹脂材を用いて、輸送時
及び取扱い時の振動等による摩耗、損傷の可能性を少な
くしたセパレータが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在ウラン燃料集合体
で用いられている非耐熱性樹脂製セパレータは、射出成
型により成型され、製造性が良くコストも低いが、上述
のように耐熱性の観点からMOX燃料集合体には適用不
可能である。また、非耐熱性樹脂材に替えて、上述のよ
うな高温環境下でも十分健全性を保つことのできる、ポ
リアミドイミド、ポリフェニルサルホン等の耐熱性樹脂
材を使用する場合でも、MOX燃料集合体に適用される
セパレータは、機械を用いて半自動の取扱いがなされる
ため、その時に要求される外枠の剛性が得られない可能
性がある。
【0009】特開平8−201574号公報に記載のよ
うな、現在MOX燃料集合体に適用が検討されている金
属製セパレータは、耐熱性に優れ、上記の半自動取扱い
にて要求される外枠の剛性を確保できるが、燃料棒との
接触部位が金属同士の接触となり、輸送時及び取扱い時
の振動等による燃料棒の摩耗、損傷を防ぐため高度な振
動管理が必要となる。また、金属セパレータは多くの部
品をプレス加工した後溶接等により完成品に組み立てら
れるが、上記樹脂材を用いた射出成型加工に比べて製造
コストが大幅に高くなる。
【0010】振動による燃料棒の摩耗、損傷を防ぐ観点
からは、特開平4−54490号公報に記載のような、
板ばねの少なくとも心材は金属とし、少なくとも燃料棒
に接する部位には耐熱性樹脂材を用いたセパレータが検
討されているが、依然として、構造は複雑で工程数も多
く高価である。
【0011】本発明の目的は、機械による半自動の取扱
いに必要な外枠の剛性を有し、かつ金属製セパレータに
比して、製造性が良く低価格で、燃料棒の摩耗、損傷の
可能性の少ない、高温環境下で使用可能な燃料集合体輸
送用セパレータを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、コ字形の外枠の内側に板ばねを板
厚方向に並列して所定枚数配置した燃料集合体輸送用セ
パレータにおいて、前記コ字形の外枠を金属製とし、前
記板ばねを耐熱樹脂製とし、前記板ばねが装着される耐
熱樹脂製の板状のベースと、この耐熱樹脂製のベースを
前記コ字形の金属製外枠の底板上に一体的に組み合わせ
る保持手段とを設けたものとする。
【0013】コ字形の外枠を金属製とすることにより、
機械を用いた半自動の取扱いに十分な剛性が得られる。
また、コ字形の金属製外枠の内側に耐熱性樹脂製の板ば
ねを耐熱性樹脂製のベースに装着した上で一体化するこ
とにより、セパレータの燃料棒との接触部位は耐熱性樹
脂材となり、燃料棒の振動による摩耗、損傷の可能性が
低減する。更に、ベース及び板ばねを耐熱性樹脂製とす
ることにより、射出成型により安価に製造できる。
【0014】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記保持手段は、前記耐熱樹脂製のベースと前記金属製
外枠の底板の両側部を挟み込むように嵌め込まれる金属
製保持手段であり、前記金属製外枠の底板と金属製保持
手段とを接合することで、金属製外枠と耐熱性樹脂製の
ベースを一体化する。
【0015】このように溶接等で比較的容易に接合でき
る金属同士により保持手段と外枠の底板を接合し、直接
接合することの難しい、金属部材(外枠の底板)と樹脂
部材(ベース)の接合を、金属製保持手段を用いて間接
的に固定したことにより、信頼性が高く、工程、部品数
とも比較的少数となり、安価な構造を提供できる。
【0016】(3)また、上記(2)において、好まし
くは、前記金属製保持手段は、横断面形状がコ字形をし
た2つの金属製保持部材であり、これら2つの保持部材
が前記耐熱樹脂製のベースと前記コ字形の金属製外枠の
底板の各側部を挟み込むように別々に嵌め込まれてい
る。
【0017】これにより上記(2)で述べた作用を実現
する金属製保持手段の具体的構造が提供される。
【0018】(4)更に、上記(2)において、好まし
くは、前記金属製保持手段は、横断面形状がコ字形をし
た両側部を持つ単一の金属製保持部材であり、この金属
製保持部材が前記コ字形をした両側部で前記耐熱樹脂製
のベースと前記金属製外枠の底板の両側部を挟み込むよ
うに嵌め込まれている。
【0019】これにより上記(2)で述べた作用を実現
する金属製保持手段の具体的構造が提供されるととも
に、金属製保持手段を単一の金属製保持部材で構成する
ことにより、金属製外枠と耐熱性樹脂製ベースの一体化
がより確実なものとなり、信頼性を向上することができ
る。
【0020】(5)上記(4)において、好ましくは、
前記金属製のコ字形外枠の両側板の根元部に、前記金属
製保持部材を長手方向に挿通させるための溝を設ける。
【0021】これにより上記(4)のように金属製保持
手段を単一の金属製保持部材で構成した場合であって
も、その金属製保持部材を金属製外枠に対して長手方向
に挿入できるようになり、製造性をより向上することが
できる。
【0022】(6)また、上記(2)〜(5)におい
て、好ましくは、前記耐熱性樹脂製のベースの燃料棒側
の面は、前記金属製保持手段の燃料棒側の面よりも突出
させる。
【0023】これにより燃料棒に金属材が確実に接触し
ない構造とすることができ、燃料棒の振動による摩耗、
損傷をより確実に避けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0025】本発明の第1の実施形態を図1〜図6によ
り説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施形態による燃料
集合体輸送用セパレータを示す図であり、図1(a)は
セパレータの平面図、図1(b)はセパレータの正面
図、図1(c)は図1(a)のA−A線断面図である。
【0027】図1(a)及び(b)において、符号7で
示される本実施形態の燃料集合体輸送用セパレータはそ
の基本構成として9枚の板ばね101とコ字形外枠10
3とを有し、9枚の板ばね101はコ字形の外枠103
の内側に板厚方向に並列して配置されている。また、各
板ばね101には、桁足と呼ばれる凸部101a、10
1bが、板の長手方向全長に渡って、片面の中心に1つ
(凸部101a)、もう一方の片面の端部に近い場所に
対称に2つ(凸部101b)設けられている。板ばね1
01のうち、中心部の3枚の板ばね101bは、燃料集
合体に挿入時に水ロッドに干渉しないように、他の6枚
の板ばね101aに比べて短くなっている。
【0028】図2はMOX燃料集合体と本実施形態の燃
料集合体輸送用セパレータ7の使用状況を示す図であ
る。
【0029】図2において、MOX燃料集合体1は、8
行8列(以下適宜、8×8のように示す)の正方格子状
に配列され内部にMOX燃料ペレット(図示せず)を充
填した60本の燃料棒2と、燃料集合体1の横断面中央
に位置する水ロッド3(図3及び図4参照)と、これら
燃料棒2及び水ロッド3の相互の径方向間隔を保持する
よう上下方向に隔てて複数個配置された燃料スペーサ4
と、燃料棒2及び水ロッド3からなる燃料バンドルの上
端部及び下端部をそれぞれ保持する上部タイプレート5
及び下部タイプレート6とを備えている。
【0030】燃料集合体輸送用セパレータ7は、隣り合
う燃料スペーサ4の間に、正方格子の側面を覆うように
四方から挿入されている。
【0031】MOX燃料集合体1にセパレータ7を使用
する効果につて図3〜図6により説明する。
【0032】図3はMOX燃料集合体1の燃料スペーサ
4における横断面図(図2中III−III線断面図)であ
る。燃料スペーサ4中には、8×8正方格子状に円筒部
材のセル8が接合されており、各セル8には燃料棒2の
径方向の位置を支持するためのセルストップ9が設けら
れており、隣接するセル8との接合部のうち、一ヶ所に
おいて隣接するセル8同志をまたぐ形でループ状ばね1
0の反力を受けて、セルストップ9に押しつけられ、セ
ル8の中央に燃料棒2が固定される。
【0033】燃料集合体を例えば加工工場から原子力発
電所まで輸送する際には、輸送時及び取扱い時の振動及
び衝撃により、燃料棒径方向にループ状ばね10が繰り
返し変形して疲労損傷したり、過度の圧縮力を受けて塑
性変形を生ずる可能性があり、そのままでは燃料集合体
の健全性を保証できない。
【0034】そこで、輸送時及び取扱い時の燃料棒径方
向に働く外力に対して、ループ状ばね10の支持力を補
助し、ループ状ばね10の変形を小さく抑えるようにす
るために、図4に示すように、燃料集合体輸送用セパレ
ータ7を燃料集合体の側面に装着し、燃料棒2の間に板
ばね101を挿入させる。
【0035】図4は燃料集合体1にセパレータ7が挿入
された様子を示す横断面図(図2中VI−VI線断面図)で
ある。
【0036】図4において、板ばね101のうちの中心
部の3枚は、前述したように、燃料集合体1に挿入時に
板ばね101が水ロッド3に干渉しないように、他の6
枚の板ばね101に比べて短くなっている。図1の燃料
集合体に装着前の板ばね101の両面の凸部101a,
101b間の高さd2は燃料棒2の間隔d1より大きく
され(d1<d2)、装着時に各板ばね101は、図5
で示すように弓形に湾曲して反力を持ち、板ばね反力の
ばね定数をk1とすると、k1×(d2ーd1)だけの
圧縮応力を燃料棒101に及ぼして適度に燃料棒を保持
する。図5は図4中V−V線断面図である。
【0037】このようにループ状ばね10が燃料棒2か
ら外力を受けて圧縮変形をするときに、外力を伝える燃
料棒2に接触する2枚の板ばね101が抵抗力として働
くため、圧縮変形を小さく抑えることができる。
【0038】また、本実施形態のセパレータ7は、コ字
形の外枠103に面する最外部にも板ばね101が設け
られ、MOX燃料集合体1の最外周の燃料棒2も2枚の
板ばね101により保護され、確実に燃料棒2の損傷を
防ぐことができる。更に、最外周の燃料棒配列の両端位
置にも板ばね101が存在することにより、最外周燃料
棒間の寸法公差も無理なく吸収できる構造となってい
る。
【0039】このセパレータ7が装着された燃料集合体
1は、燃料ホルダ内に横置きされた状態で輸送される。
その状態を模式的に図6に示す。ここで、スペーサ4の
前後にセパレータ7がそれぞれ上下左右から合計4個挿
入された状態で、セパレータ7がホルダ内緩衝材8の上
に乗せられ、スペーサ4に荷重がかからない状態で輸送
され、輸送中の燃料集合体の健全性を保持する。燃料集
合体輸送用セパレータ7の外部の幅w6は燃料スペーサ
4の外部の幅w5より大きく作られ、これにより輸送時
にMOX燃料集合体1を横置きにしたときに、燃料スペ
ーサ4が確実に接地することがなく、振動が直接スペー
サに伝わらないようにしてスペーサを保護している。
【0040】図1に戻り、本実施形態の燃料集合体輸送
用セパレータ7の詳細構造を説明する。セパレータ7
は、9枚の板ばね101が装着される板状のベース10
2を更に備え、この板状のベース102をコ字形外枠1
03の底板103aに一体的に組み合わせることにより
板ばね101は外枠103に支持されている。なお、図
1では板ばね101とベース102の装着部分における
接合構造(後述)は図示を省略している。
【0041】板ばね101及びベース102は耐熱樹脂
製であり、素材として、MOX燃料集合体のように、発
熱により輸送中に約150℃の高温環境下にさらされる
条件でも十分に健全性を保つことのできる、ポリアミド
イミド、ポリフェニルサルホン等の耐熱性樹脂材が用い
られている。
【0042】外枠103は金属製であり、素材として、
ステンレス材等の、機械を用いた半自動の取扱いに耐え
得る十分な剛性を保つことのできる金属材が用いられて
いる。
【0043】板ばね101の先端部は、燃料集合体に挿
入しやすいように、面取りがなされている。板ばね10
1には、前述したように凸部101a、101bが、片
面の中心に1つ(凸部101a)、もう一方の片面の端
部に近い場所に対称に2つ(凸部101b)設けられ、
板ばね101の両面の凸部101a,101b間の高さ
d2は燃料棒2の間隔d1より大きくされ(d1<d
2)、セパレータ7を燃料集合体に挿入した際、図5で
示したように、板ばね101は弓形に湾曲して反力を持
ち、燃料棒を適度に保持する。板ばね101のうち、中
心部の3枚の板ばね101bは、図4で説明したよう
に、燃料集合体に挿入時に板ばね101が水ロッド3に
干渉しないように、他の6枚の板ばね101aに比べて
短くなっている。
【0044】外枠103は、ベース102及び両端の2
枚の板ばね101を覆う形で、コ字形となっていて、セ
パレータ全体の剛性を確保する。
【0045】板ばね101が装着されるベース102は
金属製外枠103の底板103aに金属製保持部材10
4により一体的に組み合わせられる。金属製保持部材1
04は長手方向から見た断面形状がコ字形をした部材で
あり、図1(c)の断面図に示すように、ベース102
と外枠103の底板103aの両側部に1つづつ設けら
れ、それぞれ、各側部を上下から挟み込むように嵌め込
まれている。また、外枠103の底板103aと金属製
保持部材104はスポット溶接110により固定的に接
合されている。こうして、スポット溶接110で比較的
容易に接合できる金属同士により金属製保持部材104
と外枠103の底板103aを接合し、直接接合するこ
との難しい金属(外枠103)と樹脂材(ベース10
2)を、金属製保持部材104を用いて間接的に固定す
ることにより、信頼性が高く、製造性の良い安価な構造
を提供する。
【0046】図1のベース102の板ばね側(燃料棒
側)の面102aは、燃料棒表面と金属の接触を避ける
ため、金属製保持部材104の面104aより若干高く
なっている。これにより、図4及び図5に示すように、
セパレータ7の燃料棒2と接触する部位は、耐熱性樹脂
製の板ばね101及びベース102であり、金属部分は
燃料棒2に接触しない構造となり、燃料棒2の振動によ
る摩耗、損傷をより確実に避けることができる。
【0047】また、板ばね101はセパレータ1つにつ
き9枚設けられており、燃料集合体に装着された時に、
先に図4及び図5で説明したように、最外周の燃料棒2
の外側にも板ばね101が接する構造となっており、全
ての燃料棒2が2枚の板ばね101により保護されて、
確実に燃料棒2の損傷を防ぐことができる。更に、最外
周の燃料棒配列の両端位置にも板ばね101が存在する
ことにより、最外周燃料棒間の寸法公差も無理なく吸収
できる構造となっている。
【0048】本発明の第2の実施形態を図7により説明
する。本実施形態は、第1の実施形態よりも更に信頼
性、製造性を向上させたものである。図中、図1に示す
部材と同等のものには同じ符号を付している。また、図
7(a)はセパレータの平面図、図7(b)はセパレー
タの正面図、図7(c)は図7(a)のB−B線断面
図、図7(d)はセパレータの側面図である。ただし、
図1と同様、板ばねとベースの装着部分の接合構造(後
述)は図示を省略している。
【0049】本実施形態において、板ばね101、ベー
ス102、外枠103の材質、形状等は、図1の実施形
態のものと実質的に同じである。
【0050】板ばね101が装着されるベース102は
金属製外枠103の底板103aに金属製保持部材10
4Aにより一体的に組み合わせられる。金属製保持部材
104Aは図1に示した第1の実施形態の2つの金属製
保持部材104を一体とした形状を有している。即ち、
金属製保持部材104Aは、長手方向から見た横断面形
状がコ字形をした両側部を持つ単一の金属製保持部材で
あり、コ字形をした両側部でベース102と外枠103
の底板103aの両側部を上下から挟み込むように嵌め
込まれている。
【0051】金属製外枠103の両側板103bの根元
部には、金属製保持部材104Aを長手方向に挿通させ
ることのできる溝105が設けられている。この溝10
5を通して単一の金属製保持部材104Aを、耐熱性樹
脂製ベース102と金属製外枠103の底板103aを
挟み込む形で長手方向に挿入し、金属製外枠103と金
属製保持部材104Aとをスポット溶接110で接合す
ることにより、耐熱性樹脂製ベース102と金属製外枠
103とが一体化される。
【0052】金属製保持部材104Aを単一部品とした
ことにより、図1の実施形態に比べて更に、耐熱性樹脂
製ベース102と金属製外枠103との一体化の信頼性
が向上し、かつ部品数を低減し製造性を向上している。
また、金属製外枠103の両側板103bの根元部に溝
105を設けることにより、金属製外枠103に対して
長手方向に金属製保持部材104Aを挿入することが可
能となり、単一部品としての金属製保持部材104Aを
用いることが可能となっている。
【0053】図1の実施形態と同様、本実施形態におい
ても、ベース102の板ばね側(燃料棒側)の面102
aは、燃料棒表面と金属の接触を避けるため、金属製保
持部材104Aの面104aより若干高くなっており、
燃料棒2の振動による摩耗、損傷をより確実に避けるこ
とができる。
【0054】また、本実施形態においても、板ばね10
1はセパレータ1つにつき9枚設けられており、燃料集
合体に装着された時に、先に図4及び図5で説明したよ
うに、最外周の燃料棒2の外側にも板ばね101が接す
る構造となっており、全ての燃料棒2が2枚の板ばね1
01により保護されて、確実に燃料棒2の損傷を防ぐこ
とができる。更に、最外周の燃料棒配列の両端位置にも
板ばね101が存在することにより、最外周燃料棒間の
寸法公差も無理なく吸収できる構造となっている。
【0055】次に、耐熱性樹脂製板ばね101と耐熱性
樹脂製ベース102の接合構造についての実施形態を図
8〜図10を用いて説明する。
【0056】図8(a)は板ばね101の正面図、図8
(b)は板ばね101の平面図、図8(c)は板ばね1
01の側面図である。また、図9(a)はベース102
の正面図、図9(b)は図9(a)におけるC−C線断
面図である。
【0057】板ばね101は、その下端部に1対の嵌合
部11を備えている。一方、ベース102には嵌合穴2
1が板ばねの装着位置に合わせて2つづつ等間隔に備え
られている。本実施例では、板ばねは等間隔に合計9枚
が装着される。ベース長手方向の両端の嵌合穴21の端
側面は、金属製外枠にベース102が接合された時に金
属製外枠の側板103bによりふさがれる構造となって
いる。板ばね101の嵌合部11の先端には、外向きに
爪状の構造12が設けられており、ベース102の嵌合
穴21の下面側の外側に設けられた段差22に引っかか
る構造となっている。
【0058】図10(a)にベース102に板ばね10
1が装着された時の、図9のC−C線断面図を示す。こ
れを用いて、この嵌合構造の詳細を説明する。嵌合穴2
1に備えられた段差22において、2つの嵌合穴21の
ベース下面側の側面間寸法をw1、2つの嵌合穴21の
ベース上面側の側面間寸法をw2とすると、w1>w2
である。1対の嵌合部11間の最大幅をw3、1対の嵌
合部11の付け根端の側面間の寸法をw4とすると、w
1>w3>w2>w4となっており、図10(a)に示
した装着時の状態で、板ばね嵌合部の爪12が、ベース
嵌合部の段差22に引っかかり板ばね101を板ばね長
手方向に束縛し板ばね101がベース102から外れる
のを防いでいる。板ばね101のベース102への装着
は、図10(b)に示すように、板ばね嵌合部11は、
弾性曲げ変形により、両爪間の寸法w3はw2より小さ
く縮めることが可能で、その状態で、ベース102に押
し込まれた後、図10(a)のように、板ばね101の
嵌合部11の爪12が、ベース102の嵌合穴21の段
差22に引っかかって、板ばね101が外れないように
ベース102に装着された状態となる。また、嵌合穴2
1のベース長手方向の幅をh1とし、板ばね嵌合部11
の厚さをd3とすると、このh1、d3は、h1>d3
を満たすように設定されており、板ばね101は、h1
−d3の幅を板ばね厚さ方向に自由に摺動できる構造と
なっている。板ばね嵌合部11の根元部は、上記のよう
に、装着時に弾性曲げ変形がなされることを考慮し、板
ばね下端部より上方に切り込んで設けられており、応力
の集中を防ぐため円弧形に加工されている。
【0059】以上、何れの実施形態においても、金属
材、耐熱性樹脂材双方の特徴を生かし、短所を補い合っ
て、MOX燃料集合体のような、発熱する燃料集合体の
輸送時及び取扱い時の使用に耐え、燃料集合体の健全性
を保持することのできる燃料集合体輸送用セパレータの
具体的構造を提供できるに至った。
【0060】
【発明の効果】(1)本発明によれば、コ字形の外枠が
金属製であるため、機械を用いた半自動の取扱いに十分
な剛性が得られる。また、金属製外枠の内側に耐熱性樹
脂製の板ばねを耐熱性樹脂製のベースに装着した上で一
体化したので、セパレータの燃料棒との接触部位は耐熱
性樹脂材となり、燃料棒の振動による摩耗、損傷の可能
性を低減できる。更に、ベース及び板ばねが耐熱性樹脂
製であるため、射出成型により安価に製造できる。
【0061】(2)また、本発明によれば、溶接等で比
較的容易に接合できる金属同士により保持手段と外枠の
底板を接合し、直接接合することの難しい、金属部材
(外枠の底板)と樹脂部材(ベース)の接合を、金属製
保持手段を用いて間接的に固定したので、信頼性が高
く、工程、部品数とも比較的少数となり、安価な構造を
提供できる。
【0062】(3)更に、本発明によれば、上記(2)
で述べた効果を実現する金属製保持手段の具体的構造が
提供される。
【0063】(4)また、本発明によれば、上記(2)
で述べた効果を実現する金属製保持手段の具体的構造が
提供されるとともに、金属製保持手段を単一の金属製保
持部材で構成したので、金属製外枠と耐熱性樹脂製ベー
スの一体化がより確実なものとなり、信頼性を向上する
ことができる。
【0064】(5)また、本発明によれば、金属製保持
手段を単一の金属製保持部材で構成した場合であって
も、その金属製保持部材を金属製外枠に対し長手方向に
挿入できるようになり、製造性をより向上することがで
きる。
【0065】(6)更に、本発明によれば、燃料棒に金
属材が確実に接触しない構造とすることができ、燃料棒
の振動による摩耗、損傷をより確実に避けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による燃料集合体輸送
用セパレータの構造を示し、図1(a)はセパレータの
平面図、図1(b)はセパレータの正面図、図1(c)
は図1(a)のA−A線断面図である。
【図2】燃料集合体輸送用セパレータを備えたMOX燃
料集合体の構造を示す概略図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のVI−VI線断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】燃料集合体輸送用セパレータを装着したMOX
燃料集合体を燃料輸送用ホルダに横置きした状態を示す
概略図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による燃料集合体輸送
用セパレータの構造を示し、図7(a)はセパレータの
平面図、図7(b)はセパレータの正面図、図7(c)
は図7(a)のB−B線断面図、図7(d)はセパレー
タの側面図である。
【図8】本発明のセパレータにおける耐熱性樹脂製板ば
ねと耐熱性樹脂製ベースの接合構造の一実施形態を説明
するための板ばね側の嵌合部の構造を示す図であり、図
8(a)は板ばねの正面図、図8(b)は板ばねの平面
図、図8(c)は板ばねの側面図である。
【図9】本発明のセパレータにおける耐熱性樹脂製板ば
ねと耐熱性樹脂製ベースの接合構造の一実施形態を説明
するためのベース側の嵌合部の構造を示す図であり、図
9(a)はベースの正面図、図9(b)は図9(a)の
C−C線断面図である。
【図10】本発明のセパレータにおける耐熱性樹脂製板
ばねと耐熱性樹脂製ベースの接合構造の一実施形態を説
明するための図であり、図10(a)は耐熱性樹脂製板
ばねと耐熱性樹脂製ベースの嵌合状態を示す、板ばねが
ベースに装着された際の図8のC−C線断面相当図であ
り、図10(b)は板ばねを、ベースの嵌合穴に嵌合す
る時の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…MOX燃料集合体 2…燃料棒 3…水ロッド 4…燃料スペーサ 5…上部タイプレート 6…下部タイプレート 7…燃料集合体輸送用セパレータ 8…円筒部材 9…セルストップ 10…ループ状ばね 101…耐熱性樹脂製板ばね 102…耐熱性樹脂製ベース 103…金属製外枠 103a…底板 103b…側板 104…金属製保持部材 105…金属製保持部材挿通溝 11…嵌合部 12…嵌合部の爪状構造 21…嵌合穴 22…段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 敦也 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 磯辺 裕介 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字形の外枠の内側に板ばねを板厚方向に
    並列して所定枚数配置した燃料集合体輸送用セパレータ
    において、 前記コ字形の外枠を金属製とし、前記板ばねを耐熱樹脂
    製とし、前記板ばねが装着される耐熱樹脂製の板状のベ
    ースと、この耐熱樹脂製のベースを前記金属製外枠の底
    板上に一体的に組み合わせる保持手段とを設けたことを
    特徴とする燃料集合体輸送用セパレータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃料集合体輸送用セパレー
    タにおいて、前記保持手段は、前記耐熱樹脂製のベース
    と前記金属製外枠の底板の両側部を挟み込むように嵌め
    込まれる金属製保持手段であり、前記金属製外枠の底板
    と金属製保持手段とを接合することで、金属製外枠と耐
    熱性樹脂製のベースを一体化することを特徴とする燃料
    集合体輸送用セパレータ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の燃料集合体輸送用セパレー
    タにおいて、前記金属製保持手段は、横断面形状がコ字
    形をした2つの金属製保持部材であり、これら2つの保
    持部材が前記耐熱樹脂製のベースと前記金属製外枠の底
    板の各側部を挟み込むように別々に嵌め込まれているこ
    とを特徴とする燃料集合体輸送用セパレータ。
  4. 【請求項4】請求項2記載の燃料集合体輸送用セパレー
    タにおいて、前記金属製保持手段は、横断面形状がコ字
    形をした両側部を持つ単一の金属製保持部材であり、こ
    の金属製保持部材が前記コ字形をした両側部で前記耐熱
    樹脂製のベースと前記金属製外枠の底板の両側部を挟み
    込むように嵌め込まれていることを特徴とする燃料集合
    体輸送用セパレータ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の燃料集合体輸送用セパレー
    タにおいて、前記コ字形の金属製外枠の両側板の根元部
    に、前記金属製保持部材を長手方向に挿通させるための
    溝を設けたことを特徴とする燃料集合体輸送用セパレー
    タ。
  6. 【請求項6】請求項2〜5のいずれか1項記載の燃料集
    合体輸送用セパレータにおいて、前記耐熱性樹脂製のベ
    ースの燃料棒側の面は、前記金属製保持手段の燃料棒側
    の面よりも突出していることを特徴とする燃料集合体輸
    送用セパレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150063384A (ko) * 2012-10-02 2015-06-09 티엔 인터내셔날 충격 흡수 커버를 부착하기 위한 개선된 수단을 포함하는, 방사성 물질의 운송 및/또는 저장을 위한 포장용기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150063384A (ko) * 2012-10-02 2015-06-09 티엔 인터내셔날 충격 흡수 커버를 부착하기 위한 개선된 수단을 포함하는, 방사성 물질의 운송 및/또는 저장을 위한 포장용기
KR102089643B1 (ko) * 2012-10-02 2020-03-16 티엔 인터내셔날 충격 흡수 커버를 부착하기 위한 개선된 수단을 포함하는, 방사성 물질의 운송 및/또는 저장을 위한 포장용기

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