JP2000266137A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

Info

Publication number
JP2000266137A
JP2000266137A JP11073697A JP7369799A JP2000266137A JP 2000266137 A JP2000266137 A JP 2000266137A JP 11073697 A JP11073697 A JP 11073697A JP 7369799 A JP7369799 A JP 7369799A JP 2000266137 A JP2000266137 A JP 2000266137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
row
pinion planetary
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11073697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Takagi
清春 高木
Yoshiyuki Onimaru
義幸 鬼丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP11073697A priority Critical patent/JP2000266137A/ja
Publication of JP2000266137A publication Critical patent/JP2000266137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速段が高速段のときのピニオン回転数を大
きくすることなく後進のギヤ比を適切に設計することが
可能な前進6段の変速装置を提供すること。 【解決手段】 リングギヤR1を入力軸11と連結した
第1プラネタリギヤG1と、第2プラネタリギヤG2の
キャリヤPC2と第3プラネタリギヤG3のキャリヤP
C3とを連結するとともにリングギヤR2とリングギヤ
R3を連結し、第1〜第4の軸要素J1〜J4を具備さ
せ且つ第3の軸要素J3を出力軸12に連結したラビニ
ヨ式ギヤユニットG23と、サンギヤS1と第4の軸要
素J4とを選択的に連結する第1の摩擦クラッチ要素C
1と、サンギヤS1と第2の軸要素J2とを選択的に連
結する第2の摩擦クラッチ要素C2と、第1の軸要素J
1を選択的に固定する第1の摩擦ブレーキ要素B1と、
第2の軸要素J2を選択的に固定する第2の摩擦ブレー
キ要素B2と、リングギヤR1を選択的に固定する第3
の摩擦ブレーキ要素B3と備える変速装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速装置に関するも
のであり、例えば自動車の自動変速装置に用いられる変
速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の変速装置として、例えば特開平6
−323381号公報に開示される技術がある。この公
報には、3つのプラネタリギヤユニットが直列に配置さ
れ、各プラネタリギヤユニットはそれぞれ1つのリング
ギヤ、キャリヤ、サンギヤを用いている。これらのギヤ
を使用して、外力で駆動される5つの係合要素(2つの
クラッチと3つのブレーキ)を介して6つの前進ギヤ段
と1つの後進ギヤ段を切換え可能な変速装置が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
に開示される変速装置は、変速段が5速或いは6速のと
きのピニオン回転数が大きくならないように設計する
と、後進のギヤ比が大きくなってしまい、設計の自由度
が低いという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、3列のプラネタリギヤで5つの摩擦係合要素を用い
て、変速段が5速或いは6速等の高速段のときのピニオ
ン回転数を大きくすることなく後進のギヤ比を最適に設
計することが可能な前進6段の変速装置を提供すること
を技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、入力軸と、出力軸と、リングギヤ
を入力軸と連結した第1列のシングルピニオンプラネタ
リギヤと、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤの
キャリヤと第3列のダブルピニオンプラネタリギヤのキ
ャリヤとを連結するとともに第2列のシングルピニオン
プラネタリギヤのリングギヤと第3列のダブルピニオン
プラネタリギヤのリングギヤとを連結し、第2列のシン
グルピニオンプラネタリギヤのサンギヤおよび第1列の
シングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連結され
る第1の軸要素と、第3列のダブルピニオンプラネタリ
ギヤのキャリヤに連結される第2の軸要素と、第2列の
シングルピニオンプラネタリギヤのリングギヤに連結さ
れる第3の軸要素と、第3列のダブルピニオンプラネタ
リギヤのサンギヤに連結される第4の軸要素と、を具備
させ且つ第3の軸要素を出力軸に連結したラビニヨ式ギ
ヤユニットと、第1列のシングルピニオンプラネタリギ
ヤのリングギヤとラビニヨ式ギヤユニットの第4の軸要
素とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ要素
C1と、第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのリ
ングギヤとラビニヨ式ギヤユニットの第2の軸要素とを
選択的に連結するための第2の摩擦クラッチ要素C2
と、ラビニヨ式ギヤユニットの第1の軸要素を選択的に
固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、ラビニ
ヨ式ギヤユニットの第2の軸要素を選択的に固定するた
めの第2の摩擦ブレーキ要素B2と、第1列のシングル
ピニオンプラネタリギヤのサンギヤを選択的に固定する
ための第3の摩擦ブレーキ要素B3と、備える変速装置
とした。
【0006】請求項1によると、変速段が5速或いは6
速のときのピニオン回転数を大きくすることなく、後進
のギヤ比を適切に設計することが可能な前進6段、後進
1段の変速装置を構成することができる。
【0007】上記課題を解決するために請求項2の発明
は、入力軸と、出力軸と、サンギヤを常時固定するとと
もにリングギヤを入力軸と連結した第1列のシングルピ
ニオンプラネタリギヤと、第2列のシングルピニオンプ
ラネタリギヤのキャリヤと第3列のダブルピニオンプラ
ネタリギヤのキャリヤとを連結するとともに第2列のシ
ングルピニオンプラネタリギヤのリングギヤと第3列の
ダブルピニオンプラネタリギヤのリングギヤとを連結
し、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギ
ヤに連結される第1の軸要素と、第3列のダブルピニオ
ンプラネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要素
と、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのリング
ギヤに連結される第3の軸要素と、第3列のダブルピニ
オンプラネタリギヤのサンギヤに連結される第4の軸要
素と、を具備させ且つ第3の軸要素を出力軸に連結した
ラビニヨ式ギヤユニットと、第1列のシングルピニオン
プラネタリギヤのリングギヤとラビニヨ式ギヤユニット
の第4の軸要素とを選択的に連結するための第1の摩擦
クラッチ要素C1と、第1列のシングルピニオンプラネ
タリギヤのリングギヤとラビニヨ式ギヤユニットの第2
の軸要素とを選択的に連結するための第2の摩擦クラッ
チ要素C2と、第1列のシングルピニオンプラネタリギ
ヤのキャリヤとラビニヨ式ギヤユニットの第1の軸要素
とを選択的に連結するための第3の摩擦クラッチ要素C
3と、ラビニヨ式ギヤユニットの第1の軸要素を選択的
に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、ラビ
ニヨ式ギヤユニットの第2の軸要素を選択的に固定する
ための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、を備える変速装
置とした。
【0008】請求項2によると、変速段が5速或いは6
速のときのピニオン回転数を大きくすることなく、後進
のギヤ比を適切に設計することが可能な前進6段、後進
1段の変速装置を構成することができる。更に請求項2
によると、第3の摩擦クラッチ要素C3を設けたことで
入力軸のトルクがラビニヨ式ギヤユニットに入力される
ことがなくなって、ラビニヨ式ギヤユニット内のピニオ
ンギヤが無負荷で高速回転するのを抑えることが可能に
なり、ギヤノイズを低減するとともにギヤの耐久性を向
上することができる。
【0009】
【実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説
明する。本実施の形態では、自動車用の自動変速装置に
用いた場合について説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施の形態における
自動変速装置10のギヤトレーンを示す概略図である。
自動変速装置10はハウジング1内に配設され、図示し
ないエンジンの出力を粘性媒体の剪断力を介して変速装
置10に出力するトルクコンバータ2からの出力を摩擦
係合要素の切換えに応じて前進6速、後進1速に増減速
切換えして、図示しない車軸に出力する。
【0011】変速装置10は、トルクコンバータ2の出
力軸である入力軸11と、図示しない差動装置を介して
車軸に連結される出力軸12と、入力軸11と連結する
リングギヤR1を有する第1列のシングルピニオンプラ
ネタリギヤG1(以下、第1プラネタリギヤG1と称
す)と、第2列のシングルピニオンプラネタリギヤ(以
下、第2プラネタリギヤG2と称す)のキャリヤPC2
と第3列のダブルピニオンプラネタリギヤ(以下、第3
プラネタリギヤG3と称す)のキャリヤPC3とを連結
するとともに第2プラネタリギヤG2のリングギヤR2
と第3プラネタリギヤG3のリングギヤR3とを連結
し、第2プラネタリギヤG2のサンギヤS2および第1
プラネタリギヤG1のリングギヤR1に連結される第1
の軸要素J1と、第3プラネタリギヤG3のキャリヤP
C3に連結される第2の軸要素J2と、第2プラネタリ
ギヤG2のリングギヤR2に連結される第3の軸要素J
3と、第3プラネタリギヤG3のサンギヤS3に連結さ
れる第4の軸要素J4と、を具備させ且つ第3の軸要素
J3を出力軸12に連結したラビニヨ式ギヤユニットG
23と、第1プラネタリギヤG1のリングギヤR1と第
4の軸要素J4とを選択的に連結する第1の摩擦クラッ
チ要素C1と、第1プラネタリギヤG1のリングギヤR
1と第2の軸要素J2とを選択的に連結する第2の摩擦
クラッチ要素C2と、第1の軸要素J1を選択的に固定
する第1の摩擦ブレーキ要素B1と、第2の軸要素J2
を選択的に固定する第2の摩擦ブレーキ要素B2と、第
1プラネタリギヤG1のサンギヤS1を選択的に固定す
る第3の摩擦ブレーキ要素B3とを備える。
【0012】第1プラネタリギヤG1では、ρ1=サン
ギヤS1の歯数/リングギヤR1の歯数=0.6、第2
プラネタリギヤG2では、ρ2=サンギヤS2の歯数/
リングギヤR2の歯数=0.5、第3プラネタリギヤG
3では、ρ3=サンギヤS3の歯数/リングギヤR3の
歯数=0.3である。
【0013】表1に第1の実施の形態における各係合要
素の組み合せ及びギヤ比を示す。
【0014】
【表1】
【0015】尚、表1において○は係合状態を、空欄は
開放状態を示している。
【0016】表1における変速段の切換えについて説明
する。1速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を係合し
てラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素J4に
入力軸11のトルクを伝達するとともに、第2の摩擦ブ
レーキ要素B2にてラビニヨ式ギヤユニットG23の第
2の軸要素J2を固定することで第3の軸要素J3が減
速回転され、1速を形成する。
【0017】2速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合してラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素
J4に入力軸11のトルクを伝達するとともに、第1の
摩擦ブレーキ要素B1にてラビニヨ式ギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1を固定することで第3の軸要素J
3が減速回転され、2速を形成する。
【0018】3速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合してラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素
J4に入力軸11のトルクを伝達するとともに、第3の
摩擦ブレーキ要素B3の固定により第1プラネタリギヤ
G1のサンギヤS1の回転を係止し、ラビニヨ式ギヤユ
ニットG23の第1の軸要素J1に入力軸11のトルク
を増大させたキャリヤPC1の出力を伝達することで第
3の軸要素J3が減速回転され、3速を形成する。
【0019】4速では、第1の摩擦クラッチ要素C1及
び第2の摩擦クラッチ要素C2を係合して入力軸11の
トルクをラビニヨ式ギヤユニットG23の第1の軸要素
J1および第2の軸要素J2に伝達することで、ラビニ
ヨ式ギヤユニットG23が入力軸11と一体回転し、4
速を形成する。
【0020】5速では、第2の摩擦クラッチ要素C2を
係合して入力軸11のトルクをラビニヨ式ギヤユニット
G23の第2の軸要素J2に伝達するとともに、第3の
摩擦ブレーキ要素B3の固定により第1プラネタリギヤ
G1のサンギヤS1の回転を係止し、ラビニヨ式ギヤユ
ニットG23の第1の軸要素J1に入力軸11のトルク
を増大させたキャリヤPC1の出力を伝達することで第
3の軸要素J3が増速回転され、オーバードライブであ
る5速を形成する。
【0021】6速では、第2の摩擦クラッチ要素C2を
係合して入力軸11のトルクをラビニヨ式ギヤユニット
G23の第2の軸要素J2に伝達するとともに、第1の
摩擦ブレーキ要素B1にてラビニヨ式ギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1を固定することで第3の軸要素J
3が増速回転され、オーバードライブである6速を形成
する。
【0022】後進では、第3の摩擦ブレーキ要素B3の
固定により第1プラネタリギヤG1のサンギヤS1の回
転を係止し、ラビニヨ式ギヤユニットG23の第1の軸
要素J1に入力軸11のトルクを増大させたキャリヤP
C1の出力を伝達するとともに、第2の摩擦ブレーキ要
素B2にて第2の軸要素J2を固定することで、ラビニ
ヨ式ギヤユニットG23の第3の軸要素J3が逆回転さ
れ、後進を形成する。
【0023】上述したように各摩擦係合要素を切換える
ことで、3列のプラネタリギヤG1、G2、G3と5つ
の摩擦係合要素C1、C2、B1、B2、B3で1速か
ら4速がアンダードライブ、5速と6速がオーバードラ
イブの前進6速、後進1速の変速装置10を構成するこ
とができる。更に変速装置10の構成では、変速段が5
速或いは6速のときのピニオン回転数を大きくすること
なく、後進のギヤ比を適切に設計することが可能であ
る。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態における
変速装置20について説明する。図2は第2の実施の形
態における自動変速装置20のギヤトレーンを示す概略
図である。
【0025】第2の実施の形態の変速装置20は、上述
した第1の実施の形態の変速装置10に対して、第1プ
ラネタリギヤG1のサンギヤS1を選択的に固定する摩
擦ブレーキ要素B3をなくしてサンギヤS1を常にハウ
ジング1に固定させるとともに、第1プラネタリギヤG
1のキャリヤPC1とラビニヨ式ギヤユニットG23の
第1の軸要素J1とを選択的に連結する第3の摩擦クラ
ッチ要素C3を設けたことが異なり、これ以外の構成に
ついては同一であるため説明を省略し、同一の構成には
同じ符号を付す。
【0026】表2に第2の実施の形態における各係合要
素の組み合せ及びギヤ比を示す。
【0027】
【表2】
【0028】尚、表2において○は係合状態を、空欄は
開放状態を示している。
【0029】表2における変速段の切換えについて説明
する。1速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を係合し
てラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素J4に
入力軸11のトルクを伝達するとともに、第2の摩擦ブ
レーキ要素B2にてラビニヨ式ギヤユニットG23の第
2の軸要素J2を固定することで第3の軸要素J3が減
速回転され、1速を形成する。
【0030】2速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合してラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素
J4に入力軸11のトルクを伝達するとともに、第1の
摩擦ブレーキ要素B1にてラビニヨ式ギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1を固定することで第3の軸要素J
3が減速回転され、2速を形成する。
【0031】3速では、第1の摩擦クラッチ要素C1を
係合してラビニヨ式ギヤユニットG23の第4の軸要素
J4に入力軸11のトルクを伝達するとともに、第3の
摩擦クラッチ要素C3の係合によりラビニヨ式ギヤユニ
ットG23の第1の軸要素J1に入力軸11のトルクを
増大させたキャリヤPC1の出力を伝達することで第3
の軸要素J3が減速回転され、3速を形成する。
【0032】4速では、第1の摩擦クラッチ要素C1及
び第2の摩擦クラッチ要素C2を係合して入力軸11の
トルクをラビニヨ式ギヤユニットG23の第1の軸要素
J1および第2の軸要素J2に伝達することで、ラビニ
ヨ式ギヤユニットG23が入力軸11と一体回転し、4
速を形成する。
【0033】5速では、第2の摩擦クラッチ要素C2を
係合して入力軸11のトルクをラビニヨ式ギヤユニット
G23の第2の軸要素J2に伝達するとともに、第3の
摩擦クラッチ要素C3の係合によりラビニヨ式ギヤユニ
ットG23の第1の軸要素J1に入力軸11のトルクを
増大させたキャリヤPC1の出力を伝達することで第3
の軸要素J3が増速回転され、オーバードライブである
5速を形成する。
【0034】6速では、第2の摩擦クラッチ要素C2を
係合して入力軸11のトルクをラビニヨ式ギヤユニット
G23の第2の軸要素J2に伝達するとともに、第1の
摩擦ブレーキ要素B1にてラビニヨ式ギヤユニットG2
3の第1の軸要素J1を固定することで第3の軸要素J
3が増速回転され、オーバードライブである6速を形成
する。
【0035】後進では、第3の摩擦クラッチ要素C3の
係合によりラビニヨ式ギヤユニットG23の第1の軸要
素J1に入力軸11のトルクを増大させたキャリヤPC
1の出力を伝達するとともに、第2の摩擦ブレーキ要素
B2にて第1の軸要素J1を固定することで、ラビニヨ
式ギヤユニットG23の第3の軸要素J3が逆回転さ
れ、後進を形成する。
【0036】上述したように各摩擦係合要素を切換える
ことで、3列のプラネタリギヤG1、G2、G3と5つ
の摩擦係合要素C1、C2、C3、B1、B2で1速か
ら4速がアンダードライブ、5速と6速がオーバードラ
イブの前進6速、後進1速の変速装置20を構成するこ
とができる。更に変速装置10の構成では、変速段が5
速或いは6速のときのピニオン回転数を大きくすること
なく、後進のギヤ比を適切に設計することが可能であ
る。
【0037】更に第2の実施の形態では、第3の摩擦ク
ラッチ要素C3を用いたことによって、第1の軸要素J
1に負荷がかからない状態ではキャリヤPC1と第1の
軸要素J1とを切り離すことが可能になり、ラビニヨ式
ギヤユニットG23内のピニオンギヤが高速無負荷回転
することを抑えることができる。これによりギヤノイズ
を低減するとともにギヤの耐久性を向上することができ
る。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の主旨に沿った形態の変速装置であればど
のような形態であってもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1によると、変速段が5速或いは
6速のときのピニオン回転数を大きくすることなく、後
進のギヤ比を適切に設計することが可能な前進6段、後
進1段の変速装置を構成することができる。
【0040】請求項2によると、変速段が5速或いは6
速のときのピニオン回転数を大きくすることなく、後進
のギヤ比を適切に設計することが可能な前進6段、後進
1段の変速装置を構成することができる。更に請求項2
によると、第3の摩擦クラッチ要素C3を設けたことで
入力軸のトルクをラビニヨ式ギヤユニットと切り離すこ
とができ、ラビニヨ式ギヤユニット内のピニオンギヤが
無負荷で高速回転するのを抑えることが可能になり、ギ
ヤノイズを低減するとともにギヤの耐久性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における変速装置の
概略図である。
【符号の説明】
1・・・ハウジング 2・・・トルクコンバータ 10、20・・・変速装置 11・・・入力軸 12・・・出力軸 G1・・・第1列のシングルピニオンプラネタリギヤ G2・・・第2列のシングルピニオンプラネタリギヤ G3・・・第3列のダブルピニオンプラネタリギヤ G23・・・ラビニヨ式ギヤユニット S1、S2、S3・・・サンギヤ R1、R2、R3・・・リングギヤ PC1、PC2、PC3・・・キャリヤ C0、C1、C2・・・摩擦クラッチ要素 B1、B2、B3・・・摩擦ブレーキ要素 J1、J2、J3、J4・・・軸要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と、 出力軸と、 リングギヤを前記入力軸と連結した第1列のシングルピ
    ニオンプラネタリギヤと、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤと
    第3列のダブルピニオンプラネタリギヤのキャリヤとを
    連結するとともに前記第2列のシングルピニオンプラネ
    タリギヤのリングギヤと前記第3列のダブルピニオンプ
    ラネタリギヤのリングギヤとを連結し、前記第2列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤおよび第1列
    のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤに連結さ
    れる第1の軸要素と、前記第3列のダブルピニオンプラ
    ネタリギヤのキャリヤに連結される第2の軸要素と、前
    記第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのリングギ
    ヤに連結される第3の軸要素と、前記第3列のダブルピ
    ニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される第4の軸
    要素と、を具備させ且つ前記第3の軸要素を前記出力軸
    に連結したラビニヨ式ギヤユニットと、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのリング
    ギヤと前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第4の軸要素
    とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ要素C
    1と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのリング
    ギヤと前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第2の軸要素
    とを選択的に連結するための第2の摩擦クラッチ要素C
    2と、 前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第1の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのサンギ
    ヤを選択的に固定するための第3の摩擦ブレーキ要素B
    3と、 を備える変速装置。
  2. 【請求項2】 入力軸と、 出力軸と、 サンギヤを常時固定するとともにリングギヤを前記入力
    軸と連結した第1列のシングルピニオンプラネタリギヤ
    と、 第2列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリヤと
    第3列のダブルピニオンプラネタリギヤのキャリヤとを
    連結するとともに前記第2列のシングルピニオンプラネ
    タリギヤのリングギヤと前記第3列のダブルピニオンプ
    ラネタリギヤのリングギヤとを連結し、前記第2列のシ
    ングルピニオンプラネタリギヤのサンギヤに連結される
    第1の軸要素と、前記第3列のダブルピニオンプラネタ
    リギヤのキャリヤに連結される第2の軸要素と、前記第
    2列のシングルピニオンプラネタリギヤのリングギヤに
    連結される第3の軸要素と、前記第3列のダブルピニオ
    ンプラネタリギヤのサンギヤに連結される第4の軸要素
    と、を具備させ且つ前記第3の軸要素を前記出力軸に連
    結したラビニヨ式ギヤユニットと、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのリング
    ギヤと前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第4の軸要素
    とを選択的に連結するための第1の摩擦クラッチ要素C
    1と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのリング
    ギヤと前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第2の軸要素
    とを選択的に連結するための第2の摩擦クラッチ要素C
    2と、 前記第1列のシングルピニオンプラネタリギヤのキャリ
    ヤと前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第1の軸要素と
    を選択的に連結するための第3の摩擦クラッチ要素C3
    と、 前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第1の軸要素を選択
    的に固定するための第1の摩擦ブレーキ要素B1と、 前記ラビニヨ式ギヤユニットの前記第2の軸要素を選択
    的に固定するための第2の摩擦ブレーキ要素B2と、 を備える変速装置。
JP11073697A 1999-03-18 1999-03-18 変速装置 Pending JP2000266137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073697A JP2000266137A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073697A JP2000266137A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000266137A true JP2000266137A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13525677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11073697A Pending JP2000266137A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000266137A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227940A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
WO2009092215A1 (zh) * 2007-12-29 2009-07-30 Chery Automobile Co., Ltd. 一种变速器
CN104553767A (zh) * 2013-09-27 2015-04-29 汽车交通工程有限公司 车辆驱动装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227940A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
JP4517511B2 (ja) * 2001-01-30 2010-08-04 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機
WO2009092215A1 (zh) * 2007-12-29 2009-07-30 Chery Automobile Co., Ltd. 一种变速器
US8343006B2 (en) 2007-12-29 2013-01-01 Chery Automobile Co., Ltd. Transmission
CN104553767A (zh) * 2013-09-27 2015-04-29 汽车交通工程有限公司 车辆驱动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345146B2 (ja) 変速装置
JP3777929B2 (ja) 変速装置
US7044881B2 (en) Automatic transmission
JP4228452B2 (ja) 変速装置
JP4748413B2 (ja) 自動変速機の6速パワートレイン
US11002340B2 (en) Automatic transmission
JP4725100B2 (ja) 自動変速機の6速パワートレイン
JP4359982B2 (ja) 変速装置
JP4269832B2 (ja) 多段変速機
JP2000291747A (ja) 変速装置
EP1416193A2 (en) Family of multi-speed planetary transmission mechanisms having clutch input
JP4671273B2 (ja) 自動変速機の6速パワートレイン
JP4786176B2 (ja) 自動変速機の6速パワートレイン
US5176592A (en) Speed changing gear device having two independent gear assemblies
JP4345147B2 (ja) 変速装置
KR100579294B1 (ko) 차량용 다단 자동 변속기
JP4360014B2 (ja) 変速装置
KR20040049075A (ko) 차량용 자동변속기의 6속 파워 트레인
JP4228461B2 (ja) 変速装置
KR100401642B1 (ko) 차량용 자동변속기의 6속 파워 트레인
EP1416194A2 (en) Family of multi-speed planetary transmissions having a clutched input and one stationary member
KR100305476B1 (ko) 차량용5속자동변속기의파워트레인
JP2002130398A (ja) 変速装置
JP2000274497A (ja) 変速装置
JP2000266137A (ja) 変速装置