JP2000262546A - インプラント連結用ワイヤーロッド - Google Patents

インプラント連結用ワイヤーロッド

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JP2000262546A
JP2000262546A JP11075808A JP7580899A JP2000262546A JP 2000262546 A JP2000262546 A JP 2000262546A JP 11075808 A JP11075808 A JP 11075808A JP 7580899 A JP7580899 A JP 7580899A JP 2000262546 A JP2000262546 A JP 2000262546A
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wire rod
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手術中、インプラントへの取り付けが容易で
あり、術後は緩衝機能を有するインプラント連結用ワイ
ヤーロッドを提供する。 【構成】 針金の撚り線からなるワイヤー構造を持つロ
ッド本体11にインプラント又は他の関連部材との結合
のための止めねじ19を受け止めるパイプ12…を差し
込み、インプラントを結合手段にてパイプ12上で移動
させ、位置決め可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨に植設した複数の
インプラントの連結のために主として使用されるワイヤ
ーロッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロッドは例えば損傷したり、病
変の生じた、複数の椎体に植設されたインプラントを連
結し、一定の位置関係を保つために使用される。しかし
実際の手術では、複数のインプラントが全部正確に一定
の方向を向くことは稀で、そこに中実構造の棒状ロッド
を取り付けるためには、困難な曲げ加工を手術中に行な
うことが必要となった。このため従来はロッドを取り付
けるのに手間取ることが多く、無理な力がインプラント
に加わると骨にひびが入ったりするという問題を生じ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は手術中における
インプラントへの取り付けが容易なインプラント連結用
ワイヤーロッドを提供することにある。
【0004】また本発明の他の課題はワイヤーの曲がる
機能を取り入れたロッド、若しくはロッド機能を併有し
たワイヤーということができるインプラント連結用ロッ
ドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題等を解決する
ため本発明は、針金の撚り線からなるワイヤー構造を持
つロッド本体に、インプラント又は他の関連部材との結
合のための止めねじを受け止めるパイプを差し込み、イ
ンプラントを結合手段にてパイプ上で移動させて位置決
め可能とするという手段を講じたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るインプラント連結用
ワイヤーロッドは、骨に植設した複数のインプラントの
連結のために用いられる。インプラントとしては例えば
スクリュー型のペディクルがあり、それは骨に捩じ入れ
るためのねじ込み部を一端に有し、他端にロッド又は他
の関連部材との結合手段を有している。関連部材として
は、骨接合板などと呼ばれるプレートやコネクタ、アイ
スクリューなどを挙げることができる。
【0007】これらのインプラントは例えば頸椎や胸
椎、腰椎等の各構成骨に捩じ入れて植え込まれる。その
ため、各構成骨に植設した複数のインプラントの結合手
段が一直線に或いは2次元的に並ぶことは稀であり、殆
どの場合不揃いの状態となる。
【0008】このような各インプラントの結合手段を結
ぶロッドとして、本発明では、針金の撚り線からなるワ
イヤー構造を持ったロッドを使用する。針金には身体組
織を害さず、長期間変質しない金属線材を用いる。ロッ
ドはワイヤー構造を持つことにより撓曲可能であり、従
ってインプラントの結合手段の位置の不揃いな点を撓曲
によって吸収することができる。のみならずロッドとし
て必要な剛直性を併せ持っており、その結果複数のイン
プラントを夫々の位置関係にて固定することができる。
【0009】撓曲可能なワイヤーロッドは、施術時にお
いて各インプラントへの取り付け時間を著しく短縮す
る。他方、ワイヤーロッドであるための撓曲性はインプ
ラントの動き、従って各骨の動きを極く僅かであるにせ
よ或る程度可能にする。この動きは3次元のものである
が、しかし軸方向の伸び縮みはないと見て良い。
【0010】インプラント又は他の関連部材とワイヤー
ロッドとは止めねじを用いて結合されるので、結合を確
固なものとするために、その止めねじを受け止めるパイ
プをワイヤーロッドに差し込んでおく。故にパイプはイ
ンプラントとの結合部分を提供するものであり、従来の
ロッドにおけるものと同等の締結力を得ることができ
る。このようなパイプはねじの締結力では変形しにくい
強度を有するものであることが望ましい。そこでパイプ
をワイヤーロッドに対して器具を用いて予めかしめ付
け、ワイヤーロッドの所要位置に適当数配置しておくこ
とができる。
【0011】ワイヤーロッドは撚り線からなるため、切
断端による刺瘡の危険がある。そこで前記パイプにより
切断端の針金を覆うことが効果的である。この場合パイ
プは予め閉じた端部を有するキャップを用いることがで
きる。故に端部キャップもパイプの1種として利用され
る。パイプ及び端部キャップは従来のロッドと同じ外径
を有し、インプラントの結合手段にロッドにおけるのと
同様に嵌め込み、止めねじを受け止めることを可能にす
る。結合手段をパイプに嵌めた状態において、インプラ
ントはパイプ軸方向へ移動可能である。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明をより詳細に説明
する。図1は、ワイヤー構造を持つロッド本体11と、
そこに嵌め合わされたパイプ12及びロッド本体11の
両端に取り付けるパイプとしての端部キャップ13、1
3′とを有する、インプラント連結用ワイヤーロッド1
0の例を示す。
【0013】ロッド本体11はステンレス鋼線の撚り線
からなるワイヤー構造を持つ。端部キャップ13、1
3′は一端部が閉じたパイプである。これらはいずれも
身体組織に対して安全な金属材よりなる。端部キャップ
13、13′もまたパイプと全く同様に止めねじを受け
るために使用されるので、パイプ12及び端部キャップ
13、13′は、符号14で示されたかしめ変形によっ
てロッド本体11に固定される。かしめ変形14は図示
のようなパイプ全周のものでなくても良い。パイプ12
及び端部キャップ13、13′にはやや拡がった差し込
み口15を設け、ワイヤーロッド11の差し込みを容易
にしておく。
【0014】このようなワイヤーロッド10は、図3に
示すように各椎体16に植設されたインプラント17の
他端の結合手段18に嵌め込み、止めねじ19によって
締め付ける。ワイヤーロッド10はインプラント17の
結合手段18の位置の不揃いを撓曲によって吸収し、全
インプラント17を連結することとなる。
【0015】このようにインプラント17を連結した本
発明のワイヤーロッド10はワイヤーの可撓性に基づい
て背骨の動きによく追随する。例えばくしゃみやせき或
いはあくびによって脊椎は伸縮したりサインカーブを描
くように動いたりするが、このような一種の緩衝のため
の動きを本発明のワイヤーロッド10により保証するこ
とができる。なお従来の中実棒状のロッドにはこのよう
な緩衝機能がない。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、手術中においてインプラントを容易
に取り付けることができ、手術に要する時間を短縮し患
者にかかる負担を軽減可能となり、また術後においては
ワイヤーロッドの撓曲性によって骨に無理がかからない
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインプラント連結用ワイヤーロッ
ドの実施例3種の斜視図。
【図2】同上要部の断面図。
【図3】使用状態を示す説明図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月13日(1999.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の椎体に植設し
た複数のインプラントの連結のために主として使用され
るワイヤーロッドに関するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題等を解決する
ため本発明は、針金の撚り線からなるワイヤー構造を持
つロッド本体に、インプラント又は他の関連部材との結
合のための止めねじを受け止めるパイプを差し込み、イ
ンプラントを結合手段にてパイプ上で移動させて位置決
め可能とし、さらにパイプ類によりロッド切断端の針金
を覆って構成するという手段を講じたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るインプラント連結用
ワイヤーロッドは、複数の椎体に植設した複数のインプ
ラントの連結のために用いられる。インプラントとして
は例えばスクリュー型のペディクルがあり、それは骨に
捩じ入れるためのねじ込み部を一端に有し、他端にロッ
ド又は他の関連部材との結合手段を有している。関連部
材としては、骨接合板などと呼ばれるプレートやコネク
タ、アイスクリューなどを挙げることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ワイヤーロッドは撚り線からなるため、切
断端による刺瘡の危険がある。そこで前記パイプにより
切断端の針金を覆うことが効果的である。この場合パイ
プは予め閉じた端部を有するキャップを用いることがで
きる。故に端部キャップもパイプの1種として利用され
ので、切断端を覆うパイプとキャップとをパイプ類と
呼ぶ。パイプ及び端部キャップは従来のロッドと同じ外
径を有し、インプラントの結合手段にロッドにおけるの
と同様に嵌め込み、止めねじを受け止めることを可能に
する。結合手段をパイプに嵌めた状態において、インプ
ラントはパイプ軸方向へ移動可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、手術中においてインプラントを容易
に取り付けることができ、手術に要する時間を短縮し患
者にかかる負担を軽減可能となり、また術後においては
ワイヤーロッドの撓曲性によって複数の椎体に無理がか
からないという効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨に植設した複数のインプラントの連結
    のためのロッドであって、針金の撚り線からなるワイヤ
    ー構造を持つロッド本体に、インプラント又は他の関連
    部材との結合のための止めねじを受け止めるパイプを差
    し込み、インプラントを結合手段にてパイプ上で移動さ
    せて位置決め可能としたことを特徴とするインプラント
    連結用ワイヤーロッド。
  2. 【請求項2】 パイプをワイヤーロッドに対して器具を
    用いて予めかしめ付け、ワイヤーロッドの所要位置に適
    当数配置した構成を有する請求項1記載のインプラント
    連結用ワイヤーロッド。
  3. 【請求項3】 ロッド本体は、端部に取り付けたキャッ
    プを有し、端部キャップは一端部で閉じたパイプ構造を
    有する請求項1記載のインプラント連結用ワイヤーロッ
    ド。
  4. 【請求項4】 パイプ及び端部キャップにはやや拡がっ
    た差し込み口を設け、ワイヤーロッドの差し込みを容易
    にした構成を有する請求項1〜3のいずれかに記載のイ
    ンプラント連結用ワイヤーロッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546449A (ja) * 2005-06-13 2008-12-25 シンセス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 胸骨再構成システム
US9295507B2 (en) 2004-04-21 2016-03-29 DePuy Synthes Products, Inc. Sternal reconstruction system

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JP2008546449A (ja) * 2005-06-13 2008-12-25 シンセス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 胸骨再構成システム

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