JP2000262516A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置

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JP2000262516A JP11067122A JP6712299A JP2000262516A JP 2000262516 A JP2000262516 A JP 2000262516A JP 11067122 A JP11067122 A JP 11067122A JP 6712299 A JP6712299 A JP 6712299A JP 2000262516 A JP2000262516 A JP 2000262516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、ボリュームスキャンのような
チャンネル数が膨大になるケースでも、オーバフローの
発生率を低減し、しかもチャンネル数を落とさずにデー
タ収集を可能にするX線コンピュータ断層撮影装置の提
供にある。 【解決手段】本発明は、X線管に対して被検体を挟んで
対向配置されたX線検出器の1チャンネル又は複数チャ
ンネルごとにプリアンプ391とA/Dコンバーター3
98とを設け、X線管とX線検出器との少なくとも一方
が被検体の周囲を回転しながら繰り返し収集したA/D
コンバーター398の出力データに基づいて断層像を再
構成するX線コンピュータ断層撮影装置において、プリ
アンプ391のゲインを、直前の回転サイクルで繰り返
し収集したA/Dコンバーター398の出力データに基
づいてデータモニタ/ゲイン制御回路399で調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線コンピュータ
断層撮影装置、特にデータ収集装置内のアンプのゲイン
コントロールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体軸方向に複数列の検出器を有
し、複数のスライスを同時に収集することのできるマル
チスライススキャンやボリュームスキャンの実用化に関
わる技術の提案が盛んに行われている。
【0003】また、検出器の出力電流を増幅し、A/D
変換を行うデータ収集装置において、A/Dコンバータ
ーのオーバーフローを防ぐために、外部からの制御によ
りプリアンプのゲインを調整するというPGA(Pro
grammable Gain Amplifier)
と呼ばれる方法や、入力信号量を随時モニターし、その
信号量に応じて自動的にプリアンプのゲインを切り替え
るFPA(Floating Point Ampli
fier)と呼ばれる方法が取られている。
【0004】ボリュームスキャンにおいては、複数の検
出器列を有するため、空間ダイナミックレンジ、時間ダ
イナミックレンジを従来のシングルスライススキャンと
同等に保とうとすると、1スキャン当たりのデータ量は
シングルスライススキャンに対して検出器の列数倍とな
り、膨大なデータを短時間でA/D変換する必要が生じ
る。
【0005】例えば、1,000チャンネルのシングル
検出器で、1秒あたり1,000回、データを収集しよ
うとすると、1秒あたり、百万回(1,000×1,0
00)のデータ収集が必要となる。これを1台のA/D
コンバーターで賄おうとすると、単純計算でも、1μS
(1MHz)のサンプリング能力を有する高速のA/D
コンバーターが必要となる。また、同様のデータ収集
を、1チャンネルに対しそれぞれA/Dコンバーターを
1つずつ設けて行おうとすると、1mS(1kHz)の
サンプリング能力を有するA/Dコンバーターが、1,
000個も必要になってしまう。
【0006】さらに体軸方向に100列の検出器を並べ
てボリュームスキャンを、同様に1秒あたり1,000
回、データ収集を行おうとすると、1秒あたり1億回の
データ収集が必要となってしまう。空間ダイナミックレ
ンジ、時間ダイナミックレンジをより高くさせようとな
ると、データ量はさらに増えることになる。このデータ
収集を、1台のA/Dコンバーターで賄うおうとする
と、単純計算でも、10nS(100MHz)のサンプ
リング能力を有する超高速のA/Dコンバーターが必要
となる。また、1チャンネルに対しA/Dコンバーター
を1台ずつ設けた場合には、10μS(100kHz)
のサンプリング能力を有するA/Dコンバーターが10
万個必要になる。
【0007】現在、X線コンピュータ断層撮影装置で
は、20ビット程度のダイナミックレンジを有するもの
が一般的であり、20ビットのダイナミックレンジを持
ち、100MHzという超高速のサンプリング能力を持
つA/Dコンバーターは存在しないし、また100kH
zのサンプリング能力を持つA/Dコンバーターがあっ
たとしても、それを10万個使うとなると非常に高価に
なってしまう。
【0008】A/Dコンバーターにおいては、ダイナミ
ックレンジと処理速度とは、トレードオフの関係にあ
り、高いダイナミックレンジを追求すると低速になり、
高い処理速度を追求すると、高いダイナミックレンジは
望めない。このため膨大なデータ収集が必要となるボリ
ュームスキャンにおいては、処理速度を考慮すると、2
0ビットや18ビットのような高ダイナミックレンジの
A/Dコンバーターを使用するのは困難であり、16ビ
ットや14ビット程度の比較的狭いダイナミックレンジ
のA/Dコンバーターを使用しなければならない。
【0009】しかしながら、16ビットや14ビット程
度のダイナミックレンジでは、小さな頭部から大きな腹
部まで撮影可能な全身用装置には対応できず、つまり頭
部スキャン時にA/Dコンバーターでオーバーフローが
起きないようにプリアンプのゲインを小さくすると、腹
部のスキャンでは量子化雑音が無視できなくなって、必
要最低限のS/Nすら確保することが難しくなるし、逆
に、腹部のスキャンに合わせてプリアンプのゲインを大
きくすると、頭部スキャンではオーバーフローの発生率
が高くなってしまう。
【0010】従来装置では、高ダイナミックレンジでし
かも高速のA/Dコンバーターの採用はコストの面で折
り合いが付かず、このため高速であるが、ダイナミック
レンジの狭いA/Dコンバーターと、PGAやFPAと
いったゲイン可変のプリアンプに対するゲイン制御とを
組み合わせるという対処法が取られていた。
【0011】PGAはX線のばく射条件や、スキャン領
域の大きさ(頭部をスキャンするのか腹部をスキャンす
るのか)に合わせて、予めプリアンプのゲインを設定し
ておく方法であるため、スキャン条件によってはオーバ
ーフローの発生率が高くなることがあった。この点に関
しては、入力レベルに応じて自動的にプリアンプのゲイ
ンを調整するFPAの方が優れている。
【0012】しかし、FPAでは、最適なゲインを決め
るためにA/Dコンバーター出力を所定時間(例えば
0.5μS)モニターしてゲイン調整の基礎データを集
める必要があり、このモニタリング時間によって、A/
D変換処理に与えられる時間は圧迫されてしまい、A/
Dコンバーターが超高速でない限り、ボリュームスキャ
ンのようにチャンネル数が膨大なケースでは、採用でき
ないものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ボリ
ュームスキャンのようなチャンネル数が膨大になるケー
スでも、オーバフローの発生率を低減し、しかもチャン
ネル数を落とさずにデータ収集を可能にするX線コンピ
ュータ断層撮影装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、X線管
に対して被検体を挟んで対向配置されたX線検出器の1
チャンネル又は複数チャンネルごとにプリアンプとA/
Dコンバーターとを設け、前記X線管と前記X線検出器
との少なくとも一方が前記被検体の周囲を回転しながら
繰り返し収集したA/Dコンバーターの出力データに基
づいて断層像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装
置において、前記プリアンプのゲインを、直前の回転サ
イクルで繰り返し収集した前記A/Dコンバーターの出
力データに基づいて調整することを特徴としたものであ
る。
【0015】(2)本発明は、(1)の装置において、
直前の回転時に繰り返し収集した前記A/Dコンバータ
ーの出力データのなかのオーバフローデータの数に基づ
いて前記プリアンプのゲインを調整することを特徴とし
たものである。
【0016】(3)本発明は、(2)の装置において、
オーバフローデータの数が所定数より多いとき、前記プ
リアンプのゲインを所定レベルだけ下げることを特徴と
したものである。
【0017】(4)本発明は、(2)の装置において、
オーバフローデータの数が所定数より少ないとき、前記
プリアンプのゲインを所定レベルだけ上げることを特徴
としたものである。
【0018】(5)本発明は、X線管に対して被検体を
挟んで対向配置されたX線検出器の1チャンネル又は複
数チャンネルごとに信号を入力し、プリアンプで増幅
し、A/Dコンバーターでディジタル信号に変換するX
線コンピュータ断層撮影装置用データ収集装置におい
て、前記プリアンプのゲインを、直前の回転サイクルで
繰り返し収集した前記A/Dコンバーターの出力データ
に基づいて調整することを特徴としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
好ましい実施形態により詳細に説明する。X線コンピュ
ータ断層撮影装置には、X線管とX線検出器とが1体と
して被検体の周囲を回転するROTATE/ROTATE-TYPE、リン
グ状にアレイされた多数の検出素子が固定され、X線管
のみが被検体の周囲を回転するSTATIONARY/ROTATE-TYPE
等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適
用可能である。ここでは、現在、主流を占めているROTA
TE/ROTATE-TYPEとして説明する。また、1枚の断層像を
再構成するには、被検体の周囲1周、約360゜分の投
影データの1セットが、ハーフスキャン法でも210〜
240゜程度分の投影データの1セットが必要とされ
る。いずれの方式にも本発明を適用可能である。ここで
は、一般的な前者の約360゜分の投影データから1枚
の断層像を再構成するものとして説明する。
【0020】図1に、本実施形態に係るX線コンピュー
タ断層撮影装置の構成を示している。走査ガントリ3
は、ボリュームスキャン対応のコーンビーム型X線管3
1とやはりボリュームスキャン対応の2次元アレイ又は
多列のX線検出器35とが寝台テーブル上の被検体Pを
挟んで対向して配置されている。X線管31は、スキャ
ン制御部11から供給されるビュートリガ信号に同期し
て高電圧発生装置5から周期的に発生される高電圧パル
スを受けて、X線を放射する。X線検出器35は、電離
箱形検出器箱又は半導体検出器で構成される。
【0021】X線検出器35には、一般的にDAS(dat
a acquisition system) と呼ばれているデータ収集装置
39が接続されている。このデータ収集装置39には、
X線検出器35から出力される微弱な電流信号を検出素
子(チャンネル)毎に積分し、増幅し、そしてディジタ
ル信号に変換して出力するという機能を有している。
【0022】画像処理プロセッサ23は、データ収集装
置39からの出力信号を投影データの再配列すると共に
オフセット補正、ゲイン補正、チャンネル間の感度均一
性補正、散乱線補正等の補正かけるといった前処理を施
し、そして前処理された投影データに基づいて断層像又
はボリュームデータを再構成する。この断層像又は3D
処理画像は画像表示装置25を介して操作コンソール2
7上のCRTモニタ41に表示される。この操作コンソ
ール27には、CRTモニタ41の他に、スキャンパネ
ル43とキーボード45とが装備されている。
【0023】上述したスキャン制御部11,画像処理プ
ロセッサ23、画像表示装置25、操作コンソール27
には、バス21を介してCPU13に接続されている。
さらにこのバス21には、画像データ等を記憶再生する
ために磁気ディスクドライブ15、光ディスクドライブ
17、フロッピーディスクドライブ19が接続されてい
る。
【0024】図2には、図1のデータ収集装置39の1
チャンネルあたりの構成を示している。X線検出器35
の複数のチャンネル各々に対して、プリアンプ391と
A/Dコンバーター398とが1つずつ設けられてい
る。X線検出器35のチャンネル各々からの出力信号
(電流信号)は、プリアンプ391で増幅と共に電圧信
号に変換され、さらにA/Dコンバーター398でディ
ジタル信号に変換されて、画像処理プロセッサ23に出
力される。ここでは、プリアンプ391として、積分器
を用いており、ゲイン可変なように、差動増幅器392
に対して帰還インピーダンスとしての複数のキャパシタ
393,394,395がTFTスイッチ396,39
7を介して並列にアレンジされている。プリアンプ39
1のゲインを調整するためのスイッチ396,397の
開閉制御は、データモニタ/ゲイン制御回路399によ
り現在の回転サイクルの直前の回転サイクルで繰り返し
収集したA/Dコンバーター398の出力データ(セッ
ト)に基づいて行われる。以下に、この制御方法につい
て詳細に説明する。
【0025】図3には、図2のデータモニタ/ゲイン制
御回路によるあるチャンネルのプリアンプ392に対す
るゲイン下方制御を示すものである。ここでは、いわゆ
る複数回転スキャンが行われる。複数回転スキャンと
は、1フレームの断層像又は1塊のボリュームデータの
基礎となる投影データを2以上の回転サイクル(2回転
以上のスキャン)で収集しようとするものであり、サン
プリングポイントを回転サイクル間で少しだけずらすこ
とでサンプリングポイント(ビューポイントともいう)
の間隔を実効的に短くして空間分解能を2倍又は整数倍
に向上したり、サンプリングポイントをずらさずに同じ
ポイントのデータを加算又は加算平均することによりS
/Nの向上を図る等の効果を奏することができ、膨大な
チャンネル数のために処理時間が制限されてるボリュー
ムスキャン等では一般化しつつある方式である。
【0026】本実施形態では、このような複数回転スキ
ャンにおいて、直前の回転サイクルで繰り返し収集した
N個のデータに基づいて、現在の回転サイクルにおける
プリアンプ392のゲインをチャンネルごとに調整化す
る、つまり現在の回転サイクルが2番目であれば、最初
(1番目)の回転サイクルで繰り返し収集したN個のデ
ータに基づいて、2番目の回転サイクルにおけるプリア
ンプ392のゲインをチャンネルごとに調整化し、また
現在の回転サイクルが3番目であれば、2番目の回転サ
イクルで繰り返し収集したN個のデータに基づいて、3
番目の回転サイクルにおけるプリアンプ392のゲイン
をチャンネルごとに調整化しようとするものである。
【0027】具体的には、1回転目で収集したN個のデ
ータのうち、オーバーフローを示すデータ(A/Dコン
バーター398のダイナミックレンジの最大値を示すデ
ータ)が所定の上限数を越えたとき、2回転目でプリア
ンプ391のゲインを所定レベルだけ下げる。なお、2
回転目のデータから、1回転目でオーバーフローを起こ
したデータは、画像処理プロセッサ23で外挿補間等に
より計算する。
【0028】逆に、1回転目で収集したN個のデータの
うち、オーバーフローを示すデータが例えば1個もない
等の所定の下限数に満たないときには、図4に示すよう
に、2回転目でプリアンプ391のゲインを所定レベル
だけ上げる。
【0029】なお、上限数を越えたときゲインを所定レ
ベル高くし、下限数に満たないときゲインを所定レベル
低くするという動きでも、ゲインは適正値に収束してい
くものであるが、この収束の時定数を短くするために、
上限数及び下限数を細分化すると共にゲインの増加幅及
び減少幅を細分化し、オーバーフローを示すデータがあ
まりにも多い又は少ないときにはゲインを大きな増加幅
又は減少幅で変化させるようにしてもよい。もちろん、
上限数及び下限数、およびゲインの増加幅及び減少幅
は、あらかじめ取得し、データモニタ/ゲイン制御回路
399に保持させておくものである。
【0030】従って、従来のようにゲイン調整のための
データモニタリングによってA/D変換時間が圧迫され
るようなことがなくなり、従ってそれほど処理速度の速
いA/Dコンバーター398を使わなくても、ある程度
のチャンネル数を維持することができる。このためボリ
ュームスキャンのようなチャンネル数が膨大になるケー
スでも、A/Dコンバーター398の選択範囲が広が
り、より多くのチャンネル数でデータ収集が可能となる
し、また、データ収集装置自体のコストを抑えることが
可能となる。
【0031】しかも、複数回転スキャンで収集される元
々は再構成用のデータをゲイン調整の基礎データとして
流用するので、ゲイン調整の基礎データを収集するため
だけに新たにスキャン動作を追加する必要はない。
【0032】以上の説明では、チャンネルごとにA/D
コンバーター398及びデータモニタ/ゲイン制御回路
399を設けて、チャンネルごとにゲインを個別に調整
するというものであったが、図5,図6に示すように、
ランダムアクセス型の信号読出回路340の採用により
近隣の複数個のチャンネルで、A/Dコンバーター39
8及びデータモニタ/ゲイン制御回路399を共有さ
せ、そしてこの近隣の複数個のチャンネルごとにゲイン
を個別に調整するようにしてもよい。
【0033】本発明は、上述した実施形態に限定される
ことなく、種々変形して実施可能である。なお、本発明
はボリュームスキャンで絶大な効果を奏するが、その効
果は若干減少するもののシングルスライススキャンにも
応用可能であるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明では、実際に収集したデータに基
づいてプリアンプのゲインを調整するので、それほどダ
イナミックレンジの広くないA/Dコンバーターであっ
ても、そのオーバーフローの発生率を低下させることが
できる。また、ゲイン調整の基礎データとしては、直前
の回転サイクルで繰り返し収集したデータを利用するの
で、従来のようにゲイン調整のためのデータモニタリン
グによってA/D変換時間が圧迫されるようなことがな
くなり、従ってそれほど処理速度の速いA/Dコンバー
ターを使わなくても、ある程度のチャンネル数を維持す
ることができる。このためボリュームスキャンのような
チャンネル数が膨大になるケースでも、A/Dコンバー
ターの選択範囲が広がり、より多くのチャンネル数でデ
ータ収集が可能となるし、また、データ収集装置自体の
コストを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るX線コンピュータ断
層撮影装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1のデータ収集装置の1チャンネルあたりの
構成例を示す図。
【図3】図2のデータモニタ/ゲイン制御回路によるゲ
イン下方制御を示す図。
【図4】図2のデータモニタ/ゲイン制御回路によるゲ
イン上方制御を示す図。
【図5】図1のデータ収集装置の1チャンネルあたりの
他の構成例を示す図。
【図6】図6のランダムアクセス型信号読出回路の構成
図。
【符号の説明】
3…走査ガントリ、 31…X線管、 35…X線検出器、 39…データ収集装置、 5…高電圧発生装置、 7…テーブル駆動機構、 9…ガントリ回転機構、 11…スキャン制御部、 13…CPU、 15…磁気ディスク、 17…光ディスク、 19…フロッピーディスク、 21…バス、 23…画像処理プロセッサ、 25…画像表示装置、 27…操作コンソール、 41…CRTモニタ、 43…スキャンパネル、 45…キーボード、 391…増幅器、 392…演算増幅器、 393〜395…キャパシタ、 396,397…ゲイン調整用スイッチ、 399…データモニタ/ゲイン制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管に対して被検体を挟んで対向配置
    されたX線検出器の1チャンネル又は複数チャンネルご
    とにプリアンプとA/Dコンバーターとを設け、前記X
    線管と前記X線検出器との少なくとも一方が前記被検体
    の周囲を回転しながら繰り返し収集したA/Dコンバー
    ターの出力データに基づいて断層像を再構成するX線コ
    ンピュータ断層撮影装置において、 前記プリアンプのゲインを、直前の回転サイクルで繰り
    返し収集した前記A/Dコンバーターの出力データに基
    づいて調整することを特徴とするX線コンピュータ断層
    撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記直前の回転時に繰り返し収集した前
    記A/Dコンバーターの出力データのなかのオーバフロ
    ーデータの数に基づいて前記プリアンプのゲインを調整
    することを特徴とする請求項1記載のX線コンピュータ
    断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記オーバフローデータの数が所定数よ
    り多いとき、前記プリアンプのゲインを所定レベルだけ
    下げることを特徴とする請求項2記載のX線コンピュー
    タ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記オーバフローデータの数が所定数よ
    り少ないとき、前記プリアンプのゲインを所定レベルだ
    け上げることを特徴とする請求項2記載のX線コンピュ
    ータ断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 X線管に対して被検体を挟んで対向配置
    されたX線検出器の1チャンネル又は複数チャンネルご
    とに信号を入力し、プリアンプで増幅し、A/Dコンバ
    ーターでディジタル信号に変換するX線コンピュータ断
    層撮影装置用データ収集装置において、 前記プリアンプのゲインを、直前の回転サイクルで繰り
    返し収集した前記A/Dコンバーターの出力データに基
    づいて調整することを特徴とするX線コンピュータ断層
    撮影装置用データ収集装置。
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