JP2000261857A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2000261857A
JP2000261857A JP11063416A JP6341699A JP2000261857A JP 2000261857 A JP2000261857 A JP 2000261857A JP 11063416 A JP11063416 A JP 11063416A JP 6341699 A JP6341699 A JP 6341699A JP 2000261857 A JP2000261857 A JP 2000261857A
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Japan
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communication
data
voice
phs
unit
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JP11063416A
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Yoshiyuki Itou
佳志 伊藤
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話しながら、高速で、且つ、安定した通信
速度によりデータ通信することができる携帯電話装置を
提供する。 【解決手段】 携帯電話装置1は、CDMA通信網30
との間で通信可能なCDMA通信部とPHS通信網33
との間で通信可能なPHS通信部との2つの通信部を備
えており、CDMA通信部を制御することにより、マイ
ク4が入力する送話音声やレシーバ5が出力する受話音
声を音声系データとしてCDMA通信網30との間で通
信すると共に、PHS通信部を制御することにより、デ
ータ端末24のデータを非音声系データとしてPHS通
信網33との間で通信する。CDMA通信部による音声
系データの通信処理と、PHS通信部による非音声系デ
ータの通信処理とを互いに干渉することなく実行するの
で、通話しながら、高速で、且つ、安定した通信速度に
よりデータ通信することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送話音声を入力す
る送話音声入力手段と、受話音声を出力する受話音声出
力手段と、データを入力・出力するデータ入出力手段と
を備えた携帯電話装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気通信技術の
進歩に伴って、携帯電話装置が広く普及している。とこ
ろで、特開平8−149553号公報には、音声(送話
音声や受話音声)を通信する際に無音区間が存在するこ
とに着目し、無音区間にデータを通信することにより、
音声とデータとを通信することを可能にする携帯電話装
置が開示されている。これによれば、ユーザは、通話し
ながら、データ通信することができるという利点があ
る。
【0003】しかしながら、このものは、上記したよう
に音声の無音区間にデータを通信する方法であるので、
データ通信の通信速度が音声の無音区間の時間に依存す
ることになり、そのため、音声の無音区間の時間が短く
なると、データ通信の通信速度が小さくなってしまい、
例えば大容量のデータ通信には不適であるという問題が
ある。また、通常は、無音区間の時間が一定になること
はないので、データ通信の通信速度が安定しないという
問題もある。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、通話しながら、データ通信す
ることができ、しかも、データ通信するに際して、高速
で、且つ、安定した通信速度により通信することができ
る携帯電話装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の携帯電話
装置によれば、制御手段は、送話音声入力手段が入力す
る送話音声や受話音声出力手段が出力する受話音声を音
声系データとして一の通信手段により通信する音声系デ
ータの通信処理と、データ入出力手段が入力・出力する
データを非音声系データとして他の通信手段により通信
する非音声系データの通信処理とを独立して同時に実行
させる。すなわち、このものは、音声系データの通信処
理と非音声系データの通信処理とを互いに干渉すること
なく実行するようになるので、通話しながら、データ通
信することができ、しかも、データ通信するに際して、
従来のものとは異なって、データ通信の通信速度が音声
の無音区間の時間に依存することがなく、高速で、且
つ、安定した通信速度により通信することができる。
【0006】請求項2記載の携帯電話装置によれば、制
御手段は、上記した音声系データの通信処理と非音声系
データの通信処理とを同一の通信相手に対して実行させ
る。すなわち、このものは、音声系データと非音声系デ
ータとを同一の通信相手に対して通信するようになるの
で、通話しながら、その通話しているユーザとの間で、
高速で、且つ、安定した通信速度によりデータ通信する
ことができる。
【0007】請求項3記載の携帯電話装置によれば、制
御手段は、上記した音声系データの通信処理と非音声系
データの通信処理とを互いに異なる通信相手に対して実
行させる。すなわち、このものは、音声系データと非音
声系データとを互いに異なる通信相手に対して通信する
ようになるので、通話しながら、その通話しているユー
ザとは別のユーザとの間で、高速で、且つ、安定した通
信速度によりデータ通信することができる。
【0008】請求項4記載の携帯電話装置によれば、デ
ータ入出力手段は、データとして動画データを入力・出
力する。すなわち、このものは、データとして動画デー
タを通信するようになるので、通話しながら、動画デー
タを通信することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1実施例について、図1ないし図5を参照して説
明する。◎まず、図2は、携帯電話装置の外観正面図を
示している。携帯電話装置1において、筐体2の正面部
には、通話開始キー、通話終了キー、「0」〜「9」の
数字キー、*(アスタリスク)キー、#(シャープ)キ
ーおよびデータ通信キーなどの各種のキーが配列されて
なるキーパッド3、マイク4(本発明でいう送話音声入
力手段)、レシーバ5(本発明でいう受話音声出力手
段)、ディスプレイ6ならびにLED7が配設されてい
る。そして、筐体2の上部には、アンテナ8が図2中上
下方向に移動可能に配設されている。
【0010】図3は、上記携帯電話装置1の電気的な構
成を機能ブロック図にして示している。携帯電話装置1
は、マイクロコンピュータを主体としてなる制御部9
(本発明でいう制御手段)を備えている。制御部9に
は、CDMA(Code Division Multiple Access )通信
部10(本発明でいう通信手段)、PHS(Personal H
andyphone System)通信部11(本発明でいう通信手
段)、切替部12、共通音声処理部13、CDMAデー
タ処理部14、PHSデータ処理部15、キー操作検出
部16、表示制御部17が接続されており、上記制御部
9は、それら各部10〜17との間で制御信号を転送す
ることにより、それら各部10〜17を制御するように
構成されている。
【0011】CDMA通信部10は、CDMA通信規格
に準拠した通信方式にしたがってCDMA通信を制御す
るように構成されている。すなわち、CDMA通信部1
0は、送信系として拡散回路および送信回路などを備え
ており、上記共通音声処理部13から切替部12を通じ
て音声系データが与えられたり、あるいはCDMAデー
タ処理部14から切替部12を通じて非音声系データが
与えられると、その与えられた音声系データあるいは非
音声系データに拡散処理および送信処理などを実行し、
音声系データあるいは非音声系データをCDMA用アン
テナ18に出力するようになっている。そして、CDM
A用アンテナ18は、CDMA通信部10から音声系デ
ータあるいは非音声系データが与えられると、その与え
られた音声系データあるいは非音声系データをCDMA
通信帯域の電波として放射するようになっている。
【0012】また、CDMA通信部10は、受信系とし
て受信回路および逆拡散回路などを備えており、CDM
A通信帯域の電波がCDMA用アンテナ18により捕捉
され、それに応じて、音声系データあるいは非音声系デ
ータが与えられると、その与えられた音声系データある
いは非音声系データに受信処理および逆拡散処理などを
実行し、音声系データを切替部12を通じて共通音声処
理部13に出力すると共に、非音声系データを切替部1
2を通じてCDMAデータ処理部14に出力するように
なっている。
【0013】PHS通信部11は、PHS通信規格に準
拠した通信方式にしたがってPHS通信を制御するよう
に構成されている。すなわち、PHS通信部11は、送
信系として変調回路、直交変調回路、電力増幅回路およ
び送信回路などを備えており、共通音声処理部13から
切替部12を通じて音声系データが与えられたり、ある
いはPHSデータ処理部15から切替部12を通じて非
音声系データが与えられると、その与えられた音声系デ
ータあるいは非音声系データに変調処理、直交変調処
理、電力増幅処理および送信処理などを実行し、音声系
データあるいは非音声系データをPHS用アンテナ19
に出力するようになっている。そして、PHS用アンテ
ナ19は、PHS通信部11から音声系データあるいは
非音声系データが与えられると、その与えられた音声系
データあるいは非音声系データをPHS通信帯域の電波
として放射するようになっている。
【0014】また、PHS通信部11は、受信系として
受信回路および復調回路などを備えており、PHS通信
帯域(1.9GHz帯域)の電波がPHS用アンテナ1
9により捕捉され、それに応じて、音声系データあるい
は非音声系データが与えられると、その与えられた音声
系データあるいは非音声系データに受信処理および復調
処理などを実行し、音声系データを切替部12を通じて
共通音声処理部13に出力すると共に、非音声系データ
を切替部12を通じてPHSデータ処理部15に出力す
るようになっている。
【0015】切替部12は、音声系データおよび非音声
系データの転送を切替制御するように構成されている。
すなわち、切替部12は、送信における切替制御として
は、共通音声処理部13から音声系データが与えられる
と、その与えられた音声系データを制御部9からの制御
信号に基づいてCDMA通信部10あるいはPHS通信
部11に出力し、また、CDMAデータ処理部14から
非音声系データが与えられると、その与えられた非音声
系データをCDMA通信部10に出力すると共に、PH
Sデータ処理部15から非音声系データが与えられる
と、その与えられた非音声系データをPHS通信部11
に出力するようになっている。
【0016】また、切替部12は、受信における切替制
御としては、CDMA通信部10あるいはPHS通信部
11から音声系データが与えられると、その与えられた
音声系データを共通音声処理部13に出力し、また、C
DMA通信部10から非音声系データが与えられると、
その与えられた非音声系データをCDMAデータ処理部
14に出力すると共に、PHS通信部11から非音声系
データが与えられると、その与えられた非音声系データ
をPHSデータ処理部15に出力するようになってい
る。
【0017】共通音声処理部13は、DSPおよびオー
ディオインタフェース回路などを備えて構成されてい
る。上記マイク4は、送話音声を入力すると、その送話
音声を電気信号に変換して音声系データを生成し、その
音声系データを共通音声処理部13に出力し、共通音声
処理部13は、マイク4から音声系データが与えられる
と、その与えられた音声系データにA/D変換処理およ
び音声符号化処理などを実行し、その音声系データを切
替部12を通じてCDMA通信部10あるいはPHS通
信部11に出力するようになっている。
【0018】また、共通音声処理部13は、CDMA通
信部10あるいはPHS通信部11から切替部12を通
じて音声系データが与えられると、その与えられた音声
系データに音声復号化処理およびD/A変換処理などを
実行し、その音声系データを上記レシーバ5に出力し、
レシーバ5は、共通音声処理部13から音声系データが
与えられると、その与えられた音声系データを音信号に
変換して受話音声を生成し、その受話音声を出力するよ
うになっている。
【0019】CDMAカードI/F20(本発明でいう
データ入出力手段)は、例えばノート型パーソナルコン
ピュータなどのデータ端末とのインタフェース機能を備
えて構成されている。すなわち、CDMAカードI/F
20は、データ端末が接続した状態で、データ端末から
データ(「1」、「0」からなる二値データ)が与えら
れると、その与えられたデータに応じた非音声系データ
を生成し、その非音声系データをCDMAデータ処理部
14に出力するようになっている。そして、CDMAデ
ータ処理部14は、CDMAカードI/F20から非音
声系データが与えられると、その与えられた非音声系デ
ータにデータ変換処理を実行し、その非音声系データを
切替部12を通じてCDMA通信部10に出力するよう
になっている。
【0020】また、CDMAデータ処理部14は、CD
MA通信部10から切替部12を通じて非音声系データ
が与えられると、その与えられた非音声系データにデー
タ変換処理を実行し、その非音声系データをCDMAカ
ードI/F20に出力するようになっている。そして、
CDMAカードI/F20は、CDMAデータ処理部1
4から非音声系データが与えられると、その与えられた
非音声系データに応じたデータを生成し、そのデータを
出力するようになっている。
【0021】PHSカードI/F21(本発明でいうデ
ータ入出力手段)は、上記CDMAカードI/F20と
同様に、データ端末とのインタフェース機能を備えて構
成されている。すなわち、PHSカードI/F21は、
データ端末が接続した状態で、データ端末からデータが
与えられると、その与えられたデータに応じた非音声系
データを生成し、その非音声系データをPHSデータ処
理部15に出力するようになっている。そして、PHS
データ処理部15は、PHSカードI/F21から非音
声系データが与えられると、その与えられた非音声系デ
ータにデータ変換処理を実行し、その非音声系データを
切替部12を通じてPHS通信部11に出力するように
なっている。
【0022】また、PHSデータ処理部15は、PHS
通信部11から切替部12を通じて非音声系データが与
えられると、その与えられた非音声系データにデータ変
換処理を実行し、その非音声系データをPHSカードI
/F21に出力するようになっている。そして、PHS
カードI/F21は、PHSデータ処理部15から非音
声系データが与えられると、その与えられた非音声系デ
ータに応じたデータを生成し、そのデータを出力するよ
うになっている。
【0023】キー操作検出部16は、上記キーパッド3
に接続されており、キーパッド3からキー操作に応じた
キー操作信号が与えられると、その与えられたキー操作
信号に応じた制御信号を制御部9に出力するようになっ
ている。そして、制御部9は、キー操作検出部16から
制御信号が与えられると、その与えられた制御信号に応
じた処理を実行するようになっている。
【0024】表示制御部17は、上記ディスプレイ6に
接続されており、制御部9から制御信号が与えられる
と、その与えられた制御信号に応じた表示指令信号をデ
ィスプレイ6に出力するようになっている。そして、デ
ィスプレイ6は、表示制御部17から表示指令信号が与
えられると、その与えられた表示指令信号に応じた表示
情報を表示させるようになっている。
【0025】次に、上記した構成の作用について、図
1、図4および図5も参照して説明する。この場合、特
には、図1に示すように、携帯電話装置1のPIAFS
(PHSInternet Access Forum Standard)カードスロッ
トに、データ通信ケーブル22の一端側に接続されたP
IAFSカード23が挿入されており、また、データ端
末(この場合、例えばノート型パーソナルコンピュー
タ)24のPC(PersonalComputer )カードスロット
に、上記データ通信ケーブル22の他端側に接続された
PCカード25が挿入されており、つまり、携帯電話装
置1とデータ端末24とがデータ通信を実行可能に構成
されている状態を前提として説明する。尚、ここで、P
Cカード25は、PCMCIA(Personal Computer Me
mory Card International Association :パーソナルコ
ンピュータメモリカード国際協会)やJEIDA(Japa
n Electronic Industry Development Association :日
本電子工業振興協会)により規格化されたものである。
【0026】まず、携帯電話装置1の制御部9は、電源
が投入されると、CDMA通信による発信・着信を待受
するCDMA待受処理と、PHS通信による発信・着信
を待受するPHS待受処理とを実行する(図4中、状態
Aに遷移する)。
【0027】さて、ここで、ユーザが例えば通話開始キ
ーを押下し、次いで、発信電話番号を示す数字キーを押
下し、通話(音声系データの通信)するための発呼動作
を実行した場合を考える。この場合、制御部9は、上記
したように携帯電話装置1にPIAFSカード23が挿
入されているので、CDMA通信部10を音声系データ
の通信に係る通信部として識別すると共に、PHS通信
部11を非音声系データの通信に係る通信部として識別
し、音声系データの通信に係る通信部としてCDMA通
信部10を選択する。
【0028】そして、制御部9は、CDMA通信部10
を制御し、CDMA通信により音声系データを通信する
CDMA通信処理を実行すると共に、PHS待受処理を
継続して実行する(図4中、状態Bに遷移する)。これ
により、ユーザは、CDMA通信により通話することが
可能になる。
【0029】次いで、この状態から、ユーザが例えばデ
ータ通信キーを押下し、データ通信(非音声系データの
通信)するための発呼動作を実行した場合を考える。こ
の場合、制御部9は、非音声系データの通信に係る通信
部としてPHS通信部11を選択する。
【0030】そして、制御部9は、PHS通信部11を
制御し、PHS通信により非音声系データを通信するP
HS通信処理を実行すると共に、上記CDMA通信処理
を継続して実行する(図4中、状態Cに遷移する)。こ
れにより、ユーザは、PHS通信によりデータ通信する
ことが可能になる。
【0031】すなわち、携帯電話装置1は、CDMA通
信部10を制御してCDMA通信により音声系データを
通信しているときに、データ通信の発呼要求(非音声系
データの通信要求)が発生すると、PHS通信部11を
制御してPHS通信により非音声系データをも通信する
ようになる。これにより、ユーザは、通話とデータ通信
とを同時に実行することが可能になり、つまり、通話し
ながら、データ通信することが可能になる。
【0032】ところで、以上は、データ通信を実行する
に際してPHSデータ通信規格に準拠するPIAFSカ
ード23を採用することにより、PHS通信処理により
非音声系データを通信すると共に、CDMA通信処理に
より音声系データを通信するように構成したものである
が、これとは反対に、データ通信を実行するに際してC
DMAデータ通信規格に準拠するカード(CDMAカー
ド)を採用することにより、CDMA通信処理により非
音声系データを通信すると共に、PHS通信処理により
音声系データを通信するように構成することも可能であ
る。
【0033】また、PHS通信としては、公衆通信網を
利用する通信に限らず、自営通信網を利用する通信でも
可能であり、その場合には、自営の無線LAN(Local
AreaNetwork)を構築してデータ通信することも可能で
ある。さらに、データ通信としては、インターネットに
ダイヤルアップ接続して、インターネットのサーバーに
アクセスして通信することも可能である。
【0034】次に、図5は、上記携帯電話装置1を含ん
で構成される通信システムの構成の一例を概略的に示し
ている。図5において、携帯電話装置1には、CCDカ
メラ26が上記データ端末24を介して接続されてお
り、一方、通信相手である携帯電話装置27には、CC
Dカメラ28がデータ端末(この場合も、例えばノート
型パーソナルコンピュータ)29を介して接続されてい
る。
【0035】この構成によれば、携帯電話装置1のマイ
ク4に入力された送話音声(「アイウエオ」)は、携帯
電話装置1からCDMA通信帯域の電波としてCDMA
通信網30に送信されるようになり、その電波が携帯電
話装置27に捕捉されると、携帯電話装置27のレシー
バ31から受話音声として出力されるようになる。一
方、携帯電話装置27のマイク32に入力された送話音
声(「ABCDE」)は、携帯電話装置27からCDM
A通信帯域の電波としてCDMA通信網30に送信され
るようになり、その電波が携帯電話装置1に捕捉される
と、携帯電話装置1のレシーバ5から受話音声として出
力されるようになる。
【0036】また、CCDカメラ26により撮られた画
像情報(静止画情報や動画情報など)は、データ端末2
4を通じて携帯電話装置1に転送され、携帯電話装置1
からPHS通信帯域の電波としてPHS通信網33に送
信されるようになり、その電波が携帯電話装置27に捕
捉されると、データ端末29に転送され、データ端末2
9のディスプレイ29aに表示されるようになる。一
方、CCDカメラ28により撮られた画像情報は、デー
タ端末29を通じて携帯電話装置27に転送され、携帯
電話装置27からPHS通信帯域の電波としてPHS通
信網33に送信されるようになり、その電波が携帯電話
装置1に捕捉されると、データ端末24に転送され、デ
ータ端末24のディスプレイ24aに表示されるように
なる。このように、この通信システムでは、音声とデー
タ(画像情報など)とを同一の通信相手に対して双方向
で通信することができる。
【0037】このように第1実施例によれば、携帯電話
装置1は、CDMA通信部10およびPHS通信部11
により、送話音声や受話音声を音声系データとして通信
する音声系データの通信処理と、データ(画像情報な
ど)を非音声系データとして通信する非音声系データの
通信処理とを互いに干渉することなく実行するように構
成したので、ユーザは、通話しながら、データ通信する
ことができ、データ通信するに際して、従来のものとは
異なって、データ通信の通信速度が音声の無音区間の時
間に依存することがなく、高速で、且つ、安定した通信
速度により通信することができる。
【0038】また、携帯電話装置1は、音声とデータと
を同一の通信相手である携帯電話装置27に対して通信
するように構成したので、携帯電話装置27を使用する
ユーザとの間で通話しながら、その携帯電話装置27を
使用するユーザとの間で、高速で、且つ、安定した通信
速度によりデータ通信することができる。
【0039】さらに、CDMA通信部10により音声系
データの通信処理を実行すると共に、PHS通信部11
により非音声系データの通信処理を実行するように構成
したので、CDMA通信では音質が比較的高く、また、
PHS通信ではデータ通信速度が比較的大きい(最大6
4kbit/s)という事情を考慮すると、通話するに
際しては音質を向上させることができ、また、データ通
信するに際しては通信速度を向上させることができると
いう利点がある。
【0040】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
実施例について、図6を参照して説明する。尚、上述し
た第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、以下、異なる部分について説明する。上述した第
1実施例は、携帯電話装置1が音声とデータとを同一の
通信相手に対して通信するように通信システムを構成し
たものであるが、この第2実施例は、携帯電話装置1が
音声とデータとを互いに異なる通信相手に対して通信す
るように通信システムを構成したものである。
【0041】すなわち、携帯電話装置1は、通話の通信
相手としてCDMA通信網30を通じて携帯電話装置3
4に接続していると共に、データ通信の通信相手として
PHS通信網33を通じて携帯電話装置35に接続して
いる。
【0042】この構成によれば、携帯電話装置1のマイ
ク4に入力された送話音声(「アイウエオ」)は、携帯
電話装置1からCDMA通信帯域の電波としてCDMA
通信網30に送信されるようになり、その電波が携帯電
話装置34に捕捉されると、携帯電話装置34のレシー
バ36から受話音声として出力されるようになる。一
方、携帯電話装置34のマイク37に入力された送話音
声(「ABCDE」)は、携帯電話装置34からCDM
A通信帯域の電波としてCDMA通信網30に送信され
るようになり、その電波が携帯電話装置1に捕捉される
と、携帯電話装置1のレシーバ5から受話音声として出
力されるようになる。
【0043】また、CCDカメラ26により撮られた画
像情報は、データ端末24を通じて携帯電話装置1に転
送され、携帯電話装置1からPHS通信帯域の電波とし
てPHS通信網33に送信されるようになり、その電波
が携帯電話装置35に捕捉されると、データ端末38に
転送され、データ端末38のディスプレイ38aに表示
されるようになる。一方、CCDカメラ39により撮ら
れた画像情報は、データ端末38を通じて携帯電話装置
35に転送され、携帯電話装置35からPHS通信帯域
の電波としてPHS通信網33に送信されるようにな
り、その電波が携帯電話装置1に捕捉されると、データ
端末24に転送され、データ端末24のディスプレイ2
4aに表示されるようになる。このように、この通信シ
ステムでは、音声とデータとを互いに異なる通信相手に
対して双方向で通信することができる。
【0044】このように第2実施例によれば、携帯電話
装置1は、音声とデータとを互いに異なる通信相手であ
る携帯電話装置32,33に対してそれぞれ通信するよ
うに構成したので、携帯電話装置34を使用するユーザ
との間で通話しながら、その携帯電話装置34を使用す
るユーザとは別の携帯電話装置35を使用するユーザと
の間で、高速で、且つ、安定した通信速度によりデータ
通信することができる。
【0045】(その他の実施の形態)本発明は、上記し
た実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変
形または拡張することができる。画像情報をデータ端末
のディスプレイに表示させることに限らず、携帯電話装
置のディスプレイに表示させるように構成しても良い。
通信手段としては、CDMA通信部やPHS通信部に限
らず、PDC(Personal Digial Cellular)通信規格に
準拠した通信方式にしたがってPDC通信を制御するP
DC通信部、DECT(Digital European Cordless Te
lephone )通信規格に準拠した通信方式にしたがってD
ECT通信を制御するDECT通信部、あるいはGSM
(Grobal System for Mobile communications )通信規
格に準拠した通信方式にしたがってGSM通信を制御す
るGSM通信部などであっても良い。
【0046】CDMA用アンテナとPHS用アンテナと
を別々に設ける構成に限らず、アンテナ共用器を設ける
ことにより、CDMA用アンテナとPHS用アンテナと
を兼用する構成であっても良い。データ端末としては、
ノート型パーソナルコンピュータに限らず、PDA(Pe
rsonal Digital Assistant)端末など他のものであって
も良い。また、各カードI/Fは、デスクトップ型パー
ソナルコンピュータの拡張スロットにI/Fボードを挿
入する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであって、通信
システムの構成の一部を概略的に示す図
【図2】外観正面図
【図3】電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】状態遷移図
【図5】通信システムの構成を概略的に示す図
【図6】本発明の第2実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話装置、4はマイク(送話音声入力
手段)、5はレシーバ(受話音声出力手段)、9は制御
部(制御手段)、10はCDMA通信部(通信手段)、
11はPHS通信部(通信手段)、20はCDMAカー
ドI/F(データ入出力手段)、21はPHSカードI
/F(データ入出力手段)、30はCDMA通信網(通
信網)、33はPHS通信網(通信網)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話音声を入力する送話音声入力手段
    と、受話音声を出力する受話音声出力手段と、データを
    入力・出力するデータ入出力手段とを備えた携帯電話装
    置において、 一の通信網に接続して通信を実行する一の通信手段と、 前記一の通信網とは通信方式が異なる他の通信網に接続
    して通信を実行する他の通信手段と、 前記送話音声入力手段が入力する送話音声や前記受話音
    声出力手段が出力する受話音声を音声系データとして前
    記一の通信手段により通信する音声系データの通信処理
    と、前記データ入出力手段が入力・出力するデータを非
    音声系データとして前記他の通信手段により通信する非
    音声系データの通信処理とを独立して同時に実行可能な
    制御手段とを備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記音声系データの通
    信処理と前記非音声系データの通信処理とを同一の通信
    相手に対して実行可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記音声系データの通
    信処理と前記非音声系データの通信処理とを互いに異な
    る通信相手に対して実行可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 前記データ入出力手段は、データとして
    動画データを入力・出力することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の携帯電話装置。
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