JP2000260589A - 高出力高輝度の放電ランプ用電子式安定器 - Google Patents

高出力高輝度の放電ランプ用電子式安定器

Info

Publication number
JP2000260589A
JP2000260589A JP11111663A JP11166399A JP2000260589A JP 2000260589 A JP2000260589 A JP 2000260589A JP 11111663 A JP11111663 A JP 11111663A JP 11166399 A JP11166399 A JP 11166399A JP 2000260589 A JP2000260589 A JP 2000260589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
unit
transformer
switching
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11111663A
Other languages
English (en)
Inventor
Genbai Sai
鉉 培 崔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HEPPU TECHNOLOGY KK
Original Assignee
HEPPU TECHNOLOGY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HEPPU TECHNOLOGY KK filed Critical HEPPU TECHNOLOGY KK
Publication of JP2000260589A publication Critical patent/JP2000260589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/288Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps without preheating electrodes, e.g. for high-intensity discharge lamps, high-pressure mercury or sodium lamps or low-pressure sodium lamps
    • H05B41/2885Static converters especially adapted therefor; Control thereof
    • H05B41/2887Static converters especially adapted therefor; Control thereof characterised by a controllable bridge in the final stage
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/16Circuit arrangements in which the lamp is fed by dc or by low-frequency ac, e.g. by 50 cycles/sec ac, or with network frequencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度放電ランプ用電子式安定器を提供す
る。 【解決手段】 一対のバイポーラトランジスタをハーフ
ブリッジ回路で構成しハーフブリッジ方式で導通される
バイポーラトランジスタに流れる電流を利用してベース
駆動電流を増大させる。増大されたベース駆動電流によ
り放電灯60にはより多くの駆動電力が伝達され高輝度
高出力の放電灯60を駆動させることができる。ハーフ
ブリッジ回路を駆動する電源は商用の交流電源を電波整
流して得る。高力率を確報するためにブースタ方式の力
率改善回路42を採用する。力率改善回路42は電波整
流された電源をコイルを通して充電キャパシティに提供
すると同時に電波整流された電源が提供されない瞬間に
はコイルに貯蔵された磁気エネルギーを充電キャパシテ
ィに提供して充電電圧を生成するために高力率が維持で
きる。この充電電圧はハーフブリッジ回路の駆動電源と
して提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプ用電子式
安定器に関するものであり、より詳細には、高出力高電
圧放電ランプ用電子式安定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高輝度放電ランプは特性上再点灯時間が
必要である。従来の放電灯用磁気式安定器は再点灯にな
るまで続いて始動を試みる。しかし、磁気式安定器はそ
の構成がコイルと鉄心になっており、再点灯時点までの
素子の損傷はひどくない。
【0003】これに反して電子式安定器の場合は再点灯
時点まで始動を続いて試みる場合、安定器を構成してい
る半導体を始め種々の素子が損傷を受けて安定器が破壊
されたりする。これを防ぐために別の時間遅延回路を使
用して再点灯時間を調節する回路をほとんど使用してい
る。一方、高出力の高輝度放電ランプは高い電圧で駆動
されなければならないために2次電圧を商用電圧以上に
作らなければならない必要がある。高出力の高輝度放電
ランプはランプ電流が相当大きく流れるためにスイッチ
ング素子で流れる電流も相当に大きくなければならな
い。しかし、負荷が高電圧を発生するためにスイッチン
グ半導体素子は内圧が高く正格電流も相当に大きくなけ
ればならない。現在このような条件を満足させ電子式安
定器に使用されているスイッチング半導体素子はバイポ
ーラトランジスタとユニポーラ電界効果トランジスタ
(以後、FETと称する)などがある。
【0004】バイポーラトランジスタの場合内圧が高
く、正格電流が大きい素子の場合は電流増幅度が低くて
一般的なベース駆動回路としては高輝度放電ランプを高
出力で駆動させるには困難である。このような理由で現
在多くの高輝度放電ランプ用電子式安定器回路がFET
を使用している。しかしながら、FETを利用する場合
にはほぼ200ワット程度の駆動電力を供給できること
に過ぎないためにその以上の出力例えば、400ワット
級の高輝度高出力の放電灯を駆動するには問題がある。
【0005】バイポーラトランジスタはFETに比べて
内圧が高く許容電流が大きくて大電力駆動に有利であ
る。従って、高輝度高出力の放電灯を駆動するためには
スイッチングトランジスタでバイポーラトランジスタを
採用する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は以上
のような従来技術の問題点を解決するためのものであ
り、本発明の目的は電子式安定器のスイッチング素子で
バイポーラトランジスタを採用しトランジスタのベース
電流を大きくすることにより高出力及び高電圧放電灯を
駆動できる安定器回路を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は放電灯の再点灯時に
発生する回路素子の損傷を防止するために別の回路を付
加せずに、電圧上昇及び力率改善のために使用する力率
改善用集積回路の周辺素子値を特定の範囲に変化させ再
点灯時に回路素子を保護できる安定器回路を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の第3の目的はランプを駆動する変
圧器を複数個にしてこれを並列で構成することにより放
電ランプの高出力駆動時に発熱による温度上昇による問
題点を解決できる安定器回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による高輝度高出力放電灯を駆動するための電
子式安定器は商用交流電源を整流して整流電圧を生成
し、前記整流電圧を変圧して始動電圧を提供して、前記
整流電圧を高周波数でスイッチングして前記整流電圧の
最大値より高く力率が改善された直流電圧に変換するた
めの電源変換手段と、及び前記昇圧された直流電圧によ
り充電電圧を形成し、前記始動電圧により動作を開始し
て高周波スイッチング動作を交互に繰り返すことにより
前記充電電圧による放電電流を流し、前記放電電流によ
り伝達されるエネルギーを利用して共振を起こしながら
放電灯に駆動電力を提供する高周波駆動手段を具備する
ことを特徴とする。
【0010】前記電源変換手段は商用交流電圧を整流し
て整流電圧を生成するための整流手段と、及び前記整流
手段から提供される前記整流電圧をコイルを通してキャ
パシティに提供して充電電圧を形成させ、前記整流手段
が前記整流電圧を前記高周波駆動手段に直接提供しない
間には前記コイルと前記キャパシティ間に介在された高
周波スイッチング素子の高周波スイッチング動作により
前記コイルに貯蔵されたエネルギーが前記キャパシティ
を充電させ、前記キャパシティが前記昇圧された直流電
圧を前記高周波駆動手段に連続的に提供することにより
高力率が維持できるようにするための力率改善手段を備
える。
【0011】前記高周波駆動手段は前記昇圧された直流
電圧を提供され充電電圧を形成する充電部と、前記充電
電圧を高周波スイッチング動作を交互に繰り返す一対の
スイッチング素子を通してハーフブリッジ方式で放電さ
せ放電電流を流れるようにして、前記一対のスイッチン
グ素子それぞれに付加された変圧器により前記スイッチ
ング素子の導通電流量を増大させ前記放電電流の量を多
くするハーフブリッジスイッチング部と、及び前記放電
電流により伝達されるエネルギーを利用して共振を起こ
しながら前記放電灯に駆動電力を提供する放電灯駆動部
を備える。
【0012】前記充電部は相互直列で連結され同一の容
量を有する第1キャパシティと第2キャパシティで構成
される。また、前記ハーフブリッジスイッチング部はハ
ーフブリッジ方式で結合された第1スイッチング部と第
2スイッチング部及び前記第1スイッチング部と前記第
2スイッチング部間に介在され相互誘導によるベース駆
動電流を提供するための第1変圧器を備え、前記第1ス
イッチング部はエミッタ接地されフリーホイリング経路
が備えられターンオン時に前記第1キャパシティの放電
経路を提供する第1バイポーラトランジスタ部と、前記
始動電圧を充電する始動キャパシティ、該始動キャパシ
ティの充電電圧を前記第1バイポーラトランジスタ部の
ベース電流に提供して前記第1バイポーラトランジスタ
部を最初にターンオンさせるためのダイアック、そして
前記第1バイポーラトランジスタ部コレクタとベース間
に介在されコレクタ電流の変化に連動してベース電流を
増大させる第2変圧器を備え、前記第2スイッチング部
は前記第2キャパシティにコレクタが連結されフリーホ
イリング経路が備えられターンオン時に前記第2キャパ
シティの放電経路を提供する第2バイポーラトランジス
タ部、前記第2バイポーラトランジスタ部のエミッタと
ベース間に介在されエミッタ電流の変化に連動してベー
ス電流を増大するための第3変圧器部を備える。
【0013】前記第1変圧器部は温度上昇による変圧器
の負担を減らすために複数個の変圧器を並列で構成す
る。前記高周波駆動手段は前記ハーフブリッジスイッチ
ング部を通して流れる前記放電電流中基本周波数成分の
みを選択して前記放電灯駆動部に提供する帯域通過フィ
ルター部をさらに具備することが望ましい。
【0014】前記放電灯駆動部は前記第1キャパシティ
部と前記第2キャパシティ部との共通点と前記ハーフブ
リッジスイッチング部間に連結され前記ハーフブリッジ
スイッチング部の放電電流を前記放電灯の駆動電力に変
換する駆動変圧器、該変圧器と並列で連結され前記変圧
器に誘起される誘導電圧の交互的極性変更で現れるエネ
ルギー損失を減らす第3キャパシティ、そして放電灯の
過電流を制限するための第4キャパシティを備える。前
記変圧器は温度上昇による変圧器の負担を減らすために
複数個の変圧器を並列で構成する。
【0015】
【作用】このような構成を有する本発明による高輝度放
電ランプ用電子式安定器の再点灯回路及び大電力駆動回
路は次のような効果を提供する。
【0016】一つ、第1及び第2スイッチング部のそれ
ぞれにスイッチングトランジスタQ2,Q3のベース電
流量を増加させる変圧器T4を追加することにより、本
発明が目的とする高輝度高出力の導電灯の駆動が可能に
なる。このような付加回路がない場合、バイポーラトラ
ンジスタを使用しては高出力高輝度の放電ランプ用電子
式安定器のスイッチング部を構成することが困難であ
る。従来には、本発明のようにスイッチングトランジス
タのベース電流を大きくできなかったためにほぼ200
ワット程度までの出力を有する放電灯を駆動する程度で
あった。しかし、本発明による安定器回路を利用する場
合、400ワットやそれ以上の出力を有する放電灯の駆
動が可能である。
【0017】二つ、再点灯時間を確報するための別の付
加回路を使用しないことにより安定器回路の構成を単純
化させ生産単価が低くなる。
【0018】三つ、高出力高輝度放電ランプ用電子式安
定器にバイポーラトランジスタを使用できるために高内
圧大電流特性を有するバイポーラトランジスタの長所を
実現できるために大容量の放電灯を安定的に駆動でき
る。
【0019】四つ、高出力高輝度の放電灯の駆動電力供
給用変圧器を複数個並列で連結して安定器の動作温度を
低くできるために安定器回路の寿命を増やし動作特性を
安定化できる。
【0020】以上のような本発明の安定器回路は高力率
及び直流高電圧を得るために高出力高輝度放電ランプ用
電子式安定器に適用できるために、今後需要が急増する
と予想される照明市場で重要な要素技術として位置づけ
られるであろう。
【0021】以上のような本発明の目的と別の特徴及び
長所などは次ぎに参照する本発明のいくつかの好適な実
施例に対する以下の説明から明確になるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の好適な実施例をより詳細に説明する。本発明による安
定器回路は図1に示すように電源入力部10、フィルタ
ー部20、整流部30、力率改善部40及び高周波駆動
部50で構成される。
【0023】図2は電源入力部10及びフィルター部2
0の構成を示す。安定器回路は商用交流電源Aiを入力
電源として使用する。この交流電源は過電圧保護のため
にバリスタV1とヒューズF1を通してフィルター部2
0に提供される。フィルター部20は交流入力電源に含
まれた高周波成分及びノイズを除去する電磁波除去かい
ろとして、キャパシティ(C1,C2,C3,C4,C
5)及び変圧器(L1,L2)で構成される。
【0024】図3は整流部30及び力率改善部40の構
成を示す。整流部30はダイオード4個を利用したブリ
ッジ回路DB1とこのブリッジ回路DBの出力端に結合
された充電キャパシティC6で構成され、交流電源Ai
を電波整流して出力する。
【0025】力率改善部40は1次側巻線(T1−1)
と2個の2次側巻線(T1−2,T1−3)で構成さ
れ、整流部30から提供される整流された脈流電圧を変
圧するための変圧器(T1)と、変圧器T1の2次側第
1巻線(T1−2)に直列で連結された抵抗(R9)と
キャパシティC11を通して電源電圧Vccを供給され
るように連結されたブースタ方式の力率改善用IC回路
42を含む。変圧器T1の1次側巻線T1ー1と出力端
eとの間にはダイオードD1,D2が介在され、ダイオ
ードD2と変圧器T1の1次側巻線T1−1の連結点と
出力端fとの間にはソースとドレーン端子が連結される
電界効果トランジスタQ1が連結される。また、出力端
eとfとの間には直列連結された電解キャパシティC
7,C8と直列連結された抵抗R3,R4がそれぞれ並
列で連結され、電解キャパシティC7とC8には抵抗R
1,R2がそれぞれ並列で結合される。変圧器T1の2
次側第2巻線T1−3の後端と出力端fとの間には直列
連結されたダイオードD20と抵抗R24が介在され、
これら二つの素子の連結点と出力端fとの間にはキャパ
シティC25が連結される。また、入力端dと出力端f
との間には抵抗RS1が連結される。
【0026】この力率改善用回路42は力率改善用集積
回路IC1とその補助回路で構成される。本発明が採用
する力率改善用集積回路IC1はUNITRODE INTEGRATED
CIRCUITS社で製作した製品番号UC3854であるブー
スタタイプの集積回路である。
【0027】高周波駆動部50はフィルター部20、整
流部30及び力率改善部40を経て得た高周波駆動信号
をスイッチング回路を通して放電灯60に交代に印加し
て放電灯を点灯するための回路であり、図4にその構成
が図示されている。図4において、高周波駆動部50は
充電部(C19,C20,C22)、第1スイッチング
部52、第2スイッチング部54、帯域通過フィルター
部56及び放電灯駆動部58で構成される。
【0028】具体的には、キャパシティC19,C20
は容量が同じで互いに直列連結され力率改善部40の出
力端e,fとの間に結合され、キャパシティC22は力
率改善部40の出力端g,fとの間に結合される。
【0029】第1スイッチング部52はエミッタ接地さ
れたnpn型バイポーラトランジスタQ3、トランジス
タQ3とトランジスタQ3に反対極性で並列連結された
ダイオードD10、キャパシティC22とトランジスタ
Q3のベースとの間に介在されたダイアックD16及び
トランジスタQ3のベース端に提供されるベース電流を
調節するための第1ベース駆動回路で構成される。ここ
で、第1ベース駆動回路の構成は次のようである。変圧
器T3の巻線T3−2とこれに直列で連結された電流制
限用抵抗R28がトランジスタQ3のベースとエミッタ
との間に連結され、ダイオードD15が抵抗R28に並
列で付加される。トランジスタQ3のコレクタ端に変圧
器T4の巻線T4−3を付加すると同時に、この巻線T
4−3と磁気的に結合された巻線T4−4をトランジス
タQ3のエミッタとベースとの間にさらに追加し、直列
連結された電流制限用抵抗R27とダイオードD13を
巻線T4−4とトランジスタQ3のベースの間に介在さ
せる。変圧器T4の巻線T4−3とT4−4の結合極性
は図面に示すようである。ダイオードD14を抵抗R2
7とトランジスタQ3のコレクタとの間に介在させる。
【0030】第2スイッチング部54は力率改善部40
の出力端eにコレクタが結合されたnpn型バイポーラ
トランジスタQ2、トランジスタQ2と反対極性で並列
連結されたダイオードD9及びトランジスタQ2のベー
ス端に提供されるベース電流を調節するための第2ベー
ス駆動回路で構成される。第2ベース駆動回路は第1ベ
ース駆動回路の構成と類似に構成される。すなわち、変
圧器T3の巻線T3−1とこれに直列で連結された電流
制限用抵抗R26がトランジスタQ2のベースとエミッ
タとの間に連結されダイオードD12が抵抗R26に並
列で付加される。トランジスタQ2のエミッタ端に変圧
器T4の巻線T4−2を付加すると同時に、この巻線T
4−2と磁気的に結合された変圧器T4の別の巻線T4
−1をトランジスタQ2のエミッタとベースとの間に介
在させ、電流制限用抵抗R25とダイオードD19を巻
線T4−1とトランジスタQ2のベースとの間に介在さ
せる。巻線T4−1と巻線T4−2の結合極性は図面に
示すようである。進んでは、抵抗R25とトランジスタ
Q2のコレクタとの間にはダイオードD11を介在させ
る。
【0031】帯域通過フィルター部56は変圧器T4の
二つの巻線T4−2、T4−3との間に介在される変圧
器T2とキャパシティC21で構成される。変圧器T2
とキャパシティC21は並列で連結される。
【0032】放電灯駆動部58はキャパシティC19,
C20の共通点と変圧器T2の二つの巻線T2−1,T
2−2)の共通点との間に互いに並列連結されたキャパ
シティC23と変圧器T5、そして放電灯60と変圧器
T5との間に介在されたキャパシティC24で構成され
る。
【0033】一方、第1スイッチング部52と第2スイ
ッチング部54間のベース駆動電力の伝達を担当する変
圧器T3の二つの巻線T3−1,T3−2は図面に示さ
れた結合極性を有しながら互いに磁気的に結合される。
変圧器T3はこのように二つの巻線で構成できるが、こ
の場合放電灯60の高出力駆動時に発熱による温度上昇
が変圧器に負担を与えることもある。このような温度上
昇による変圧器T3の巻線の負担を減らすために付加的
な変圧器T3’を変圧器T3に並列で追加することが望
ましい。同じ理由で放電灯駆動部58の変圧器T5にも
付加的な変圧器T5’を並列でさらに追加する。変圧器
の追加は変圧器の負担を半分に減らして変圧器から発生
する熱を大きく減らすことができる効果がある。進んで
はさらに追加される変圧器はその個数が必ずしも1個で
制限する必要はなく付加(放電灯)の大きさ、変圧器の
温度などを考慮して最適であると判断される数ででき
る。また、変圧器T3と変圧器T5は一つの変圧器で統
合できる。
【0034】このような構成を有する本発明の安定器回
路は(i)再点灯時に回路素子を保護するために現在ま
で提案されている別の時間遅延回路を使用せずに、高出
力高輝度放電ランプ用電子式安定器に好適なブースタタ
イプ力率改善用集積回路42を利用して、再点灯時に回
路素子を保護すること、(ii)変圧器T4をベース電
流駆動回路に付加することによりスイッチング用バイポ
ーラトランジスタQ2,Q3のベース電流を増大させト
ランジスタの大電力駆動を実現することにより、高輝度
放電灯を高出力で駆動させることを基本概念とする。
【0035】以下では本発明の安定器回路の動作に対し
て詳細に説明する。放電ランプ60が点灯されるとき高
周波成分及びノイズ成分の電圧が発生され安定器回路に
流れる。フィルター部20はこのような点灯ノイズ成分
を遮断して電源入力部10に伝播されることを防止す
る。逆に、電源入力部10から過電圧が印加されるとヒ
ューズF1により遮断され、ヒューズF1を通過する程
度の外部ノイズはフィルター部20により遮断され安定
器回路内に流入されないようにする。すなわち、フィル
ター部20は外部電源側とフィルター部20の後端の安
定器回路を互いに分離して安定器回路の安定的な動作を
保障する。図5Aは電源入力部10から提供される実効
値が例えば、ほぼ280[V]程度である入力電源Ai
の電圧波形を示し、図5Bはフィルター部20の出力波
形を示すが、これは外部ノイズ除去というフィルター部
20の作用により入力電源の電圧波形とほとんど同じで
あることを分かる。
【0036】フィルター部20を通して印加される入力
電源Aiは整流部30により電波整流され脈流で出力さ
れ、この電波整流された脈流出力に含まれた高周波成分
はキャパシティC6により吸収される。図5Cは力率改
善部40の入力端cで捕捉された整流部30の電波整流
された電圧の波形図である。
【0037】整流部30で提供される整流電圧は力率改
善部40の変圧器T1に提供され減圧される。減圧電圧
は抵抗R9を経て電解キャパシティC11を充電させ、
力率改善用回路42内の力率改善用集積回路IC1はキ
ャパシティC11から電源電圧Vccを提供される。電
解キャパシティC11の充電電圧が一定レベルすなわ
ち、集積回路IC1の駆動電圧以上に至ると集積回路I
C1は動作を開示する。
【0038】集積回路IC1が動作しながら電解効果ト
ランジスタQ1のゲートにトリガー信号を高周波数で提
供しこれにより電解効果トランジスタQ1は高周波でス
イッチング発振をする。電解効果トランジスタQ1はス
イッチング発振をしながら振幅がほぼ450[V]程度
の球形波を生成し電解キャパシティC7,8に直流電圧
を提供する。図5Dは電解効果トランジスタQ1の両端
で捕捉した球形波を示す。結果的に力率改善部40は整
流部30により電波整流された電圧を昇圧された直流電
圧に出力する。
【0039】電解効果トランジスタQ1がオンである場
合には変圧器T1の1次側の最大電圧(ほぼ400
[V])に比べて電界効果トランジスタQ1の球形波の
電位(ほぼ450[V]が高いために変圧器T1から電
解キャパシティCC7,C8へのエネルギー伝達がなさ
れない。しかし、電界効果トランジスタQ1がオフであ
るときには電界効果トランジスタQ1は変圧器T1から
電解キャパシティC7,C8へのエネルギー伝達を妨害
しないために電解キャパシティC7,C8は変圧器T1
の伝達エネルギーにより充電される。電解キャパシティ
C7,C8に充電された昇圧された直流電圧は高周波駆
動部50の電源電圧に提供される。
【0040】放電灯60が最初始動されるときには変圧
器T1に大きい電流が流れるが、この電流がそのまま電
界効果トランジスタQ1に伝達されると損傷を受ける恐
れがある。この点を考慮して、変圧器T1から電解キャ
パシティC7,C8へのエネルギー伝達は放電灯60の
正常駆動中にはダイオードD2を経て、初期始動時には
ダイオードD1を経由する。
【0041】抵抗R1,R2は主電源スイッチ(図示せ
ず)をオフした場合電解キャパシティC7,C8の残留
電荷を放電させることにより残留電荷による素子損傷を
防止する。抵抗R3,R4と抵抗RS1はそれぞれ力率
改善部40で高周波駆動部50に供給される電圧の大き
さと電流量を検出するためのセンシング抵抗で提供され
る。
【0042】一方、力率改善用回路42の動作におい
て、本発明は抵抗R9及びキャパシティC11の素子値
を変更して集積回路IC1の電源電圧Vccの供給時間
を調整する。供給時間の間隔は放電灯60の再点灯時間
以内にする。放電灯60が点灯されないと変圧器T1に
大きい電流が流れない。その結果、変圧器T1の2次側
T1−2にも充分な電圧が誘起されなくてキャパシティ
C11の充電電圧が一定レベルに達しなくなり集積回路
IC1には必要な駆動電圧Vccが提供されなくなり電
界効果トランジスタQ1のスイッチング発振は続かな
い。再び時間が流れキャパシティC11の充電電圧が増
加すると再び1回にかけてスイッチングを試みる。この
とき、放電灯60が点灯されないと上で説明したように
スイッチング発振は続かないが、放電灯60が点灯され
ると変圧器T1に大きい電流が流れその2次側に充分な
大きさの電圧が誘起され集積回路IC1に連続的に電源
が供給される。その結果電界効果トランジスタQ1はス
イッチング発振を続く。放電灯60を始動させるために
放電灯60に高電圧高周波パルスを印加するが、このパ
ルスを連続的に印加すると素子破壊が発生する恐れがあ
る。この点を考慮して放電灯の点灯時まで断続的な発振
を1回ずつ試みるために周辺回路素子が保護され、付加
的に周辺環境が変化して再点灯時間が変化する場合にも
無理なく動作できるようになる。
【0043】キャパシティを使用した電波整流回路から
電流が流れない瞬間が現れる。このように電流が流れな
いとき、力率改善部40はスイッチング素子である電界
効果トランジスタQ1をオンさせ変圧器T1の1次コイ
ルT1−1を通して電流を連続的に流れるようにして、
負荷で電流が必要であるときインダクタに貯蔵されたエ
ネルギーを電流に流れるようにして力率を改善し電源か
ら供給される電流の最大大きさを減らす。ブリッジダイ
オードDB1と電解キャパシティC6を使用する整流部
30は電解キャパシティC6の電圧がブリッジダイオー
ドDB1の整流電圧より低い場合のみに電流を流れるよ
うにするために直流電圧のリプルが小さいほど電流が流
れる時間が短くなり力率が減少する。しかし、ブースタ
回路方式の力率改善部40を整流部30と共に使用する
と負荷に電流が流れない間トランジスタQ1を使用して
電流を流し、このとき変圧器T1のコイル巻線にエネル
ギーを貯蔵する。貯蔵されたエネルギーは負荷で電流が
必要であるとき、電源から直接供給される電流に付加さ
れ供給される。従って、力率改善部40を使用すると入
力で電流が続いて供給され力率が全体的に増加する。
【0044】高周波駆動部50は力率改善部40を通し
て提供される昇圧された直流電源をハーフブリッジ(hal
f-bridge)方式で放電灯60に供給して放電灯を駆動さ
せる。特に、ハーフブリッジ方式で結合されたスイッチ
ングバイポーラトランジスタQ2,Q3のベースエミッ
タ及びベース−コレクタに変圧器T4−1/T4−2,
T4−3/T4−4をそれぞれ付加してベース電流を大
きくすることにより高輝度高出力の放電灯の駆動を可能
にする方式を取る。
【0045】高周波駆動部50のキャパシティC19,
20は電解キャパシティC7,C8の充電エネルギーを
力率改善部40の出力端eを通して伝達され充電され
る。力率改善部40の出力端eの電圧はその大きさがほ
ぼ450[V]程度であり、直流成分がほとんどを示
し、少しの正弦波リプルが含まれており、図5Eはこの
電圧波形を示す。
【0046】キャパシティC19の充電電圧は、スイッ
チングトランジスタQ2がオンされるとき、トランジス
タQ2、帯域通過フィルター部56及び放電灯駆動部5
8が形成するループを通して放電される。同じく、キャ
パシティC20の充電電圧もスイッチングトランジスタ
Q3がオンされるとき、放電灯駆動部58、帯域通過フ
ィルター部56及びトランジスタQ3が形成するループ
を通して放電される。放電によりキャパシティC19,
C20の電位が低くなると再び電解キャパシティC7,
C8からエネルギーを伝達され再充電される。このよう
にキャパシティC19,C20がトランジスタQ2,Q
3のオン/オフスイッチング動作に応動して充・放電を
周期的に繰り返し、このような充・放電動作過程で放電
灯駆動部58はRLC共振を起こしながら放電灯60に
駆動電力を供給する。
【0047】これを詳細に説明する。トランジスタQ
2,Q3は交互にオン/オフ動作を繰り返す。最初には
トランジスタQ3がまずターンオンされる。トランジス
タQ3のターンオンのためにはベース電流が供給されな
ければならなく、この初期ベース電流のソースは変圧器
T1の2次側第2巻線T1−3に誘起される誘導電圧に
なる。第2巻線T1−3の誘起電圧はダイオードD20
を経てキャパシティC25を充填させ、キャパシティC
22の電位変化によりキャパシティC25の充電電荷は
抵抗R24を通して周期的に放電しながらキャパシティ
C22を充電させる。図5HはダイオードD20とキャ
パシティC25の接点で捕捉した電圧波形を示す。キャ
パシティC22の充電電圧の電位は放電灯60の点灯前
には時間の経過により三角波形の形態で徐々に増加する
が、そのレベルがダイアックD16の導通電圧に至ると
ダイアックD16が導通してキャパシティC22はトラ
ンジスタQ3のベースにベース電流を供給してトランジ
スタQ3をオンさせる。ベース電流の供給によりキャパ
シティC22の電位は再び落ちるようになる。トランジ
スタQ3のオン状態はキャパシティC22の電位レベル
がダイアックD16の導通電圧以上であるときまでのみ
に維持される。ダイアックD16は始動時のみ1回動作
する。主電源がオンされるとキャパシティC22が充電
されダイア開く導通電圧になるとトランジスタQ3を動
作させる。一応トランジスタQ2,Q3が動作すると動
作周波数が高くてキャパシティC22がダイアック導通
電圧になる前にトランジスタQ2,Q3が動作してキャ
パシティC22の電圧は0からダイアック導通電圧より
はるかに低い電圧間で増加減少のみをする。キャパシテ
ィC22の電圧降下によりトランジスタQ3のベース電
流がそれ以上供給されないとトランジスタQ3はオン状
態でオフ状態に切り換えられる。トランジスタQ2がオ
フされるときベース端の残留電荷はダイオードD15と
抵抗R28を通して瞬間に消耗されることによりトラン
ジスタQ3のターンオフ時間が短縮される。ダイオード
D10はトランジスタQ3がオフされるときコイル巻線
T2−2,T4−3に貯蔵されたエネルギーにより放出
される逆方向電流を流すフリーホイリングダイオード役
割をする。
【0048】トランジスタQ3がターンオン状態である
間には、前述したようにキャパシティC20の充電電荷
が変圧器T5の巻線T5−2,T5’−2、変圧器T2
の第2巻線T2−2、変圧器T4の第3巻線T4−3を
経てトランジスタQ3のコレクタに流れ込む。この過程
で変圧器T5の巻線T5−1,T5−2には誘導電圧が
誘起され放電灯60に駆動エネルギーを伝達する。ま
た、変圧器T4の巻線T4−3に瞬間に電流が流れると
この巻線T4−3と誘導結合されたS巻線T4−4にも
誘導電流が生成されその一部は電流の大きさを適切に制
限する抵抗R27とダイオードD13を経てトランジス
タQ3のベース電流に提供され残りはダイオードD14
を通してバイパスしてトランジスタQ3のコレクタに提
供される。これと同時に巻線T4−4には誘導電圧が誘
起され、この誘導電圧により変圧器T3の巻線T3−
2,T3’−2と抵抗R28を通してトランジスタQ3
のベースに追加的なベース電流がさらに流入される。ベ
ース電流量の増加はトランジスタQ3のコレクタ電流量
を増加させ、結果的に変圧器T5を通して放電灯に伝達
される駆動電力を大きくする。
【0049】一方、第2スイッチング部54のスイッチ
ング動作は次のような過程を経る。トランジスタQ3の
ベース電流の急減はトランジスタQ3をターンオフさせ
ると同時に変圧器T3の巻線T3−2,T3’−2の電
流流れの急減で現れ、その結果変圧器T3の他側巻線T
3−2,T3’−2に誘導電流をもたらす。誘導電流の
一部は電流の大きさを適切に制限する抵抗R25とダイ
オードD18を経てトランジスタQ2のベース電流に提
供され残りはダイオードD11を通してバイパスしてト
ランジスタQ2のコレクタに提供される。これと同時に
巻線T4−1には誘導電圧が誘起され、この誘導電圧は
第2スイッチング部54の抵抗R26を通してトランジ
スタQ2のベース端にベース電流を提供する。ベース電
流の供給によりトランジスタQ2はターンオンされ、ト
ランジスタQ2がターンオン状態である間には前述した
ようにキャパシティC19の充電電荷はトランジスタQ
2のコレクタとエミッタ端を経て変圧器T4の巻線T4
−2、変圧器T2の巻線T2−1及び変圧器T5の巻線
T5−2,T5’−2からなされるループを通して流れ
る。ダイオードD9はトランジスタQ2がオフされると
きコイル巻線T2−1,T4’−2に貯蔵されたエネル
ギーにより放出される逆方向電流を流すフリーホイリン
グダイオード役割をする。この過程でも上の場合と同じ
で変圧器T5を通して放電灯60の駆動電力が供給され
る。
【0050】第1スイッチング部52の場合と同じく第
2スイッチング部54においても、トランジスタQ2の
エミッタ電流の変圧器T4の巻線T4−2への瞬間の流
入により変圧器T4の巻線T4−2と誘導結合された巻
線T4−1にも誘導電圧が誘起される。この誘導電圧は
抵抗R25とダイオードD19を通してトランジスタQ
2のベース電流量をより増大させトランジスタQ2の多
くの量のコレクタ電流が流れるようにし結果的に変圧器
T5が放電灯60に伝達する駆動電力をより大きくす
る。
【0051】トランジスタQ2へのベース電流供給は相
当に短い時間の間になされるために、この時間が過ぎる
とベース電流は再び急激に減少しながらトランジスタQ
2は再びターンオフされる。ここで、トランジスタQ2
がオフされるときベース端の残留電荷はダイオードD1
5と抵抗R28を通して循環に消耗されることによりト
ランジスタQ3のターンオフ時間が短縮される。ベース
電流の急減は再び変圧器T3の巻線T3−4に誘導電圧
を誘起し、この誘導電圧はトランジスタQ3にベース電
流を流れるようにしてトランジスタQ3を再びターンオ
ンさせる。
【0052】帯域通過フィルター部56は変圧器T2と
これに並列で連結されたキャパシティC21で構成され
第1スイッチング部52と第2スイッチング部54に流
れる電流中基本周波数成分のみを選択して変圧器T5,
T3と変圧器T5’,T3’の1次側に供給するための
帯域通過フィルターの役割をする。変圧器T5,T3と
変圧器T5’,T3’は1,2次巻線比が大きく製作さ
れ1次側の低電圧大電流を2次側ではランプで必要な高
電圧低電流を得ることができる。
【0053】このように、第1スイッチング部52と第
2スイッチング部54はハーフブリッジ方式で結合され
第1スイッチング部52のトランジスタQ3と第2スイ
ッチング部54のトランジスタQ2のスイッチング動作
は交互に繰り返され、このようなスイッチング動作の交
互的な反復過程を通してキャパシティC19,C20の
充電エネルギーは放電灯60の駆動電力に連続的に供給
される。図5Fと5Gは放電灯60が以上のような過程
を通して点灯され正常的に駆動される間に放電灯60の
入力電圧と入力電流の波形をそれぞれ示す。この波形図
で分かるように、入力電圧はその実効値がほぼ100
[V]程度であり入力電流はその実効値がほぼ4[A]
程度であり、両者の波形は正弦波に近い周期波形で現れ
る。従って、放電灯60に供給される電力はほぼ400
ワット程度になることをわかる。400ワットという供
給電力の大きさは例示的なものであり、ベース電流増大
用変圧器T4の容量を増加させスイッチングトランジス
タQ2,Q3のベース電流を増やすと供給電力の大きさ
は400ワットよりさらに大きくなれることを明示す
る。
【0054】ここで、第1スイッチング部52と第2ス
イッチング54のハーフブリッジスイッチング動作時に
変圧器T5に誘起される誘導電圧の極性は交互的に変わ
るが、キャパシティC23は充・放電20を周期的に繰
り返しながら誘導電圧の極性変更過程で現れる変圧器T
5の電流損失を減らすことによりエネルギー伝達の効率
を高める役割をする。キャパシティC24は変圧器T5
から放電灯60に伝達される駆動電流を制限して過電流
印加による放電灯60の電流衝撃を減少させる。
【0055】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明による高
輝度放電ランプ用電子式安定器の再点灯回路及び大電力
駆動回路は次のような効果を提供する。
【0056】一つ、第1及び第2スイッチング部のそれ
ぞれにスイッチングトランジスタQ2,Q3のベース電
流量を増加させる変圧器T4を追加することにより、本
発明が目的とする高輝度高出力の導電灯の駆動が可能に
なる。このような付加回路がない場合、バイポーラトラ
ンジスタを使用しては高出力高輝度の放電ランプ用電子
式安定器のスイッチング部を構成することが困難であ
る。従来には、本発明のようにスイッチングトランジス
タのベース電流を大きくできなかったためにほぼ200
ワット程度までの出力を有する放電灯を駆動する程度で
あった。しかし、本発明による安定器回路を利用する場
合、400ワットやそれ以上の出力を有する放電灯の駆
動が可能である。
【0057】二つ、再点灯時間を確報するための別の付
加回路を使用しないことにより安定器回路の構成を単純
化させ生産単価が低くなる。
【0058】三つ、高出力高輝度放電ランプ用電子式安
定器にバイポーラトランジスタを使用できるために高内
圧大電流特性を有するバイポーラトランジスタの長所を
実現できるために大容量の放電灯を安定的に駆動でき
る。
【0059】四つ、高出力高輝度の放電灯の駆動電力供
給用変圧器を複数個並列で連結して安定器の動作温度を
低くできるために安定器回路の寿命を増やし動作特性を
安定化できる。
【0060】以上のような本発明の安定器回路は高力率
及び直流高電圧を得るために高出力高輝度放電ランプ用
電子式安定器に適用できるために、今後需要が急増する
と予想される照明市場で重要な要素技術として位置づけ
られるであろう。
【0061】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有するものであれば本
発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正また
は変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高出力高輝度の放電ランプ用電子
式安定器の全体的な構成を示したブロック図である。
【図2】電源入力部とフィルター部の詳細回路図であ
る。
【図3】整流部と力率改善部の詳細回路図である。
【図4】高周波駆動部の詳細回路図である。
【図5A】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5B】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5C】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5D】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5E】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5F】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5G】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【図5H】電子式安定器の要部の入出力信号の波形図で
ある。
【符号の説明】
10 入力電源部 20 フィルター部 30 整流部 40 力率改善部 42 力率改善用回路 50 高周波駆動部 52 第1スイッチング部 54 第2スイッチング部 56 帯域通過フィルター部 58 放電灯駆動部 60 放電灯

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高輝度高出力放電灯を駆動するための電
    子式安定器において、 商用交流電源を整流して整流電圧を生成し、前記整流電
    圧を変圧して始動電圧を提供して、前記整流電圧を高周
    波数でスイッチングして前記整流電圧の最大値より高く
    力率が改善された直流電圧に変換するための電源変換手
    段と、及び前記昇圧された直流電圧により充電電圧を形
    成し、前記始動電圧により動作を開始して高周波スイッ
    チング動作を交互に繰り返すことにより前記充電電圧に
    よる放電電流を流し、前記放電電流により伝達されるエ
    ネルギーを利用して共振を起こしながら放電灯に駆動電
    力を提供する高周波駆動手段を具備することを特徴とす
    る電子式安定器。
  2. 【請求項2】 前記電源変換手段は商用交流電圧を整流
    して整流電圧を生成するための整流手段と、及び前記整
    流手段から提供される前記整流電圧をコイルを通してキ
    ャパシティに提供して充電電圧を形成させ、前記整流手
    段が前記整流電圧を前記高周波駆動手段に直接提供しな
    い間には前記コイルと前記キャパシティ間に介在された
    高周波スイッチング素子の高周波スイッチング動作によ
    り前記コイルに貯蔵されたエネルギーが前記キャパシテ
    ィを充電させ、前記キャパシティが前記昇圧された直流
    電圧を前記高周波駆動手段に連続的に提供することによ
    り高力率が維持できるようにするための力率改善手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の電子式安定
    器。
  3. 【請求項3】 前記電源変換手段は前記整流手段の前端
    に提供され電源に含まれたノイズを除去するためのフィ
    ルター手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に
    記載の電子式安定器。
  4. 【請求項4】 前記力率改善手段は前記整流手段により
    整流された整流電源を1次側に入力され変圧するための
    変圧器部と、該変圧器部の2次側に誘起される誘導電圧
    を充電して前記高周波駆動手段の前記始動電圧に提供す
    るための始動電圧供給部と、前記変圧器の1次側コイル
    巻線を通して伝達される前記整流電源と前記1次側コイ
    ル巻線に貯蔵されたエネルギーを提供され充電電圧を形
    成する充電部と、 前記変圧器の1次側と前記充電部間に介在され、スイッ
    チング制御信号に応動して高周波でスイッチングし、高
    周波スイッチング動作により前記整流手段が前記整流電
    圧を前記高周波駆動手段に直接提供しない間に前記変圧
    器の1次側コイルに貯蔵されたエネルギーを前記充電部
    に伝達されるようにして前記充電電圧の電位を前記整流
    電源の電位より高く維持できるようにするスイッチング
    部と、及び前記充填部の昇圧された直流電圧が前記高周
    波駆動手段に連続的に提供することにより高力率が維持
    されるようにする周波数で前記スイッチング制御信号を
    前記スイッチング部に提供する力率改善部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の電子式安定器。
  5. 【請求項5】 前記整流電圧は電波整流方式で得られた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子式安定器。
  6. 【請求項6】 前記高周波駆動手段は前記昇圧された直
    流電圧を提供され充電電圧を形成する充電部と、 前記充電電圧を高周波スイッチング動作を交互に繰り返
    す一対のスイッチング素子を通してハーフブリッジ方式
    で放電させ放電電流を流れるようにして、前記一対のス
    イッチング素子それぞれに付加された変圧器により前記
    スイッチング素子の導通電流量を増大させ前記放電電流
    の量を多くするハーフブリッジスイッチング部と、及び
    前記放電電流により伝達されるエネルギーを利用して共
    振を起こしながら前記放電灯に駆動電力を提供する放電
    灯駆動部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電
    子式安定器。
  7. 【請求項7】 前記ハーフブリッジスイッチング部の一
    対のスイッチング素子それぞれはバイポーラトランジス
    タであることを特徴とする請求項6に記載の電子式安定
    器。
  8. 【請求項8】 前記変圧器は前記バイポーラトランジス
    タの高周波で可変される導通電流を利用して誘導電流を
    誘起させ、誘起された前記誘導電流を前記バイポーラト
    ランジスタのベース電流に提供することを特徴とする請
    求項7に記載の電子式安定器。
  9. 【請求項9】 前記高周波駆動手段は前記ハーフブリッ
    ジスイッチング部を通して流れる前記放電電流中基本周
    波数成分のみを選択して前記放電灯駆動部に提供する帯
    域通過フィルター部をさらに備えることを特徴とする請
    求項6に記載の電子式安定器。
  10. 【請求項10】 前記充電部は相互直列で連結され同一
    の容量を有する第1キャパシティと第2キャパシティで
    構成されることを特徴とする請求項6に記載の電子式安
    定器。
  11. 【請求項11】 前記ハーフブリッジスイッチング部は
    ハーフブリッジ方式で結合された第1スイッチング部と
    第2スイッチング部及び前記第1スイッチング部と前記
    第2スイッチング部間に介在され相互誘導によるベース
    駆動電流を提供するための第1変圧器部を備え、 前記第1スイッチング部はエミッタ接地されフリーホイ
    リング経路が備えられターンオン時に前記第1キャパシ
    ティの放電経路を提供する第1バイポーラトランジスタ
    部と、前記始動電圧を充電する始動キャパシティ、該始
    動キャパシティの充電電圧を前記第1バイポーラトラン
    ジスタ部のベース電流に提供して前記第1バイポーラト
    ランジスタ部を最初にターンオンさせるためのダイアッ
    ク、そして前記第1バイポーラトランジスタ部コレクタ
    とベース間に介在されコレクタ電流の変化に連動してベ
    ース電流を増大させる第2変圧器部を備え、 前記第2スイッチング部は前記第2キャパシティにコレ
    クタが連結されフリーホイリング経路が備えられターン
    オン時に前記第2キャパシティの放電経路を提供する第
    2バイポーラトランジスタ部、前記第2バイポーラトラ
    ンジスタ部のエミッタとベース間に介在されエミッタ電
    流の変化に連動してベース電流を増大するための第3変
    圧器部を備えることを特徴とする請求項10に記載の電
    子式安定器。
  12. 【請求項12】 前記第1変圧器部は複数個の変圧器を
    並列で連結して構成することを特徴とする請求項11に
    記載の電子式安定器。
  13. 【請求項13】 前記放電灯駆動部は前記第1キャパシ
    ティ部と前記第2キャパシティ部との共通点と前記ハー
    フブリッジスイッチング部間に連結され前記ハーフブリ
    ッジスイッチング部の放電電流を前記放電灯の駆動電力
    に変換する駆動変圧器、該変圧器と並列で連結され前記
    駆動変圧器に誘起される誘導電圧の交互的極性変更で現
    れるエネルギー損失を減らす第3キャパシティ、そして
    放電灯の過電流を制限するための第4キャパシティを備
    えることを特徴とする請求項10に記載の電子式安定
    器。
  14. 【請求項14】 前記駆動変圧器は複数個の変圧器を並
    列で連結して構成することを特徴とする請求項13に記
    載の電子式安定器。
JP11111663A 1999-03-09 1999-04-20 高出力高輝度の放電ランプ用電子式安定器 Pending JP2000260589A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR99-7777P 1999-03-09
KR1019990007777A KR100291042B1 (ko) 1999-03-09 1999-03-09 고출력 고휘도 방전램프용 전자식 안정기

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000260589A true JP2000260589A (ja) 2000-09-22

Family

ID=19576005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11111663A Pending JP2000260589A (ja) 1999-03-09 1999-04-20 高出力高輝度の放電ランプ用電子式安定器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6124681A (ja)
JP (1) JP2000260589A (ja)
KR (1) KR100291042B1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3520795B2 (ja) * 1999-02-15 2004-04-19 松下電工株式会社 放電灯点灯装置
DE10200004A1 (de) * 2002-01-02 2003-07-17 Philips Intellectual Property Elektronische Schaltung und Verfahren zum Betreiben einer Hochdrucklampe
TW595559U (en) * 2003-03-28 2004-06-21 Lin Su Ling Voltage-raising device for head-light of vehicle
KR100541678B1 (ko) * 2003-06-30 2006-01-11 주식회사 하이닉스반도체 금속 배선의 형성 방법
US7211965B2 (en) * 2004-11-10 2007-05-01 Osram Sylvania Inc. High intensity discharge lamp with current sense resistor
FR2909510B1 (fr) * 2006-11-30 2009-02-13 Valeo Vision Sa Ballast pour lampe a decharge
KR100731954B1 (ko) * 2007-01-19 2007-06-25 정화전자주식회사 고압 방전등용 전자식 안정기
US20110289328A1 (en) * 2007-05-04 2011-11-24 Jen-Jen Cheng Universal serial bus assembly structure
US7952293B2 (en) * 2008-04-30 2011-05-31 Lsi Industries, Inc. Power factor correction and driver circuits
US8432108B2 (en) * 2008-04-30 2013-04-30 Lsi Industries, Inc. Solid state lighting, driver circuits, and related software

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4277728A (en) * 1978-05-08 1981-07-07 Stevens Luminoptics Power supply for a high intensity discharge or fluorescent lamp
WO1983002537A1 (en) * 1982-01-15 1983-07-21 Vossough, Eshan Electronic high frequency controlled device for operating gas discharge lamps
US4506195A (en) * 1983-02-04 1985-03-19 North American Philips Lighting Corporation Apparatus for operating HID lamp at high frequency with high power factor and for providing standby lighting
US5225742A (en) * 1991-12-11 1993-07-06 Delta Coventry Corporation Solid state ballast for high intensity discharge lamps
US5442261A (en) * 1992-04-02 1995-08-15 T.T.I. Corporation Energy saving lamp controller
US5515261A (en) * 1994-12-21 1996-05-07 Lumion Corporation Power factor correction circuitry
US5677602A (en) * 1995-05-26 1997-10-14 Paul; Jon D. High efficiency electronic ballast for high intensity discharge lamps
US5900701A (en) * 1996-05-21 1999-05-04 Allied Energy Services International, Inc. High frequency electronic ballast for lighting
US5986901A (en) * 1998-07-09 1999-11-16 Matsushita Electric Works R&D Laboratory, Inc. Power factor correction circuit for a power supply

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000059882A (ko) 2000-10-16
KR100291042B1 (ko) 2001-05-15
US6124681A (en) 2000-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2224300C (en) Discharge lamp driving bridge circuit
US7061188B1 (en) Instant start electronic ballast with universal AC input voltage
US5811938A (en) Emergency lighting ballast for starting and operating two compact fluorescent lamps with integral starter
JP2003520407A (ja) 多ランプ動作用の電力帰還力率修正方式
JP2003518714A (ja) 一体化磁気部品を具えた高電力電子安定器
AU2010202097A1 (en) Electronic high intensity discharge lamp driver
JP2001112253A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2002534779A (ja) 電子ランプ安定器
US5459375A (en) Electronic ballast with high-frequency-aided power-factor-correction
JP2000260589A (ja) 高出力高輝度の放電ランプ用電子式安定器
Prado et al. A high-power-factor electronic ballast using a flyback push-pull integrated converter
JPH06310286A (ja) ランプ
US5402331A (en) Power device
JP2001211658A (ja) 相補形スイッチを有するハロゲン電力変換器
CN103347356B (zh) Hid灯供电方法与所用电路及该电路的工作方法
KR20030023372A (ko) 전자식 안정기의 전력공급회로
JP2001068290A (ja) 放電灯点灯装置
JP3654035B2 (ja) 電源装置
JP3427238B2 (ja) インバータ装置
JP3932423B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP3487369B2 (ja) 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置
JPH0440838B2 (ja)
KR200177679Y1 (ko) 형광등용 전자식 안정기
JP3692871B2 (ja) 電源装置
JP3593901B2 (ja) 点灯装置