JP2000259386A - 印刷システム及び印刷ジョブ作成装置及び印刷装置 - Google Patents

印刷システム及び印刷ジョブ作成装置及び印刷装置

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JP2000259386A
JP2000259386A JP11060896A JP6089699A JP2000259386A JP 2000259386 A JP2000259386 A JP 2000259386A JP 11060896 A JP11060896 A JP 11060896A JP 6089699 A JP6089699 A JP 6089699A JP 2000259386 A JP2000259386 A JP 2000259386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザから指示された機能を印刷装置、クラ
イアント装置のいずれで実現した場合も同じ課金が行わ
れるようにする。 【解決手段】 クライアント装置100では、アプリケ
ーション110で作成された文書に対して印刷指示が行
われた場合、課金情報作成部126が、ユーザから指示
された印刷機能に対応する課金ルールを課金ルール管理
部140から求め、その課金ルールに従ってその文書の
印刷処理に関する課金値等の課金情報を求める。そし
て、ジョブ作成部120は、その文書の印刷イメージを
記述した印刷ジョブにその課金情報を埋め込んで印刷装
置200に送信する。印刷装置200では、ジョブ処理
部220が、その印刷ジョブから各ページのラスタイメ
ージを作成してIOT230に印刷させる。このとき、
課金情報抽出部222が印刷ジョブに埋め込まれた課金
情報を抽出し、課金管理部240がこの課金情報に従
い、当該印刷ジョブについての課金処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータで作
成された印刷ジョブを印刷処理する印刷装置における、
課金のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィス用や業務用などのある程度大型
の印刷装置の分野では、課金が重要な要素になってい
る。リース契約の場合はもちろんのこと、印刷装置を販
売した場合でも、装置ベンダによる定期的な保守・点検
等が必要であり、そのための料金を装置使用量に応じて
課金することが一般的である。
【0003】課金方式としてよく行われているのは、印
刷装置側でイメージ処理したページ数に応じて課金する
という方式である。印刷装置には、このためのページ数
カウンタが設けられる。この方式では、白紙のページを
出力した場合でも、イメージ処理を行っていれば課金さ
れる。
【0004】両面印刷モードで最後の用紙に片面しか印
字しない場合、印刷装置でそれを検知して片面分しか課
金しないようなシステムも存在する。また、特開平10
−207310号公報には、このような機能を持たない
印刷装置を用いたシステムで、両面印刷の最後の用紙が
片面であるときの裏面の課金を行わないシステムが開示
されている。このシステムでは、印刷装置にイメージを
供給する画像制御装置に、供給するイメージが白紙か否
かを検知して白紙のページ数をカウントする機構を設
け、この白紙のカウント値を印刷装置側での出力ページ
数のカウント値から差し引いている。
【0005】以上は、出力1ページ(又は1枚)当たり
で課金するという古くから存在する比較的単純な課金方
式であるが、この他に印刷装置が提供するサービス内容
に応じて追加の課金を行うシステムも存在する。例え
ば、印刷装置独自の丁合機能等に追加の課金を行うシス
テム(特開平7−261868号公報)や、カラー機能
モードに応じて追加課金を行うシステム(特開平10−
20957号公報)、印刷する印刷物を処理するのに所
要した時間で追加課金するシステム(特開平5−108
961号公報)、印刷対象物の修正回数などに応じて課
金するシステム(特開平10−232914号公報)な
どである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】印刷システムのモデル
チェンジの際、既存の機能を実現する機構が大幅に変更
される場合がある。このような場合、モデルチェンジの
前後で課金方式に不整合が生じる場合がある。
【0007】例えば、印刷装置の高度な機能の一つに、
両面印刷を行う際に章の先頭として指定されたページが
必ず用紙の表の面になるように用紙送りを調整するチャ
プタースタート機能がある。この機能は、比較的高級な
印刷装置に搭載されている。しかし、同様の機能は、ク
ライアントのアプリケーションやプリンタドライバに、
章の末尾ページが用紙の表に来るとき白紙ページを表す
PDL(ページ記述言語)記述をそのページの次に自動
挿入する機能を追加することにより、チャプタースター
ト機能を持たない印刷装置を用いたシステムでも実現す
ることができる。前者、すなわちチャプタースタート機
能を持つ印刷装置を用いたシステムでは、章の最後の用
紙の裏面を印刷しなかった場合は印刷装置自体がその事
実を知っているので、最後の用紙の裏面を課金しないよ
うにすることができる。これに対し、後者、すなわちク
ライアントのソフトウエアでチャプタースタート機能を
代替処理するシステムでは、印刷装置では白紙ページで
も一般のページと同様にイメージ処理を行うので、印刷
装置は、章の最後のページの裏面が白紙である場合も課
金してしまう。したがって、顧客のシステムを前者から
後者に移行した場合、チャプタースタート処理時の課金
の額が増えることになる。このような課金の増加は、出
力部数が多い顧客にとっては大きな問題となる。円滑な
システム移行のために、課金方式の整合性をとるための
仕組みが求められる。
【0008】以上は、システム移行時の問題であった
が、全く新規に印刷システムを導入する場合にも、従来
システムには、提供するサービスに対するきめ細かい課
金体系を提供しにくいという問題があった。すなわち、
従来システムでは印刷装置側の機構で提供するサービス
についてはその内容に応じた課金を行うことができた
が、チャプタースタートなどの印刷装置の機能をクライ
アント装置側のソフトウエアで肩代わりする場合は、印
刷装置は通常の1ページ単位の料金で課金することしか
できない。なぜなら、チャプタースタートのために追加
した白紙ページも印刷ジョブのデータ上では1つのペー
ジの記述として存在し、印刷装置では内容のある通常ペ
ージの記述と区別できないからである。このように、従
来システムでは、印刷装置の機能をクライアント側で肩
代わりした場合、課金方式が固定的となり、機能の内容
に応じたきめ細かい料金設定を行うことができなかっ
た。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、印刷システム移行の前後での課
金の整合性が容易に確保でき、クライアント装置も含め
た印刷システム全体としてのサービスに対してきめ細か
い課金体系を提供可能な課金システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る印刷システムは、印刷ジョブを作成す
る印刷ジョブ作成装置と、印刷ジョブを処理して印刷を
行う印刷装置と、を含む印刷システムであって、前記印
刷ジョブ作成装置は、作成した印刷ジョブについての課
金情報を作成して当該印刷ジョブに関連づけて印刷装置
に送信する課金情報作成手段を有し、前記印刷装置は、
印刷ジョブについての課金処理を、当該印刷ジョブに関
連づけられた課金情報に基づいて実行する第1課金手段
を有することを特徴とする。
【0011】この構成によれば、印刷装置に第1課金手
段を設けたことにより、処理したページ数に基づき課金
を行うのではなく、印刷ジョブ作成装置側で付与された
課金情報に基づいた課金を行うことができる。印刷装置
の機能を印刷ジョブ作成装置側で代替処理した場合で
も、印刷ジョブ作成装置で指定された印刷上検討の内容
に応じて適切な課金情報を作成することができる。した
がって、同じ機能を印刷装置、印刷ジョブ作成装置のど
ちらで実現した場合でも、整合性のある課金を行うこと
ができる。
【0012】本発明の好適な態様では、印刷装置は、印
刷ジョブの処理において出力したページ数に基づいて課
金処理を行う第2課金手段と、印刷ジョブ作成装置から
受信した印刷ジョブに課金情報が関連づけられていると
きは第1課金手段に、その他の場合は第2課金手段に課
金処理を行わせる課金管理手段とを有する。この態様に
よれば、課金情報の作成機能のない印刷ジョブ作成装置
からの印刷ジョブにも対応できる。
【0013】また、別の好適な態様では、課金情報は、
印刷装置において印刷ジョブの処理の際に出力したペー
ジ数に基づき求められる課金値に対する補正値であり、
前記第1課金手段は、印刷ジョブの処理で出力したペー
ジ数に基づき求めた課金値を前記課金情報により補正す
ることにより、当該印刷ジョブの課金値を決定する。こ
の態様は、従来型のページ数ベースの課金方式に容易に
適用することができる。
【0014】また、別の好適な態様では、印刷ジョブ作
成装置は、印刷ジョブにおいて用いる所定の機能ごと
に、その課金ルールを記憶する課金ルール管理手段を有
し、前記課金情報作成手段は、ユーザから指定された機
能に対応する課金ルールを前記課金ルール管理手段から
求め、求めた課金ルールに基づき課金情報を作成する。
この態様では、各機能ごとに課金ルールを登録可能にす
ることにより、きめ細かい課金体系を提供できる。ま
た、この態様において、課金ルール管理手段に対し、各
機能とこれに対応する課金ルールとを登録及び更新する
ための手段を設けることにより、課金ルールの設定、変
更が可能になる。
【0015】また、別の好適な態様では、課金情報は、
印刷ジョブが表す文書の各ページごとの課金値の情報を
含む。この態様によれば、印刷ジョブが何らかの理由で
中断された場合でも、中断箇所までの正確な課金を行う
ことができる。
【0016】また、別の好適な態様では、印刷ジョブ作
成装置は、印刷ジョブと課金情報との関連づけの正当性
を検査するための検査コードを作成し、当該印刷ジョブ
と課金情報とに関連づけて前記印刷装置に送信する手段
を有し、印刷装置は、印刷ジョブと課金情報とに関連づ
けられた検査コードに基づき、当該印刷ジョブと課金情
報との関連づけが正当であるか否かを判定する手段を有
する。この態様によれば、印刷ジョブ及び課金情報に関
連づけられた検査コードをチェックすることにより、印
刷ジョブ又は課金情報における改竄の有無を検出するこ
とができ、課金情報の不正使用を防止することができ
る。
【0017】また、本発明に係る印刷ジョブ作成装置
は、印刷ジョブにおいて用いる所定の印刷機能ごとに、
その課金ルールを記憶する課金ルール管理手段と、文書
に対する印刷指示に対応して、この印刷処理において利
用する印刷機能の指定を受け付ける手段と、指定された
印刷機能に対応する課金ルールを前記課金ルール管理手
段から求め、求めた課金ルールに基づき課金情報を作成
し、印刷指示に応じて作成された印刷ジョブに関連づけ
てこの課金情報を印刷装置に送信する課金情報作成手段
とを有する。
【0018】この構成によれば、ユーザから指定された
印刷機能に応じた適切な課金情報を作成し、印刷ジョブ
に関連づけて印刷装置に送信することができる。
【0019】また、本発明に係る印刷装置は、印刷ジョ
ブに関連づけて受け取った課金情報に基づいて課金処理
を行う第1課金手段と、印刷ジョブの処理において出力
したページ数に基づいて課金処理を行う第2課金手段
と、印刷ジョブ作成装置から受信した印刷ジョブに課金
情報が関連づけられていない場合は第1課金手段に課金
処理を行わせ、関連づけられている場合は第2課金手段
に課金処理を行わせる課金管理手段とを有する。
【0020】この構成によれば、印刷ジョブに課金情報
がない場合には従来型のページ数ベースの課金処理を行
うことができ、印刷ジョブに課金情報がある場合にはそ
の課金情報に応じた適切な課金処理を行うことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0022】[システム構成]図1は、本発明に係る印
刷システムの概略構成を示す機能ブロック図である。印
刷システムは、クライアント装置100と印刷装置20
0から構成される。この例では、クライアント装置10
0と印刷装置200との間はネットワーク300で接続
されている。しかしながら、クライアント装置100と
印刷装置200とをパラレルインタフェース等で接続す
るような形態も本発明の範囲に含まれる。また、図1で
は、ネットワーク300にはクライアント装置100と
印刷装置200が1台ずつしか接続されていないが、そ
れらが複数台ずつ接続されている場合も本発明の範囲内
であることは、以下の説明から理解頂けるであろう。
【0023】<クライアント装置>クライアント装置1
00は、ハードウエア的には、CPU、主記憶装置、補
助記憶装置、マウスやキーボードなどの入力装置、CR
Tや液晶ディスプレイなどの表示装置などを備えたコン
ピュータシステムである。機能面で言えば、クライアン
ト装置100は、アプリケーション110、ジョブ作成
部120、印刷装置情報管理部130、課金ルール管理
部140を含んでいる。
【0024】(1)アプリケーション110 アプリケーション110は、ワードプロセッサやDT
P、表計算、データベース管理などの応用プログラムで
ある。アプリケーション110は、ユーザからの入力や
独自のデータ演算処理によって出力文書を生成する。
【0025】(2)ジョブ作成部120 ジョブ作成部120は、アプリケーション110が生成
した出力文書のデータを、印刷装置200が取り扱える
所定のページ記述言語(PDL)のフォーマットに変換
し、印刷ジョブを作成するためのユニットであり、プリ
ンタドライバとも呼ばれる。ジョブ作成部120におい
て、アプリケーション110の文書データからPDL記
述を作成する処理はPDL記述作成部122が行う。ま
た、ジョブ作成部120は、出力文書の印刷条件として
ユーザが指示した例えば用紙サイズや部数などの条件
を、印刷情報として所定の書式で記述し、出力文書のP
DL記述に付加する。この印刷情報の作成を行うのが、
印刷情報作成部124である。印刷情報は、ジョブチケ
ットとも呼ばれる。ジョブ作成部120は、PDL記述
と印刷情報とをまとめて印刷ジョブを構成する。例え
ば、印刷情報は、PDL記述に対し、コメント形式で付
加することができる。
【0026】ここで、本実施形態では、印刷ジョブを作
成する際に、その印刷ジョブの課金情報を作成し、これ
を印刷情報の一項目として印刷ジョブに追加する。これ
により、印刷装置200では、この課金情報をもとに課
金処理が行えるようになる。課金情報の作成は、課金情
報作成部126が行う。課金情報としては、例えば課金
すべきページの数を用いることができる。この場合、課
金情報作成部126は、印刷ジョブが表す文書の総ペー
ジ数のうち、課金すべきページ数を計算して課金情報と
する。例えば、チャプタースタート機能をクライアント
装置100側での白紙ページ記述の挿入処理により代替
し、挿入した白紙ページには課金しないという場合、課
金情報作成部126は、印刷ジョブの総ページ数から挿
入した白紙ページの数を引いた値を課金情報とする。な
お、課金情報の作成手順等については後に改めて説明す
る。
【0027】(3)印刷装置情報管理部130 印刷装置情報管理部130は、クライアント装置100
から利用可能な各印刷装置200の持つ機能に関する情
報を記憶し管理する。図2は、印刷装置情報管理部13
0に登録されたある印刷装置の機能情報の一例である。
これによれば、この印刷装置は、合紙(あいし)機能は
持っているが、チャプタースタートやページプレックス
機能などは持っていないことがわかる。印刷装置情報管
理部130には、各印刷装置ごとに、このような機能情
報が登録されている。印刷装置情報管理部130への機
能情報の登録は、印刷装置をネットワーク300等に接
続したときに、システム管理者により行われる。
【0028】印刷装置が持っていない機能のうち、ある
ものはクライアント装置100のアプリケーション11
0又はジョブ作成部120又はそれら両者の共同作業に
より代替することができる。既に説明したチャプタース
タートはその典型であるし、図2に例示した合紙、ペー
ジプレックス、ラベル機能、丁合指定の各機能について
も、同様の代替処理が可能である。
【0029】印刷装置情報管理部130の保持する情報
は、印刷ジョブ作成時にジョブ作成部120から参照さ
れる。すなわち、ジョブ作成部120は、印刷装置情報
管理部130を参照し、ユーザから指定された機能を出
力先の印刷装置が持っているか否かを判定する。そし
て、出力先の持たない機能の指定があり、かつその機能
がクライアント装置100で代替処理可能である場合
は、ジョブ作成部120が所定の代替処理を行う。
【0030】(4)印刷装置機能及びクライアント側に
おけるその代替処理 ここで、図2に例示した各印刷装置機能と、クライアン
ト装置100側でのその代替処理の内容について説明し
ておく。なお、チャプタースタート機能及びその代替処
理については、既に従来技術にて説明済みなので省略す
る。
【0031】a)合紙 合紙とは、ページとページの間に何も書かれていない用
紙を挿入する機能であり、例えば各印刷ジョブ同士の出
力結果の区切りや、1つの印刷ジョブの中の各パートの
区切りを示すためなどに用いられる。クライアント装置
にて、印刷ジョブの先頭、末尾、あるいは「何ページの
後」などといった形で合紙挿入位置を指定すると、印刷
装置がその指定位置に白紙(合紙)を挿入する。挿入し
た合紙に課金するか否か、あるいはいくら課金するかは
個々の印刷装置によるが、一般的には、合紙を特別な機
能と考え、合紙1枚につき1ページ分の課金を行う場合
が多い。
【0032】クライアント装置側での合紙機能の代替
は、印刷ジョブ中の合紙の位置に白紙ページを表すPD
L記述を挿入することにより行える。合紙1枚の指定に
つき、片面印刷の場合は1ページ、両面印刷の場合は2
ページ分、白紙ページ記述を挿入する。したがって、こ
の機能を用いると、例えば両面印刷の場合、従来の印刷
装置の課金処理では、合紙機能に全く課金しない印刷装
置と比べた場合、合紙1枚につき2ページ分課金が高く
なり、合紙1枚につき1ページ分課金する印刷装置と比
べた場合、合紙1枚につき1ページ分課金が高くなるこ
とになる。
【0033】b)ページプレックス ページプレックスとは、ページごとに両面・片面指定が
できる機能である。例えば、8ページの文書を1,6,
7,8ページ目は片面印刷、2,3,4,5ページ目は
両面印刷と指示しておけば、ページプレックス機能を有
する印刷装置の場合は、次のような印刷結果を出力す
る。なお、次の表記において「A/B」が1枚の用紙の
印刷結果を表し、Aが用紙の表側、Bが用紙の裏側を示
す。A、Bに当てはめられた数字は文書中でのページ番
号を示し、Xは無印字(したがって、イメージ処理も行
わない)の面を示す。
【0034】
【数1】 1/X 2/3 4/5 6/X 7/X 8/X 印刷装置がページプレックス機能を持つ場合、クライア
ント装置は、このような8ページの文書のデータを、ペ
ージプレックスを指定した上で印刷装置に送ればよい。
印刷装置は、用紙送りを調節することにより、指定通り
の印刷を実現する。なお、課金は、印刷処理したページ
数分(上記の例では8ページ)とされる場合が一般的で
ある。
【0035】ページプレックス機能のクライアント装置
側での代替は、片面指定されたページの記述の次に白紙
ページのPDLを挿入した上で、文書全体について両面
印刷を指定することで行える。例えば、さきに例示した
8ページの文書の場合、印刷ジョブ中の1,6,7ペー
ジの記述の後にそれぞれ白紙ページの記述を挿入し(8
ページは最後のページなので不要)、両面印刷を指示す
ればよい。これにより次のような印刷結果が得られる。
「白」が挿入した白紙ページを示す。
【0036】
【数2】 1/白 2/3 4/5 6/白 7/白 8/X この場合、印刷装置は、挿入された白紙3ページ分を加
えた合計11ページの両面印刷を行うことになる。した
がって、印刷装置が従来の課金処理を行えば、印刷装置
のページプレックス機能を用いた場合よりも3ページ分
多く課金されることになる。
【0037】c)ラベル機能 可変データ印刷機能とも呼ばれ、帳票やダイレクトメー
ルなどの印刷に利用される。共通のイメージ部分(フォ
ームと呼ばれる)に、各ページごとの個別のイメージ部
分とを合成して印刷する機能である。印刷装置のこの機
能を利用する場合、クライアント装置でフォームと各ペ
ージの個別のイメージ部分のPDL記述を生成して印刷
装置に送り、印刷装置でそれらを合成して各ページを印
刷する。この機能を持つ印刷装置では、印刷業界との差
別化を図るため、1つのフォーム当たり所定ページ数を
超える部分については例えば通常の1ページの料金の数
分の1といった割引料金を設定するケースが多い。
【0038】このラベル機能をクライアント装置側で代
替するには、単にクライアント装置側でフォームと個別
部分とを合成して各ページの完全データを作成し、これ
をPDLで記述して印刷装置に送ればよい。この場合、
印刷装置が従来のページ数ベースの課金処理を行えば、
全ページについて一律に通常の料金が課金され、ラベル
印刷機能搭載の印刷装置のような割引は得られない。
【0039】d)丁合指定 丁合機能は、複数部数を各部ごとに区別して出力する機
能である。この機能を利用する場合、クライアント装置
から部数を指定し、丁合を指定して印刷ジョブを送る。
すると、印刷装置は、送られてきた印刷ジョブの各ペー
ジを指定部数ずつ繰り替えし印刷し、印刷結果をソータ
の各出力ビンに順に出力することにより、丁合出力を実
現する。
【0040】クライアント装置側でこの機能を代替する
には、例えば、アプリケーション110で作成されたオ
リジナルの文書を表すPDL記述を、指定の部数分だけ
繰り返した印刷ジョブを作成すればよい。印刷装置側で
これを処理すれば、ページ順に並んだ文書が指定部数だ
け順に出力得られる。
【0041】(5)課金ルール管理部140 課金ルール管理部140は、印刷ジョブの課金値を求め
るためのルールを記憶し管理している。課金ルールに
は、例えば、チャプタースタート機能をクライアント装
置100のアプリケーション110あるいはジョブ作成
部120で代替処理(すなわち白紙ページ記述挿入処
理)したときの課金の仕方(例えば、挿入した白紙を課
金する、しない等)が指定される。図3は、課金ルール
管理部140のデータ内容の一例を示す図である。課金
ルールは、各機能ごとに定められている。この課金ルー
ルは、印刷装置でその機能を実現する場合も、クライア
ント装置側の代替処理で実現する場合にも適用される。
すなわち、本実施形態では、機能の実現方式によらず課
金額が同じになることを目指す。
【0042】例えば、図3の例では、チャプタースター
ト機能には課金を行わない(すなわち課金ゼロ)。した
がって、この課金ルールに従えば、クライアント装置で
チャプタースタート機能を代替処理した場合、挿入した
白紙ページのイメージ処理に対して課金を行わない。印
刷装置のチャプタースタート機能を用いた場合もその機
能による処理に対して課金を行わない。これに対し、合
紙については、1枚あたり1ページ分の課金を行うとい
うルールが登録されている。このルールは、合紙を印刷
装置側で実現しても、クライアント側の白紙ページ挿入
処理で実現しても同じであり、また、片面印刷、両面印
刷のどちらの場合も「1枚」当たり1ページ分の課金は
同じである。また、ラベル機能については、フォーム当
たりのページ数に応じて割り引き料金を設定しており、
これはラベル機能を印刷装置、クライアント装置のいず
れで実現しても同じである。
【0043】この課金ルール管理部140の情報は、印
刷ジョブ作成時に課金情報作成部126から参照され
る。すなわち、課金情報作成部126は、印刷ジョブに
おいて用いるチャプタースタートその他の「機能」に対
応する課金ルールを課金ルール管理部140から求め、
そのルールに従って課金情報を作成する。
【0044】<印刷装置>印刷装置200は、ハードウ
エア的には、用紙に対する印刷処理を行う機械的な印刷
機構と、その印刷機構を制御し動作させるための、CP
U、主記憶装置、補助記憶装置などを含むコンピュータ
システムとを備える。機能面で言えば、印刷装置200
は、ジョブ管理部210、ジョブ処理部220、IOT
(イメージ・アウトプット・ターミナル)230、課金
管理部240を含む。
【0045】ジョブ管理部210は、クライアント装置
100から印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに
ついてスプーリング(処理順序管理)等の各種の管理を
行う。
【0046】IOT230は、ラスタ形式などの所定形
式のイメージデータをもとに、用紙上に可視画像を形成
するための装置であり、プリントエンジンとも呼ばれ
る。
【0047】ジョブ処理部220は、印刷ジョブを解釈
することにより、アプリケーション110が作成した出
力文書の各ページのイメージデータを生成し、IOT2
30に供給する。このため、ジョブ処理部220は、P
DL記述を解釈してイメージデータを生成する解釈処理
系(インタプリタと呼ばれる)に加え、印刷ジョブから
印刷情報を検出し、それに応じた制御命令をIOT23
0に発行する機能を有する。印刷ジョブには、印刷情報
の一種として課金情報が含まれる可能性があるが、ジョ
ブ処理部220では課金情報抽出部222が印刷ジョブ
から課金情報を抽出する。
【0048】課金管理部240は、印刷装置200にお
ける課金処理を行うための機構である。図4に、課金管
理部240の詳細構成の一例を示す。図示の構成では、
課金管理部240は、第2課金処理部242、第1課金
処理部244及び課金累積部246を備えている。
【0049】課金累積部246は、印刷装置200が処
理した各印刷ジョブの課金値の累積結果を保持する機構
である。例えば、処理したページ数で課金の値を表現す
る場合、課金累積部246は、例えば処理したページ数
をカウントするカウンタでよい。このカウンタは、初期
化時以降にそれまでに処理したページの数を保持してい
る。ページ数にページ当たりの単価をかけて金額に換算
してカウントすることもできるが、以下では説明を簡単
にするためページ数を課金値とする。なお、当然なが
ら、課金の単位に何を選ぶかは、本発明の本質とは無関
係である。
【0050】第2課金処理部242は、従来から知られ
ている、処理したページ数に基づき課金する機構であ
る。第2課金処理部242は、1つの印刷ジョブの処理
が完了するまで、例えばIOT230から出力される1
ページごとの印刷完了信号を順次カウントする。また、
この代わりに、ジョブ処理部220による1ページのイ
メージ形成完了の信号をカウントしてもよい。いずれを
とるかは印刷装置200の構造による。さらに、印刷装
置200が提供する様々な機能(例えば丁合や特殊画像
処理など)の利用に応じてカウント値を上乗せする仕組
みを設けることもできる。このように第2課金処理部2
42は、「印刷装置が行った処理」に応じた課金値を決
定する機構であると言える。
【0051】これに対し、第1課金処理部244は、印
刷ジョブに含まれる課金情報に基づき課金する機構であ
る。第1課金処理部244は、課金情報抽出部222か
ら、印刷ジョブから抽出した課金情報を受け取り、この
課金情報に従って課金累積部246のカウンタをインク
リメントする。例えば、課金情報が「印刷ジョブに対し
て課金すべきページ数」を表している場合、第1課金処
理部244は、そのページ数分だけ課金累積部246の
カウンタをインクリメントする。
【0052】課金管理部240は、このような2つの課
金処理部を有し、印刷ジョブが課金情報を含んでいない
場合は第2課金処理部242に課金処理を行わせ、課金
情報を含んでいる場合には第1課金処理部244に課金
処理を行わせる。このように、課金管理部240は、課
金情報を含んだ印刷ジョブについてはその課金情報に従
って課金を行い、課金情報を含まない印刷ジョブについ
ては従来通りの課金を行うことができる。したがって、
本実施形態の印刷装置200は、課金情報作成部126
を持たないクライアント装置からの印刷ジョブについて
も、課金処理を行うことができる。
【0053】以上、本実施形態の印刷システムの構成を
説明した。以上では、用紙への印刷を行うIOT230
と、IOT230の制御を行うシステム(ジョブ管理部
210、ジョブ処理部220等)とが一体となった構成
を示したが、本発明はこれら両者を別装置としてネット
ワークあるいはケーブルで接続した構成にも当然適用可
能である。
【0054】[処理手順]次に、本実施形態の印刷シス
テムにおける課金処理の手順について説明する。
【0055】<クライアント装置での処理>クライアン
ト装置100では、印刷ジョブに対応づけるべき課金情
報を生成する。この処理は、ユーザによるアプリケーシ
ョン110のユーザインタフェースからの印刷指示によ
って開始される。
【0056】ユーザは、このユーザインタフェースか
ら、文書を印刷させる印刷装置200を指定し、用紙サ
イズや部数等の各種印刷条件を設定した上で、印刷実行
を指示する。この指示が入力されると、アプリケーショ
ン110は、ジョブ作成部120を起動し、出力先の印
刷装置200の名前や印刷条件などを渡して印刷ジョブ
の作成を依頼する。
【0057】これを受けたジョブ作成部120では、P
DL記述作成部122がアプリケーション110の文書
データからPDL記述を生成していく。このとき、印刷
条件などにチャプタースタート機能や合紙機能などの機
能の指定があれば、ジョブ作成部120は、印刷装置情
報管理部130を参照し、その指定された機能が出力先
の印刷装置200にあるか否かを調べる。出力先が、指
定された機能を持っていない場合は、PDL記述作成部
122は、白紙ページ記述挿入など、その機能に対する
代替処理を行う。なお、各機能に対する代替処理につい
て既に説明した。出力先が指定された機能を持っている
場合は、PDL記述作成部122は通常のPDLへの変
換処理を行えばよい。
【0058】このようなPDL記述の作成処理の後又は
この処理と並行して、印刷情報作成部124は、ユーザ
ーが指示した印刷条件、例えば用紙サイズ/部数等の情
報を、印刷装置が解釈できるように印刷情報として作成
する。
【0059】この時、課金情報作成部126は、その印
刷ジョブに対する課金情報を求める。ここで、その印刷
ジョブに、チャプタースタート等の「機能」の使用が指
示されている場合には、この機能に対応する課金ルール
を課金ルール管理部140から求め、そのルールに従っ
て課金情報を計算する。
【0060】例えば、課金情報として「印刷ジョブに対
して課金すべきページ数」を用いる場合、課金情報作成
部126は、基本的には、印刷対象の文書のページ数を
求め、これを課金情報とする。ただし、チャプタースタ
ートなどの「機能」が指定されている場合は、課金ルー
ル管理部140に登録されたルールに従って課金が調整
される。
【0061】図3に示す課金ルール例で言えば、例えば
チャプタースタートは課金がゼロと設定されている。し
たがって、チャプタースタートが指定された印刷ジョブ
(その他の機能は指定されていないものとする)の課金
情報は、そのジョブのもとになったオリジナルの文書の
ページ数となる。出力先の印刷装置がチャプタースター
ト機能を持たない場合には、ジョブ作成部120にて印
刷ジョブに白紙ページの記述が挿入され、その結果、印
刷ジョブの表す文書のページ数はオリジナル文書のペー
ジ数より白紙ページ分だけ増えることになるが、課金情
報に示される「課金すべきページ数」はオリジナル文書
のページ数となる。
【0062】例えば、9ページの文書を両面印刷で、6
ページ目が表側になるようにチャプタースタートを指示
した場合を考える。出力先の印刷装置がチャプタースタ
ート機能を有しないとすると、ジョブ作成部120で
は、まず指定された印刷装置がチャプタースタート機能
を有していないことを印刷装置情報管理部130から判
断し、PDL記述作成部122で、5ページ目と6ペー
ジ目の間に白紙ページの記述を挿入し、実質10ページ
のPDL記述を作成する。そして、印刷情報作成部12
4で両面印刷を示す印刷情報を作成し、課金情報作成部
126で課金すべきページ数(9ページ)を表す課金情
報を作成する。ジョブ作成部120は、これら印刷情報
(課金情報を含む)をPDL記述に付加して印刷ジョブ
を作成する。なお、この印刷ジョブの表す印刷出力は、
次のようになる。
【0063】
【数3】1/2 3/4 5/白 6/7 8/9 図5にこのようにして作成した印刷ジョブの記述例を示
す。この例ではPDLとして、広く普及しているPos
tScript(アドビシステムズ社の商標)を用いて
いる。ただし、本発明が特定のPDLに依存するもので
はないことは、本明細書の説明から明らかであろう。こ
の例は、9ページのオリジナル文書に対し、6ページ目
が表側になるようにチャプタースタートを指定して両面
印刷を行う場合の印刷ジョブの記述例である。
【0064】この図5の例では、最初の2行、すなわ
ち、
【数4】%%XI-plex Duplex %%XI-validPage 9 が印刷情報(ジョブチケット)である。印刷情報は、P
ostScriptのコメント行(記号「%」から始ま
る行)として記述される。上記の第1行が両面印刷(Du
plex)であることを示し、第2行が課金情報を示してい
る。この課金情報は、印刷ジョブの処理の結果出力され
る総ページ数のうち、課金対象として有効なページが9
ページであることを示している。この例では、印刷ジョ
ブの処理において出力されるページ数は10ページ(チ
ャプタースタートのために挿入した白紙ページを含む)
であるが、チャプタースタートには課金しないという設
定なので、挿入した白紙ページは有効ページ数から除か
れている。
【0065】印刷情報の後に続くのが印刷ジョブの本体
となる、文書の印刷イメージ作成のための記述である。
各ページの内容は、「%%Page:ページ番号」というコメ
ント行から次の「%%PageTrailer」というコメント行ま
での間に記述される。なお、この例では、チャプタース
タート機能を代替するため6ページ目に白紙ページ記述
を挿入しているが、それは図5の(A)、すなわち、
【数5】%%page:- 6 showpage %%PageTrailer という記述である。
【0066】なお、以上に説明した課金情報は、印刷装
置の機能をクライアント装置側で代替する場合もそうで
ない場合も作成され、印刷ジョブに付加される。課金情
報はコメントの形式で記述されているので、ジョブ宛先
の印刷装置が仮に課金情報を処理する機能を持たない装
置であったとしても、その場合は単にその課金情報が無
視されるだけで、本来の目的である描画処理等に副作用
をもたらすことはない。
【0067】なお、このように課金情報をコメント文の
形で印刷ジョブに付加する代わりに、デバイスコントロ
ールと呼ばれるPostScriptの制御コードを用
いれば、PostScript記述中に課金情報を埋め
込むことも可能である。
【0068】このようにして作成された課金情報を含む
印刷ジョブは、ネットワーク300等を介して印刷装置
200に送信される。
【0069】<印刷装置での処理>印刷ジョブを受け取
った印刷装置200では、ジョブ管理部210がジョブ
処理のスケジューリングを行い、順番が来るとその印刷
ジョブをジョブ処理部220に渡す。ジョブ処理部22
0は、まず印刷ジョブの先頭の印刷情報(ジョブチケッ
ト)を解釈し、印刷条件等の情報を得る。図5の印刷ジ
ョブの場合、先頭行の解析から、当該ジョブが両面印刷
であることがわかり、ジョブ処理部220はIOT23
0を両面出力モードで駆動する。また、課金情報抽出部
222が、印刷情報に含まれる課金情報を抽出して課金
管理部240に渡す。図5の例では、課金対象の有効ペ
ージ数が9ページであるという課金情報が含まれてお
り、課金情報抽出部222は、この情報を課金管理部2
40に送信する。これを受けた課金管理部240では、
今回の印刷ジョブについては課金情報に基づく課金処理
を行うべきと判定し、第1課金処理部244を動作させ
る。
【0070】印刷情報に関する処理が終わると、ジョブ
処理部220は、PDLインタプリタ機能を含む公知の
印刷ジョブ処理機能により印刷ジョブを順に処理し、そ
の結果生成された各ページのイメージをIOT230を
介して印刷出力する。図5の例では、この時6ページ目
として白紙イメージが生成され、その結果6ページ目は
白紙として出力されることになる。図5の印刷ジョブの
場合、ジョブ処理部220では10ページのイメージ処
理を行い、IOT230も10ページ分の出力動作を行
う。この10ページすべての出力が完了したら、ジョブ
処理部220はその旨を課金管理部240に通知する。
これを受けた課金管理部240では、第1課金処理部2
44が、当該印刷ジョブの課金情報から当該ジョブにつ
いて課金すべきページが9ページであると認識し、課金
累積部246が保持する課金値を9ページ分だけ増加さ
せる。
【0071】このような処理により、印刷装置200が
実際にイメージ処理したページ数(例では10ページ)
にかかわらず、予め設定した課金ルールに従って有効な
ページ数分(例では9ページ)だけ課金することができ
る。
【0072】以上、課金情報に基づく印刷装置200で
の課金処理について説明した。なお、課金情報作成機能
を持たない在来型のクライアント装置から印刷ジョブを
受け取った場合には、ジョブ処理部220にて課金情報
が含まれていないことが検出される。すると、その旨が
課金管理部240に通知され、この結果、課金情報によ
らない内部的な課金処理を行う第2課金処理部242が
動作し、1ページの処理を行うごとに課金累積部246
のカウント値を1ページ分ずつ増加させるなどの、予め
印刷装置200に登録された処理ページ数ベースの課金
シーケンスが実行される。
【0073】なお、以上の例は、チャプタースタート機
能に関して課金を行わない場合の例であった。しかしな
がら、課金方式は装置ベンダとユーザとの間の取り決め
であり、チャプタースタート機能について課金をする場
合もありうる。例えば上述の9ページのオリジナル文書
に対し、6ページ目が表側になるようにチャプタースタ
ートを指定して両面印刷を行う例において、チャプター
スタートのために増えた白紙ページに対しても1ページ
分の課金を行うと設定した場合を考える。この場合、課
金値は挿入される白紙ページも含めた10ページとな
る。
【0074】以上、チャプタースタート機能を例にとっ
たが、他の機能を指定した場合も同様である。例えば、
合紙を指定した場合を考える。図3に示した課金ルール
の例では、合紙は1枚当たり1ページ分の課金と設定さ
れている。すなわち、両面印刷でも片面印刷でも合紙1
枚につき1ページ分の課金である。このルールは、出力
先が合紙機能を持つ場合でも、持たない場合でも同じで
ある。すなわち、印刷装置の合紙機能を用いる場合で
も、クライアント装置側で白紙ページを挿入することに
より合紙機能を代替する場合でも、クライアント装置側
で課金情報を作成するに当たっては同等に扱う。もし印
刷装置の合紙機能に特別の課金を行いたいような場合に
は、課金情報を生成せず、課金処理を印刷装置側の課金
システムに任せればよい。さて、合紙の指定があった場
合、クライアント装置100の課金情報作成部126
は、オリジナル文書のページ数に、挿入する合紙の「枚
数」を加算し、これを課金情報とする。例えば両面印刷
で、出力先の印刷装置に合紙機能がない場合において、
10ページのオリジナル文書に合紙を2枚挿入する場合
には、ジョブ作成部120の合紙代替処理では2×2
(=4)ページ分の白紙ページの記述を挿入するので、
印刷装置200でイメージ処理するページ数は14ペー
ジになる。しかしながら、課金情報作成部126で作成
される課金情報は、オリジナルのページ数に合紙2枚分
を加算した12ページとなる。印刷装置200では、実
際にイメージ処理した14ページのページ数の代わり
に、課金情報に示される12ページ分を課金値に加算す
る。
【0075】ページプレックス機能の課金については、
チャプタースタートと同じに考えればよい。図3のルー
ル例では、ページプレックスには課金を行わないと設定
されている。したがって、ページプレックスのみが指定
されているジョブの場合、課金情報作成部126は、オ
リジナル文書のページ数を課金情報とする。印刷装置2
00がページプレックス機能を持たない場合、クライア
ント装置100でその代替処理として白紙ページ記述の
追加が行われ、その結果印刷装置200はオリジナル文
書のページ数よりも追加の白紙ページの分だけ多くイメ
ージ処理を行うことになるが、課金は、課金情報に基づ
きオリジナル文書のページ数分だけとなる。
【0076】ラベル機能については、図3のルールでは
1フォーム当たりのページ数Vに応じて段階的に割引料
金を設定している。すなわち、Vが10ページまでなら
各ページごとに1ページ分の課金を行うが、10<V≦
100の範囲では各ページについて0.8ページ分しか
課金しない。さらにVが100を超える場合には、更に
割り引いて1ページにつき0.4ページ分の課金とな
る。例えば、ジョブ作成部120でラベル機能の代替処
理を行った場合、課金情報作成部126は、ラベルを使
用したページの記述を作成するごとに現在のページ番号
NをPDL記述作成部122から取得し、このNともと
のフォームの総ページ数FとからV=N/Fを求め、上
記の課金ルールからこのVに対応する課金値を求め、こ
れを累計していく。例えば、フォームの総ページ数が1
で、現在のページ番号が12の場合、この1ページにつ
いては0.8ページ分の課金ということになり、この情
報が課金情報作成部126で累計される。Fの値が1
で、ジョブの最終的なページが12ページの場合、課金
情報は、11.6(=1×10+0.8×20)ページ
分の課金値となる。小数点以下を丸めるなどの処理を行
うことも可能である。すべてのページを処理して、1つ
のジョブすべてを作成したら、課金情報が印刷ジョブに
付加されて印刷装置200に送られ、後は上述した手順
で課金処理が実行される。
【0077】なお、ラベル機能を持つ印刷装置が出力先
の場合は、課金情報作成部126は、フォームの総数F
とそれらフォームに適用される個別情報(可変データ)
の個数(ページ数)Nから、上述のルールに従ってジョ
ブの課金情報を計算する。
【0078】丁合指定の課金情報の作成処理は、ラベル
機能と同様である。
【0079】なお、複数の機能が指定されていた場合
は、それらすべての機能を実現した場合の印刷出力をシ
ミュレートし、その中で課金ルール管理部140のルー
ルに従って課金すべきページ数をカウントすればよい。
【0080】[課金ルールの設定・変更]課金ルール
は、印刷システムの販売時などに、システムベンダとユ
ーザとの間で取り決められる。そして、このとき取り決
められたルールが、所定の入力ツールを用いて課金ルー
ル管理部140に登録される。契約の変更などに応じ
て、一度登録されたルールを後で変更することも可能で
ある。すなわち、ベンダ・ユーザ間で課金ルールの変更
を取り決めた場合には、入力ツールを用いて課金ルール
管理部140の登録ルールを修正し、その取り決めを反
映させればよい。
【0081】[実施形態の効果]以上説明したように、
本実施形態では、クライアント装置100の側で、課金
ルール管理部140に登録した課金ルールに従って印刷
ジョブの課金情報を求め、その課金情報を印刷ジョブに
付加して印刷装置200に送信し、印刷装置200では
印刷ジョブに対応する課金情報に応じて課金処理を行
う。このような仕組みにより、印刷装置200の機能を
利用した場合と、その機能をクライアント装置100で
代替処理した場合とで、印刷装置200でイメージ処理
されるページ数が異なってくるような場合でも、同じ額
を課金することができる。したがって、システム移行な
どによって機能実現のための機構に大幅な変更を加えた
場合でも、本実施形態の課金システムを導入することに
より、移行の前後での課金方式の整合性を保つことがで
きる。この場合、既存のクライアント装置100には課
金情報作成部126及び課金ルール管理部140を搭載
し、移行前の課金のルールを課金ルール管理部140に
登録すればよい。
【0082】また、本実施形態によれば、印刷条件の指
定内容が入力されたクライアント装置100で課金情報
を作成するので、指定された機能などの内容に応じたき
め細かい課金体系を提供することができる。すなわち、
印刷装置側での課金では、印刷装置自体の機能を利用し
た場合にはその機能に関して特別の課金を行うことがで
きるが、その機能がクライアント側で代替処理された場
合はページ数ベースで課金するしかなく、その機能に応
じたきめ細かい課金は困難である。これに対し、本実施
形態では、クライアント装置100で課金情報を作成す
るので、クライアント装置側で機能の代替処理を行う場
合でも、その機能に応じた課金を行うことができる。
【0083】[課金情報の形式]以上の例では、課金情
報として「課金すべきページ数」を用いた。しかし、課
金情報の形式はこれに限るものではない。例えば、この
代わりに、「課金すべきでないページ数」を課金情報と
することもできる。例えば、チャプタースタート機能に
は課金を行わないと言うルール設定のもとで、チャプタ
ースタート機能で白紙ページを挿入した場合、その挿入
した白紙ページのページ数を課金情報とするのである。
この場合の課金情報の記述は、例えば次のようになる。
【0084】
【数6】%%XI-invalidPage 1 この課金情報も、コメントとして記述されている。この
課金情報は、課金すべきでないページが1ページである
ことを示している。
【0085】印刷装置200では、従来と同様、イメー
ジ処理したページ数を順次カウントする。そして、印刷
ジョブの処理がすべて完了したところで、そのカウント
値から課金情報に示された「課金すべきでないページ
数」を引くことにより、最終的な課金を決定する。
【0086】なお、課金すべきでないページ数を課金情
報とする場合は、印刷ジョブごとに課金額を決定しなく
ても、イメージ処理したページ数と、課金すべきでない
ページ数とを別々に集計しておき、メンテナンス時にそ
れら2つの集計結果の差から課金を決定してもよい。す
なわち、図6に示すように、課金管理部240を、イメ
ージ処理したページ数をカウントする課金カウンタ24
3と、課金情報に示される課金すべきでないページ数を
カウントする控除カウンタ245とで構成してもよい。
【0087】なお、以上では、課金の値としてページ数
を用いたが、これに限らず金額その他の単位を用いても
よい。
【0088】[変形例1]以上の実施形態では、印刷ジ
ョブ全体に対する課金情報を作成し、これを印刷ジョブ
に付加した。これに対し、本変形例では、ページごとの
課金の情報を印刷ジョブに付加する。すなわち、ページ
ごとの課金額についての情報を印刷ジョブに持たせるの
である。この場合の課金情報の記述例を次に示す。
【0089】
【数7】%%XI-validPageSelect 5 1 1 0 4 1 ここで、「%%XI-validPageSelect」がページごとの課金
に関する情報であることを示す。後に続く数値の列は、
左から2つずつ1組になっており、その組の中では、前
の数値がページの数、後の数値が1ページ当たりの課金
額を示す。すなわち、上記の例は、ジョブの先頭の5ペ
ージについてはそれぞれ1ページ当たり1の課金であ
り、その次の1ページについては課金が0、その後の4
ページについては1ページ当たり1の課金であることを
示している。
【0090】この場合、課金情報作成部126は、課金
ルール管理部140を参照し、各ページの課金額を決定
し、それをもとに課金情報を記述する。例えば、チャプ
タースタート機能に課金を行わないという課金ルールの
下で、ジョブ作成部120で白紙ページ挿入でチャプタ
ースタート機能を代替処理した場合は、課金情報作成部
126は、挿入した白紙ページについては課金が0であ
ると判定し、それを示す課金情報を作成する。
【0091】この変形例によれば、印刷装置における印
刷ジョブの処理が障害等によって中断された場合でも、
かなり正確な課金を行うことができる。すなわち、上記
実施形態では、印刷ジョブの全ページの処理が終わった
後で課金情報に基づいて課金のカウンタを操作していた
ので、ジョブが中断された場合にその中断時点での正確
な課金値を求めることは困難であった。これに対し、こ
の変形例では、ページごとに課金額が分かるので、ジョ
ブの中断箇所までの正確な課金値を求めることができ
る。
【0092】[変形例2]ラベル機能を用いた印刷で
は、1ページ印刷したといっても、ほんの一部が異なる
だけで大部分は他のページと同じ内容であり、1ページ
分課金したので高すぎると考えられる場合がある。ま
た、合紙機能では、挿入した白紙に1ページ分の課金を
したのでは高すぎると捉えられがちであるが、合紙機能
自体は便利な機能なのでこれに課金をしないのでは他の
サービスとのバランスがとれない。
【0093】このような場合は、課金額を小数点管理す
るにとにより、より妥当な課金を実現できる。次に示す
のは、課金額における小数点管理を、変形例1のページ
単位での課金管理と組み合わせた場合の課金情報の例で
ある。
【0094】
【数8】%%XI-validPageSelect 4 0.8 2 0.2 4 0.7 この例では、初めの4ページは1ページ当たり0.8ペ
ージ分の課金である。つまり、4ページの印刷が終わっ
た時点では、課金の総計が3.2となり、小数点以下を
丸めると3ページ分の課金となる。次の2ページは、ペ
ージ当たり0.2ページ分なので、6ページまでの印刷
が終わった時点では課金総計が3.6となり、小数点以
下を丸めた場合は3ページ分の課金で変化がない。すべ
てのページの印刷が終わると課金総計は6.4となり、
最終的な課金の額はこれを丸めた6ページ分となる。
【0095】[変形例3]課金情報を印刷ジョブに付加
するという本実施形態のシステムでは、課金情報の改竄
等に対する対策が必要となる。すなわち、課金情報が安
く書き換えられたり、あるいは正当に課金情報が作成さ
れた後で、その印刷ジョブに新たなページを追加した
り、等の不正行為を防止しなければならない。
【0096】この対策として、この変形例3では、課金
情報の有効性を証明するコードを課金情報に対応づけて
管理する。例えば、単純な例としては、印刷ジョブ全体
(印刷情報を含む)を1つのファイルと考え、2バイト
のチェックサムを計算し、これを検査コードとする例が
考えられる。検査コードを付加した課金情報の例を次に
示す。
【0097】
【数9】%%XI-validPage 9 17623 この例では「17623」の部分が検査コードである。印刷
ジョブのどこか1つでも改竄されるとチェックサムの値
が変わってくるので、この検査コードとの比較により改
竄の事実を知ることができる。したがって、印刷装置で
は、課金情報を持つ印刷ジョブを受け取った場合は、ま
ずチェックサムを実行して、課金情報に付属した検査コ
ードと比較する。両者が一致した場合は、正当な印刷ジ
ョブ、課金情報であると判断して、上述の実施形態の課
金処理を行う。両者が一致しなかった場合は、印刷ジョ
ブ本体か課金情報に改竄が加えられたと判断して、所定
の処理を行う。この場合の処理としては、例えば、その
印刷ジョブの処理を取り止めたり、あるいは印刷ジョブ
の処理は行うものの、課金に関しては付属の課金情報を
無視し、処理したページ数をベースとした従来型の課金
で課金を行ったり、などの方法がある。いずれにしても
改竄検出時に行う処理の内容は予め登録しておく。
【0098】なお、チェックサムは極めて単純な例であ
り、これではセキュリティが弱い場合も十分考えられ
る。セキュリティを強めるには、例えば、公知の暗号技
術との組合せが有効である。すなわち、課金情報におけ
る課金値及び検査コードの少なくとも一方に対し、所定
の暗号化処理を施すのである。これにより、課金情報は
例えば次のようになる。
【0099】
【数10】%%XI-validPage dso2198dk0sah この例では、課金値、検査コードの両方をまとめて暗号
化している。印刷装置にはこの暗号の復号アルゴリズム
が搭載され、これにより復号してからチェック及び課金
処理を行う。このような暗号化により、課金情報の改竄
は極めて困難になる。
【0100】また、印刷装置のシークレットIDをクラ
イアント装置に登録しておき、課金値やチェックサム値
をこのシークレットIDを用いて暗号化することも好適
である。ある印刷装置のシークレットIDで暗号化され
た課金情報は、他の印刷装置では正しく復号できないの
で、一度作成された課金情報を他の印刷装置で使い回す
などの不正を防止することができる。
【0101】以上、本発明の好適な実施形態及び変形例
について説明した。なお、以上の例では、プリンタドラ
イバに相当するジョブ作成部120が課金情報の作成を
行ったが、アプリケーション110に課金情報作成機能
を持たせてももちろんよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷システムの概略構成を示す
機能ブロック図である。
【図2】 印刷装置情報管理部の持つ情報の一例を示す
図である。
【図3】 課金ルール管理部の持つ情報の一例を示す図
である。
【図4】 課金管理部の内部構成の一例を示す図であ
る。
【図5】 課金情報を含んだ印刷ジョブの内容の一例を
示す図である。
【図6】 課金管理部の内部構成の他の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 クライアント装置、110 アプリケーショ
ン、120 ジョブ作成部、122 PDL記述作成
部、124 印刷情報作成部、126 課金情報作成
部、130 印刷装置情報管理部、140 課金ルール
管理部、200 印刷装置、210 ジョブ管理部、2
20 ジョブ処理部、222 課金情報抽出部、230
IOT(イメージ・アウトプット・ターミナル)、2
40 課金管理部、242 第2課金処理部、244
第1課金処理部、246 課金累積部、300 ネット
ワーク。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ジョブを作成する印刷ジョブ作成装
    置と、印刷ジョブを処理して印刷を行う印刷装置と、を
    含む印刷システムであって、 前記印刷ジョブ作成装置は、作成した印刷ジョブについ
    ての課金情報を作成して当該印刷ジョブに関連づけて印
    刷装置に送信する課金情報作成手段を有し、 前記印刷装置は、印刷ジョブについての課金処理を、当
    該印刷ジョブに関連づけられた課金情報に基づいて実行
    する第1課金手段を有する、 ことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記印刷装置は、印刷ジョブの処理にお
    いて出力したページ数に基づいて課金処理を行う第2課
    金手段と、 印刷ジョブ作成装置から受信した印刷ジョブに課金情報
    が関連づけられているときは第1課金手段に、その他の
    場合は第2課金手段に課金処理を行わせる課金管理手段
    と、 を有することを特徴とする印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記課金情報は、印刷装置において印刷
    ジョブの処理の際に出力したページ数に基づき求められ
    る課金値に対する補正値であり、前記第1課金手段は、
    印刷ジョブの処理で出力したページ数に基づき求めた課
    金値を前記課金情報により補正することにより、当該印
    刷ジョブの課金値を決定することを特徴とする請求項1
    記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記印刷ジョブ作成装置は、印刷ジョブ
    において用いる所定の機能ごとに、その課金ルールを記
    憶する課金ルール管理手段を有し、前記課金情報作成手
    段は、ユーザから指定された機能に対応する課金ルール
    を前記課金ルール管理手段から求め、求めた課金ルール
    に基づき課金情報を作成することを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記印刷ジョブ作成装置は、前記課金ル
    ール管理手段に対し、各機能とこれに対応する課金ルー
    ルとを登録及び更新するための手段を更に有することを
    特徴とする請求項4記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記課金情報は、印刷ジョブが表す文書
    の各ページごとの課金値の情報を含むことを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の印刷システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記印刷ジョブ作成装置は、印刷ジョブ
    と課金情報との関連づけの正当性を検査するための検査
    コードを作成し、当該印刷ジョブと課金情報とに関連づ
    けて前記印刷装置に送信する手段を有し、 前記印刷装置は、印刷ジョブと課金情報とに関連づけら
    れた検査コードに基づき、当該印刷ジョブと課金情報と
    の関連づけが正当であるか否かを判定する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記
    載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 印刷ジョブにおいて用いる所定の印刷機
    能ごとに、その課金ルールを記憶する課金ルール管理手
    段と、 文書に対する印刷指示に対応して、この印刷処理におい
    て利用する印刷機能の指定を受け付ける手段と、 指定された印刷機能に対応する課金ルールを前記課金ル
    ール管理手段から求め、求めた課金ルールに基づき課金
    情報を作成し、印刷指示に応じて作成された印刷ジョブ
    に関連づけてこの課金情報を印刷装置に送信する課金情
    報作成手段と、を有する印刷ジョブ作成装置。
  9. 【請求項9】 印刷ジョブに関連づけて受け取った課金
    情報に基づいて課金処理を行う第1課金手段と、 印刷ジョブの処理において出力したページ数に基づいて
    課金処理を行う第2課金手段と、 印刷ジョブ作成装置から受信した印刷ジョブに課金情報
    が関連づけられていない場合は第1課金手段に課金処理
    を行わせ、関連づけられている場合は第2課金手段に課
    金処理を行わせる課金管理手段と、 を有する印刷装置。
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