JP2000259335A - 手書き情報消去方法及び手書き情報処理機器並びに手書き情報消去処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
手書き情報消去方法及び手書き情報処理機器並びに手書き情報消去処理プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2000259335A JP2000259335A JP6716299A JP6716299A JP2000259335A JP 2000259335 A JP2000259335 A JP 2000259335A JP 6716299 A JP6716299 A JP 6716299A JP 6716299 A JP6716299 A JP 6716299A JP 2000259335 A JP2000259335 A JP 2000259335A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】書き込まれた手書き情報を消去する際、ペンを
手書き情報軌跡をなぞるようにして消去可能なものにお
いて、容易に交差点を求め、的確に手書き情報の消去を
行う。 【解決手段】手書き情報入力時において、必要に応じて
座標値補間処理231を行いながらストロークデータと
して格納232する。また、手書き情報消去処理時にお
いて、ペンの軌跡をあらわす座標データを消去領域とし
て格納241し、必要に応じて消去領域の補間242を
行い、消去領域上を通過するストロークを消去243す
る。
手書き情報軌跡をなぞるようにして消去可能なものにお
いて、容易に交差点を求め、的確に手書き情報の消去を
行う。 【解決手段】手書き情報入力時において、必要に応じて
座標値補間処理231を行いながらストロークデータと
して格納232する。また、手書き情報消去処理時にお
いて、ペンの軌跡をあらわす座標データを消去領域とし
て格納241し、必要に応じて消去領域の補間242を
行い、消去領域上を通過するストロークを消去243す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ画面
上に入力ペンなどにより手書き情報の入力が可能な手書
き情報処理機器において、入力した手書き情報を消去す
る際の手書き情報消去方法及び手書き情報消去手段を備
えた手書き情報処理機器並びに手書き情報消去を行うた
めの手書き情報処理プログラムを記録した記録媒体に関
する。
上に入力ペンなどにより手書き情報の入力が可能な手書
き情報処理機器において、入力した手書き情報を消去す
る際の手書き情報消去方法及び手書き情報消去手段を備
えた手書き情報処理機器並びに手書き情報消去を行うた
めの手書き情報処理プログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子手帳的な携帯用情報処理機器
が普及してきている。この携帯用情報処理機器は、一般
的に、ディスプレイ画面上(たとえば、LCDとディジ
タイザとが一体となった入力表示一体型のタブレットに
おけるLCD画面上)から手書きで文字や図形を自由に
書き込むことができるようになっている。この場合、書
き込まれた手書き情報は、それぞれのストロークごとの
座標点列データとして、機器内部に設けられたメモリ内
に記憶される。たとえば、「あ」という文字を例に取れ
ば、「あ」を構成する3つのストローク(ディスプレイ
画面上でペンダウンしてからペンアップするまでを1つ
のストロークとする)ごとの座標点列データがメモリ内
に書き込まれる。そして、必要なときにその情報をディ
スプレイ画面上に読み出すことができるようになってい
る。
が普及してきている。この携帯用情報処理機器は、一般
的に、ディスプレイ画面上(たとえば、LCDとディジ
タイザとが一体となった入力表示一体型のタブレットに
おけるLCD画面上)から手書きで文字や図形を自由に
書き込むことができるようになっている。この場合、書
き込まれた手書き情報は、それぞれのストロークごとの
座標点列データとして、機器内部に設けられたメモリ内
に記憶される。たとえば、「あ」という文字を例に取れ
ば、「あ」を構成する3つのストローク(ディスプレイ
画面上でペンダウンしてからペンアップするまでを1つ
のストロークとする)ごとの座標点列データがメモリ内
に書き込まれる。そして、必要なときにその情報をディ
スプレイ画面上に読み出すことができるようになってい
る。
【0003】このような手書き情報は、書いている最
中、あるいは、既に書き込まれた情報を読み出したとき
に、消去することが行われる。
中、あるいは、既に書き込まれた情報を読み出したとき
に、消去することが行われる。
【0004】この場合の手書き情報は、一定時間ごとに
取得するデータであるため、不連続なデータである。
取得するデータであるため、不連続なデータである。
【0005】また、消去操作時のペンの軌跡も一定時間
ごとに取得した座標値データでありインクデータ同様に
不連続なデータである。インクの消去操作とは、画面上
に描画されているインクデータ上でなぞったときに、な
ぞった部分のデータが消去できることであり、インクデ
ータの軌跡と消去時のペン操作の軌跡の交差判定を行う
ことが必要となってくる。これには、インクデータの隣
り合う2点結ぶ直線とペン消去時の隣り合う2点を結ぶ
直線が交差しているか判断することが必要である。
ごとに取得した座標値データでありインクデータ同様に
不連続なデータである。インクの消去操作とは、画面上
に描画されているインクデータ上でなぞったときに、な
ぞった部分のデータが消去できることであり、インクデ
ータの軌跡と消去時のペン操作の軌跡の交差判定を行う
ことが必要となってくる。これには、インクデータの隣
り合う2点結ぶ直線とペン消去時の隣り合う2点を結ぶ
直線が交差しているか判断することが必要である。
【0006】このような手書き情報データに対して、特
開昭60−129829では、手書き情報の消去モード
時において指示された領域に属する座標点列を検索し交
差点を求め、ストローク部分座標点列を消去する方法が
示されている。計算の簡略化が行われているが、ストロ
ークと消去操作の交差判定を行うためには多くの計算を
必要とする。さらに、この従来技術には、他の実施例と
して、あらかじめペンで指定した矩形内に属するストロ
ークデータを一括して消去する方法が記載されている。
開昭60−129829では、手書き情報の消去モード
時において指示された領域に属する座標点列を検索し交
差点を求め、ストローク部分座標点列を消去する方法が
示されている。計算の簡略化が行われているが、ストロ
ークと消去操作の交差判定を行うためには多くの計算を
必要とする。さらに、この従来技術には、他の実施例と
して、あらかじめペンで指定した矩形内に属するストロ
ークデータを一括して消去する方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、各座標点ごとに、ストロークと消去時のペンの軌跡
との交差を求めるために多くの計算を必要とするため
に、実用性に問題があった。
は、各座標点ごとに、ストロークと消去時のペンの軌跡
との交差を求めるために多くの計算を必要とするため
に、実用性に問題があった。
【0008】また、あらかじめペンで指定した矩形内に
属するストロークデータを一括して消去する方法は、指
定した矩形内にストロークが存在するとそのストローク
全体が消去されてしまうことになり、操作性に問題があ
った。
属するストロークデータを一括して消去する方法は、指
定した矩形内にストロークが存在するとそのストローク
全体が消去されてしまうことになり、操作性に問題があ
った。
【0009】そこで、本発明は、手書き情報の入力が可
能で、かつ、入力された手書き情報がストロークごとの
座標点列データとして管理される手書き情報処理機器に
おいて、ユーザの消去動作に対して的確に目的とする手
書き情報の消去を可能とすることを目的とする。
能で、かつ、入力された手書き情報がストロークごとの
座標点列データとして管理される手書き情報処理機器に
おいて、ユーザの消去動作に対して的確に目的とする手
書き情報の消去を可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載の手書き情報処理方法
は、手書き情報を一定時間間隔で採取した座標点からな
るストロークデータとして記憶し管理することが可能で
あって、かつ、機器のモードを消去モードに設定し、表
示画面に表示されている手書き情報の軌跡上を表示画面
上でペン操作により消去することが可能な手書き情報機
器における手書き情報処理消去方法において、消去モー
ド時において、消去操作時のペンの軌跡と交差する手書
き情報のデータを消去することを行うようにしている。
めに、本発明の請求項1に記載の手書き情報処理方法
は、手書き情報を一定時間間隔で採取した座標点からな
るストロークデータとして記憶し管理することが可能で
あって、かつ、機器のモードを消去モードに設定し、表
示画面に表示されている手書き情報の軌跡上を表示画面
上でペン操作により消去することが可能な手書き情報機
器における手書き情報処理消去方法において、消去モー
ド時において、消去操作時のペンの軌跡と交差する手書
き情報のデータを消去することを行うようにしている。
【0011】そして、請求項2の発明は、請求項1の消
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
【0012】さらに、請求項3の発明は、請求項2の手
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項2における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項2における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
【0013】また、本発明の請求項4に記載の手書き情
報処理機器は、手書き情報を一定時間間隔で採取した座
標点からなるストロークデータとして記憶し管理するこ
とが可能であって、かつ、機器のモードを消去モードに
設定し、表示画面に表示されている手書き情報の軌跡上
を表示画面上でペン操作により消去することが可能な手
書き情報処理機器において、消去モード時において、消
去操作時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを
消去することを行うようにしている。
報処理機器は、手書き情報を一定時間間隔で採取した座
標点からなるストロークデータとして記憶し管理するこ
とが可能であって、かつ、機器のモードを消去モードに
設定し、表示画面に表示されている手書き情報の軌跡上
を表示画面上でペン操作により消去することが可能な手
書き情報処理機器において、消去モード時において、消
去操作時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを
消去することを行うようにしている。
【0014】そして、請求項5の発明は、請求項4の消
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
【0015】さらに、請求項6の発明は、請求項5の手
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項5における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項5における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
【0016】また、本発明の請求項7に記載の手書き情
報処理プログラムを記録した記録媒体の発明は、手書き
情報を一定時間間隔で採取した座標点からなるストロー
クデータとして記憶し管理することが可能であって、か
つ、機器のモードを消去モードに設定し、表示画面に表
示されている手書き情報の軌跡上を表示画面上でペン操
作により消去することが可能な手書き情報処理機器にお
ける手書き情報処理プログラムを記録した記録媒体にお
いて、消去モード時において、消去操作時のペンの軌跡
と交差する手書き情報のデータを消去することを行うよ
うにしている。
報処理プログラムを記録した記録媒体の発明は、手書き
情報を一定時間間隔で採取した座標点からなるストロー
クデータとして記憶し管理することが可能であって、か
つ、機器のモードを消去モードに設定し、表示画面に表
示されている手書き情報の軌跡上を表示画面上でペン操
作により消去することが可能な手書き情報処理機器にお
ける手書き情報処理プログラムを記録した記録媒体にお
いて、消去モード時において、消去操作時のペンの軌跡
と交差する手書き情報のデータを消去することを行うよ
うにしている。
【0017】そして、請求項8の発明は、請求項7の消
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
去モード時における、消去操作時のペンの軌跡と交差す
る手書き情報のデータを消去する手段は、手書き情報取
得時において、手書き情報の各座標点間の距離があらか
じめ定められた距離より大きいときには、座標点を補間
して保持し、消去モード時において、表示画面上を一辺
があらかじめ定められた長さの部分矩形領域に分割し、
消去操作時のペンの座標点が含まれる部分矩形領域を消
去領域として記録するとともに、各消去領域が離れてい
るときには、連続するように補間し、消去領域上を通過
するストローク求め、そのストロークデータを消去する
ことを行うようにしている。
【0018】さらに、請求項9の発明は、請求項8の手
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項8における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
書き情報取得時に、座標点間を補間するためのあらかじ
め定められた距離値は、請求項8における部分矩形領域
の一辺の長さより小さくするようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明が適用される手書き情報処置
機器の外観構成を概略的に示すもので、筺体1の前面に
はディスプレイ画面2が設けられ、このディスプレイ画
面2からはペン3などにより手書き情報を自由に書き込
むことができるようになっている。また、ディスプレイ
画面2の外側の筺体1上には、ページ送りボタン4a,
4b(次ページ送りボタン4a、前ページ送りボタン4
bが設けられるとともに、消去ボタン5a、5bが設け
られている。なお、消去ボタン5a,5bをそれぞれ左
右両側に配置したのは、ユーザの利き手(右利きあるい
は左利き)に関係なく使いやすくするためであるが、こ
の点は、本発明の特徴とするものではなく、消去ボタン
を左右両側に設ける必要は特にない。
機器の外観構成を概略的に示すもので、筺体1の前面に
はディスプレイ画面2が設けられ、このディスプレイ画
面2からはペン3などにより手書き情報を自由に書き込
むことができるようになっている。また、ディスプレイ
画面2の外側の筺体1上には、ページ送りボタン4a,
4b(次ページ送りボタン4a、前ページ送りボタン4
bが設けられるとともに、消去ボタン5a、5bが設け
られている。なお、消去ボタン5a,5bをそれぞれ左
右両側に配置したのは、ユーザの利き手(右利きあるい
は左利き)に関係なく使いやすくするためであるが、こ
の点は、本発明の特徴とするものではなく、消去ボタン
を左右両側に設ける必要は特にない。
【0021】この消去ボタン5a,5bのうち、たとえ
ば、消去ボタン5bを押しながら、既に書かれた手書き
情報6(図1においては、「今週の予定」なる手書き情
報が書き込まれている)を入力ペンでこすることによ
り、こすった部分の手書き情報軌跡が消去されるように
なっている(図1においては、「定」なる文字に対して
消去操作が行われている)。
ば、消去ボタン5bを押しながら、既に書かれた手書き
情報6(図1においては、「今週の予定」なる手書き情
報が書き込まれている)を入力ペンでこすることによ
り、こすった部分の手書き情報軌跡が消去されるように
なっている(図1においては、「定」なる文字に対して
消去操作が行われている)。
【0022】ここでは、手書き情報は文字として説明し
ているが、文字だけでなく、タブレット上で書かれたす
べての情報、例えば図形なども含まれる。
ているが、文字だけでなく、タブレット上で書かれたす
べての情報、例えば図形なども含まれる。
【0023】図2はこのような手書き情報処理機器の内
部構成を示すブロック図であり、概略的には、CPU2
1、ワークメモリ(RAM)22、手書き情報入力手段
23、手書き情報消去手段24、表示用RAM(VRA
M)25、タブレット26、タブレット制御手段27な
どにより構成されている。なお、手書き情報処理機器と
しての実際の構成は、その機能に応じて、この図2で示
した以外の様々な構成要素が設けられるが、本発明とは
直接関係しない部分についての図示は省略し、その説明
についても省略する。
部構成を示すブロック図であり、概略的には、CPU2
1、ワークメモリ(RAM)22、手書き情報入力手段
23、手書き情報消去手段24、表示用RAM(VRA
M)25、タブレット26、タブレット制御手段27な
どにより構成されている。なお、手書き情報処理機器と
しての実際の構成は、その機能に応じて、この図2で示
した以外の様々な構成要素が設けられるが、本発明とは
直接関係しない部分についての図示は省略し、その説明
についても省略する。
【0024】タブレット26は、入力表示一体型のタブ
レットであり、液晶表示部(LCD)261とディジタ
イザ162を有している。LCD261は、図1におい
ては、ディスプレイ画面2に相当している。そして、こ
のLCD261に書き込まれた手書き情報は、ディジタ
イザ262によりペン3の入力位置を表す座標点列デー
タとして取り出される。タブレット制御部27は、たと
えば、10msec程度の周期でペン3の入力状態を監視
し、ペン3がLCD261上に接触している状態(ペン
DOWN状態という)のときにその座標データおよび状
態(ペンUPまたはペンDOWN)を出力する。
レットであり、液晶表示部(LCD)261とディジタ
イザ162を有している。LCD261は、図1におい
ては、ディスプレイ画面2に相当している。そして、こ
のLCD261に書き込まれた手書き情報は、ディジタ
イザ262によりペン3の入力位置を表す座標点列デー
タとして取り出される。タブレット制御部27は、たと
えば、10msec程度の周期でペン3の入力状態を監視
し、ペン3がLCD261上に接触している状態(ペン
DOWN状態という)のときにその座標データおよび状
態(ペンUPまたはペンDOWN)を出力する。
【0025】消去ボタン制御手段27は、消去ボタン5
a、5bのオンオフを監視し、ボタン状態を出力するも
のである。
a、5bのオンオフを監視し、ボタン状態を出力するも
のである。
【0026】図2の構成において、手書き情報入力手段
23は、消去ボタンが押されていないとき、タブレット
座標値をデータ処理し、必要に応じて座標値補間処理2
31を行いながらストロークデータとして格納232す
る。
23は、消去ボタンが押されていないとき、タブレット
座標値をデータ処理し、必要に応じて座標値補間処理2
31を行いながらストロークデータとして格納232す
る。
【0027】また、手書き情報消去処理手段24は、消
去ボタンが押されているとき、座標データを消去領域と
して格納241し、必要に応じて消去領域の補間242
を行い、消去領域上を通過するストロークを消去243
する。
去ボタンが押されているとき、座標データを消去領域と
して格納241し、必要に応じて消去領域の補間242
を行い、消去領域上を通過するストロークを消去243
する。
【0028】このような構成において次にその動作を説
明する。本発明は、このような手書き情報処理機器にお
いて、手書き情報の消去を行う際、ユーザの意図した部
分を的確にしかも効率よく消去するための発明である。
明する。本発明は、このような手書き情報処理機器にお
いて、手書き情報の消去を行う際、ユーザの意図した部
分を的確にしかも効率よく消去するための発明である。
【0029】図3は、本発明におけるインクデータの処
理手順を説明するフローチャートである。
理手順を説明するフローチャートである。
【0030】まず、消去ボタンの監視301を行う。消
去ボタン制御手段により、消去ボタンが押されている場
合はON状態をあらわすイベント(消去ボタンONイベ
ント)、押されていない場合はOFF状態をあらわすイ
ベント(消去ボタンOFFイベント)が取得できる。次に
ペンイベントの監視302を行う。ここで、ペンイベン
トはタブレット制御部により、ペンがタブレット上に接
している場合はDOWN状態をあらわすイベント(ペン
DOWNイベント)、接していない場合はUP状態を表
すイベント(ペンUPイベント)が取得できる。ストロ
ークデータはペンDOWNイベントから次のペンUPイ
ベントまでの一連の座標値データから構成される。消去
ボタンOFFイベント、かつペンDOWNイベントを取
得した場合は、手書き情報入力モードとして、ペンDO
WNイベントと同時に得られる座標値(x1,y1)を格
納する。ここで、まず1点目の場合は、座標値データを
格納307したあと、次の座標値を取得するため、ペン
イベント監視へと戻る。次に、引き続きペンDOWNイ
ベントを取得したときは、2点目の座標値(x2,y2)
として格納する。このとき、前回取得した点(x1,y
1)と今回取得した点(x2,y2)の距離を調べる。ここ
で2点間の距離d12は、例えば d12 = max(|x2-x1|,|y2-y1|) のように定義する。つまり、x方向およびy方向の差分
をとり、両者の大きいほうの値を2点間の距離とする。
去ボタン制御手段により、消去ボタンが押されている場
合はON状態をあらわすイベント(消去ボタンONイベ
ント)、押されていない場合はOFF状態をあらわすイ
ベント(消去ボタンOFFイベント)が取得できる。次に
ペンイベントの監視302を行う。ここで、ペンイベン
トはタブレット制御部により、ペンがタブレット上に接
している場合はDOWN状態をあらわすイベント(ペン
DOWNイベント)、接していない場合はUP状態を表
すイベント(ペンUPイベント)が取得できる。ストロ
ークデータはペンDOWNイベントから次のペンUPイ
ベントまでの一連の座標値データから構成される。消去
ボタンOFFイベント、かつペンDOWNイベントを取
得した場合は、手書き情報入力モードとして、ペンDO
WNイベントと同時に得られる座標値(x1,y1)を格
納する。ここで、まず1点目の場合は、座標値データを
格納307したあと、次の座標値を取得するため、ペン
イベント監視へと戻る。次に、引き続きペンDOWNイ
ベントを取得したときは、2点目の座標値(x2,y2)
として格納する。このとき、前回取得した点(x1,y
1)と今回取得した点(x2,y2)の距離を調べる。ここ
で2点間の距離d12は、例えば d12 = max(|x2-x1|,|y2-y1|) のように定義する。つまり、x方向およびy方向の差分
をとり、両者の大きいほうの値を2点間の距離とする。
【0031】一般に、ペンイベントは一定時間間隔で取
得するため、ユーザが手書き情報入力操作を行った場
合、タブレット上でペンを速く動かしたときには隣り合
う2点間の距離は大きくなる。本発明では、この距離d
に対して、しきい値αを設定し、距離値がαより大きい
場合は、距離値がαに収まるように座標点を補間306
する。取得した座標値および補間された座標値をデータ
登録307したあと、同様に次のデータを取得するため
に、ペン監視ルーチンに戻る。以降のデータを取得する
が、ペンイベント監視において、ペンUPイベントを取
得した場合、これまで取得したデータをストロークとし
て登録308し、終了する。
得するため、ユーザが手書き情報入力操作を行った場
合、タブレット上でペンを速く動かしたときには隣り合
う2点間の距離は大きくなる。本発明では、この距離d
に対して、しきい値αを設定し、距離値がαより大きい
場合は、距離値がαに収まるように座標点を補間306
する。取得した座標値および補間された座標値をデータ
登録307したあと、同様に次のデータを取得するため
に、ペン監視ルーチンに戻る。以降のデータを取得する
が、ペンイベント監視において、ペンUPイベントを取
得した場合、これまで取得したデータをストロークとし
て登録308し、終了する。
【0032】図4はストロークデータの各座標点間の補
間を説明したものである。まず、ペンDOWNイベント
より2点の座標点A(x1,y1),B(x2,y2)が得ら
れる。ここで、AB間の距離を調べる。2点間の距離が
あらかじめ定められたしきい値αより大きいとき、距離
値がα以下となるように補間点A1(x12,y12)を
設定する。次に、補間点A1(x12,y12)とB(x
2,y2)との距離を調べる。同様に2点間の距離を調
べ、αより大きい場合は、補間点A3(x13,y13)
を設定する。以下同様に補間点を算出するが、この場
合、A3B間の距離がα以下なので補間を終了し、次の
座標値を取得するためペン監視ルーチンへ戻る。
間を説明したものである。まず、ペンDOWNイベント
より2点の座標点A(x1,y1),B(x2,y2)が得ら
れる。ここで、AB間の距離を調べる。2点間の距離が
あらかじめ定められたしきい値αより大きいとき、距離
値がα以下となるように補間点A1(x12,y12)を
設定する。次に、補間点A1(x12,y12)とB(x
2,y2)との距離を調べる。同様に2点間の距離を調
べ、αより大きい場合は、補間点A3(x13,y13)
を設定する。以下同様に補間点を算出するが、この場
合、A3B間の距離がα以下なので補間を終了し、次の
座標値を取得するためペン監視ルーチンへ戻る。
【0033】図5はこのようにして得られた手書き情報
の表示画面上のイメージとペンイベントにより取得した
点、補間により取得した点を説明する図である。ペンイ
ベントにより取得した座標値(黒丸印)および補間値(三
角印)を示す。上記の操作により、ストロークを構成す
る各座標点間の距離はすべて設定したしきい値α以内に
収まっている。
の表示画面上のイメージとペンイベントにより取得した
点、補間により取得した点を説明する図である。ペンイ
ベントにより取得した座標値(黒丸印)および補間値(三
角印)を示す。上記の操作により、ストロークを構成す
る各座標点間の距離はすべて設定したしきい値α以内に
収まっている。
【0034】図6はインク消去時の操作を示すフローチ
ャートである。消去ボタン監視601により消去ボタン
ONイベント、またペンイベント監視602によりペン
DOWNイベントを取得した場合は手書き情報消去モー
ドとなり、次のペンUPイベントが発生するまでの間
は、消去時の操作として、そのペンの軌跡(動き)を格納
する。本発明では消去モード時のペンの軌跡の記録方法
として、図7に示すように、携帯機器の表示画面上を1
辺の長さがβなるn個の部分矩形領域(P1〜Pn)から
構成される消去矩形領域を定義する。消去モード時には
ペンイベントにより得られる座標値から対応する部分矩
形領域Pmを調べマークする。このマークされた部分矩
形領域を消去領域と呼ぶことにする。消去領域上を手書
き情報のストロークが通過するとき、このストロークと
消去操作時のペンの軌跡が交差すると判断できる。これ
により交差点を求めるための計算量を少なくすることが
できる。ここで、消去操作時のペン座標データと部分矩
形領域の対応は ペン座標値が 0<x<β かつ 0<y<βのとき、部
分矩形領域P1 ペン座標値が β<= x<2β かつ 0<y<βのと
き、部分矩形領域P2 のようになる。ここで、部分矩形領域の1辺の長さβは
ペン座標しきい値αより大きい値に設定する。なぜなら
ば図8に示すように、水平方向、垂直方向の線分に対し
て線分上で消去操作を行ったとき、必ず消去領域上に手
書きデータの座標値が存在するからである。消去矩形領
域は、実際には、メモリ(RAM)上に、部分矩形領域を
要素とする配列データとして管理されている。
ャートである。消去ボタン監視601により消去ボタン
ONイベント、またペンイベント監視602によりペン
DOWNイベントを取得した場合は手書き情報消去モー
ドとなり、次のペンUPイベントが発生するまでの間
は、消去時の操作として、そのペンの軌跡(動き)を格納
する。本発明では消去モード時のペンの軌跡の記録方法
として、図7に示すように、携帯機器の表示画面上を1
辺の長さがβなるn個の部分矩形領域(P1〜Pn)から
構成される消去矩形領域を定義する。消去モード時には
ペンイベントにより得られる座標値から対応する部分矩
形領域Pmを調べマークする。このマークされた部分矩
形領域を消去領域と呼ぶことにする。消去領域上を手書
き情報のストロークが通過するとき、このストロークと
消去操作時のペンの軌跡が交差すると判断できる。これ
により交差点を求めるための計算量を少なくすることが
できる。ここで、消去操作時のペン座標データと部分矩
形領域の対応は ペン座標値が 0<x<β かつ 0<y<βのとき、部
分矩形領域P1 ペン座標値が β<= x<2β かつ 0<y<βのと
き、部分矩形領域P2 のようになる。ここで、部分矩形領域の1辺の長さβは
ペン座標しきい値αより大きい値に設定する。なぜなら
ば図8に示すように、水平方向、垂直方向の線分に対し
て線分上で消去操作を行ったとき、必ず消去領域上に手
書きデータの座標値が存在するからである。消去矩形領
域は、実際には、メモリ(RAM)上に、部分矩形領域を
要素とする配列データとして管理されている。
【0035】まず、ペンイベントにより取得した座標値
603が1点目の場合604、対応する部分矩形領域を
消去領域D1としてマーク607して次のペン座標値を
取得するためにペンイベント監視へ戻る。同様にして2
点の座標値から対応する消去領域D2をマークする。こ
こで、実際の消去モード時のペンの軌跡は連続であるの
で、前回の消去領域D1と今回の消去領域D2との連続
性を確認605し、消去領域が連続でないときには、消
去領域の補間606を行い、補間された部分矩形領域も
消去領域としてマークし、次のペン座標値を取得するた
めペンイベント監視へ戻る。以降の取得した座標値に対
しても同様に消去領域としてマークするが、ペンイベン
ト監視時にペンUP座標を取得した場合、消去領域をマ
ークする操作を終了して、消去領域の情報を用いて、ス
トローク消去608を行う図9は消去領域の連続性の確
認および消去領域の補間を説明した図である。
603が1点目の場合604、対応する部分矩形領域を
消去領域D1としてマーク607して次のペン座標値を
取得するためにペンイベント監視へ戻る。同様にして2
点の座標値から対応する消去領域D2をマークする。こ
こで、実際の消去モード時のペンの軌跡は連続であるの
で、前回の消去領域D1と今回の消去領域D2との連続
性を確認605し、消去領域が連続でないときには、消
去領域の補間606を行い、補間された部分矩形領域も
消去領域としてマークし、次のペン座標値を取得するた
めペンイベント監視へ戻る。以降の取得した座標値に対
しても同様に消去領域としてマークするが、ペンイベン
ト監視時にペンUP座標を取得した場合、消去領域をマ
ークする操作を終了して、消去領域の情報を用いて、ス
トローク消去608を行う図9は消去領域の連続性の確
認および消去領域の補間を説明した図である。
【0036】得られた消去領域D1、D2に対して図9
(a)のように斜め方向に隣接している場合、2つの消
去領域が縦方向、または横方向に隣接するように補間
し、新たに消去領域D11をマークする。これにより消
去領域付近に存在するインクデータの座標値は常に消去
領域上に存在することになる。なぜならば、手書き情報
の各座標点間の距離αはβより小さく設定されているか
らである。消去領域上に手書き情報の座標値が存在する
か調べることにより、容易に交差判定を行うことができ
る。また、図9(b)のように離れた点に対しても実際
にはペン操作としては連続であるので、2つの消去領域
間が連続となるように補間し、D11、D12およびD
13を消去領域としてマークする。さらに、図9(a)
の場合と同様にして、補間した点が縦、横方向に連続で
ない部分に関しては、D14およびD15を消去領域と
してマークする。
(a)のように斜め方向に隣接している場合、2つの消
去領域が縦方向、または横方向に隣接するように補間
し、新たに消去領域D11をマークする。これにより消
去領域付近に存在するインクデータの座標値は常に消去
領域上に存在することになる。なぜならば、手書き情報
の各座標点間の距離αはβより小さく設定されているか
らである。消去領域上に手書き情報の座標値が存在する
か調べることにより、容易に交差判定を行うことができ
る。また、図9(b)のように離れた点に対しても実際
にはペン操作としては連続であるので、2つの消去領域
間が連続となるように補間し、D11、D12およびD
13を消去領域としてマークする。さらに、図9(a)
の場合と同様にして、補間した点が縦、横方向に連続で
ない部分に関しては、D14およびD15を消去領域と
してマークする。
【0037】図10は得られた消去領域を用いて、スト
ローク消去を行う方法について説明した図である。
ローク消去を行う方法について説明した図である。
【0038】ペンUPイベントを取得したとき、ストロ
ークデータの各座標値が設定した消去領域内に存在する
か否か調べる。あらかじめ、ストロークデータの座標値
および消去領域は補間されているため、交差判定は、ス
トロークデータの座標値が消去領域に存在するか調べる
ことにより行うことができる。この場合、ストロークS
1の座標S14およびストロークS2の座標S24が消
去領域上に存在するためストロークS1とストロークS
2が消去対象のストロークとなる。
ークデータの各座標値が設定した消去領域内に存在する
か否か調べる。あらかじめ、ストロークデータの座標値
および消去領域は補間されているため、交差判定は、ス
トロークデータの座標値が消去領域に存在するか調べる
ことにより行うことができる。この場合、ストロークS
1の座標S14およびストロークS2の座標S24が消
去領域上に存在するためストロークS1とストロークS
2が消去対象のストロークとなる。
【0039】本発明では、部分矩形領域の縦の長さと横
の長さを等しいものとして説明しているが、等しく設定
する必要はない。この場合、手書き情報の各座標点のx
方向(横方向)の距離が部分矩形領域の横の長さより小さ
く、また、y方向(縦方向)の距離が部分矩形領域の横の
長さより小さくなるように設定すればよい。したがっ
て、2点間の距離の定義も本発明の実施の形態で示した
限りではない。
の長さを等しいものとして説明しているが、等しく設定
する必要はない。この場合、手書き情報の各座標点のx
方向(横方向)の距離が部分矩形領域の横の長さより小さ
く、また、y方向(縦方向)の距離が部分矩形領域の横の
長さより小さくなるように設定すればよい。したがっ
て、2点間の距離の定義も本発明の実施の形態で示した
限りではない。
【0040】このように、本発明は、ストロークごとの
座標点列データとして管理された手書き情報であれば文
字情報以外の手書き情報に広く適用することができる。
座標点列データとして管理された手書き情報であれば文
字情報以外の手書き情報に広く適用することができる。
【0041】また、以上説明した本発明の手書き情報消
去処理を行う処理プログラムは、フロッピディスク、光
ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させて
おくことができ、本発明はその記録媒体をも含むもので
ある。また、ネットワークから処理プログラムを得るよ
うにしてもよい。
去処理を行う処理プログラムは、フロッピディスク、光
ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させて
おくことができ、本発明はその記録媒体をも含むもので
ある。また、ネットワークから処理プログラムを得るよ
うにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストロークデータの作成時に座標点間が離れているとき
には、データの補間をして格納し、消去時には、画面上
を部分矩形領域からなる消去矩形領域を設定し、ペン座
標値から消去領域を求め、この消去領域上を通過するス
トロークを消去するのですばやく消去することができ
る。また、消去領域は連続性を保つように補間されてい
るので、手書き情報と消去時の操作軌跡との交差を容易
に判定ができるため、ユーザの消去操作動作に適合した
効率の良い消去を行うことができる。
ストロークデータの作成時に座標点間が離れているとき
には、データの補間をして格納し、消去時には、画面上
を部分矩形領域からなる消去矩形領域を設定し、ペン座
標値から消去領域を求め、この消去領域上を通過するス
トロークを消去するのですばやく消去することができ
る。また、消去領域は連続性を保つように補間されてい
るので、手書き情報と消去時の操作軌跡との交差を容易
に判定ができるため、ユーザの消去操作動作に適合した
効率の良い消去を行うことができる。
【0043】また、インクデータ補間のためのしきい値
は消去矩形領域における各部分矩形の一辺の大きさより
小さく設定しているため交差判定を確実に行うことがで
き目的とするストロークの消去ができるため、ユーザの
意図がより一層的確に反映された消去を行うことができ
る。
は消去矩形領域における各部分矩形の一辺の大きさより
小さく設定しているため交差判定を確実に行うことがで
き目的とするストロークの消去ができるため、ユーザの
意図がより一層的確に反映された消去を行うことができ
る。
【図1】本発明の携帯用情報処理機器の外観表面部を概
略的に示す図。
略的に示す図。
【図2】本発明の携帯用情報処理機器の内部構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図3】本発明の手書き情報入力処理について説明する
フローチャート。
フローチャート。
【図4】ストロークの補間処理について説明する図。
【図5】手書き情報の補間について説明する図。
【図6】本発明の手書き情報消去処理について説明する
フローチャート。
フローチャート。
【図7】消去矩形領域について説明する図。
【図8】ストロークと消去領域の交差について説明する
図。
図。
【図9】消去領域の補間方法について説明する図。
【図10】消去領域と交差するストローク消去方法につ
いて説明する図。
いて説明する図。
2 ディスプレイ画面(LCD) 3 ペン 5a,5b 消去ボタン 6 手書き情報 23 手書き情報入力手段 231 ストローク座標値補間 232 ストローク格納 24 手書き情報消去手段 241 消去矩形領域管理手段 242 消去領域補間手段 243 ストローク消去手段 A,B ペン入力座標 A1,A2 補間座標値 D1,D2 ペン入力座標に対応する消去領域 D11,D12,D13,D14,D15 補間消去領域
Claims (9)
- 【請求項1】 手書き情報を一定時間間隔で採取した座
標点からなるストロークデータとして記憶し管理するこ
とが可能であって、かつ、機器のモードを消去モードに
設定し、表示画面に表示されている手書き情報の軌跡上
を表示画面上でペン操作により消去することが可能な手
書き情報処理機器における手書き情報処理消去方法にお
いて、消去モード時において、消去操作時のペンの軌跡
と交差する手書き情報のデータを消去することを特徴と
する手書き情報消去方法。 - 【請求項2】 前記、消去モード時において、消去操作
時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを消去す
る手段は、手書き情報取得時において、手書き情報の各
座標点間の距離があらかじめ定められた距離より大きい
ときには、座標点を補間して保持し、消去モード時にお
いて、表示画面上を一辺があらかじめ定められた長さの
部分矩形領域に分割し、消去操作時のペンの座標点が含
まれる部分矩形領域を消去領域として記録するととも
に、各消去領域が離れているときには、連続するように
補間し、消去領域上を通過するストローク求め、そのス
トロークデータを消去することを特徴とする請求項1記
載の手書き情報消去方法。 - 【請求項3】 前記、手書き情報取得時に、座標点間を
補間するためのあらかじめ定められた距離値は、前記部
分矩形領域の一辺の長さより小さいことを特徴とする請
求項2記載の手書き情報消去方法。 - 【請求項4】 手書き情報を一定時間間隔で採取した座
標点からなるストロークデータとして記憶し管理するこ
とが可能であって、かつ、機器のモードを消去モードに
設定し、表示画面に表示されている手書き情報の軌跡上
を表示画面上でペン操作により消去することが可能な手
書き情報処理機器において、消去モード時において、消
去操作時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを
消去することを特徴とする手書き情報処理機器。 - 【請求項5】 前記、消去モード時において、消去操作
時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを消去す
る手段は、手書き情報取得時において、手書き情報の各
座標点間の距離があらかじめ定められた距離より大きい
ときには、座標点を補間して保持し、消去モード時にお
いて、表示画面上を一辺があらかじめ定められた長さの
部分矩形領域に分割し、消去操作時のペンの座標点が含
まれる部分領域を消去領域として記録するとともに、各
消去領域が離れているときには、連続するように補間
し、消去領域上を通過するストローク求め、そのストロ
ークデータを消去することを特徴とする請求項4記載の
手書き情報処理機器。 - 【請求項6】 前記、手書き情報取得時に、座標点間を
補間するためのあらかじめ定められた距離値は、前記部
分矩形領域の一辺の長さより小さいことを特徴とする請
求項5記載の手書き情報処理機器。 - 【請求項7】 手書き情報を一定時間間隔で採取した座
標点からなるストロークデータとして記憶し管理するこ
とが可能であって、かつ、機器のモードを消去モードに
設定し、表示画面に表示されている手書き情報の軌跡上
を表示画面上でペン操作により消去することが可能な手
書き情報処理機器における手書き情報消去処理プログラ
ムを記録した記録媒体において、消去モード時におい
て、消去操作時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデ
ータを消去することを特徴とする手書き情報消去処理を
記録した記録媒体。 - 【請求項8】 前記、消去モード時において、消去操作
時のペンの軌跡と交差する手書き情報のデータを消去す
る手段は、手書き情報取得時において、手書き情報の各
座標点間の距離があらかじめ定められた距離より大きい
ときには、座標点を補間して保持し、消去モード時にお
いて、表示画面上を一辺があらかじめ定められた長さの
部分矩形領域に分割し、消去操作時のペンの座標点が含
まれる部分矩形領域を消去領域として記録するととも
に、各消去領域が離れているときには、連続するように
補間し、消去領域上を通過するストローク求め、そのス
トロークデータを消去することを特徴とする請求項7記
載の手書き情報消去処理を記録した記録媒体。 - 【請求項9】 前記、手書き情報取得時に、座標点間を
補間するためのあらかじめ定められた距離値は、前記部
分矩形領域の一辺の長さより小さいことを特徴とする請
求項8記載の手書き情報消去処理を記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6716299A JP2000259335A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 手書き情報消去方法及び手書き情報処理機器並びに手書き情報消去処理プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6716299A JP2000259335A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 手書き情報消去方法及び手書き情報処理機器並びに手書き情報消去処理プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000259335A true JP2000259335A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13336933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6716299A Withdrawn JP2000259335A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 手書き情報消去方法及び手書き情報処理機器並びに手書き情報消去処理プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000259335A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011150619A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Seiko Epson Corp | 電子機器 |
WO2013179823A1 (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-05 | シャープ株式会社 | 座標出力装置、表示装置、座標出力方法、及びプログラム |
US9025878B2 (en) | 2012-09-19 | 2015-05-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and handwritten document processing method |
CN106097414A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-11-09 | 福建天泉教育科技有限公司 | 曲线擦除方法及系统 |
CN109445676A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-03-08 | 宁波思骏科技有限公司 | 在手写设备上删除用户输入的手写笔画信息的方法 |
CN111524211A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-08-11 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 笔迹擦除方法、装置及设备 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP6716299A patent/JP2000259335A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011150619A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Seiko Epson Corp | 電子機器 |
WO2013179823A1 (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-05 | シャープ株式会社 | 座標出力装置、表示装置、座標出力方法、及びプログラム |
US9025878B2 (en) | 2012-09-19 | 2015-05-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and handwritten document processing method |
CN106097414A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-11-09 | 福建天泉教育科技有限公司 | 曲线擦除方法及系统 |
CN109445676A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-03-08 | 宁波思骏科技有限公司 | 在手写设备上删除用户输入的手写笔画信息的方法 |
CN109445676B (zh) * | 2018-09-11 | 2022-05-20 | 宁波思骏科技有限公司 | 在手写设备上删除用户输入的手写笔画信息的方法 |
CN111524211A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-08-11 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 笔迹擦除方法、装置及设备 |
CN111524211B (zh) * | 2020-04-17 | 2024-01-23 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 笔迹擦除方法、装置及设备 |
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Legal Events
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