JP2000258344A - 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置 - Google Patents

血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置

Info

Publication number
JP2000258344A
JP2000258344A JP6708099A JP6708099A JP2000258344A JP 2000258344 A JP2000258344 A JP 2000258344A JP 6708099 A JP6708099 A JP 6708099A JP 6708099 A JP6708099 A JP 6708099A JP 2000258344 A JP2000258344 A JP 2000258344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelengths
infrared light
measurement
blood glucose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6708099A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Noda
光彦 野田
Mikio Kimura
美紀夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui and Co Ltd
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui and Co Ltd
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui and Co Ltd, Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui and Co Ltd
Priority to JP6708099A priority Critical patent/JP2000258344A/ja
Publication of JP2000258344A publication Critical patent/JP2000258344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外光分析により血糖値を求める際の環境条
件変化などに対処する校正を高精度に行い、無侵襲血糖
値測定の測定精度を向上させる。 【解決手段】 カフ8により押圧して被測定部位Fの静
脈血流を停止させ、光源2から近接波長λ1,λ2,λ
3の近赤外光を生体被測定部位Fに照射し、透過した3
波長光の強度を光検出器4により同時検出する。参照体
18aに対しても同様に検出する。演算処理回路14に
おいて、透過光強度検出値に基づき参照体18aによる
吸光度2次微分値を算出して測定系を校正し、透過光強
度検出値に基づき被測定部位Fによる吸光度2次微分値
を算出し、その所定時間内の平均値を求め、これに相当
する血糖値を求める。参照体18aは、近赤外光を透過
するガラス製の容器内に近赤外光を散乱させる酸化セリ
ウム粒子とゲル化剤とを含むグルコース水溶液を収容し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体中の血糖値の
無侵襲測定の技術分野に属するものであり、特に血糖値
測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値
測定方法及び血糖値測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糖尿病
患者は、血糖値(一般的には血中グルコース濃度値)の
コントロールのためのインシュリン投与の目安を得るた
めに、頻繁に(たとえば1日に数回)血糖値を測定する
ことが要求されている。このような頻繁な測定のたびに
血液を採取することは患者にとって大きな苦痛となる。
そこで、患者から実際に血液を採取することなく即ち無
侵襲で血糖値を測定することが望まれており、そのため
の方法として、赤外光を患者の一部例えば耳たぶや手指
などの被測定部位に照射し、該被測定部位を透過した赤
外光を検出して、被測定部位による赤外線吸収の程度を
測定することが提案されている。この方法では、使用す
る赤外光の波長を適切に選択することで、被測定部位内
のグルコースによる赤外線吸収をかなりの程度反映した
吸光度値が得られ、この吸光度値に基づき血糖値を得
る。
【0003】また、上記のような光学的な無侵襲血糖値
測定では、脈動などの影響により被測定部位の条件(被
測定部位を通過する赤外光の光路長など)は一定ではな
く変化しており、このような要因に基づき測定に或る程
度の誤差が伴うことは避けられない。この測定誤差をで
きるだけ小さくすることが強く要望されている。
【0004】測定誤差を小さくする1つの手法として、
吸光度自体から血糖値を測定するのではなく、吸光度の
2次微分値を用いて測定を行うことの可能性が指摘され
ている(特開平5−176917号公報参照)。この方
法では、互いに異なり且つ近接する3つの波長で吸光度
の測定を行い、これらの吸光度測定値から加減により算
出した2次微分に対応する変動分(吸光度2次微分値)
を血糖値測定に利用する。
【0005】このような血糖値の測定では、測定精度の
向上のため、ハロゲンランプなどの光源から発せられる
赤外光を被測定部位に照射し、その透過光を分光器によ
り互いに異なる複数の波長(領域)のチャンネルに分光
し、各チャンネルの透過光強度を検出して吸光度を算出
し、これらを演算することで血糖値を得ている。しかし
て、このような血糖値測定では、光源ランプの特性の変
動、具体的にはスペクトル特性(色温度)の経時変化や
劣化、及び周囲温度などの環境条件の変化に伴う変動、
そしてまた、測定系の経時的または環境条件変化に伴う
変動などが避けられず、これらに基づく測定誤差が生ず
ることがある。
【0006】これを避けるため、以上のような血糖値測
定では、測定系の校正(結果的には測定値の校正)が行
われている。この校正には、所定の校正体(参照体)が
用いられる。
【0007】このような校正に用いる参照体としては、
一般的には、光吸収の波長特性がフラットなNDフィル
タなどを用いている。校正に際して、光源光を直接モニ
ター測定せずにNDフィルタを通すのは、校正を正確に
行うためには、実際の被測定部位の透過光強度に近い光
強度レベルとすることが必要だからである。従って、校
正用のNDフィルタの透過率は、透過光量が実際の被測
定部位の透過光量に対して所定の範囲内(好ましくは近
傍)となるよう、選択される。
【0008】しかし、血糖値測定の被測定部位は水を主
成分とする有機物体であるため特有の光吸収特性を持つ
のに対して、NDフィルタは吸収特性が平坦であり、両
者は吸収特性が大きく異なり、NDフィルタの平坦な吸
収特性では、被測定部位の変化の大きい吸収特性に追従
できず、波長によっては校正体の透過光強度と被測定部
位の透過光強度とがかけ離れた値となってしまい、精度
の高い校正ができないという問題がある。
【0009】また、以上のような赤外光分析による測定
時に問題となるのは、装置側だけでなく、被測定部位側
にもある。即ち、赤外光分析による測定の原理は、被測
定部位である生体の一部がその構成成分である種々の基
(例えばOH基やCH基などの官能基)によって透過光
スペクトル中に特定波長の吸収が生ずることに基づいて
いるが、吸収スペクトルは温度などの環境条件の変化に
より変動し、官能基による吸収のピーク波長にも変動が
生ずる。このため、測定誤差が生ずる。NDフィルタは
環境変化に対しても吸収特性が変動せず、この点におい
ても、NDフィルタは参照体として十分ではない。
【0010】そこで、本発明の目的は、赤外光分析によ
り血糖値を求める際の環境条件変化などに対処する校正
を高精度に行い、無侵襲血糖値測定の測定精度を向上さ
せることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、近赤外光を透過する透
光性容器と該容器内に収容された糖水溶液とからなり、
該糖水溶液は近赤外光を散乱させる光散乱性粒子を含む
ことを特徴とする、血糖値測定における校正用参照体、
が提供される。
【0012】本発明の一態様においては、前記糖水溶液
はグルコース水溶液である。本発明の一態様において
は、前記光散乱性粒子は酸化セリウム粒子または酸化チ
タン粒子である。本発明の一態様においては、前記糖水
溶液はゲル化剤を含むことでゲル化されている。本発明
の一態様においては、前記容器はガラスまたは合成樹脂
からなる。
【0013】また、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、複数の波長の近赤外光を生体の被
測定部位に照射し、該被測定部位を透過した複数の波長
の近赤外光の強度を検出し、これら複数の波長に関する
被測定部位透過光強度検出値に基づき前記生体中の血糖
値を求める血糖値測定方法において、前記参照体に対し
て近赤外光を照射して得た参照体透過光強度検出値に基
づき測定系の校正を行うことを特徴とする、血糖値測定
方法、が提供される。
【0014】本発明の一態様においては、前記被測定部
位に照射する複数の波長の近赤外光として互いに異なり
且つ近接する3つの波長の近赤外光を用い、該3つの波
長に関する被測定部位透過光強度検出値に基づき前記被
測定部位による前記近赤外光の吸光度の2次微分値を算
出し、所定時間内における前記吸光度2次微分値の代表
値を求め、該代表値に基づき前記生体中の血糖値を求め
る。
【0015】本発明の一態様においては、前記3つの波
長に関する被測定部位透過光強度の検出を同時に行い、
同時に得た前記被測定部位透過光強度検出値に基づき前
記吸光度2次微分値を算出する。
【0016】本発明の一態様においては、前記生体に押
圧力を作用させることにより前記被測定部位の静脈血流
を停止させた状態で前記3つの波長の被測定部位透過光
強度の検出を行う。
【0017】また、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、複数の波長の近赤外光を生体の被
測定部位に照射し、該被測定部位を透過した複数の波長
の近赤外光の強度を検出し、これら複数の波長に関する
被測定部位透過光強度検出値に基づき前記生体中の血糖
値を求める血糖値測定装置において、前記複数の波長の
近赤外光を発する光源と、該光源から発せられた近赤外
光を検出する光検出器と、該光検出器と前記光源との間
の領域に対する進出及び退避が可能なように配置された
請求項1〜5のいずれかに記載の参照体と、前記光検出
器から得られる前記複数の波長に関する前記被測定部位
の透過光強度検出値に基づく演算を行うことで前記生体
中の血糖値を求め、前記光検出器から得られる前記複数
の波長に関する前記参照体の透過光強度検出値に基づく
測定系の校正を行う演算処理手段とを備えていることを
特徴とする、血糖値測定装置、が形成される。
【0018】本発明の一態様においては、前記複数の波
長の近赤外光として互いに異なり且つ近接する3つの波
長の近赤外光を用いており、前記演算処理手段は、前記
3つの波長に関する被測定部位透過光強度検出値に基づ
き前記被測定部位による前記近赤外光の吸光度の2次微
分値を算出し、所定時間内における前記吸光度2次微分
値の代表値を求め、該代表値に基づき前記生体中の血糖
値を求めるものである。
【0019】本発明の一態様においては、前記生体に対
して押圧力を作用させる手段を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の校正用参照体を用いた本発
明の血糖値測定方法の実施される本発明の血糖値測定装
置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、2は光源であり、該光源は
互いに異なり且つ近接する3つの波長λ1,λ2,λ3
(λ1<λ2<λ3)の近赤外光を発する。波長λ1,
λ2,λ3としては、例えば、902nm、912nm
及び922nmを選択することができる。
【0023】図2に、光源2の具体例を示す。図2
(a)のものは、波長λ1,λ2,λ3の近赤外光を含
む光を発するブロード光ランプ21を備えている。ラン
プ21から発せられた光のうちの一部は、被測定部位に
照射するための光として絞り22を通って前方(図2で
は右方)に出射される。ランプ21から発せられた光の
うちの他の一部は後方(図2では左方)のランプ光量モ
ニター23に入射する。モニター23の代わりに、絞り
22の前方に配置されたハーフミラー24と該ハーフミ
ラーによる反射光を検知するモニター25との組み合わ
せを用いることができる。モニター23,25からは光
量モニター電気信号が出力される。図2(b)のもの
は、波長λ1,λ2,λ3の近赤外光を発する半導体レ
ーザー26−1,26−2,26−3を備えている。こ
れらレーザーからは被測定部位に照射するための光が前
方(図2では右方)へと発せられる。また、半導体レー
ザー26−1,26−2,26−3からそれぞれ後方
(図2では左方)へと出射された光は光量モニター27
−1,27−2,27−3へと入射する。これらモニタ
ーからは光量モニター電気信号が出力される。レーザー
26−1,26−3から前方へと発せられた光は、それ
ぞれミラー28−1,28−2とハーフミラー29−
1,29−2とにより、レーザー26−2から前方へと
発せられた光と合成され、波長λ1,λ2,λ3の近赤
外光を含む1つの光束として前方へと出射される。
【0024】図1において、4は光検出器であり、該光
検出器は上記光源2から発せられる光を受光し得る位置
に配置されている。光検出器4と光源2との間には、生
体例えば人体の被測定部位F例えば手指を配置するため
の被測定部位配置部6が存在しており、該被測定部位配
置部6内に挿入された被測定部位Fに対して空気圧印加
により所望の押圧力を作用させるためのカフ8が設けら
れている。尚、該カフ8としては、エアーポンプにより
エアー注入量を調節することで、適宜の時間、被測定部
位Fの動脈血流を維持しつつ静脈血流を停止(十分な抑
制をも含む)させた状態を維持することの可能なものを
用いるのが好ましい。カフ8は、少なくとも波長λ1,
λ2,λ3の近赤外光の通過経路では、該近赤外光を透
過させることが可能な材質からなるか或はこれら近赤外
光を透過させるような構造を有する。被測定部位Fの動
脈血流を維持しつつ静脈血流を停止させた状態を維持す
ることが可能なカフとしては、被測定部位Fを全体的に
包囲するものの他に、被測定部位Fよりも心臓に近い部
位(被測定部位Fが手指の先端部分である場合には当該
手指の根本部分)に巻回されるものを用いることも可能
である。
【0025】図3に、光検出器4の具体例を示す。光源
2から発せられ被測定部位配置部6に配置された被測定
部位Fを通過した波長λ1,λ2,λ3の近赤外光を含
む光は、回折格子31により分光され、波長λ1の光は
受光部32−1に入射し、波長λ2の光は受光部32−
2に入射し、波長λ3の光は受光部32−3に入射す
る。これら受光部からは光量検出電気信号が出力され
る。
【0026】光源2として図2(a)のようなブロード
光を発するものを用いる場合には、該光源側において或
は光検出器側において、光路中に所望の波長λ1,λ
2,λ3のそれぞれの極く近傍の光のみを通過させるフ
ィルターを配置することができる。
【0027】光検出器4の3つの受光部32−1,32
−2,32−3の電気的出力(受光した光の強度に比例
する)は、それぞれ、図1に示されているように、増幅
率可変増幅器10−1,10−2,10−3により増幅
され、A/D変換器12−1,12−2,12−3によ
りA/D変換され、演算処理回路14に入力される。ま
た、光源2の光量モニター23,25,27−1,27
−2,27−3の出力も、A/D変換された上で演算処
理回路14に入力される。
【0028】本実施形態では、光検出器4と光源2との
間の領域であって光源2と被測定部位配置部6との間の
部分において、レボルバ16が配置されている。該レボ
ルバ16はステッピングモータ17により回転駆動され
る。レボルバ16にはその回転駆動の回転中心の周りで
等角度間隔(90度間隔)で4つの開口が形成されてお
り、これら4つの開口のうちの3つには参照体18a,
18b,18cが装着されており、残りの1つの開口1
9には何も装着されていない。レボルバ16の回転角度
位置を適宜設定することで、上記開口19及び参照体1
8a,18b,18cのうちの所望のものを、光源2か
ら発せられる近赤外光の光路上に位置させることができ
る。これらの参照体は互いに異なるものであり、参照体
18cとして従来のようにNDフィルタを使用すること
ができる。
【0029】図4に、参照体18aの具体例を示す(参
照体18bも同様である)。参照体18aは、近赤外光
を透過するガラス製または合成樹脂製の透光性容器20
aと該容器内に収容された糖水溶液20bとからなる。
透光性容器20aは本体部20a’と蓋部20a”とか
らなり、これらは接合一体化されて糖水溶液20bを密
封している。糖水溶液20bは、例えばグルコース水溶
液であり、所望の糖濃度[例えば100mg/dl]を
有する(この糖濃度は参照体ごとに異なる)を有する。
また、糖水溶液20bは例えば近赤外光を散乱させる粒
径0.3μm程度の浮遊性の酸化セリウム粒子または酸
化チタン粒子などの光散乱性粒子を含んでいる。光散乱
性粒子としては、その他、コロイド粒子を用いることも
可能であり、糖水溶液20b中に浮遊分散され近赤外光
を散乱させることができる粒子であれば使用することが
できる。
【0030】糖水溶液20bはゲル化剤を含有させるこ
とでゲル化することができ、これにより光散乱性粒子を
糖水溶液20b内で安定に分散させることができる。ゲ
ル化剤としてはポリアクリルアミドゲル、アガロースゲ
ル、デキストランゲルなどを用いることができる。
【0031】被測定部位Fは、(a)水分、(b)水溶
性の糖、酸、タンパク質、及び、(c)水不溶性の細胞
壁、細胞質、皮膚などの固形物からなり、この(c)の
存在により、光学的には光散乱(拡散)体であり、光は
被測定部位を透過する際に散乱され大きく減衰するた
め、被測定部位Fを透過した後の透過光はかなり微弱な
ものとなっている。そこで、本実施形態の参照体18a
〜18bでは、このような被測定部位Fと同様な近赤外
光の透過形態及び透過率(透過光の減衰状態)を実現す
べく、糖水溶液20b中に光散乱性粒子を添加すること
で透過率を低下させている。
【0032】光散乱性粒子の量(濃度)を調節すること
で、参照体の透過率を容易に所望値に設定することがで
きる。従って、参照体の外形及び寸法を一定に維持した
ままで、透過光量を調節することが可能である。また、
光散乱性粒子の量(濃度)を一定にし寸法を変化させる
ことで、参照体の透過光量を調節することも可能であ
る。また、光散乱性粒子の量(濃度)を多くすること
で、参照体の寸法を小さいものとすることができ、装置
の小型化が可能である。
【0033】本実施形態では、糖水溶液としてグルコー
ス水溶液を用いているので、近赤外光の透過に関しては
生体の被測定部位Fを通過する近赤外光のスペクトルに
類似のスペクトルが得られ、更に、環境条件変化の際の
透過率変化も被測定部位Fの透過率変化と同様な傾向を
もつので、測定系の校正の精度向上の観点から有利であ
る。
【0034】演算処理回路14において、血糖値測定は
次のようにして行われる。
【0035】先ず、被測定部位Fの血糖値の求め方につ
いて、説明する。被測定部位Fを被測定部位配置部6に
配置し、且つステッピングモータ17によりレボルバ1
6を回転駆動して、開口19を光源2から発せられる光
の光路上に配置する。この状態で被測定部位Fに入射す
る波長λの光の強度をI0 (λ)とし、被測定部位Fを
透過した波長λの光の強度をI(λ)とすると、被測定
部位Fの吸光度ABS(λ)はln(I0 (λ)/I
(λ))で求められる。入射光強度I0 (λ)は光源光
量モニター27−1,27−2,27−3の出力に所定
の係数を乗ずることで得られる(光量モニター23,2
5の場合には、各波長λ1,λ2,λ3ごとの所定係数
を乗ずることで得られる)。この吸光度ABS(λ)
は、被測定部位Fの脈動に対応して周期的に変化する。
即ち、被測定部位Fは体組織部とそこを流れる動脈血流
及び静脈血流とを含んでおり、脈動により透過光路長が
変動し、更に透過光路内における成分構成比も変動し、
これが吸光度ABS(λ)の周期的変化をもたらす。
【0036】本実施形態では、波長λ1,λ2,λ3の
それぞれに関して、例えば10〜20msec程度ごと
の高速サンプリングで並行して得られたI0 (λ),I
(λ)に基づき、吸光度値ABS(λ1),ABS(λ
2),ABS(λ3)を算出する。この吸光度値ABS
(λ1),ABS(λ2),ABS(λ3)に基づき、
吸光度2次微分値ABS”(λ2)を算出する。吸光度
2次微分値ABS”(λ2)は、 ABS”(λ2)=[ABS(λ1)−ABS(λ2)] −[ABS(λ2)−ABS(λ3)] =[ABS(λ1)+ABS(λ3)]−2ABS(λ) として得られる。λ2−λ1=λ3−λ2=Δとし、λ
2=λとすれば、 ABS”(λ)=[ABS(λ−Δ)+ABS(λ+
Δ)]−2ABS(λ) である。上記のようにΔは例えば10nmとすることが
でき或は5nmとすることも可能である。
【0037】吸光度2次微分値は、グルコースによる光
吸収が光の波長により変動することを利用し、この波長
による変動ができるだけ大きく現れる波長域の近接した
3つの波長を選択して、吸光度の波長2次微分に相当す
る値として定義されるものである。
【0038】図5に吸光度値ABS(λ)及び吸光度2
次微分値ABS”(λ)の時間変化の例を示す。尚、こ
の例は、エアーポンプによりカフ8へのエアー注入量を
調節することで、被測定部位Fの動脈血流を維持しつつ
静脈血流を停止させた状態を維持した時のものである。
上記のように、10〜20msec程度ごとの高速サン
プリングに基づき同時に得られた吸光度ABS(λ
1),ABS(λ2),ABS(λ3)どうしを用い
て、各サンプリング時点での吸光度2次微分値ABS”
(λ)が得られ、この吸光度2次微分値ABS”(λ)
は時間と共に図5のように変化する。図5において、
(a)と(b)とは異なる測定対象(被測定部位F)に
関するものである。
【0039】演算処理回路14では、所定時間内(図5
における時刻TSからTEまで)における吸光度2次微
分値ABS”(λ)の代表値を求める。この代表値とし
て平均値P[図5(a)におけるPaや図5(b)にお
けるPb]を用いることができる。この平均値Pは、A
BS”(λ)を所定時間積分したものを所定時間で除す
ることで求められ、簡便には所定時間内のABS”
(λ)の最大値と最小値との平均値で代用することもで
きる。所定時間は、脈動の1周期以上の時間であればよ
いが、測定精度の点から数個の脈動を含む時間であるこ
とが好ましい。具体的には、この所定時間を例えば2〜
5秒程度とすることができ、この所定時間中、上記カフ
による静脈血流のみ停止の状態を維持する。
【0040】上記図5(a)(b)に示されているよう
に、吸光度2次微分値ABS”(λ)の平均値Pa,P
bは、被測定部位Fの血糖値を反映して、互いに異な
る。吸光度2次微分値ABS”(λ)の平均値と血糖値
との関係は、生体外及び生体内の実験により得られた実
測データから最小自乗法などを用いて、検量線として予
め決定することができる。図6に、吸光度2次微分値A
BS”(λ)と血糖値との関係の検量線の一例を示す。
ここでは、図示されている実測値に基づき1次近似で得
た直線状の検量線M1を示している。
【0041】演算処理回路14では、予め記憶されてい
る以上のような波長λ(=λ2)における吸光度2次微
分値−血糖値の検量線に基づき、以上のようにして求め
られた吸光度2次微分値ABS”(λ)の平均値Pに対
応する血糖値が選定(換算)される。
【0042】このようにして、3つの波長の透過光の強
度の検出を同時に行い、同時に得た透過光強度検出値に
基づき吸光度2次微分値を算出し、所定時間内における
吸光度2次微分値の平均値を求め、この平均値に基づき
生体中の血糖値を求めるので、無侵襲血糖値測定の測定
精度を向上させることが可能となる。
【0043】ところで、本実施形態では、演算処理回路
14で血糖値を得るための演算を行う前に、次のように
して参照体を用いた測定系の校正が実行される。
【0044】即ち、被測定部位Fを被測定部位配置部6
に配置することなく、ステッピングモータ17によりレ
ボルバ16を回転駆動して、参照体18aを光源2から
発せられる光の光路上に配置する。この状態で、被測定
部位Fに対すると同様にして、参照体18aに対して複
数の波長λ1,λ2,λ3の近赤外光を照射して得た参
照体透過光強度検出値に基づき、演算処理回路14で吸
光度値abs(λ1),abs(λ2),abs(λ
3)を算出し、これに基づき吸光度2次微分値abs”
(λ)を求める。この演算は上記被測定部位Fの吸光度
2次微分値ABS”(λ)を求める際の演算と同様であ
る。この吸光度2次微分値abs”(λ)は参照体18
aの糖値に対応しており、既知である。従って、この吸
光度2次微分値abs”(λ)が上記既知の値を示すこ
とになるように演算処理回路内で校正がなされる。これ
により、精度の高い血糖値測定が可能となる。
【0045】以上のような校正は、各被測定部位Fごと
に(即ち、被測定部位が変わるたびに)行ってもよい
が、異なる被測定部位の測定を短い時間間隔で行う場合
には、その間での測定系の変化は殆どないものとみなし
て、校正を省略することも可能である。この場合、前回
の血糖値測定から一定の時間が経過した後に開始される
血糖値測定において新たに校正を行うようにすることが
できる。
【0046】以上のような演算処理回路14の血糖値測
定動作のフロー図を図7に示す。即ち、概略的には、演
算処理回路14では、ステップS1において参照体につ
いて吸光度値abs(λ1)〜abs(λ3)を算出し
吸光度2次微分値abs”(λ)を算出して校正を行
い、ステップS2において被測定部位について吸光度A
BS(λ1)〜ABS(λ3)を算出し、ステップS3
において吸光度2次微分値ABS”(λ2)を算出し、
ステップS4において吸光度2次微分値ABS”(λ
2)の所定時間内での平均値Pを算出し、ステップS5
において検量線を用いて平均値Pを血糖値に換算する。
【0047】本実施形態の動作は、不図示の制御部によ
り制御される。この制御は、上記のような演算処理回路
の動作の制御の他に、図1の制御経路Xを介して行われ
る光源2のランプ21や半導体レーザー26−1〜26
−3の発光強度の制御あるいは光源2の絞り22の制
御、図1の制御経路Yを介して行われるカフ圧の制御、
図1の制御経路Zを介して行われる増幅器10−1,1
0−2,10−3の増幅率の制御、図1の制御回路Qを
介して行われるステッピングモータ17の制御である。
【0048】被測定部位Fの寸法には固体差があるの
で、光検出器4で検出された波長λ1,λ2,λ3の透
過光のうちの少なくとも1つの強度の或る時間の積分値
またはその時間平均値が予め定められた所定値の近傍に
なるように、光源2から発せられる波長λ1,λ2,λ
3の光の強度を制御経路Xを介して制御することがで
き、これにより光検出器4での検出条件を一定に維持す
ることができる。尚、この制御は、被測定部位Fが変わ
るごとに最初に行えばよい。
【0049】脈動する被測定部位Fに対してカフ8によ
り押圧力を作用させるように制御経路Yを介して制御し
て波長λ1,λ2,λ3の透過光の検出を行うことによ
り、被測定部位Fを固定して検出条件を一定に維持する
ことができる。
【0050】制御経路Zを介して増幅器10−1,10
−2,10−3の増幅率を制御することで、演算処理系
の処理条件を所望に設定することができる。
【0051】制御経路Qを介してのステッピングモータ
17の制御は、次のようにして行うこともできる。即
ち、参照体18a,18bは光散乱性粒子の添加量が異
なり透過率が異なるので、2つの参照体の透過光強度を
測定し、被測定部位透過光強度I(λ)に最も近い参照
体透過光強度Ir(λ)が得られる参照体を用いて校正
を行うようにすることができる。このために、ステッピ
ングモータ17により所望の参照体18a,18bを適
時光源2からの光の光路上に位置させることができる。
このようにすることで、被測定部位Fに最も近い参照体
を用いて校正を行うことができるので、校正の精度が向
上する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の校正用参
照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測
定装置によれば、透光性容器内に糖水溶液を収容し、該
糖水溶液に光散乱性粒子を含有させておくことで、赤外
光分析により血糖値を求める際の測定系の校正を高精度
に行い、無侵襲血糖値測定の測定精度を向上させること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による血糖値測定方法の実施される本発
明の血糖値測定装置の一実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の装置における光源の具体例を示す模式図
である。
【図3】図1の装置における光検出器の具体例を示す模
式図である。
【図4】図1の装置における参照体の具体例を示す斜視
図及び断面図である。
【図5】図1の装置において得られた吸光度値ABS
(λ)及び吸光度2次微分値ABS”(λ)の例を示す
図である。
【図6】図1の装置において用いられる吸光度2次微分
値と血糖値との関係の検量線の一例を示す図である。
【図7】図1の装置における演算処理回路の血糖値測定
動作を示す図である。
【符号の説明】
2 光源 4 光検出器 6 被測定部位配置部 8 カフ 10−1〜10−3 増幅率可変増幅器 12−1〜12−3 A/D変換器 16 レボルバ 17 ステッピングモータ 18a,18b,18c 参照体 19 開口 21 ランプ 22 絞り 23 モニター 24 ハーフミラー 25 モニター 26−1〜26−3 半導体レーザー 27−1〜27−3 モニター 28−1,28−2 ミラー 29−1,29−2 ハーフミラー 31 回折格子 32−1〜32−3 受光部 F 被測定部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA01 CA25 CB30 DA31 FA12 FA25 FA29 GC10 JA01 JA02 2G059 AA01 AA05 BB12 CC16 DD01 EE01 EE11 FF04 GG01 GG03 GG05 HH01 HH06 JJ05 JJ13 JJ22 KK03 LL03 MM03 MM05 MM09 MM12 MM14 NN05 PP04 4C038 KK10 KL07 KM01 KM03 KX02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近赤外光を透過する透光性容器と該容器
    内に収容された糖水溶液とからなり、該糖水溶液は近赤
    外光を散乱させる光散乱性粒子を含むことを特徴とす
    る、血糖値測定における校正用参照体。
  2. 【請求項2】 前記糖水溶液はグルコース水溶液である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の参照体。
  3. 【請求項3】 前記光散乱性粒子は酸化セリウム粒子ま
    たは酸化チタン粒子であることを特徴とする、請求項1
    〜2のいずれかに記載の参照体。
  4. 【請求項4】 前記糖水溶液はゲル化剤を含むことでゲ
    ル化されていることを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れかに記載の参照体。
  5. 【請求項5】 前記容器はガラスまたは合成樹脂からな
    ることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の
    参照体。
  6. 【請求項6】 複数の波長の近赤外光を生体の被測定部
    位に照射し、該被測定部位を透過した複数の波長の近赤
    外光の強度を検出し、これら複数の波長に関する被測定
    部位透過光強度検出値に基づき前記生体中の血糖値を求
    める血糖値測定方法において、 請求項1〜5のいずれかに記載の参照体に対して近赤外
    光を照射して得た参照体透過光強度検出値に基づき測定
    系の校正を行うことを特徴とする、血糖値測定方法。
  7. 【請求項7】 前記被測定部位に照射する複数の波長の
    近赤外光として互いに異なり且つ近接する3つの波長の
    近赤外光を用い、該3つの波長に関する被測定部位透過
    光強度検出値に基づき前記被測定部位による前記近赤外
    光の吸光度の2次微分値を算出し、所定時間内における
    前記吸光度2次微分値の代表値を求め、該代表値に基づ
    き前記生体中の血糖値を求めることを特徴とする、請求
    項6に記載の血糖値測定方法。
  8. 【請求項8】 前記3つの波長に関する被測定部位透過
    光強度の検出を同時に行い、同時に得た前記被測定部位
    透過光強度検出値に基づき前記吸光度2次微分値を算出
    することを特徴とする、請求項7に記載の血糖値測定方
    法。
  9. 【請求項9】 前記生体に押圧力を作用させることによ
    り前記被測定部位の静脈血流を停止させた状態で前記3
    つの波長の被測定部位透過光強度の検出を行うことを特
    徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の血糖値測定
    方法。
  10. 【請求項10】 複数の波長の近赤外光を生体の被測定
    部位に照射し、該被測定部位を透過した複数の波長の近
    赤外光の強度を検出し、これら複数の波長に関する被測
    定部位透過光強度検出値に基づき前記生体中の血糖値を
    求める血糖値測定装置において、 前記複数の波長の近赤外光を発する光源と、該光源から
    発せられた近赤外光を検出する光検出器と、該光検出器
    と前記光源との間の領域に対する進出及び退避が可能な
    ように配置された請求項1〜5のいずれかに記載の参照
    体と、前記光検出器から得られる前記複数の波長に関す
    る前記被測定部位の透過光強度検出値に基づく演算を行
    うことで前記生体中の血糖値を求め、前記光検出器から
    得られる前記複数の波長に関する前記参照体の透過光強
    度検出値に基づく測定系の校正を行う演算処理手段とを
    備えていることを特徴とする、血糖値測定装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の波長の近赤外光として互い
    に異なり且つ近接する3つの波長の近赤外光を用いてお
    り、前記演算処理手段は、前記3つの波長に関する被測
    定部位透過光強度検出値に基づき前記被測定部位による
    前記近赤外光の吸光度の2次微分値を算出し、所定時間
    内における前記吸光度2次微分値の代表値を求め、該代
    表値に基づき前記生体中の血糖値を求めるものであるこ
    とを特徴とする、請求項10に記載の血糖値測定装置。
  12. 【請求項12】 前記生体に対して押圧力を作用させる
    手段を有することを特徴とする、請求項10〜11のい
    ずれかに記載の血糖値測定装置。
JP6708099A 1999-03-12 1999-03-12 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置 Pending JP2000258344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6708099A JP2000258344A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6708099A JP2000258344A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000258344A true JP2000258344A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13334551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6708099A Pending JP2000258344A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000258344A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125953A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Jeol Ltd 生化学自動分析装置
US7822451B2 (en) 2005-07-28 2010-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus of measuring glucose concentration by using optical coherence tomography and method of operating the apparatus
JP2013000506A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Seiko Epson Corp 濃度定量装置、濃度定量方法
CN104000599A (zh) * 2014-05-07 2014-08-27 辛勤 一种测量血糖浓度的方法及便携式设备
JP2020171452A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 Look Tec株式会社 グルコース量算出方法
CN112351735A (zh) * 2018-07-20 2021-02-09 桐生电子开发有限责任公司 非破坏测定装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125953A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Jeol Ltd 生化学自動分析装置
US7822451B2 (en) 2005-07-28 2010-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus of measuring glucose concentration by using optical coherence tomography and method of operating the apparatus
JP2013000506A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Seiko Epson Corp 濃度定量装置、濃度定量方法
US9030654B2 (en) 2011-06-21 2015-05-12 Seiko Epson Corporation Concentration determination apparatus and concentration determination method for measuring a concentration of a measured component contained in a living body tissue
US9332936B2 (en) 2011-06-21 2016-05-10 Seiko Epson Corporation Concentration determination apparatus and concentration determination method for detecting an absorbance of living body tissue based on a light intensity and measuring a concentration of a measured component contained in living body tissue
CN104000599A (zh) * 2014-05-07 2014-08-27 辛勤 一种测量血糖浓度的方法及便携式设备
CN112351735A (zh) * 2018-07-20 2021-02-09 桐生电子开发有限责任公司 非破坏测定装置
CN112351735B (zh) * 2018-07-20 2024-01-30 桐生电子开发有限责任公司 血糖值变化量测定装置
JP2020171452A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 Look Tec株式会社 グルコース量算出方法
JP7253733B2 (ja) 2019-04-10 2023-04-07 Look Tec株式会社 グルコース量算出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6741876B1 (en) Method for determination of analytes using NIR, adjacent visible spectrum and discrete NIR wavelenths
JP3763687B2 (ja) 血糖値測定装置
CA2259254C (en) Implantable sensor and system for in vivo measurement and control of fluid constituent levels
US5348002A (en) Method and apparatus for material analysis
JP3249517B2 (ja) 血液もしくは組織の各種成分の濃度を決定するための非侵襲性装置並びに方法
US6097975A (en) Apparatus and method for noninvasive glucose measurement
US6741875B1 (en) Method for determination of analytes using near infrared, adjacent visible spectrum and an array of longer near infrared wavelengths
JPS60236631A (ja) グルコースの測光検出装置
US20070203405A1 (en) Instrument For Noninvasively Measuring Blood Sugar Level
KR20030004450A (ko) 저 투과율 샘플의 분석물 검출에 사용하기 위한 이중빔푸리에 변환 적외선 방법 및 장치
US8219169B2 (en) Apparatus and method using light retro-reflected from a retina to non-invasively measure the blood concentration of a substance
JP2003508744A (ja) Nir、隣接可視スペクトル及び離散nir波長を使用する分析物の量定方法
JP2000258343A (ja) 血糖値測定方法及びその装置
CA2383727A1 (en) Method for determination of analytes using near infrared, adjacent visible spectrum and an array of longer near infrared wavelengths
WO1991015991A1 (en) Method and apparatus for monitoring blood analytes noninvasively by pulsatile photoplethysmography
EP2249694B1 (en) Apparatus and method for non-invasive measurement of the concentration of a substance in a subject's blood
JP2010504148A (ja) 3ダイオード光学ブリッジシステム
WO2006092050A1 (en) Method and apparatus for determining blood analytes
JPH11183377A (ja) 光学式成分計
JP2000258344A (ja) 血糖値測定における校正用参照体ならびにこれを用いた血糖値測定方法及び血糖値測定装置
US7486976B1 (en) Optical non-invasive blood monitoring system and method
JP4052461B2 (ja) 血糖値の非侵襲測定装置
EP1553399B1 (en) Body fluid components measuring apparatus and method
CA2123152A1 (en) Non-invasive determination of analyte concentration using non-continuous radiation
KR100883153B1 (ko) 혈당치의 비침습 측정 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071226