JP2000258323A - デバイス実装済み基板の押打試験装置及びその試験方法 - Google Patents

デバイス実装済み基板の押打試験装置及びその試験方法

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JP2000258323A JP11057049A JP5704999A JP2000258323A JP 2000258323 A JP2000258323 A JP 2000258323A JP 11057049 A JP11057049 A JP 11057049A JP 5704999 A JP5704999 A JP 5704999A JP 2000258323 A JP2000258323 A JP 2000258323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス実装済み基板を押打試験し、デバイ
ス実装済み基板に電気的不良が生じた時には自動的に押
打ヘッドを停止させ、作業者の負担を軽減すること。 【解決手段】 デバイス実装済み基板の押打試験装置
は、デバイス実装済み基板を保持する基板保持機構部
と、保持された前記基板を押打するために往復運動を行
う押打ヘッドを備える押打部と、押打ヘッドの往復運動
を制御する制御ユニット部とからなり、制御ユニット部
は前記基板の電気的不良を検知する電気的不良検知部を
備え、前記基板が押打ヘッドの往復運動によって押打を
受けて電気的不良を生ずると制御ユニット部が押打ヘッ
ドの往復運動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デバイス実装済
み基板の振動や衝撃に対する耐久性を試験するための押
打試験装置及びその試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話やPHS(Personal Han
dyphone System )の普及に伴い、これら携帯機器のキ
ーパッドへのキー押し操作(打鍵操作)に対するキース
イッチの耐久性が重要視されている。また、特に近年こ
れから多用されると思われるCSP(チップサイズパッ
ケージ)製品等のデバイスにおいては、基板へ実装後の
振動や衝撃に対する耐久性が要求されている。
【0003】従来、キースイッチの打鍵操作に対する耐
久性試験は、キースイッチを作業者が実際に繰り返し打
鍵することにより試験を実施していた。また、打鍵操作
後のキースイッチの電気的チェック(電気的に導通して
いるか否かなど)については、打鍵操作後手作業で行っ
ていた。このように、手作業で打鍵操作と電気的チェッ
クを行うため、打鍵試験は長時間を費やすものとなる
上、作業中、作業者が常に試験場所に拘束されてしまう
ので、打鍵試験の実施回数には限度があった。そのた
め、被打鍵試験物の不良を発見するまでには至らないこ
とがしばしば生じていた。
【0004】このような、不都合を避けるため、キース
イッチの打鍵試験については打鍵動作の繰り返しを自動
化したものとして、図9に示すような平成8年7月24
日発行の実用新案登録第2505039号公報に開示さ
れたキースイッチ打鍵試験装置がある。このキースイッ
チ打鍵試験装置は、ソレノイド部による実際の打鍵動作
以外にキースイッチからの信号のチャタリング時間測
定、接触抵抗測定及び打鍵繰り返し回数の設定が行える
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報には、被試験対象物(キースイッチ)を試験装置に固
定する方法及び打鍵することにより発生する不良の検出
方法が開示されていない。また、ソレノイド部の動作及
び停止を自動的に制御する手段としては、試験する際の
打鍵繰り返し回数の設定のみであり、被試験対象物に不
良が発生した場合に自動的に打鍵動作を停止させる試験
停止機能についても開示されていない。更に、打鍵試験
を行う際に打鍵動作によって被試験対象物へ与えるひず
み量、すなわちソレノイド部のストローク量の決定方法
及び手段についても触れられていない。
【0006】一方、デバイスが実装された基板の振動や
衝撃に対する耐久性を試験する押打試験機に対しては、
押打試験機の押打回数(押打ヘッドの往復運動回数)及
びそれによりデバイス実装済み基板に与えられるひずみ
量とデバイス実装済み基板に生じた電気的不良との相関
関係を解明するために、電気的不良を生じた場合には直
ちに試験機が電気的不良を検知して押打動作を停止でき
ることや、デバイス実装済み基板は製品内における基板
の固定方法によっても振動や衝撃に対する耐久性が変化
するので、実際の基板固定状態と同じ固定状態で試験可
能であること、さらに、被押打試験物がデバイス実装済
み基板という精密な電子部品であるため押打によって与
えるひずみ量を正確かつ精密に設定できること、等の技
術的要求がある。
【0007】このため、基板に実装されたデバイスの振
動や衝撃に対する耐久性を試験する押打試験機として、
従来のキースイッチ打鍵試験装置を適用することはでき
ない。この発明は、このような事情からなされたもの
で、CSP製品等のデバイスを基板に実装した状態でデ
バイス及び/又は基板の振動や衝撃に対する耐久性を試
験できる試験装置及び試験方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、デバイス実
装済み基板を保持する基板保持機構部と、保持された前
記基板を押打するために往復運動を行う押打ヘッドを備
える押打部と、押打ヘッドの往復運動を制御する制御ユ
ニット部とからなり、制御ユニット部は前記基板の電気
的不良を検知する電気的不良検知部を備え、前記基板が
押打ヘッドの往復運動によって押打を受けて電気的不良
を生ずると制御ユニット部が押打ヘッドの往復運動を停
止させることを特徴とするデバイス実装済み基板の押打
試験装置を提供するものである。
【0009】また、この発明は別の観点からみれば、デ
バイス実装済み基板を保持する基板保持機構部と、保持
された前記基板を押打するために往復運動を行う押打ヘ
ッドを備える押打部と、押打ヘッドの往復運動を制御す
る制御ユニット部とからなり、制御ユニット部が前記基
板の電気的不良を検知する電気的不良検知部を備えたデ
バイス実装済み基板の押打試験装置において、基板保持
機構部にデバイス実装済み基板を保持させ、前記基板を
押打部の押打ヘッドの往復運動によって押打し、前記基
板の電気的不良を検知して押打ヘッドの往復運動を停止
させ、停止するまでの往復運動回数をカウントして出力
させることを特徴とするデバイス実装済み基板の押打試
験方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のデバイス実装済み基板
の押打試験装置は、デバイス実装済み基板の電気的不良
を検出するためにデバイス実装済み基板と制御ユニット
部間を不良検出用リード線等にて接続し、押打試験中に
デバイス実装済み基板で電気的不良が発生すれば、制御
ユニット部がデバイス実装済み基板の電気的不良を検知
し、押打ヘッドの往復運動を即停止できるようにした押
打試験装置又は試験方法を提供するものである。なお、
デバイス実装済み基板の電気的不良とは、例えばデバイ
ス内および/又は基板上の回路の断線や電気的特性の異
常などを意味する。
【0011】この発明に係るデバイス実装済み基板の押
打試験装置は、押打ヘッドの往復運動を検知する往復運
動検知部を更に備え、制御ユニット部が検知される押打
ヘッドの往復運動の回数をカウントするカウント部と、
カウントされた往復運動の回数を出力する往復運動回数
出力部とを備えるようにしてもよい。
【0012】なお、より具体的には、押打試験装置が制
御ユニット部と接続される表示パネル(往復運動回数出
力部)を備え、表示パネルは制御ユニット部を介して押
打ヘッドの往復運動の運動開始又は運動停止を指示する
ことができ、かつ、制御ユニット部を介してデバイス実
装済み基板の電気的不良及び押打ヘッドの往復運動回数
を表示(出力)することができるようにすることが望ま
しく、また、押打部には押打ヘッドのストローク量を精
密に調整できるように押打ストローク調整ネジを備えて
おくことが更に望ましい。
【0013】また、押打試験装置がひずみ測定部とひず
みセンサとひずみ量出力部とをさらに備え、ひずみセン
サは、ひずみ測定部に接続され、かつ、デバイス実装済
み基板に離脱可能に設置され、前記基板が押打ヘッドの
押打を受けてひずみを生ずると、ひずみ測定部がそのひ
ずみ量をひずみ量出力部から出力するようにしてもよ
い。なお、ひずみセンサにはひずみによって抵抗値が変
化するストレインゲージを用いることができ、基板に貼
り付けて使用される。
【0014】以上のように構成することにより、作業者
はたとえ押打試験中に現場を離れていても、何回目の押
打でデバイス実装済み基板に電気的不良が生じたかを知
ることができ、さらにはどの位のひずみ量が加わった時
に電気的不良が生じたかも知ることができるようにな
る。
【0015】これにより、押打回数及びひずみ量とデバ
イス実装済み基板に生じた電気的不良との相関関係が容
易に確認できるようになるばかりでなく、作業者が現場
に拘束される必要はなくなり、作業者の負担は大幅に軽
減されるのである。また、上述のようにデバイス実装済
み基板のひずみ量を測定可能とすることにより、また、
精密なひずみ量を押打ストローク調整ネジで設定するこ
とにより精巧な信頼性の高い押打試験を実現することが
できるのである。
【0016】また、この発明に係るデバイス実装済み基
板の押打試験装置は、基板保持機構部が、デバイス実装
済み基板をその平面上の所望位置で保持可能な保持部を
備えるようにしてもよく、更には、押打試験装置が基板
保持機構部を搭載して前記基板に平行に移動可能なステ
ージを備えるようにしてもよい。
【0017】なお、より具体的には、基板保持機構部が
X−Y直交座標平面においてX方向のシャフト及びY方
向のシャフトと、X方向のスライダ及びY方向のスライ
ダと、X方向の側板及びY方向の側板と、複数の基板受
けとを備え、X方向のシャフト及びY方向のシャフトは
同一平面上で互いに直交する方向に伸びて基板保持機構
部に固定され、X方向のスライダ及びY方向のスライダ
はそれぞれX方向のシャフト及びY方向のシャフト上を
スライド移動可能とし、X方向の側板及びY方向の側板
はそれぞれX方向のシャフト及びY方向のシャフトの一
方端部に固定され、複数の基板受けはX方向のスライ
ダ、Y方向のスライダ、X方向の側板及びY方向の側板
の任意の位置に設置可能であるように構成された保持部
を備えることが望ましい。
【0018】また、基板保持機構部は上記保持部を搭載
するX、Y位置決めステージ(ステージ)を更に備え、
X、Y位置決めステージが保持部を同一平面上の任意の
位置に移動させて、保持部に保持されたデバイス実装済
み基板の任意の位置を押打ヘッドが押打可能とすること
が望ましく、また、制御ユニット部がX、Y位置決めス
テージを駆動制御するようにすることが更に望ましい。
【0019】以上のように構成することにより、この発
明に係るデバイス実装済み基板の押打試験装置は基板保
持機構部のX方向のシャフト、Y方向のシャフトにそれ
ぞれ案内されるX方向のスライダ及びY方向のスライダ
の位置をスライド移動させて変更することにより、様々
なサイズの基板を保持可能としているばかりでなく、デ
バイス実装済み基板を実際の製品と同じ固定状態で保持
しつつ押打試験することを可能とし、さらにはX、Y位
置決めステージの利用により基板内の任意のデバイス実
装位置で押打試験することを可能とする。
【0020】また、基板サイズ、基板内におけるデバイ
スの実装位置が異なっていても、上述のひずみ量測定機
能と併用することにより、デバイス実装済み基板に与え
るひずみ量を同一に設定することができ、同じ条件に基
づいた押打試験をすることができる。さらにはX、Y位
置決めステージによれば、押打ヘッドが押打するデバイ
ス実装済み基板の押打位置を正確に設定できる。なお、
この発明において、押打ヘッドが押打する位置は基板に
実装されたデバイス部分でもよいし、デバイス以外の基
板部分でもよい。
【0021】また、この発明に係るデバイス実装済み基
板の押打試験装置においては、押打部がエア供給回路部
と、エアシリンダ部とを備えてもよい。なおこの際、エ
アシリンダ部にはスピードコントローラを設置しておく
ことが望ましい。
【0022】押打ヘッドの駆動をエアシリンダ部に供給
されるエアで行うように構成することにより、デバイス
実装済み基板に適した押打速度で押打部を自動的に複数
回往復運動させることが可能となる。この場合、デバイ
ス実装済み基板に適した押打速度は、エアシリンダ部に
供給されるエアの圧力及びエアシリンダ部に取り付けら
れているスピードコントローラを調節することによって
容易に変化させることができる。また、押打部は液圧シ
リンダや電磁シリンダ又は電動機などを駆動源としても
よい。
【0023】
【実施例】以下にこの発明の1実施例を図1〜図8に基
づき説明する。図1はこの発明の実施の一形態によるデ
バイス実装済み基板の押打試験装置のシステム概略図、
図2は基板及びそれに実装されるデバイスを示す図、図
3〜図6はデバイス実装済み基板の押打試験装置の基板
保持機構部を示す図、図7は実装済みデバイスに不良検
出用リード線が接続された状態を示す図、図8は図1の
デバイス実装済み基板の押打試験装置を用いた押打試験
方法を説明するフローチャート図である。
【0024】図1に示されるように、デバイス実装済み
基板の押打試験装置Dは、エアシリンダ押打部1、エア
供給回路部2、基板保持機構部3、制御ユニット部4、
ひず測定部5、操作パネル部(往復運動回数出力部およ
びひずみ量出力部)6から構成されている。
【0025】エアシリンダ押打部1のシリンダ取付ベー
ス10に固定された復動型エアシリンダ部(エアシリン
ダ部)9には可動部である押打用ヘッド12及びひずみ
量(ストローク量)調整ネジ取付板13が取り付けられ
ている。押打ストローク調整ネジ14の調整位置によ
り、押打用ヘッド12のストローク量hを変更すること
ができ、デバイス実装済み基板8のひずみ量を調節可能
にしている。
【0026】エア供給回路部2は、制御ユニット部4か
らの制御信号を基にエアシリンダ押打部1の復動型エア
シリンダ部9にエアを供給するためのものである。エア
方向切替弁16の切替動作により、エアシリンダ押打部
1の押打用ヘッド12は上昇/下降(往復運動)を繰り
返す。
【0027】次に図3〜図6に示されるように、基板保
持機構部3において、2本のX方向シャフト30に案内
されるX方向スライダ31及びX方向側板32、また
は、2本のY方向シャフト33に案内されるY方向スラ
イダ34及びY方向側板35に取り付けられた複数個の
基板受け36にデバイス実装済み基板8が基板固定ネジ
37によって保持固定される。基板固定後のX方向スラ
イダ31の固定は、スライダ固定部38の固定ネジ39
の締め付けにより行え、また、Y方向スライダ34の固
定は、スライダ固定部40の固定ネジ41の締め付けに
より行える。
【0028】基板保持機構部3は、図3及び図4に示す
ようにX方向スライダ31及びY方向スライダ34の位
置及び基板受け36の位置を変更することにより、どの
基板サイズにも対応でき、基板固定方法も自由に設定で
きるため、携帯電話等における実際の基板固定方法を実
現できる。なお、図3及び図4はXスライダ31による
6点固定方式の例を示し、図5及び図6はYスライダ3
4による4点固定方式の例を示している。
【0029】更に、基板上の任意の位置への押打は、図
1に示されるX、Y位置決めステージ17を使用して基
板保持機構部3全体を同一平面上の任意の位置に移動さ
せることにより実現可能である。
【0030】また、制御ユニット部4は、操作パネル部
6からの動作開始信号、動作停止信号及びエアシリンダ
押打部1からのエアシリンダ上限センサ11c、下限セ
ンサ11d信号を基にエア供給回路部2の制御を行う。
【0031】また、制御ユニット部4は、図7に示すよ
うにデバイス実装済み基板8の回路パターン44と不良
検出用リード線19にて接続され、押打動作中に電気的
不良(電気的非導通)が発生したときの押打停止制御も
行う。また、不良検出用リード線19は必要に応じて接
続される本数を増やしてもよい。これにより、不良発生
箇所を特定しやすくなる。
【0032】更に、制御ユニット部4は、操作パネル部
6に対して押打回数カウントアップ信号を送信したり、
デバイス状態を示す信号を送信したりする。ひずみ測定
部5は、デバイス実装済み基板8の裏面に貼り付けられ
たひずみセンサ20とリード線21にて接続され、押打
中のひずみ量を測定できるとともに予めひずみ量を想定
して試験を行うことができる。また、デバイス実装済み
基板8のサイズ、デバイス実装位置が変わってもひずみ
量を同一にすることで同じ条件の基での押打試験が可能
である。
【0033】操作パネル部6は、動作開始信号、動作停
止信号を制御ユニット部4に送信したり、制御ユニット
部4からの押打回数カウントアップ信号、デバイス状態
を示す信号を基に押打試験回数及びデバイス状態をその
表示部および表示灯により表示する。
【0034】次に上記構成の押打試験装置の動作及び押
打試験方法を図1及び図8を用いて説明する。まず、エ
アシリンダ押打部1の押打用ヘッド12が所定の速度で
移動できるようにエア供給圧力及びスピードコントロー
ラ22a、22bを調整し、デバイス実装済み基板8を
基板固定部18に取り付ける。このとき、デバイス実装
済み基板8には、不良検出用リード線19及びひずみセ
ンサ20、リード線21が接続され、それぞれ制御ユニ
ット部4及びひずみ測定部5と接続される。
【0035】押打中のひずみ量をモニターしない場合
は、最初の押打ひずみ量測定時のみ接続し、実際の押打
試験中は、ひずみ測定部5と接続する必要はない。さら
に、操作パネル部6には、任意の押打回数を入力してお
くことにより、押打試験によってデバイス実装済み基板
8に電気的不良が生じなくとも押打用ヘッド12が任意
の押打回数を押打した後には自動的に押打動作を停止す
る。
【0036】次に、操作パネル部6からの動作開始操作
(ステップ1)を基に制御ユニット部4は、まず最初、
エアー方向切替弁16に切替信号を送信、その信号を基
にエア方向切替弁16はエアの供給先を切り替える(ス
テップ3)。
【0037】この切り替え動作により、復動型エアシリ
ンダ部9の押打用ヘッド12は押打動作を開始する(ス
テップ4)。押打用ヘッド12が下端に到達した時、復
動型エアシリンダ部9の下限センサ11dがONし(ス
テップ5)、一定時間経過後、更に、エア方向切替弁1
6は制御ユニット部4からの切替指示によりエア供給先
は切り替えられ(ステップ11)、押打用ヘッド12は
上昇動作を開始する(ステップ12)。
【0038】その後、押打用ヘッド12が上端に到達し
たとき、上限センサ11cがONし(ステップ13)、
一定時間経過後、再度、エア方向切替弁16はエアの供
給先を切り替え押打動作を行う、このように、エアの供
給先を切り替えることにより、押打動作を設定押打回数
分(ステップ2)繰り返すことができ、押打衝撃に対す
る耐久性を試験することが可能となる。
【0039】また、押打動作中に制御ユニット部4はデ
バイス実装済み基板8の電気的不良をチェックする。こ
こでは、1例として実装済みデバイス7の電気的非導通
状態を電気的不良とする。実装済みデバイス7に電気的
非導通状態がが発生しなかった場合は、ステップ10へ
と進み、制御ユニット部4は押打回数をカウントアップ
して押打回数カウントアップ信号を操作パネル部6に送
信し、操作パネル部6は押打回数と実装済みデバイス7
が正常であることを表示灯で表示する。
【0040】実装済みデバイス7に電気的非導通状態が
発生した場合は、ステップ7へと進み、エア方向切替弁
16の切り替えにより押打用ヘッド12を上端で停止す
る。この時、制御ユニット部4は押打停止信号を操作パ
ネル部6に送信し、操作パネル部6はデバイス実装済み
基板8が異常であることを示すために表示灯を消灯し
(ステップ8)、その後の押打動作は停止する(ステッ
プ9)。
【0041】この発明に係るデバイス実装済み基板の押
打試験装置Dにおいては、図1のデバイス実装済み基板
の8のひずみ量と不良発生状況との相関を容易に確認す
ることが可能である。この時、押打用ヘッド12のスト
ローク量hを調節してデバイス実装済み基板8のひずみ
量を調整する方法として、マイクロメータを使用するこ
とが可能である。このマイクロメータを使用することに
より、1μm単位での押打量調整が容易に行える。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、デバイス実装済み基
板に電気的不良が生じた時には自動的に押打ヘッドを停
止させることを可能とする。さらにデバイス実装済み基
板を実際の製品内の基板固定状態と同じ固定状態で保持
しつつ押打試験することを可能とするとともに、押打ヘ
ッドの往復運動回数及びデバイス実装済み基板に与えら
れたひずみ量と電気的不良との相関関係を容易に確認可
能として作業者の負担を大幅に軽減しつつ精度の高い試
験を実現することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態におけるデバイス実装
済み基板の押打試験装置の構造を示す概略図である。
【図2】基板及びそれに実装されるデバイスを示す図で
ある。
【図3】図1のデバイス実装済み基板の押打試験装置の
基板保持機構部を示す平面図であってX方向スライダを
用いてデバイス実装済み基板を6点固定で保持する例を
示している。
【図4】図3の基板保持機構部の正面図である。
【図5】図1のデバイス実装済み基板の押打試験装置の
基板保持機構部を示す平面図であってY方向スライダを
用いてデバイス実装済み基板を4点固定で保持する例を
示している。
【図6】図5の基板保持機構部の正面図である。
【図7】図2のデバイスに不良検出用リード線が接続さ
れた状態を説明する説明図である。
【図8】図1のデバイス実装済み基板の押打試験装置を
用いた押打試験手順を説明するフローチャート図であ
る。
【図9】従来のキースイッチ打鍵試験装置の構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1・・・エアシリンダ押打部 2・・・エア供給回路部 3・・・基板保持機構部 4・・・制御ユニット部 5・・・ひずみ測定部 6・・・操作パネル部 7・・・デバイス 8・・・デバイス実装済み基板 9・・・復動型エアシリンダ部 10・・・シリンダ取付けベース 11a・・・エア供給口1 11b・・・エア供給口2 11c・・・上限センサ 11d・・・下限センサ 12・・・押打用ヘッド 13・・・押打ヘッドストローク調整ネジ取付板 14・・・押打ストローク調整ネジ 15・・・エア経路 16・・・エア方向切替弁 17・・・X、Y位置決めステージ 18・・・基板受け 19・・・不良検出用リード線 20・・・ひずみセンサ 21・・・ひずみセンサ−ひずみ測定部間リード線 22a・・・スピードコントローラ1 22b・・・スピードコントローラ2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩▲崎▼ 範樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA13 AB04 AB05 BA15 CB16 CC11 DA07 EA04 EA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス実装済み基板を保持する基板保
    持機構部と、保持された前記基板を押打するために往復
    運動を行う押打ヘッドを備える押打部と、押打ヘッドの
    往復運動を制御する制御ユニット部とからなり、制御ユ
    ニット部は前記基板の電気的不良を検知する電気的不良
    検知部を備え、前記基板が押打ヘッドの往復運動によっ
    て押打を受けて電気的不良を生ずると制御ユニット部が
    押打ヘッドの往復運動を停止させることを特徴とするデ
    バイス実装済み基板の押打試験装置。
  2. 【請求項2】 押打ヘッドの往復運動を検知する往復運
    動検知部を更に備え、制御ユニット部が検知される押打
    ヘッドの往復運動の回数をカウントするカウント部と、
    カウントされた往復運動の回数を出力する往復運動回数
    出力部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のデ
    バイス実装済み基板の押打試験装置。
  3. 【請求項3】 ひずみ測定部とひずみセンサとひずみ量
    出力部とをさらに備え、ひずみセンサは、ひずみ測定部
    に接続され、かつ、デバイス実装済み基板に離脱可能に
    設置され、前記基板が押打ヘッドの押打を受けてひずみ
    を生ずると、ひずみ測定部がひずみセンサから得られる
    ひずみ量をひずみ量出力部から出力することを特徴とす
    る請求項1に記載のデバイス実装済み基板の押打試験装
    置。
  4. 【請求項4】 基板保持機構部が、デバイス実装済み基
    板をその平面上の所望位置で保持可能な保持部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のデバイス実装済み基
    板の押打試験装置。
  5. 【請求項5】 基板保持機構部は保持部を搭載して基板
    に平行に移動可能させるステージを更に備えることを特
    徴とする請求項1に記載のデバイス実装済み基板の押打
    試験装置。
  6. 【請求項6】 押打部がエア供給回路部と、エアシリン
    ダ部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のデバ
    イス実装済み基板の押打試験装置。
  7. 【請求項7】 デバイス実装済み基板を保持する基板保
    持機構部と、保持された前記基板を押打するために往復
    運動を行う押打ヘッドを備える押打部と、押打ヘッドの
    往復運動を制御する制御ユニット部とからなり、制御ユ
    ニット部が前記基板の電気的不良を検知する電気的不良
    検知部を備えたデバイス実装済み基板の押打試験装置に
    おいて、基板保持機構部にデバイス実装済み基板を保持
    させ、前記基板を押打部の押打ヘッドの往復運動によっ
    て押打し、前記基板の電気的不良を検知して押打ヘッド
    の往復運動を停止させ、停止するまでの往復運動回数を
    カウントして出力させることを特徴とするデバイス実装
    済み基板の押打試験方法。
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CN110686884A (zh) * 2019-11-01 2020-01-14 上海华瑞气雾剂有限公司 一种揿数检测装置

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