JP2000258253A - パルス光検出装置、これを用いた光学系検査装置および露光装置 - Google Patents
パルス光検出装置、これを用いた光学系検査装置および露光装置Info
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- JP2000258253A JP2000258253A JP11057699A JP5769999A JP2000258253A JP 2000258253 A JP2000258253 A JP 2000258253A JP 11057699 A JP11057699 A JP 11057699A JP 5769999 A JP5769999 A JP 5769999A JP 2000258253 A JP2000258253 A JP 2000258253A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パルス光検出装置、これを用いた光学系検査
装置および露光装置において、パルス光源発光のジッタ
の影響を受けることなくパルス光の強度を計測するこ
と。 【解決手段】 電荷供給手段VRが、放電後の電荷蓄積
手段C1に次のトリガパルスに同期して電荷を充電する
スイッチ手段SW1を備えているので、次のトリガパル
スが入力されるまでスイッチ手段による電荷蓄積手段へ
の電荷の充電が行われず、この間は電荷蓄積手段の蓄積
電荷量は放電状態のまま維持される。したがって、この
間に計測手段によって蓄積電荷量を測定すれば、発光の
ジッタの影響を受けずにパルス光の強度が正確に計測さ
れる。
装置および露光装置において、パルス光源発光のジッタ
の影響を受けることなくパルス光の強度を計測するこ
と。 【解決手段】 電荷供給手段VRが、放電後の電荷蓄積
手段C1に次のトリガパルスに同期して電荷を充電する
スイッチ手段SW1を備えているので、次のトリガパル
スが入力されるまでスイッチ手段による電荷蓄積手段へ
の電荷の充電が行われず、この間は電荷蓄積手段の蓄積
電荷量は放電状態のまま維持される。したがって、この
間に計測手段によって蓄積電荷量を測定すれば、発光の
ジッタの影響を受けずにパルス光の強度が正確に計測さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体製
造の露光工程で用いられるパルス光源から発生したパル
ス光の強度を計測するパルス光検出装置、これを用いた
光学系検査装置および露光装置に関する。
造の露光工程で用いられるパルス光源から発生したパル
ス光の強度を計測するパルス光検出装置、これを用いた
光学系検査装置および露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路等の製造における
露光装置において、高集積化等のためKrFやArF等
のエキシマレーザ等の短波長パルス光源が採用されてい
る。従来、このパルス光源から発生するパルス光の強度
を計測するには、パルス光を受光するフォトダイオード
の信号を、図8に示すような検出回路を用いて処理する
ことにより行っていた。この動作を、図9に示すトリガ
パルス、パルス光源の発光レベルおよび出力電圧のタイ
ミングチャートを用いて以下に説明する。
露光装置において、高集積化等のためKrFやArF等
のエキシマレーザ等の短波長パルス光源が採用されてい
る。従来、このパルス光源から発生するパルス光の強度
を計測するには、パルス光を受光するフォトダイオード
の信号を、図8に示すような検出回路を用いて処理する
ことにより行っていた。この動作を、図9に示すトリガ
パルス、パルス光源の発光レベルおよび出力電圧のタイ
ミングチャートを用いて以下に説明する。
【0003】まず、図9に示すように、時刻t2より時
間△T0だけ前に、パルス光源であるエキシマレーザに
発光させるためのトリガパルスがエキシマレーザに印加
される。例えば、時間△T0は約50μsec程度であ
り、時刻t1にパルス光源が約10nsecの時間幅で
発光する。時刻t2以前は、フォトダイオードPD1お
よび読み出しコンデンサである容量(外部容量)C1に
ついては、バイアス電圧Vrにプリチャージされている
が、エキシマレーザが発光し、そのパルス光100をフ
ォトダイオードPD1が受光すると、フォトダイオード
PD1に電子が発生し、その電子が容量C1の電荷を放
出させて、一旦容量C1の電圧が低下する。すなわち、
アンプAmpを介した出力電圧VOUTが低下する。
間△T0だけ前に、パルス光源であるエキシマレーザに
発光させるためのトリガパルスがエキシマレーザに印加
される。例えば、時間△T0は約50μsec程度であ
り、時刻t1にパルス光源が約10nsecの時間幅で
発光する。時刻t2以前は、フォトダイオードPD1お
よび読み出しコンデンサである容量(外部容量)C1に
ついては、バイアス電圧Vrにプリチャージされている
が、エキシマレーザが発光し、そのパルス光100をフ
ォトダイオードPD1が受光すると、フォトダイオード
PD1に電子が発生し、その電子が容量C1の電荷を放
出させて、一旦容量C1の電圧が低下する。すなわち、
アンプAmpを介した出力電圧VOUTが低下する。
【0004】低下した容量C1の電圧および出力電圧V
OUTは、バイアス電圧Vrを印加するバイアス電源から
抵抗R2を通して容量C1に電流が流れ込み、再び上昇
する。その上昇の速度は、抵抗R2と容量C1との時定
数で決まり、図9に示すような出力電圧VOUTの波形と
なる。そして、この出力電圧VOUTの波形の一部をサン
プルホールドして出力値としていた。すなわち、トリガ
パルスの立ち上げから時間△T1後をサンプリングして
いた。
OUTは、バイアス電圧Vrを印加するバイアス電源から
抵抗R2を通して容量C1に電流が流れ込み、再び上昇
する。その上昇の速度は、抵抗R2と容量C1との時定
数で決まり、図9に示すような出力電圧VOUTの波形と
なる。そして、この出力電圧VOUTの波形の一部をサン
プルホールドして出力値としていた。すなわち、トリガ
パルスの立ち上げから時間△T1後をサンプリングして
いた。
【0005】ここで、エキシマレーザの発光周期が1K
Hzのとき、抵抗R3は100kΩ、容量C1は100
0pF程度に設定されているとすると、その時定数は1
00μsecである。このように長い時定数に設定した
理由は、エキシマレーザの発光間での時間△T0が0.
3μsec程度のばらつき、いわゆるジッタを持つから
である。
Hzのとき、抵抗R3は100kΩ、容量C1は100
0pF程度に設定されているとすると、その時定数は1
00μsecである。このように長い時定数に設定した
理由は、エキシマレーザの発光間での時間△T0が0.
3μsec程度のばらつき、いわゆるジッタを持つから
である。
【0006】すなわち、サンプルホールドを行うタイミ
ングは、トリガパルスを基準にするので、発光タイミン
グのジッタは、サンプルホールドタイミングのジッタに
なってしまう。したがって、サンプルホールドは、出力
電圧VOUTの波形において電圧が徐々に上昇する途中を
サンプリングしているので、サンプルホールドのジッタ
は出力電圧値のばらつきとなって現れる。
ングは、トリガパルスを基準にするので、発光タイミン
グのジッタは、サンプルホールドタイミングのジッタに
なってしまう。したがって、サンプルホールドは、出力
電圧VOUTの波形において電圧が徐々に上昇する途中を
サンプリングしているので、サンプルホールドのジッタ
は出力電圧値のばらつきとなって現れる。
【0007】ただし、フォトダイオードPD1を再充電
する時定数に比べてジッタの方が十分に小さければほと
んど影響しないため、時定数をジッタの0.3μsec
に比べて十分長い100μsecに設定していた。
する時定数に比べてジッタの方が十分に小さければほと
んど影響しないため、時定数をジッタの0.3μsec
に比べて十分長い100μsecに設定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパルス光検
出手段では、以下のような課題が残されている。検出回
路での光量が小さい場合、例えば、光源にArFエキシ
マレーザを用いた場合にフォトダイオードPD1に入射
するパルス光のエネルギーEtが5pJ/パルス程度で
あったとする。また、パルス光の発光時間は10nse
c程度であり、フォトダイオードPD1の感度Aは0.
1C/J程度であったとする。
出手段では、以下のような課題が残されている。検出回
路での光量が小さい場合、例えば、光源にArFエキシ
マレーザを用いた場合にフォトダイオードPD1に入射
するパルス光のエネルギーEtが5pJ/パルス程度で
あったとする。また、パルス光の発光時間は10nse
c程度であり、フォトダイオードPD1の感度Aは0.
1C/J程度であったとする。
【0009】この場合、フォトダイオードPD1で発生
する電荷量Qは、 Q=E×A=0.5(pC/パルス) となる。ここで、読み出しコンデンサである容量C1が
1000pFであるので、出力電圧VOUTの波形におけ
る谷の深さ(電圧の変化量)V0は、 V0=Q/C1=0.5(mV) となる。したがって、出力電圧VOUTは、0.5mV以
下となり、これでは十分なS/Nが得られないという問
題があった。
する電荷量Qは、 Q=E×A=0.5(pC/パルス) となる。ここで、読み出しコンデンサである容量C1が
1000pFであるので、出力電圧VOUTの波形におけ
る谷の深さ(電圧の変化量)V0は、 V0=Q/C1=0.5(mV) となる。したがって、出力電圧VOUTは、0.5mV以
下となり、これでは十分なS/Nが得られないという問
題があった。
【0010】従来の読み出しコンデンサである容量C1
の容量を単に小さくして、上記電圧変化量V0を上げよ
うとしても、フォトダイオードPD1の内部容量やその
他の浮遊容量があるため、実質的な読み出し容量はあま
り下げることができない。また、実質的な読み出し容量
を占めるフォトダイオードPD1の内部容量や浮遊容量
の比率が増加すると、容量値のバイアス電圧依存性が強
くなり、電流から電圧に変換する特性の直線性が悪化す
るという欠点が生ずる。
の容量を単に小さくして、上記電圧変化量V0を上げよ
うとしても、フォトダイオードPD1の内部容量やその
他の浮遊容量があるため、実質的な読み出し容量はあま
り下げることができない。また、実質的な読み出し容量
を占めるフォトダイオードPD1の内部容量や浮遊容量
の比率が増加すると、容量値のバイアス電圧依存性が強
くなり、電流から電圧に変換する特性の直線性が悪化す
るという欠点が生ずる。
【0011】さらに、コンデンサの容量C1を下げたと
しても、抵抗R2の抵抗値が一定であれば時定数が小さ
くなり、エキシマレーザ発光のジッタの影響を強く受け
てしまい、安定した検出が出来ない不都合が生じる。ま
た、容量を小さくした場合でも時定数を変えないために
は、抵抗R2の抵抗値を上げなければならないが、大き
い抵抗値の抵抗はわずかのリーク電流でも抵抗が変化す
るため、経時変化が大きいという問題もある。
しても、抵抗R2の抵抗値が一定であれば時定数が小さ
くなり、エキシマレーザ発光のジッタの影響を強く受け
てしまい、安定した検出が出来ない不都合が生じる。ま
た、容量を小さくした場合でも時定数を変えないために
は、抵抗R2の抵抗値を上げなければならないが、大き
い抵抗値の抵抗はわずかのリーク電流でも抵抗が変化す
るため、経時変化が大きいという問題もある。
【0012】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、パルス光源発光のジッタの影響を受けることなく
パルス光の強度を計測することができるパルス光検出装
置、これを用いた光学系検査装置および露光装置を提供
することを目的とする。
ので、パルス光源発光のジッタの影響を受けることなく
パルス光の強度を計測することができるパルス光検出装
置、これを用いた光学系検査装置および露光装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、図1か
ら図7とに対応づけて説明すると、請求項1記載のパル
ス光検出装置では、パルス光源(1)から発生したパル
ス光(100、IL)の強度を計測するパルス光検出装
置であって、前記パルス光源に入力するトリガパルス
(24)を発生させるトリガ発生手段(23)と、前記
パルス光を受光して電子を発生させる光電変換手段(1
3〜16、31〜34、PES)と、該光電変換手段に
並列に接続され前記電子の発生量に応じて電荷を放電す
る電荷蓄積手段(C1、C2)と、放電後の前記電荷蓄
積手段に電荷を充電する電荷供給手段(VR)と、前記
電荷蓄積手段の蓄積電荷量の変化に基づいて前記パルス
光の強度を計測する計測手段(10、49a)とを備
え、前記電荷供給手段は、放電後の前記電荷蓄積手段に
次のトリガパルス(25)に同期して電荷を充電するス
イッチ手段(SW1)を備えている技術が採用される。
決するために以下の構成を採用した。すなわち、図1か
ら図7とに対応づけて説明すると、請求項1記載のパル
ス光検出装置では、パルス光源(1)から発生したパル
ス光(100、IL)の強度を計測するパルス光検出装
置であって、前記パルス光源に入力するトリガパルス
(24)を発生させるトリガ発生手段(23)と、前記
パルス光を受光して電子を発生させる光電変換手段(1
3〜16、31〜34、PES)と、該光電変換手段に
並列に接続され前記電子の発生量に応じて電荷を放電す
る電荷蓄積手段(C1、C2)と、放電後の前記電荷蓄
積手段に電荷を充電する電荷供給手段(VR)と、前記
電荷蓄積手段の蓄積電荷量の変化に基づいて前記パルス
光の強度を計測する計測手段(10、49a)とを備
え、前記電荷供給手段は、放電後の前記電荷蓄積手段に
次のトリガパルス(25)に同期して電荷を充電するス
イッチ手段(SW1)を備えている技術が採用される。
【0014】このパルス光検出装置では、電荷供給手段
(VR)が、放電後の電荷蓄積手段(C1、C2)に次
のトリガパルス(25)に同期して電荷を充電するスイ
ッチ手段(SW1)を備えているので、次のトリガパル
スが入力されるまでスイッチ手段による電荷蓄積手段へ
の電荷の充電が行われず、この間は電荷蓄積手段の蓄積
電荷量は放電状態のまま維持される。したがって、この
間に計測手段(10、49a)によって蓄積電荷量を測
定すれば、発光のジッタの影響を受けずにパルス光(1
00、IL)の強度が正確に計測される。
(VR)が、放電後の電荷蓄積手段(C1、C2)に次
のトリガパルス(25)に同期して電荷を充電するスイ
ッチ手段(SW1)を備えているので、次のトリガパル
スが入力されるまでスイッチ手段による電荷蓄積手段へ
の電荷の充電が行われず、この間は電荷蓄積手段の蓄積
電荷量は放電状態のまま維持される。したがって、この
間に計測手段(10、49a)によって蓄積電荷量を測
定すれば、発光のジッタの影響を受けずにパルス光(1
00、IL)の強度が正確に計測される。
【0015】請求項5記載の光学系検査装置では、パル
ス光源(1)から発生したパルス光(100、IL)の
光学系(PL)を検査する装置であって、請求項1から
4のいずれかに記載のパルス光検出装置を備え、前記光
電変換手段(13〜16、31〜34、PES)は、前
記光学系を介して前記パルス光が照射される面に受光面
を配置している技術が採用される。
ス光源(1)から発生したパルス光(100、IL)の
光学系(PL)を検査する装置であって、請求項1から
4のいずれかに記載のパルス光検出装置を備え、前記光
電変換手段(13〜16、31〜34、PES)は、前
記光学系を介して前記パルス光が照射される面に受光面
を配置している技術が採用される。
【0016】この光学系検査装置では、パルス光検出装
置の光電変換手段(13〜16、31〜34、PES)
が、光学系(PL)を介してパルス光(100、IL)
が照射される面に受光面を配置しているので、パルス光
が光学系を通って照射される場合にその光学系を介した
パルス光の強度を正確に計測できることから、光学系の
種々の光学的特性を正確に計測することが可能となる。
置の光電変換手段(13〜16、31〜34、PES)
が、光学系(PL)を介してパルス光(100、IL)
が照射される面に受光面を配置しているので、パルス光
が光学系を通って照射される場合にその光学系を介した
パルス光の強度を正確に計測できることから、光学系の
種々の光学的特性を正確に計測することが可能となる。
【0017】請求項6記載の露光装置では、マスク
(R)上のパターンを基板(W)表面に投影光学系(P
L)を介して投影し露光する露光装置であって、前記マ
スクを照明するパルス光(IL)を発生するパルス光源
(1)と、前記投影光学系の光学特性を検出する検出手
段とを備え、該検出手段は、請求項1から4のいずれか
に記載のパルス光検出装置(PES、23、49a)を
備え、前記光電変換手段(PES)は、前記基板を載置
する基板ステージ(WS)に受光面を配置している技術
が採用される。
(R)上のパターンを基板(W)表面に投影光学系(P
L)を介して投影し露光する露光装置であって、前記マ
スクを照明するパルス光(IL)を発生するパルス光源
(1)と、前記投影光学系の光学特性を検出する検出手
段とを備え、該検出手段は、請求項1から4のいずれか
に記載のパルス光検出装置(PES、23、49a)を
備え、前記光電変換手段(PES)は、前記基板を載置
する基板ステージ(WS)に受光面を配置している技術
が採用される。
【0018】この露光装置では、検出手段が上記パルス
光検出装置を備え、光電変換手段(PES)が、基板
(W)を載置する基板ステージ(WS)に受光面を配置
しているので、パルス光(IL)が投影光学系(PL)
を通って基板ステージ上に照射されるときに、投影光学
系を介したパルス光の強度を正確に計測できることか
ら、投影光学系の焦点位置等の種々の光学的特性を正確
に計測することが可能となり、良好な露光を行うことが
できる。
光検出装置を備え、光電変換手段(PES)が、基板
(W)を載置する基板ステージ(WS)に受光面を配置
しているので、パルス光(IL)が投影光学系(PL)
を通って基板ステージ上に照射されるときに、投影光学
系を介したパルス光の強度を正確に計測できることか
ら、投影光学系の焦点位置等の種々の光学的特性を正確
に計測することが可能となり、良好な露光を行うことが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパルス光検出
装置およびこれを用いた光学系検査装置の第1実施形態
を、図1から図3を参照しながら説明する。
装置およびこれを用いた光学系検査装置の第1実施形態
を、図1から図3を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本実施形態に係るパルス光検出装
置を備えた光学系検査装置を示し、該光学系検査装置
は、半導体露光装置の投影光学系PLの光学特性を検査
するもので、パルス光100の光源としてエキシマレー
ザ(パルス光源)1を用いたものである。この光学系検
査装置の構成を、エキシマレーザ1から発せられたパル
ス光100の光路に従って説明する。
置を備えた光学系検査装置を示し、該光学系検査装置
は、半導体露光装置の投影光学系PLの光学特性を検査
するもので、パルス光100の光源としてエキシマレー
ザ(パルス光源)1を用いたものである。この光学系検
査装置の構成を、エキシマレーザ1から発せられたパル
ス光100の光路に従って説明する。
【0021】まず、エキシマレーザ1から発せられたパ
ルス光100は、第1のレンズ2で集光された後にピン
ホール3を通過するように設定され、該ピンホール3を
通過したパルス光100は、検査対象であるレンズ群か
らなる投影光学系PLに入射される。該投影光学系PL
を透過したパルス光100は、第2のレンズ5を透過し
た後、全反射ミラー6で反射されるように設定されてい
る。
ルス光100は、第1のレンズ2で集光された後にピン
ホール3を通過するように設定され、該ピンホール3を
通過したパルス光100は、検査対象であるレンズ群か
らなる投影光学系PLに入射される。該投影光学系PL
を透過したパルス光100は、第2のレンズ5を透過し
た後、全反射ミラー6で反射されるように設定されてい
る。
【0022】全反射ミラー6で反射されたパルス光10
0の一部は、ハーフミラー7で反射されて第3のレンズ
8を通過した後、4分割フォトダイオード(光電変換手
段、半導体受光素子)12の入射し、残りのパルス光1
00は、投影光学系PLの波面収差を測定する波面測定
部9に入射するように設定されている。該波面測定部9
では、入射したパルス光100に基づいて投影光学系P
Lの性能(波面収差)が測定される。
0の一部は、ハーフミラー7で反射されて第3のレンズ
8を通過した後、4分割フォトダイオード(光電変換手
段、半導体受光素子)12の入射し、残りのパルス光1
00は、投影光学系PLの波面収差を測定する波面測定
部9に入射するように設定されている。該波面測定部9
では、入射したパルス光100に基づいて投影光学系P
Lの性能(波面収差)が測定される。
【0023】また、4分割フォトダイオード12および
波面測定部9は、ステージ22上に配置され、該ステー
ジ22を駆動することにより、その位置が移動可能に設
定されている。すなわち、4分割フォトダイオード12
の受光面は、第2のレンズ8を通過したパルス光100
が照射されるステージ22上面に配置されている。
波面測定部9は、ステージ22上に配置され、該ステー
ジ22を駆動することにより、その位置が移動可能に設
定されている。すなわち、4分割フォトダイオード12
の受光面は、第2のレンズ8を通過したパルス光100
が照射されるステージ22上面に配置されている。
【0024】前記4分割フォトダイオード12に入射し
たパルス光100は、各単位フォトダイオード(光電変
換素子)13、14、15、16の中央にピンホール3
の像17を形成する。各単位フォトダイオード13、1
4、15、16の入射光量に応じた電流出力は、これら
に接続された演算装置(計測手段)10に入力される。
該演算装置10および4分割フォトダイオード12は、
エキシマレーザ1から発生したパルス光100が投影光
学系PLを介して4分割フォトダイオード12に入射さ
れた際の強度を計測するパルス光検出装置として機能す
る。
たパルス光100は、各単位フォトダイオード(光電変
換素子)13、14、15、16の中央にピンホール3
の像17を形成する。各単位フォトダイオード13、1
4、15、16の入射光量に応じた電流出力は、これら
に接続された演算装置(計測手段)10に入力される。
該演算装置10および4分割フォトダイオード12は、
エキシマレーザ1から発生したパルス光100が投影光
学系PLを介して4分割フォトダイオード12に入射さ
れた際の強度を計測するパルス光検出装置として機能す
る。
【0025】該演算装置10は、各単位フォトダイオー
ド13、14、15、16の出力値から像17の中心位
置を演算し、その結果に基づいて第2のレンズ5、第3
のレンズ8、全反射ミラー6、ハーフミラー7およびス
テージ22を移動させ、像17が正確に4分割フォトダ
イオード12の中央に来るようにこれらを制御する。こ
のように、正確に像17が位置決めされた状態で、波面
測定部9において測定が行われる。
ド13、14、15、16の出力値から像17の中心位
置を演算し、その結果に基づいて第2のレンズ5、第3
のレンズ8、全反射ミラー6、ハーフミラー7およびス
テージ22を移動させ、像17が正確に4分割フォトダ
イオード12の中央に来るようにこれらを制御する。こ
のように、正確に像17が位置決めされた状態で、波面
測定部9において測定が行われる。
【0026】また、演算装置10およびエキシマレーザ
1には、これらにエキシマレーザ1が発光するタイミン
グを指示するトリガパルス24、25をそれぞれ供給す
るタイミング発生回路部(トリガ発生手段)23が接続
されている。演算装置10は、各単位フォトダイオード
13〜16にそれぞれ対応して接続され単位フォトダイ
オード13〜16毎に受光したパルス光100の強度を
検出する4つの検出回路K1を内蔵している。
1には、これらにエキシマレーザ1が発光するタイミン
グを指示するトリガパルス24、25をそれぞれ供給す
るタイミング発生回路部(トリガ発生手段)23が接続
されている。演算装置10は、各単位フォトダイオード
13〜16にそれぞれ対応して接続され単位フォトダイ
オード13〜16毎に受光したパルス光100の強度を
検出する4つの検出回路K1を内蔵している。
【0027】前記検出回路K1は、図2に示すように、
MOSトランジスタからなるスイッチ(スイッチ手段)
SW1、外部コンデンサである容量(電荷蓄積手段、コ
ンデンサ)C1およびアンプAmpから構成されてい
る。各単位フォトダイオード13〜16の一端は、固定
電位、すなわち本実施形態の極性では接地(アース)に
それぞれ接続されている。なお、逆の極性のフォトダイ
オードの場合は、正の電圧に接続される。
MOSトランジスタからなるスイッチ(スイッチ手段)
SW1、外部コンデンサである容量(電荷蓄積手段、コ
ンデンサ)C1およびアンプAmpから構成されてい
る。各単位フォトダイオード13〜16の一端は、固定
電位、すなわち本実施形態の極性では接地(アース)に
それぞれ接続されている。なお、逆の極性のフォトダイ
オードの場合は、正の電圧に接続される。
【0028】また、各単位フォトダイオード13〜16
の他端は、スイッチSW1のソースと容量C1の一端と
アンプAmpの入力端にそれぞれ接続されている。スイ
ッチSW1のドレインは、正のバイアス電圧Vrを印加
するバイアス電源(電荷供給手段)VRに接続され、ゲ
ートは、タイミング発生回路部23に接続されトリガパ
ルス25が入力されるように設定されている。
の他端は、スイッチSW1のソースと容量C1の一端と
アンプAmpの入力端にそれぞれ接続されている。スイ
ッチSW1のドレインは、正のバイアス電圧Vrを印加
するバイアス電源(電荷供給手段)VRに接続され、ゲ
ートは、タイミング発生回路部23に接続されトリガパ
ルス25が入力されるように設定されている。
【0029】さらに、アンプAmpの出力端OUTは、
演算装置10の次段の処理回路(図示略)に接続され
る。該処理回路は、アンプAmpからの出力値に基づい
てパルス光100の強度を演算する回路を含み、得られ
た単位フォトダイオード13〜16毎の強度データに基
づいてステージ22を制御するものである。
演算装置10の次段の処理回路(図示略)に接続され
る。該処理回路は、アンプAmpからの出力値に基づい
てパルス光100の強度を演算する回路を含み、得られ
た単位フォトダイオード13〜16毎の強度データに基
づいてステージ22を制御するものである。
【0030】なお、本実施形態のように複数のフォトダ
イオードを用いる場合には、スイッチSW1のドレイン
とゲートとは全て共通の端子とし、各単位フォトダイオ
ード13〜16を同時に同一の電圧にリセットするとと
もに、各容量C1に同時に電荷を供給するように設定さ
れている。このように、同時に同一の電圧にリセットす
ることで、各単位フォトダイオード13〜16から得ら
れる信号のばらつきを低減することができる。
イオードを用いる場合には、スイッチSW1のドレイン
とゲートとは全て共通の端子とし、各単位フォトダイオ
ード13〜16を同時に同一の電圧にリセットするとと
もに、各容量C1に同時に電荷を供給するように設定さ
れている。このように、同時に同一の電圧にリセットす
ることで、各単位フォトダイオード13〜16から得ら
れる信号のばらつきを低減することができる。
【0031】次に、本実施形態における検出回路K1に
おける動作の時間的変化を、図3に示すタイミングチャ
ートを参照して説明する。
おける動作の時間的変化を、図3に示すタイミングチャ
ートを参照して説明する。
【0032】まず、タイミング発生回路部23からのト
リガパルス25が、図3に示すように、ハイレベルにな
ってスイッチSW1に入力され、スイッチSW1が「O
N」状態となって導通し、容量C1が電圧Vrにリセッ
トされる。その後、トリガパルス25はローレベルにな
り、スイッチSW1は「OFF」状態となって切断され
る。スイッチSW1が切断された後、トリガパルス24
が入力されたエキシマレーザ1が発光し、そのパルス光
100が単位フォトダイオード13〜16に入射され
る。
リガパルス25が、図3に示すように、ハイレベルにな
ってスイッチSW1に入力され、スイッチSW1が「O
N」状態となって導通し、容量C1が電圧Vrにリセッ
トされる。その後、トリガパルス25はローレベルにな
り、スイッチSW1は「OFF」状態となって切断され
る。スイッチSW1が切断された後、トリガパルス24
が入力されたエキシマレーザ1が発光し、そのパルス光
100が単位フォトダイオード13〜16に入射され
る。
【0033】単位フォトダイオード13〜16に入射し
たパルス光100は、単位フォトダイオード13〜16
毎に光電変換され、電子を発生させる。この電子は、そ
の発生量に応じて容量C1に蓄積されていた電荷を放電
させ、容量C1における両端の電圧を下げる。この電圧
の変化が、出力電圧VOUTとしてアンプAmpの出力端
OUTでそれぞれ検出される。すなわち、この電圧の変
化量V1〜V6が、容量C1における蓄積電荷量の変化
に対応し、受光されたパルス光100の強度に相当す
る。
たパルス光100は、単位フォトダイオード13〜16
毎に光電変換され、電子を発生させる。この電子は、そ
の発生量に応じて容量C1に蓄積されていた電荷を放電
させ、容量C1における両端の電圧を下げる。この電圧
の変化が、出力電圧VOUTとしてアンプAmpの出力端
OUTでそれぞれ検出される。すなわち、この電圧の変
化量V1〜V6が、容量C1における蓄積電荷量の変化
に対応し、受光されたパルス光100の強度に相当す
る。
【0034】従来は、上述したように、容量C1におい
て放電された電荷を抵抗から再供給していたため、徐々
に電圧が上昇していたが、本実施形態では、スイッチS
W1が「OFF」状態となっているので、次にハイレベ
ルのトリガパルス25が入力して「ON」状態となるま
で出力電圧VOUTは変化しない。すなわち、スイッチS
W1は、放電後の容量C1に次のトリガパルス25に同
期して電荷を充電する機能を有する。なお、アンプAm
pの入力端には、FET等のリーク電流の少ないものを
用いている。
て放電された電荷を抵抗から再供給していたため、徐々
に電圧が上昇していたが、本実施形態では、スイッチS
W1が「OFF」状態となっているので、次にハイレベ
ルのトリガパルス25が入力して「ON」状態となるま
で出力電圧VOUTは変化しない。すなわち、スイッチS
W1は、放電後の容量C1に次のトリガパルス25に同
期して電荷を充電する機能を有する。なお、アンプAm
pの入力端には、FET等のリーク電流の少ないものを
用いている。
【0035】出力電圧VOUTの波形は、図3に示すよう
に、長い期間一定電圧が維持されるので、トリガパルス
25の立ち上がりから時間△T1が経過した時に出力電
圧V OUTをサンプルホールドすれば発光のジッタがあっ
ても、その影響を受けずに検出することができる。
に、長い期間一定電圧が維持されるので、トリガパルス
25の立ち上がりから時間△T1が経過した時に出力電
圧V OUTをサンプルホールドすれば発光のジッタがあっ
ても、その影響を受けずに検出することができる。
【0036】また、容量C1の値を小さく設定しても出
力電圧VOUTの波形が、長い期間一定電圧に維持される
ことに変わりがないので、弱い受光量のときに容量C1
を小さくして高感度に検出することが可能になる。前述
したように、フォトダイオードで電荷量Qとして0.5
pC/パルスが発生したとすると、容量C1の容量を1
0pFにすれば出力電圧VOUTにおける電圧の変化量V0
は50mVとなり、従来の0.5mVに比べて100倍
に改善することができる。
力電圧VOUTの波形が、長い期間一定電圧に維持される
ことに変わりがないので、弱い受光量のときに容量C1
を小さくして高感度に検出することが可能になる。前述
したように、フォトダイオードで電荷量Qとして0.5
pC/パルスが発生したとすると、容量C1の容量を1
0pFにすれば出力電圧VOUTにおける電圧の変化量V0
は50mVとなり、従来の0.5mVに比べて100倍
に改善することができる。
【0037】このように、本実施形態では、4分割フォ
トダイオード12で受光したパルス光100の強度を発
光のジッタに影響されることなく正確に計測できるの
で、像17の中心位置を高精度に求めることができ、そ
の結果に基づいて第2のレンズ5、第3のレンズ8、全
反射ミラー6、ハーフミラー7およびステージ22を制
御して、波面測定部9により投影光学系PLの光学特性
(波面収差)を高精度に検査することができる。
トダイオード12で受光したパルス光100の強度を発
光のジッタに影響されることなく正確に計測できるの
で、像17の中心位置を高精度に求めることができ、そ
の結果に基づいて第2のレンズ5、第3のレンズ8、全
反射ミラー6、ハーフミラー7およびステージ22を制
御して、波面測定部9により投影光学系PLの光学特性
(波面収差)を高精度に検査することができる。
【0038】次に、本発明に係るパルス光検出装置およ
びこれを用いた光学系検査装置の第2実施形態を、図4
を参照しながら説明する。
びこれを用いた光学系検査装置の第2実施形態を、図4
を参照しながら説明する。
【0039】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態の検出回路K1と4分割フォトダイオ
ード12における単位フォトダイオード13〜16とが
別個に設けられていたのに対し、第2実施形態では、図
4に示すように、4つの単位フォトダイオード31、3
2、33、34が形成されている半導体チップ(半導体
基板)101上に検出回路K2も全て形成されている点
である。なお、単位フォトダイオード31〜34は、第
1実施形態と同様に配置されて4分割フォトダイオード
を構成する。
は、第1実施形態の検出回路K1と4分割フォトダイオ
ード12における単位フォトダイオード13〜16とが
別個に設けられていたのに対し、第2実施形態では、図
4に示すように、4つの単位フォトダイオード31、3
2、33、34が形成されている半導体チップ(半導体
基板)101上に検出回路K2も全て形成されている点
である。なお、単位フォトダイオード31〜34は、第
1実施形態と同様に配置されて4分割フォトダイオード
を構成する。
【0040】また、第1実施形態では、電荷蓄積手段で
ある容量C1が単位フォトダイオード13〜16とは別
に設けられた外部容量であるのに対し、第2実施形態で
は、外部容量である容量C1の代わりに単位フォトダイ
オード31〜34の各内部容量(寄生容量)である容量
C2、検出回路K2およびこれらを接続する配線容量を
用いている点で異なっている。
ある容量C1が単位フォトダイオード13〜16とは別
に設けられた外部容量であるのに対し、第2実施形態で
は、外部容量である容量C1の代わりに単位フォトダイ
オード31〜34の各内部容量(寄生容量)である容量
C2、検出回路K2およびこれらを接続する配線容量を
用いている点で異なっている。
【0041】この第2実施形態では、単位フォトダイオ
ード31〜34の一端は一定電圧、すなわち本実施形態
では接地に接続され、他端は、MOSトランジスタであ
るスイッチ(スイッチ回路)SW1のソースとスイッチ
(スイッチ回路)SW2のゲートに接続されている。
ード31〜34の一端は一定電圧、すなわち本実施形態
では接地に接続され、他端は、MOSトランジスタであ
るスイッチ(スイッチ回路)SW1のソースとスイッチ
(スイッチ回路)SW2のゲートに接続されている。
【0042】スイッチSW1のドレインは、正のバイア
ス電圧Vrを印加するバイアス電源(電荷供給手段)V
Rに接続され、ゲートはタイミング発生回路部23に接
続されてトリガパルス25が入力されるように設定され
ている。また、スイッチSW2のドレインは、正の電源
電圧Vddを印加する電源(図示略)に接続され、ソー
スは半導体チップ101から外部に出力として引き出さ
れ、演算装置10内の負荷抵抗R1とアンプAmpの入
力端とに接続されている。
ス電圧Vrを印加するバイアス電源(電荷供給手段)V
Rに接続され、ゲートはタイミング発生回路部23に接
続されてトリガパルス25が入力されるように設定され
ている。また、スイッチSW2のドレインは、正の電源
電圧Vddを印加する電源(図示略)に接続され、ソー
スは半導体チップ101から外部に出力として引き出さ
れ、演算装置10内の負荷抵抗R1とアンプAmpの入
力端とに接続されている。
【0043】本実施形態における検出回路K2の動作に
おける時間的変化は、第1実施形態の図3に示すタイミ
ングチャートと同様であるが、単位フォトダイオード3
1〜34の発生電荷によって放電する容量値が、単位フ
ォトダイオード31〜34の各内部容量C2と、スイッ
チSW1のソース端の容量と、スイッチSW2のゲート
端の容量と、それらを接続する配線の容量との合計とな
る。
おける時間的変化は、第1実施形態の図3に示すタイミ
ングチャートと同様であるが、単位フォトダイオード3
1〜34の発生電荷によって放電する容量値が、単位フ
ォトダイオード31〜34の各内部容量C2と、スイッ
チSW1のソース端の容量と、スイッチSW2のゲート
端の容量と、それらを接続する配線の容量との合計とな
る。
【0044】これらの容量は、全て半導体チップ101
の内部の容量であるので、第1実施形態の外部容量C1
に比べて大幅に小さくすることができる。したがって、
本実施形態では、第1実施形態よりも高感度を得ること
ができる。例えば、前述したように、フォトダイオード
で電荷量Qとして0.5pC/パルスが発生したとする
と、合計の容量の容量を1pFにすることも容易であ
り、そのときの出力電圧VOUTにおける電圧の変化量V0
は500mVとなり、従来の0.5mVに比べて100
0倍に改善することができる。なお、上記の負荷抵抗R
1を半導体チップ101の内部に形成してもよく、また
負荷抵抗でなくMOSトランジスタの負荷を用いても構
わない。
の内部の容量であるので、第1実施形態の外部容量C1
に比べて大幅に小さくすることができる。したがって、
本実施形態では、第1実施形態よりも高感度を得ること
ができる。例えば、前述したように、フォトダイオード
で電荷量Qとして0.5pC/パルスが発生したとする
と、合計の容量の容量を1pFにすることも容易であ
り、そのときの出力電圧VOUTにおける電圧の変化量V0
は500mVとなり、従来の0.5mVに比べて100
0倍に改善することができる。なお、上記の負荷抵抗R
1を半導体チップ101の内部に形成してもよく、また
負荷抵抗でなくMOSトランジスタの負荷を用いても構
わない。
【0045】次に、本発明に係るパルス光検出装置を用
いた露光装置の一実施形態を、図5から図7を参照しな
がら説明する。
いた露光装置の一実施形態を、図5から図7を参照しな
がら説明する。
【0046】図5は、本発明に係るパルス光検出装置を
焦点検出に用いたステッパー型の投影露光装置の概略構
成を示したものである。この図5において、パルス光源
であるArFやKrF等のエキシマレーザ1を備えた光
源系ALから出たパルス光である照明光ILはオプティ
カルインテグレータ(フライアイレンズ)31、開口絞
り32、およびコンデンサーレンズ33を介して光路折
り曲げ用のダイクロイックミラー34に入射する。
焦点検出に用いたステッパー型の投影露光装置の概略構
成を示したものである。この図5において、パルス光源
であるArFやKrF等のエキシマレーザ1を備えた光
源系ALから出たパルス光である照明光ILはオプティ
カルインテグレータ(フライアイレンズ)31、開口絞
り32、およびコンデンサーレンズ33を介して光路折
り曲げ用のダイクロイックミラー34に入射する。
【0047】該ダイクロイックミラー34でほぼ直角に
折り曲げられた照明光ILは、回路パターンMPが描か
れたレチクル(マスク)Rをほぼ均一の照度で照明し、
露光時にはレチクルR上の回路パターンMPの像が投影
光学系PLを介して半導体ウエハ(基板)W上に投影さ
れる。なお、図5では、焦点位置検出のため、半導体ウ
エハWは露光位置にはない。
折り曲げられた照明光ILは、回路パターンMPが描か
れたレチクル(マスク)Rをほぼ均一の照度で照明し、
露光時にはレチクルR上の回路パターンMPの像が投影
光学系PLを介して半導体ウエハ(基板)W上に投影さ
れる。なお、図5では、焦点位置検出のため、半導体ウ
エハWは露光位置にはない。
【0048】前記レチクルRは、駆動系(図示略)によ
り光軸AXに平行な方向(Z方向)に微動可能で、かつ
光軸AXに垂直な平面(XY平面)内で2次元移動およ
び微小回転可能なレチクルステージ41上に真空吸着に
より保持されている。レチクルRには、回路パターンM
Pの他、その回路パターンMPの周辺に結像位置検出用
のレチクルパターンRPが形成されている。また、レチ
クルステージ41のX方向およびY方向の位置は、レチ
クルステージ41の周辺に配置されたレーザ干渉計(図
示略)により、例えば0.01μm程度の分解能で常時
検出されている。
り光軸AXに平行な方向(Z方向)に微動可能で、かつ
光軸AXに垂直な平面(XY平面)内で2次元移動およ
び微小回転可能なレチクルステージ41上に真空吸着に
より保持されている。レチクルRには、回路パターンM
Pの他、その回路パターンMPの周辺に結像位置検出用
のレチクルパターンRPが形成されている。また、レチ
クルステージ41のX方向およびY方向の位置は、レチ
クルステージ41の周辺に配置されたレーザ干渉計(図
示略)により、例えば0.01μm程度の分解能で常時
検出されている。
【0049】前記半導体ウエハWは、ウエハステージ
(基板ステージ)WS上のウエハホルダー42に真空吸
着により保持され、ウエハステージWSは駆動モータ4
7により、投影光学系PLの光軸AXに垂直な平面(X
Y平面)内を移動できるようになっている。このウエハ
ステージWSを、ステップ・アンド・リピート方式によ
り移動させて、レチクルRの回路パターンMPを半導体
ウエハW上に露光する。また、ウエハステージWSは、
投影光学系PLの光軸AX方向(Z方向)に移動可能な
Zステージを有し、このZステージにより半導体ウエハ
Wの表面が投影光学系PLの像面と一致するように移動
することができる。
(基板ステージ)WS上のウエハホルダー42に真空吸
着により保持され、ウエハステージWSは駆動モータ4
7により、投影光学系PLの光軸AXに垂直な平面(X
Y平面)内を移動できるようになっている。このウエハ
ステージWSを、ステップ・アンド・リピート方式によ
り移動させて、レチクルRの回路パターンMPを半導体
ウエハW上に露光する。また、ウエハステージWSは、
投影光学系PLの光軸AX方向(Z方向)に移動可能な
Zステージを有し、このZステージにより半導体ウエハ
Wの表面が投影光学系PLの像面と一致するように移動
することができる。
【0050】また、ウエハステージWSのZステージ上
のウエハホルダー42に近接した位置には、レチクルパ
ターンRPを透過した後、投影光学系PLを介してレチ
クルパターンRPの像を形成する結像光を受光するため
の所定形状のセンサパターンSPが形成されたガラス基
板35が設置され、そのセンサパターンSPを透過する
結像光を受光する光電センサ(光電変換手段)PES
が、そのセンサパターンSPの下部に設置されている。
のウエハホルダー42に近接した位置には、レチクルパ
ターンRPを透過した後、投影光学系PLを介してレチ
クルパターンRPの像を形成する結像光を受光するため
の所定形状のセンサパターンSPが形成されたガラス基
板35が設置され、そのセンサパターンSPを透過する
結像光を受光する光電センサ(光電変換手段)PES
が、そのセンサパターンSPの下部に設置されている。
【0051】ウエハステージWSのXY平面内の位置
は、ウエハステージWSの周辺に配置されたレーザ干渉
計46とウエハステージWSの端部に設けられレーザ干
渉計46からのレーザ光を反射する移動鏡45とにより
高精度に測定される。なお、図1では、X方向用のレー
ザ干渉計のみを図示している。また、半導体ウエハW
(またはセンサパターンSP)のZ方向の位置は、投光
系43および受光系44よりなるいわゆる斜入射方式の
焦点位置検出系で測定される。
は、ウエハステージWSの周辺に配置されたレーザ干渉
計46とウエハステージWSの端部に設けられレーザ干
渉計46からのレーザ光を反射する移動鏡45とにより
高精度に測定される。なお、図1では、X方向用のレー
ザ干渉計のみを図示している。また、半導体ウエハW
(またはセンサパターンSP)のZ方向の位置は、投光
系43および受光系44よりなるいわゆる斜入射方式の
焦点位置検出系で測定される。
【0052】投光系43から射出される光線は、半導体
ウエハW上の感光剤を感光させない波長帯であり、ピン
ホールまたはスリット像を光軸AXに対して斜めに半導
体ウエハW上に投影する。受光系44は、半導体ウエハ
Wの表面が投影光学系PLの像面と一致するとき、半導
体ウエハWからの反射像の位置が受光系44内部のピン
ホールまたはスリットと一致するように設計されてい
る。半導体ウエハWのZ方向の位置に対応する受光系4
4からの信号Izは、ステージコントローラ40に送ら
れ、ステージコントローラ40は、その信号Izに基づ
いて、半導体ウエハWの表面が像面と一致するようにZ
ステージを制御する。
ウエハW上の感光剤を感光させない波長帯であり、ピン
ホールまたはスリット像を光軸AXに対して斜めに半導
体ウエハW上に投影する。受光系44は、半導体ウエハ
Wの表面が投影光学系PLの像面と一致するとき、半導
体ウエハWからの反射像の位置が受光系44内部のピン
ホールまたはスリットと一致するように設計されてい
る。半導体ウエハWのZ方向の位置に対応する受光系4
4からの信号Izは、ステージコントローラ40に送ら
れ、ステージコントローラ40は、その信号Izに基づ
いて、半導体ウエハWの表面が像面と一致するようにZ
ステージを制御する。
【0053】さらに、受光系44の内部には、光線をシ
フトさせるための平行平面板(図示略)があり、投影光
学系PLの像面変動があっても。半導体ウエハWからの
反射光が常に受光系44の像面でピンホールまたはスリ
ットと一致するように、この平行平面板の角度を調節す
る構造となっている。
フトさせるための平行平面板(図示略)があり、投影光
学系PLの像面変動があっても。半導体ウエハWからの
反射光が常に受光系44の像面でピンホールまたはスリ
ットと一致するように、この平行平面板の角度を調節す
る構造となっている。
【0054】図7の(a)および(b)は、それぞれレ
チクルR上のレチクルパターンRPおよびウエハステー
ジWS上のセンサパターンSPを示し、この図7の
(a)に示されるように、レチクルパターンRPは、結
像位置検出時のスキャン方向に等間隔に並び、スキャン
方向に垂直な方向に長い複数のスリット状の透過部50
a〜50fを遮光部51中に形成してなるライン・アン
ド・スペースパターンである。
チクルR上のレチクルパターンRPおよびウエハステー
ジWS上のセンサパターンSPを示し、この図7の
(a)に示されるように、レチクルパターンRPは、結
像位置検出時のスキャン方向に等間隔に並び、スキャン
方向に垂直な方向に長い複数のスリット状の透過部50
a〜50fを遮光部51中に形成してなるライン・アン
ド・スペースパターンである。
【0055】レチクルパターンRPのスリット状の透過
部同士の間隔は、投影光学系PLの解像度にできるだけ
近く設定される。レチクルパターンRPの像は投影光学
系PLを介し、ウエハステージWS上に設けられたセン
サパターンSP上に結像される。センサパターンSP
は、図7の(b)に示すように、遮光部53中に形成さ
れたスキャン方向に垂直な方向に長い一個のスリット状
の透過部52である。このセンサパターンSPは、通常
レチクルパターンRPのセンサパターンSP上の投影像
にほぼ等しい大きさで設計される。
部同士の間隔は、投影光学系PLの解像度にできるだけ
近く設定される。レチクルパターンRPの像は投影光学
系PLを介し、ウエハステージWS上に設けられたセン
サパターンSP上に結像される。センサパターンSP
は、図7の(b)に示すように、遮光部53中に形成さ
れたスキャン方向に垂直な方向に長い一個のスリット状
の透過部52である。このセンサパターンSPは、通常
レチクルパターンRPのセンサパターンSP上の投影像
にほぼ等しい大きさで設計される。
【0056】なお、光電センサを設置する十分な場所が
ウエハステージWS中にないとき等は、光ファイバの先
端(受光面)をウエハステージW上に配し、該光ファイ
バで別の場所に設けた光電センサにリレーしてもよい。
光電センサPESからの出力信号Iは、受光系44の出
力信号Izとともに結像位置検出系49に送られ、結像
位置検出系49の内部で演算処理される。そして、この
演算処理の結果に基づき結像位置が検出される。なお、
結像位置検出系49とステージコントローラ40とは、
主制御系48により制御される。
ウエハステージWS中にないとき等は、光ファイバの先
端(受光面)をウエハステージW上に配し、該光ファイ
バで別の場所に設けた光電センサにリレーしてもよい。
光電センサPESからの出力信号Iは、受光系44の出
力信号Izとともに結像位置検出系49に送られ、結像
位置検出系49の内部で演算処理される。そして、この
演算処理の結果に基づき結像位置が検出される。なお、
結像位置検出系49とステージコントローラ40とは、
主制御系48により制御される。
【0057】前記結像位置検出系49は、光電センサP
ESに接続された検出回路K1を備えた演算装置(計測
手段)49aを内蔵し、該演算装置49aは、検出回路
K1からの出力電圧VOUTに基づいて光電センサPES
に入射した照明光ILの強度を演算し、該照明光ILの
強度を主制御系48に出力するように設定されている。
ESに接続された検出回路K1を備えた演算装置(計測
手段)49aを内蔵し、該演算装置49aは、検出回路
K1からの出力電圧VOUTに基づいて光電センサPES
に入射した照明光ILの強度を演算し、該照明光ILの
強度を主制御系48に出力するように設定されている。
【0058】また、主制御系48は、第1実施形態と同
様のタイミング発生回路部23を備え、該タイミング発
生回路23から光源系ALのエキシマレーザ1に発光を
指示するトリガパルス24を送るとともに、演算装置4
9aにトリガパルス25を送る機能を有する。すなわ
ち、光電センサPES、演算装置49aおよびタイミン
グ発生回路部23は、光電センサPESに入射された照
明光ILの強度を計測するパルス光検出装置として機能
する。
様のタイミング発生回路部23を備え、該タイミング発
生回路23から光源系ALのエキシマレーザ1に発光を
指示するトリガパルス24を送るとともに、演算装置4
9aにトリガパルス25を送る機能を有する。すなわ
ち、光電センサPES、演算装置49aおよびタイミン
グ発生回路部23は、光電センサPESに入射された照
明光ILの強度を計測するパルス光検出装置として機能
する。
【0059】次に、本実施形態の露光装置における結像
位置検出方法について説明する。まず、ステージコント
ローラ40からの指令に基づきウエハステージWSを計
測開始点に移動させる。ウエハステージWSのXY方向
の位置を計測するレーザ干渉計46とZ方向の位置を計
測する受光系44とを用い、測定中の中心にくると予測
される位置へウエハステージWSを移動させる。
位置検出方法について説明する。まず、ステージコント
ローラ40からの指令に基づきウエハステージWSを計
測開始点に移動させる。ウエハステージWSのXY方向
の位置を計測するレーザ干渉計46とZ方向の位置を計
測する受光系44とを用い、測定中の中心にくると予測
される位置へウエハステージWSを移動させる。
【0060】ウエハステージWSが計測開始点に来た
後、エキシマレーザにトリガパルス24を入力して、パ
ルス光である照明光ILを発生させ、該照明光ILによ
りレチクルパターンRPを照明する。ステージコントロ
ーラ40からの指令に基づき、ウエハステージWSをX
方向に移動させるのと同時に、Z方向にウエハステージ
WS(Zステージ)を移動させる。このとき、光電セン
サPESからの出力信号Iと受光系44の出力信号は結
像位置検出系49に並列に送られる。
後、エキシマレーザにトリガパルス24を入力して、パ
ルス光である照明光ILを発生させ、該照明光ILによ
りレチクルパターンRPを照明する。ステージコントロ
ーラ40からの指令に基づき、ウエハステージWSをX
方向に移動させるのと同時に、Z方向にウエハステージ
WS(Zステージ)を移動させる。このとき、光電セン
サPESからの出力信号Iと受光系44の出力信号は結
像位置検出系49に並列に送られる。
【0061】図6は、光電センサPESからの出力信号
Iの波形(詳しくは、出力信号Iを検出回路K1の出力
電圧VOUTに変換した信号波形)を示すもので、実線で
示される曲線61が出力信号Iを示している。この図か
ら分かるように、ウエハステージWSが結像位置に近づ
くに従って、出力信号Iの波形の振幅が大きくなり、離
れるに従って、その振幅が小さくなりゼロに収束するこ
とがわかる。
Iの波形(詳しくは、出力信号Iを検出回路K1の出力
電圧VOUTに変換した信号波形)を示すもので、実線で
示される曲線61が出力信号Iを示している。この図か
ら分かるように、ウエハステージWSが結像位置に近づ
くに従って、出力信号Iの波形の振幅が大きくなり、離
れるに従って、その振幅が小さくなりゼロに収束するこ
とがわかる。
【0062】波線で示される曲線62は、レチクルパタ
ーンRPの透過部の像とセンサパターンSPの透過部5
2とが一致したまま(つまりZ方向に移動せずに)セン
サパターンSPがZ方向に移動したときの出力信号Iを
示している。次に、一点鎖線で示される曲線63は、レ
チクルパターンRPの間の遮光部51の投影像とセンサ
パターンSPとが一致しているときにZ方向に移動した
ときの出力を示したものである。
ーンRPの透過部の像とセンサパターンSPの透過部5
2とが一致したまま(つまりZ方向に移動せずに)セン
サパターンSPがZ方向に移動したときの出力信号Iを
示している。次に、一点鎖線で示される曲線63は、レ
チクルパターンRPの間の遮光部51の投影像とセンサ
パターンSPとが一致しているときにZ方向に移動した
ときの出力を示したものである。
【0063】これは、結像位置にレチクルパターンRP
の像があるときは、遮光部のため光は光電センサPES
に達しないが、結像位置にないときは像が拡がるため、
遮光部周辺からの光りが漏れだし、センサパターンSP
を通過する光量が増えるためである。結像位置検出系4
9により曲線62と曲線63とを推定し、曲線62と曲
線63との差分が最大となる点を結像位置BFとして求
めることができる。以上のようにして求めた結像位置B
Fに半導体ウエハWの表面が来るようにステージコント
ローラ40により制御を行う。
の像があるときは、遮光部のため光は光電センサPES
に達しないが、結像位置にないときは像が拡がるため、
遮光部周辺からの光りが漏れだし、センサパターンSP
を通過する光量が増えるためである。結像位置検出系4
9により曲線62と曲線63とを推定し、曲線62と曲
線63との差分が最大となる点を結像位置BFとして求
めることができる。以上のようにして求めた結像位置B
Fに半導体ウエハWの表面が来るようにステージコント
ローラ40により制御を行う。
【0064】本実施形態では、焦点位置検出手段にパル
ス光検出装置である、光電センサPES、結像位置検出
系49の演算装置49aおよび主制御部48のタイミン
グ発生回路部23を用いているので、パルス光である照
明光ILが投影光学系PLを通ってウエハステージWS
上に照射されるときに、投影光学系PLを介して光電セ
ンサPESに入射した照明光ILの強度を正確に計測で
きることから、投影光学系PLの焦点位置を正確に計測
することが可能となり、良好な露光を行うことができ
る。
ス光検出装置である、光電センサPES、結像位置検出
系49の演算装置49aおよび主制御部48のタイミン
グ発生回路部23を用いているので、パルス光である照
明光ILが投影光学系PLを通ってウエハステージWS
上に照射されるときに、投影光学系PLを介して光電セ
ンサPESに入射した照明光ILの強度を正確に計測で
きることから、投影光学系PLの焦点位置を正確に計測
することが可能となり、良好な露光を行うことができ
る。
【0065】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)上記実施形態の露光装置では、本発明に係るパル
ス光検出装置によって投影光学系の焦点位置を検出した
が、パルス光検出装置を用いて投影光学系の他の光学特
性を検出しても構わない。例えば、投影光学系の投影倍
率、テレセントリシティ、ザイデルの5収差(例えばコ
マ収差等)を測定してもよい。
含むものである。 (1)上記実施形態の露光装置では、本発明に係るパル
ス光検出装置によって投影光学系の焦点位置を検出した
が、パルス光検出装置を用いて投影光学系の他の光学特
性を検出しても構わない。例えば、投影光学系の投影倍
率、テレセントリシティ、ザイデルの5収差(例えばコ
マ収差等)を測定してもよい。
【0066】(2)上記実施形態の露光装置では、検出
回路K1を演算装置49a内に設けたが、第2実施形態
のパルス光検出装置のように、光電センサが形成される
半導体チップ内に検出回路も一緒に形成しても構わな
い。 (3)露光装置の用途としては半導体製造用の露光装置
に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレート
に液晶表示素子パターンを露光する液晶用、液晶ディス
プレイだけでなく更にはプラズマディスプレイの露光装
置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCDなど)、マス
ク又はレチクルを製造するための露光装置にも広く適用
できる。
回路K1を演算装置49a内に設けたが、第2実施形態
のパルス光検出装置のように、光電センサが形成される
半導体チップ内に検出回路も一緒に形成しても構わな
い。 (3)露光装置の用途としては半導体製造用の露光装置
に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレート
に液晶表示素子パターンを露光する液晶用、液晶ディス
プレイだけでなく更にはプラズマディスプレイの露光装
置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCDなど)、マス
ク又はレチクルを製造するための露光装置にも広く適用
できる。
【0067】(4)投影光学系の倍率は縮小系のみなら
ず等倍および拡大系のいずれでもいい。 (5)投影光学系としては、エキシマレーザなどの遠紫
外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外
線を透過する材料を用いればよく、反射屈折系、反射系
または屈折系の光学系のいずれでもよい。また、露光光
は遠紫外域だけでなく真空紫外域(特に波長120〜2
00nm程度)でもよいし、更には波長5〜15nmの
間に発振スペクトルを有するEUV(Extreme Ultra Vio
let)光でもよい。EUV露光装置では、投影光学系が複
数枚(3〜6枚程度)の反射素子のみから構成され、か
つレチクルが反射型となる。また、EUVでは、その照
射によってけい光(又はリン光)を発生する物質を受光
面に形成し、そのけい光などを検出することになる。
ず等倍および拡大系のいずれでもいい。 (5)投影光学系としては、エキシマレーザなどの遠紫
外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外
線を透過する材料を用いればよく、反射屈折系、反射系
または屈折系の光学系のいずれでもよい。また、露光光
は遠紫外域だけでなく真空紫外域(特に波長120〜2
00nm程度)でもよいし、更には波長5〜15nmの
間に発振スペクトルを有するEUV(Extreme Ultra Vio
let)光でもよい。EUV露光装置では、投影光学系が複
数枚(3〜6枚程度)の反射素子のみから構成され、か
つレチクルが反射型となる。また、EUVでは、その照
射によってけい光(又はリン光)を発生する物質を受光
面に形成し、そのけい光などを検出することになる。
【0068】(6)ウエハステージやレチクルステージ
にリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参
照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上
型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁
気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、
ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設
けないガイドレスタイプでもいい。
にリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参
照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上
型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁
気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、
ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設
けないガイドレスタイプでもいい。
【0069】(7)ウエハステージの移動により発生す
る反力は、(USP5,528,118に記載されているように、)
フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしても
いい。 (8)レチクルステージの移動により発生する反力は、
(US S/N 416558に記載されているように、)フレーム
部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもいい。
る反力は、(USP5,528,118に記載されているように、)
フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしても
いい。 (8)レチクルステージの移動により発生する反力は、
(US S/N 416558に記載されているように、)フレーム
部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもいい。
【0070】(9)複数のレンズから構成される照明光
学系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整を
するとともに、多数の機械部品からなるレチクルステー
ジやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配線や
配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認等)
をすることにより本実施形態の露光装置を製造すること
ができる。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン
度等が管理されたクリーンルームで行うことが望まし
い。
学系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整を
するとともに、多数の機械部品からなるレチクルステー
ジやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配線や
配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認等)
をすることにより本実施形態の露光装置を製造すること
ができる。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン
度等が管理されたクリーンルームで行うことが望まし
い。
【0071】(10)半導体デバイスは、デバイスの機
能・性能設計を行うステップ、この設計ステップに基づ
いたレチクルを製作するステップ、シリコン材料からウ
エハを製作するステップ、前述した実施形態の露光装置
によりレチクルのパターンをウエハに露光するステッ
プ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボン
ディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ
等を経て製造される。
能・性能設計を行うステップ、この設計ステップに基づ
いたレチクルを製作するステップ、シリコン材料からウ
エハを製作するステップ、前述した実施形態の露光装置
によりレチクルのパターンをウエハに露光するステッ
プ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボン
ディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ
等を経て製造される。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のパルス光検出装置によれば、電荷
供給手段が、放電後の電荷蓄積手段に次のトリガパルス
に同期して電荷を充電するスイッチ手段を備えているの
で、次のトリガパルスが入力されるまで維持された電荷
蓄積手段の蓄積電荷量を計測手段によって測定すれば、
発光のジッタの影響を受けずにパルス光の強度を正確に
計測することができる。
供給手段が、放電後の電荷蓄積手段に次のトリガパルス
に同期して電荷を充電するスイッチ手段を備えているの
で、次のトリガパルスが入力されるまで維持された電荷
蓄積手段の蓄積電荷量を計測手段によって測定すれば、
発光のジッタの影響を受けずにパルス光の強度を正確に
計測することができる。
【0073】(2)請求項2記載のパルス光検出装置に
よれば、計測手段が、コンデンサ毎の蓄積電荷量の変化
に基づいて光電変換素子毎に受光された前記パルス光の
強度を計測し、スイッチ手段が、複数のコンデンサに同
時に電荷を供給するので、各光電変換素子から得られる
受光信号のばらつきを低減することができ、高精度な計
測が可能となる。
よれば、計測手段が、コンデンサ毎の蓄積電荷量の変化
に基づいて光電変換素子毎に受光された前記パルス光の
強度を計測し、スイッチ手段が、複数のコンデンサに同
時に電荷を供給するので、各光電変換素子から得られる
受光信号のばらつきを低減することができ、高精度な計
測が可能となる。
【0074】(3)請求項3記載のパルス光検出装置に
よれば、スイッチ手段が、半導体受光素子を有する半導
体基板にスイッチ回路として形成され、電荷蓄積手段
が、半導体受光素子の寄生容量、スイッチ回路およびこ
れらを接続する配線の容量から構成されるので、外部に
電荷蓄積手段を設けた場合に比べて大幅に容量を小さく
することができ、より高感度化することができる。
よれば、スイッチ手段が、半導体受光素子を有する半導
体基板にスイッチ回路として形成され、電荷蓄積手段
が、半導体受光素子の寄生容量、スイッチ回路およびこ
れらを接続する配線の容量から構成されるので、外部に
電荷蓄積手段を設けた場合に比べて大幅に容量を小さく
することができ、より高感度化することができる。
【0075】(4)請求項4記載のパルス光検出装置に
よれば、パルス光源がエキシマレーザであるので、該エ
キシマレーザが有する発光タイミングのジッタの影響を
受けずに、パルス光の強度を正確に計測することができ
る。
よれば、パルス光源がエキシマレーザであるので、該エ
キシマレーザが有する発光タイミングのジッタの影響を
受けずに、パルス光の強度を正確に計測することができ
る。
【0076】(5)請求項5記載の光学系検査装置によ
れば、パルス光検出装置の光電変換手段が、光学系を介
してパルス光が照射される面に受光面を配置しているの
で、光学系を介したパルス光の強度を正確に計測できる
ことから、光学系の種々の光学的特性を正確に計測する
ことができる。
れば、パルス光検出装置の光電変換手段が、光学系を介
してパルス光が照射される面に受光面を配置しているの
で、光学系を介したパルス光の強度を正確に計測できる
ことから、光学系の種々の光学的特性を正確に計測する
ことができる。
【0077】(6)請求項6記載の露光装置によれば、
検出手段が上記パルス光検出装置を備え、光電変換手段
が、基板を載置する基板ステージに受光面を配置してい
るので、投影光学系を介したパルス光の強度を正確に計
測できることから、投影光学系の焦点位置等の種々の光
学的特性を正確に計測することができるとともに、高精
度な露光を行うことができ、露光工程の歩留まりを向上
させることができる。
検出手段が上記パルス光検出装置を備え、光電変換手段
が、基板を載置する基板ステージに受光面を配置してい
るので、投影光学系を介したパルス光の強度を正確に計
測できることから、投影光学系の焦点位置等の種々の光
学的特性を正確に計測することができるとともに、高精
度な露光を行うことができ、露光工程の歩留まりを向上
させることができる。
【図1】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた光学
系検査装置の第1実施形態を示す概略的な全体構成図で
ある。
系検査装置の第1実施形態を示す概略的な全体構成図で
ある。
【図2】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた光学
系検査装置の第1実施形態における単位フォトダイオー
ドおよび検出回路を示す回路図である。
系検査装置の第1実施形態における単位フォトダイオー
ドおよび検出回路を示す回路図である。
【図3】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた光学
系検査装置の第1実施形態におけるトリガパルス、発光
レベルおよび出力電圧のタイミングチャートを示すグラ
フ図である。
系検査装置の第1実施形態におけるトリガパルス、発光
レベルおよび出力電圧のタイミングチャートを示すグラ
フ図である。
【図4】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた光学
系検査装置の第2実施形態における単位フォトダイオー
ドおよび検出回路を示す回路図である。
系検査装置の第2実施形態における単位フォトダイオー
ドおよび検出回路を示す回路図である。
【図5】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた露光
装置の一実施形態を示す全体構成図である。
装置の一実施形態を示す全体構成図である。
【図6】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた露光
装置の一実施形態における光電センサからの検出信号の
波形を示すグラフ図である。
装置の一実施形態における光電センサからの検出信号の
波形を示すグラフ図である。
【図7】 本発明に係るパルス光検出装置を用いた露光
装置の一実施形態におけるレチクルパターンおよびセン
サパターンを示す拡大平面図である。
装置の一実施形態におけるレチクルパターンおよびセン
サパターンを示す拡大平面図である。
【図8】 本発明に係るパルス光検出装置の従来例にお
ける単位フォトダイオードおよび検出回路を示す回路図
である。
ける単位フォトダイオードおよび検出回路を示す回路図
である。
【図9】 本発明に係るパルス光検出装置の従来例にお
けるトリガパルス、発光レベルおよび出力電圧のタイミ
ングチャートを示すグラフ図である。
けるトリガパルス、発光レベルおよび出力電圧のタイミ
ングチャートを示すグラフ図である。
1 エキシマレーザ(パルス光源) 10、49a 演算装置(計測手段) 12 4分割フォトダイオード(光電変換手段、半導体
受光素子) 13、14、15、16 単位フォトダイオード(光電
変換素子) 23 タイミング発生回路部(トリガ発生手段) 24、25 トリガパルス 31、32、33、34 単位フォトダイオード(光電
変換素子) 100 パルス光 C1 容量(電荷蓄積手段、コンデンサ) C2 容量(寄生容量) IL 照明光 K1、K2 検出回路 PL 投影光学系 SW1 スイッチ(スイッチ手段、スイッチ回路) R レチクル(マスク) VR バイアス電源(電荷供給手段) W 半導体ウエハ(基板) WS ウエハステージ(基板ステージ)
受光素子) 13、14、15、16 単位フォトダイオード(光電
変換素子) 23 タイミング発生回路部(トリガ発生手段) 24、25 トリガパルス 31、32、33、34 単位フォトダイオード(光電
変換素子) 100 パルス光 C1 容量(電荷蓄積手段、コンデンサ) C2 容量(寄生容量) IL 照明光 K1、K2 検出回路 PL 投影光学系 SW1 スイッチ(スイッチ手段、スイッチ回路) R レチクル(マスク) VR バイアス電源(電荷供給手段) W 半導体ウエハ(基板) WS ウエハステージ(基板ステージ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G065 AA04 AB05 AB09 AB11 AB14 AB26 BA02 BA09 BB02 BB09 BB14 BB20 BB22 BB23 BB49 BC03 BC07 BC08 BC13 BC19 BC22 DA05 2H106 AA01 AA41 AA71 AA87 5F046 BA03 CA04 CB27 CC01 CC03 CC05 DA01 DA13 DA14 DB01 DB05 DC12
Claims (6)
- 【請求項1】 パルス光源から発生したパルス光の強度
を計測するパルス光検出装置であって、 前記パルス光源に入力するトリガパルスを発生させるト
リガ発生手段と、 前記パルス光を受光して電子を発生させる光電変換手段
と、 該光電変換手段に並列に接続され前記電子の発生量に応
じて電荷を放電する電荷蓄積手段と、 放電後の前記電荷蓄積手段に電荷を充電する電荷供給手
段と、 前記電荷蓄積手段の蓄積電荷量の変化に基づいて前記パ
ルス光の強度を計測する計測手段とを備え、 前記電荷供給手段は、放電後の前記電荷蓄積手段に次の
トリガパルスに同期して電荷を充電するスイッチ手段を
備えていることを特徴とするパルス光検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のパルス光検出装置におい
て、 前記光電変換手段は、複数の光電変換素子から構成さ
れ、 前記電荷蓄積手段は、前記光電変換素子毎に並列に接続
された複数のコンデンサから構成され、 前記計測手段は、前記コンデンサ毎の蓄積電荷量の変化
に基づいて前記光電変換素子毎に受光された前記パルス
光の強度を計測し、 前記スイッチ手段は、前記複数のコンデンサに同時に電
荷を供給することを特徴とするパルス光検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のパルス光検出装
置において、 前記光電変換手段は、半導体受光素子で形成され、 前記スイッチ手段は、前記半導体受光素子を有する半導
体基板にスイッチ回路として形成され、 前記電荷蓄積手段は、前記半導体受光素子の寄生容量、
前記スイッチ回路およびこれらを接続する配線の容量か
ら構成されることを特徴とするパルス光検出装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のパル
ス光検出装置において、 前記パルス光源は、エキシマレーザであることを特徴と
するパルス光検出装置。 - 【請求項5】 パルス光源から発生したパルス光の光学
系を検査する装置であって、 請求項1から4のいずれかに記載のパルス光検出装置を
備え、 前記光電変換手段は、前記光学系を介して前記パルス光
が照射される面に受光面を配置していることを特徴とす
る光学系検査装置。 - 【請求項6】 マスク上のパターンを基板表面に投影光
学系を介して投影し露光する露光装置であって、 前記マスクを照明するパルス光を発生するパルス光源
と、 前記投影光学系の光学特性を検出する検出手段とを備
え、 該検出手段は、請求項1から4のいずれかに記載のパル
ス光検出装置を備え、 前記光電変換手段は、前記基板を載置する基板ステージ
に受光面を配置していることを特徴とする露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057699A JP2000258253A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パルス光検出装置、これを用いた光学系検査装置および露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057699A JP2000258253A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パルス光検出装置、これを用いた光学系検査装置および露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000258253A true JP2000258253A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13063195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11057699A Withdrawn JP2000258253A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パルス光検出装置、これを用いた光学系検査装置および露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000258253A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235132A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置、デバイス製造方法およびエネルギセンサ |
JP2008527646A (ja) * | 2005-01-12 | 2008-07-24 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光ビームの方向を調整する手段を有するスポットライトユニット |
CN109782142A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-21 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种gis局部放电检测装置及系统 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11057699A patent/JP2000258253A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008527646A (ja) * | 2005-01-12 | 2008-07-24 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光ビームの方向を調整する手段を有するスポットライトユニット |
JP2007235132A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置、デバイス製造方法およびエネルギセンサ |
CN109782142A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-21 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种gis局部放电检测装置及系统 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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