JP2000256934A - 解繊ヤーンの製造方法 - Google Patents

解繊ヤーンの製造方法

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JP2000256934A
JP2000256934A JP6460699A JP6460699A JP2000256934A JP 2000256934 A JP2000256934 A JP 2000256934A JP 6460699 A JP6460699 A JP 6460699A JP 6460699 A JP6460699 A JP 6460699A JP 2000256934 A JP2000256934 A JP 2000256934A
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polypropylene
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Katsuyoshi Ichimaru
勝義 市丸
Sueo Nakano
末郎 中野
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Grand Polymer Co Ltd
SENSHIN KOGYO KK
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Grand Polymer Co Ltd
SENSHIN KOGYO KK
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的な作業環境の下で、良好な
解繊ヤーンを生産性よく製造する方法を提供すること。 【解決手段】 発泡剤を配合したポリプロピレン
から発泡フィルムを成形し、次いでその発泡フィルムを
延伸条件下において延伸すると共に解繊する、解繊ヤー
ンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解繊ヤーンの製造
方法に関し、より詳細には優れたヤーン特性を有する解
繊ヤーンを衛生的な作業環境の下で製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より1本1本の繊維を束ねたり、撚
ったりする代わりに、ポリオレフィン延伸フィルムない
しテープを機械的に解繊させて、一挙に多数本の繊維集
合体を製造する方法が知られている。その方法による
と、まずフィルムを成形し、フィルムを適宜の幅にスリ
ットしてテープ状となし、その後一軸方向に延伸してか
ら解繊機にかけ、それによってテープを一軸方向に規則
的に割ることによって解繊ヤーンとする方法である。
【0003】前記の製造方法によると、柔軟で嵩高性の
ある解繊ヤーンを容易に得ることができる。しかし、使
用される解繊機は、通常円筒状ロール表面に多数個のピ
ンまたは刃を規則的に埴設した構造となっているので、
その延伸テープの機械解繊工程で多量の微細な粉末状の
削れ屑が発生して、周辺の作業空間に撒き散らされるこ
とになる。従って、作業環境を汚染することなく、良好
な解繊ヤーンを効率よく製造する、新たな製造方法が求
められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、衛生
的な作業環境の下で、良好な解繊ヤーンを生産性よく製
造する方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、発泡
剤を配合したポリプロピレンから発泡フィルムを成形
し、次いでその発泡フィルムを延伸条件下において縦軸
方向に延伸すると共に解繊する解繊ヤーンの製造方法に
関する。前記のポリプロピレンは、ポリエチレンが15
重量%まで混合されていてもよく、またフィルム成形時
に筋入りダイの使用が好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の構成について詳細に
説明する。解繊ヤーンの原料となるポリプロピレンは、
プロピレンの単独重合体、またはプロピレンとそれ以外
の他のα-オレフィンとの共重合体である。ここで他の
α-オレフィンとしては、炭素数2〜20のα-オレフィ
ンが好ましく、例えばエチレン、1-ブテン、1−ペン
テン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1−ヘプ
テン、1-オクテン、1-デセンを挙げることができる。
【0007】共重合体は、ランダム共重合体であって
も、あるいはブロック共重合体であってもよい。ランダ
ム共重合体の場合には、その共重合体中のα-オレフィ
ンの含量は3.0重量%以下であることが、またブロッ
ク共重合体の場合には、α-オレフィンの含量は15重
量%以下であることが、解繊し易さおよび解繊ヤーンの
引張強度と伸度の点から好ましい。
【0008】ポリプロピレンは、そのフィル成形性およ
び延伸性の点から、メルトフローレート(MFR)が
0.1〜10(g/10分)、好ましくは1.0〜5.
0(g/10分)の範囲にあることが望ましい。ここ
で、MFRは、ASTM D1238に準拠し、230
℃、2.16kg荷重下で測定した値である。また、ポ
リプロピレンの融点は、140〜170℃の範囲にある
ことが好ましく、重量平均分子量と数平均分子量との比
(Mw/Mn)で表される分子量分布の目安が、3〜
8、好ましくは4.5〜7.0、より好ましくは5.0
〜6.5の範囲にあることが好ましい。ここで、融点は
DSC法によって測定され、分子量はGPC法によって
測定される。
【0009】また前記のポリプロピレンには、ポリエチ
レン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテン
等のポリプロピレン以外の他のポリオレフィンを混合す
ると、ポリプロピレン解繊ヤーンとは異なる物性を示す
ことがある。中でもポリエチレンを混合すると、柔軟な
解繊ヤーンが得られるので好ましく、密度が0.91
(g/cm3)以上の低密度ポリエチレンや線状低密度
ポリエチレンの使用が望ましく、またASTM D−1
238に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定
したそのMFRが、0.50〜5.0(g/10分)で
あることが望ましい。
【0010】ポリプロピレンに他のポリオレフィンを混
合する場合には、両者の合計量の15重量%以下、好ま
しくは10重量%以下の混合割合とすることが望まし
く、この範囲内であれば、良好な発泡フィルムが得ら
れ、解繊性およびヤーン物性も優れており、ポリプロピ
レンのみからなる解繊ヤーンと比べて、柔軟性が増し、
不透明性が表われてくる。
【0011】本発明では、解繊工程に先立って、まずポ
リプロピレンに発泡剤を配合して発泡フィルムを製造す
る。発泡剤としては、低沸点炭化水素またはフッ素含有
炭化水素のような溶剤型発泡剤を使用することもできる
が、好ましくは分解型発泡剤の使用が装置面、操作面、
作業環境面から望ましい。
【0012】使用できる分解型発泡剤は、フィルム成形
条件下で発泡剤が分解して炭酸ガス、窒素ガス等の気体
を発生する化合物であって、無機系の発泡剤であっても
有機系の発泡剤であってもよく、また気体の発生を促す
有機酸等を併用添加してもよい。分解型発泡剤の具体例
として、次の化合物を挙げることができる。
【0013】(a)無機系発泡剤:重炭酸ナトリウム、
炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウ
ム、亜硝酸アンモニウム。
【0014】(b)有機系発泡剤:N,N'−ジニトロソテ
レフタルアミド、N,N'−ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン等のN−ニトロソ化合物;アゾジカルボンアミ
ド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシル
ニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾジカル
ボキシレート等のアゾ化合物;
【0015】ベンゼンスルフォニルヒドラジド、トルエ
ンスルフォニルヒドラジド、p、p'−オキシビス(ベンゼ
ンスルフェニルヒドラジド)、ジフェニルスルフォン−
3,3'−ジスルフォニルヒドラジド等のスルフォニルヒド
ラジド化合物;カルシウムアジド、4,4'−ジフェニルジ
スルフォニルアジド、p−トルエンスルフォニルアジド
等のアジド化合物。
【0016】これらの発泡剤は、単独で使用してもよ
く、また2種類以上を組み合わせて使用してもよい。発
泡剤の添加量は、発泡剤からの発生ガス量、望ましい解
繊の度合いによっても異なるが、ポリプロピレン100
重量部に対して0.15〜0.45重量部の範囲が好ま
しい。この範囲内であると、発泡セル径の揃ったフィル
ムが得られ、延伸も均一に進み、良好な解繊ヤーンが得
られる。
【0017】また、ポリプロピレンには、前記の発泡剤
の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、発泡助剤、
酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、充填剤、
塩酸吸収剤、顔料等を適宜の量配合することができる。
特に炭酸カルシウムの添加は、毛羽発生防止および色相
合わせを良好にする上で好ましく、配合量は1.5重量
%以下で十分な効果を発揮する。
【0018】ポリプロピレンに発泡剤、その他の添加剤
を配合して均一混合した樹脂組成物は、次いで一軸また
は二軸のフィルム成形機へと供給されるが、シリンダー
のL/Dとしては、例えば25〜30が好ましい。その
成形機の先端には、サーキュラーダイまたはT−ダイが
取り付けられている。このダイは、筋入りであっても、
筋なしであってもよい。
【0019】筋入りのダイを用いると、後述する延伸解
繊工程で均一な解繊が行われることから、発泡剤の使用
量を少量に抑えることができ、また解繊に伴う解繊ヤー
ンの強度低下を最小限にとどめることもできる。従っ
て、フィルム成形時に、特にインフレーションフィルム
成形時に筋入りダイの使用が好ましい。
【0020】ダイから溶融樹脂をフィルム状に押出し、
そして樹脂の結晶化温度以下の温度に冷却して、インフ
レーションフィルムまたはT−ダイフィルムを成形す
る。フィルムの厚さは、110〜200μm、好ましく
は120〜150μmの範囲にあることが、製膜工程お
よび延伸解繊工程を円滑に進め、かつ解繊ヤーンに良好
な物性を付与する上で望ましい。
【0021】フィルム成形機のシリンダーは、発泡剤が
分解して発泡性ガスを発生する樹脂温度になるよう、温
度設定される。例えば樹脂温度を215〜245℃、好
ましくは225〜235℃にすると、解繊に適した発泡
倍率となり、またフィルム成形中にバブルが破裂してフ
ィルムの連続成形ができないと言う事態を避けることが
できる。従って、発泡倍率は、おおよそ1.02〜1.
06倍になるよう、樹脂のメルトテンション、発泡剤配
合量および樹脂温度を適宜調整することが望ましい。
【0022】得られたフィルムは、そのままの状態で次
の延伸工程へ移してもよいし、必要に応じて、延伸装置
に適したテープ幅へと、また最終製品の形状に望まれる
テープ幅へとスリットしてもよい。次いで、そのフィル
ムないしテープを樹脂の結晶化温度以上、融点未満の延
伸温度に設定した熱板上、ロールまたはオーブン等へと
導き、二組のニップロール間でテープに張力を加えて、
縦軸方向への延伸操作を施す。この際の延伸温度として
は120〜145℃、好ましくは125〜135℃、延
伸速度は60〜120m/min.、好ましくは70〜
100m/min.に調整される。
【0023】この延伸工程で、フィルムないしテープは
縦軸方向に延伸配向されると共に、バブルを中心にして
解繊が開始され、必要な解繊度合いに達したら、巻き取
られて解繊ヤーンが製造される。延伸倍率は、延伸温
度、テープ厚、あるいは最終製品の形状に望まれる繊維
径と繊維長によっても変るが、一般に5.5〜8.0、
好ましくは6.5〜7.5倍が望ましい。この範囲内で
あれば、適度の解繊度合いに解繊されると共に、延伸切
れに伴う生産ストップを回避することができる。なお、
必要に応じて、その後その解繊ヤーンに例えばアニーリ
ング率2〜6%のアニーリング操作を施して、熱収縮率
を小さくすることもできる。
【0024】このようにして製造された解繊ヤーンは、
従来の機械解繊による解繊ヤーンよりも一層の柔軟性が
あり、やわらかな風合いを有していると共に、嵩高く、
緩衝性がある。従って、このような特性を持った解繊ヤ
ーンは、そのままの状態で繊維集合体として使用するこ
ともできれば、撚り合わせて加工糸として使用すること
もできる。この解繊ヤーンを使用してフレコン袋、樹脂
袋、塩袋等の袋状物、レジャーシート、ブルーシート、
養生シート、安全シート等の緩衝性に富んだシート状物
等を好適に製造することができる。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例を通して説明するが、本
発明はそれ等実施例に限定されるものではない。 (実施例1)メルトフローレート(MFR:230℃、
2.16kg)が1.7(g/10分)、重量平均分子
量と数平均分子量との比(Mw/Mn)で表される分子
量分布の目安が5.0であるプロピレン単独重合体
(A)100重量部に、重炭酸ナトリウムとポリカルボ
ン酸との混合物である無機系発泡剤(三井化学株式会社
製品、商品名プチフレンEXPP−20:発泡剤
(A))を0.30重量部配合した。
【0026】前記の組成物を、樹脂温度が230℃にな
るよう設定したシリンダー径65mmφ、L/D=26
のインフレーションフィルム成形機へと供給し、500
mmφの径を有する筋入りダイより押出し、発泡倍率
1.03倍、厚さ130μmの発泡フィルムを製造し
た。その後、このインフレーションフィルムを130℃
に設定した熱板上に接触させながら、延伸速度81m/
min.で移動させ、7.3倍に縦軸方向に延伸し、ア
ニール率4%のアニール操作を施した。延伸と共に解繊
が始まり、良好な解繊ヤーンを連続的に巻き取った。な
おこの解繊ヤーンの製造中に、発泡フィルムから微細な
粉末状物は全く発生しなかった。
【0027】解繊ヤーン製造工程中の成形性評価、およ
び得られた解繊ヤーンの引張試験評価を行い、その結果
を表1に示した。なお、評価は次のようにして行った。
【0028】(a)製膜性:インフレーションフィルム
成形時に発生した膜割れ(バブルの破裂)回数で判定し
た。 ○・・・・30分間に1回も発生せず。 △・・・・30分間に1回発生した。 ×・・・・30分間に5回発生した。
【0029】(b)延伸性:熱板上で延伸した際に、延
伸切れの発生した回数で発生した。 ○・・・・60分間に1回も発生せず。 △・・・・60分間に1〜3回発生した。 ×・・・・60分間に4回以上発生した。
【0030】(c)解繊性:解繊ヤーンの解繊度合いを
目視で判定した。 ○・・・・十分に解繊している。 △・・・・解繊している。 ×・・・・ほとんど解繊していない。
【0031】(d)引張試験:JIS Z−1533に
準拠して行った。 ヤーン強度は(g/d)で表示し、ヤーン伸度は(%)
で表示した。
【0032】(比較例1〜2)実施例1において、発泡
剤の配合量を0.10重量部、および0.50重量部へ
と変更した以外は実施例1と同様に行った。比較例1で
は、発泡セルが小さく、しかもその数が少ないために、
延伸工程でほとんど解繊しなかった。比較例2では、フ
ィルム製膜時にフィルムに穴があき、連続成形ができな
かった。その結果を表1に併せて示した。
【0033】(実施例2)実施例1において、発泡剤を
アゾジカルボン酸アミド(永和化成株式会社製品、商品
名ビニホールAC:発泡剤(B))0.30重量部へと
変更した以外は実施例1と同様に行った。実施例1に比
べて、若干発泡セルが多く、かつセル径に不均一がみら
れ、また延伸切れとやや解繊不足ぎみであったが、実用
上物性的には問題のない解繊ヤーンであった。その結果
を表1に併せて示した。
【0034】(実施例3)実施例1において、使用した
樹脂をポリプロピレン(A)90重量部、およびメルト
フローレート(MFR:190℃、2.16kg)が
2.9(g/10分)の高圧法低密度ポリエチレン10
重量部へと変更した以外は実施例1と同様に行った。得
られた解繊ヤーンの触感は、実施例1で得た解繊ヤーン
よりも柔軟性に富み、色相はポリプロピレンから得られ
た解繊ヤーンよりも不透明感が表われた。その結果を表
1に併せて示した。
【0035】(比較例3)実施例3において、使用した
樹脂をポリプロピレン80重量部および高圧法低密度ポ
リエチレン20重量部へと変更した以外は実施例3と同
様に行った。溶融樹脂のメルトテンションが増加して、
発泡不足となり、十分に解繊できなかった。その結果を
表1に併せて記した。
【0036】(実施例4)メルトフローレート(MF
R:230℃、2.16kg)が3.5(g/10
分)、重量平均分子量と数平均分子量との比(Mw/M
n)で表される分子量分布の目安が6.5であるプロピ
レン単独重合体(B)100重量部に、重炭酸ナトリウ
ムとポリカルボン酸との混合物である無機系発泡剤(三
井化学株式会社製品、商品名プチフレンEXPP−2
0:発泡剤(A))を0.30重量部配合した。その後
実施例1と同様に操作し、良好な解繊ヤーンを得た。そ
の結果を表1に併せて示した。
【0037】(比較例4)実施例4において、無機系発泡
剤を0.50重量部配合した以外は、実施例4と同様に
行った。その結果を表1に併せて示した。
【0038】(比較例5)実施例1で使用したと同じポ
リプロピレンからフィルムを成形し、熱板上で延伸し、
その後従来の通りに機械解繊を施して、解繊ヤーンを得
た。そのヤーンの引張試験を行ったところ、強度は4.
4(g/d)、伸度は8.9(%)であった。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明に係わる解繊ヤーンの製造方法に
よれば、フィルムを機械的に解繊するのではなく、一旦
成形した発泡フィルムを延伸することによってフィルム
を繊維状物へと解繊する手法をとっており、従って、解
繊機等の特別の設備投資をすることなく、また高い生産
性を維持しつつ、作業環境を衛生的に保った状態で生産
を継続していくことができる。
【0041】また本発明では、発泡フィルムのバブルを
中心にして三次元的な解繊が進むことから、従来の解繊
機による平面的な解繊と比べて、柔軟性、風合い、嵩高
性、緩衝性が共に向上した解繊ヤーンを製造することが
できる。さらにフィルム成形時に、筋入りのダイを使用
すると、少ない発泡剤の使用量でも均一な解繊が進み、
かつ高い機械強度を有する解繊ヤーンを得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 末郎 千葉県市原市千種海岸3番地 株式会社グ ランドポリマー内 Fターム(参考) 4L036 MA04 UA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡剤を配合したポリプロピレンから発泡
    フィルムを成形し、次いでその発泡フィルムを延伸条件
    下において縦軸方向に延伸すると共に解繊することを特
    徴とする解繊ヤーンの製造方法。
  2. 【請求項2】前記のポリプロピレンにポリエチレンが1
    5重量%まで混合されていることを特徴とする請求項1
    記載の解繊ヤーンの製造方法。
  3. 【請求項3】前記のフィルム成形時に、筋入りダイを通
    してフィルムを押出すことを特徴とする請求項1または
    2記載の解繊ヤーンの製造方法。
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