JP2000256180A - 肌洗浄用シート材および肌洗浄方法 - Google Patents
肌洗浄用シート材および肌洗浄方法Info
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Abstract
なしに肌を洗浄することのできる肌洗浄用シート材及び
肌洗浄方法を提供する。 【解決手段】 不織布などの柔軟性に富んだシート素材
2に平均粒径約50μm以下の木炭、好ましくは備長
炭、の微粉末3を水溶性アクリルエマルジョン等からな
る水溶性バインダーにて単位重量が25g/m2以上と
なるように付着し、このシート素材に水を含浸させて人
の肌に擦り付けたときに前記木炭粉の一部が該シート素
材から剥離して該肌に転移するようにしてなる。
Description
た洗浄力を有するシート材及びこれを用いた肌の洗浄方
法に関するものである。
は、柔軟性に富んだティッシュペーパーや脱脂綿等にア
ルコール等の消毒剤や化粧料を溶解する溶剤や香料など
を含浸させたものが公知となっている。
この種のシート材はアルコールや溶剤を使用しているた
め、アレルギー体質の人やこれらの化学品に敏感な肌の
人は肌荒れを起こすという問題があった。
ので、その目的は化学品を用いることなく肌荒れ等を起
こす虞なしに肌を洗浄することのできる肌洗浄用シート
材及び肌洗浄方法を提供するものである。
め、本発明に係る肌洗浄用シート材では柔軟性に富んだ
シート素材に平均粒径約50μm以下の木炭の微粉末を
水溶性バインダーにて単位重量が25g/m2以上とな
るように付着し、このシート素材に水を含浸させて人の
肌に擦り付けたときに前記木炭粉の一部が該シート素材
から剥離して該肌に転移するようにしてなるのである。
られているが、本発明ではこの木炭を平均粒径約50μ
m以下の微粉末とすることによって、木炭の表面積を増
大してこのマイナスイオンの放出量を大幅に増大させ
る。またこのような微粉末により木炭粉を付着したシー
トはシート自体の有する柔軟性がほとんど損なわれるこ
とがなくまた木炭粉はパウダー状となって、これを強く
擦り付けても肌を傷つけることはない。そして、マイナ
スイオンは汚れを落とす効果があることが知られてお
り、本発明によって肌に転移した多量の木炭粉のマイナ
スイオンにより皮膚についた油分等を効果的に除去する
ことができる。また、このマイナスイオンの働きによる
還元作用により、皮膚の酸化作用によって形成されたシ
ミ、更に表面が酸化状態にある肌荒れ、ニキビなどの吹
き出物、切り傷、やけどなどを還元して極めて短時間の
うちに正常な肌の状態に復帰させることができる。
ことも知られており、その木炭を微粉末とした本発明の
場合にはその表面積の増大に伴い遠赤外線の放出量も増
大する。この遠赤外線は肌に付着した水のクラスターを
分解してクラスターを微細化するとともに活性化させ、
これによって生じる界面活性作用によって皮膚の毛穴の
内奧部までの洗浄効果を達成することができる。
出して、肌に潤いを与えることができる。
わゆる環境に優しい物質であるため、肌の弱い人或いは
アレルギー性の人に対して肌荒れを引き起こしたりアレ
ルギー反応を引き起こす心配はなく、水とともに排出さ
れた排水は河川や土壌を汚染する恐れが全くないもので
ある。
成し、木炭粉として備長炭粉または竹炭粉を使用するこ
とが好ましく、この場合には、シート素材により多量の
粉体を付着させてシート素材の所望の柔軟性を維持する
ことができる。そして、備長炭粉または竹炭粉の使用に
より、他の木炭粉に比べて上記効果を一層増長させるこ
とができる。
ルエマルジョンを使用し、前記シート素材に水を含浸さ
せて人の肌に擦り付けたときに前記木炭粉の一部が該シ
ート素材から剥離して該肌に薄墨状に転移するようにす
ることが一層好ましく、この場合には、木炭分の分離に
より木炭粉が毛穴まではいることができ、上記効果を一
層増大させることができる。
うな肌洗浄用シート材を肌に擦り付けた後に、肌を水洗
してなることで、これにより石鹸、シャンプー等の洗
剤、界面活性剤を使用することなく、無公害で前記の洗
剤等では得ることのできない優れた洗浄効果をあげるこ
とができる。
を一部破断して拡大して示したもので、このシート材1
は不織布2を基材として用いており、この不織布2には
木炭粉の内から最適なものとして選択された備長炭の微
粉末3が付着されている。この備長炭微粉末3は不織布
の内部にまで入って付着されているが、その表面側にお
いて高密度となるように付着されている。
エステル繊維の短繊維を単位平方メートルあたり20グ
ラム(20g/m2)程度の割合で3次元的に交絡接着
して厚さ1mm程度としたものである。この不織布は極
めて柔軟性に富み、全体的には綿状の感触がある。
着させるには、不織布2を、図2に示すように、ロール
から引き出し、ガイドローラを介して懸濁液槽10に導
入する。懸濁液槽10には平均粒径が50μmより細か
く、好ましくは平均粒径30μm以下の極めて微細な粒
径の備長炭粉3を水溶性アクリルエマルジョンの接着剤
中に分散した懸濁液11が充填されている。不織布2は
懸濁液槽10中を所定の距離走行した後に懸濁液槽10
から引き上げられる。この時、懸濁液中の備長炭微粉末
3は極めて微細であるために、その一部は不織布2の繊
維の間を通って内部にまで入り、多くは不織布2の表面
に層状に付着される。その後、この不織布は絞りローラ
12によって余分な接着剤が除去されるとともに表面の
備長炭微粉末3が不織布2の表面に密着させられる。そ
の後、この不織布2は乾燥装置13を通って乾燥され、
不織布2の上面に密に備長炭粉3が付着された本発明の
シート材1が得られる。このシート材1はローラーに巻
き取られ、その後所定の小片に切断されて使用に供され
る。
mより大きいと、本発明のシート材を皮膚に擦り付けた
ときに備長炭微粉末によってざらざらした感触になり皮
膚を傷つける恐れがあるので、50μm以下とすること
が必要で、好ましくは、不織布内部への通過性や肌への
感触などを考慮すると、30μm以下のできるだけ細か
い方がよい。また、不織布に付着される備長炭微粉末の
量は単位平方メートル当たり25g以上とすることで、
これ未満だと本発明のシートを皮膚に擦り付けたときの
備長炭微粉末の皮膚への転移量が少なく所望の効果を奏
することができない。なお、好ましくは、備長炭粉の前
記付着量を単位平方メートル当たり50g以上とするこ
とで、これによりシート材1を繰り返し使用することが
できるようになる。また、上記の実施態様では、不織布
1の厚さを約1mm程度としたが、不織布の厚さは適宜
自由に変更することができ、不織布の厚さに応じて備長
炭微粉末の単位平方メートルあたりの付着量を変えるこ
とができる。また、不織布の素材としては合成繊維以外
に、環境に優しい繊維として絹や木綿などの肌触りの良
い繊維を用いることができる。
このシート材に水を含浸させ、このシート材で皮膚を擦
る。これによって、水溶性接着剤によって不織布2に接
着されていた備長炭微粉末3の一部が剥離して皮膚に転
移し、シート材によって皮膚に擦り付けられる。その
後、肌にシャワーを掛けるなどして水洗し、備長炭微粉
末を洗い流す。なお、シート材1の製造に当たっては、
シート材を皮膚に擦り付けたときに、備長炭粉末3が皮
膚に薄墨状に付着されるように不織布2の素材、備長炭
微粉末の量、接着剤の種類及び量を選定することであ
る。また、このシート材1の備長炭微粉末3が肌に転移
しやすくするためには、シート材に水とともに石鹸液等
の界面活性剤を付着してから肌に擦り付けることが好ま
しい。
て皮膚に付着した水をマイナスイオンにイオン化し、こ
れにより皮膚についた油分等の汚れを効果的に除去す
る。また、マイナスイオンの働きによる還元作用によ
り、皮膚の酸化作用によって形成されたシミ、更に表面
が酸化状態にある肌荒れ、ニキビなどの吹き出物、切り
傷、やけどなどを還元して極めて短時間のうちに正常な
肌の状態に復帰させる。また、備長炭の微粉末から放出
された遠赤外線により、水のクラスターを分解してクラ
スターを微細化するとともに活性化させ、これによって
生じる界面活性作用によって皮膚の毛穴の内奧部までの
洗浄効果を達成する。更に、備長炭に含まれるミネラル
性分が溶出して、肌に潤いを与え、肌につやを与える。
環境に優しい物質であるため、肌の弱い人或いはアレル
ギー性の人に対して肌荒れを引き起こしたりアレルギー
反応を引き起こす心配はなく、水とともに排出された排
水は河川や土壌を汚染する恐れが全くない。
シート材を直接肌に擦り付ける例について説明したが、
このシート材を他の不織布カバーの内部に収納して、こ
のシート材を水で濡らして不織布カバーを肌に擦り付け
た時に内部の備長炭微粉末が不織布カバーを通って外部
に出て肌に転移するような場合も本願発明に含まれるの
である。
使用したが、これは備長炭が他の木炭に比べてマイナス
イオンや遠赤外線を発生しやすいからであって、本発明
では備長炭粉よりも若干効果が劣る竹炭粉その他の木炭
粉を使用することができる。
約50μm以下の微粉末を使用することによって、木炭
の表面積を増大してこのマイナスイオンの放出量を大幅
に増大させることができる。またこのような微粉末によ
り木炭粉を付着したシートはシート自体の有する柔軟性
がほとんど損なわれることがなくまた木炭粉はパウダー
状となって、これを強く擦り付けても肌を傷つけること
はない。そして、マイナスイオンは汚れを落とす効果が
あることが知られており、本発明によって肌に転移した
多量の木炭粉のマイナスイオンにより皮膚についた油分
等を効果的に除去することができる。また、このマイナ
スイオンの働きによる還元作用により、皮膚の酸化作用
によって形成されたシミ、更に表面が酸化状態にある肌
荒れ、ニキビなどの吹き出物、切り傷、やけどなどを還
元して極めて短時間のうちに正常な肌の状態に復帰させ
ることができる。
ことも知られており、その木炭を微粉末とした本発明の
場合にはその表面積の増大に伴い遠赤外線の放出量も増
大する。この遠赤外線は肌に付着した水のクラスターを
分解してクラスターを微細化するとともに活性化させ、
これによって生じる界面活性作用によって皮膚の毛穴の
内奧部までの洗浄効果を達成することができる。また、
木炭粉に含まれるミネラル性分が溶出して、肌に潤いを
与えることができる。
わゆる環境に優しい物質であるため、肌の弱い人或いは
アレルギー性の人に対して肌荒れを引き起こしたりアレ
ルギー反応を引き起こす心配はなく、水とともに排出さ
れた排水は河川や土壌を汚染する恐れが全くないもので
ある。
うな肌洗浄用シート材を肌に擦り付けた後に、肌を水洗
してなることで、これにより全く石鹸、シャンプー等の
洗剤を使用することなく、全く無公害で前記の洗剤では
得ることのできない優れた洗浄効果をあげることができ
る。
視図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 柔軟性に富んだシート素材に平均粒径約
50μm以下の木炭の微粉末を水溶性バインダーにて単
位重量が25g/m2以上となるように付着し、このシ
ート素材に水を含浸させて人の肌に擦り付けたときに前
記木炭粉の一部が該シート素材から剥離して該肌に転移
するようにしてなることを特徴とする肌洗浄用シート
材。 - 【請求項2】 前記シート素材が不織布からなり、前記
木炭粉が備長炭粉または竹炭粉からなることを特徴とす
る請求項1記載の肌洗浄用シート材。 - 【請求項3】 前記バインダーが水溶性アクリルエマル
ジョンで、前記シート素材に水を含浸させて人の肌に擦
り付けたときに前記木炭粉の一部が該シート素材から剥
離して該肌に薄墨状に転移するようにしてなることを特
徴とする請求項1または2記載の洗浄用シート材。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に係る肌洗浄用シート材
を肌に擦り付けた後に、肌を水洗してなることを特徴と
する肌洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068976A JP2000256180A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 肌洗浄用シート材および肌洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068976A JP2000256180A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 肌洗浄用シート材および肌洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000256180A true JP2000256180A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13389224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11068976A Pending JP2000256180A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 肌洗浄用シート材および肌洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000256180A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002056860A1 (fr) * | 2001-01-18 | 2002-07-25 | Tsumura & Co. | Compositions nettoyantes |
KR100488683B1 (ko) * | 2002-03-20 | 2005-05-11 | 김성국 | 클렌징 스크럽 티슈 및 그 제조방법. |
WO2014142692A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Dudzic Ewa | Cleansing textile device especially for makeup removal |
US9554978B2 (en) | 2013-06-27 | 2017-01-31 | The Procter & Gamble Company | Personal care articles |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP11068976A patent/JP2000256180A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002056860A1 (fr) * | 2001-01-18 | 2002-07-25 | Tsumura & Co. | Compositions nettoyantes |
KR100488683B1 (ko) * | 2002-03-20 | 2005-05-11 | 김성국 | 클렌징 스크럽 티슈 및 그 제조방법. |
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US9554978B2 (en) | 2013-06-27 | 2017-01-31 | The Procter & Gamble Company | Personal care articles |
US9907738B2 (en) | 2013-06-27 | 2018-03-06 | The Procter & Gamble Company | Personal care compositions and articles |
US10357441B2 (en) | 2013-06-27 | 2019-07-23 | The Procter & Gamble Company | Personal care articles |
US11090244B2 (en) | 2013-06-27 | 2021-08-17 | The Procter & Gamble Company | Personal care compositions and articles |
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