JP2000255899A - 糸条の巻取機におけるボビンホルダ - Google Patents

糸条の巻取機におけるボビンホルダ

Info

Publication number
JP2000255899A
JP2000255899A JP11067577A JP6757799A JP2000255899A JP 2000255899 A JP2000255899 A JP 2000255899A JP 11067577 A JP11067577 A JP 11067577A JP 6757799 A JP6757799 A JP 6757799A JP 2000255899 A JP2000255899 A JP 2000255899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
bearings
holder
supporter
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11067577A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ochiai
修 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP11067577A priority Critical patent/JP2000255899A/ja
Publication of JP2000255899A publication Critical patent/JP2000255899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取機の高速化および大容量化をした場
合にも、軸受にかかる負荷を軽減し、軸受の高速回転が
可能となり軸受寿命も延び、従って巻取速度の高速化お
よび巻取ボビンの大容量化が図れるボビンホルダを提供
する。 【解決手段】 中空のサポータ2が機枠27に片持ち支
持され、サポータの中空部に配設した軸受33A、33
B、33Cにより回転軸3が回転可能に支持されて反機
枠側に突出しており、回転軸の突出端に中空状のホルダ
1がサポータおよび回転軸と同軸状に支承され、ホルダ
はボビン17A、17B、17C、17Dを把持するチ
ャック部材を具備した糸条の巻取機におけるボビンホル
ダにおいて、回転軸は所定の間隔で配設された3個の軸
受で支承されており、3個の軸受はホルダの軸方向長さ
の略中心に配設された中央軸受33Bおよび中央軸受の
軸方向の前後位置に配設された2個の端軸受33A、3
3Cからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糸条の巻取機におけ
るボビンホルダに関する。より詳しくは本発明はポリエ
ステル、ポリアミド等の合成繊維糸条を溶融紡糸して高
速で巻取る巻取機におけるボビンホルダの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような糸条の巻取機におけ
るボビンホルダとして、例えば実公平2−15889号
公報には、静止部材に固定され円筒状に形成された管状
サポータと、該管状サポータの一端側に軸受を介して同
軸に軸支され、駆動手段により駆動される駆動側軸と、
管状サポータの他端側に同軸に延在するボビンホルダ
と、管状サポータに軸受を介して同軸に軸支されたボビ
ンホルダに固着又は一体的に形成された被駆動側軸と、
管状サポータ内に設けられ、両端部でそれぞれ前記駆動
側軸、前記被駆動側軸と、の間に継手を介して連結され
た中間伝動軸とを備えた糸条巻取機のボビンホルダ装置
において、前記中間伝動軸と管状サポータの間に軸受を
介装し、該軸受により、該中間伝動軸を管状サポータに
同軸に軸支したことを特徴とする糸条巻取機のボビンホ
ルダ装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この実公平2−158
89号公報に開示された考案は、中間伝動軸とそれを同
軸上に内包する管状サポータとの間に軸受を介装するこ
とにより、臨界回転数(1次共振点)を装置の運転回転
数範囲より大きくして、装置の高速運転時に著しい振動
が生じることを防止して装置またはその周辺機器の損傷
を防止することを目的としている。
【0004】しかしながら、近年の巻取機の高速化およ
び大容量化に伴い、上述の実公平2−15889号公
報、特に図2に開示された従来技術では、ボビンホルダ
に固着された被駆動側回転軸が軸受を介して管状サポー
タに回転自在に支持されている軸受にかかる負荷が大き
くなり、軸受寿命が短くなると言う問題が生じた。
【0005】
【発明の目的】本発明は上述した従来装置に付随する問
題を解決して、巻取機の高速化および大容量化をした場
合にも、軸受にかかる負荷を軽減し、軸受の高速回転が
可能となり軸受寿命も延び、従って巻取速度の高速化お
よび巻取ボビンの大容量化が図れるボビンホルダを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、請求
項1に記載のように、中空のサポータが機枠に片持ち支
持され、該サポータの中空部に配設した軸受により回転
軸が回転可能に支持されて反機枠側に突出しており、該
回転軸の突出端に中空状のホルダが前記サポータおよび
回転軸と同軸状に支承され、該ホルダはボビンを把持す
るチャック部材を具備した糸条の巻取機におけるボビン
ホルダにおいて、前記回転軸は所定の間隔で配設された
3個の軸受で支承されており、該3個の軸受は前記ホル
ダの軸方向長さの略中心に配設された中央軸受および該
中央軸受の軸方向の前後位置に配設された2個の端軸受
からなることを特徴とする糸条の巻取機におけるボビン
ホルダにより、上記の目的を達成する。
【0007】本発明においては、被駆動側回転軸に配設
される軸受を3個の軸受で支承し、その軸受を特定の配
置とすることにより、軸受にかかる負荷を3点に分散し
て、軸受の高速回転が可能となり、軸受寿命も延びる。
【0008】更に本発明においては、請求項2に記載の
ように、前記3個の軸受のうち外側に配設した2個の端
軸受のうちの1個に外側から予圧を付加し、前記中央軸
受と外側の端軸受との間に前記該端軸受を軸方向に外側
に広げる方向に予圧が作用するようにすることが好まし
い。
【0009】このような構成とすることにより、アンギ
ュラ玉軸受や深溝玉軸受等を用いた場合にも、ラジアル
荷重によるアキシャル方向のずれを生じないように軸受
に適正な予圧を付加することができ、これにより軸受寿
命が大幅に延びる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明に係るボビンホルダの一実施例
の断面図であり、図2は図1の左半分の拡大図、図3は
図1の右半分の拡大図である。
【0011】サポータ2は中空円筒からなり、その右端
部2bが機枠27の穴に嵌合され、その根元部に形成さ
れたフランジ部2aがボルト50により機枠27に結合
されており、サポータ2は機枠27に片持ち支持されて
いる。なお、51はワッシャである。
【0012】上述した中空円筒からなるサポータ2の根
元部分側には中空部に2個の軸受34A、34Bが装着
されており、軸受34A、34Bにはそれぞれベアリン
グケース30、31が固定され、ベアリングケース3
0、31の外周にはOリング溝にOリング40、41が
装着され、軸受34A、34Bはサポータ2に弾性支持
されている。
【0013】上述した軸受34A、34Bにより、中間
軸4を回転可能に弾性支持している。サポータ2の右側
先端のスプリング受け29とベアリングケース31との
間に止め輪44によって皿バネ49を挟んでおり、軸受
34A、34Bに適正予圧を与えている。
【0014】中間軸4の右端部は、継手61を介して、
駆動軸(図示せず)に連結され、更に駆動軸は駆動モー
タ(図示せず)に連結されている。
【0015】サポータ2の先端側中空部に、回転軸3が
軸受33A、33B、33Cにより支承され、回転軸3
は前述した中間軸の延長線上でサポータ2と同軸状に回
転可能である。
【0016】ここに、軸受33A、33Bの外輪にはO
リング溝にOリング38が装着されており、サポータ2
によって弾性支持されている。一方、軸受33Cの外周
にOリング39を介して円筒状のベアリングケース20
が装着されており、ベアリングケース20の外周に形成
されたOリング溝にOリング38が装着され、軸受33
Cはサポータ2によって弾性支持されている。
【0017】軸受33Cの内輪の右端部をカラー25を
介してUナット47で固定して、軸受33Cが回転軸3
から抜ける方向へ軸受33Cに予圧を与えている。
【0018】軸受33Cに隣接するベアリングケース2
0の内径に突出部20aを設け、突出部20aと軸受3
3Cの左端部との間に皿バネ48Bを装着し、皿バネ4
8Bによって軸受33Cにバネ力D(予圧D(図4
(b)参照))を与えている。
【0019】軸受33Cの右側において、スプリング受
け23とスプリング押え24の間に、図4(c)に示す
ように、皿バネ48Cを設置しており、ベアリングケー
ス20から軸受33Bに皿バネ48Cによるバネ力E
と、上述した皿バネ48Bによるバネ力Dの和の予圧
(図4(b)参照)が中央の軸受33Bに加わる。
【0020】軸受33Aの左側において、スプリング受
け21とスプリング押え22の間に皿バネ48Aを設置
しており、止め輪43によって押え軸受33Aにバネ力
C(予圧C(図4(b)参照))を与える。
【0021】本発明において、上述したように軸受33
A、33B、33Cに予圧を付与する理由を説明する。
アンギュラ玉軸受や深溝玉軸受はラジアル荷重によるア
キシャル方向のずれが生じるため、軸受に適正予圧を付
加する必要があり、予圧の大きさが軸受寿命に影響を及
ぼす。
【0022】そこで図1および図4(b)に示す3個の
軸受33A、33B、33Cのうち、中央の軸受33B
に対し軸方向に外側に配設した2個の軸受33A、33
Cの内の1個(本実施例では軸受33C)に外側から予
圧を付加し、これにより中央の軸受33Bと外側の2個
の軸受33A、33Cのうちの他の1個の軸受33Aに
外側に広げる方向に予圧を付加している。
【0023】適正予圧力の一例として、以下の予圧力を
付加する: 図4(b)の左の軸受33Aに予圧力 C(例えば、2
5kgf ) 図4(b)の真中の軸受33Bに予圧力 E+D(例え
ば、25kgf +15kgf ) 図4(b)の右の軸受33Cに予圧力 D(例えば、1
5kgf ) 図4(b)に示す予圧付加方法により、一番負荷が掛か
る真中の軸受33Bに適正予圧が付加され、軸受寿命が
延びる。
【0024】なお、前記の予圧力の数値は一例であり、
予圧の大きさはボビンホルダの長さ、重量、軸受のサイ
ズを考慮して適正値とする。
【0025】最大荷重を負荷した状態で回転軸3がスラ
スト方向に変位し予圧荷重が抜けないようにするため、
図4(c)に示すように、スプリング受け23とスプリ
ング押え24とが互いにインロー係合したインロー部で
皿バネ48Cの撓み量の変化を±0.3mm以下とする
(軸受が軸方向に移動可能な寸法は0.6mm以下であ
る)。これにより、予圧力のバラツキを±3kgf 以下と
した予圧力を付加できる構造とする。また、撓み量の変
化を±0.1mm以下とすることで、予圧力のバラツキ
を、予圧力のバラツキが±1kgf 以下とした予圧力が付
加できる。
【0026】再び図1〜図3を参照して、回転軸3の右
端部に平行キー52Aと止めネジ53Aによって継手1
8Aを固定し、一方、中間軸4の左端部に平行キー52
Bと止めネジ53Bによって継手18Bを固定し、回転
軸3の右端部と中間軸4の左端部との間をダンパー19
で連結しており、これにより中間軸4と回転軸3を継手
により連結する構造としている。
【0027】回転軸3の左端部はホルダ1に形成した穴
と所定の締め代をもってねじ嵌合しており、Uナット4
6により回転軸3とホルダ1とを一体的に締結してい
る。
【0028】中間軸4および回転軸3の軸心部に同軸状
に孔4a、3aが形成されており、ボビン弛緩時に、機
枠27より駆動軸の孔を通じて圧縮空気を供給すること
ができる。
【0029】ホルダ1の左側端部には、上述した孔3a
から供給される圧縮空気によりボビンホルダのチャック
部材を操作するロッド10が設けられている。ロッド1
0はボビンホルダのスリーブ8を軸方向に操作してチャ
ック部材がボビンを把持状態および弛緩状態をとるよう
にしている。
【0030】本実施例におけるボビンホルダにおいて
は、ホルダ1の左側端部の内側には、圧縮コイルバネ1
6が設けられ、定常状態においてはロッド10が左方向
に付勢されており、この状態においてボビン17A、1
7B、17C、17Dを把持する状態となる。また、ホ
ルダ1の左側端部の内側には、圧縮空気により一方向に
作動するエアシリンダ装置が構成されており、このエア
シリンダ装置が作動した状態において、ボビン17A、
17B、17C、17Dの把持を解除する弛緩状態とな
る。
【0031】すなわち、フランジ11、13により囲ま
れた空間がシリンダ室となっており、このシリンダ室内
にはピストン12が軸方向に移動可能に設けられ、シリ
ンダ室はピストン12により2分されている。ピストン
12とフランジ11との間に構成されたシリンダ室Bへ
は回転軸3内の孔3aからロッド10の孔10aを通じ
て圧縮空気が供給されるようになっている。
【0032】ピストン12がホルダ内を密封状に摺動可
能とするために、ピストン12の外周部にはパッキン3
6が装着されている。また、ロッド10がフランジ11
および13に密封状に摺動可能とするために、ロッド1
0とフランジ11の間にはパッキン35Aおよび35C
が装着されている。更に、ロッド10とピストン12の
間にはパッキン35Bを装着して、シリンダ室Bからの
圧縮空気が漏れないようにしている。
【0033】図1、図2において符号15はロッド10
の外周に装着されるスペーサであり、Uナット45Bに
よりロッド10と一体的に締結されている。また、ピス
トン12はスペーサ14を介してロッド10と一体的に
結合している。上述したフランジ11はホルダ1の内側
に締結されてホルダ1に固定されている。
【0034】また、ピストン12とフランジ13の間に
は前述した圧縮コイルバネ16が装着されており、定常
状態においてはピストン12は圧縮コイルバネ16によ
り止め輪42に向けて左方向に付勢され、止め輪42に
よりその左端位置が規制されている。
【0035】ピストン12はロッド10に一体的に取着
されており、圧縮空気によりピストン12が軸方向に右
へ移動すると、それとともにロッド10は軸方向に右へ
移動し、これによりスリーブ8を軸方向に右へ摺動させ
る。
【0036】ホルダ1の外周面にはホルダ1の軸方向に
間隔をあけ、複数の凹部1a〜1hが形成されている。
各凹部1a〜1hの軸方向の近傍には、図4(a)に示
すように溝1iが形成されている。
【0037】ロッド10の先端に、スリーブ8をUナッ
ト45Aで一体的に締結しており、スリーブ8はホルダ
1の軸方向外側(図1、図2の左端)の円筒内面に摺動
可能に係合している。
【0038】スリーブ8に引続き、管状をしたスリーブ
9A〜9Gが順次ホルダ1に摺動可能にその軸方向に並
んで嵌合されている。
【0039】ホルダ1に形成した凹部1a〜1hには、
ボビンを緊着および弛緩させるチャック部材A(図4の
(a)参照)が設けられている。
【0040】ボビン17A〜17Dを弛緩する時には、
スリーブ8、9A〜9Gに形成された切欠き部9aが、
リング6の6b部と係合してリング6を右方向に移動さ
せる。
【0041】テーパピース5の外面5aはボビン17A
〜17Dの内面を把持するものであり、その内面に形成
されたテーパ面5bは、リング6のテーパ面6aと係合
して半径方向にテーパピース5を拡開し、その外面5a
がボビン17A〜17Dの内径と係合してボビン17A
〜17Dを把持する。
【0042】図4(a)においてテーパピース5の左側
先端に引掛け部5Cが形成され、ホルダ凹部1a〜1h
の近傍に形成された溝1iに引掛けられる。
【0043】リング6はホルダ1に形成された環状部凹
部1a〜1hに装着され、リング6に形成された穴に圧
縮コイルバネ7が装着され、圧縮コイルバネ7によりリ
ング6を左側に移動させテーパピース5を拡開させる。
【0044】ホルダ1の各環状部凹部1a〜1hにそれ
ぞれ6個のテーパピース5を使用しており、スリーブ
8、9A〜9Gの外周を6分割するように切欠け部が形
成されている。またテーパピース5の両側面に形成した
出っ張りで、スリーブ8、9A〜9Gの内径部と係合し
て、テーパピース5が所定量以上突出するのを防止して
いる。
【0045】次に本実施例のボビンホルダの作動を説明
する。 (1)緊着時(図5(a)参照) シリンダ室B内の圧縮空気を排出して、圧縮コイルバネ
16によって、ピストン12とピストン12に結合して
いるロッド10およびロッド10に結合しているスリー
ブ8を左方向へ移動させ、各スリーブ9A〜9Gの9a
部とリング6の6b部との係合を断つ(リング6が、ス
リーブ9A〜9Gからフリーとなる)。リング6が圧縮
コイルバネ7により、図2において左方向へ移動され、
リング6のテーパ面6aがテーパピース5のテーパ部5
bと係合して、テーパピース5を外周方向へ拡開する。
その結果、テーパピース5がボビン17A〜17Dを把
持する。
【0046】(2)弛緩時(図5(b)、(c)参照) 中間軸4の後端部(図1の右端部)へ圧縮空気を供給
し、中間軸4の孔4a、中間軸4の孔4aと回転軸3の
孔3aを結ぶブッシュ32、および回転軸3の孔3aを
経由してロッド10の孔10aからシリンダ室Bへ圧縮
空気を供給して、ピストン12を図5において右方向へ
移動させる。
【0047】ピストン12の移動により、ピストン12
とピストン12に結合しているロッド10およびロッド
10に結合しているスリーブ8を右方向へ移動させ、各
スリーブ9A〜9Gとリング6を右方向へ移動させ、リ
ング6に形成された孔に固定された圧縮コイルバネ7に
抗してリング6を右方向へ移動させる。
【0048】リング6が右へ移動することにより、リン
グ6のテーパ面6aをテーパピース5のテーパ部5bが
滑って、テーパピース5は内径方向へ縮小される。その
結果、テーパピース5がボビン17A〜17Dの把持を
解除する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、被駆動側回転軸に配設
される軸受を3個の軸受で支承し、その軸受を特定の配
置とすることにより、軸受にかかる負荷を3点に分散し
て、軸受の高速回転が可能となり、軸受寿命を延ばすこ
とができる。
【0050】更に、請求項2に記載の本発明によれば、
アンギュラ玉軸受や深溝玉軸受を用いた場合にも、ラジ
アル荷重によるアキシャル方向のずれを生じないように
軸受に適正な予圧を付加することができ、これにより軸
受寿命が大幅に延びる。
【0051】従って、本発明によれば、巻取機の高速化
および大容量化をした場合にも、軸受にかかる負荷を軽
減し、軸受の高速回転が可能となり軸受寿命も延び、そ
れにより巻取速度の高速化および巻取ボビンの大容量化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボビンホルダの一実施例の断面図
である。
【図2】図1の左半分の拡大図である。
【図3】図1の右半分の拡大図である。
【図4】本発明の各部文の作動を説明する図であり、
(a)は図1および第2のA部の詳細断面図、(b)は
各軸受に付与する予圧の状況を示す概略図、(c)は皿
バネによる予圧付与方法を示す断面図である。
【図5】チャック部材の作動を説明する断面図であり、
(a)は緊着時のA部を示し、(b)は弛緩時のA部を
示し、(c)は弛緩時のロッド部回りを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 中空のサポータ 17A、17B、17C、17D ボビン 27 機枠 33A、33B、33C 軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のサポータが機枠に片持ち支持さ
    れ、該サポータの中空部に配設した軸受により回転軸が
    回転可能に支持されて反機枠側に突出しており、該回転
    軸の突出端に中空状のホルダが前記サポータおよび回転
    軸と同軸状に支承され、該ホルダはボビンを把持するチ
    ャック部材を具備した糸条の巻取機におけるボビンホル
    ダにおいて、前記回転軸は所定の間隔で配設された3個
    の軸受で支承されており、該3個の軸受は前記ホルダの
    軸方向長さの略中心に配設された中央軸受および該中央
    軸受の軸方向の前後位置に配設された2個の端軸受から
    なることを特徴とする糸条の巻取機におけるボビンホル
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記3個の軸受のうち外側に配設した2
    個の端軸受のうちの1個に外側から予圧を付加し、前記
    中央軸受と外側の端軸受との間に前記該端軸受を軸方向
    に外側に広げる方向に予圧が作用するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の糸条の巻取機におけるボビ
    ンホルダ。
  3. 【請求項3】 前記3個の軸受が弾性体を介して前記サ
    ポータに支承されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の糸条の巻取機におけるボビンホルダ。
  4. 【請求項4】 前記回転軸は、中間軸を介して駆動軸に
    連結され、該回転軸と該中間軸との間および該中間軸と
    該駆動軸との間がそれぞれ継手により連結されているこ
    とをを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の糸
    条の巻取機におけるボビンホルダ。
  5. 【請求項5】 前記軸受が軸方向に移動可能な寸法を
    0.6mm以下としたことを特徴とする請求項1〜4の
    何れか1項に記載の糸条の巻取機におけるボビンホル
    ダ。
JP11067577A 1999-03-12 1999-03-12 糸条の巻取機におけるボビンホルダ Pending JP2000255899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11067577A JP2000255899A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 糸条の巻取機におけるボビンホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11067577A JP2000255899A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 糸条の巻取機におけるボビンホルダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000255899A true JP2000255899A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13348940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11067577A Pending JP2000255899A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 糸条の巻取機におけるボビンホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000255899A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102070045A (zh) * 2009-11-19 2011-05-25 日本Tmt机械株式会社 筒管支架
CN105377735A (zh) * 2013-05-29 2016-03-02 Ssm朱迪奇有限责任公司 借助多个马达驱动装置生产具有叠置卷绕位置的纱线绕线筒的机器
JP2018507833A (ja) * 2015-03-14 2018-03-22 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取り機
JP2018512348A (ja) * 2015-03-17 2018-05-17 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取りスピンドル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102070045A (zh) * 2009-11-19 2011-05-25 日本Tmt机械株式会社 筒管支架
JP2011105472A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Tmt Machinery Inc ボビンホルダ
DE102010044107B4 (de) * 2009-11-19 2019-10-24 Tmt Machinery, Inc. Spulenhalter
CN105377735A (zh) * 2013-05-29 2016-03-02 Ssm朱迪奇有限责任公司 借助多个马达驱动装置生产具有叠置卷绕位置的纱线绕线筒的机器
JP2018507833A (ja) * 2015-03-14 2018-03-22 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取り機
JP7060380B2 (ja) 2015-03-14 2022-04-26 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 巻取り機
JP2018512348A (ja) * 2015-03-17 2018-05-17 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取りスピンドル
JP7002939B2 (ja) 2015-03-17 2022-01-20 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 巻取りスピンドル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5383785A (en) Push-button operated chucking device for a dental angle piece
US4371218A (en) Bearing mechanism
EP1308316A4 (en) BEARING ARRANGEMENT FOR AXLE
US20220364633A1 (en) Planetary roller screw drive
JP2000255899A (ja) 糸条の巻取機におけるボビンホルダ
US20040222328A1 (en) Yarn winding spindle
KR950012530B1 (ko) 보빈 호울더
US9783388B2 (en) Spindle unit
JP3265071B2 (ja) ボビンホルダ
US4101085A (en) Radially expansible collet for a tubular sleeve
JP4264224B2 (ja) ボビンホルダー
US7100465B1 (en) Actuator
JP2000219430A (ja) ボビンホルダの支持構造
JP2002120969A (ja) 走行する糸をガイド又は巻き取るための装置
CN209871962U (zh) 一种络筒机卷筒固定装置
JP3086961B2 (ja) 工作機械の主軸
JP3998473B2 (ja) ボビンホルダー
US4830299A (en) Tube gripping system for a winder chuck
CN213739827U (zh) 用于纺织机械的皮辊芯轴轴套结合件、皮辊芯轴及轴套
JP2511673B2 (ja) ボビンの緊着装置
JP2000198676A (ja) ウインチ
US6168110B1 (en) Dual bobbin mandrel
JP2647698B2 (ja) ボビンホルダー
JP2567267B2 (ja) ボビンの緊着装置
JPS62180877A (ja) 糸を巻きあげてボビンを形成するための装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041025