JP2000254413A - 排水濾過装置 - Google Patents

排水濾過装置

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Publication number
JP2000254413A
JP2000254413A JP11066452A JP6645299A JP2000254413A JP 2000254413 A JP2000254413 A JP 2000254413A JP 11066452 A JP11066452 A JP 11066452A JP 6645299 A JP6645299 A JP 6645299A JP 2000254413 A JP2000254413 A JP 2000254413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
fabric sheet
filter device
perforated plate
discharge water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11066452A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Baba
智和 馬場
Yasutaka Okaseri
泰孝 岡芹
Noboru Matsuura
昇 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
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Publication of JP2000254413A publication Critical patent/JP2000254413A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い濾過精度を保ちつつ、頻繁な交換作業を
要さずかつ交換作業も容易であり、また安価で簡易的な
濾過装置を提供する。 【解決手段】 直径が5〜20mmの孔を有し、開口率
が30〜60%である多孔板2を排水の水面に対し10
〜50°の角度で設置し、この上に不織布シート5を載
置し、かつ不織布シート5の供給機構と巻き取り機構と
を設けて不織布シート5を多孔板上でスライドさせるよ
うにしたことを特徴とする排水濾過装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川への排出基準
を十分満たしている排水等の排水中の浮遊物を除去する
排水濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学、繊維、パルプ、食品等の工場に設
けられている排水処理設備では、汚水の種類によって処
理方法が分かれおり、生産加工工程から排出された排水
は化学的酸素消費量値(COD)を低減させるために活
性汚泥処理、凝集沈殿処理等により処理しているが、工
場内で冷却や温度調節等に用いられた水は排出基準を満
たしているので特別な処理を施すこと無しに河川へと排
出される。しかしこの排水が排水溝を流れる間に飛散等
により工場特有のちり・ほこりが混入したり、微生物に
よって藻状のものが発生して浮遊物として直接河川に排
出される問題があった。従来この様な排水中の浮遊物の
除去方法としては、濾過方法が広く採用されている。
【0003】濾材としては、簡易設置の観点からも金網
又は金属孔空き板等が多く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし排水には塊状だ
けでなく糸状の浮遊物も存在しており、それらを捕集し
た後に濾材の清掃を行っても、使用前の状態に回復する
のは非常に困難であった。洗浄等で除去しきれなかった
浮遊物が堆積し目を詰まらせるため頻繁に清掃・交換し
なければならず多大な労力を要するという問題があっ
た。
【0005】また、さらに微細な浮遊物の除去を必要と
する場合には濾布を張り設置する方法が広く採用されて
いる。しかし、この方法では微細な浮遊物を除去するた
めに濾過精度を上げると濾布の目開きが小さくなること
から濾過抵抗が大きくなり、流れをせき止める状態にな
ってしまうので濾過面積を十分大きくとることが必要で
あった。ところが濾過面積をあまり大きくすると、装置
が大型化して重量が大きくなり簡易には設置できなくな
ると共に装置コストの増加、濾布交換作業性の悪化とい
う問題があった。また、さらには微細な浮遊物は濾布で
除去できるが、濾布の目開きが小さいため濾過抵抗が大
きく少し詰まっただけでも濾布の交換作業を頻繁に行わ
なければならず多大な労力を要するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、高い濾過精度を保ちつつ、頻繁
な交換作業を要さずかつ交換作業も容易であり、又安価
で簡易的に設置できる排水濾過装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、多孔板と不織布とを
組み合わせることにより上記課題を解決できることを見
出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、直径が
5〜20mmの孔を有し、開口率が30〜60%である
多孔板を排水の水面に対し10〜50°の角度で設置
し、この上に不織布シートを載置し、かつ不織布シート
の供給機構と巻き取り機構とを設けて不織布シートを多
孔板上でスライドさせるようにしたことを特徴とする排
水濾過装置を要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる多孔板
は、孔の大きさが5〜20mmで開口率が30〜60%
とする必要がある。孔の大きさが5mm未満であったり
開口率が30%未満では、濾過抵抗が大きくなり水の流
れる速度が遅くなるので濾過面積を大きくしなければな
らず採用できない。また、20mmを超えたり開口率が
60%を超えると、多孔板の上に積層する不織布シート
を水流による圧力から支えられなくなるので採用できな
い。
【0009】次に上記の多孔板は水面に対し10〜50
°傾斜させる必要がある。この角度が10°未満では角
度が小さすぎて浮遊物が通過してしまうことがあり、一
方、50°を超えると濾過抵抗が大きくなり水の流れを
遮る為採用できない。
【0010】本発明において用いられる不織布シート
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィンなどの
合成樹脂材料を用いて、例えばスパンボンド法により製
造されたものが好適に使用され、単糸繊度3〜6デニー
ル、目付10〜25g/m2 からなる不織布シートを使
用するのが濾過抵抗の増大がなく、また濾過効率の面か
らも好ましい。
【0011】本発明における不織布シートの供給機構及
び巻き取り機構とは、上記の多孔板上へ不織布シートを
供給でき、そして、多孔板上をスライドさせ、その後巻
き取ることができるものであれば、限定されるものでは
ない。最適な例としては、水平方向の支持軸に固定され
たロールや紙管などが挙げられる。
【0012】以下、本発明を図面により詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施態様を示す概略斜視図であ
る。排水濾過装置1は孔の大きさが5〜20mmで開口
率が30〜60%の多孔板2を設置面に対し10〜50
°傾斜させて設け、この多孔板2の下面にこの多孔板2
を支える角筒状の側板部3、この側板部3の側面に結合
される長方形の支持側板部4で構成されている。本装置
の上端下側には本体の長さ方向上端下側において不織布
シート5を紙管6に巻いてなる不織布供給ロール7を支
持する支持軸8が水平軸芯の周りで回転自在に設けられ
ており、また、本体の長さ方向上端上側において前記不
織布供給ロール7から繰り出された不織布シート5を巻
き取る紙管6を支持するための支持軸8が水平軸芯の周
りで回転自在に設けられている。また、本装置内の本体
の長さ方向一端部においてガイド用ローラー9を支持す
る支持軸8が水平軸芯の周りで回転自在に設けられてお
り、本装置の下端部に本体の長さ方向下端一端部におい
て不織布折り返し用ローラー10を支持する支持軸8が
水平軸芯の周りで回転自在に設けられている。
【0013】本発明の排水濾過装置1を使用するに際し
ては、不織布供給ロール7から繰り出された不織布シー
ト5は、前記ガイド用ローラー9の上面を通過し下端部
に位置する折り返し用ローラー10にて折り返され、多
孔板2の上面を通過し、本体の上端上側において支持軸
8支持された巻き取りロール11によって巻き取られ
る。
【0014】不織布シート5の目が詰まり濾過効果がな
くなると、ハンドル12を回して汚れた不織布シート5
を紙管6に巻き取ればよく、この操作を繰り返すことに
より連続的に高い濾過効果を得ることができる。
【0015】不織布供給ロール7の不織布シート5を使
い終わると紙管6と不織布シート5との連結部を外し、
巻き取りロール11の不織布シートを捨て、新しい不織
布供給ロール7に取り替える必要がある。汚れた不織布
シート5を巻き取るための紙管6は不織布シート5がす
べて繰り出された後の紙管6を支持軸8側に移動させて
用いるようにしてもよく、あるいは汚れた不織布シート
5の巻き取り専用の紙管6を用意するようにしてもよ
い。また、紙管6の代わりに合成樹脂などで作られた管
体用いてもよい。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 実施例1 流路の幅1mの排水溝に流量870m3 /hで、水中に
8mm3 の大きさの浮遊物を単位流量当たり100個存
在するように投入した排水が流れている。この流れの中
に図1に示したような濾過装置1を設置した。孔の大き
さが10mmで開口率が40%の多孔板2を水面に対し
て30°の角度で設置し、この上に単糸繊度5デニー
ル、目付15g/m2 なる不織布シート5を積層させて
排水を通過させて浮遊物を濾過した。この結果1秒間に
浮遊物が20個捕集でき、100個全て捕集するのに要
する時間は5秒であった。また、1cm2 当たりに捕集
できる浮遊物は25個で捕集に要する時間は1.25秒
となった。
【0017】上記条件から水深50cmでの濾過面積は
1m2 であり、不織布シート5の目がすべて詰まるに要
する時間は200分となり、不織布シート5の巻き取り
速度は0.5cm/minであった。不織布供給ロール
として1000m巻きのものを使用すると、交換周期は
70日となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、連続的に濾過すること
ができ、濾過し汚れた不織布シートを巻き取ることで交
換作業の簡略化、交換周期の長期化が可能となり、安価
で簡易的に濾過することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 排水濾過装置 2 多孔板 3 側板部 4 支持側板部 5 不織布シート 6 紙管 7 不織布供給ロール 8 支持軸 9 ガイド用ローラー 10 不織布折り返し用ローラー 11 不織布巻き取りロール 12 ハンドル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径が5〜20mmの孔を有し、開口率
    が30〜60%である多孔板を排水の水面に対し10〜
    50°の角度で設置し、この上に不織布シートを載置
    し、かつ不織布シートの供給機構と巻き取り機構とを設
    けて不織布シートを多孔板上でスライドさせるようにし
    たことを特徴とする排水濾過装置。
JP11066452A 1999-03-12 1999-03-12 排水濾過装置 Pending JP2000254413A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11066452A JP2000254413A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 排水濾過装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061421A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Kikusui Chemical Industries Co Ltd 改修乃至解体現場における排水処理ユニット
JP2017144427A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 王子ホールディングス株式会社 水処理装置、水処理方法、廃棄物固形燃料の生産方法および処理水の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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