JP2000253652A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2000253652A
JP2000253652A JP5106599A JP5106599A JP2000253652A JP 2000253652 A JP2000253652 A JP 2000253652A JP 5106599 A JP5106599 A JP 5106599A JP 5106599 A JP5106599 A JP 5106599A JP 2000253652 A JP2000253652 A JP 2000253652A
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JP
Japan
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switching element
power supply
smoothing capacitor
voltage
converter
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JP5106599A
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English (en)
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Katsutoshi Yamamori
勝利 山森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2のスイッチング素子の制御端子に接続さ
れたバイアス用コンデンサの、充電量が第1のスイッチ
ング素子の導通時間に比例していたのを、直流電源から
充電されて、バイアス用コンデンサに一定電荷を保持で
きるようにする。 【解決手段】 直流電源1と、リアクトル3と第1のス
イッチング素子4の主端子間との直列回路と、該素子4
の主端子間に並列に接続された整流回路5の主端子間と
平滑コンデンサ8との直列回路と、上記整流回路5と上
記平滑コンデンサ8との接続点と上記第1のスイッチン
グ素子4の制御端子とに接続されたスイッチング制御手
段9とを備え、該整流回路は、主端子が第2のスイッチ
ング素子5の主端子で、一端が上記第1のスイッチング
素子4と上記リアクトル3との接続点に、もう一端が上
記平滑コンデンサ8に接続されて、該整流回路の制御端
子と上記直流電源1との間に抵抗11が接続され、かつ
コンデンサ6を介して制御信号が印加され、該制御信号
は上記第1のスイッチング素子4と上記第2のスイッチ
ング素子5とを相補動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇圧型DC−DC
コンバータに関するものであり、特に直流電源の電圧に
より整流回路の電圧降下が変動するのを改善するもので
ある。これにより効率改善がはかれ、またリアクトルに
磁気的に結合した2次巻き線を使用し多出力化をはかる
場合に、1次巻き線と2次巻き線の巻き数比で2次巻き
線にあらわれる整流回路の電圧降下の変動を改善し、電
圧精度を改善するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯用電子機器の小型化に伴い、
それに使用する乾電池等も小型で本数も減少する傾向に
ある。このため、電源電圧や電池容量が低下するので、
より高効率な多出力の昇圧型DC−DCコンバータの需
要が拡大している。この高効率を実現する手段として、
整流の手段として、電圧降下の大きい整流素子に代え
て、電圧降下の小さい能動素子を用いた整流回路が採用
される傾向にある。
【0003】図12は、従来の昇圧型DC−DCコンバ
ータを示す回路図である。図において、1は直流電源、
2は入力コンデンサである。該入力コンデンサ2は、入
力のリップルやノイズを低減する機能をもつが、これは
なくても動作可能なときもある。3はリアクトル、4は
第1のスイッチング素子、5は第2のスイッチング素
子、6は第2のスイッチング素子5のバイアス用コンデ
ンサ、7は抵抗、8は平滑用コンデンサ、9はスイッチ
ング制御回路、10は負荷である。第1のスイッチング
素子4と、第2のスイッチング素子5は、便宜上バイポ
ーラトランジスタとしているが、他の制御素子よりなる
ものであってもよく、同様な効果が得られる。
【0004】図12において、リアクトル3と、第1の
スイッチング素子4の主端子間が直列に接続されたもの
が、直流電源1と並列に接続されている。第2のスイッ
チング素子5の主端子間と平滑用コンデンサ8が直列に
接続されたものが、第1のスイッチング素子4の主端子
間に並列に接続されている。また負荷10は平滑用コン
デンサ8と並列に接続されており、その両端に負出力電
圧Voがあらわれる。平滑用コンデンサ8の一方の端子
と第1のスイッチング素子4の制御端子との間にスイッ
チング制御回路9が接続されている。
【0005】スイッチング制御回路9は、出力電圧Vo
が一定になるように、第1のスイッチング素子4の制御
端子に印加するパルスを制御する。第1のスイッチング
素子4が導通したときに、直流電源1からリアクトル
3、第1のスイッチング素子4の経路で電流が流れる。
このときリアクトル3にはエネルギーが貯えられる。次
に、第1のスイッチング素子4が遮断したときには、リ
アクトル3に貯えられたエネルギーが起電力の形で放出
される。直流電源1の電圧をVi、上記起電力により発
生する電圧をVLとしたときに、第1のスイッチング素
子4の主端子間には、導通時に0V、遮断時にはVi+
VLの電圧が発生する。また第2のスイッチング素子4
の導通時のその主端子間の電圧をVonとすると、Vi
+VL=Vo+Vonである。
【0006】第2のスイッチング素子5の導通時にその
主端子間を飽和領域で働かせる場合、その動作はその制
御端子に印加されるパルスの値に影響される。第2のス
イッチング素子5を導通させることができる,その制御
端子と主端子間に印加される電圧を制御電圧と称して、
以下説明を行なう。
【0007】本回路においては、コンデンサ6の両端
に、第2のスイッチング素子5の制御端子側を正方向と
して、該第2のスイッチング素子5の制御電圧以上の電
圧Vcが保たれることで、該第2のスイッチング素子5
が、その導通時に飽和領域で動作することを特徴とす
る。第1のスイッチング素子4が遮断のときに発生する
電圧Vi+VLが、コンデンサ6を介して第2のスイッ
チング素子5の制御端子に印加される。これにより第2
のスイッチング素子5の制御端子には(Vi+VL)+
Vcなる電圧が印加されるため、該第2のスイッチング
素子5は導通状態になる。第2のスイッチング素子5が
導通し、平滑コンデンサ8には、Vi+VL−Vonな
る電圧があらわれる。ここで、Vi+VL−Vonは、
Vonが充分小さいので、Vi+VLとほぼ等しい。第
2のスイッチング素子5が導通している間に平滑コンデ
ンサ8は充電しており、時間とともにその両端電圧が上
昇する。平滑コンデンサ8にあらわれる電圧が、出力電
圧の制御値Voを超えると、スイッチング回路9が動作
し、第1のスイッチング素子4を導通させる。第1のス
イッチング素子4が導通のときには、第2のスイッチン
グ素子5の制御端子にはVcなる電圧が印加されるが、
その制御端子と主端子間には、Vc−(Vi+VL)な
る逆バイアスがあり、遮断状態になる。
【0008】以上のように、第1のスイッチング素子4
が導通のときに第2のスイッチング素子5が遮断し、第
1のスイッチング素子4が遮断のときに第2のスイッチ
ング素子5が導通することで、第2のスイッチング素子
5は整流機能をはたし、直流電源1より高い電圧を、平
滑コンデンサ8に得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記動
作は、コンデンサ6の両端電圧が第2のスイッチング素
子5の制御電圧以上であるため実現されており、これが
制御電圧未満になると、第2のスイッチング素子5の導
通時の主端子間の電圧Von,が大きくなる。平滑コン
デンサ8には、Vo(=Vi+VL−Von)なる電圧
があらわれるが、出力電圧Voはスイッチング制御回路
9により一定になるように制御される。したがって、第
2のスイッチング素子5が飽和領域で動作できない場
合、Vi+VL−Von=Vo=constを満足する
には、リアクトル3の起電力が、Vonの変化分だけ大
きくならなければならない。
【0010】コンデンサ6の両端電圧Vcは、第1のス
イッチング素子4の導通時に、出力電圧Voから抵抗7
を介して充電され、第1のスイッチング素子4の遮断時
に、該第1のスイッチング素子4の主端子間に現れる電
圧から出力Voに向かって放電されることで発生する。
また、出力Vo、コンデンサ6、抵抗7が一定であるこ
とから、充電量は、その期間により大きな影響を受け
る。
【0011】よって、コンデンサ6の両端電圧Vcが制
御電圧未満になるのは、第1のスイッチング素子4の導
通時間が短い場合である。この場合、リアクタンス3に
貯えられるエネルギーは低くなり、起電力も低くなる。
したがって、Vo=Vi+VL−Von=constよ
り、直流電源1の電圧が高いとき、コンデンサ6の両端
電圧Vcが制御電圧未満になる可能性がある。
【0012】以上のように、従来回路においては、直流
電源1の電圧の変動により、コンデンサ6の電圧が不足
し、第2のスイッチング素子5の主端子間に現れる電圧
降下が大きくなる,という問題があった。この第2のス
イッチング素子5の主端子間に現れる電圧降下の悪化
は、効率の悪化をひきおこすこととなる。さらにリアク
トル3に磁気的に結合した2次巻き線を追加して、多出
力を得ている場合には、1次巻き線と2次巻き線の巻数
比で、電圧降下の影響があらわれ、電圧精度が悪化する
こととなる。
【0013】なお、本従来例においては、コンデンサ6
を第2のスイッチング素子5の制御端子と第1のスイッ
チング素子4の主端子に接続し、第2のスイッチング素
子5を導通/遮断するようにしているが、リアクトル3
に2次巻き線を設け、その2次巻き線にコンデンサ6を
接続し、該2次巻き線の出力を用いて第2のスイッチン
グ素子5を導通/遮断する場合においても、第2のスイ
ッチング素子5の制御端子に印加される電圧は、コンデ
ンサ6の電圧に影響を受けるようになる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる昇圧型DC−DCコンバータは、直
流電源と、上記直流電源に並列に接続されたリアクト
ル、または変成器の1次巻き線と、第1のスイッチング
素子の主端子間との直列回路と、上記第1のスイッチン
グ素子の主端子間に並列に接続された整流回路の主端子
間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平滑コンデン
サと並列に負荷が接続され、上記整流回路と上記平滑コ
ンデンサとの接続点と、上記第1のスイッチング素子の
制御端子とに接続されたスイッチング制御手段と、を備
えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流回路は、
主端子が第2のスイッチング素子の主端子であり、一端
が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルとの接
続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続されてお
り、制御端子には、上記直流電源、または直流電源に比
例した電圧、との間に、抵抗が接続され、かつコンデン
サを介して制御信号が印加されており、上記制御信号
は、上記第1のスイッチング素子と、上記第2のスイッ
チング素子とを相補動作させるものである、ものとした
ものである。
【0015】本発明は、上記構成により、従来例におい
て、第2のスイッチング素子の制御端子に接続されたバ
イアス用コンデンサが、一定電圧(出力電圧)から充電
され、その充電量は第1のスイッチング素子の導通時間
に比例、即ち直流電源の電圧に反比例、していたのを、
直流電源、またはそれに比例する電源、から充電される
ことにより、バイアス用コンデンサに一定の電荷を保持
することができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかるDC−
DCコンバータは、直流電源と、上記直流電源に並列に
接続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、
第1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上
記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続され
た整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
と、上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記
整流回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、上記第1
のスイッチング素子の制御端子とに接続されたスイッチ
ング制御手段と、を備えたDC−DCコンバータにおい
て、上記整流回路は、主端子間が第2のスイッチング素
子の主端子間であり、一端が上記第1のスイッチング素
子と上記リアクトルとの接続点に、もう一端が上記平滑
コンデンサに接続されており、上記第2のスイッチング
素子の制御端子には、上記直流電源、または直流電源に
比例した電圧、との間に、抵抗が接続され、かつコンデ
ンサを介して制御信号が印加されており、上記制御信号
は、上記第1のスイッチング素子と、上記第2のスイッ
チング素子とを、相補動作させるもの、としたものであ
り、これにより、上記直流電源の電圧変動に対する上記
整流回路の主端子間の電圧降下を低減する作用をもつ。
【0017】本発明の請求項2にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間、及び上記平滑コンデンサとの間に、それぞ
れ抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が
印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッチ
ング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、相補動
作させるもの、としたものであり、これにより、上記直
流電源の電圧変動に対する上記整流回路の主端子間の電
圧降下を低減する作用をもつ。特に、上記第2のスイッ
チング素子の制御端子に接続された抵抗を選ぶことで、
最適な値を決定することができる。
【0018】本発明の請求項3にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段と
からなるDC−DCコンバータにおいて、上記整流回路
は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であ
り、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクト
ルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続
されており、上記第2のスイッチング素子の制御端子に
は、上記直流電源、または直流電源に比例した電圧、と
の間に、抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御
信号が印加されており、上記制御信号は、上記第1のス
イッチング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、
相補動作させるものであり、さらに上記コンデンサの両
端電圧を一定電圧でクリップする回路を備えた、ものと
したものであり、これにより、上記コンデンサの両端電
圧が最適な電圧を保つようにする作用をもつ。
【0019】本発明の請求項4にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間に、抵抗が接続され、さらに、上記平滑コン
デンサとの間に抵抗が接続され、かつコンデンサを介し
て制御信号が印加されており、上記制御信号は、上記第
1のスイッチング素子と、上記第2のスイッチング素子
とを、相補動作させるものであり、さらに上記コンデン
サの両端電圧を一定電圧でクリップする回路を備えた、
ものとしたものであり、これにより、上記コンデンサの
両端電圧が最適な電圧を保つようにする作用を持つ。
【0020】本発明の請求項5にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間に、スイッチ回路を介して抵抗が接続され、
かつコンデンサを介して制御信号が印加されており、上
記第2のスイッチング素子の上記制御信号は、上記第1
のスイッチング素子と、上記第2のスイッチング素子と
を、相補動作させるもの、としたものであり、これによ
り、上記第2のスイッチング素子の制御端子と上記直流
電源、または直流電源に比例した電圧、との間の抵抗
を、上記スイッチ回路を介して接続/切断することで、
上記第2のスイッチング素子へのバイアスを制御する作
用を有する。
【0021】本発明の請求項6にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間に、スイッチ回路を介して抵抗が接続され、
さらに上記平滑コンデンサとの間に抵抗が接続され、か
つコンデンサを介して制御信号が印加されており、上記
制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記第2
のスイッチング素子とを、相補動作させるもの、とした
ものであり、これにより、上記第2のスイッチング素子
の制御端子と、上記直流電源、または直流電源に比例し
た電圧、との間の抵抗を、上記スイッチ回路を介して接
続/切断することで、上記第2のスイッチング素子のバ
イアスを制御する作用を有する。
【0022】本発明の請求項7にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第1のス
イッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1の
スイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流回
路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記平
滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路と
上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチング
素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間に、スイッチ回路を介して抵抗が接続され、
かつコンデンサを介して制御信号が印加されており、上
記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記第
2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
り、さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリ
ップする回路を備えた、ものとしたものであり、これに
より、上記第2のスイッチング素子の制御端子と、上記
直流電源、または直流電源に比例した電圧、との間の抵
抗を、上記スイッチ回路を介して接続/切断すること
で、上記第2のスイッチング素子のバイアスを制御する
作用を有する。
【0023】本発明の請求項8にかかるDC−DCコン
バータは、直流電源と、上記直流電源に並列に接続され
たリアクトル、または変成器の1次巻き線と、と第1の
スイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記第1
のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された整流
回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、上記
平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流回路
と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッチン
グ素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御手段
と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記整流
回路は、主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、上記第2のスイッチング素子の制御端
子には、上記直流電源、または直流電源に比例した電
圧、との間に、スイッチ回路を介して抵抗が接続され、
さらに上記平滑コンデンサとの間に抵抗が接続され、か
つコンデンサを介して制御信号が印加されており、上記
制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記第2
のスイッチング素子とを、相補動作させるものであり、
さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
する回路を備えた、ものとしたものであり、これによ
り、上記第2のスイッチング素子の制御端子と、上記直
流電源、または直流電源に比例した電圧、との間の抵抗
を、上記スイッチ回路を介して接続/切断することで、
上記第2のスイッチング素子のバイアスを制御する作用
を有する。
【0024】本発明の請求項9にかかるDC−DCコン
バータは、請求項5,6,7,8のいずれかに記載のD
C−DCコンバータにおいて、上記スイッチ回路は、上
記直流電源、または直流電源に比例した電圧と、上記第
2のスイッチング素子の制御端子との間の抵抗を、上記
第1のスイッチング素子の導通期間に接続し、遮断期間
に切断するように制御されるもの、としたものであり、
これにより、DC−DCコンバータの停止時に上記第2
のスイッチング素子へのバイアス供給をしなくして、遮
断状態とし、主端子間のリークを防ぐ機能を有する。
【0025】本発明の請求項10にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項5,6,7,8のいずれかに記載の
DC−DCコンバータにおいて、上記スイッチ回路は、
上記直流電源、または直流電源に比例した電圧と、上記
第2のスイッチング素子の制御端子との間の抵抗を、D
C−DCコンバータの動作期間に接続し、停止期間に切
断するように制御されるもの、としたものであり、これ
により、DC−DCコンバータの停止時に上記第2のス
イッチング素子へのバイアス供給をしなくして、遮断状
態とし、主端子間のリークを防ぐ機能を有する。
【0026】本発明の請求項11にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10のいずれかに記載のDC−DCコンバータにお
いて、上記スイッチング制御手段は、制御端子に印加さ
れる信号により動作する、または動作を停止するもの、
としたものである。
【0027】本発明の請求項12にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコンバー
タにおいて、上記直流電源の電圧が、設定範囲から低下
したのを検出し、動作を停止するもの、としたものであ
る。
【0028】本発明の請求項13にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコンバー
タにおいて、上記直流電源の電圧が、設定範囲から上昇
したのを検出し、動作を停止するもの、としたものであ
る。
【0029】本発明の請求項14にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコンバー
タにおいて、上記平滑コンデンサに現れる電圧が、設定
範囲から低下したのを検出し、動作を停止するもの、と
したものである。
【0030】本発明の請求項15にかかるDC−DCコ
ンバータは、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコンバー
タにおいて、上記平滑コンデンサに現れる電圧が、設定
範囲から上昇したのを検出し、動作を停止するもの、と
したものである。
【0031】(実施の形態1)以下本発明の実施の形態
について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実
施の形態1による昇圧型DC−DCコンバータを示すも
のである。図において、1は直流電源である。2は入力
コンデンサであり、これは、入力のリップルやノイズの
低減の効果をもつが、なくても動作可能な場合がある。
3はリアクトルであり、多出力化をはかる場合には2次
巻き線をもった変成器とすることもある。4は第1のス
イッチング素子、5は第2のスイッチング素子である。
6はコンデンサであり、上記第2のスイッチング素子5
の制御端子にバイアスを加えるものである。8は平滑用
コンデンサ、9はスイッチング制御回路、10は負荷で
ある。11は抵抗であり、上記コンデンサ6の充電用の
バイアスを加えるものである。直流電源1の入力電圧を
Vi、コンデンサ8の両端電圧(出力電圧)をVo、第
2のスイッチング素子5がオンしたときの電圧をVon
とする。
【0032】スイッチング制御回路9は、コンデンサ8
の両端電圧を一定電圧に保つように第1のスイッチング
素子4の制御端子に加えるパルスを制御する。したがっ
て、第1のスイッチング素子4の主端子間には、Vo+
Vonと、0Vのパルス電圧があらわれる。
【0033】第2のスイッチング素子5が飽和領域で動
作するには、その制御端子と主端子間に制御電圧以上の
電圧が印加される必要がある。第2のスイッチング素子
5の制御電圧をVctlとしたとき、接地点と制御端子
間の電圧は、Vo+Vctlが必要である。また第1の
スイッチング素子4の主端子間にあらわれる電圧は、V
o+Vonであるから、コンデンサ6にはVctl−V
onの電圧が充電されている必要がある。また第2のス
イッチング素子5が十分に飽和していれば、Vonは0
Vに近く、コンデンサ6にはVctlが充電されていな
ければならない。
【0034】ここで、コンデンサ6の電荷は、第1のス
イッチング素子4が導通のとき、抵抗11を介して直流
電源1から充電され、第1のスイッチング素子4が遮断
のとき、抵抗11から直流電源1へと放電され、かつ第
2のスイッチング素子5のベース電流として放電され
る。また、コンデンサ6の充電電流Icは、初期の電荷
をQとした場合に、 Ic=(Vi/R−Q/(R×C))×exp(−To
n/(R×C)) である。ここで、抵抗11の定数をR、コンデンサ6の
定数をCとしている。
【0035】上記のように従来の回路では、第1のスイ
ッチング素子4の導通期間が短い、即ち、直流電源1の
電圧が高い、場合に、コンデンサ6の充電量が不足し、
第2のスイッチング素子5が導通したとき飽和領域にな
いという問題があった。これに対し、本実施の形態1で
は、直流電源1から充電することで、第1のスイッチン
グ素子4の導通期間が短い、即ち、直流電源1の電圧が
高い、場合に、上記充電電流Icの式のVi/Rの部分
が増え、導通期間が長い場合は、充電電流のVi/Rの
部分が減るようにし、コンデンサ6の電圧の変化を改善
するものである。
【0036】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
である。該入力コンデンサ2は、入力のリップルやノイ
ズの低減の効果をもつが、なくても動作可能な場合もあ
る。3は変成器であり、4は第1のスイッチング素子、
5は第2のスイッチング素子である。6はコンデンサで
あり、これは、上記変成器3の2次巻き線3bから上記
第2のスイッチング素子5の制御端子にバイアスを加え
るものである。8は平滑用コンデンサ、9はスイッチン
グ制御回路、10は負荷である。11は抵抗であり、上
記コンデンサ6の充電用のバイアスを加えるものであ
る。直流電源1の入力電圧をVi、コンデンサ8の両端
電圧(出力電圧)をVo、第2のスイッチング素子5が
オンしたときの電圧をVonとする。
【0037】スイッチング制御回路9はコンデンサ8の
両端電圧を一定電圧に保つように第1のスイッチング素
子4の制御端子に加えるパルスを制御する。したがっ
て、第1のスイッチング素子4の主端子間には、Vo+
Vonと、0Vのパルス電圧があらわれる。
【0038】第2のスイッチング素子5が飽和領域で導
通するためには、その制御端子と主端子間に制御電圧V
ctl以上の電圧が印加される必要があり、接地点と第
2のスイッチング素子5の制御端子間の電圧は、Vo+
Vctlが必要である。また、変成器3は1次巻き線3
aの巻き数がN1、2次巻き線3bの巻き数がN2であ
り、第1のスイッチング素子4の遮断時に第2のスイッ
チング素子5が導通するように、変成器3の2次巻き線
3bは、一端が第1のスイッチング素子4のコレクタ
に、他端がコンデンサ6を介して第2のスイッチング素
子5のベースに接続されており、これにより、変成器3
の2次巻き線3bとコンデンサ6との接続点には、第1
のスイッチング素子4のコレクタとエミッタ間の電圧
と、変成器3の2次巻き線3bに誘導される起電力との
和である電圧が現れることとなる。即ち、その電圧の値
は、第1のスイッチング素子4の遮断時には、Vo+V
on+(Vo+Von−Vi)×N2/N1、となり、
第1のスイッチング素子4の導通時には、−Vi×N2
/N1、となる。
【0039】したがって、第2のスイッチング素子5が
飽和領域で導通するには、コンデンサ6の両端電圧をV
cとするとき、(Vo+Von−Vi)×N2/N1+
Vcが、Vctl以上でなければならない。
【0040】コンデンサ6の電荷は、第1のスイッチン
グ素子4が導通のとき、抵抗11により直流電源1から
充電され、第1のスイッチング素子4が遮断のとき、抵
抗11から直流電源1、および第2のスイッチング素子
5のベース電流として放電される。
【0041】コンデンサ6の充電電流は、初期の電荷を
Qとした場合に、 Ic=(Vi×(1+N2/N1)/R−Q/(R×
C))×exp(−Ton/(R×C)) である。ここで、抵抗11の定数をR、コンデンサ6の
定数をCとした。
【0042】前記式から、第1のスイッチング素子4の
導通期間が短い(直流電源1の電圧が高い)場合は、充
電電流のVi×(1+N2/N1)/Rが増え、導通期
間が長い場合は、充電電流のVi×(1+N2/N1)
/Rが減るので、コンデンサ6の電圧の変化が抑えられ
る。
【0043】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能な場合もある。3はリアク
トルであり、多出力化をはかる場合には、2次巻き線を
もった変成器とすることもある。4は第1のスイッチン
グ素子、5は第2のスイッチング素子である。6はコン
デンサであり、上記第2のスイッチング素子5の制御端
子にバイアスを加えるものである。8は平滑用コンデン
サ、9はスイッチング制御手段、10は負荷、7、及び
11は、抵抗であり、上記コンデンサ6の充電用のバイ
アスを加えるものである。
【0044】本実施の形態3の回路は、図1に示す上記
実施の形態1において、第2のスイッチング素子5の制
御端子と平滑コンデンサ8の一端との間に抵抗7を追加
したものであり、上記実施の形態1において、直流電源
1の電圧が下がった場合にコンデンサ6の両端電圧が下
がる可能性があるのを、出力電圧Voなる一定電圧から
抵抗7を介して電流供給を行うことにより、上記実施の
形態1に比し、より最適な条件を選ぶことができるもの
である。つまり、抵抗7と抵抗11からコンデンサ6を
充電することで、上記実施の形態1に比し、スイッチン
グ素子4の導通期間に充電されるコンデンサ6の電圧の
変動を改善、即ち低減することが可能であるものであ
る。
【0045】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能な場合もある。3は変成器
であり、4は第1のスイッチング素子、5は第2のスイ
ッチング素子である。
【0046】6はコンデンサであり、上記第2のスイッ
チング素子4の制御端子にバイアスを加えるものであ
る。8は平滑用コンデンサ、9はスイッチング制御手
段、10は負荷である。7、及び11は、抵抗であり、
上記コンデンサ6の充電用のバイアスを加えるものであ
る。
【0047】本実施の形態4の回路は、図2に示す上記
実施の形態2において、第2のスイッチング素子5の制
御端子と、平滑コンデンサ8の一端との間に抵抗7を追
加したものであり、上記実施の形態2においては、直流
電源1の電圧が下がった場合にコンデンサ6の両端電圧
が下がる可能性があるのを、出力電圧Voなる一定電圧
から抵抗7を介して電流供給を行うことで、上記実施の
形態2に比し、より最適な条件を選ぶことができるもの
である。つまり、抵抗7と抵抗11とからコンデンサ6
を充電することで、上記実施の形態2よりも、スイッチ
ング素子4の導通期間に充電されるコンデンサ6の電圧
の変動を改善、即ち低減することが可能であるものであ
る。
【0048】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能も場合がある。3はリアク
トルであり、多出力化を図る場合には、2次巻き線をも
った変成器とすることもある。4は第1のスイッチング
素子、5は第2のスイッチング素子である。6はコンデ
ンサであり、上記第2のスイッチング素子5の制御端子
にバイアスを加えるものである。8は平滑用コンデン
サ、9はスイッチング制御手段、10は負荷である。1
1は抵抗であり、上記コンデンサ6の充電用のバイアス
を加えるものである。12は整流素子であり、第1のス
イッチング素子4の導通期間にコンデンサ6に充電され
る電圧を一定電圧にクリップするものである。
【0049】図1に示す上記実施の形態1においては、
第2のスイッチング素子5を飽和領域で動作させるに
は、コンデンサ6にあらわれる電圧が、第2のスイッチ
ング素子5の制御電圧Vctl以上の電圧であることが
必要であるが、負荷変動等によりこのVctl以上の電
圧が現れることがある。その電圧を、Vctl+Vaと
すると、第1のスイッチング素子4が遮断から導通に移
行するときに、上記第2のスイッチング素子5の主端子
間の電圧が、Vo+VonからVo+Von−Vaまで
下がるまで、第2のスイッチング素子5が導通状態にあ
りうることとなる。そして、この期間には、上記第2の
スイッチング素子5に、そのエミッタからコレクタに向
かって電流が流れ、効率悪化の要因となることとなる。
【0050】本実施の形態5の回路においては、図1に
示す上記実施の形態1の回路において、コンデンサ6と
並列に、その順方向電圧が上記第2のスイッチング素子
5の制御電圧に等しい整流素子12を接続しており、こ
れにより、コンデンサ6にあらわれる電圧が、負荷変動
等によっても、第2のスイッチング素子5の制御電圧V
ctl以上の電圧となることはなくなり、本DC−DC
コンバータは、安定動作を行うことができる。従って、
第2のスイッチング素子5に、そのエミッタからコレク
タに向かって電流が流れることもなく、これによる効率
悪化が生ずることもない。
【0051】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能な場合もある。3はリアク
トルであり、多出力化を図る場合には、2次巻き線をも
った変成器とすることもある。4は第1のスイッチング
素子、5は第2のスイッチング素子である。6はコンデ
ンサであり、上記第2のスイッチング素子5の制御端子
にバイアスを加えるものである。7は抵抗、8は平滑用
コンデンサ、9はスイッチング制御手段、10は負荷で
ある。11は抵抗であり、上記コンデンサ6の充電用の
バイアスを加えるものである。12は整流素子であり、
第1のスイッチング素子4のオン期間に、コンデンサ6
に充電される電圧を一定にクリップするものである。
【0052】上記実施の形態3においては、上述したよ
うに、第2のスイッチング素子5を飽和領域で動作させ
るには、コンデンサ6にあらわれる電圧が、第2のスイ
ッチング素子5の制御電圧Vctl以上の電圧であるこ
とが必要であるが、負荷変動等によりVctl以上の電
圧が現れることがある。その電圧を、Vctl+Vaと
すると、第1のスイッチング素子4が遮断から導通に移
行するときに、主端子間の電圧が、Vo+VonからV
o+Von−Vaまで低下する期間、第2のスイッチン
グ素子5が導通状態にありうることとなる。この期間の
間に、第2のスイッチング素子5に、そのエミッタから
コレクタに向かって電流が流れ、効率悪化の要因となる
こととなる。
【0053】本実施の形態6の回路においては、図3に
示す上記実施の形態3の回路において、コンデンサ6と
並列に、その順方向電圧が上記第2のスイッチング素子
5の制御電圧に等しい整流素子12を接続しており、こ
れにより、コンデンサ6にあらわれる電圧が、負荷変動
等によっても、第2のスイッチング素子5の制御電圧V
ctl以上の電圧となることはなくなり、本DC−DC
コンバータは、安定動作を行うことができる。従って、
第2のスイッチング素子5に、そのエミッタからコレク
タに向かって電流が流れることもなく、これによる効率
悪化が生ずることもない。
【0054】(実施の形態7)図7は、本発明の実施の
形態7による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、リップルやノイズの低減の効果をもつ
が、なくても動作可能な場合もある。3はリアクトルで
あり、多出力化をはかる場合には、2次巻き線をもった
変成器とすることもある。4は第1のスイッチング素
子、5は第2のスイッチング素子である。6はコンデン
サであり、これは、上記第2のスイッチング素子5の制
御端子にバイアスを加えるものである。8は平滑用コン
デンサ、9はスイッチング制御回路、10は負荷であ
る。11は抵抗、13は第2のスイッチング素子であ
り、14,15は抵抗であり、50は端子である。
【0055】本実施の形態7は、上記図1に示した実施
の形態1の構成に、第3のスイッチング素子13、抵抗
14,15からなるスイッチ回路を加えたことを特徴と
している。
【0056】図1に示す実施の形態1の回路において、
スイッチング制御回路9から第1のスイッチング素子4
の制御端子へ印加される電圧がLowレベルを維持した
ときに、DC−DCコンバータとしての動作は停止す
る。しかしながら、直流電源1から抵抗11を介して、
スイッチング素子5の制御端子にバイアスがかかること
で、該スイッチング素子5が導通し、コンデンサ8に
は、直流電源1の電圧からスイッチング素子5の制御電
圧だけ下がった電圧が出力される。この結果、直流電源
1が電池である場合に、電池の消耗をはやめたり、液漏
れを発生する可能性が生じることとなる。
【0057】上記問題を解決するため、本実施の形態7
においては、上記実施の形態1の回路において、リアク
トル3の一端と、抵抗11の他端との間に、第3のスイ
ッチング素子13、抵抗14,15からなるスイッチ回
路を設けており、上記第3のスイッチング素子13のベ
ースに抵抗15を介して接続された端子50に、DC−
DCコンバータが動作停止した状態において上記第3の
スイッチング素子13が遮断するように、制御信号を入
力することにより、直流電源1から抵抗11を介して第
2のスイッチング素子5の制御端子へバイアスが印加さ
れることをなくし、DC−DCコンバータの遮断状態を
実現することができるものである。
【0058】なお、上記第2のスイッチング素子5の制
御端子に入力する制御信号に、スイッチング素子4の主
端子とリアクトル3との接点に現れる電圧を利用するよ
うにしても、同様な効果が得られる。即ち、この場合
は、上記第3のスイッチング素子13のエミッタを、上
記スイッチング素子4の主端子とリアクトル3との接点
に接続する訳であるが、この場合、第1のスイッチング
素子4の導通期間の間に、第3のスイッチング素子13
が導通し、スイッチング素子4の遮断期間の間に、第3
のスイッチング素子13が遮断する。したがって、DC
−DCコンバータの動作停止時に、第2のスイッチング
素子5の遮断状態を実現することができるものである。
【0059】(実施の形態8)図8は、本発明の実施の
形態8による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能な場合もある。3はリアク
トルであり、多出力化をはかる場合には、2次巻き線を
もった変成器とすることもある。4は第1のスイッチン
グ素子、5は第2のスイッチング素子である。6はコン
デンサであり、上記第2のスイッチング素子5の制御端
子にバイアスを加えるものである。7は抵抗であり、8
は平滑用コンデンサ、9はスイッチング制御回路、10
は負荷、11は抵抗、13は第2のスイッチング素子で
あり、14,15は抵抗であり、50は端子である。
【0060】本実施の形態8は、上記図3に示した実施
の形態3の構成に、第3のスイッチング素子13、抵抗
14,15からなるスイッチ回路を加えたことを特徴と
している。
【0061】図3に示す上記実施の形態3の回路におい
ては、スイッチング制御回路9から第1のスイッチング
素子4の制御端子へ印加される電圧がLowレベルを維
持したときに、DC−DCコンバータとしての動作は停
止する。しかしながら、直流電源1から抵抗11を介し
て、第2のスイッチング素子5の制御端子にバイアスが
かかることで、該スイッチング素子5が導通し、コンデ
ンサ8には、直流電源1からスイッチング素子5の制御
電圧だけ下がった電圧が出力される。これは、直流電源
1が電池である場合に、電池の消耗をはやめたり、液漏
れを発生する可能性を生じることとなる。
【0062】上記問題を解決するため、本実施の形態8
においては、上記実施の形態3の回路において、リアク
トル3の一端と、抵抗11の他端との間に、第3のスイ
ッチング素子13、抵抗14,15からなるスイッチ回
路を設けており、上記第3のスイッチング素子13のベ
ースに抵抗15を介して接続された端子50に、DC−
DCコンバータが動作停止した状態において上記第3の
スイッチング素子13が遮断するように、制御信号を入
力することにより、直流電源1から抵抗11を介して第
2のスイッチング素子5のベースへバイアスが印加され
ることをなくし、DC−DCコンバータの遮断状態を実
現することができるものである。
【0063】なお、上記端子50に入力する制御信号
に、スイッチング素子4の主端子とリアクトル3との接
点に現れる電圧を利用するようにしても、同様な効果が
得られる。即ち、この場合は、上記第3のスイッチング
素子13のエミッタを、上記スイッチング素子4の主端
子とリアクトル3との接点に接続する訳であるが、この
場合、第1のスイッチング素子4の導通期間の間に、第
3のスイッチング素子13が導通し、スイッチング素子
4の遮断期間の間に、第3のスイッチング素子13が遮
断する。したがって、DC−DCコンバータの動作停止
時に、スイッチング素子5の遮断状態を実現することが
できるものである。
【0064】(実施の形態9)図9は、本発明の実施の
形態9による昇圧型DC−DCコンバータを示すもので
ある。図において、1は直流電源、2は入力コンデンサ
であり、これは、入力のリップルやノイズの低減の効果
をもつが、なくても動作可能な場合もある。3はリアク
トルであり、多出力化をはかる場合には、2次巻き線を
もった変成器とすることもある。4は第1のスイッチン
グ素子、5は第2のスイッチング素子である。6はコン
デンサであり、上記第2のスイッチング素子4の制御端
子にバイアスを加えるものである。8は平滑用コンデン
サ、9はスイッチング制御回路、10は負荷である。1
1は抵抗、12は整流素子、13は第2のスイッチング
素子であり、14,15は抵抗であり、50は端子であ
る。
【0065】本実施の形態9は、上記図5に示した実施
の形態5の構成に、第3のスイッチング素子13、抵抗
14,15からなるスイッチ回路を加えたことを特徴と
している。
【0066】図5に示す上記実施の形態5の回路におい
ては、スイッチング制御回路9から第1のスイッチング
素子4の制御端子へ印加される電圧がLowレベルを維
持したときに、DC−DCコンバータとしての動作は停
止する。しかしながら、直流電源1から抵抗11を介し
て、第2のスイッチング素子5の制御端子にバイアスが
かかることで、該スイッチング素子5が導通し、コンデ
ンサ8に、直流電源1からスイッチング素子5の制御電
圧だけ下がった電圧が出力される。これは、直流電源1
が電池である場合に、電池の消耗をはやめたり、液漏れ
を発生する可能性を生じることとなる。
【0067】上記問題を解決するため、本実施の形態9
においては、上記実施の形態5の回路において、リアク
トル3の一端と、抵抗11の他端との間に、第3のスイ
ッチング素子13、抵抗14,15からなるスイッチ回
路を設けており、上記第3のスイッチング素子13のベ
ースに抵抗15を介して接続された端子50に、DC−
DCコンバータが動作停止した状態において第3のスイ
ッチング素子13が遮断するように、制御信号を入力す
ることにより、直流電源1から抵抗11を介して第2の
スイッチング素子5のベースへバイアスが印加されるこ
とをなくし、DC−DCコンバータの遮断状態を実現す
ることができるものである。
【0068】なお、上記端子50に入力する制御信号
に、スイッチング素子4の主端子とリアクトル3の接点
に現れる電圧を利用するようにしても、同様な効果が得
られる。即ち、この場合は、上記第3のスイッチング素
子13のエミッタを、上記スイッチング素子4の主端子
とリアクトル3との接点に接続する訳であるが、この場
合、第1のスイッチング素子4の導通期間の間に、第3
のスイッチング素子13が導通し、スイッチング素子4
の遮断期間の間に、第3のスイッチング素子13が遮断
する。したがって、DC−DCコンバータの動作停止時
に、スイッチング素子5の遮断状態を実現することがで
きるものである。
【0069】(実施の形態10)図10は、本発明の実
施の形態10による昇圧型DC−DCコンバータを示す
ものである。図において、1は直流電源、2は入力コン
デンサであり、これは、入力のリップルやノイズの低減
の効果をもつが、なくても動作可能な場合もある。3は
リアクトルであり、多出力化をはかる場合には、2次巻
き線をもった変成器とすることもある。4は第1のスイ
ッチング素子、5は第2のスイッチング素子である。6
はコンデンサであり、上記第2のスイッチング素子4の
制御端子にバイアスを加えるものである。7は抵抗であ
る。8は平滑用コンデンサ、9はスイッチング制御回
路、10は負荷である。11は抵抗、12は整流素子で
ある。13は第2のスイッチング素子であり、14,1
5は抵抗であり、50は端子である。
【0070】本実施の形態10は、上記図6に示した実
施の形態6において、第3のスイッチング素子13、抵
抗14,15からなるスイッチ回路を加えたことを特徴
としている。
【0071】図6に示す上記実施の形態5の回路におい
ては、スイッチング制御回路9から第1のスイッチング
素子4の制御端子へ印加される電圧がLowレベルを維
持したときに、DC−DCコンバータとしての動作は停
止する。しかしながら、直流電源1から抵抗11を介し
て、第2のスイッチング素子5の制御端子にバイアスが
かかることで、該スイッチング素子5が導通し、コンデ
ンサ8に、直流電源1からスイッチング素子5の制御電
圧だけ下がった電圧が出力される。これは、直流電源1
が電池である場合に、電池の消耗をはやめたり、液漏れ
を発生する可能性を生ずることとなる。
【0072】上記問題を解決するため、本実施の形態1
0においては、上記実施の形態6の回路において、リア
クトル3の一端と、抵抗11の他端との間に、第3のス
イッチング素子13、抵抗14,15からなるスイッチ
回路を設けており、上記第3のスイッチング素子13の
ベースに抵抗15を介して接続された端子50に、DC
−DCコンバータが動作停止した状態において第3のス
イッチング素子13が遮断するように、制御信号を入力
することにより、直流電源1から抵抗11を介して第2
のスイッチング素子5の制御端子へバイアスが印加され
ることをなくし、DC−DCコンバータの遮断状態を実
現することができるものである。
【0073】なお、端子50に入力する制御信号に、ス
イッチング素子4の主端子とリアクトル3との接点に現
れる電圧を利用するようにしても、同様な効果が得られ
る。即ち、この場合上記第3のスイッチング素子13の
エミッタを、上記スイッチング素子4の主端子とリアク
トル3との接点に接続する訳であるが、この場合、第1
のスイッチング素子4の導通期間の間に、第3のスイッ
チング素子13が導通し、スイッチング素子4の遮断期
間の間に、第3のスイッチング素子13が遮断する。し
たがって、DC−DCコンバータの動作停止時に、スイ
ッチング素子5の遮断状態を実現することができるもの
である。
【0074】(実施の形態11)図11は、本発明の実
施の形態11による昇圧型DC−DCコンバータを示す
ものである。図において、1は直流電源、2は入力コン
デンサであり、これは、入力のリップルやノイズの低減
の効果をもつが、なくても動作可能な場合もある。3は
リアクトルであり、これは、多出力化をはかる場合に
は、2次巻き線をもった変成器とすることもある。4は
第1のスイッチング素子、5は第2のスイッチング素子
である。6はコンデンサであり、上記第2のスイッチン
グ素子5の制御端子にバイアスを加えるものである。8
は平滑用コンデンサである。9はスイッチング制御回路
であり、DC−DCコンバータの動作/停止を制御する
機能を有する。また、該スイッチング制御回路9は、そ
の”CNT”端子にHighが印加されると“動作”状
態となり、Lowが印加されると”停止”状態となるも
のとする。10は負荷である。11は抵抗であり、これ
は、第1のスイッチング素子4の導通期間の間に、コン
デンサ6を充電する経路となる。12は整流素子であ
り、コンデンサ6の電圧を第2のスイッチング素子5の
制御電圧でクリップするものである。13は第3のスイ
ッチング素子であり、14,15は抵抗であり、16は
コンデンサである。第3のスイッチング素子13と、抵
抗14、15と、コンデンサ16とで、スイッチ回路を
構成し、DC−DCコンバータの動作状態において、直
流電源1と第2のスイッチング素子5の制御端子との間
に、抵抗11を接続し、DC−DCコンバータの停止状
態において、直流電源1と第2のスイッチング素子5の
制御端子との間から、抵抗11を切断するように、抵抗
15に電圧が印加される。これにより、DC−DCコン
バータの遮断時に、第2のスイッチング素子5を遮断
し、直流電源1から負荷10への電流を遮断する。
【0075】また、コンデンサ16への充電電流によ
り、第3のスイッチング素子13は順バイアスされ、導
通する期間が発生し、直流電源1の電圧変動や、ノイズ
による誤動作を防ぐことができる。17は整流素子であ
り、逆流の防止を目的とする。18は第4のスイッチン
グ素子、19、及び20,21は抵抗である。第4のス
イッチング素子18と、抵抗19,20,21とからな
る回路は、直流電源1の電圧が動作保証電圧未満の電圧
となることを検出する回路である。22は整流素子であ
り、23、24は抵抗である。整流素子22と、抵抗2
3,24からなる回路は、平滑コンデンサ8に現れる出
力電圧が、短絡等により低下したのを検出する回路であ
る。25は第5の整流素子、26はツェナーダイオード
であり、27,28は抵抗である。第5のスイッチング
素子25と、ツェナーダイオード26、及び、抵抗2
7、28は、直流電源1の動作保証電圧を超える電圧を
検出する回路を構成するものである。29はツェナーダ
イオードであり、30は抵抗である。ツェナーダイオー
ド29と、抵抗28、30とにより、平滑コンデンサ8
に現れた過電圧を検出する回路を構成するものである。
【0076】次に、動作について説明する。直流電源1
が接続されたとき、即ち、印加電圧が0Vから動作保証
電圧に急変したとき、抵抗14、15を介してコンデン
サ16へ電流が流れることで、第3のスイッチング素子
13は、順方向へバイアスされ、導通する。
【0077】第3のスイッチング素子13の主端子から
供給される電圧が、動作保証電圧範囲内の電圧であれ
ば、抵抗19,20,21からバイアスされた第4のス
イッチング素子18が導通することで、第3のスイッチ
ング素子13は導通状態を保つ。また、第3のスイッチ
ング素子13の主端子から供給される電圧が、整流素子
17と抵抗11とを介して、第2のスイッチング素子5
の制御端子へ供給されることで、第2のスイッチング素
子5が導通し、コンデンサ8に電圧が供給される。さら
に、第3のスイッチング素子13の主端子から供給され
る電圧が、スイッチング制御回路9のCNT端子に入力
されることで、スイッチング制御回路9は“動作”を始
め、第1のスイッチング素子4の制御端子へパルスが出
力される。
【0078】該第1のスイッチング素子4は、その制御
端子にパルスが印加されることで、導通し、直流電源1
からリアクトル3、第1のスイッチング素子4の主端子
間へと電流が流れ、リアクトル3にエネルギーが蓄えら
れる。また、第1のスイッチング素子4の導通により、
第2のスイッチング素子5は逆バイアスになって遮断
し、コンデンサ6は、直流電源1から整流素子17、抵
抗11の経路で充電される。
【0079】次に、第1のスイッチング素子4が遮断す
ると、該第1のスイッチング素子4の主端子間には、直
流電源1の電圧と、リアクトル3の起電力との和が発生
する。また、第2のスイッチング素子5は、その制御端
子に、直流電源1の電圧とリアクトル3の起電力との和
の電圧が、コンデンサ6を介して印加されることで、導
通し、平滑コンデンサ8を充電する。平滑コンデンサ8
の電圧が上昇すると、スイッチング制御回路9により、
第1のスイッチング素子4は導通する。以上の繰り返し
により、平滑コンデンサ8の両端電圧が、一定電圧に制
御される。
【0080】直流電源1の電圧が、動作保証範囲未満の
電圧である場合、第3のスイッチング素子13の主端子
から供給される電圧は、動作保証電圧未満の電圧であ
り、第4のスイッチング素子18は遮断状態となること
で、第3のスイッチング素子13は、バイアスがなくな
り、遮断する。このため、スイッチング制御回路9のC
NT端子はLowとなり、DC−DCコンバータ動作を
停止し、第1のスイッチング素子4の制御端子はLow
になる。また、第2のスイッチング素子5は、その制御
端子と、直流電源1との間の抵抗11が切断されること
で、バイアスがなくなり、遮断状態となる。
【0081】負荷10が短絡等して、平滑コンデンサ8
の電圧が低下することにより、抵抗23と抵抗24との
接点の方が、抵抗19と抵抗20との接点より低くなる
と、抵抗19から、整流素子22、抵抗24への経路で
電流が流れる。このとき、第4のスイッチング素子18
では、直流電源1の電圧が、動作保証範囲未満の電圧で
あるのと、同様な状態となる。よって、DC−DCコン
バータ動作を停止する。
【0082】直流電源1の電圧が、動作保証範囲の電圧
を超えた場合には、ツェナーダイオード26が動作し、
抵抗27から第5のスイッチング素子25へバイアスが
かかり、該第5のスイッチング素子25が導通する。そ
れにより、第4のスイッチング素子18が遮断し、直流
電源1の電圧が動作保証範囲未満であるのと、同様な状
態となる。よって、DC−DCコンバータ動作を停止す
る。
【0083】また、回路の故障等により、平滑コンデン
サ8の電圧が異常に上昇した場合、ツェナーダイオード
29が動作し、抵抗30から第5のスイッチング素子2
5へバイアスがかかり、該第5のスイッチング素子25
が導通する。それにより、第4のスイッチング素子18
のバイアスがなくなり、直流電源1の電圧が、動作保証
範囲未満の電圧であるのと、同様な状態となる。よっ
て、DC−DCコンバータ動作を停止する。
【0084】このような本実施の形態11においては、
第3のスイッチング素子13と、抵抗14、15と、コ
ンデンサ16とで、スイッチ回路を構成し、DC−DC
コンバータの動作状態において、直流電源1と第2のス
イッチング素子2の制御端子との間に抵抗11を接続
し、DC−DCコンバータの停止状態において、直流電
源1と第2のスイッチング素子5の制御端子との間から
抵抗11を切断するように、抵抗15に電圧が印加され
るようにしたので、DC−DCコンバータの遮断時に、
第2のスイッチング素子5を遮断し、直流電源1から負
荷10への電流を遮断することができる。また、コンデ
ンサ16への充電電流により、第3のスイッチング素子
13は順バイアスされ、導通する期間が発生し、直流電
源1の電圧変動や、ノイズによる誤動作を防ぐことがで
きる。
【0085】さらに、第4のスイッチング素子18と、
抵抗19,20,21とからなる回路により、直流電源
1の電圧が動作保証電圧未満の電圧となることを検出
し、DC−DCコンバータ動作を停止することができ
る。
【0086】さらに、整流素子22と、抵抗23,24
からなる回路により、平滑コンデンサ8に現れる出力電
圧が、短絡等により低下したのを検出し、DC−DCコ
ンバータ動作を停止することができる。
【0087】さらに、第5のスイッチング素子25と、
ツェナーダイオード26、及び、抵抗27、28からな
る回路により、直流電源1の動作保証電圧を超える電圧
を検出し、DC−DCコンバータ動作を停止することが
できる。さらに、ツェナーダイオード29と、抵抗2
8、30からなる回路により、平滑コンデンサ8に現れ
た過電圧を検出し、DC−DCコンバータ動作を停止す
ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1にかか
るDC−DCコンバータによれば、直流電源と、上記直
流電源に並列に接続されたリアクトル、または変成器の
1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子間との
直列回路と、上記第1のスイッチング素子の主端子間に
並列に接続された整流回路の主端子間と平滑コンデンサ
との直列回路と、上記平滑コンデンサと並列に負荷が接
続され、上記整流回路と上記平滑コンデンサとの接続点
と、上記第1のスイッチング素子の制御端子とに接続さ
れたスイッチング制御手段と、を備えたDC−DCコン
バータにおいて、上記整流回路は、主端子が第2のスイ
ッチング素子の主端子であり、一端が上記第1のスイッ
チング素子と上記リアクトルとの接続点に、もう一端が
上記平滑コンデンサに接続されており、制御端子には、
上記直流電源、または直流電源に比例した電圧、との間
に、抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号
が印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッ
チング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、相補
動作させるもの、としたので、上記直流電源の電圧変動
に対する上記整流回路の主端子間の電圧降下を改善する
ことができる効果がある。
【0089】本発明の請求項2にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間、上記平滑コンデンサ
との間に、それぞれ抵抗が接続され、かつコンデンサを
介して制御信号が印加されており、上記制御信号は、上
記第1のスイッチング素子と、上記第2のスイッチング
素子とを、相補動作させるもの、としたので、上記直流
電源の電圧変動に対する上記整流回路の主端子間の電圧
降下を改善することができる効果がある。特に、上記第
2のスイッチング素子の制御端子に接続された抵抗を選
ぶことで、最適な値を決定することができる効果があ
る。
【0090】本発明の請求項3にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段とからなるDC−DCコンバータにおいて、上記整
流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子で
あり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアク
トルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接
続されており、制御端子には、上記直流電源、または直
流電源に比例した電圧、との間に、抵抗が接続され、か
つコンデンサを介して制御信号が印加されており、上記
制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記第2
のスイッチング素子とを、相補動作させるもの、とし、
さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
する回路を備えた、ものとしたので、上記コンデンサの
両端電圧が最適な電圧を保つように改善することができ
る効果がある。
【0091】本発明の請求項4にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間に、抵抗が接続され、
さらに、上記平滑コンデンサとの間に抵抗が接続され、
かつコンデンサを介して制御信号が印加されており、上
記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記第
2のスイッチング素子とを、相補動作させるもの、と
し、さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリ
ップする回路を備えた、ものとしたので、上記コンデン
サの両端電圧が最適な電圧を保つように改善することが
できる効果がある。
【0092】本発明の請求項5にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間に、スイッチ回路を介
して抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号
が印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッ
チング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、相補
動作させるもの、としたので、上記第2のスイッチング
素子の制御端子と上記直流電源、または直流電源に比例
した電圧、との間の抵抗を、上記スイッチ回路を介して
接続/切断することで、上記第2のスイッチング素子へ
のバイアスを制御することができる効果がある。
【0093】本発明の請求項6にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間に、スイッチ回路を介
して抵抗が接続され、さらに上記平滑コンデンサとの間
に抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が
印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッチ
ング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、相補動
作させるもの、としたので、上記第2のスイッチング素
子の制御端子と、上記直流電源、または直流電源に比例
した電圧、との間の抵抗を、上記スイッチ回路を介して
接続/切断することで、上記第2のスイッチング素子の
バイアスを制御することができる効果がある。
【0094】本発明の請求項7にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間に、スイッチ回路を介
して抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号
が印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッ
チング素子と、上記第2のスイッチング素子とが相補動
作するようにするものであり、さらに上記コンデンサの
両端電圧を一定電圧でクリップする回路を備えた、もの
としたので、上記第2のスイッチング素子の制御端子
と、上記直流電源、または直流電源に比例した電圧、と
の間の抵抗を、上記スイッチ回路を介して接続/切断す
ることで、上記第2のスイッチング素子のバイアスを制
御することができる効果がある。
【0095】本発明の請求項8にかかるDC−DCコン
バータによれば、直流電源と、上記直流電源に並列に接
続されたリアクトル、または変成器の1次巻き線と、第
1のスイッチング素子の主端子間との直列回路と、上記
第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続された
整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路と、
上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、上記
整流回路は、主端子が第2のスイッチング素子の主端子
であり、一端が上記第1のスイッチング素子と上記リア
クトルとの接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに
接続されており、制御端子には、上記直流電源、または
直流電源に比例した電圧、との間に、スイッチ回路を介
して抵抗が接続され、さらに上記平滑コンデンサとの間
に抵抗が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が
印加されており、上記制御信号は、上記第1のスイッチ
ング素子と、上記第2のスイッチング素子とを、相補動
作させるものであり、さらに上記コンデンサの両端電圧
を一定電圧でクリップする回路を備えた、ものとしたの
で、上記第2のスイッチング素子の制御端子と、上記直
流電源、または直流電源に比例した電圧、との間の抵抗
を、上記スイッチ回路を介して接続/切断することで、
上記第2のスイッチング素子のバイアスを制御すること
ができる効果がある。
【0096】本発明の請求項9にかかるDC−DCコン
バータによれば、請求項5,6,7,8のいずれかに記
載のDC−DCコンバータにおいて、上記スイッチ回路
は、上記直流電源、または直流電源に比例した電圧と、
上記第2のスイッチング素子の制御端子との間の抵抗
を、上記第1のスイッチング素子の導通期間に接続し、
遮断期間に切断するように制御されるもの、としたの
で、DC−DCコンバータの停止時に上記第2のスイッ
チング素子へのバイアス供給をしなくして、遮断状態と
し、主端子間のリークを防ぐ機能を有するものとするこ
とができる効果がある。
【0097】本発明の請求項10にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項5,6,7,8のいずれかに
記載のDC−DCコンバータにおいて、上記スイッチ回
路は、上記直流電源、または直流電源に比例した電圧
と、上記第2のスイッチング素子の制御端子との間の抵
抗を、DC−DCコンバータの動作期間に接続し、停止
期間に切断するように制御されるもの、としたものであ
り、これにより、DC−DCコンバータの停止時に上記
第2のスイッチング素子へのバイアス供給をしなくし
て、遮断状態とし、該第2のスイッチング素子の主端子
間のリークを防ぐ機能を有するものとすることができる
効果がある。
【0098】本発明の請求項11にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9,10のいずれかに記載のDC−DCコンバ
ータにおいて、上記スイッチング制御手段は、制御端子
に印加される信号により動作する、または動作を停止す
るもの、としたものであり、これにより、所要時に上記
第2のスイッチング素子へのバイアス供給をしなくし
て、DC−DCコンバータを遮断状態とすることによ
り、該第2のスイッチング素子の主端子間のリークを防
ぐ機能を有するものとすることができる効果がある。
【0099】本発明の請求項12にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DC
コンバータにおいて、上記直流電源の電圧が、設定範囲
から低下したのを検出し、動作を停止するものである、
ものとしたものであり、これにより、上記直流電源電圧
の設定範囲以下への低下時に、DC−DCコンバータの
動作を停止して、該第2のスイッチング素子の主端子間
のリークを防ぐ機能を有するものとすることができる効
果がある。
【0100】本発明の請求項13にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DC
コンバータにおいて、上記直流電源の電圧が、設定範囲
から上昇したのを検出し、動作を停止するものである、
ものとしたものであり、これにより、上記直流電源電圧
の設定範囲外への上昇時に、DC−DCコンバータの動
作を停止して、該第2のスイッチング素子の主端子間の
リークを防ぐ機能を有するものとすることができる効果
がある。
【0101】本発明の請求項14にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DC
コンバータにおいて、上記平滑コンデンサに現れる電圧
が、設定範囲から低下したのを検出し、動作を停止する
ものである、ものとしたものであり、これにより、上記
平滑コンデンサに現れる電圧が、設定範囲から低下した
時、DC−DCコンバータの動作を停止して、該第2の
スイッチング素子の主端子間のリークを防ぐ機能を有す
るものとすることができる効果がある。
【0102】本発明の請求項15にかかるDC−DCコ
ンバータによれば、請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DC
コンバータにおいて、上記平滑コンデンサに現れる電圧
が、設定範囲から上昇したのを検出し、動作を停止する
ものである、ものとしたものであり、これにより、上記
平滑コンデンサに現れる電圧が、設定範囲から上昇した
時、DC−DCコンバータの動作を停止して、該第2の
スイッチング素子の主端子間のリークを防ぐ機能を有す
るものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による昇圧型DC−DC
コンバータの構成図
【図2】本発明の実施の形態2による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図3】本発明の実施の形態3による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図4】本発明の実施の形態4による昇圧型DC−DC
コンバータの回路 図
【図5】本発明の実施の形態5による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図6】本発明の実施の形態6による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図7】本発明の実施の形態7による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図8】本発明の実施の形態8による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図9】本発明の実施の形態9による昇圧型DC−DC
コンバータの回路図
【図10】本発明の実施の形態10による昇圧型DC−
DCコンバータの回路図
【図11】本発明の実施の形態11による昇圧型DC−
DCコンバータの回路図
【図12】従来の昇圧型DC−DCコンバータの回路図
【符号の説明】
1 直流電源 2 入力コンデンサ 3 リアクトル 4 第1のスイッチング素子 5 第2のスイッチング素子 6、16 コンデンサ 7、11、14、15、19、20、21,23,2
4、27,28、30抵抗 8 平滑コンデンサ 9 スイッチング制御回路 10 負荷 12、17、22 整流素子 13 第3のスイッチング素子 18 第4のスイッチング素子 25 第5のスイッチング素子 26、29 ツェナーダイオード 50 端子

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、上記第1のス
    イッチング素子の制御端子とに接続されたスイッチング
    制御手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、抵抗
    が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が印加さ
    れており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    る、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間、及び上
    記平滑コンデンサとの間に、それぞれ抵抗が接続され、
    かつコンデンサを介して制御信号が印加されており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    る、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段とからなるDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、抵抗
    が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が印加さ
    れており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    り、 さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
    する回路を備えた、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、抵抗
    が接続され、さらに、上記平滑コンデンサとの間に抵抗
    が接続され、かつコンデンサを介して制御信号が印加さ
    れており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    り、 さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
    する回路を備えた、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、スイ
    ッチ回路を介して抵抗が接続され、かつコンデンサを介
    して制御信号が印加されており、 上記第2のスイッチング素子の上記制御信号は、上記第
    1のスイッチング素子と、上記第2のスイッチング素子
    とを、相補動作させるものである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、スイ
    ッチ回路を介して抵抗が接続され、さらに上記平滑コン
    デンサとの間に抵抗が接続され、かつコンデンサを介し
    て制御信号が印加されており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    る、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、第1のスイッチング素子の主端子
    間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、スイ
    ッチ回路を介して抵抗が接続され、かつコンデンサを介
    して制御信号が印加されており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    り、 さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
    する回路を備えた、ことを特徴とするDC−DCコンバ
    ータ。
  8. 【請求項8】 直流電源と、 上記直流電源に並列に接続されたリアクトル、または変
    成器の1次巻き線と、と第1のスイッチング素子の主端
    子間との直列回路と、 上記第1のスイッチング素子の主端子間に並列に接続さ
    れた整流回路の主端子間と平滑コンデンサとの直列回路
    と、 上記平滑コンデンサと並列に負荷が接続され、上記整流
    回路と上記平滑コンデンサとの接続点と、第1のスイッ
    チング素子の制御端子とに接続されたスイッチング制御
    手段と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、 上記整流回路は、 主端子間が第2のスイッチング素子の主端子間であり、
    一端が上記第1のスイッチング素子と上記リアクトルと
    の接続点に、もう一端が上記平滑コンデンサに接続され
    ており、 上記第2のスイッチング素子の制御端子には、上記直流
    電源、または直流電源に比例した電圧、との間に、スイ
    ッチ回路を介して抵抗が接続され、さらに上記平滑コン
    デンサとの間に抵抗が接続され、かつコンデンサを介し
    て制御信号が印加されており、 上記制御信号は、上記第1のスイッチング素子と、上記
    第2のスイッチング素子とを、相補動作させるものであ
    り、 さらに上記コンデンサの両端電圧を一定電圧でクリップ
    する回路を備えた、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  9. 【請求項9】 請求項5,6,7,8のいずれかに記載
    のDC−DCコンバータにおいて、 上記スイッチ回路は、上記直流電源、または直流電源に
    比例した電圧と、上記第2のスイッチング素子の制御端
    子との間の抵抗を、上記第1のスイッチング素子の導通
    期間に接続し、遮断期間に切断するように制御されるも
    のである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  10. 【請求項10】 請求項5,6,7,8のいずれかに記
    載のDC−DCコンバータにおいて、 上記スイッチ回路は、上記直流電源、または直流電源に
    比例した電圧と、上記第2のスイッチング素子の制御端
    子との間の抵抗を、DC−DCコンバータの動作期間に
    接続し、停止期間に切断するように制御されるものであ
    る、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10のいずれかに記載のDC−DCコンバータ
    において、 上記スイッチング制御手段は、制御端子に印加される信
    号により動作する、または動作を停止するものである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコン
    バータにおいて、 上記直流電源の電圧が、設定範囲から低下したのを検出
    し、動作を停止するものである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコン
    バータにおいて、 上記直流電源の電圧が、設定範囲から上昇したのを検出
    し、動作を停止するものである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコン
    バータにおいて、 上記平滑コンデンサに現れる電圧が、設定範囲から低下
    したのを検出し、動作を停止するものである、 ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11のいずれかに記載のDC−DCコン
    バータにおいて、 上記平滑コンデンサに現れる電圧が、設定範囲から上昇
    したのを検出し、動作を停止するものである、ことを特
    徴とするDC−DCコンバータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003319679A (ja) * 2002-04-22 2003-11-07 Toyoda Mach Works Ltd モータ制御装置
JP2003319685A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Toyoda Mach Works Ltd 電動パワーステアリング制御装置及び電動パワーステアリング制御装置の電動機電流演算方法
JP2012044850A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Toyota Industries Corp 電源回路
JP2019203096A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 エステー株式会社 疑似介護臭組成物および疑似介護臭組成物を用いた介護臭に対する消臭効果の評価方法

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JP7032236B2 (ja) 2018-05-25 2022-03-08 エステー株式会社 疑似介護臭組成物および疑似介護臭組成物を用いた介護臭に対する消臭効果の評価方法

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