JP2000253060A - ファブリックおよびファブリック相互接続システム - Google Patents

ファブリックおよびファブリック相互接続システム

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JP2000253060A
JP2000253060A JP5212499A JP5212499A JP2000253060A JP 2000253060 A JP2000253060 A JP 2000253060A JP 5212499 A JP5212499 A JP 5212499A JP 5212499 A JP5212499 A JP 5212499A JP 2000253060 A JP2000253060 A JP 2000253060A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファブリックを相互接続することにより、ス
イッチング性能の低下を抑制し、かつ少ないファブリッ
ク数で多くのノードを接続できるようにする。 【解決手段】 ファブリックF1〜F5は、送受信ポー
トP0〜P7の障害および復旧を検出してルーティング
テーブルT0〜T7のルーティング情報を動的に書き替
えることにより送受信ポートP0〜P7でのトラフィッ
クを平均化してルーティングパスの切り替えおよび切り
戻しを行う。ファブリック相互接続システムは、ファブ
リックF1〜F5を(送受信ポート数+1)台使用し、
各ファブリックF1〜F5の半数本の送受信ポートP0
〜P3をノードN01〜N20にそれぞれ接続し、残り
の半数本の送受信ポートP4〜P7を自ファブリック以
外の他のファブリックの送受信ポートP4〜P7に中間
パスLを介してそれぞれ接続して構築される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファイバチャネルフ
ァブリックスイッチ(以下、ファブリックと略記する)
およびファブリック相互接続システムに関し、特にノー
ド(ホストコンピュータ)間を高速に接続するファブリ
ックおよび複数のファブリックを相互に接続してなるフ
ァブリック相互接続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ファブリックは、ノード間で使われるデ
ータをフレームとして高速に伝送し、かつそれぞれのノ
ード間接続を短いスイッチング時間で動的に切り替える
ことができるノード間接続装置である(例えば、飯田孝
司他著「スーパーサーバーNX7000シリーズ用ファ
イバチャネルファブリックスイッチ」,NEC技報Vo
l.50,No.8/1997参照)。このファブリッ
クは、単体のファブリックを多段構成のマトリクス接続
とすることで、接続ノード数を拡張することが可能であ
る。以下、多段接続されたファブリック全体を、単体の
ファブリックと区別して、ファブリック多段接続システ
ムと呼ぶ。このようなファブリック多段接続システムを
利用した場合でも、複数のファブリックで構成されるス
イッチマトリクスは、ノード側から見た場合、単一のフ
ァブリックとして見えるため、ノード側のアプリケーシ
ョンプログラムを何ら変更することなく、容易にシステ
ムを拡張することができるという利点がある。
【0003】図7は、従来から用いられている3段のフ
ァブリック多段接続システムの一例を示すブロック図で
ある。このファブリック多段接続システムは、各6本の
送受信ポートを有する9台のファブリックF1〜F9を
使用し、上段の3台のファブリックF1,F4,F7
と、中段の3台のファブリックF2,F5およびF8
と、下段の3台のファブリックF3,F6,F9とを、
光ケーブル,金属ケーブル等でなる中間パスL(符号L
は中間パスの全部またはその任意の1つを示す)を介し
て多段接続し、全体として18本の送受信ポートを備え
るように構成したものである。
【0004】この従来のファブリック多段接続システム
では、ファブリックF(符号FはファブリックF1〜F
8の全部または任意1つを示す)間の中間パスLの障害
を基本的には中段に位置するファブリックF2,F5,
F8が検出し、全てのファブリックF1〜F9に通知す
るようになっていた。例えば、図7中に示すように、中
段のファブリックF2と下段のファブリックF3との間
を接続する中間パスLで障害が発生した場合、中段のフ
ァブリックF2がこれを検出し、上段のファブリックF
1,F4,F7および下段のファブリックF6,F9に
対して、ファブリックF2を通ってファブリックF3へ
は到達できないことを知らせ、上段のファブリックF
1,F4,F7および下段のファブリックF6,F9
は、それぞれファブリックF3へのルーティングパス
(送受信ポート間を接続するスイッチマトリクス内の通
過経路)を変更していた。また、ファブリックF3も同
一の中間パスLの障害を検出するが、ファブリックF3
自身は、ファブリックF2へ向かうルーティングパスを
ファブリックF5またはファブリックF8へと変更する
だけであった。
【0005】このように、従来のファブリック多段接続
システムでは、ファブリックFが、中間パスLの障害の
検出時に、自身がファブリック多段接続システムの中段
に位置しているかどうかを認識して、その後の動作(他
のファブリックFへ中間パスLの障害を通知するのか、
単に自身のルーティングパスを変更するのか)を決定す
る必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファブ
リック多段接続システムでは、ファブリックFが中間パ
スLの障害を検出したときに、自身が中段に位置してい
るかどうかを認識し、その後の動作を異ならしめなけれ
ばならなかったので、ファブリックFにおけるファーム
ウェア処理が複雑化するという問題点があった。
【0007】また、ファブリックF間の中間パスLの障
害および復旧に対してトラフィックの平均化を図りなが
ら中間パスLの切り替えを動的に行うことができないと
いう問題点があった。
【0008】さらに、3段以上のファブリックFを通過
してフレームが転送されるようになっていたので、通過
するファブリックFの段数が増えれば増えるほど各ファ
ブリックFでの遅延が累積されてスイッチング性能が低
下するという問題点があった。
【0009】さらにまた、中段にノードと直接接続され
ないファブリックを配置する必要があったので、多数本
の送受信ポートを備えるファブリック相互接続システム
を構築するには多数のファブリックを必要とするという
問題点があった。
【0010】本発明の第1の目的は、ファブリック間の
中間パスの障害および復旧の検出時に、自身の位置によ
らずに常に同一のファームウェア処理を行えばすむよう
にしたファブリックを提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、ファブリッ
ク間の中間パスの障害および復旧の検出時にトラフィッ
クの平均化を図りながら中間パスの切り替えおよび切り
戻しを動的に行うファブリックを提供することにある。
【0012】さらに、本発明の第3の目的は、通常は2
段のファブリックを通過してフレームが転送されるよう
にファブリックを相互接続することにより、スイッチン
グ性能の低下を抑制することができるファブリック相互
接続システムを提供することにある。
【0013】さらにまた、本発明の第4の目的は、ノー
ドと直接接続されないファブリックがないようにファブ
リックを相互接続することにより、少ない数のファブリ
ックで多数本の送受信ポートを備えることができるファ
ブリック相互接続システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のファブリック
は、ルーティング情報を格納するルーティングテーブル
を備える複数本の送受信ポートと、前記複数本の送受信
ポートにそれぞれ接続され、前記ルーティングテーブル
のルーティング情報に基づいて前記送受信ポート間のル
ーティングパスを決定するスイッチマトリクスと、前記
複数の送受信ポートの障害および復旧を検出して前記ル
ーティングテーブルのルーティング情報を動的に書き替
えることによりルーティングパスの切り替えおよび切り
戻しを前記複数本の送受信ポートでのトラフィックを平
均化するように制御する制御用MPUとを有する。前記
ルーティングテーブルは、各送受信ポート対応に、宛先
ファブリック番号および出力先の送受信ポート番号の複
数の組からなるルーティング情報と、パス割当数とを格
納する。前記制御用MPUは、送受信ポートに接続され
た中間パスの障害および復旧を検出あるいは通知された
ときに、該中間パスが接続された送受信ポートのルーテ
ィングテーブルのルーティング情報をパス割当数を参照
しながら動的に書き替えることにより中間パスの切り替
えおよび切り戻しを前記複数本の送受信ポートでのトラ
フィックを平均化するように行う。前記制御用MPUに
よる中間パスの切り替え処理は、障害検出/障害通知受
信ステップと、障害中間パス通過ルーティングパス有無
判定ステップと、正常中間パス探索ステップと、パス割
当数最小判定ステップと、ルーティングパス変更ステッ
プとからなる。前記制御用MPUによる中間パスの切り
戻し処理は、復旧検出/復旧通知受信ステップと、復旧
中間パスのパス割当数初期化ステップと、正常中間パス
探索ステップと、パス割当数最大判定ステップと、ルー
ティングパスの復旧中間パスへの変更ステップと、正常
中間パスのパス割当数平均化判定ステップとからなる。
【0015】また、本発明のファブリック相互接続シス
テムは、複数本の送受信ポートを有するファブリックを
(送受信ポート数+1)台備え、各ファブリックの複数
本の送受信ポートの半数本をノードにそれぞれ接続し、
残りの半数本の送受信ポートを自ファブリック以外の他
のファブリックの送受信ポートに中間パスを介してそれ
ぞれ接続してトポロジを構成したことを特徴とする。特
に、ルーティング情報を格納するルーティングテーブル
を備える複数本の送受信ポートと、前記複数本の送受信
ポートにそれぞれ接続され、前記ルーティングテーブル
のルーティング情報に基づいて前記送受信ポート間のル
ーティングパスを動的に変更するスイッチマトリクス
と、前記複数本の送受信ポートの障害および復旧を検出
して前記ルーティングテーブルのルーティング情報を動
的に書き替えることにより前記複数本の送受信ポートで
のトラフィックを平均化してルーティングパスの切り替
えおよび切り戻しを行う制御用MPUとを有するファブ
リックを(送受信ポート数+1)台備え、各ファブリッ
クの複数本の送受信ポートの半数本をノードにそれぞれ
接続し、残りの半数本の送受信ポートを自ファブリック
以外の他のファブリックの送受信ポートに中間パスを介
してそれぞれ接続してトポロジを構成したことを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態に係るファ
ブリック相互接続システムの構成を示す接続態様図であ
る。本実施の形態に係るファブリック相互接続システム
は、8本の送受信ポートP0〜P7を備える5台のファ
ブリックF1〜F5を使用し、各ファブリックF1〜F
5間を中間パスLを介して互いに相互接続し、全体とし
て20本の送受信ポートP(符号Pは送受信ポートの全
部またはその任意の1つを示す)を備えるように構成し
たものである。
【0018】詳しくは、ファブリックF1は、送受信ポ
ートP0〜P3をノードN01〜N04にそれぞれ接続
され、送受信ポートP4を中間パスLを介してファブリ
ックF2の送受信ポートP7に接続され、送受信ポート
P5を中間パスLを介してファブリックF3の送受信ポ
ートP6に接続され、送受信ポートP6を中間パスLを
介してファブリックF4の送受信ポートP5に接続さ
れ、送受信ポートP7を中間パスLを介してファブリッ
クF5の送受信ポートP4に接続されている。
【0019】ファブリックF2は、送受信ポートP0〜
P3をノードN05〜N08にそれぞれ接続され、送受
信ポートP4を中間パスLを介してファブリックF3の
送受信ポートP7に接続され、送受信ポートP5を中間
パスLを介してファブリックF4の送受信ポートP6に
接続され、送受信ポートP6を中間パスLを介してファ
ブリックF5の送受信ポートP5に接続され、送受信ポ
ートP7を中間パスLを介してファブリックF1の送受
信ポートP4に接続されている。
【0020】ファブリックF3は、送受信ポートP0〜
P3をノードN09〜N12にそれぞれ接続され、送受
信ポートP4を中間パスLを介してファブリックF4の
送受信ポートP7に接続され、送受信ポートP5を中間
パスLを介してファブリックF5の送受信ポートP6に
接続され、送受信ポートP6を中間パスLを介してファ
ブリックF1の送受信ポートP5に接続され、送受信ポ
ートP7を中間パスLを介してファブリックF2の送受
信ポートP4に接続されている。
【0021】ファブリックF4は、送受信ポートP0〜
P3をノードN13〜N14にそれぞれ接続され、送受
信ポートP4を中間パスLを介してファブリックF5の
送受信ポートP7に接続され、送受信ポートP5を中間
パスLを介してファブリックF1の送受信ポートP6に
接続され、送受信ポートP6を中間パスLを介してファ
ブリックF2の送受信ポートP5に接続され、送受信ポ
ートP7を中間パスLを介してファブリックF3の送受
信ポートP4に接続されている。
【0022】ファブリックF5は、送受信ポートP0〜
P3をノードN17〜N20にそれぞれ接続され、送受
信ポートP4を中間パスLを介してファブリックF1の
送受信ポートP7に接続され、送受信ポートP5を中間
パスLを介してファブリックF2の送受信ポートP6に
接続され、送受信ポートP6を中間パスLを介してファ
ブリックF3の送受信ポートP5に接続され、送受信ポ
ートP7を中間パスLを介してファブリックF4の送受
信ポートP4に接続されている。
【0023】ファブリックF1〜F5は、送受信ポート
P0〜P7の各々にルーティングテーブルT0〜T7を
備えており、各送受信ポートP0〜P7で外部から宛先
の付加されたデータ(フレーム)を受信すると、受信し
た送受信ポートP0〜P7のルーティングテーブルT0
〜T7のルーティング情報に基づいて出力先の送受信ポ
ートP0〜P7(出力ポート番号)を決定してフレーム
を送信する機能を持っている。詳しくは、ファブリック
Fは、送受信ポートP0に接続されている中間パスLか
ら、宛先(宛先ファブリック番号)の付加されたフレー
ムを受信すると、宛先がどのファブリックFであるかを
送受信ポートP0のルーティングテーブルT0を検索
し、検索したルーティングテーブルT0のルーティング
情報に基づいて送受信ポートPを決定し、該送受信ポー
トPにフレームを出力する。また、ファブリックFは、
宛先ファブリック番号が自ファブリック番号と一致する
場合には、ルーティングテーブルTを参照せずに宛先の
ポート番号の送受信ポートPにフレームを出力する。以
上の動作により、最終的に宛先のファブリックFに届い
たフレームは、宛先の送受信ポートP、すなわちノード
Nに届けられる。
【0024】なお、ファブリックF1〜F5は、中間パ
スLの障害および復旧を中間パスLを通じて接続されて
いる他のファブリックFに通知する機能を持っている。
【0025】図2は、1台のファブリックFの内部構成
を示すブロック図である。ファブリックFは、8本の送
受信ポートP0〜P7と、スイッチマトリクス20と、
制御用MPU(Micro Processor Un
it)30とを備えている。
【0026】送受信ポートP0〜P7は、図示しない光
/電気変換モジュール,ポート制御部,スイッチインタ
フェース制御部等から構成され、ルーティングテーブル
T0〜T7はスイッチインタフェース制御部に含まれて
いる。
【0027】スイッチマトリクス20は、送受信ポート
P0〜P7にそれぞれ接続され、送受信ポートP0〜P
7間を結ぶルーティングパスを動的に変更できるように
したスイッチLSI(Large Scaled In
tegration)で構成されている。
【0028】制御用MPU6は、ファブリックF全体を
管理しており、ファブリックF内の送受信ポートP0〜
P7の監視,ルーティングテーブルT0〜T7の書き替
えなどを行う。
【0029】ルーティングテーブルT0〜T7は、宛先
毎に出力する送受信ポートPを特定するルーティング情
報と、そのルーティング情報により割り当てられている
中間パスLの数を表すパス割当数とを格納している。な
お、各ファブリックF1〜F5のルーティングテーブル
T0〜T7には、20台のノードN01〜N20間で互
いに通信可能となるようにルーティング情報が格納され
ているものとする。
【0030】図3は、障害検出前のファブリックF1に
おける各送受信ポートP0〜P7対応のルーティングテ
ーブルT0〜T7の内容例を示す図である。各ルーティ
ングテーブルT0〜T7は、各送受信ポートP0〜P7
対応に、宛先ファブリック番号および出力先の送受信ポ
ート番号(出力ポート番号)の複数の組からなるルーテ
ィング情報と、パス割当数とを格納している。ここで、
パス割当数とは、送受信ポートPを出力先とするルーテ
ィングテーブルTがいくつあるかという数であり、その
送受信ポートPへのトラフィックの集中度を判断する目
安となる変数である。図3でいうと、送受信ポートP4
を出力ポートとするようなルーティングパスが送受信ポ
ートP0,P2,P3,P5,P6に1つずつ存在する
ため、パス割当数が7ということになる。
【0031】図4は、障害検出により切り替えられた後
のファブリックF1における各送受信ポートP0〜P7
対応のルーティングテーブルT0〜T7の内容例を示す
図である。
【0032】図5を参照すると、制御用MPU30にお
ける中間パスLの障害検出によるファームウェア処理
(中間パス切り替え処理)は、障害検出/障害通知受信
ステップS101と、障害中間パス通過ルーティングパ
ス有無判定ステップS102と、正常中間パス探索ステ
ップS103と、パス割当数最小判定ステップS104
と、ルーティングパス変更ステップS105とからな
る。
【0033】図6を参照すると、制御用MPU30にお
ける中間パスLの復旧検出によるファームウェア処理
(中間パス切り戻し処理)は、復旧検出/復旧通知受信
ステップS201と、復旧中間パスのパス割当数初期化
ステップS202と、正常中間パス探索ステップS20
3と、パス割当数最大判定ステップS204と、ルーテ
ィングパスの復旧中間パスへの変更ステップS205
と、正常中間パスのパス割当数平均化判定ステップS2
06とからなる。
【0034】次に、このように構成された本実施の形態
に係るファブリック相互接続システの動作について、図
1ないし図6を参照しながら説明する。
【0035】ここでは、図1中に示すように、ファブリ
ックF1の送受信ポートP4とファブリックF2の送受
信ポートP7との間の中間パスLに障害が発生した場合
を考える。
【0036】まず、ファブリックF1の動作を説明す
る。
【0037】ファブリックF1では、制御用MPU30
が、送受信ポートP4に接続された中間パスLに障害が
あることを検出すると、自ファブリックF1内の全ての
送受信ポートP0〜P7のルーティングテーブルT0〜
T7を検索し、送受信ポートP4を出力ポートとするル
ーティング情報があれば、出力ポートを他の送受信ポー
トPに切り替える。
【0038】いま、出力ポートとして送受信ポートP4
が指定されているものが、送受信ポートP4を除く他の
全ての送受信ポートP1,P2,P3,P5,P6,P
7のルーティングテーブルT1,T2,T3,T5,T
6,T7に存在するため、制御用MPU30は、それら
の出力ポートを他の送受信ポートP5,P6,P7に書
き替える。これは、自ファブリックF1からファブリッ
クF2へは直接到達できないので、他のファブリックF
3,F4,F5を経由させるために、その出力先として
送受信ポートP5,P6,P7が存在するためである。
【0039】さらに、制御用MPU30は、送受信ポー
トP5,P6,P7へ切り替える際に、パス割当数を参
照し、パス割当数が最も少ない送受信ポートPから順に
割り振ってゆく。
【0040】詳しくは、制御用MPU30は、送受信ポ
ートP4に接続された中間パスLの障害を検出すると
(ステップS101)、各送受信ポートP1〜P7のル
ーティングテーブルT0〜T7を参照して障害が検出さ
れた中間パスLに接続された送受信ポートP4を通るル
ーティング情報があるかどうかを判断する(ステップS
102)。いま、送受信ポートP4を通るルーティング
情報があるので、制御用MPU30は、正常な中間パス
Lを探索し(ステップS103)、パス割当数が最小の
中間パスLを選択し(ステップS104)、その中間パ
スLにルーティングパスを変更してパス割当数を1つイ
ンクリメントする(ステップS105)。この後、制御
用MPU30は、制御をステップS102に戻し、ステ
ップS102〜S105を、ステップS102で障害が
検出された中間パスLに接続された送受信ポートP4を
通るルーティング情報がなくなるまで繰り返す。
【0041】その結果、送受信ポートP4のパス割当数
は0となり、送受信ポートP5,P6,P7のパス割当
数は、それぞれ10,9,9となる。この切り替え後の
ルーティングテーブルT1〜T7の内容例を、図4に示
す。このようにして、特定の送受信ポートPにトラフィ
ックが集中することなく平均的にルーティングパスの切
り替えができたことになる。
【0042】同様に、中間パスLの障害を検出したファ
ブリックF2においても、ルーティングパスの切り替え
手順がファームウェアで実行されるが、その切り替え手
順は全く同様であるので、その詳しい説明を割愛する。
【0043】続いて、このときの中間パスLの障害を直
接検出し得ないファブリックFの動作について説明す
る。ここでは、ファブリックF3を例にとって説明す
る。
【0044】障害を検出したファブリックF1から自フ
ァブリックF1を通ってファブリックF2へは到達でき
ないことを、ファブリックF2から自ファブリックF2
を通ってファブリックF1へは到達できないことをそれ
ぞれ通知されると(ステップS101)、それらの通知
を受け取ったファブリックF3の制御用MPU30は、
それぞれ宛先がファブリックF1であるルーティングテ
ーブルT0〜T7にファブリックF2を向いているもの
があれば(ステップS102)、それを他の送受信ポー
トPに切り替え、宛先がファブリックF2であるルーテ
ィングテーブルTにファブリックF1を向いているもの
があれば、それを他の送受信ポートPに切り替える(ス
テップS103,S104)。このときも、制御用MP
U30は、パス割当数を参照しつつ少ないものへと優先
的に割り当てることにより、特定の送受信ポートPにト
ラフィックが集中しないようにしてトラフィックの平均
化を図る。
【0045】次に、障害により未使用となっていた中間
パスLが復旧した場合について説明する。
【0046】上記までのファブリックF1の送受信ポー
トP1とファブリックF2の送受信ポートP7との間の
中間パスLが障害で使用できなくなっている状態から復
旧した場合を例にとって説明する。
【0047】ファブリックF1およびF2の制御用MP
U30は、送受信ポートP1およびP7に接続された中
間パスLが復旧したことを検出すると(ステップS20
1)、復旧された中間パスLのパス割当数を初期化し
(ステップS202)、復旧された中間パスL以外の正
常な中間パスLを探索し(ステップS203)、パス割
当数が最大かどうかを判断する(ステップS204)。
パス割当数が最大でなければ、制御用MPU30は、ス
テップS203に制御を戻す。パス割当数が最大であれ
ば、制御用MPU30は、パス割当数が最大の中間パス
Lのルーティングパスを復旧された中間パスLに変更し
(ステップS205)、変更した中間パスLのパス割当
数を1つ減らす(ステップS205)。続いて、制御用
MPU30は、正常な中間パスLのパス割当数が平均化
されたかどうかを判断し(ステップS206)、平均化
されていなければステップS203に制御を戻して、ス
テップS203〜S206を繰り返す。そして、ステッ
プS206で正常な中間パスLのパス割当数が平均化さ
れると、制御用MPU30は、処理を終了する。
【0048】また、ファブリックF1およびF2の制御
用MPU30は、送受信ポートP1およびP7に接続さ
れた中間パスLが復旧したことを検出すると、その旨を
全ての接続先のファブリックF3,F4,F5に対して
通知する。
【0049】中間パスLの復旧通知を受けたファブリッ
クF3,F4,F5の制御用MPU30は、切り替えと
は逆の論理で、すなわちパス割当数の最も多い送受信ポ
ートPを出力ポート番号としているルーティングテーブ
ルT0〜T7を検索し、それをパス割当数の最も少ない
送受信ポートPに切り替えることにより、トラフィック
の平均化を行う。
【0050】なお、上記実施の形態では、8本の送受信
ポートP0〜P7を有するファブリックF1〜F5を5
台使用してファブリック相互接続システムを構築した例
について説明したが、16本の送受信ポートPを有する
ファブリックFの場合には9台を使用してファブリック
相互接続システムを構築することができ、32本の送受
信ポートPを有するファブリックFの場合には17台を
使用してファブリック相互接続システムを構築すること
ができる。すなわち、M本の送受信ポートPを有するフ
ァブリックFの場合、(M/2+1)台を使用して、各
ファブリックFのM/2本の送受信ポートPをノードN
にそれぞれ接続し、残りのM/2本の送受信ポートPを
自ファブリックF以外の他のファブリックFの送受信ポ
ートPに中間パスLを介してそれぞれ接続してファブリ
ック相互接続システムを構成することができる。
【0051】
【発明の効果】第1の効果は、ファブリックは自身の位
置によらずに常に同一のファームウェア処理を行えばす
むようになるということである。その理由は、制御用M
PUにより任意に書き替え可能なルーティングテーブル
を送受信ポート対応に備え、中間パスの障害および復旧
の検出に際してルーティング情報を動的に書き替えるよ
うにしたからである。
【0052】第2の効果は、ファブリック間の中間パス
の障害および復旧の検出時にトラフィックの平均化を図
りながら中間パスの切り替えおよび切り戻しを動的に行
うことができるということである。その理由は、ルーテ
ィングテーブルにおいてパス割当数を管理することによ
り、中間パスの切り替えおよび切り戻しに際して特定の
中間パスにトラフィックが集中することがないようにし
たからである。
【0053】第3の効果は、スイッチング性能が低下す
るおそれが少ないということである。その理由は、ファ
ブリックを相互接続することにより、通常は2段のファ
ブリックを通過してフレームが転送されるようにしたか
らである。
【0054】第4の効果は、少ない数のファブリックで
多数の送受信ポートを備えるファブリック相互接続シス
テムを容易に構成することができるということである。
その理由は、ファブリックを相互接続することにより、
従来のファブリック多段接続システムにおける中段のフ
ァブリックのように、ノードと直接接続されないファブ
リックが生じないようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るファブリック相互
接続システムの接続態様図である。
【図2】図1中のファブリックの構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図3】図1中のファブリックのルーティングテーブル
の一例(通常時)を示す図である。
【図4】図1中のファブリックのルーティングテーブル
の一例(障害後)を示す図である。
【図5】図1中のファブリックにおける中間パスの障害
検出によるパス切り替え処理を示す流れ図である。
【図6】図1中のファブリックにおける中間パスの復旧
検出によるパス切り戻し処理を示す流れ図である。
【図7】従来のファブリック多段接続システムの構成例
を示す図である。
【符号の説明】
20 スイッチマトリクス 30 制御用MPU F1〜F5 ファブリック L 中間パス N01〜N20 ノード P0〜P7 送受信ポート S101 障害検出/障害通知受信ステップ S102 障害中間パス通過ルーティングパス有無判定
ステップ S103 正常中間パス探索ステップ S104 パス割当数最小判定ステップ S105 ルーティングパス変更ステップ S201 復旧検出/復旧通知受信ステップ S202 復旧中間パスのパス割当数初期化ステップ S203 正常中間パス探索ステップ S204 パス割当数最大判定ステップ S205 ルーティングパスの復旧中間パスへの変更ス
テップ S206 正常中間パスのパス割当数平均化判定ステッ
プ T0〜T7 ルーティングテーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーティング情報を格納するルーティン
    グテーブルを備える複数本の送受信ポートと、前記複数
    本の送受信ポートにそれぞれ接続され、前記ルーティン
    グテーブルのルーティング情報に基づいて前記送受信ポ
    ート間のルーティングパスを決定するスイッチマトリク
    スと、前記複数の送受信ポートの障害および復旧を検出
    して前記ルーティングテーブルのルーティング情報を動
    的に書き替えることによりルーティングパスの切り替え
    および切り戻しを前記複数本の送受信ポートでのトラフ
    ィックを平均化するように制御する制御用MPUとを有
    することを特徴とするファブリック。
  2. 【請求項2】 前記ルーティングテーブルが、各送受信
    ポート対応に、宛先ファブリック番号および出力先の送
    受信ポート番号の複数の組からなるルーティング情報
    と、パス割当数とを格納する請求項1記載のファブリッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記制御用MPUが、送受信ポートに接
    続された中間パスの障害および復旧を検出あるいは通知
    されたときに、該中間パスが接続された送受信ポートの
    ルーティングテーブルのルーティング情報をパス割当数
    を参照しながら動的に書き替えることにより中間パスの
    切り替えおよび切り戻しを前記複数本の送受信ポートで
    のトラフィックを平均化するように行う請求項2記載の
    ファブリック。
  4. 【請求項4】 前記制御用MPUによる中間パスの切り
    替え処理が、障害検出/障害通知受信ステップと、障害
    中間パス通過ルーティングパス有無判定ステップと、正
    常中間パス探索ステップと、パス割当数最小判定ステッ
    プと、ルーティングパス変更ステップとからなる請求項
    3記載のファブリック。
  5. 【請求項5】 前記制御用MPUによる中間パスの切り
    戻し処理が、復旧検出/復旧通知受信ステップと、復旧
    中間パスのパス割当数初期化ステップと、正常中間パス
    探索ステップと、パス割当数最大判定ステップと、ルー
    ティングパスの復旧中間パスへの変更ステップと、正常
    中間パスのパス割当数平均化判定ステップとからなる請
    求項3記載のファブリック。
  6. 【請求項6】 複数本の送受信ポートを有するファブリ
    ックを(送受信ポート数+1)台備え、各ファブリック
    の複数本の送受信ポートの半数本をノードにそれぞれ接
    続し、残りの半数本の送受信ポートを自ファブリック以
    外の他のファブリックの送受信ポートに中間パスを介し
    てそれぞれ接続してトポロジを構成したことを特徴とす
    るファブリック相互接続システム。
  7. 【請求項7】 ルーティング情報を格納するルーティン
    グテーブルを備える複数本の送受信ポートと、前記複数
    本の送受信ポートにそれぞれ接続され、前記ルーティン
    グテーブルのルーティング情報に基づいて前記送受信ポ
    ート間のルーティングパスを動的に変更するスイッチマ
    トリクスと、前記複数本の送受信ポートの障害および復
    旧を検出して前記ルーティングテーブルのルーティング
    情報を動的に書き替えることにより前記複数本の送受信
    ポートでのトラフィックを平均化してルーティングパス
    の切り替えおよび切り戻しを行う制御用MPUとを有す
    るファブリックを(送受信ポート数+1)台備え、各フ
    ァブリックの複数本の送受信ポートの半数本をノードに
    それぞれ接続し、残りの半数本の送受信ポートを自ファ
    ブリック以外の他のファブリックの送受信ポートに中間
    パスを介してそれぞれ接続してトポロジを構成したこと
    を特徴とするファブリック相互接続システム。
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