JP2000251823A - 走査型荷電粒子ビーム装置における試料傾斜観察方法 - Google Patents

走査型荷電粒子ビーム装置における試料傾斜観察方法

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JP2000251823A JP11048093A JP4809399A JP2000251823A JP 2000251823 A JP2000251823 A JP 2000251823A JP 11048093 A JP11048093 A JP 11048093A JP 4809399 A JP4809399 A JP 4809399A JP 2000251823 A JP2000251823 A JP 2000251823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料傾斜時の観察位置のずれをなくして、画
像観察を行うことができる走査型荷電粒子ビーム装置に
おける試料傾斜観察方法を実現する。 【解決手段】 試料交換後オートフォーカス機能により
試料の高さ位置が求められ、この求められた高さ位置と
真のユーセントリックの高さ位置との差が求められる。
この差に基づいてCPU16は、あらかじめ記憶してお
いた式や補正テーブルなどにより換算処理を行い、試料
の傾斜角に対するX方向の画像の移動量を算出する。得
られたX方向の移動量は、CPU16によりイメージシ
フト駆動回路18を介してイメージシフトコイル17に
供給される。イメージシフトコイル17は電子ビームE
Bを偏向し、傾斜によってずれた量だけ観察視野を移動
させる。この結果、試料が基準高さ位置にセットされて
いない場合でも試料の傾斜による観察視野の移動は補正
され、観察者は視野移動のない画面を観察することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査電子顕微鏡等
の走査型荷電粒子ビーム装置に関し、特に、試料を傾斜
させて像観察する際に用いて好適な走査型荷電粒子ビー
ム装置における試料傾斜観察方法に関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡では、電子銃からの電子
ビームをコンデンサレンズと対物レンズによって試料上
に集束し、更に電子ビームを2次元的に走査している。
そして、試料への電子ビームの照射によって発生した2
次電子等を検出し、検出信号を電子ビームの走査に同期
した陰極線管に供給し、試料の走査像を得るようにして
いる。
【0003】このような走査電子顕微鏡を用いて試料の
像観察を行う際、試料の断面を観察する場合などでは、
試料を傾斜させて観察を行っている。試料傾斜を行い画
像観察する場合、ステージ系にユーセントリック機能を
備えることが必要である。すなわち、各構成要素の機械
的な配置により、試料を傾斜させる際、傾斜前と傾斜後
で視野が移動しないようにすることが必要である。
【0004】ユーセントリック動作を行う場合、ステー
ジの傾斜軸に目視によって試料表面の高さを合わせる
か、あるいは、治具等を用いて高さ合わせを行うように
している。ステージの傾斜軸に試料表面の高さが一致す
ることができた場合、図1に示すように、試料を傾斜さ
せると観察画面上を中心として試料の傾斜が行われる。
図1において、傾斜前の試料1が傾斜によって1´の位
置となる。Oは光軸であり、試料1表面と光軸Oとが交
差した位置P(傾斜軸)を中心として試料が角度θ傾斜
させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、試料表
面の高さを傾斜軸Pに一致させることを目視で行うこと
は困難であり、傾斜軸と試料表面高さが一致しないケー
スが多い。図2は傾斜軸と試料表面高さが一致せず、傾
斜軸Pと試料1の表面高さLだけずれがある場合を示し
ており、水平方向に配置された試料1を角度θ傾斜させ
ると、1´の状態となる。この結果、水平位置での観察
位置Sは、X方向にx,Z方向(高さ方向)にzだけず
れたS´に移動し、光軸Oからずれることから、視野の
移動が発生してしまう。
【0006】更に、目視や治具によって試料表面を傾斜
軸に合わせることができたとしても、ステージに試料ホ
ルダを取り付けた時の機械的な公差により、高さ誤差が
発生したり、ステージの傾斜軸と光軸とのX−Y方向の
位置のずれにより、試料の傾斜による視野のずれが発生
する。
【0007】図3はX方向の位置ずれによる試料傾斜時
の視野のずれを説明するための図であり、試料ステージ
に試料ホルダをセットした時、電子ビームの光軸Oと傾
斜軸Pの傾斜軸中心P´とが距離Lだけずれている場合
を示している。この場合、水平方向に位置されている試
料1の観察位置はSであるが、この観察位置は、傾斜に
よって試料が1´の位置になると、X方向にx、Z方向
(高さ方向)にzだけずれたS´の位置に移動する。
【0008】このように、試料の表面と傾斜軸の高さが
ずれていたり、傾斜軸中心と光軸とがずれていると、観
察画面上では、試料傾斜と共に観察したい位置がずれて
いってしまう。特に、高倍率における像観察では、観察
画面上から観察した試料像が外れてしまう現象が生じ
る。この現象が生じると、試料のX,Yの位置を補正
し、そして傾斜をやり直さねばならず、極めて作業が煩
雑となる。
【0009】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、試料傾斜時の観察位置のずれをな
くして、画像観察を行うことができる走査型荷電粒子ビ
ーム装置における試料傾斜観察方法を実現するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に基づく走査
型荷電粒子ビーム装置における試料傾斜観察方法は、X
−Y移動、傾斜ができるステージ上の試料に荷電粒子ビ
ームを照射すると共に、試料上で荷電粒子ビームを2次
元的に走査し、試料への荷電粒子ビームの照射によって
得られた信号に基づき試料の走査像を表示するように構
成された走査型荷電粒子ビーム装置において、試料の傾
斜観察を行う際にオートフォーカス機能により試料の高
さ位置を求め、ステージ傾斜による試料の傾斜角とこの
高さ位置に基づいて観察位置のずれ量を求め、試料傾斜
後の電子ビームと試料との相対的な関係を補正するよう
にしたことを特徴としている。
【0011】第1の発明では、試料傾斜後に、あらかじ
めオートフォーカス機能で求めた試料の高さ位置と、ス
テージ傾斜による試料の傾斜角とに基づいて観察位置の
ずれ量を求め、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
的な関係を補正して、傾斜後でも観察位置のずれを防止
する。
【0012】第2の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項1の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
の補正として、X方向の位置を補正する。
【0013】第3の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項2の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
の補正が、X方向の位置について行われ、このX方向の
位置をイメージシフトにより補正する。
【0014】第4の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項2の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
補正が、X方向の位置について行われ、このX方向の位
置を機械的な試料の移動により補正する。
【0015】第5の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項1の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
の補正として、試料の高さ方向の位置を補正する。
【0016】第6の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項5の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
の補正が、試料の高さ方向の位置について行われ、この
高さ方向の位置に基づくフォーカスのずれを電気的に補
正する。
【0017】第7の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、請求項5の発明にお
いて、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係
の補正が、試料の高さ方向の位置について行われ、この
高さ方向の位置を機械的な試料の移動により補正する。
【0018】第8の発明に基づく走査型荷電粒子ビーム
装置における試料傾斜観察方法は、X−Y移動、傾斜が
できるステージ上の試料に荷電粒子ビームを照射すると
共に、試料上で荷電粒子ビームを2次元的に走査し、試
料への荷電粒子ビームの照射によって得られた信号に基
づき試料の走査像を表示するように構成された走査型荷
電粒子ビーム装置において、試料の傾斜観察を行う際に
オートフォーカス機能により試料の高さ位置を求め、傾
斜角とこの高さ位置に基づいて観察位置のずれ量を求
め、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係を
補正すると共に、光軸と傾斜軸中心とのずれ量に基づき
試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関係を補正
するようにしたことを特徴としている。
【0019】第8の発明では、試料傾斜後に、あらかじ
めオートフォーカス機能で求めた試料の高さ位置と、ス
テージ傾斜による試料の傾斜角とに基づいて観察位置の
ずれ量を求め、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
的な関係を補正すると共に、光軸と傾斜軸中心とのずれ
量に基づき試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な
関係を補正して、傾斜後でも観察位置のずれを防止す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図4は本発明に基づく走査
電子顕微鏡の一例を示す図であり、図示していない電子
銃から発生し加速された電子ビームは、図示していない
コンデンサレンズと対物レンズ10によって試料11上
に細く集束される。電子ビームは更に走査コイル(図示
せず)によって試料11の所望領域で2次元的に走査さ
れる。
【0021】電子ビームの試料11への照射によって発
生した2次電子は、2次電子検出器12によって検出さ
れ、検出信号は増幅器13を介して電子ビームの走査と
同期した陰極線管14に供給される。この結果、陰極線
管14には試料の走査像が表示される。増幅器13から
の検出信号はDA変換器15にも供給されており、DA
変換器15によってディジタル信号に変換された信号
は、CPU16に供給される。
【0022】電子ビームEBの光軸に沿ってイメージシ
フトコイル17が配置されているが、このイメージシフ
トコイル17へのイメージシフト信号は、CPU16か
ら駆動回路18を介して供給される。対物レンズ10は
CPU16によって制御されるフォーカス制御回路19
によって制御される。また、試料11はステージ20上
に配置されており、ステージ20は、モータ駆動回路2
1によってX−Y水平移動、傾斜、回転がなされるよう
に構成されている。なお、CPU16には、メモリー2
2が接続されており、このメモリー22には、各種の補
正情報等が格納されている。このような構成の動作を次
に説明する。
【0023】走査電子顕微鏡像を観察する場合、電子ビ
ームが対物レンズ10によって試料11上に細く集束さ
れ、更に、電子ビームEBは2次元的に走査される。試
料11への電子ビームの照射によって発生した2次電子
は、2次電子検出器12によって検出される。検出信号
は、増幅器13を介して電子ビームの走査に同期した陰
極線管14に輝度変調信号として供給されることから、
陰極線管14には試料の走査2次電子像が表示される。
【0024】次に試料の傾斜観察について説明する。試
料11を試料ステージ20にセットした際の傾斜軸中心
P´と光軸Oとがずれている場合(機械的ユーセントリ
ック位置の誤差)、図3で説明したように、高さ方向
(Z方向)でz、傾斜ずれ方向(X方向)でxだけ観察
位置のずれが発生する。これは固定のパラメータである
ため、あらかじめ各傾斜角に対する補正値z,xの値を
求めメモリー22に記憶させておく。この図3の場合、
光軸Oと傾斜軸中心P´との間のずれ量はLであるた
め、補正値z,xは次の通りとなる。
【0025】z=L・sinθ x=L−L・cosθ この結果、試料11を傾斜させた際には、傾斜角θに応
じて補正値z,xをメモリー22から読み出す。補正値
zに関しては、CPU16は対物レンズ10のフォーカ
ス制御回路19を制御し、この補正値zに応じて電子ビ
ームのフォーカスを調整し、傾斜によってZ方向のずれ
が生じてもフォーカスが合うようにされる。
【0026】一方、X方向の補正値xについては、CP
U16はイメージシフト駆動回路18を介してイメージ
シフトコイル17に補正値xに応じた信号を供給する。
イメシーシフトコイル17は、電子ビームEBを偏向
し、傾斜によってずれた量だけ観察視野を移動させる。
この結果、機械的ユーセントリック位置がずれていて
も、試料の傾斜により観察視野は移動せず、また、フォ
ーカスがずれることもなくなる。
【0027】次に、試料11が傾斜軸の高さとずれてス
テージ20にセットされた場合、図2で説明したよう
に、X方向にx、Z方向(高さ方向)にzにずれが発生
し、そのずれの補正動作について説明する。まず最初
に、試料交換後オートフォーカス機能により試料の高さ
位置を求める。このため、CPU16はフォーカス制御
回路19を制御してステップ状に電子ビームのフォーカ
スを変化させ、各ステップごとに電子ビームの試料上の
2次元走査を行う。
【0028】この2次元走査によって発生した2次電子
は、検出器12によって検出され、検出信号は増幅器1
3、DA変換器15を介してCPU16に供給される。
CPU16は、各ステップ状のフォーカス位置ごとに検
出された信号を積算し、最大の積算値が得られたときの
フォーカス位置を求める。このフォーカス位置の値か
ら、試料表面の高さ方向の位置が求められ、例えば、図
2の場合、この測定された高さ位置(試料の表面S)と
真のユーセントリックの高さ位置(傾斜軸P)との差L
が求められる。
【0029】この求められた差Lに基づいてCPU16
は、あらかじめ傾斜角に対する補正値z,xの値を求め
メモリー22に記憶しておく。この補正値Z、Xは次式
の通りとなる。
【0030】z=L−L・cosθ x=−L・sinθ そして、図3の場合と同様に、試料11を傾斜させた際
には、傾斜角θに応じて補正値z,xをメモリー22か
ら読み出す。補正値zに関しては、CPU16は対物レ
ンズ10のフォーカス制御回路19を制御し、この補正
値zに応じて電子ビームのフォーカスを調整し、傾斜に
よってZ方向のずれが生じてもフォーカスが合うように
される。
【0031】補正値xについては、CPU16はイメー
ジシフト駆動回路18を介してイメージシフトコイル1
7に補正値xに応じた信号を供給する。イメージシフト
コイル17は、電子ビームEBを偏向し、傾斜によって
ずれた量だけ観察視野を移動させる。
【0032】この結果、試料が基準高さ位置にセットさ
れていない場合でも試料の傾斜による観察視野の移動は
補正され、観察者は視野移動のない画面を観察すること
ができる。
【0033】以上本発明の実施の形態を詳述したが、本
発明はこの形態に限定されない。例えば、走査電子顕微
鏡について説明したが、イオンビームを走査する装置に
も本発明を適用することができる。また、ユーセントリ
ックの補正をイメージシフトによる像移動とフォーカス
調整で行ったが、X方向のずれ量とZ方向のずれ量をモ
ータ駆動回路21に供給し、ステージ20のX方向とZ
方向の機械的な移動によってずれ量の補正を行うように
しても良い。この場合、メモリー22にずれ量のしきい
値を記憶させておき、CPU16はこのしきい値に基づ
き、機械的な補正か電気的な補正かを選択できるように
することは有効である。
【0034】更に、上記では、X方向とZ方向の補正動
作について説明したが、Y方向の傾斜軸に機械的な公差
によってユーセントリック位置の誤差が生じる場合に
は、この誤差の補正をX方向の補正動作と同様にして行
うことができる。更にまた、倍率や観察画像の焦点深度
によって補正が必要とする精度が異なる。このため、倍
率や観察画像の焦点深度によって、機械的なモータ駆動
による補正か、電気的なイメージシフトによる補正かを
切り換えるように構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、第1から第7の発
明では、試料傾斜後に、あらかじめオートフォーカス機
能で求めた試料の高さ位置と、ステージ傾斜による試料
の傾斜角とに基づいて観察位置のずれ量を求め、試料傾
斜後の電子ビームと試料との相対的な関係を補正するよ
うにしたので、傾斜後でも観察位置のずれを防止するこ
とができる。
【0036】第8の発明では、試料傾斜後に、あらかじ
めオートフォーカス機能で求めた試料の高さ位置と、ス
テージ傾斜による試料の傾斜角とに基づいて観察位置の
ずれ量を求め、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
的な関係を補正すると共に、光軸と傾斜軸中心とのずれ
量に基づき試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な
関係を補正するようにしたので、傾斜後でも観察位置の
ずれを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料がユーセントリックの位置にあるときの試
料の傾斜を示す図である。
【図2】試料が基準高さからずれてセットされたときの
試料の傾斜を示す図である。
【図3】光軸と試料の傾斜軸中心とがずれているときの
試料の傾斜を示す図である。
【図4】本発明に基づく方法を実施するための走査電子
顕微鏡の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 対物レンズ 11 試料 12 2次電子検出器 13 増幅器 14 陰極線管 15 DA変換器 16 CPU 17 イメージシフトコイル 18 駆動回路 19 フォーカス制御回路 20 ステージ 21 モータ駆動回路 22 メモリー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X−Y移動、傾斜ができるステージ上の
    試料に荷電粒子ビームを照射すると共に、試料上で荷電
    粒子ビームを2次元的に走査し、試料への荷電粒子ビー
    ムの照射によって得られた信号に基づき試料の走査像を
    表示するように構成された走査型荷電粒子ビーム装置に
    おいて、試料の傾斜観察を行う際にオートフォーカス機
    能により試料の高さ位置を求め、ステージ傾斜による試
    料の傾斜角とこの高さ位置に基づいて観察位置のずれ量
    を求め、試料傾斜後の電子ビームと試料との相対的な関
    係を補正するようにした荷電粒子ビーム装置における試
    料傾斜観察方法。
  2. 【請求項2】 試料傾斜の方向がX方向であり、試料傾
    斜後の電子ビームと試料との相対的な関係の補正は、X
    方向について行われる請求項1記載の荷電粒子ビーム装
    置における試料傾斜観察方法。
  3. 【請求項3】 試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
    的な関係の補正が、X方向について行われ、このX方向
    の位置はイメージシフトにより補正される請求項2記載
    の荷電粒子ビーム装置における試料傾斜観察方法。
  4. 【請求項4】 試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
    的な関係の補正が、X方向について行われ、このX方向
    の位置は機械的な試料の移動により補正される請求項2
    記載の荷電粒子ビーム装置における試料傾斜観察方法。
  5. 【請求項5】 試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
    的な関係の補正は、試料の高さ方向の位置について行わ
    れる請求項1記載の荷電粒子ビーム装置における試料傾
    斜観察方法。
  6. 【請求項6】 試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
    的な関係の補正が、試料の高さ方向の位置について行わ
    れ、この高さ方向の位置に基づくフォーカスのずれが電
    気的に補正される請求項5記載の荷電粒子ビーム装置に
    おける試料傾斜観察方法。
  7. 【請求項7】 試料傾斜後の電子ビームと試料との相対
    的な関係の補正が、試料の高さ方向の位置について行わ
    れ、この高さ方向の位置は機械的な試料の移動により補
    正される請求項5記載の荷電粒子ビーム装置における試
    料傾斜観察方法。
  8. 【請求項8】 X−Y移動、傾斜ができるステージ上の
    試料に荷電粒子ビームを照射すると共に、試料上で荷電
    粒子ビームを2次元的に走査し、試料への荷電粒子ビー
    ムの照射によって得られた信号に基づき試料の走査像を
    表示するように構成された走査型荷電粒子ビーム装置に
    おいて、試料の傾斜観察を行う際にオートフォーカス機
    能により試料の高さ位置を求め、傾斜角とこの高さ位置
    に基づいて観察位置のずれ量を求め、試料傾斜後の電子
    ビームと試料との相対的な関係を補正すると共に、光軸
    と傾斜軸中心とのずれ量に基づき試料傾斜後の電子ビー
    ムと試料との相対的な関係を補正するようにした荷電粒
    子ビーム装置における試料傾斜観察方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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