JP2000251553A - スイッチ、および、スイッチを備えた玩具 - Google Patents
スイッチ、および、スイッチを備えた玩具Info
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- JP2000251553A JP2000251553A JP11054414A JP5441499A JP2000251553A JP 2000251553 A JP2000251553 A JP 2000251553A JP 11054414 A JP11054414 A JP 11054414A JP 5441499 A JP5441499 A JP 5441499A JP 2000251553 A JP2000251553 A JP 2000251553A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部から加わった力を検知するスイッチであ
って、スイッチ全体として柔軟性を有し、かつ、単純な
構成によって低コストで実現可能なスイッチを提供す
る。 【解決手段】 スイッチ1の筐体となる可撓性の導体筒
2と、この導体筒2内の中空部分において導体筒2の軸
中心を通るように配設された可撓性の導体軸3と、導体
筒2および導体軸3の軸方向に沿って、導体筒2および
導体軸と一体となって固定された可撓性の絶縁ゴム部材
4,4,4と、によって構成されるスイッチ1であっ
て、導体筒2には、その表面内部を軸方向に沿って貫通
する電極接続孔5が設けられ、さらに、導体軸3には、
その軸中心部分を貫通する電極接続孔6が設けられる。
そして、操作時にスイッチ1の外部から力が加わると、
導体筒2が屈曲または変形して凹部が生じ、この凹部の
内面が導体軸3の表面と接触して導体筒2と導体軸3と
が導通する。
って、スイッチ全体として柔軟性を有し、かつ、単純な
構成によって低コストで実現可能なスイッチを提供す
る。 【解決手段】 スイッチ1の筐体となる可撓性の導体筒
2と、この導体筒2内の中空部分において導体筒2の軸
中心を通るように配設された可撓性の導体軸3と、導体
筒2および導体軸3の軸方向に沿って、導体筒2および
導体軸と一体となって固定された可撓性の絶縁ゴム部材
4,4,4と、によって構成されるスイッチ1であっ
て、導体筒2には、その表面内部を軸方向に沿って貫通
する電極接続孔5が設けられ、さらに、導体軸3には、
その軸中心部分を貫通する電極接続孔6が設けられる。
そして、操作時にスイッチ1の外部から力が加わると、
導体筒2が屈曲または変形して凹部が生じ、この凹部の
内面が導体軸3の表面と接触して導体筒2と導体軸3と
が導通する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性を有する導
体によって構成されたスイッチ、および、スイッチを備
えた玩具に関する。
体によって構成されたスイッチ、および、スイッチを備
えた玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導電性ゴムをはじめとして、柔軟
性を有する導体材料が広く利用されるようになった。こ
のような柔軟性導体材料のうち、圧力が加わることによ
って電気抵抗値が変化する感圧導電ゴムを利用したスイ
ッチが知られている。
性を有する導体材料が広く利用されるようになった。こ
のような柔軟性導体材料のうち、圧力が加わることによ
って電気抵抗値が変化する感圧導電ゴムを利用したスイ
ッチが知られている。
【0003】例えば、特開昭63−32330号公報に
開示されたように、上記の感圧導電ゴムを挟むように電
極を取り付けて構成される圧力センサが知られている。
この圧力センサによれば、感圧導電ゴムを挟む電極間に
おける電気抵抗値の変化によって当該圧力センサに対す
る圧力の有無を検知する。
開示されたように、上記の感圧導電ゴムを挟むように電
極を取り付けて構成される圧力センサが知られている。
この圧力センサによれば、感圧導電ゴムを挟む電極間に
おける電気抵抗値の変化によって当該圧力センサに対す
る圧力の有無を検知する。
【0004】また、実開昭63−194447号公報に
開示されたように、導電性ゴムを利用した圧力感知スイ
ッチも知られていた。この圧力感知スイッチは、棒状の
剛体部材の周囲に、剛体部材と離隔した状態で導電性ゴ
ムの筒を配設して構成され、圧力が加わった際に導電性
ゴムの筒が変形して剛体部材に当接することにより、導
電性ゴムの筒と剛体部材とが導通するものである。
開示されたように、導電性ゴムを利用した圧力感知スイ
ッチも知られていた。この圧力感知スイッチは、棒状の
剛体部材の周囲に、剛体部材と離隔した状態で導電性ゴ
ムの筒を配設して構成され、圧力が加わった際に導電性
ゴムの筒が変形して剛体部材に当接することにより、導
電性ゴムの筒と剛体部材とが導通するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の導電性ゴムを利用したスイッチあるいは圧力セ
ンサは、圧力が加わった際に導電性ゴムが変形して剛体
部材に圧接される構成であり、剛体部材として金属導体
等の硬い部材を利用していた。このため、スイッチある
いは圧力センサ全体としては、硬い触感を有するもので
あった。
な従来の導電性ゴムを利用したスイッチあるいは圧力セ
ンサは、圧力が加わった際に導電性ゴムが変形して剛体
部材に圧接される構成であり、剛体部材として金属導体
等の硬い部材を利用していた。このため、スイッチある
いは圧力センサ全体としては、硬い触感を有するもので
あった。
【0006】従って、例えば、ぬいぐるみ等の柔軟性を
有する玩具に適用する場合には、内部に硬いスイッチが
内蔵されていることが利用者にすぐに分かってしまい、
柔らかな玩具に特有の触感を損なうとともに、興趣性を
損なうという問題点があった。
有する玩具に適用する場合には、内部に硬いスイッチが
内蔵されていることが利用者にすぐに分かってしまい、
柔らかな玩具に特有の触感を損なうとともに、興趣性を
損なうという問題点があった。
【0007】さらに、上記従来のスイッチあるいは圧力
センサの構成は比較的複雑であり、部品点数も多いた
め、低コストで製造することは困難であった。
センサの構成は比較的複雑であり、部品点数も多いた
め、低コストで製造することは困難であった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するため、外
部から加わった力を検知するスイッチであって、スイッ
チ全体として柔軟性を有し、かつ、単純な構成によって
低コストで実現可能なスイッチを提供することを目的と
する。
部から加わった力を検知するスイッチであって、スイッ
チ全体として柔軟性を有し、かつ、単純な構成によって
低コストで実現可能なスイッチを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明のスイッチは、可撓性の導体管
と、この導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分
を通る可撓性の導体棒と、一端を前記導体棒の表面に当
該導体棒の軸方向に沿って固定されるとともに、他端を
前記導体管の内面に当該導体管の軸方向に沿って固定さ
れる可撓性の絶縁部材と、を備えることを特徴とする構
成とした。
め、請求項1記載の発明のスイッチは、可撓性の導体管
と、この導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分
を通る可撓性の導体棒と、一端を前記導体棒の表面に当
該導体棒の軸方向に沿って固定されるとともに、他端を
前記導体管の内面に当該導体管の軸方向に沿って固定さ
れる可撓性の絶縁部材と、を備えることを特徴とする構
成とした。
【0010】ここで、導体管としては、例えば導電性ゴ
ムや導電性を有する樹脂等によって形成された可撓性の
チューブが挙げられる。また、導体棒としては、例え
ば、導電性ゴムや導電性を有する樹脂等を棒状に形成し
たものが挙げられる。さらに、絶縁部材としては、例え
ば細長い平板状の導電性ゴム製部材が挙げられる。これ
ら導体管、導体棒および絶縁部材は、所定の弾力を有
し、変形可能である。
ムや導電性を有する樹脂等によって形成された可撓性の
チューブが挙げられる。また、導体棒としては、例え
ば、導電性ゴムや導電性を有する樹脂等を棒状に形成し
たものが挙げられる。さらに、絶縁部材としては、例え
ば細長い平板状の導電性ゴム製部材が挙げられる。これ
ら導体管、導体棒および絶縁部材は、所定の弾力を有
し、変形可能である。
【0011】この請求項1記載の発明によれば、力が加
わった際に導体管が変形して導体棒に接触し、導体管と
導体棒とが導通する。また、力が加わらなければ、導体
管と導体棒との間に固定された絶縁部材によって導体管
と導体棒とは離隔されて絶縁されているので、導体管と
導体棒との間の導通状態を検出することによって外部か
ら力が加わったか否かを容易に検知できるスイッチを提
供することができる。特に、導体管、導体棒および絶縁
部材はいずれも可撓性の部材であり、容易に変形可能で
あるので、このスイッチは容易に変形して、外部からの
力を確実に検知することができる。
わった際に導体管が変形して導体棒に接触し、導体管と
導体棒とが導通する。また、力が加わらなければ、導体
管と導体棒との間に固定された絶縁部材によって導体管
と導体棒とは離隔されて絶縁されているので、導体管と
導体棒との間の導通状態を検出することによって外部か
ら力が加わったか否かを容易に検知できるスイッチを提
供することができる。特に、導体管、導体棒および絶縁
部材はいずれも可撓性の部材であり、容易に変形可能で
あるので、このスイッチは容易に変形して、外部からの
力を確実に検知することができる。
【0012】また、導体管と、導体棒と、絶縁部材と
は、導体管および導体棒の軸方向に沿って固定されてい
るので、これら導体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば
押出成形技術によって同時に形成することができる。こ
のため、本発明のスイッチは、非常に容易に、かつ、低
いコストで製造することができる。
は、導体管および導体棒の軸方向に沿って固定されてい
るので、これら導体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば
押出成形技術によって同時に形成することができる。こ
のため、本発明のスイッチは、非常に容易に、かつ、低
いコストで製造することができる。
【0013】ここで、押出成型技術とは、材料を加熱、
加圧して流動性を有する状態に軟化溶融し、この材料を
所定の金型を通して連続的に押出して成型する技術であ
り、一般に、各種ゴムあるいは樹脂製品を製造する際に
用いられる。
加圧して流動性を有する状態に軟化溶融し、この材料を
所定の金型を通して連続的に押出して成型する技術であ
り、一般に、各種ゴムあるいは樹脂製品を製造する際に
用いられる。
【0014】さらに、導体管、導体棒および絶縁部材は
いずれも可撓性を有するので、全体的に柔らかい触感を
有するスイッチを提供することができる。従って、特
に、ぬいぐるみや樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩
具に適用した場合、玩具の触感を損なうことがないの
で、興趣性の高い玩具を提供することができる。
いずれも可撓性を有するので、全体的に柔らかい触感を
有するスイッチを提供することができる。従って、特
に、ぬいぐるみや樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩
具に適用した場合、玩具の触感を損なうことがないの
で、興趣性の高い玩具を提供することができる。
【0015】また、この請求項1記載のスイッチにおい
て、請求項2記載の発明のように、前記導体管の軸方向
に沿って平行に配設される複数の前記絶縁部材を備える
ことを特徴とする構成としても良い。
て、請求項2記載の発明のように、前記導体管の軸方向
に沿って平行に配設される複数の前記絶縁部材を備える
ことを特徴とする構成としても良い。
【0016】この請求項2記載の発明によれば、導体管
と導体棒とに固定される絶縁部材を複数備え、これら複
数の絶縁部材は互いに平行に配設されるので、導体管と
導体棒とを絶縁状態で確実に保持することができる。こ
れによって、誤動作なく確実に動作するスイッチを提供
することができる。
と導体棒とに固定される絶縁部材を複数備え、これら複
数の絶縁部材は互いに平行に配設されるので、導体管と
導体棒とを絶縁状態で確実に保持することができる。こ
れによって、誤動作なく確実に動作するスイッチを提供
することができる。
【0017】さらに、請求項1または2記載のスイッチ
において、請求項3記載の発明のように、前記導体管
と、前記導体棒と、前記絶縁部材とは、その長手方向の
長さが互いに等しいことを特徴とする構成としても良
い。
において、請求項3記載の発明のように、前記導体管
と、前記導体棒と、前記絶縁部材とは、その長手方向の
長さが互いに等しいことを特徴とする構成としても良
い。
【0018】この請求項3記載の発明によれば、導体管
と、導体棒と、絶縁部材との長さが等しいので、例えば
押出成型技術によって一体となって成型された導体管、
導体棒および絶縁部材を、所望の長さに切断することに
よって容易に得ることができる。従って、少ない工程で
容易に製造可能であり、より低コストで製造することが
できる。さらに、使用する前までは切断されない状態で
保管し、使用時に最適な長さに切断して使用することに
より、様々な条件に対して容易に適応できる。
と、導体棒と、絶縁部材との長さが等しいので、例えば
押出成型技術によって一体となって成型された導体管、
導体棒および絶縁部材を、所望の長さに切断することに
よって容易に得ることができる。従って、少ない工程で
容易に製造可能であり、より低コストで製造することが
できる。さらに、使用する前までは切断されない状態で
保管し、使用時に最適な長さに切断して使用することに
より、様々な条件に対して容易に適応できる。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載のスイッチにおいて、前記導体管
には、その表面内部を当該導体管の軸方向に貫通する貫
通孔が設けられ、前記導体棒には、その軸中心を当該導
体棒の軸方向に貫通する貫通軸孔が設けられることを特
徴とする構成とした。
ら3のいずれかに記載のスイッチにおいて、前記導体管
には、その表面内部を当該導体管の軸方向に貫通する貫
通孔が設けられ、前記導体棒には、その軸中心を当該導
体棒の軸方向に貫通する貫通軸孔が設けられることを特
徴とする構成とした。
【0020】ここで、貫通孔および貫通軸孔の大きさ
は、それぞれ導体管および導体棒の厚みや直径に依存す
るもので、特に限定されるものではない。また、これら
貫通孔と貫通軸孔とは、それぞれ導体管および導体棒の
表面に一部露出する構成とすることも可能である。さら
に、その断面形状は、円形であっても良いし、或いは方
形であっても良く、任意の形状とすることが可能であ
る。
は、それぞれ導体管および導体棒の厚みや直径に依存す
るもので、特に限定されるものではない。また、これら
貫通孔と貫通軸孔とは、それぞれ導体管および導体棒の
表面に一部露出する構成とすることも可能である。さら
に、その断面形状は、円形であっても良いし、或いは方
形であっても良く、任意の形状とすることが可能であ
る。
【0021】請求項4記載の発明によれば、導体管に設
けられた貫通孔と、導体棒に設けられた貫通軸孔と、に
対して導線等を接続することにより、本発明のスイッチ
を各種装置に容易に取り付けることができる。このた
め、本発明のスイッチの取付を簡単に行うことができ、
各種の用途に利用することができる。さらに、貫通孔と
貫通軸孔とは、それぞれ、導体管と導体棒とを貫通する
孔であるので、例えば押出成形技術を用いて、導体管、
導体棒および絶縁部材を同時に形成する際に、これら貫
通孔および貫通軸孔を同時に形成することができる。こ
れによって、製造コストが非常に安価で、かつ、有用な
スイッチを提供することができる。
けられた貫通孔と、導体棒に設けられた貫通軸孔と、に
対して導線等を接続することにより、本発明のスイッチ
を各種装置に容易に取り付けることができる。このた
め、本発明のスイッチの取付を簡単に行うことができ、
各種の用途に利用することができる。さらに、貫通孔と
貫通軸孔とは、それぞれ、導体管と導体棒とを貫通する
孔であるので、例えば押出成形技術を用いて、導体管、
導体棒および絶縁部材を同時に形成する際に、これら貫
通孔および貫通軸孔を同時に形成することができる。こ
れによって、製造コストが非常に安価で、かつ、有用な
スイッチを提供することができる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載のス
イッチにおいて、前記貫通孔および前記貫通軸孔には、
導線が接続された導体片がそれぞれ挿入された状態で固
定されることを特徴とする構成とした。
イッチにおいて、前記貫通孔および前記貫通軸孔には、
導線が接続された導体片がそれぞれ挿入された状態で固
定されることを特徴とする構成とした。
【0023】ここで、導体片とは、例えば金属製の棒状
部材が挙げられるが、その形状については特に限定され
ない。
部材が挙げられるが、その形状については特に限定され
ない。
【0024】この請求項5記載の発明によれば、貫通孔
と貫通軸孔には導体片が挿入されて固定され、この導体
片はそれぞれ導線に接続されているので、この導線を各
種機器に接続することによって、容易に本発明のスイッ
チを各種装置に接続することができる。また、貫通孔お
よび貫通軸孔は、可撓性部材に穿設された孔であり、金
属製の部材等の導体片を挿入して固定する工程は非常に
簡単である。従って、容易に、かつ低コストで製造可能
である上、簡単に利用できるスイッチを提供することが
できる。
と貫通軸孔には導体片が挿入されて固定され、この導体
片はそれぞれ導線に接続されているので、この導線を各
種機器に接続することによって、容易に本発明のスイッ
チを各種装置に接続することができる。また、貫通孔お
よび貫通軸孔は、可撓性部材に穿設された孔であり、金
属製の部材等の導体片を挿入して固定する工程は非常に
簡単である。従って、容易に、かつ低コストで製造可能
である上、簡単に利用できるスイッチを提供することが
できる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載のスイッチにおいて、前記導体管と前記
導体棒との間の電気抵抗値を検出する抵抗値検出手段
と、この抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に
対応して所定の信号を出力する信号出力手段と、をさら
に備えることを特徴とする構成とした。
いずれかに記載のスイッチにおいて、前記導体管と前記
導体棒との間の電気抵抗値を検出する抵抗値検出手段
と、この抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に
対応して所定の信号を出力する信号出力手段と、をさら
に備えることを特徴とする構成とした。
【0026】この請求項6記載の発明によれば、抵抗値
検出手段によって導体管と導体棒との間の電気抵抗値を
検出し、抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に
対応して、信号出力手段によって所定の信号を出力す
る。
検出手段によって導体管と導体棒との間の電気抵抗値を
検出し、抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に
対応して、信号出力手段によって所定の信号を出力す
る。
【0027】従って、外部からの力によって導体管をは
じめとする各部の変形を、電気抵抗値を検出することに
よって検知し、所定の信号を出力するので、確実に外部
からの力の有無を検知するとともに、このスイッチに接
続された各種機器に対して外部からの力の有無を報知す
ることができる。これにより、全体的に柔軟な触感を有
し、非常に低いコストで製造可能なスイッチを、信号出
力手段により出力される信号に対応して動作する動作部
を備える玩具や各種機器に対して容易に適用することが
できる。
じめとする各部の変形を、電気抵抗値を検出することに
よって検知し、所定の信号を出力するので、確実に外部
からの力の有無を検知するとともに、このスイッチに接
続された各種機器に対して外部からの力の有無を報知す
ることができる。これにより、全体的に柔軟な触感を有
し、非常に低いコストで製造可能なスイッチを、信号出
力手段により出力される信号に対応して動作する動作部
を備える玩具や各種機器に対して容易に適用することが
できる。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項6記載のス
イッチにおいて、前記信号出力手段は、前記抵抗値検出
手段が前記導体管および前記導体棒に接続される接続点
から前記導体管と前記導体棒とが接触する接触点までの
距離と、前記抵抗値検出手段により検出される電気抵抗
値と、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記抵抗値検
出手段により電気抵抗値が検出された際に、検出された
電気抵抗値に対応づけて前記記憶手段に記憶された前記
接続点から前記接触点までの距離を出力する距離判定手
段と、をさらに備えることを特徴とする構成とした。
イッチにおいて、前記信号出力手段は、前記抵抗値検出
手段が前記導体管および前記導体棒に接続される接続点
から前記導体管と前記導体棒とが接触する接触点までの
距離と、前記抵抗値検出手段により検出される電気抵抗
値と、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記抵抗値検
出手段により電気抵抗値が検出された際に、検出された
電気抵抗値に対応づけて前記記憶手段に記憶された前記
接続点から前記接触点までの距離を出力する距離判定手
段と、をさらに備えることを特徴とする構成とした。
【0029】この請求項7記載の発明によれば、信号出
力手段は、抵抗値検出手段が導体管および導体棒に接続
される接続点から導体管と導体棒とが接触する接触点ま
での距離と、抵抗値検出手段により検出される電気抵抗
値と、を対応づけて記憶手段に記憶し、距離判定手段に
よって、抵抗値検出手段により電気抵抗値が検出された
際に、検出された電気抵抗値に対応づけて記憶手段に記
憶された接続点から接触点までの距離を出力する。
力手段は、抵抗値検出手段が導体管および導体棒に接続
される接続点から導体管と導体棒とが接触する接触点ま
での距離と、抵抗値検出手段により検出される電気抵抗
値と、を対応づけて記憶手段に記憶し、距離判定手段に
よって、抵抗値検出手段により電気抵抗値が検出された
際に、検出された電気抵抗値に対応づけて記憶手段に記
憶された接続点から接触点までの距離を出力する。
【0030】従って、抵抗値接続手段が導体管と導体棒
とに接続された接続点から、導体管と導体棒とが接触す
る接触点までの距離は、導体管と導体棒との電気伝導度
に依存するため、接続点から接触点までの距離と抵抗値
検出手段によって検出される電気抵抗値とを対応づけて
記憶手段に記憶しておくことにより、導体管が変形した
際に、接続点から接触点までの距離を出力することがで
きる。これによって、導体管、導体棒および絶縁部材の
長さを非常に長く構成した場合に、各部が変形した箇所
を検知することができるので、外部からの力を検知する
だけでなく、外部から力が加わった箇所を検知すること
が可能なスイッチを提供することができる。また、スイ
ッチが全体的に可撓性を有しているので、例えば人体や
玩具等の複雑な形状の部分に取り付けることも容易であ
り、さらに、低コストで製造可能である。
とに接続された接続点から、導体管と導体棒とが接触す
る接触点までの距離は、導体管と導体棒との電気伝導度
に依存するため、接続点から接触点までの距離と抵抗値
検出手段によって検出される電気抵抗値とを対応づけて
記憶手段に記憶しておくことにより、導体管が変形した
際に、接続点から接触点までの距離を出力することがで
きる。これによって、導体管、導体棒および絶縁部材の
長さを非常に長く構成した場合に、各部が変形した箇所
を検知することができるので、外部からの力を検知する
だけでなく、外部から力が加わった箇所を検知すること
が可能なスイッチを提供することができる。また、スイ
ッチが全体的に可撓性を有しているので、例えば人体や
玩具等の複雑な形状の部分に取り付けることも容易であ
り、さらに、低コストで製造可能である。
【0031】具体的には、例えば人体に取り付けた際
に、人体の肩から指先にかけて本発明に記載のスイッチ
を1個装着することにより、スイッチを装着した人が動
作を行った際に、肩を動かしたのか、肘を曲げたのか、
あるいは手首を動かしたのかを容易に判定することがで
きる。また、例えばぬいぐるみの表面または表面付近に
本発明のスイッチを1個装着した場合、このぬいぐるみ
が触られた際には、触られた箇所を特定することがで
き、また、本発明のスイッチは導体管および導体棒を容
易に延長して構成することができるので、非常に有用で
ある。また、本発明のスイッチは非常に低いコストで実
現可能であり、容易にその長さを延長して利用すること
ができる。
に、人体の肩から指先にかけて本発明に記載のスイッチ
を1個装着することにより、スイッチを装着した人が動
作を行った際に、肩を動かしたのか、肘を曲げたのか、
あるいは手首を動かしたのかを容易に判定することがで
きる。また、例えばぬいぐるみの表面または表面付近に
本発明のスイッチを1個装着した場合、このぬいぐるみ
が触られた際には、触られた箇所を特定することがで
き、また、本発明のスイッチは導体管および導体棒を容
易に延長して構成することができるので、非常に有用で
ある。また、本発明のスイッチは非常に低いコストで実
現可能であり、容易にその長さを延長して利用すること
ができる。
【0032】請求項8記載の発明のスイッチは、玩具に
取り付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知する
スイッチであって、可撓性の導体管と、この導体管の軸
方向に沿って前記導体管の中空部分を通る可撓性の導体
棒と、一端を前記導体棒の表面に当該導体棒の軸方向に
沿って固定されるとともに、他端を前記導体管の内面に
当該導体管の軸方向に沿って固定される可撓性の絶縁部
材と、を備えることを特徴とする構成とした。
取り付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知する
スイッチであって、可撓性の導体管と、この導体管の軸
方向に沿って前記導体管の中空部分を通る可撓性の導体
棒と、一端を前記導体棒の表面に当該導体棒の軸方向に
沿って固定されるとともに、他端を前記導体管の内面に
当該導体管の軸方向に沿って固定される可撓性の絶縁部
材と、を備えることを特徴とする構成とした。
【0033】この請求項8記載の発明によれば、玩具に
取り付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知する
スイッチを、いずれも可撓性を有する導体管、導体棒お
よび絶縁部材によって構成することによって、全体にわ
たって柔軟性を有し、低コストで実現可能なスイッチを
提供することができる。特に、ぬいぐるみや人形などの
柔軟性を有する玩具に適用すれば、玩具の触感を損なう
ことのないスイッチとして利用することができ、また、
他の玩具においても、複雑な形状に沿って配設できるの
で、玩具に取り付けられるスイッチとして有用である。
さらに、導体管と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管お
よび導体棒の軸方向に沿って固定されているので、これ
ら導体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術
によって同時に形成することができる。このため、低い
コストで製造可能なスイッチを適用することで、低コス
トで実現可能な玩具を提供することができる。
取り付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知する
スイッチを、いずれも可撓性を有する導体管、導体棒お
よび絶縁部材によって構成することによって、全体にわ
たって柔軟性を有し、低コストで実現可能なスイッチを
提供することができる。特に、ぬいぐるみや人形などの
柔軟性を有する玩具に適用すれば、玩具の触感を損なう
ことのないスイッチとして利用することができ、また、
他の玩具においても、複雑な形状に沿って配設できるの
で、玩具に取り付けられるスイッチとして有用である。
さらに、導体管と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管お
よび導体棒の軸方向に沿って固定されているので、これ
ら導体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術
によって同時に形成することができる。このため、低い
コストで製造可能なスイッチを適用することで、低コス
トで実現可能な玩具を提供することができる。
【0034】請求項9記載の発明のスイッチを備えた玩
具は、外部から加わる力を検知するスイッチを備えた玩
具であって、前記スイッチは、可撓性の導体管と、この
導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分を通る可
撓性の導体棒と、一端を前記導体棒の表面に当該導体棒
の軸方向に沿って固定されるとともに、他端を前記導体
管の内面に当該導体管の軸方向に沿って固定される可撓
性の絶縁部材と、を備えることを特徴とする構成とし
た。
具は、外部から加わる力を検知するスイッチを備えた玩
具であって、前記スイッチは、可撓性の導体管と、この
導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分を通る可
撓性の導体棒と、一端を前記導体棒の表面に当該導体棒
の軸方向に沿って固定されるとともに、他端を前記導体
管の内面に当該導体管の軸方向に沿って固定される可撓
性の絶縁部材と、を備えることを特徴とする構成とし
た。
【0035】この請求項9記載の発明によれば、外部か
ら加わる力を検知するスイッチとして、可撓性の導体
管、導体棒および絶縁部材によって構成され、導体管が
変形した際に導体管と導体棒とが接触することによって
導体管と導体棒とが導通し、導体管が変形しなければ導
体管と導体棒とが絶縁されるスイッチを備えている。従
って、導体管と導体棒との導通状態を検知することによ
って、導体管の変形の有無を検知することができるの
で、玩具に対して外部から加わった力を確実に検知する
ことが可能なスイッチを備えている。
ら加わる力を検知するスイッチとして、可撓性の導体
管、導体棒および絶縁部材によって構成され、導体管が
変形した際に導体管と導体棒とが接触することによって
導体管と導体棒とが導通し、導体管が変形しなければ導
体管と導体棒とが絶縁されるスイッチを備えている。従
って、導体管と導体棒との導通状態を検知することによ
って、導体管の変形の有無を検知することができるの
で、玩具に対して外部から加わった力を確実に検知する
ことが可能なスイッチを備えている。
【0036】また、この玩具が備えるスイッチは非常に
簡単に構成可能であり、さらに、導体管と、導体棒と、
絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸方向に沿って固
定されているので、これら導体管と導体棒と絶縁部材と
を、例えば押出成形技術によって同時に形成することが
でき、低コストで実現することができる。このため、外
部から加わる力を検知するスイッチを備えた玩具を低コ
ストで提供することができる。また、このスイッチにお
いて、導体管、導体棒および絶縁部材は可撓性を有する
ので、全体的に柔らかいスイッチであり、特に、ぬいぐ
るみや樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩具に適用し
た場合、玩具の触感を損なうことがないので、興趣性の
高い玩具を提供することができる。
簡単に構成可能であり、さらに、導体管と、導体棒と、
絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸方向に沿って固
定されているので、これら導体管と導体棒と絶縁部材と
を、例えば押出成形技術によって同時に形成することが
でき、低コストで実現することができる。このため、外
部から加わる力を検知するスイッチを備えた玩具を低コ
ストで提供することができる。また、このスイッチにお
いて、導体管、導体棒および絶縁部材は可撓性を有する
ので、全体的に柔らかいスイッチであり、特に、ぬいぐ
るみや樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩具に適用し
た場合、玩具の触感を損なうことがないので、興趣性の
高い玩具を提供することができる。
【0037】さらに、請求項9記載のスイッチを備えた
玩具において、請求項10記載の発明のように、前記ス
イッチは、前記導体管と前記導体棒との間の電気抵抗値
を検出する抵抗値検出手段と、この抵抗値検出手段によ
り検出される電気抵抗値に対応して所定の信号を出力す
る信号出力手段と、をさらに備えることを特徴とする構
成としても良い。
玩具において、請求項10記載の発明のように、前記ス
イッチは、前記導体管と前記導体棒との間の電気抵抗値
を検出する抵抗値検出手段と、この抵抗値検出手段によ
り検出される電気抵抗値に対応して所定の信号を出力す
る信号出力手段と、をさらに備えることを特徴とする構
成としても良い。
【0038】この請求項10記載の発明によれば、外部
からの力が加わって導体管が変形したことを、電気抵抗
値を検出することによって検知し、所定の信号を出力す
るので、確実に外部からの力の有無を検知するスイッチ
を備えている。従って、例えばユーザによって触られた
り、あるいは、叩かれる等の操作が加えられた際に、音
声の出力やモータ等による動作を行う玩具において、信
号出力手段により出力される信号に対応して動作するよ
うに構成することにより、全体的に柔らかいスイッチを
備え、より興趣性の高い玩具を容易に提供することがで
きる。また、このスイッチは低いコストで製造可能であ
り、このスイッチを備えた玩具をより低コストで提供す
ることができる。
からの力が加わって導体管が変形したことを、電気抵抗
値を検出することによって検知し、所定の信号を出力す
るので、確実に外部からの力の有無を検知するスイッチ
を備えている。従って、例えばユーザによって触られた
り、あるいは、叩かれる等の操作が加えられた際に、音
声の出力やモータ等による動作を行う玩具において、信
号出力手段により出力される信号に対応して動作するよ
うに構成することにより、全体的に柔らかいスイッチを
備え、より興趣性の高い玩具を容易に提供することがで
きる。また、このスイッチは低いコストで製造可能であ
り、このスイッチを備えた玩具をより低コストで提供す
ることができる。
【0039】そして、請求項10記載のスイッチを備え
た玩具においては、請求項11記載の発明のように、前
記信号出力手段により出力された信号に基づいて所定の
音声を出力する音声出力手段をさらに備えることを特徴
とする構成としても良い。
た玩具においては、請求項11記載の発明のように、前
記信号出力手段により出力された信号に基づいて所定の
音声を出力する音声出力手段をさらに備えることを特徴
とする構成としても良い。
【0040】この請求項11記載の発明によれば、信号
出力手段により出力された信号に基づいて所定の音声を
出力するので、例えばユーザによって触られたり、ある
いは、叩かれる等の操作が加えられた際に、所定の音声
を出力する玩具を容易に実現することができる。これに
よって、例えばぬいぐるみや人形など、柔らかい本体を
有する玩具に適用することによって、その触感を損なう
ことのない柔らかいスイッチを備え、さらにユーザによ
る操作に対応して動作を行う興趣性の高い玩具を、低コ
ストで提供することができる。
出力手段により出力された信号に基づいて所定の音声を
出力するので、例えばユーザによって触られたり、ある
いは、叩かれる等の操作が加えられた際に、所定の音声
を出力する玩具を容易に実現することができる。これに
よって、例えばぬいぐるみや人形など、柔らかい本体を
有する玩具に適用することによって、その触感を損なう
ことのない柔らかいスイッチを備え、さらにユーザによ
る操作に対応して動作を行う興趣性の高い玩具を、低コ
ストで提供することができる。
【0041】また、上記の請求項9から11のいずれか
に記載のスイッチを備えた玩具においては、請求項12
記載の発明のように、外部からの力に応じて変形可能な
柔軟性を有する本体内に前記スイッチを収納してなるこ
とを特徴とする構成としても良い。
に記載のスイッチを備えた玩具においては、請求項12
記載の発明のように、外部からの力に応じて変形可能な
柔軟性を有する本体内に前記スイッチを収納してなるこ
とを特徴とする構成としても良い。
【0042】この請求項12記載の発明によれば、外部
からの力に応じて変形可能な柔軟性を有する本体内に、
全体的に柔軟なスイッチを収納することにより、ユーザ
によって力が加えられたことを容易に検知でき、かつ、
スイッチの存在によって触感が損なわれることのない玩
具を提供することができる。特に、硬質な素材を用いた
スイッチを柔軟性を有する玩具本体に収納した場合に
は、スイッチの存在が明確に分かってしまって興趣性を
損なうことがあったが、本発明のスイッチを備えた玩具
によれば、触感を損なわず、スイッチの存在を感じさせ
ない玩具を提供することができる。さらに、このスイッ
チを備えた玩具に適用されるスイッチは、非常に低いコ
ストで製造可能であるので、より興趣性に富む玩具を低
コストで提供することができる。
からの力に応じて変形可能な柔軟性を有する本体内に、
全体的に柔軟なスイッチを収納することにより、ユーザ
によって力が加えられたことを容易に検知でき、かつ、
スイッチの存在によって触感が損なわれることのない玩
具を提供することができる。特に、硬質な素材を用いた
スイッチを柔軟性を有する玩具本体に収納した場合に
は、スイッチの存在が明確に分かってしまって興趣性を
損なうことがあったが、本発明のスイッチを備えた玩具
によれば、触感を損なわず、スイッチの存在を感じさせ
ない玩具を提供することができる。さらに、このスイッ
チを備えた玩具に適用されるスイッチは、非常に低いコ
ストで製造可能であるので、より興趣性に富む玩具を低
コストで提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0044】[第1の実施の形態]まず、図1および図
2を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイ
ッチ1の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、
スイッチ1の断面図である。これら図1および図2に示
すように、スイッチ1は、スイッチ1の筐体となる導体
管としての導体筒2と、この導体筒2内の中空部分にお
いて導体筒2の軸中心を通るように配設された導体棒と
しての導体軸3と、導体筒2および導体軸3の軸方向に
沿って、導体筒2および導体軸3と一体となって固定さ
れた絶縁部材としての絶縁ゴム部材4,4,4と、によ
って構成される。
2を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイ
ッチ1の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、
スイッチ1の断面図である。これら図1および図2に示
すように、スイッチ1は、スイッチ1の筐体となる導体
管としての導体筒2と、この導体筒2内の中空部分にお
いて導体筒2の軸中心を通るように配設された導体棒と
しての導体軸3と、導体筒2および導体軸3の軸方向に
沿って、導体筒2および導体軸3と一体となって固定さ
れた絶縁部材としての絶縁ゴム部材4,4,4と、によ
って構成される。
【0045】導体筒2は、導電性ゴム等の所定の弾力を
有する膜状の可撓性導体を中空の円筒形状に形成してな
る筒状部材である。そして、この導体筒2の断面には、
図2に示すように、導体筒2の軸方向に沿って貫通する
貫通孔としての電極接続孔5が設けられている。この電
極接続孔5は、導体筒2を形成する可撓性導体の膜表面
の内部を通る孔であって、スイッチ1の押出成形時に、
導体筒2と同時に形成される。従って、導体筒2を、そ
の軸方向に垂直な断面で切断した場合には、その切断面
には導体筒2の中空部とともに、常に電極接続孔5が開
口している。
有する膜状の可撓性導体を中空の円筒形状に形成してな
る筒状部材である。そして、この導体筒2の断面には、
図2に示すように、導体筒2の軸方向に沿って貫通する
貫通孔としての電極接続孔5が設けられている。この電
極接続孔5は、導体筒2を形成する可撓性導体の膜表面
の内部を通る孔であって、スイッチ1の押出成形時に、
導体筒2と同時に形成される。従って、導体筒2を、そ
の軸方向に垂直な断面で切断した場合には、その切断面
には導体筒2の中空部とともに、常に電極接続孔5が開
口している。
【0046】導体軸3は、導体筒2と同様に導電性ゴム
等の所定の弾力を有する可撓性導体によってなる軸状部
材である。この導体軸3は、図2に示すように導体筒2
内の中空部に、導体筒2の軸方向に沿って配設され、後
述する絶縁ゴム部材4,4,4によって導体筒2の中心
に相当する位置に固定されている。そして、この導体軸
3には、その軸中心部を貫通する貫通軸孔としての電極
接続孔6が設けられている。この電極接続孔6は、導体
軸3の中心部を導体軸3の軸方向に沿って伸びる孔であ
って、後述するスイッチ1の押出成形時に導体軸3と同
時に形成される。従って、導体軸3を、その軸方向に垂
直な断面で切断した場合には、切断面には常に電極接続
孔6が開口している。
等の所定の弾力を有する可撓性導体によってなる軸状部
材である。この導体軸3は、図2に示すように導体筒2
内の中空部に、導体筒2の軸方向に沿って配設され、後
述する絶縁ゴム部材4,4,4によって導体筒2の中心
に相当する位置に固定されている。そして、この導体軸
3には、その軸中心部を貫通する貫通軸孔としての電極
接続孔6が設けられている。この電極接続孔6は、導体
軸3の中心部を導体軸3の軸方向に沿って伸びる孔であ
って、後述するスイッチ1の押出成形時に導体軸3と同
時に形成される。従って、導体軸3を、その軸方向に垂
直な断面で切断した場合には、切断面には常に電極接続
孔6が開口している。
【0047】絶縁ゴム部材4,4,4は、それぞれ、可
撓性の絶縁体によってなる平板状部材である。これら絶
縁ゴム部材4,4,4は、導体筒2内部の中空部に導体
筒2の軸方向に沿って配設され、その一辺を導体筒2の
内面に固定され、他の一辺を導体軸3の表面に固定され
ている。なお、絶縁ゴム部材4,4,4は、それぞれ導
体軸3の周囲を3等分するように、互いに等間隔を空け
て配設されている。絶縁ゴム部材4,4,4はいずれも
所定の弾力を有しているので、スイッチ1の非操作時に
は、絶縁ゴム部材4,4,4によって、導体軸3と絶縁
ゴム部材4,4,4とは所定の間隔を保って離隔され、
さらに、導体軸3が導体筒2のほぼ中心に位置するよう
に保持される。
撓性の絶縁体によってなる平板状部材である。これら絶
縁ゴム部材4,4,4は、導体筒2内部の中空部に導体
筒2の軸方向に沿って配設され、その一辺を導体筒2の
内面に固定され、他の一辺を導体軸3の表面に固定され
ている。なお、絶縁ゴム部材4,4,4は、それぞれ導
体軸3の周囲を3等分するように、互いに等間隔を空け
て配設されている。絶縁ゴム部材4,4,4はいずれも
所定の弾力を有しているので、スイッチ1の非操作時に
は、絶縁ゴム部材4,4,4によって、導体軸3と絶縁
ゴム部材4,4,4とは所定の間隔を保って離隔され、
さらに、導体軸3が導体筒2のほぼ中心に位置するよう
に保持される。
【0048】従って、スイッチ1の断面は、図2に示す
ように、導体筒2の中心部に導体軸3が位置し、この導
体軸3と導体筒2とは、導体軸3の表面と導体筒2の内
面とに固定された絶縁ゴム部材4,4,4によって、離
隔した状態で支持されている。そして、導体軸3の軸中
心部には電極接続孔6が開口しており、導体筒2には電
極接続孔5が開口している。
ように、導体筒2の中心部に導体軸3が位置し、この導
体軸3と導体筒2とは、導体軸3の表面と導体筒2の内
面とに固定された絶縁ゴム部材4,4,4によって、離
隔した状態で支持されている。そして、導体軸3の軸中
心部には電極接続孔6が開口しており、導体筒2には電
極接続孔5が開口している。
【0049】なお、図2に示すスイッチ1の導体筒2に
おいて、電極接続孔5が設けられた位置は、導体筒2に
絶縁ゴム部材4が固定された部分である。導体筒2にお
いて絶縁ゴム部材4が固定された部分は、導体筒2の他
の部分に比べて厚みが増している。このため、導体筒2
を貫通する電極接続孔5を設けても、スイッチ1の弾力
が弱くなり過ぎる等の不具合を確実に防止できるので、
電極接続孔5を設ける場所としては適している。但し、
導体筒2の厚みと電極接続孔5の内径とを考慮してスイ
ッチ1を形成すれば、電極接続孔5の位置が図2に示す
位置でなくても、上記の不具合を確実に防止することは
可能である。
おいて、電極接続孔5が設けられた位置は、導体筒2に
絶縁ゴム部材4が固定された部分である。導体筒2にお
いて絶縁ゴム部材4が固定された部分は、導体筒2の他
の部分に比べて厚みが増している。このため、導体筒2
を貫通する電極接続孔5を設けても、スイッチ1の弾力
が弱くなり過ぎる等の不具合を確実に防止できるので、
電極接続孔5を設ける場所としては適している。但し、
導体筒2の厚みと電極接続孔5の内径とを考慮してスイ
ッチ1を形成すれば、電極接続孔5の位置が図2に示す
位置でなくても、上記の不具合を確実に防止することは
可能である。
【0050】スイッチ1をスイッチとして利用するため
に、導体筒2に設けられた電極接続孔5、および、導体
軸3に設けられた電極接続孔6には、導体片としての電
極部材7,8が挿入された状態で固定される。電極部材
7,8は、金属等の導体の小片であり、例えば断面円形
の棒状部材である。
に、導体筒2に設けられた電極接続孔5、および、導体
軸3に設けられた電極接続孔6には、導体片としての電
極部材7,8が挿入された状態で固定される。電極部材
7,8は、金属等の導体の小片であり、例えば断面円形
の棒状部材である。
【0051】前述のように、スイッチ1をその軸方向に
垂直な面で切断すると、切断面には電極接続孔5,6が
開口する。電極部材7,8を電極接続孔5,6よりも若
干大きめの棒状部材として構成し、電極接続孔5,6に
ねじ込むように取り付けることで、導体筒2および導体
軸3の弾力によって保持することができる。或いは、各
種の接着剤等を用いて電極部材7,8を電極接続孔5,
6に固定しても良く、導体筒2と電極部材7、および、
導体軸3と電極部材8とが互いに導通した状態が保たれ
ればよい。
垂直な面で切断すると、切断面には電極接続孔5,6が
開口する。電極部材7,8を電極接続孔5,6よりも若
干大きめの棒状部材として構成し、電極接続孔5,6に
ねじ込むように取り付けることで、導体筒2および導体
軸3の弾力によって保持することができる。或いは、各
種の接着剤等を用いて電極部材7,8を電極接続孔5,
6に固定しても良く、導体筒2と電極部材7、および、
導体軸3と電極部材8とが互いに導通した状態が保たれ
ればよい。
【0052】電極部材7,8には、スイッチ1を各種装
置に接続するための導線9,10がそれぞれ接続され
る。この電極部材7,8と導線9,10との接続部は、
半田付け加工やカシメ加工等、電極部材7,8と導線
9,10とが互いに導通する接続加工を施すことで接続
される。
置に接続するための導線9,10がそれぞれ接続され
る。この電極部材7,8と導線9,10との接続部は、
半田付け加工やカシメ加工等、電極部材7,8と導線
9,10とが互いに導通する接続加工を施すことで接続
される。
【0053】以上のように構成されるスイッチ1の製造
方法について説明すると、上記のスイッチ1において、
電極接続孔5を備えた導体筒2、電極接続孔6を備えた
導体軸3および絶縁ゴム部材4,4,4は、押出成形技
術によって形成することができる。また、押出成形技術
によって、導電性ゴムと絶縁性のゴムとを一体として形
成することも可能である。従って、押出成形技術によ
り、スイッチ1の導体筒2、導体軸3および絶縁ゴム部
材4,4,4を同時に形成することができる。
方法について説明すると、上記のスイッチ1において、
電極接続孔5を備えた導体筒2、電極接続孔6を備えた
導体軸3および絶縁ゴム部材4,4,4は、押出成形技
術によって形成することができる。また、押出成形技術
によって、導電性ゴムと絶縁性のゴムとを一体として形
成することも可能である。従って、押出成形技術によ
り、スイッチ1の導体筒2、導体軸3および絶縁ゴム部
材4,4,4を同時に形成することができる。
【0054】特に、導体筒2、導体軸3および絶縁ゴム
部材4,4,4が、切断時に発生する誤差を除いて、等
しい長さで構成される場合、導体筒2、導体軸3および
絶縁ゴム部材4,4,4を一度に形成し、その後、所望
の長さに切断するだけでよく、製造が容易である上に、
切断しない状態で保管し、各種装置への取付時に切断す
ることで多様なサイズに加工でき、非常に有用である。
部材4,4,4が、切断時に発生する誤差を除いて、等
しい長さで構成される場合、導体筒2、導体軸3および
絶縁ゴム部材4,4,4を一度に形成し、その後、所望
の長さに切断するだけでよく、製造が容易である上に、
切断しない状態で保管し、各種装置への取付時に切断す
ることで多様なサイズに加工でき、非常に有用である。
【0055】これにより、導体筒2、導体軸3および絶
縁ゴム部材4,4,4を一体として同時に押出成形し、
スイッチ1として必要な長さに切断し、切断面に開口し
た電極接続孔5,6に電極部材7,8を固定して、電極
部材7,8に導線9,10をそれぞれ接続することによ
り、非常に少ない工程で容易にスイッチ1を製造するこ
とができる。なお、予め、電極部材7,8と導線9,1
0とをそれぞれ接続しておくことによって、製造の工程
がさらに簡単になる。
縁ゴム部材4,4,4を一体として同時に押出成形し、
スイッチ1として必要な長さに切断し、切断面に開口し
た電極接続孔5,6に電極部材7,8を固定して、電極
部材7,8に導線9,10をそれぞれ接続することによ
り、非常に少ない工程で容易にスイッチ1を製造するこ
とができる。なお、予め、電極部材7,8と導線9,1
0とをそれぞれ接続しておくことによって、製造の工程
がさらに簡単になる。
【0056】続いて、スイッチ1における動作について
説明すると、まず、非操作時には、スイッチ1の導体筒
2と導体軸3とは離隔された状態で保持されている。こ
の状態では、導体筒2と導体軸3とを支持する絶縁ゴム
部材4,4,4は絶縁体であるため、導体筒2と導体軸
3とは絶縁状態にある。スイッチ1の側面に対して圧力
が加わると、導体筒2の一部が屈曲する。このとき、屈
曲した導体筒2の凹部の内面が導体軸3に接触し、導体
筒2と導体軸3とが導通する。従って、導線9,10に
接続された装置により、導線9と導線10との間の導通
状態を検知することによって、スイッチ1における操作
の有無を検知することができる。
説明すると、まず、非操作時には、スイッチ1の導体筒
2と導体軸3とは離隔された状態で保持されている。こ
の状態では、導体筒2と導体軸3とを支持する絶縁ゴム
部材4,4,4は絶縁体であるため、導体筒2と導体軸
3とは絶縁状態にある。スイッチ1の側面に対して圧力
が加わると、導体筒2の一部が屈曲する。このとき、屈
曲した導体筒2の凹部の内面が導体軸3に接触し、導体
筒2と導体軸3とが導通する。従って、導線9,10に
接続された装置により、導線9と導線10との間の導通
状態を検知することによって、スイッチ1における操作
の有無を検知することができる。
【0057】また、スイッチ1を構成する導体筒2、導
体軸3および絶縁ゴム部材4,4,4はいずれも所定の
弾力を有するので、例えば、スイッチ1を軸方向に縮め
る方向の力が加わったり、或いは、スイッチ1をねじる
方向の力が加わった場合にも、スイッチ1の各部が屈曲
することによって導体筒2と導体軸3とが互いに導通す
るので、スイッチ1における操作を検知することができ
る。
体軸3および絶縁ゴム部材4,4,4はいずれも所定の
弾力を有するので、例えば、スイッチ1を軸方向に縮め
る方向の力が加わったり、或いは、スイッチ1をねじる
方向の力が加わった場合にも、スイッチ1の各部が屈曲
することによって導体筒2と導体軸3とが互いに導通す
るので、スイッチ1における操作を検知することができ
る。
【0058】以上のように、本発明の第1の実施の形態
におけるスイッチ1によれば、可撓性導体によってなる
導体筒2と、この導体筒2内の中空部分に配設される導
体軸3と、導体筒2と導体軸3とに固定され、導体筒2
と導体軸3とを互いに離隔した状態で支持する絶縁ゴム
部材4,4,4と、を備えてなるので、全体として柔軟
性を有するスイッチを、単純な構成によって低コストで
容易に実現することができる。
におけるスイッチ1によれば、可撓性導体によってなる
導体筒2と、この導体筒2内の中空部分に配設される導
体軸3と、導体筒2と導体軸3とに固定され、導体筒2
と導体軸3とを互いに離隔した状態で支持する絶縁ゴム
部材4,4,4と、を備えてなるので、全体として柔軟
性を有するスイッチを、単純な構成によって低コストで
容易に実現することができる。
【0059】特に、電極接続孔5を備える導体筒2、電
極接続孔6を備える導体軸3および絶縁ゴム部材4,
4,4は、押出成形等の製造技術によって同時に形成す
ることができ、また、所望の長さに切断して電極部材
7,8を取り付けることによって使用可能となる。即
ち、製造工程が非常に少なく、かつ単純であり、非常に
低いコストで実現可能である。また、所望のサイズへの
加工も容易であり、実用性に富む有用なスイッチ1を提
供することができる。
極接続孔6を備える導体軸3および絶縁ゴム部材4,
4,4は、押出成形等の製造技術によって同時に形成す
ることができ、また、所望の長さに切断して電極部材
7,8を取り付けることによって使用可能となる。即
ち、製造工程が非常に少なく、かつ単純であり、非常に
低いコストで実現可能である。また、所望のサイズへの
加工も容易であり、実用性に富む有用なスイッチ1を提
供することができる。
【0060】そして、非操作状態で導体筒2と導体軸3
とを離隔して保持する絶縁ゴム部材4,4,4は、硬質
プラスチック等の部材ではなく、所定の弾力を有する可
撓性絶縁部材によってなるので、スイッチ1を、硬い部
材をほとんど用いることなく構成することができる。こ
れにより、非常に柔らかい触感を有するスイッチ1を提
供することができる。
とを離隔して保持する絶縁ゴム部材4,4,4は、硬質
プラスチック等の部材ではなく、所定の弾力を有する可
撓性絶縁部材によってなるので、スイッチ1を、硬い部
材をほとんど用いることなく構成することができる。こ
れにより、非常に柔らかい触感を有するスイッチ1を提
供することができる。
【0061】従って、例えば、ぬいぐるみ等の柔らかな
玩具に内蔵した場合、玩具の柔らかな触感を損なうこと
が無く、また、スイッチの存在を感じさせないので、興
趣性に富む玩具を提供することができる。また、玩具の
ほか、人体に接触する各種装置に適用した場合にも、柔
らかな触感によって、より快適な装置を実現することが
できる。
玩具に内蔵した場合、玩具の柔らかな触感を損なうこと
が無く、また、スイッチの存在を感じさせないので、興
趣性に富む玩具を提供することができる。また、玩具の
ほか、人体に接触する各種装置に適用した場合にも、柔
らかな触感によって、より快適な装置を実現することが
できる。
【0062】さらに、スイッチ1が操作され、導体筒2
と導体軸3とが導通した場合、導体筒2と導体軸3との
間の電気抵抗値は「0(零)」ではなく、所定の値に達
する。この導体筒2と導体軸3とが有する電気抵抗値
は、導体筒2および導体軸3の材料の特性により決定さ
れ、導体筒2と導体軸3とにおいて通電する距離に比例
する。従って、導線9,10の間における電気抵抗値を
詳細に判別することにより、スイッチ1における操作有
無だけでなく、スイッチ1において導体筒2と導体軸3
とが接触した位置を特定することができる。
と導体軸3とが導通した場合、導体筒2と導体軸3との
間の電気抵抗値は「0(零)」ではなく、所定の値に達
する。この導体筒2と導体軸3とが有する電気抵抗値
は、導体筒2および導体軸3の材料の特性により決定さ
れ、導体筒2と導体軸3とにおいて通電する距離に比例
する。従って、導線9,10の間における電気抵抗値を
詳細に判別することにより、スイッチ1における操作有
無だけでなく、スイッチ1において導体筒2と導体軸3
とが接触した位置を特定することができる。
【0063】なお、上記第1の実施の形態においては、
電極接続孔5,6に電極部材7,8を取り付ける構成と
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電極
接続孔5,6に、導線9,10の導線を直接挿入して固
定する構成としても良い。この場合、電極部材7,8を
省いてスイッチ1から硬い部材をなくすことで、より柔
軟なスイッチ1を提供することができ、さらに、構成の
単純化によるコストの低下を図ることができる。
電極接続孔5,6に電極部材7,8を取り付ける構成と
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電極
接続孔5,6に、導線9,10の導線を直接挿入して固
定する構成としても良い。この場合、電極部材7,8を
省いてスイッチ1から硬い部材をなくすことで、より柔
軟なスイッチ1を提供することができ、さらに、構成の
単純化によるコストの低下を図ることができる。
【0064】また、スイッチ1において、導体軸3の断
面形状は任意であり、特に限定されるものではない。さ
らに、スイッチ1の長さについても任意に構成可能であ
り、絶縁ゴム部材4,4,4の取付位置や電極接続孔5
の位置等の細部構成についても、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更可能である。
面形状は任意であり、特に限定されるものではない。さ
らに、スイッチ1の長さについても任意に構成可能であ
り、絶縁ゴム部材4,4,4の取付位置や電極接続孔5
の位置等の細部構成についても、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更可能である。
【0065】[第2の実施の形態]続いて、図3〜図5
を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。なお、本第2の実施の形態において、センサーモジ
ュール101は抵抗値検出手段として機能し、制御部1
06は信号出力手段として機能する。また、スピーカー
28は、制御装置27の音声再生部108によって駆動
制御されることによって音声出力手段として機能する。
さらに、玩具20の本体は、頭部22、右腕部23、左
腕部24、右脚部25、左脚部26、および、これら各
部が取り付けられた胴体部21とによって構成される。
を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。なお、本第2の実施の形態において、センサーモジ
ュール101は抵抗値検出手段として機能し、制御部1
06は信号出力手段として機能する。また、スピーカー
28は、制御装置27の音声再生部108によって駆動
制御されることによって音声出力手段として機能する。
さらに、玩具20の本体は、頭部22、右腕部23、左
腕部24、右脚部25、左脚部26、および、これら各
部が取り付けられた胴体部21とによって構成される。
【0066】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
る玩具20の概略構成を示す図であり、この図3に示す
玩具20は、上記のスイッチ1を適用した玩具である。
図3に示す玩具20の本体部分は、頭部22、右腕部2
3、左腕部24、右脚部25および左脚部26が胴体部
21に取り付けられて構成されるぬいぐるみ等の柔軟な
玩具である。
る玩具20の概略構成を示す図であり、この図3に示す
玩具20は、上記のスイッチ1を適用した玩具である。
図3に示す玩具20の本体部分は、頭部22、右腕部2
3、左腕部24、右脚部25および左脚部26が胴体部
21に取り付けられて構成されるぬいぐるみ等の柔軟な
玩具である。
【0067】なお、玩具20の各部に内蔵されるスイッ
チ1a,1b,1c,1d,1eは、いずれも上記第1
の実施の形態におけるスイッチ1と同様に構成されるも
のであり、その構成および動作については説明を省略す
る。
チ1a,1b,1c,1d,1eは、いずれも上記第1
の実施の形態におけるスイッチ1と同様に構成されるも
のであり、その構成および動作については説明を省略す
る。
【0068】玩具20の頭部22内にはスイッチ1aが
内蔵され、このスイッチ1aは後述する制御装置27に
接続されている。また、右腕部23にはスイッチ1bが
内蔵され、スイッチ1bは制御装置27に接続されてい
る。同様に、左腕部24には、制御装置27に接続され
たスイッチ1cが内蔵され、右脚部25には制御装置2
7に接続されたスイッチ1dが内蔵され、左脚部26に
は制御装置27に接続されたスイッチ1eが内蔵されて
いる。
内蔵され、このスイッチ1aは後述する制御装置27に
接続されている。また、右腕部23にはスイッチ1bが
内蔵され、スイッチ1bは制御装置27に接続されてい
る。同様に、左腕部24には、制御装置27に接続され
たスイッチ1cが内蔵され、右脚部25には制御装置2
7に接続されたスイッチ1dが内蔵され、左脚部26に
は制御装置27に接続されたスイッチ1eが内蔵されて
いる。
【0069】また、上記の頭部22、右腕部23、左腕
部24、右脚部25および左脚部26が取り付けられた
胴体部21には、制御装置27およびスピーカー28が
内蔵されている。なお、玩具20は、その各部にモータ
やソレノイド(図示略)を備え、胴体部21と、頭部2
2、右腕部23、左腕部24、右脚部25および左脚部
26との各接合部を動作させる構成とすることが可能で
ある。
部24、右脚部25および左脚部26が取り付けられた
胴体部21には、制御装置27およびスピーカー28が
内蔵されている。なお、玩具20は、その各部にモータ
やソレノイド(図示略)を備え、胴体部21と、頭部2
2、右腕部23、左腕部24、右脚部25および左脚部
26との各接合部を動作させる構成とすることが可能で
ある。
【0070】制御装置27は、スイッチ1a,1b,1
c,1d,1eに接続され、これらスイッチ1a,1
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変化をそれ
ぞれ検知することによって、頭部22、右腕部23、左
腕部24、右脚部25および左脚部26における操作の
有無を検知する装置であり、各部における操作有無のほ
か、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eのうち、操
作されたスイッチを特定することができる。
c,1d,1eに接続され、これらスイッチ1a,1
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変化をそれ
ぞれ検知することによって、頭部22、右腕部23、左
腕部24、右脚部25および左脚部26における操作の
有無を検知する装置であり、各部における操作有無のほ
か、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eのうち、操
作されたスイッチを特定することができる。
【0071】また、制御装置27は、スイッチ1a,1
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変化に基づ
いて玩具20における各種動作を制御する制御装置であ
り、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eにそれぞれ
接続され、さらに、スピーカー28に接続され、胴体部
21に内蔵される。
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変化に基づ
いて玩具20における各種動作を制御する制御装置であ
り、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eにそれぞれ
接続され、さらに、スピーカー28に接続され、胴体部
21に内蔵される。
【0072】図4は、制御装置27の概略構成を示すブ
ロック図である。図3に示すように、制御装置27は、
センサーモジュール101、レベルコンパレータ10
2、A/Dコンバータ103、スイッチングゲート10
4、データ入出力部105、制御部106、記憶部10
7、音声再生部108、機構駆動部109および電源制
御部110により構成されるとともに、制御装置27外
部のスピーカー28および出力端子29と接続されてい
る。なお、この出力端子29は、前述のモータやソレノ
イド(図示略)等に接続される。
ロック図である。図3に示すように、制御装置27は、
センサーモジュール101、レベルコンパレータ10
2、A/Dコンバータ103、スイッチングゲート10
4、データ入出力部105、制御部106、記憶部10
7、音声再生部108、機構駆動部109および電源制
御部110により構成されるとともに、制御装置27外
部のスピーカー28および出力端子29と接続されてい
る。なお、この出力端子29は、前述のモータやソレノ
イド(図示略)等に接続される。
【0073】センサーモジュール101は、スイッチ1
a,1b,1c,1d,1eの各スイッチにおける導体
筒2,…および導体軸3,…に取り付けられた端子(図
示略)にそれぞれ接続され、スイッチ1a,1b,1
c,1d,1eの各スイッチにおける導体筒2,…と導
体軸3,…との間の電気抵抗値をそれぞれ検出して、検
出した電気抵抗値をレベルコンパレータ102、A/D
コンバータ103、或いは、スイッチングゲート104
のいずれかに対して出力する。また、センサーモジュー
ル101は、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eに
おける電気抵抗値を出力する際に、当該電気抵抗値を検
出したスイッチを示す信号を合わせてレベルコンパレー
タ102、A/Dコンバータ103あるいはスイッチン
グゲート104に出力する。
a,1b,1c,1d,1eの各スイッチにおける導体
筒2,…および導体軸3,…に取り付けられた端子(図
示略)にそれぞれ接続され、スイッチ1a,1b,1
c,1d,1eの各スイッチにおける導体筒2,…と導
体軸3,…との間の電気抵抗値をそれぞれ検出して、検
出した電気抵抗値をレベルコンパレータ102、A/D
コンバータ103、或いは、スイッチングゲート104
のいずれかに対して出力する。また、センサーモジュー
ル101は、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eに
おける電気抵抗値を出力する際に、当該電気抵抗値を検
出したスイッチを示す信号を合わせてレベルコンパレー
タ102、A/Dコンバータ103あるいはスイッチン
グゲート104に出力する。
【0074】レベルコンパレータ102は、予め設定さ
れた所定の基準値をもとに、センサーモジュール101
から入力される電気抵抗値について、前記基準値の範囲
内のレベルか、前記基準値より大きいレベルか或いは小
さいレベルかのレベル判定を行い、判定結果を制御部1
06に出力する。また、レベルコンパレータ102は、
前記判定結果とともに、当該判定を行ったスイッチを示
す信号を制御部106に出力する。なお、レベルコンパ
レータ102は、スイッチ1における電気抵抗値が「無
限大(非操作時)」である場合には、「基準値より大」
との判定は行わず、非操作状態であることを示す信号を
制御部106に出力する。
れた所定の基準値をもとに、センサーモジュール101
から入力される電気抵抗値について、前記基準値の範囲
内のレベルか、前記基準値より大きいレベルか或いは小
さいレベルかのレベル判定を行い、判定結果を制御部1
06に出力する。また、レベルコンパレータ102は、
前記判定結果とともに、当該判定を行ったスイッチを示
す信号を制御部106に出力する。なお、レベルコンパ
レータ102は、スイッチ1における電気抵抗値が「無
限大(非操作時)」である場合には、「基準値より大」
との判定は行わず、非操作状態であることを示す信号を
制御部106に出力する。
【0075】A/Dコンバータ103は、センサーモジ
ュール101からスイッチ1a,1b,1c,1d,1
eにおける電気抵抗値を示すアナログ信号が入力される
と、このアナログ信号を、制御部106等によるデジタ
ル処理が可能なデジタル信号に変換し、制御部106に
出力する。また、センサーモジュール101から電気抵
抗値を検出したスイッチを示す信号が入力されると、こ
の信号を制御部106に出力する。
ュール101からスイッチ1a,1b,1c,1d,1
eにおける電気抵抗値を示すアナログ信号が入力される
と、このアナログ信号を、制御部106等によるデジタ
ル処理が可能なデジタル信号に変換し、制御部106に
出力する。また、センサーモジュール101から電気抵
抗値を検出したスイッチを示す信号が入力されると、こ
の信号を制御部106に出力する。
【0076】スイッチングゲート104は、センサーモ
ジュール101から入力された電気抵抗値が所定の条件
を満たすか否かに応じてON/OFFが切り替わるゲー
ト素子等を備え、制御部106に接続されている。従っ
て、制御部106によってスイッチングゲート104に
おけるゲート素子のON/OFFを検知することによ
り、センサーモジュール101からの入力が所定の条件
を満たしているか否かを判別することができる。なお、
センサーモジュール101から、電気抵抗値を検出した
スイッチを示す信号が入力されると、この信号は、スイ
ッチングゲート104を介して制御部106にそのまま
出力される。
ジュール101から入力された電気抵抗値が所定の条件
を満たすか否かに応じてON/OFFが切り替わるゲー
ト素子等を備え、制御部106に接続されている。従っ
て、制御部106によってスイッチングゲート104に
おけるゲート素子のON/OFFを検知することによ
り、センサーモジュール101からの入力が所定の条件
を満たしているか否かを判別することができる。なお、
センサーモジュール101から、電気抵抗値を検出した
スイッチを示す信号が入力されると、この信号は、スイ
ッチングゲート104を介して制御部106にそのまま
出力される。
【0077】データ入出力部105は、制御装置27の
外部に接続された各種の機器との間で、記憶部107に
記憶されるデータや、レベルコンパレータ102、A/
Dコンバータ103、スイッチングゲート104等から
出力された信号および制御部106から出力される制御
信号等の各種のデータや信号を授受するための入出力イ
ンターフェースを備えている。
外部に接続された各種の機器との間で、記憶部107に
記憶されるデータや、レベルコンパレータ102、A/
Dコンバータ103、スイッチングゲート104等から
出力された信号および制御部106から出力される制御
信号等の各種のデータや信号を授受するための入出力イ
ンターフェースを備えている。
【0078】制御部106は、制御装置27の各部を駆
動制御するための演算処理を実行し、レベルコンパレー
タ102からにスイッチ1a,1b,1c,1d,1e
における電気抵抗値のレベルを示す信号が入力される
と、この信号をもとにして、記憶部107内に記憶され
た各種プログラムを読み込んで実行し、記憶部107内
に記憶された設定内容に従って、所定の音声を出力する
ための制御信号を生成して音声再生部108に出力し、
また、玩具20が備える各種駆動部を駆動制御するため
の制御信号を生成して機構駆動部109に出力する。さ
らに、制御部106は、電源制御部110から入力され
る電源電力を、制御部106に接続された各部に供給す
る。
動制御するための演算処理を実行し、レベルコンパレー
タ102からにスイッチ1a,1b,1c,1d,1e
における電気抵抗値のレベルを示す信号が入力される
と、この信号をもとにして、記憶部107内に記憶され
た各種プログラムを読み込んで実行し、記憶部107内
に記憶された設定内容に従って、所定の音声を出力する
ための制御信号を生成して音声再生部108に出力し、
また、玩具20が備える各種駆動部を駆動制御するため
の制御信号を生成して機構駆動部109に出力する。さ
らに、制御部106は、電源制御部110から入力され
る電源電力を、制御部106に接続された各部に供給す
る。
【0079】また、制御部106は、スイッチ1a,1
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値を示すディジ
タル信号がA/Dコンバータ103から入力されると、
このディジタル信号をもとにスイッチ1における電気抵
抗値を取得し、この電気抵抗値に基づいて、記憶部10
7内に記憶された設定内容に従って上記の各種動作を実
行する。
b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値を示すディジ
タル信号がA/Dコンバータ103から入力されると、
このディジタル信号をもとにスイッチ1における電気抵
抗値を取得し、この電気抵抗値に基づいて、記憶部10
7内に記憶された設定内容に従って上記の各種動作を実
行する。
【0080】さらに、制御部106は、スイッチ1a,
1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値に従ってス
イッチングゲート104のON/OFFが切り替わった
ことを検知すると、スイッチングゲート104の状態に
応じて記憶部107内に記憶された設定内容に設定され
た上記の各種動作を実行する。
1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値に従ってス
イッチングゲート104のON/OFFが切り替わった
ことを検知すると、スイッチングゲート104の状態に
応じて記憶部107内に記憶された設定内容に設定され
た上記の各種動作を実行する。
【0081】そして、制御部106は、レベルコンパレ
ータ102、A/Dコンバータ103、あるいはスイッ
チングゲート104から、センサーモジュール101に
よって電気抵抗値を検出したスイッチ1を示す信号が入
力されると、当該スイッチ1に対応づけて記憶部107
に記憶されたデータを読み出し、この読み出したデータ
に従って、音声再生部108或いは機構駆動部109に
対して制御信号を出力する。
ータ102、A/Dコンバータ103、あるいはスイッ
チングゲート104から、センサーモジュール101に
よって電気抵抗値を検出したスイッチ1を示す信号が入
力されると、当該スイッチ1に対応づけて記憶部107
に記憶されたデータを読み出し、この読み出したデータ
に従って、音声再生部108或いは機構駆動部109に
対して制御信号を出力する。
【0082】記憶部107は、内部に半導体記憶素子、
或いは、光学的、磁気的記録媒体等の記憶媒体を備え、
制御装置27の各部を制御するために制御部106によ
って読み込まれる所定のプログラムやデータが記憶され
る。また、記憶部107には、スイッチ1における操作
に対応づけて、玩具20によって実行される各種の動作
が予め設定された設定内容が記憶される。そして、記憶
部107には、スイッチ1a,1b,1c,1d,1e
の各スイッチに対応づけて、スピーカー28から出力さ
れるべき音声を示す音声データが記憶される。
或いは、光学的、磁気的記録媒体等の記憶媒体を備え、
制御装置27の各部を制御するために制御部106によ
って読み込まれる所定のプログラムやデータが記憶され
る。また、記憶部107には、スイッチ1における操作
に対応づけて、玩具20によって実行される各種の動作
が予め設定された設定内容が記憶される。そして、記憶
部107には、スイッチ1a,1b,1c,1d,1e
の各スイッチに対応づけて、スピーカー28から出力さ
れるべき音声を示す音声データが記憶される。
【0083】音声再生部108は、制御部106から入
力される制御信号に従って音声信号を生成し、この音声
信号をスピーカー28に出力して、スピーカー28から
音声を出力させる。
力される制御信号に従って音声信号を生成し、この音声
信号をスピーカー28に出力して、スピーカー28から
音声を出力させる。
【0084】機構駆動部109は、出力端子29を介し
て、玩具20が備えるモータやソレノイド等(図示略)
と接続されており、これらのモータやソレノイド等(図
示略)を、制御部106から入力される制御信号に従っ
て駆動制御する。
て、玩具20が備えるモータやソレノイド等(図示略)
と接続されており、これらのモータやソレノイド等(図
示略)を、制御部106から入力される制御信号に従っ
て駆動制御する。
【0085】電源制御部110は、乾電池や2次電池な
ど、制御装置27の各部に電源を供給するための電源を
備えている。なお、電源制御部110が備える電源は、
玩具20が備えるモータやソレノイド(図示略)、およ
び、スピーカー28など、玩具20全体に電源を供給す
るものであっても良いし、或いは、電源制御部110が
備える電源部と、玩具20が備えるスピーカー28、モ
ータやソレノイド(図示略)に対して電源を供給する電
源部(図示略)とを別体として備える構成としても良
い。
ど、制御装置27の各部に電源を供給するための電源を
備えている。なお、電源制御部110が備える電源は、
玩具20が備えるモータやソレノイド(図示略)、およ
び、スピーカー28など、玩具20全体に電源を供給す
るものであっても良いし、或いは、電源制御部110が
備える電源部と、玩具20が備えるスピーカー28、モ
ータやソレノイド(図示略)に対して電源を供給する電
源部(図示略)とを別体として備える構成としても良
い。
【0086】次に、上記のように構成される玩具20の
動作について説明する。まず、制御装置27において、
センサーモジュール101によって検出されたスイッチ
1a,1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変
化がレベルコンパレータ102に入力される場合につい
て説明する。
動作について説明する。まず、制御装置27において、
センサーモジュール101によって検出されたスイッチ
1a,1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値の変
化がレベルコンパレータ102に入力される場合につい
て説明する。
【0087】玩具20に対して利用者の操作が行われ、
スイッチ1a,1b,1c,1d,1eのいずれかのス
イッチに圧力が加えられると、操作されたスイッチ1の
導体筒2および導体軸3が屈曲し、導体筒2の内面と導
体軸3とが接触するので、導体筒2と導体軸3との間の
電気抵抗値は、無限大(非操作時)から所定の値へと変
化する。
スイッチ1a,1b,1c,1d,1eのいずれかのス
イッチに圧力が加えられると、操作されたスイッチ1の
導体筒2および導体軸3が屈曲し、導体筒2の内面と導
体軸3とが接触するので、導体筒2と導体軸3との間の
電気抵抗値は、無限大(非操作時)から所定の値へと変
化する。
【0088】ここで、制御装置27のセンサーモジュー
ル101によって、導体筒2と導体軸3との間の電気抵
抗値が検出され、電気抵抗値がレベルコンパレータ10
2に対して出力され、さらに、電気抵抗値が変化したス
イッチ1、即ち操作を検知したスイッチ1がスイッチ1
a,1b,1c,1d,1eのどのスイッチ1であるか
を示す信号が出力される。
ル101によって、導体筒2と導体軸3との間の電気抵
抗値が検出され、電気抵抗値がレベルコンパレータ10
2に対して出力され、さらに、電気抵抗値が変化したス
イッチ1、即ち操作を検知したスイッチ1がスイッチ1
a,1b,1c,1d,1eのどのスイッチ1であるか
を示す信号が出力される。
【0089】レベルコンパレータ102は、センサーモ
ジュール101から入力された電気抵抗値の判定を実行
し、レベルコンパレータ102によって、導体筒2と導
体軸3との電気抵抗値が、予め定められた基準値より小
さいレベルであると判定された場合には、基準値より小
さいレベルを示す信号がレベルコンパレータ102から
制御部106に出力される。また、センサーモジュール
101から出力された、操作を検知したスイッチ1を示
す信号は、レベルコンパレータ102を介して制御部1
06に出力される。
ジュール101から入力された電気抵抗値の判定を実行
し、レベルコンパレータ102によって、導体筒2と導
体軸3との電気抵抗値が、予め定められた基準値より小
さいレベルであると判定された場合には、基準値より小
さいレベルを示す信号がレベルコンパレータ102から
制御部106に出力される。また、センサーモジュール
101から出力された、操作を検知したスイッチ1を示
す信号は、レベルコンパレータ102を介して制御部1
06に出力される。
【0090】制御部106は、レベルコンパレータ10
2から入力された信号をもとに、操作を検知したスイッ
チ1を特定するとともに、当該スイッチ1における電気
抵抗値のレベルを検知すると、記憶部107内に予め記
憶された設定内容に基づいて、スピーカー28によって
所定の音声を出力するための制御信号を音声再生部10
8に出力する。具体的には、操作を検知したスイッチ1
に対応づけて記憶部107に記憶された音声データを読
み出して、この音声データが示す音声をスピーカー28
により出力させるための制御信号を生成して音声再生部
108に出力する。そして、音声再生部108におい
て、制御部106から入力された制御信号に従って音声
信号が生成され、スピーカー28に出力されて、スピー
カー28から音声が出力される。
2から入力された信号をもとに、操作を検知したスイッ
チ1を特定するとともに、当該スイッチ1における電気
抵抗値のレベルを検知すると、記憶部107内に予め記
憶された設定内容に基づいて、スピーカー28によって
所定の音声を出力するための制御信号を音声再生部10
8に出力する。具体的には、操作を検知したスイッチ1
に対応づけて記憶部107に記憶された音声データを読
み出して、この音声データが示す音声をスピーカー28
により出力させるための制御信号を生成して音声再生部
108に出力する。そして、音声再生部108におい
て、制御部106から入力された制御信号に従って音声
信号が生成され、スピーカー28に出力されて、スピー
カー28から音声が出力される。
【0091】なお、ここで、玩具20に内蔵されるモー
タやソレノイド等(図示略)を動作させるための制御信
号が制御部106から機構駆動部109に出力され、機
構駆動部109によって、玩具20に内蔵されるモータ
やソレノイド等(図示略)が駆動制御されて玩具20の
各部が動作する構成としても良い。
タやソレノイド等(図示略)を動作させるための制御信
号が制御部106から機構駆動部109に出力され、機
構駆動部109によって、玩具20に内蔵されるモータ
やソレノイド等(図示略)が駆動制御されて玩具20の
各部が動作する構成としても良い。
【0092】また、センサーモジュール101から出力
された電気抵抗値がA/Dコンバータ103に入力され
た場合には、センサーモジュール101によって検出さ
れた電気抵抗値がA/Dコンバータ103によってディ
ジタル化されて、制御部106に出力される。制御部1
06では、操作を検知したスイッチ1を特定するととも
に、A/Dコンバータ103から入力されたディジタル
信号によって当該スイッチ1における電気抵抗値を取得
して、導体筒2と導体軸3とが導通したことを検知する
と、上記の場合と同様に、スピーカー28から所定の音
声を出力させるための制御信号を生成して音声再生部1
08に出力し、あるいは、モータやソレノイド(図示
略)を動作させるための制御信号を生成して機構駆動部
109に出力する。
された電気抵抗値がA/Dコンバータ103に入力され
た場合には、センサーモジュール101によって検出さ
れた電気抵抗値がA/Dコンバータ103によってディ
ジタル化されて、制御部106に出力される。制御部1
06では、操作を検知したスイッチ1を特定するととも
に、A/Dコンバータ103から入力されたディジタル
信号によって当該スイッチ1における電気抵抗値を取得
して、導体筒2と導体軸3とが導通したことを検知する
と、上記の場合と同様に、スピーカー28から所定の音
声を出力させるための制御信号を生成して音声再生部1
08に出力し、あるいは、モータやソレノイド(図示
略)を動作させるための制御信号を生成して機構駆動部
109に出力する。
【0093】さらに、センサーモジュール101により
検出された電気抵抗値がスイッチングゲート104に入
力された場合には、予め、センサーモジュール101か
ら入力された電気抵抗値が所定の値よりも小さい場合に
ONとなるようスイッチングゲート104を設定してお
くことによって、導体筒2と導体軸3とが導通した場合
には、センサーモジュール101から入力される電気抵
抗値に応じてスイッチングゲート104がONに切り換
えられる。そして、制御部106によってスイッチング
ゲート104がONに切り替わったことが検知される
と、制御部106によって、操作を検知したスイッチ1
が特定されるとともに、上述のように各種制御信号が生
成されて、音声再生部108あるいは機構駆動部109
に出力される。
検出された電気抵抗値がスイッチングゲート104に入
力された場合には、予め、センサーモジュール101か
ら入力された電気抵抗値が所定の値よりも小さい場合に
ONとなるようスイッチングゲート104を設定してお
くことによって、導体筒2と導体軸3とが導通した場合
には、センサーモジュール101から入力される電気抵
抗値に応じてスイッチングゲート104がONに切り換
えられる。そして、制御部106によってスイッチング
ゲート104がONに切り替わったことが検知される
と、制御部106によって、操作を検知したスイッチ1
が特定されるとともに、上述のように各種制御信号が生
成されて、音声再生部108あるいは機構駆動部109
に出力される。
【0094】以上のように、本発明の第2の実施の形態
における玩具20によれば、導体筒2と、導体筒2の内
側に絶縁ゴム部材4,4,4によって支持される導体軸
3と、をそれぞれ備えるスイッチ1a,1b,1c,1
d,1eを、頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚
部25および左脚部26の各部に備え、スイッチ1a,
1b,1c,1d,1eにおける導体筒2と導体軸3と
の間の電気抵抗値をセンサーモジュール101によって
検出し、検出された電気抵抗値をレベルコンパレータ1
02、A/Dコンバータ103またはスイッチングゲー
ト104において判定し、この判定結果に基づいて、記
憶部107に記憶されたプログラムまたはデータに従っ
て各種制御信号を生成して音声再生部108または機構
駆動部109に出力し、音声再生部108によってスピ
ーカー28から所定の音声を出力させ、あるいは、機構
駆動部109によってモータやソレノイド等(図示略)
を駆動制御させる。
における玩具20によれば、導体筒2と、導体筒2の内
側に絶縁ゴム部材4,4,4によって支持される導体軸
3と、をそれぞれ備えるスイッチ1a,1b,1c,1
d,1eを、頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚
部25および左脚部26の各部に備え、スイッチ1a,
1b,1c,1d,1eにおける導体筒2と導体軸3と
の間の電気抵抗値をセンサーモジュール101によって
検出し、検出された電気抵抗値をレベルコンパレータ1
02、A/Dコンバータ103またはスイッチングゲー
ト104において判定し、この判定結果に基づいて、記
憶部107に記憶されたプログラムまたはデータに従っ
て各種制御信号を生成して音声再生部108または機構
駆動部109に出力し、音声再生部108によってスピ
ーカー28から所定の音声を出力させ、あるいは、機構
駆動部109によってモータやソレノイド等(図示略)
を駆動制御させる。
【0095】従って、玩具20のスイッチ1a,1b,
1c,1d,1e付近が押圧された場合には、スイッチ
1a,1b,1c,1d,1eのうちいずれかのスイッ
チ1の側面に圧力が加えられて当該スイッチ1が変形
し、導体筒2と導体軸3とが導通する。そして、導体筒
2と導体軸3との電気抵抗値をセンサーモジュール10
1によって検出することによって、導体筒2と導体軸3
とが導通したことを制御装置27により検知して、操作
されたスイッチ1に対応づけて予め設定された玩具20
の動作を実行させることができる。
1c,1d,1e付近が押圧された場合には、スイッチ
1a,1b,1c,1d,1eのうちいずれかのスイッ
チ1の側面に圧力が加えられて当該スイッチ1が変形
し、導体筒2と導体軸3とが導通する。そして、導体筒
2と導体軸3との電気抵抗値をセンサーモジュール10
1によって検出することによって、導体筒2と導体軸3
とが導通したことを制御装置27により検知して、操作
されたスイッチ1に対応づけて予め設定された玩具20
の動作を実行させることができる。
【0096】これによって、玩具20におけるユーザの
操作を確実に検出するとともに、操作を検知するための
スイッチ1a,1b,1c,1d,1eが柔軟な部材に
よって構成されるため、ぬいぐるみ等の柔軟性を有する
玩具20の柔らかい触感を損なうことがないので、興趣
性の高い玩具を提供することができる。また、上述のよ
うに、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eは単純な
構造により、低コストで実現可能であるので、ユーザに
よる操作を検知する玩具20についても、低コストで実
現することができる。
操作を確実に検出するとともに、操作を検知するための
スイッチ1a,1b,1c,1d,1eが柔軟な部材に
よって構成されるため、ぬいぐるみ等の柔軟性を有する
玩具20の柔らかい触感を損なうことがないので、興趣
性の高い玩具を提供することができる。また、上述のよ
うに、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eは単純な
構造により、低コストで実現可能であるので、ユーザに
よる操作を検知する玩具20についても、低コストで実
現することができる。
【0097】さらに、スイッチ1a,1b,1c,1
d,1eが容易に変形可能であるので、玩具20に加え
られたユーザの操作を確実に検出することができる。こ
のため、ユーザの各種の操作に対応して確実に動作する
玩具をより低コストで提供することができる。
d,1eが容易に変形可能であるので、玩具20に加え
られたユーザの操作を確実に検出することができる。こ
のため、ユーザの各種の操作に対応して確実に動作する
玩具をより低コストで提供することができる。
【0098】なお、本第2の実施の形態における玩具2
0は5個のスイッチ1a,1b,1c,1d,1eを備
える構成としたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、1個のスイッチ1を備える構成とし、このスイッ
チ1と、頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚部2
5、および左脚部26の玩具20の各部とを糸によって
連結する構成としても良い。この場合、玩具20の各部
が引っ張られる等の操作が行われると、スイッチ1が糸
によって引っ張られて変形し、導体筒2と導体軸3とが
導通することで、ユーザの操作を検知することができ
る。
0は5個のスイッチ1a,1b,1c,1d,1eを備
える構成としたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、1個のスイッチ1を備える構成とし、このスイッ
チ1と、頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚部2
5、および左脚部26の玩具20の各部とを糸によって
連結する構成としても良い。この場合、玩具20の各部
が引っ張られる等の操作が行われると、スイッチ1が糸
によって引っ張られて変形し、導体筒2と導体軸3とが
導通することで、ユーザの操作を検知することができ
る。
【0099】また、玩具20におけるスイッチ1a,1
b,1c,1d,1eの取付位置は、上記のように玩具
20の頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚部2
5、および左脚部26にそれぞれ内蔵する構成のほか、
胴体部21にも内蔵する構成としても良く、その他、ス
ピーカー28の取付位置等の細部構成についても任意に
変更可能である。
b,1c,1d,1eの取付位置は、上記のように玩具
20の頭部22、右腕部23、左腕部24、右脚部2
5、および左脚部26にそれぞれ内蔵する構成のほか、
胴体部21にも内蔵する構成としても良く、その他、ス
ピーカー28の取付位置等の細部構成についても任意に
変更可能である。
【0100】さらに、本第2の実施の形態における玩具
20においては、操作を検知したスイッチ1a,1b,
1c,1d,1eに対応づけて記憶部107に記憶され
た音声データに基づく動作を行う等、操作を検知したス
イッチ1を特定し、当該スイッチ1に対応づけられた動
作を行う構成としたが、各スイッチ1a,1b,1c,
1d,1eにおける操作位置をさらに特定する構成とす
ることも可能である。
20においては、操作を検知したスイッチ1a,1b,
1c,1d,1eに対応づけて記憶部107に記憶され
た音声データに基づく動作を行う等、操作を検知したス
イッチ1を特定し、当該スイッチ1に対応づけられた動
作を行う構成としたが、各スイッチ1a,1b,1c,
1d,1eにおける操作位置をさらに特定する構成とす
ることも可能である。
【0101】即ち、記憶部107内に、図5に示す操作
判定テーブル107aを記憶し、この操作判定テーブル
107aに基づく動作を行う玩具20としても良い。な
お、この場合、記憶部107は記憶手段として機能し、
制御部106は距離判定手段として機能する。
判定テーブル107aを記憶し、この操作判定テーブル
107aに基づく動作を行う玩具20としても良い。な
お、この場合、記憶部107は記憶手段として機能し、
制御部106は距離判定手段として機能する。
【0102】図5は、操作判定テーブル107aの構成
を示す図である。図5に示すように、操作判定テーブル
107aは、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eが
操作された際に検出された電気抵抗値と、スイッチ1
a,1b,1c,1d,1eが操作された位置との関係
が設定されている。例えば、センサーモジュール101
により検出された電気抵抗値が、レベルコンパレータ1
02によって「基準値より大」と判定されれば、操作さ
れたスイッチ1a,1b,1c,1d,1eの変形箇所
は制御装置27から「遠い」箇所であると設定されてい
る。
を示す図である。図5に示すように、操作判定テーブル
107aは、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eが
操作された際に検出された電気抵抗値と、スイッチ1
a,1b,1c,1d,1eが操作された位置との関係
が設定されている。例えば、センサーモジュール101
により検出された電気抵抗値が、レベルコンパレータ1
02によって「基準値より大」と判定されれば、操作さ
れたスイッチ1a,1b,1c,1d,1eの変形箇所
は制御装置27から「遠い」箇所であると設定されてい
る。
【0103】ここで、スイッチ1aを例にとって変形箇
所と電気抵抗値とについて説明すると、スイッチ1aに
おける電気抵抗値を検出するためのスイッチ1aとセン
サーモジュール101との接続端子は、スイッチ1aの
制御装置27側の端部に設けられる。つまり、スイッチ
1aの操作時には、導体筒2及び導体軸3において、制
御装置27側の端部とスイッチ1aの変形箇所との間の
部分に通電される。また、スイッチ1aが操作されてス
イッチ1a内の導体筒2と導体軸3とが導通すると、ス
イッチ1aにおける電気抵抗値は、無限大(非操作時)
から所定の値へと減少する。
所と電気抵抗値とについて説明すると、スイッチ1aに
おける電気抵抗値を検出するためのスイッチ1aとセン
サーモジュール101との接続端子は、スイッチ1aの
制御装置27側の端部に設けられる。つまり、スイッチ
1aの操作時には、導体筒2及び導体軸3において、制
御装置27側の端部とスイッチ1aの変形箇所との間の
部分に通電される。また、スイッチ1aが操作されてス
イッチ1a内の導体筒2と導体軸3とが導通すると、ス
イッチ1aにおける電気抵抗値は、無限大(非操作時)
から所定の値へと減少する。
【0104】このとき、導体筒2および導体軸3は、そ
れ自身が導通抵抗を有するものであり、導体筒2と導体
軸3とが接触しても電気抵抗値は「0(零)」とはなら
ない。また、導体筒2および導体軸3の導通抵抗の値
は、導体筒2および導体軸3において通電される部分の
長さにほぼ比例する。従って、スイッチ1aにおいて、
制御装置27から離れた位置で導体筒2と導体軸3とが
導通した場合には、制御装置27付近で導通した場合に
比べて電気抵抗の値は大きくなる。このため、スイッチ
1aが操作されて変形した状態での電気抵抗値から、変
形した位置が制御装置27から近いか、あるいは遠いの
かを判別することができる。
れ自身が導通抵抗を有するものであり、導体筒2と導体
軸3とが接触しても電気抵抗値は「0(零)」とはなら
ない。また、導体筒2および導体軸3の導通抵抗の値
は、導体筒2および導体軸3において通電される部分の
長さにほぼ比例する。従って、スイッチ1aにおいて、
制御装置27から離れた位置で導体筒2と導体軸3とが
導通した場合には、制御装置27付近で導通した場合に
比べて電気抵抗の値は大きくなる。このため、スイッチ
1aが操作されて変形した状態での電気抵抗値から、変
形した位置が制御装置27から近いか、あるいは遠いの
かを判別することができる。
【0105】また、図5に示す操作判定テーブル107
aには、センサーモジュール101によって検出された
電気抵抗値が、レベルコンパレータ102によって「基
準値より大」と判定された場合には、変形箇所は制御装
置27から遠く離れた部分であり、「基準値より小」と
判定された場合には、変形箇所は制御装置27に近い部
分であると設定されている。
aには、センサーモジュール101によって検出された
電気抵抗値が、レベルコンパレータ102によって「基
準値より大」と判定された場合には、変形箇所は制御装
置27から遠く離れた部分であり、「基準値より小」と
判定された場合には、変形箇所は制御装置27に近い部
分であると設定されている。
【0106】従って、操作判定テーブル107aを記憶
部107内に記憶させ、スイッチ1a,1b,1c,1
d,1eのうち、操作を検知したスイッチ1で検出され
た電気抵抗値に基づいて操作判定テーブル107aを参
照させることにより、玩具20が操作された際に、操作
された箇所を特定することができ、また、特定した箇所
を示す信号を制御部106から出力させることができ
る。
部107内に記憶させ、スイッチ1a,1b,1c,1
d,1eのうち、操作を検知したスイッチ1で検出され
た電気抵抗値に基づいて操作判定テーブル107aを参
照させることにより、玩具20が操作された際に、操作
された箇所を特定することができ、また、特定した箇所
を示す信号を制御部106から出力させることができ
る。
【0107】これにより、例えば、右脚部25における
操作を検出した場合には、スピーカー28から悲鳴を模
した音声を出力するよう設定し、また、右腕部23の、
胴体部21への接続部分が操作された場合には笑い声を
模した音声がスピーカー28から出力されるよう設定す
ることによって、ユーザが操作した箇所に応じて異なる
種類の動作をすることができる。つまり、ユーザによる
操作内容にきめ細かく対応した各種動作を行う玩具20
を実現することができる。
操作を検出した場合には、スピーカー28から悲鳴を模
した音声を出力するよう設定し、また、右腕部23の、
胴体部21への接続部分が操作された場合には笑い声を
模した音声がスピーカー28から出力されるよう設定す
ることによって、ユーザが操作した箇所に応じて異なる
種類の動作をすることができる。つまり、ユーザによる
操作内容にきめ細かく対応した各種動作を行う玩具20
を実現することができる。
【0108】つまり、ユーザによる操作の有無だけでな
く、ユーザにより操作された箇所を特定することがで
き、さらに、各操作箇所に応じた動作を行うことも可能
であり、ユーザの操作に対して、よりきめ細かく対応
し、より興趣性の高い玩具を提供することができる。
く、ユーザにより操作された箇所を特定することがで
き、さらに、各操作箇所に応じた動作を行うことも可能
であり、ユーザの操作に対して、よりきめ細かく対応
し、より興趣性の高い玩具を提供することができる。
【0109】なお、図5に示す操作判定テーブル107
aを記憶部107内に記憶し、上記動作を行わせる場
合、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eにおける電
気抵抗値について、レベルコンパレータ102によって
予め定められた基準値より大きいか、小さいか、あるい
は基準値の範囲内かのレベル判定を行うものとしたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スイ
ッチ1a,1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値
と制御装置27からの距離とが対応づけて設定されたグ
ラフを記憶部107内に記憶し、センサーモジュール1
01によって検出した電気抵抗値をA/Dコンバータ1
03によってディジタル信号に変換して制御部106に
出力し、制御部106によって、変形箇所の制御装置2
7からの距離を算出する構成としても良い。これによ
り、ユーザによって操作された箇所をより詳細に特定す
ることができる。
aを記憶部107内に記憶し、上記動作を行わせる場
合、スイッチ1a,1b,1c,1d,1eにおける電
気抵抗値について、レベルコンパレータ102によって
予め定められた基準値より大きいか、小さいか、あるい
は基準値の範囲内かのレベル判定を行うものとしたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スイ
ッチ1a,1b,1c,1d,1eにおける電気抵抗値
と制御装置27からの距離とが対応づけて設定されたグ
ラフを記憶部107内に記憶し、センサーモジュール1
01によって検出した電気抵抗値をA/Dコンバータ1
03によってディジタル信号に変換して制御部106に
出力し、制御部106によって、変形箇所の制御装置2
7からの距離を算出する構成としても良い。これによ
り、ユーザによって操作された箇所をより詳細に特定す
ることができる。
【0110】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、力が加わ
った際に導体管が変形して導体棒に接触し、導体管と導
体棒とが導通する。また、力が加わらなければ、導体管
と導体棒との間に固定された絶縁部材によって導体管と
導体棒とは離隔されて絶縁されているので、導体管と導
体棒との間の導通状態を検出することによって外部から
力が加わったか否かを容易に検知できるスイッチを提供
することができる。特に、導体管、導体棒および絶縁部
材はいずれも可撓性の部材であり、容易に変形可能であ
るので、このスイッチは容易に変形して、外部からの力
を確実に検知することができる。また、導体管と、導体
棒と、絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸方向に沿
って固定されているので、これら導体管と導体棒と絶縁
部材とを、例えば押出成形技術によって同時に形成する
ことができる。このため、本発明のスイッチは、非常に
容易に、かつ、低いコストで製造することができる。さ
らに、導体管、導体棒および絶縁部材はいずれも可撓性
を有するので、全体的に柔らかい触感を有するスイッチ
を提供することができる。従って、特に、ぬいぐるみや
樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩具に適用した場
合、玩具の触感を損なうことがないので、興趣性の高い
玩具を提供することができる。
った際に導体管が変形して導体棒に接触し、導体管と導
体棒とが導通する。また、力が加わらなければ、導体管
と導体棒との間に固定された絶縁部材によって導体管と
導体棒とは離隔されて絶縁されているので、導体管と導
体棒との間の導通状態を検出することによって外部から
力が加わったか否かを容易に検知できるスイッチを提供
することができる。特に、導体管、導体棒および絶縁部
材はいずれも可撓性の部材であり、容易に変形可能であ
るので、このスイッチは容易に変形して、外部からの力
を確実に検知することができる。また、導体管と、導体
棒と、絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸方向に沿
って固定されているので、これら導体管と導体棒と絶縁
部材とを、例えば押出成形技術によって同時に形成する
ことができる。このため、本発明のスイッチは、非常に
容易に、かつ、低いコストで製造することができる。さ
らに、導体管、導体棒および絶縁部材はいずれも可撓性
を有するので、全体的に柔らかい触感を有するスイッチ
を提供することができる。従って、特に、ぬいぐるみや
樹脂製の人形などの柔軟性を有する玩具に適用した場
合、玩具の触感を損なうことがないので、興趣性の高い
玩具を提供することができる。
【0111】請求項2記載の発明によれば、導体管と導
体棒とに固定される絶縁部材を複数備え、これら複数の
絶縁部材は互いに平行に配設されるので、導体管と導体
棒とを絶縁状態で確実に保持することができる。これに
よって、誤動作なく確実に動作するスイッチを提供する
ことができる。
体棒とに固定される絶縁部材を複数備え、これら複数の
絶縁部材は互いに平行に配設されるので、導体管と導体
棒とを絶縁状態で確実に保持することができる。これに
よって、誤動作なく確実に動作するスイッチを提供する
ことができる。
【0112】請求項3記載の発明によれば、導体管と、
導体棒と、絶縁部材との長さが等しいので、例えば押出
成型技術によって一体となって成型された導体管、導体
棒および絶縁部材を、所望の長さに切断することによっ
て容易に得ることができる。従って、少ない工程で容易
に製造可能であり、より低コストで製造することができ
る。さらに、使用する前までは切断されない状態で保管
し、使用時に最適な長さに切断して使用することによ
り、様々な条件に対して容易に適応できる。
導体棒と、絶縁部材との長さが等しいので、例えば押出
成型技術によって一体となって成型された導体管、導体
棒および絶縁部材を、所望の長さに切断することによっ
て容易に得ることができる。従って、少ない工程で容易
に製造可能であり、より低コストで製造することができ
る。さらに、使用する前までは切断されない状態で保管
し、使用時に最適な長さに切断して使用することによ
り、様々な条件に対して容易に適応できる。
【0113】請求項4記載の発明によれば、導体管に設
けられた貫通孔と、導体棒に設けられた貫通軸孔と、に
対して導線等を接続することにより、本発明のスイッチ
を各種装置に容易に取り付けることができる。このた
め、本発明のスイッチの取付を簡単に行うことができ、
各種の用途に利用することができる。さらに、貫通孔と
貫通軸孔とは、それぞれ、導体管と導体棒とを貫通する
孔であるので、例えば押出成形技術を用いて、導体管、
導体棒および絶縁部材を同時に形成する際に、これら貫
通孔および貫通軸孔を同時に形成することができる。こ
れによって、製造コストが非常に安価で、かつ、有用な
スイッチを提供することができる。
けられた貫通孔と、導体棒に設けられた貫通軸孔と、に
対して導線等を接続することにより、本発明のスイッチ
を各種装置に容易に取り付けることができる。このた
め、本発明のスイッチの取付を簡単に行うことができ、
各種の用途に利用することができる。さらに、貫通孔と
貫通軸孔とは、それぞれ、導体管と導体棒とを貫通する
孔であるので、例えば押出成形技術を用いて、導体管、
導体棒および絶縁部材を同時に形成する際に、これら貫
通孔および貫通軸孔を同時に形成することができる。こ
れによって、製造コストが非常に安価で、かつ、有用な
スイッチを提供することができる。
【0114】請求項5記載の発明によれば、貫通孔と貫
通軸孔には導体片が挿入されて固定され、この導体片は
それぞれ導線に接続されているので、この導線を各種機
器に接続することによって、容易に本発明のスイッチを
各種装置に接続することができる。また、貫通孔および
貫通軸孔は、可撓性部材に穿設された孔であり、金属製
の部材等の導体片を挿入して固定する工程は非常に簡単
である。従って、容易に、かつ低コストで製造可能であ
る上、簡単に利用できるスイッチを提供することができ
る。
通軸孔には導体片が挿入されて固定され、この導体片は
それぞれ導線に接続されているので、この導線を各種機
器に接続することによって、容易に本発明のスイッチを
各種装置に接続することができる。また、貫通孔および
貫通軸孔は、可撓性部材に穿設された孔であり、金属製
の部材等の導体片を挿入して固定する工程は非常に簡単
である。従って、容易に、かつ低コストで製造可能であ
る上、簡単に利用できるスイッチを提供することができ
る。
【0115】請求項6記載の発明によれば、外部からの
力によって導体管をはじめとする各部の変形を、電気抵
抗値を検出することによって検知し、所定の信号を出力
するので、確実に外部からの力の有無を検知するととも
に、このスイッチに接続された各種機器に対して外部か
らの力の有無を報知することができる。これにより、全
体的に柔軟な触感を有し、非常に低いコストで製造可能
なスイッチを、信号出力手段により出力される信号に対
応して動作する動作部を備える玩具や各種機器に対して
容易に適用することができる。
力によって導体管をはじめとする各部の変形を、電気抵
抗値を検出することによって検知し、所定の信号を出力
するので、確実に外部からの力の有無を検知するととも
に、このスイッチに接続された各種機器に対して外部か
らの力の有無を報知することができる。これにより、全
体的に柔軟な触感を有し、非常に低いコストで製造可能
なスイッチを、信号出力手段により出力される信号に対
応して動作する動作部を備える玩具や各種機器に対して
容易に適用することができる。
【0116】請求項7記載の発明によれば、抵抗値接続
手段が導体管と導体棒とに接続された接続点から、導体
管と導体棒とが接触する接触点までの距離は、導体管と
導体棒との電気伝導度に依存するため、接続点から接触
点までの距離と抵抗値検出手段によって検出される電気
抵抗値とを対応づけて記憶手段に記憶しておくことによ
り、導体管が変形した際に、接続点から接触点までの距
離を出力することができる。これによって、導体管、導
体棒および絶縁部材の長さを非常に長く構成した場合
に、各部が変形した箇所を検知することができるので、
外部からの力を検知するだけでなく、外部から力が加わ
った箇所を検知することが可能なスイッチを提供するこ
とができる。また、スイッチが全体的に可撓性を有して
いるので、例えば人体や玩具等の複雑な形状の部分に取
り付けることも容易であり、さらに、低コストで製造可
能である。
手段が導体管と導体棒とに接続された接続点から、導体
管と導体棒とが接触する接触点までの距離は、導体管と
導体棒との電気伝導度に依存するため、接続点から接触
点までの距離と抵抗値検出手段によって検出される電気
抵抗値とを対応づけて記憶手段に記憶しておくことによ
り、導体管が変形した際に、接続点から接触点までの距
離を出力することができる。これによって、導体管、導
体棒および絶縁部材の長さを非常に長く構成した場合
に、各部が変形した箇所を検知することができるので、
外部からの力を検知するだけでなく、外部から力が加わ
った箇所を検知することが可能なスイッチを提供するこ
とができる。また、スイッチが全体的に可撓性を有して
いるので、例えば人体や玩具等の複雑な形状の部分に取
り付けることも容易であり、さらに、低コストで製造可
能である。
【0117】請求項8記載の発明によれば、玩具に取り
付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知するスイ
ッチを、いずれも可撓性を有する導体管、導体棒および
絶縁部材によって構成することによって、全体にわたっ
て柔軟性を有し、低コストで実現可能なスイッチを提供
することができる。特に、ぬいぐるみや人形などの柔軟
性を有する玩具に適用すれば、玩具の触感を損なうこと
のないスイッチとして利用することができ、また、他の
玩具においても、複雑な形状に沿って配設できるので、
玩具に取り付けられるスイッチとして有用である。さら
に、導体管と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管および
導体棒の軸方向に沿って固定されているので、これら導
体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術によ
って同時に形成することができる。このため、低いコス
トで製造可能なスイッチを適用することで、低コストで
実現可能な玩具を提供することができる。
付けられ、当該玩具の外部から加わる力を検知するスイ
ッチを、いずれも可撓性を有する導体管、導体棒および
絶縁部材によって構成することによって、全体にわたっ
て柔軟性を有し、低コストで実現可能なスイッチを提供
することができる。特に、ぬいぐるみや人形などの柔軟
性を有する玩具に適用すれば、玩具の触感を損なうこと
のないスイッチとして利用することができ、また、他の
玩具においても、複雑な形状に沿って配設できるので、
玩具に取り付けられるスイッチとして有用である。さら
に、導体管と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管および
導体棒の軸方向に沿って固定されているので、これら導
体管と導体棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術によ
って同時に形成することができる。このため、低いコス
トで製造可能なスイッチを適用することで、低コストで
実現可能な玩具を提供することができる。
【0118】請求項9記載の発明によれば、外部から加
わる力を検知するスイッチとして、可撓性の導体管、導
体棒および絶縁部材によって構成され、導体管が変形し
た際に導体管と導体棒とが接触することによって導体管
と導体棒とが導通し、導体管が変形しなければ導体管と
導体棒とが絶縁されるスイッチを備えている。従って、
導体管と導体棒との導通状態を検知することによって、
導体管の変形の有無を検知することができるので、玩具
に対して外部から加わった力を確実に検知することが可
能なスイッチを備えている。また、この玩具が備えるス
イッチは非常に簡単に構成可能であり、さらに、導体管
と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸
方向に沿って固定されているので、これら導体管と導体
棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術によって同時に
形成することができ、低コストで実現することができ
る。このため、外部から加わる力を検知するスイッチを
備えた玩具を低コストで提供することができる。また、
このスイッチにおいて、導体管、導体棒および絶縁部材
は可撓性を有するので、全体的に柔らかいスイッチであ
り、特に、ぬいぐるみや樹脂製の人形などの柔軟性を有
する玩具に適用した場合、玩具の触感を損なうことがな
いので、興趣性の高い玩具を提供することができる。
わる力を検知するスイッチとして、可撓性の導体管、導
体棒および絶縁部材によって構成され、導体管が変形し
た際に導体管と導体棒とが接触することによって導体管
と導体棒とが導通し、導体管が変形しなければ導体管と
導体棒とが絶縁されるスイッチを備えている。従って、
導体管と導体棒との導通状態を検知することによって、
導体管の変形の有無を検知することができるので、玩具
に対して外部から加わった力を確実に検知することが可
能なスイッチを備えている。また、この玩具が備えるス
イッチは非常に簡単に構成可能であり、さらに、導体管
と、導体棒と、絶縁部材とは、導体管および導体棒の軸
方向に沿って固定されているので、これら導体管と導体
棒と絶縁部材とを、例えば押出成形技術によって同時に
形成することができ、低コストで実現することができ
る。このため、外部から加わる力を検知するスイッチを
備えた玩具を低コストで提供することができる。また、
このスイッチにおいて、導体管、導体棒および絶縁部材
は可撓性を有するので、全体的に柔らかいスイッチであ
り、特に、ぬいぐるみや樹脂製の人形などの柔軟性を有
する玩具に適用した場合、玩具の触感を損なうことがな
いので、興趣性の高い玩具を提供することができる。
【0119】請求項10記載の発明によれば、外部から
の力が加わって導体管が変形したことを、電気抵抗値を
検出することによって検知し、所定の信号を出力するの
で、確実に外部からの力の有無を検知するスイッチを備
えている。従って、例えばユーザによって触られたり、
あるいは、叩かれる等の操作が加えられた際に、音声の
出力やモータ等による動作を行う玩具において、信号出
力手段により出力される信号に対応して動作するように
構成することにより、全体的に柔らかいスイッチを備
え、より興趣性の高い玩具を容易に提供することができ
る。また、このスイッチは低いコストで製造可能であ
り、このスイッチを備えた玩具をより低コストで提供す
ることができる。
の力が加わって導体管が変形したことを、電気抵抗値を
検出することによって検知し、所定の信号を出力するの
で、確実に外部からの力の有無を検知するスイッチを備
えている。従って、例えばユーザによって触られたり、
あるいは、叩かれる等の操作が加えられた際に、音声の
出力やモータ等による動作を行う玩具において、信号出
力手段により出力される信号に対応して動作するように
構成することにより、全体的に柔らかいスイッチを備
え、より興趣性の高い玩具を容易に提供することができ
る。また、このスイッチは低いコストで製造可能であ
り、このスイッチを備えた玩具をより低コストで提供す
ることができる。
【0120】請求項11記載の発明によれば、信号出力
手段により出力された信号に基づいて所定の音声を出力
するので、例えばユーザによって触られたり、あるい
は、叩かれる等の操作が加えられた際に、所定の音声を
出力する玩具を容易に実現することができる。これによ
って、例えばぬいぐるみや人形など、柔らかい本体を有
する玩具に適用することによって、その触感を損なうこ
とのない柔らかいスイッチを備え、さらにユーザによる
操作に対応して動作を行う興趣性の高い玩具を、低コス
トで提供することができる。
手段により出力された信号に基づいて所定の音声を出力
するので、例えばユーザによって触られたり、あるい
は、叩かれる等の操作が加えられた際に、所定の音声を
出力する玩具を容易に実現することができる。これによ
って、例えばぬいぐるみや人形など、柔らかい本体を有
する玩具に適用することによって、その触感を損なうこ
とのない柔らかいスイッチを備え、さらにユーザによる
操作に対応して動作を行う興趣性の高い玩具を、低コス
トで提供することができる。
【0121】請求項12記載の発明によれば、外部から
の力に応じて変形可能な柔軟性を有する本体内に、全体
的に柔軟なスイッチを収納することにより、ユーザによ
って力が加えられたことを容易に検知でき、かつ、スイ
ッチの存在によって触感が損なわれることのない玩具を
提供することができる。特に、硬質な素材を用いたスイ
ッチを柔軟性を有する玩具本体に収納した場合には、ス
イッチの存在が明確に分かってしまって興趣性を損なう
ことがあったが、本発明のスイッチを備えた玩具によれ
ば、触感を損なわず、スイッチの存在を感じさせない玩
具を提供することができる。さらに、このスイッチを備
えた玩具に適用されるスイッチは、非常に低いコストで
製造可能であるので、より興趣性に富む玩具を低コスト
で提供することができる。
の力に応じて変形可能な柔軟性を有する本体内に、全体
的に柔軟なスイッチを収納することにより、ユーザによ
って力が加えられたことを容易に検知でき、かつ、スイ
ッチの存在によって触感が損なわれることのない玩具を
提供することができる。特に、硬質な素材を用いたスイ
ッチを柔軟性を有する玩具本体に収納した場合には、ス
イッチの存在が明確に分かってしまって興趣性を損なう
ことがあったが、本発明のスイッチを備えた玩具によれ
ば、触感を損なわず、スイッチの存在を感じさせない玩
具を提供することができる。さらに、このスイッチを備
えた玩具に適用されるスイッチは、非常に低いコストで
製造可能であるので、より興趣性に富む玩具を低コスト
で提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるスイッチ1
の概略構成を示す外観斜視図である。
の概略構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すスイッチ1の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における玩具20の
概略構成を示す図である。
概略構成を示す図である。
【図4】図3に示す制御装置27の内部構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】図4に示す記憶部107内に記憶される操作判
定テーブル107aの構成を模式的に示す図である。
定テーブル107aの構成を模式的に示す図である。
1 スイッチ 2 導体筒(導体管) 3 導体軸(導体棒) 4,4,4 絶縁ゴム部材(絶縁部材) 5 電極接続孔(貫通孔) 6 電極接続孔(貫通軸孔) 7,8 電極部材(導体片) 9,10 導線 20 玩具 1a,1b,1c,1d,1e スイッチ 21 胴体部(本体) 22 頭部(本体) 23 右腕部(本体) 24 左腕部(本体) 25 右脚部(本体) 26 左脚部(本体) 27 制御装置 101 センサーモジュール(抵抗値検出手段) 102 レベルコンパレータ 103 A/Dコンバータ 104 スイッチングゲート 105 データ入出力部 106 制御部(信号出力手段、距離判定手段) 107 記憶部(記憶手段) 107a 操作判定テーブル 108 音声再生部 109 機構駆動部 110 電源制御部 28 スピーカー(音声出力手段) 29 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01H 13/52 H01H 13/52 Z Fターム(参考) 2C150 BC06 CA01 CA02 CA03 CA04 DF02 DF04 DF06 DF08 FA42 FB12 5G006 AA01 AZ08 DB07 DD18 LB01 5G023 AA12 CA08 CA50 5G051 AA27 AC11 AC28
Claims (12)
- 【請求項1】可撓性の導体管と、 この導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分を通
る可撓性の導体棒と、 一端を前記導体棒の表面に当該導体棒の軸方向に沿って
固定されるとともに、他端を前記導体管の内面に当該導
体管の軸方向に沿って固定される可撓性の絶縁部材と、 を備えることを特徴とするスイッチ。 - 【請求項2】前記導体管の軸方向に沿って平行に配設さ
れる複数の前記絶縁部材を備えることを特徴とする請求
項1記載のスイッチ。 - 【請求項3】前記導体管と、前記導体棒と、前記絶縁部
材とは、その長手方向の長さが互いに等しいことを特徴
とする請求項1または2記載のスイッチ。 - 【請求項4】前記導体管には、その表面内部を当該導体
管の軸方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記導体棒に
は、その軸中心を当該導体棒の軸方向に貫通する貫通軸
孔が設けられることを特徴とする請求項1から3のいず
れかに記載のスイッチ。 - 【請求項5】前記貫通孔および前記貫通軸孔には、導線
が接続された導体片がそれぞれ挿入された状態で固定さ
れることを特徴とする請求項4記載のスイッチ。 - 【請求項6】前記導体管と前記導体棒との間の電気抵抗
値を検出する抵抗値検出手段と、 この抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に対応
して所定の信号を出力する信号出力手段と、をさらに備
えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
のスイッチ。 - 【請求項7】前記信号出力手段は、 前記抵抗値検出手段が前記導体管および前記導体棒に接
続される接続点から前記導体管と前記導体棒とが接触す
る接触点までの距離と、前記抵抗値検出手段により検出
される電気抵抗値と、を対応づけて記憶する記憶手段
と、 前記抵抗値検出手段により電気抵抗値が検出された際
に、検出された電気抵抗値に対応づけて前記記憶手段に
記憶された前記接続点から前記接触点までの距離を出力
する距離判定手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項6記載のスイッ
チ。 - 【請求項8】玩具に取り付けられ、当該玩具の外部から
加わる力を検知するスイッチであって、 可撓性の導体管と、 この導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分を通
る可撓性の導体棒と、 一端を前記導体棒の表面に当該導体棒の軸方向に沿って
固定されるとともに、他端を前記導体管の内面に当該導
体管の軸方向に沿って固定される可撓性の絶縁部材と、 を備えることを特徴とするスイッチ。 - 【請求項9】外部から加わる力を検知するスイッチを備
えた玩具であって、 前記スイッチは、可撓性の導体管と、 この導体管の軸方向に沿って前記導体管の中空部分を通
る可撓性の導体棒と、 一端を前記導体棒の表面に当該導体棒の軸方向に沿って
固定されるとともに、他端を前記導体管の内面に当該導
体管の軸方向に沿って固定される可撓性の絶縁部材と、
を備えることを特徴とするスイッチを備えた玩具。 - 【請求項10】前記スイッチは、前記導体管と前記導体
棒との間の電気抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、 この抵抗値検出手段により検出される電気抵抗値に対応
して所定の信号を出力する信号出力手段と、をさらに備
えることを特徴とする請求項9記載のスイッチを備えた
玩具。 - 【請求項11】前記信号出力手段により出力された信号
に基づいて所定の音声を出力する音声出力手段をさらに
備えることを特徴とする請求項10記載のスイッチを備
えた玩具。 - 【請求項12】外部からの力に応じて変形可能な柔軟性
を有する本体内に前記スイッチを収納してなることを特
徴とする請求項9から11のいずれかに記載のスイッチ
を備えた玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11054414A JP2000251553A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | スイッチ、および、スイッチを備えた玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11054414A JP2000251553A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | スイッチ、および、スイッチを備えた玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000251553A true JP2000251553A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12970054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11054414A Pending JP2000251553A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | スイッチ、および、スイッチを備えた玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000251553A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320416A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Aichi Prefecture | 音楽演奏機能付き筋力トレーニング用具 |
JP7133734B1 (ja) * | 2022-02-22 | 2022-09-08 | 諭子 廣松 | ぬいぐるみ |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11054414A patent/JP2000251553A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320416A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Aichi Prefecture | 音楽演奏機能付き筋力トレーニング用具 |
JP7133734B1 (ja) * | 2022-02-22 | 2022-09-08 | 諭子 廣松 | ぬいぐるみ |
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