JP2000250499A - 画像表示装置及びシステムとその方法 - Google Patents

画像表示装置及びシステムとその方法

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JP2000250499A
JP2000250499A JP11096735A JP9673599A JP2000250499A JP 2000250499 A JP2000250499 A JP 2000250499A JP 11096735 A JP11096735 A JP 11096735A JP 9673599 A JP9673599 A JP 9673599A JP 2000250499 A JP2000250499 A JP 2000250499A
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Shuki Ando
宗棋 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された信号に対して遅延を少なくして画
像を表示する。 【解決手段】 入力装置及び表示装置と、前記入力部か
ら入力された信号に応じて演算を行って前記表示装置に
表示するための画像信号を生成する演算装置とがネット
ワークを介して接続された画像表示システムにおいて、
演算装置は入力装置から入力される信号を予測して複数
の入力可能性を求め(P1)、その予測に対応する複数
の状態信号を生成し(P2)、それら複数の状態信号に
基づいて複数の画像を生成する(P2−1)。こうして
生成された複数の画像の画像信号をネットワークを介し
て表示装置に伝送する(P3)。表示装置は入力装置か
らの信号を受信する(P11)と、その信号に基づいて
複数の画像から対応する画像を選択して表示する(P1
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された信号に
応じて画像を表示する画像表示装置及びシステムとその
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビなどの表示装置に接続して使用で
きるスタンドアロン型のゲーム機が知られている。この
ようなゲーム機では、コントローラ等の入力部からの入
力信号に応じて、ゲーム機本体に設けられた演算部が演
算等を実行して画像信号を生成し、それを表示装置に伝
送して表示している。この場合、この演算部における処
理サイクルは、表示装置であるテレビ信号の表示タイミ
ングに同期して行われ、テレビ信号の1フレーム(1/
30)秒もしくは2フレームを、ゲーム上の1フレーム
とする処理が多く用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次に、このようなゲー
ム機をネットワークに接続して使用する場合を考える。
即ち、入力部(コントローラ)とテレビ等の表示装置は
ユーザの手元にあるが、演算部はネットワークを介し
て、これらコントローラや表示装置に接続されている。
このような場合には、コントローラから入力された入力
信号及び演算部から表示装置に伝送される画像信号がネ
ットワークを通じて転送されるため、ネットワークにお
ける入力信号や画像信号の遅延が問題になる。このよう
な遅延は、演算部の処理速度を速くすることで、ある程
度の改善は可能であるが、そうした場合でも、前述のス
タンドアロン型の場合と比較すると、入力部からの入力
に対応した画像出力までの応答時間が長くなり、例えば
フレームレートよりもこの応答時間が長くなると、ユー
ザが操作の違和感を感じるようになる。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、入力された信号に対して遅延を少なくして画像を表
示できる画像表示装置及びシステムとその方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】また本発明の目的は、伝送路における伝播
遅延による操作感の不具合を解消した画像表示装置及び
システムとその方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像表示装置は以下のような構成を備える。
即ち、ユーザの操作に応じた信号を入力する入力手段
と、前記入力手段から入力される入力信号を予測して複
数の入力可能性を抽出する入力予測手段と、前記入力予
測手段により予測された入力可能性に応じた複数の状態
を示す状態信号を生成する予測演算手段と、前記複数の
状態信号を表示部に転送する演算結果送出手段と、前記
入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の状態の
いずれかに確定する状態確定手段と、前記複数の状態信
号に対応する複数の画像を生成する描画手段と、前記状
態確定手段により確定された状態に対応する画像を前記
描画手段により描画された画像の中から選択して表示す
る表示手段とを有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために本発明の画像表
示システムは以下のような構成を備える。即ち、入力装
置及び表示装置と、前記入力部から入力された信号に応
じて演算を行って前記表示装置に表示するための画像信
号を生成する演算装置とがネットワークを介して接続さ
れた画像表示システムであって、前記演算装置は、前記
入力装置から入力される信号を予測して複数の入力可能
性を求める入力予測手段と、前記入力予測手段による予
測に対応する複数の状態信号を生成する予測演算手段
と、前記予測演算手段により生成された複数の状態信号
に基づいて複数の画像を生成する画像生成手段と、前記
画像生成手段により生成された複数の画像の画像信号を
前記ネットワークを介して前記表示装置に伝送する画像
伝送手段とを有し、前記表示装置は、前記入力装置から
の信号を受信する入力手段と、前記演算装置らの複数の
画像の画像信号を受信する画像受信手段と、前記入力装
置からの信号に基づいて前記複数の画像から対応する画
像を選択して表示する表示手段とを有することを特徴と
する。
【0008】上記目的を達成するために本発明の画像表
示方法は以下のような工程を備える。即ち、入力装置及
び表示装置と、前記入力部から入力された信号に応じて
演算を行って前記表示装置に表示するための画像信号を
生成する演算装置とがネットワークを介して接続された
画像表示システムにおける画像表示方法であって、前記
入力装置から入力される信号を予測して複数の入力可能
性を求める入力予測工程と、前記入力予測工程による予
測に対応する複数の状態信号を生成する予測演算工程
と、前記予測演算工程により生成された複数の状態信号
に基づいて複数の画像を生成する画像生成工程と、前記
画像生成工程で生成された複数の画像の画像信号を前記
ネットワークを介して前記表示装置に伝送する画像伝送
工程と、前記入力装置からの信号を受信する入力工程
と、前記演算装置らの複数の画像の画像信号を受信する
画像受信工程と、前記入力装置からの信号に基づいて前
記複数の画像から対応する画像を選択して表示する表示
工程とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係るネットワークを介してゲームを行うゲーム
システムを説明する概念図である。
【0011】図において、1はテレビ等の表示装置であ
る。2はゲーム機本体(以下、演算部)である。3は入
力部で、ゲーム機のコントローラである。4はネットワ
ークで、例えば宅内LANである。S1は入力部3から
の入力信号で、ネットワーク4を介して演算部2に伝送
される。S2は演算部2で生成された画像データで、ネ
ットワーク1を介して演算部2から表示装置1に送られ
てて表示される。尚、ここで、入力部3は表示装置1に
接続されているが、直接、ネットワーク4に接続されて
いても良い。
【0012】図2は、本実施の形態1に係る表示装置1
と演算部2との間での処理の流れを説明する図である。
尚、図2において、P1〜P5は演算部2での処理を示
し、P11〜P14は表示装置1における処理を示して
いる。
【0013】演算部2では、まずP1で入力予測を行
う。この入力予測では、次ステップでの入力による状態
の分岐可能性を求める。例えば入力部3が4方向を指示
できるジョイスティック等であれば、この入力部3から
の入力による分岐は5通り(左右、上下、停止)の可能
性が考えられる。
【0014】次にP2に進み、予測演算を行う。ここで
はP1で抽出した分岐可能性の全てについてそれぞれに
対応した演算を行う。例えば5通りの分岐可能性があれ
ば5通りの状態を計算する。
【0015】次にP2−1に進み、画像生成を行う。こ
こでは分岐する可能性のある状態のそれぞれに対応した
複数の画像データを生成する。但し、各状態が異なって
いても画像が同じで良い場合もありうるので、必ずしも
分岐可能性の数だけ画像が生成されるわけではない。
【0016】次にP2−2に進み、P2−1で生成した
複数の画像のそれぞれに対して画像圧縮を行い、その圧
縮した画像データS2を生成する。この画像の圧縮工程
は、本質的には必ずしも必要ではない工程であるが、ネ
ットワーク4上を流れるデータ量を少なくするために圧
縮は行った方がよい。この画像データの圧縮の詳細例は
後述する。
【0017】次にP3に進み、圧縮・生成した圧縮画像
データS2−1をネットワーク4を通して表示装置1へ
送出する。次にP4に進み、ネットワーク4を通して入
力部3からの入力信号S1を受信する。そしてP5に進
み、前述のP2で予測分岐していた状態の中から、入力
信号S1に対応する状態を選択して確定する。そしてP
1に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0018】次に表示装置1の動作をP11〜P14を
参照して説明する。尚、ここでは図1のように、入力部
3が表示装置1に接続されていて、入力部3からの入力
信号S1が表示装置1を介してネットワーク4に伝送さ
れる場合で説明しているが、例えば入力部3が直接ネッ
トワーク4に接続されている場合には、P11,P12
の信号入力及び入力信号の送出は省略できる。
【0019】まずP11では、入力部3からの入力信号
S1を受信する。次にP12で、ネットワーク4を通じ
て、入力部3から入力された入力信号S1を演算部2へ
送信する。次にP13に進み、ネットワーク4を介して
圧縮されている画像データS2−1を受信する。次にP
13−1に進み、受信した圧縮画像データS2−1を伸
長して、P1,P2で予測された複数の画像のそれぞれ
を生成する。そしてP14に進み、入力部3から入力さ
れる入力信号S1に対応した画像を、その予測された複
数の画像の中から選択して表示する。そしてP11に戻
り、前述の処理を繰返す。
【0020】図3は、本実施の形態1に係るゲームシス
テムの動作を示すタイミング図である。
【0021】図3において、「入力」は入力部3におけ
る入力タイミングを示している。この入力部3による
「入力」タイミングに先行して、演算部2において「予
測演算」が実行され、その予測に伴う圧縮画像データが
伝送される。そして、実際に入力部3から入力された入
力信号に基づいて表示画像が確定され、「表示」で示す
タイミングで、表示装置1において画像が表示される。
これによりユーザによる入力部3での操作に対する、表
示装置1での表示までの応答時間(レスポンスタイム)
は、演算部2における画像生成のための演算及び画像デ
ータの圧縮伸長等の処理が省略できるため、極めて短く
することができる。
【0022】次に、演算部2にから表示装置1への画像
データの転送における画像圧縮について説明する。
【0023】ゲーム等のアプリケーションの場合、入力
部3における操作に対して表示される物体の反応速度が
速くないと操作に違和感が生じる。特にゲーム等の場合
には、入力部3におけるユーザの操作に応じて、より迅
速な表示物体の動きが要求される。しかし、背景などの
ように、ユーザの操作に応じて直ちに反応して表示を変
更する必要のない物も多い。つまり、前述した入力予測
に伴う予測演算を行う必要のある物体は、1つの表示画
面内でも限られていることになる。即ち、これは、予測
される各画像の相関が非常に強いことを意味しており、
このような性質を利用することによって、画像データの
大幅な圧縮が可能となる。
【0024】いま送出する画像データを、予測による変
化の無い部分(背景)と、変化のある部分(操作対象
物)とに分離する。この場合、背景は共通で1フレーム
だけ転送すればよい。また、変化のある部分も、通常は
物体の形状は同一で、その表示位置だけが変化する場合
が多いので、実際に転送が必要な画像データの量は非常
に少なくなる。
【0025】図4は、図2の演算部2における入力予測
(P1)から画像データ送出(P3)までの処理をより
詳しく示す流れ図で、ここでは圧縮方法の詳細(P2−
21、P2−22)の処理の流れを示している。また図
5は、本実施の形態の画像圧縮工程での画像データを説
明する図である。
【0026】まず図2と同様に、P1において、現フレ
ーム21(図5)に対して入力予測を行う。いま入力部
3が4方向のスティックであれば、左(移動)/右(移
動)/上(移動)/下(移動)/静止の5通りの状態を
取り得るので、各予測される状態に対応して分岐する。
次にP2では、それぞれの可能性に対して状態の予測演
算を行う。
【0027】次にP2−1では、「左(移動)」22
(図5)、「右(移動)」23(図5)、「静止」24
(図5)、「上(移動)」25(図5)のそれぞれに対
応した画像を生成する。ここで「下(移動)」の入力に
ついては、このフレームの場合は「静止」と同じ画像に
なったとして、符号24で示す画像を共通に割り付け
る。
【0028】次にP2−21で、上記予測した画像22
〜25のそれぞれについて、図5に示すように、共通画
像26と変化部分画像27〜30とに分離する。次にP
2−22で、変化部分画像27〜30の中での共通パタ
ーン32を抽出し、更に変化しない画像31を抽出す
る。
【0029】以上の工程により、4枚の予測画像22〜
25のそれぞれを、再構成可能な画像31,32が得ら
れる。
【0030】また、実際のゲーム機では、背景やキャラ
クタ等の部分画像を重ねあわせて画像を生成する手法が
用いられることが多いので、合成前の部分画像を直接用
いて部分画像31,32を生成してもよい。これら画像
31,32のデータ量は、1枚分の画像データの量とほ
とんど変わらないので、1枚分の画像データの転送時間
とほぼ変わらない時間で、このように予測された複数の
画像データを伝送することが可能となる。また、画像3
1,32をJPEG等の一般的な画像圧縮法で更に圧縮
するようにしてもよい。
【0031】[実施の形態2]前述の実施の形態1にお
いて、JPEG等のように、圧縮率が可変の圧縮法を用
いて画像31,32を圧縮して転送する場合に、画像の
種類によって重み付けを行い、各画像の圧縮率を変化さ
せるようにしてもよい。
【0032】図6は、本発明の実施の形態2に係る演算
部2における処理の流れを説明する図である。また図7
は、本実施の形態2に係る画像データの圧縮過程を説明
する図である。
【0033】図6において、まずP2で予測演算を行
い、次にP2−1で、図7に示す画像データ42〜45
を生成する。次にP2−11で、画像42〜45のそれ
ぞれに対しての各遷移確率「α42」、「α43」、
「α44」、「α45」を予測する。これは各予測にお
いて、それぞれ均等な確率としてもよいし、進行状況を
反映して重み付けを行ってもよい。例えば、処理の流れ
上、入力される可能性の低い画像への遷移確率を低くす
ることなどが考えられる。
【0034】次にP2−21,P2−22で、前述の実
施の形態1と同様にして、画像42〜45を背景部分と
変化部分とに分離し、図7に示すような画像51〜54
を得る。
【0035】次にP2−3に進み、画像51〜54のそ
れぞれに対して、使用確率「α51」、「α52」、
「α53」、「α54」を求める。これは、画像51〜
54の各々に対して、それが構成要素となっている画像
42〜45のそれぞれの遷移確率「α42」、「α4
3」、「α44」、「α45」を加えることによって求
められる。
【0036】例えば、画像51は、画像42〜45の全
ての構成要素となっているので、画像51の使用確率α
51は「α42+α43+α44+α45」となる。ま
た画像52は、画像42,44の構成要素であるので、
その使用確率α52は、「α42+α44」となる。
【0037】次にP2−4に進み、画像51〜54のそ
れぞれについて、使用確率「α51」〜「α54」に基
づいて圧縮率「β51」、「β52」、「β53」、
「β54」を求める。ここで使用確率αが高ければ圧縮
率βを低く、逆に使用確率αが低ければ圧縮率βを高く
するような演算を行う。次にP2−5に進み、圧縮率
「β51」〜「β54」のそれぞれに基づいて、画像5
1〜54のそれぞれを圧縮し、転送する画像データS2
−1を生成する。
【0038】以上の処理を行うことにより、画像データ
の転送量の削減と、処理の自然な進行を両立することが
可能となる。
【0039】[実施の形態3]ネットワーク上のデータ
量を減らすために、転送するデータを演算結果のみとす
る場合もはぼ同様の構成で実現できる。
【0040】図8は、本発明の実施の形態3のゲームシ
ステムの構成を示す概念図で、前述の図面と共通する部
分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0041】5はゲートウェイで、ネットワーク4と外
部ネットワーク6とを接続している。外部ネットワーク
6は、例えばインターネット等のネットワークである。
7は演算部で、例えばゲームを提供するサービスを行っ
ているサーバ等である。信号S1は、入力部3からの入
力信号を示し、信号S3は、演算部7で生成した複数の
状態信号を示している。
【0042】図9は、本実施の形態2に係るシステムに
おける表示装置1と入力部3、及び演算部7による処理
の流れを示す図で、前述と同じ処理には同じ符号を付し
ている。
【0043】図9において、P1〜P5は演算部7にお
ける処理を示し、P11〜P14は、表示装置1と入力
部3における処理を示している。
【0044】まずP1で、入力予測を行い、次ステップ
での入力による状態の分岐可能性を求める。例えば、入
力部3が4方向スティックであれば、入力による分岐可
能性は5通りの可能性が考えられる。次にP2で、予測
演算を行う。ここではP1で得られた分岐可能性の全て
について、それぞれに対応した演算を行う。ここでは例
えば5通りの分岐可能性があれば、5通りの状態につい
て計算する。次にP3−1に進み、P2の予測により生
成した複数の状態を示す状態信号S3を、ネットワーク
6,4を介して表示装置1に伝送する。
【0045】次にP4に進み、ネットワーク4,6を通
して入力部3からの入力信号S1を受信する。そしてP
5に進み、P2で予測分岐していた状態の中から、実際
に入力された入力信号S1に基づいて、本来の状態を選
択し確定する。そしてP1に戻り、前述の処理を繰り返
す。
【0046】次に表示装置1及び入力部3における処理
(P11〜P14)を説明する。
【0047】まずP11で、入力部3からの入力信号S
1を受信する。次にP12で、ネットワーク4,6を通
して演算部7へ入力信号S1を送信する。次にP23
で、ネットワーク6,4から複数の状態信号S3を受信
する。そしてP24で、入力信号S1に基づいて、複数
の状態信号S3の中から1つを選択して状態とする。次
にP25に進み、その選択した状態に基づいて画像デー
タを生成する。この画像データの生成に必要なデータお
よびソフトウェアは、演算部7から供給されてもよい
し、CD−ROMやカートリッジ等の配布媒体で供給さ
れて、表示装置1本体で実行されてもよく、或はネット
ワーク6、4を介してサーバ7からダウンロードされて
もよい。そしてP26で、画像データを表示装置1に表
示する。以下P11に戻り、前述の処理を繰返す。
【0048】[実施の形態4]次に本発明の実施の形態
4について図10を参照して説明する。この実施の形態
4では、前述の実施の形態3における表示装置1を、描
画部20と表示部10とに分離した形態としている。
【0049】図10は、本発明の実施の形態4に係るゲ
ームシステムの構成を示す概念図である。
【0050】図10において、20は描画部で、直接ネ
ットワーク6に接続されており、このネットワーク6を
介して演算部7との間でデータ通信を行って、入力部3
で入力された入力信号S1を入力して演算部7に伝送し
たり、或は演算部7からの状態信号S3を入力し、入力
部3からの入力信号により対応する画像を選択して表示
部10に出力している。この描画部20は、例えば通信
機能付きのゲーム機本体等である。S20は表示部10
に表示する画像データを示している。描画部20の処理
の流れは、前述の実施の形態3における表示装置1の処
理の流れを適用する。その他の手順は実施例3と同様の
手順で実現される。
【0051】[実施の形態5]図11は、本発明の実施
の形態5に係るゲームシステムの構成を示す概念図で、
図1に示す演算部2と表示装置1がネットワーク4を解
して接続されており、更にこのネットワーク4がゲート
ウェイ5を介してネットワーク6に接続されている。
【0052】この構成によれば、入力部3からの入力信
号S1は、ネットワーク4を介して演算部2に送られる
とともに、ネットワーク4、ゲートウエイ5及びネット
ワーク6を介してサーバ7に送られる。サーバ7は、こ
の入力信号S1が入力される前に、前述のように入力予
測を行って、その予測した状態信号S3を演算部2に伝
送する。これにより、演算部2はその予測に基づく画像
データを作成して、画像データS2として表示装置1に
伝送する。そして実際に入力部3から入力された入力信
号S3に基づいて、表示装置1はその予測した画像のう
ちの1つを選択して表示する。
【0053】[実施の形態6]前述の実施の形態3(図
8)において、演算部7における入力信号S1の受信処
理を割り込み処理にして、状態確定を行うようにしても
よい。
【0054】この構成の場合では、1処理サイクル内に
入力部3からの入力信号S1を受信できなかった場合
に、状態確定工程を先送りして更に予測の分岐を増やし
て演算を続行することも可能である。
【0055】図12(A)(B)は、本発明の実施の形
態6に係る演算部7における処理の流れを説明する図で
ある。
【0056】図12(A)において、まずP1で、入力
予測を行う。ここで、前フレームの分岐が一意に確定し
ていなかった場合は、予測によって分岐していた状態の
各々についてさらに予測を行う。次にP2で、予測演算
を行う。そしてP3−1に進み、この予測に基づいて生
成した複数の状態を示し状態信号S3を送出する。そし
てP1に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0057】図12(B)は、入力信号S1による割込
み処理を示すフローチャートである。
【0058】まずP4で、ネットワーク4を通して送ら
れてくる入力部3からの入力信号S1を受信する。次に
P5で、予測分岐していた状態の中から、入力信号S1
により決定される状態を選択して確定し、更に分岐を行
う。
【0059】図13は、この分岐による予測枝の生成
と、入力信号による枝狩りの様子を説明する図である。
【0060】T1は、処理P1によって、5通りの分岐
が発生して、各状態が生成された様子を示す。この状態
が転送された後、入力信号S1による状態の確定を待た
ずに次のフレームの予測を始める(T2)。そして入力
信号S1による割り込みがかかった時点で枝狩りを行
い、分岐の数を絞る(T3)。以下、残っている分岐に
対する予測演算を行って処理を続行し(T4)、以上の
処理を繰り返し実行する。その他の構成、処理は、前述
の実施の形態3と同様であるので、それらの説明を省略
する。
【0061】以上説明したように、前述の実施の形態に
より、ネットワークの伝送遅延が大きい、もしくは不安
定な場合でも、応答時間の遅れによる操作の違和感をな
くして処理を行うことが可能となる。
【0062】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0063】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0064】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0065】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0066】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0067】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0068】尚、上記各実施の形態では、ネットワーク
を介して入力装置や表示装置及び演算部等が接続されて
いる場合で説明したが本発明はこれに限定されるもので
なく、入力部や表示部及び演算部が含まれる1つの装置
であっても本発明は適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された信号に対して遅延を少なくして画像を表示でき
る。
【0070】また本発明によれば、伝送路における伝播
遅延による操作感の不具合を解消できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のゲームシステムの構成
を示す概念図である。
【図2】実施の形態1のゲームシステムにおける処理を
説明する流れ図である。
【図3】本発明の実施の形態1の動作タイミングを示す
タイミング図である。
【図4】本実施の形態における圧縮方法を説明する流れ
図である。
【図5】本実施の形態の圧縮過程における画像データの
様子を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る圧縮方法の処理の
流れを示す図である。
【図7】本実施の形態2の圧縮過程における画像データ
の様子を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るゲームシステムの
構成を示す概念図である。
【図9】本実施の形態3のゲームシステムにおける処理
を説明する流れ図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るゲームシステム
の構成を示す概念図である。
【図11】本発明の実施の形態5に係るゲームシステム
の構成を示す概念図である。
【図12】実施の形態6のゲームシステムにおける処理
を説明する流れ図である。
【図13】実施の形態6の予測による分岐と枝狩りの様
子を説明する図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月21日(1999.4.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像表示装置及びシステムとその方
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された信号に
応じて画像を表示する画像表示装置及びシステムとその
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビなどの表示装置に接続して使用で
きるスタンドアロン型のゲーム機が知られている。この
ようなゲーム機では、コントローラ等の入力部からの入
力信号に応じて、ゲーム機本体に設けられた演算部が演
算等を実行して画像信号を生成し、それを表示装置に伝
送して表示している。この場合、この演算部における処
理サイクルは、表示装置であるテレビ信号の表示タイミ
ングに同期して行われ、テレビ信号の1フレーム(1/
30)秒もしくは2フレームを、ゲーム上の1フレーム
とする処理が多く用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次に、このようなゲー
ム機をネットワークに接続して使用する場合を考える。
即ち、入力部(コントローラ)とテレビ等の表示装置は
ユーザの手元にあるが、演算部はネットワークを介し
て、これらコントローラや表示装置に接続されている。
このような場合には、コントローラから入力された入力
信号及び演算部から表示装置に伝送される画像信号がネ
ットワークを通じて転送されるため、ネットワークにお
ける入力信号や画像信号の遅延が問題になる。このよう
な遅延は、演算部の処理速度を速くすることで、ある程
度の改善は可能であるが、そうした場合でも、前述のス
タンドアロン型の場合と比較すると、入力部からの入力
に対応した画像出力までの応答時間が長くなり、例えば
フレームレートよりもこの応答時間が長くなると、ユー
ザが操作の違和感を感じるようになる。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、入力された信号に対して遅延を少なくして画像を表
示できる画像表示装置及びシステムとその方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】また本発明の目的は、伝送路における伝播
遅延による操作感の不具合を解消した画像表示装置及び
システムとその方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像表示装置は以下のような構成を備える。
即ち、ユーザの操作に応じた信号を入力する入力手段
と、前記入力手段から入力される入力信号を予測して複
数の入力可能性を抽出する入力予測手段と、前記入力予
測手段により予測された入力可能性に応じた複数の状態
を示す状態信号を生成する予測演算手段と、前記複数の
状態信号を表示部に転送する演算結果送出手段と、前記
入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の状態の
いずれかに確定する状態確定手段と、前記複数の状態信
号に対応する複数の画像を生成する描画手段と、前記状
態確定手段により確定された状態に対応する画像を前記
描画手段により描画された画像の中から選択して表示す
る表示手段とを有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために本発明の画像表
示システムは以下のような構成を備える。即ち、入力装
置及び表示装置と、前記入力部から入力された信号に応
じて演算を行って前記表示装置に表示するための画像信
号を生成する演算装置とがネットワークを介して接続さ
れた画像表示システムであって、前記演算装置は、前記
入力装置から入力される信号を予測して複数の入力可能
性を求める入力予測手段と、前記入力予測手段による予
測に対応する複数の状態信号を生成する予測演算手段
と、前記予測演算手段により生成された複数の状態信号
に基づいて複数の画像を生成する画像生成手段と、前記
画像生成手段により生成された複数の画像の画像信号を
前記ネットワークを介して前記表示装置に伝送する画像
伝送手段とを有し、前記表示装置は、前記入力装置から
の信号を受信する入力手段と、前記演算装置らの複数の
画像の画像信号を受信する画像受信手段と、前記入力装
置からの信号に基づいて前記複数の画像から対応する画
像を選択して表示する表示手段とを有することを特徴と
する。
【0008】上記目的を達成するために本発明の画像表
示方法は以下のような工程を備える。即ち、入力装置及
び表示装置と、前記入力部から入力された信号に応じて
演算を行って前記表示装置に表示するための画像信号を
生成する演算装置とがネットワークを介して接続された
画像表示システムにおける画像表示方法であって、前記
入力装置から入力される信号を予測して複数の入力可能
性を求める入力予測工程と、前記入力予測工程による予
測に対応する複数の状態信号を生成する予測演算工程
と、前記予測演算工程により生成された複数の状態信号
に基づいて複数の画像を生成する画像生成工程と、前記
画像生成工程で生成された複数の画像の画像信号を前記
ネットワークを介して前記表示装置に伝送する画像伝送
工程と、前記入力装置からの信号を受信する入力工程
と、前記演算装置らの複数の画像の画像信号を受信する
画像受信工程と、前記入力装置からの信号に基づいて前
記複数の画像から対応する画像を選択して表示する表示
工程とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係るネットワークを介してゲームを行うゲーム
システムを説明する概念図である。
【0011】図において、1はテレビ等の表示装置であ
る。2はゲーム機本体(以下、演算部)である。3は入
力部で、ゲーム機のコントローラである。4はネットワ
ークで、例えば宅内LANである。S1は入力部3から
の入力信号で、ネットワーク4を介して演算部2に伝送
される。S2は演算部2で生成された画像データで、ネ
ットワーク1を介して演算部2から表示装置1に送られ
てて表示される。尚、ここで、入力部3は表示装置1に
接続されているが、直接、ネットワーク4に接続されて
いても良い。
【0012】図2は、本実施の形態1に係る表示装置1
と演算部2との間での処理の流れを説明する図である。
尚、図2において、P1〜P5は演算部2での処理を示
し、P11〜P14は表示装置1における処理を示して
いる。
【0013】演算部2では、まずP1で入力予測を行
う。この入力予測では、次ステップでの入力による状態
の分岐可能性を求める。例えば入力部3が4方向を指示
できるジョイスティック等であれば、この入力部3から
の入力による分岐は5通り(左右、上下、停止)の可能
性が考えられる。
【0014】次にP2に進み、予測演算を行う。ここで
はP1で抽出した分岐可能性の全てについてそれぞれに
対応した演算を行う。例えば5通りの分岐可能性があれ
ば5通りの状態を計算する。
【0015】次にP2−1に進み、画像生成を行う。こ
こでは分岐する可能性のある状態のそれぞれに対応した
複数の画像データを生成する。但し、各状態が異なって
いても画像が同じで良い場合もありうるので、必ずしも
分岐可能性の数だけ画像が生成されるわけではない。
【0016】次にP2−2に進み、P2−1で生成した
複数の画像のそれぞれに対して画像圧縮を行い、その圧
縮した画像データS2を生成する。この画像の圧縮工程
は、本質的には必ずしも必要ではない工程であるが、ネ
ットワーク4上を流れるデータ量を少なくするために圧
縮は行った方がよい。この画像データの圧縮の詳細例は
後述する。
【0017】次にP3に進み、圧縮・生成した圧縮画像
データS2−1をネットワーク4を通して表示装置1へ
送出する。次にP4に進み、ネットワーク4を通して入
力部3からの入力信号S1を受信する。そしてP5に進
み、前述のP2で予測分岐していた状態の中から、入力
信号S1に対応する状態を選択して確定する。そしてP
1に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0018】次に表示装置1の動作をP11〜P14を
参照して説明する。尚、ここでは図1のように、入力部
3が表示装置1に接続されていて、入力部3からの入力
信号S1が表示装置1を介してネットワーク4に伝送さ
れる場合で説明しているが、例えば入力部3が直接ネッ
トワーク4に接続されている場合には、P11,P12
の信号入力及び入力信号の送出は省略できる。
【0019】まずP11では、入力部3からの入力信号
S1を受信する。次にP12で、ネットワーク4を通じ
て、入力部3から入力された入力信号S1を演算部2へ
送信する。次にP13に進み、ネットワーク4を介して
圧縮されている画像データS2−1を受信する。次にP
13−1に進み、受信した圧縮画像データS2−1を伸
長して、P1,P2で予測された複数の画像のそれぞれ
を生成する。そしてP14に進み、入力部3から入力さ
れる入力信号S1に対応した画像を、その予測された複
数の画像の中から選択して表示する。そしてP11に戻
り、前述の処理を繰返す。
【0020】図3は、本実施の形態1に係るゲームシス
テムの動作を示すタイミング図である。
【0021】図3において、「入力」は入力部3におけ
る入力タイミングを示している。この入力部3による
「入力」タイミングに先行して、演算部2において「予
測演算」が実行され、その予測に伴う圧縮画像データが
伝送される。そして、実際に入力部3から入力された入
力信号に基づいて表示画像が確定され、「表示」で示す
タイミングで、表示装置1において画像が表示される。
これによりユーザによる入力部3での操作に対する、表
示装置1での表示までの応答時間(レスポンスタイム)
は、演算部2における画像生成のための演算及び画像デ
ータの圧縮伸長等の処理が省略できるため、極めて短く
することができる。
【0022】次に、演算部2にから表示装置1への画像
データの転送における画像圧縮について説明する。
【0023】ゲーム等のアプリケーションの場合、入力
部3における操作に対して表示される物体の反応速度が
速くないと操作に違和感が生じる。特にゲーム等の場合
には、入力部3におけるユーザの操作に応じて、より迅
速な表示物体の動きが要求される。しかし、背景などの
ように、ユーザの操作に応じて直ちに反応して表示を変
更する必要のない物も多い。つまり、前述した入力予測
に伴う予測演算を行う必要のある物体は、1つの表示画
面内でも限られていることになる。即ち、これは、予測
される各画像の相関が非常に強いことを意味しており、
このような性質を利用することによって、画像データの
大幅な圧縮が可能となる。
【0024】いま送出する画像データを、予測による変
化の無い部分(背景)と、変化のある部分(操作対象
物)とに分離する。この場合、背景は共通で1フレーム
だけ転送すればよい。また、変化のある部分も、通常は
物体の形状は同一で、その表示位置だけが変化する場合
が多いので、実際に転送が必要な画像データの量は非常
に少なくなる。
【0025】図4は、図2の演算部2における入力予測
(P1)から画像データ送出(P3)までの処理をより
詳しく示す流れ図で、ここでは圧縮方法の詳細(P2−
21、P2−22)の処理の流れを示している。また図
5は、本実施の形態の画像圧縮工程での画像データを説
明する図である。
【0026】まず図2と同様に、P1において、現フレ
ーム21(図5)に対して入力予測を行う。いま入力部
3が4方向のスティックであれば、左(移動)/右(移
動)/上(移動)/下(移動)/静止の5通りの状態を
取り得るので、各予測される状態に対応して分岐する。
次にP2では、それぞれの可能性に対して状態の予測演
算を行う。
【0027】次にP2−1では、「左(移動)」22
(図5)、「右(移動)」23(図5)、「静止」24
(図5)、「上(移動)」25(図5)のそれぞれに対
応した画像を生成する。ここで「下(移動)」の入力に
ついては、このフレームの場合は「静止」と同じ画像に
なったとして、符号24で示す画像を共通に割り付け
る。
【0028】次にP2−21で、上記予測した画像22
〜25のそれぞれについて、図5に示すように、共通画
像26と変化部分画像27〜30とに分離する。次にP
2−22で、変化部分画像27〜30の中での共通パタ
ーン32を抽出し、更に変化しない画像31を抽出す
る。
【0029】以上の工程により、4枚の予測画像22〜
25のそれぞれを、再構成可能な画像31,32が得ら
れる。
【0030】また、実際のゲーム機では、背景やキャラ
クタ等の部分画像を重ねあわせて画像を生成する手法が
用いられることが多いので、合成前の部分画像を直接用
いて部分画像31,32を生成してもよい。これら画像
31,32のデータ量は、1枚分の画像データの量とほ
とんど変わらないので、1枚分の画像データの転送時間
とほぼ変わらない時間で、このように予測された複数の
画像データを伝送することが可能となる。また、画像3
1,32をJPEG等の一般的な画像圧縮法で更に圧縮
するようにしてもよい。
【0031】[実施の形態2]前述の実施の形態1にお
いて、JPEG等のように、圧縮率が可変の圧縮法を用
いて画像31,32を圧縮して転送する場合に、画像の
種類によって重み付けを行い、各画像の圧縮率を変化さ
せるようにしてもよい。
【0032】図6は、本発明の実施の形態2に係る演算
部2における処理の流れを説明する図である。また図7
は、本実施の形態2に係る画像データの圧縮過程を説明
する図である。
【0033】図6において、まずP2で予測演算を行
い、次にP2−1で、図7に示す画像データ42〜45
を生成する。次にP2−11で、画像42〜45のそれ
ぞれに対しての各遷移確率「α42」、「α43」、
「α44」、「α45」を予測する。これは各予測にお
いて、それぞれ均等な確率としてもよいし、進行状況を
反映して重み付けを行ってもよい。例えば、処理の流れ
上、入力される可能性の低い画像への遷移確率を低くす
ることなどが考えられる。
【0034】次にP2−21,P2−22で、前述の実
施の形態1と同様にして、画像42〜45を背景部分と
変化部分とに分離し、図7に示すような画像51〜54
を得る。
【0035】次にP2−3に進み、画像51〜54のそ
れぞれに対して、使用確率「α51」、「α52」、
「α53」、「α54」を求める。これは、画像51〜
54の各々に対して、それが構成要素となっている画像
42〜45のそれぞれの遷移確率「α42」、「α4
3」、「α44」、「α45」を加えることによって求
められる。
【0036】例えば、画像51は、画像42〜45の全
ての構成要素となっているので、画像51の使用確率α
51は「α42+α43+α44+α45」となる。ま
た画像52は、画像42,44の構成要素であるので、
その使用確率α52は、「α42+α44」となる。
【0037】次にP2−4に進み、画像51〜54のそ
れぞれについて、使用確率「α51」〜「α54」に基
づいて圧縮率「β51」、「β52」、「β53」、
「β54」を求める。ここで使用確率αが高ければ圧縮
率βを低く、逆に使用確率αが低ければ圧縮率βを高く
するような演算を行う。次にP2−5に進み、圧縮率
「β51」〜「β54」のそれぞれに基づいて、画像5
1〜54のそれぞれを圧縮し、転送する画像データS2
−1を生成する。
【0038】以上の処理を行うことにより、画像データ
の転送量の削減と、処理の自然な進行を両立することが
可能となる。
【0039】[実施の形態3]ネットワーク上のデータ
量を減らすために、転送するデータを演算結果のみとす
る場合もはぼ同様の構成で実現できる。
【0040】図8は、本発明の実施の形態3のゲームシ
ステムの構成を示す概念図で、前述の図面と共通する部
分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0041】5はゲートウェイで、ネットワーク4と外
部ネットワーク6とを接続している。外部ネットワーク
6は、例えばインターネット等のネットワークである。
7は演算部で、例えばゲームを提供するサービスを行っ
ているサーバ等である。信号S1は、入力部3からの入
力信号を示し、信号S3は、演算部7で生成した複数の
状態信号を示している。
【0042】図9は、本実施の形態2に係るシステムに
おける表示装置1と入力部3、及び演算部7による処理
の流れを示す図で、前述と同じ処理には同じ符号を付し
ている。
【0043】図9において、P1〜P5は演算部7にお
ける処理を示し、P11〜P14は、表示装置1と入力
部3における処理を示している。
【0044】まずP1で、入力予測を行い、次ステップ
での入力による状態の分岐可能性を求める。例えば、入
力部3が4方向スティックであれば、入力による分岐可
能性は5通りの可能性が考えられる。次にP2で、予測
演算を行う。ここではP1で得られた分岐可能性の全て
について、それぞれに対応した演算を行う。ここでは例
えば5通りの分岐可能性があれば、5通りの状態につい
て計算する。次にP3−1に進み、P2の予測により生
成した複数の状態を示す状態信号S3を、ネットワーク
6,4を介して表示装置1に伝送する。
【0045】次にP4に進み、ネットワーク4,6を通
して入力部3からの入力信号S1を受信する。そしてP
5に進み、P2で予測分岐していた状態の中から、実際
に入力された入力信号S1に基づいて、本来の状態を選
択し確定する。そしてP1に戻り、前述の処理を繰り返
す。
【0046】次に表示装置1及び入力部3における処理
(P11〜P14)を説明する。
【0047】まずP11で、入力部3からの入力信号S
1を受信する。次にP12で、ネットワーク4,6を通
して演算部7へ入力信号S1を送信する。次にP23
で、ネットワーク6,4から複数の状態信号S3を受信
する。そしてP24で、入力信号S1に基づいて、複数
の状態信号S3の中から1つを選択して状態とする。次
にP25に進み、その選択した状態に基づいて画像デー
タを生成する。この画像データの生成に必要なデータお
よびソフトウェアは、演算部7から供給されてもよい
し、CD−ROMやカートリッジ等の配布媒体で供給さ
れて、表示装置1本体で実行されてもよく、或はネット
ワーク6、4を介してサーバ7からダウンロードされて
もよい。そしてP26で、画像データを表示装置1に表
示する。以下P11に戻り、前述の処理を繰返す。
【0048】[実施の形態4]次に本発明の実施の形態
4について図10を参照して説明する。この実施の形態
4では、前述の実施の形態3における表示装置1を、描
画部20と表示部10とに分離した形態としている。
【0049】図10は、本発明の実施の形態4に係るゲ
ームシステムの構成を示す概念図である。
【0050】図10において、20は描画部で、直接ネ
ットワーク6に接続されており、このネットワーク6を
介して演算部7との間でデータ通信を行って、入力部3
で入力された入力信号S1を入力して演算部7に伝送し
たり、或は演算部7からの状態信号S3を入力し、入力
部3からの入力信号により対応する画像を選択して表示
部10に出力している。この描画部20は、例えば通信
機能付きのゲーム機本体等である。S20は表示部10
に表示する画像データを示している。描画部20の処理
の流れは、前述の実施の形態3における表示装置1の処
理の流れを適用する。その他の手順は実施例3と同様の
手順で実現される。
【0051】[実施の形態5]図11は、本発明の実施
の形態5に係るゲームシステムの構成を示す概念図で、
図1に示す演算部2と表示装置1がネットワーク4を解
して接続されており、更にこのネットワーク4がゲート
ウェイ5を介してネットワーク6に接続されている。
【0052】この構成によれば、入力部3からの入力信
号S1は、ネットワーク4を介して演算部2に送られる
とともに、ネットワーク4、ゲートウエイ5及びネット
ワーク6を介してサーバ7に送られる。サーバ7は、こ
の入力信号S1が入力される前に、前述のように入力予
測を行って、その予測した状態信号S3を演算部2に伝
送する。これにより、演算部2はその予測に基づく画像
データを作成して、画像データS2として表示装置1に
伝送する。そして実際に入力部3から入力された入力信
号S3に基づいて、表示装置1はその予測した画像のう
ちの1つを選択して表示する。
【0053】[実施の形態6]前述の実施の形態3(図
8)において、演算部7における入力信号S1の受信処
理を割り込み処理にして、状態確定を行うようにしても
よい。
【0054】この構成の場合では、1処理サイクル内に
入力部3からの入力信号S1を受信できなかった場合
に、状態確定工程を先送りして更に予測の分岐を増やし
て演算を続行することも可能である。
【0055】図12(A)(B)は、本発明の実施の形
態6に係る演算部7における処理の流れを説明する図で
ある。
【0056】図12(A)において、まずP1で、入力
予測を行う。ここで、前フレームの分岐が一意に確定し
ていなかった場合は、予測によって分岐していた状態の
各々についてさらに予測を行う。次にP2で、予測演算
を行う。そしてP3−1に進み、この予測に基づいて生
成した複数の状態を示し状態信号S3を送出する。そし
てP1に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0057】図12(B)は、入力信号S1による割込
み処理を示すフローチャートである。
【0058】まずP4で、ネットワーク4を通して送ら
れてくる入力部3からの入力信号S1を受信する。次に
P5で、予測分岐していた状態の中から、入力信号S1
により決定される状態を選択して確定し、更に分岐を行
う。
【0059】図13は、この分岐による予測枝の生成
と、入力信号による枝狩りの様子を説明する図である。
【0060】T1は、処理P1によって、5通りの分岐
が発生して、各状態が生成された様子を示す。この状態
が転送された後、入力信号S1による状態の確定を待た
ずに次のフレームの予測を始める(T2)。そして入力
信号S1による割り込みがかかった時点で枝狩りを行
い、分岐の数を絞る(T3)。以下、残っている分岐に
対する予測演算を行って処理を続行し(T4)、以上の
処理を繰り返し実行する。その他の構成、処理は、前述
の実施の形態3と同様であるので、それらの説明を省略
する。
【0061】以上説明したように、前述の実施の形態に
より、ネットワークの伝送遅延が大きい、もしくは不安
定な場合でも、応答時間の遅れによる操作の違和感をな
くして処理を行うことが可能となる。
【0062】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0063】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0064】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0065】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0066】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0067】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0068】尚、上記各実施の形態では、ネットワーク
を介して入力装置や表示装置及び演算部等が接続されて
いる場合で説明したが本発明はこれに限定されるもので
なく、入力部や表示部及び演算部が含まれる1つの装置
であっても本発明は適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された信号に対して遅延を少なくして画像を表示でき
る。
【0070】また本発明によれば、伝送路における伝播
遅延による操作感の不具合を解消できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のゲームシステムの構成
を示す概念図である。
【図2】実施の形態1のゲームシステムにおける処理を
説明する流れ図である。
【図3】本発明の実施の形態1の動作タイミングを示す
タイミング図である。
【図4】本実施の形態における圧縮方法を説明する流れ
図である。
【図5】本実施の形態の圧縮過程における画像データの
様子を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る圧縮方法の処理の
流れを示す図である。
【図7】本実施の形態2の圧縮過程における画像データ
の様子を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るゲームシステムの
構成を示す概念図である。
【図9】本実施の形態3のゲームシステムにおける処理
を説明する流れ図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るゲームシステム
の構成を示す概念図である。
【図11】本発明の実施の形態5に係るゲームシステム
の構成を示す概念図である。
【図12】実施の形態6のゲームシステムにおける処理
を説明する流れ図である。
【図13】実施の形態6の予測による分岐と枝狩りの様
子を説明する図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図3】
【図5】
【図7】
【図9】
【図12】
【図8】
【図10】
【図11】
【図13】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置及び表示装置と、前記入力部か
    ら入力された信号に応じて演算を行って前記表示装置に
    表示するための画像信号を生成する演算装置とがネット
    ワークを介して接続された画像表示システムであって、 前記演算装置は、 前記入力装置から入力される信号を予測して複数の入力
    可能性を求める入力予測手段と、 前記入力予測手段による予測に対応する複数の状態信号
    を生成する予測演算手段と、 前記予測演算手段により生成された複数の状態信号に基
    づいて複数の画像を生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段により生成された複数の画像の画像信
    号を前記ネットワークを介して前記表示装置に伝送する
    画像伝送手段とを有し、 前記表示装置は、 前記入力装置からの信号を受信する入力手段と、 前記演算装置らの複数の画像の画像信号を受信する画像
    受信手段と、 前記入力装置からの信号に基づいて前記複数の画像から
    対応する画像を選択して表示する表示手段と、を有する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  2. 【請求項2】 前記入力予測手段は、前記入力装置の有
    する特性に応じて前記複数の入力可能性を求めることを
    特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 【請求項3】 前記画像伝送手段は、前記複数の画像の
    画像信号を圧縮して伝送することを特徴とする請求項1
    に記載の画像表示システム。
  4. 【請求項4】 前記画像伝送手段は、伝送すべき複数の
    画像の画像信号を共通部分と非共通部分に分離してデー
    タ量を削減することにより画像を圧縮することを特徴と
    する請求項3に記載の画像表示システム。
  5. 【請求項5】 前記画像伝送手段は、前記予測演算手段
    により求められた複数の状態信号の予測確率に応じて、
    前記複数の画像の画像信号のそれぞれの圧縮率を変化さ
    せることを特徴とする請求項3に記載の画像表示システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記入力装置と前記表示装置とがLAN
    を介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の画像表示システム。
  7. 【請求項7】 前記入力装置と前記表示装置とがLAN
    を介して接続されており、前記LANと前記演算装置と
    は広域ネットワークを介して接続されていることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示
    システム。
  8. 【請求項8】 前記演算装置は前記ネットワークに接続
    されたサーバを含むことを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれか1項に記載の画像表示システム。
  9. 【請求項9】 入力装置及び表示装置と、前記入力部か
    ら入力された信号に応じて演算を行って前記表示装置に
    表示するための画像信号を生成する演算装置とがネット
    ワークを介して接続された画像表示システムにおける画
    像表示方法であって、 前記入力装置から入力される信号を予測して複数の入力
    可能性を求める入力予測工程と、 前記入力予測工程による予測に対応する複数の状態信号
    を生成する予測演算工程と、 前記予測演算工程により生成された複数の状態信号に基
    づいて複数の画像を生成する画像生成工程と、 前記画像生成工程で生成された複数の画像の画像信号を
    前記ネットワークを介して前記表示装置に伝送する画像
    伝送工程と、 前記入力装置からの信号を受信する入力工程と、 前記演算装置らの複数の画像の画像信号を受信する画像
    受信工程と、 前記入力装置からの信号に基づいて前記複数の画像から
    対応する画像を選択して表示する表示工程と、を有する
    ことを特徴とする画像表示システムにおける画像表示方
    法。
  10. 【請求項10】 前記入力予測工程では、前記入力装置
    の有する特性に応じて前記複数の入力可能性を求めるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像表示方法。
  11. 【請求項11】 前記画像伝送工程では、前記複数の画
    像の画像信号を圧縮して伝送することを特徴とする請求
    項9に記載の画像表示方法。
  12. 【請求項12】 前記画像伝送工程では、伝送すべき複
    数の画像の画像信号を共通部分と非共通部分に分離して
    データ量を削減することにより画像を圧縮することを特
    徴とする請求項11に記載の画像表示方法。
  13. 【請求項13】 前記画像伝送工程では、前記予測演算
    工程で求められた複数の状態信号の予測確率に応じて、
    前記複数の画像の画像信号のそれぞれの圧縮率を変化さ
    せることを特徴とする請求項11に記載の画像表示方
    法。
  14. 【請求項14】 前記入力装置と前記表示装置とがLA
    Nを介して接続されていることを特徴とする請求項9乃
    至13のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  15. 【請求項15】 前記入力装置と前記表示装置とがLA
    Nを介して接続されており、前記LANと前記演算装置
    とは広域ネットワークを介して接続されていることを特
    徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の画像
    表示方法。
  16. 【請求項16】 前記演算装置は前記ネットワークに接
    続されたサーバを含むことを特徴とする請求項9乃至1
    5のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  17. 【請求項17】 ユーザの操作に応じた信号を入力する
    入力手段と、 前記入力手段から入力される入力信号を予測して複数の
    入力可能性を抽出する入力予測手段と、 前記入力予測手段により予測された入力可能性に応じた
    複数の状態を示す状態信号を生成する予測演算手段と、 前記複数の状態信号を表示部に転送する演算結果送出手
    段と、 前記入力手段からの入力信号に基づいて、前記複数の状
    態のいずれかに確定する状態確定手段と、 前記複数の状態信号に対応する複数の画像を生成する描
    画手段と、 前記状態確定手段により確定された状態に対応する画像
    を前記描画手段により描画された画像の中から選択して
    表示する表示手段と、 を有することを特徴とする画像表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212920A (ja) * 2014-04-16 2015-11-26 俊介 山内 先行画像生成プログラム、仮想マシーン制御プログラムおよびコンピュータ可読記憶媒体
JP2020146461A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム装置、ゲームシステム、プログラム、及び、ゲームの制御方法

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JP7322341B2 (ja) 2019-03-12 2023-08-08 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム装置、及び、ゲームシステム

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