JP2000249894A5 - 振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気−機械エネルギー変換により振動が励起される振動体と、この振動体に圧接して駆動力を受ける駆動体と、この駆動体からレンズ駆動部材に摩擦により駆動力を伝達する動力伝達機構と、前記振動体を前記駆動体に圧接させるとともにこれら振動体および駆動体を介して前記動力伝達機構に摩擦を発生させるための加圧力を付与する加圧部材とを有して構成される振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒において、
前記振動体、駆動体および動力伝達機構を含む被加圧部材の前記加圧部材の加圧力に抗する方向への所定量を超える移動を、前記被加圧部材のうち少なくとも1つに当接して規制する規制部材を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項2】 前記振動体が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】 前記振動体は前記加圧部材の当接を受けるための振動吸収体を有しており、
前記振動吸収体が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】 前記動力伝達機構が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】 前記所定量が、前記加圧部材に加圧力の低下を生じさせない範囲の量に設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】 前記加圧部材が弾性部材であり、
前記所定量が、前記加圧部材の弾性変形範囲内の量に設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】 前記振動型駆動装置が円環形状に構成されているとともに、前記振動体のレンズ鏡筒本体に対する加圧方向への移動を許容しつつ回転を規制する回転規制部材を有しており、
前記所定量が、前記駆動体を前記回転規制部材に当接させない量に設定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】 前記振動型駆動装置を収容する固定部材を有しており、
前記規制部材が前記固定部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】 前記振動型駆動装置を支持する支持部材を有しており、
前記規制部材が、前記支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】 前記振動型駆動装置を支持する支持部材に位置調節可能に取り付けられ、前記加圧部材の加圧力を調節するための加圧力調節部材を有しており、
前記規制部材が前記加圧力調節部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項11】 前記動力伝達機構は、
前記駆動体によって駆動される第1駆動部材と、
この第1駆動部材との間に遊星ローラを挟持し、マニュアル操作力によって駆動される第2駆動部材と、
前記遊星ローラを回転自在に支持し、前記第1駆動部材および第2駆動部材の選択的駆動により前記遊星ローラが公転することによって駆動され、前記レンズ駆動部材を駆動する出力部材とを有して構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項1】 電気−機械エネルギー変換により振動が励起される振動体と、この振動体に圧接して駆動力を受ける駆動体と、この駆動体からレンズ駆動部材に摩擦により駆動力を伝達する動力伝達機構と、前記振動体を前記駆動体に圧接させるとともにこれら振動体および駆動体を介して前記動力伝達機構に摩擦を発生させるための加圧力を付与する加圧部材とを有して構成される振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒において、
前記振動体、駆動体および動力伝達機構を含む被加圧部材の前記加圧部材の加圧力に抗する方向への所定量を超える移動を、前記被加圧部材のうち少なくとも1つに当接して規制する規制部材を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項2】 前記振動体が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】 前記振動体は前記加圧部材の当接を受けるための振動吸収体を有しており、
前記振動吸収体が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】 前記動力伝達機構が前記規制部材に当接することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】 前記所定量が、前記加圧部材に加圧力の低下を生じさせない範囲の量に設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】 前記加圧部材が弾性部材であり、
前記所定量が、前記加圧部材の弾性変形範囲内の量に設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】 前記振動型駆動装置が円環形状に構成されているとともに、前記振動体のレンズ鏡筒本体に対する加圧方向への移動を許容しつつ回転を規制する回転規制部材を有しており、
前記所定量が、前記駆動体を前記回転規制部材に当接させない量に設定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】 前記振動型駆動装置を収容する固定部材を有しており、
前記規制部材が前記固定部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】 前記振動型駆動装置を支持する支持部材を有しており、
前記規制部材が、前記支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】 前記振動型駆動装置を支持する支持部材に位置調節可能に取り付けられ、前記加圧部材の加圧力を調節するための加圧力調節部材を有しており、
前記規制部材が前記加圧力調節部材に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【請求項11】 前記動力伝達機構は、
前記駆動体によって駆動される第1駆動部材と、
この第1駆動部材との間に遊星ローラを挟持し、マニュアル操作力によって駆動される第2駆動部材と、
前記遊星ローラを回転自在に支持し、前記第1駆動部材および第2駆動部材の選択的駆動により前記遊星ローラが公転することによって駆動され、前記レンズ駆動部材を駆動する出力部材とを有して構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願発明では、電気−機械エネルギー変換により振動が励起される振動体と、この振動体から摩擦により駆動力を受ける駆動体と、この駆動体からレンズ駆動部材に摩擦により駆動力を伝達する動力伝達機構と、振動体を駆動体に圧接させるとともにこれら振動体および駆動体を介して動力伝達機構に摩擦を発生させるための加圧力を付与する加圧部材とを有して構成される振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒において、振動体、駆動体および動力伝達機構を含む被加圧部材の加圧部材の加圧力に抗する方向への所定量を超える移動を、上記被加圧部材のうち少なくとも1つに当接して規制する規制部材を設けている。
【課題を解決するための手段】
本願発明では、電気−機械エネルギー変換により振動が励起される振動体と、この振動体から摩擦により駆動力を受ける駆動体と、この駆動体からレンズ駆動部材に摩擦により駆動力を伝達する動力伝達機構と、振動体を駆動体に圧接させるとともにこれら振動体および駆動体を介して動力伝達機構に摩擦を発生させるための加圧力を付与する加圧部材とを有して構成される振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒において、振動体、駆動体および動力伝達機構を含む被加圧部材の加圧部材の加圧力に抗する方向への所定量を超える移動を、上記被加圧部材のうち少なくとも1つに当接して規制する規制部材を設けている。
これにより、レンズ鏡筒の落下等によって振動体や駆動体や動力伝達機構が加圧部材の加圧力方向と逆方向に移動して、弾性部材等からなる加圧部材を変形させた場合でも、移動量は加圧部材に加圧力の低下を生じさせない範囲若しくは加圧部材の弾性変形範囲内の量に確実に規制されるため、振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒の性能劣化を防止することが可能となる。なお、振動体に振動吸収体を取り付けて、この振動吸収体を規制部材に当接させるようにして、振動体と振動吸収体との間に配置された電歪素子の破損等を防止するのが望ましい。また、上記移動量を、駆動体を振動体の回転を規制する回転規制部材に当接させない範囲の量に設定して、駆動体の破損等を防止できるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態である振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒を示している。1はフォーカスレンズ群、2は固定レンズ群である。3はフォーカスレンズ群1を保持し、案内筒5およびカム筒6に係合する駆動用コロ3aを有する第1群鏡筒である。4は固定レンズ群2を保持する第2群鏡筒であり、第1群鏡筒3に一体的に保持される。
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態である振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒を示している。1はフォーカスレンズ群、2は固定レンズ群である。3はフォーカスレンズ群1を保持し、案内筒5およびカム筒6に係合する駆動用コロ3aを有する第1群鏡筒である。4は固定レンズ群2を保持する第2群鏡筒であり、第1群鏡筒3に一体的に保持される。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レンズ鏡筒の落下等によって振動体や駆動体や動力伝達機構が加圧部材の加圧力方向と逆方向に移動して、弾性部材等からなる加圧部材が変形した場合でも、その移動量は加圧部材に加圧力の低下を生じさせない範囲若しくは加圧部材の弾性変形範囲内の量に確実に規制されるため、振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒の性能劣化を防止できる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レンズ鏡筒の落下等によって振動体や駆動体や動力伝達機構が加圧部材の加圧力方向と逆方向に移動して、弾性部材等からなる加圧部材が変形した場合でも、その移動量は加圧部材に加圧力の低下を生じさせない範囲若しくは加圧部材の弾性変形範囲内の量に確実に規制されるため、振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒の性能劣化を防止できる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04904599A JP4365926B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04904599A JP4365926B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000249894A JP2000249894A (ja) | 2000-09-14 |
JP2000249894A5 true JP2000249894A5 (ja) | 2006-04-13 |
JP4365926B2 JP4365926B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=12820124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04904599A Expired - Lifetime JP4365926B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 振動型駆動装置を備えたレンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4365926B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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JP2013164580A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-08-22 | Tamron Co Ltd | ズームレンズ鏡筒 |
CN115816813B (zh) * | 2022-11-30 | 2023-09-26 | 江苏广谦电子有限公司 | 一种pcb板内层线路处理用压膜装置 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP04904599A patent/JP4365926B2/ja not_active Expired - Lifetime
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