JP2000249730A - 改良型電力需給計器及び方法 - Google Patents

改良型電力需給計器及び方法

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JP2000249730A
JP2000249730A JP2000049786A JP2000049786A JP2000249730A JP 2000249730 A JP2000249730 A JP 2000249730A JP 2000049786 A JP2000049786 A JP 2000049786A JP 2000049786 A JP2000049786 A JP 2000049786A JP 2000249730 A JP2000249730 A JP 2000249730A
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meter
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power supply
demand
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JP2000049786A
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Meo Lim Chok
メオ リム チョク
Boon Wan Yeoh
ブーン ワン イェオー
Chee Hong Kok
チー ホン コク
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CK ELECTRONICS Sdn Bhd
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    • G01R22/06Arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. electricity meters by electronic methods
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパス線を用いた電力の不正使用及び外部
EMFによる電力の不正使用を検出でき、電力の不正使
用の検出情報を電力会社に効率的にフィードバックでき
る低コストで実現可能な電力需給計器を提供すること。 【解決手段】 この電力需給計器10には、バイパス線
の接続による電力の不正使用の検出及び外部に強い電磁
界を誘起して電力の不正使用を検出する手段1830、
1840が含まれる。電力の不正使用が検出されると、
バイパス線電力量不正変更カウンタ160、或いは外部
EMF電力量不正変更カウンタ160がそれぞれインク
リメントする。電力の不正使用の情報、及び他の計器の
情報が、電力需給計器からスマートカード20に読込ま
れる。スマートカードに記憶された情報は、コンピュー
タ端末及び中央コンピュータに記憶され、電力量不正変
更カウンタの前回分と今回分の値が違う場合には、電力
の不正使用が検出されたことを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力の不正使用を
検出する商用的に実用可能な手段を有し、また電力の不
正使用の情報を電力会社に転送する手段を有する電力需
給計器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ほとんどの電力会社が2つの問題
を抱えている。その第1の問題は電力を不正に使用され
ているということである。一般に用いられている電力の
不正使用の方法には、電力需給計器の内部構造或いは設
計を不正に変更する方法と、電力需給計器に並列にバイ
パス線を追加する2通りの方法がある。また、電力需給
計器への不正変更の方法としては、外部から強力なEM
Fを発生させ、消費電力量の測定を妨害する方法もまれ
ではあるが用いられることがある。電力会社の抱える2
番目の問題は、検針員を派遣し、各電力需給計器の消費
電力量の測定値を収集する際の人件費、並びに塀付きの
土地家屋とか犬などの二次的な問題である。
【0003】優れた設計仕様の電子電力需給計器を導入
することにより、電力需給計器の内部構造或いは設計を
不正に変更することは、もはや実現不可能である。しか
しながら、これだけでは、バイパス線を追加したり、強
力なEMFを発生させることによる電力の不正使用を許
すことになる。電力需給計器の不正変更を防ぐのは、不
可能であるため、最良の解決策は、電力の不正使用の兆
候を検出し、電力の不正使用に関する情報を電力会社に
フィードバックすることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明に至った側面
は、バイパス線を用いた電力の不正使用及び外部EMF
による電力の不正盗用を検出できる電力需給計器を提供
すると共に、電力の不正使用の検出情報を電力会社に効
率的にフィードバックできる低コストで実現可能な電力
需給計器を提供することである。本発明は、電力の不正
利用を検出し、また電力需給計器と電力会社の間で、電
力の不正使用の検出に関する情報を転送する手段と装置
を有する電力需給計器をより低いコストで実現し提供す
る。また、電力の不正使用の検出情報を転送する装置を
用いることによって、同じ装置で、シリアル番号や累積
電力量測定値など他の計器の情報も転送することができ
るため、検針員を派遣することも陳腐化してしまうこと
になる。
【0005】本発明の主たる目的は、電力の不正使用を
減少させ、電力の不正使用の検出に関する情報を電力需
給計器と電力会社との間で転送するための手段及び装置
を有する電力需給計器をより低いコストで実現し提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】電力の不正使用を低減す
る為に、本発明の電力需給計器は、電力需給計器を不正
に変更し、電力を不正使用することを検出する幾つかの
手段を提供する。まず、第1の手段は、既知の電流を絶
えず検査し、バイパス線の存在を検出する手段である。
バイパス線が存在する場合には、既知のテスト電流と被
測定試験電流との間に差異が表れる。バイパス線の存在
を検出すると、累積バイパス線カウンタの値が大きくな
る。
【0007】本発明の電力需給計器は、従来の電力需給
計器の構造を再構成することによってバイパス線を減少
するための第2の代替手段を提供する。この第2の手段
は、メインヒューズより前段で負荷電流を測定し、バイ
バス線取付用の接続ジョイントを除去する。
【0008】本発明の電力需給計器は、電力需給計器の
通常動作を妨害するために意図的に発生させられた強力
な外部EMFを検出する第3の手段を提供する。強力な
外部EMFの存在を検出した場合、累積外部EMFカウ
ンタの値が大きくなる。
【0009】低コストで実現可能な情報転送を実現する
為、本発明の電力需給計器は、電力需給計器から電力会
社に、情報の転送を実現する第4の手段を提供する。前
記情報を他の電力需給計器の情報と共に、電力会社に転
送するためにスマートカードの技術を採用する。スマー
トカードは、ある程度のデータ・セキュリティ機能を備
えるごく標準的なデータ記憶媒体であるため、不正なア
クセス、分析、或いはそこに記憶されたデータの変更を
防ぐことができない。従って、スマートカードに累積的
な、また初期化不能な情報を記憶させることによって、
そのスマートカードに記憶されたデータを変更した場
合、実際に累積された情報が電力会社に届くのが遅らさ
れるだけである。電力会社の職員は、いつ何時でも、実
際に電力需給計器の所まで出向き、最新の累積情報を電
力会社に読み込ませることが可能である。
【0010】具体的には、請求項1の発明によれば、電
力の不正使用を低減するための方法を有する電力需給計
器であって、 a)電力需給計器の入力と出力間に並列に接続されたバ
イパス線を検出するためのバイパス線検出器と、 b)外部に誘起された電磁界を検出するための電磁界検
出器と、 c)メインヒューズの手前の位置で負荷電流を測定する
ために再構成した計器と、 d)電力の不正使用データおよびその他の計器情報を電
力会社へ転送するためにスマートカードを用いるデータ
転送装置とを備えることを特徴とする電力需給計器が提
供される。
【0011】請求項2の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力需
給計器であって、バイパス線検出器が、 a)電流検出線に流れ込むテスト電流を方向付ける手段
と、 b)電流検出線を流れる前記テスト電流を測定する手段
と、 c)被測定テスト電流と前記テスト電流とを比較する手
段と、 d)テスト電流と比較し、被測定テスト電流の差異を検
出した場合、バイパス線の存在を知らせる信号発生手段
とを備えることを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0012】請求項3の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項2に記載の電力需
給計器であって、前記テスト電流が、電力の基本周波数
の高調波とは異なる周波数で動作する基本周波数を有す
ることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0013】請求項4の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項2に記載の電力需
給計器であって、前記テスト電流の振幅が小さいことを
特徴とする電力需給計器が提供される。
【0014】請求項5の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項4に記載の電力需
給計器であって、前記テスト電流の振幅が、一定である
ことを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0015】請求項6の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項4に記載の電力需
給計器であって、前記テスト電流の振幅が、固定パター
ンで変化することを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0016】請求項7の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項4に記載の電力需
給計器であって、前記テスト電流の振幅が、ランダムな
パターンで変化することを特徴とする電力需給計器が提
供される。
【0017】請求項8の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項2に記載の電力需
給計器であって、前記電流検出線が活線に接続されてい
ることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0018】請求項9の発明によれば、電力の不正使用
を低減するための方法を有する請求項2に記載の電力需
給計器であって、前記電流検出線が中性線に接続されて
いることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0019】請求項10の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力
需給計器であって、電磁界検出器が、 a)電力需給計器の周囲に電磁界検出器を配置する手段
と、 b)外部の電磁界強度を測定する手段と、 c)外部の電磁界強度を所定のレベルと比較する手段
と、 d)電磁界強度が前記所定のレベルを越えたことを検出
した時、外部電磁界の存在を知らせる信号を発生する手
段とを備えることを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0020】請求項11の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項10に記載の電
力需給計器であって、外部の妨害電磁界が、電力需給計
器の正常な動作を妨害することができるような強い大き
さを有する電磁界であることを特徴とする電力需給計器
が提供される。
【0021】請求項12の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項10に記載の電
力需給計器であって、所定のレベルが、前記電力需給計
器の正常な動作を妨害する前は、許容可能な電磁界信号
レベルであることを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0022】請求項13の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項11または12
に記載の電力需給計器であって、電力需給計器の正常な
動作には、電力量の計算が含まれることを特徴とする電
力需給計器が提供される。
【0023】請求項14の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項11または12
に記載の電力需給計器であって、電力需給計器の正常な
動作には、揮発性のメモリへのデータ記憶が含まれるこ
とを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0024】請求項15の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項11または12
に記載の電力需給計器であって、電力需給計器の正常な
動作には、不揮発性のメモリへのデータ記憶が含まれる
ことを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0025】請求項16の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力
需給計器であって、再構成した計器が、 a)引込み電力ケーブルの第1の端を主電力送配電網に
接続する手段と、 b)引込み電力ケーブルを電力需給計器の電流変換器を
通過させる手段と、 c)引込み電力ケーブルの第2の端をメインヒューズに
接続する手段と、 d)引込み電力ケーブルを流れる負荷電流を測定する手
段と、 f)メインヒューズの後において、活線引込み口および
中性線引込み口間の電力の電圧を測定する手段とを備え
ることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0026】請求項17の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項16に記載の電
力需給計器であって、引込み電力ケーブルが前記活性線
であることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0027】請求項18の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項16に記載の電
力需給計器であって、引込み電力ケーブルが前記中性線
であることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0028】請求項19の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項16に記載の電
力需給計器であって、電流変換器が、電流変圧器である
ことを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0029】請求項20の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項16に記載の電
力需給計器であって、電流変換器が、ホール効果電流変
換器であることを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0030】請求項21の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項16に記載の電
力需給計器であって、電流変換器が、唯一つの引込み電
力ケーブルが通過するためにのみ充分な大きさの内径を
有する孔を有することを特徴とする電力需給計器が提供
される。
【0031】請求項22の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力
需給計器であって、データ転送装置が、スマートカード
読取器を介して、電力需給計器の情報をスマートカード
に読み込ませる手段を備えることを特徴とする電力需給
計器が提供される。
【0032】請求項23の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項22に記載の電
力需給計器であって、情報が、電力需給計器の不正変更
カウンタの累計値を含むことを特徴とする電力需給計器
が提供される。
【0033】請求項24の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項22に記載の電
力需給計器であって、情報が、バイパス線カウンタの累
計値を含むことを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0034】請求項25の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項22に記載の電
力需給計器であって、情報が、外部電磁界カウンタの累
計値を含むことを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0035】請求項26の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項22に記載の電
力需給計器であって、情報が、電力需給計器のシリアル
番号を含むことを特徴とする電力需給計器が提供され
る。
【0036】請求項27の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項22に記載の電
力需給計器であって、情報が、電力需給計器によって測
定された電力需給計器の累計値を含むことを特徴とする
電力需給計器が提供される。
【0037】請求項28の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力
需給計器であって、電力需給計器が単相電力需給計器で
あることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0038】請求項29の発明によれば、電力の不正使
用を低減するための方法を有する請求項1に記載の電力
需給計器であって、電力需給計器が多相電力需給計器で
あることを特徴とする電力需給計器が提供される。
【0039】請求項30の発明によれば、請求項1から
29のいずれかに記載の方法を有する電力需給計器の構
造が提供される。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の主たる目的は、電力の不
正使用を減少させ、電力の不正使用の検出に関する情報
を電力需給計器と電力会社との間で転送するための手段
及び装置を有する電力需給計器をより低いコストで実現
し提供することである。
【0041】図1は、単相の電力需給計器[10]を示
すブロック図ある。電源回路[1822]は、電力需給
計器[10]の電子回路に安定した電源を供給する。電
力量測定回路[1810]は、電流素子[1811]、
電圧素子[1814]及び電力演算回路[1816]と
で構成されている。電流素子[1811]によって、活
線引込み口[141]と活線引出し口[142]を流れ
る負荷電流[154]が測定される。電圧素子[181
4]によって、活線引込み口[141]と中性線引込み
口[143]間の供給電圧が測定される。累積瞬間電力
は、演算後、メイン・コントローラ[1850]に転送
され、LCDパネル[1820]に表示される。
【0042】主電力送配電網の停電が検出されると、不
揮発性メモリ[160]に累積瞬間電力が記憶される。
電力需給計器[10]は、消費電力量の測定に加え、電
力の不正使用を検出し、その情報を電力会社にフィード
バックする手段を備えている。電力の不正使用を検出す
る第1の手段は、バイパス検出回路[1830]を用い
て、バイバス線[30]の接続を検出するものである。
バイパス線[30]が存在する場合、バイパス線検出回
路[1830]がメイン・コントローラ[1850]に
信号を送り、不揮発性メモリ[160]の累積バイパス
線カウンタ[162]をインクリメントさせる。電力の
不正使用を検出する第2の手段は、外部EMF検出回路
[1840]を用い、強力な外部EMF[32]を検出
するものである。強力な外部EMF[32]が存在する
場合、外部EMF検出回路[1840]がメイン・コン
トローラ[1850]に信号を送り、不揮発性メモリ
[160]の累積外部EMFカウンタ[164]をイン
クリメントさせる。この場合、消費電力量の料金支払い
の時期であれば、スマートカード[20]をスマートカ
ード読取器[120]に挿入することによって、電力需
給計器[10]と電力会社の間で情報の転送が行われ
る。この情報には、電力需給計器不正変更検出カウンタ
[161]、累積バイバス線カウンタ[162]、累積
外部EMFカウンタ[162]等電力の不正使用に関す
るデータと共に、電力需給計器のシリアル番号[16
6]及び累積電力量測定値[168]が含まれる。
【0043】図2は、他の電子回路に供給するための電
源回路を示す図である。降圧変圧器T1[1824]に
よって、活線引込み口[141]と中性線[143]か
らの交流(本明細書では以後ACと略記)電圧が減圧さ
れる。ブリッジ整流器B1によって、AC電圧は、直流
(以後DCと略記)電圧Vin[1823]に整流され
る。この電圧Vin[1823]は、他の回路では、電
力断ミュート信号として用いられる。ダイオードD1に
よって、Vin[1823]は、コンデンサC1でフィ
ルタリングされたDC電圧から絶縁される。電力送配電
網で停電があった後、メイン・コントローラ[185
0]を動作させるために必要な電圧を供給し、重要なデ
ータを不揮発性メモリに保存するために、コンデンサC
1の値は、通常、約1000μFと大きく設定されてい
る。電圧調節器IC1は、コンデンサC1によってフィ
ルタリングされたDC電圧を安定させ、DC5VのVc
c電圧に固定する。コンデンサC2によって、2.5V
の基準電圧を与えるIC2用の高周波フィルタが構成さ
れる。この2.5Vの基準電圧は、電流及び電圧測定用
のDCバイアス電圧として用いられる。
【0044】図3は、電力測定回路[1810]を実装
した回路を示す図である。電流変圧器CT1[181
2]を用いて、電流素子[1811]回路を構成する。
バッファ回路BF1[1813]によって、アナログ‐
デジタル変換器(以後、ADCと略記)IC3用に電流
変圧器CT1[1812]からの信号が調整される。計
器用変圧器PT1を用いて、電圧素子回路[1814]
を構成する。バッファ回路BF2[1815]によっ
て、ADCIC3およびIC4用に、計器用変圧器PT
1からの信号が調整される。これらの2つのバッファ回
路によって、ADC・IC3及びIC4がオーバシュー
トあるいはアンダーシュートから保護される。デジタル
信号プロセッサ(本明細書では、DSPと略記)IC5
は、瞬間電力測定値の演算のために、ADC・IC3及
びIC4がサンプリングしたデータを読取る。サンプリ
ングされた各々のデータから演算された瞬間電力を合計
し、電力需給計器[10]を介して、消費された電力の
合計を表す累積電力測定値を得る。
【0045】図4は、BF1[1813]及びBF2
[1815]用バッファ回路を実装した回路を示す図で
ある。抵抗器R1によって、CT1及びPT1の両方に
必要な電力変換負荷が備えられる。抵抗器R2とR3
は、バッファ回路用の反転ゲイン係数を設定する。これ
が反転バッファ回路であるという事によって、電流素子
[1811]と電圧素子[1814]が共に同位相であ
る限り、電力の演算に影響が及ぼされることはない。演
算増幅器IC6を選択する際には、線間動作タイプでな
ければならず、位相を逆転する特性を持つものを選択し
てはならない。
【0046】図5は、バイパス線検出回路[1830]
の単線構成を示す図である。その名称が示す通り、この
構成には、電流変圧器[1833]を通過する電流検出
線[140]のみが必要である。テスト電流回路[18
31](詳細は図6を参照のこと)は、バイパス線[3
0]が存在しない場合、テスト電流線A[1834a]
から電流検出線[140]を通って流れ、テスト電流線
B[1834b]を通って戻ってくる既知のAC電流
[150]を生成する。電流変圧器[1832]、テス
ト電流増幅回路1[1835](詳細は、図7を参照の
こと)及びテスト電流調整回路1[1836](詳細は
図8を参照のこと)は、この既知のテスト電流[15
0]を検出し、バイパス線検出回路[1830]の機能
が正常であることを検出する。これら[1835]と
[1836]の回路は、電流変圧器[1832]がショ
ート或いはオープンである場合、テスト電流無効信号が
メイン・コントローラ[1850]に送られ、電力需給
計器不正使用検出カウンタ[161]をインクリメント
するようになっている。電流変圧器[1833]、テス
ト電流差動増幅回路2[1837](詳細は図9を参照
のこと)及びテスト電流調整回路2[1838]および
テスト電流増幅回路1[1835]からの信号によっ
て、電流検出線[140]を流れるテスト電流[15
2]が検出される。被注入テスト電流[150]と被測
定テスト電流[152]とに僅かでも差異があれば、信
号がメイン・コントローラ[1850]に送られ、バイ
パス線が存在することを示す。バイパス線[30]が存
在しない場合には、すべてのテスト電流[150]は、
電流検出線[140]を通って流れ、このため、被測定
テスト電流[152]とテスト電流[150]は等しく
なる。これによって、両方の電流が互いに相殺し合い、
その結果出力のない状態になる。一方、バイパス線[3
0]が存在する場合は、テスト電流[150]の一部が
バイパス線[30]を通って流れ、被測定テスト電流
[152]が減じられる。テスト電流[150]と被測
定テスト電流[152]両者の電流の大きさが違うため
に、テスト電流差動増幅器2[1837]は、非ゼロ振
幅の信号を生成し、これにより、テスト電流調整回路
[1838]はバイパス線が検出された事を示す信号を
メイン・コントローラ[140]に送る。最後に、電流
変圧器[1812]もまた同じ電流検出線[140]に
接続される。
【0047】図6は、固定振幅テスト電流[150]を
発生する回路を示す図である。抵抗器R4、コンデンサ
C4及びシュミット・トリガーインバータIC7:Eに
よって基本発振回路を構成している。シュミット・トリ
ガーインバータIC7:Fは、電流バッファとして動作
し、小さなテスト電流を駆動し、コンデンサC3及び抵
抗器R5を通って、テスト電流線A[1834a]に送
り、さらに電流検出線[140]を通って、テスト電流
線B[1834b]に戻している。コンデンサC3は、
テスト電流のDC成分を分離し、テスト電流を純粋なA
Cにする。抵抗器R5によってテスト電流の振幅が設定
される。
【0048】図7は、テスト電流増幅回路1[183
5]を実装した回路を示す図である。テスト電流線B
[1834b]は、電流変圧器[1832]を通過して
いる。テスト電流線B[1834b]を流れるテスト電
流[150]は、テスト電流線B[1834b]の周り
にEMFを誘起し、次に電流変圧器[1832]からの
電圧出力を誘起する。抵抗器R6は、電流変圧器[18
32]から流れてくる電流を変換するための負荷として
動作する。テスト電流[150]の基本周波数で動作す
る第1段目の帯域通過フィルタは、抵抗器R7、R8、
コンデンサC6、C7及び演算増幅器IC8:Bによっ
て形成される。この回路では、テスト電流の振幅が非常
に小さいため、入力から出力へ大きい増幅利得を得るこ
とができる。抵抗器R9、R10、コンデンサC8、C
9及び演算増幅器IC8:Aが、テスト電流[150]
の基本周波数で動作する第2段目の帯域通過フィルタと
なる。IC8:Aのピン1からの出力信号[1835
a]は、微分信号として用いられ、テスト増幅器2の回
路ノード[1837a]のバイパス線[30]を検出す
る(図9を参照のこと)。抵抗器R11、R12、コン
デンサC10、C11及び演算増幅器IC8:Dが、テ
スト電流[150]の基本周波数で動作する第3段目の
帯域通過フィルタとなる。IC8:Dのピン14からの
出力データ[1835b]と回路ノード[1836a]
を接続したものを図8に示す。抵抗器R13、R14及
びコンデンサC5は、IC8:A、IC8:B及びIC
8:D用のバイアス電圧を形成する。抵抗器R15とR
16は、テスト電流[150]の振幅に対して最小レベ
ルの基準電圧として、Vref[1835c]を設定す
る。この回路ノード[1835c]と回路ノード[18
36c]を接続したものを図8に示す。Vref[18
35c]より小さい基準電圧となるテスト電流[15
0]の振幅は、バイパス検出回路[1830]が故障し
ていることを示す。
【0049】図8は、テスト電流信号調整回路1[18
36]を実装した回路を示す図である。IC8:D[1
835b]のピン14からのデータ出力は、AC信号で
ある。このACデータ信号[1836b]は、ダイオー
ドD2、抵抗器R17、R18及びコンデンサC12に
よってDC信号に変換され、Vref[1836c]と
比較される。通常の状態では、IC8:Cのピン10で
の電圧は、ピン9[1836c]でのVrefより高
い。このため、演算増幅器IC8:Cの出力も大きくな
る。ピン8、IC8:Cの出力からのエラー及びノイズ
は、ダイオードD3、抵抗器R19、R20及びコンデ
ンサC13によってフィルタリングされる。シュミット
・トリガーインバータIC7:B及びIC7:Dは、I
C7:Bのピン3における電圧を再調整し、IC7:D
のピン8における出力を完全に論理ハイの状態にする。
主電力送配電網から送電がある場合には、AC電圧が回
路ノード[1836b]に存在している。このAC電圧
は、ダイオードD4及びコンデンサC14で、DC電圧
に変換される。このDC電圧が存在する状態で、抵抗器
R22及びR23は、トランジスタQ1を動作させる。
一旦、トランジスタQ1が動作すると、これによって、
ホトカプラIC9がメイン・コントローラ[1850]
に信号を送ることが可能になる。IC7:Dの出力ピン
8が論理ハイの状態で、抵抗器R21よって、IC9の
発光ダイオード(本明細書では以後、LEDと略記)が
動作状態にされる。これによってロー信号がメイン・コ
ントローラ[1850]に送信され、バイパス回路[1
830]が正常に動作していることを示す。主電力送配
電網から送電がない場合には、回路ノード[1836
b]のAC電圧が消滅し、その結果、トランジスタQ1
も動作を停止する。これによって、トランジスタQ2が
トリガを受け、IC7:Bのピン3において電圧を放電
する。この回路の目的は、主電力送配電網が停電中に、
回路が誤作動を生じないように保証することである。し
かしながら、テスト線B[1834b]を流れるテスト
電流[150]が不正に変更され、オープン状態或いは
ショート状態となった場合には、回路ノード[1836
a]におけるAC信号は消滅する。IC8:Cのピン1
0における電圧は、ピン9[1836c]のVrefよ
り低いため、IC7:Dのピン8の出力は、論理レベル
がローになる。通常の状態では、IC9内のLEDは動
作せず、そのため、論理ハイがメイン・コントローラ
[1850]に送られ、バイパス線検出回路[183
0]内での誤作動を示す。
【0050】図9は、テスト電流増幅回路2[183
7]を実装した回路を示す図である。電流検出線[14
0]は、電流変圧器[1833]を通過している。電流
検出線[140]を流れる被測定テスト電流[152]
は、電流検出線の周りのEMFを誘起し、次に、電流変
圧器[1833]の電圧出力を誘起する。抵抗器R26
は、負荷として作用し、電流変圧器[1833]から流
れる電流を電圧に変換する。テスト電流[150]の基
本周波数で動作する第1段目の帯域通過フィルタは、抵
抗器R27、R28、コンデンサC16、C17及び演
算増幅器IC10:Bによって形成されている。これら
の抵抗器、コンデンサ及び演算増幅器の値は、それぞ
れ、抵抗器R7、R8、コンデンサC6、C7及びIC
8:Bに用いられる値と同じであり(図7を参照のこ
と)、その結果、同じ振幅が得られる。テスト電流[1
50]の基本周波数で動作する第2段目の帯域通過フィ
ルタは、抵抗器R29、R30、コンデンサC18、C
19及び演算増幅器IC10:Aで形成されている。こ
れらの抵抗器、コンデンサ及び演算増幅器の値は、それ
ぞれ、抵抗器R9、R10、コンデンサC8、C9及び
IC8:Aに用いられる値と同じであり(図7を参照の
こと)、その結果、同じ振幅が得られる。IC10:
A、IC10:B及びIC10:D用のバイアス電圧
は、抵抗器R33、R34及びコンデンサC15で形成
される。抵抗器R35およびR36は、基準電圧Vre
f2[1837c]をテスト電流[150]の振幅と被
測定テスト電流[152]の間の許容可能な差異の最大
レベルとして設定する。このノード[1837c]を回
路ノード[1838c]に接続したものを図10に示
す。抵抗器R31、R32、R37、R38及び演算増
幅器IC10:10によって、電圧減算回路が形成され
る。抵抗器R31は抵抗器R37と同一の値を有し、一
方、抵抗器R32と抵抗器R38も同一の値を有する。
バイパス線[30]が存在しない場合には、IC10:
Aのピン1における電圧は、回路ノード[1837a]
における電圧と同じである。IC10:Dの出力ピン1
4[1837b]は、ほぼDC信号である。バイパス線
[30]が存在する場合には、IC10:Aのピン1に
おける電圧は、回路ノード[1837a]における電圧
とは異なる。IC10:Dの出力ピン14[1837
b]は、AC信号である。図10において、この出力ノ
ード[1837b]を信号調整回路ノード[1838
b]に接続したものを示す。
【0051】図10は、テスト電流信号調整回路2[1
838]を実装した回路を示す図である。基本的に、全
体的な回路の動作は、テスト電流信号調整回路[183
6]と同じである。唯一の違いは、バイパス線[30]
が存在しない間は、回路ノード[1838]のDC電圧
によって、IC10:Cのピン10において、電流ノー
ド[1838c]に設定された基準電圧より低い電圧を
与えることである。これによって、IC18:Cのピン
8の出力が論理ローになる。IC19は、論理ハイをメ
イン・コントローラ[1850]に送り、バイパス線
[30]が存在しないことを示す。しかしながら、バイ
パス線[30]が存在する場合には、振幅が非常に大き
いAC信号が、回路ノード[1838a]に発生する。
IC10:Cのピン10での電圧は、回路ノード[18
38c]で設定された基準電圧より高くなり、その結
果、IC18:Dのピン8の出力が論理ハイになる。I
C19は、論理ローの信号をメイン・コントローラ[1
850]に送り、バイパス線[10]が存在することを
示す。
【0052】図11は、バイパス線検出回路[183
0]の2線構成を示す図である。その名称が示す通り、
この構成においては、電流検出線[140]及び中性線
が電流変圧器[1833]の中を通過している。この回
路のその他の構成は、基準電圧Vrefの設定があるこ
とを除き、単線構成のバイパス線検出回路[1830]
と同じである。単線構成の状態では、被測定テスト電流
[152]に負荷電流[154]が付加されており、こ
のために負荷電流[154]の変動の影響を受けやすい
結果となる。このように、単線構成においては、負荷電
流[154]のノイズの影響を受けやすい。2線構成の
状態では、電流検出線[140]を流れる負荷電流[1
54]は、反対方向に流れる中性線の負荷電流[15
4]によって相殺され、このため、被測定電流[15
2]は純粋にテスト電流成分のみとなる。2線構成で
は、ほとんど負荷電流[154]によるノイズの影響を
受けることはない。
【0053】図12は、バイパス線検出回路[183
0]の3線構成を示す図である。その名称が示す通り、
この構成においては、電流検出線[140]、中性線及
びテスト電流線[1834b]が電流変圧器[183
3]の中を通過している。この3線構成も、2線構成と
同じように、負荷電流[154]のノイズの影響をほと
んど受けない。その違いとしては、電流検出線を流れる
テスト電流を常時測定するのではなく、バイパス線[3
0]が接続されていない場合、測定されるテスト電流
[152]が存在しないということである。このこと
は、テスト電流線[1834b]を流れるテスト電流
[150]が、電流検出線[140]を流れるテスト電
流を相殺してしまうためである。バイパス線[30]が
存在する場合には、電流検出線[140]を流れるテス
ト電流は、テスト電流線[1834b]を流れるテスト
電流[150]より少なくなり、その結果、電流変圧器
[1833]によって測定される電流が、非ゼロの実テ
スト電流となる。この非ゼロの実テスト電流[183
9]を検出する回路は、テスト電流増幅器1[183
5]に用いる回路と同じものである。また、信号調整回
路[1838]も信号調整1[1836]の回路と同じ
ものである。唯一の違いは、基準電圧設定がVrefと
は同じではないことである。バイパス線[30]が存在
しない間は、論理ハイがメイン・コントローラ[185
0]に知らせるために送られ、バイパス線が存在しない
ことを示す。逆に、バイパス線[30]が存在する場合
には、論理ロー信号が、メイン・コントローラ[185
0]に送られる。
【0054】図13は、電力需給計器[10]の通常の
動作と干渉を起こすために誘起された外部EMF[3
2]の検出状態を具現化した図であり、特に、電流変圧
器[1812]による負荷電流[154]の測定状態を
示している。電力需給計器[10]の周りに複数の外部
EMFセンサ[1842]が配置され、外部EMFの干
渉を検出する。外部EMF検出回路[1840]に対し
て不正使用がないことを確認するために、制御EMFセ
ンサ[1842a]が、降圧変圧器[1824]の近く
に配置される。
【0055】図14は、外部EMF検出回路[184
0]の検出状態を具現化した図である。外部EMFセン
サ[1842]とコントロールセンサ[1842a]は
すべて、直列且つ同位相でEMF増幅回路[1844]
(図15を参照のこと)に接続されている。EMF増幅
回路からは、ウィンドウ限界値を設定するために、2つ
の基準電圧が生成され、これによって、全てのEMFセ
ンサで測定される総EMFが、このウィンドウ限界値内
に収まる。EMFが弱すぎる場合は、EMF検出回路
[1840]が不正に変更されているということを示
し、EMFが強すぎる場合は、強い外部EMF干渉が存
在するということを示す。EMF信号調整回路1[18
46]は、EMF検出回路[1840]の妥当性をメイ
ン・コントローラ[1850]に知らせる。EMF信号
調整回路2[1847]は、外部EMF[32]を検出
したことをメイン・コントローラ[1850]に知らせ
る。EMFセンサはすべて、プリント基板に銅配線をル
ープ構成することによって容易に組立てられる。
【0056】図15は、EMF増幅回路[1844]を
実装した回路を示す図である。この回路の基本的な動作
は、バイパス線検出増幅回路[1835]とほぼ同じで
ある。その違いは、帯域通過フィルタの中心帯域を主電
力送配電網の基本動作周波数に設定したあることであ
る。これは、干渉に値する周波数成分の内、意味のある
周波数は、主電力送配電網の基本周波数だからである。
従って、抵抗器R40、R41、コンデンサC21、C
22及び演算増幅器IC11:Bは、主電力送配電網の
中心周波数で動作する第1段目の帯域通過フィルタとし
て設計されている。抵抗器R42、R43、コンデンサ
C23、C24及び演算増幅器IC11:Aは、主電力
送配電網の中心周波数で動作する第2段目の帯域通過フ
ィルタとして設計されている。抵抗器R39は、誘導電
圧を得るための負荷として構成される。抵抗器R45、
R46及びコンデンサC20によって、IC11:Bと
IC11:Aを動作する為のバイアス電圧が設定され
る。抵抗器R46、R47及びR48によって、2つの
ウィンドウ限界基準電圧値、すなわち、EMFVref
1[1844b]及びEMFVref2[1844c]
が設定される。ピンIC11:Aの出力は、全てのEM
Fセンサによって検出された総EMFを表す。通常の動
作においては、この信号電圧[1844a]はウィンド
ウ限界値内に収まる。図16では、回路ノード[184
4a]は、回路ノード[1846a]に接続され、図1
7では、回路ノード[1846d]に接続される。図1
7では、EMFVref1[1844b]とEMFVr
ef2[1844c]は、回路ノード[1846e]に
接続され、図16では、回路ノード[1846b]に各
々接続される。
【0057】図16は、有効EMF検出回路[184
0]の動作を表示する為の信号調整回路を実装した図で
ある。この回路の基本動作は、信号調整回路[183
6]と同じである。外部EMFが存在しない間は、ピン
12における電圧は、基準電圧EMFVref2[18
46b]より高くなる。この結果、論理ロー信号がメイ
ン・コントローラ[1850]に送られ、EMF検出回
路が有効に機能していることが示される。EMFセンサ
の接続を開放したり或いはEMF増幅回路への入力を短
絡すると、回路ノード[1846a]にDC信号が生じ
る。この結果、IC12:Dのピン8における出力が論
理ローになる。メイン・コントローラ[1850]に論
理ハイ信号が送られ、EMF検出回路[1840]が不
正に変更されていることが示される。
【0058】図17は、外部EMFが検出された事を表
示する為の信号調整回路を実装した図である。この回路
の基本動作は、有効EMF[1846]と同じである。
外部EMFが存在しない場合、ピンIC11:Cの回路
ノード10における信号レベルは、回路ノード[184
6e]より低くなる。この結果、ハイ信号がメイン・コ
ントローラ[1850]に送られ、外部EMFが存在し
ないことが示される。外部EMFが存在する場合には、
IC11:Cの回路ノード10における信号レベルは、
回路ノード[1846e]より高くなる。この結果、ロ
ー信号がメイン・コントローラに送られ、外部EMFが
存在することが示される。
【0059】図18は、シリアル番号[166]、累積
電力量測定値[168]、電力需給計器不正変更検出カ
ウンタ[161]、バイパス線検出カウンタ[162]
及び外部EMF検出カウンタ[164]を記憶する不揮
発性メモリ[160]が配置された状態を具現化した図
である。これらの値は、メイン・コントローラ[185
0]によって制御される。累積電力量測定値[16
8]、電力需給計器不正変更検出カウンタ[161]、
バイパス線検出カウンタ[162]及び外部EMF検出
カウンタ[164]をリセットしたり或いはデクリメン
トする手段が存在することはない。これによって、特
に、累積電力量測定値[168]、電力需給計器不正変
更検出カウンタ[161]、バイパス線検出カウンタ
[162]及び外部EMF検出カウンタ[164]にお
ける不正な変更に対して、不揮発性メモリ[160]は
保護される。
【0060】図19は、不揮発性メモリ[160]中の
累積バイパス線検出カウンタ[162]を実装した回路
を示す図である。この累積バイパス線検出カウンタ[1
62]は、2つの16ビットづつのワード、つまり、ワ
ード1[162a]とワード2[162b]とに分かれ
ている。バイパス線[30]が検出されない場合には、
ワード1[162a]の値はワード2[162b]と同
じである。バイパス線[30]が検出されると、ワード
1[162a]の値はワード2[162b]と照合され
チェックされる。両者が同じ値である場合、ワード1
[162a]の値が“1”だけインクリメントされる。
これによって、バイパス線[30]接続の重複検出およ
び重複インクリメントが防止されるが、これがなされな
い場合、バイパス線検出カウンタ[162]の正当性に
不確実さが生じることになる。スマートカード[20]
を電力需給計器[10]に挿入し、最新情報に更新する
と、ワード2[162b]の値はワード1[162a]
の値と等しい値にされる。これによって、次のバイパス
線[30]接続の検出が可能になる。各々のワードは1
6ビット長であるため、これによって、カウンタの値が
同じ値に戻るまで、65,536回、バイパス線[3
0]の存在を検出することが可能である。このことは、
電力利用者が、電流検出線[140]間にバイパス線
[30]を接続し、このことを気付かれないようにする
ためには、電力需給計器[10]にスマートカード[2
0]を毎月、正確に65,536回出入れしなければな
らないということを意味する。たとえ1回でも周期が違
えば、電力会社が気付いてしまうことになる。ワード1
[162a]とワード2[162b]のビット長は、初
期値に戻るまでのカウント数がさらに大きくなるように
増やすことが可能である。これと同じ手段が、電力需給
計器不正変更検出カウンタ[161]及び外部EMF検
出カウンタ[164]にも適用されている。
【0061】図20は、バイパス線[30]での電力不
正使用を減らす他の第3の手段を実装した回路を示す図
である。この実施例は、従来の電力需給計器[10]の
構成を逸脱するものである。本発明の手段によれば、メ
イン・ヒューズ[44]の後方の位置において、負荷電
流[154]を測定する代わりに、メイン・ヒューズ
[44]の前方の位置において、負荷電流[154]を
測定している。引込み用電力ケーブル[42]は、主電
力送配電網から直接接続してあり、電力需給計器[10
b]内の電流変圧器[1812]を介し、メイン・ヒュ
ーズ[44]に接続してある。取り外せるポイントは、
メイン・ヒューズに1箇所だけある。これによって、電
線の中間に接続端子を取付けない限り、バイパス線[3
0]の接続ができないことになる。電力量電圧測定値
は、活線引込み口留め金具[145]及び中性線引込み
口線留め金具[147]から得ることができる。この電
力需給計器[10b]の実装には、電流変圧器[181
2]の孔の内径を、引込み用電力ケーブル[42]が一
本だけ通れるような大きさにすることが重要である。
【0062】図21は、電力需給計器[10]と電力会
社間で行なわれる情報転送の手続きフローを示す図であ
る。電力利用者が、月毎の電力使用量支払いの為、電力
会社カウンタへ赴く前に、利用者は、電力需給計器[1
0]に内蔵されているスマートカード・ソケット[12
0]にスマートカード[20]を差し込む。電力会社に
転送される電力の不正使用の情報は、利用者に知られる
ことなく、スマートカード[20]に読込まれる。計器
のシリアル番号[166]及び累積電力量測定値[16
8]など、その他の情報もスマートカード[20]に読
み込まれる。情報の読取りが一旦完了すると、利用者
は、最寄りの電力特約店のカウンタにスマートカード
[20]を持参し、最新の消費電力に対する支払いを行
う。スマートカード[20]をスマートカード読取器
[512]に挿入すると、スマートカード[20]に読
込まれている全ての情報が、電力会社のカウンタ[5
0]のコンピュータ端末[510]に転送される。この
コンピュータ端末[510]は、まず電力の不正使用が
電力需給計器[10]によって検出されていないかどう
かをチェックする。不正使用が検出された場合、その利
用者は、しかるべき対応を行うう為に電力会社から管轄
官庁に照会される。不正使用が行われていない場合は、
最新の支払い請求書の計算が行われる。スマートカード
[20]から読込まれた全ての情報によって、中央コン
ピュータ[520]のデータが更新され、次回の支払い
計算のための照合用として格納される。請求書支払いの
有効コマンドがスマートカード[20]に設定される。
電力利用者は、スマートカード[20]を持ち返り、ス
マートカード・ソケット[120]に差し込み、電力需
給計器[10]を有効にして、次回の請求書支払い計算
に備える。これによって、電力需給計器[10]は、翌
月の請求書支払いを暫定的に計算できる。
【0063】図22は、スマートカード[20]と電力
需給計器[10]間でのデータ転送に用いられる電力需
給計器に内蔵されたスマートカード読取器を実装した回
路を示す図である。スマートカード[20]が検出され
ると、メイン・コントローラ[1850]は、スマート
カード・ソケットSC1[120]を介して、スマート
カード[20]と双方向のデータの転送を開始する。
【0064】上記説明或いは添付図面において、特定の
形態で表現され開示されている特徴は、当業者が本発明
の基本概念を具現化し、様々な形態の回路を実現できる
ことは明らかである。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電力需給計
器によれば、バイパス線を用いた電力の不正使用及び外
部EMFによる電力の不正使用を検出でき、電力の不正
使用の検出情報を電力会社に効率的にフィードバックで
きる電力需給計器を低コストで実現することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電力需給計器を示すブロック図であ
る。
【図2】 他の回路部品作動用の電源回路を示す図であ
る。
【図3】 電力量演算回路を示すブロック図である。
【図4】 変流器と変圧器用バッファ回路を示す図であ
る。
【図5】 単線構成を用いたバイパス線検出回路を示す
ブロック図である。
【図6】 バイパス線を検出する為の既知のテスト電流
を発生するための回路を示す図である。
【図7】 電流検出線に注入した既知の電流を検出する
ための増幅回路を示す図である。
【図8】 メイン・コントローラに信号を発信する前に
既知のテスト電流から検出された信号を調整するための
回路を示す図である。
【図9】 電流検出線に流れるテスト電流を検出するた
めの増幅回路を示す図である。
【図10】 メイン・コントローラに信号を発信する前
に被測定テスト電流から検出された信号を調整するため
の回路を示す図である。
【図11】 2線構成を用いたバイパス線検出回路を示
すブロック図である。
【図12】 3線構成を用いたバイパス線検出回路を示
すブロック図である。
【図13】 負荷電流測定素子の周りに外部EMF検出
センサの構成を示すブロック図である。
【図14】 外部EMF検出回路を示すブロック図であ
る。
【図15】 強力な外部EMFを検出する増幅回路を示
す図である。
【図16】 正常な回路機能を示す外部EMF信号を調
整するための回路を示す図である。
【図17】 外部EMF信号を調整し、強力な外部EM
Fの干渉を検出したことを表示するための回路を示す図
である。
【図18】 電力の不正使用状態と情報を記憶するため
の不揮発性メモリを示すブロック図である。
【図19】 バイパス線カウンタを記憶するための不揮
発性メモリを詳細に示す図である。
【図20】 バイパス線の接続を阻止するための代替電
力需給計器の構成を示すブロック図である。
【図21】 本発明の情報転送手段を用いた月毎の請求
書の支払い手続き手順を示す図である。
【図22】 電力需給計器において、内部のスマートカ
ード読取器を実装するための回路を示す図である。
【符号の説明】
10 電力需給計器 10b 代替構成の電力需給計器 120 スマートカード読取器のソケット 140 活線の電流検出線 141 電力送配電網からの活線引込み口 142 消費者の電気製品への活線引出し口 143 電力送配電網からの中性線引込み口 144 消費者の電気製品への中性線引出し口 145 活線引込み口線留め金具 147 中性線引込み口線留め金具 150 電流検出線に注入された既知のテスト電流 152 電流検出線を流れる被測定テスト電流 154 電気製品に流れる負荷電流 160 重要な情報を記憶するための不揮発性メモリ 161 電力需給計器不正変更検出カウンタ 162 累積バイパス線検出カウンタ 162a 累積バイパス線検出カウンタワード1 162b 累積バイパス線検出カウンタワード2 164 累積外部電力検出カウンタ 166 電力需給計器のシリアル番号 168 累積電力量測定値 1810 電力量測定回路 1811 電流測定素子 1812 負荷電流測定用電磁誘導電流変換器 1813 電流測定素子バッファ 1814 電圧測定素子 1815 電圧測定素子バッファ 1816 電力演算回路 1820 LCDディスプレイ・パネル 1822 電源回路 1823 降圧AC供給電圧 1824 降圧変圧器 1830 バイパス線検出回路 1831 既知のテスト電流発生回路 1832 既知の被注入テスト電流測定用電磁誘導電流
交換器 1833 電流検出線を流れるテスト電流測定用電磁誘
導電流変換器 1834a テスト電流注入線A 1834b テスト電流注入線B 1835 既知のテスト電流増幅回路 1835a 既知のテスト電流信号A回路ノード 1835b 既知のテスト電流データ回路ノード 1835c 既知のテスト電流基準回路ノード 1836 既知のテスト電流有効表示回路 1836a 既知のテスト電流データ回路ノード 1836b 既知のテスト電流電力断ミュート回路ノー
ド 1836c 既知のテスト電流基準回路ノード 1837 被測定テスト電流増幅回路 1837a 既知のテスト電流信号回路ノード 1837b 被測定テスト電流データ回路ノード 1837c 被測定テスト電流基準回路ノード 1838 バイパス線検出表示回路 1838a 被測定テスト電流データ回路ノード 1838b 被測定テスト電流電力断ミュート回路ノー
ド 1838c 被測定テスト電流基準回路ノード 1839 微分入力被測定テスト電流増幅回路 1840 外部EMF検出回路 1842 外部EMF検出用EMFセンサ 1842a 回路機能を保証するために既存のEMFを
基準として検出するためのEMFセンサ 1844 EMF増幅回路 1844a EMF信号 1844b EMFのハイ基準信号 1844c EMFのロー基準信号 1846 EMF信号有効表示回路 1846a EMF信号データ 1846b EMF信号有効基準回路ノード 1846c EMF有効電力断ミュート路ノード 1846d EMF信号データ 1846e EMF検出基準回路ノード 1847f EMF検出電力断ミュート回路ノード 1847 EMF信号検出表示回路 1850 メイン・コントローラ 20 データ転送用スマートカード 30 バイパス線 32 電力量測定と干渉する外部EMF 42 活線引込み用電力ケーブル 44 メイン・ヒューズ 50 消費した電力量の支払い用電力会社カウンタ 510 電力会社カウンタのコンピュータ端末 511 電力会社カウンタのコンピュータ端末に取付け
たスマートカード読取り器 520 電力会社の中央コンピュータ 522 中央コンピュータ内の中央電力量計器データ記
憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チョク メオ リム マレーシア国 パハン クアンタン 25200 ケーダブリューエス パーインダ ストリアン バンダー インデラ マーコ タ ジャラン アイエム 3/7 15 (72)発明者 イェオー ブーン ワン マレーシア国 パハン クアンタン 25250 ロロン アロー アカー 8, ナンバー 6 (72)発明者 コク チー ホン マレーシア国 パハン クアンタン 25050 ジャラン トク シラ ロロン トク シラ 9 18

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する電力需給計器であって、 a)電力需給計器の入力と出力間に並列に接続されたバ
    イパス線を検出するためのバイパス線検出器と、 b)外部に誘起された電磁界を検出するための電磁界検
    出器と、 c)メインヒューズの手前の位置で負荷電流を測定する
    ために再構成した計器と、 d)電力の不正使用データおよびその他の計器情報を電
    力会社へ転送するためにスマートカードを用いるデータ
    転送装置とを備えることを特徴とする電力需給計器。
  2. 【請求項2】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項1に記載の電力需給計器であって、バイパ
    ス線検出器が、 a)電流検出線に流れ込むテスト電流を方向付ける手段
    と、 b)電流検出線を流れる前記テスト電流を測定する手段
    と、 c)被測定テスト電流と前記テスト電流とを比較する手
    段と、 d)テスト電流と比較し、被測定テスト電流の差異を検
    出した場合、バイパス線の存在を知らせる信号発生手段
    とを備えることを特徴とする電力需給計器。
  3. 【請求項3】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項2に記載の電力需給計器であって、前記テ
    スト電流が、電力の基本周波数の高調波とは異なる周波
    数で動作する基本周波数を有することを特徴とする電力
    需給計器。
  4. 【請求項4】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項2に記載の電力需給計器であって、前記テ
    スト電流の振幅が小さいことを特徴とする電力需給計
    器。
  5. 【請求項5】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項4に記載の電力需給計器であって、前記テ
    スト電流の振幅が、一定であることを特徴とする電力需
    給計器。
  6. 【請求項6】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項4に記載の電力需給計器であって、前記テ
    スト電流の振幅が、固定パターンで変化することを特徴
    とする電力需給計器。
  7. 【請求項7】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項4に記載の電力需給計器であって、前記テ
    スト電流の振幅が、ランダムなパターンで変化すること
    を特徴とする電力需給計器。
  8. 【請求項8】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項2に記載の電力需給計器であって、前記電
    流検出線が活線に接続されていることを特徴とする電力
    需給計器。
  9. 【請求項9】 電力の不正使用を低減するための方法を
    有する請求項2に記載の電力需給計器であって、前記電
    流検出線が中性線に接続されていることを特徴とする電
    力需給計器。
  10. 【請求項10】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項1に記載の電力需給計器であって、電磁
    界検出器が、 a)電力需給計器の周囲に電磁界検出器を配置する手段
    と、 b)外部の電磁界強度を測定する手段と、 c)外部の電磁界強度を所定のレベルと比較する手段
    と、 d)電磁界強度が前記所定のレベルを越えたことを検出
    した時、外部電磁界の存在を知らせる信号を発生する手
    段とを備えることを特徴とする電力需給計器。
  11. 【請求項11】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項10に記載の電力需給計器であって、外
    部の妨害電磁界が、電力需給計器の正常な動作を妨害す
    ることができるような強い大きさを有する電磁界である
    ことを特徴とする電力需給計器。
  12. 【請求項12】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項10に記載の電力需給計器であって、所
    定のレベルが、前記電力需給計器の正常な動作を妨害す
    る前は、許容可能な電磁界信号レベルであることを特徴
    とする電力需給計器。
  13. 【請求項13】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項11または12に記載の電力需給計器で
    あって、電力需給計器の正常な動作には、電力量の計算
    が含まれることを特徴とする電力需給計器。
  14. 【請求項14】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項11または12に記載の電力需給計器で
    あって、電力需給計器の正常な動作には、揮発性のメモ
    リへのデータ記憶が含まれることを特徴とする電力需給
    計器。
  15. 【請求項15】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項11または12に記載の電力需給計器で
    あって、電力需給計器の正常な動作には、不揮発性のメ
    モリへのデータ記憶が含まれることを特徴とする電力需
    給計器。
  16. 【請求項16】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項1に記載の電力需給計器であって、再構
    成した計器が、 a)引込み電力ケーブルの第1の端を主電力送配電網に
    接続する手段と、 b)引込み電力ケーブルを電力需給計器の電流変換器を
    通過させる手段と、 c)引込み電力ケーブルの第2の端をメインヒューズに
    接続する手段と、 d)引込み電力ケーブルを流れる負荷電流を測定する手
    段と、 f)メインヒューズの後において、活線引込み口および
    中性線引込み口間の電力の電圧を測定する手段とを備え
    ることを特徴とする電力需給計器。
  17. 【請求項17】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項16に記載の電力需給計器であって、引
    込み電力ケーブルが前記活性線であることを特徴とする
    電力需給計器。
  18. 【請求項18】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項16に記載の電力需給計器であって、引
    込み電力ケーブルが前記中性線であることを特徴とする
    電力需給計器。
  19. 【請求項19】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項16に記載の電力需給計器であって、電
    流変換器が、電流変圧器であることを特徴とする電力需
    給計器。
  20. 【請求項20】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項16に記載の電力需給計器であって、電
    流変換器が、ホール効果電流変換器であることを特徴と
    する電力需給計器。
  21. 【請求項21】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項16に記載の電力需給計器であって、電
    流変換器が、唯一つの引込み電力ケーブルが通過するた
    めにのみ充分な大きさの内径を有する孔を有することを
    特徴とする電力需給計器。
  22. 【請求項22】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項1に記載の電力需給計器であって、デー
    タ転送装置が、スマートカード読取器を介して、電力需
    給計器の情報をスマートカードに読み込ませる手段を備
    えることを特徴とする電力需給計器。
  23. 【請求項23】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項22に記載の電力需給計器であって、情
    報が、電力需給計器の不正変更カウンタの累計値を含む
    ことを特徴とする電力需給計器。
  24. 【請求項24】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項22に記載の電力需給計器であって、情
    報が、バイパス線カウンタの累計値を含むことを特徴と
    する電力需給計器。
  25. 【請求項25】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項22に記載の電力需給計器であって、情
    報が、外部電磁界カウンタの累計値を含むことを特徴と
    する電力需給計器。
  26. 【請求項26】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項22に記載の電力需給計器であって、情
    報が、電力需給計器のシリアル番号を含むことを特徴と
    する電力需給計器。
  27. 【請求項27】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項22に記載の電力需給計器であって、情
    報が、電力需給計器によって測定された電力需給計器の
    累計値を含むことを特徴とする電力需給計器。
  28. 【請求項28】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項1に記載の電力需給計器であって、電力
    需給計器が単相電力需給計器であることを特徴とする電
    力需給計器。
  29. 【請求項29】 電力の不正使用を低減するための方法
    を有する請求項1に記載の電力需給計器であって、電力
    需給計器が多相電力需給計器であることを特徴とする電
    力需給計器。
  30. 【請求項30】 請求項1から29のいずれかに記載の
    方法を有する電力需給計器の構造。
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