JP2000249372A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000249372A
JP2000249372A JP5206899A JP5206899A JP2000249372A JP 2000249372 A JP2000249372 A JP 2000249372A JP 5206899 A JP5206899 A JP 5206899A JP 5206899 A JP5206899 A JP 5206899A JP 2000249372 A JP2000249372 A JP 2000249372A
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JP
Japan
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blower
air
suction port
heat exchanger
outlet
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JP5206899A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Takahashi
光政 高橋
Tsugunori Inoue
世紀 井上
Takashi Benno
岳志 辨野
Masashi Kamata
正史 鎌田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置上における省スペース化の更なる促進を
実現し得る空気調和機を提供する。 【解決手段】 その前面1aに吸込口2を、その上面1
bに吹出口3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1
内に、上記吸込口2に臨ませて熱交換器5を、また上記
吹出口3に臨ませて送風機6をそれぞれ配置する。かか
る構成の空気調和機によれば、該空気調和機を、そのケ
ーシング1の背面側が壁面等に近接した状態で配置して
も、該ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの空気
の吸入作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシング
1の上面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しにも何
ら支障がなく、この結果、空気調和機の熱交換性能を良
好に維持しつつその壁面近傍への設置が可能となり、そ
の設置上における省スペース化の更なる向上が期待でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、前面吸い込み・
上面吹き出しの送風形態をもつ空気調和機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機における室外機にお
いては、大きな熱交換能力が要求されることから、これ
に装備される送風機としては大風量のものが必要とな
る。かかる要求に対応し得る送風機として、大風量で且
つ低静圧での使用に適したプロペラファンが多用されて
いる(例えば、実公昭57ー12370号公報参照)。
【0003】ところが、かかる従来の室外機において
は、箱状ケーシングの上部にプロペラファンをその回転
軸が上下方向に向くようにして配設するとともに、該プ
ロペラファンの外周下方に立設状態で熱交換器を配設す
る構成とされていたため、室外機への吸入空気量を確保
するためには、該室外機を建物の壁面等の吸入障害物か
ら所定距離以上離して設置する必要があり、この結果、
室外機の設置スペースが大きくなり、室外機の省スペー
ス化というユーザーニーズに合致しないものとなる。
【0004】このような事情から、省スペース化を促進
すべく、プロペラファンをその回転軸が略水平に向くよ
うにして配置するとともに、該プロペラファンの吸い込
み側にこれと対向させて熱交換器を配置したトランク形
態の室外機が提案され(例えば、実開昭60ー1303
73号公報参照)、現在ではかかる構成のものが主流と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
のトランク形態の室外機においても、室外機への吸入空
気量を確保するには吸込口を壁面から所定以上離して配
置することが必要であるとともに、空気の吹き出しに関
しても、その吹出口の近傍に障害物が存在すると該吹出
口からの吹き出し空気がそのまま吸込口側から再吸入さ
れる、所謂「ショートサーキット現象」を生じる恐れが
あるため、吹出側にも十分なスペースを確保することが
必要で、設置スペースの狭小化という点においては未だ
十分なものとは言えなかった。
【0006】そこで本願発明では、室外機として用いら
れる空気調和機を建物の壁面に近接させて配置すること
を可能とし、もって空気調和機の設置上における更なる
省スペース化を実現し得る空気調和機を提供することを
目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明では、その前面1aに吸
込口2を、その上面1bに吹出口3をそれぞれ設けた箱
状形態のケーシング1内の上記吸込口2から上記吹出口
3に至る通風路4中に、上記吸込口2に臨ませて熱交換
器5を、また上記吹出口3に臨ませて送風機6をそれぞ
れ配置し、上記吸込口2から吸い込んだ空気を上記熱交
換器5において熱交換した後、上記吹出口3から上方へ
向けて吹き出すように構成したことを特徴としている。
【0009】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機において、上記熱交換器5をその上端
から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかるよう
に傾斜配置する一方、上記送風機6をその軸心を上下方
向に向けて配置されるプロペラファンで構成したことを
特徴としている。
【0010】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機において、上記熱交換器5をその上端
から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかるよう
に傾斜配置する一方、上記送風機6をその軸心を略水平
方向に向けて配置される遠心ファンで構成したことを特
徴としている。
【0011】本願の第4の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機において、上記送風機6を、遠心ファ
ンで構成し且つその軸心を上記吸込口2の面方向に沿っ
て略水平に向けた状態で配置するとともに、上記送風機
6から上記吹出口3に向かって次第に拡大する拡大流路
24を形成する一方、上記熱交換器5を上記拡大流路2
4に対向する位置において上記送風機6を取り囲むよう
に屈曲配置したことを特徴としている。
【0012】本願の第5の発明にかかる空気調和機で
は、その前面1aに吸込口2を、その上面1bに吹出口
3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、上記吸込
口2に臨ませて送風機6を、また上記吹出口3に臨ませ
て熱交換器5をそれぞれ配置し、上記吸込口2から吸い
込んだ空気を上記熱交換器5において熱交換した後、上
記吹出口3から上方へ向けて吹き出すように構成したこ
とを特徴としている。
【0013】本願の第6の発明では、上記第5の発明に
かかる空気調和機において、上記送風機6を、その軸心
を略水平とし且つその空気入口6aを上記吸込口2に対
向させて配置した遠心ファン又は斜流ファンで構成する
一方、上記熱交換器5をその上端から下端に向けて次第
に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置したことを
特徴としている。
【0014】本願の第7の発明では、上記第6の発明に
かかる空気調和機において、上記送風機6の背面側に、
上記通風路4を、上記送風機6から吹き出される空気流
を直接上記吹出口3側に案内する主通風路4aと該送風
機6の背面側を通って上記吹出口3側に案内する副通風
路4bとに区画するとともに、その下端側には上記主通
風路4aと副通風路4bとを連通させる連通路8を形成
する仕切板11を設けていることを特徴としている。
【0015】本願の第8の発明にかかる空気調和機で
は、その前面1aに吸込口2を、その上面1bに吹出口
3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、該通風路
4を上下方向に区画してこれを上記吸込口2に臨む下側
通風路4cと上記吹出口3に臨む上側通風路4dとする
仕切板12を設ける一方、上記上側通風路4d内には熱
交換器5をその上端から下端に向けて次第に上記吹出口
3から遠ざかるように傾斜配置し、また、上記仕切板1
2部分には送風機6を配置したことを特徴としている。
【0016】本願の第9の発明では、上記第8の発明に
かかる空気調和機において、上記送風機6を、その軸心
を上下方向に向けて配置されたプロペラファン、又はそ
の軸心を略水平方向に向けて配置される遠心ファンとし
たことを特徴としている。
【0017】本願の第10の発明にかかる空気調和機で
は、その前面1aに吸込口2を、その上面1bに吹出口
3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、熱交換器
5を上記吹出口3に臨み且つその上端から下端に向けて
次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置する一
方、該熱交換器5と上記吸込口2との間には、遠心ファ
ンで構成される送風機6をその軸心を上記吸込口2の面
方向に沿って略水平に向けた状態で配置するとともに、
該送風機6から上記熱交換器5に向かって次第に拡大す
る拡大流路24を形成したことを特徴としている。
【0018】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0019】(イ) 本願の第1の発明にかかる空気調
和機によれば、その前面1aに吸込口2を、その上面1
bに吹出口3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、上記吸込口2に臨ませて熱交換器5を、また上記吹
出口3に臨ませて送風機6をそれぞれ配置し、上記吸込
口2から吸い込んだ空気を上記熱交換器5において熱交
換した後、上記吹出口3から上方へ向けて吹き出すよう
に構成しているので、上記空気調和機を、そのケーシン
グ1の背面側が壁面等に近接した状態で配置しても、該
ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの空気の吸入
作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシング1の上
面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しにも何ら支障
がなく、従って、空気調和機の熱交換性能を良好に維持
しつつその壁面近傍への設置が可能となり、その設置上
における省スペース化の更なる向上が期待できる。
【0020】(ロ) 本願の第2の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記熱交換器5をその上端か
ら下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかるように
傾斜配置する一方、上記送風機6をその軸心を上下方向
に向けて配置されるプロペラファンで構成している。
【0021】従って、上記熱交換器5を上記ケーシング
1の通風路4内に配置するに際して、該熱交換器5をそ
の上端から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざか
るように傾斜配置することで、限られたスペース内によ
り大きな熱交換面積をもつ熱交換器5を配置することが
可能となるとともに、上記ケーシング1の前面1aに設
けられた上記吸込口2側から該ケーシング1の上面1b
に設けられた上記吹出口3側へ略直交方向に流れ方向を
変化させながら流れる空気流の上記熱交換器5における
風速分布が可及的に均一化され、これらの相乗作用によ
り、空気調和機のコンパクト化と熱交換性能の向上との
両立が実現される。
【0022】また、上記送風機6をプロペラファンで構
成し、且つその軸心を上下方向に向けた状態で上記吹出
口3に臨ませて配置することで、上記吹出口3から上方
への空気の吹き出しがより確実となり、上記ケーシング
1の背面側に近接して壁面が存在してもこれによって吹
き出し空気流が影響を受けるということがほとんど無
く、それだけ上記通風路4における空気の流れがスムー
ズとなり、吸入空気量の確保と熱交換性能の向上とがさ
らに促進されることになる。
【0023】(ハ) 本願の第3の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記熱交換器5をその上端か
ら下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかるように
傾斜配置する一方、上記送風機6をその軸心を略水平方
向に向けて配置される遠心ファンで構成している。
【0024】従って、上記熱交換器5を上記ケーシング
1の通風路4内に配置するに際して、該熱交換器5をそ
の上端から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざか
るように傾斜配置することで、限られたスペース内によ
り大きな熱交換面積をもつ熱交換器5を配置することが
可能となるとともに、上記ケーシング1の前面1aに設
けられた上記吸込口2側から該ケーシング1の上面1b
に設けられた上記吹出口3側へ略直交方向に流れ方向を
変化させながら流れる空気流の上記熱交換器5における
風速分布が可及的に均一化され、これらの相乗作用によ
り、空気調和機のコンパクト化と熱交換性能の向上との
両立が実現される。
【0025】また、上記送風機6を遠心ファンで構成
し、且つその軸心を略水平に向けた状態で上記吹出口3
に臨ませて配置することで、上記吹出口3から上方への
空気の吹き出しがより確実となり、上記ケーシング1の
背面側に近接して壁面が存在してもこれによって吹き出
し空気流が影響を受けるということがほとんど無く、そ
れだけ上記通風路4における空気の流れがスムーズとな
り、吸入空気量の確保と熱交換性能の向上とがさらに促
進されることになる。
【0026】(ニ) 本願の第4の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記送風機6を、遠心ファン
で構成し且つその軸心を上記吸込口2の面方向に沿って
略水平に向けた状態で配置するとともに、上記送風機6
から上記吹出口3に向かって次第に拡大する拡大流路2
4を形成する一方、上記熱交換器5を上記拡大流路24
に対向する位置において上記送風機6を取り囲むように
屈曲配置している。
【0027】従って、遠心ファンで構成された上記送風
機6を、その軸心を上記吸込口2の面方向に沿って略水
平に向けた状態で配置するとともに、上記送風機6から
上記吹出口3に向かって次第に拡大する拡大流路24を
形成することで、上記送風機6からの吹き出し空気を上
記拡大流路24を通して上記吹出口3から上方へスムー
ズに吹き出させることができ、例え上記ケーシング1の
背面側に近接して壁面が存在してもこれによって吹き出
し空気流が影響を受けるということがほとんど無く、そ
れだけ上記通風路4における空気の流れがスムーズとな
り、吸入空気量の確保と熱交換性能の向上とがさらに促
進されることになる。
【0028】また、上記熱交換器5を上記拡大流路24
に対向する位置において上記送風機6を取り囲むように
屈曲配置することで、該送風機6と上記吸込口2との間
の限られたスペースをより有効に使用してより大きな熱
交換面積をもつ熱交換器を配置することが可能となり、
空気調和機のコンパクト化と熱交換性能の向上との両立
が実現される。
【0029】(ホ) 本願の第5の発明にかかる空気調
和機によれば、その前面1aに吸込口2を、その上面1
bに吹出口3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、上記吸込口2に臨ませて送風機6を、また上記吹出
口3に臨ませて熱交換器5をそれぞれ配置し、上記吸込
口2から吸い込んだ空気を上記熱交換器5において熱交
換した後、上記吹出口3から上方へ向けて吹き出すよう
に構成しているので、上記空気調和機を、そのケーシン
グ1の背面側が壁面等に近接した状態で配置しても、該
ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの空気の吸入
作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシング1の上
面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しにも何ら支障
がなく、従って、空気調和機の熱交換性能を良好に維持
しつつその壁面近傍への設置が可能となり、その設置上
における省スペース化の更なる向上が期待できる。
【0030】(ヘ) 本願の第6の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ホ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記送風機6を、その軸心を
略水平とし且つその空気入口6aを上記吸込口2に対向
させて配置した遠心ファン又は斜流ファンで構成する一
方、上記熱交換器5をその上端から下端に向けて次第に
上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置している。
【0031】従って、上記熱交換器5を上記ケーシング
1の通風路4内に配置するに際して、該熱交換器5をそ
の上端から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざか
るように傾斜配置することで、限られたスペース内によ
り大きな熱交換面積をもつ熱交換器5を配置することが
可能となるとともに、上記ケーシング1の前面1aに設
けられた上記吸込口2側から該ケーシング1の上面1b
に設けられた上記吹出口3側へ略直交方向に流れ方向を
変化させながら流れる空気流の上記熱交換器5における
風速分布が可及的に均一化され、これらの相乗作用によ
り、空気調和機のコンパクト化と熱交換性能の向上との
両立が実現される。
【0032】また、ターボファン又は斜流ファンで構成
される送風機6をその軸心を略水平とし且つその空気入
口6aを上記吸込口2に対向させて配置することで、上
記ケーシング1の前面1a側の上記吸込口2から吸い込
まれる空気を上記通風路4の上方側に配置された上記熱
交換器5側に偏向させ且つこれを該熱交換器5を通して
上記吹出口3から上方へ吹き出せることができるので、
該吹出口3から上方への空気の吹き出しがより確実とな
り、上記ケーシング1の背面側に近接して壁面が存在し
てもこれによって吹き出し空気流が影響を受けるという
ことがほとんど無く、それだけ上記通風路4における空
気の流れがスムーズとなり、吸入空気量の確保と熱交換
性能の向上とがさらに促進されることになる。
【0033】(ト) 本願の第7の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(ヘ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記送風機6の背面側に、上
記通風路4を、上記送風機6から吹き出される空気流を
直接上記吹出口3側に案内する主通風路4aと該送風機
6の背面側を通って上記吹出口3側に案内する副通風路
4bとに区画するとともに、その下端側には上記主通風
路4aと副通風路4bとを連通させる連通路8を形成す
る仕切板11を設けている。
【0034】従って、上記送風機6から吹き出される空
気流は、その一部は上記主通風路4aを通って直接上記
吹出口3側に案内されるとともに、他の一部は上記連通
路8から上記副通風路4bに導入され該副通風路4bを
通って上記吹出口3側に案内される。この結果、従来一
般にデッドスペースとなっていた上記送風機6の背面側
を上記副通風路4bとして有効に活用できることから、
例えば上記ケーシング1の前後方向寸法を小さくしても
通風抵抗を増大させることなく大風量を確保することが
でき、上記空気調和機の設置上の省スペース化と共に熱
交換性能の向上が更に促進されることになる。
【0035】(チ) 本願の第8の発明にかかる空気調
和機によれば、その前面1aに吸込口2を、その上面1
bに吹出口3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、該通風路4を上下方向に区画してこれを上記吸込口
2に臨む下側通風路4cと上記吹出口3に臨む上側通風
路4dとする仕切板12を設ける一方、上記上側通風路
4d内には熱交換器5をその上端から下端に向けて次第
に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置し、また、
上記仕切板12部分には送風機6を配置しているので、
上記空気調和機を、そのケーシング1の背面側が壁面等
に近接した状態で配置しても、該ケーシング1の前面1
a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障がな
く、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口3か
らの空気の吹き出しにも何ら支障がなく、従って、空気
調和機の熱交換性能を良好に維持しつつその壁面近傍へ
の設置が可能となり、その設置上における省スペース化
の更なる向上が期待できるものである。
【0036】また、上記通風路4を上記仕切板12によ
って、上記吸込口2に臨む下側通風路4cと上記吹出口
3に臨む上側通風路4dとに区画し、該仕切板12部分
に上記送風機6を配置することで、該下側通風路4cが
上記吸込口2から吸入される空気流に対して所定容積を
もったチャンバーとして機能し、該空気流の方向性が減
衰されるので、上記送風機6による上記熱交換器5側へ
の空気の吹き出しがスムーズとなり通風抵抗が低減さ
れ、上記熱交換器5における風速分布が可及的に均一化
されることで、より高い熱交換性能が得られることにな
る。
【0037】(リ) 本願の第9の発明にかかる空気調
和機によれば、上記(チ)に記載の効果に加えて次のよ
うな特有の効果が奏せられるものである。即ち、この発
明の空気調和機によれば、上記送風機6を、その軸心を
上下方向に向けて配置されたプロペラファン、又はその
軸心を略水平方向に向けて配置される遠心ファンとして
いる。
【0038】従って、上記下側通風路4cから上側通風
路4d側への吹き出し空気の方向性が安定し、それだけ
上記熱交換器5における風速分布の均一化と上記吹出口
3からの空気流の上吹き出しがより一層促進され、さら
に高い熱交換性能が基体できるものである。
【0039】(ヌ) 本願の第10の発明にかかる空気
調和機によれば、その前面1aに吸込口2を、その上面
1bに吹出口3をそれぞれ設けた箱状形態のケーシング
1内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、熱交換器5を上記吹出口3に臨み且つその上端から
下端に向けて次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾
斜配置する一方、該熱交換器5と上記吸込口2との間に
は、遠心ファンで構成される送風機6をその軸心を上記
吸込口2の面方向に沿って略水平に向けた状態で配置す
るとともに、該送風機6から上記熱交換器5に向かって
次第に拡大する拡大流路24を形成しているので、上記
空気調和機を、そのケーシング1の背面側が壁面等に近
接した状態で配置しても、該ケーシング1の前面1a側
の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障がなく、
また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口3からの
空気の吹き出しにも何ら支障がなく、従って、空気調和
機の熱交換性能を良好に維持しつつその壁面近傍への設
置が可能となり、その設置上における省スペース化の更
なる向上が期待できるものである。
【0040】また、遠心ファンで構成された上記送風機
6を、その軸心を上記吸込口2の面方向に沿って略水平
に向けた状態で配置するとともに、上記送風機6から上
記熱交換器5に向かって次第に拡大する拡大流路24を
形成することで、上記送風機6からの吹き出し空気を上
記拡大流路24を通して上記熱交換器5側にスムーズに
案内することができ、通風抵抗の低減により、吸入空気
量の確保と熱交換性能の向上とがさらに促進されること
になる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる空気調和
機を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0042】第1の実施形態 図1には、室外機として使用される本願発明の第1の実
施形態にかかる空気調和機Z1を示している。この空気
調和機Z1は、請求項1及び請求項2に記載の発明が適
用されたものであって、その前面1aに吸込口2を、上
面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング
1を備えている。そして、このケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱
交換器5と送風機6を配置して構成される。
【0043】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器であって、上記吸込口
2に臨んで配置されるが、その場合、この実施形態のも
のにおいては、該熱交換器5を、その上端から下端に向
かって上記吸込口2から次第に遠ざかるように傾斜させ
て配置している。
【0044】上記送風機6は、プロペラファンで構成さ
れ、且つその軸心を上下方向に向けた状態で且つ上記吹
出口3に対向して配置されている。
【0045】かかる構成の空気調和機Z1においては、
上記送風機6の運転に伴い、上記吸込口2から上記通風
路4内に吸い込まれる空気流A1は、上方へ次第に偏向
されながら上記熱交換器5を通過し、該熱交換器5にお
いて熱交換された後、上記吹出口3から空気流A2とし
て上方へ吹き出される。
【0046】従って、この空気調和機Z1においては、
図1に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面
Wに近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前
面1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障
がなく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口
3からの空気の吹き出しにも何ら支障がなく、このた
め、空気調和機Z1の熱交換性能を良好に維持しつつ上
記縦壁面Wの近傍への設置が可能となり、それだけその
設置上における省スペース化の更なる向上が期待できる
ものである。
【0047】また、上記熱交換器5を上記ケーシング1
の通風路4内に配置するに際して、該熱交換器5をその
上端から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかる
ように傾斜配置することで、限られたスペース内により
大きな熱交換面積をもつ熱交換器5を配置することが可
能となるとともに、上記ケーシング1の前面1aに設け
られた上記吸込口2側から該ケーシング1の上面1bに
設けられた上記吹出口3側へ略直交方向に流れ方向を変
化させながら流れる空気流の上記熱交換器5における風
速分布が可及的に均一化され、これらの相乗作用によ
り、空気調和機Z 1のコンパクト化と熱交換性能の向上
とを両立させることができる。
【0048】さらに、上記送風機6をプロペラファンで
構成し、且つその軸心を上下方向に向けた状態で上記吹
出口3に臨ませて配置することで、上記吹出口3から上
方への空気の吹き出しがより確実となり、上記ケーシン
グ1の背面側に近接して壁面が存在してもこれによって
吹き出し空気流が影響を受けるということがほとんど無
く、それだけ上記通風路4における空気の流れがスムー
ズとなり、吸入空気量の確保と熱交換性能の向上とがさ
らに促進されることになる。
【0049】第2の実施形態 図2には、室外機として使用される本願発明の第2の実
施形態にかかる空気調和機Z2を示している。この空気
調和機Z2は、請求項1及び請求項3に記載の発明が適
用されたものであって、その前面1aに吸込口2を、上
面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング
1を備えている。そして、このケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱
交換器5と送風機6を配置して構成される。
【0050】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器であって、上記吸込口
2に臨んで配置されるが、その場合、この実施形態のも
のにおいては、該熱交換器5を、その上端から下端に向
かって上記吸込口2から次第に遠ざかるように傾斜させ
て配置している。
【0051】上記送風機6は、遠心ファンで構成され、
且つその軸心を略水平方向に向けた状態で且つ上記吹出
口3に対向して配置されている。
【0052】かかる構成の空気調和機Z2においては、
上記送風機6の運転に伴い、上記吸込口2から上記通風
路4内に吸い込まれる空気流A1は、上方へ次第に偏向
されながら上記熱交換器5を通過し、該熱交換器5にお
いて熱交換された後、上記送風機6にその空気入口6a
から吸い込まれ、上記吹出口3から空気流A2として上
方へ吹き出される。
【0053】従って、この空気調和機Z2においては、
図2に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面
Wに近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前
面1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障
がなく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口
3からの空気の吹き出しにも何ら支障がなく、このた
め、空気調和機Z2の熱交換性能を良好に維持しつつ上
記縦壁面Wの近傍への設置が可能となり、それだけその
設置上における省スペース化の更なる向上が期待できる
ものである。
【0054】また、上記熱交換器5を上記ケーシング1
の通風路4内に配置するに際して、該熱交換器5をその
上端から下端に向けて次第に上記吸込口2から遠ざかる
ように傾斜配置することで、限られたスペース内により
大きな熱交換面積をもつ熱交換器5を配置することが可
能となるとともに、上記ケーシング1の前面1aに設け
られた上記吸込口2側から該ケーシング1の上面1bに
設けられた上記吹出口3側へ略直交方向に流れ方向を変
化させながら流れる空気流の上記熱交換器5における風
速分布が可及的に均一化され、これらの相乗作用によ
り、空気調和機Z 2のコンパクト化と熱交換性能の向上
とを両立させることができる。
【0055】さらに、上記送風機6を遠心ファンで構成
し、且つその軸心を略水平方向に向けた状態で上記吹出
口3に臨ませて配置することで、上記吹出口3から上方
への空気の吹き出しがより確実となり、上記ケーシング
1の背面側に近接して壁面が存在してもこれによって吹
き出し空気流が影響を受けるということがほとんど無
く、それだけ上記通風路4における空気の流れがスムー
ズとなり、吸入空気量の確保と熱交換性能の向上とがさ
らに促進されることになる。
【0056】第3の実施形態 図3には、室外機として使用される本願発明の第3の実
施形態にかかる空気調和機Z3を示している。この空気
調和機Z3は、請求項1及び請求項4に記載の発明が適
用されたものであって、その前面1aに吸込口2を、上
面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング
1を備えている。そして、このケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱
交換器5と送風機6を配置して構成される。
【0057】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの三個の熱交換器5A,5B,5
Cで構成されるものであって、該各熱交換器5A〜5C
を上記吸込口2の上部から上記ケーシング1の底面1c
に亙って順次屈曲させて配置し、これら各熱交換器5A
〜5Cによって次述する送風機6の吸い込み側部分を囲
繞するようにしている。
【0058】上記送風機6は、遠心ファンのうち、特に
多翼ファンで構成され、且つその軸心を略水平方向に向
けた状態で、上記各熱交換器5A〜5Cの上側位置に配
置されている。そして、この送風機6の後方側には該送
風機6に近接する舌部21に連続して上記吹出口3側に
延びるガイド部23が形成されるとともに、該送風機6
の前方側には該送風機6に近接する舌部22に連続して
上記吹出口3側に延びるガイド部25が形成され、これ
ら両ガイド部23,25によって上記送風機6側から上
記吹出口3に向かって次第に拡大する拡大流路24が形
成されている。
【0059】かかる構成の空気調和機Z3においては、
上記送風機6の運転に伴い、上記吸込口2から上記各熱
交換器5A〜5Cをそれぞれ通って上記通風路4内を上
記送風機6側に向かって吸い込まれる空気流A1は、該
送風機6から上記拡大流路24に吹き出され、該拡大流
路24を通って上記吹出口3から上方へ吹き出される。
【0060】従って、この空気調和機Z3においては、
図3に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面
Wに近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前
面1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障
がなく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口
3からの空気の吹き出しにも何ら支障がなく、このた
め、空気調和機Z3の熱交換性能を良好に維持しつつ上
記縦壁面Wの近傍への設置が可能となり、それだけその
設置上における省スペース化の更なる向上が期待できる
ものである。
【0061】また、この空気調和機Z3では、上記送風
機6を、遠心ファンで構成し且つその軸心を上記吸込口
2の面方向に沿って略水平に向けた状態で配置するとと
もに、上記送風機6から上記吹出口3に向かって次第に
拡大する拡大流路24を形成する一方、上記各熱交換器
5A〜5Cを上記拡大流路24に対向する位置において
上記送風機6を取り囲むように屈曲配置しているので、
上記送風機6からの吹き出し空気を上記拡大流路24を
通して上記吹出口3から上方へスムーズに吹き出させる
ことができ、例え上記ケーシング1の背面側に近接して
壁面が存在してもこれによって吹き出し空気流が影響を
受けるということがほとんど無く、それだけ上記通風路
4における空気の流れがスムーズとなり、吸入空気量の
確保と熱交換性能の向上とがさらに促進されることにな
る。
【0062】さらに、上記各熱交換器5A〜5Cを上記
拡大流路24に対向する位置において上記送風機6を取
り囲むように屈曲配置することで、該送風機6と上記吸
込口2との間の限られたスペースをより有効に使用して
より大きな熱交換面積をもつ熱交換器を配置することが
可能となり、空気調和機Z3のコンパクト化と熱交換性
能の向上とを両立させることができる。
【0063】第4の実施形態 図4には、室外機として使用される本願発明の第4の実
施形態にかかる空気調和機Z4を示している。この空気
調和機Z4は、請求項5,請求項6及び請求項7に記載
の発明が適用されたものであって、その前面1aに吸込
口2を、上面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状の
ケーシング1を備えている。そして、このケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、次述の熱交換器5と送風機6を配置して構成され
る。
【0064】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいては、上記吹出口3
にルーバー7を備えている。
【0065】上記送風機6は、遠心ファンのうち、所謂
「ターボファン」で構成され、その軸心を略水平方向に
向け且つその空気入口6aを上記吸込口2に対向させた
状態で配置される。
【0066】さらに、上記送風機6の背面側には、上記
ケーシング1の底面cとの間に連通路8を形成した状態
で、上下方向に延びる仕切板11が配置されている。そ
して、この仕切板11によって、上記通風路4は、上記
送風機6の空気出口6bからの空気流を直接上記吹出口
3側に案内する主通風路4aと、該送風機6の空気出口
6bからの空気流を上記連通路8を通して上記吹出口3
側に案内する副通風路4bとに区画されている。
【0067】かかる構成の空気調和機Z4においては、
上記送風機6から吹き出される空気流のうち、その一部
は空気流A1aで示すように上記主通風路4aを通って
直接上記吹出口3側に案内され、他の一部は空気流A1
bで示すように上記連通路8から上記副通風路4bを通
って上記吹出口3側に案内される。この結果、従来一般
にデッドスペースとなっていた上記送風機6の背面側を
上記副通風路4bとして有効に活用できることから、例
えば上記ケーシング1の前後方向寸法を小さくしても通
風抵抗を増大させることなく大風量を確保することがで
き、上記空気調和機Z4の設置上の省スペース化と共に
熱交換性能の向上が更に促進されることになる。従っ
て、この空気調和機Z4は、図4に示すように、上記ケ
ーシング1の背面側を縦壁面Wに近接させた状態で配置
しても、該ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの
空気の吸入作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシ
ング1の上面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しに
も何ら支障がないため、空気調和機Z4の熱交換性能を
良好に維持しつつ上記縦壁面Wの近傍への設置が可能と
なり、上記ケーシング1のコンパクト化とも相俟って、
その設置上における省スペース化がさらに促進されるも
のである。
【0068】また、この空気調和機Z4においては、上
記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置す
るに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向けて
次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置するこ
とで、限られたスペース内により大きな熱交換面積をも
つ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ熱
交換性能の向上が期待できるものである。
【0069】第5の実施形態 図5には、室外機として使用される本願発明の第5の実
施形態にかかる空気調和機Z5を示している。この空気
調和機Z5は、請求項5,請求項6及び請求項7に記載
の発明が適用されたものであって、その前面1aに吸込
口2を、上面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状の
ケーシング1を備えている。そして、このケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、次述の熱交換器5と送風機6を配置して構成され
る。
【0070】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいても、上記第4の実
施形態と同様に、上記吹出口3にルーバー7を備えても
よい。
【0071】上記送風機6は、斜流ファンで構成され、
その軸心を略水平方向に向け且つその空気入口6aを上
記吸込口2に対向させた状態で配置される。
【0072】さらに、上記送風機6の背面側には、上記
ケーシング1の底面cとの間に連通路8を形成した状態
で、上下方向に延びる仕切板11が配置されている。そ
して、この仕切板11によって、上記通風路4は、上記
送風機6の空気出口6bからの空気流を直接上記吹出口
3側に案内する主通風路4aと、該送風機6の空気出口
6bからの空気流を上記連通路8を通して上記吹出口3
側に案内する副通風路4bとに区画されている。
【0073】かかる構成の空気調和機Z5においては、
上記送風機6から吹き出される空気流のうち、その一部
は空気流A1aで示すように上記主通風路4aを通って
直接上記吹出口3側に案内され、他の一部は空気流A1
bで示すように上記連通路8から上記副通風路4bを通
って上記吹出口3側に案内される。この結果、従来一般
にデッドスペースとなっていた上記送風機6の背面側を
上記副通風路4bとして有効に活用できることから、例
えば上記ケーシング1の前後方向寸法を小さくしても通
風抵抗を増大させることなく大風量を確保することがで
き、上記空気調和機Z5の設置上の省スペース化と共に
熱交換性能の向上が更に促進されることになる。従っ
て、この空気調和機Z5は、図5に示すように、上記ケ
ーシング1の背面側を縦壁面Wに近接させた状態で配置
しても、該ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの
空気の吸入作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシ
ング1の上面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しに
も何ら支障がないため、空気調和機Z5の熱交換性能を
良好に維持しつつ上記縦壁面Wの近傍への設置が可能と
なり、上記ケーシング1のコンパクト化とも相俟って、
その設置上における省スペース化がさらに促進されるも
のである。
【0074】また、この空気調和機Z5においては、上
記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置す
るに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向けて
次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置するこ
とで、限られたスペース内により大きな熱交換面積をも
つ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ熱
交換性能の向上が期待できるものである。
【0075】第6の実施形態 図6には、室外機として使用される本願発明の第6の実
施形態にかかる空気調和機Z6を示している。この空気
調和機Z6は、請求項5,請求項6及び請求項7に記載
の発明が適用されたものであって、その前面1aに吸込
口2を、上面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状の
ケーシング1を備えている。そして、このケーシング1
内の上記吸込口2から上記吹出口3に至る通風路4中
に、次述の熱交換器5と送風機6を配置して構成され
る。
【0076】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいても、上記第4の実
施形態と同様に、上記吹出口3にルーバー7を備えても
よい。
【0077】上記送風機6は、遠心ファンのうち、特に
ラジアルファンで構成され、その軸心を略水平方向に向
け且つその空気入口6aを上記吸込口2に対向させた状
態で配置される。
【0078】さらに、上記送風機6の背面側には、上記
ケーシング1の底面cとの間に連通路8を形成した状態
で、上下方向に延びる仕切板11が配置されている。そ
して、この仕切板11によって、上記通風路4は、上記
送風機6の空気出口6bからの空気流を直接上記吹出口
3側に案内する主通風路4aと、該送風機6の空気出口
6bからの空気流を上記連通路8を通して上記吹出口3
側に案内する副通風路4bとに区画されている。
【0079】かかる構成の空気調和機Z6においては、
上記送風機6から吹き出される空気流のうち、その一部
は空気流A1aで示すように上記主通風路4aを通って
直接上記吹出口3側に案内され、他の一部は空気流A1
bで示すように上記連通路8から上記副通風路4bを通
って上記吹出口3側に案内される。この結果、従来一般
にデッドスペースとなっていた上記送風機6の背面側を
上記副通風路4bとして有効に活用できることから、例
えば上記ケーシング1の前後方向寸法を小さくしても通
風抵抗を増大させることなく大風量を確保することがで
き、上記空気調和機Z6の設置上の省スペース化と共に
熱交換性能の向上が更に促進されることになる。従っ
て、この空気調和機Z6は、図6に示すように、上記ケ
ーシング1の背面側を縦壁面Wに近接させた状態で配置
しても、該ケーシング1の前面1a側の吸込口2からの
空気の吸入作用には何ら支障がなく、また、上記ケーシ
ング1の上面1b側の吹出口3からの空気の吹き出しに
も何ら支障がないため、空気調和機Z6の熱交換性能を
良好に維持しつつ上記縦壁面Wの近傍への設置が可能と
なり、上記ケーシング1のコンパクト化とも相俟って、
その設置上における省スペース化がさらに促進されるも
のである。
【0080】また、この空気調和機Z6においては、上
記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置す
るに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向けて
次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置するこ
とで、限られたスペース内により大きな熱交換面積をも
つ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ熱
交換性能の向上が期待できるものである。
【0081】第7の実施形態 図7には、室外機として使用される本願発明の第7の実
施形態にかかる空気調和機Z7を示している。この空気
調和機Z7は、請求項8及び請求項9に記載の発明が適
用されたものであって、その前面1aに吸込口2を、上
面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング
1を備えている。そして、このケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱
交換器5と送風機6を配置して構成される。
【0082】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいても、上記第4の実
施形態と同様に、上記吹出口3にルーバー7を備えても
よい。
【0083】上記送風機6は、プロペラファンで構成さ
れ、上記通風路4を上記吸込口2の上端位置近傍におい
て上下方向に区画する如く配置された仕切板12に、そ
の軸心を上下方向に向けた状態で取り付けられている。
尚、上記通風路4は、上記仕切板12によって上記吸込
口2に臨む下側通風路4cと上記吹出口3に臨む上側通
風路4dとに区画されている。
【0084】かかる構成の空気調和機Z7においては、
上記送風機6の運転によって上記吸込口2から上記下側
通風路4c側に吸入される空気流A1は、該該下側通風
路4cが上記吸込口2から吸入される空気流に対して所
定容積をもったチャンバーとして機能することから、そ
の方向性が減衰され、上記送風機6による上記熱交換器
5側への吹き出しがスムーズとなり、それだけ通風抵抗
が低減され上記熱交換器5における風速分布が可及的に
均一化されることから、空気調和機Z7の熱交換性能の
より一層の向上が期待できる。
【0085】また、この空気調和機Z7においては、図
7に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面W
に近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前面
1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障が
なく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口3
からの空気の吹き出しにも何ら支障がないため、空気調
和機Z7の熱交換性能を良好に維持しつつ上記縦壁面W
の近傍への設置が可能となり、その設置上における省ス
ペース化がさらに促進されるものである。
【0086】さらに、この空気調和機Z7においては、
上記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置
するに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向け
て次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置する
ことで、限られたスペース内により大きな熱交換面積を
もつ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ
熱交換性能の向上が期待できるものである。
【0087】第8の実施形態 図8には、室外機として使用される本願発明の第8の実
施形態にかかる空気調和機Z8を示している。この空気
調和機Z8は、請求項8及び請求項9に記載の発明が適
用されたものであって、その前面1aに吸込口2を、上
面1bに吹出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング
1を備えている。そして、このケーシング1内の上記吸
込口2から上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱
交換器5と送風機6を配置して構成される。
【0088】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいても、上記第4の実
施形態と同様に、上記吹出口3にルーバー7を備えても
よい。
【0089】上記送風機6は、遠心ファンで構成され、
上記通風路4を上記吸込口2の上端位置近傍において上
下方向に区画してこれを下側通風路4cと上側通風路4
dとする如く配置された仕切板12に、その空気入口6
aを上記下側通風路4cに臨ませた状態で取り付けられ
ている。
【0090】かかる構成の空気調和機Z8においては、
上記送風機6の運転によって上記吸込口2から上記下側
通風路4c側に吸入される空気流A1は、該該下側通風
路4cが上記吸込口2から吸入される空気流に対して所
定容積をもったチャンバーとして機能することから、そ
の方向性が減衰され、上記送風機6の空気入口6aへの
吸い込みがスムーズとなり、それだけ通風抵抗が低減さ
れ上記熱交換器5における風速分布が可及的に均一化さ
れることから、空気調和機Z8の熱交換性能のより一層
の向上が期待できる。
【0091】また、この空気調和機Z8においては、図
8に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面W
に近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前面
1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障が
なく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口3
からの空気の吹き出しにも何ら支障がないため、空気調
和機Z8の熱交換性能を良好に維持しつつ上記縦壁面W
の近傍への設置が可能となり、その設置上における省ス
ペース化がさらに促進されるものである。
【0092】さらに、この空気調和機Z8においては、
上記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置
するに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向け
て次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置する
ことで、限られたスペース内により大きな熱交換面積を
もつ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ
熱交換性能の向上が期待できるものである。
【0093】第9の実施形態 図9には、室外機として使用される本願発明の第9の実
施形態にかかる空気調和機Z9を示している。この空気
調和機Z9は、請求項10に記載の発明が適用されたも
のであって、その前面1aに吸込口2を、上面1bに吹
出口3をそれぞれ形成した箱状のケーシング1を備えて
いる。そして、このケーシング1内の上記吸込口2から
上記吹出口3に至る通風路4中に、次述の熱交換器5と
送風機6を配置して構成される。
【0094】上記熱交換器5は、平板状の外面形態をも
つクロスフィンタイプの熱交換器で構成されるものであ
って、該熱交換器5はその上端を上記吹出口3の前端部
に近接させるとともに該上端から下端に向けて次第に上
記吹出口3から遠ざかるように傾斜させて配置されてい
る。尚、この実施形態のものにおいても、上記第4の実
施形態と同様に、上記吹出口3にルーバー7を備えても
よい。
【0095】上記送風機6は、遠心ファンのうち、特に
多翼ファンで構成され、且つその軸心を略水平方向に向
けた状態で、上記吸込口2に臨んで配置されている。そ
して、この送風機6の後方側には該送風機6に近接する
舌部21に連続して上記熱交換器5側に延びるガイド部
23が形成されるとともに、該送風機6の前方側には該
送風機6に近接する舌部22に連続して上記熱交換器5
側に延びるガイド部25が形成され、これら両ガイド部
23,25によって上記送風機6側から上記熱交換器5
に向かって次第に拡大する拡大流路24が形成されてい
る。
【0096】かかる構成の空気調和機Z9においては、
上記送風機6の運転に伴い、上記吸込口2から上記通風
路4内に吸い込まれる空気流A1は、該送風機6から上
記拡大流路24に吹き出され、該拡大流路24を通って
上記熱交換器5に導入され、該熱交換器5において熱交
換した後、上記吹出口3から空気流A2として上方へ吹
き出される。この場合、上記送風機6からの吹き出し空
気が上記拡大流路24を通って上記熱交換器5側導入さ
れることで、該熱交換器5への空気流の流入がスムーズ
となり、通風抵抗が低減され、より高い熱交換性能が実
現される。
【0097】また、この空気調和機Z9においては、図
9に示すように、上記ケーシング1の背面側を縦壁面W
に近接させた状態で配置しても、該ケーシング1の前面
1a側の吸込口2からの空気の吸入作用には何ら支障が
なく、また、上記ケーシング1の上面1b側の吹出口3
からの空気の吹き出しにも何ら支障がなく、このため、
空気調和機Z9の熱交換性能を良好に維持しつつ上記縦
壁面Wの近傍への設置が可能となり、それだけその設置
上における省スペース化の更なる向上が期待できるもの
である。
【0098】さらに、この空気調和機Z9においては、
上記熱交換器5を上記ケーシング1の通風路4内に配置
するに際して、該熱交換器5をその上端から下端に向け
て次第に上記吹出口3から遠ざかるように傾斜配置する
ことで、限られたスペース内により大きな熱交換面積を
もつ熱交換器5を配置することが可能となり、それだけ
熱交換性能の向上が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図2】本願発明の第2の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図3】本願発明の第3の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図4】本願発明の第4の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図5】本願発明の第5の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図6】本願発明の第6の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図7】本願発明の第7の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図8】本願発明の第8の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【図9】本願発明の第9の実施形態にかかる空気調和機
の断面図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2は吸込口、3は吹出口、4は通風
路、4aは主通風路、4bは副通風路、4cは下側通風
路、4dは上側通風路、5及び5A〜5Cは熱交換器、
6は送風機、7はルーバー、8は連通路、11及び12
は仕切板、21及び22は舌部、23はガイド部、24
は拡大流路、A1,A1a,A1b及びA2は空気流、Wは
縦壁面、Z1〜Z9は空気調和機である。
フロントページの続き (72)発明者 辨野 岳志 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 鎌田 正史 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L054 BA01 BA03 BA05 BB01 BB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その前面(1a)に吸込口(2)が、そ
    の上面(1b)に吹出口(3)がそれぞれ設けられた箱
    状形態のケーシング(1)内の上記吸込口(2)から上
    記吹出口(3)に至る通風路(4)中に、上記吸込口
    (2)に臨ませて熱交換器(5)を、また上記吹出口
    (3)に臨ませて送風機(6)をそれぞれ配置し、上記
    吸込口(2)から吸い込んだ空気を上記熱交換器(5)
    において熱交換した後、上記吹出口(3)から上方へ向
    けて吹き出すように構成されたことを特徴とする空気調
    和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記熱交換器(5)がその上端から下端に向けて次第に
    上記吸込口(2)から遠ざかるように傾斜配置される一
    方、 上記送風機(6)がその軸心を上下方向に向けて配置さ
    れるプロペラファンで構成されていることを特徴とする
    空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記熱交換器(5)がその上端から下端に向けて次第に
    上記吸込口(2)から遠ざかるように傾斜配置される一
    方、 上記送風機(6)がその軸心を略水平方向に向けて配置
    される遠心ファンで構成されていることを特徴とする空
    気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記送風機(6)が、遠心ファンで構成され且つその軸
    心を上記吸込口(2)の面方向に沿って略水平に向けた
    状態で配置されるとともに、上記送風機(6)から上記
    吹出口(3)に向かって次第に拡大する拡大流路(2
    4)が形成される一方、 上記熱交換器(5)は、上記拡大流路(24)に対向す
    る位置において上記送風機(6)を取り囲むように屈曲
    配置されていることを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 その前面(1a)に吸込口(2)が、そ
    の上面(1b)に吹出口(3)がそれぞれ設けられた箱
    状形態のケーシング(1)内の上記吸込口(2)から上
    記吹出口(3)に至る通風路(4)中に、上記吸込口
    (2)に臨ませて送風機(6)を、また上記吹出口
    (3)に臨ませて熱交換器(5)をそれぞれ配置し、上
    記吸込口(2)から吸い込んだ空気を上記熱交換器
    (5)において熱交換した後、上記吹出口(3)から上
    方へ向けて吹き出すように構成されたことを特徴とする
    空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記送風機(6)が、その軸心を略水平とし且つその空
    気入口(6a)を上記吸込口(2)に対向させて配置さ
    れた遠心ファン又は斜流ファンで構成される一方、 上記熱交換器(5)がその上端から下端に向けて次第に
    上記吹出口(3)から遠ざかるように傾斜配置されてい
    ることを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記送風機(6)の背面側に、上記通風路(4)を、上
    記送風機(6)から吹き出される空気流を直接上記吹出
    口(3)側に案内する主通風路(4a)と該送風機
    (6)の背面側を通って上記吹出口(3)側に案内する
    副通風路(4b)とに区画するとともに、その下端側に
    は上記主通風路(4a)と副通風路(4b)とを連通さ
    せる連通路(8)を形成する仕切板(11)が設けられ
    ていることを特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 その前面(1a)に吸込口(2)が、そ
    の上面(1b)に吹出口(3)がそれぞれ設けられた箱
    状形態のケーシング(1)内の上記吸込口(2)から上
    記吹出口(3)に至る通風路(4)中に、該通風路
    (4)を上下方向に区画してこれを上記吸込口(2)に
    臨む下側通風路(4c)と上記吹出口(3)に臨む上側
    通風路(4d)とする仕切板(12)が設けられる一
    方、 上記上側通風路(4d)内には熱交換器(5)がその上
    端から下端に向けて次第に上記吹出口(3)から遠ざか
    るように傾斜配置され、また、上記仕切板(12)部分
    には送風機(6)が配置されていることを特徴とする空
    気調和機。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記送風機(6)が、その軸心を上下方向に向けて配置
    されたプロペラファン、又はその軸心を略水平方向に向
    けて配置される遠心ファンであることを特徴とする空気
    調和機。
  10. 【請求項10】 その前面(1a)に吸込口(2)が、
    その上面(1b)に吹出口(3)がそれぞれ設けられた
    箱状形態のケーシング(1)内の上記吸込口(2)から
    上記吹出口(3)に至る通風路(4)中に、熱交換器
    (5)が上記吹出口(3)に臨み且つその上端から下端
    に向けて次第に上記吹出口(3)から遠ざかるように傾
    斜配置される一方、 該熱交換器(5)と上記吸込口(2)との間には、遠心
    ファンで構成される送風機(6)がその軸心を上記吸込
    口(2)の面方向に沿って略水平に向けた状態で配置さ
    れるとともに、該送風機(6)から上記熱交換器(5)
    に向かって次第に拡大する拡大流路(24)が形成され
    ていることを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510184A (ja) * 2017-03-15 2020-04-02 イノーヴァ エス.アール.エル.INNOVA S.r.l. 熱交換ユニット

Cited By (3)

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US20210123613A1 (en) * 2017-03-15 2021-04-29 Innova S.R.L. A heat exchange unit
US20240003556A1 (en) * 2017-03-15 2024-01-04 Innova S.R.L. Heat exchange unit

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