JP2000248272A - 廃油処理剤 - Google Patents
廃油処理剤Info
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- JP2000248272A JP2000248272A JP11095315A JP9531599A JP2000248272A JP 2000248272 A JP2000248272 A JP 2000248272A JP 11095315 A JP11095315 A JP 11095315A JP 9531599 A JP9531599 A JP 9531599A JP 2000248272 A JP2000248272 A JP 2000248272A
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- sodium
- potassium
- acid
- phosphate
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】水酸化マグネシウムを中心に ナトリウム
又はカリウムのアルカリ剤を関連させて 両者をなじま
せる界面活性剤並びにちっ素、りん酸塩、カリウムをバ
ランスよくなじませて 安定性のよい粘状体に仕上げた
食用廃油の処理剤。 【効果】冷えた廃油も即時に処理でき、高価で含資源の
植物油や 紙パルプを節約し、併せてリサイクルコンセ
プトも活かせるように 肥料のサブリメント、石けん作
りへのサブ材料として、又 廃棄焼却にも 有毒ガス発
生や焼却炉容量も低減できる効果を奏する。
又はカリウムのアルカリ剤を関連させて 両者をなじま
せる界面活性剤並びにちっ素、りん酸塩、カリウムをバ
ランスよくなじませて 安定性のよい粘状体に仕上げた
食用廃油の処理剤。 【効果】冷えた廃油も即時に処理でき、高価で含資源の
植物油や 紙パルプを節約し、併せてリサイクルコンセ
プトも活かせるように 肥料のサブリメント、石けん作
りへのサブ材料として、又 廃棄焼却にも 有毒ガス発
生や焼却炉容量も低減できる効果を奏する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食用廃油を有効に固化処
理する組成物に関するもので、廃油に混ぜるだけで自然
凝固して廃油処理するか リサイクル可能な産品に化す
る組成物に関する食用廃油は 食生活の向上に比例して
増加の一途を辿り その処理方法の安全、経済、アフタ
ケアなどの点を踏まえてより合理的なものが望まれてい
る。とくに廃油は 台所から排水した場合の水質汚染は
多かれ少なかれ将来的に重大な問題として食油の増大
と相まって確実に解決しておかなければならない。 【0002】 【従来の技術】廃油処理剤として最も一般的な方法は
紙、スポンジ、その他の高分子吸収物質に廃油を吸収さ
せそのまま廃棄することや 燃料、飼料、肥料、石けん
などへの転用再生化(リサイクル)などがあった。又、
廃油を硬化ヒマシ油や 牛脂ステアリン酸などの高級脂
肪酸や 高分子ゲル化剤と混合し 凝固してそのまま廃
ゴミにする方法も普及している。更に界面活性剤を廃油
と水に分散して 乳化してこれを放流する方法も提案さ
れ実用化されているがそれぞれ一長一短があり とくに
水質や大気の汚染、資源のリサイクルなどの環境資源の
保存の面から 極めて不適切な事は否めない。又、従来
の技術に依る紙パルプ、界面活性剤、各種高分子吸収体
などは石油化学をはじめ 高いエネルギー負荷を駆使し
て 生成できたももので かえってエネルギー利用によ
る二次的環境汚染や浪費の増大は避けられないことであ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】従来の技術は廃油処
理に関して 大きく3つの処理法を提案してきたが 大
きな問題点はそのまま積残している。第一に 紙パル
プ、スポンジなどの高分子に吸収するタイプは 1回の
廃油処理量が極めて少ないので(例えば100ml(c
m3)当り当量〜数倍位)スペース、流通、被吸収物質
のコストなどの増大が予想外の負担となる。しかもこれ
を焼却するときゴミの増加、有害物質の発生、焼却未処
理分の残留による土壌汚染などが考えられる。第二に
界面活性剤、例えばノニルフェノールエトキシレート、
アルキルエーテル、硫酸エステル塩、などで乳化分散し
て廃棄するものは 所詮一時的にエマルジョン現象の形
成にすぎなく かえって廃油及び界面活性剤の水質汚染
は増大するそしりは免がれないことは明白である。第三
に ゲル化方法がある。ゲル化とは油そのものをゲル化
剤で凝固して固体となしそのまま生ゴミとして 焼却す
るものである。代表的なものに 12ヒドロキシステア
リン酸で ゲル化させる関連品が商品化されている。こ
のものは まぜるだけで簡便に凝固させることができる
が(70℃)融点以上に昇温した状態でないこと利用で
きないので廃油火災や 取扱いの時の廃油の接触による
火傷、あるいは使用済油に混合後、再利用した場合に食
中毒の発生など、更に残留食材による焼却時の有機物と
塩素化合物の化学反応による ダイオキシン等の多環状
化合物の生成など枚挙にいとまがない。この他にも 自
動車燃料としての再利用のものは 適応性、精製、回
収、環境アセスメント、コストなどを考慮して容易に普
及するものとは思えない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は 従来のこれら
の課題を 大衆社会に広く普及するような工夫をするこ
とによっても利用し易く 安全且つ簡単に廃油の処理が
できることと二次利用への転用をも配慮した組成物とし
て 特に従来から提案した思想を更に具体化し水酸化マ
グネシウム自体がナトリウム/又はカリウム化合物と化
学反応し これに脂肪酸エステルの油脂が凝固すること
を注目し、本発明に至ったものである。この方法によれ
ば 従来の凝固方法のように火を使って加熱溶融するこ
と(80℃〜)や、引火性の液状物を放置する(すべて
が可燃性の為に)心配も不要であるし 当然燃焼によっ
て有毒ガスの発生を軽減できる。又、水酸化マグネシウ
ム(Mg(OH2)は脂肪酸エステルとナトリウム又は
カリウムのアルカリ下で エステル交換して脂肪酸Mg
即ち 石けんを形成することが 鹸化つまり 凝固につ
ながっているものであり Mgは苦土灰となりいわゆる
肥料、土壌改良剤にも転用できる。併用する ナトリ
ウム又はカリウムアルカリ剤としては 水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、第
三リン酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、
EDTA−Na、NTA−Na、アクリル酸ナトリウ
ム、が代表される。特にリン酸塩、含ちっ素塩は K.
N.Pとして植物栄養化剤の再利用が有望である。代表
的なK.N.P群をあげるとカリウム としては リン酸カリウム、酒石酸カリナトリ
ウム、重炭酸カリウム、過炭酸カリウム、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、カリ明バン、その他有機酸カリウム
などちっ素 としては 尿素、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウ
ム、グリアニジン、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、アルキロール
尿素、チオ尿素、ヒドロキシラミン、モルホリン、アル
コールアミン、アルキルC(C12〜C36)アミンな
どがあるがが、とくに無機質の方が安全性,安定性、原
料確保、取扱の点で有利である。これらは P.N.K
もモル比で等量でもよく 全体の中で30W%をこえな
いこととする。これを逸脱すると 本来の凝固処理に支
障を来し 少なすぎると(0,5%W以上)栄養効果に
乏しい。リン酸塩 としては トリポリリン酸ソーダ、ピロリン酸
ソーダ、ピロリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ソー
ダ、第三リン酸ソーダ、過リン酸ソーダ、リン酸苦土、
リン酸石灰、などがあげられる。又、本発明では 界面
活性剤を併用する 具体的には 水にも油にもなじみ易いもので アニオン
系として脂肪酸ナトリリウム、LAS、AOS、SAS
(アルキルスルホン酸塩)、AES(アルキルエーテ
ル)、ALES、アミノ酸塩、アルファスルホ脂肪酸エ
ステル塩、APS(アルキルリン酸塩)など、ノニオン
系でC12〜C17のアルコールノEO付加物(5〜2
5モル)、アミンオキシド、アルキルグリコシド、脂肪
酸アルカノールアミド、脂肪酸アルカノールアミドのE
O付加物(C2〜C10モル)、植物油(ヒマシ油、大
豆油、オリーブ油、など)のEO付加物(12〜120
モル)、ポリエチレングリコール(PEG600〜2万
〜)、両性系のスルホベタイン、アルキル酢酸ベタイ
ン、イミダゾリニウムベタイン、アミドプロピルベタイ
ンなど 特に石けん、LAS、AOS、SAS、高級ア
ルコールエトキシレート、植物油EO付加物(25〜6
0モル)、グルセロールモノアルキレート、(C12〜
C18)、などが好ましい。本発明者は以前に(平成6
年5月25日)に関連の発明を提案したがより具体的に
検討した結果 をベースとなし この他にポリマー化合物のナトリウム
塩(ポリアクリル酸ソーダ、マレイン酸ソーダ、CMS
−Na、アジピン酸ソーダ、メチルビニルエーテル無水
マレイン酸ソーダ、アルギン酸ソーダ、グルタミン酸ソ
ーダ…)など アルカリ剤として モルホリン、エチレンジアミン、ア
ルキルアミン、モノエタノールアミン、尿素、トリアジ
ン、ヒドロキシラミン、などを保存することができる。
本発明は 上記のみに有用であり 従来思想として 提
案されたものを特定した範囲で 実用的効果を奏するに
至っている。次に本発明の具体的な例を実施例で述べ
る。 【0005】 【実施例−1】この構成からなる試作品を用いて従来品
と廃油処理効果を検討した。 【表−1】〔テスト−1〕天ぷら使用後の常温(20℃)のコーン
油に対して試作品〜をコーン油100W%に対して
20.30.50.W%配合したものと12ヒドロキシ
ステアリン酸にて処理した油(油100W%に5W%但
し油温80℃〜)との油の凝固状況の比較を観察した。 【表−2】 〔テスト−2〕凝固処理した油物質の経時安定性を調べ
た。 【表−3】 【0006】 【実施例−2】次の試作品を用いてオレイン/リノール
混合油の処理したものを 【表−4】 厚さ20cm(巾20×20cm2)の正方体のアルミ
槽を形成させ2時間の経時後の強度を市販のLオメータ
ーで検査した。(8/cm2) 【表−5】 〔テスト−1〕 (ブランク) 「12ヒドロキシステアリン酸」 ↓ (6%) (80℃で処理) 〔テスト−2〕本発明の−2.−2.を「市販品の
植物栄養剤(K.N.P.Mg.Fl.Zn のクロロ
フィル水溶液)」と同様にして土砂:10cm3当り
5〜10gをプラスターに含ませて使用したろ成長状況
は同等以上のものをえた。又、比較用の−2.−2
は2週間後(室温35℃〜)で油分が遊離し異臭を放ち
実用に即せなかった。又、12ヒドロキシステアリン酸
のものは変化なし。 〔テスト−3〕それぞれの凝固物をエンボス加工した無
漂白フィルター紙(50〜55g/m2)に20g/
0,5cm2の割合で含ませて 鉄パンの上で 赤外線
ヒーターにより加熱し続ける。そして嗅覚でにおいを調
査したところ−2.−2は殆ど炭化に廃油臭が残ら
ないが 12ヒドロキシステアリン酸のもの及び−
2.−2は天ぷら廃油のにおいと 黒煙が生じ火力も
大きかった。 【0006】 【発明の効果】本発明は 食用廃油を常温で凝固処理す
ることと、そのリサイクルを完成させ、従来の加熱処理
したり 火気を利用のもののような 火気による事故な
どがなくなり、又 燃焼時の有機物の発生も少なく 又
無機物の熱吸収により 焼却熱を2/3以下に軽減でき
ることなど 水質、大気の汚染防止に寄与するばかりで
なく 二次利用してバランスのよい N.P.Kプラス
Mgの 植物栄養剤にも有効且つ 確実に働くものとし
て 従来の廃油処理剤の常識を遥かに凌駕したものであ
る。
理する組成物に関するもので、廃油に混ぜるだけで自然
凝固して廃油処理するか リサイクル可能な産品に化す
る組成物に関する食用廃油は 食生活の向上に比例して
増加の一途を辿り その処理方法の安全、経済、アフタ
ケアなどの点を踏まえてより合理的なものが望まれてい
る。とくに廃油は 台所から排水した場合の水質汚染は
多かれ少なかれ将来的に重大な問題として食油の増大
と相まって確実に解決しておかなければならない。 【0002】 【従来の技術】廃油処理剤として最も一般的な方法は
紙、スポンジ、その他の高分子吸収物質に廃油を吸収さ
せそのまま廃棄することや 燃料、飼料、肥料、石けん
などへの転用再生化(リサイクル)などがあった。又、
廃油を硬化ヒマシ油や 牛脂ステアリン酸などの高級脂
肪酸や 高分子ゲル化剤と混合し 凝固してそのまま廃
ゴミにする方法も普及している。更に界面活性剤を廃油
と水に分散して 乳化してこれを放流する方法も提案さ
れ実用化されているがそれぞれ一長一短があり とくに
水質や大気の汚染、資源のリサイクルなどの環境資源の
保存の面から 極めて不適切な事は否めない。又、従来
の技術に依る紙パルプ、界面活性剤、各種高分子吸収体
などは石油化学をはじめ 高いエネルギー負荷を駆使し
て 生成できたももので かえってエネルギー利用によ
る二次的環境汚染や浪費の増大は避けられないことであ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】従来の技術は廃油処
理に関して 大きく3つの処理法を提案してきたが 大
きな問題点はそのまま積残している。第一に 紙パル
プ、スポンジなどの高分子に吸収するタイプは 1回の
廃油処理量が極めて少ないので(例えば100ml(c
m3)当り当量〜数倍位)スペース、流通、被吸収物質
のコストなどの増大が予想外の負担となる。しかもこれ
を焼却するときゴミの増加、有害物質の発生、焼却未処
理分の残留による土壌汚染などが考えられる。第二に
界面活性剤、例えばノニルフェノールエトキシレート、
アルキルエーテル、硫酸エステル塩、などで乳化分散し
て廃棄するものは 所詮一時的にエマルジョン現象の形
成にすぎなく かえって廃油及び界面活性剤の水質汚染
は増大するそしりは免がれないことは明白である。第三
に ゲル化方法がある。ゲル化とは油そのものをゲル化
剤で凝固して固体となしそのまま生ゴミとして 焼却す
るものである。代表的なものに 12ヒドロキシステア
リン酸で ゲル化させる関連品が商品化されている。こ
のものは まぜるだけで簡便に凝固させることができる
が(70℃)融点以上に昇温した状態でないこと利用で
きないので廃油火災や 取扱いの時の廃油の接触による
火傷、あるいは使用済油に混合後、再利用した場合に食
中毒の発生など、更に残留食材による焼却時の有機物と
塩素化合物の化学反応による ダイオキシン等の多環状
化合物の生成など枚挙にいとまがない。この他にも 自
動車燃料としての再利用のものは 適応性、精製、回
収、環境アセスメント、コストなどを考慮して容易に普
及するものとは思えない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は 従来のこれら
の課題を 大衆社会に広く普及するような工夫をするこ
とによっても利用し易く 安全且つ簡単に廃油の処理が
できることと二次利用への転用をも配慮した組成物とし
て 特に従来から提案した思想を更に具体化し水酸化マ
グネシウム自体がナトリウム/又はカリウム化合物と化
学反応し これに脂肪酸エステルの油脂が凝固すること
を注目し、本発明に至ったものである。この方法によれ
ば 従来の凝固方法のように火を使って加熱溶融するこ
と(80℃〜)や、引火性の液状物を放置する(すべて
が可燃性の為に)心配も不要であるし 当然燃焼によっ
て有毒ガスの発生を軽減できる。又、水酸化マグネシウ
ム(Mg(OH2)は脂肪酸エステルとナトリウム又は
カリウムのアルカリ下で エステル交換して脂肪酸Mg
即ち 石けんを形成することが 鹸化つまり 凝固につ
ながっているものであり Mgは苦土灰となりいわゆる
肥料、土壌改良剤にも転用できる。併用する ナトリ
ウム又はカリウムアルカリ剤としては 水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、第
三リン酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、
EDTA−Na、NTA−Na、アクリル酸ナトリウ
ム、が代表される。特にリン酸塩、含ちっ素塩は K.
N.Pとして植物栄養化剤の再利用が有望である。代表
的なK.N.P群をあげるとカリウム としては リン酸カリウム、酒石酸カリナトリ
ウム、重炭酸カリウム、過炭酸カリウム、塩化カリウ
ム、硫酸カリウム、カリ明バン、その他有機酸カリウム
などちっ素 としては 尿素、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウ
ム、グリアニジン、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、アルキロール
尿素、チオ尿素、ヒドロキシラミン、モルホリン、アル
コールアミン、アルキルC(C12〜C36)アミンな
どがあるがが、とくに無機質の方が安全性,安定性、原
料確保、取扱の点で有利である。これらは P.N.K
もモル比で等量でもよく 全体の中で30W%をこえな
いこととする。これを逸脱すると 本来の凝固処理に支
障を来し 少なすぎると(0,5%W以上)栄養効果に
乏しい。リン酸塩 としては トリポリリン酸ソーダ、ピロリン酸
ソーダ、ピロリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ソー
ダ、第三リン酸ソーダ、過リン酸ソーダ、リン酸苦土、
リン酸石灰、などがあげられる。又、本発明では 界面
活性剤を併用する 具体的には 水にも油にもなじみ易いもので アニオン
系として脂肪酸ナトリリウム、LAS、AOS、SAS
(アルキルスルホン酸塩)、AES(アルキルエーテ
ル)、ALES、アミノ酸塩、アルファスルホ脂肪酸エ
ステル塩、APS(アルキルリン酸塩)など、ノニオン
系でC12〜C17のアルコールノEO付加物(5〜2
5モル)、アミンオキシド、アルキルグリコシド、脂肪
酸アルカノールアミド、脂肪酸アルカノールアミドのE
O付加物(C2〜C10モル)、植物油(ヒマシ油、大
豆油、オリーブ油、など)のEO付加物(12〜120
モル)、ポリエチレングリコール(PEG600〜2万
〜)、両性系のスルホベタイン、アルキル酢酸ベタイ
ン、イミダゾリニウムベタイン、アミドプロピルベタイ
ンなど 特に石けん、LAS、AOS、SAS、高級ア
ルコールエトキシレート、植物油EO付加物(25〜6
0モル)、グルセロールモノアルキレート、(C12〜
C18)、などが好ましい。本発明者は以前に(平成6
年5月25日)に関連の発明を提案したがより具体的に
検討した結果 をベースとなし この他にポリマー化合物のナトリウム
塩(ポリアクリル酸ソーダ、マレイン酸ソーダ、CMS
−Na、アジピン酸ソーダ、メチルビニルエーテル無水
マレイン酸ソーダ、アルギン酸ソーダ、グルタミン酸ソ
ーダ…)など アルカリ剤として モルホリン、エチレンジアミン、ア
ルキルアミン、モノエタノールアミン、尿素、トリアジ
ン、ヒドロキシラミン、などを保存することができる。
本発明は 上記のみに有用であり 従来思想として 提
案されたものを特定した範囲で 実用的効果を奏するに
至っている。次に本発明の具体的な例を実施例で述べ
る。 【0005】 【実施例−1】この構成からなる試作品を用いて従来品
と廃油処理効果を検討した。 【表−1】〔テスト−1〕天ぷら使用後の常温(20℃)のコーン
油に対して試作品〜をコーン油100W%に対して
20.30.50.W%配合したものと12ヒドロキシ
ステアリン酸にて処理した油(油100W%に5W%但
し油温80℃〜)との油の凝固状況の比較を観察した。 【表−2】 〔テスト−2〕凝固処理した油物質の経時安定性を調べ
た。 【表−3】 【0006】 【実施例−2】次の試作品を用いてオレイン/リノール
混合油の処理したものを 【表−4】 厚さ20cm(巾20×20cm2)の正方体のアルミ
槽を形成させ2時間の経時後の強度を市販のLオメータ
ーで検査した。(8/cm2) 【表−5】 〔テスト−1〕 (ブランク) 「12ヒドロキシステアリン酸」 ↓ (6%) (80℃で処理) 〔テスト−2〕本発明の−2.−2.を「市販品の
植物栄養剤(K.N.P.Mg.Fl.Zn のクロロ
フィル水溶液)」と同様にして土砂:10cm3当り
5〜10gをプラスターに含ませて使用したろ成長状況
は同等以上のものをえた。又、比較用の−2.−2
は2週間後(室温35℃〜)で油分が遊離し異臭を放ち
実用に即せなかった。又、12ヒドロキシステアリン酸
のものは変化なし。 〔テスト−3〕それぞれの凝固物をエンボス加工した無
漂白フィルター紙(50〜55g/m2)に20g/
0,5cm2の割合で含ませて 鉄パンの上で 赤外線
ヒーターにより加熱し続ける。そして嗅覚でにおいを調
査したところ−2.−2は殆ど炭化に廃油臭が残ら
ないが 12ヒドロキシステアリン酸のもの及び−
2.−2は天ぷら廃油のにおいと 黒煙が生じ火力も
大きかった。 【0006】 【発明の効果】本発明は 食用廃油を常温で凝固処理す
ることと、そのリサイクルを完成させ、従来の加熱処理
したり 火気を利用のもののような 火気による事故な
どがなくなり、又 燃焼時の有機物の発生も少なく 又
無機物の熱吸収により 焼却熱を2/3以下に軽減でき
ることなど 水質、大気の汚染防止に寄与するばかりで
なく 二次利用してバランスのよい N.P.Kプラス
Mgの 植物栄養剤にも有効且つ 確実に働くものとし
て 従来の廃油処理剤の常識を遥かに凌駕したものであ
る。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
// C05F 9/00 C05F 9/00
C05G 1/00 C05G 1/00 A
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項−1】 (1)界面活性剤(アニオン、ノニオン又は両性イオン) 2〜25W% (2)水酸化マグネシウム 10〜50W% (3)苛性ソーダ、珪酸ソーダ(オルト、メタ)、炭酸ソーダ、苛性カリ、 炭酸カリウム、セスキ炭酸ソーダ、アミノけい酸ソーダ、硼酸ソーダ、有機酸ソ ーダ(有機酸が酢酸、プロピオン酸、吉草酸、酪酸、アクリル酸(MW500〜 2万)、クエン酸、マレイン酸、リンゴ酸、スチレー無水マレイン酸、フィチン 酸、から選ばれたもの)の少なく共1種以上を含みを0,5〜50W% (4)含窒素、カリウム、及びりん酸塩を含有する下記の特質を含んでなる ことを特徴とする 廃油処理剤 0,5〜30W% 含窒素 (N):尿素、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、グアニ
ジン、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニ
ウム、リン酸アンモニウム、アルキロール尿素、 尿
素、ヒドロキシラミン、モルホリン、アルキル(C12
〜C36)アミン。カリウム (K):リン酸カリウム、ロッシェル塩、重硫酸カリウ
ム、過炭酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、リン酸塩 (りん):トリポリリン酸ソーダ、ピロリン酸ソーダ、
ピロリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ソーダ、第三リ
ン酸ソーダ、過リン酸石灰、リン酸苦土、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095315A JP2000248272A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 廃油処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095315A JP2000248272A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 廃油処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248272A true JP2000248272A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=14134332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11095315A Pending JP2000248272A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 廃油処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000248272A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2476589C1 (ru) * | 2011-09-20 | 2013-02-27 | Государственное научное учреждение Всероссийский научно-исследовательский институт использования техники и нефтепродуктов Российской академии сельскохозяйственных наук (ГНУ ВНИИТиН Россельхозакадемии) | Способ очистки моторного масла от продуктов старения и загрязнений |
CN110818837A (zh) * | 2019-08-19 | 2020-02-21 | 南昌大学 | 一种马来酸酯聚合物、废弃食用油凝固剂及其制备方法 |
CN111732937A (zh) * | 2020-03-04 | 2020-10-02 | 中国船舶重工集团公司第七一八研究所 | 一种发泡型可降解水面溢油分散剂及其制备方法 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11095315A patent/JP2000248272A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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