JP2000247322A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2000247322A
JP2000247322A JP11053388A JP5338899A JP2000247322A JP 2000247322 A JP2000247322 A JP 2000247322A JP 11053388 A JP11053388 A JP 11053388A JP 5338899 A JP5338899 A JP 5338899A JP 2000247322 A JP2000247322 A JP 2000247322A
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JP
Japan
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label
roll
clutch plate
label paper
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP11053388A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
弘 西村
Tetsuji Inoue
哲二 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボビンが、台紙を、弛みなく、かつ、過度に
引っ張ることなく適度な張力で巻き取るためのすべりク
ラッチの組立作業性を向上させるラベルプリンタを提供
すること。 【解決手段】 ボビン301を回転可能に支持するシャ
フト部材303に嵌合されるスリーブ部材402と、該
スリーブ部材402に取り付けられたクラッチ板403
と、同じく上記スリーブ部材402に取り付けられ、上
記スリーブ部材402に設けられたフランジ部402a
に上記クラッチ板403を押し付けることにより、モー
タから上記クラッチ板403に伝達された回転力を上記
スリーブ部材402に伝達させるスプリング405とを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品名や価格、あ
るいは賞味期限等が印字されたラベルを発行するラベル
プリンタに関し、該ラベルプリンタの改良技術の分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平2−9983号公
報に開示されているように、裏面に粘着剤を塗布したラ
ベルを帯状の台紙に一定間隔で剥離可能に貼付した台紙
付きラベル用紙を用いて、商品名や価格、あるいは賞味
期限等が印字されたラベルを発行するラベルプリンタが
広く用いられている。
【0003】このラベルプリンタは、一般に、上記のよ
うなラベル用紙をロール状態で収納したロール収納部か
ら印字部に配設された印字ローラにより繰り出して該印
字部へ供給し、上記印字ローラと同じく印字部に配設さ
れた印字ヘッドとの間に送り込んで、該印字ヘッドによ
り上記所定の項目をラベルに印字するように構成されて
いる。
【0004】また、上記のようにラベルへ印字した後
は、上記ラベル用紙を鋭角的に曲折することによって、
ラベルを台紙から剥離してラベル発行口から発行すると
共に、ラベルが剥離された部分の台紙が台紙巻取部に移
送されて、該巻取部に配設された円筒形状のボビンによ
り該台紙を次々にロール状に巻き取るようになってい
る。
【0005】その際、上記ボビンを回転駆動させるモー
タと該ボビンとの間の動力伝達経路の途中には、上記印
字ローラによるラベル用紙の送り速度に対して、ラベル
が剥離された台紙を、弛みなく、かつ、過度に引っ張る
ことなく適度な張力で巻き取るためのすべりクラッチが
設けられる。
【0006】このすべりクラッチは、例えば、次に示す
ような構成とされている。
【0007】図16に示すように、ラベル用紙の移送方
向に平行な縦壁(図示せず)にシャフト部材Aが一端側
で回転可能に支持されており、該シャフト部材Aにモー
タ(図示せず)からの回転力が伝達される。また、この
シャフト部材Aに円板状のクラッチ板Bが取り付けられ
ていると共に、上記シャフト部材Aに上記ボビンCが遊
嵌状態で支持されている。
【0008】シャフト部材Aの他端側には、ボビンCよ
り径の小さな受け部材Dが遊嵌状態で支持されており、
該受け部材DとボビンCとの間に、スプリングEが収縮
状態で介設されている。これにより、ボビンCは軸心方
向にスライド可能とされていると共に、ボビンCの端面
が上記スプリングEの付勢力によりクラッチ板Bに押し
付けられてその端面とクラッチ板Bとの間に所定の摩擦
力が発生するようになっている。
【0009】そして、上記シャフト部材Aに伝達された
回転力が摩擦板Bを介してボビンCに伝達される。その
場合に、ボビンCによる台紙巻取り速度は、常時、印字
ローラによるラベル用紙の送り速度より大きくされる。
これにより、ラベル用紙や台紙に瞬間的に弛みが生じた
ときには、該弛みを解消するようになっている。また、
ボビンCが台紙を瞬間的に過度に引っ張ったときには、
ボビンCが摩擦板に対して摺接しながら回転することに
より、台紙を適度な張力で巻き取るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
のような構成のものにおいては、クラッチ板Bやボビン
C等を、縦壁に取り付けられたシャフト部材Aに直接一
つずつ取り付けなければならなかった。このようなシャ
フト部材上での取付作業は、非常に手間暇がかかり、組
立作業性がよくない。
【0011】また、クラッチ板BとボビンCの端面との
摩擦力を確保するために、上記スプリングEとして、弾
性が比較的大きいものを用いる場合が多い。このように
弾性の比較的大きなスプリングEを取り付ける場合に
は、上記組立作業性が一層悪くなる。
【0012】そこで、本発明は、上記のような不具合を
解消し、上記組立作業性を向上させるラベルプリンタを
提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記課題を解決するため、次のように構成したことを特徴
とする。
【0014】まず、本願の請求項1に記載の発明(以
下、「第1発明」という。)は、ラベル用紙の移送経路に
沿って立設された縦壁と、該縦壁に回転可能に支持され
たシャフト部材と、該シャフト部材に嵌合する巻取部材
とが備えられ、ロール収納部にセットされたラベルロー
ルからラベル用紙を繰り出して該ラベル用紙に所定の項
目を印字して発行すると共に、上記巻取部材の回転によ
りラベルが剥離された部分の台紙を巻き取るように構成
されたラベルプリンタにおいて、上記シャフト部材に嵌
合するスリーブ部材と、該スリーブ部材に取り付けられ
たクラッチ板と、同じく上記スリーブ部材に取り付けら
れ、上記スリーブ部材に設けられた受止部に上記クラッ
チ板を押し付けることにより、駆動源から上記クラッチ
板に伝達された回転力を上記スリーブ部材に伝達させる
付勢部材とを備えたことを特徴とする。
【0015】次に、同じく請求項2に記載の発明(以
下、「第2発明」という。)は、第1発明において、スリ
ーブ部材に、クラッチ板の他面側に配置された押付板を
取り付け、該押付板を、付勢部材により上記クラッチ板
に押し付けられるように構成したことを特徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明(以下、「第
3発明」という。)は、第2発明において、スリーブ部
材の受止部とクラッチ板とで構成される摩擦面、もしく
は上記クラッチ板と押付板とで構成される摩擦面の少な
くともどちらか一方の摩擦面の外径を、巻取部材の径よ
り大きくしたことを特徴とする。
【0017】そして、請求項4に記載の発明(以下、
「第4発明」という。)は、第3発明において、付勢部
材を、円錐形状のスプリング部材とし、該スプリング部
材の大径部が、押付板における摩擦部分の裏側を付勢す
るように構成したことを特徴とする。
【0018】上記第1〜第4発明の構成によれば、それ
ぞれ次のような作用が得られる。
【0019】まず、第1発明のラベルプリンタによれ
ば、クラッチ板と付勢部材とが、シャフト部材に嵌合す
るスリーブ部材に取り付けられるようになっているか
ら、まず、上記クラッチ板と付勢部材とをスリーブ部材
に取り付けてから、その状態で該スリーブ部材をシャフ
ト部材に嵌合することになる。これにより、これらの部
材を一つずつシャフト部材に直接取り付けるというよう
な手間暇のかかる作業がなくなり、組立作業性が向上す
ることになる。
【0020】次に、第2発明のラベルプリンタによれ
ば、スリーブ部材に、クラッチ板の他面側に配置された
押付板を取り付けて、該押付板を、付勢部材により上記
クラッチ板に押し付けられるように構成したから、クラ
ッチ板の両面側に摩擦面が設けられることになる。これ
により、摩擦面積を大きくとることができ、付勢部材と
して例えば弾性の比較的小さなスプリング部材を用いて
も所望の摩擦力が得られることになる。よって、このよ
うな弾性の比較的小さなスプリング部材を用いることに
より、組立作業性が一層向上することになる。
【0021】また、第3発明のラベルプリンタによれ
ば、スリーブ部材の受止部とクラッチ板とで構成される
摩擦面、もしくは上記クラッチ板と押付板とで構成され
る摩擦面の少なくともどちらか一方の摩擦面の外径を、
ボビンの径より大きく構成されている。ここで、巻取部
材の回転トルクは、摩擦力と摩擦面の有効径との積に比
例し、また、上記回転トルクは台紙の張力に比例する。
これらのことから、台紙の張力を一定とする場合、上記
のように摩擦面の有効径を大きくすることにより、上記
摩擦力を小さくすることができる。そして、この摩擦力
は、付勢部材による付勢力と摩擦面積との積に比例する
から、該摩擦面積を一定とすることにより、上記付勢力
を小さくすることができる。これにより、第2発明と同
様に、弾性の比較的小さなスプリング部材を用いること
ができて、組立作業性が一層向上することになる。
【0022】そして、第4発明のラベルプリンタによれ
ば、上記スプリング部材の大径部が、押付板における摩
擦部分の裏側を付勢するように構成したので、クラッチ
板と押付板とを確実に摩擦させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0024】図1に示すように、本実施の形態に係るラ
ベルプリンタ1は、電子秤と一体化されたもので、上部
に計量皿2を有し、該計量皿2に商品が載荷されると、
該商品の重量を計測して、その計量値から商品の正味量
及び価格を算出し、これらの値を商品名等とともにラベ
ルに印字して発行するようになっている。
【0025】また、このラベルプリンタ付電子秤(以
下、ラベルプリンタという)1には、各種のファンクシ
ョンキー3a…3a等が配置された操作部3と、印字内
容等の各種の情報やオペレーションメッセージ等を表示
する表示部4とが設けられており、上記操作部3のキー
操作により商品の指定や印字データの変更登録等が行わ
れると共に、そのときの上記情報等が表示部4に表示さ
れるようになっている。
【0026】ラベルプリンタ1の本体1aの正面視で右
側は、ラベルロールをセットするためのカセット10が
収納されるカセット収納部5とされており、該カセット
10は、このカセット収納部5から完全に取り出せるよ
うになっている。また、該カセット10を手前に引き出
したときには、該カセット10の移動に連動してカバー
6がラベル用紙装着作業等のために開放されるようにな
っていると共に、該カセット10を奥方に押し込んだと
きにはカバー6が閉鎖されるようになっている。
【0027】上記カバー6の内面には、図示しないが、
印字ヘッドが取り付けられており、該印字ヘッドは、カ
セット10が上記カセット収納部5に収納されてカバー
6が閉鎖されたときに、印字可能となる所定位置にセッ
トされるようになっている。
【0028】カセット10は、図2に示すように、略L
字形のフレーム11を有し、該フレーム11における縦
壁11aの反本体側の面に、帯状のラベル用紙Rpのロ
ールRを支持するロール収納部100、該ラベルロール
Rから繰り出されたラベル用紙Rpに商品名や価格、あ
るいは賞味期限等を印字する印字部200、ラベルが剥
離された部分の台紙Rbをロール状に巻き取る台紙巻取
部300がそれぞれ設けられている。
【0029】また、後で詳述するが、上記縦壁11aの
本体1a側の面には、印字ローラを回転させるギヤ等を
有する動力伝達機構400が備えられており、該動力伝
達機構400は、本体1aに配設されたモータ(図示せ
ず)からの駆動力を、上記ロール収納部等に配設された
部材に伝達するようになっている。
【0030】そして、ロール収納部100にセットされ
たラベルロールRからラベル用紙Rpが繰り出されて印
字部200に供給され、該印字部200において該ラベ
ル用紙Rpに上記項目が印字された後、剥離棒201に
よって鋭角的に曲折されることにより台紙Rbからラベ
ルが剥離されてラベル発行口7(図1参照)から発行さ
れると共に、ラベルが剥離されたあとの台紙Rbが台紙
巻取部300において巻き取られるようになっている。
【0031】上記ロール収納部100には、図2〜図4
に示すように、ラベルロールRを支持する略四角柱状の
ロールホルダ101が、上記カセット10の縦壁11a
から突設されている。該ロールホルダ101は、開口部
101aを有する中空筒状とされており、このロールホ
ルダ101にスライド部材102がスライド可能に内嵌
されている。また、該スライド部材102にロール規制
レバー103が揺動可能に軸支されており、該ロール規
制レバー103は、その一端側がロールホルダ101か
ら上記開口部101aを介して突出する起立位置(図3
の実線で示す位置)と、ロールホルダ101の軸心方向
と平行となる方向に傾倒する傾倒位置(図3の破線で示
す位置)との間で揺動するようになっている。
【0032】そして、該ロール規制レバー103を傾倒
させたときに、ラベルロールRを上記ロールホルダ10
1に挿し込むことができると共に、該レバー103を起
立させることにより、該レバー103と縦壁11aとで
上記ロールホルダ101に挿し込まれたラベルロールR
の幅方向の移動を規制するようになっている。これによ
り、ラベルロールRをロールホルダ101にワンタッチ
で取り付けることができ、ラベルロールRの取付作業の
効率が向上することになる。
【0033】その場合に、上述したように、ロール規制
レバー103は、該レバー103がラベルロールRをロ
ールホルダ101に挿し込むときの邪魔とならないよう
に、ロールホルダ101の軸心方向と平行となる方向に
傾倒するように構成されているから、ロール規制レバー
103の一端側103aを揺動支点103bから長く延
ばすことができる。これにより、該レバー103を起立
させたときの揺動支点103bからの高さが高くなり、
径の大きなラベルロールRでもレバー103からラベル
ロールRに巻き付けたラベル用紙Rpが側方にはみ出す
ことなく、これによりラベルロールRを奇麗なロール状
に保つことができる。また、ラベルロールRからラベル
用紙Rpを繰り出す際に、該ラベル用紙Rpがラベルロ
ールRから浮き上がっても、この浮き上がったラベル用
紙Rpが上記レバー103を乗り越えることがなく、バ
ラバラにならないように上記ラベルロールRを規制する
ことができる。
【0034】上記スライド部材102とロール規制レバ
ー103とは、あらかじめ一体化されたレバーユニット
104とされており、図5に示すように、該レバーユニ
ット104の組み付け時には、該ユニット104が上記
ロールホルダ101に縦壁11a側から挿し込まれるよ
うになっている。これにより、上記ロール規制レバー1
03及びスライド部材102のロールホルダ101への
装着が容易となり、組立作業性が向上すると共に、図
2、図4に示すように、上記ロールホルダ101の反縦
壁側の端部101bを側面101c,101cと一体成
形することができ、上記のような開口部101aを設け
ても、ロールホルダ101の剛性が確保されることにな
る。
【0035】ロール規制レバー103の他端部103c
は該レバー103の揺動支点103bから延設されてお
り、該レバー103を起立させたときに、その他端部1
03cがロールホルダ101の内壁面101dに圧接す
るようになっている。これにより、起立させたロール規
制レバー103を確実にその位置で起立状態にロックす
ることができ、レバー103が起立している最中に該レ
バー103が簡単に移動して該レバー103による規制
位置が容易に変化するのを防止することができる。ま
た、該ロール規制レバー103を傾倒させたときにはこ
のロックが解除されて、スライド部材102がロールホ
ルダ101内をスライド可能となる。これにより、ラベ
ルロールRの幅に応じて上記ロール規制レバー103の
起立位置を変更することができるようになっている。
【0036】スライド部材102は、弾力性を有する材
料で構成されていると共に、相対向する第1、第2側面
102a,102bと、該両側面102a,102bと
の間に設けられた第3側面102cとを有する。上記第
1、第2側面102a,102bには、縦壁11a側か
ら延びるスリット102d,102dが形成されて、該
スリット102d,102dにより上記第1、第2側面
102a,102bの一部分が分割されている。そし
て、分割された一方の分割部102e,102eには、
図3、図4に示すように、ロールホルダ101の内壁面
101e,101eに当接する突部102f,102f
がそれぞれ設けられており、上記分割部102e,10
2eが該突部102f,102fを介してロールホルダ
101の内壁面101e,101eを外側に付勢するよ
うになっている。そして、スライド部材102がロール
ホルダ101内をスライドするときには、所定の大きさ
のスライド抵抗力が発生するようになっている。これに
より、スライド部材102がロールホルダ101内を簡
単に移動するのを抑制することができ、作業者が意図的
にスライド部材102をスライドさせようとしたときに
のみスライドすることになる。よって、例えば、ラベル
ロールRを同じ幅のラベルロールに交換する場合、その
交換作業中にスライド部材102の位置が簡単に変化す
るということがなくなり、スライド部材102の位置を
微調整等する必要がなくなって、ロール規制レバー10
3を再び起立させるだけでよい。
【0037】上記第3側面102cの外面には、図3、
図4に示すように、反縦壁側から延びる2本の平行スリ
ット102g,102gが形成されており、該スリット
102g,102gにより該第3側面102cの一部分
が上記第1、第2側面102a,102bから分離され
た構成とされている。この分離部102hの外面には、
爪部102iが設けられており、該爪部102iが開口
部101aの縦壁11a側の端部101a’に係合し得
るようになっている。これにより、スライド部材102
がロールホルダ101に対して抜け止めされて、上記レ
バーユニット104がロールホルダ101に確実に装着
されると共に、該レバーユニット104をロールホルダ
101に装着する際には、作業者に適度な装着感を与え
ることができるようになっている。
【0038】上記ロール規制レバー103には、図6に
示すように、ラベルロールRの端部に対して該レバー1
03を起立させる際の目安となる指示部としての矢印1
03dが設けられている。すなわち、レバーが傾倒状態
であるときに該矢印103dにより指し示めされた位置
を、ラベルロールRの一端面R’に合わせてレバー10
3を起立させることにより、該レバー103がラベルロ
ールRの規制位置に確実に起立するようになっている。
その場合に、本実施の形態においては、上記ロール規制
レバー103を起立させたときに該レバー103の他端
部103cがロールホルダ101の内壁面101dに圧
接するようになっており、これによって、ロールホルダ
101から上記レバー103に反力が作用してスライド
部材102がロールホルダ101内を移動したとして
も、この矢印103dはその移動量を見越した位置を指
し示すようになっている。これにより、レバー103を
起立させた位置が規制すべき位置からずれて、何度も起
立させ直すということがなくなり、レバー103を起立
させるべき位置が一目で分かり、作業性を大幅に向上さ
せることができる。
【0039】上記ロール規制レバー103には、係合凸
部103e,103eが設けられている(図6参照)と
共に、スライド部材102の第1、第2側面102a,
102bには、係合凹部102a’,102b’が設け
られており(図3参照、102a’のみ図示)、ロール
規制レバー103が傾倒したときに係合凸部103e,
103eと係合凹部102a’,102b’とが係合す
るようになっている。これにより、該レバー103が比
較的軽く傾倒状態にロックされることになる。
【0040】なお、図2に示すように、上記ロールホル
ダ101の外周部には、側方に延びる支持部101f…
101fが設けられており、該支持部101f…101
fによりラベルロールRがロールホルダ101上を円滑
に回転するようになっている。
【0041】上記印字部200には、図2に示すよう
に、ロールホルダ101に支持されたラベルロールRか
らラベル用紙Rpを繰り出す印字ローラ202と、該印
字ローラ202の下流側に配置された剥離棒201とが
備えられている。また、上述したように、上記カセット
10がカセット収納部5に収納されカバー6が閉鎖され
たときに、印字ヘッドが所定位置にセットされて、上記
印字ローラ202とで印字するようになっている。
【0042】そして、上記印字ローラにより繰り出され
たラベル用紙Rpは、上記印字ローラ202と上述した
印字ヘッドとの間に送り込まれ、該印字ヘッドにより商
品名や価格等所定の項目をラベル用紙Rpに印字し、上
記剥離棒201により鋭角的に曲折されることによっ
て、ラベルLが台紙Rbから剥離されるようになってい
る。そして、剥離されたラベルLはラベル発行口7から
発行されると共に、ラベルLが剥離された部分の台紙R
bは、台紙巻取部300に巻き取られるようになってい
る。
【0043】該台紙巻取部300には、図7、図8に示
すように、台紙Rbの先端を挟持して回転することによ
り、上記台紙Rbを巻き取るボビン301が設けられて
いる。
【0044】ボビン301は、縦壁11aにベアリング
302を介して回転可能に支持されたシャフト部材30
3と、該シャフト部材303に支持された円筒形状のボ
ビン本体304と、該ボビン本体304と上記シャフト
部材303との間に配設されたレバー部材305とを有
する。
【0045】上記シャフト部材303は、六角部303
aと円筒部303bとを有し、該円筒部303aが滑り
クラッチ401に連結されていると共に、上記六角部3
03aにボビン本体304が支持されている。そして、
モータからの駆動力により上記滑りクラッチ401を介
して上記シャフト部材303とボビン本体304とが一
体的に回転するようになっている。
【0046】ボビン本体304には、反縦壁側から延び
るスリット304aが形成されており、これにより、ボ
ビン本体304の一部が第1湾曲部304bと第2湾曲
部304cとに分割された構成とされている。また、該
第2湾曲部304cの反縦壁側の端部はふた部材306
で覆われており、シャフト部材303の反縦壁側の端部
が上記ふた部材306に抜止部材307を介して支持さ
れている。
【0047】上記レバー部材305は、ボビン本体30
4の反縦壁側の端部から突出する操作部305aと、該
操作部305aから垂直に延設された延設部305b,
305bとを有する。また、該レバー部材305の延設
部305b,305bと上記ふた部材306との間に、
レバー部材305を縦壁11a側へ付勢するスプリング
308が介設されている。
【0048】シャフト部材303の六角部303aには
貫通孔303c,303cが設けられ、該貫通孔303
c,303cにピン部材309,309が挿通されてい
ると共に、該ピン部材309,309が上記レバー部材
305の延設部305b,305bに設けられたガイド
溝305c,305cに係合されている。
【0049】該ガイド溝305c,305cは、段差の
異なる2つの溝が連結された形状とされており、これに
より、図9、図10に示すように、上記操作部305a
を掴んでレバー部材305を上記スプリング308の付
勢力に抗して反縦壁側に引っ張ったときに、上記レバー
部材305がピン部材309,309により上記ガイド
溝305c,305cを介してガイドされ、上記レバー
部材305が第2湾曲部304c側に移動するようにな
っている。また、レバー部材305を縦壁11a側に移
動させたときには、該レバー部材305が第1湾曲部3
04b側に移動するようになっている。
【0050】そして、上記レバー部材305が第1湾曲
部304b側に移動したときに、該レバー部材305が
第1湾曲部304bの内壁面304b’とで台紙Rbの
先端を挟持するようになっていると共に、上記レバー部
材305が第2湾曲部304c側に移動したときに、該
第2湾曲部304cと上記レバー部材305との間に間
隙Xが生じ、挟持した台紙Rbの先端を解放したり新た
な台紙Rbの先端を挿し込んだりすることができるよう
になっている。
【0051】レバー部材305には、該部材305が台
紙Rbを挟持する挟持位置に位置するときに、第1湾曲
部304bにおける反縦壁側の端部に設けられた凹部3
04dに係合する第1突起305dと、該レバー部材3
05が台紙Rbを解放する解放位置に位置するときに、
上記ふた部材306に係合する第2突起305eとが設
けられており、上記第1突起305dによりレバー部材
305が挟持位置に固定されるようになっていると共
に、上記第2突起305eによりレバー部材305が解
放位置に固定されるようになっている。
【0052】ボビン本体304は、弾力性を有する材料
で構成されており、レバー部材305が解放位置に位置
するときに、上記ボビン本体304の反縦壁側が縮径す
るようになっている。これにより、図10に示すよう
に、ボビン301に巻き付けられたロール状の台紙Rb
をボビン本体304から取り出す際に、該ボビン本体3
04の外周部304eと上記台紙Rbロールの最内部
R”との間に間隙rが生じて、上記ボビン本体304か
ら台紙Rbのロールが取り出しやすくなっている。
【0053】このように、レバー部材305をスライド
させるだけで、台紙Rbの先端を挟持したり解放したり
することができるように構成したので、台紙Rbの先端
をボビン301に取り付けたり、台紙Rbロールをボビ
ン301から取り外したりする作業が非常に簡単とな
り、作業性が向上することになる。
【0054】また、上記のようにボビン本体304の周
面から突出する部材がなく、台紙Rbが略円筒状に巻き
取られることになるから、滑りクラッチ401に悪影響
を及ぼしたり、印字ローラ202による印字精度を落と
したりすることがなくなる。
【0055】さらに、本実施の形態においては、台紙R
bの先端を解放する際にボビン本体304から取り外す
部材が設けられておらず、シャフト部材303に支持さ
れたレバー部材305を操作するようにしたから、従来
技術のU字形ピン部材のように紛失しやすいという問題
が解消されることになる。
【0056】ここで、上記モータからの動力をボビン3
01に伝達するための滑りクラッチ401が、シャフト
部材303の円筒部303bに備えられている。
【0057】該滑りクラッチ401は、図7に示すよう
に、フランジ部402aを有するスリーブ402と、該
スリーブ402に遊嵌合され、両面にフェーシング40
3a,403bが貼り付けられたクラッチ板403と、
同じくスリーブ402に遊嵌合する円板状のプッシャ板
404と、略円錐形状のスプリング405と、円筒状の
受止部材406と、C字形の固定部材407とを有し、
クラッチ板403、プッシャ板404、スプリング40
5、受止部材406、及び固定部材407は、上記スリ
ーブ402上に取り付けられるようになっている。
【0058】上記クラッチ板403は、一方の面にギヤ
部403cを有し、該ギヤ部403cを介して該クラッ
チ板403に動力が伝達されると共に、該ギヤ部403
cを有する面に貼り付けられたフェーシング403a
が、上記スリーブ402のフランジ部402aに対接す
るようになっている。また、上記クラッチ板403の他
方の面に貼り付けられたフェーシング403bが、上記
プッシャ板404に対接するようになっており、上記固
定部材407により位置決めされた受止部材406とプ
ッシャ板404との間に介設されたスプリング405の
付勢力により、クラッチ板403とプッシャ板404と
がスリーブ402のフランジ部402a側に押し付けら
れるようになっている。これにより、該フランジ部40
2aとフェーシング403aとの第1摩擦面、及びフェ
ーシング403bとプッシャ板404との摩擦面におい
て、それぞれ所定の摩擦力が発生するようになってい
る。
【0059】また、その場合に、図9に示すように、上
記フェーシング403bの外径L1が、ボビンの径L2
より大きくされている。これにより、上記と同様に、上
記スプリング405の弾性が比較的小さくても、所望の
摩擦力が得られることになり、スプリング405を組み
付ける際の組付作業性が一層向上することになる。
【0060】上記スプリング405は、図11に示すよ
うに、略円錐形状とされており、そのうち、小径部40
5aを上記受止部材406側に、大径部405bをプッ
シャ板404側に向けて配設されている。その場合に、
図7に示すように、該大径部405bが、上記プッシャ
板404における摩擦部分の裏側を付勢するようになっ
ている。これにより、上記クラッチ板403とプッシャ
板404とを確実に摩擦係合させることができる。
【0061】シャフト部材303の円筒部303bに
は,切欠き303d,303d(一方のみ図示)が設け
られていると共に、上記スリーブ402には、該切欠き
303dに係合する突部(図示せず)が設けられてお
り、上記スリーブ402をシャフト部材303に嵌合さ
せたときに、上記切欠き303d,303dと突部とが
係合することにより、スリーブ402とシャフト部材3
03とが一体的に回転するようになっている。
【0062】なお、図7、図12に示すように、シャフ
ト部材303に取り付けられた滑りクラッチ401は、
縦壁11aにボルト408により取り付けられたカバー
部材409により覆われていると共に、上記シャフト部
材303の一端部が、支持部材410及び抜止部材41
1により該カバー部材409に回動自在に取り付けられ
ている。
【0063】以上のような構成により、上記クラッチ板
403にギヤ部403cを介して伝達された動力は、上
記フェーシング403a,403b等を介してスリーブ
402に伝達され、該スリーブ402と一体的に回転す
るシャフト部材303に伝達されるようになっている。
【0064】ここで、上記動力伝達機構400について
説明すると、図2に示すように、該動力伝達機構400
は、上記滑りクラッチ401と、印字ローラ202を回
転させるギヤ410と、該ギヤ410と上記滑りクラッ
チ401のクラッチ板403に設けられたギヤ部403
cとに噛合する中継ギヤ411とを有し、該中継ギヤ4
11に、モータの駆動軸のギヤ部Mが噛合されている。
そして、該モータのギヤ部Mが、図2の矢印アの方向に
回転することにより、中継ギヤ411がイの方向に回転
し、これに伴って、印字ローラ202用のギヤ410が
矢印ウの方向に、クラッチ板403がエの方向にそれぞ
れ回転するようになっている。
【0065】ロール収納部100と印字部200との間
に、繰り出されるラベル用紙Rpの幅方向の移動を規制
するとともに該用紙Rpの浮上がりを防止する機構50
0が備えられている。
【0066】図2、図13に示すように、ラベルロール
Rから繰り出されるラベル用紙Rpの両側方に支持板5
01,501が設けられ、該支持板501,501に第
1、第2シャフト部材502,503が両端で支持され
ている。なお、上記印字ローラ202及び剥離棒201
は、この支持板501,501に両端で支持されてい
る。
【0067】図13に示すように、上記第1シャフト部
材502から板状のセンサ取付部502aが延設され、
該センサ取付部502aの下面の所定位置に、ラベル用
紙Rpの送出状態を検出するセンサ504が取り付けら
れている。そして、該センサ504が、上記取付部50
2aに設けられた開口部502a’を介して上記送出状
態を検出するようになっている。なお、上記センサ取付
部502aは、固定部502b,502bを介して上記
支持板501,501に固定されている。
【0068】そして、上記第1、第2シャフト部材50
2,503に嵌合するラベル用紙位置規制部材505が
設けられている。該ラベル用紙位置規制部材505は、
基部505aと、該基部505aの一端部に設けられ、
第1シャフト部材502に嵌合するC字形の第1嵌合部
505bと、上記基部505aの他端部に設けられ、第
2シャフト部材503に嵌合する同じくC字形の第2嵌
合部505cと、上記第1嵌合部505bから立設され
た立設部505dと、該立設部505dから縦壁11a
側に延設された正面視L字形のラベル用紙浮上規制部5
05eとを有する。
【0069】そして、ラベルロールRから引き出された
ラベル用紙Rpの端部を印字部200まで通す際に、ラ
ベル用紙Rpは、図14に示すように、上記第1シャフ
ト部材502とラベル用紙浮上規制部505eとの間隙
Tに通されるようになっている。
【0070】上記立設部505dの縦壁11a側の壁面
505d’によりラベル用紙Rpを幅方向に規制すると
共に、上記ラベル用紙浮上規制部505eの矢印カに示
す面によりラベル用紙Rpの浮き上がりを規制するよう
になっている。
【0071】これにより、ラベルロールRから引き出さ
れたラベル用紙Rpの端部を印字部200まで容易に通
すことができ、作業性が向上することになる。
【0072】その場合に、図14に示すように、上記ラ
ベル用紙浮上規制部505eの縦壁11a側の端部50
5e’が第1シャフト部材502との間隙が広くなるよ
うに形成されている。これにより、ラベル用紙Rpの側
縁部Rp’を上記間隙Tに通す際に、該側縁部Rp’が
上記ラベル用紙浮上規制部の端部505e’に引っかか
り難くなる。これにより、ラベル用紙Rpの側縁部R
p’を該間隙Tにスムーズに通すことができ、作業性が
向上することになる。
【0073】上記ラベル用紙位置規制部材505は、弾
力性を有する材料で構成されており、第1、第2嵌合部
505b,505cは、上記第1、第2シャフト部材5
02,503を弾力的に握持するようになっている。こ
れにより、ラベル用紙位置規制部材505が、上記第
1、第2シャフト部材502,503上を移動可能とな
り、ラベルロールRの幅に応じて該規制部材505の位
置を変更することができる。また、該規制部材505が
ラベル用紙Rpの規制位置にある程度の力で保持される
ことになると共に、該規制部材505を第1、第2シャ
フト部材502,503上においてスライドさせるとき
には所定の力が必要となり、ラベル用紙位置規制部材5
05が簡単に第1、第2シャフト部材502,503上
をスライドするのを防止することができる。
【0074】上記ラベル用紙位置規制部材505は、上
述したように、その両端が第1、第2シャフト部材50
2,503にそれぞれ嵌合されている。これにより、第
1シャフト部材502が回転した場合でも、それに追随
してラベル用紙位置規制部材505が回転するという不
具合を防止することができる。その結果、第1シャフト
部材505とラベル用紙位置規制部材505との間にラ
ベル用紙Rpを通したまま第1シャフト部材502と一
緒にラベル用紙位置規制部材505が回転することによ
って、ラベル用紙Rpが上記シャフト部材502に巻き
付く等の不具合が消されることになる。
【0075】また、上記ラベル用紙位置規制部材505
の両端は、C字形に形成されているから、図15に示す
ように、上記第1、第2シャフト部材502,503の
両端がすでに支持板501,502に取り付けられた後
でも、上記第1、第2シャフト部材502,503に上
記ラベル用紙位置規制部材505を取り付けることがで
き、取付作業性が向上することになる。
【0076】また、第1シャフト部材502の両側に支
持板501,501が配設されているけれども、該シャ
フト部材502に、上記のようなラベル用紙位置規制部
材505を設けたことにより、ラベル用紙Rpを印字部
200まで容易に通すことができる。
【0077】以上のように、本実施の形態に係る滑りク
ラッチ401は、クラッチ板403、プッシャ板40
4、スプリング405、受止部材406、及び固定部材
407を、上記スリーブ402上に取り付けるようにし
たから、これらの部材403〜407をスリーブ402
に取り付けて、その一体化された状態でシャフト部材3
03に取り付けることができ、上記のような個々の部材
を一つずつ直接シャフト部材303に取り付ける場合に
比べて、シャフト部材303上での作業が大幅に減り、
取付作業性が大幅に向上することになる。
【0078】また、クラッチ板404の両面側に、摩擦
面を構成するフェーシング403a,403bを配設し
たので、スプリング405の弾性が比較的小さくても、
所望の摩擦力が得られ、スプリング405を組み付ける
際の組付作業性を向上させることができる。
【0079】さらに、クラッチ板403に貼り付けられ
たフェーシング403bの外径L1を、ボビンの径L2
より大きくしたので、上記と同様に、スプリング405
を組み付ける際の組付作業性を向上させることができ
る。
【0080】そして、上記スプリング405の大径部4
05bが、上記プッシャ板404とクラッチ板403と
の摩擦部分の裏側を付勢するようにしたので、上記クラ
ッチ板403とプッシャ板404とを確実に摩擦係合さ
せることができる。
【0081】
【発明の効果】第1発明のラベルプリンタによれば、シ
ャフト部材に、ラベル用紙の浮き上がりを規制する浮上
規制部を有するラベル用紙位置規制部材を設けたので、
ラベルロールから引き出したラベル用紙の端部を印字部
まで通す作業として、該ラベル用紙をラベル用紙位置規
制部材の浮上規制部とシャフト部材との間に通すだけで
よい。よって、従来のように、ラベル用紙の端部を複数
のシャフト部材の間を縫うように通すというような非常
に手間暇のかかる作業が必要なくなり、ラベル用紙の端
部を容易に印字部まで通すことができ、作業性が向上す
る。そして、ラベル用紙を印字部まで通したときには、
ラベル用紙の幅方向の移動が規制されると共に、該用紙
の浮上がりが規制される。
【0082】また、従来においては、上記のような両規
制を行うために、少なくとも2本のシャフト部材を必要
としたけれども、上記のようなラベル用紙位置規制部材
を設けたことにより、シャフト部材が1本で済み、構造
が簡素化されることになる。
【0083】次に、第2発明のラベルプリンタによれ
ば、シャフト部材の両端部分が縦壁に支持された両持ち
タイプのものにおいて、上記第1発明と同様の作用が得
られる。
【0084】また、第3発明のラベルプリンタによれ
ば、ラベル用紙位置規制部材がシャフト部材に嵌合部を
介して取り付けられることにより、シャフト部材が回転
したときには、その回転に追随して上記規制部材も回転
するおそれがあるが、上記回止め手段によってラベル用
紙位置規制部材の回転が規制されることになる。これに
より、浮上規制部とシャフト部材との間にラベル用紙を
通したままシャフト部材と一緒にラベル用紙位置規制部
材が回転することによってラベル用紙がシャフト部材に
巻き付くという不具合が発生するのを回避することがで
きる。
【0085】そして、第4発明のラベルプリンタによれ
ば、ラベル用紙位置規制部材を軸心方向にスライド可能
としたので、ラベル用紙の幅に応じてシャフト部材に対
するラベル保持部材の位置を変更することができる。
【0086】次に、第5発明のラベルプリンタによれ
ば、浮上規制部の端部をシャフト部材との間隙が広くな
るように構成したから、ラベル用紙位置規制部材の浮上
規制部とシャフト部材の間隙にラベル用紙の側縁部を通
す際に、該側縁部が浮上規制部の端部に引っかかりにく
くなる。これにより、上記間隙にラベル用紙を通しやす
くなり、作業性がより一層向上することになると共に、
上記端部以外の部分において、ラベル用紙の浮き上がり
が確実に規制されることになる。
【0087】そして、第6発明のラベルプリンタによれ
ば、ラベル用紙位置規制部材の両端に設けられた各嵌合
部を、それぞれ縦壁に架設された各シャフト部材に外嵌
させることにより、シャフト部材に対するラベル用紙位
置規制部材の回止めが実現される。
【0088】また、上記各嵌合部を各シャフト部材に外
嵌させたときに、該嵌合部がシャフト部材を弾力的に握
持するように構成したので、ラベル用紙位置規制部材を
シャフト部材の軸心方向にスライドさせるときには、所
定の大きさの抵抗力が発生することになる。これによ
り、ラベル用紙位置規制部材は規制位置にある程度の力
で保持されることになると共に、該規制部材をシャフト
部材上でスライドさせるときには所定の力が必要とな
り、ラベル用紙位置規制部材がシャフト部材上を簡単に
スライドするのを防止することができる。
【0089】さらに、上記ラベル用紙規制部材が弾力性
を有する材料で構成され、嵌合部がC字形に形成されて
いるから、シャフト部材の両端が縦壁に支持されたあと
でも上記嵌合部をシャフト部材に嵌めることができ、ラ
ベル用紙位置規制部材のシャフト部材への取付作業性が
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの
全体斜視図である。
【図2】 同ラベルプリンタに収納されるカセットの正
面図である。
【図3】 ロール収納部の構造を示す左側面図である。
【図4】 同じくロール収納部の構造を示す平面図であ
る。
【図5】 レバーユニットのロールホルダへの装着の様
子を示す作用図である。
【図6】 図3のタ−タ線から見た断面図である。
【図7】 ボビン及び滑りクラッチの構造を示す断面図
である。
【図8】 ボビンの正面図である。
【図9】 ボビンの作用断面図である。
【図10】 同じくボビンの作用正面図である。
【図11】 滑りクラッチの組立の様子を示す作用図で
ある。
【図12】 滑りクラッチのシャフト部材への取付けの
様子を示す作用図である。
【図13】 ラベル用紙の規制する機構を示す平面図で
ある。
【図14】 ラベル用紙位置規制部材の第1嵌合部周辺
を示す拡大図である。
【図15】 ラベル用紙位置規制部材のシャフト部材へ
の取付けの様子を示す作用図である。
【図16】 従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 計量皿 3 操作部 4 表示部 5 カセット収納部 10 カセット 11 フレーム 11a 縦壁 100 ロール収納部 101 ロールホルダ 102 スライド部材 103 ロール規制レバー 104 レバーユニット 200 印字部 201 剥離棒 202 印字ローラ 300 台紙巻取部 301 ボビン 303 シャフト部材 304 ボビン本体 305 レバー部材 306 ふた部材 308 スプリング 400 動力伝達機構 401 滑りクラッチ 402 スリーブ 402a フランジ部 403 クラッチ板 403c ギヤ部 404 プッシャ板 405 スプリング 502 第1シャフト部材 505 ラベル用紙位置規制部材 505b 第1嵌合部 505c 第2嵌合部 505e ラベル用紙浮上規制部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月16日(1999.3.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C060 CA14 2C064 BB01 3E095 BA03 CA02 DA03 DA06 DA16 DA22 FA30 3F055 AA01 CA09 DA26 FA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル用紙の移送経路に沿って立設され
    た縦壁と、該縦壁に回転可能に支持されたシャフト部材
    と、該シャフト部材に嵌合する巻取部材とが備えられ、
    ロール収納部にセットされたラベルロールからラベル用
    紙を繰り出して該ラベル用紙に所定の項目を印字して発
    行すると共に、上記巻取部材の回転によりラベルが剥離
    された部分の台紙を巻き取るように構成されたラベルプ
    リンタであって、上記シャフト部材に嵌合するスリーブ
    部材と、該スリーブ部材に取り付けられたクラッチ板
    と、同じく上記スリーブ部材に取り付けられ、上記スリ
    ーブ部材に設けられた受止部に上記クラッチ板を押し付
    けることにより、駆動源から上記クラッチ板に伝達され
    た回転力を上記スリーブ部材に伝達させる付勢部材とが
    備えられていることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 スリーブ部材に、クラッチ板の他面側に
    配置された押付板が取り付けられ、該押付板は、付勢部
    材により上記クラッチ板に押し付けられるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 スリーブ部材の受止部とクラッチ板とで
    構成される摩擦面、もしくは上記クラッチ板と押付板と
    で構成される摩擦面の少なくともどちらか一方の摩擦面
    の外径が、巻取部材の径より大きくされていることを特
    徴とする請求項2に記載のラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 付勢部材は、円錐形状のスプリング部材
    とされており、該スプリング部材の大径部が、押付板に
    おける摩擦部分の裏側を付勢するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のラベルプリンタ。
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