JP2000246902A - 画像形成装置 - Google Patents
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Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体ドラムを帯電させる帯電装置用の電源
装置および駆動回路系の小型化、簡素化、省電力化を図
る。 【解決手段】 インク担持ローラ30上の導電性インク
薄層36から感光体ドラム12上の静電潜像に応じてイ
ンクを飛翔させ、この飛翔インクを用紙に間接に付着さ
せて画像を形成する画像形成装置であって、インク担持
ローラ30の表面に多数の微小な凹部40を設け、各凹
部40内に導電性の微小な突起部42を形成し、これら
突起部42に静電潜像とは異なる極性の所定電圧を印加
する。
装置および駆動回路系の小型化、簡素化、省電力化を図
る。 【解決手段】 インク担持ローラ30上の導電性インク
薄層36から感光体ドラム12上の静電潜像に応じてイ
ンクを飛翔させ、この飛翔インクを用紙に間接に付着さ
せて画像を形成する画像形成装置であって、インク担持
ローラ30の表面に多数の微小な凹部40を設け、各凹
部40内に導電性の微小な突起部42を形成し、これら
突起部42に静電潜像とは異なる極性の所定電圧を印加
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク担持体上の
導電性インク薄層から潜像担持体上の静電潜像または記
録電極に印加される記録電圧に応じてインクを飛翔さ
せ、この飛翔インクを記録媒体に間接または直接に付着
させて画像を形成する画像形成装置に関する。
導電性インク薄層から潜像担持体上の静電潜像または記
録電極に印加される記録電圧に応じてインクを飛翔さ
せ、この飛翔インクを記録媒体に間接または直接に付着
させて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−295131号
公報おいて、潜像担持体上に書き込まれた静電潜像にイ
ンク担持体上から飛翔した導電性インク滴を付着させ、
これにより現像されたインク画像を用紙等の記録媒体に
転写して画像を形成する画像形成装置が提案されてい
る。
公報おいて、潜像担持体上に書き込まれた静電潜像にイ
ンク担持体上から飛翔した導電性インク滴を付着させ、
これにより現像されたインク画像を用紙等の記録媒体に
転写して画像を形成する画像形成装置が提案されてい
る。
【0003】この種の画像形成装置において導電性イン
ク滴の飛翔力は、静電潜像の電荷とインク担持体上の導
電性インクに誘導注入される電荷との差によって形成さ
れる電界により導電性インクにクーロン力が作用するこ
とで得られる。したがって、そのクーロン力を大きくし
て安定したインク飛翔を実現するための一つの方法とし
て、静電潜像の電位を高くして潜像担持体とインク担持
体間の電界強度を強くする方法がある。
ク滴の飛翔力は、静電潜像の電荷とインク担持体上の導
電性インクに誘導注入される電荷との差によって形成さ
れる電界により導電性インクにクーロン力が作用するこ
とで得られる。したがって、そのクーロン力を大きくし
て安定したインク飛翔を実現するための一つの方法とし
て、静電潜像の電位を高くして潜像担持体とインク担持
体間の電界強度を強くする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、静電潜
像の電位を高くしようとすれば、潜像担持体表面の帯電
電位を大きくする必要があり、そのためには帯電装置の
電圧を高くしなければならないので、必然的に電源装置
が大型化することになる。
像の電位を高くしようとすれば、潜像担持体表面の帯電
電位を大きくする必要があり、そのためには帯電装置の
電圧を高くしなければならないので、必然的に電源装置
が大型化することになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題を解決するために、インク担持体上の導電性インク薄
層から潜像担持体上の静電潜像または記録電極に印加さ
れる記録電圧に応じてインクを飛翔させ、この飛翔イン
クを記録媒体に間接または直接に付着させて画像を形成
する画像形成装置において、上記インク担持体の表面に
多数の微小な凹部を形成し、各凹部内に導電性の微小な
突起部を設け、これら突起部に上記静電潜像または上記
記録電圧とは異なる極性の所定電圧を印加することを特
徴とする。
題を解決するために、インク担持体上の導電性インク薄
層から潜像担持体上の静電潜像または記録電極に印加さ
れる記録電圧に応じてインクを飛翔させ、この飛翔イン
クを記録媒体に間接または直接に付着させて画像を形成
する画像形成装置において、上記インク担持体の表面に
多数の微小な凹部を形成し、各凹部内に導電性の微小な
突起部を設け、これら突起部に上記静電潜像または上記
記録電圧とは異なる極性の所定電圧を印加することを特
徴とする。
【0006】本発明の画像形成装置では、上記突起部お
よび突起部形成面以外のインク担持体の表面を絶縁材料
で構成するのが好ましい。
よび突起部形成面以外のインク担持体の表面を絶縁材料
で構成するのが好ましい。
【0007】
【発明の作用及び効果】本発明の画像形成装置によれ
ば、インク担持体上には導電性インク薄層が形成されて
おり、インク担持体表面の凹部内の突起部には静電潜像
または記録電圧の電位とは異なる極性の所定電圧が印加
されている。この状態でインク担持体が例えば潜像担持
体と対向すると、静電誘導により各突起部に潜像電位と
は逆極性の電荷が集中的に誘起され、この電荷が各突起
部の先端から導電性インクに効率良く注入される。この
ように注入された導電性インクの電荷と潜像担持体の電
荷との差によりこれらの間に電界が形成される。この電
界の作用によりインクに潜像担持体に向かう方向のクー
ロン力が働き、これにより各凹部に対応する位置でイン
クが盛り上がってインク薄層にメニスカスが形成され
る。
ば、インク担持体上には導電性インク薄層が形成されて
おり、インク担持体表面の凹部内の突起部には静電潜像
または記録電圧の電位とは異なる極性の所定電圧が印加
されている。この状態でインク担持体が例えば潜像担持
体と対向すると、静電誘導により各突起部に潜像電位と
は逆極性の電荷が集中的に誘起され、この電荷が各突起
部の先端から導電性インクに効率良く注入される。この
ように注入された導電性インクの電荷と潜像担持体の電
荷との差によりこれらの間に電界が形成される。この電
界の作用によりインクに潜像担持体に向かう方向のクー
ロン力が働き、これにより各凹部に対応する位置でイン
クが盛り上がってインク薄層にメニスカスが形成され
る。
【0008】このようにメニスカスが形成されたインク
薄層が潜像担持体上の静電潜像に対向すると、メニスカ
スに作用するクーロン力がさらに大きくなり、メニスカ
スの先端からインク滴が分離して飛翔する。飛翔したイ
ンク滴は静電潜像に一旦付着してインク画像となったの
ち記録媒体に転写されて画像が形成されるか、または上
記インク滴が記録媒体に直接付着して画像が形成され
る。
薄層が潜像担持体上の静電潜像に対向すると、メニスカ
スに作用するクーロン力がさらに大きくなり、メニスカ
スの先端からインク滴が分離して飛翔する。飛翔したイ
ンク滴は静電潜像に一旦付着してインク画像となったの
ち記録媒体に転写されて画像が形成されるか、または上
記インク滴が記録媒体に直接付着して画像が形成され
る。
【0009】このように本発明の画像形成装置によれ
ば、突起部の先端からインクに効率良く電荷注入されて
凹部に対応する位置でインク薄層にメニスカスが形成さ
れるため、低電界強度であってもインクが飛翔しやすく
なる。これにより、静電潜像または記録電圧の電位を低
くしても安定したインク飛翔を実現でき、潜像担持体帯
電用または記録電圧印加用の電源装置および駆動回路系
の小型化、簡素化、省電力化が可能になり、コストを安
価にできる。
ば、突起部の先端からインクに効率良く電荷注入されて
凹部に対応する位置でインク薄層にメニスカスが形成さ
れるため、低電界強度であってもインクが飛翔しやすく
なる。これにより、静電潜像または記録電圧の電位を低
くしても安定したインク飛翔を実現でき、潜像担持体帯
電用または記録電圧印加用の電源装置および駆動回路系
の小型化、簡素化、省電力化が可能になり、コストを安
価にできる。
【0010】また、静電潜像または記録電圧の電位を低
くできることにより、放電などの他のエレメントに対す
る電気的な影響を低減することもできるため、インク作
像システム全体として安定したものになり、耐久性や環
境変化に対する信頼性を非常に高いものにできる。
くできることにより、放電などの他のエレメントに対す
る電気的な影響を低減することもできるため、インク作
像システム全体として安定したものになり、耐久性や環
境変化に対する信頼性を非常に高いものにできる。
【0011】さらに、インク担持体からはそれぞれ分離
した各凹部内にあるインクが飛翔するため、隣接して起
こるインク飛翔間で相互干渉するというクロストーク現
象が発生せず、クロストークによる画質の劣化を防止で
きる。
した各凹部内にあるインクが飛翔するため、隣接して起
こるインク飛翔間で相互干渉するというクロストーク現
象が発生せず、クロストークによる画質の劣化を防止で
きる。
【0012】さらにまた、本発明の画像形成装置におい
て、上記突起部および突起部形成面以外のインク担持体
の表面を絶縁材料で構成すれば、インク担持体上の導電
性インク薄層には上記突起部のみから電荷注入がなされ
るので、上記凹部に対応する位置からインクを正確に飛
翔させることができ、画質の向上を図れる。
て、上記突起部および突起部形成面以外のインク担持体
の表面を絶縁材料で構成すれば、インク担持体上の導電
性インク薄層には上記突起部のみから電荷注入がなされ
るので、上記凹部に対応する位置からインクを正確に飛
翔させることができ、画質の向上を図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態である画像形成装置10の概略構成図である。こ
の画像形成装置10は、潜像担持体である感光体ドラム
12を備えている。感光体ドラム12は、矢印a方向に
回転駆動されるようになっている。感光体ドラム12の
周囲には、その回転方向に沿って順に、感光体ドラム1
2の表面を均一帯電させるコロナ帯電装置14と、均一
帯電した感光体ドラム12の表面に露光して露光部の電
荷を消去することにより非露光部の電荷を残して静電潜
像を書き込む露光装置16と、書き込まれた静電潜像を
導電性インクで現像するインク現像装置18と、現像さ
れたインク画像を記録媒体である用紙Sに転写する転写
ローラ20と、転写後の感光体ドラム12の表面に残留
するインクを回収するクリーニング装置22と、静電潜
像を消去する除電装置24とが配置されている。
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態である画像形成装置10の概略構成図である。こ
の画像形成装置10は、潜像担持体である感光体ドラム
12を備えている。感光体ドラム12は、矢印a方向に
回転駆動されるようになっている。感光体ドラム12の
周囲には、その回転方向に沿って順に、感光体ドラム1
2の表面を均一帯電させるコロナ帯電装置14と、均一
帯電した感光体ドラム12の表面に露光して露光部の電
荷を消去することにより非露光部の電荷を残して静電潜
像を書き込む露光装置16と、書き込まれた静電潜像を
導電性インクで現像するインク現像装置18と、現像さ
れたインク画像を記録媒体である用紙Sに転写する転写
ローラ20と、転写後の感光体ドラム12の表面に残留
するインクを回収するクリーニング装置22と、静電潜
像を消去する除電装置24とが配置されている。
【0014】なお、静電潜像の書き込み方式は露光方式
に限定されるものではなく、他の方式、例えばイオンフ
ロー方式、焦電方式、あるいは強誘電体を熱や電気によ
り分極させる方式などによって静電潜像を書き込むよう
にしてもよい。また、多数の微細電極をドラムの表面全
体に形成してもよい。これらの技術は公知のものであ
る。さらに、図示していないが、用紙Sに転写されたイ
ンク画像を乾燥して定着させるインク定着装置を必要に
応じて設けてもよい。
に限定されるものではなく、他の方式、例えばイオンフ
ロー方式、焦電方式、あるいは強誘電体を熱や電気によ
り分極させる方式などによって静電潜像を書き込むよう
にしてもよい。また、多数の微細電極をドラムの表面全
体に形成してもよい。これらの技術は公知のものであ
る。さらに、図示していないが、用紙Sに転写されたイ
ンク画像を乾燥して定着させるインク定着装置を必要に
応じて設けてもよい。
【0015】インク現像装置18は、図2に示すよう
に、感光体ドラム12に対向する開口部を有するケーシ
ング26を備えている。ケーシング26の内部には、導
電性インク28が収容されている。ケーシング26の開
口部には、インク担持ローラ30が感光体ドラム12と
の間に僅かな隙間をあけて平行に対向配置されるととも
に矢印b方向に回転駆動可能になっている。インク担持
ローラ30は、オフセット電源38に電気的に接続され
ている。ケーシング26の上部縁部26aとインク担持
ローラ30との間にはシールローラ32が設けてあり、
これによりインクの漏れと乾燥を防止している。インク
担持ローラ30に対してシールローラ32と反対側のケ
ーシング26の上部縁部には、規制ブレード34がイン
ク担持ローラ30との間の隙間を調節可能に設けられて
いる。これにより、インク担持ローラ30が回転する
と、感光体ドラム12に対向するインク担持ローラ30
の表面を覆って導電性インク薄層36が一様に形成され
る。このインク薄層36は、規制ブレード34を調節す
ることにより所定厚みに規制することができる。
に、感光体ドラム12に対向する開口部を有するケーシ
ング26を備えている。ケーシング26の内部には、導
電性インク28が収容されている。ケーシング26の開
口部には、インク担持ローラ30が感光体ドラム12と
の間に僅かな隙間をあけて平行に対向配置されるととも
に矢印b方向に回転駆動可能になっている。インク担持
ローラ30は、オフセット電源38に電気的に接続され
ている。ケーシング26の上部縁部26aとインク担持
ローラ30との間にはシールローラ32が設けてあり、
これによりインクの漏れと乾燥を防止している。インク
担持ローラ30に対してシールローラ32と反対側のケ
ーシング26の上部縁部には、規制ブレード34がイン
ク担持ローラ30との間の隙間を調節可能に設けられて
いる。これにより、インク担持ローラ30が回転する
と、感光体ドラム12に対向するインク担持ローラ30
の表面を覆って導電性インク薄層36が一様に形成され
る。このインク薄層36は、規制ブレード34を調節す
ることにより所定厚みに規制することができる。
【0016】図3(a)に示すように、インク担持ロー
ラ30の表面には多数の微小な凹部40がマトリックス
配置で形成されている。ただし、各凹部40はマトリッ
クス配置に限定されず、例えば図3(b)に示すような
千鳥配置や、その他の一定パターンの配置であってもよ
い。図4に示すように、円柱状の内部空間を有する各凹
部40内には、例えば金属等の導電性材料からなる円錐
状の微小な突起部42が設けてある。各突起部42に
は、凹部42の底面を介してオフセット電源38から潜
像電位とは異なる極性、例えばプラスの所定電圧がそれ
ぞれ印加されるようになっている。なお、インク担持ロ
ーラ30を直接接地して、上記所定電圧を接地電圧とし
てもよい。
ラ30の表面には多数の微小な凹部40がマトリックス
配置で形成されている。ただし、各凹部40はマトリッ
クス配置に限定されず、例えば図3(b)に示すような
千鳥配置や、その他の一定パターンの配置であってもよ
い。図4に示すように、円柱状の内部空間を有する各凹
部40内には、例えば金属等の導電性材料からなる円錐
状の微小な突起部42が設けてある。各突起部42に
は、凹部42の底面を介してオフセット電源38から潜
像電位とは異なる極性、例えばプラスの所定電圧がそれ
ぞれ印加されるようになっている。なお、インク担持ロ
ーラ30を直接接地して、上記所定電圧を接地電圧とし
てもよい。
【0017】インク担持ローラ30の軸方向および回転
方向における凹部40のピッチpは、20〜100μm
程度が好ましい。凹部40の幅aと凹部間の幅bとの比
a:bは、必ずしも1:1でなくてもよく、7:3〜
3:7の範囲であることが好ましい。凹部40の幅aが
上記範囲より小さいと製造しにくくなり、一方、上記範
囲より大きいと解像度が低下するからである。凹部40
の深さcは10〜100μm程度が好ましい。凹部40
の深さcが10μmより小さいと凹部40内にインクを
充填しにくくなり、一方、100μmより大きいと製造
しにくくなるからである。また、突起部42の高さdは
c×0.5≦d≦c×1.3であることが好ましく、円
錐状の突起部42の広がり角度θは30°〜90°程度
が好ましい。
方向における凹部40のピッチpは、20〜100μm
程度が好ましい。凹部40の幅aと凹部間の幅bとの比
a:bは、必ずしも1:1でなくてもよく、7:3〜
3:7の範囲であることが好ましい。凹部40の幅aが
上記範囲より小さいと製造しにくくなり、一方、上記範
囲より大きいと解像度が低下するからである。凹部40
の深さcは10〜100μm程度が好ましい。凹部40
の深さcが10μmより小さいと凹部40内にインクを
充填しにくくなり、一方、100μmより大きいと製造
しにくくなるからである。また、突起部42の高さdは
c×0.5≦d≦c×1.3であることが好ましく、円
錐状の突起部42の広がり角度θは30°〜90°程度
が好ましい。
【0018】なお、突起部42の形状は円錐状に限られ
ず、角錐状であってもよい。また、図5(a)に示すよ
うに凹部40の内部空間を半球形状としてもよい。さら
に、図5(b)に示すように凹部40の内部空間を円錐
状または角錐状としてもよいし、図5(c)に示すよう
に凹部40の内部空間を円錐台状または角錐台状として
もよい。
ず、角錐状であってもよい。また、図5(a)に示すよ
うに凹部40の内部空間を半球形状としてもよい。さら
に、図5(b)に示すように凹部40の内部空間を円錐
状または角錐状としてもよいし、図5(c)に示すよう
に凹部40の内部空間を円錐台状または角錐台状として
もよい。
【0019】上記インク担持ローラ30の凹部40およ
び突起部42は、Spindt(スピント)型冷陰極の
場合と同様に、次のようにして形成される。図6に示す
ように、まず、インク担持ローラ30の基体となる金属
ローラ30aの表面に、SiO2からなる絶縁膜30b
と、ゲート膜30cを順次形成する。次に、ゲート膜3
0cにイオンエッチング法により孔44を開ける。孔4
4の直径は、凹部40の幅aに対しa×0.5程度にす
るのが好ましい。この孔44を介してエッチングまたは
イオンエッチングを行って絶縁膜30bを取り去ること
により凹部40を形成する。次に、ゲート膜30c上に
Ni膜30dを成膜した後に、突起部42の材料となる
Mo膜42aを成膜する。すると、Mo膜42aが成膜
される過程で、ゲート膜30cの孔42を介してMoが
凹部40の底面に次第に堆積してゆき、これにより円錐
状の突起部42が形成される。そして、最後にゲート膜
30c、Ni膜30dおよびMo膜42aを剥離して除
去することにより、凹部40および突起部42の形成が
完了する。
び突起部42は、Spindt(スピント)型冷陰極の
場合と同様に、次のようにして形成される。図6に示す
ように、まず、インク担持ローラ30の基体となる金属
ローラ30aの表面に、SiO2からなる絶縁膜30b
と、ゲート膜30cを順次形成する。次に、ゲート膜3
0cにイオンエッチング法により孔44を開ける。孔4
4の直径は、凹部40の幅aに対しa×0.5程度にす
るのが好ましい。この孔44を介してエッチングまたは
イオンエッチングを行って絶縁膜30bを取り去ること
により凹部40を形成する。次に、ゲート膜30c上に
Ni膜30dを成膜した後に、突起部42の材料となる
Mo膜42aを成膜する。すると、Mo膜42aが成膜
される過程で、ゲート膜30cの孔42を介してMoが
凹部40の底面に次第に堆積してゆき、これにより円錐
状の突起部42が形成される。そして、最後にゲート膜
30c、Ni膜30dおよびMo膜42aを剥離して除
去することにより、凹部40および突起部42の形成が
完了する。
【0020】なお、上記凹部40の形成方法はエッチン
グに限られず、切削加工や電気鋳造加工やエキシマレー
ザ加工により凹部40を形成してもよい。また、本実施
形態では、突起部42および突起部形成面である凹部4
0の底面以外のインク担持ローラ30の表面を絶縁材料
で構成したが、インク担持ローラ30の表面全体が導電
性材料で構成されていてもよい。この場合、金属ローラ
の外周面に上記凹部40および上記突起部42を形成し
てもよいし、あるいは、少なくとも表層部が樹脂からな
るローラの外周面に凹部40および突起部42を形成し
た後にスパッタリングなどで表面全体に導電性被膜を形
成してもよい。さらに、シート上に凹部40および突起
部42を形成した後に、このシートをローラ外周に接着
することにより、インク担持ローラ30を製造してもよ
い。
グに限られず、切削加工や電気鋳造加工やエキシマレー
ザ加工により凹部40を形成してもよい。また、本実施
形態では、突起部42および突起部形成面である凹部4
0の底面以外のインク担持ローラ30の表面を絶縁材料
で構成したが、インク担持ローラ30の表面全体が導電
性材料で構成されていてもよい。この場合、金属ローラ
の外周面に上記凹部40および上記突起部42を形成し
てもよいし、あるいは、少なくとも表層部が樹脂からな
るローラの外周面に凹部40および突起部42を形成し
た後にスパッタリングなどで表面全体に導電性被膜を形
成してもよい。さらに、シート上に凹部40および突起
部42を形成した後に、このシートをローラ外周に接着
することにより、インク担持ローラ30を製造してもよ
い。
【0021】次に、上記構成からなる画像形成装置10
の動作について説明する。インク担持ローラ30が矢印
b方向に回転駆動されると、規制ブレード34で規制さ
れることにより、インク薄層36が感光体ドラム12に
対向するインク担持ローラ30の表面を覆って一様に形
成される。また、インク担持ローラ30上の各突起部4
2には、オフセット電源38からプラスの所定電圧が印
加されている。
の動作について説明する。インク担持ローラ30が矢印
b方向に回転駆動されると、規制ブレード34で規制さ
れることにより、インク薄層36が感光体ドラム12に
対向するインク担持ローラ30の表面を覆って一様に形
成される。また、インク担持ローラ30上の各突起部4
2には、オフセット電源38からプラスの所定電圧が印
加されている。
【0022】図7に示すように、上記インク薄層36が
平滑表面に形成される場合、凹部40の底面からインク
薄層36の表面までの距離をL1、突起部42の先端か
らインク薄層36の表面までの距離をL2、凹部42間
の表面46からインク薄層36の表面までの距離をL3
とすると、インク薄層36は次の2つの不等式のいずれ
かに合致するように形成されることが好ましい。
平滑表面に形成される場合、凹部40の底面からインク
薄層36の表面までの距離をL1、突起部42の先端か
らインク薄層36の表面までの距離をL2、凹部42間
の表面46からインク薄層36の表面までの距離をL3
とすると、インク薄層36は次の2つの不等式のいずれ
かに合致するように形成されることが好ましい。
【0023】
【数1】 L1>L2≧L3… 又は L1>L3≧L2…
【0024】図7(a)に示す場合、すなわち突起部4
2の高さが凹部40の深さより低く、かつ凹部40間の
表面46を完全に覆ってインク薄層36が形成されてい
る場合は上記式に該当する。また、図7(b)に示す
場合、すなわち突起部42の高さが凹部40の深さより
低く、かつほとんど凹部40内だけにインクが充填され
るようにインク薄層36が形成されている場合も上記式
に該当する。なお、図示していないが、突起部42の
高さが凹部40の深さと同じで、かつ凹部40間の表面
46を完全に覆ってインク薄層36が形成されている場
合もまた上記式に該当する。一方、図7(c)に示す
場合、すなわち突起部42の高さが凹部40の深さより
高く、かつ突起部42の先端を完全に覆ってインク薄層
36が形成されている場合は上記式に該当する。後述
するように突起部42の先端からインクに電荷注入が行
われるためには、いずれの場合にも突起部42の先端が
インクで覆われていることが必要である。
2の高さが凹部40の深さより低く、かつ凹部40間の
表面46を完全に覆ってインク薄層36が形成されてい
る場合は上記式に該当する。また、図7(b)に示す
場合、すなわち突起部42の高さが凹部40の深さより
低く、かつほとんど凹部40内だけにインクが充填され
るようにインク薄層36が形成されている場合も上記式
に該当する。なお、図示していないが、突起部42の
高さが凹部40の深さと同じで、かつ凹部40間の表面
46を完全に覆ってインク薄層36が形成されている場
合もまた上記式に該当する。一方、図7(c)に示す
場合、すなわち突起部42の高さが凹部40の深さより
高く、かつ突起部42の先端を完全に覆ってインク薄層
36が形成されている場合は上記式に該当する。後述
するように突起部42の先端からインクに電荷注入が行
われるためには、いずれの場合にも突起部42の先端が
インクで覆われていることが必要である。
【0025】図8に示すように、比較的低粘度のインク
がインク担持ローラ30の表面に薄く塗布された場合、
インク薄層36は凹部40および突起部42にならって
凹凸表面となる。この場合、凹部40の深さをL4、凹
部40の底面からインク薄層36の表面までの最小距離
をL1’とすると、インク薄層36は次の不等式に合致
するように形成されていることが好ましい。
がインク担持ローラ30の表面に薄く塗布された場合、
インク薄層36は凹部40および突起部42にならって
凹凸表面となる。この場合、凹部40の深さをL4、凹
部40の底面からインク薄層36の表面までの最小距離
をL1’とすると、インク薄層36は次の不等式に合致
するように形成されていることが好ましい。
【0026】
【数2】L4 > L1’…
【0027】図8(a)は突起部42の高さが凹部40
の深さより低く、かつ凹部40間の表面46がインクで
覆われている場合を示し、図8(b)は突起部42の高
さが凹部の深さより低く、かつ凹部40間の表面46が
ほとんどインクで覆われていない場合を示す。なお、図
示していないが、突起部42の高さが凹部40の深さと
同じである場合で、上記式を満たすようにインク薄層
36を形成してもよい。一方、図8(c)は、突起部4
2の高さが凹部40の深さより高く、かつ凹部40間の
表面46がインクで覆われている場合を示す。後述する
ように突起部42の先端からインクに電荷注入が行われ
るためには、いずれの場合にも突起部42の先端がイン
クで覆われていることが必要である。
の深さより低く、かつ凹部40間の表面46がインクで
覆われている場合を示し、図8(b)は突起部42の高
さが凹部の深さより低く、かつ凹部40間の表面46が
ほとんどインクで覆われていない場合を示す。なお、図
示していないが、突起部42の高さが凹部40の深さと
同じである場合で、上記式を満たすようにインク薄層
36を形成してもよい。一方、図8(c)は、突起部4
2の高さが凹部40の深さより高く、かつ凹部40間の
表面46がインクで覆われている場合を示す。後述する
ように突起部42の先端からインクに電荷注入が行われ
るためには、いずれの場合にも突起部42の先端がイン
クで覆われていることが必要である。
【0028】上記不等式を満たすようにインク薄層36
が形成された状態でインク担持ローラ30が接地された
感光体ドラム12に対向すると、図9に示すように、各
凹部40内の突起部42には静電誘導により潜像電位と
は逆極性の電荷すなわちプラス電荷が誘起され、このプ
ラス電荷が各突起部42の尖った先端からインク薄層3
6に効率良く注入される。このように注入されたインク
薄層36のプラス電荷と感光体ドラム12の電荷との差
によりこれらの間に電界が形成される。この電界の作用
によりインクに感光体ドラム12へ向かう方向のクーロ
ン力が働き、これにより各凹部40に対応する位置でイ
ンクが盛り上がってメニスカス52が形成される。
が形成された状態でインク担持ローラ30が接地された
感光体ドラム12に対向すると、図9に示すように、各
凹部40内の突起部42には静電誘導により潜像電位と
は逆極性の電荷すなわちプラス電荷が誘起され、このプ
ラス電荷が各突起部42の尖った先端からインク薄層3
6に効率良く注入される。このように注入されたインク
薄層36のプラス電荷と感光体ドラム12の電荷との差
によりこれらの間に電界が形成される。この電界の作用
によりインクに感光体ドラム12へ向かう方向のクーロ
ン力が働き、これにより各凹部40に対応する位置でイ
ンクが盛り上がってメニスカス52が形成される。
【0029】このようにメニスカス52が形成されたイ
ンク薄層36が感光体ドラム12上のマイナス帯電した
静電潜像に対向すると、メニスカス52に作用するクー
ロン力がさらに大きくなり、その結果、メニスカス52
の先端からインク滴が分離して飛翔する。飛翔したイン
ク滴は静電潜像に一旦付着してインク画像となったの
ち、用紙Sに転写されて画像が形成される。このよう
に、本実施形態の画像形成装置10では、インク担持ロ
ーラ30から飛翔したインク滴を感光体ドラム12上の
静電潜像に一旦付着させてインク画像を形成したのち、
このインク画像を用紙Sに転写するというように、イン
ク担持ローラ30からのインク滴を用紙Sに間接に付着
させて画像形成を行うものである。
ンク薄層36が感光体ドラム12上のマイナス帯電した
静電潜像に対向すると、メニスカス52に作用するクー
ロン力がさらに大きくなり、その結果、メニスカス52
の先端からインク滴が分離して飛翔する。飛翔したイン
ク滴は静電潜像に一旦付着してインク画像となったの
ち、用紙Sに転写されて画像が形成される。このよう
に、本実施形態の画像形成装置10では、インク担持ロ
ーラ30から飛翔したインク滴を感光体ドラム12上の
静電潜像に一旦付着させてインク画像を形成したのち、
このインク画像を用紙Sに転写するというように、イン
ク担持ローラ30からのインク滴を用紙Sに間接に付着
させて画像形成を行うものである。
【0030】以上に説明したように本実施形態の画像形
成装置10によれば、突起部42の先端からインクに効
率良く電荷注入されて凹部40に対応する位置でインク
薄層にメニスカスが形成されるため、低電界強度であっ
てもインクが飛翔しやすくなる。これにより、静電潜像
の電位を低くしても安定したインク飛翔を実現でき、感
光体ドラム帯電用の電源装置および駆動回路系の小型
化、簡素化、省電力化が可能になり、コストを安価にで
きる。
成装置10によれば、突起部42の先端からインクに効
率良く電荷注入されて凹部40に対応する位置でインク
薄層にメニスカスが形成されるため、低電界強度であっ
てもインクが飛翔しやすくなる。これにより、静電潜像
の電位を低くしても安定したインク飛翔を実現でき、感
光体ドラム帯電用の電源装置および駆動回路系の小型
化、簡素化、省電力化が可能になり、コストを安価にで
きる。
【0031】また、静電潜像の電位を低くできることに
より、他のエレメント(例えば、インク担持ローラ3
0、インク現像装置18のケーシング26、規制ブレー
ド34など)に対する放電などの電気的影響を低減する
こともできるため、インク作像システム全体として安定
したものになり、耐久性や環境変化に対する信頼性を非
常に高いものにできる。
より、他のエレメント(例えば、インク担持ローラ3
0、インク現像装置18のケーシング26、規制ブレー
ド34など)に対する放電などの電気的影響を低減する
こともできるため、インク作像システム全体として安定
したものになり、耐久性や環境変化に対する信頼性を非
常に高いものにできる。
【0032】さらに、インク担持ローラ30からはそれ
ぞれ分離した各凹部42内にあるインクが飛翔するた
め、隣接して起こるインク飛翔間で相互干渉するという
クロストーク現象が発生せず、クロストークによる画質
の劣化を防止できる。特に、図7(b)、図8(b)に
示すインク薄層状態は、クロストークの低減に効果が大
きい。
ぞれ分離した各凹部42内にあるインクが飛翔するた
め、隣接して起こるインク飛翔間で相互干渉するという
クロストーク現象が発生せず、クロストークによる画質
の劣化を防止できる。特に、図7(b)、図8(b)に
示すインク薄層状態は、クロストークの低減に効果が大
きい。
【0033】さらにまた、上記突起部42および凹部4
0の底面以外のインク担持ローラ30の表面を絶縁材料
で構成してあることから、インク担持ローラ30上のイ
ンク薄層36には上記突起部42のみから電荷注入がな
されるので、上記凹部40に対応する位置からインクを
正確に飛翔させることができ、画質の向上を図れる。
0の底面以外のインク担持ローラ30の表面を絶縁材料
で構成してあることから、インク担持ローラ30上のイ
ンク薄層36には上記突起部42のみから電荷注入がな
されるので、上記凹部40に対応する位置からインクを
正確に飛翔させることができ、画質の向上を図れる。
【0034】ここで、本実施形態の画像形成装置10を
用いてインク飛翔実験を行った。そのときの条件は次の
ようにした。感光体ドラム12には、OPC感光体ドラ
ムを使用し、感光体ドラム12の帯電電位(すなわち静
電潜像の電位)を−300Vとし、現像スピード(すな
わち感光体ドラムの周速)を200mm/secとし
た。
用いてインク飛翔実験を行った。そのときの条件は次の
ようにした。感光体ドラム12には、OPC感光体ドラ
ムを使用し、感光体ドラム12の帯電電位(すなわち静
電潜像の電位)を−300Vとし、現像スピード(すな
わち感光体ドラムの周速)を200mm/secとし
た。
【0035】また、インク担持ローラ30については、
直径を100mm、周速を200mm/sec、凹部4
0のピッチpを20μm、凹部40の幅aと凹部40間
の幅bの比a:bを1:1、凹部40の深さcを10μ
m、突起部42の高さdを8μm、突起部42の広がり
角度θを30°とした。このようなインク担持ローラ3
0は、図6の製造工程により凹部40と突起部42を形
成したシートをアルミニウム管の外周に接着することに
より製造した。
直径を100mm、周速を200mm/sec、凹部4
0のピッチpを20μm、凹部40の幅aと凹部40間
の幅bの比a:bを1:1、凹部40の深さcを10μ
m、突起部42の高さdを8μm、突起部42の広がり
角度θを30°とした。このようなインク担持ローラ3
0は、図6の製造工程により凹部40と突起部42を形
成したシートをアルミニウム管の外周に接着することに
より製造した。
【0036】また、各突起部42にはオフセット電源3
8により+1.5kVの電圧を印加した。さらに、現像
ギャップgを500μmとした。そして、使用した導電
性インクの組成は、カーボンブラック(ブラック)、ク
ロモフタルイエロー(イエロー)、キナクリドンマゼン
タ(マゼンタ)または銅フタロシアニンブルー(シア
ン)のいずれかを10wt%、溶媒として水を86.9
9wt%、界面活性剤としてフッ素系界面活性剤を0.
01wt%、粘度調整剤としてポリエチレングリコール
を1wt%、分散剤としてスチレンアクリル酸塩を2w
t%とした。これらの条件の下で実験したところ、イン
クは静電潜像に対して良好に飛翔した。
8により+1.5kVの電圧を印加した。さらに、現像
ギャップgを500μmとした。そして、使用した導電
性インクの組成は、カーボンブラック(ブラック)、ク
ロモフタルイエロー(イエロー)、キナクリドンマゼン
タ(マゼンタ)または銅フタロシアニンブルー(シア
ン)のいずれかを10wt%、溶媒として水を86.9
9wt%、界面活性剤としてフッ素系界面活性剤を0.
01wt%、粘度調整剤としてポリエチレングリコール
を1wt%、分散剤としてスチレンアクリル酸塩を2w
t%とした。これらの条件の下で実験したところ、イン
クは静電潜像に対して良好に飛翔した。
【0037】これに対し、比較実験では、感光体ドラム
12の帯電電位を−600Vとするとともに、インク担
持ローラ30として凹部も突起部もない平滑表面のアル
ミニウム管を用い、他の条件を上記実験と同様にしたと
ころインクは飛翔しなかった。これにより、本実施形態
の画像形成装置10によれば、低電界強度下においても
安定したインク飛翔が可能であることが確認できた。
12の帯電電位を−600Vとするとともに、インク担
持ローラ30として凹部も突起部もない平滑表面のアル
ミニウム管を用い、他の条件を上記実験と同様にしたと
ころインクは飛翔しなかった。これにより、本実施形態
の画像形成装置10によれば、低電界強度下においても
安定したインク飛翔が可能であることが確認できた。
【0038】次に、図10,11を参照して本発明の別
の実施形態である画像形成装置60について説明する。
上記画像形成装置10では、インク担持ローラ30から
飛翔したインク滴を用紙Sに間接に付着させて画像形成
を行ったが、本実施形態の画像形成装置60はインク担
持ローラ30から飛翔したインク滴を用紙Sに直接付着
させて画像を形成するものである。そのために、画像形
成装置60では、図10に示すように、互いに対向する
感光体ドラム12とインク現像装置18との間を用紙S
が感光体ドラム12と接触しながら搬送されるようにし
てある。他の構成は上記画像形成装置10とほぼ同じで
あるが、感光体ドラム12にインクが付着することがな
いのでクリーニング装置22を省くことができる。ま
た、感光体ドラム12に対する用紙Sの密着性をよくす
るために、一対の密着ローラ62,64を必要に応じて
設けてもよい。
の実施形態である画像形成装置60について説明する。
上記画像形成装置10では、インク担持ローラ30から
飛翔したインク滴を用紙Sに間接に付着させて画像形成
を行ったが、本実施形態の画像形成装置60はインク担
持ローラ30から飛翔したインク滴を用紙Sに直接付着
させて画像を形成するものである。そのために、画像形
成装置60では、図10に示すように、互いに対向する
感光体ドラム12とインク現像装置18との間を用紙S
が感光体ドラム12と接触しながら搬送されるようにし
てある。他の構成は上記画像形成装置10とほぼ同じで
あるが、感光体ドラム12にインクが付着することがな
いのでクリーニング装置22を省くことができる。ま
た、感光体ドラム12に対する用紙Sの密着性をよくす
るために、一対の密着ローラ62,64を必要に応じて
設けてもよい。
【0039】上記画像形成装置60におけるインク飛翔
原理は、上記において図9を参照して説明したのと同様
である。図11に示すように、インク担持ローラ30上
の凹部40に対応する位置から感光体ドラム12の潜像
部に向けて飛翔したインクが用紙Sに直接付着して画像
が形成される。本実施形態の画像形成装置60によって
もまた、上記画像形成装置10と同様の効果を得ること
ができる。
原理は、上記において図9を参照して説明したのと同様
である。図11に示すように、インク担持ローラ30上
の凹部40に対応する位置から感光体ドラム12の潜像
部に向けて飛翔したインクが用紙Sに直接付着して画像
が形成される。本実施形態の画像形成装置60によって
もまた、上記画像形成装置10と同様の効果を得ること
ができる。
【0040】次に、図12,13を参照して本発明のさ
らに別の実施形態である画像形成装置70について説明
する。この画像形成装置70では、記録電極72が用紙
Sを介してインク現像装置18のインク担持ローラ30
に対向している。用紙Sは記録電極72の下部に接触し
つつ矢印方向に搬送される。記録電極72は、図13に
示すように、用紙搬送方向と直交する方向に沿って等間
隔で配列された多数の個別電極74と、これら個別電極
74の周囲を覆う保護絶縁部76とで構成される。上記
個別電極74は、画像の画素密度に対応する密度で配置
され、各先端部が記録電極72の下部に露出している。
また、各個別電極74はそれぞれ、スイッチ78を介し
て電源80に接続されている。スイッチ78は、画像情
報に応じて選択的にオンされ、これによりインクを飛翔
させてドットを形成すべき位置の個別電極74にマイナ
ス極性の記録電圧が印加されるようになっている。な
お、記録電極72の構成を図13に例示したが、記録電
極72はこの形態に限定されるものではなく、他の形態
のマルチスタイラス電極を使用してもよい。
らに別の実施形態である画像形成装置70について説明
する。この画像形成装置70では、記録電極72が用紙
Sを介してインク現像装置18のインク担持ローラ30
に対向している。用紙Sは記録電極72の下部に接触し
つつ矢印方向に搬送される。記録電極72は、図13に
示すように、用紙搬送方向と直交する方向に沿って等間
隔で配列された多数の個別電極74と、これら個別電極
74の周囲を覆う保護絶縁部76とで構成される。上記
個別電極74は、画像の画素密度に対応する密度で配置
され、各先端部が記録電極72の下部に露出している。
また、各個別電極74はそれぞれ、スイッチ78を介し
て電源80に接続されている。スイッチ78は、画像情
報に応じて選択的にオンされ、これによりインクを飛翔
させてドットを形成すべき位置の個別電極74にマイナ
ス極性の記録電圧が印加されるようになっている。な
お、記録電極72の構成を図13に例示したが、記録電
極72はこの形態に限定されるものではなく、他の形態
のマルチスタイラス電極を使用してもよい。
【0041】上記画像形成装置70におけるインク飛翔
原理は、上記画像形成装置60の場合と同様である。た
だ、感光体ドラム12が記録電極72に置き換えられ、
マイナス電荷を有する潜像部が、マイナス極性の記録電
圧が印加された個別電極74に代わっただけである。個
別電極74に記録電圧が印加されると、これに対向する
インク担持ローラ30の凹部40に対応する位置からイ
ンク滴が飛翔し、このインク滴が用紙Sに直接付着して
画像が形成される。このように本実施形態の画像形成装
置70でもまた、上記インク現像装置18を用いている
ので、上記画像形成装置10と同様の効果を得ることが
できる。
原理は、上記画像形成装置60の場合と同様である。た
だ、感光体ドラム12が記録電極72に置き換えられ、
マイナス電荷を有する潜像部が、マイナス極性の記録電
圧が印加された個別電極74に代わっただけである。個
別電極74に記録電圧が印加されると、これに対向する
インク担持ローラ30の凹部40に対応する位置からイ
ンク滴が飛翔し、このインク滴が用紙Sに直接付着して
画像が形成される。このように本実施形態の画像形成装
置70でもまた、上記インク現像装置18を用いている
ので、上記画像形成装置10と同様の効果を得ることが
できる。
【0042】なお、以上に説明した各画像形成装置1
0,60,70では、インク担持体としてローラ30を
用いたが、図14に示すように、上記インク担持ローラ
30と同様の表層構造を有するインク担持ベルト48を
インク現像装置18aに用いてもよい。
0,60,70では、インク担持体としてローラ30を
用いたが、図14に示すように、上記インク担持ローラ
30と同様の表層構造を有するインク担持ベルト48を
インク現像装置18aに用いてもよい。
【0043】また、上記説明では静電潜像または記録電
圧の極性をマイナスとして説明したが、これとは逆に静
電潜像または記録電圧の極性がプラスの場合にも本発明
を適用することができる。
圧の極性をマイナスとして説明したが、これとは逆に静
電潜像または記録電圧の極性がプラスの場合にも本発明
を適用することができる。
【図1】 本発明の一実施形態である画像形成装置の概
略構成図。
略構成図。
【図2】 インク現像装置の拡大図。
【図3】 (a),(b)は、インク担持ローラ上の突
起部の配置パターンを示す部分拡大平面図。
起部の配置パターンを示す部分拡大平面図。
【図4】 図3(a)のIV−IV線断面図。
【図5】 (a)〜(c)は、インク担持ローラの凹部
形状の変形例を示す部分拡大断面図。
形状の変形例を示す部分拡大断面図。
【図6】 インク担持ローラの凹部および突起部の製造
工程を示す図。
工程を示す図。
【図7】 インク担持ローラ上に平滑表面のインク薄層
を形成した状態を示す部分拡大図。
を形成した状態を示す部分拡大図。
【図8】 インク担持ローラ上に凹凸表面のインク薄層
を形成した状態を示す部分拡大図。
を形成した状態を示す部分拡大図。
【図9】 インク担持ローラ上の凹部からインクが飛翔
する原理を説明するための部分拡大図。
する原理を説明するための部分拡大図。
【図10】 本発明の別の実施形態である画像形成装置
の概略構成図。
の概略構成図。
【図11】 インク担持ローラ上の凹部から飛翔したイ
ンクが用紙に直接付着する状態を示す部分拡大図。
ンクが用紙に直接付着する状態を示す部分拡大図。
【図12】 本発明のさらに別の実施形態である画像形
成装置の概略構成図。
成装置の概略構成図。
【図13】 記録電極の部分拡大図。
【図14】 インク担持体としてベルトを用いた変形例
を示す画像形成装置の概略構成図。
を示す画像形成装置の概略構成図。
10…画像形成装置、12…感光体ドラム(潜像担持
体)、30…インク担持ローラ(インク担持体)、36
…導電性インク薄層、38…オフセット電源、40…凹
部、42…突起部、52…メニスカス。
体)、30…インク担持ローラ(インク担持体)、36
…導電性インク薄層、38…オフセット電源、40…凹
部、42…突起部、52…メニスカス。
Claims (2)
- 【請求項1】 インク担持体上の導電性インク薄層から
潜像担持体上の静電潜像または記録電極に印加される記
録電圧に応じてインクを飛翔させ、この飛翔インクを記
録媒体に間接または直接に付着させて画像を形成する画
像形成装置において、 上記インク担持体の表面に多数の微小な凹部を形成し、
各凹部内に導電性の微小な突起部を設け、これら突起部
に上記静電潜像または上記記録電圧とは異なる極性の所
定電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 上記突起部および突起部形成面以外のイ
ンク担持体の表面を絶縁材料で構成したことを特徴とす
る請求項1の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054194A JP2000246902A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11054194A JP2000246902A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246902A true JP2000246902A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12963745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11054194A Pending JP2000246902A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246902A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104210228A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-12-17 | 上海交通大学 | 一种耐磨网纹辊、制备方法及其应用 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11054194A patent/JP2000246902A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104210228A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-12-17 | 上海交通大学 | 一种耐磨网纹辊、制备方法及其应用 |
| CN104210228B (zh) * | 2014-08-27 | 2017-04-12 | 上海交通大学 | 一种网纹辊、制备方法及其应用 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050613 |