JP2000245107A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2000245107A
JP2000245107A JP11040731A JP4073199A JP2000245107A JP 2000245107 A JP2000245107 A JP 2000245107A JP 11040731 A JP11040731 A JP 11040731A JP 4073199 A JP4073199 A JP 4073199A JP 2000245107 A JP2000245107 A JP 2000245107A
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JP
Japan
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worm
oil
electric machine
rotating electric
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP11040731A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kamimura
敬一 上村
Toshio Yamamoto
敏夫 山本
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転電機を小型化するとともに、出力ロス低
減、騒音低減を可能とする冷却構造を備えた回転電機を
提供することを目的とする。 【解決手段】 モータ20のアーマチャシャフト40の
一端側に形成されたウォーム45とこれに噛み合うウォ
ームホイール90とが減速機収納ケース78内に配設さ
れるとともに、前記ウォームがオイル110に水没した
構造としたことにより、モータ20の回転時、停止時と
もアーマチャ50に発生した熱をウォーム45からオイ
ル110、そしてギアケース70及びカバー75へと伝
達され、外部へ放出されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機な
どの回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機は、例えば図7及び図8
に示すような自動車用ワイパーモータを例にとると、1
0は鋼板を深絞りすることにより形成されたヨークであ
り、このヨーク10内にはモータ20が収納されてい
る。このモータ20はヨーク10内面に固定された一対
の永久磁石30と、一端がヨーク10内にメタル15に
よって回転自在に支持されたアーマチャシャフト40
と、アーマチャシャフト40に取り付けられたアーマチ
ャ50及びコンミテータ22、そして前記コンミテータ
22に摺設するブラシ24とを有する。
【0003】70は前記ヨーク10の他端開口を閉止す
るアルミダイカストにより形成されたギアケースであ
り、図示しないボルトなどの締結手段によりヨーク10
に連結固定されている。このギアケース70内にはアー
マチャシャフト40の他端部が挿入されており、この他
端部にはウォーム45が形成されている。また、ベアリ
ング60とメタルブッシュ80によってアーマチャシャ
フト40の中間部及び他端部が回転自在に支持されてい
る。
【0004】90はギアケース70内に回転自在に収納
されたウォームホイールであり、このウォームホイール
90は前記ウォーム45に噛合し、アーマチャシャフト
40の回転を減速する。そしてこのウォームホイール9
0に係合固定された出力軸95によるモータ20の回転
力を外部に出力するよう構成されている。つまり、ギア
ケース70内でウォーム45及びウォームホイール90
によって減速機構が構成されている。
【0005】前述の回転電機を小型化、高出力化を計る
場合、温度上昇が大きくなる。このような発熱はアーマ
チャ50に発生し、アーマチャシャフト40、ウォーム
45、ウォームホイール90へと伝達される。この熱伝
達経路での部品に樹脂材料を使用する場合などには材料
選定が限られ、高出力化に支障を来すことが考えられ
る。
【0006】そこで、回転電機の回転部位に適宜冷却フ
ァンを装備して空冷することがよく知られているが、回
転ロスや騒音増大などの問題がある。
【0007】また、特開平9−51657号公報には、
回転軸を中空形状とし、その内部へ冷却用の液体を循環
する構成が開示されている。この場合は液体を循環させ
るための別手段(例えばポンプ)が必要となり、液体循
環用の経路も形成する必要があるため、大型化、高コス
トとなってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】そこで本案は、回転電機を小型化するとと
もに、出力ロス低減、騒音低減を可能とする冷却構造を
備えた回転電機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1では、ヨーク内に収納された回転子
と、前記ヨークに固定されたケース内に収納され前記回
転子の回転を減速する減速機構とを備えた回転電機であ
って、前記回転子の一端側と前記減速機構とが前記ケー
ス内にて噛合するとともに、前記回転子の一端側が液体
に浸っていることを特徴としている。
【0011】また請求項2では、ヨーク内に収納された
回転子と、前記ヨークに固定されたケース内に収納され
前記回転子の回転を減速する減速機構とを備えた回転電
機であって、前記回転子の一端側と前記減速機構とが前
記ケース内にて噛合するとともに、前記減速機構が液体
に浸っていることを特徴としている。
【0012】また請求項3では、前記液体がオイルであ
ることを特徴としている。
【0013】請求項1記載の回転電機によれば、ヨーク
内で回転子が回転すると回転子が発熱する。ケース内に
回転子の一端側が配設されしかも液体に浸かった状態と
なっているので、回転子の熱は液体を介してケースに伝
達され、ケース外へ放出されることとなる。しかも、回
転子が回転することでケース内の回転子一端側が回転す
るので、回転子自らの回転によりその一端側がケース内
で液体をかき混ぜ、回転子から液体、そして液体からケ
ースへの熱伝達量を増大させることとなる。
【0014】請求項2記載の回転電機によれば、ヨーク
内で回転子が回転すると回転子が発熱する。ケース内に
回転子の一端側が配設され減速機構と噛合している。こ
の減速機構がケース内で液体に浸かった状態となってお
り、回転子が回転することにより減速機構が回転し液体
をかき上げることにより、噛合部分で回転子の一端側を
冷却することとなる。また、減速機構の回転により液体
がケース内を循環するので回転子を直接液体に浸せなく
とも冷却が可能となる。
【0015】請求項3記載の回転電機によれば、前記液
体をオイルにすることにより、回転子一端側と減速機構
との噛合部位に潤滑油膜を形成し、この油膜が噛合部分
を流れることにより冷却及び潤滑を助けることとなる。
さらにオイルの粘性によって回転子一端側及び減速機構
での振動低減にも寄与することとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用し
た回転電機における第1の実施形態を示す自動車用ワイ
パモータ100の正面断面図である。図2は前記自動車
用ワイパモータ100の側面一部断面図である。従来技
術に記載のワイパモータ(図7、図8参照)と同一部材
については同一符号を付し説明することとする。
【0017】10は鋼板を深絞りすることにより形成さ
れたヨークであり、このヨーク10内にはモータ20が
収納されている。このモータ20はヨーク10内面に固
定された一対の永久磁石30と、一端がヨーク10内に
メタル15によって回転自在に支持されたアーマチャシ
ャフト40と、アーマチャシャフト40に取り付けられ
たアーマチャ50及びコンミテータ22、そして前記コ
ンミテータ22に摺設するブラシ24とを有する。
【0018】70は前記ヨーク10の他端開口を閉止す
るアルミダイカストにより形成されたギアケースであ
り、図示しないボルトなどの締結手段によりヨーク10
に連結固定されている。このギアケース70内にはアー
マチャシャフト40の他端部が挿入されており、この他
端部にはウォーム45が形成されている。また、ベアリ
ング60とメタルブッシュ80によってアーマチャシャ
フト40の中間部及び他端部が回転自在に支持されてい
る。
【0019】90はギアケース70内に回転自在に収納
されたウォームホイールであり、このウォームホイール
90は前記ウォーム45に噛合し、アーマチャシャフト
40の回転を減速する。そしてこのウォームホイール9
0に係合固定された出力軸95によるモータ20の回転
力を外部に出力するよう構成されている。つまり、ギア
ケース70内でウォーム45及びウォームホイール90
によって減速機構が構成されている。
【0020】ギアケース70とヨーク10との連通孔部
75にはシール65が配設され、ギアケース70、カバ
ー75、及びシール65によって、外部と遮断された減
速機収納スペース78が形成される。そして、この減速
機収納スペース78にオイル110を封入し、この自動
車用ワイパモータ100を自動車の所定位置(図示省
略)へ固定する。この時、図2矢印側が前記自動車の上
側になるように固定され、オイル110はウォーム45
全体、そしてウォーム45とウォームホイール90との
噛合部分を完全に水没させる状態となる
【0021】モータ20が回転するとアーマチャ50が
発熱しアーマチャシャフト40そしてウォーム45と熱
が伝達していくこととなる。この熱はウォーム45から
該ウォーム45を没しているオイル110に伝わり、さ
らにアルミ製のギアケース70やカバー75に伝わって
大気中へ放熱されることとなる。ここでギアケース7
0、カバー75の表面積を、ウォーム45を形成したア
ーマチャシャフト40の表面積より大きくすれば放熱量
は増大される。
【0022】また、本実施例によればウォーム45が常
時オイル110に没する構造なので、回転後に停止した
後でもアーマチャ50、アーマチャシャフト40、ウォ
ーム45は熱を有しているが、常にオイル110を介し
てギヤケース70、カバー75により放熱される。ま
た、回転中はウォーム45やウォームホイール90がオ
イル110をかき混ぜることとなり、ウォーム45から
オイル110、さらにギヤケース70及びカバー75へ
の熱伝達量を増大させる効果もあり。更にオイル110
はウォームホイール90に付着するので噛合部の潤滑作
用も併せ持つ。そして、ウォーム45がオイル110内
に完全に没していることにより、オイル110の粘性等
で振動低減効果をも有する。
【0023】次に、本発明に係る第2の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図3は本発明を適用した回転電
機における第2の実施形態を示す自動車用ワイパモータ
200の正面断面図である。図4は前記自動車用ワイパ
モータ200の側面一部断面図である。第1の実施の形
態に記載のワイパモータ100とは構造がほぼ同一であ
り、相違する点はモータ停止時のオイル120の量及び
状態のみであるので、相違点について以下説明する。
尚、同一部材には同一符号を付す。
【0024】減速機収納スペース78に封入されたオイ
ル120は、モータ20の停止時にウォーム45の径方
向所定位置までしか没していない。しかしながら、アー
マチャ50、アーマチャシャフト40、ウォーム45、
オイル120、ギアケース70及びカバー75へと至る
熱伝達経路は確保されるので、熱放出は可能である。た
だ、オイルの量が多い方がこのオイルとウォーム45、
ギアケース70、カバー75とが接する面積が大きくな
るので、本実施形態のワイパモータ200より第1実施
形態のワイパモータ100の方が熱放出の効率が良好で
ある。
【0025】次に、本発明に係る第3の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図5は本発明を適用した回転電
機における第3の実施形態を示す自動車用ワイパモータ
300の正面断面図である。図6は前記自動車用ワイパ
モータ300の側面一部断面図である。第1の実施の形
態に記載のワイパモータ100とは構造がほぼ同一であ
り、相違する点は自動車へのモータ固定方向でその結果
オイル130の状態が異なることとなる。尚、同一部材
には同一符号を付す。
【0026】自動車用ワイパモータ300を自動車の所
定位置へ固定する際、図6矢印側が前記自動車の上側に
なるよう固定され、オイル130は減速機収納スペース
78内で、ウォームホイール90の一部を水没させる状
態となる。この状態でモータ20を回転させるとウィー
ム45に噛合したウォームホイール90が回転し、オイ
ル130をかきあげるようになり前記噛合部分にはオイ
ルが付着しそのオイルにウォーム45の熱が伝達され、
熱吸収したオイル130が再びオイル130が溜まって
いる部分(図5のギアケース70内波線部分)に戻り、
ギアケース70及びカバー75表面から大気中へ放熱さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転電機における第1の実施
形態を示す自動車用ワイパモータの正面断面図である。
【図2】図1に示す自動車用ワイパモータの側面一部断
面図である。
【図3】本発明を適用した回転電機における第2の実施
形態を示す自動車用ワイパモータの正面断面図である。
【図4】図3に示す自動車用ワイパモータの側面一部断
面図である。
【図5】本発明を適用した回転電機における第3の実施
形態を示す自動車用ワイパモータの正面断面図である。
【図6】図5に示す自動車用ワイパモータの側面一部断
面図である。
【図7】従来の自動車用ワイパモータの正面断面図であ
る。
【図8】図7に示す自動車用ワイパモータの側面一部断
面図である。
【符号の説明】
10…ヨーク、15…メタル、20…モータ、22…コ
ンミテータ、30…永久磁石、40…アーマチャシャフ
ト、45…ウォーム、50…アーマチャ、60…ベアリ
ング、65…シール、70…ギアケース、75…カバ
ー、78…減速機収納スペース、90…ウォームホイー
ル、110、120、130…オイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク内に収納された回転子と、前記ヨ
    ークに固定されたケース内に収納され前記回転子の回転
    を減速する減速機構とを備えた回転電機であって、 前記回転子の一端側と前記減速機構とが前記ケース内に
    て噛合するとともに、前記回転子の一端側が液体に浸っ
    ていることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 ヨーク内に収納された回転子と、前記ヨ
    ークに固定されたケース内に収納され前記回転子の回転
    を減速する減速機構とを備えた回転電機であって、前記
    回転子の一端側と前記減速機構とが前記ケース内にて噛
    合するとともに、前記減速機構が液体に浸っていること
    を特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 前記液体がオイルであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の回転電機。
JP11040731A 1999-02-19 1999-02-19 回転電機 Pending JP2000245107A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311655A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Igarashi Denki Seisakusho:Kk 電動アクチュエータ
CN108468795A (zh) * 2018-06-01 2018-08-31 宁波爱柯迪精密部件有限公司 一种铝压铸件成型转向系统减速箱壳体及其废料分料装置

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