JP2000244503A - Atmバッファ制御方法ならびに装置及び同方法がプログラムされ記録された記録媒体 - Google Patents
Atmバッファ制御方法ならびに装置及び同方法がプログラムされ記録された記録媒体Info
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シェーピングの有無に関わらず、ATMトラフィ
ックのサービス品質(Quality of Service: QoS)を高品
質に保つ。 【解決手段】シェーピングなしトラフィックは、そのAT
Mサービスカテゴリ毎それぞれの専用出力キュー(クラ
ス別キュー群31)に蓄積され、それぞれの優先度の順
に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、シ
ェーピングありトラフィックは、n個あるシェーパ(シ
ェーパキュー群30)のいずれかに蓄積されシェーピン
グ処理される。全てのシェーパは、そのトラフィックの
種別やソフトウェアの設定により5つのラウンドロビン
制御部33のうちから適切なものを選択でき、これによ
って該当ATMトラフィックの出力優先度の最適制御が行
われる。
ックのサービス品質(Quality of Service: QoS)を高品
質に保つ。 【解決手段】シェーピングなしトラフィックは、そのAT
Mサービスカテゴリ毎それぞれの専用出力キュー(クラ
ス別キュー群31)に蓄積され、それぞれの優先度の順
に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、シ
ェーピングありトラフィックは、n個あるシェーパ(シ
ェーパキュー群30)のいずれかに蓄積されシェーピン
グ処理される。全てのシェーパは、そのトラフィックの
種別やソフトウェアの設定により5つのラウンドロビン
制御部33のうちから適切なものを選択でき、これによ
って該当ATMトラフィックの出力優先度の最適制御が行
われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
(ATM)ネットワークを利用してATMセルを送受信する装
置において用いられ、ATMトラフィックのサービス品質
を高品質に保つATMバッファ制御方法ならびに装置及び
同方法がプログラムされ記録される記録媒体に関する。
(ATM)ネットワークを利用してATMセルを送受信する装
置において用いられ、ATMトラフィックのサービス品質
を高品質に保つATMバッファ制御方法ならびに装置及び
同方法がプログラムされ記録される記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode: ATM)
は、輻輳帯域を可変にでき、音声や画像等大容量データ
を転送するのに適すため、多くのアプリケーションで利
用されるようになった。ところが十分な帯域幅を約束し
ているにもかかわらず、適切なトラフィック制御がネッ
トワークによって行われないとATMトラフィックのサー
ビス品質(Quality of Service: QoS)を高く維持するこ
とはできない。ところで、トラフィックシェーピング
は、CDV(Cell Delay Variation)がATMコネクションの
最大セルレートに与える影響を部分的に補償するために
用いる。トラフィックシェーピングを行うことによりVC
C(Virtual Channel Connection)やVPC(Virtual Path
Connection)上のセルのストリームが望ましい特性を
獲得する。ATM交換機ではシェーピングによりセルの間
隔を適当に空け、最大セルレートを下げたりバースト長
を制限したり、CDVを小さくしている。図12、図13
に従来例を示す。図12は、シェーパ出力がある特定の
優先度に固定されている例、図13は各サービスカテゴ
リ毎に優先度分けしたシェーパキューを個別に備えた例
を示す。
は、輻輳帯域を可変にでき、音声や画像等大容量データ
を転送するのに適すため、多くのアプリケーションで利
用されるようになった。ところが十分な帯域幅を約束し
ているにもかかわらず、適切なトラフィック制御がネッ
トワークによって行われないとATMトラフィックのサー
ビス品質(Quality of Service: QoS)を高く維持するこ
とはできない。ところで、トラフィックシェーピング
は、CDV(Cell Delay Variation)がATMコネクションの
最大セルレートに与える影響を部分的に補償するために
用いる。トラフィックシェーピングを行うことによりVC
C(Virtual Channel Connection)やVPC(Virtual Path
Connection)上のセルのストリームが望ましい特性を
獲得する。ATM交換機ではシェーピングによりセルの間
隔を適当に空け、最大セルレートを下げたりバースト長
を制限したり、CDVを小さくしている。図12、図13
に従来例を示す。図12は、シェーパ出力がある特定の
優先度に固定されている例、図13は各サービスカテゴ
リ毎に優先度分けしたシェーパキューを個別に備えた例
を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
シェーパ出力がある特定の優先度に固定されている例に
おいて、優先制御パラメータの設定例は図11に<表4
>として示すようになる。この場合、シェーピングあり
トラフィックの、サービスカテゴリ種別などの要素が、
実際の優先制御出力に反映されないため、優先度制御は
品質が低いものになってしまう。一方、図13に示すよ
うに、各サービスカテゴリ毎に優先度分けしたシェーパ
キューを個別に備えた例では、シェーピングありトラフ
ィックの優先度制御は高品質に行われるが、各サービス
クラスに固定的に割り当てられたシェーパキューを、異
なるサービスクラス用に使用することができない。ま
た、図12、図13に示す従来例では、共に出力キュー
優先度がサービスカテゴリの優先度によってのみ決定
し、その他の要素、例えば、アプリケーションやサービ
ス種別などによる特別な優先度設定ができないといった
柔軟性に欠けていた。
シェーパ出力がある特定の優先度に固定されている例に
おいて、優先制御パラメータの設定例は図11に<表4
>として示すようになる。この場合、シェーピングあり
トラフィックの、サービスカテゴリ種別などの要素が、
実際の優先制御出力に反映されないため、優先度制御は
品質が低いものになってしまう。一方、図13に示すよ
うに、各サービスカテゴリ毎に優先度分けしたシェーパ
キューを個別に備えた例では、シェーピングありトラフ
ィックの優先度制御は高品質に行われるが、各サービス
クラスに固定的に割り当てられたシェーパキューを、異
なるサービスクラス用に使用することができない。ま
た、図12、図13に示す従来例では、共に出力キュー
優先度がサービスカテゴリの優先度によってのみ決定
し、その他の要素、例えば、アプリケーションやサービ
ス種別などによる特別な優先度設定ができないといった
柔軟性に欠けていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ATMネットワークを利用してATMセルを送受信する
装置において、出力セルのシェーピングとサービスカテ
ゴリ毎の優先制御を同時に行い、シェーピングの有無に
関わらず、ATMトラフィックのサービス品質(Quality of
Service: QoS)を高品質に保つことのできるATMバッフ
ァ制御方法ならびに装置及び同方法がプログラムされ記
録される記録媒体を提供することを目的とする。
あり、ATMネットワークを利用してATMセルを送受信する
装置において、出力セルのシェーピングとサービスカテ
ゴリ毎の優先制御を同時に行い、シェーピングの有無に
関わらず、ATMトラフィックのサービス品質(Quality of
Service: QoS)を高品質に保つことのできるATMバッフ
ァ制御方法ならびに装置及び同方法がプログラムされ記
録される記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のATMバッファ制
御方法は、ATMネットワークを用いてATMセルを送受信す
る装置において、シェーピングありトラフィツクとシェ
ーピングなしトラフィックを、シェーパキュー、クラス
別キューのそれぞれに別個にキューイングし、シェーパ
出力の優先度を決める際、優先度レベル指定がある場合
サービスカテゴりに応じて優先度付けを行い、ない場合
任意のレベルに優先度付けし、シェーピングありなしト
ラフィックのそれぞれのキューの優先度を交互に配置す
ることを特徴とする。また、同装置において、シェーピ
ングなしトラフイックはそのATMサービスカテゴリ毎に
設けられる専用のキューに蓄積して固定優先度順に出力
すると共に、シェーピングありトラフィックは複数ある
シェーパキューのそれぞれに蓄積してシェーピング処理
を行い、優先度レベルの指定がある場合に前記シェーパ
出力をサービスカテゴリに応じて優先度付けし、指定が
ない場合にはシェーパ出力を任意のレベルに優先度付け
し、全てのシェーパをラウンドロビンに統合して適切な
ものを選択出力することも特徴とする。
御方法は、ATMネットワークを用いてATMセルを送受信す
る装置において、シェーピングありトラフィツクとシェ
ーピングなしトラフィックを、シェーパキュー、クラス
別キューのそれぞれに別個にキューイングし、シェーパ
出力の優先度を決める際、優先度レベル指定がある場合
サービスカテゴりに応じて優先度付けを行い、ない場合
任意のレベルに優先度付けし、シェーピングありなしト
ラフィックのそれぞれのキューの優先度を交互に配置す
ることを特徴とする。また、同装置において、シェーピ
ングなしトラフイックはそのATMサービスカテゴリ毎に
設けられる専用のキューに蓄積して固定優先度順に出力
すると共に、シェーピングありトラフィックは複数ある
シェーパキューのそれぞれに蓄積してシェーピング処理
を行い、優先度レベルの指定がある場合に前記シェーパ
出力をサービスカテゴリに応じて優先度付けし、指定が
ない場合にはシェーパ出力を任意のレベルに優先度付け
し、全てのシェーパをラウンドロビンに統合して適切な
ものを選択出力することも特徴とする。
【0006】本発明のATM制御装置は、メモリに記録さ
れたプログラムに従いATMセルのスイッチングを行うATM
スイッチ制御部と、ATMスイツチでスイッチングされたA
TMセルを出力回線へ送り込む前に蓄積するバッファメモ
リと、バツファメモリに蓄積されたATMセルのリードラ
イトを行う他、出力バッファとしてのキュー管理を行う
出力バッファ制御部と、出力トラフィックに対してシェ
ーピングを行うパラメータを管理し、そのパラメータに
従ってシェーピングを行うシェーパコントローラと、AT
Mサービスカテゴリによって決まる優先度か、外部から
任意の優先度の設定を受け付け、この優先度に従って前
記バッファメモリに蓄積されたATMセルを選択し回線へ
出力する優先度制御部とを具備することを特徴とする。
前記出力バッファは、シェーパコントローラによって設
定されるシェーピングパラメータに従って制御され、シ
ェーパあり仮想チャネルを蓄積するシェーパキュー群
と、ATMサービスカテゴリの種別毎個別のキューによっ
て構成されるクラス別キュー群から成り、これらキュー
は同一種別の複数の仮想チャネル間で共有される。ま
た、前記優先度制御部は、シェーパにあるそれぞれのAT
Mセルをどの優先度に従って回線出力するかを選択する
ラウンドロビングループセレクタと、ラウンドロビング
ループセレクタによって優先度付られたシェーパ出力の
うち同じラウンドロビングループに入力されるATMセル
を公平に順番に出力するラウンドロビン制御部とから成
り、それぞれのラウンドロビン制御部に与えられた固定
の優先度に従い回線出力される。更に、前記出力バッフ
ァ制御部は、仮想チャネル設定要求内容を参照してシェ
ーピングの必要性の有無を判定し、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータを前記シェーパ
コントローラに設定してシェーピング処理を促し、前記
優先度制御部は、シェーパの優先度を決定するに際し、
サービスカテゴリに応じて一意に優先度レベルを決定す
るか、優先度の指定がある場合その優先度レベルに従い
出力バッファに蓄積されたATMセルを回線に出力し、シ
ェーピングなしの場合、サービスカテゴリに応じて一意
に優先度レベルを決定し出力バッファに蓄積されたATM
セルを回線に出力する。
れたプログラムに従いATMセルのスイッチングを行うATM
スイッチ制御部と、ATMスイツチでスイッチングされたA
TMセルを出力回線へ送り込む前に蓄積するバッファメモ
リと、バツファメモリに蓄積されたATMセルのリードラ
イトを行う他、出力バッファとしてのキュー管理を行う
出力バッファ制御部と、出力トラフィックに対してシェ
ーピングを行うパラメータを管理し、そのパラメータに
従ってシェーピングを行うシェーパコントローラと、AT
Mサービスカテゴリによって決まる優先度か、外部から
任意の優先度の設定を受け付け、この優先度に従って前
記バッファメモリに蓄積されたATMセルを選択し回線へ
出力する優先度制御部とを具備することを特徴とする。
前記出力バッファは、シェーパコントローラによって設
定されるシェーピングパラメータに従って制御され、シ
ェーパあり仮想チャネルを蓄積するシェーパキュー群
と、ATMサービスカテゴリの種別毎個別のキューによっ
て構成されるクラス別キュー群から成り、これらキュー
は同一種別の複数の仮想チャネル間で共有される。ま
た、前記優先度制御部は、シェーパにあるそれぞれのAT
Mセルをどの優先度に従って回線出力するかを選択する
ラウンドロビングループセレクタと、ラウンドロビング
ループセレクタによって優先度付られたシェーパ出力の
うち同じラウンドロビングループに入力されるATMセル
を公平に順番に出力するラウンドロビン制御部とから成
り、それぞれのラウンドロビン制御部に与えられた固定
の優先度に従い回線出力される。更に、前記出力バッフ
ァ制御部は、仮想チャネル設定要求内容を参照してシェ
ーピングの必要性の有無を判定し、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータを前記シェーパ
コントローラに設定してシェーピング処理を促し、前記
優先度制御部は、シェーパの優先度を決定するに際し、
サービスカテゴリに応じて一意に優先度レベルを決定す
るか、優先度の指定がある場合その優先度レベルに従い
出力バッファに蓄積されたATMセルを回線に出力し、シ
ェーピングなしの場合、サービスカテゴリに応じて一意
に優先度レベルを決定し出力バッファに蓄積されたATM
セルを回線に出力する。
【0007】本発明の記録媒体は、ATMネットワークを
利用してATMセルを送受信する装置において用いられ、
仮想チャネル設定要求内容を参照してシェーピングの必
要性の有無を判定するステップと、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータをシェーパコン
トローラに設定するステップと、シェーパの優先度を決
定するに際し、サービスカテゴリに応じて一意に優先度
レベルを設定するか、優先度の指定がある場合にサービ
スカテゴリの種別にかかわらず任意の優先度レベルを設
定するステップと、シェーピングなしの場合、サービス
カテゴリに応じて一意に優先度レベルを設定するステッ
プがプログラムされ記録されたことを特徴とする。
利用してATMセルを送受信する装置において用いられ、
仮想チャネル設定要求内容を参照してシェーピングの必
要性の有無を判定するステップと、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータをシェーパコン
トローラに設定するステップと、シェーパの優先度を決
定するに際し、サービスカテゴリに応じて一意に優先度
レベルを設定するか、優先度の指定がある場合にサービ
スカテゴリの種別にかかわらず任意の優先度レベルを設
定するステップと、シェーピングなしの場合、サービス
カテゴリに応じて一意に優先度レベルを設定するステッ
プがプログラムされ記録されたことを特徴とする。
【0008】上記構成において、シェーピングなしトラ
フィックは、そのATMサービスカテゴリである、Constan
t Bit Rate(CBR)、Real-time Variable Bit Rate(rt-VB
R)、Non-real-time Variable Bit Rate(nrt-VBR)、Avai
lable Bit Rate(ABR)、Unspecified Bit Rate(UBR)それ
ぞれの専用出力キューに蓄積され、それぞれの優先度の
順に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、
シェーピングありトラフィックは、シェーパ1からシェ
ーパnのいずれかのハードウェアシェーパに蓄積され、
シェーピング処理される。シェーパ1からシェーパnま
でのすべてのシェーパは、そのトラフィックの種別やソ
フトウェアの設定により、5つのラウンドロビン(Round
Robin: RR)制御部のうちから適切なものを選択するこ
とができ、これによって該当ATMトラフィックの出力優
先度の最適制御が行われる。これにより、シェーピング
の有無に関わらず、適切な優先制御を施すことができ、
高品質なATMセル出力を行うことが可能となる。
フィックは、そのATMサービスカテゴリである、Constan
t Bit Rate(CBR)、Real-time Variable Bit Rate(rt-VB
R)、Non-real-time Variable Bit Rate(nrt-VBR)、Avai
lable Bit Rate(ABR)、Unspecified Bit Rate(UBR)それ
ぞれの専用出力キューに蓄積され、それぞれの優先度の
順に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、
シェーピングありトラフィックは、シェーパ1からシェ
ーパnのいずれかのハードウェアシェーパに蓄積され、
シェーピング処理される。シェーパ1からシェーパnま
でのすべてのシェーパは、そのトラフィックの種別やソ
フトウェアの設定により、5つのラウンドロビン(Round
Robin: RR)制御部のうちから適切なものを選択するこ
とができ、これによって該当ATMトラフィックの出力優
先度の最適制御が行われる。これにより、シェーピング
の有無に関わらず、適切な優先制御を施すことができ、
高品質なATMセル出力を行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるATM制御装
置の実施形態を示すブロック図である。本発明のATMバ
ッファ制御装置は、ATMスイッチ制御部1と、出力バッ
ファ制御部2と、入力バッファ制御部3で構成される。
ATMスイッチ制御部1は、入力バッファ3を介して入力
されるATMセルのスイッチングを行うATMスイッチ10
と、装置全体の制御中枢となるCPU11と、CPU11が動
作する上で必要な動作プログラムやデータが常駐するた
めのメインメモリ12とを含む。出力バッファ制御部2
は、ATMスイッチ10でスイッチングされたATMセルを、
出力回線へ送り込む前に蓄積するためのバッファ蓄積メ
モリ20と、ATMセルをバッファ蓄積メモリ20へ書き
込む制御やバッファのキュー管理を行う出力バッファ機
能部21と、出力トラフィックに対してシェーピングを
行うためのパラメータ管理や動作制御を行うシェーパコ
ントローラ22と、ATMのサービスカテゴリや装置管理
者の設定に合わせた出力優先制御を行う優先制御部23
と、これら出力バッファ機能部21、シェーパコントロ
ーラ22、優先制御部23が動作する上で必要なパラメ
ータやデータが保存されるバッファ制御メモリ24と、
出力セルをATMネットワークへ出力するために出力バッ
ファ機能部21と出力回線とのインタフェースを行う回
線インタフェース制御部25とを含む。
置の実施形態を示すブロック図である。本発明のATMバ
ッファ制御装置は、ATMスイッチ制御部1と、出力バッ
ファ制御部2と、入力バッファ制御部3で構成される。
ATMスイッチ制御部1は、入力バッファ3を介して入力
されるATMセルのスイッチングを行うATMスイッチ10
と、装置全体の制御中枢となるCPU11と、CPU11が動
作する上で必要な動作プログラムやデータが常駐するた
めのメインメモリ12とを含む。出力バッファ制御部2
は、ATMスイッチ10でスイッチングされたATMセルを、
出力回線へ送り込む前に蓄積するためのバッファ蓄積メ
モリ20と、ATMセルをバッファ蓄積メモリ20へ書き
込む制御やバッファのキュー管理を行う出力バッファ機
能部21と、出力トラフィックに対してシェーピングを
行うためのパラメータ管理や動作制御を行うシェーパコ
ントローラ22と、ATMのサービスカテゴリや装置管理
者の設定に合わせた出力優先制御を行う優先制御部23
と、これら出力バッファ機能部21、シェーパコントロ
ーラ22、優先制御部23が動作する上で必要なパラメ
ータやデータが保存されるバッファ制御メモリ24と、
出力セルをATMネットワークへ出力するために出力バッ
ファ機能部21と出力回線とのインタフェースを行う回
線インタフェース制御部25とを含む。
【0010】図2は、図1に示す出力バッファ制御部2
1が持つ機能を概念的に示す一実施形態を示す図であ
る。シェーパキュー群30は、シェーパあり仮想チャネ
ル(VC)を蓄積するためのキューであり、シェーパコン
トローラ22によって設定されるシェーピングパラメー
タを元に動作する。クラス別キュー群31は、ATMのサ
ービスカテゴリ(CBR、rt-VBR、nrt-VBR、ABR、UBR)の
種別毎、個別キューによって構成される。これらのキュ
ーでは、1つのVCが1つのキューを占有するわけではな
く、同一の種別の複数のVC間で共有する。キューの方式
はFirst In FirstOut(FIFO)方式であり、キューに最初
に格納されたセルから順に出力される。シェーパキュー
群30とクラス別キュー群31は、最終的に回線インタ
フェース制御部25へ出力するため、固定優先度34の
制御により、図の上部のセルが優先的に出力され、下部
のセルはそれより上部の蓄積セルがない場合のみ出力が
許される。シェーパキュー群30と固定優先度34の間
には、ラウンドロビン(Round Robin: RR)グループセレ
クタ32と ラウンドロビン制御部33が存在する。RR
グループセレクタ32は、シェーパ1〜シェーパnまで
のそれぞれのセルをどの優先度で出力するかを選択する
機能をもつ。ラウンドロビン制御部33は、RRグループ
セレクタ32によって優先度付けされたシェーパ出力の
うち、同一ラウンドロビン制御部(RR)に入力されたも
のを公平に順番に出力し、それぞれのRRに与えられた固
定優先度34で出力する機能を持つ。RRグループセレク
タ32、ラウンドロビン制御部33、固定優先度34
は、優先制御部23によって制御される。
1が持つ機能を概念的に示す一実施形態を示す図であ
る。シェーパキュー群30は、シェーパあり仮想チャネ
ル(VC)を蓄積するためのキューであり、シェーパコン
トローラ22によって設定されるシェーピングパラメー
タを元に動作する。クラス別キュー群31は、ATMのサ
ービスカテゴリ(CBR、rt-VBR、nrt-VBR、ABR、UBR)の
種別毎、個別キューによって構成される。これらのキュ
ーでは、1つのVCが1つのキューを占有するわけではな
く、同一の種別の複数のVC間で共有する。キューの方式
はFirst In FirstOut(FIFO)方式であり、キューに最初
に格納されたセルから順に出力される。シェーパキュー
群30とクラス別キュー群31は、最終的に回線インタ
フェース制御部25へ出力するため、固定優先度34の
制御により、図の上部のセルが優先的に出力され、下部
のセルはそれより上部の蓄積セルがない場合のみ出力が
許される。シェーパキュー群30と固定優先度34の間
には、ラウンドロビン(Round Robin: RR)グループセレ
クタ32と ラウンドロビン制御部33が存在する。RR
グループセレクタ32は、シェーパ1〜シェーパnまで
のそれぞれのセルをどの優先度で出力するかを選択する
機能をもつ。ラウンドロビン制御部33は、RRグループ
セレクタ32によって優先度付けされたシェーパ出力の
うち、同一ラウンドロビン制御部(RR)に入力されたも
のを公平に順番に出力し、それぞれのRRに与えられた固
定優先度34で出力する機能を持つ。RRグループセレク
タ32、ラウンドロビン制御部33、固定優先度34
は、優先制御部23によって制御される。
【0011】ATMネットワークから受信したセルは、入
力バッファ制御部3からATMスイッチ10においてスイ
ッチングされ、出力バッファ制御部3から出力回線経由
でATMネットワークに出力される。この時、出力バッフ
ァ制御部3内では、出力バッファ機能部21において、
バッファ蓄積メモリ20への書込み読み出しと、シェー
パコントローラ22によるシェーピング処理と、優先制
御部23による出力優先制御が行われる。
力バッファ制御部3からATMスイッチ10においてスイ
ッチングされ、出力バッファ制御部3から出力回線経由
でATMネットワークに出力される。この時、出力バッフ
ァ制御部3内では、出力バッファ機能部21において、
バッファ蓄積メモリ20への書込み読み出しと、シェー
パコントローラ22によるシェーピング処理と、優先制
御部23による出力優先制御が行われる。
【0012】図3は、優先制御パラメータ設定のための
動作手順を示すフローチャートである。以下、図2と図
3、ならびに図8に示す<表1:サービスカテゴリ種別
とService_Category_Levelの値の対応表>を用い、図1
に示す出力バッファ機能部21とシェーパコントローラ
22と優先度制御部23の動作を詳細に説明する。ま
ず、VC設定要求(ステップS1)があると、そのVCの設
定要求内容を調べ、シェーピング必要性の有無を判定
(ステップS2)する。シェーピングありの場合、シェ
ーピングに必要なパラメータをシェーパコントローラへ
設定する(ステップS3)。ここで、シェーピングに必
要なパラメータとは、ATM フォーラムで規定された“AT
M Forum Traffic Management Specification Version
4.0 (af-tm-0056.000 1996年4月:以下「TM4.0」と呼
ぶ)”に従うトラフィックパラメータであり、最大セル
レート(Peak Cell Rate: PCR)、平均セルレート(Sustai
nableCell Rate: SCR)、最大バースト長(Maximum Burst
Size: MBS)がある。上記TM4.0のTable 2-1 ATM Servic
e Category Attributesに規定されているように、ATMの
サービスカテゴリによって、必要なトラフィックパラメ
ータが異なる。これにしたがって設定要求のあるVCのサ
ービスカテゴリに必要なトラフィックパラメータをシェ
ーパコントローラ22に設定する。図3のステップS3
の処理にてシェーパ設定が完了すると、シェーパの優先
度を決定し、特定のRRグループを選択(図2の32)す
る必要があるが、装置の管理者から優先度の指定がない
限りは、サービスカテゴリに応じて一意に優先レベルを
決定する。逆に優先度の指定がある場合は、サービスカ
テゴリの種別に関わらず、任意の優先度を設定できるよ
うにする。図8に<表1>としてに示すように、各サー
ビスカテゴリに対して「Service_Category_Level」を1
〜5まで定義し、サービスカテゴリから一意に優先レベ
ルを決定する場合はこのレベルがそのまま優先レベルと
して用いられる。次に、優先レベルの指定「Specified_
Level」があるかどうかを判定(ステップS4)し、
「なし」の判定の場合は、Service_Category_LevelをPr
iority_Levelに代入(ステップS6)する。ここで、Pr
iority_Levelは、図2のラウンドロビン部33における
RRの番号に該当するものである。一方、ステップS4の
判断ボックスにおいて「Specified_Levelあり」と判断
された場合は、Service_Category_Levelではなく、Spec
ified_LevelをPriority_Levelに代入(ステップS5)
する。Priority_Levelは優先制御部23に通知され(ス
テップS7)、優先制御部23はPriority_LevelをRRグ
ループセレクタ32に設定する(ステップS8)。さら
に、優先制御部23は、図2のラウンドロビン制御部3
3に対して、どのシェーパキューからのセル入力がある
かのエントリ情報を通知し設定する(ステップS9)。
シェーピングなしトラフィックの場合は、ステップS2
の判断ボックスにおいて、「シェーピングなし」と判定
され、Service_Category_LevelをPriority_Levelに代入
(ステップS10)し、図2の固定優先度34のLevel
として制御される。尚、図3に示すフローチャートは具
体的にプログラムされ図1に示すメインメモリ12に記
録され、ATMスイツチ制御部1にあるCPU11がこれ
を逐次読み出し、出力バッファ制御部2にある出力バッ
ファ機能部21、シェーパコントローラ22、優先制御
部23を制御することにより上述した動作を実現するも
のである。ここではプログラムがメインメモリに常駐す
るものとして説明したが、必要に応じ固定化したり、あ
るいは半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記
録媒体に記録しておき、必要に応じてメインメモリ12
へローディングする形態をとっても構わない。
動作手順を示すフローチャートである。以下、図2と図
3、ならびに図8に示す<表1:サービスカテゴリ種別
とService_Category_Levelの値の対応表>を用い、図1
に示す出力バッファ機能部21とシェーパコントローラ
22と優先度制御部23の動作を詳細に説明する。ま
ず、VC設定要求(ステップS1)があると、そのVCの設
定要求内容を調べ、シェーピング必要性の有無を判定
(ステップS2)する。シェーピングありの場合、シェ
ーピングに必要なパラメータをシェーパコントローラへ
設定する(ステップS3)。ここで、シェーピングに必
要なパラメータとは、ATM フォーラムで規定された“AT
M Forum Traffic Management Specification Version
4.0 (af-tm-0056.000 1996年4月:以下「TM4.0」と呼
ぶ)”に従うトラフィックパラメータであり、最大セル
レート(Peak Cell Rate: PCR)、平均セルレート(Sustai
nableCell Rate: SCR)、最大バースト長(Maximum Burst
Size: MBS)がある。上記TM4.0のTable 2-1 ATM Servic
e Category Attributesに規定されているように、ATMの
サービスカテゴリによって、必要なトラフィックパラメ
ータが異なる。これにしたがって設定要求のあるVCのサ
ービスカテゴリに必要なトラフィックパラメータをシェ
ーパコントローラ22に設定する。図3のステップS3
の処理にてシェーパ設定が完了すると、シェーパの優先
度を決定し、特定のRRグループを選択(図2の32)す
る必要があるが、装置の管理者から優先度の指定がない
限りは、サービスカテゴリに応じて一意に優先レベルを
決定する。逆に優先度の指定がある場合は、サービスカ
テゴリの種別に関わらず、任意の優先度を設定できるよ
うにする。図8に<表1>としてに示すように、各サー
ビスカテゴリに対して「Service_Category_Level」を1
〜5まで定義し、サービスカテゴリから一意に優先レベ
ルを決定する場合はこのレベルがそのまま優先レベルと
して用いられる。次に、優先レベルの指定「Specified_
Level」があるかどうかを判定(ステップS4)し、
「なし」の判定の場合は、Service_Category_LevelをPr
iority_Levelに代入(ステップS6)する。ここで、Pr
iority_Levelは、図2のラウンドロビン部33における
RRの番号に該当するものである。一方、ステップS4の
判断ボックスにおいて「Specified_Levelあり」と判断
された場合は、Service_Category_Levelではなく、Spec
ified_LevelをPriority_Levelに代入(ステップS5)
する。Priority_Levelは優先制御部23に通知され(ス
テップS7)、優先制御部23はPriority_LevelをRRグ
ループセレクタ32に設定する(ステップS8)。さら
に、優先制御部23は、図2のラウンドロビン制御部3
3に対して、どのシェーパキューからのセル入力がある
かのエントリ情報を通知し設定する(ステップS9)。
シェーピングなしトラフィックの場合は、ステップS2
の判断ボックスにおいて、「シェーピングなし」と判定
され、Service_Category_LevelをPriority_Levelに代入
(ステップS10)し、図2の固定優先度34のLevel
として制御される。尚、図3に示すフローチャートは具
体的にプログラムされ図1に示すメインメモリ12に記
録され、ATMスイツチ制御部1にあるCPU11がこれ
を逐次読み出し、出力バッファ制御部2にある出力バッ
ファ機能部21、シェーパコントローラ22、優先制御
部23を制御することにより上述した動作を実現するも
のである。ここではプログラムがメインメモリに常駐す
るものとして説明したが、必要に応じ固定化したり、あ
るいは半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記
録媒体に記録しておき、必要に応じてメインメモリ12
へローディングする形態をとっても構わない。
【0013】図9に示す<表2:優先制御パラメータ設
定例>は上述した動作の設定例である。VC1とVC3は、シ
ェーピングあり、Specified_Level指定なしのため、Pri
ority_LevelはService_Category_Level=5,3がそのまま
設定されている。VC2は、シェーピングなしのため、無
条件にService_Category_Level=2がPriority_Levelに設
定されている。VC4は、シェーピングあり、Specified_L
evel指定ありのため、Service_Category_Level=3には無
関係にSpecified_Level=1がPriority_Levelに設定され
ている。Priority_Levelは、図2のラウンドロビン部3
3の番号か、固定優先度34のLevelに該当する番号と
して優先制御される。
定例>は上述した動作の設定例である。VC1とVC3は、シ
ェーピングあり、Specified_Level指定なしのため、Pri
ority_LevelはService_Category_Level=5,3がそのまま
設定されている。VC2は、シェーピングなしのため、無
条件にService_Category_Level=2がPriority_Levelに設
定されている。VC4は、シェーピングあり、Specified_L
evel指定ありのため、Service_Category_Level=3には無
関係にSpecified_Level=1がPriority_Levelに設定され
ている。Priority_Levelは、図2のラウンドロビン部3
3の番号か、固定優先度34のLevelに該当する番号と
して優先制御される。
【0014】尚、上述した実施形態では、優先度のレベ
ル分けが図2のように5段階になっているが、N段階に
拡張可能である。ここでNは実施形態における5段階よ
り多くても少なくても構わない。例えば4段階に減らす
場合、図2に示すラウンドロビン制御部33のRR4とRR5
を統合することが考えられる。例えば10段階に増やす
場合は、図4に示すように、各サービスカテゴリレベル
のシェーパ出力を、シェーピングなしのクラス別キュー
の上下に1つずつ配置することが考えられる。この場
合、同一サービスカテゴリ内におけるシェーピング「あ
り」「なし」間の優先度の細かな調整ができるという効
果がある。
ル分けが図2のように5段階になっているが、N段階に
拡張可能である。ここでNは実施形態における5段階よ
り多くても少なくても構わない。例えば4段階に減らす
場合、図2に示すラウンドロビン制御部33のRR4とRR5
を統合することが考えられる。例えば10段階に増やす
場合は、図4に示すように、各サービスカテゴリレベル
のシェーパ出力を、シェーピングなしのクラス別キュー
の上下に1つずつ配置することが考えられる。この場
合、同一サービスカテゴリ内におけるシェーピング「あ
り」「なし」間の優先度の細かな調整ができるという効
果がある。
【0015】図5は本発明の他の実施形態を示す図であ
り、ラウンドロビン制御部35が、図2に示された例に
おけるラウンドロビン制御部33と異なる。図5に示す
ラウンドロビン制御部35は、シェーパ出力用の前段ラ
ウンドロビン35aと、その出力とクラス別キュー出力
とをさらに統合した後段ラウンドロビン35bとを備え
ている。これにより、シェーパのラウンドロビン出力と
クラス別キュー出力を、1対1に公平に出力することが
でき、シェーピング有無に関わる優先度の上下をなくす
構成をとることができる。
り、ラウンドロビン制御部35が、図2に示された例に
おけるラウンドロビン制御部33と異なる。図5に示す
ラウンドロビン制御部35は、シェーパ出力用の前段ラ
ウンドロビン35aと、その出力とクラス別キュー出力
とをさらに統合した後段ラウンドロビン35bとを備え
ている。これにより、シェーパのラウンドロビン出力と
クラス別キュー出力を、1対1に公平に出力することが
でき、シェーピング有無に関わる優先度の上下をなくす
構成をとることができる。
【0016】図6は、本発明のさらに他の実施形態を示
す図であり、ラウンドロビン制御部36が、図2に示さ
れた実施形態におけるラウンドロビン制御部33と異な
る。図6のラウンドロビン制御部36は、シェーパ出力
とクラス別キュー出力とを一度統合した構成をとってい
る。これにより、各シェーパ出力とクラス別キュー出力
を、全て公平に出力することができ、シェーピング有無
に関わる優先度の上下をなくすだけでなく、1つのシェ
ーパ出力と1つのクラス別キュー出力とを同等のレベル
に考えた構成をとることができる。
す図であり、ラウンドロビン制御部36が、図2に示さ
れた実施形態におけるラウンドロビン制御部33と異な
る。図6のラウンドロビン制御部36は、シェーパ出力
とクラス別キュー出力とを一度統合した構成をとってい
る。これにより、各シェーパ出力とクラス別キュー出力
を、全て公平に出力することができ、シェーピング有無
に関わる優先度の上下をなくすだけでなく、1つのシェ
ーパ出力と1つのクラス別キュー出力とを同等のレベル
に考えた構成をとることができる。
【0017】図7は、本発明のさらに他の実施形態を示
す図である。ここでは、出力キュースイッチ部4を備え
ており、その内部にRRグループセレクタスイッチ40と
優先度セレクタスイッチ42とを備えている点が、図2
に示す実施形態と異なる。図2に示すRRグループセレク
タ32が持つ機能は図9ではRRグループセレクタスイッ
チ40に置き換わっており、これにより、シェーパキュ
ー群30からの出力は、RRグループセレクタスイッチ向
けに、固定的に各キュー1本ずつ備えていれば良いこと
になる。さらに、優先度セレクタスイッチ42では、ラ
ウンドロビン制御部41出力とクラス別キュー群31出
力を、さらにスイッチングにより任意の優先度に並べ替
えることができる構成である。ラウンドロビン制御部4
1は前後のスイッチに対して固定的に接続されているた
め、優先制御部33からVC毎の設定を受ける必要がない
点も、図2のラウンドロビン制御部33とは異なる。こ
こでは、優先制御部23から出力キュースイッチ部4へ
のプログラミングを、図2に示す実施形態と全く同一に
することもでき、必要であれば、従来例として例示した
図10、11に示す構成に機能ダウンすることもでき
る。また、上述したように、シェーピング有無に関わら
ず、また、サービスカテゴリの種別に関わらず、出力キ
ュースイッチ部4のプログラミングによりダイナミック
な優先度変更が可能である。
す図である。ここでは、出力キュースイッチ部4を備え
ており、その内部にRRグループセレクタスイッチ40と
優先度セレクタスイッチ42とを備えている点が、図2
に示す実施形態と異なる。図2に示すRRグループセレク
タ32が持つ機能は図9ではRRグループセレクタスイッ
チ40に置き換わっており、これにより、シェーパキュ
ー群30からの出力は、RRグループセレクタスイッチ向
けに、固定的に各キュー1本ずつ備えていれば良いこと
になる。さらに、優先度セレクタスイッチ42では、ラ
ウンドロビン制御部41出力とクラス別キュー群31出
力を、さらにスイッチングにより任意の優先度に並べ替
えることができる構成である。ラウンドロビン制御部4
1は前後のスイッチに対して固定的に接続されているた
め、優先制御部33からVC毎の設定を受ける必要がない
点も、図2のラウンドロビン制御部33とは異なる。こ
こでは、優先制御部23から出力キュースイッチ部4へ
のプログラミングを、図2に示す実施形態と全く同一に
することもでき、必要であれば、従来例として例示した
図10、11に示す構成に機能ダウンすることもでき
る。また、上述したように、シェーピング有無に関わら
ず、また、サービスカテゴリの種別に関わらず、出力キ
ュースイッチ部4のプログラミングによりダイナミック
な優先度変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、シェ
ーパ出力を、シェーピングなしのクラス別キュー出力と
同様に、サービスカテゴリやその他指定された優先度に
より、優先制御を行うことができる。このことにより、
シェーパ出力を、優先制御部やRRグループセレクタによ
って適切な優先度付けすることができ、ATMトラフィッ
クのサービス品質(QoS)が高品質に保たれる。また、シ
ェーパ出力の優先度決定をVC毎にダイナミックに行うこ
とにより、サービスクラス毎に固定的にシェーパを備え
る方式と比べて、ハードウェア実装量が大幅に節約でき
る。シェーパ数をnとし、n本のシェーピングありトラ
フィックがすべて同一サービスカテゴリである場合を想
定するならば、シェーパ数は合計で5xn必要になって
いたものが、本発明では、ダイナミックなシェーパ優先
度割当てができるためシェーパハードウェア実装量の節
約に与える効果は大きい。更に、シェーパ出力の優先度
を、サービスカテゴリ以外の指定により優先度決定でき
る。これにより、VC毎のアプリケーションやサービスの
違いによる優先度を、直接出力バッファにおける優先制
御に反映することができる。
ーパ出力を、シェーピングなしのクラス別キュー出力と
同様に、サービスカテゴリやその他指定された優先度に
より、優先制御を行うことができる。このことにより、
シェーパ出力を、優先制御部やRRグループセレクタによ
って適切な優先度付けすることができ、ATMトラフィッ
クのサービス品質(QoS)が高品質に保たれる。また、シ
ェーパ出力の優先度決定をVC毎にダイナミックに行うこ
とにより、サービスクラス毎に固定的にシェーパを備え
る方式と比べて、ハードウェア実装量が大幅に節約でき
る。シェーパ数をnとし、n本のシェーピングありトラ
フィックがすべて同一サービスカテゴリである場合を想
定するならば、シェーパ数は合計で5xn必要になって
いたものが、本発明では、ダイナミックなシェーパ優先
度割当てができるためシェーパハードウェア実装量の節
約に与える効果は大きい。更に、シェーパ出力の優先度
を、サービスカテゴリ以外の指定により優先度決定でき
る。これにより、VC毎のアプリケーションやサービスの
違いによる優先度を、直接出力バッファにおける優先制
御に反映することができる。
【図1】 本発明におけるATM制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】 図1における出力バッファ機能部2の動作概
念を表現した一実施形態を示す図である。
念を表現した一実施形態を示す図である。
【図3】 優先制御パラメータ決定方法を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】 本発明の他の実施形態1における、出力バッ
ファ機能部の機能概念を示す図である。
ファ機能部の機能概念を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態2における、出力バッ
ファ機能部の機能概念を示す図である。
ファ機能部の機能概念を示す図である。
【図6】 本発明の他の実施形態2における、出力バッ
ファ機能部の機能概念を示す図である。
ファ機能部の機能概念を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施形態2における、出力バッ
ファ機能部の機能概念を示す図である。
ファ機能部の機能概念を示す図である。
【図8】 サービスカテゴリ種別とService_Category_L
evelの値の対応表<表1>を示す図である。
evelの値の対応表<表1>を示す図である。
【図9】 優先制御パラメータ設定例<表2>を示す図
である。
である。
【図10】 優先制御パラメータ設定例<表3>を示す
図である。
図である。
【図11】 従来例における優先制御パラメータ設定例
<表4>を示す図である。
<表4>を示す図である。
【図12】 従来例1における出力バッファ機能部の動
作概念を示す図である。
作概念を示す図である。
【図13】 従来例2における出力バッファ機能部の動
作概念を示す図である。
作概念を示す図である。
1…ATMスイッチ制御部、2…出力バッファ制御部、3
…入力バッファ、4…出力キュースイッチ部、10…AT
Mスイッチ、11…CPU、12…メインメモリ、20
…バッファ蓄積メモリ、21…出力バッファ機能部、2
2…シェーパコントローラ、23…優先制御部、24…
バッファ制御メモリ、25…回線インタフェース制御
部、30…シェーパキュー群、31…クラス別キュー
群、33(35,36,41)…ラウンドロビン(RR)
制御部、34(43)…固定優先度制御部、40…RRグ
ループセレクタスイッチ、42…優先度セレクタスイッ
チ
…入力バッファ、4…出力キュースイッチ部、10…AT
Mスイッチ、11…CPU、12…メインメモリ、20
…バッファ蓄積メモリ、21…出力バッファ機能部、2
2…シェーパコントローラ、23…優先制御部、24…
バッファ制御メモリ、25…回線インタフェース制御
部、30…シェーパキュー群、31…クラス別キュー
群、33(35,36,41)…ラウンドロビン(RR)
制御部、34(43)…固定優先度制御部、40…RRグ
ループセレクタスイッチ、42…優先度セレクタスイッ
チ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月26日(2000.5.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のATMバッファ制
御方法は、ATMネットワークを用いてATMセルを送受信す
る装置において、シェーピングありトラフィックとシェ
ーピングなしトラフィックを、シェーパキュー、クラス
別キューのそれぞれに別個にキューイングし、シェーパ
出力の優先度を決める際、優先度レベルの指定がない場
合そのサービスカテゴりに応じて優先度付けを行い、優
先度レベルの指定がある場合その指定のレベルに優先度
付けし、シェーピングありトラフィックの各キューの優
先度をその決定された優先度付けに従って配置し、また
シェーピングなしトラフィックの各キューの優先度を所
定の優先度レベルに応じて配置し、シェーピングありト
ラフィックのキューとシェーピングなしトラフィックの
キューで同一優先度レベルの各キューの優先度を交互に
配置することを特徴とする。また、同装置において、シ
ェーピングなしトラフィックはそのATMサービスカテゴ
リ毎に設けられる専用のキューに蓄積して固定優先度順
に出力すると共に、シェーピングありトラフィックは複
数あるシェーパキューのそれぞれに蓄積してシェーピン
グ処理を行い、優先度レベルの指定がない場合に前記シ
ェーパ出力をサービスカテゴりに応じて優先度付けし、
優先度レベルの指定がある場合にはシェーパ出力をその
指定のレベルに優先度付けし、全てのシェーパの出力の
内、同一優先度レベルのシェーパ出力をその優先度に基
づいて選択したラウンドロビンに統合して順番に出力す
ることも特徴とする。
御方法は、ATMネットワークを用いてATMセルを送受信す
る装置において、シェーピングありトラフィックとシェ
ーピングなしトラフィックを、シェーパキュー、クラス
別キューのそれぞれに別個にキューイングし、シェーパ
出力の優先度を決める際、優先度レベルの指定がない場
合そのサービスカテゴりに応じて優先度付けを行い、優
先度レベルの指定がある場合その指定のレベルに優先度
付けし、シェーピングありトラフィックの各キューの優
先度をその決定された優先度付けに従って配置し、また
シェーピングなしトラフィックの各キューの優先度を所
定の優先度レベルに応じて配置し、シェーピングありト
ラフィックのキューとシェーピングなしトラフィックの
キューで同一優先度レベルの各キューの優先度を交互に
配置することを特徴とする。また、同装置において、シ
ェーピングなしトラフィックはそのATMサービスカテゴ
リ毎に設けられる専用のキューに蓄積して固定優先度順
に出力すると共に、シェーピングありトラフィックは複
数あるシェーパキューのそれぞれに蓄積してシェーピン
グ処理を行い、優先度レベルの指定がない場合に前記シ
ェーパ出力をサービスカテゴりに応じて優先度付けし、
優先度レベルの指定がある場合にはシェーパ出力をその
指定のレベルに優先度付けし、全てのシェーパの出力の
内、同一優先度レベルのシェーパ出力をその優先度に基
づいて選択したラウンドロビンに統合して順番に出力す
ることも特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明のATM制御装置は、メモリに記録さ
れたプログラムに従いATMセルのスイッチングを行うATM
スイッチ制御部と、ATMスイツチでスイッチングされたA
TMセルを出力回線へ送り込む前に蓄積するバッファメモ
リと、バッファメモリに蓄積されたATMセルのリードラ
イトを行う他、出力バッファとしてのキュー管理を行う
出力バッファ制御部と、出力トラフィックに対してシェ
ーピングを行うパラメータを管理し、そのパラメータに
従ってシェーピングを行うシェーパコントローラと、AT
Mサービスカテゴリによって決まる優先度か、外部から
任意の優先度の設定を受け付け、この優先度に従って前
記バッファメモリに蓄積されたATMセルを選択し回線へ
出力する優先度制御部とを具備することを特徴とする。
前記出力バッファは、シェーパコントローラによって設
定されるシェーピングパラメータに従って制御され、シ
ェーパあり仮想チャネルを蓄積するシェーパキュー群
と、ATMサービスカテゴリの種別毎個別のキューによっ
て構成されるクラス別キュー群から成り、これらキュー
は同一種別の複数の仮想チャネル間で共有される。ま
た、前記優先度制御部は、シェーパにあるそれぞれのAT
Mセルをどの優先度に従って回線出力するかを選択する
ラウンドロビングループセレクタと、ラウンドロビング
ループセレクタによって優先度付られたシェーパ出力の
うち同じラウンドロビングループに入力されるATMセル
を公平に順番に出力するラウンドロビン制御部とから成
り、それぞれのラウンドロビン制御部に与えられた固定
の優先度に従い回線出力される。更に、前記出力バッフ
ァ制御部は、仮想チャネル設定要求内容を参照してシェ
ーピングの必要性の有無を判定し、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータを前記シェーパ
コントローラに設定してシェーピング処理を促し、前記
優先度制御部は、シェーパの優先度を決定するに際し、
サービスカテゴリに応じて一意に優先度レベルを決定す
るか、優先度の指定がある場合その優先度レベルに従い
出力バッファに蓄積されたATMセルを回線に出力し、シ
ェーピングなしの場合、サービスカテゴリに応じて一意
に優先度レベルを決定し出力バッファに蓄積されたATM
セルを回線に出力する。
れたプログラムに従いATMセルのスイッチングを行うATM
スイッチ制御部と、ATMスイツチでスイッチングされたA
TMセルを出力回線へ送り込む前に蓄積するバッファメモ
リと、バッファメモリに蓄積されたATMセルのリードラ
イトを行う他、出力バッファとしてのキュー管理を行う
出力バッファ制御部と、出力トラフィックに対してシェ
ーピングを行うパラメータを管理し、そのパラメータに
従ってシェーピングを行うシェーパコントローラと、AT
Mサービスカテゴリによって決まる優先度か、外部から
任意の優先度の設定を受け付け、この優先度に従って前
記バッファメモリに蓄積されたATMセルを選択し回線へ
出力する優先度制御部とを具備することを特徴とする。
前記出力バッファは、シェーパコントローラによって設
定されるシェーピングパラメータに従って制御され、シ
ェーパあり仮想チャネルを蓄積するシェーパキュー群
と、ATMサービスカテゴリの種別毎個別のキューによっ
て構成されるクラス別キュー群から成り、これらキュー
は同一種別の複数の仮想チャネル間で共有される。ま
た、前記優先度制御部は、シェーパにあるそれぞれのAT
Mセルをどの優先度に従って回線出力するかを選択する
ラウンドロビングループセレクタと、ラウンドロビング
ループセレクタによって優先度付られたシェーパ出力の
うち同じラウンドロビングループに入力されるATMセル
を公平に順番に出力するラウンドロビン制御部とから成
り、それぞれのラウンドロビン制御部に与えられた固定
の優先度に従い回線出力される。更に、前記出力バッフ
ァ制御部は、仮想チャネル設定要求内容を参照してシェ
ーピングの必要性の有無を判定し、シェーピングありの
場合にシェーピングに必要なパラメータを前記シェーパ
コントローラに設定してシェーピング処理を促し、前記
優先度制御部は、シェーパの優先度を決定するに際し、
サービスカテゴリに応じて一意に優先度レベルを決定す
るか、優先度の指定がある場合その優先度レベルに従い
出力バッファに蓄積されたATMセルを回線に出力し、シ
ェーピングなしの場合、サービスカテゴリに応じて一意
に優先度レベルを決定し出力バッファに蓄積されたATM
セルを回線に出力する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】上記構成において、シェーピングなしトラ
フィックは、そのATMサービスカテゴリである、Constan
t Bit Rate(CBR)、Real-time Variable Bit Rate(rt-VB
R)、Non-real-time Variable Bit Rate(nrt-VBR)、Avai
lable Bit Rate(ABR)、Unspecified Bit Rate(UBR)それ
ぞれの専用出力キューに蓄積され、それぞれの優先度の
順に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、
シェーピングありトラフィックは、シェーパ1からシェ
ーパnのいずれかのハードウェアシェーパに蓄積され、
シェーピング処理される。シェーパ1からシェーパnま
でのすべてのシェーパは、そのトラフィックの種別やソ
フトウェアの設定により、5つのラウンドロビン(Round
Robin: RR)制御部のうちから各シェーパ出力の優先度
に応じたものを選択することができ、これによって該当
ATMトラフィックの出力優先度の最適制御が行われる。
これにより、シェーピングの有無に関わらず、適切な優
先制御を施すことができ、高品質なATMセル出力を行う
ことが可能となる。
フィックは、そのATMサービスカテゴリである、Constan
t Bit Rate(CBR)、Real-time Variable Bit Rate(rt-VB
R)、Non-real-time Variable Bit Rate(nrt-VBR)、Avai
lable Bit Rate(ABR)、Unspecified Bit Rate(UBR)それ
ぞれの専用出力キューに蓄積され、それぞれの優先度の
順に固定優先度の制御を経て出力される。これに対し、
シェーピングありトラフィックは、シェーパ1からシェ
ーパnのいずれかのハードウェアシェーパに蓄積され、
シェーピング処理される。シェーパ1からシェーパnま
でのすべてのシェーパは、そのトラフィックの種別やソ
フトウェアの設定により、5つのラウンドロビン(Round
Robin: RR)制御部のうちから各シェーパ出力の優先度
に応じたものを選択することができ、これによって該当
ATMトラフィックの出力優先度の最適制御が行われる。
これにより、シェーピングの有無に関わらず、適切な優
先制御を施すことができ、高品質なATMセル出力を行う
ことが可能となる。
Claims (12)
- 【請求項1】 ATMネットワークを用いてATMセルを送受
信する装置において、シェーピングありトラフィツクと
シェーピングなしトラフィックを、シェーパキュー、ク
ラス別キューのそれぞれに別個にキューイングし、シェ
ーパ出力の優先度を決める際、優先度レベルの指定があ
る場合そのサービスカテゴりに応じて優先度付けを行
い、ない場合任意のレベルに優先度付けし、シェーピン
グありなしトラフィックのそれぞれのキューの優先度を
交互に配置することを特徴とするATMバッファ制御方
法。 - 【請求項2】 シェーピングありトラフィックのキュー
出力のうち、同一レベルの優先度を持つものをラウンド
ロビンにより統合し一つの出力を得ることを特徴とする
請求項1記載のATMバッファ制御方法。 - 【請求項3】 シェーパ出力のラウンドロビン出力とク
ラス別キュー出力とを、更に後段に付加されるラウンド
ロビンを介して統合することを特徴とする請求項2記載
のATMバッファ制御方法。 - 【請求項4】 シェーパ出力のラウンドロビンにクラス
別キュー出力を統合することを特徴とする請求項2記載
のATMバッファ制御方法。 - 【請求項5】 シェーピング有無トラフィックにおける
それぞれのキューの優先度を任意に配置することを特徴
とする請求項1記載のATMバッファ制御方法。 - 【請求項6】 シェーピング有無トラフィックの各キュ
ー出力をキュースイッチを介して優先度を変更すること
を特徴とする請求項5記載のATMバッファ制御方法。 - 【請求項7】 ATMネットワークを用いてATMセルを送受
信する装置において、シェーピングなしトラフイックは
そのATMサービスカテゴリ毎に設けられる専用のキュー
に蓄積して固定優先度順に出力すると共に、シェーピン
グありトラフィックは複数あるシェーパキューのそれぞ
れに蓄積してシェーピング処理を行い、優先度レベルの
指定がある場合に前記シェーパ出力をサービスカテゴリ
に応じて優先度付けし、指定がない場合にはシェーパ出
力を任意のレベルに優先度付けし、全てのシェーパをラ
ウンドロビンに統合して適切なものを選択出力すること
を特徴とするATMバッファ制御方法。 - 【請求項8】 メモリに記録されたプログラムに従いAT
Mセルのスイッチングを行うATMスイッチ制御部と、ATM
スイツチでスイッチングされたATMセルを出力回線へ送
り込む前に蓄積するバッファメモリと、バツファメモリ
に蓄積されたATMセルのリードライトを行う他、出力バ
ッファとしてのキュー管理を行う出力バッファ制御部
と、出力トラフィックに対してシェーピングを行うパラ
メータを管理し、そのパラメータに従ってシェーピング
を行うシェーパコントローラと、ATMサービスカテゴリ
によって決まる優先度か、外部から任意の優先度の設定
を受け付け、この優先度に従って前記バツファメモリに
蓄積されたATMセルを選択し回線へ出力する優先度制御
部とを具備することを特徴とするATMバッファ制御装
置。 - 【請求項9】 前記出力バッファは、シェーパコントロ
ーラによって設定されるシェーピングパラメータに従っ
て制御され、シェーパあり仮想チャネルを蓄積するシェ
ーパキュー群と、ATMサービスカテゴリの種別毎個別の
キューによって構成されるクラス別キュー群から成り、
これらキューは同一種別の複数の仮想チャネル間で共有
することを特徴とする請求項8記載のATMバッファ制御
装置。 - 【請求項10】 前記優先度制御部は、シェーパにある
それぞれのATMセルをどの優先度に従って回線出力する
かを選択するラウンドロビングループセレクタと、ラウ
ンドロビングループセレクタによって優先度付られたシ
ェーパ出力のうち同じラウンドロビングループに入力さ
れるATMセルを公平に順番に出力するラウンドロビン制
御部とから成り、それぞれのラウンドロビン制御部に与
えられた固定の優先度に従い回線出力することを特徴と
する請求項8記載のATMバッファ制御装置。 - 【請求項11】 前記優先度制御部は、ラウンドロビン
グループセレクタスイッチと優先度セレクタスイツチか
ら成る出力キースイッチ部を有し、ラウンドロビングル
ープセレクタスイッチは、シェーパキューにあるそれぞ
れのセルをどの優先度で出力するかを選択してラウンド
ロビン制御部へ供給し、優先度セレクタスイッチは、前
記ラウンドロビン制御部出力とクラス別キュー群出力を
スイッチングにより任意の優先度に並べ替えることを特
徴とする請求項8記載のATMバッファ制御装置。 - 【請求項12】 ATMネットワークを利用してATMセルを
送受信する装置において用いられ、仮想チャネル設定要
求内容を参照してシェーピングの必要性の有無を判定す
るステップと、シェーピングありの場合にシェーピング
に必要なパラメータをシェーパコントローラに設定する
ステップと、シェーパの優先度を決定するに際し、サー
ビスカテゴリに応じて一意に優先度レベルを設定する
か、優先度の指定がある場合にサービスカテゴリの種別
にかかわらず任意の優先度レベルを設定するステップ
と、シェーピングなしの場合、サービスカテゴリに応じ
て一意に優先度レベルを設定するステップがプログラム
され記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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