JP2000244486A - データ通信回線選択方法および装置ならびにこの装置が適用されるデータ送信装置および移動局 - Google Patents

データ通信回線選択方法および装置ならびにこの装置が適用されるデータ送信装置および移動局

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JP2000244486A
JP2000244486A JP11042897A JP4289799A JP2000244486A JP 2000244486 A JP2000244486 A JP 2000244486A JP 11042897 A JP11042897 A JP 11042897A JP 4289799 A JP4289799 A JP 4289799A JP 2000244486 A JP2000244486 A JP 2000244486A
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JP11042897A
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Keiko Yoneda
桂子 米田
Masaaki Nemoto
昌明 根本
Koji Matsuyama
浩司 松山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な通信料金のデータ通信回線を選択する
ことができるデータ通信回線選択装置を提供する。 【解決手段】 回線選択部24は、通信開始時に、通信ア
プリケーションAPの送信データの全データ長を取得す
る。その後、回線選択部24は、従量課金型のデータ通信
回線10に関し、全データ長および単位通信料金に基づい
て、送信データを送信するのに必要な通信料金を求め
る。また、回線選択部24は、時間課金型のデータ通信回
線10に関し、全データ長、実効伝送速度および単位通信
料金に基づいて通信料金を求める。その後、回線選択部
24は、最も安価な通信料金のデータ通信回線10を選択す
る。データ通信装置1は、選択されたデータ通信回線10
を介して送信データを送信する。これにより、ユーザ
は、安価な通信料金でデータ通信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信アプリケー
ションから送出される送信データを送信するのに適した
データ通信回線を複数のデータ通信回線の中から選択す
る方法および装置、ならびに、この装置が適用されたデ
ータ送信装置および移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、通信アプリケーションから送
出される送信データを複数のデータ通信回線のうちいず
れかを使用して送信するデータ通信装置が知られてい
る。この種のデータ通信装置においては、通信アプリケ
ーションとデータ通信回線とを固定的に接続せず、必要
に応じてダイナミックにデータ通信回線を選択するため
に、通信アプリケーションとデータ通信回線との接続を
制御する必要がある。
【0003】この制御を行う手段を設けたデータ通信装
置は、たとえば特開平5-260044号公報に開示されてい
る。図17は、この公開公報に開示されているデータ通
信装置の構成を示すブロック図である。このデータ通信
装置は、ISDN(IntegratedServices Digital Networ
k)回線106に接続可能になっている。ISDN回線1
06との接続処理に関しては、ISDN接続制御部10
4およびISDN接続部105が担当している。
【0004】各通信アプリケーション(AP)100、10
1、102は、通信を行う場合、通信チャネル(通信回
線)を指定したうえで回線使用を回線資源管理部103
に要求する。回線資源管理部103は、指定された通信
回線、通信モード(パケット交換/回線交換)および多
重化の可否を考慮し、複数の通信回線の中から適切な通
信回線を選択する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報に開示さ
れている技術では、データ通信による課金のことを考慮
せずに、伝送効率を考慮して回線選択を行っている。し
かし、インターネットが普及し、静止画および動画など
の大容量のファイルをダウンロードする機会が増えてい
る昨今では、伝送効率を多少犠牲にしても、安価な通信
料金のデータ通信回線でデータ通信をすることが望まれ
る場合がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、安価な通信料
金のデータ通信回線を選択することができるデータ通信
回線選択方法および装置を提供することである。
【0007】また、この発明の他の目的は、上記データ
通信回線選択装置を用いることにより、ユーザの経済的
負担を軽減できるデータ送信装置および移動局を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、通信アプリケーションからの送信データ
を送信するデータ通信回線を複数のデータ通信回線の中
から選択する方法であって、通信アプリケーションから
の送信データを送信する場合における各データ通信回線
ごとの通信料金を求め、この求められた各データ通信回
線ごとの通信料金に基づいて、送信データを送信するの
に通信料金が最も安価となるデータ通信回線を選択する
ことを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、最も安価な通信料金の
データ通信回線を選択できる。したがって、ユーザは、
安価な通信料金でデータ通信を行うことができる。
【0010】また、この発明は、通信アプリケーション
からの送信データを送信するデータ通信回線を複数のデ
ータ通信回線の中から選択する方法であって、通信アプ
リケーションからの送信データを送信する場合における
各データ通信回線ごとの通信料金を求め、使用可である
データ通信回線のうち、上記求められた通信料金に基づ
いて付与された優先順位のうち最上位の優先順位のデー
タ通信回線を選択することを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、使用可の中で最上位の
優先順位のデータ通信回線を選択するから、通信料金が
できるだけ安く、かつデータ送信をできるだけ速く開始
できるデータ通信回線を選択できる。そのため、ユーザ
は、安価にかつ迅速にデータ通信を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】実施の形態1.図1は、この発明の実施形
態1に係るデータ通信装置を含むデータ通信システムの
全体構成を示す概念図である。このデータ通信システム
は、互いに離れた位置に設けられた2つのデータ通信装
置1、2の間でデータを送受信するものである。送受対
象のデータは、文字データ、動画データ、静止画データ
および音声データを含む。
【0014】このデータ通信システムにおいては、この
発明は、一方のデータ通信装置1に適用されている。こ
のデータ通信装置1は、3つのデータ通信網3、4、5
に接続されている。各データ通信網3、4、5は、それ
ぞれ、ゲートウエイ6、7、8を介して他の1つのデー
タ通信網9に接続されている。他のデータ通信装置2
は、この他のデータ通信網9に接続されている。
【0015】3つのデータ通信網3、4、5は、それぞ
れ、ISDN(Integrated ServicesDigital Network)回
線交換網、ISDNパケット交換網およびフレームリレ
ー網である。なお、データ通信網3、4、5は、上記に
限定されるものではなく、パケット専用網など他のデー
タ通信網を適用することができる。
【0016】データ通信装置1は、ISDN回線交換網
3、ISDNパケット交換網4およびフレームリレー網
5に対して複数のデータ通信回線10を介して接続可能
になっている。具体的には、データ通信装置1は、IS
DN回線交換網3に対して第1非制限ディジタル回線1
1および第2非制限ディジタル回線12を介して接続可
能になっている。また、データ通信装置1は、ISDN
パケット交換網4に対して第1パケット回線13および
第2パケット回線14を介して接続可能になっている。
さらに、データ通信装置1は、フレームリレー網5に対
してフレームリレー回線15を介して接続可能になって
いる。
【0017】なお、データ通信装置1が接続可能なデー
タ通信回線10としては、上記に限定されるものではな
く、たとえば、ISDNベーシック回線、ISDN一次
群回線およびパケット専用回線などのデータ有線通信回
線を適用することができる。また、パケット通信におけ
る異なるQOS(Quality Of Service)クラスが設定され
るデータ通信回線を適用することができる。
【0018】図2は、データ通信装置1の構成を示すブ
ロック図である。データ通信装置1は、複数の通信アプ
リケーションAP1、AP2、AP3、AP4(以下総
称するときは「通信アプリケーションAP」とい
う。)、1つの回線管理部21および複数の回線制御部
22a、22b、22c、22d、22e(以下総称す
るときは「回線制御部22」という。)を含む。この実
施形態1では、通信アプリケーションAPは4つ設けら
れている。また、回線制御部22は、このデータ通信装
置1が接続可能なデータ通信回線10ごとに設けられて
いる。すなわち、この実施形態1では、回線制御部22
は、5つ設けられている。
【0019】通信アプリケーションAPは、データ通信
装置1に依存しない汎用のソフトウエアである。たとえ
ば、通信アプリケーションAPは、OS(Operating Sys
tem)の下で動作する。各通信アプリケーションAP1〜
AP4は、それぞれ異なる機能を実現するソフトウエア
である。具体的には、各通信アプリケーションAP1〜
AP4は、それぞれ、ファイル転送、インターネットア
クセス(ブラウザ)、映像プログラム配信サービスおよ
び電子メール通信を実現する。
【0020】通信アプリケーションAPは、送信データ
を固定長または可変長のパケット形式に分割して送出す
る。送信データは、ヘッダ部およびデータ部を含む。ヘ
ッダ部は、データ関連情報を含む。データ関連情報は、
送信データの全データ長を含む。
【0021】回線管理部21は、データ通信装置1に接
続可能なデータ通信回線10の中から適切なデータ通信
回線10を選択するものである。回線管理部21は、情
報取得部23、回線選択部24および課金情報テーブル
25を備えている。情報取得部23は、通信アプリケー
ションAPから与えられる送信開始要求信号の中からデ
ータ関連情報を抽出・取得する。回線選択部24は、送
信データをすべて送信する際に必要な通信料金を各デー
タ通信回線10ごとに求める。この場合、回線選択部2
4は、課金情報テーブル25に記憶されている課金情報
を参照する。
【0022】各回線制御部22a〜22eは、それぞ
れ、各データ通信回線11〜15の回線接続、回線切断
およびデータ送受信などの回線関連処理を実行する。各
回線制御部22a〜22eは、それぞれ、回線関連処理
を実行する回線制御回路(図示せず)および実効速度計
測部26a、26b、26c、26d、26e(以下総
称するときは「実効速度計測部26」という。)を含
む。実効速度計測部26は、データ通信回線10の実効
伝送速度を測定単位時間t(たとえばt=1(sec))ご
とに求める。実効速度計測部26は、求められた実効伝
送速度を回線選択部24に与える。
【0023】図3は、課金情報テーブル25の構成を示
す概念図である。課金情報テーブル25は、データ通信
回線10と、接続種別、課金種別、単位通信料金および
実効伝送速度との対応関係を示している。課金情報テー
ブル25は、各データ通信回線10の種別が記述される
回線種別フィールド25a、接続種別が記述される接続
種別フィールド25b、課金種別が記述される課金種別
フィールド25c、単位通信料金が記述される単位通信
料金フィールド25dおよび実効伝送速度が記述される
実効伝送速度フィールド25eを有する。課金情報テー
ブル25は、たとえばデータ通信装置1の保守インタフ
ェースから容易に変更可能なものである。
【0024】接続種別は、各データ通信回線10の通信
速度を示すためのものである。課金種別は、時間課金型
および従量課金型のいずれであるかを示すものである。
時間課金型は、単位時間ごとに課金されるものである。
従量課金型は、単位データごとに課金されるものであ
る。単位通信料金は、単位時間または単位データごとの
通信料金を示すものである。
【0025】実効伝送速度は、次のように場合分けされ
て記述される。すなわち、以前も現在も未使用のデータ
通信回線10の実効伝送速度としては、デフォルト値が
記述されている。以前に1回以上使用され、かつ現在未
使用のデータ通信回線10の実効伝送速度としては、以
前使用したときに計測された値が記述されている。以前
に一度も使用されておらず、現在使用されているデータ
通信回線10の実効伝送速度としては、測定単位時間t
ごとに計測された値が記述されている。以前に1回以上
使用され、かつ現在も使用されているデータ通信回線1
0の実効伝送速度としては、測定単位時間tごとに計測
された値が記述されている。
【0026】なお、以前に1回以上使用され、かつ現在
も使用されているデータ通信回線10の実効伝送速度と
して、測定単位時間tごとに計測された値に代えて、以
前使用したときに計測された値を適用することもでき
る。この場合、実効伝送速度の計測は、測定単位時間t
ごとに周期的に行われるのではなく、1回の通信が終了
する際に行われる。
【0027】図4は、通信開始時におけるデータ通信装
置1の回線選択処理を説明するためのフローチャートで
ある。各通信アプリケーションAPのうちのいずれかに
おいて送信開始要求が発生すると(ステップS1)、通
信アプリケーションAPは、送信開始要求信号を回線管
理部21に与える。回線管理部21内の情報取得部23
は、送信開始要求信号を受信すると、この受信された送
信開始要求信号のヘッダ部に含まれている全データ長を
抽出する(ステップS2)。情報取得部23は、抽出さ
れた全データ長を回線選択部24に与える。
【0028】回線選択部24は、情報取得部23から全
データ長が与えられると、課金情報テーブル25を参照
し、各データ通信回線10の課金種別および実効伝送速
度をそれぞれ取得する(ステップS3)。その後、回線
選択部24は、送信開始要求のあった送信データを送信
する場合における各データ通信回線10の通信料金をそ
れぞれ求める(ステップS4)。
【0029】具体的には、回線選択部24は、課金種別
に応じて通信料金を求める。すなわち、回線選択部24
は、課金種別が従量課金型の場合、情報取得部23から
与えられた全データ長を課金単位の単位データ長で割
る。その結果、送信データは、単位データ長の何倍のデ
ータ長を有するものであるかがわかる。その後、回線選
択部24は、この求められた倍数に単位通信料金を乗じ
る。その結果、送信データをすべて送信するのに必要な
通信料金を求めることができる。
【0030】一方、課金種別が時間課金型の場合には、
回線選択部24は、情報取得部23から与えられた全デ
ータ長を実効伝送速度で割る。その結果、送信データを
すべて送信する際の送信時間を得ることができる。その
後、回線選択部24は、求められた送信時間と単位通信
料金とを乗じる。こうして、送信データをすべて送信す
るのに必要な通信料金を求めることができる。
【0031】以上のようにして各データ通信回線10ご
との通信料金を求めると、回線選択部24は、求められ
た通信料金のうち最も安価な通信料金のデータ通信回線
を選択する(ステップS5)。回線選択部24は、最も
安価な通信料金のデータ通信回線10を選択すると、こ
の選択されたデータ通信回線10を担当する回線制御部
22に対して、回線接続を指示するためのデータ送信開
始信号を送信する。回線制御部22は、データ送信開始
信号を受信すると、回線接続の指示に従って、担当する
回線と接続する(ステップS6)。
【0032】回線制御部22は、回線接続後、回線接続
完了を示す回線接続完了信号を回線管理部21に送信す
る。回線管理部21は、回線接続完了信号を受信する
と、データ送信許可を示す許可信号を通信アプリケーシ
ョンAPに送信する。通信アプリケーションAPは、許
可信号を受信すると、送信データの送信を開始する。
【0033】通信アプリケーションAPから回線管理部
21に対しては、送信データがパケット形式で順次与え
られる。回線管理部21は、送信データが受信される
と、この受信された送信データを回線制御部22に与え
る。回線制御部22は、送信データを受信すると、この
受信された送信データをデータ通信回線10に送出す
る。このようにして、送信データの送信が開始される
(ステップS7)。
【0034】通信開始後、回線管理部21は、すべての
送信データを回線制御部22に送出したか否かを判別す
る(ステップS8)。すべての送信データを送出してい
なければ(ステップS8のNO)、回線管理部21は、
送信データを上記選択されたデータ通信回線10に送出
すべく回線制御部22に継続して与える。すべての送信
データを送出していれば(ステップS8のYES)、回
線管理部21は、選択されたデータ通信回線10を担当
する回線制御部22に対して回線の切断を指示する回線
切断信号を与える。回線制御部22は、回線切断信号を
受信すると、回線切断処理を実行する。こうして、通信
が完了する。
【0035】図5は、データ通信回線10の実効伝送速
度の更新処理を説明するためのフローチャートである。
この実施形態1においては、次の通信開始時における回
線選択のために、実効伝送速度の更新を行っている。す
なわち、次の通信開始時においては、従前の通信中に更
新された最新の実効伝送速度を使用して、時間課金型の
データ通信回線10の通信料金を演算する。
【0036】実効速度計測部26は、送信データがデー
タ通信回線10に送出されている状態において、実効伝
送速度を測定単位時間tごとに周期的に求める。より詳
述すれば、実効速度計測部26は、送信データの送信開
始に応答して、データ通信回線10に送出された送信デ
ータのデータ長である送信済データ長の測定を開始する
(ステップT1)。その後、実効速度計測部26は、測
定単位時間tが経過したか否かを判別する(ステップT
2)。測定単位時間tが経過していなければ(ステップ
T2のNO)、実効速度計測部26は、通信が完了した
か否かを判別する(ステップT6)。通信が完了してい
なければ(ステップT6のNO)、実効速度計測部26
は、上述のステップT1の測定処理を継続する。
【0037】測定単位時間tが経過すると(ステップT
2のYES)、実効速度計測部26は、実効伝送速度を
演算する(ステップT3)。すなわち、実効速度計測部
26は、測定単位時間tにおける送信済データ長を測定
単位時間tで割る。その結果、実効伝送速度が求められ
る。
【0038】実効速度計測部26は、この求められた実
効伝送速度を回線選択部24に与える(ステップT
4)。回線選択部24は、与えられた実効伝送速度を、
当該実効伝送速度が求められたデータ通信回線10に対
応付けられている実効伝送速度フィールド25eに書き
込む。こうして、回線選択部24は、実効伝送速度を更
新する(ステップT5)。
【0039】次に、回線選択について具体例を示しなが
ら説明する。たとえば、通信アプリケーションAP1か
ら送出される送信データの全データ長が3Mバイトの場
合を想定する。
【0040】この場合、図2によれば、第1非制限ディ
ジタル回線11の実効伝送速度は54kbpsであるから、
第1非制限ディジタル回線11における送信時間は、約
7.4分となる。3分当たり10円課金されることか
ら、通信料金は30円となる。また、第2非制限ディジ
タル回線12の実効伝送速度は120kbpsであるから、
第2非制限ディジタル回線12における送信時間は、約
3.3分となる。3分当たり20円課金されることか
ら、通信料金は40円となる。
【0041】さらに、第1パケット回線13では、単位
データ長は256バイト(1パケット)であるから、当
該チャネルにおける送信データ長は11718パケット
となる。1パケット当たり0.6円課金されることか
ら、通信料金は7030円となる。さらにまた、第2パ
ケット回線14では単位データ長は4kバイト(1パケ
ット)であるから、第2パケット回線14における送信
パケット数は750パケットとなる。1パケット当たり
0.6円課金されることから、通信料金は450円とな
る。
【0042】さらに、フレームリレー回線15の実効伝
送速度は10Mbpsであるから、フレームリレー回線15
における送信時間は、2.4秒となる。1分当たり30
円課金されることから、通信料金は30円となる。
【0043】以上から、3Mバイトの送信データを送信
する場合に、最も安価な通信料金となるデータ通信回線
10は、第1非制限ディジタル回線11となる。そし
て、この場合には、第1非制限ディジタル回線11が選
択されることになる。
【0044】以上のようにこの実施形態1によれば、最
も安価な通信料金となるデータ通信回線10を使用して
送信データを送信できる。したがって、ユーザは、安価
な通信料金でデータ通信を行うことができる。そのた
め、ユーザの経済的負担を軽減できる。ゆえに、ユーザ
インタフェースの向上を図ることができる。
【0045】また、時間課金型のデータ通信回線10の
通信料金を求める場合に、課金情報テーブル25の実効
伝送速度フィールド25eに記述されている実効伝送速
度を利用している。したがって、演算時におけるデータ
通信回線10の状態に応じた通信料金を求めることがで
きる。そのため、最も安価な通信料金のデータ通信回線
10を確実に選択できる。
【0046】実施の形態2.図6は、この発明の実施形
態2に係るデータ通信装置1の構成を示すブロック図で
ある。図6において、図2と同じ機能部分については同
一の参照符号を使用する。
【0047】上記実施形態1では、通信開始時に、最も
安価な通信料金のデータ通信回線10を選択する。しか
し、通信中においては、使用しているデータ通信回線1
0の通信トラフィックは動的に変化するから、通常、デ
ータ通信回線10の実効伝送速度は変化する。この場
合、通信開始時に通信料金が最も安価であっても、実際
に通信し始めると、他のデータ通信回線10の通信料金
の方が最終的に最も安価になる場合がある。そこで、こ
の実施形態2では、通信中においてデータ通信回線10
の状態を監視し、データ通信回線10の状態に応じて、
最も通信料金の安価なデータ通信回線10に回線を動的
に切り替えるようにしている。
【0048】回線制御部22a〜22eは、それぞれ、
使用状況判定部30a、30b、30cf、30dおよ
び30e(以下「使用状況判定部30」という。)を備
えている。使用状況判定部30は、担当するデータ通信
回線10の使用状況を判定する。具体的には、通信中は
「使用中」と判定し、通信終了後は「空き」と判定す
る。使用状況判定部30は、判定された使用状況を回線
選択部24に与える。
【0049】課金情報テーブル25は、図7に示すよう
に、使用状況フィールド25fを有している。使用状況
フィールド25fは、各データ通信回線11〜15の使
用状況をそれぞれ記述するフィールドである。
【0050】回線選択部24は、使用状況判定部30か
ら使用状況が与えられると、対応するデータ通信回線1
0に対応する使用状況フィールド25fに、与えられた
使用状況を記述する。
【0051】回線管理部21は、回線切替部31を備え
ている。回線切替部31は、通信中にデータ通信回線1
0の状態に応じてデータ通信回線10を動的に切り替え
る。この場合、回線切替部31は、課金情報テーブル2
5内の使用状況フィールド25fの内容を参照する。
【0052】回線切替部31は、切替時間テーブル32
を有している。切替時間テーブル32は、図8に示すよ
うに、切替元のデータ通信回線から切替先のデータ通信
回線に切り替える際に必要な回線切替時間を記憶してい
る。回線切替時間は固定値である。
【0053】回線切替部31は、通信中において、切替
時間テーブル32を参照し、未送出の送信データを送信
するのに最も安価な通信料金で済むデータ通信回線10
を求める。未送出の送信データとは、送信データのうち
データ通信回線10にまだ送出されていない送信データ
のことである。この実施形態2では、回線管理部21か
ら回線制御部22にまた送出されていない送信データ
を、未送出の送信データとしている。
【0054】図9および図10は、データ通信装置1に
おける回線選択処理を説明するためのフローチャートで
ある。送信要求発生(ステップU1)から送信データの
送信開始(ステップU7)までの処理は、図4における
ステップS1からS7までの処理と同じなので、以下簡
単に説明する。
【0055】通信アプリケーションAPから回線管理部
21に対して送信開始が要求されると、回線管理部21
は、送信データの全データ長および各データ通信回線1
0の実効伝送速度または単位データ長に基づいて、最も
安価な通信料金のデータ通信回線10を選択する。回線
管理部21は、回線制御部22に回線接続を指示し、そ
の後回線接続が完了すると、通信アプリケーションAP
から送出された送信データを回線制御部22を介してデ
ータ通信回線10に送出する。こうして、データ送信が
開始される。
【0056】通信開始後、回線管理部21および回線制
御部22は、回線切替処理を実行する。すなわち、通信
開始時に選択されたデータ通信回線10を担当する実効
速度計測部26は、当該データ通信回線10の実効伝送
速度の計測を開始する(ステップU8)。実効速度計測
部26は、計測された実効伝送速度を回線選択部24に
与える。回線選択部24は、与えられた実効伝送速度を
課金情報テーブル25の実効伝送速度フィールド25e
に記述し、当該実効伝送速度フィールド25eの内容を
更新する。
【0057】また、回線切替部31は、未送出の送信デ
ータのデータ長である残存データ長を求める(ステップ
U9)。具体的には、回線切替部31は、情報取得部2
3から送信データの全データ長を取得する。また、回線
切替部31は、取得された全データ長から回線制御部2
2に送出した後の送出済データ長を差し引く。このよう
にして、残存データ長を求める。
【0058】回線切替部31は、残存データ長が求めら
れると、課金情報テーブル25にアクセスし、残存デー
タを送信する際の各データ通信回線10ごとの通信料金
を求める(ステップU10)。具体的には、回線切替部
31は、時間課金型のデータ通信回線10について通信
料金を求める場合、切替時間テーブル32にアクセス
し、回線切替時間を加味して通信料金を求める。
【0059】すなわち、回線切替部31は、残存データ
長および実効伝送速度に基づいて、残存データを送信す
るのに必要な残存送信時間を求める。さらに具体的に
は、回線切替部31は、残存データ長を実効伝送速度で
割ることにより残存送信時間を求める。また、回線切替
部31は、切替時間テーブル32にアクセスし、現在使
用中のデータ通信回線10から時間課金型のデータ通信
回線10に切り替える際に必要な回線切替時間を取得す
る。
【0060】その後、回線切替部31は、上記求められ
た残存送信時間と上記取得された回線切替時間とを加算
し、回線切替を考慮した実際の残存送信時間を求める。
その後、回線切替部31は、この求められた実際の残存
送信時間と課金単位フィールド25dに記述された単位
通信料金とに基づいて、残存データを送信する際の通信
料金を求める。
【0061】また、回線切替部31は、従量課金型のデ
ータ通信回線10について通信料金を求める場合、残存
データ長と単位データ長とに基づいて、残りのパケット
数を求める。すなわち、回線切替部31は、残存データ
長を単位データ長で割ることにより、残りのパケット数
を求める。その後、回線切替部31は、この残りのパケ
ット数と単位通信料金とを乗じることにより、残存デー
タを送信する際の通信料金を求める。
【0062】以上のようにして、回線切替部31は、残
存データを送信する際に必要な通信料金を各データ通信
回線10ごとに求める。その後、回線切替部31は、こ
の求められた通信料金のうち最も安価な通信料金となる
データ通信回線10を認識する。
【0063】その後、回線切替部31は、当該認識され
たデータ通信回線10が現在使用中のデータ通信回線で
あるか否かを判別する(ステップU11)。現在使用中
のデータ通信回線であれば(ステップU11のYE
S)、回線切替部31は、回線切替処理は行わずに、現
在使用中のデータ通信回線10を再選択する(ステップ
U12)。
【0064】再選択後、回線管理部21は、送信データ
を現在使用中のデータ通信回線10に送出すべく回線制
御部22に対して継続して与える。また、回線管理部2
1は、すべての送信データを回線制御部22に送出した
か否かを判別する(ステップU13)。すべての送信デ
ータを回線制御部22に送出していない場合、回線管理
部21は、上述したステップU8からの回線切替処理を
繰り返し実行する。
【0065】一方、選択されたデータ通信回線が現在使
用中のデータ通信回線10でなければ(ステップU11
のNO)、回線切替部31は、当該データ通信回線10
を次に使用する回線の候補としていったん設定する。そ
の後、回線切替部31は、課金情報テーブル25の使用
状況フィールド25fを参照し、当該データ通信回線1
0を使用できるか否かを判別する(図10のステップU
14)。
【0066】「使用中」であれば(ステップU14のN
O)、回線切替部31は、データ通信回線10の選択を
中止し、現在使用中のデータ通信回線10を再選択する
(図9のステップU12)。その後、回線管理部21
は、データ通信が完了するまで上述した図8のステップ
U8からの回線切替処理を繰り返し実行する。
【0067】「空き」であれば(ステップU14のYE
S)、回線切替部31は、データ通信回線10を次に使
用すべきデータ通信回線として正式に選択する(ステッ
プU15)。回線管理部21は、回線切替部31におい
てデータ通信回線10が正式に選択されると、回線の切
替処理を実行する。
【0068】すなわち、回線管理部21は、現在使用中
のデータ通信回線10を切断させる(ステップU1
6)。具体的には、回線管理部21は、現在使用中のデ
ータ通信回線10を担当する回線制御部22に対して、
データ通信終了を示す通信終了信号を送信する。通信終
了信号を受信した回線制御部22は、回線を切断する処
理を実行する。
【0069】また、回線切替部31は、選択されたデー
タ通信回線10を接続させる(ステップU17)。具体
的には、回線切替部31は、回線接続を指示するための
データ送信開始信号を回線制御部22に与える。このデ
ータ送信開始信号を受信した回線制御部22は、回線接
続の指示に従って回線接続処理を実行する。こうして、
回線切替が行われる。
【0070】回線切替後、上述の送信開始時における回
線接続後の処理と同様に、データ送信が開始される(ス
テップU18)。すなわち、回線制御部22は、回線管
理部21対して回線接続完了信号を送信し、回線接続完
了信号を受信した回線管理部21は、残存データを回線
制御部22に対して送信する。
【0071】その後、回線管理部21は、図8のステッ
プU13のデータ通信完了判別処理を実行する。通信が
完了していなければ、回線管理部21は、ステップU8
からの回線切替処理を繰り返し実行する。通信が完了す
れば、回線管理部21は、回線切断を指示する通信終了
信号を回線制御部22に与えることにより、通信処理を
終了する。
【0072】以上のようにこの実施形態2によれば、通
信中において回線を最も安価な通信料金のデータ通信回
線に動的に切り替える。したがって、ユーザは、最も安
価な通信料金のデータ通信回線を通信開始時だけ選択す
る場合に比べて、一層安価な通信料金でデータ通信を行
うことができる。そのため、ユーザの経済的負担を一層
軽減できる。ゆえに、ユーザインタフェースの向上を一
層図ることができる。
【0073】また、時間課金型のデータ通信回線10の
通信料金を求める場合、または、現在使用中のデータ通
信回線10が時間課金型である場合には、回線切替時間
を加味している。したがって、実体に即した形で通信料
金を得ることができる。そのため、最も安価な通信料金
のデータ通信回線10を確実に選択することができる。
ゆえに、ユーザの経済的負担を確実に軽減できる。
【0074】実施の形態3.図11は、この発明の実施
形態3に係るデータ通信装置1の構成を示すブロック図
である。図11において、図6と同じ機能部分について
は同一の参照符号を使用する。
【0075】上記実施形態1および2では、通信開始時
におけるデータ通信回線10の選択は、通信料金の高低
に基づいて行われる。この場合、もしも選択されたデー
タ通信回線10が使用中であれば、回線選択処理をいっ
たん中止し、ビジー状態とすることが考えられる。しか
し、この処理では、データ通信を素早く開始するという
要求には応えることができない。そこで、この実施形態
3では、データ通信を素早く開始させることを重要視
し、いったん選択されたデータ通信回線10が使用中の
場合には、他のデータ通信回線10を選択できるように
している。
【0076】回線制御部22a〜22eは、それぞれ、
上記実施形態2と同様に、使用状況判定部30a、30
b、30c、30dおよび30eを備えている。また、
課金情報テーブル25は、上記実施形態2と同様に、使
用状況フィールド25fを有している。
【0077】回線選択部24は、優先順位記憶部40を
有している。優先順位記憶部40は、回線選択部24に
おいて求められた通信料金の高低に応じて付与された優
先順位をデータ通信回線10を対応付けて記憶する。よ
り詳述すれば、回線選択部24は、通信開始時に回線を
選択する際に求められた各データ通信回線10ごとの通
信料金に優先順位を付与する。具体的には、回線選択部
24は、通信料金が安いデータ通信回線10ほど高くな
るように優先順位を付与する。したがって、最も安価な
通信料金のデータ通信回線10の優先順位が最も高く、
最も高価な通信料金のデータ通信回線10の優先順が最
も低くなる。その後、回線選択部24は、優先順位と各
データ通信回線10とを対応付けて優先順位記憶部40
に記憶する。
【0078】図12は、この実施形態3に係る通信開始
時における回線選択処理を説明するためのフローチャー
トである。通信アプリケーションAPから送信開始要求
信号が回線管理部21に与えられると、回線管理部21
内の回線選択部24は、情報取得部23から与えられる
全データ長および課金情報テーブル25に基づいて、通
信料金をデータ通信回線10ごとに求める。その後、回
線選択部24は、通信料金が安いものほど高くなるよう
に優先順位を付与し、その結果を優先順位記憶部40に
記憶する。
【0079】次いで、回線選択部24は、優先順位記憶
部40に記憶されている複数のデータ通信回線10のう
ち優先順位として1番が付与されているデータ通信回線
10の使用状況を調べる。具体的には、回線選択部24
は、優先順位が1番のデータ通信回線10に対応する使
用状況フィールド25fを参照し(ステップV1)、当
該データ通信回線10が「空き」であるか否かを判別す
る(ステップV2)。使用状況が「空き」であれば(ス
テップV2のYES)、回線選択部24は、優先順位が
1番のデータ通信回線10を選択する(ステップV
3)。
【0080】回線選択後の処理は、上記実施形態1にお
いて説明したのと同様である。すなわち、選択されたデ
ータ通信回線10を担当する回線制御部22に対して回
線管理部21から回線接続を要求し、この回線制御部2
2において回線接続が完了した後、回線管理部21から
回線制御部22に送信データが送信され、回線制御部2
2からデータ通信回線10に送信データが送出される。
【0081】一方、使用状況が「使用中」であれば(ス
テップV2のNO)、回線選択部24は、優先順位とし
て2番が付与されているデータ通信回線10の使用状況
を使用状況フィールド25fを参照して調べ(ステップ
V4)、当該データ通信回線10が「空き」であるか否
かを判別する(ステップV5)。使用状況が「空き」で
あれば(ステップV5のYES)、回線選択部24は優
先順位が2番のデータ通信回線10を選択する(ステッ
プV6)。使用状況が「使用中」であれば(ステップV
5のNO)、回線選択部24は、優先順位として3番が
付与されているデータ通信回線10の使用状況を使用状
況フィールド25fを参照して調べ(ステップV7)、
当該データ通信回線10が「空き」であるか否かを判別
する(ステップV8)。
【0082】以後同様に、使用状況が「空き」であれば
(ステップV8のYES)、回線選択部24はそのデー
タ通信回線10を選択し(ステップV9)、当該データ
通信回線10の使用状況まで「使用中」であれば(ステ
ップV8のNO)、回線管理部21は、いったんデータ
通信回線10の選択を中止し、ビジー状態とする(ステ
ップV10)。
【0083】ビジー状態後は、たとえば一定周期ごとに
上述した回線選択処理を繰り返し実行し、その結果「空
き」のデータ通信回線10が見つかった時点でそのデー
タ通信回線10を選択し、当該データ通信回線10に送
信データを送出するようにすればよい。
【0084】以上のようにこの実施形態3によれば、各
データ通信回線10ごとに通信料金の安価な順に優先順
位を付与し、優先順位の高い順から空いているデータ通
信回線を検索することにより、少しでも安価な通信料金
のデータ通信回線を選択している。したがって、使用中
であればすぐにビジー状態とする場合に比べて、データ
送信を素早く開始できる。そのため、データ送信を急い
でいる場合に良好に対応することができる。
【0085】なお、上記の説明では、通信開始時におけ
る回線選択を例にとって説明している。しかし、実施形
態2のように通信中における回線選択についても同様の
構成を適用することができる。
【0086】この構成に係る回線切替部31(二点鎖線
で示している)は、優先順位記憶部50を有している。
優先順位記憶部50は、回線切替部31において求めら
れた通信料金の高低に応じて付与された優先順位をデー
タ通信回線10に対応付けて記憶する。より詳述すれ
ば、回線切替部31は、通信中の回線選択の際に求めら
れた各データ通信回線10ごとの通信料金に対して、通
信料金が安いほど高くなるように優先順位を付与する。
その後、回線切替部31は、優先順位と各データ通信回
線10とを対応付けて優先順位記憶部50に記憶する。
【0087】回線選択処理については、上述の説明と同
様に、データ通信回線10の使用状況を使用状況フィー
ルド25fを参照して優先順位が高い順から調べ始め、
「空き」となっているデータ通信回線10が見つかった
時点で、そのデータ通信回線を次に使用すべきデータ通
信回線として選択する。
【0088】この構成によれば、通信中において、残り
の送信データを素早く、かつ経済的に送信することがで
きる。そのため、データ送信を急いでいる場合により一
層良好に対応することができる。
【0089】なお、上記説明では、優先順位を3番まで
しか付与していないが、優先順位の付与の仕方は任意で
あり、たとえば2番までまたは4番までとしてもよい。
【0090】実施の形態4.図13は、この発明の実施
形態4に係るデータ通信装置が適用された移動局を含む
移動通信システムの全体構成を示す概念図である。
【0091】上記実施形態1ないし3は、この発明を固
定のデータ通信システムに適用する場合を例にとってい
る。これに対して、この実施形態4は、この発明を移動
通信システムに適用する場合を例にとっている。
【0092】この移動通信システムは、移動局60およ
びネットワークシステム70を備えている。移動局60
は、この実施形態4に係るデータ通信装置に相当する。
移動局60は、データ端末61、携帯機62およびデー
タ端末61を携帯機62に接続する際のインタフェース
として機能するアダプタ63を有している。データ端末
61は、たとえば携帯可能なパーソナルコンピュータか
ら構成される。携帯機62は、無線通信機能を有する携
帯可能な無線通信機器で、たとえば携帯電話機またはP
HS(Personal Handyphone System)電話機から構成され
る。
【0093】ネットワークシステム70は、2つの移動
通信網71、72およびデータ通信装置73が接続され
た固定通信網74を備えている。各移動通信網71、7
2は、それぞれ、PDC(Personal Digital Cellular)
網およびPHS網である。PDC網71およびPHS網
72は、それぞれ、複数の基地局75、76を備えてい
る。基地局75、76は、移動局60との間で無線電波
を直接送受信する。基地局75、76は、それぞれ、ゲ
ートウエイ77、78に接続されている。ゲートウエイ
77、78は、それぞれ、基地局75、76と固定通信
網74との間でゲートとして機能する。
【0094】移動局60は、ネットワークシステム70
のPDC網71およびPHS網72に対してデータ通信
回線10を介して接続できるようになっている。より具
体的には、移動局60は、PDC網71に対して第1P
DC回線81および第2PDC回線82を介して接続で
きるようになっている。また、移動局60は、PHS網
72に対して第1PHS非制限ディジタル回線83およ
び第2PHS非制限ディジタル回線84を介して接続で
きるようになっている。このように、この実施形態4で
は、移動局60は、4つのデータ通信回線10と接続可
能になっている。
【0095】図14は、移動局60の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この移動局60は、実施形態2に係
るデータ通信装置1の構成と同様の構成を採用してい
る。実施形態1および3の構成を移動局60に適用して
もよいことはもちろんである。
【0096】データ端末61は、通信アプリケーション
APを実行するためのもので、アダプタ63に対してコ
ネクタなどの接続部(図示せず)を介して着脱自在にな
っている。アダプタ63は、通信アプリケーションAP
で発生された送信データを送信するためのデータ通信回
線10を選択する回線管理部21を備えている。なお、
回線管理部21は、データ端末61および携帯機62の
いずれかに備えられていてもよい。
【0097】課金情報テーブル25は、図15に示すよ
うに、図11に示される課金情報テーブル25と比較す
ると、データ通信回線10の数が1つ少なく、接続種別
の数値が異なり、さらに単位通信料金が異なるだけで、
設けられているフィールドなどは同じである。
【0098】なお、使用状況フィールド25fには、図
15に示すように、「使用中(圏外)」と記述される回
線がある。これは、移動局60がPDC網71またはP
HS網72のサービスエリア外に存在する場合、およ
び、移動局60がサービスエリア内に存在するけれども
他の移動局が多く無線リソースを確保できない場合に、
データ通信回線10を使用することができないことがあ
るからである。
【0099】図14に戻って、携帯機62は、データ通
信回線の接続/切断処理などを実行する回線制御部22
を備えている。回線制御部22は、データ通信回線10
ごとに設けられている。上述のように、この実施形態4
では、移動局60は4つのデータ通信回線10と接続可
能になっている。したがって、この実施形態4では、4
つの回線制御部22a〜22dが設けられている。各回
線制御部22a〜22dは、それぞれ、第1PDC回線
81、第2PDC回線82、第1PHS非制限ディジタ
ル回線83および第2PHS非制限ディジタル回線84
を担当する。
【0100】図16は、この移動通信システムにおける
通信中の回線選択処理を説明するためのシーケンス図で
ある。まずは、通信中の回線切替手順の説明に先立ち、
通信開始時の回線選択処理について説明する。
【0101】データ端末61内の通信アプリケーション
APから送信開始要求信号がアダプタ63内の回線管理
部21に与えられると、回線管理部21内の回線選択部
24は、送信データを送信するのに適したデータ通信回
線10を選択する。このデータ通信回線10の選択に
は、上記実施形態1ないし3のいずれかに記載の送信開
始時回線選択処理を適用することができる。たとえば第
1PDC回線81が選択されたとする。回線選択部24
は、第1PDC回線81を選択すると、携帯機62内の
回線制御部22aに対して回線接続を指示する。その
後、回線選択部24は、回線制御部22aによる回線接
続が完了すると、送信データの送信を開始する(W
1)。
【0102】通信中、アダプタ63内に備えられている
回線切替部31は、回線切替処理を実行する。回線切替
部31は、上記実施形態2または実施形態3と同様の処
理を実行することにより、通信中における通信料金を各
データ通信回線10ごとに求める(W2)。回線切替部
31は、求められたすべての通信料金の中から最も安価
な通信料金のデータ通信回線10を選択する。その後、
回線切替部31は、最も安価な通信料金のデータ通信回
線10は、現在使用中のデータ通信回線であるか否かを
判別する(W3)。
【0103】現在使用中のデータ通信回線10が最も安
価な通信料金のデータ通信回線であれば(W3のN
O)、回線切替部31は、回線切替を行わずに、現在使
用中の第1PDC回線81を再選択する(W4)。現在
使用中の第1PDC回線81以外のデータ通信回線10
が最も安価な通信料金のデータ通信回線であれば(W3
のYES)、回線切替部31は、選択されたデータ通信
回線10を担当する携帯機62内の回線制御部22に対
して回線接続を要求する回線接続要求信号を送信する
(W5)。
【0104】回線制御部22は、受信された回線接続切
替要求信号に基づいて、担当するデータ通信回線10が
使用可能であるか否かを判別する(W6)。具体的に
は、回線制御部22は、担当するデータ通信回線10が
使用されているか否かを判別する。
【0105】使用中または第1および第2PHS非制限
ディジタル回線83、84を担当する回線制御部22
c、22dに回線切替が要求されている場合(W6のN
O)、回線制御部22は、回線の接続拒否を指示する回
線接続拒否信号をアダプタ63内の回線切替部25に返
信する(W7)。回線切替部31は、回線接続拒否信号
を受信すると、現在使用中の第1PDC回線81を再選
択する(W8)。その後、回線切替部31は、回線切替
処理を繰り返し実行する。
【0106】一方、回線制御部22bに回線切替が要求
され、かつ第2PDC回線82が空きであれば(W6の
YES)、回線制御部22は、回線切替要求信号を基地
局75に送信する(W9)。この場合、回線制御部22
bは、従来公知の通信中回線切替要求手順または再発呼
型ハンドオーバ手順に従って回線切替要求信号を基地局
75に送信する。
【0107】基地局75は、回線切替要求信号を受信す
ると、回線切替の準備を整えた後、回線切替の許可を指
示する回線切替許可信号を携帯機62内の回線制御部2
2bに送信する(W10)。回線制御部22bは、回線
切替許可信号を受信すると、基地局75との間で回線を
接続する。こうして、回線切替が達成される。
【0108】回線制御部22bは、回線切替が終了する
と、回線切替が終了したことを示す切替終了信号をアダ
プタ63内の回線管理部21に送信する(W11)。回
線管理部21は、切替終了信号を受信すると、送信デー
タを新たに接続された第2PDC回線82を担当する回
線制御部22bに送信し始める。これにより、残存デー
タは第2PDC回線82に送出され始める(W12)。
【0109】以上のようにこの実施形態4によれば、こ
の発明を移動する移動局に適用する場合であっても、従
来公知の手順に従って通信中の回線切替を動的に行うこ
とができる。したがって、今後需要の大幅増が見込まれ
る移動通信における通信効率の向上を図ることができ
る。また、通信料金が低くて済む移動通信システムを提
供することができる。
【0110】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、最も安
価な通信料金のデータ通信回線が選択されるから、ユー
ザは、最も安価な通信料金でデータ通信を行うことがで
きる。したがって、ユーザの経済的負担を軽減できる。
そのため、このデータ通信回線選択装置をデータ送信装
置または移動局に適用すれば、経済性に優れたデータ送
信装置または移動局を提供することができる。
【0111】また、使用可の中で最上位の優先順位のデ
ータ通信回線を選択する場合には、経済性を確保しつつ
データ通信を迅速に開始することができる。したがっ
て、経済性および迅速性の両方の要求を満足させること
ができる。そのため、ユーザ・インタフェースの向上を
図ることができる。
【0112】さらに、通信開始時に全データ長および課
金情報に基づいて通信料金を求める場合には、演算時に
おけるデータ通信回線の状態に応じた通信料金を求める
ことができる。したがって、通信料金を誤りなく求める
ことができる。そのため、最も安価な通信料金のデータ
通信回線を確実に選択することができる。ゆえに、デー
タ通信の経済性を補償することができる。
【0113】さらにまた、通信中において安価な通信料
金のデータ通信回線を選択する場合には、通信中におい
て回線を最も安価な通信料金のデータ通信回線に動的に
切り替えることができる。したがって、ユーザは、通信
中においても、安価な通信料金でデータ通信を行うこと
ができる。そのため、ユーザの経済的負担を一層軽減で
きる。
【0114】さらに、通信中における回線選択の際に回
線切替時間を加味して通信料金を求める場合には、通信
料金をより実体に即した形で求めることができる。した
がって、最も安価な通信料金のデータ通信回線を確実に
選択することができる。そのため、データ通信の経済性
を補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1に係るデータ通信装置
を含むデータ通信システムの全体構成を示す概念図であ
る。
【図2】 データ通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 課金情報テーブルの構成を示す概念図であ
る。
【図4】 通信開始時における回線選択処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】 データ通信回線の実効伝送速度の演算処理を
説明するためのフローチャートである。
【図6】 この発明の実施形態2に係るデータ通信装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 実施形態2に係る課金情報テーブルの構成を
示す概念図である。
【図8】 切替時間テーブルの構成を示す概念図であ
る。
【図9】 通信開始時および通信中における回線選択処
理を説明するためのフローチャートである。
【図10】 通信開始時および通信中における回線選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】 この発明の実施形態3に係るデータ通信装
置の構成を示すブロック図である。
【図12】 実施形態3に係る通信開始時における回線
選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】 この発明の実施形態4に係るデータ通信装
置を含む移動通信システムの全体構成を示す概念図であ
る。
【図14】 移動局の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施形態4に係る課金情報テーブルの構成
を示す概念図である。
【図16】 通信中における回線選択処理を説明するた
めのシーケンス図である。
【図17】 従来のデータ通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 データ通信装置、3 ISDN回線網、4 ISD
Nパケット交換網、5フレームリレー網、10 データ
通信回線、21 回線管理部、22 回線制御部、23
情報取得部、24 回線選択部、25 課金情報テー
ブル、30使用状況判定部、31 回線切替部、32
切替時間テーブル、40、50 優先順位記憶部、60
移動局、71 PDC網、72 PHS網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K025 AA08 BB02 CC01 HH06 5K030 GA20 HB08 HD03 KA05 LB08 5K034 AA14 EE10 EE13 JJ11 9A001 BB04 BB06 CC02 CC04 CC05 CC07 JJ12 JJ13 JJ14 JJ21 JJ25 KK56

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信アプリケーションからの送信データ
    を送信するデータ通信回線を複数のデータ通信回線の中
    から選択する方法であって、通信アプリケーションから
    の送信データを送信する場合における各データ通信回線
    ごとの通信料金を求め、この求められた各データ通信回
    線ごとの通信料金に基づいて、送信データを送信するの
    に通信料金が最も安価となるデータ通信回線を選択する
    ことを特徴とするデータ通信回線選択方法。
  2. 【請求項2】 通信アプリケーションからの送信データ
    を送信するデータ通信回線を複数のデータ通信回線の中
    から選択する方法であって、通信アプリケーションから
    の送信データを送信する場合における各データ通信回線
    ごとの通信料金を求め、使用可であるデータ通信回線の
    うち、上記求められた通信料金に基づいて付与された優
    先順位のうち最上位の優先順位のデータ通信回線を選択
    することを特徴とするデータ通信回線選択方法。
  3. 【請求項3】 通信アプリケーションからの送信データ
    を送信するデータ通信回線を複数のデータ通信回線の中
    から選択する装置であって、 通信アプリケーションからの送信データを送信する場合
    における各データ通信回線ごとの通信料金を求める通信
    料金演算手段と、 この通信料金演算手段により求められた各データ通信回
    線ごとの通信料金に基づいて、送信データを送信するの
    に通信料金が最も安価となるデータ通信回線を選択する
    回線選択手段とを含むことを特徴とするデータ通信回線
    選択装置。
  4. 【請求項4】 通信アプリケーションからの送信データ
    を送信するデータ通信回線を複数のデータ通信回線の中
    から選択する装置であって、 通信アプリケーションからの送信データを送信する場合
    における各データ通信回線ごとの通信料金を求める通信
    料金演算手段と、 この通信料金演算手段により求められた通信料金に基づ
    いて、通信料金が安いほど高くなるように優先順位を付
    与する優先順位付与手段と、 この優先順位付与手段により付与された優先順位のうち
    最上位の優先順位のデータ通信回線から順にデータ通信
    回線の使用可不可を判別し、使用可であるデータ通信回
    線を検索する検索手段と、 この検索手段により使用可であるデータ通信回線が検索
    された場合に、当該データ通信回線を選択する回線選択
    手段とを含むことを特徴とするデータ通信回線選択装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、上記通信料
    金演算手段は、 通信開始時に、上記通信アプリケーションから送出され
    る送信データの全データ長を取得する情報取得手段と、 単位通信料金を少なくとも含む課金情報を各データ通信
    回線にそれぞれ対応付けて記憶した課金情報テーブル
    と、 上記情報取得手段から取得された送信データの全データ
    長、および、上記課金情報テーブルに記憶された課金情
    報に基づいて、各データ通信回線ごとの通信料金を演算
    する手段とを含むものであることを特徴とするデータ通
    信回線選択装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    上記通信料金演算手段は、 通信中に、送信データの全データ長およびデータ通信回
    線に既に送出された送信データのデータ長である送出済
    データ長に基づいて、未送出の送信データのデータ長で
    ある残存データ長を求める残存データ長演算手段と、 単位通信料金を少なくとも含む課金情報を各データ通信
    回線にそれぞれ対応付けて記憶した課金情報テーブル
    と、 上記残存データ長演算手段により求められた残存データ
    長、および、上記課金情報テーブルに記憶された課金情
    報に基づいて、各データ通信回線ごとの通信料金を演算
    する通信中通信料金演算手段とを含むものであることを
    特徴とするデータ通信回線選択装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記課金情報は、時
    間課金型のデータ通信回線の実効伝送速度情報を含むも
    のであり、 上記通信中通信料金演算手段は、 上記残存データ長演算手段により求められた残存データ
    長および上記課金情報テーブルに記憶された実効伝送速
    度情報に基づいて、残存データを時間課金型のデータ通
    信回線に送信するのに必要な残存送信時間を求める手段
    と、 上記複数のデータ通信回線のうちいずれか1つのデータ
    通信回線から他の時間課金型のデータ通信回線に回線を
    切り替える際の回線切替時間を記憶する手段と、 使用中のデータ通信回線からの回線切替時間を上記求め
    られた残存送信時間に加算し、最終的な残存伝送時間を
    求める手段と、 この求められた最終的な残存伝送時間および上記課金情
    報テーブルに記憶された単位通信料金に基づいて、時間
    課金型のデータ通信回線の通信料金を求める手段とを含
    むものであることを特徴とするデータ通信回線選択装
    置。
  8. 【請求項8】 データ受信装置に対して複数のデータ有
    線通信回線を介して送信データを送信するデータ送信装
    置であって、上記複数のデータ有線通信回線のうちいず
    れかを選択するための上記請求項3ないし7のいずれか
    に記載のデータ通信回線選択装置を含むことを特徴とす
    るデータ送信装置。
  9. 【請求項9】 基地局に対して複数のデータ無線通信回
    線を介して送信データを送信する移動局であって、上記
    複数のデータ無線通信回線のうちいずれかを選択するた
    めの上記請求項3ないし7のいずれかに記載のデータ通
    信回線選択装置を含むことを特徴とする移動局。
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