JP2000244056A - マイクロレンズ、マイクロレンズ一体型表面光レーザー及びそれらの製造方法 - Google Patents

マイクロレンズ、マイクロレンズ一体型表面光レーザー及びそれらの製造方法

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JP2000244056A
JP2000244056A JP2000040855A JP2000040855A JP2000244056A JP 2000244056 A JP2000244056 A JP 2000244056A JP 2000040855 A JP2000040855 A JP 2000040855A JP 2000040855 A JP2000040855 A JP 2000040855A JP 2000244056 A JP2000244056 A JP 2000244056A
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microlens
etching
solution
reflector layer
laser
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JP2000040855A
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English (en)
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Jeong-Kwan Lee
定 観 李
Kenshu Den
憲 秀 田
Genkoku Shin
鉉 国 申
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロレンズ、マイクロレンズ一体型表面
光レーザー及びそられの製造方法を提供する。 【解決手段】 レンズの胴体をなす胴体部材と、胴体部
材上にマイクロレンズが製造される部位が開口されるよ
うに設けられた蝕刻マスクの開口内に露出された胴体部
材部分が拡散制御蝕刻により凸状に蝕刻されて形成され
たマイクロレンズ曲面とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロレンズ、マ
イクロレンズ一体型表面光レーザー及びそれらの製造方
法に係り、具体的には、半導体部材に湿式化学蝕刻によ
り製造されたマイクロレンズ及びその製造方法、レーザ
ー光の出射面側にマイクロレンズが一体に形成されてレ
ーザー光を集束且つ出射させるようなマイクロレンズ一
体型表面光レーザー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、光通信システム分野においては、
マイクロ光素子に使用されるレンズシステムに関する研
究が盛んになされている。このような研究には、レンズ
システムを小型に、且つ簡便に製造する方法や、マイク
ロレンズとマイクロ光素子とを効率良く貼り合わせる方
法などが含まれる。この内、マイクロレンズを製造する
従来の方法の一例について説明すると、下記の通りであ
る。
【0003】1998年1月発行のエレクトロニクス・
レターズ(ElectronicsLetters,
Vol.24(2),109−110頁)には、GaI
nAs/InP光ダイオードの表面にマイクロレンズを
集積・製造する技術に関する記載がある。この技術にお
いては、基板上の所望の部分にのみマイクロレンズを製
造するためフォトレジストマスクが使用され、且つ前記
レンズの成形にはアルゴン(Ar)イオンビーム蝕刻技
術が採用されている。
【0004】ところが、この技術によると、蝕刻工程中
にフォトレジストマスクが高濃度のArイオンと衝突
し、これにより真空チャンバが汚れるといった問題があ
る。さらに、多段階のプロセスや高価の製造装備が必要
とされるため、製造工数の増大及び高コスト化を招く問
題もある。その上、この方法により製造されたレンズを
走査電子顕微鏡(SEM)等により観察したところ、該
表面が滑らかでなかった。
【0005】一方、半導体素子の加工に利用可能な湿式
化学蝕刻は、その特性から、反応制御蝕刻と拡散制御蝕
刻とに大別できる。
【0006】反応制御蝕刻は、化学液と半導体基板との
化学反応自体に基づくものであって、大部分の半導体の
加工に利用される湿式蝕刻がここに属する。この反応制
御蝕刻は化学反応に基づくため、基板を構成する物質や
使用される化学液により反応が大いに異なり、これを利
用して蝕刻工程を制御したりする。
【0007】拡散制御蝕刻は、半導体素子の製造工程に
はほとんど利用されないが、特殊な形態の構造を蝕刻す
る場合には選択的に利用される。拡散制御蝕刻に使用さ
れる化学液の代表例として、臭素化(Br)水溶液が
ある。この溶液は、蝕刻対象物質の種類に応じた蝕刻率
の違いである蝕刻選択比がほとんどなく、露出された半
導体基板の表面を無条件に腐食させる特性がある。とこ
ろが、この場合、蝕刻原理が臭素自体の拡散に基づくた
め、拡散が活発に起こり臭素が大いに供給される領域で
は蝕刻速度が速くなるのに対し、そうでない領域では蝕
刻速度が遅くなる現象が見られる。臭素のこの蝕刻性質
は、半導体素子の加工に不向きであるとされ、今まで半
導体素子の製造工程に適用できなかった。
【0008】反面、一般に、表面光レーザーは、半導体
物質層を通じて光ビームを出射することから、他の光学
素子との組み合わせや装置への組込みが容易であり、且
つ2次元の配列を持つように製造可能である。表面光レ
ーザーは、光通信及び光信号を用いたインタフェースな
どの光伝送システム、及び記録/再生用光ヘッドにおい
て光源として汎用されている。
【0009】図1を参照すると、従来の表面光レーザー
は、基板5、前記基板5上に順次積層形成された下部反
射器層1、活性層2、高抵抗部3、上部反射器層4、前
記上部反射器層4上の光が出射されるウインド8を除い
た領域に形成された上部電極6、及び前記基板5の下面
に形成された下部電極7よりなる。
【0010】前記下部反射器層1及び上部反射器層4
は、屈折率が相異なる化合物半導体を交代に積層して形
成されたブラッグ反射器(DBR:Distribut
edBragg Reflector)であって、相異
なる型の不純物によりドーピングされている。すなわ
ち、前記基板5及び前記下部反射器層1は同じn型の不
純物によりドーピングされているのに対し、前記上部反
射器層4はこれとは別の型、すなわちp型にドーピング
されている。
【0011】前記高抵抗部3は、上部電極6及び下部電
極7を介して印加された電流が前記活性層2の中央部側
に流れるように電流の流れをガイドする。
【0012】前記活性層2は、前記上部電極6及び前記
下部電極7を介して印加された電流によって前記上部反
射器層4及び前記下部反射器層1から供給された正孔と
電子との結合により光が発生される領域である。
【0013】前記活性層2で発生された光は、前記上部
反射器層4と前記下部反射器層1との間で繰り返し反射
されつつ、該共振条件に対応する波長の光のみが残さ
れ、この残された光は前記ウインド8を通じて出射され
る。
【0014】前記のように従来の表面光レーザーにおい
て、前記ウインド8を介して出射されるレーザー光は、
ウインド8の小さい寸法が故に、所定の放射角を持つ。
【0015】これにより、前記のような表面光レーザー
を、例えば、光ケーブルを採用した光伝送システムの光
源として利用するとき、表面光レーザーから出力された
光を光ケーブルに効率良く光カップリングさせるため、
表面光レーザーと光ケーブルの入力端との間に表面光レ
ーザーから出力される発散光を集束光に変えてやる集束
レンズが必ず必要である。
【0016】他の例として、前記のような従来の表面光
レーザーは、光ディスクなどの記録媒体の情報を非接触
式により記録再生する光記録再生装置用光ヘッドの光源
として採用可能であるが、この場合にも、表面光レーザ
ーから出射された発散光を集束させるための集束レンズ
の採用が必ず必要である。
【0017】すなわち、前記のような従来の表面光レー
ザーは、ウインドを介して発散光を出力させるが故に、
光学システムを構成するためには、表面光レーザーと他
の光学素子との光カップリング効率を高めるように、別
途の集束レンズを必ず採用する必要がある。
【0018】従って、前記表面光レーザーから出射され
たレーザー光の中心軸と前記集束レンズとを光軸整列し
なければならず、これは光軸整列構造の複雑化を招く。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情に鑑
みて成されたものであり、その目的は、拡散制御蝕刻に
よりレンズ曲面が蝕刻形成されたマイクロレンズ及びこ
の拡散制御蝕刻を用い、簡単な方法により高品質のマイ
クロレンズを製造する方法を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、レーザー光の出力側
にマイクロレンズが一体に形成されて出射されたレーザ
ー光と集束レンズとの光軸整列過程が省略可能なマイク
ロレンズ一体型表面光レーザー及びその製造方法を提供
することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によるマイクロレンズは、レンズの胴体をな
す胴体部材と、前記胴体部材上にマイクロレンズが製造
される部位が開口されるように設けられた蝕刻マスクの
開口内に露出された胴体部材部分が拡散制御蝕刻により
凸状に蝕刻されて形成されたマイクロレンズ曲面とを具
備することを特徴とする。
【0022】さらに、前記目的を達成するため、本発明
によるマイクロレンズの製造方法は、レンズの胴体をな
す胴体部材上にマイクロレンズが製造される部位を開口
させた蝕刻マスクを形成する段階と、前記胴体部材に対
して拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤を含む化学蝕刻液を用
意する段階と、前記蝕刻マスクが形成された胴体部材を
前記化学蝕刻液に沈漬して前記開口内に露出された部分
を凸状に蝕刻させる段階とを具備することを特徴とす
る。
【0023】このとき、前記胴体部材は、インジウムフ
ォスファイド、ガリウムアルセナイド、インジウムアル
セナイド、ガリウムフォスファイド、インジウムガリウ
ムフォスファイド、インジウムガリウムアルセナイド、
アルミニウムガリウムアルセナイドを含むIII-V族化合
物及びシリコンよりなる群から選ばれたいずれか1種以
上の半導体物質よりなることが好ましい。
【0024】ここで、前記拡散制御蝕刻は、臭素の拡散
により行われることが好ましい。
【0025】このとき、前記化学蝕刻液は、臭素を蒸溜
水に希釈した溶液、臭素化水素溶液と蒸溜水及び過酸化
水素水の混合溶液、臭素化水素溶液と蒸溜水及び酸の混
合溶液よりなる群から選ばれたいずれか1種が使用可能
である。
【0026】一方、本発明の基本的な原理は、蝕刻剤の
拡散に基づくため、化学蝕刻液内に含まれた蝕刻剤の拡
散を遅延させて工程を容易に制御できるように、該化学
蝕刻液内に水より高粘度の溶媒を混合しても良い。この
時、前記化学蝕刻液としては、臭素及びグリセリンの混
合溶液、臭素化水素溶液及びグリセリン及び過酸化水素
水の混合溶液、臭素化水素溶液及びグリセリン及び酸の
混合溶液よりなる群から選ばれたいずれか1種を使用す
ることが好ましい。
【0027】前記他の目的を達成するため、本発明によ
る表面光レーザーは、基板と、前記基板上に高反射率を
持つように積層形成された下部反射器層と、前記下部反
射器層上に形成されて、電子と正孔との結合により光を
発生させる活性層と、前記活性層上に前記下部反射器層
より相対的に低反射率を持つように積層形成された上部
反射器層と、前記上部反射器層上にレーザー光を透過さ
せる物質により積層され、レーザー光が出射されるウイ
ンド領域に拡散制御蝕刻によりマイクロレンズ曲面が形
成されたレンズ層と、前記レンズ層上のウインド領域を
除いた少なくとも一部領域に形成された上部電極と、前
記基板の下面に形成された下部電極とを含んで、前記マ
イクロレンズの曲面を通じてレーザー光を集束させて出
射させるようにしたことを特徴とする。
【0028】さらに、前記他の目的を達成するため、本
発明によるマイクロレンズ一体型表面光レーザーは、レ
ーザー光を透過させる物質よりなり、且つレーザー光が
出射されるウインド領域に拡散制御蝕刻によりマイクロ
レンズ曲面が形成された基板と、前記基板上に相対的に
低反射率を持つように形成された下部反射器層と、前記
下部反射器層上に形成されて電子と正孔との結合により
光を発生させる活性層と、前記活性層上に前記下部反射
器層より高反射率を持つように形成された上部反射器層
と、前記上部反射器層上に形成された上部電極と、前記
基板の下面のレーザー光が出射されるウインド領域を除
いた少なくとも一部領域に形成された下部電極とを含ん
で、前記マイクロレンズ曲面を通じてレーザー光を集束
させて出射させるようにしたことを特徴とする。
【0029】この時、前記レンズ層又は基板は、前記レ
ーザー光波長よりバンドギャップが広くて該レーザー光
を吸収しないように、インジウムフォスファイド、ガリ
ウムアルセナイド、インジウムアルセナイド、ガリウム
フォスファイド、インジウムガリウムフォスファイド、
インジウムガリウムアルセナイド、アルミニウムガリウ
ムアルセナイドを含むIII-V族化合物及びシリコンより
なる群から選ばれたいずれか1種以上の半導体物質より
なることが好ましい。
【0030】前記他の目的を達成するため、本発明によ
るマイクロレンズ一体型表面光レーザーの製造方法は、
基板を用意する段階と、前記基板上に相対的に高反射率
を持つように下部反射器層を積層形成する段階と、前記
下部反射器層上に電子と正孔の結合により光を発生させ
る活性層を積層する段階と、前記活性層上に前記下部反
射器層より低反射率を持つように上部反射器層を積層形
成する段階と、前記上部反射器層上にレーザー光を透過
させる物質によりレンズ層を積層する段階と、前記レン
ズ層上にマイクロレンズが製造されるウインド領域が開
口された蝕刻マスクを形成する段階と、前記レンズ層を
なす物質に対して拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤を含む化
学蝕刻液を用意する段階と、化学蝕刻液に沈漬して前記
開口に露出されたレンズ層部分を蝕刻剤の拡散により凸
状に蝕刻してマイクロレンズ曲面を形成させる段階と、
前記蝕刻マスクを除去する段階と、蝕刻マスクが除去さ
れた前記レンズ層上のウインド領域を除いた少なくとも
一部領域及び前記基板の下面にそれぞれ上部電極及び下
部電極を形成する段階とを含むことを特徴とする。
【0031】さらに、前記他の目的を達成するため、本
発明によるマイクロレンズ一体型表面光レーザーの製造
方法は、レーザー光を透過させる物質よりなる基板を用
意する段階と、前記基板上に相対的に低反射率をもつ下
部反射器層を積層形成する段階と、前記下部反射器層上
に電子と正孔との結合により光を発生させる活性層を積
層する段階と、前記活性層上に前記下部反射器層より高
反射率をもつ上部反射器層を形成する段階と、前記基板
の下面にレーザー光が出射されるウインド領域が開口さ
れた蝕刻マスクを形成する段階と、前記基板物質に対し
て拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤を含む化学蝕刻液を用意
する段階と、前記化学蝕刻液に沈漬して前記開口に露出
された基板部分を蝕刻剤の拡散により凸状に蝕刻してマ
イクロレンズ曲面を形成する段階と、前記蝕刻マスクを
除去する段階と、前記上部反射器層の上面及び蝕刻マス
クが除去された前記基板の下面のウインド領域を除いた
少なくとも一部領域にそれぞれ上部電極及び下部電極を
形成する段階とを含むことを特徴とする。
【0032】ここで、前記化学蝕刻液は、臭素を蒸溜水
に希釈した溶液、臭素化水素溶液と蒸溜水及び過酸化水
素水の混合溶液、臭素化水素溶液と蒸溜水及び酸の混合
溶液よりなる群から選ばれたいずれか1種であることが
好ましい。
【0033】この時、前記蒸溜水又は該化学蝕刻液内に
含まれた蝕刻剤の拡散を遅延させるように、水より高粘
度の溶媒、例えばグリセリンを混合してなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき、本
発明の好適な実施例について詳細に説明する。
【0035】図2及び図3を参照すると、本発明による
マイクロレンズは、レンズの胴体をなす半導体部材1
0、及びこの半導体部材10上にマイクロレンズが製造
される部位が開口されるように設けられた蝕刻マスク2
0の開口h内に露出された半導体部材部分が拡散制御蝕
刻により凸状に蝕刻されて形成されたマイクロレンズ曲
面よりなる。
【0036】前記半導体部材10は、インジウムフォス
ファイド(InP)、ガリウムアルセナイド(GaA
s)、インジウムアルセナイド(InAs)、ガリウム
フォスファイド(GaP)、インジウムガリウムフォス
ファイド(InGaP)、インジウムガリウムアルセナ
イド(InGaAs)、アルミニウムガリウムアルセナ
イド(AlGaAs)を含むIII-V族化合物及びシリコ
ンよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の半導体物
質よりなる。
【0037】図2は、半導体部材10上に蝕刻マスク2
0を形成する段階まで進んだ状態を示す図である。この
段階まで進めるため、先ず、半導体部材10のレンズ形
成面上にプラズマ向上化学気相蒸着法(PECVD)に
より、シリコン窒化膜(Si )又はシリコン酸化
膜(SiO)などの絶縁膜を所定の厚さ、例えば、1
00nmに蒸着する。
【0038】次に、前記絶縁膜上にフォトレジスト膜を
塗布した後、フォトリソグラフィ工程を利用してマイク
ロレンズが形成される部分のみを開口させる。次に、反
応性イオン蝕刻(RIE)工程を利用して露出された絶
縁膜部分を蝕刻し、フォトレジスト膜を除去すると、前
記絶縁膜が蝕刻された領域に開口hの形成された蝕刻マ
スク20が得られる。
【0039】ここで、前記蝕刻マスク20はフォトレジ
ストから直接形成可能であるが、後続する湿式蝕刻工程
における蝕刻槽の汚れを防止するため、前記のように絶
縁膜を用いて蝕刻マスク20を形成することが好まし
い。また、前記蝕刻マスク20は、金属物質から形成可
能である。
【0040】一方、前記開口hの直径は、形成されるマ
イクロレンズの寸法に合わせて約数μmから数百μm程
度となる。図2には、球面形状のマイクロレンズを製作
するため、開口hを円形状に形成した例が示してある
が、開口の形状はこれに限定されることなく、形成しよ
うとするマイクロレンズの形状により変わる。例えば、
シリンダ形状のマイクロレンズを製作しようとする場
合、スリット形の開口を形成すれば良い。また、マイク
ロレンズアレイを形成しようとする場合には、開口数を
多数に形成すれば良い。
【0041】次に、前記半導体部材10をなす物質に対
して拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤が適宜な濃度に含まれ
た化学蝕刻液を用意する。ここで、前記蝕刻剤として
は、臭素(Br)が使用でき、この場合、拡散制御蝕刻
は臭素の拡散により行われる。
【0042】前記化学蝕刻液を希釈するための溶媒とし
て蒸溜水を使用する場合、使用可能な化学蝕刻液として
は、臭素(Br)を蒸溜水に希釈した溶液、臭素化水
素(HBr)溶液及び蒸溜水及び過酸化水素水(H
solution)の混合溶液、臭素化水素溶液及
び蒸溜水及び酸、例えば、硝酸(HNO)の混合溶液
などがある。前記臭素化水素溶液は、臭素化水素水溶
液、つまり、臭素化水素酸(HBr・HO)を表す。
ここで、前記臭素化水素溶液は、臭素化水素を他の溶媒
に溶解した溶液でありうる。
【0043】この時、臭素化水素溶液と過酸化水素水又
は酸などの反応溶液とを反応させて臭素が含まれた化学
蝕刻液を用意する場合、臭素化水素溶液と反応溶液との
反応が適宜な速度でおこるように、臭素化水素溶液を先
に蒸溜水などの溶媒にて希釈した後、前記反応溶液と混
合することが好ましい。
【0044】一方、本発明の基本的な原理は、蝕刻剤の
拡散に基づくため、化学蝕刻液内に含まれた蝕刻剤の拡
散を遅延させて工程の制御を容易ならしめるように、溶
媒として、前記蒸溜水に代えて、水より高粘度の溶媒、
例えば、グリセリンなどを混合しても良い。
【0045】この場合、使用可能な化学蝕刻液として
は、臭素及びグリセリンの混合溶液、臭素化水素溶液及
びグリセリン及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素
溶液及びグリセリン及び酸の混合溶液などがある。
【0046】前記のように化学蝕刻液を用意し、この用
意された化学蝕刻液に蝕刻マスク20が形成された半導
体部材10を所定時間、例えば、数分〜数十分間沈漬す
ると、化学蝕刻液に含まれた蝕刻剤、例えば、臭素の拡
散に応じた空間的な蝕刻速度の違いにより、図3に示さ
れたように、半導体部材の開口hに露出された部分が盛
り上がり、凸状のマイクロレンズ30が得られる。
【0047】この時、蝕刻中に化学蝕刻液は攪拌しなく
ても良く、半導体部材10を化学蝕刻液に沈漬した状態
で反応させる。ここで、化学蝕刻液の濃度及び反応時間
は、マイクロレンズ30の曲率を決定する要素となる。
【0048】一方、マイクロレンズ30を製造した後、
蝕刻マスク20として使用された絶縁膜などは、必要で
あれば除去する。
【0049】本発明者は、実験により、膜厚が100n
mのシリコン窒化膜よりなる蝕刻マスクが形成されたイ
ンジウムフォスファイド(InP)半導体部材を化学蝕
刻液に数分、例えば、約5分間沈漬して蝕刻し、マイク
ロレンズを製造した。このとき、化学蝕刻液としては、
200mλの蒸溜水に20mλの臭素化水素水溶液(H
Br・HO、濃度約48%−50%)を希釈した後、
10mλの過酸化水素水(濃度約34.02%以上)を
混合して10分間反応させ、ふたたび400mλの蒸溜
水を混合したものを使用した。ここで、実験に使用され
た化学蝕刻液のほか、各種の組成比をもつ化学蝕刻液が
使用可能である。
【0050】図4は、本発明者の実験により蝕刻された
マイクロレンズのプロファイルを測定して示す。示され
たように、凸状の、表面が滑らかなマイクロレンズが製
造されたことが分かる。ここで、蝕刻されたマイクロレ
ンズのプロファイルの測定には、半導体素子の製造過程
において表面粗度を測定する時に汎用される装備(装備
名:アルファステップ500)が使用された。
【0051】以下、図5に基づき、蝕刻剤40の拡散に
より開口hに露出された半導体部材10の表面が凸状の
マイクロレンズ30により蝕刻される原理について説明
する。
【0052】蝕刻マスク20が形成された半導体部材1
0を蝕刻剤40である臭素が含まれた化学蝕刻液内に沈
漬すると、蝕刻マスク20上で蝕刻すべき物質が無くて
漂っていた臭素が、拡散により蝕刻マスク20の開口h
まで達し、半導体部材10の表面を蝕刻する。この時、
臭素が、開口hの中心部に達する前に開口hの縁部で半
導体部材10の表面に先に達して蝕刻により消耗される
確率が、開口hの中心部まで拡散されて蝕刻により消耗
される確率より高いため、結果として開口hの縁部が中
心部より一層深く蝕刻される。言い換えると、d方向に
沿って開口hの縁部から中心部に行くほど次第に蝕刻の
深さが浅くなり、これにより半導体部材10の表面は凸
状のレンズの曲率を持つ。
【0053】ここで、前記蝕刻過程において蝕刻剤40
である臭素の拡散速度の制御のため、蒸溜水だけでな
く、蒸溜水及び高粘度の溶媒、例えば、グリセリンなど
を臭素に対する溶媒として使用可能なことは言うまでも
ない。
【0054】図6は、本発明によるマイクロレンズが一
体化した表面光レーザーの一実施例を示す概略図であ
る。
【0055】これを参照すると、本発明の一実施例によ
るマイクロレンズ一体型表面光レーザーは、基板100
と、基板100上に順次積層形成された下部反射器層1
10、活性層120及び上部反射器層140と、上部反
射器層140上に形成されたレンズ層150と、レンズ
層150上のレーザー光が出射されるウインド180を
除いた領域に形成された上部電極160と、基板100
の下面に形成された下部電極170を含んでなる。
【0056】前記基板100は、例えば、n型の不純物
によりドーピングされたGaAs、AlGaAs、In
As、InP、GaP、InGaP、InGaAsまた
はGaPなどの半導体物質よりなる。
【0057】前記下部反射器層110及び上部反射器層
140は、例えば、屈折率が相異なる半導体化合物を交
代に積層することにより形成され、相異なる型の不純物
によりドーピングされている。
【0058】この時、図6に示されたように、発生され
たレーザー光のほとんどが上部反射器層140を介して
出射される構造の場合、上部反射器層140は、相対的
に低い反射率を有するように、且つ下部反射器層110
は上部反射器層140より高い反射率を有するように形
成される。この反射率は、半導体化合物の積層数に応じ
て変わるため、前記上部反射器層140が下部反射器層
110より小さい積層数をもつように形成すると、上部
反射器層140の反射率を下部反射器層110より小さ
くできる。
【0059】ここで、前記基板100がn型である場
合、下部反射器層110は前記基板100に等しいn
型、上部反射器層140はp型の不純物によりそれぞれ
ドーピングされる。
【0060】前記上部反射器層140及び下部反射器層
110は、上部電極160及び下部電極170を介して
印加された電流により電子及び正孔の流れを導き、活性
層120で発生された光を反射させて該共振条件に合う
光のみが前記上部反射器層140を介して出射されるよ
うにする。
【0061】前記活性層120は、前記上部反射器層1
40及び下部反射器層110から提供された正孔と電子
との結合によるエネルギー遷移により光を発生させる領
域であって、単一又は多重の量子−ウェル構造、超格子
構造などをもつ。ここで、前記活性層120は、表面光
レーザーの出射波長により、例えば、GaAs、AlG
aAs、InGaAs、InGaP及び/又はAlGa
AsP等よりなる。
【0062】前記活性層120と上部反射器層140と
の間には、前記上部電極160を介して印加された電流
の流れをガイドして該電流が活性層120の中央部に流
れるようにガイドする高抵抗部130がさらに形成され
ることが好ましい。図6は、前記高抵抗部130が陽性
子などのイオンを注入して形成された例を示すものであ
る。この高抵抗部130は、予備酸化層(図示せず)を
積層し、この予備酸化層を酸化雰囲気に露出させて該外
側部から酸化された酸化絶縁膜、つまり、高抵抗領域を
形成する選択的な酸化法により形成することも出来る。
【0063】前記レンズ層150は、図2の半導体部材
10に対応するものであって、上部反射器層140上に
所定の膜厚、例えば、数μmの膜厚に積層して形成され
る。このレンズ層150は、上部反射器層140をなす
物質と格子合わせされると同時に、その上部反射器層1
40を透過して出射されるレーザー光を吸収せずに透過
させるように、表面光レーザーから発進された波長より
相対的にバンドギャップが大である化合物半導体物質よ
りなることが好ましい。
【0064】例えば、表面光レーザーが約500nm〜
900nmにある波長帯域のレーザー光を出射する場
合、前記レンズ層150はインジウムガリウムフォスフ
ァイド(InGaP)から形成される。もちろん、出射
レーザー光波長、例えば、850nm、780nm、6
60nmに応じて、インジウム及びガリウムの組成比は
変わる。
【0065】他の例として、表面光レーザーが約980
nm波長帯域のレーザー光を出射する場合、前記レンズ
層150はガリウムアルセナイド(GaAs)から形成
される。
【0066】他にも、表面光レーザーの出射レーザー光
波長に応じて、前記レンズ層150はインジウムフォス
ファイド(InP)、ガリウムアルセナイド(GaA
s)、インジウムアルセナイド(InAs)、ガリウム
フォスファイド(GaP)、インジウムガリウムフォス
ファイド(InGaP)、インジウムガリウムアルセナ
イド(GaAs)を含むIII-V族化合物半導体やシリコ
ンから選ばれた少なくとも1種以上の物質から形成でき
る。
【0067】前記のようなレンズ層150のレーザー光
が出射されるウインド180領域側には、マイクロレン
ズ155曲面が形成されている。その結果、出射される
レーザー光は前記レンズ層150を経由しつつ、該マイ
クロレンズ155により集束された後、ウインド180
を介して出射される。
【0068】このとき、前記マイクロレンズ155の曲
率及び/又はレンズ層150の膜厚に応じて、本発明に
よる表面光レーザーにおいては、要求される焦点距離を
持つ集束光が出射される。
【0069】前記上部電極160は、前記レンズ層15
0上のレーザービームが出射されるウインド180を除
いた領域に形成される。そして、前記下部電極170
は、前記基板100の下面に形成される。
【0070】前記のように、本発明の一実施例による表
面光レーザーにおいては、上部電極160及び下部電極
170を介して順方向バイアスが印加されると、電流が
前記高抵抗部130によりガイドされて活性層120の
中央部を貫通して流れ、上部反射器層140及び下部反
射器層110で発生された電子及び正孔が活性層120
で再結合されて光が発生される。この発生された光の
内、上部反射器層140と下部反射器層110との間を
行き来しながら、その共振条件に合う特定波長の光(結
果として出射されるレーザー光)のみが残って増幅さ
れ、上部反射器層140を透過する。この透過光は、レ
ンズ層150を透過しつつマイクロレンズ155により
集束されて集束光に変わり、且つ出射される。
【0071】したがって、本発明によるマイクロレンズ
が一体に形成された表面光レーザーを採用すると、従来
とは異なって、表面光レーザーから出射されたレーザー
光と集束レンズとを光軸合わせさせる過程が省略可能で
ある。これにより、本発明による表面光レーザーを光伝
送システムや記録再生装置用光ヘッドなどの光学システ
ムに採用する場合、その表面光レーザーから出射された
光は他の光学素子と効率良く光結合される。ここで、前
記光伝送システムは、光ケーブルを採用した光通信及び
光信号を用いたインタフェース技術などでありうる。
【0072】本発明による表面光レーザーを自由空間を
通じて光信号を送受信する光信号を用いたインタフェー
スに採用する場合、別途の集束レンズ無しでも、光送受
信部間の距離配置の自由度が増加し、より狭い受光面積
を持つ光検出素子が使用できるので、高速の光信号送受
信が可能であるだけでなく、表面光レーザー及び/又は
光検出素子をよりコンパクトにアレイできる利点があ
る。
【0073】以下、本発明の一実施例によるマイクロレ
ンズ一体型表面光レーザーの製造方法について説明す
る。
【0074】まず、基板100を用意する。次に、この
基板100上に順次相対的に大きい反射率を持つように
なる下部反射器層110、電子と正孔との結合により光
が発生される活性層120、前記下部反射器層110よ
り相対的に小さい反射率を持つようになる上部反射器層
140及びレーザー光を吸収しない物質が、例えば、数
μmの膜厚にて積層されたレンズ層150を積層形成し
て、本発明の一実施例による表面光レーザーの基本構造
を製造する。
【0075】次に、前記レンズ層150の上面にマイク
ロレンズ155を形成する部分に開口が形成された蝕刻
マスクを形成する。前記蝕刻マスクは、前記レンズ層1
50の上面に蝕刻マスク層を形成し、前記レンズ層15
0のウインド180領域が開口されるように前記蝕刻マ
スク層の一部を蝕刻して形成される。
【0076】このとき、開口の直径は形成しようとする
マイクロレンズ155の寸法に合うように約数μmから
数百μm程度となり、開口の形状は形成しようとするマ
イクロレンズ155の形状、さらにはウインド180の
形状に合わせて変わる。
【0077】もちろん、本発明のマイクロレンズ一体型
表面光レーザーをアレイとして製作する場合には、前記
開口の個数を表面光レーザーアレイ配置に合うように多
数個形成すれば良い。
【0078】ここで、前記のように開口が形成された蝕
刻マスクは、図2及び図3を参照して本発明によるマイ
クロレンズの製造過程における説明と実質的に同一なた
め、その詳細な図示及び説明を省略する。
【0079】次に、前記レンズ層150物質に対して拡
散制御蝕刻を起こす蝕刻剤が適宜な濃度に含まれた化学
蝕刻液を用意する。次に、この用意された化学蝕刻液に
蝕刻マスクが形成されたレンズ層150を所定時間、例
えば、数分〜数十分間沈漬すると、化学蝕刻液に含まれ
た蝕刻剤、例えば、臭素の拡散による空間的な蝕刻速度
の違いによりレンズ層150の開口に露出された部分が
蝕刻されて凸状のマイクロレンズ155が形成される。
【0080】前記化学蝕刻液として使用可能な溶液及び
この化学蝕刻液に含まれた蝕刻剤の拡散によりレンズ層
150の開口に露出された部分が凸状のマイクロレンズ
155に蝕刻される原理は、図2ないし図5を参照して
本発明によるマイクロレンズの製造過程における説明と
実質的に同一なため、その詳細な説明は省略する。
【0081】前記のように、レンズ層150に化学蝕刻
液を用いて所望の曲率のマイクロレンズ155を形成し
た後、反応性イオン蝕刻工程などにより前記蝕刻マスク
を除去する。
【0082】次に、蝕刻マスクが除去された前記レンズ
層150上のウインド180領域、すなわち、マイクロ
レンズ155領域を除いた少なくとも一部領域に上部電
極160を形成し、前記基板100の下面に下部電極1
70を形成すると、マイクロレンズ155が一体化した
本発明の一実施例による表面光レーザーの製造が完了す
る。
【0083】ここで、前記蝕刻マスクが金属物質よりな
る場合、この蝕刻マスクを除去せず、上部電極160の
形成のための基底層又は上部電極160として使用可能
である。
【0084】図7は、本発明の他の実施例によるマイク
ロレンズ一体型表面光レーザーを示す概略図である。こ
こで、図6と同一の参照符号は同一又は類似の機能をす
る部材を表す。
【0085】図7を参照すると、本発明の他の実施例に
よるマイクロレンズ一体型表面光レーザーは、所望の波
長帯域のレーザー光を透過させる物質よりなる基板20
0と、前記基板200上に順次積層されて形成された下
部反射器層210、活性層120及び上部反射器層24
0と、前記上部反射器層240上に形成された上部電極
260と、前記基板200の下面のレーザー光が出射さ
れるウインド280領域を除いた少なくとも一部領域に
形成された下部電極270を含んでなり、前記基板20
0側にレーザー光を出射するように設けられた点にその
特徴がある。
【0086】すなわち、前記下部反射器層210は上部
反射器層240より小さい反射率を持つように設けられ
ている。例えば、前記下部反射器層210が上部反射器
層240より小さい積層数を持つと、この下部反射器層
210の反射率が上部反射器層240より相対的に小さ
くなる。従って、大部分のレーザー光は下部反射器層2
10を介して出射される。ここで、前記上部反射器層2
40及び下部反射器層210の物質及び積層構造等は、
図6を参照して説明された本発明の一実施例における上
部反射器層140及び下部反射器層110において説明
されたことと同一なため、その詳細な説明は省略する。
【0087】前記基板200は、下部反射器層210側
から入射される光を透過させるように、本発明の一実施
例において説明されたレンズ層(図6における150)
と土同様に、発生されたレーザー光波長よりバンドギャ
ップが大であり、前記レーザー光をほとんど吸収しない
物質よりなることが好ましい。例えば、表面光レーザー
が980nm波長帯域のレーザー光を出射させる場合、
前記基板200はGaAsよりなる。
【0088】そして、前記基板200の下面のレーザー
光が出射されるウインド280領域にはマイクロレンズ
205が形成されている。このとき、前記基板200に
拡散制御蝕刻によりマイクロレンズ205を形成する原
理は、図2ないし図5を参照して本発明によるマイクロ
レンズ製造過程において説明されたことと実質的に同一
なため、その詳細な説明を省略する。
【0089】前記のように、本発明の他の実施例による
マイクロレンズ一体型表面光レーザーにおいては、上部
電極260及び下部電極270を介して順方向バイアス
が印加されると、電流は高抵抗部130によりガイドさ
れて活性層120の中央部を通じて流れ、上部反射器層
240及び下部反射器層210で発生された電子及び正
孔がこの活性層120において再結合され、これにより
光が発生される。この光の内、上部反射器層240と下
部反射器層210との間を行き来しつつその共振条件に
合う特定波長のレーザー光のみが残されて増幅され、下
部反射器層210を透過する。この透過光は基板200
を透過し、そのマイクロレンズ205の曲面において集
束光に変わって出射される。
【0090】前記のように、本発明の他の実施例による
マイクロレンズ一体型表面光レーザーを製造するには、
まず、所望の波長帯域のレーザー光を吸収しない物質よ
りなる基板200を用意し、この基板200上に順次相
対的に小さい反射率を持つようになる下部反射器層21
0、活性層120、前記下部反射器層210より相対的
に大きい反射率を持つようになる上部反射器層240を
積層形成して、所望の波長帯域のレーザー光を発生させ
る本発明の他の実施例による表面光レーザーの基本構造
を製造する。
【0091】次に、図2ないし図5を参照して説明され
た本発明によるマイクロレンズの製造工程を適用して、
基板200の下面のウインド280領域に該当する基板
200部分を蝕刻剤の拡散により凸状に蝕刻して基板2
00にマイクロレンズ205を製造する。
【0092】次に、前記上部反射器層240の上面に上
部電極260を形成し、前記基板200の下面のウイン
ド280領域、つまり、マイクロレンズ205領域を除
いた少なくとも一部領域に下部電極270を形成する
と、本発明の他の実施例による表面光レーザーの製造が
完了する。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、拡
散制御蝕刻により簡単な方法により高品質のマイクロレ
ンズが製造可能である。
【0094】さらに、本発明による表面光レーザーは、
レーザー光が出力される側に一体にマイクロレンズが形
成されているので、従来とは異なって、表面光レーザー
から出射されたレーザー光と集束レンズとの光軸合わせ
が省略可能である。
【0095】これにより、本発明によるマイクロレンズ
一体型表面光レーザーを採用した光伝送システム、記録
再生装置用光ヘッドなどの光学システムに採用すると
き、光軸合わせの構造が簡単なので、光学システムの構
築する費用を低減可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の表面光レーザーの一例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明によるマイクロレンズ及びその製造方法
を説明するための図であって、レンズ胴体部材上に蝕刻
マスクを形成する段階まで進んだ状態を示す図である。
【図3】本発明によるマイクロレンズ及びその製造方法
を説明するための図であって、開口に露出されたレンズ
胴体部材部分が凸状に蝕刻された状態を示す図である。
【図4】蝕刻されたマイクロレンズのプロファイルを測
定したグラフである。
【図5】蝕刻剤の拡散により開口に露出されたレンズ胴
体部材の表面が凸状のマイクロレンズに蝕刻される原理
を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例によるマイクロレンズ一体型
表面光レーザーを示す概略図である。
【図7】本発明の他の実施例によるマイクロレンズ一体
型表面光レーザーを示す概略図である。
【符号の説明】
10 半導体部材 20 蝕刻マスク 30、155、205 マイクロレンズ 40 蝕刻剤 100、200 基板 110、210 下部反射器層 120 活性層 130 高抵抗部 140、240 上部反射器層 150 レンズ層 160、260 上部電極 170、270 下部電極 180、280 ウインド

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの胴体をなす胴体部材と、 前記胴体部材上にマイクロレンズが製造される部位が開
    口されるように設けられた蝕刻マスクの開口内に露出さ
    れた胴体部材部分が拡散制御蝕刻により凸状に蝕刻され
    て形成されたマイクロレンズ曲面とを具備することを特
    徴とするマイクロレンズ。
  2. 【請求項2】 前記胴体部材は、インジウムフォスファ
    イド、ガリウムアルセナイド、インジウムアルセナイ
    ド、ガリウムフォスファイド、インジウムカリウムフォ
    スファイド、インジウムガリウムアルセナイド、アルミ
    ニウムガリウムアルセナイドを含むIII-V族化合物及び
    シリコンよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の半
    導体物質よりなることを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロレンズ。
  3. 【請求項3】 レンズの胴体をなす胴体部材上にマイク
    ロレンズが製造される部位を開口させた蝕刻マスクを形
    成する段階と、 前記胴体部材に対して拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤を含
    む化学蝕刻液を用意する段階と、 前記蝕刻マスクが形成された胴体部材を前記化学蝕刻液
    に沈漬して前記開口内に露出された部分を凸状に蝕刻さ
    せる段階とを具備することを特徴とするマイクロレンズ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記胴体部材は、インジウムフォスファ
    イド、ガリウムアルセナイド、インジウムアルセナイ
    ド、ガリウムフォスファイド、インジウムガリウムフォ
    スファイド、インジウムガリウムアルセナイド、アルミ
    ニウムガリウムアルセナイドを含むIII-V族化合物及び
    シリコンよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の半
    導体物質よりなることを特徴とする請求項3に記載のマ
    イクロレンズの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記拡散制御蝕刻は、臭素の拡散により
    行われることを特徴とする請求項3に記載のマイクロレ
    ンズの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記化学蝕刻液は、 臭素を蒸溜水に希釈した溶液、臭素化水素溶液及び蒸溜
    水及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素溶液及び蒸
    溜水及び酸の混合溶液よりなる群から選ばれたいずれか
    1種であることを特徴とする請求項5に記載のマイクロ
    レンズの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記酸は、硝酸であることを特徴とする
    請求項6に記載のマイクロレンズの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記化学蝕刻液は、 該化学蝕刻液内に含まれた蝕刻剤の拡散を遅延させるよ
    うに、水より高粘度の溶媒を混合してなることを特徴と
    する請求項3に記載のマイクロレンズの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記化学蝕刻液は、 臭素及びグリセリンの混合溶液、臭素化水素溶液及びグ
    リセリン及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素溶液
    及びグリセリン及び酸の混合溶液よりなる群から選ばれ
    たいずれか1種であることを特徴とする請求項8に記載
    のマイクロレンズの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記酸は、硝酸であることを特徴とす
    る請求項9に記載のマイクロレンズの製造方法。
  11. 【請求項11】 基板と、 前記基板上に高反射率を持つように積層形成された下部
    反射器層と、 前記下部反射器層上に形成されて、電子と正孔との結合
    により光を発生させる活性層と、 前記活性層上に前記下部反射器層より相対的に低反射率
    を持つように積層形成された上部反射器層と、 前記上部反射器層上にレーザー光を透過させる物質によ
    り積層され、レーザー光が出射されるウインド領域に拡
    散制御蝕刻によりマイクロレンズ曲面が形成されたレン
    ズ層と、 前記レンズ層上のウインド領域を除いた少なくとも一部
    領域に形成された上部電極と、 前記基板の下面に形成された下部電極とを含んで、前記
    マイクロレンズの曲面を通じてレーザー光を集束させて
    出射させるようにしたことを特徴とするマイクロレンズ
    一体型表面光レーザー。
  12. 【請求項12】 前記レンズ層は、前記レーザー光波長
    よりバンドギャップが広くて該レーザー光を吸収しない
    ように、インジウムフォスファイド、ガリウムアルセナ
    イド、インジウムアルセナイド、ガリウムフォスファイ
    ド、インジウムガリウムフォスファイド、インジウムガ
    リウムアルセナイド、アルミニウムガリウムアルセナイ
    ドを含むIII-V族化合物及びシリコンよりなる群から選
    ばれたいずれか1種以上の半導体物質よりなることを特
    徴とする請求項11に記載のマイクロレンズ一体型表面
    光レーザー。
  13. 【請求項13】 レーザー光を透過させる物質よりな
    り、且つレーザー光が出射されるウインド領域に拡散制
    御蝕刻によりマイクロレンズ曲面が形成された基板と、 前記基板上に相対的に低反射率を持つように形成された
    下部反射器層と、 前記下部反射器層上に形成されて電子と正孔との結合に
    より光を発生させる活性層と、 前記活性層上に前記下部反射器層より高反射率を持つよ
    うに形成された上部反射器層と、 前記上部反射器層上に形成された上部電極と、 前記基板の下面のレーザー光が出射されるウインド領域
    を除いた少なくとも一部領域に形成された下部電極とを
    含んで、前記マイクロレンズ曲面を通じてレーザー光を
    集束させて出射させるようにしたことを特徴とするマイ
    クロレンズ一体型表面光レーザー。
  14. 【請求項14】 前記基板は、 前記レーザー光波長よりバンドギャップが広くて該レー
    ザー光を吸収しないように、インジウムフォスファイ
    ド、ガリウムアルセナイド、インジウムアルセナイド、
    ガリウムフォスファイド、インジウムガリウムフォスフ
    ァイド、インジウムガリウムアルセナイド、アルミニウ
    ムガリウムアルセナイドを含むIII-V族化合物及びシリ
    コンよりなる群から選ばれたいずれか1種以上の半導体
    物質よりなることを特徴とする請求項13に記載のマイ
    クロレンズ一体型表面光レーザー。
  15. 【請求項15】 基板を用意する段階と、 前記基板上に相対的に高反射率を持つように下部反射器
    層を積層形成する段階と、 前記下部反射器層上に電子と正孔の結合により光を発生
    させる活性層を積層する段階と、 前記活性層上に前記下部反射器層より低反射率を持つよ
    うに上部反射器層を積層形成する段階と、 前記上部反射器層上にレーザー光を透過させる物質によ
    りレンズ層を積層する段階と、 前記レンズ層上にマイクロレンズが製造されるウインド
    領域が開口された蝕刻マスクを形成する段階と、 前記レンズ層をなす物質に対して拡散制御蝕刻を起こす
    蝕刻剤を含む化学蝕刻液を用意する段階と、 化学蝕刻液に沈漬して前記開口に露出されたレンズ層部
    分を蝕刻剤の拡散により凸状に蝕刻してマイクロレンズ
    曲面を形成させる段階と、 前記蝕刻マスクを除去する段階と、 蝕刻マスクが除去された前記レンズ層上のウインド領域
    を除いた少なくとも一部領域及び前記基板の下面にそれ
    ぞれ上部電極及び下部電極を形成する段階とを含むこと
    を特徴とするマイクロレンズ一体型表面光レーザーの製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記拡散制御蝕刻は、臭素の拡散によ
    り行われることを特徴とする請求項15に記載のマイク
    ロレンズ一体型表面光レーザーの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記化学蝕刻液は、 臭素を蒸溜水に希釈した溶液、臭素化水素溶液及び蒸溜
    水及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素溶液及び蒸
    溜水及び酸の混合溶液よりなる群から選ばれたいずれか
    1種であることを特徴とする請求項16に記載のマイク
    ロレンズ一体型表面光レーザーの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記化学蝕刻液は、 該化学蝕刻液内に含まれた蝕刻剤の拡散を遅延させるよ
    うに、水より高粘度の溶媒を混合してなることを特徴と
    する請求項15に記載のマイクロレンズ一体型表面光レ
    ーザーの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記化学蝕刻液は、 臭素及びグリセリンの混合溶液、臭素化水素溶液とグリ
    セリン及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素溶液と
    グリセリン及び酸の混合溶液よりなる群から選ばれたい
    ずれか1種であることを特徴とする請求項18に記載の
    マイクロレンズ一体型表面光レーザーの製造方法。
  20. 【請求項20】 レーザー光を透過させる物質よりなる
    基板を用意する段階と、 前記基板上に相対的に低反射率をもつ下部反射器層を積
    層形成する段階と、 前記下部反射器層上に電子と正孔との結合により光を発
    生させる活性層を積層する段階と、 前記活性層上に前記下部反射器層より高反射率をもつ上
    部反射器層を形成する段階と、 前記基板の下面にレーザー光が出射されるウインド領域
    が開口された蝕刻マスクを形成する段階と、 前記基板物質に対して拡散制御蝕刻を起こす蝕刻剤を含
    む化学蝕刻液を用意する段階と、 前記化学蝕刻液に沈漬して前記開口に露出された基板部
    分を蝕刻剤の拡散により凸状に蝕刻してマイクロレンズ
    曲面を形成する段階と、 前記蝕刻マスクを除去する段階と、 前記上部反射器層の上面及び蝕刻マスクが除去された前
    記基板の下面のウインド領域を除いた少なくとも一部領
    域にそれぞれ上部電極及び下部電極を形成する段階とを
    含むことを特徴とするマイクロレンズ一体型表面光レー
    ザーの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記拡散制御蝕刻は、臭素の拡散によ
    り行われることを特徴とする請求項20に記載のマイク
    ロレンズ一体型表面光レーザーの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記化学蝕刻液は、 臭素を蒸溜水に希釈した溶液、臭素化水素溶液及び蒸溜
    水及び過酸化水素水の混合溶液、臭素化水素溶液と蒸溜
    水及び酸の混合溶液よりなる群から選ばれたいずれか1
    種であることを特徴とする請求項21に記載のマイクロ
    レンズ一体型表面光レーザーの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記化学蝕刻液は、該化学蝕刻液内に
    含まれた蝕刻剤の拡散を遅延させるように、水より高粘
    度の溶媒を混合してなることを特徴とする請求項20に
    記載のマイクロレンズ一体型表面光レーザーの製造方
    法。
  24. 【請求項24】 前記化学蝕刻液は、臭素及びグリセリ
    ンの混合溶液、臭素化水素溶液とグリセリン及び過酸化
    水素水の混合溶液、臭素化水素溶液及びグリセリン及び
    酸の混合溶液よりなる群から選ばれたいずれか1種であ
    ることを特徴とする請求項23に記載のマイクロレンズ
    一体型表面光レーザーの製造方法。
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