JP2000243589A - 放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2000243589A
JP2000243589A JP11038291A JP3829199A JP2000243589A JP 2000243589 A JP2000243589 A JP 2000243589A JP 11038291 A JP11038291 A JP 11038291A JP 3829199 A JP3829199 A JP 3829199A JP 2000243589 A JP2000243589 A JP 2000243589A
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drive signal
discharge lamp
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lighting device
lighting
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JP11038291A
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Shinichiro Matsumoto
晋一郎 松本
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ドライブ信号の調整や調節が簡単で、消費電力
の増大を伴わない放電ランプ点灯装置を提供する。 【解決手段】スイッチング手段Q1、Q2および放電ラ
ンプ3の点灯回路2と、CPU機能制御回路5とを具備
し、放電ランプ3の点灯状態に応じてCPU動作を一時
的に停止して時間幅伸長ドライブ信号を形成して、平均
ドライブ周波数を低減して放電ランプ3のランプ電力を
調整または調節するに、以下の態様のいずれか一または
複数を採用する。1)時間幅伸長ドライブ信号の挿入を
ランダムに行う。2)時間幅伸長ドライブ信号の挿入
を、所定の挿入間隔数以下のときにはランダムとし、超
えるときには一定間隔とする。3)伸長時間幅の異なる
時間幅伸長ドライブ信号を複数種用意して、タイマレジ
スタ値に応じて適当な時間幅を選ぶ。4)ドライブ信号
を帰還して時間幅伸長ドライブ信号の挿入位相を決め
る。5)時間幅伸長ドライブ信号の挿入をハイサイドま
たはローサイドにしてランプ電流に直流を重畳させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御回路をディジタ
ル化した放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】制御回路をディジタル化した放電ランプ
点灯装置は、たとえば特開平5−207756号公報な
どに記載されて知られている。
【0003】一般に、インバータ式の点灯回路を備える
放電ランプ点灯装置は、放電ランプの点灯状態や電源電
圧に応じて、スイッチング手段のスイッチング周波数ま
たはスイッチングのオンデューティを制御することによ
り、放電ランプを一定の明るさで点灯したり、調光点灯
することができるように構成されている。
【0004】放電ランプ点灯装置をディジタル化するに
は、制御回路をディジタル化するのが一般的である。制
御回路をディジタル化することにより、所望の制御特性
を得やすくなり、また応答の早い制御が期待できる。
【0005】ところで、制御回路をディジタル化するに
は、ディジタル演算処理によって点灯回路に供給するド
ライブ信号を形成する。ディジタル演算処理に際して
は、電源電圧や放電ランプの点灯状態などをアナログ形
式で検出して、その検出出力をA/D変換によりディジ
タル形式に変換し、ディジタル化された点灯状態検出信
号や電源電圧検出信号などをCPU機能に制御入力す
る。CPU機能には、予め演算プログラムを設定してお
き、点灯状態検出信号や電源電圧検出信号などの制御入
力に基づき演算プログラムにしたがって演算処理を行っ
てディジタル形式のドライブ信号を得て、これを直接ま
たはD/A変換してアナログ形式に変換するなどの所要
の変換を行って点灯回路に制御入力する。これにより、
たとえば点灯周波数を制御して放電ランプを安定に点灯
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、放電ランプ点
灯装置は、使用する回路部品の特性ばらつきなどによ
り、一定のドライブ信号を供給しても点灯状態にばらつ
きが生じる。
【0007】そこで、放電ランプ点灯装置の製造段階に
おいて、所定の点灯状態たとえば定格電力供給状態にな
るドライブ信号のレベルたとえば周波数を調整すること
により、回路部品の特性ばらつきなどを吸収する必要が
ある。
【0008】また、放電ランプを調光点灯する場合に
も、ドライブ信号のドライブ周波数を調光が目標レベル
に接近するように設定させることにより、放電ランプの
ランプ電力を調節することができる。
【0009】上記のいずれの目的であっても、放電ラン
プに入力されるランプ電力を調節または調整する場合、
従来は、主としてCPU機能中のたとえばクロック発振
回路の可変抵抗器や可変コンデンサなどを調整して、ク
ロック信号の周波数を変化させることによって見合った
ドライブ信号を得ていた。
【0010】また、回路部品の特性ばらつきの吸収およ
び点灯状態の変化に対する負帰還的調整などのために、
スイッチング周波数の微小な調整を行う場合、一般的に
はクロック発振周波数を高くして分解能を高める必要が
ある。
【0011】しかしながら、クロック発振器の発振周波
数が上昇するのに伴い消費電力の増大およびコストアッ
プの要因になる。
【0012】これに対して、本発明者は、制御回路のC
PU機能のCPU動作の一部を一時的に停止させ、その
後再び動作を開始することにより、一部の発振パルスの
幅を時間的に延伸させると、平均ドライブ周波数が変化
して、点灯回路の調整や調光を行うことができることを
見いだし、これを特願平10−319630号において
開示した。
【0013】本発明は、上記先願発明を改良するもの
で、ドライブ信号の調整や調光が簡単な構成で容易、円
滑または確実に行えるとともに消費電力の増大を伴わな
いで、しかも安価な放電ランプ点灯装置およびこれを用
いた照明装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電ラ
ンプ点灯装置は、スイッチングによって交流を形成する
スイッチング手段および交流によって放電ランプを安定
に点灯させるように放電ランプと直列に接続される限流
インピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラム
に応じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ
信号を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動
作を一時的に停止させることにより時間幅を長くした時
間幅伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して
平均ドライブ周波数を変化させるに際して、時間幅伸長
ドライブ信号をランダムに挿入するように構成した制御
回路と;を具備していることを特徴としている。
【0015】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0016】(点灯回路について)点灯回路は、スイッ
チング手段および限流インピーダンスを備えている。
【0017】スイッチング手段は、スイッチングによっ
て交流を形成する。高周波で点灯することにより発光効
率を高くすることができるので、交流は、好ましくは高
周波交流である。高周波とは、1kHz以上好適には4
0kHz以上の周波数をいう。また、スイッチング手段
は、電子制御により肌理細かい制御が容易であることか
ら、高周波インバータを構成しているのが好ましい。
【0018】次に、限流インピーダンスは、放電ランプ
の負特性を補償して放電ランプを安定に点灯するために
用いられるもので、放電ランプに直列接続される。イン
ダクタンス、キャパシタンスおよび抵抗のいずれか一種
または二種以上の任意の組み合わせを許容するが、一般
的にはインダクタンスを主体とするものが好適である。
【0019】しかし、限流インピーダンスは、放電ラン
プが蛍光ランプや高輝度放電ランプである場合のよう
に、外付けにする場合と、以下に示すように放電ランプ
自体に備えられている場合とがあり、本発明はそのいず
れでもよい。すなわち、一対の電極のうち少なくとも一
方の電極が透光性放電容器の外面に密着して配設された
外部電極を備え、内部に希ガスを主成分とするイオン化
媒体を封入した放電ランプの場合は、誘電体バリヤ放電
を行い、透光性放電容器の壁を誘電体とするキャパシタ
ンスが形成されて放電ランプと直列に接続されるので、
これを限流インピーダンスとすることで、限流インピー
ダンスの外付けを省略できる。
【0020】また、限流インピーダンスは、高周波イン
バータの内部に限流機能がある場合には、当該限流機能
たとえば出力トランスの漏洩インダクタンスを限流イン
ピーダンスとして利用することができる。また、高周波
インバータとは別に接続された限流機能を限流インピー
ダンスとして用いてもよい。
【0021】さらに、点灯回路の主要部として高周波イ
ンバータを用いる場合、高周波インバータは、既知の各
種回路方式のものを用いることができる。たとえば、フ
ルブリッジ形、ハーフブリッジ形、並列形、一石形のイ
ンバータなどを許容する。
【0022】さらにまた、点灯回路は、必要に応じて放
電ランプを始動させる始動手段と、低周波交流を直流に
変換してたとえば高周波インバータに直流電源を供給す
る電源変換手段とを具備していることを許容する。
【0023】電源変換手段として非平滑化整流手段およ
びチョッパを用いることにより、直流電源を安定化し、
かつ入力電流の力率を高めるとともに、高調波歪を減少
させることもできる。なお、高周波インバータにチョッ
パ動作機能を組み込んでなる複合形に構成した場合に
は、別設のチョッパを省略することができる。
【0024】さらにまた、点灯回路は、制御回路のCP
U機能から供給されるパルス形式のドライブ信号を直接
制御入力するように構成できるが、所要の電圧値または
パルス幅などに変換してから制御端子に信号入力するよ
うに構成することもできる。さらにまた、制御回路のC
PU機能からのドライブ信号を所要により増幅し、ハイ
サイドドライブし、または絶縁するために、制御回路と
点灯回路の制御入力端子との間に適当な信号変換手段を
介在させることができる。
【0025】(制御回路について)制御回路は、所定の
プログラムに応じて演算して、点灯回路のスイッチング
手段に対するドライブ信号を発生するCPU機能を備え
ている。
【0026】ここで、「ドライブ信号」とは、スイッチ
ング手段に直接制御入力する信号形態をなしていてもよ
いが、前述したようにスイッチング手段との間に適当な
信号変換手段を介在していてもよい。
【0027】また、「通常ドライブ信号」とは、CPU
動作を一時的に停止させないときに発生する時間幅が一
定のドライブ信号をいう。
【0028】これに対して、「時間幅伸長ドライブ信
号」とは、CPU動作を一時的に停止させることにより
時間幅が延伸されたドライブ信号をいう。CPU動作を
一時的に停止して時間幅が延伸された時間幅伸長ドライ
ブ信号を得るには、たとえばCPU機能のうちタイマ機
能を停止することができる。また、CPU動作の一部を
停止する場合、割り込み処理によりこれを行うことがで
きる。
【0029】そうして、通常ドライブ信号列に時間幅伸
長ドライブ信号を挿入することによって、平均値として
のドライブ周波数が低減することになる。したがって、
時間幅伸長ドライブ信号の時間幅およびまたはその数を
変えることによって平均ドライブ周波数を所望に制御す
ることができる。なお、時間幅伸長ドライブ信号を挿入
するとは、通常ドライブ信号の一部を時間幅伸長ドライ
ブ信号に代替するという意味である。そうすれば結果と
して、通常ドライブ信号列中に時間幅伸長ドライブ信号
が割り込んだドライブ信号が得られることになる。
【0030】さらに、本発明における特徴的構成は、少
なくとも所定の条件下において時間幅伸長ドライブ信号
が通常ドライブ信号列にランダムに挿入されることであ
る。すなわち、通常ドライブ信号列に対して時間幅伸長
ドライブ信号が挿入される位相が一定していない。時間
幅伸長ドライブ信号をランダムに挿入するためには、た
とえば乱数テーブルを用いることができる。
【0031】さらにまた、検出判定プログラムを用いて
時間幅伸長ドライブ信号の挿入を設定することができ
る。
【0032】さらにまた、制御回路は、以上説明したド
ライブ信号の平均ドライブ周波数を制御する機能を備え
ているが、その他に種々の機能を備えていることが許容
される。たとえば、標準点灯モードとして定電力、定電
圧または定電流などの制御パターンや点灯状態に応じた
制御量決定機能および調光制御機能などを備えることが
できる。また、検査モードとして初期条件設定機能など
を備えることができる。
【0033】なお、検査モードにおいては、放電ランプ
の点灯状態が順次変化するようなドライブ信号を点灯回
路に供給する。そして、放電ランプが所定の点灯状態に
なったときのドライブ信号データを標準点灯状態データ
として記憶させることができる。そして、所定の点灯状
態になったときに、標準点灯状態データとして記憶させ
るには、手動および自動のいずれでもよい。
【0034】次に、通常点灯モードにおいては、標準点
灯状態データを読み出して動作を開始し、点灯状態検出
信号などに応じて予め設定された演算処理プログラムに
基づく演算により、最適なスイッチング周波数またはス
イッチングのオンデューティなど放電ランプ点灯の仕様
を決定し、この仕様に基づいて点灯回路のドライブ信号
を形成して点灯回路に供給する。
【0035】また要すれば、CPU機能から調光ドライ
ブ信号を点灯回路に送出して点灯回路から放電ランプに
供給されるランプ電力を絞ることにより、放電ランプを
調光点灯させるように構成することができる。
【0036】また、制御回路は、その機能を達成するた
めに、たとえば読み出し専用メモリROM、一時記憶メ
モリRAM、中央処理ユニットCPUおよび電気的書き
込み可能不揮発性メモリEEPROMなどによって構成
することができる。このような構成における各要素の主
な役割は以下のとおりである。
【0037】読み出し専用メモリROMには、制御プロ
グラムおよび参照用のデータたとえば電圧値、電流値、
変換テーブル(乱数テーブルを含む。)および演算式の
係数などを記憶させておく。
【0038】一時記憶メモリRAMには、データを一時
記憶させる。
【0039】中央処理ユニットCPUは、プログラムに
したがって演算を行う。また、中央処理ユニットCPU
は、タイマ機能を内蔵したシングルチップマイコンであ
ってもよい。
【0040】そうして、タイマ機能を内蔵したシングル
チップマイコンのタイマ機能を一時的に動作を停止さ
せ、その後再び動作を開始させることにより、簡単な構
成で時間幅伸長ドライブ信号を形成することができる。
【0041】本発明においては、クロック信号の分解能
を高めることなくドライブ信号の平均ドライブ周波数を
変化させることができるので、CPU機能にシングルチ
ップマイコンを用いることができ、したがって放電ラン
プ点灯装置を安価に構成することができる。
【0042】電気的書き込み可能不揮発性メモリEEP
ROMは、標準点灯状態データを記憶する。
【0043】(その他の構成について)放電ランプは、
蛍光ランプなどの低圧放電ランプおよび高輝度放電ラン
プと称される高圧放電ランプのいずれであってもよい。
また、誘電体バリヤ放電ランプなどであってもよい。
【0044】また、放電ランプの点灯状態に応じて所要
に制御するために、必要に応じて点灯状態検出手段を配
設することができる。すなわち、放電ランプの点灯状態
を制御回路に負帰還制御して、その帰還量に応じたドラ
イブ信号を形成するために、点灯状態を検出することが
できる。なお、点灯状態検出信号をアナログ形式からデ
ィジタル形式に変換するには、点灯状態検出手段にA/
Dコンバータを配設してもよいし、制御回路内のA/D
コンバータ機能を利用してもよい。
【0045】また、点灯状態は、種々の形態で検出が可
能である。たとえば、ランプ電圧およびランプ電流、ラ
ンプ電力または発光を検出することにより、点灯状態を
検出できる。必要に応じてこれらを適宜選択することが
できる。さらに、点灯状態を検出するために、一種また
は複数種の検出データに基づいて演算により点灯状態を
検出するように構成することができる。たとえば、ラン
プ電流およびランプ電圧を検出して、それらのデータに
基づいてランプ電力を演算し、ランプ電力に基づいて平
均ドライブ周波数を制御して、ランプ電力を目標値に接
近するように制御することができる。
【0046】さらに、電源電圧検出手段を配設し、その
電源電圧検出データを制御回路に制御入力して、電源電
圧の変動に対する点灯状態への影響を除去するように構
成することもできる。
【0047】(本発明の作用について)通常ドライブ信
号列に時間幅伸長ドライブ信号を挿入することにより、
ドライブ信号の平均ドライブ周波数の調整または調節可
能な範囲を10%程度にすることは容易であり、要すれ
ば10%を超えて変化させることもできる。本発明にお
いては、さらに加えて時間幅伸長ドライブ信号が通常ド
ライブ信号列にランダムに挿入される。
【0048】その結果、特定の周波数成分が低減するの
で、ノイズや放電ランプの発光に明るさのちらつきが発
生しにくくなる。
【0049】なお、時間幅伸長ドライブ信号をランダム
に挿入する場合、平均ドライブ周波数を求めるため、点
灯状態検出手段からの検出値の平均値をとる時間や回数
を多くする。
【0050】また、点灯状態検出手段を配設する場合に
は、その帰還データがA/D変換されて制御回路に入力
され、制御回路内部において、現在使用されているタイ
マレジスタ値におけるランプ電力に対応した時間幅伸長
ドライブ信号の挿入数が演算され、さらに検出判定プロ
グラムにより演算結果に応じて挿入許可、禁止の設定を
行うように構成することができる。したがって、この検
出判定プログラムは、平均ドライブ周波数を決定すると
ともに、乱数テーブルを用いて時間幅伸長ドライブ信号
の挿入位置がランダムになるように制御する。
【0051】さらに、通常点灯時においては、点灯状態
検出手段によって検出した放電ランプの点灯状態検出信
号をA/D変換して、演算処理手段の内部で標準点灯状
態データと比較し、その差に応じて演算処理手段から点
灯回路手段に供給する制御信号の周波数を帰還して制御
することによって、放電ランプを標準点灯状態で点灯さ
せることができる。この場合には、点灯周波数がたとえ
ば平均的な周波数であるところの約50kHz程度なら
ば、5〜10%の周波数可調整範囲があればよい。
【0052】さらにまた、本発明においては、周波数を
変化させて放電ランプを調光点灯させることもできる。
【0053】上記のいずれの態様においても、時間幅伸
長ドライブ信号が通常ドライブ信号列に挿入されてなる
ドライブ信号で点灯回路が制御されることにより、放電
ランプの発光の時間幅が変化するが、パルスが高い繰り
返し周波数であり、また挿入がランダムなので、実際上
視覚的に問題にはならない。
【0054】さらにまた、以上説明したように、本発明
においては、クロック信号の分解能を高めることなくド
ライブ信号の平均ドライブ周波数を調整できるので、放
電ランプ点灯装置を安価にするのに効果的である。
【0055】本発明においては、時間幅伸長ドライブ信
号の挿入を全てランダムにするだけでなく、要すれば請
求項2の構成を採用して、挿入頻度の大きいときのみラ
ンダムに挿入するように構成することができる。
【0056】また、時間幅の異なる複数種の時間幅伸長
ドライブ信号を形成可能にしておき、点灯状態に応じて
最適な時間幅伸長ドライブ信号を形成することによっ
て、ランプ電力の途切れをなくすことができる。
【0057】請求項2の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1記載の放電ランプ点灯装置において、スイッチ
ングによって交流を形成するスイッチング手段および交
流によって放電ランプを安定に点灯させるように放電ラ
ンプと直列に接続される限流インピーダンスを備えた点
灯回路と;所定のプログラムに応じて演算して、スイッ
チング手段に対するドライブ信号を発生するCPU機能
を少なくとも備え、CPU動作を一時的に停止させるこ
とにより時間幅を長くした時間幅伸長ドライブ信号を通
常ドライブ信号列に挿入して平均ドライブ周波数を変化
させるに際して、時間幅伸長ドライブ信号の通常ドライ
ブ信号列への挿入頻度が所定値より小さいときには一定
間隔で時間幅伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に
挿入し、所定値より大きいときにはランダムに挿入する
ように構成した制御回路と;を具備していることを特徴
としている。
【0058】時間幅伸長ドライブ信号の通常ドライブ信
号列に挿入される頻度が大きくなる、すなわち時間幅伸
長ドライブ信号の挿入数が増加するにしたがって、ドラ
イブ信号の平均周波数は低減する。
【0059】ところが、ドライブ信号の基本周波数が一
定の場合、時間幅伸長ドライブ信号の挿入頻度が大きく
なると、分解能が粗くなり、特定周波数成分の低減によ
るノイズや明るさのちらつきが目立ちやすくなる。反対
に挿入頻度が小さくなると、分解能が細かいので、ノイ
ズや明るさのちらつきが目立ちにくい。
【0060】また、制御の安定性を考えた場合、時間幅
伸長ドライブ信号が挿入される位相が一定の方が、安定
で制御しやすいので、好ましい。
【0061】そこで、本発明においては、時間幅伸長ド
ライブ信号の挿入頻度が大きいときには、時間幅伸長ド
ライブ信号の挿入をランダムに行い、挿入頻度が小さい
ときには一定間隔で行うように構成している。
【0062】時間幅伸長ドライブ信号の挿入をランダム
にするか、一定間隔にするかの分岐点は分解能を参考に
して設定することができるが、それほど厳格に定めなく
てもよい。
【0063】本発明においては、時間幅伸長ドライブ信
号の伸長時間を一種に固定するだけでなく、請求項3の
構成を採用して、予め複数種の時間幅を用意しておき、
点灯回路の状態に応じて最適な伸長時間幅を選択可能に
構成することができる。
【0064】請求項3の発明の放電ランプ点灯装置は、
スイッチングによって交流を形成するスイッチング手段
および交流によって放電ランプを安定に点灯させるよう
に放電ランプと直列に接続される限流インピーダンスを
備えた点灯回路と;所定のプログラムに応じて演算し
て、スイッチング手段に対するドライブ信号を発生する
CPU機能を少なくとも備え、CPU動作を一時的に停
止させることにより時間幅を長くした時間幅伸長ドライ
ブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均ドライブ周
波数を変化させるに際して、それぞれ時間幅の異なる複
数種の時間幅伸長ドライブ信号を形成可能であり、放電
ランプの点灯状態に応じて適当な時間幅の時間幅伸長ド
ライブ信号を発生するように構成した制御回路と;を具
備していることを特徴としている。
【0065】制御回路のCPU機能のCPU動作を一時
的に停止させることにより時間幅伸長ドライブ信号を形
成して、これを通常ドライブ信号列に挿入することによ
り平均ドライブ周波数を低減することで、ランプ電力を
制御する本発明の前提とする構成は、クロック発振器の
周波数を上昇して分解能を向上させる構成に比較して消
費電力の増大を伴わないとともに、コストアップ要因に
ならない利点がある。しかしながら、タイマレジスタ値
ごとに基準ドライブ周波数が異なり、基準ドライブ周波
数に対して平均ドライブ周波数を低減させるので、隣接
するタイマレジスタ値間の基準ドライブ周波数の差より
平均ドライブ周波数の低減可能な範囲が小さいと、隣接
するタイマレジスタ値の間に平均ドライブ周波数の設定
ができない範囲が生じ、その間でランプ電力が途切れる
範囲が生じる。
【0066】そこで、本発明においては、挿入する時間
幅伸長ドライブ信号の時間幅を複数種用意しておき、平
均ドライブ周波数の変化範囲を複数種選択可能にするも
のである。これにより、点灯回路の状態に応じて最適な
伸長時間幅を備えた時間幅伸長ドライブ信号を選択す
る。これによりタイマレジスタを切り換えて、通常ドラ
イブ信号列に時間幅伸長ドライブ信号を挿入することが
でき、これに伴って平均ドライブ周波数の可変範囲を拡
張して、ランプ電力の途切れを生じないようにすること
ができる。これによりランプ電力の可変範囲を連続して
拡張することが可能になる。
【0067】本発明においては、さらに加えて請求項1
の構成を採用して、時間幅伸長ドライブ信号の通常ドラ
イブ信号列への挿入位相をランダムにすることができ
る。
【0068】また、さらに加えて請求項2の構成を採用
して、時間幅伸長ドライブ信号の挿入数が相対的に多い
ときには挿入位相をランダムにし、また相対的に少ない
ときには挿入位相を一定にすることができる。
【0069】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
スイッチングによって交流を形成するスイッチング手段
および交流によって放電ランプを安定に点灯させるよう
に放電ランプと直列に接続される限流インピーダンスを
備えた点灯回路と;所定のプログラムに応じて演算し
て、スイッチング手段に対するドライブ信号を発生する
CPU機能を少なくとも備え、CPU動作を一時的に停
止させることにより時間幅を長くした時間幅伸長ドライ
ブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均ドライブ周
波数を変化させるに際して、ドライブ信号を帰還してこ
れに同期した時間幅伸長ドライブ信号を発生するように
構成した制御回路と;を具備していることを特徴として
いる。
【0070】本発明は、ドライブ信号の特定位相たとえ
ばハイサイドまたはローサイドのいずれか所望の部分に
時間幅伸長ドライブ信号を挿入することが容易かつ確実
に行える構成を規定している。
【0071】すなわち、ドライブ信号を制御回路のCP
U機能のカウンタなどで形成することができるが、この
ドライブ信号の所定位相に時間幅伸長ドライブ信号を挿
入するため、本発明はドライブ信号をCPU機能へ帰還
させる。そして、帰還されたドライブ信号の特定位相に
同期させて時間幅伸長ドライブ信号を挿入する。
【0072】ドライブ信号のハイサイドに時間幅伸長ド
ライブ信号を挿入するには、帰還されたドライブ信号の
立ち上がりを検出して、それに同期して時間幅伸長ドラ
イブ信号を挿入させる。
【0073】また、ドライブ信号のローサイドに時間幅
伸長ドライブ信号を挿入するには、帰還されたドライブ
信号の立ち下がりを検出して、それに同期して時間幅伸
長ドライブ信号を挿入させる。
【0074】以上の回路動作を行わせることにより、ド
ライブ信号の形成と、時間幅伸長ドライブ信号の挿入と
を独立して構成することができる。
【0075】なお、ドライブ信号の挿入のために、たと
えば検出判定プログラムを用意することができる。この
プログラムは、CPU機能において演算された時間幅伸
長ドライブ信号の挿入数に応じて、割り込みすなわち挿
入許可および禁止の設定を行う。そして、挿入許可の際
に帰還したドライブ信号に同期して挿入を行う。
【0076】そうして、本発明においては、ドライブ信
号の特定位相に容易かつ確実に時間幅伸長ドライブ信号
を挿入できるので、時間幅伸長ドライブ信号を放電ラン
プの高度な制御たとえばストライエーション防止などに
利用することができる。
【0077】さらに加えて本発明においては、請求項1
の構成を採用して、時間幅伸長ドライブ信号の通常ドラ
イブ信号列への挿入位相をランダムにすることができ
る。
【0078】また、さらに加えて請求項2の構成を採用
して、時間幅伸長ドライブ信号の挿入数が相対的に多い
ときには挿入位相をランダムにし、また相対的に少ない
ときには挿入位相を一定にすることができる。
【0079】本発明においては、時間幅伸長ドライブ信
号の伸長時間を一種に固定するだけでなく、請求項3の
構成を採用して、予め複数種の時間幅を用意しておき、
点灯回路の状態に応じて最適な伸長時間幅を選択可能に
構成することができる。
【0080】請求項5の発明の放電ランプ点灯装置は、
スイッチングによって交流を形成するスイッチング手段
および交流によって放電ランプを安定に点灯させるよう
に放電ランプと直列に接続される限流インピーダンスを
備えた点灯回路と;所定のプログラムに応じて演算し
て、スイッチング手段に対するドライブ信号を発生する
CPU機能を少なくとも備え、CPU動作を一時的に停
止させることにより時間幅を長くした時間幅伸長ドライ
ブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均ドライブ周
波数を変化させるに際して、ドライブ信号を帰還してそ
のハイサイドまたはローサイドに同期させて時間幅伸長
ドライブ信号を発生することによりランプ電流に直流成
分を重畳させるように構成した制御回路と;を具備して
いることを特徴としている。
【0081】本発明においては、時間幅伸長ドライブ信
号をドライブ信号のハイサイドまたはローサイドのいず
れか一方に挿入することによって、ドライブ信号の正負
がアンバランスになる。そして、これに対応して点灯回
路のスイッチング手段がスイッチング動作することによ
って、放電ランプに印加される交流にも正負のアンバラ
ンスが生じ、その差分が直流成分として重畳する。
【0082】放電ランプに直流成分を重畳することによ
って、調光時などに見られるストライエーション防止や
カタホリシス防止に寄与させることができる。すなわ
ち、たとえば負側に直流成分を重畳することにより、ス
トライエーションを防止することができる。
【0083】また、一定時間ごとに直流成分重畳の極性
を反転するようにすれば、カタホリシスを防止すること
ができる。
【0084】さらに、点灯回路に直流を重畳するための
複雑な回路を付加する必要がないので、部品追加による
コストアップや追加部品による消費電力増加がない。
【0085】請求項6の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に配設された請求項1ないし5記載
の放電ランプ点灯装置と;放電ランプ点灯装置により点
灯するとともに照明装置本体に配設された放電ランプ
と;を具備していることを特徴としている。
【0086】本発明の照明装置は、放電ランプの発光を
何らかの目的で利用するあらゆる装置を含む広い概念で
ある。たとえば、各種照明器具、表示用装置および画像
読取装置などである。
【0087】照明器具としては、屋内用および屋外用の
照明器具を含む。
【0088】表示用装置としては、内照式表示装置およ
び外照式表示装置を含む。また、前者に用いるバックラ
イト装置をも照明装置に含む。
【0089】画像読取装置は、これを組み込んだ複写
機、スキャナおよびファクシミリなどのOA機器を含
む。
【0090】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0091】図1は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0092】図において、1は交流電源、2は点灯回
路、3は放電ランプ、4は点灯状態検出手段、5は制御
回路、6は設定手段である。
【0093】交流電源1は、低周波交流の電源で、たと
えば商用交流電源である。
【0094】(点灯回路2について)点灯回路2は、非
平滑化整流電源2a、直流安定化電源回路2b、高周波
インバータ2cおよび限流インピーダンス2dを備え、
高周波を発生する。
【0095】非平滑化整流電源2aは、全波整流回路か
らなる。
【0096】直流安定化電源回路2bは、昇圧チョッパ
からなり、全波整流出力を所要の電圧で、かつ安定化さ
れた昇圧直流電圧を得るとともに、入力電流の力率を高
め、かつ高調波歪を低減するために用いられる。
【0097】高周波インバータ2cは、直流電源に対し
て直列接続された一対のスイッチング手段Q1、Q2を
備えたハーフブリッジ形インバータからなり、ゲートド
ライブ回路2c1が付設されている。そして、高周波イ
ンバータ2cは、本発明にいうスイッチングによって交
流を形成するスイッチング手段を構成している。
【0098】ゲートドライブ回路2c1は、後述する制
御回路5から供給されるドライブ信号を電圧変換によっ
て電圧が0〜10V程度のゲートドライブ信号を発生
し、これを一対のスイッチング手段Q1、Q2のゲート
に交互に印加してインバータ動作を行わせる。
【0099】限流インピーダンス2dは、インダクタか
らなり、高周波インバータ2cの高周波出力端間に放電
ランプ3および直流カットコンデンサC1と直列接続さ
れている。
【0100】(放電ランプ3について)放電ランプ3
は、蛍光ランプからなり、点灯回路2の高周波出力で付
勢されて点灯する。
【0101】C2は、フィラメント加熱コンデンサで、
放電ランプの一対のフィラメント電極の非電源側端子間
に接続して、フィラメント加熱回路を形成している。
【0102】(点灯状態検出手段4について)点灯状態
検出手段4は、ランプ電圧検出部4aおよびランプ電流
検出部4bにより構成されている。
【0103】ランプ電圧検出部4aは、放電ランプ3の
両端間電圧を検出する。
【0104】ランプ電流検出部4bは、放電ランプ3と
直列接続された電流検出用電流変成器を備えている。
【0105】(制御回路5について)制御回路5は、C
PU機能を備え、かつ所定のプログラムを内蔵してい
て、プログラムに応じて演算を行ってスイッチング手段
を構成している高周波インバータにドライブ信号を供給
する。
【0106】また、制御回路5は、そのCPU機能を一
時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅伸
長ドライブ信号を形成し、これを通常ドライブ信号列に
挿入できるように構成されている。放電ランプの所要の
点灯レベル維持に必要な時間幅伸長ドライブ信号の挿入
数は、CPU機能において演算により決定される。すな
わち、点灯状態検出手段4からの検出データが取り込ま
れ、このデータに基づいて演算により求められたランプ
電力データを基に演算されることにより、現在使用され
ているタイマレジスタ値において、ランプ電力に対応し
た時間幅伸長ドライブ信号の挿入数が演算される。
【0107】さらに、制御回路5は、検出判定プログラ
ムを備えており、上記時間幅伸長ドライブ信号の挿入数
に応じて挿入禁止および許可の設定を行う。
【0108】さらにまた、制御回路5は、乱数テーブル
を備えており、時間幅伸長ドライブ信号の挿入位相をラ
ンダムに設定するように構成されている。
【0109】(設定手段6について)設定手段6は、制
御回路5の動作モードを検査モードと通常点灯モードと
のいずれかに設定する手段である。
【0110】検査モードは、放電ランプ点灯装置に初期
値を設定するときに用いる。このモードにおいては、検
査モードのプログラムが読み出されるとともに、放電ラ
ンプとして標準負荷を接続してから、検査を開始する
と、順次ドライブ信号の周波数が減少する方向に変化し
ていき、点灯状態検出手段4からの点灯状態データを監
視して、標準負荷が所定の点灯状態になったときに、設
定手段6を操作して通常点灯状態モードを設定する。こ
れにより、設定が変更された時点のドライブ信号に対応
するデータが標準点灯状態データとして記憶され、以後
電源を投入すると、標準点灯状態データが読み出されて
点灯する。
【0111】図2は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態におけるドライブ信号を示す波形図であ
る。
【0112】図3は、本発明の前提とする放電ランプ点
灯装置におけるドライブ信号を示す波形図である。
【0113】各図において、SUは通常ドライブ信号
を、SEは時間幅伸長ドライブ信号を、それぞれ示す。
いずれの図も平均ドライブ周波数は同じである。
【0114】図4は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
2の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0115】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0116】本実施形態は、時間幅伸長ドライブ信号
を、通常ドライブ信号列への挿入数に応じて、ランダム
に挿入したり、一定間隔で挿入するように構成している
点で異なる。
【0117】すなわち、あるタイマレジスタ値におい
て、時間幅伸長ドライブ信号の通常ドライブ信号列への
挿入数を増加させるにしたがい平均ドライブ周波数が低
減する。ここで、点灯回路が平均ドライブ周波数に等し
い周波数の交流を発生するように構成されているととと
もに、限流インピーダンスが誘導性インピーダンスによ
り構成されている場合、ドライブ信号の平均ドライブ周
波数の低減に比例して限流インピーダンスが低減するの
で、ランプ電流が増加する。その結果、ランプ電力が増
加する。
【0118】そこで、本実施形態においては、制御回路
5に演算機能5b、基準値設定機能5c、比較機能5d
およびドライブ信号発生機能5eを備えている。
【0119】ランプ電流検出部4bは、ランプ電流に比
例する検出出力を制御回路5の演算機能5bに制御入力
する。
【0120】演算機能5bは、ランプ電流検出部4bか
らの検出出力に基づいてランプ電流値および時間幅伸長
ドライブ信号挿入間隔数を演算により求めるように構成
されている。
【0121】基準値設定機能5cは、ランプ電流の目標
値および時間幅伸長ドライブ信号の挿入間隔数の基準値
を設定する。
【0122】比較機能5dは、ランプ電流値とその目標
値との差および時間幅伸長ドライブ信号の挿入数と基準
値との差を求め、それらの差に応じて時間幅伸長ドライ
ブ信号の挿入間隔数およびランダム挿入か一定間隔挿入
かの決定を行う。
【0123】ドライブ信号発生機能5eは、比較機能5
dの決定に基づいて所定数の時間幅伸長ドライブ信号が
挿入されたドライブ信号を発生して比較機能5dの決定
した態様で点灯回路2のゲートドライブ回路2c1に供
給する。
【0124】図5は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
2の実施形態における時間幅伸長ドライブ信号挿入間隔
数とランプ電流の関係を示すグラフである。
【0125】図において、横軸は時間幅伸長ドライブ信
号挿入間隔数を、縦軸はランプ電流(mA)を、それぞ
れ示す。
【0126】本図は、あるタイマレジスタ値におけるも
のであるが、ランプ電流が約390mAのときに時間幅
伸長ドライブ信号挿入間隔数が4であり、これを基準と
してこれ以下の間隔数のときにはランダムに挿入し、こ
れを超えるときには一定間隔で挿入するように設定して
いる。
【0127】図6は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
3の実施形態における平均ドライブ周波数とランプ電力
の関係を示すグラフである。
【0128】図7は、本発明の前提とする放電ランプ点
灯装置における平均ドライブ周波数とランプ電力の関係
を示すグラフである。
【0129】各図において、横軸は平均ドライブ周波数
を、縦軸はランプ電力を、それぞれ相対値で示してい
る。
【0130】すなわち、図7は、時間幅伸長ドライブ信
号の伸長時間幅を一定にした場合の各タイマレジスタ値
R1〜R5における平均ドライブ周波数の可変範囲とラ
ンプ電力の可変範囲をプロットすると、平均ドライブ周
波数の可変範囲が全ランプ電力に対して連続しないで、
途切れる範囲が生じることが分かった。
【0131】そこで、図6に示すように、本実施形態に
おいては、予め伸長時間幅の異なる複数の時間幅伸長ド
ライブ信号を発生可能にしておき、各タイマレジスタ値
R1〜R5において、隣接するタイマレジスタ値に移行
する際に周波数の可変範囲が途切れない伸長時間幅を選
択して時間幅伸長ドライブ信号を形成して挿入するよう
にプログラムを作成したものである。すなわち、時間幅
伸長ドライブ信号の挿入数が同じとすれば、伸長時間幅
を長くすることにより、平均ドライブ周波数の可変範囲
を拡張することができることになる。
【0132】図8は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
4の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0133】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0134】本実施形態は、制御回路5のCPU機能を
シングルチップマイコンによって構成している。
【0135】すなわち、制御回路5は、読み出し専用メ
モリROM、一時記憶メモリRAM、中央処理ユニット
CPUおよび電気的書き込み可能不揮発性メモリEEP
ROMによって構成されている。なお、5aは上記の各
構成要素を情報の授受関係に接続するバスラインであ
る。
【0136】読み出し専用メモリROMは、演算処理プ
ログラムおよび乱数テーブルなどを記憶している。
【0137】電気的書き込み可能不揮発性メモリEEP
ROMは、ドライブ信号に対応する標準点灯状態データ
を記憶する。
【0138】中央処理ユニットCPUは、シングルチッ
プマイコンからなり、ROMのプログラムおよびEEP
ROMのデータを読み出し、点灯状態検出手段4のデー
タに基づいて各種演算を行い、所要のドライブ信号を形
成する。
【0139】そうして、制御回路5の中央処理ユニット
CPUから点灯回路2に供給されるドライブ信号は、0
〜3Vから0〜5V程度のパルス電圧である。
【0140】図9は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
5の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0141】図10は、同じく通常ドライブ信号列と時
間幅伸長ドライブ信号の関係を示す波形図である。
【0142】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0143】本実施形態は、制御回路5にドライブ信号
SDを帰還して時間幅伸長ドライブ信号SEの挿入位相
を決定するように構成している点で異なる。
【0144】すなわち、制御回路5のドライブ信号ポー
トOUTから点灯回路2のゲートドライブ回路2c1に
ドライブ信号SDを供給すると同時に、制御回路5の帰
還ポートINTRにドライブ信号SDが帰還されるよう
に構成されている。そして帰還されたドライブ信号SD
の所定位相たとえばドライブ信号SDの矢印で示す立ち
上がりを検出したときに、時間幅伸長ドライブ信号SE
を通常ドライブ信号SU列に挿入する。
【0145】図11は、本発明の放電ランプ点灯装置の
第6の実施形態におけるドライブ信号とランプ電流の関
係を示す波形図である。
【0146】図において、図2と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。また、図中、SDはド
ライブ信号、ILはランプ電流である。
【0147】本実施形態においては、時間幅伸長ドライ
ブ信号SEを通常ドライブ信号SU列のハイサイドの立
ち上がりでハイサイドに挿入することにより、時間幅伸
長ドライブ信号SEのときに相対的に大きなランプ電流
が流入するため、マイナス極性の直流成分が重畳するよ
うに構成したものである。
【0148】そうして、ランプ電流への直流成分の重畳
により、調光時に発生しやすいストライエーション発生
を防止することができる。
【0149】図12は、本発明の放電ランプ点灯装置の
第7の実施形態におけるドライブ信号とランプ電流の関
係を示す波形図である。
【0150】図において、図11と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0151】本実施形態においては、図に示すように、
通常ドライブ信号SUのローサイドの立ち下がりで時間
幅伸長ドライブ信号SEをローサイドに挿入することに
より、時間幅伸長ドライブ信号SEのときに相対的に大
きなランプ電流が流入するので、マイナス極性の直流成
分がランプ電流に重畳する。
【0152】しかし、制御回路内のタイマ機能により、
所定時間経過すると、今度は図11に示すように、通常
ドライブ信号SU列のハイサイドの立ち上がりで時間幅
伸長ドライブ信号SEをハイサイドに挿入するように構
成されている。これにより、ランプ電流にはプラス極性
の直流成分が重畳する。
【0153】そうして、所定時間ごとに重畳する直流成
分の極性が反転させることにより、放電ランプのカタホ
リシス発生を防止することができる。
【0154】図13は、本発明の照明装置の一実施形態
における照明器具を示す斜視図である。
【0155】図において、7は照明器具本体、8は放電
ランプ点灯装置である。
【0156】照明器具本体7は、基体7aおよびランプ
ソケット7bを備えている。さらに、必要に応じて反射
板、端子台および配線などを含んでいる。
【0157】放電ランプ点灯装置8は、放電ランプ点灯
回路8aおよび放電ランプ8bからなる。
【0158】放電ランプ点灯回路8aは、図1に示す構
成を備えている。
【0159】放電ランプ8bは、蛍光ランプからなる。
【0160】そうして、本実施形態の照明器具は、放電
ランプ8bの光出力が一定した照明を行うことができる
ものである。
【0161】
【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によればスイ
ッチングによって交流を形成するスイッチング手段およ
び放電ランプの限流インピーダンスを備えた点灯回路、
ならびに、制御回路のCPU機能により所定のプログラ
ムによりCPU機能で演算してスイッチング手段のドラ
イブ信号を発生するとともに、CPU動作を一時的に停
止して時間幅伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に
挿入する制御回路を備えることにより、CPU機能の動
作周波数を決定するクロック発振器の発振周波数を上昇
させることなく、平均ドライブ周波数を低減して広範囲
にランプ電力を制御する放電ランプ点灯装置を提供する
ことができる。
【0162】請求項1の発明によれば、加えて時間幅伸
長ドライブ信号を通常ドライブ信号列にランダムに挿入
するように構成したことにより、特定の周波数成分が低
減するので、ノイズや放電ランプの発光に明るさのちら
つきが発生しにくい放電ランプ点灯装置を提供すること
ができる。
【0163】請求項2の発明によれば、加えて時間幅伸
長ドライブ信号の挿入頻度が所定値より小さいときには
一定間隔で通常ドライブ信号列に挿入し、所定値より大
きいときにはランダムに挿入するように構成したことに
より、ノイズや明るさのちらつきが発生しにくいととも
に、時間幅伸長ドライブ信号の挿入が安定で制御しやす
い放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0164】請求項3の発明によれば、加えて時間幅の
異なる複数種の時間幅伸長ドライブ信号を形成可能にし
て、放電ランプの点灯状態に応じて適当な時間幅の時間
幅伸長ドライブ信号を発生できるように構成することに
より、平均ドライブ周波数の可変範囲を拡張して、ラン
プ電力の途切れを生じない放電ランプ点灯装置を提供を
提供することができる。
【0165】請求項4の発明によれば、加えてドライブ
信号を制御回路に帰還してこれに同期して時間幅伸長ド
ライブ信号を挿入して平均ドライブ周波数を変化させる
ことができるとともに、ドライブ信号の形成と時間幅伸
長ドライブ信号の挿入とを独立して構成することが可能
な放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0166】請求項5の発明によれば、加えて時間幅伸
長ドライブ信号をドライブ信号のハイサイドまたはロー
サイドに挿入することにより、ランプ電流に直流を重畳
させてストライエーションやカタホリシスを点灯回路に
回路部品を追加することなしに防止することが可能な放
電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0167】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
5の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
を示す回路ブロック図
【図2】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
におけるドライブ信号を示す波形図
【図3】本発明の前提とする放電ランプ点灯装置におけ
るドライブ信号を示す波形図
【図4】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
を示す回路ブロック図
【図5】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
における時間幅伸長ドライブ信号挿入間隔数とランプ電
流の関係を示すグラフ
【図6】本発明の放電ランプ点灯装置の第3の実施形態
における平均ドライブ周波数とランプ電力の関係を示す
グラフ
【図7】本発明の前提とする放電ランプ点灯装置におけ
る平均ドライブ周波数とランプ電力の関係を示すグラフ
【図8】本発明の放電ランプ点灯装置の第4の実施形態
を示す回路ブロック図
【図9】本発明の放電ランプ点灯装置の第5の実施形態
を示す回路ブロック図
【図10】同じく通常ドライブ信号列と時間幅伸長ドラ
イブ信号の関係を示す波形図
【図11】本発明の放電ランプ点灯装置の第6の実施形
態におけるドライブ信号とランプ電流の関係を示す波形
【図12】本発明の放電ランプ点灯装置の第7の実施形
態におけるドライブ信号とランプ電流の関係を示す波形
【図13】本発明の照明装置の一実施形態における照明
器具を示す斜視図
【符号の説明】
1…交流電源 2…点灯回路 2a…非平滑化整流電源 2b…直流安定化電源回路 2c…高周波インバータ 2c1…ゲートドライブ回路 2d…限流インピーダンス 3…放電ランプ 4…点灯状態検出手段 4a…ランプ電圧検出部 4b…ランプ電流検出部 5…制御回路 6…設定手段 C1…直流カットコンデンサ C2…フィラメント加熱コンデンサ Q1…スイッチング手段 Q2…スイッチング手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 BA05 BC01 BC03 CA01 CA02 CA03 DB03 DE02 DE04 DE06 GB12 GC04 HA06 3K098 CC21 CC22 CC27 CC40 CC51 CC56 CC58 CC61 DD22 DD41 DD45 DD46 EE13 EE14 EE32 EE37 5H007 AA02 AA08 BB03 CA02 CB17 CB22 DA03 DA05 DA06 DB01 DB12 DC04 DC05 EA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチングによって交流を形成するスイ
    ッチング手段および交流によって放電ランプを安定に点
    灯させるように放電ランプと直列に接続される限流イン
    ピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラムに応
    じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ信号
    を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動作を
    一時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅
    伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均
    ドライブ周波数を変化させるに際して、時間幅伸長ドラ
    イブ信号をランダムに挿入するように構成した制御回路
    と;を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装
    置。
  2. 【請求項2】スイッチングによって交流を形成するスイ
    ッチング手段および交流によって放電ランプを安定に点
    灯させるように放電ランプと直列に接続される限流イン
    ピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラムに応
    じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ信号
    を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動作を
    一時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅
    伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均
    ドライブ周波数を変化させるに際して、時間幅伸長ドラ
    イブ信号の通常ドライブ信号列への挿入頻度が所定値よ
    り小さいときには一定間隔で時間幅伸長ドライブ信号を
    通常ドライブ信号列に挿入し、所定値より大きいときに
    はランダムに挿入するように構成した制御回路と;を具
    備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】スイッチングによって交流を形成するスイ
    ッチング手段および交流によって放電ランプを安定に点
    灯させるように放電ランプと直列に接続される限流イン
    ピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラムに応
    じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ信号
    を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動作を
    一時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅
    伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均
    ドライブ周波数を変化させるに際して、それぞれ時間幅
    の異なる複数種の時間幅伸長ドライブ信号を形成可能で
    あり、放電ランプの点灯状態に応じて適当な時間幅の時
    間幅伸長ドライブ信号を発生するように構成した制御回
    路と;を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯
    装置。
  4. 【請求項4】スイッチングによって交流を形成するスイ
    ッチング手段および交流によって放電ランプを安定に点
    灯させるように放電ランプと直列に接続される限流イン
    ピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラムに応
    じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ信号
    を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動作を
    一時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅
    伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均
    ドライブ周波数を変化させるに際して、ドライブ信号を
    帰還してこれに同期した時間幅伸長ドライブ信号を発生
    するように構成した制御回路と;を具備していることを
    特徴とする放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】スイッチングによって交流を形成するスイ
    ッチング手段および交流によって放電ランプを安定に点
    灯させるように放電ランプと直列に接続される限流イン
    ピーダンスを備えた点灯回路と;所定のプログラムに応
    じて演算して、スイッチング手段に対するドライブ信号
    を発生するCPU機能を少なくとも備え、CPU動作を
    一時的に停止させることにより時間幅を長くした時間幅
    伸長ドライブ信号を通常ドライブ信号列に挿入して平均
    ドライブ周波数を変化させるに際して、ドライブ信号を
    帰還してそのハイサイドまたはローサイドに同期させて
    時間幅伸長ドライブ信号を発生することによりランプ電
    流に直流成分を重畳させるように構成した制御回路と;
    を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  6. 【請求項6】照明装置本体と;照明装置本体に配設され
    た請求項1ないし5のいずれか一記載の放電ランプ点灯
    装置と;放電ランプ点灯装置により点灯するとともに照
    明装置本体に配設された放電ランプと;を具備している
    ことを特徴とする照明装置。
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