JP2000242429A - タッチパネル装置及びその制御方法 - Google Patents

タッチパネル装置及びその制御方法

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JP2000242429A
JP2000242429A JP4055999A JP4055999A JP2000242429A JP 2000242429 A JP2000242429 A JP 2000242429A JP 4055999 A JP4055999 A JP 4055999A JP 4055999 A JP4055999 A JP 4055999A JP 2000242429 A JP2000242429 A JP 2000242429A
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horizontal
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JP4055999A
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Izumi Kanai
泉 金井
Kohei Inamura
浩平 稲村
Yukio Masuda
幸男 増田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でもって、複数箇所を押圧した場
合であっても、それら座標を検出する。 【解決手段】 電圧印加部11は各縦方向電極5のそれ
ぞれに異なる電圧を印加する。タッチパネル10上で押
圧されていると、その押圧位置にある横方向電極5の1
つと、その押圧位置の縦方向電極が電気的に接続され、
座標検出部14によって検出される。検出された横方向
電極の位置がy座標となり、検出された電圧がX座標を
示すことになり、座標候補を抽出する。これを今度は電
圧印加部12と座標検出部13でも同様に行う。こうし
て2つの処理で得られた座標候補の候補の論理和を最終
的な検出座標として信号処理部16が出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、表示面上
に設けられ、操作者による押圧位置を検出するタッチパ
ネル装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示面をタッチすることにより、
座標入力を行うタッチパネルには、赤外線式や抵抗膜式
などが知られている。
【0003】まず、赤外線式タッチパネルによる座標検
出方法を説明する。図9に赤外線式タッチパネルのつい
た、表示装置を示す。同図(a)は表示装置を表示面の
方向から見た図、同図(b)は表示装置の側面図であ
る。
【0004】表示装置1000は赤外線を発射する発光
ダイオードからなる発光部1001と、この発光部10
01より発射される赤外線を受光するフォトダイオード
からなる受光部1002より構成される。ユーザの画面
タッチ操作により赤外線が遮られることにより、ユーザ
の指し示した座標を検出するというものである。
【0005】次に、抵抗膜式タッチパネルによる座標検
出方法を説明する。抵抗膜方式のタッチパネルを用いた
従来のタッチパネル入力表示装置を図10に示す。
【0006】同図において、上透明パネル1010の下
側全面に抵抗膜1012と下透明パネル1011の上側
全面に抵抗膜1013が均一に形成されている。上透明
パネル1010と下透明パネル1011はスペーサ(図
示せず)によって隙間をもって離れている。タッチパネ
ル1021の下に液晶等のディスプレイ1019が配置
され、タッチパネル1021で得た押圧位置情報をディ
スプレイ1019で表示するようにしてディスプレイ1
019にペンで文字を書くという感覚で入力することを
実現したり、指でディスプレイ1019に表示された領
域を選択するスイッチの動作を実現したりしている。
【0007】点Pが押された場合の押圧位置検出動作を
図10を用いて説明する。抵抗膜方式のタッチパネル
は、X方向Y方向の2回分けて位置検出をしている。ま
ず、X方向の位置検出について説明する。このとき、S
W1、SW2、SW3は図示するようにa側に接続して
いる。始めに上透明パネル1010の引き出し電極10
14、1015間に直流電源1018により基準電圧を
与える。上透明パネル1010には均一に抵抗膜101
2が形成されているので、X方向の位置に比例した電圧
EXPが点Pにかかっている。押されて接触している下透
明パネル1011の引き出し電極1016から、SW3
を通し電圧EXPを引き出し、A/Dコンバータ1022
でX方向位置情報に変換する。
【0008】次に、Y方向の位置検出について説明す
る。このとき、SW1、SW2、SW3はb側に接続し
ている。下透明パネル1011の引き出し電極101
6、1017間に直流電源1018により基準電圧を与
える。下透明パネル1011には均一に抵抗膜1013
が形成されているので、Y方向の位置に比例した電圧E
YPが点Pにかかる。押されて接触している上透明パネル
1010の引き出し電極1015から、SW3を通して
電圧EYPを引き出し、A/Dコンバータ1022でY方
向位置情報に変換する。CPU1020は、XY方向の
位置情報に基づいてディスプレイ1019に情報を表示
する。
【0009】以上のように構成されたタッチパネル入力
表示装置では、指やペンで入力された位置をX方向Y方
向の位置に比例した電圧として読みとり、それに対応し
た情報をディスプレイ1019に表示させることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、大画面表示装置
の出現により、表示装置の用途が一段と広がっている。
例えば、オフィスなどで行われる会議で、ワークステー
ションやパーソナルコンピュータに大画面表示装置を接
続し、この表示装置を出席者全員が見ることができるよ
うにした事例が見られる。このとき、表示装置はホワイ
トボードや黒板の感覚で利用する手法(垂直型)と、テ
ーブル組み込み式で水平面上に表示装置を配置し、表示
装置を2〜4人のユーザが囲むように見ながら利用する
手法(水平型)とが考えられている。
【0011】さらに、水平型の表示装置の場合、会議だ
けではなくトランプや麻雀などのゲームにも利用するこ
とが考えられる。
【0012】このように、大画面表示装置の出現によ
り、一つの表示装置を複数人によって同時に利用する機
会が増えていている。
【0013】上記のように会議やゲームで表示装置を利
用する場合は、入力手段としてキーボードやマウスより
も、タッチパネルなどの座標指示手段がある方が扱いや
すい場合が多い。そのため、このような表示装置の使用
法の場合、タッチパネルなどの座標指示手段を付属する
提案が多い。しかし、複数人によって一つの表示装置を
利用する場合、上記のようなタッチパネルにより複数の
座標を検出することは難しい。
【0014】例えば、赤外線式タッチパネルで2点を同
時に指し示したときを例に、図11を用いて説明する。
図示のように、この例は点P、点Qの2点を指し示して
いると仮定する。また、赤外線を遮断された受光部は、
X方向ではx1、x2であり、y方向ではy1,y2で
ある。このとき、タッチパネルからの情報としては、こ
のx1,x2,y1,y2という4つの情報しかない。
この場合、指し示した2点は、以下の2通りが考えられ
る。一つは、一方の点が(x1,y1)で他方の点が
(x2,y2)である場合、もう一つは、一方の点が
(x2,y1)で他方の点が(x1,y2)である場合
である。赤外線式タッチパネルでは、この2種類を識別
することはできないという問題がある。
【0015】抵抗膜式タッチパネルでも、このように複
数の点を指し示した場合、識別できない。
【0016】複数人で同時に入力しても座標を検出する
必要がある場合は、例えば電子ペンなどを用いて座標検
出することが考えられる。しかし、このような例は、電
子ペンからコード(識別用信号配線)が出ているもので
あり、使用しづらいという問題があった。特に大画面の
表示装置では、コードが画面の端まで届く必要があるた
め長くなくてはならない。コードが長いと、別のコード
と絡まったり、表示面にかかるため表示内容が見にくく
なったりする恐れがある。
【0017】そこで本発明では、簡単な構造でもって、
複数箇所を押圧した場合であっても、それら座標を検出
することが可能なタッチパネル装置及びその制御方法を
提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、例えば本発明のタッチパネル装置は以下の構成を備
える。すなわち、操作者によるタッチ位置を検出するタ
ッチパネル装置であって、複数の縦方向電極と複数の横
方向電極が、それぞれ2枚のパネルに互いに対抗する面
に設けられ、押圧されたときに当該押圧位置における前
記縦方向電極と横方向電極とが電気的に接触状態となる
ように形成したタッチパネルと、横方向電極の各々に識
別可能な電圧を印加することで、縦方向電極の各々で検
出される電位と、検出した縦方向電極の位置から座標位
置候補を抽出する第1の抽出手段と、縦方向電極の各々
に識別可能な電圧を印加することで、横方向電極の各々
で検出される電位と、検出した横方向電極の位置から座
標位置候補を抽出する第2の抽出手段と、前記第1、第
2の抽出手段で得られた座標候補の論理和をとった候補
をタッチ位置として検出する検出手段とを備える。
【0019】なお、ここで言う縦方向電極と横方向電極
とは、互いに交差する方向に伸びる電極を指すものであ
りう、設置の際の方向に限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0021】図1は、実施形態におけるタッチパネルを
各パーツにより分割してしめした鳥瞰図である。1はユ
ーザが見る画像を表示する表示装置、2は上透明パネル
(或いはシート)、3は下透明パネル(或いはシー
ト)、4は縦方向透明電極、5は横方向透明電極、6乃
至9は引き出し配線であり、2乃至9で本実施形態のタ
ッチパネル10を構成している。
【0022】なお、縦方向透明電極4は上透明パネル2
の下面側に配置されている。また、横方向透明電極5は
下透明パネル3の上面側に配置されている。そのため、
縦方向透明電極4と横方向透明電極5は向き合った位置
関係にある。
【0023】上透明パネル2と下透明パネル3は、スペ
ーサ(図示しない)により隙間をあけて配置されてい
る。このスペーサは透明電極4、5の合間に存在する。
また、タッチパネル10は表示装置1の表示面上に配置
されている。図1では、説明の都合上、上透明パネル2
と下透明パネル3と表示装置1とを離して描いている。
ユーザが座標指示手段により、タッチパネル8を押圧す
ると、その点で局所的に縦方向透明電極4と横方向透明
電極5が接触することになる。
【0024】上記構成における実施形態の座標検出の原
理を以下に説明する。
【0025】図2は、タッチパネル10を有する装置の
動作を説明するためのブロック図である。
【0026】図中、11、12は電圧印加部、13、1
4は座標検出部、15は所定のタイミングで各種信号を
発生するタイミング制御部、16は信号処理部である。
電圧印加部11は縦方向透明電極4に電圧を印加するユ
ニットであり、電圧印加部12は横方向透明電極5に電
圧を印加するユニットである。電圧印加部11は複数の
縦方向透明電極4に一本ずつ異なる電位を印加する。電
圧印加部12は複数ある横方向透明電極5に一本ずつ異
なる電位を印加する。電圧印可部11と12は、時間的
に交互に電圧を印可する。つまり、ある期間電圧印可部
11が電圧を印可し、その期間は電圧印可部12は電圧
を供給しない(各端子を開放しておく)。この期間を本
実施例では期間Aと呼ぶ。また、次の期間で電圧印可部
12が電圧を印可し、その期間は電圧印可部11は電圧
を供給しない(各端子を開放しておく)。この期間を本
実施例では期間Bと呼ぶ。この、2種類の期間A,Bを
交互に繰り返す。
【0027】期間Bでは、ユーザによる入力操作がある
と、その入力位置の横方向透明電極を横切る縦方向電極
と電気的に接続関係になるので、座標検出部13に印加
電圧信号が入力される。座標検出部13は、どの端子か
ら信号が入力されたかにより入力点のx座標を検出し、
信号の振幅(電圧)からy座標を検出する。
【0028】一方、期間Aでは、ユーザによる入力操作
があると、同様の理由で、座標検出部14に電圧信号が
入力される。座標検出部14は、どの端子から信号が入
力されたかにより入力点のy座標を検出し、信号の振幅
からx座標を検出する。詳しくは後述する。
【0029】本実施例では、図2に示す如く、縦方向透
明電極がm本、横方向透明電極がn本あると仮定する。
電圧印可部11の電圧を印可する端子を、画面に向かっ
て左からx1,x2,…,xmとし、電圧印可部12の
電圧を印可する端子を、画面上からy1,y2,…,y
nとする。また、座標検出部13の信号が入力される端
子を、画面に向かって左からu1,u2,…,umと
し、座標検出部14の信号が入力される端子を、画面上
からv1,v2,…,vnとする。
【0030】タイミング制御部15は、期間Aと期間B
とを切り換えるためのタイミング信号を発生する。情報
処理部16は、座標検出部13、14から入力される座
標情報のORをとり、最終的に座標を検出する。また、
情報処理部16は表示装置に表示する画像データを作成
し、出力をする。
【0031】次に、タッチパネル上の一点をユーザが押
圧したときの、座標検出の過程を説明する。図3は点P
をユーザが押圧した場合の説明図である。点Pは、図3
に示すように縦方向透明電極20と横方向透明電極21
との交点にある。
【0032】本実施形態では、期間A、期間Bの2つの
期間に分けて座標を検出する。まず、期間Aでは電圧印
可部11が端子x1〜xmに電圧を印可し、電圧印可部
12は各端子を開放している。
【0033】本実施形態では、電圧印可部11は端子x
1に1V、x2に2V、、、xiにiV、、、xmにm
Vの電圧を印可したとする。また、このとき座標検出部
13の各端子u1〜umは開放されており、座標検出部
14の各端子v1〜vnは信号入力待ちとなっている。
従って、期間Aでは端子x1、x2、、、xi、、、X
mに接続されている縦方向透明電極は、それぞれ1V、
2V、、、iV、、、mVに帯電している。
【0034】ユーザが点Pを押圧すると、縦方向透明電
極20と横方向透明電極21が点Pで接触する。縦方向
透明電極20は電圧印可部11により、iVに帯電して
いる。そのため、この電圧iVは横方向透明電極21を
通り、座標検出部14の端子vjに入力される。座標検
出部14では、まず端子vjに入力があったことから、
点Pは、横方向透明電極のj番目、つまり、y座標はj
であることを検出する。また、Viの電圧が入力された
ことにより、点Pは、縦方向透明電極のi番目、つま
り、x座標がiであることを検出する。
【0035】次に期間Bでは電圧印可部12が端子y1
〜ynに電圧を印可し、電圧印可部11は各端子を開放
している。本実施形態では、電圧印可部12は端子y1
に1V、y2に2V、、、yjにjV、、、ynにnV
の電圧を印可したとする。また、このとき座標検出部1
3の各端子u1〜umは信号入力待ちとなっており、座
標検出部14の各端子v1〜vnは開放されている。従
って、期間Bでは端子y1、y2、、、yj、、、yn
に接続されている横方向透明電極は、それぞれ1V、2
V、、、jV、、、nVに帯電している。
【0036】ユーザが期間Aに引き続き点Pを押圧して
いると、縦方向透明電極20と横方向透明電極21が点
Pで接触している。横方向透明電極21は電圧印可部1
2により、jVに停電している。そのため、この電圧j
Vは縦方向透明電極20を通り、座標検出部13の端子
uiに入力される。座標検出部13では、まず端子ui
に入力があったことから、点Pのx座標はiであること
を検出する。また、jVの電圧が入力されたことによ
り、点Pのy座標がjであることを検出する。
【0037】このように、期間Aと期間Bでそれぞれ座
標検出部14、座標検出部13から、点Pの座標(i,
j)が情報処理部16に入力される。情報処理部16で
は、これら2種類の座標情報のORをとり、最終的に点
Pの座標を(i,j)と決定する。
【0038】上記のように動作するものであるから、期
間Aと期間Bは短時間の内にスイッチするように設定す
る。そのため、ユーザがある点を指し示している間に、
期間Aと期間Bが数サイクル訪れるようにしておく。次
にタッチパネルの2点をユーザが押圧した場合の検出過
程について説明する。図4はユーザが点P、Qの2点を
押圧した場合を示している。
【0039】点P、Qがこのような配置関係にあれば、
上記の1点の座標を検出する前記の方法で、2点は検出
できる。つまり、期間Aで、座標検出部14が端子Vj
からの信号で座標(i,j)を検出し、端子vtからの
信号で座標座標(s,t)を検出する。また、期問Bで
座標検出部13が端子uiからの信号で座標(i,j)
を検出し、端子usからの信号で座標(s,t)を検出
する。このように検出された座標のORをとり、座標
(i,j)、(s,t)が求められる。
【0040】以上の例だけを考えると、期間Aあるいは
期間Bのみあれば複数の座標を検出できるように思われ
る。しかし、2点P、Qが図5のような配置となったと
きは、期間Aのみでは2点を検出できない。図5では、
点Pと点Qが同一の横方向透明電極21上にある。この
場合の実施形態における検出過程を説明する。
【0041】まず期間Aで、電圧印可部11が各端子x
1〜xmに1V〜mVの電圧を印可する。これに伴い、
端子x1〜xmと接続している縦方向透明電極は、1V
〜mVに帯電する。ここで、ユーザ(或いは二人のユー
ザ)が図5のように点Pと点Qを同時押圧すると、座標
検出部14の端子vjには点Qの電圧sVが検出され
る。このため、座標検出部14では位置(s,j)とい
う一点のみしか検出されない。
【0042】期間Bで、電圧印可部12が各端子y1〜
ynに1V〜nVの電圧を印可する。これに伴い、端子
y1〜ynと接続している横方向透明電極は、1V〜n
Vに帯電する。ここで、先程から引き続きユーザが点P
と点Qを押圧していると、座標検出部13の端子ui、
usに点P、Qの電圧がそれぞれ入力される。その結
果、座標検出部13では、(i,j)、(s,j)の2
点の座標が検出される。
【0043】従って、最終的に、信号処理部16は、座
標検出部13と14の検出結果のORをとることによ
り、2点の座標を(i,j)、(s,j)を検出するこ
とができる。
【0044】また、図6のように、2点が同一の縦方向
透明電極上に並んだ場合も、期間Bのみでは2点を検出
できない。こういった場合に対処するために、期間A期
間B両方を繰り返し行う必要がある。
【0045】上記処理をその手順を図7のフローチャー
トに従って説明する。
【0046】先ず、ステップS1で期間Aの処理、つま
り、電圧印可部11が各端子x1、x2…xmにそれぞ
れ異なる電圧を印加し、その印加している最中では電圧
印可部12に接続された端子を開放させ、座標検出部1
4によって、所定以上の電圧(上記実施形態では1V)
が印加された端子v1〜vnを検出すると共に、その電
圧値を算出し、入力された座標位置の候補A(複数あっ
ても良いのは勿論である)を検出する。
【0047】次に、ステップS2に進み、入力があった
か否か、つまり、候補Aが存在したかどうかを判断す
る。否の場合には、少なくともユーザによる入力はなか
ったことになるので、ステップS1に戻る。
【0048】また、候補Aが存在したら、ステップS3
に進み、その候補Aを一時的に記憶保持する。
【0049】次いで、ステップS4に進み、今度は期間
Bの処理を行う。期間Bの処理は、期間Aの処理を縦、
横の関係がちょうと反対にのものである。つまり、電圧
印可部12が各端子y1、y2…ynにそれぞれ異なる
電圧を印加し、その印加している最中では電圧印可部1
1に接続された端子を開放させ、座標検出部13によっ
て、所定以上の電圧(上記実施形態では1V)が印加さ
れた端子u1〜umを検出すると共に、その電圧値を算
出し、入力された座標位置の候補B(複数あっても良い
のは勿論である)を検出する。
【0050】そして、ステップS5で入力があったか否
かを判断し、否の場合にはステップS1に戻る。つま
り、候補Aがあって、候補Bがない場合には、それを無
視する。そして、入力があったと判断した場合には、得
られた候補Bを一時的に記憶する。
【0051】さて、候補A,Bの両方とも存在した場合
には、ステップS7に進み、候補Aと候補Bの論理和の
候補を最終的な検出座標とする。つまり、候補Aと候補
Bの中で同じ座標のデータは1つとし、異なる座標はそ
れぞれ別の座標として判定する。そして、ステップS8
でその座標位置データを出力する。出力先は、図1の構
成で言うなら、ディスプレイに画像を表示する装置とい
うことになるが、勿論、座標データを検出することに本
願発明の目的があるから、出力先によって限定されるも
のではない。
【0052】尚、上記処理は、図2に示す構成全体の動
作であるが、例えばCPUを設け、これが各処理部を行
う場合には、そのプログラムをROM等に記憶しておけ
ばよい。
【0053】また、本実施形態では、入力は指でもペン
でも良いが、ペン入力としたが押圧する位置が局所的で
あるから望まれる。ただし、操作者の指でタッチしても
構わない。この場合、点ではなく、適度な広がりをもっ
た領域(複数の電極に跨いで)が押圧されることになる
ので、検出された座標点が連続していれば、その中心位
置を実際の座標点として出力するような処理を盛り込め
ば良いであろう。
【0054】さらに、実施形態では縦、及び横方向の透
明電極に印加する電圧は説明を簡単にするため、1V、
2V…として説明したが、勿論、この順番は逆でも良い
し、それ以外の順番であっても、電圧値がこれ以外であ
っても良い。要は、電極を識別できるようにしていれば
良いのである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構造でもって、複数箇所を押圧した場合であって
も、それら座標を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるタッチパネルのパネル部分の
分解図である。
【図2】実施形態のタッチパネル装置のブロック構成図
である。
【図3】実施形態における、1点押圧の場合の座標検出
の動作を説明するための図である。
【図4】実施形態における、2点押圧の場合の座標検出
の動作を説明するための図である。
【図5】実施形態における同一Y座標上における2点押
圧の場合の座標検出の動作を説明するための図である。
【図6】実施形態における同一X座標上における2点押
圧の場合の座標検出の動作を説明するための図である。
【図7】実施形態における動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】赤外線方式タッチパネルの構造と動作原理を示
す図である。
【図9】抵抗膜式タッチパネルの構造と動作原理を示す
図である。
【図10】赤外線方式タッチパネルにおいて2点指定し
た際の状態を示す図である。
【符号の説明】
1000 表示装置 1001 赤外線発光部 1002 赤外線受光部 1010 上透明パネル 1011 下透明パネル 1012,1013 抵抗膜 1014,1015,1016,1017 引き出し電
極 1018 直流電源 1019 表示装置 1020 CPU 1021 タッチパネル 1022 A/D変換器 1 表示装置 2 上透明パネル 3 下透明パネル 4 縦方向透明電極 5 横方向透明電極 6乃至9 引き出し配線 10 タッチパネル 11、12 電圧印加部 13、14 座標検出部 15 タイミング制御部 16 信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 幸男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA03 BA28 CA09 DA05 DD07 FA08 KA02 5B087 AA02 AE03 CC02 CC16 CC26 CC34 CC36 DD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者によるタッチ位置を検出するタッ
    チパネル装置であって、 複数の縦方向電極と複数の横方向電極が、それぞれ2枚
    のパネルに互いに対抗する面に設けられ、押圧されたと
    きに当該押圧位置における前記縦方向電極と横方向電極
    とが電気的に接触状態となるように形成したタッチパネ
    ルと、 横方向電極の各々に識別可能な電圧を印加することで、
    縦方向電極の各々で検出される電位と、検出した縦方向
    電極の位置から座標位置候補を抽出する第1の抽出手段
    と、 縦方向電極の各々に識別可能な電圧を印加することで、
    横方向電極の各々で検出される電位と、検出した横方向
    電極の位置から座標位置候補を抽出する第2の抽出手段
    と、 前記第1、第2の抽出手段で得られた座標候補の論理和
    をとった候補をタッチ位置として検出する検出手段とを
    備えることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧は、ペンタイプの座標指示手段
    とすることを特徴とする請求項第1項に記載のタッチパ
    ネル装置。
  3. 【請求項3】 前記縦及び横方向電極、及び、それらが
    設けられる2枚のパネルは透明部材で構成され、前記タ
    ッチパネルは所定の表示画面の前面に設けられることを
    特徴とする請求項第1項に記載のタッチパネル装置。
  4. 【請求項4】 複数の縦方向電極と複数の横方向電極
    が、それぞれ2枚のパネルに互いに対抗する面に設けら
    れ、押圧されたときに当該押圧位置における前記縦方向
    電極と横方向電極とが電気的に接触状態となるように形
    成したタッチパネルを有し、当該タッチパネル上の押圧
    位置を検出するタッチパネル装置の制御方法であって、 横方向電極の各々に識別可能な電圧を印加することで、
    縦方向電極の各々で検出される電位と、検出した縦方向
    電極の位置から座標位置候補を抽出する第1の抽出工程
    と、 縦方向電極の各々に識別可能な電圧を印加することで、
    横方向電極の各々で検出される電位と、検出した横方向
    電極の位置から座標位置候補を抽出する第2の抽出工程
    と、 前記第1、第2の抽出手段で得られた座標候補の論理和
    をとった候補をタッチ位置として検出する検出工程とを
    備えることを特徴とするタッチパネル装置の制御方法。
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