JP2000242159A - 教育システムおよび記録媒体 - Google Patents

教育システムおよび記録媒体

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JP2000242159A
JP2000242159A JP3838799A JP3838799A JP2000242159A JP 2000242159 A JP2000242159 A JP 2000242159A JP 3838799 A JP3838799 A JP 3838799A JP 3838799 A JP3838799 A JP 3838799A JP 2000242159 A JP2000242159 A JP 2000242159A
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JP3838799A
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English (en)
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Motoko Kano
素子 加納
Masahiro Noguchi
正浩 野口
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 講師と受講者とが別の場所にいても、同じ場
所で研修等を行うのと同様の教育効果が得られるように
する。 【解決手段】 与えられた問題に対して作成された解答
が合っているかどうかを検査する受入検査部1と、検査
が1回行われるごとに、少なくともその検査結果を含む
検査情報をデータベース14に順次蓄積していく検査情
報格納部2と、データベース14に蓄積されている検査
情報を任意の時点で読み出して表示装置7に表示させる
検査情報読み出し部6とを設け、正解が得られるまでに
解答を何度も作り直してその都度検査を行ったときに、
各回ごとに作成された解答の検査結果をデータベース1
4に順次格納していくようにすることにより、一連の検
査結果を履歴として見ることができるようにして、受講
生の進捗状況や理解度、あるいは受講生が直面している
問題などを講師が正確に把握できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教育システムおよ
びその機能を実現させるためのプログラムを格納した記
録媒体に関し、特に、コンピュータ・ネットワークを利
用して、講師が一人もしくは複数の受講者を相手に教育
を行うためのシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、学校や企業などで何らかの教育を
行う場合、受講者を一箇所に集めて講義を行ったり、各
受講者に問題を与えてある期間内に解答を提出させ、そ
れらを講師が個々に評価したりする形態がとられてい
る。特に後者の教育形態の場合、近年におけるコンピュ
ータおよびネットワーク環境等の普及に伴い、問題の公
開や解答の提出などを、講師および受講者が使用するコ
ンピュータ端末からネットワークを介して行うようにし
たシステムが提案されてきている。
【0003】この種の教育システムでは、講師用のコン
ピュータ端末から所定の問題を入力して、それをネット
ワークを介して公開する。受講者は、それぞれが使用す
るコンピュータ端末を用いて上記公開された問題を取得
し、その問題に対して解答する。そして、その解答を講
師用のコンピュータ端末に返信し、さらに講師がその解
答に対する評価を行って受講者に返信する、というやり
取りを繰り返すことにより、講師と受講生とが対話的に
行う教育をコンピュータ・ネットワーク上で実現する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の教育システムにおいては、講師と受講者とが同
じ場所にいて講義を進める形式ではなく、両者の間のや
り取りは殆どネットワークを介して行われる。この場
合、講師側は、ネットワークを通じて受講者からアプロ
ーチがあったときに対応するのみであり、講師側の判断
で各受講者の進捗状況や理解度をリアルタイムに確認し
たり、各受講者が直面している問題を把握したりするた
めの仕組みは備えていなかった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、講師と受講者とが別の場所にい
ても、同じ場所で研修等を行う場合と同様の教育効果が
得られるようにすることを目的とする。具体的には、受
講者の進捗状況や理解度を講師が正確に把握できるよう
にすること、受講者の直面している問題を講師が的確か
つ迅速に把握できるようにすること、受講者の進捗状況
や理解度に見合った適切な内容で講師が迅速に処置を行
えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の教育システム
は、与えられた問題に対して作成された解答が合ってい
るかどうかを検査する検査手段と、上記検査が1回行わ
れるごとに、少なくともその検査結果を含む検査情報を
データ記録媒体に順次蓄積していく検査情報格納手段
と、上記データ記録媒体に蓄積されている検査情報を任
意の時点で読み出して利用可能とする読出手段とを備え
たことを特徴とする。ここで、上記読出手段は、要求に
応じて、上記検査情報格納手段に蓄積されている検査情
報のうち1つ、もしくは一連の検査履歴を読み出す。
【0007】本発明の他の態様では、上記検査手段によ
り行われた検査の対象とされた解答を取得する解答取得
手段を備え、上記検査情報格納手段は、上記検査が1回
行われるごとに、上記解答取得手段により採取された対
象解答を上記検査情報に対応させてデータ記録媒体に格
納することを特徴とする。
【0008】ここで、上記検査手段が行う検査には複数
段階の検査が含まれ、上記検査情報格納手段により上記
データ記録媒体に格納される検査情報には、上記検査結
果に加えて、どの段階の検査で不合格であるかを示す進
捗情報が含まれるようにしても良い。また、上記検査手
段が行う検査には複数種類の検査が含まれ、上記検査情
報格納手段により上記データ記録媒体に格納される検査
情報には、各種類の検査ごとに合格あるいは不合格の何
れかを示す情報が含まれるようにしても良い。
【0009】また、上記与えられた問題に対して解答を
作成する際に、ヒント、フォロー等の支援を要求する支
援要求手段と、上記支援の要求に対して応える支援対応
手段とを備え、上記検査情報格納手段により上記データ
記録媒体に格納される検査情報には、上記検査結果に加
えて、上記支援の実行実績に関する情報が含まれるよう
にしても良い。また、上記支援対応手段は、上記検査手
段が行う検査内容をもとに予測されるヒント情報を検査
の種類ごとにあらかじめ用意しておき、ヒント要求があ
ったときに、その要求に対応するヒント情報を自動的に
通知するようにしても良い。
【0010】本発明のその他の態様では、上記検査手段
による検査結果に基づいて、あらかじめ定められた所定
の進捗状態変化が起きたかどうかを監視する状態監視手
段と、上記状態監視手段により上記所定の進捗状態変化
が検出されたときに、そのことを通知する通知手段とを
備えたことを特徴とする。なお、以上の構成において、
上記問題はプログラミングの演習問題であり、上記検査
手段は、上記演習問題の解答であるプログラムの検査を
行うようにしても良い。
【0011】本発明のその他の態様では、講師用の端末
と受講生用の端末とをネットワークを介して接続し、上
記講師がネットワーク上に公開した問題を上記受講生が
取得して解答し、得られた解答が合っているかどうかを
検査して、合格した場合に上記講師と受講生とのレビュ
ーを行う形態の研修を実現するための教育システムであ
って、上記検査が1回行われるごとに、少なくともその
検査結果を含む検査情報をデータ記録媒体に蓄積してい
き、上記講師もしくは上記受講生が、上記データ記録媒
体に蓄積されている検査情報を任意の時点で読み出して
利用できるように構成したことを特徴とする。
【0012】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、与えられた問題に対して作成された解答
が合っているかどうかを検査する検査手段と、上記検査
が1回行われるごとに、少なくともその検査結果を含む
検査情報をデータ記録媒体に順次蓄積していく検査情報
格納手段と、上記データ記録媒体に蓄積されている検査
情報を任意の時点で読み出して利用可能とする読出手段
としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記
録したことを特徴とする。
【0013】本発明は上記技術手段より成るので、与え
られた問題に対する正解が得られるまで解答を何度も作
り直してその都度検査にかけると、各回ごとに作成され
た解答の検査結果を含む検査情報がデータ記録媒体に検
査履歴として順次格納されることとなる。そして、この
検査履歴を講師などが任意の時点で読み出して、例えば
表示装置に表示させることにより、受講生の教育の進捗
状況や現在直面している問題点などを把握することが可
能となる。
【0014】また、本発明の他の特徴によれば、検査を
行ったときに対象とされた解答を取得し、それを検査情
報に対応させてデータ記録媒体に格納するようにしたの
で、各回ごとに作成された解答の検査結果だけでなく、
その時々の検査で対象とされた解答も履歴として格納さ
れることとなる。これにより、その対象解答を読み出し
て表示することなどにより、受講生が直面した問題を容
易に再現することが可能となる。
【0015】また、本発明のその他の特徴によれば、あ
らかじめ定められた所定の進捗状態変化が起きたとき
に、そのことを通知するようにしたので、講師が受講生
の進捗状況を常に意識していなくても、対応をとること
が最低限必要な状況となった場合には、適切な対応を迅
速に行うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施形態による教育シス
テムの要素的特徴を示す機能ブロック図、図2は本実施
形態による教育システムの全体構成を示すブロック図、
図3は本実施形態の教育システムを用いた教育の基本的
な流れを示すデータフロー図、図4は受入検査の基本的
な流れを示すデータフロー図である。
【0017】まず、全体のシステム構成から説明する。
図2に示すように、本実施形態の教育システムは、講師
側のシステム20と、受講生側のシステム30とから成
る。講師側システム20では、研修等の際に使う問題を
ネットワーク上に公開するための講師サーバ21と、講
師が実際に使用する講師端末22とがLAN23を介し
て接続されている。さらに、講師端末22には、通信制
御を行うためのルータ24が接続されている。
【0018】一方、受講生側システム30では、後述す
る受入検査などを実行するための受講生サーバ31と、
研修に参加する一人以上の受講生が実際に使用する受講
生端末32a,32b,32c…(以下では、これらを
まとめて受講生端末32とも記す)とがLAN33を介
して接続されている。さらに、受講生サーバ31には、
通信制御を行うためのルータ34が接続されており、こ
れと講師側のルータ24とを介して、講師と受講生との
間でWebやメール等による様々なやり取り(質疑応答
を含む)が行われる。
【0019】なお、本実施形態では、研修の具体例とし
て、プログラミングの研修を行う場合について説明す
る。この場合、受講生端末32a,32b,32c…で
は、公開された問題に対して受講生が解答としてプログ
ラムを作成する作業等を行う。図2に示した構成では、
講師側システム20と受講生側システム30とが離れた
場所にあり、これらをインターネット等のネットワーク
を介して接続した遠隔教育システムの例を示している
が、講師側システム20と受講生側システム30とが全
て同じ1つのLANに接続された構成であっても良い。
また、問題の公開は、講師サーバ21か、受講生サーバ
31のどちらで実行されても良い。
【0020】次に、本実施形態によるプログラミング研
修の基本的な流れを、図3のデータフロー図に基づいて
説明する。なお、図3において、楕円形の部分はプロセ
スを表し、四角形の部分はデータを表している。
【0021】まず、講師が、通信手段を使って「問題の
公開」を行う。ここでは、プログラミングの演習問題
と、あらかじめ講師が提供する実装仕様書、ヘッダファ
イル、ソースコードとを提供することによって問題の公
開を行う。ここで講師が提供する実装仕様書、ヘッダフ
ァイル、ソースコードは、演習問題に対する解答の一部
を示したものである。受講生は、公開された演習問題
を、与えられた解答の一部を手掛かりに解いていくこと
によって「プログラム作成」を実行する。これにより、
演習問題に対する解答として、実装仕様書、ヘッダファ
イル、ソースコードを作成する。
【0022】プログラムの作成中に質問が生じた場合
は、メーリングリストを使った「問題に関する質疑応
答」サービスを利用する。ここでは、演習を行うのに必
要な話題別(質問の種類別)にメーリングリストを作成
し、各メーリングリストに適切な回答者を設定する。回
答者は、講師に限らず、そのメーリングリストの話題に
適切と思われるメンバが参加する。
【0023】受講生は、質問のメールをその種類に応じ
た分類で送信する。この質問のメールは、講師側だけで
なく、登録してある受講生全体にも送られる。講師側で
は、与えられた質問に対する回答をメールによって返信
するだけでなく、メーリングリスト別に送られたメール
を蓄積し、質疑応答用のデータや回答集(FAQ)を作
成して、Web画面等にて提供する。また、講師が質問
内容等を見て必要であると判断した場合は、問題の訂正
も行う。公開中の情報を講師が訂正した場合、受講生
は、タイムラグが発生することなく訂正直後に新しい情
報を入手することができる。
【0024】受講生によってプログラムのソースコード
等が作成されると、そのソースコード等に対して「受入
検査」を行う。受入検査では、あらかじめ受講生端末3
2上に用意された受入検査プログラムが、受講生の作成
したプログラムに関してエラーの有無を自動的に検査
し、受入可能(合格)か、受入不可能(不合格)かを判
定して受講生に通知する。検査内容は、大きく分けて、
文法検査、静的検査、実行時検査の3種類(これらにつ
いては図4を用いて後述する)がある。
【0025】つまり、この受入検査では、コンパイルす
らできない全く動作不可能な初歩的なエラーから、動作
はするが非常に長い時間動かし続けるとメモリリーク等
のエラーが発生する可能性があるという高度なエラーま
で、複数種類のチェック項目について検査し、与えられ
た問題に対してプログラムが予定通りに書かれているか
どうかを調べる。そして、全てのチェック項目をパスし
た場合には合格メッセージを出力し、何らかのエラーが
ある場合にはエラーメッセージを出力する。
【0026】この受入検査は、受講生が使用するクライ
アント端末32a,32b,32c…内でそれぞれ行っ
ても良いし、受講生サーバ31内で行っても良い。受入
検査プログラムからエラーメッセージを受け取った受講
生は、合格するまでプログラム作成(デバッグ)と受入
検査の実行とを繰り返す。一方、合格メッセージを受け
取った場合は、プログラム作成の完了となる。
【0027】受入検査に合格した後は、講師が受講生に
対して直接「レビュー」を行う。ここでは、受入検査で
エラーを除去した受講生のプログラムに対して、プログ
ラミング規約の遵守、採用したアルゴリズムの良し悪
し、詳細設計の良し悪しなど、受入検査プログラムが自
動的に行う検査以外に人の目で見ないと分からない部分
をチェックする。その際には、講師が1つの正解例とし
て作成した実装仕様書、ヘッダファイル、ソースコード
を利用する。このレビューは、講師と受講生とが直接会
合する形態で行っても良いし、TV会議などを活用する
形態で行っても良い。
【0028】次に、本実施形態による受入検査の基本的
な流れを、図4のデータフロー図に基づいて説明する。
なお、図4において、楕円形の部分はプロセスを表し、
四角形の部分はデータを表している。
【0029】まず、ヘッダファイルおよびソースファイ
ルの格納場所を表すアドレス情報をもとに、検査日時、
検査対象の受講生のアカウント名、検査を実施したマシ
ン名などの基本データを採取する。次に、上記アドレス
情報をもとに、検査対象のプログラム、すなわち、講師
側より提供されたヘッダファイルおよびソースコードの
一部と、受講生により作成された残りのヘッダファイル
およびソースコードとを取り込み、文法検査(コンパイ
ル)を実行する。
【0030】ここで、プログラム中に文法エラーが存在
すれば、文法エラーというステータス情報が出力され、
文法エラーが存在しなければ、機械語で書かれた実行可
能ファイルが出力される。なお、ここで言うステータス
情報とは、文法検査、静的検査、実行時検査のどの段階
でエラーが発生したかを示すものである。
【0031】文法エラーのステータスが出力された場
合、検査を継続できるかどうかを判定し、継続できない
場合は受入検査を終了するが、継続できる場合は、次に
静的検査を実行する。この静的検査は、プログラムを実
行せずに行う検査であり、例えばプログラムのスタイ
ル、プログラム名の有無、括弧の付け方などをチェック
する。この検査の際には、所定の検査オプションを指定
することが可能である。この静的検査で何らかのエラー
が見つかれば、静的検査エラーというステータス情報が
出力される。また、この静的検査では、複数種類のチェ
ック項目のうちどの項目をパスし、どの項目でエラーが
発生したかを表すログ情報も出力する。
【0032】さらに、静的検査の後は、上記コンパイル
によって作成された実行可能ファイルを用いて、実行時
検査を行う。この実行時検査では、実行可能ファイルの
プログラム中にテストデータを入力して、実際にプログ
ラムを動かしてみる。そして、プログラム実行の結果得
られたデータと、あらかじめ用意されたオラクル(テス
ト正解)とを比較することによって、プログラム中にエ
ラーがあるかどうかを検査する。ここで何らかのエラー
が見つかれば、実行時検査エラーというステータス情報
が出力される。また、この実行時検査でもログ情報を出
力する。
【0033】次に、以上の文法検査、静的検査、実行時
検査の結果として出力されるエラーステータス情報に基
づいて、受講生によって作成されたプログラムを受入可
能か否かの合否判定を行う。ここでは、何れかのエラー
ステータスが出力されていた場合は、受入検査の結果は
不合格とする。そして、その判定の結果に応じて合否結
果を出力するとともに、合格メッセージもしくはエラー
メッセージを受講生に通知する。
【0034】受入検査が1回終了すると、この検査の最
初に採取した基本データと、文法検査、静的検査、実行
時検査のどの段階でエラーを起こしたかを示すエラース
テータス情報と、静的検査や実行時検査のログ情報と、
合否結果の情報とを用いて検査結果ファイルを作成し、
データベース等に格納する。また、検査対象のプログラ
ム(ヘッダファイル、ソースコード)を採取し、それを
アーカイブ(データを長期保存可能な記憶装置)に保存
する。その際、その時点での検査結果と検査対象プログ
ラムとの対応がとれるように、例えば昇順の検査番号を
付与する。
【0035】このように、本実施形態では、受入検査を
1回実行する毎に、検査結果の記録と対象プログラムの
採取とを実施する。その際、検査結果と対象プログラム
との対応関係をとるために検査番号を付与する。検査の
結果何らかのエラーが検出され、プログラムをデバッグ
して受入検査をやり直すときは、そのデバッグされたプ
ログラムに対して新たな検査番号を付与する。このよう
にすることにより、それぞれの受講生が数回に渡って行
った受入検査の結果と、その時々の対象プログラムと
を、検査履歴として順次蓄積していく。
【0036】また、上述の「プログラム作成」および
「受入検査」を繰り返し行っている際に、受講生は、必
要に応じて講師からヒントやフォローなどの支援を受け
ることができるようになっている。図5は、受講生端末
32の表示装置上に表示される各種研修支援を要求する
ための画面の例を示す図である。図5において、41〜
45はGUIボタンになっており、これらを受講生がマ
ウスでクリックすることにより、そのボタンに対応する
支援を受けることができるようになっている。
【0037】受入検査履歴ボタン41をクリックする
と、これまで行われた受入検査の実行結果を最新のもの
から辿って、例えば10件分の履歴がメールで提供され
る。図6は、その受入検査履歴メールの表示画面の例を
示す図である。図6において、10件分の検査履歴を表
示した部分で、[21],[22],…[30]と表示されているの
は検査番号である。ここでは、1つの演習問題に対して
プログラムを何回も作り直し、30回の受入検査を実施
していることが示されている。
【0038】また、○と×の列は、受入検査で行う複数
種類のチェック項目にパスしたかどうかを1つ1つ表し
ており、左から順にチェック項目1,2,…に対応して
いる。なお、ここでは、各チェック項目にパスしたかど
うかを○と×で示すのみであり、各チェック項目の内容
については公開しないようにしている。これは、パスで
きていないチェック項目が何であるかを受講生に考えさ
せることも研修の一環として考えているためである。ま
た、このメール中には、機能テストエラー(実行時検査
エラー)や文法エラーなど、どの段階の検査にパスでき
ていないかについても表示されている。
【0039】再び図5に戻って説明する。ヒント要求ボ
タン42をクリックすると、直前の受入検査において最
初にエラーが検出されたチェック項目(項目番号が最も
若いもの)のエラーの原因となる主な欠陥や、その調査
方法についてのヒントが講師サーバ21からメールで提
供される。図7は、そのヒントメールの表示画面の例を
示す図である。自力での解決が基本であるが、受入検査
で指摘された欠陥がどうしても自力で検出できない場合
は、このヒントを要求することができる。
【0040】また、フォロー要求ボタン43をクリック
すると、具体的な問題箇所や訂正すべき点が講師側から
メールにて指摘されるか、あるいは事前レビューが設定
される。何れの場合にも、一両日中に講師側からメール
にて連絡がある。このフォロー要求は、例えば、ヒント
を受け取っても解決の糸口が見えず、自力では解決が難
しくなってしまった場合などに行うことが可能である。
【0041】また、レビュー要求ボタン44をクリック
すると、一両日中に講師側からレビューの実施予定がメ
ールにて通知される。受入検査を実行したとき、検査に
不合格だった場合には、図8(a)に示すようなエラー
メッセージが受講生に通知され、合格した場合には、図
8(b)に示すような合格メッセージが通知される。受
入検査に合格した場合には、このレビュー要求ボタン4
4を押すことによって講師とのレビューを要求すること
ができる。
【0042】また、要求取り消しボタン45をクリック
すると、現在要求中のフォローあるいはレビューを取り
消すことができる。上述したように、本実施形態では、
受入検査を1回実行する毎に、検査結果の記録と対象プ
ログラムとをデータベースに履歴として蓄積していく
が、これに加えて、上述のヒント、フォロー、レビュー
が要求されたときも、これら要求の使用実績を履歴とし
て蓄積する。このように蓄積された情報は、その後任意
の時点で読み出して利用することができ、例えば表示装
置に表示して参照することができる。
【0043】講師は、データベースに蓄積された検査履
歴などをモニタリングすることにより、各受講生の研修
の進捗状況を正確に把握することができる。例えば、あ
る受講生に関して検査結果が1件も出されていない場合
には、受入検査を実行するのに十分なプログラムが未だ
書けていないということを把握できる。通常であれば書
けているはずである期間を過ぎても検査結果が出ていな
いときは、講師は、その受講生が相当困っていると判断
して、適切な対応をとることが可能となる。
【0044】また、講師は、ある受講生が何度も同じ間
違いを繰り返している場合には、その受講生は壁にぶつ
かっていると判断して、何らかのヒントを出すなどの対
応をとることができる。また、解答の提出期限が迫って
いるのに検査をクリアできていない受講生も把握でき
る。この場合は、エラー箇所を指摘するなどの対応をと
ることができる。さらに、一人の講師が複数人の受講生
を抱えているときに、どの受講生がいつ頃受入検査に合
格しそうかを予測して、その後のレビューの予定を組む
のに役立てることもできる。
【0045】さらに、本実施形態によれば、受入検査が
自動的に作成する検査結果により、受講生が作成したプ
ログラムの問題点を的確に把握することができるという
メリットも有する。つまり、本実施形態では、あらかじ
め演習問題のチェック項目を全て洗い出して、これを全
て自動的検査している。このため、どのチェック項目を
クリアできていないかを見ることによって、プログラム
の問題点を的確に把握することができる。
【0046】これにより、受講生からのデバッグ等に関
する質問に対して、検査結果とそれに対応する採取プロ
グラムとから問題点を正確に把握し、状況に応じたヒン
トを提供することができる。また、バグが見つけられず
に行き詰まっている受講生を研修状況から割り出し、同
様にしてヒントを提供することもできる。
【0047】また、問題点の把握が、受講生の説明が良
くない、講師のレベルがあまり高くない、講師がうっか
りバグを見落としたなどの人的な要素に左右されること
もないので、検査自体の質を向上させることもできる。
さらに、講師が受講生と対話して、あるいは受講生と一
緒にプログラムを直接デバッグして問題箇所を特定して
いく必要がなく、履歴等のモニタリングにより後から問
題箇所を容易に特定できるので、講師の受講生に対する
対応の負担も大幅に軽減することができる。
【0048】本実施形態ではまた、受入検査が採取する
対象プログラムにより、受講生が直面した問題を再現す
ることができる。特にプログラミングの経験が少ない受
講生の場合、自分でどのような問題が発生しているかを
把握すること自体が難しい。また、デバッグにも不慣れ
なため、ステップを踏んで一機能ずつ確認していくべき
ところを、一気に大幅に機能追加してしまい、問題の特
定ができなくなってしまうことが少なくない。
【0049】そのため、受講生から「○○という状態が
発生した場合にはどうすれば良いのか」と講師に質問さ
れても、その状況がよく理解できなかったり、その状況
が再現できないことが少なくない。そこで、受入検査を
1回行う毎に対象プログラムを採取し、それを履歴とし
て残すことで、受講生が直面した状況を正確に再現する
ことができるようにした。これにより、講師が状況を正
確に把握して、受講生の疑問に確実に対応できるように
なる。
【0050】次に、以上に説明した本実施形態の教育シ
ステムが備える本発明の要素的特徴を、図1に基づいて
説明する。なお、この図1では、講師側システム20と
受講生側システム30との間の通信手段は、図示を省略
している。図1において、受入検査部1は、検査対象の
ソースコード10に対し、上述の文法検査、静的検査、
実行時検査などの受入検査を実行する。そして、その検
査での合否結果11、各チェック項目ごとに検査結果を
表した検査ログ12、および検査不合格の場合にどの段
階の検査でエラーが発生したかを表すエラーステータス
13を出力する。
【0051】検査情報格納部2は、受入検査が1回行わ
れる毎に、そのとき得られた検査結果(すなわち、上述
の合否結果11、検査ログ12およびエラーステータス
13)に検査番号を付けて、検査結果ファイルとしてデ
ータベース14に格納する。このとき検査情報格納部2
は、プログラム取得部3によって採取された検査対象プ
ログラムのソースコード10も、検査結果と対応付ける
ために検査番号を付与してデータベース14に格納す
る。なお、このデータベース14は、図2の講師サーバ
21または受講生サーバ31の何れにあっても良い。
【0052】支援要求部4は、受講生が上述した受入検
査履歴の表示、ヒント、フォロー、レビューなどの要求
を行うためのものである。また、支援対応部5は、受講
生からのこれらの支援要求に対して、講師サーバ21が
自動的に、あるいは講師端末22から講師が手動で情報
を入力するなどして対応するものである。図9および図
10は、この支援要求とその対応を行う際の手順を示す
チャート図である。
【0053】図9に示すように、受入検査履歴の表示の
場合は、受講生が支援要求部4から受入検査履歴の取得
を要求すると、教育システムの支援対応部5が、検査情
報読み出し部6を用いて、それまでに行われた受入検査
の実行結果のうち最新のものから10件分をデータベー
ス14から自動的に読み出し、その検査結果の履歴を受
講生にメールにて通知する。
【0054】また、ヒント要求の場合は、受講生が支援
要求部4からヒントを要求すると、教育システムの検査
情報格納部2により、その受講生からヒント要求された
ことが進捗の履歴としてデータベース14に格納され
る。さらに、教育システムの支援対応部5は、受講生が
現在取り組んでいる演習問題の最新の受入検査履歴につ
いてエラーが発生している箇所(チェック項目)を調べ
る。そして、あらかじめエラー箇所別に登録されている
ヒント情報のうち、エラーが発生している最初のチェッ
ク項目に関するものを自動的に取り出し、メールで受講
生に送信する。
【0055】すなわち、講師側が演習問題とそれに対応
する受入検査プログラムを作成した時点で、1つ1つの
チェック項目では何を検査するのかが分かっているの
で、それぞれのチェック項目についてエラーが発生する
原因やエラー対策の方法等を予測できる。そこで、受入
検査プログラムを作った時点で、各チェック項目別にヒ
ント情報も作成して、システムにあらかじめ登録してお
く。そして、システムの起動中に実際にヒント要求があ
った場合は、エラーが発生している最初のチェック項目
に関するヒント情報を自動的に取り出して受講生に通知
する。
【0056】このようにすることにより、講師の受講生
に対する対応の負担を大幅に軽減することができる。な
お、複数のチェック項目についてエラーが発生している
場合に、エラーが発生している最初のチェック項目(項
目番号が最も若いもの)に関するヒント情報を送ってい
るのは、2番目以降のエラーは、その項目独自のエラー
ではなく、それより前のチェック項目でのエラーが派生
している可能性もあるためである。
【0057】また、フォロー要求の場合は、受講生が支
援要求部4からフォロー要求をする(このとき、必要に
応じて講師へのコメントも記載する)と、教育システム
の検査情報格納部2により、その受講生からフォロー要
求されたことが進捗の履歴としてデータベース14に格
納される。さらに、その受講生からフォローの依頼が来
たことが講師側にメールで伝えられる。これに応じて、
講師側の責任者がフォローの担当講師を指定すると、指
定された担当講師にフォローが割り当てられたことがメ
ールで通知される(この部分は図9中に図示せず)。
【0058】フォローの担当講師は、この時点で既にデ
ータベース14に格納されている検査結果などを検査情
報読み出し部6により読み出し、表示装置7に表示して
見ることができるので、それを見て、受講生から依頼の
あった演習問題の研修状況を把握する。さらに、受講生
の研修結果や、要求したヒントおよびそのヒント内容を
も確認し、具体的なエラー箇所や根本的な問題・対策を
検討する。研修に関する情報だけでは不十分な場合は、
データベース14から検査対象のソースコードを読み出
して、そのソースコードを使って直接検査することもで
きる。
【0059】特に受講生が初心者の場合は、場当たり的
にソースコードを書き換える傾向があり、問題が起きて
いても、その状況を正確に再現したり、人に説明するこ
とが難しいことが少なくない。しかしながら、本実施形
態では、受入検査を1回行うごとに、検査した対象のソ
ースコードをデータベース14に格納し、必要に応じて
ダウンロードできるようにしているので、検査時の状況
を正確に再現することができる。
【0060】このようにして具体的な問題箇所や訂正す
べき点が分かると、フォロー担当講師は、それを受講生
にメールで通知する。あるいは、必要であれば、事前レ
ビューを設定する。講師側によって行われた上述のフォ
ロー内容は、システムにも伝えられ、検査情報格納部2
により、そのフォロー内容(評価結果)がその受講生の
進捗の履歴としてデータベース14に格納される。
【0061】また、図10に示すように、レビュー要求
の場合は、受講生が支援要求部4からレビュー要求をす
ると、検査情報格納部2により、その受講生からレビュ
ー要求されたことが進捗の履歴としてデータベース14
に格納される。さらに、その受講生からレビューの依頼
が来たことが講師側にメールで伝えられる。これに応じ
て、講師側の責任者がレビューの担当講師を指定して、
そのことをシステムに伝えると、検査情報格納部2によ
り、そのレビュー担当者が進捗の履歴としてデータベー
ス14に格納される。
【0062】そして、指定された担当講師にレビューの
実施依頼がメールで通知される。これに応じて、レビュ
ーの担当講師は、レビュー要求を行った受講生の進捗情
報をデータベース14から読み出して確認し、レビュー
の実施予定を立ててシステムに通知する。すると、検査
情報格納部2により、そのレビューの実施予定が進捗の
履歴としてデータベース14に格納される。さらに、こ
の設定したレビュー実施予定が、レビュー要求を行った
受講生にメールで通知される。
【0063】レビュー担当講師は、既にデータベース1
4に格納されている検査結果の履歴などを読み出して表
示装置7上で見ることにより、その受講生に関して進捗
上問題がないか、あるいは優秀であるかなどを確認す
る。さらに、レビューを行う上で考慮すべき点を確認し
たり、その受講生に関するこれまでの研修での考慮点を
確認したりする。そして、設定した日時に受講生と講師
とがレビューを行い、そのレビュー結果を講師がシステ
ムに通知することにより、レビュー時の評価結果をデー
タベース14に格納する。
【0064】再び図1に戻り、状態監視部8は、受入検
査部1での検査実行の結果、研修の進捗状態がどのよう
に変わったかを監視する。図11は、受入検査を行う際
の手順を示すチャート図である。図11に示すように、
受入検査を実行すると、検査情報格納部2により、その
受入検査の結果が進捗の履歴としてデータベース14に
格納される。
【0065】また、状態監視部8により、研修の進捗状
態が、あらかじめ登録された報告すべき状況になったか
どうかが調べられる。ここでは、 ・不合格から合格になった。 ・合格から不合格になった。 ・同じエラーがn回(指定回)以上続いた。 ・不合格で、かつ提出締切のm日前。 の何れかの状況になったかどうかが調べられる。
【0066】ここで、上記4つのうち何れかの状況に該
当する場合は、通知部9がそのことを講師側に直ちにメ
ールで通知し、適切な対応をとるように促す。図12
は、この講師側に通知されるメールの内容の例を示す図
である。この進捗状況に関するメールの通知後、今回の
受入検査の結果が受講生にメールで通知される。
【0067】講師は、図12に例示したような進捗状況
のメールを受信したら、データベース14に格納されて
いる検査結果の履歴などを読み出し、それを表示装置7
に表示して参照することにより、適切な対応を講じる。
このようなメールを受信しなくても、講師は任意の時点
で検査履歴を参照することも可能であるが、対応をとる
ことが最低限必要な状況を幾つかあらかじめ登録して、
その状況になったときに自動的にメールを受信できるよ
うにしておけば、講師が受講生の進捗状況を常に意識し
ていなくても、適切な対応を迅速に行うことができるよ
うになる。
【0068】例えば、受入検査の結果、不合格から合格
に状態が変化した場合は、講師は、レビューの実施が近
く必要になることを把握し、適切なスケジュールを立て
るようにすることが可能である。また、合格から不合格
に状態が変化した場合は、受講生は、一度は合格したが
現在はソースコードの改善に入っている。不合格な状態
ではあるが、すぐに合格になると予想されるので、講師
は、レビューの実施が近く必要になることを把握し、適
切なスケジュールを立てるようにすることが可能であ
る。
【0069】また、不合格から不合格へと状態が変化せ
ず、同じエラーパターンがn回(指定回)以上続いて発
生している場合は、講師は、受講生の進捗が停止してし
まっていることを把握し、その受講生に合ったフォロー
を行うことが可能となる。例えば、初心者であれば、直
ちに状況確認をして、ヒントやフォローを依頼するよう
にメールを出すなどの丁寧な対応をとる。一方、優秀な
受講生であれば、しばらく様子を見るなどの対応をと
る。
【0070】また、不合格から不合格へと状態が変化せ
ず、かつ提出締切がm日前に迫っている場合は、講師
は、提出締切前にもかかわらず合格できないので受講生
はかなり焦っていると予測して、同じエラーがn回以上
続いている場合と同様のフォローを行うことが可能であ
る。この場合は、研修の目的を妨げない程度に、通常よ
りも直接的にエラーの箇所や対策について指示する。
【0071】次に、講師が受講生の進捗状況をチェック
して問題箇所を判断する際などに使用する表示画面の例
を、以下の図13〜図18を用いて説明する。図13
は、受講生全員の進捗状況を一覧として表示するための
画面を示し、図14は、図13中に示される日鉄次郎の
[進捗詳細] ボタンをクリックしたときに表示される進
捗詳細画面を示し、図15は、図14中に示される [演
習問題1] ボタンをクリックしたときに表示される実行
詳細情報画面を示す図である。
【0072】この図13〜図15では、日鉄太郎、日鉄
次郎、日鉄三郎、日鉄花子の4人が演習問題1について
解いている。このうち、日鉄太郎は、検査回数20回、
ヒント要求回数2回、フォロー要求回数0回の過程を経
て受入検査に合格したばかりで、レビューを要求を行っ
ているが、まだ担当講師もレビューの実施日時も決まっ
ていない状態を表している。
【0073】また、日鉄次郎は現在、検査回数が10
回、ヒント要求回数、フォロー要求回数が各々0回で、
提出締切5日前になっても文法エラーが発生している状
態を表している。また、日鉄三郎は現在、検査回数15
回、ヒント要求回数4回、フォロー要求回数0回で、提
出締切5日前になっても機能テストエラーが発生してい
る状態を表している。さらに、日鉄花子は、検査回数5
回、ヒント要求回数2回、フォロー要求回数0回の過程
を経て受入検査に合格し、レビューの担当講師も実施日
時も決まっているが、未実施である状態を表している。
【0074】これらの画面から、講師は、日鉄次郎が提
出期限までに合格できそうもないと推測して、この受講
生に合った適切なフォローを行う。なお、図15の画面
において、1〜10の検査番号のうち、直近である8〜
10の検査番号はGUIボタンになっており、ここをク
リックすると、対応するソースコードが読み出されるよ
うになっている。
【0075】また、図16〜図18は、図13〜図15
に示した4人の受講生が全て演習問題1に合格して、次
に演習問題2に取り組んでいる場合の進捗状況を確認す
るための画面である。この図16〜図18では、日鉄太
郎は、検査回数15回、ヒント要求回数4回、フォロー
要求回数0回で、提出締切5日前になっても機能テスト
エラーになっている状態を表している。
【0076】また、日鉄次郎は、検査回数15回、ヒン
ト要求回数6回、フォロー要求回数0回で、提出締切5
日前になっても機能テストエラーになっている状態を表
している。また、日鉄三郎は、検査回数20回、ヒント
要求回数6回、フォロー要求回数0回で、やはり機能テ
ストエラーになっている状態を表している。さらに、日
鉄花子は、検査回数5回、ヒント要求回数2回、フォロ
ー要求回数0回の過程を経て受入検査に合格し、レビュ
ーの担当講師も実施日時も決まっているが、未実施であ
る状態を表している。
【0077】これらの画面から、講師は、前回演習問題
1を解いたときの状況からも推測して、他の人は問題な
くても日鉄次郎は提出期限までに合格できそうもないと
推測して、この受講生に合った適切なフォローを行う。
なお、図18の画面において、検査パターン(検査ロ
グ)の欄に示されている“*”および“_”の記号はそ
れぞれ、各チェック項目に合格したか否かを表すもので
あり、図6に示した“○”および“×”の記号に対応す
る。また、ヒント利用履歴の欄のチェック番号は、エラ
ーが発生している複数のチェック項目のうち最初のチェ
ック項目の番号を示している。
【0078】以上詳しく説明したように、本実施形態の
教育システムによれば、受入検査部1が作成して検査情
報格納部2がデータベース14に格納する検査結果等の
検査情報により、各受講生の研修の進捗状況を正確に把
握することができる。また、受入検査部1が自動的に作
成する検査結果等の検査情報により、受講生が作成した
プログラムの問題点を的確に把握することもできる。こ
のため、検査結果から問題点を正確に把握し、状況に応
じたヒントを提供したり、必要に応じてフォローなどを
行うことができる。また、講師の受講生に対する対応の
負担を大幅に軽減することもできる。さらに、本実施形
態によれば、プログラム取得部3が採取して蓄積した対
象プログラムにより、受講生が直面した問題を再現する
ことができる。これにより、講師が状況を正確に把握し
て、受講生の疑問に確実に対応できるようになる。以上
のことにより、本実施形態によれば、コンピュータ・ネ
ットワークを用いた教育システムを実施するに当り、講
師と受講生が別の場所にいても、同じ場所で教育するの
と同様の研修効果を得ることができる。
【0079】(本発明の他の実施形態)なお、図1に示
した本実施形態の教育システムは、コンピュータのCP
U、RAM、ROM等で構成されるものであり、RAM
やROMに記憶されたプログラムが動作することによっ
て実現できる。したがって、コンピュータが上記機能を
果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−R
OMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込
ませることによって実現できるものである。記録媒体と
しては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、ハ
ードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性
メモリカード等を用いることができる。
【0080】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0081】なお、上記実施形態では、教育の一例とし
てプログラミング研修を挙げているが、本発明はこれに
限定されるものではない。また、研修の全体のプロセス
も、上記した実施形態には限定されない。つまり、上記
に示した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具
体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない
ものである。すなわち、本発明はその精神、またはその
主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施する
ことができる。
【0082】
【発明の効果】本発明は上述したように、与えられた問
題に対しで作成された解答が合っているかどうかを検査
する検査手段と、検査が1回行われるごとに、少なくと
もその検査結果を含む検査情報をデータ記録媒体に順次
蓄積していく検査情報格納手段と、データ記録媒体に蓄
積されている検査情報を任意の時点で読み出して利用可
能とする読出手段とを設けたので、研修等の過程で順次
作成される解答に対する一連の検査結果を履歴として見
ることができ、受講生の進捗状況や理解度を講師が正確
に把握することができるとともに、受講生が直面してい
る問題を講師が的確かつ迅速に把握することができる。
【0083】また、本発明の他の特徴によれば、検査を
行ったときに対象とされた解答を取得し、それを検査情
報に対応させてデータ記録媒体に格納するようにしたの
で、各回ごとに作成された解答の検査結果だけでなく、
その時々の検査で対象とされた解答も見ることができ、
受講生が直面した問題を容易に再現することができる。
これにより、受講生の進捗状況や理解度に見合った適切
な内容で講師が迅速に処置を行うことができるようにな
る。
【0084】また、本発明のその他の特徴によれば、あ
らかじめ定められた所定の進捗状態変化が起きたとき
に、そのことを通知するようにしたので、講師が受講生
の進捗状況を常に意識していなくても、対応をとること
が最低限必要な状況となった場合には、適切な対応を迅
速に行うことができるようになる。以上のことにより、
講師と受講生が別の場所にいても、同じ場所で教育する
のと同様の研修効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による教育システムの要素的特徴を示す
機能ブロック図である。
【図2】本実施形態による教育システムの全体構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態の教育システムを用いた教育の基本
的な流れを示すデータフロー図である。
【図4】受入検査の基本的な流れを示すデータフロー図
である。
【図5】受講生端末の表示装置上に表示される各種研修
支援を要求するための画面の例を示す図である。
【図6】受入検査履歴メールの表示画面の例を示す図で
ある。
【図7】ヒントメールの表示画面の例を示す図である。
【図8】受入検査の結果出力されるエラーメッセージお
よび合格メッセージの例を示す図である。
【図9】支援要求とその対応を行う際の手順を示すチャ
ート図である。
【図10】支援要求とその対応を行う際の手順を示すチ
ャート図である。
【図11】受入検査を行う際の手順を示すチャート図で
ある。
【図12】所定の状態変化に該当するときに講師側に通
知されるメールの内容の例を示す図である。
【図13】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【図14】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【図15】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【図16】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【図17】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【図18】講師が進捗状況をチェックして問題箇所を判
断する際などに使用する表示画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 受入検査部 2 検査情報格納部 3 プログラム取得部 4 支援要求部 5 支援対応部 6 検査情報読み出し部 7 表示装置 8 状態監視部 9 通知部 10 ソースコード 11 合否結果 12 検査ログ 13 エラーステータス 14 データベース 20 講師側システム 21 講師サーバ 22 講師端末 23 LAN 24 ルータ 30 受講生側システム 31 受講生サーバ 32a,32b,32c… 受講生端末 33 LAN 34 ルータ 41 受入検査履歴ボタン 42 ヒント要求ボタン 43 フォロー要求ボタン 44 レビュー要求ボタン 45 要求取り消しボタン

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた問題に対して作成された解答
    が合っているかどうかを検査する検査手段と、 上記検査が1回行われるごとに、少なくともその検査結
    果を含む検査情報をデータ記録媒体に順次蓄積していく
    検査情報格納手段と、 上記データ記録媒体に蓄積されている検査情報を任意の
    時点で読み出して利用可能とする読出手段とを備えたこ
    とを特徴とする教育システム。
  2. 【請求項2】 上記読出手段は、要求に応じて、上記検
    査情報格納手段に蓄積されている検査情報のうち1つ、
    もしくは一連の検査履歴を読み出すことを特徴とする請
    求項1に記載の教育システム。
  3. 【請求項3】 上記検査手段により行われた検査の対象
    とされた解答を取得する解答取得手段を備え、 上記検査情報格納手段は、上記検査が1回行われるごと
    に、上記解答取得手段により採取された対象解答を上記
    検査情報に対応させてデータ記録媒体に格納することを
    特徴とする請求項1または2に記載の教育システム。
  4. 【請求項4】 上記検査手段が行う検査には複数段階の
    検査が含まれ、 上記検査情報格納手段により上記データ記録媒体に格納
    される検査情報には、上記検査結果に加えて、どの段階
    の検査で不合格であるかを示す進捗情報を含むことを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の教育システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記検査手段が行う検査には複数種類の
    検査が含まれ、 上記検査情報格納手段により上記データ記録媒体に格納
    される検査情報には、各種類の検査ごとに合格あるいは
    不合格の何れかを示す情報を含むことを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項に記載の教育システム。
  6. 【請求項6】 上記与えられた問題に対して解答を作成
    する際に、ヒント、フォロー等の支援を要求する支援要
    求手段と、 上記支援の要求に対して応える支援対応手段とを備え、 上記検査情報格納手段により上記データ記録媒体に格納
    される検査情報には、上記検査結果に加えて、上記支援
    の実行実績に関する情報を含むことを特徴とする請求項
    1〜5の何れか1項に記載の教育システム。
  7. 【請求項7】 上記支援対応手段は、上記検査手段が行
    う検査内容をもとに予測されるヒント情報を検査の種類
    ごとにあらかじめ用意しておき、ヒント要求があったと
    きに、その要求に対応するヒント情報を自動的に通知す
    ることを特徴とする請求項5に記載の教育システム。
  8. 【請求項8】 上記検査手段による検査結果に基づい
    て、あらかじめ定められた所定の進捗状態変化が起きた
    かどうかを監視する状態監視手段と、 上記状態監視手段により上記所定の進捗状態変化が検出
    されたときに、そのことを通知する通知手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の教
    育システム。
  9. 【請求項9】 上記問題はプログラミングの演習問題で
    あり、上記検査手段は、上記演習問題の解答であるプロ
    グラムの検査を行うことを特徴とする請求項1〜8の何
    れか1項に記載の教育システム。
  10. 【請求項10】 講師用の端末と受講生用の端末とをネ
    ットワークを介して接続し、上記講師がネットワーク上
    に公開した問題を上記受講生が取得して解答し、得られ
    た解答が合っているかどうかを検査して、合格した場合
    に上記講師と受講生とのレビューを行う形態の教育を実
    現するための教育システムであって、 上記検査が1回行われるごとに、少なくともその検査結
    果を含む検査情報をデータ記録媒体に蓄積していき、上
    記講師もしくは上記受講生が、上記データ記録媒体に蓄
    積されている検査情報を任意の時点で読み出して利用で
    きるように構成したことを特徴とする教育システム。
  11. 【請求項11】 上記検査を行ったときに対象とされた
    解答を取得し、当該取得した対象解答を上記検査情報に
    対応させて上記データ記録媒体に格納するようにしたこ
    とを特徴とする請求項10に記載の教育システム。
  12. 【請求項12】 上記解答を作成する際に、受講生がヒ
    ント、フォロー等の支援を要求できるようにするととも
    に、講師がその支援要求に対して対応できるように成
    し、上記支援の実行実績に関する情報を上記データ記録
    媒体に順次蓄積していくようにしたことを特徴とする請
    求項10または11に記載の教育システム。
  13. 【請求項13】 上記検査結果に基づいて、あらかじめ
    定められた所定の進捗状態変化が起きたかどうかを監視
    し、上記所定の進捗状態変化が検出されたときに、その
    ことを講師に通知するようにしたことを特徴とする請求
    項10〜12の何れか1項に記載の教育システム。
  14. 【請求項14】 与えられた問題に対して作成された解
    答が合っているかどうかを検査する検査手段と、 上記検査が1回行われるごとに、少なくともその検査結
    果を含む検査情報をデータ記録媒体に順次蓄積していく
    検査情報格納手段と、 上記データ記録媒体に蓄積されている検査情報を任意の
    時点で読み出して利用可能とする読出手段としてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラムを記録したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 上記検査手段により行われた検査の対
    象とされた解答を取得し、当該取得した対象解答を上記
    検査情報格納手段を用いて上記検査情報に対応させて上
    記データ記録媒体に格納させる解答取得手段としての機
    能を更にコンピュータに実現させるためのプログラムを
    記録したことを特徴とする請求項14に記載のコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記検査手段による検査結果に基づい
    て、あらかじめ定められた所定の進捗状態変化が起きた
    かどうかを監視する状態監視手段と、 上記状態監視手段により上記所定の進捗状態変化が検出
    されたときに、そのことを通知する通知手段としての機
    能を更にコンピュータに実現させるためのプログラムを
    記録したことを特徴とする請求項14または15に記載
    のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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