JP2000241693A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000241693A
JP2000241693A JP11042475A JP4247599A JP2000241693A JP 2000241693 A JP2000241693 A JP 2000241693A JP 11042475 A JP11042475 A JP 11042475A JP 4247599 A JP4247599 A JP 4247599A JP 2000241693 A JP2000241693 A JP 2000241693A
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JP
Japan
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lens
optical image
image
scanning direction
main scanning
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JP11042475A
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English (en)
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Michio Kikuchi
理夫 菊地
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結像用のレンズを小型化するうえで種々の不
具合があった。 【解決手段】 一端を光学像の入射側とし他端を光学像
の射出側としてそれぞれ開口してなり、第1レンズ10
1を含む結像用のレンズを筒内で支持する鏡筒9に対
し、光学像の入射側の開口縁部でかつ主走査方向Xの両
サイドに、光学像の入射側から射出側に向かって凹状を
なす切欠部9bを設けることにより、読取手段により読
み取られる主走査方向Xの光学像を、鏡筒9の開口部9
aに加えて、その開口縁部の切欠部9bからも第1レン
ズ101に入射できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿等の画像を光
学的に読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等に搭載される画像読取
装置には、原稿面に光を照射した際に得られる光学像を
レンズを介してCCD(Charge Coupled Device) センサ
等の受光面に結像させている。このような画像読取装置
のレンズには、高いMTF(Modulation Transfer Funct
ion)特性、深い焦点深度、低歪曲などが求められる。特
に、カラー複写機やカラースキャナー等の場合は、上記
の要求に加えて、MTFのカラーバランスと低色収差も
要求される。
【0003】また、CCDセンサの高解像度化が進むに
つれて画素サイズが小さくなり、これに伴って見かけ上
の収差が大きくなっている。さらに、1画素あたりの受
光量も減少してS/N上も厳しくなっている。1画素あ
たりの受光量をアップするには、原稿照明用ランプの光
量を上げることが有効であるが、最近では省エネルギー
の観点から、これまで用いられてきたハロゲンランプか
らキセノンランプ等の蛍光ランプに変更することで省電
力化を図っているため、そうした流れに逆行しないため
には、ランプ光量の上限も自ずと決まってしまう。
【0004】こうした点を踏まえると、カラー画像読取
用のレンズには、現状において、最低でもF4.5の明
るさが必要となる。さらに、絵文字分離処理、色黒分離
処理上、良好な画質を得るには、倍率色収差で0.1画
素以内、レッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)
の3色のモジュレーションの差の最大(ΔMTF)が2
0%以内であることが必要との研究結果も得られてい
る。
【0005】しかしながら、通常のレンズ設計方法で
は、F4.5の明るさを確保しつつ、A3サイズ原稿の
短手全域(半画角18°程度)にわたって、倍率色収差
による画素の色ずれを0.1画素以内に抑え、かつ、Δ
MTFを20%以内に抑えることは、もはや限界のレベ
ルに達しつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のなか
で、近年、画像読取装置の小型化要求が強まっており、
その一つの対応としてレンズの小型化、特に小径化が求
められている。しかしながら、単純にレンズを小径化す
ると、レンズを保護する鏡筒端部でのケラレなどもあっ
て広い画角をカバーできなくなり、またレンズ開口の縮
小によって所望の明るさも確保できなくなる。
【0007】そこで、ラインセンサを用いた画像読取装
置では、全体として球形をなすレンズに対し、レンズの
上下端を平坦にカットする、いわゆるトランケートによ
り、高さを低くしてレンズ全体を小型化することも行わ
れている。一方、光軸に対して回転対称なレンズの場合
は、レンズを光軸中心に回転させることで左右の光学特
性のバランスをとり、歩留りを向上させている。ところ
が、上記トランケートによってレンズを小型化した場合
は、光軸に対するレンズの対称性が失われてしまうた
め、レンズを回転させてバランスをとることができず、
またトランケートによってレンズ加工の工程も増える。
そのため、レンズのコストアップや、光学特性のアンバ
ランスによる歩留りの悪化が懸念される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像読取装
置は、被読取物の光学像を結像させるレンズと、このレ
ンズにより結像された光学像を主走査方向に読み取る読
取手段と、一端を光学像の入射側とし他端を光学像の射
出側としてそれぞれ開口してなる筒型構造をなし、その
筒内でレンズを支持するレンズ支持体とを備えたもの
で、そのレンズ支持体が、光学像の入射側の開口縁部で
かつ主走査方向の両サイドに、光学像の入射側から射出
側に向けて凹状をなす切欠部を有する構成となってい
る。
【0009】上記構成の画像読取装置においては、レン
ズ支持体の一端(光学像の入射側)がレンズ面(第1
面)より外側に突出していても、読取手段により読み取
られる主走査方向の光学像を、レンズ支持体の開口部に
加えて、その開口縁部に設けられた切欠部からもレンズ
に入射させることができる。これにより、レンズ支持体
によるレンズの保護機能を何ら損なうことなく、結像上
必要な主走査方向のレンズ開口をより広く確保すること
が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適
用される画像読取装置の構成を示す概略図である。図1
において、符号1は筐体構造をなすキャビネットであ
り、このキャビネット1の上部開口に、原稿を載置する
ためのプラテンガラス2が取り付けられている。このプ
ラテンガラス2に対しては、読み取るべき画像を下向き
にして原稿(不図示)がセットされる。キャビネット1
の上部には、プラテンカバー3が開閉自在に取り付けら
れている。プラテンカバー3は、原稿の画像を読み取る
際にプラテンガラス2の上に被せられ、原稿をプラテン
ガラス2に密着させる働きをする。
【0011】また、キャビネット1の内部には、プラテ
ンガラス2上にセットされた原稿(被読取物)に光を照
射するランプ4と、このランプ4から発せられた光を効
率良く原稿面に集光するリフレクタ5と、原稿からの反
射光を側方に反射させる第1のミラー6と、この第1の
ミラー6からの反射光を下方に反射させる第2のミラー
7と、この第2のミラー7からの反射光を側方に反射さ
せる第3のミラー8が設けられている。
【0012】このうち、ランプ4、リフレクタ5及び第
1のミラー6は、図示せぬフルレートキャリッジに搭載
され、図中矢印方向に速度vで移動するようになってい
る。一方、第2,第3のミラー7,8は、図示せぬハー
フレートキャリッジに搭載され、図中矢印方向に速度1
/2・vで移動するようになっている。
【0013】さらに、キャビネット1の内部には、原稿
からの反射光によって得られる光学像を結像させるレン
ズ10と、このレンズ10によって結像された光学像を
主走査方向(図の奥行き方向)に読み取るCCD等のラ
インセンサ(読取手段)11が設けられている。ちなみ
に、結像用のレンズ10としては、図2に示すように、
物体側から像側に向かって、第1群を構成する第1レン
ズ101と、第2群を構成する第2,第3レンズ10
2,103と、第3群を構成する第4,第5レンズ10
4,105と、第6群を構成する第6レンズ106とを
順に配置してなる、4群6枚構成のダブルガウスレンズ
を採用している。
【0014】上記構成の画像読取装置において、実際に
原稿の画像を読み取る場合は、ランプ4から発せられか
つリフレクタ5によって集光された光が原稿に照射さ
れ、これによって得られた原稿からの光学像(反射光)
が第1,第2,第3のミラー6,7,8によって順次反
射される。そして、第3のミラー8で反射された光学像
はレンズ10に入射し、このレンズ10を透過した後、
ラインセンサ11上で結像される。このとき、ラインセ
ンサ11は、各々の画素ごとに入射光の強さに応じて光
電変換を行い、これによって原稿画像に対応した画像信
号(RGB信号)を生成する。
【0015】ここで、上記結像用のレンズ10は、通
常、鏡筒(レンズ支持体)に組み込まれた状態でキャビ
ネット1の内部に設けられる。鏡筒は、その一端を光学
像の入射側とし、その他端を光学像の射出側としてそれ
ぞれ開口した円筒型をなし、その筒内でレンズ10を固
定状態に支持するものである。
【0016】図3にレンズと鏡筒の位置関係を示す。図
3において、光軸Zと被写体面の交点を原点(0,0)
とし、被写体像高をYob、レンズ第1面の曲率半径を
r、被写体とレンズ第1面の距離をZ1、被写体からレ
ンズに入射する最大光線高さでの、レンズ第1面との交
点座標をp(z2,h)、鏡筒の肉厚をt、鏡筒がレン
ズ第1面よりも被写体側に突出する長さをm、レンズ径
をφとすると、 z2=r−√(r2 −h2 )+Z1 tanθ=(Yob−h)/z2 t=φ/2−h−(z2−Z1+m)tanθ で表されるため、 φ/2=t+h+(z2−Z1+m)tanθ =t+Yob−(Z1−m)(Yob−h)/z2 となる。
【0017】ここで、Yobはtに対して十分に大きく、
Z1もmに対して十分大きいので、t=m=0,Z1/
z2=kとすると、 φ/2=Yob(1−k)+k・h となり、簡単な比の計算になる。このことから、レンズ
径φを小さくするためには、k→1で、かつh→0、つ
まりレンズ第1面の曲率半径を大きくし、レンズ長を短
くすればよいことは周知のとおりであり、さらに鏡筒の
突出長さmを負の値にすれば、レンズ径φを小さくでき
るのは明白である。
【0018】ただし、mを負の値にすると、レンズ第1
面の頂点部が鏡筒の端部よりも外側に突出することにな
るため、鏡筒でレンズを保護することができなくなる。
すなわち、机上などにレンズを垂直に立てて置くとき
に、レンズ第1面が鏡筒の筒内に完全に収まっていない
と、レンズ面が机等に接触して傷ついてしまう。そのた
め、鏡筒の突出長さmについては、机上面の凹凸等を考
慮すると最小でも1mm程度は確保する必要がある。こ
れに対して、例えばA3サイズの原稿の短手全域にわた
り、鏡筒の突き出しによるケラレを回避して光学像の入
射光路を確保するには、どうしても或る程度のレンズ径
φが必要になる。
【0019】そこで本発明においては、特に、鏡筒とレ
ンズの位置関係、並びにラインセンサ11による光学像
の読み取り方向(非対称性)に着目して、以下のような
構成を採用することとした。図4は本発明に係る画像読
取装置の第1実施形態を説明する図であり、図中(a)
は光学像の入射側における鏡筒とレンズの正面図、
(b)は光学像の入射側における鏡筒とレンズの側面図
を示している。
【0020】図4において、鏡筒9の一端は、光学像の
入射側として開口している。この開口部9aは、鏡筒9
の筒内に組み込まれたレンズ(図では第1レンズ101
のみ表示)の径φと同等寸法で円形に開口している。ま
た、鏡筒9の開口縁部には、一対の切欠部9bが設けら
れている。この切欠部9bは、鏡筒9の開口縁部を部分
的に切り欠くように、光学像の入射側から射出側に向け
て(図4(b)の左側から右側に向けて)凹状に形成さ
れている。また、各々の切欠部9bは、ラインセンサ1
1における光学像の読み取り方向に対応した主走査方向
Xの両サイドに設けられている。
【0021】ここで、図中一点鎖線で示す光軸Z上にお
いて、その光軸Zに交差するレンズ第1面101aの頂
点部を基準にすると、鏡筒9の一端は、レンズ第1面1
01aの頂点部よりもm寸法だけ突出した状態で配置さ
れている。これに対し、両サイドの切欠部9bは、レン
ズ第1面101aの頂点部よりもn寸法だけレンズ第2
面101b側に入り込んだ状態で形成されている。ま
た、主走査方向Xと直交する副走査方向Yにおいて、各
々の切欠部9bの幅寸法Wは、副走査方向Yに広がる光
線のうち、結像上必要な光線を遮らないように設定され
ている。
【0022】こうした構成により、レンズを垂直に立て
た際には、鏡筒9の一端がレンズ第1面101aの頂点
部よりもm寸法だけ下方に突出した状態となるため、机
上等にレンズを立てて置いても、レンズ面が机上面に触
れることがない。よって、レンズの傷つきを防止するこ
とができる。また、原稿画像の読み取りに際しては、ラ
インセンサ11により読み取られる主走査方向Xの光学
像が、鏡筒9の一端で開口する開口部9aに加えて、そ
の開口縁部に設けられた左右の切欠部9bからも第1レ
ンズ101に入射するようになる。これにより、主走査
方向Xにおけるレンズ開口が、鏡筒9の開口寸法よりも
実質的に広げられるため、所望の明るさを確保できると
ともに、より小さいレンズ径φをもって広い画角をカバ
ーできるようになる。
【0023】その結果、鏡筒9によるレンズの保護機能
や光学系の特性を何ら損なうことなく、レンズの小径化
を図ることができる。また、鏡筒9の突出寸法mを十分
に長く設定しても、それに殆ど影響されることなく、主
走査方向Xのレンズ開口を必要かつ十分に確保できるた
め、鏡筒9によるレンズの保護機能を強化したうえで、
レンズの小径化を実現することが可能となる。
【0024】図5は本発明に係る画像読取装置の第2実
施形態を説明する図であり、図中(a)は光学像の入射
側における鏡筒とレンズの正面図、図4(b)は光学像
の入射側における鏡筒とレンズの側断面図を示してい
る。
【0025】図5においては、光学像の入射側で開口し
ている鏡筒9の一端が、レンズ第1面101aの頂点部
よりもレンズ第2面101b側に引っ込んだ状態で配置
され、その開口部分にレンズカバー12が装着されてい
る。レンズカバー12は、鏡筒9とほぼ同程度の外径寸
法を有するもので、例えばプラスチック等により構成さ
れている。レンズカバー12の外周部には、その一部を
円周方向で分離して適度な弾性を持たせたフック部12
aが設けられている。このフック部12aは、レンズカ
バー12の上下端にそれぞれ設けられている。
【0026】これに対して、鏡筒9の端部近傍には、そ
の内周側に位置して周溝9cが設けられている。この周
溝9cは、鏡筒9の全周(360°)にわたって形成さ
れている。そしてレンズカバー12は、その外周部に設
けられたフック部12aを鏡筒9の周溝9cに係合させ
た状態で装着されている。また、鏡筒9にレンズカバー
12を装着した状態では、周溝9cに沿うフック部12
aの摺動により、光軸Zを中心にレンズカバー12を回
転し得るようになっている。
【0027】一方、レンズカバー12の前面(鏡筒9と
の突き合わせ側と反対側の面)には、一対の遮光部12
bが設けられ、これらの遮光部12bにより主走査方向
Xに長い開口部12cが形成されている。このうち、一
対の遮光部12bは、レンズの副走査方向Yの瞳径が小
さくなるように、これを絞るかたちで上下に形成されて
いる。また、各遮光部12bは、レンズ第1面101a
よりも外側(光学像の入射側)に突出した状態で配置さ
れている。これに対して開口部12cは、鏡筒9に支持
されるレンズ(第1レンズ101)に光学像を入射させ
るべく形成されたもので、その開口縁部に一対の切欠部
12dが設けられている。各々の切欠部12dは、開口
部12cの両端から連続するかたちで主走査方向Xの両
サイドに設けられている。また、各切欠部12dは、光
学像の入射側から射出側に向けて凹状に形成され、その
一部がレンズ第1面101aの頂点部(光軸Zとの交差
点)よりもレンズ第2面101b側に入り込んだ状態と
なっている。
【0028】上記構成からなる画像読取装置では、レン
ズを垂直に立てた際に、レンズカバー12の一端(遮光
部12b)がレンズ第1面101aの頂点部よりも下方
に突出した状態となり、また原稿画像の読み取りに際し
ては、ラインセンサ11により読み取られる主走査方向
Xの光学像が、レンズカバー12の開口部12cに加え
て、その開口縁部に設けられた左右の切欠部12dから
も第1レンズ101に入射するようになる。よって、上
記第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0029】また、本第2実施形態においては、図6に
示すように、鏡筒9の一端にレンズカバー12を装着し
た状態で、光軸を中心にレンズカバー12を回転し得る
ようになっているため、鏡筒9内にレンズ10を組み込
んでレンズカバー12を装着したのち、光軸廻りにレン
ズカバー12を適宜回転させることにより、レンズ左右
の光学特性のバランスをとることができる。これによ
り、歩留りの向上が図られる。
【0030】さらに、レンズカバー12の前面に遮光部
12bを設け、この遮光部12bによってレンズの副走
査方向Yの瞳径を絞るようにしたので、原稿画像の読み
取りに際しては、原稿から得られる光学像の一部、すな
わちレンズカバー12の開口部12cよりも上または下
に向かう光線が遮光部12bで遮られるようになる。こ
れにより、副走査方向Yの解像度に影響を与える光線が
レンズカバー12でカットされることから、副走査方向
Yの解像度を良好にしてレンズの結像特性を改善するこ
とができる。
【0031】また、レンズカバー12では、主走査方向
Xのレンズ開口を十分に広く確保したうえで、副走査方
向Yのみ光束の広がりを制限するので、通常の円形の絞
りと比較して光量ロスが少なくて済む。さらに、レンズ
単体の特性値で要求スペックを満足するには、レンズに
使用する硝材のコストが高くなるが、上述のようにレン
ズカバー12によって結像特性を改善すれば硝材のコス
トを下げることができるため、トータルコストの低減に
つながる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像読取装
置によれば、レンズ支持体の一端をレンズ面より外側に
突出させてレンズを保護するようにしても、読取手段に
より読み取られる主走査方向の光学像を、レンズ支持体
の開口部に加えて、その開口縁部に設けられた切欠部か
らもレンズに入射させ、これによって主走査方向のレン
ズ開口をより広く確保することができるため、レンズの
保護機能や光学系の特性を何ら損なうことなく、レンズ
を小径化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像読取装置の構成を示
す概略図である。
【図2】 レンズの全体構成を示す図である。
【図3】 レンズと鏡筒の位置関係を示す図である。
【図4】 本発明に係る画像読取装置の第1実施形態を
説明する図である。
【図5】 本発明に係る画像読取装置の第2実施形態を
説明する図である。
【図6】 第2実施形態におけるレンズカバーの装着状
態を示す図である。
【符号の説明】
9…鏡筒、9a…開口部、9b…切欠部、10…レン
ズ、11…ラインセンサ、12…レンズカバー、12b
…遮光部、12c…開口部、12d…切欠部、X…主走
査方向、Y…副走査方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被読取物の光学像を結像させるレンズ
    と、 前記レンズにより結像された光学像を主走査方向に読み
    取る読取手段と、 一端を前記光学像の入射側とし他端を前記光学像の射出
    側としてそれぞれ開口してなる筒型構造をなし、その筒
    内で前記レンズを支持するレンズ支持体とを備え、 前記レンズ支持体は、前記光学像の入射側の開口縁部で
    かつ主走査方向の両サイドに、前記光学像の入射側から
    射出側に向けて凹状をなす切欠部を有することを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 被読取物の光学像を結像させるレンズ
    と、 前記レンズにより結像された光学像を主走査方向に読み
    取る読取手段と、 一端を前記光学像の入射側とし他端を前記光学像の射出
    側としてそれぞれ開口してなる筒型構造をなし、その筒
    内で前記レンズを支持するレンズ支持体と、 前記レンズ支持体の一端に装着されるとともに、前記レ
    ンズ支持体の筒内に支持されるレンズに前記光学像を入
    射させる開口部を有するレンズカバーとを備え、 前記レンズカバーは、その開口縁部でかつ主走査方向の
    両サイドに、前記光学像の入射側から射出側に向けて凹
    状をなす切欠部を有することを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レンズカバーに、前記レンズの副走
    査方向の瞳径が小さくなるように前記光学像の一部を遮
    光する遮光部を設けてなることを特徴とする請求項2記
    載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズカバーを光軸を中心に回転可
    能に装着してなることを特徴とする請求項2又は3記載
    の画像読取装置。
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