JP2000241195A - 回転検出装置 - Google Patents
回転検出装置Info
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- JP2000241195A JP2000241195A JP11043990A JP4399099A JP2000241195A JP 2000241195 A JP2000241195 A JP 2000241195A JP 11043990 A JP11043990 A JP 11043990A JP 4399099 A JP4399099 A JP 4399099A JP 2000241195 A JP2000241195 A JP 2000241195A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2輪車のハブに取り付けられる電気式の回転
検出装置において、構成部品の再利用を可能とするとと
もに、修正費用を低く抑えることが可能な回転検出装置
を提供する。 【解決手段】 ハウジング1は車軸が挿通する挿通部1
aを備える。回転伝達部材3は、前記車軸に装着される
車輪に同期して回転し、挿通部1aに装着される。ケー
ス体2は回転伝達部材3の回転を検出する磁気検出手段
を収納する。ケース体配設部5はハウジング1に設けら
れ、ケース体2を配設するとともに磁気検出手段8を回
転伝達部材3の着磁された円筒部(マグネット)3aの
近傍に配置する。
検出装置において、構成部品の再利用を可能とするとと
もに、修正費用を低く抑えることが可能な回転検出装置
を提供する。 【解決手段】 ハウジング1は車軸が挿通する挿通部1
aを備える。回転伝達部材3は、前記車軸に装着される
車輪に同期して回転し、挿通部1aに装着される。ケー
ス体2は回転伝達部材3の回転を検出する磁気検出手段
を収納する。ケース体配設部5はハウジング1に設けら
れ、ケース体2を配設するとともに磁気検出手段8を回
転伝達部材3の着磁された円筒部(マグネット)3aの
近傍に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイや自転
車等の2輪車に用いられ、前記2輪車の車輪の回転数を
スピードメータ等の指示計器へ伝達するための回転検出
装置に関するものである。
車等の2輪車に用いられ、前記2輪車の車輪の回転数を
スピードメータ等の指示計器へ伝達するための回転検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気式の回転検出装置は、特開平
2−264817号公報に開示されるものがある。この
ような回転検出装置は、2輪車用(例えば、オートバ
イ)の回転検出装置として用いる場合、被検出体を検出
するための検出面を有する略円筒形状の樹脂ケースに、
回路基板に実装した磁気変換素子(ホールIC)と、マ
グネットとが、前記検出面に沿うように配設され、前記
回路基板及び前記磁気変換素子,前記マグネットをエポ
キシ等からなる封止部材により封止し構成してなるもの
であり、この回転検出装置をミッションケースやスプロ
ケットカバーに取り付け、被検出体として、その内部で
回転するミッションギアやスプロケットの歯先等を検出
するものが一般的である。
2−264817号公報に開示されるものがある。この
ような回転検出装置は、2輪車用(例えば、オートバ
イ)の回転検出装置として用いる場合、被検出体を検出
するための検出面を有する略円筒形状の樹脂ケースに、
回路基板に実装した磁気変換素子(ホールIC)と、マ
グネットとが、前記検出面に沿うように配設され、前記
回路基板及び前記磁気変換素子,前記マグネットをエポ
キシ等からなる封止部材により封止し構成してなるもの
であり、この回転検出装置をミッションケースやスプロ
ケットカバーに取り付け、被検出体として、その内部で
回転するミッションギアやスプロケットの歯先等を検出
するものが一般的である。
【0003】このような回転検出装置を用いて、ミッシ
ョンギアやスプロケットの歯先等を被検出体として検出
する場合、前記被検出体には多少のクリアランスが存在
するため、車両(2輪車)のボディ剛性や排気量等から
前記被検出体に振動が生じ、前記被検出体と前記回転検
出装置との検出位置ギャップが変動してしまうことか
ら、前記回転検出装置に磁気の変化が生じ検出ノイズと
なり、この回転検出装置から出力される出力データに応
じて、例えばスピード表示する指示計器の誤動作の原因
につながると言った問題点を有していた。
ョンギアやスプロケットの歯先等を被検出体として検出
する場合、前記被検出体には多少のクリアランスが存在
するため、車両(2輪車)のボディ剛性や排気量等から
前記被検出体に振動が生じ、前記被検出体と前記回転検
出装置との検出位置ギャップが変動してしまうことか
ら、前記回転検出装置に磁気の変化が生じ検出ノイズと
なり、この回転検出装置から出力される出力データに応
じて、例えばスピード表示する指示計器の誤動作の原因
につながると言った問題点を有していた。
【0004】そこで本願出願人は、前記問題点に着目
し、特開平9−229714号公報に開示するように、
2輪車の前輪のハブに装着する電気式の回転検出装置を
提案している。この回転検出装置は、樹脂製ハウジング
に2輪車の車軸(前輪車軸)が挿通する挿通部を備え、
前記挿通部に前記車軸に装着される車輪に同期して回転
するようマグネットを装着し、前記マグネットの回転を
前記ハウジング内に収納されるホールIC等からなる磁
気変換手段によって検出するものであり、前記被検出体
の振動による検出ノイズの影響を受けることがなく、正
確な回転検出が得られるものである。
し、特開平9−229714号公報に開示するように、
2輪車の前輪のハブに装着する電気式の回転検出装置を
提案している。この回転検出装置は、樹脂製ハウジング
に2輪車の車軸(前輪車軸)が挿通する挿通部を備え、
前記挿通部に前記車軸に装着される車輪に同期して回転
するようマグネットを装着し、前記マグネットの回転を
前記ハウジング内に収納されるホールIC等からなる磁
気変換手段によって検出するものであり、前記被検出体
の振動による検出ノイズの影響を受けることがなく、正
確な回転検出が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た回転検出装置は、前記磁気変換素子を回路基板に配設
し、前記回路基板を前記ハウジングと一体に形成される
収納部に封止部材によって埋設する構成であるため、前
記磁気変換素子及び前記回路基板を前記ハウジング内に
埋設した後、製造工程において、例えば磁気変換素子に
電気系等の不具合が発生した場合、前記ハウジング全体
を交換しなければならず、修正費用が高くなってしまう
といった問題点がある。また、材料の再利用化が望まれ
ている近年において、回転検出装置の部品単位での交換
が望まれている。
た回転検出装置は、前記磁気変換素子を回路基板に配設
し、前記回路基板を前記ハウジングと一体に形成される
収納部に封止部材によって埋設する構成であるため、前
記磁気変換素子及び前記回路基板を前記ハウジング内に
埋設した後、製造工程において、例えば磁気変換素子に
電気系等の不具合が発生した場合、前記ハウジング全体
を交換しなければならず、修正費用が高くなってしまう
といった問題点がある。また、材料の再利用化が望まれ
ている近年において、回転検出装置の部品単位での交換
が望まれている。
【0006】そこで、本発明は、前記問題点に着目し、
2輪車のハブに取り付けられる電気式の回転検出装置に
おいて、構成部品の再利用を可能とするとともに、修正
費用を低く抑えることが可能な回転検出装置を提供する
ことを目的とする。
2輪車のハブに取り付けられる電気式の回転検出装置に
おいて、構成部品の再利用を可能とするとともに、修正
費用を低く抑えることが可能な回転検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車軸が挿通する挿通部を備えたハウジング
と、前記車軸に装着される車輪に同期して回転し、前記
挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネットの回
転を検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段を収納
するケース体と、前記ハウジングに設けられ、前記ケー
ス体を配設するとともに前記磁気検出手段を前記マグネ
ットの近傍に配置するケース体配設部と、を備えてなる
ものである。
決するため、車軸が挿通する挿通部を備えたハウジング
と、前記車軸に装着される車輪に同期して回転し、前記
挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネットの回
転を検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段を収納
するケース体と、前記ハウジングに設けられ、前記ケー
ス体を配設するとともに前記磁気検出手段を前記マグネ
ットの近傍に配置するケース体配設部と、を備えてなる
ものである。
【0008】また、車軸が挿通する挿通部を備えたハウ
ジングと、前記車軸に装着される車輪に同期して回転
し、前記挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネ
ットの磁極の変化を検出する磁気検出手段と、前記磁気
検出手段を配設するホルダー部材と、前記ホルダー部材
及び前記磁気検出手段を収納するケース体と、前記ハウ
ジングに設けられ、前記ケース体を配設するとともに前
記磁気検出手段を前記マグネットの近傍に配置するケー
ス体配設部と、を備えてなるものである。
ジングと、前記車軸に装着される車輪に同期して回転
し、前記挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネ
ットの磁極の変化を検出する磁気検出手段と、前記磁気
検出手段を配設するホルダー部材と、前記ホルダー部材
及び前記磁気検出手段を収納するケース体と、前記ハウ
ジングに設けられ、前記ケース体を配設するとともに前
記磁気検出手段を前記マグネットの近傍に配置するケー
ス体配設部と、を備えてなるものである。
【0009】また、前記ケース体に、前記磁気検出手段
を前記マグネットに対して近接して配設するための磁気
検出面を備えてなるものである。
を前記マグネットに対して近接して配設するための磁気
検出面を備えてなるものである。
【0010】また、前記ケース体に、前記ケース体配設
部に対する配設位置を決定する位置決め部を備えてなる
ものである。
部に対する配設位置を決定する位置決め部を備えてなる
ものである。
【0011】また、前記ケース体内に封止部材を注入
し、前記磁気検出手段を固定してなるものである。
し、前記磁気検出手段を固定してなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、ハウジング1に2輪車
の前輪用車軸Sが挿通する挿通部1aを設け、車軸Sに
装着される車輪に同期して回転するとともに、着磁され
た円筒部(マグネット)3aを備える回転伝達部材3を
円筒部3aが挿通部1aに挿通するように装着し、円筒
部3aの磁極の変化を検出する磁気検出手段8を収納す
るケース体2を、ハウジング1に設けられるケース体配
設部5にビス6等によって配設固定することによって、
ケース体2内に配設される磁気検出手段8を円筒部3a
の近傍に配置する回転検出装置Aである。従って、回転
検出装置Aは、ハウジング1のケース体配設部5に磁気
検出手段8を収納したケース体2を着脱可能に配設する
構成を用いているため、回転検出装置Aの製造工程にお
いて、例えば磁気変換素子に電気系等の不具合が発生し
た場合であっても、磁気検出手段8を収納したケース体
2のみを交換すれば良く、ハウジング1の再利用が可能
となり、修正費用の削減を可能とする。
の前輪用車軸Sが挿通する挿通部1aを設け、車軸Sに
装着される車輪に同期して回転するとともに、着磁され
た円筒部(マグネット)3aを備える回転伝達部材3を
円筒部3aが挿通部1aに挿通するように装着し、円筒
部3aの磁極の変化を検出する磁気検出手段8を収納す
るケース体2を、ハウジング1に設けられるケース体配
設部5にビス6等によって配設固定することによって、
ケース体2内に配設される磁気検出手段8を円筒部3a
の近傍に配置する回転検出装置Aである。従って、回転
検出装置Aは、ハウジング1のケース体配設部5に磁気
検出手段8を収納したケース体2を着脱可能に配設する
構成を用いているため、回転検出装置Aの製造工程にお
いて、例えば磁気変換素子に電気系等の不具合が発生し
た場合であっても、磁気検出手段8を収納したケース体
2のみを交換すれば良く、ハウジング1の再利用が可能
となり、修正費用の削減を可能とする。
【0013】また、ケース体2に、磁気検出手段8を回
転伝達部材3の円筒部3aに対して近接して配設するた
めの磁気検出面2aを備えるように構成することで、円
筒部3aに着磁されている磁力の変化を良好に検出する
ことができるため、従来のハブに取り付けられる電気式
の回転検出装置同様に正確な回転検出が得られるもので
ある。また、ケース体2に第2の位置決め部2cを形成
することで、ハウジング1のケース体配設部5に対する
ケース体2の配設位置を決定することができるため、ケ
ース体2の磁気検出面2aを円筒部3aの着磁面の近傍
に精度良く配設することが可能となる。
転伝達部材3の円筒部3aに対して近接して配設するた
めの磁気検出面2aを備えるように構成することで、円
筒部3aに着磁されている磁力の変化を良好に検出する
ことができるため、従来のハブに取り付けられる電気式
の回転検出装置同様に正確な回転検出が得られるもので
ある。また、ケース体2に第2の位置決め部2cを形成
することで、ハウジング1のケース体配設部5に対する
ケース体2の配設位置を決定することができるため、ケ
ース体2の磁気検出面2aを円筒部3aの着磁面の近傍
に精度良く配設することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に記載した実施例に基づき本
発明を説明する。図1は回転検出装置の全体構成を示す
斜視図、図2は回転検出装置の要部断面図、図3はケー
ス体の要部断面図である。
発明を説明する。図1は回転検出装置の全体構成を示す
斜視図、図2は回転検出装置の要部断面図、図3はケー
ス体の要部断面図である。
【0015】図1,図2において、回転検出装置Aは、
樹脂製材料からなるハウジング1と、後述する磁気検出
手段を収納した樹脂製材料からなるケース体2と、ハウ
ジング1に装着され、2輪車の前輪ホイールの回転を後
述する磁気検出手段に伝達する回転伝達部材3と、ゴム
製材料からなる弾性部材4とから構成される。
樹脂製材料からなるハウジング1と、後述する磁気検出
手段を収納した樹脂製材料からなるケース体2と、ハウ
ジング1に装着され、2輪車の前輪ホイールの回転を後
述する磁気検出手段に伝達する回転伝達部材3と、ゴム
製材料からなる弾性部材4とから構成される。
【0016】ハウジング1は、ポリブチレンテレフタレ
ートやナイロン等の樹脂材料からなり、このハウジング
1の略中央には、2輪車の前輪用車軸Sを挿通させるた
めの金属材料からなる円筒状の挿通部1aがインサート
成形されている。この挿通部1aの周縁には、後で詳述
する回転伝達部材3が挿通部1aの外周に対し回転自在
に配設するための収納部1bが形成されている。また、
ハウジング1の開口部1cには、弾性部材4を配設する
ための段差部1dが形成されている。
ートやナイロン等の樹脂材料からなり、このハウジング
1の略中央には、2輪車の前輪用車軸Sを挿通させるた
めの金属材料からなる円筒状の挿通部1aがインサート
成形されている。この挿通部1aの周縁には、後で詳述
する回転伝達部材3が挿通部1aの外周に対し回転自在
に配設するための収納部1bが形成されている。また、
ハウジング1の開口部1cには、弾性部材4を配設する
ための段差部1dが形成されている。
【0017】一方、ハウジング1の外周面には、前記外
周面より外側に突出する略筒状のケース体配設部5がハ
ウジング1に一体形成されている。ケース体配設部5
は、開口部5a側にケース体2の回転方向を規制する位
置決め凹部5bが形成され、また位置決め凹部5bの上
方には、ケース体2をケース体配設部5に固定するため
のビス6を収納する収納筒部5cが形成されている。
周面より外側に突出する略筒状のケース体配設部5がハ
ウジング1に一体形成されている。ケース体配設部5
は、開口部5a側にケース体2の回転方向を規制する位
置決め凹部5bが形成され、また位置決め凹部5bの上
方には、ケース体2をケース体配設部5に固定するため
のビス6を収納する収納筒部5cが形成されている。
【0018】ケース体2は、ハウジング1と同等材料か
らなり、図3に示すようにケース体配設部5の形状に対
応した略円筒形状からなる。ケース体2内は、配線コー
ド7と、回転伝達部材3に着磁された部分(後述する)
の磁極の変化を検出する例えばリードスイッチからなる
磁気検出手段8とを配設固定(例えば、半田によって固
定)するとともに、電源コード7の電線7aと磁気検出
手段8とを電気的に接続するための所定の配線パターン
が形成された回路基板(ホルダー部材)9が配設されて
いる。尚、ケース体2は、例えば、ケース体2の内壁に
回路基板9の両端部に対応した溝部もしくはガイド部等
からなる案内部を形成し、回路基板9を前記案内部に沿
わせて配設することによって、回路基板9をケース体2
の適正位置に配設することが可能となる。また、ケース
体2内に配設される回路基板9及び磁気検出手段8,電
源コード7は、ケース体2内にエポキシ等からなる封止
部材10を充填することで固定される。
らなり、図3に示すようにケース体配設部5の形状に対
応した略円筒形状からなる。ケース体2内は、配線コー
ド7と、回転伝達部材3に着磁された部分(後述する)
の磁極の変化を検出する例えばリードスイッチからなる
磁気検出手段8とを配設固定(例えば、半田によって固
定)するとともに、電源コード7の電線7aと磁気検出
手段8とを電気的に接続するための所定の配線パターン
が形成された回路基板(ホルダー部材)9が配設されて
いる。尚、ケース体2は、例えば、ケース体2の内壁に
回路基板9の両端部に対応した溝部もしくはガイド部等
からなる案内部を形成し、回路基板9を前記案内部に沿
わせて配設することによって、回路基板9をケース体2
の適正位置に配設することが可能となる。また、ケース
体2内に配設される回路基板9及び磁気検出手段8,電
源コード7は、ケース体2内にエポキシ等からなる封止
部材10を充填することで固定される。
【0019】また、ケース体2には、磁気検出面2a及
び第1の位置決め部2b,第2の位置決め部2cが形成
されている。磁気検出面2aは、ケース体2内に配設さ
れる磁気検出手段8に対向する箇所に形成される。磁気
検出面2aは、例えばケース体2の外周面の一部をDカ
ットすることによってケース体2の肉厚を薄肉に形成
し、回転伝達部材3に着磁される部分の磁極の変化を磁
気検出手段8によって良好に検出できるようにするもの
である。第1の位置決め部2bは、ケース体2の底部か
ら外側方向に突出する凸部形状からなり、ケース体配設
部5の底部に形成される凹部(図示しない)に対応する
ように形成される。第2の位置決め部2cは、ケース体
収納部5の位置決め凹部5bに対応する凸部形状からな
り、ケース体2の第2の位置決め部2cをケース体配設
部5の位置決め凹部5bに対応させて配設することによ
ってケース体2の回転方向が規制され、磁気検出手段8
がハウジング1の適正位置に配設されることになる。
び第1の位置決め部2b,第2の位置決め部2cが形成
されている。磁気検出面2aは、ケース体2内に配設さ
れる磁気検出手段8に対向する箇所に形成される。磁気
検出面2aは、例えばケース体2の外周面の一部をDカ
ットすることによってケース体2の肉厚を薄肉に形成
し、回転伝達部材3に着磁される部分の磁極の変化を磁
気検出手段8によって良好に検出できるようにするもの
である。第1の位置決め部2bは、ケース体2の底部か
ら外側方向に突出する凸部形状からなり、ケース体配設
部5の底部に形成される凹部(図示しない)に対応する
ように形成される。第2の位置決め部2cは、ケース体
収納部5の位置決め凹部5bに対応する凸部形状からな
り、ケース体2の第2の位置決め部2cをケース体配設
部5の位置決め凹部5bに対応させて配設することによ
ってケース体2の回転方向が規制され、磁気検出手段8
がハウジング1の適正位置に配設されることになる。
【0020】回転伝達部材3は、例えばプラスチックマ
グネット等からなるもので、ハウジング1の挿通部1a
が挿通する円筒部(マグネット)3aと、この円筒部6
aの下端側に位置し、前輪ホイールのハブ11から延設
され、前記前輪ホイールの回転を回転伝達部材3に伝達
する軸部11aに支持される複数の回転支持片3bとが
形成されている。また、円筒部3aには、表面に例えば
8極の着磁がなされている。
グネット等からなるもので、ハウジング1の挿通部1a
が挿通する円筒部(マグネット)3aと、この円筒部6
aの下端側に位置し、前輪ホイールのハブ11から延設
され、前記前輪ホイールの回転を回転伝達部材3に伝達
する軸部11aに支持される複数の回転支持片3bとが
形成されている。また、円筒部3aには、表面に例えば
8極の着磁がなされている。
【0021】弾性部材4は、ニトリルやシリコン系等の
ゴム材料等から構成され、薄型のリング形状からなる。
弾性部材4は、ハウジング1の段差部1dに配設される
ことによって、車輪ホイールのハブ11から延設される
軸部11aと、回転伝達部材3の回転支持片3bとの当
接部において、走行時に発生する前記車輪からの振動を
減衰させ、軸部11aに当接する回転支持片3bへの負
担を軽減させるとともに、ハウジング1の収納部1bへ
の水,泥,塵等の侵入を防ぐものである。
ゴム材料等から構成され、薄型のリング形状からなる。
弾性部材4は、ハウジング1の段差部1dに配設される
ことによって、車輪ホイールのハブ11から延設される
軸部11aと、回転伝達部材3の回転支持片3bとの当
接部において、走行時に発生する前記車輪からの振動を
減衰させ、軸部11aに当接する回転支持片3bへの負
担を軽減させるとともに、ハウジング1の収納部1bへ
の水,泥,塵等の侵入を防ぐものである。
【0022】以上の各部により回転検出装置Aが構成さ
れる。回転検出装置Aは、車輪(ハブ11)の回転に同
期してハウジング1の挿通部1aに装着される回転伝達
部材3が回転し、この回転伝達部材3の円筒部3aの磁
極の変化を、ケース体2に形成される磁気検出面2aに
配設される磁気変換素子8により検出し、この検出信号
を配線コード7を介して外部の指示計器(図示しない)
に伝達するものである。
れる。回転検出装置Aは、車輪(ハブ11)の回転に同
期してハウジング1の挿通部1aに装着される回転伝達
部材3が回転し、この回転伝達部材3の円筒部3aの磁
極の変化を、ケース体2に形成される磁気検出面2aに
配設される磁気変換素子8により検出し、この検出信号
を配線コード7を介して外部の指示計器(図示しない)
に伝達するものである。
【0023】かかる回転検出装置Aは、ハウジング1の
ケース体配設部5にケース体2を着脱可能に配設する構
成であり、回転検出装置Aの製造工程において、例えば
磁気変換素子に電気系等の不具合が発生した場合であっ
ても、磁気検出手段8を収納したケース体2のみを交換
すれば良く、ハウジング1の再利用が可能となり、修正
費用の削減を可能とするものである。
ケース体配設部5にケース体2を着脱可能に配設する構
成であり、回転検出装置Aの製造工程において、例えば
磁気変換素子に電気系等の不具合が発生した場合であっ
ても、磁気検出手段8を収納したケース体2のみを交換
すれば良く、ハウジング1の再利用が可能となり、修正
費用の削減を可能とするものである。
【0024】また、ケース体2に、磁気検出手段8を回
転伝達部材3に対して近接して配設するための磁気検出
面2aを備えるように構成することで、回転伝達部材3
に形成される円筒部3aの磁極の変化を良好に検出する
ことができるため、従来のハブに取り付けられる電気式
の回転検出装置同様に正確な回転検出が得られるもので
ある。
転伝達部材3に対して近接して配設するための磁気検出
面2aを備えるように構成することで、回転伝達部材3
に形成される円筒部3aの磁極の変化を良好に検出する
ことができるため、従来のハブに取り付けられる電気式
の回転検出装置同様に正確な回転検出が得られるもので
ある。
【0025】また、ケース体2に第2の位置決め部2c
を形成することで、ハウジング1のケース体配設部5に
対する配設位置を決定することができるため、ケース体
2の磁気検出面2aを回転伝達部材3の着磁面の近傍に
精度良く配設することが可能になる。
を形成することで、ハウジング1のケース体配設部5に
対する配設位置を決定することができるため、ケース体
2の磁気検出面2aを回転伝達部材3の着磁面の近傍に
精度良く配設することが可能になる。
【0026】また、2輪車の車種に応じてハブ形状及び
ハブ周辺の形状(回転検出装置の取り付け位置の形状)
が様々異なることから、ハウジング1の形状も車種に応
じてそれぞれ異なるものとなるが、ケース体2及びハウ
ジング1のケース体配設部5の形状を共通化させること
によって、車種における部品の共用化を図ることが可能
となり、ケース体2を車種に応じて新規に設計する必要
がなくなるため、回転検出装置Aのコストの低減を図る
ことが可能になる。
ハブ周辺の形状(回転検出装置の取り付け位置の形状)
が様々異なることから、ハウジング1の形状も車種に応
じてそれぞれ異なるものとなるが、ケース体2及びハウ
ジング1のケース体配設部5の形状を共通化させること
によって、車種における部品の共用化を図ることが可能
となり、ケース体2を車種に応じて新規に設計する必要
がなくなるため、回転検出装置Aのコストの低減を図る
ことが可能になる。
【0027】尚、本実施例では、ケース体配設部5をハ
ウジング1の外周面に突出するように設けるものであっ
たが、本発明にあっては、例えば凹部状のケース体配設
部を形成し、ケース体2をハウジング内に埋設するもの
であっても良い。
ウジング1の外周面に突出するように設けるものであっ
たが、本発明にあっては、例えば凹部状のケース体配設
部を形成し、ケース体2をハウジング内に埋設するもの
であっても良い。
【0028】また、本実施例では、ケース体2に凸部形
状の位置決め部を形成し、またケース体配設部5に凹部
形状の位置決め部を構成するようにしたが、例えばケー
ス体に凹部形状の位置決め部を、ケース体配設部5に凸
部形状の位置決め部を構成するものであっても良く、本
発明の位置決め構造は、本実施例に限定されるものでは
ない。
状の位置決め部を形成し、またケース体配設部5に凹部
形状の位置決め部を構成するようにしたが、例えばケー
ス体に凹部形状の位置決め部を、ケース体配設部5に凸
部形状の位置決め部を構成するものであっても良く、本
発明の位置決め構造は、本実施例に限定されるものでは
ない。
【0029】また、本実施例では、磁気検出手段8とし
てリードスイッチを用いて説明したが、ホールICやM
R素子等の磁気変換素子によって磁気検出手段を構成す
るものであっても良い。
てリードスイッチを用いて説明したが、ホールICやM
R素子等の磁気変換素子によって磁気検出手段を構成す
るものであっても良い。
【0030】また、本実施例では、円筒部3aと回転支
持片3bとを備えるプラスチップマグネットから回転伝
達部材3を構成したが、例えば、円筒部及び回転支持片
を樹脂製の材料によって構成し、前記円筒部にマグネッ
トを埋設するものであっても良く、本発明はハウジング
の挿通部にマグネットが装着されるものであれば良い。
持片3bとを備えるプラスチップマグネットから回転伝
達部材3を構成したが、例えば、円筒部及び回転支持片
を樹脂製の材料によって構成し、前記円筒部にマグネッ
トを埋設するものであっても良く、本発明はハウジング
の挿通部にマグネットが装着されるものであれば良い。
【0031】また、本実施例では、磁気検出手段8を回
路基板9に配設し、ケース体2内に収納するようにして
いるが、本発明は、回路基板の代わりに磁気検出手段8
と配線コード7とを電気的に接続することのできる専用
のホルダー部材を用いても良い。また、磁気検出手段8
をケース体2の磁気検出面2aに精度良く配設すること
によって、回路基板やホルダー部材を不要とすることが
できる。
路基板9に配設し、ケース体2内に収納するようにして
いるが、本発明は、回路基板の代わりに磁気検出手段8
と配線コード7とを電気的に接続することのできる専用
のホルダー部材を用いても良い。また、磁気検出手段8
をケース体2の磁気検出面2aに精度良く配設すること
によって、回路基板やホルダー部材を不要とすることが
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、ハウジングに備えられるケー
ス体配設部に磁気検出手段を収納したケース体を脱着可
能に配設する構成であるため、例えば前記磁気検出手段
の電気系に不具合が発生した場合であっても、前記磁気
検出手段を収納した前記ケース体のみを交換すれば良
く、前記ハウジングの再利用が可能となり、修正費用の
削減を可能とする。
ス体配設部に磁気検出手段を収納したケース体を脱着可
能に配設する構成であるため、例えば前記磁気検出手段
の電気系に不具合が発生した場合であっても、前記磁気
検出手段を収納した前記ケース体のみを交換すれば良
く、前記ハウジングの再利用が可能となり、修正費用の
削減を可能とする。
【0033】また、前記ケース体に、前記磁気検出手段
をマグネット(着磁された箇所)に対して近接して配設
するための磁気検出面を備えるように構成することで、
前記マグネットの磁力の変化を良好に検出することがで
きるため、正確な回転検出が得られるものである。ま
た、前記ケース体に、前記ケース体配設部に対する配設
位置を決定するための位置決め部を形成することで、前
記磁気検出面を前記マグネットの着磁面の近傍に精度良
く配設することが可能となる。
をマグネット(着磁された箇所)に対して近接して配設
するための磁気検出面を備えるように構成することで、
前記マグネットの磁力の変化を良好に検出することがで
きるため、正確な回転検出が得られるものである。ま
た、前記ケース体に、前記ケース体配設部に対する配設
位置を決定するための位置決め部を形成することで、前
記磁気検出面を前記マグネットの着磁面の近傍に精度良
く配設することが可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す回転検出装置の分解斜視
図。
図。
【図2】同上実施例の回転検出装置の要部断面図。
【図3】同上実施例のケース体の要部断面図。
1 ハウジング 1a 挿通部 2 ケース体 2c 第2の位置決め部(位置決め部) 3 回転伝達部材(マグネット) 3a 円筒部 3b 回転支持片 5 ケース体配設部 5b 位置決め凹部 8 磁気検出手段 9 回路基板(ホルダー部材) 10 封止部材 11 ハブ S 車軸
Claims (5)
- 【請求項1】 車軸が挿通する挿通部を備えたハウジン
グと、前記車軸に装着される車輪に同期して回転し、前
記挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネットの
回転を検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段を収
納するケース体と、前記ハウジングに設けられ、前記ケ
ース体を配設するとともに前記磁気検出手段を前記マグ
ネットの近傍に配置するケース体配設部と、を備えてな
ることを特徴とする回転検出装置。 - 【請求項2】 車軸が挿通する挿通部を備えたハウジン
グと、前記車軸に装着される車輪に同期して回転し、前
記挿通部に装着されるマグネットと、前記マグネットの
磁極の変化を検出する磁気検出手段と、前記磁気検出手
段を配設するホルダー部材と、前記ホルダー部材及び前
記磁気検出手段を収納するケース体と、前記ハウジング
に設けられ、前記ケース体を配設するとともに前記磁気
検出手段を前記マグネットの近傍に配置するケース体配
設部と、を備えてなることを特徴とする回転検出装置。 - 【請求項3】 前記ケース体に、前記磁気検出手段を前
記マグネットに対して近接して配設するための磁気検出
面を備えてなることを特徴とする請求項1もしくは請求
項2に記載の回転検出装置。 - 【請求項4】 前記ケース体に、前記ケース体配設部に
対する配設位置を決定する位置決め部を備えてなること
を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の回
転検出装置。 - 【請求項5】 前記ケース体内に封止部材を注入し、前
記磁気検出手段を固定してなることを特徴とする請求項
1から請求項4の何れかに記載の回転検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11043990A JP2000241195A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 回転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11043990A JP2000241195A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 回転検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000241195A true JP2000241195A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12679168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11043990A Pending JP2000241195A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 回転検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000241195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1353184A1 (en) * | 2000-11-22 | 2003-10-15 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Rotation detector |
EP2047283A2 (en) * | 2006-07-25 | 2009-04-15 | Pricol Limited | Hub mountable speed sensing device |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP11043990A patent/JP2000241195A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1353184A1 (en) * | 2000-11-22 | 2003-10-15 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Rotation detector |
EP1353184A4 (en) * | 2000-11-22 | 2005-03-30 | Nippon Seiki Co Ltd | ROTATION DETECTOR |
EP1980859A3 (en) * | 2000-11-22 | 2009-01-14 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Rotation detector |
EP2047283A2 (en) * | 2006-07-25 | 2009-04-15 | Pricol Limited | Hub mountable speed sensing device |
EP2047283A4 (en) * | 2006-07-25 | 2009-11-25 | Pricol Ltd | SPEED DETECTION DEVICE MOUNTING ON HUB |
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