JP2000241143A - 角度センサ - Google Patents

角度センサ

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JP2000241143A
JP2000241143A JP11089514A JP8951499A JP2000241143A JP 2000241143 A JP2000241143 A JP 2000241143A JP 11089514 A JP11089514 A JP 11089514A JP 8951499 A JP8951499 A JP 8951499A JP 2000241143 A JP2000241143 A JP 2000241143A
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light
polarizing plate
mirror
sensor
angle
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JP11089514A
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Katsu Tashiro
克 田代
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OPUTOUEA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広い範囲の角度を小型、簡易な構成で高精度に
角度の検出ができる角度センサを提供する。 【構成】揺動運動するシャフト1にミラー3および偏光
板2または4分の1波長板8を取り付け光源4からの光
をあて、反射光を偏光板6または偏光ビームスプリッタ
11を介して光量センサ12に導きその光量を測定して
角度を求める構成とした角度センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光走査に用いられるミラ
ー揺動型スキャナ等の角度を測定する角度センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光を用いる角度検出器は非接触で回転特
性に影響を与えず寿命が長いという利点がある。光を用
いる角度検出器の従来例としては光エンコーダがあげら
れる。
【0003】光エンコーダにはインクリメンタル方式と
アブソリュート方式があり、前者は円周上にn個のスリ
ットを設け360°/nでパルスを計数し離散的に角度
を読みとる。これは相対的な角度の検出である。後者は
角度そのものの値を示すよう円盤の半径方向に2進符号
化されたスリットを配置する。例えばnビットの符号化
を行うには、n個の独立したスリットを半径方向に設
け、それぞれに対応した一対の受発光検出素子を用意し
て角度の値を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし角度検出の高精
度化、構造上の小型化をしようとすると以下のような問
題点がある。アブソリュートエンコーダの場合、分解能
をあげるには符号化する検出素子がビット数に比例して
多くなり全体の構成が大型化してしまう。一方インクリ
メンタルエンコーダにおいてはアブソリュートの出力が
直ちに求められないという問題がある。また高精度化す
るにはスリット数を増大しなければならないがスリット
数を増大すると大型化する、高速回転に追従できなくな
るという問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決するため次のような構成にしたものである。第1は
揺動運動するシャフト1に取り付けられた偏光板2およ
びミラー3と、そこに光を照射する光源4と、光源4と
偏光板2との間に設けられたハーフミラー9と、ミラー
3で反射された後ハーフミラー9を経た光を受光する光
量センサ12と、光源4から光量センサ12に至る光路
中に設けられた偏光板6とで構成される角度センサであ
る。
【0006】第2は上記角度センサにおいてミラー3で
反射後ハーフミラー9を経た光をさらに分けるハーフミ
ラー10と、ハーフミラー10の透過光を受ける光量セ
ンサ12とハーフミラー10と光量センサ12の間に設
けられた偏光板6と、ハーフミラー10の反射光を受け
る光量センサ13と、ハーフミラー10と光量センサ1
3との間に設けられた偏光板7とを備え、偏光板6と偏
光板7の偏光角度に差をつけた角度センサである。
【0007】第3は揺動運動するシャフト1に取り付け
られた4分の1波長板8およびミラー3と、そこに光を
照射する光源4と、光源4と4分の1波長板8との間に
設けられた偏光ビームスプリッタ11と、偏光ビームス
プリッタ11で反射した光を受光する光量センサ12と
で構成される角度センサである。
【0008】第4は揺動運動するシャフト1に取り付け
られた偏光板2およびミラー3と、そこに一定の入射角
をもって光を照射する光源4と、ミラー3で反射した光
を受光する光量センサ12と光源4から光量センサ12
に至る光路中に設けられた偏光板6とで構成される角度
センサである。
【0009】第5は上記角度センサにおいてミラー3で
反射した光をさらに分けるハーフミラー9と、ハーフミ
ラー9の透過光を受ける光量センサ12とハーフミラー
9と光量センサ12の間に設けられた偏光板6と、ハー
フミラー9の反射光を受ける光量センサ13と、ハーフ
ミラー9と光量センサ13との間に設けられた偏光板7
とを備え、偏光板6と偏光板7の偏光角度に差をつけた
角度センサである。
【0010】第6は第4の構成の角度センサにおいてミ
ラー3で反射した光をさらに分ける偏光ビームスプリッ
タ11と、偏光ビームスプリッタ11の透過光を受ける
光量センサ12と、偏光ビームスプリッタ11の反射光
を受ける光量センサ13とを備えた角度センサである。
第7は第4の構成の角度センサにおいて光源4、偏光板
6、光量センサ12の組をシャフト回転軸を中心にして
一定角度ずらして複数配置した角度センサである。
【0011】
【作用】第1の構成では揺動運動するシャフト1に取り
付けられた偏光板2およびミラー3に光源4からの光が
入射する。揺動偏光板2と光路中に設けられた固定偏光
板6の偏光方向が一致するとき、光は偏光板2および6
を通過し光量センサ12に入射する光量が最大となる。
揺動偏光板2と固定偏光板6の偏光方向が直交すると
き、光は両偏光板を通過できないので光量センサ12へ
の入射光は最小となりその間の角度では光量は角度差に
対し正弦波状に変化するので光量センサ12で光量を測
定することによりシャフト1の揺動角を求められる。
【0012】第2の構成では固定偏光板と光量センサの
組が二つあり(6,7と12,13)偏光板の偏光角度
をずらしてあるので互いにずれた二つの光量波形が得ら
れる。この二つの波形を用いてシャフト1の回転方向を
検知したり差動信号をとるなどの操作が可能になる。
【0013】第3の構成では次のような作用となる。4
分の1波長板8では常光線と異常光線との位相がπ/2
だけずれる。本発明においては光はミラー3で反射して
再度4分の1波長板8を通過するので入射光と反射光で
は常光線と異常光線の間にπの位相ずれが生じる、つま
り2分の1波長板として動作し、その結果反射光は4分
の1波長板8の結晶光軸方向に対して入射光の偏向角と
対称な偏向角に変換される。
【0014】光源4をでた光が偏光ビームスプリッタ1
1を通過し偏光光となり4分の1波長板8に入射する。
このとき4分の1波長板8の結晶光軸と偏光方向が一致
している場合反射光の偏光方向に変化は生じない。この
とき反射光が偏光ビームスプリッタ11に戻っても偏光
方向が変化していないので光量センサ12側に反射しな
い。入射光の偏光方向と4分の1波長板8の光軸方向が
θの角度を持っている場合反射光の偏光方向は2θ変化
する。θ=45°のとき2θ=90°となり反射光の偏
光方向は入射光と直交するので反射光は偏光ビームスプ
リッタ11を反射し全量光量センサ12に入射する。こ
のように光量センサ12の受光量が変わるのでここから
シャフト1の回転角を測定することができる。
【0015】第4の構成では揺動運動するシャフト1に
取り付けられた偏光板2およびミラー3に一定の入射角
をもって光が入射する。揺動偏光板2と光路中の固定偏
光板6の偏光方向が一致するとき、光量センサ12に入
射する光量が最大となる。揺動偏光板2と固定偏光板6
の偏光方向が直交するとき、光は両偏光板を通過できな
いので光量センサ12に入射する光量は最小となりその
間の角度では角度差に対し光量が正弦波状に変化するの
で光量センサ12で反射光量を測定することによりシャ
フト1の揺動角度を求められる。
【0016】第5の構成では第4の構成における偏光板
と光量センサの組が二つあり偏光板6,7の角度をずら
してあるので互いにずれた二つの光量波形が得られる。
この二つの波形を用いてシャフト1の回転方向を検知し
たり差動信号をとるなどの操作が可能になる。第6の構
成では第4の構成において反射光を偏光ビームスプリッ
タ11で分け各偏光成分を二つの光量センサ12、13
で受けるようにしたので差動信号をとるなどの操作が可
能になる。
【0017】第7の構成では第4の構成におけるシャフ
ト回転軸を中心にして光源4、偏光板6、光量センサ1
2の組を一定角度ずらせて複数配置し、光量変化信号を
複数とれるので偏光板6と7の偏向角をわずかにずらせ
て回転方向検知したり、90°ずらせて差動信号をとる
などの操作ができる。
【0018】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の光学構成を用いた角度センサの第一
の実施例であり、1はシャフト、2は偏光板、3はミラ
ー、4は光源、9はハーフミラー、12は光量センサ、
6は固定偏光板、14は光源モニタ用の光量センサであ
る。4の光源はこの実施例ではLEDとしている。
【0019】LED4から発せられた光はキューブ型ハ
ーフミラー9に入射する。ハーフミラー9で約半分の光
量が反射され光量センサ14に入射する。約半分の光量
は透過し固定偏光板6を通過してシャフト1の端面に設
けられた偏光板2に入射する。ここで固定偏光板6によ
る偏光方向と偏光板2の偏光方向の角度の差によりミラ
ー3を反射する光量が決まる。
【0020】両偏光方向が一致している場合にはほぼ全
量の光量が偏光板2を透過しミラー3で反射され再度偏
光板2、固定偏光板6を透過してハーフミラー9にもど
る。両偏光方向が90度の角度差を持っている場合には
光は偏光板2を透過できずほぼ全量の光が吸収されハー
フミラー9には戻らない。それ以外の角度の場合には以
上の中間の光量が戻り、その光量は角度に対して正弦波
状に変化する。
【0021】ハーフミラー9にもどった光は更に約半分
の光量がハーフミラー9で反射され光量センサ12に入
射する。光量センサ12に入射する光量は以上の様にシ
ャフト偏光板2、固定偏光板6の偏光方向の角度差に対
して正弦波状に変化するのでこの光量変化からシャフト
1の角度を測定することができる。
【0022】なおもうひとつの光量センサ14には光源
4の光がハーフミラー9で反射され入射する。この光は
偏光板2の回転の影響を受けないので光量センサ14は
光源4の変動成分を直接測定でき、この信号により光源
4の変動成分をキャンセルし精度の高い角度測定が可能
になる。各光量センサ12、14は各表面での反射光が
相手に入射するのを防ぐためわずかに傾けてある。
【0023】この実施例では固定偏光板6はハーフミラ
ー9とシャフト偏光板2の間に置く例を説明したが固定
偏光板6の位置は光源4からミラー3を介し光量センサ
12にいたる光路中どこにいれてもよく、光源4直後、
あるいは光量センサ12直前でもおなじ機能を生じる。
またこの実施例ではハーフミラー9としてキューブ型の
ものを用いているがプレート型のハーフミラーを用いて
も作用は同じである。
【0024】次に第2の実施例について説明する。図2
は第1の実施例において光量センサ12に代えて第2の
ハーフミラー10、第1の偏光板6、第1の光量センサ
12、第2の偏光板7、第2の光量センサ13を設けた
ものである。光源4からでた光はハーフミラー9で半量
反射し光源モニタ用光量センサ14に入射する。残りの
光はハーフミラー9を透過しシャフト1端部に設けられ
た偏光板2およびミラー3に入射する。その反射光は偏
光板2によりある方向に偏光している。
【0025】反射光はハーフミラー9により反射され、
第2のハーフミラー10に入射する。ハーフミラー10
の透過光は第1の偏光板6を経て第1の光量センサ12
に入射する。ハーフミラー10の反射光は第2の偏光板
7を経て第2の光量センサ13に入射する。各偏光板
6、7において入射光の偏光方向と偏光板6、7の偏光
方向との角度により光量が変化する。第1と第2の偏光
板の角度をずらすと第1の光量センサ12と第2の光量
センサ13には位相のずれた信号が発生する。この二つ
の波形を用いてシャフト1の回転方向を検知したり差動
信号をとるなどの操作が可能になる。
【0026】図3は第2の実施例の変形であり光源4か
らの光の第1のハーフミラー9による反射光がシャフト
1にむかう構成である.機能は図2の場合とまったく同
じである。図2の実施例に比較してシャフト方向には長
くなるが細く構成できるという利点がある。
【0027】次に図4を参照しながら第3の実施例につ
いて説明する。図4は本発明の光学構成を用いた角度セ
ンサの第3の実施例であり、1はシャフト、8は4分の
1波長板、3はミラー、4は光源のLED、11は偏光
ビームスプリッタ、12、14は光量センサである。
【0028】LED4から発せられた光は偏光ビームス
プリッタ11に入射する。偏光ビームスプリッタ11で
はP偏光成分が反射され光量センサ14に入射する。S
偏光成分は透過しシャフト1の端面に設けられた4分の
1波長板8に入射する。4分の1波長板8を透過した光
はミラー3で反射され再度4分の1波長板8を透過する
ので2分の1波長板として機能する。
【0029】ここで偏光ビームスプリッタ11による偏
光方向と4分の1波長板8の結晶光軸方向の角度の差に
より4分の1波長板8を出射する偏光方向が決まる。偏
光ビームスプリッタ11による偏光方向と4分の1波長
板8の光軸方向の角度差がθである場合ミラー3反射後
4分の1波長板8を出射するときの偏光方向の角度差は
2θとなる。θ=45度つまり2θが90度の場合偏光
ビームスプリッタ11に対して反射光がS偏光となるの
で偏光ビームスプリッタ11でほぼ全光量反射され光量
センサ12に入射する。θ=2θ=0度の場合は反射光
の偏光方向は変化しないので偏光ビームスプリッタ11
で反射されず光量センサ12には光はほとんど入射しな
い。それ以外の角度では光量センサ12にはいる光量は
正弦波状に変化しこの変化量を計測することでシャフト
1の回転角を測定することができる。
【0030】光量変化に必要なシャフト回転角は第1の
実施例では最小から最大まで90度であるが本実施例で
は45度であり、第1の実施例の半分であるので少ない
角度を高精度に測定する場合に向いているといえる。ま
た第1の実施例では反射光の偏光成分を保存するためビ
ームをわけるのにハーフミラーを用いており反射光の半
分はハーフミラーで失われ外乱要因になるが本実施例で
は偏光ビームスプリッタ11を用いておりS偏光の場合
は全光量反射し光量ロスはほとんど無いため効率がよく
S/N比改善に効果がある。
【0031】なおもうひとつの光量センサ12には光源
4の光のS偏光成分が偏光ビームスプリッタ11で反射
され入射する。この光は4分の1波長板8の回転の影響
を受けないので光源4の変動成分を直接測定でき、この
信号により光源4の変動成分をキャンセルし精度の高い
角度測定が可能になる。
【0032】次に図5を参照しながら第4の実施例につ
いて説明する。図5は本発明の光学構成を用いた角度セ
ンサの第4の実施例であり、1はシャフト、2は偏光
板、3はミラー、4は光源であるLED、6は固定偏光
板、12は光量センサである。
【0033】LED4から発せられた光は固定偏光板6
を通過し単一偏光光となりシャフト1の端面に設けられ
た偏光板2に入射する。ここで光源後の固定偏光板6に
よる偏光方向とシャフト偏光板2の偏光方向の角度の差
により偏光板2を透過する光量が決まる。両偏光方向が
一致している場合にはほぼ全量の光量が偏光板2を透過
しミラー3で反射され再度偏光板2を透過して光量セン
サ12に入射する。
【0034】両偏光方向が90度の角度差を持っている
場合には光は偏光板2を透過できずほぼ全量の光が吸収
され光量センサ12には入射しない。それ以外の角度の
場合には以上の中間の光量が光量センサ12に入射し、
その光量はシャフト偏光板2と固定偏光板6の角度差に
対して正弦波状に変化する。光量センサ12に入射する
光量は以上の様に角度差に対して正弦波状に変化するの
でこの光量変化からシャフト1の角度を測定することが
できる。本実施例では光を斜めからあてるため第1の実
施例などに比べ大きな空間が必要になるがハーフミラー
による光量ロスが無く部品数も少なくすむという利点が
ある。
【0035】図6は第4の実施例の変形であり図5では
固定偏光板6を光源4直後においていたが図6では固定
偏光板6を光量センサ12直前に置いた例である。作用
はまったく同じである。
【0036】次に図7を参照しながら本発明の第5の実
施例を説明する。図7は本発明の光学構成を用いた角度
センサの第5の実施例であり、1はシャフト、2は偏光
板、3はミラー、4は光源であるLED、12は光量セ
ンサ、9はハーフミラー、6、7は固定偏光板、12、
13は光量センサである。
【0037】LED4から発せられた光はシャフト1の
端面に設けられた偏光板2に入射する。ここでの反射光
は偏光板2の偏光方向に偏光されハーフミラー9に入射
する。ハーフミラー9での透過光と反射光はそれぞれ偏
光板6、7、光量センサ12、13に入射する。各偏光
板において入射光の偏光方向と偏光板の偏光方向との角
度により光量が変化する。第1と第2の偏光板6、7の
角度をずらすと第1の光量センサ12と第2の光量セン
サ13には位相のずれた信号が発生する。この二つの波
形を用いてシャフト1の回転方向を検知したり差動信号
をとるなどの操作が可能になる。
【0038】次に図8を参照しながら本発明の第6の実
施例を説明する。図8は本発明の光学構成を用いた角度
センサの第6の実施例であり、1はシャフト、2は偏光
板、3はミラー、4は光源であるLED、11は偏光ビ
ームスプリッタ、12,13は光量センサである。
【0039】LED4から発せられた光はシャフト1の
端面に設けられた偏光板2に入射する。ここでの反射光
は偏光板2の偏光方向に偏光され偏光ビームスプリッタ
11に入射する。偏光ビームスプリッタ11ではS偏光
成分は透過、P偏光成分は反射する。透過光と反射光は
それぞれ光量センサ12、13に入射する。各成分の割
合はシャフト1につけられた偏光板2の方向で決まるの
で各光量センサ12、13の信号の割合からシャフト1
の角度を求めることができる。
【0040】本実施例ではシャフト1からの反射光は偏
光ビームスプリッタ11で透過または反射し、固定偏光
板による吸収などがないので光量ロスがなくまた部品点
数が少ないという利点がある。一方各光量センサ12、
13の信号の位相を自由に変えることはできない。
【0041】次に本発明の第7の実施例を説明する。図
9は本発明の光学構成を用いた第7の実施例で、シャフ
ト中心軸方向から見たものであり1、2、3はシャフ
ト、ミラー、偏光板が重なったものであり、6、7は偏
光板、4、5はLED、12、13は光量センサであ
る。対向したLED4、偏光板6、光量センサ12の位
置関係は第4の実施例と同じであり、本実施例はこの組
を複数設け、シャフト中心軸まわりに一定角度をもって
配置したものである。
【0042】図9は光源、センサの組を90度ずらせて
ふたつ配置した例であり光源4、5を発した光はおのお
の対向する光量センサ12、13に入射する。このとき
光路中の固定偏光板6、7とシャフト1に設けられた偏
光板2を通過する。両偏光板の偏向角の角度差により光
量センサ12、13に入射する光量が変化し、0度のと
きに最大、90度で最小となる。図9では偏光板の傾き
を各組で傾けてあるので光量信号は各組で位相がずれ、
これにより回転方向検知などの信号処理が可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば広い範囲の角度を偏光板、ミラー、光量センサ及び光
源などからなるきわめて小型で簡易な構成で高精度に角
度の検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図
【図2】本発明の第2の実施例の構成図
【図3】本発明の第2の実施例の変形例を示す図
【図4】本発明の第3の実施例の構成図
【図5】本発明の第4の実施例の構成図
【図6】本発明の第4の実施例の変形例を示す図
【図7】本発明の第5の実施例の構成図
【図8】本発明の第6の実施例の構成図
【図9】本発明の第7の実施例の構成図
【符号の説明】 1はシャフト 2は偏光板 3はミラー 4、5は光源 6、7は固定偏光板 8は4分の1波長板 9、10はハーフミラー 11は偏光ビームスプリッタ 12、13、14は光量センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    偏光板2およびミラー3と、そこに光を照射する光源4
    と、光源4と偏光板2との間に設けられたハーフミラー
    9と、ミラー3で反射された後ハーフミラー9を経た光
    を受光する光量センサ12と、光源4から光量センサ1
    2に至る光路中に設けられた偏光板6とで構成されるこ
    とを特徴とする角度センサ。
  2. 【請求項2】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    偏光板2およびミラー3と、そこに光を照射する光源4
    と、光源4と偏光板2との間に設けられたハーフミラー
    9とを設け、ミラー3で反射後ハーフミラー9を経た光
    をさらに分けるハーフミラー10と、ハーフミラー10
    の透過光を受ける光量センサ12とハーフミラー10と
    光量センサ12の間に設けられた偏光板6と、ハーフミ
    ラー10の反射光を受ける光量センサ13と、ハーフミ
    ラー10と光量センサ13との間に設けられた偏光板7
    とを備え、偏光板6と偏光板7の偏光角度に差をつけた
    ことを特徴とする角度センサ。
  3. 【請求項3】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    4分の1波長板8およびミラー3と、そこに光を照射す
    る光源4と、光源4と4分の1波長板8との間に設けら
    れた偏光ビームスプリッタ11と、偏光ビームスプリッ
    タ11で反射した光を受光する光量センサ12とで構成
    されることを特徴とする角度センサ。
  4. 【請求項4】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    偏光板2およびミラー3と、そこに一定の入射角をもっ
    て光を照射する光源4と、ミラー3で反射した光を受光
    する光量センサ12と光源4から光量センサ12に至る
    光路中に設けられた偏光板6とで構成されることを特徴
    とする角度センサ。
  5. 【請求項5】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    偏光板2およびミラー3と、そこに一定の入射角をもっ
    て光を照射する光源4を設け、ミラー3で反射した光を
    さらに分けるハーフミラー9と、ハーフミラー9の透過
    光を受ける光量センサ12と、ハーフミラー9と光量セ
    ンサ12の間に設けられた偏光板6と、ハーフミラー9
    の反射光を受ける光量センサ13と、ハーフミラー9と
    光量センサ13との間に設けられた偏光板7とを備え、
    偏光板6と偏光板7の偏光角度に差をつけたことを特徴
    とする角度センサ。
  6. 【請求項6】揺動運動するシャフト1に取り付けられた
    偏光板2およびミラー3と、そこに一定の入射角をもっ
    て光を照射する光源4を設け、ミラー3で反射した光を
    さらに分ける偏光ビームスプリッタ11と、偏光ビーム
    スプリッタ11の透過光を受ける光量センサ12と、偏
    光ビームスプリッタ11の反射光を受ける光量センサ1
    3とを備えたことを特徴とする角度センサ。
  7. 【請求項7】請求項4の角度センサにおいて光源4、偏
    光板6、光量センサ12の対をシャフト回転軸を中心に
    して一定角度ずらして複数配置したことを特徴とする角
    度センサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100451557C (zh) * 2006-07-07 2009-01-14 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种半圈绝对式偏振角度传感器
CN104567732A (zh) * 2013-10-14 2015-04-29 北京航天计量测试技术研究所 卧轴式激光小角度测量装置
CN104567731A (zh) * 2013-10-14 2015-04-29 北京航天计量测试技术研究所 立轴式激光小角度测量装置

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