JP2000240899A - 乾式逆火防止器 - Google Patents

乾式逆火防止器

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JP2000240899A
JP2000240899A JP11044579A JP4457999A JP2000240899A JP 2000240899 A JP2000240899 A JP 2000240899A JP 11044579 A JP11044579 A JP 11044579A JP 4457999 A JP4457999 A JP 4457999A JP 2000240899 A JP2000240899 A JP 2000240899A
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JP
Japan
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flashless
valve chamber
flame
gas
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Pending
Application number
JP11044579A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kajiyama
哲夫 梶山
Shintaro Osanawa
新太郎 長縄
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Iwatani Industrial Gases Corp
Original Assignee
Iwatani Industrial Gases Corp
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失を低減できながらも大量の燃料ガス
を流通させることのできる乾式逆火防止器を提供する。 【解決手段】 消炎具(16)を円筒形に形成した複数の消
炎素子(17)を同心状に挿嵌配置して構成する。内外に位
置している消炎素子(17)同士で形成される空間の一部を
遮断弁室(5)に連通接続するとともに、遮断弁室(5)と
連通していない消炎素子(17)同士間の空間を本体ケーシ
ング(1)のガス導出口(23)に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アセチレン、エチ
レン、プロパンガス、都市ガス等の可燃性ガスを供給す
る装置や配管類に介在させて、逆火時に可燃性ガスへの
逆火伝播を防止するとともに、可燃性ガスの供給を遮断
する機構を有する乾式逆火防止器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、可燃性ガスの逆火伝播を阻止
するための逆火防止器は多種提案されている。従来の乾
式逆火防止器は、逆火時に消炎具で逆火炎を消炎し、爆
圧による急激な圧力上昇で遮断弁を閉じてガス供給を止
める構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ガス溶断装置等
で複数のガス燃焼器具を配置し、各ガス燃焼器具にガス
集合配管から分岐させて燃料ガスを供給するようになっ
てきている。このため、ガス集合配管を流れる燃料ガス
の流量が大流量化している。ところが、従来この種逆火
防止器に使用されている消炎具として、一般的には焼結
金属製のフィルタが使用されている。しかし、焼結金属
製のフィルタでは、直径や長さに製造限界があることか
ら、単体の焼結金属製のフィルタでは圧力損失を抑制し
た状態で使用流量を増加させることは困難であるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような点に着目して、圧力
損失を低減できながらも大量の燃料ガスを流通させるこ
とのできる乾式逆火防止器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、乾式逆火防止器のケーシング内に円筒形
に形成した複数の消炎素子を同心状に挿嵌配置し、内外
に位置している消炎素子同士で形成される空間の一部を
遮断弁室に連通接続するとともに、遮断弁室と連通して
いない消炎素子同士間の空間を本体ケーシングのガス出
口に連通させたことを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】本発明では、筒状に形成した消炎素子を
多重に挿嵌してケーシング内に配置し、内外に位置して
いる消炎素子同士で形成される空間の一部を遮断弁室に
連通接続するとともに、遮断弁室と連通していない消炎
素子同士間の空間を本体ケーシングのガス出口に連通さ
せていることから、遮断弁室から内外消炎素子間に流入
した燃料ガスは、消炎素子を通過して、内外消炎素子同
士の空間からガス出口に流出することになる。このた
め、圧力損失を抑制することができながらも大量の燃料
ガスを流通させることができることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】図は本発明を適用した乾式逆火防
止器の中央縦断面図である。この乾式逆火防止器は、ケ
ーシング(1)の内部に弁収容部(2)と消炎具収容部(3)
とを直列に形成し、弁収容部(2)内に逆止弁室(4)と遮
断弁室(5)が形成してある。逆止弁室(4)の一方はガス
取入口(6)に連通接続しており、その他方は遮断弁室
(5)に連通接続している。また、遮断弁室(5)の他方は
消炎具収容部(3)に連通接続している。
【0008】逆止弁室(4)に収容した逆止弁体(7)は、
ガス取入口(6)と連通するガス導入路(8)に向かってバ
ネ(9)で閉弁付勢されており、ガス取入口(6)側に位置
する逆止弁体(7)の端面部分から筒体(10)が一体突出し
ており、この筒体(10)がガス導入路(8)に挿嵌されてい
る。
【0009】遮断弁室(5)は、ケーシング(1)の中心軸
と直交する状態に形成してあり、遮断弁室(5)に装着し
遮断弁体(11)は閉弁付勢バネ(12)で消炎具収容部(3)と
の連通路(13)側に閉弁付勢されている。また、この遮断
弁体(11)に螺合固定した遮断弁棒(28)が消炎具収容部
(3)との連通路(13)側に導出してあり、この遮断弁棒(2
8)の導出先端部はリセット杆(14)に当接している。この
リセット杆(14)はケーシング(1)に形成したリセット杆
ケース(27)に出退可能な状態で装着してあり、クリック
ストップ機構(15)により遮断弁体(11)が開弁姿勢となる
状態に保持されている。
【0010】消炎具収容部(3)に収容される消炎具(16)
は、筒形に形成された3本の焼結金属製消炎素子(17)
と、この消炎素子(17)の両端部を固定する閉塞板(18)(1
9)とで構成してある。そして、各消炎素子(17)は入れ子
式に挿嵌した状態で配置してあり、各端面をそれぞれ閉
塞板(18)(19)に固定することにより、消炎素子(17)の筒
壁内外に形成される空間(20)をガス通路に形成してあ
る。
【0011】一対の閉塞板(18)(19)のうち遮断弁室(5)
側に位置する閉塞板(18)には、最内側に位置する消炎素
子(17a)の内側空間(20a)と、第2・第3消炎素子(17b)
・(17c)間の空間(20c)を連通路(13)に連通させるための
連通孔(21)が透設してある。図中符号(22)は閉塞板(18)
とケーシング(1)の本体内面との間にガス通路を形成す
るためのスペーサである。
【0012】一方ガス導出口(23)側に位置する閉塞板(1
9)には、最内側に位置する消炎素子(17a)と第2消炎素
子(17b)との間の空間(20b)と、第3消炎素子(17c)の外
側に位置する空間(20d)をガス導出口(23)に連通させる
ための連通孔(24)が透設してある。図中符号(25)は閉塞
板(19)とケーシング(1)の蓋体内面との間にガス通路を
形成するためのスペーサ、(26)はリセット杆を開弁側に
付勢している付勢バネである。
【0013】上述の構成からなる逆火防止器では、通常
使用時には、ガス取入口(6)から流入した燃料ガスのガ
ス圧で逆止弁体(7)がバネ(9)に抗して押し込まれ、逆
止弁体(7)は開弁姿勢となる。したがって流入した燃料
ガスは、逆止弁室(4)から遮断弁室(5)に流入する。遮
断弁室(5)に装着した遮断弁体(11)は開弁姿勢に保持さ
れていることから、遮断弁室(5)に流入した燃料ガスは
消炎具収容部(3)に流入し、消炎素子(17)同士間に位置
する空間から各消炎素子(17)を通過して、ガス導出口(2
3)から作業機器に供給されることになる。
【0014】そして、作業機器側で逆火が発生すると、
その火炎及び爆圧は逆火防止器のガス導出口(23)から消
炎具収容部(3)に伝播される。消炎具収容部(3)に伝搬
された火炎は、消炎素子(17)を貫通しようとするが、消
炎素子(17)の存在で消炎されることになる。ところでこ
の時、遮断弁体(11)は開弁姿勢にあることから、爆圧は
消炎素子(17)を貫通して連通路(13)から遮断弁室(5)を
通って逆止弁室(4)に流入し、その爆圧が閉弁付勢バネ
(9)と共働する状態となるため、逆止弁体(7)が瞬時に
閉弁作動する。そして、逆止弁体(7)が閉弁姿勢に切り
換わると、逆止弁室(4)よりも正常流れ方向下流側では
逆火圧が作用することになって内圧が上昇することか
ら、リセット杆ケース(27)内のバネ(26)に抗して、リセ
ット杆(14)が外側に飛び出す。リセット杆(14)が飛び出
すと遮断弁体(11)も支えがなくなるので、遮断弁体(11)
がリセット杆方向に移動し、遮断弁が閉の状態となり、
作業機器へのガス供給が遮断されることになる。
【0015】遮断弁体(11)が閉弁姿勢に切り換わると、
その遮断弁体(11)の動きでリセット杆(14)がケーシング
(1)の外壁から突出することになることから、逆止防止
器が作動し、作業機器へのガス供給が遮断していること
を外部から認知することができる。
【0016】そして、リセット杆(14)をケーシング(1)
内に押し込むと、遮断弁体(11)は開弁姿勢を維持するこ
とになるから、ガス源側のガス圧で逆止弁体(7)が開弁
作動されることとあいまって、燃料ガス供給系を通常の
使用状態に簡単に復旧させることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、筒状に形成した消炎素子を多
重に挿嵌してケーシング内に配置し、内外に位置してい
る消炎素子同士で形成される空間の一部を遮断弁室に連
通接続するとともに、遮断弁室と連通していない消炎素
子同士間の空間を本体ケーシングのガス出口に連通させ
ていることから、遮断弁室から内外消炎素子間に流入し
た燃料ガスは、各消炎素子を通過して、内外消炎素子同
士の空間からガス出口に流出することになる。このた
め、小型でありながら消炎素子収容部での流路断面積を
十分確保することができることになるから、ガス供給系
としての圧力損失を抑制することができながらも大量の
燃料ガスを流通させることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明を適用した乾式逆火防止器の中央縦
断面図である。
【符号の説明】
1…本体ケーシング、5…遮断弁室、7…逆止弁体、11
…遮断弁体、16…消炎具、17…消炎素子、20…消炎素子
同士間の空間、23…ガス導出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケーシング(1)の内部に形成した燃
    料ガス通路に燃料ガスの正常流の圧力で開弁作動する逆
    止弁体(7)と、逆火時に作動して燃料ガス通路を遮断す
    る遮断弁体(11)とを配置し、この遮断弁体(11)の配設個
    所よりも正常流方向での下流側に消炎具(16)を配置して
    なる乾式逆火防止器において、 消炎具(16)を円筒形に形成した複数の消炎素子(17)を同
    心状に挿嵌配置して構成し、内外に位置している消炎素
    子(17)同士で形成される空間の一部を遮断弁室(5)に連
    通接続するとともに、遮断弁室(5)と連通していない消
    炎素子(17)同士間の空間を本体ケーシング(1)のガス導
    出口(23)に連通させてあることを特徴とする乾式逆火防
    止器。
JP11044579A 1999-02-23 1999-02-23 乾式逆火防止器 Pending JP2000240899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151712A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 逆火逆圧防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151712A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 逆火逆圧防止装置
JP4666626B2 (ja) * 2005-12-02 2011-04-06 株式会社Ihi 逆火逆圧防止装置

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