JP2000236707A - 種子の貯蔵方法 - Google Patents

種子の貯蔵方法

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JP2000236707A
JP2000236707A JP11042809A JP4280999A JP2000236707A JP 2000236707 A JP2000236707 A JP 2000236707A JP 11042809 A JP11042809 A JP 11042809A JP 4280999 A JP4280999 A JP 4280999A JP 2000236707 A JP2000236707 A JP 2000236707A
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seed
seeds
priming
desiccant
primed
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Kanji Minato
莞爾 湊
Shinya Matsushita
慎哉 松下
Katsumi Shigeta
勝美 茂田
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TS Plant Science Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライミング種子の発芽力を簡便かつ効率的
に維持して、その取扱い性を大きく改善する。 【解決手段】 プライミング処理における吸水状態から
低温で徐々に乾燥させたプライミング種子を、粒状シリ
カゲル等の乾燥剤とともに、防湿性容器に封入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プライミング種子
の発芽力を簡便かつ効率的に維持する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】種子は天然物であり、変動しやすい自然
条件で生産、採種された後、様々な精選、調整、加工過
程や貯蔵、輸送条件を経るものであるため、同じ種子集
団(以下、種子ロットと称す。)であっても発芽特性に
ばらつきを生じ(Horticultural Reviews.Vol.13,183-2
13,1992,John Wiley & Sons Inc.;B.B.Desai et al.e
d.,Seed Handbook,473-501,1997,MarcelDekker In
c.)、結果的に発芽の不揃いや遅延を招く場合がある。
また、作物や品種によっては植物学的、遺伝的な性質に
より種子の発芽に適する温度、水分、光などの環境条件
の幅が狭く、発芽させるのが容易ではないものも多く見
られる(H.C.Wien ed.,The Physiology of Vegetable C
rops,1-36,1997,CAB International)。
【0003】上記のように栽培に使用する種子の発芽特
性にばらつきがあったり、発芽が容易でない場合、農
業、園芸生産の効率性や生産性が低下することは一般的
に良く知られている。
【0004】近年、不均一で緩慢な種子の発芽特性を改
善し、均一かつ迅速に発芽させることを目的として、播
種前の種子に制御吸水処理する方法(以下、プライミン
グ処理と称す。)が研究開発され、実用化されつつある
(Horticultural Reviews,Vol.16,109-134,1992,John W
iley & Sons Inc.;特表平1−503437公報;特開
平2−5111号公報;GB−2192781A;特開
平7−289021号公報;特開平8−51809号公
報;特開平9-140219号公報;特開平9−220
002号公報;特表平10−506009号公報)。こ
こで、プライミング処理とは、種子内部の幼根が伸張す
るには不十分であるが、その他の発芽に関与する種子内
部の化学的な代謝を進行させるには十分な水分、温度、
光などの条件のもとで一定期間にわたり種子を処理する
方法をいう(W.Heydecker et al.,Nature,246,42-44;1
973;W.Heydecker,Univ.Nottingham Sch.Agt.Rep.1973/
1974,50-67,1974;K.J.Bradford,HortScience,Vol.21
(5), 1105-1112,1986)。
【0005】プライミング処理した種子(以下、プライ
ミング種子と称す。)は、同じ種子ロットの無処理種子
に比べて均一かつ迅速に発芽するだけではなく、発芽に
あまり適しない環境条件のもとでも良好に発芽するた
め、農業、園芸生産上において極めて有益である(Hort
icultural Reviews.Vol.13,131-181,1992;Seed Scienc
e Research,8,245-256,1998;三訂施設園芸ハンドブッ
ク,320-321,1994,日本施設園芸協会編)。
【0006】上記のようにプライミング種子を使用する
利点は明らかであるが、一方でプライミング種子は、プ
ライミング処理中に生じた種子内部の化学的組成や組織
の構造変化などが原因となり、無処理種子に比べて種子
貯蔵性の低いことが大きな問題点として指摘されている
(A.M.Tarquis et al.,Journal of Experimental Botan
y,Vol.43,NO.248,307-317,1992;Jaime Kigel et al.,e
d.Seed Development and Germination,767-789,1995,Ma
rcel Dekker Inc.;Amarjit S.et al.ed.,SeedQuality,
319-359,1995,Food Products Press Inc.)。ここで、
種子貯蔵性とは、種子が正常に発芽する能力を維持する
期間であって、種子を高温、多湿条件等の悪条件に置い
た場合に、正常に発芽する能力を維持するか否かで示さ
れる種子の特性である(中村俊一郎著「農林種子学総
論」,195-232,1985,養賢堂)。
【0007】プライミング種子は、上記のように種子貯
蔵性が低いため、低温で貯蔵、輸送、保管し、プライミ
ング処理後の短期間の内に播種する必要があり、そのた
め受注処理でのみ実用化が図られている場合が多い(W.
J.Carpenter et al.,HortScience,26(12),1483-1485,19
91;Donald N.ed.,Knotts Hand Book for VegetableGro
wers fourth edition,109-112,1997,John Wiley&Sons I
nc.)。
【0008】しかし、プライミング種子の販売・流通過
程あるいは種子を使用する農業、園芸生産の実際現場に
おいては、プライミング種子を低温、例えば4〜10℃
で貯蔵、輸送、保管することは煩雑であり、また、購入
した種子を短期間の内に使い切ることが難しい場合も多
い。つまり、このような種子貯蔵性が低いことに起因す
る取扱いにくさが、プライミング種子の販売、使用上の
大きな問題となり市場への浸透が遅れているのが現状で
ある。
【0009】従来、こうしたプライミング種子の種子貯
蔵性を改善する方法としては、プライミング種子を水ス
トレス、熱処理またはそれらを組み合わせた処理に付
し、続いて、所望の水分含量まで再乾燥する方法が知ら
れている(特開平7−255218号公報)。しかし、
この方法は湿度、温度、風量、種子乾燥速度などを正確
に制御した条件のもとで水ストレスや熱処理するもので
あり、実施するには処理条件を正確に制御できる設備が
必要で、また、処理効果を確実に上げるためには作物、
品種、種子ロットごとに適した処理設定を検索する煩雑
さがあり、処理経費や労力の点で、大量かつ多種類にわ
たる種子を処理するのは難しい上に、これだけでは輸送
条件、輸送後の使用現場での貯蔵条件の問題は依然解決
されていない。
【0010】また、水分を含有する種子またはプライミ
ング種子を50〜100℃と50℃以下の二段階の供給
空気温度による乾燥工程で、乾燥による種子へのダメー
ジを軽減しようとする方法も知られているが(特開平8
−70628号公報)、種子乾燥後の貯蔵中や輸送中に
おけるプライミング種子の発芽力低下を軽減することは
できない。
【0011】以上のようにプライミング種子の貯蔵性や
輸送性を簡便かつ確実に改善する方法がないのが現状で
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、プライミング種子の取扱い性を大きく改善
することを目的として、プライミング種子の発芽力を簡
便かつ効率的に維持する種子の貯蔵方法及び種子封入物
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プライミ
ング種子の発芽力維持について鋭意研究した結果、防湿
性の容器にプライミング種子とともに乾燥剤を同封する
と、乾燥剤を同封しない場合に比べて、常温での発芽力
が長く維持されることを見出し、本発明に至った。
【0014】即ち、本発明の種子の貯蔵方法は、プライ
ミング種子と乾燥剤とを防湿性容器に封入することを特
徴とする。
【0015】また、本発明の種子封入物は、プライミン
グ種子と乾燥剤とを防湿性容器に封入してなるものであ
る。
【0016】本発明によれば、均一かつ迅速な発芽が可
能で、しかも一般には発芽にあまり適さない環境条件の
下でも良好に発芽するというプライミング種子の発芽力
を簡便かつ効率的に維持することができるため、このよ
うな有利な発芽力を持つ一方で種子貯蔵性の低いプライ
ミング種子の取扱い性を大きく改善することができる。
そのため、プライミング種子を一般の種子と同様に取扱
うことができ、特別な条件下で貯蔵、輸送する必要がな
くなるため、農業、園芸産業上極めて有益である。
【0017】本発明においては、上記プライミング種子
が、プライミング処理における吸水状態から15〜40
℃の温度で乾燥されたものであることが好ましい。この
ようにプライミング処理において吸水状態から低温で徐
々に乾燥させた種子を使用すると、プライミング種子の
発芽力をさらに長く維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明におけるプライミング種子
とは、上述したように、プライミング処理された種子、
即ち、種子内部の幼根が伸張するには不十分であるが、
その他の発芽に関与する種子内部の化学的な代謝を進行
させるには十分な水分、温度、光などの条件の下で一定
期間にわたり処理された種子をいう。このようなプライ
ミング処理方法としては、公知の種々の方法を適用で
き、例えば、連続的に通気された高浸透圧水溶液中で種
子を処理する方法(W.Heydecker et al.,Seed Sciencea
nd Technology,5,353-425,1977)、水分保持力の高い粒
状固体に水分を吸収させ種子と混合して処理する方法
(特表平1−503437号公報)、回転するドラム内
の種子に水を直接噴霧し種子水分量を調節する方法(G
B−2192781A)、種子の含水量を高めるように
種子に水を含浸し、その後相対湿度、温度を制御した環
境に種子を保持する方法(特開平7−289021号公
報)、高吸水性ポリマーに水分を吸水させ種子と混合し
て処理する方法(特開平8−51809号公報)、吸水
させた吸水性シート状材料に種子を接触させて処理する
方法(特開平9−220002号公報)、無機ハイドロ
ゲルに種子を加えて水和処理する方法(特開平9−14
0219号公報)などが挙げられる。かかるプライミン
グ処理において、種子は吸水により水分含量が生体重当
たりで通常30〜50%まで上昇する。
【0019】本発明においてプライミング種子は、吸水
処理後に低温で徐々に乾燥されたものであることが好ま
しい。低温で徐々に乾燥させるとは、15〜40℃、望
ましく15〜30℃の温度で数時間あるいはそれ以上の
時間をかけ、静置あるいは送風により徐々に乾燥させる
ことである。プライミング処理中の吸水により種子の水
分含量は生体重当たりで例として40%前後まで上昇す
るが、この状態から急激に乾燥させると種子組織の構造
が急激に変化するため、種子が劣化し、以後種子を低水
分含量に維持しても、長期間にわたり発芽力を維持する
ことができないからである。なお、乾燥は、通常、種子
の水分含量が生体当たりで6〜10%になるまで行う。
【0020】なお、本発明に使用するプライミング種子
は、プライミング処理後に通常の種子処理・加工、例え
ばフィルムコーティング処理、ペレット加工したもので
もよい。
【0021】本発明で用いる乾燥剤は、一般に除湿目的
で利用されている吸湿性物質であれば、特に限定されな
いが、吸湿した後に潮解性を示さない固体のものが好ま
しく、例えば酸化カルシウム、シリカゲル、酸化アルミ
ニウムなどが挙げられる。この中でシリカゲルは吸湿し
ても潮解性を持たず、安価に入手できることなどから本
発明に使用する乾燥剤として特に好ましい。また、乾燥
剤は、水分含量が5重量%以下であることが好ましく、
より好ましくは1重量%である。乾燥剤の形態は特に限
定されず、粉末状、粒状、ペレット状あるいはシート状
などでも良いが、取扱いの簡便さで粒状のものや、粉状
のものを小穴付袋に入れたものが望ましい。なお、シリ
カゲルについては、JISのA形とB形のいずれでもよ
い。
【0022】本発明における乾燥剤の使用量は、乾燥剤
の吸湿力や同封するプライミング種子の量、プライミン
グ種子の水分含量、種子の種類、フィルムコーティング
等の種子処理・加工の有無、更には貯蔵、輸送する容器
の透湿度、容量、形態などよっても変わるので一概には
言えないが、種子重量の20〜100%が好ましく、こ
れ以上用いても何らさしつかえない。
【0023】なお、プライミング処理をしていない一般
種子の乾燥、貯蔵に乾燥剤を用いることは公知である
(杉山直儀編著「野菜の発育生理と栽培技術」,2−3,昭
和42年、誠文堂新光社;Raymond A.T.et al.ed., Veg
etable Seed Production, 1984,Longman;L.Guarino et
al.ed.,Collecting PlantGenetic Diversity Technica
l Guidelines,435-439,1995,CAB International;Zheng
Xiaoying, Advance inthe science and technology of
seeds,191-195,1992,Science Press)。しかしなが
ら、一般種子の場合、プライミング種子のように内部で
発芽代謝が進行していないために、乾燥剤を用いなくと
も長期間にわたり発芽力を維持できるので、種子輸送時
や店頭販売用製品に乾燥剤を使用することはない。すな
わち、一般の種子であれば、高温多湿条件であっても後
述する防湿性容器に封入するだけで充分にその発芽力を
維持できる。ところが、プライミング種子では、種子の
貯蔵物質、例えばデンプン、タンパク質、脂質などの高
分子化合物がプライミング処理中に酵素によって分解さ
れ、より低分子の化合物と水になることが知られてい
る。つまり、同じ種子水分含量ではプライミング種子中
の自由水の量が、無処理種子に比べて多く、また細胞内
の分子運動も活発になるものと推測され、種子が劣化し
やすい状態になるものと考えられる。このように通常の
条件下でもプライミング種子は貯蔵性が低いうえに、高
温多湿条件下では極端に劣化するので、本発明によりは
じめて一般種子と同様な取扱いが可能になる。
【0024】本発明で使用する防湿性容器は、容器内部
への湿気の侵入を防ぎ、内部の湿度を一定に保持するも
のであればよく、一般に種子の貯蔵、輸送、販売などに
使用される防湿性の容器を利用することができる。例え
ば、ガラス製容器、金属製容器、プラスチック製容器、
プラスチックフィルム製袋、アルミニウム製袋およびア
ルミニウムフィルムに紙、プラスチックフィルム、セロ
ハンなどをラミネートした袋等が挙げられ、園芸、農業
分野で既知のものを利用できる(中村俊一郎著「農林種
子学総論」1985年、養賢堂)。さらに、園芸、農業分野
以外の他分野で使用されているものも利用できる(東京
理科大学包装科学ゼミナール第2集、最近の包装材料の
進歩、平成6年、ユニ出版)。
【0025】該防湿性容器の透湿度(g/m/24
h)は、各容器を構成している材料の種類、質、厚さな
どにより変化するので一概には言えないが、本発明で使
用する場合、必ずしも透湿度0g/m/24hである
必要はない。
【0026】かかる防湿性容器にプライミング種子と乾
燥剤とを入れ、密封することにより、本発明の種子封入
物が得られる。本発明の種子封入物においては、防湿性
容器に、更に、脱酸素剤等を同封してもよい。
【0027】本発明に使用することが可能な種子は特に
限定されないが、例えばタマネギ、ネギ等のユリ科作
物、ニンジン、セルリー、ミツバ等のセリ科作物、キャ
ベツ、ブロッコリー、ハクサイ、ダイコン、ナタネ等の
アブラナ科作物、レタス、サラダナ、シュンギク、ゴボ
ウ、ヒマワリ等のキク科作物、ホウレンソウ、フダンソ
ウ、テンサイ等のアカザ科作物、トマト、ナス、ピーマ
ン、トウガラシ、トルバム、アカナス、タバコ等のナス
科作物、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、カンピ
ョウ等のウリ科作物、トウモロコシ、イネ、コムギ、オ
オムギ等のイネ科作物、エンドウ、ソラマメ、インゲ
ン、ダイズ等のマメ科作物等の食用作物および飼料用、
工芸用作物、並びにパンジー、アフリカホウセンカ、ユ
ーストマ、ナデシコ、ゼラニュウム、シクラメン、バー
ベナ等の花卉類の種子を挙げることができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例をもって本発明を説明するが、
これによって本発明が限定されるものではないことは明
らかである。
【0029】以下、種子水分含量(%)はすべて生体重
当たり値で示し、測定方法は国際種子検査規定(Intern
ational Rules for Seed Testing,1993,International
SeedTesting Association)によった 。
【0030】実施例1 特開平9−140219号公報記載の方法によりトマト
種子(品種:桃太郎、タキイ種苗株式会社製)にプライ
ミング処理を行ない、種子水分含量が40%のプライミ
ング種子を得た。
【0031】このプライミング種子を35℃に設定した
乾燥器で6時間乾燥し、種子水分含量を8%にした。こ
の乾燥プライミング種子5gを、乾燥剤として乾燥した
粒状シリカゲル(水分含量4重量%)3gとともに、ポ
リエチレンフィルム、ポリエステルフィルムおよびアル
ミニウムフィルムをラミネートした種子袋(15.5c
m×9.5cm)に入れ、シーリング装置で密封して、
実施例1の種子封入物を得た。
【0032】実施例2 実施例1の種子水分含量40%のプライミング種子を5
0℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量を
8%にした。この乾燥プライミング種子5gを、実施例
1と同じ粒状シリカゲル3gとともに、実施例1と同型
の種子袋に入れ、密封して実施例2の種子封入物を得
た。
【0033】比較例1 実施例1の乾燥プライミング種子5gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例1と同型の種子袋に入れ、密封し
て比較例1の種子封入物を得た。
【0034】比較例2 実施例2の乾燥プライミング種子5gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例1と同型の種子袋に入れ、密封し
て比較例2の種子封入物を得た。
【0035】比較例3 実施例1で使用したのと同じ種子ロットのプライミング
処理されていない無処理種子5gを、乾燥剤を同封する
ことなく、実施例1と同型の種子袋に入れ、密封して比
較例3の種子封入物を得た。
【0036】比較例4 実施例1で使用したのと同じ種子ロットのプライミング
処理されていない無処理種子5gを、実施例1と同じ粒
状シリカゲル3gとともに、実施例1と同型の種子袋に
入れ、密封して比較例4の種子封入物を得た。
【0037】試験例1 実施例1,2及び比較例1〜4で作成した種子封入物
を、25℃一定の恒温室(湿度40%)に6ヶ月間貯蔵
した。
【0038】貯蔵前後の種子水分含量と発芽試験結果を
表1に示す。貯蔵前とは、種子袋に入れる直前のことで
ある。発芽試験は、発芽温度25℃として、育苗トレイ
に種子を400粒播種して行った。異常発芽の判定は、
苗生評価ハンドブック(J.Bekendan,R.Grob, Handbook
for Seedling Evaluation,1979)により行い、播種した
種子中の異常発芽の割合を発生率(%)として示した。
【0039】本発明による実施例1,2では、比較例
1,2に比べて、25℃,6ケ月の貯蔵後でもプライミ
ング処理による発芽改善効果が明らかに認められた。な
お、比較例3と比較例4とを比較すれば分かるように、
無処理種子の場合、乾燥剤の有無によって、6ヶ月貯蔵
後の発芽率に有意差は見られなかった。
【0040】
【表1】 実施例3 特開平9−140219号公報記載の方法によりピーマ
ン種子(品種:京ゆたか、タキイ種苗株式会社製)にプ
ライミング処理を行ない、種子水分含量が35%のプラ
イミング種子を得た。
【0041】このプライミング種子を35℃に設定した
乾燥器で6時間乾燥し、種子水分含量を7%にした。こ
の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤として酸化カ
ルシウム5gとともに、実施例1と同型の種子袋に入
れ、シーリング装置で密封して実施例3の種子封入物を
得た。
【0042】実施例4 実施例3の種子水分含量35%のプライミング種子を5
0℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量を
7%にした。この乾燥プライミング種子10gを、実施
例3と同様に酸化カルシウム5gとともに、実施例3と
同型の種子袋に入れ、密封して実施例4の種子封入物を
得た。
【0043】比較例5 実施例3の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤を同
封することなく、実施例3と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例5の種子封入物を得た。
【0044】比較例6 実施例4の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤を同
封することなく、実施例3と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例6の種子封入物を得た。
【0045】比較例7 実施例3で使用したのと同じ種子ロットのプライミング
処理されていない無処理種子10gを、乾燥剤を同封す
ることなく、実施例3と同型の種子袋に入れ、密封して
比較例7の種子封入物を得た。
【0046】試験例2 実施例3,4及び比較例5〜7で作成した種子封入物
を、温度無制御の倉庫に4月から9月までの6ケ月間貯
蔵した(期間最低5℃、最高41℃)。
【0047】貯蔵前後の種子水分含量と発芽試験結果を
表2に示す。発芽試験は、国際種子検査規定に基づき、
発芽温度25℃として、種子を400粒播種して行った
が、発芽速度を明確に測定するために幼根が肉眼で確認
できた時を発芽として調査した。異常発芽の判定は苗生
評価ハンドブックによった。
【0048】本発明による実施例3,4では、比較例
5,6に比べて、倉庫内で6ケ月貯蔵した後でもプライ
ミング処理による発芽改善効果が明らかに認められた。
【0049】
【表2】 実施例5 特開平8−51809号公報記載の方法によりタマネギ
種子(品種:ウルフ、タキイ種苗株式会社製)にプライ
ミング処理を行ない、種子水分含量が40%のプライミ
ング種子を得た。
【0050】このプライミング種子を35℃に設定した
乾燥器で6時間乾燥し、種子水分含量を8%にした。こ
の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤として乾燥し
た粒状シリカゲル(水分含量4重量%)4gとともに、
実施例1と同型の種子袋に入れ、シーリング装置で密封
して実施例5の種子封入物を得た。
【0051】実施例6 実施例5の種子水分含量40%のプライミング種子を5
0℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量を
8%にした。この乾燥プライミング種子10gを、実施
例5と同じ粒状シリカゲル4gとともに、実施例5と同
型の種子袋に入れ、密封して実施例6の種子封入物を得
た。
【0052】比較例8 実施例5の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤を同
封することなく、実施例5と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例8の種子封入物を得た。
【0053】比較例9 実施例5で使用した種子と同じ種子ロットのプライミン
グ処理されていない無処理種子10gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例5と同型の種子袋に入れ、密封し
て比較例9の種子封入物を得た。
【0054】試験例3 実施例5,6及び比較例8,9で作成した種子封入物
を、25℃一定の恒温室(湿度40%)に6ヶ月間貯蔵
した。
【0055】貯蔵前後の発芽試験結果を表3に示す。発
芽試験は、国際種子検査規定に基づき、発芽温度20℃
として、種子を400粒播種して行ったが、発芽速度を
明確に測定するために幼根が肉眼で確認できた時を発芽
として調査した。異常発芽の判定は苗生評価ハンドブッ
クによった。
【0056】本発明による実施例5,6では、比較例8
に比べて、25℃,6ケ月の貯蔵後でもプライミング処
理の発芽改善効果が明らかに認められた。
【0057】
【表3】 実施例7 特開平9−140219号公報記載の方法によりタマネ
ギ種子(品種:カムイ、タキイ種苗株式会社製)にプラ
イミング処理を行ない、種子水分含量が38%のプライ
ミング種子を得た。
【0058】このプライミング種子を30℃に設定した
乾燥器で6時間乾燥し、種子水分含量を8%にした。こ
の乾燥プライミング種子を特開平5−207807号公
報記載の方法に基づき、造粒材としてクレイ、バインダ
ーとしてポリビニルアルコール0.5重量%水溶液を用
いて、ペレット加工して粒径約4mmのペレット種子を
得た。得られたペレット種子10,000粒を、乾燥剤
として乾燥した粒状シリカゲル(水分含量3重量%)4
0gとともに、ポリプロピレン製の種子容器(容量40
0ml)に入れてよく混合した後、この種子容器を塩化
ビニール製のカバーで密閉して、実施例7の種子封入物
を得た。
【0059】実施例8 実施例7の種子水分含量38%のプライミング種子を5
0℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量を
8%にした。この乾燥プライミング種子を実施例7と同
じ方法でペレット加工して粒径約4mmのペレット種子
を得た。得られたペレット種子10,000粒を、実施
例7と同じ粒状シリカゲル40gとともに、実施例7と
同型の種子容器に入れてよく混合した後、この種子容器
を実施例7と同様に密封して実施例8の種子封入物を得
た。
【0060】比較例10 実施例7のペレット種子10,000粒を、乾燥剤を同
封することなく、実施例7と同型の種子容器に入れ、密
封して比較例10の種子封入物を得た。
【0061】比較例11 実施例7で使用したのと同じ種子ロットのプライミング
処理されていない無処理種子を、実施例7と同じ方法で
ペレット加工して粒径約4mmのペレット種子を得た。
得られたペレット種子10,000粒を、乾燥剤を同封
することなく、実施例7と同型の種子容器に入れ、密封
して比較例11の種子封入物を得た。
【0062】試験例4 実施例7,8及び比較例10,11で作成した種子封入
物を、温度無制御の倉庫に4月から9月までの6ケ月間
貯蔵した(期間最低5℃、最高41℃)。貯蔵前後の発
芽試験結果を表4に示す。発芽試験は、発芽温度20℃
として、育苗トレイに種子を400粒播種して行った。
【0063】本発明による実施例7,8では、比較例1
0に比べて、倉庫内で6ケ月貯蔵した後でもプライミン
グ処理の発芽改善効果が明らかに認められた。
【0064】
【表4】 実施例9 特開平9−140219号公報記載の方法によりナス種
子(品種:千両二号、タキイ種苗株式会社製)にプライ
ミング処理を行ない、種子水分含量が37%のプライミ
ング種子を得た。
【0065】このプライミング種子を35℃に設定した
乾燥器で6時間乾燥し、種子水分含量を7%にした。こ
の乾燥プライミング種子20gを、乾燥剤として乾燥し
た粒状シリカゲル(水分含量5重量%)6gとともに、
実施例1と同型の種子袋に入れ、シーリング装置で密封
して実施例9の種子封入物を得た。
【0066】実施例10 実施例9の種子水分含量37%のプライミング種子を5
0℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量を
7%にした。この乾燥プライミング種子20gを、実施
例9と同じ粒状シリカゲル6gとともに、実施例9と同
型の種子袋に入れ、密封して実施例10の種子封入物を
得た。
【0067】比較例12 実施例9の乾燥プライミング種子20gを、乾燥剤を同
封することなく、実施例9と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例12の種子封入物を得た。
【0068】比較例13 実施例10の乾燥プライミング種子20gを、乾燥剤を
同封することなく、実施例9と同型の種子袋に入れ、密
封して比較例13の種子封入物を得た。
【0069】比較例14 実施例9で使用したのと同じ種子ロットのプライミング
処理されていない無処理種子20gを、乾燥剤を同封す
ることなく、実施例9と同型の種子袋に入れ、密封して
比較例14の種子封入物を得た。
【0070】試験例5 実施例9,10及び比較例12〜14で作成した種子封
入物を、35℃一定の恒温器(湿度30%)に1ヶ月間
貯蔵した。
【0071】貯蔵前後の発芽試験結果を表5に示す。発
芽試験は、発芽温度25℃として、育苗トレイに種子を
400粒播種して行なった。
【0072】本発明による実施例9,10では、比較例
12,13に比べて、35℃,1ヶ月の貯蔵後でもプラ
イミング処理による発芽改善効果が明らかに認められ
た。
【0073】
【表5】 実施例11 特開平8−51809号公報記載の方法によりキャベツ
種子(品種:若峰、タキイ種苗株式会社製)にプライミ
ング処理を行ない、種子水分含量が36%のプライミン
グ種子を得た。
【0074】このプライミング種子を30℃に設定した
乾燥器で5時間乾燥し、種子水分含量を6%にした。こ
の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤として乾燥し
た粒状シリカゲル(水分含量4重量%)5gとともに、
実施例1と同型の種子袋に入れ、シーリング装置で密封
して実施例11の種子封入物を得た。
【0075】実施例12 実施例11の種子水分含量36%のプライミング種子を
45℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量
を6%にした。この乾燥プライミング種子10gを、実
施例11と同じ粒状シリカゲル5gとともに、実施例1
1と同型の種子袋に入れ、密封して実施例12の種子封
入物を得た。
【0076】比較例15 実施例11の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤を
同封することなく、実施例11と同型の種子袋に入れ、
密封して比較例15の種子封入物を得た。
【0077】比較例16 実施例11で使用したのと同じ種子ロットのプライミン
グ処理されていない無処理種子10gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例11と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例16の種子封入物を得た。
【0078】試験例6 実施例11,12及び比較例15,16で作成した種子
封入物を、35℃一定の恒温器(湿度30%)に1ヶ月
間貯蔵した。
【0079】貯蔵前後の発芽試験結果を表6に示す。発
芽試験は、発芽温度20℃として、育苗トレイに種子を
400粒播種して行なった。
【0080】本発明による実施例11,12では、比較
例15に比べて、35℃,1ヵ月の貯蔵後でもプライミ
ング処理の発芽改善効果が明らかに認められた。
【0081】
【表6】 実施例13 特開平9−140219号公報記載の方法によりキャベ
ツ種子(品種:若峰、タキイ種苗株式会社製)にプライ
ミング処理を行ない、種子水分含量が36%のプライミ
ング種子を得た。
【0082】このプライミング種子を30℃に設定した
乾燥器で5時間乾燥し、種子水分含量を6%にした。こ
の乾燥プライミング種子に、主剤としてヒドロキシメチ
ルプロピルセルローズを用いてフィルムコーティング処
理を行なった。得られたコーティング種子10gを、乾
燥剤として乾燥した粒状シリカゲル(水分含量5重量
%)4gとともに、実施例1と同型の種子袋に入れ、シ
ーリング装置で密封して実施例13の種子封入物を得
た。
【0083】実施例14 実施例13の種子水分含量36%のプライミング種子を
45℃に設定した乾燥器で2時間乾燥し、種子水分含量
を6%にした。この乾燥プライミング種子に、実施例1
3と同じフィルムコーティング処理を行った。得られた
コーティング種子10gを、実施例13と同じ粒状シリ
カゲル4gとともに、実施例13と同型の種子袋に入
れ、密封して実施例14の種子封入物を得た。
【0084】比較例17 実施例13のコーティング種子10gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例13と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例17の種子封入物を得た。
【0085】比較例18 実施例13で使用したのと同じ種子ロットのプライミン
グ処理されていない無処理種子10gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例13と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例18の種子封入物を得た。
【0086】試験例7 実施例13,14及び比較例17,18で作成した種子
封入物を、温度無制御の倉庫に4月から9月までの6ケ
月間貯蔵した(期間最低5℃、最高41℃)。貯蔵前後
の発芽試験結果を表7に示す。発芽試験は、発芽温度2
0℃として、育苗トレイに種子を200粒播種して行な
った。
【0087】本発明による実施例13,14では、比較
例17に比べて、倉庫内で6ケ月貯蔵した後でもプライ
ミング処理の発芽改善効果が明らかに認められた。
【0088】
【表7】 実施例15 特開平9-220002号公報記載の方法によりパンジ
ー種子(品種:イオナブルー、タキイ種苗株式会社製)
にプライミング処理を行ない、種子水分含量が35%の
プライミング種子を得た。
【0089】このプライミング種子を30℃に設定した
乾燥器で5時間乾燥し、種子水分含量を8%にした。こ
の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤として乾燥し
た粒状シリカゲル(水分含量3重量%)5gとともに、
実施例1と同型の種子袋に入れ、シーリング装置で密封
して実施例15の種子封入物を得た。
【0090】実施例16 実施例15の種子水分含量35%のプライミング種子を
45℃に設定した乾燥器で1.5時間乾燥し、種子水分
含量を8%にした。この乾燥プライミング種子10g
を、実施例15と同じ粒状シリカゲル5gとともに、実
施例15と同型の種子袋に入れ、密封して実施例16の
種子封入物を得た。
【0091】比較例19 実施例15の乾燥プライミング種子10gを、乾燥剤を
同封することなく、実施例15と同型の種子袋に入れ、
密封して比較例19の種子封入物を得た。
【0092】比較例20 実施例15で使用したのと同じ種子ロットのプライミン
グ処理されていない無処理種子10gを、乾燥剤を同封
することなく、実施例15と同型の種子袋に入れ、密封
して比較例20の種子封入物を得た。
【0093】試験例8 実施例15,16及び比較例19,20で作成した種子
封入物を、温度無制御の倉庫に4月から9月までの6ケ
月間貯蔵した(期間最低5℃、最高41℃)。貯蔵前後
の発芽試験結果を表8に示す。発芽試験は、発芽温度2
5℃として、育苗トレイに種子を400粒播種して行な
った。
【0094】本発明による実施例15,16では、比較
例19に比べて、倉庫内で6ケ月貯蔵した後でもプライ
ミング処理の発芽改善効果が明らかに認められた。
【0095】
【表8】
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、プライミング種子を乾
燥剤とともに防湿性容器に封入することにより、プライ
ミング種子の発芽力を簡便かつ効率的に維持することが
できるため、プライミング種子の取扱い性を大きく改善
することができる。そのため、プライミング種子を一般
の種子と同様に取扱うことができ、特別な条件下で貯
蔵、輸送する必要がなくなるため、農業、園芸産業上極
めて有益である。
【0097】また、プライミング種子として吸水処理後
に15〜40℃の温度で乾燥されたものを用いることに
より、プライミング種子の発芽力をさらに長く維持する
ことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プライミング種子と乾燥剤とを防湿性容器
    に封入することを特徴とする種子の貯蔵方法。
  2. 【請求項2】前記プライミング種子が、プライミング処
    理における吸水状態から15〜40℃の温度で乾燥され
    たものであることを特徴とする請求項1記載の種子の貯
    蔵方法。
  3. 【請求項3】前記乾燥剤が、水分含量5重量%以下の粒
    状シリカゲルであることを特徴とする請求項1記載の種
    子の貯蔵方法。
  4. 【請求項4】プライミング種子と乾燥剤とを防湿性容器
    に封入してなる種子封入物。
  5. 【請求項5】前記プライミング種子が、プライミング処
    理における吸水状態から15〜40℃の温度で乾燥され
    たものであることを特徴とする請求項4記載の種子封入
    物。
  6. 【請求項6】前記乾燥剤が、水分含量5重量%以下の粒
    状シリカゲルであることを特徴とする請求項4記載の種
    子封入物。
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