JP2000236584A - リモコン受光ユニット及びリモコン信号受信システム - Google Patents

リモコン受光ユニット及びリモコン信号受信システム

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JP2000236584A
JP2000236584A JP11034675A JP3467599A JP2000236584A JP 2000236584 A JP2000236584 A JP 2000236584A JP 11034675 A JP11034675 A JP 11034675A JP 3467599 A JP3467599 A JP 3467599A JP 2000236584 A JP2000236584 A JP 2000236584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時分割駆動するための問題になっている時定
数回路の立ち上がりの遅さを解消し、待機状態から動作
状態への切り換えを誤動作なく確実に行う。 【解決手段】 時定数回路2を有するリモコン受光ユニ
ットにおいて、電源投入時に時定数回路2を急速充電す
る急速充電手段を備えており、この急速充電手段は、抵
抗R1に並列に接続された(すなわち、コンデンサC1
へのバイパスとしての)スイッチ回路3と、このスイッ
チ回路3をオン、オフ制御する判別回路4とで構成され
ている。判別回路4には、電源電圧値Vccと、予め設定
された基準電圧値Vref とが入力されており、電源電圧
値Vccが基準電圧値Vref に達するまでは、スイッチ回
路3をオン状態とし、電源電圧値Vccが基準電圧値Vre
fを超えると、スイッチ回路3をオフ状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割駆動を行う
ことによって低消費電力化を可能としたリモコン受光ユ
ニット、及びリモコンからの送信信号の受信待ち状態で
ある待機モード時には、リモコン受光ユニットを有する
機器本体側のマイクロコンピュータのクロック周波数を
低周波数にして消費電力を低減するように構成されたリ
モコン信号受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、TV、VTR、エアコン等の民生
機器において低消費電力化の動きが活発化している。
【0003】以前のように、民生機器の低消費電力化が
あまり言われていないときは、AC100Vからの電源
供給でもあり、特にリモコン受光ユニットの低消費電力
化はあまり重要ではなかった。また、リモコン受光ユニ
ットは、5V、数mA程度の消費電力であり、電源トラ
ンスやマイクロコンピュータ等に比べて消費電力が少な
いことから、低消費電力化の対象にもあまりなっていな
かった。
【0004】しかしながら、最近の地球温暖化等の環境
問題がクローズアップされ、エネルギーの無駄を無くす
ことが重要になってきており、民生機器においてもトッ
プランナー方式ということで機器の低消費電力化に拍車
がかかってきている。
【0005】民生機器の低消費電力化を考える上で、一
つの目安になるのが1日当たりの動作時間に対する待機
時間の割合であり、待機時間帯での消費電力の低減化も
大きな課題となる。特に、VTRは動作時間に比べて待
機時間が長いため、待機時の消費電力を低減することが
重要になってくる。
【0006】民生機器で一般に使われているリモコン
は、動作時だけでなく待機時でも動作可能状態になって
いる。また、機器側に取り付けられるリモコン受光ユニ
ットは、常時電源をオンしており、上記した如く通常数
mAの電流が流れているため、待機時の低消費電力化を
さらに進めるためには、システム全体の消費電力の低減
だけでなく、リモコン受光ユニットの低消費電力化も重
要である。
【0007】そこで、リモコン受光ユニットに供給する
電源を、従来はDC的に常時印加していたのを、一定時
間電源を供給すると次の一定時間は電源をオフするとい
った時分割駆動することで、リモコン受光ユニットの消
費電力を低減することができる。
【0008】この場合、例えば電源オン時間をA、電源
オフ時間をBとし、電源オン時の消費電力をPDCワット
とすると、時分割駆動時の消費電力P0 は、概略、P0
≒P DC×A/(A+B)となる。
【0009】この式からも分かるように、時分割駆動に
よって消費電力の低減を図るためには、電源オフ時間で
あるBに対して電源オン時間であるAを短くすればよ
い。
【0010】通常のリモコンの信号は、数十bit構成
のものが多く、時間的に言えば、数十msecの送信時
間と、数十msecの休止時間とを1サイクルとして、
数回送信を繰り返す。そのため、時分割駆動するために
は、A+Bの時間が数十msecであることが必要にな
る。例えば、送信時間が50msecであるとすると、
A+B≧50msecとなり、当然にA≧50msec
が必要条件となる。
【0011】ところで、現状のリモコン受光ユニット
は、内部に各種ノイズをキャンセルするために時定数回
路が入っている。
【0012】図7はこのような内部に時定数回路を内蔵
するリモコン受光ユニットの回路ブロック図である。す
なわち、リモコンからの光信号を受信する受光部である
フォトダイオード71、2段構成のアンプ部72、ノイ
ズ成分を除去して信号成分のみを抽出するバンドパスフ
ィルタ73、バンドパスフィルタ73の出力を検波する
検波部74、副搬送波とパスル列との分離を行う積分器
75及び比較器76によって構成されている。
【0013】すなわち、図示しないリモコンからの光信
号をフォトダイオード71で電気信号に変換し、アンプ
部72で電流−電圧変換して増幅し、バンドパスフィル
タ73によりノイズ成分を除去して信号成分のみを抽出
する。検波部74は、バンドパスフィルタ73の出力を
積分し、平坦化した波形によって比較を行い、次段の積
分器74での積分のための充放電のタイミングを作成す
る。積分器75は、検波のタイミングにより副搬送波の
積分を行って、副搬送波とパスル列との分離を行い、次
段の比較器76によって積分波形を一定のしきい値でコ
ンパレートして出力するようになっている。
【0014】図8は、上記構成のリモコン受光ユニット
の各部の動作波形を示している。検波部74には、ノイ
ズをキャンセルするための時定数回路(R1,C1)が
入っており、信号のエンベロープをとることにより、信
号の大きさに応じて検波するスレッシュレベルを可変さ
せることで、ノイズの影響を受けにくい回路構成として
いる。つまり、信号が小さいときには、信号とノイズと
の相対的なレベル差が小さいためにノイズの影響を受け
やすくても、その信号を大きくすれば、ノイズとの相対
的なレベル差も大きくなるので、ノイズの影響を受けに
くくなるからである。
【0015】このような回路構成のため、検波部74の
出力波形は図8(b)に示すように、電源を投入しても
すぐには立ち上がらす、内部の時定数回路(R1,C
1)が立ち上がるまで(図中の期間T11)に数十ms
ec〜数百msecを要することになる。つまり、電源
を投入後、期間T11が経過するまでは正常動作せず、
期間T11が経過した後、正常動作が可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、時定数回
路を有する従来のリモコン受光ユニットでは、電源を投
入しても、内部の時定数回路が立ち上がるまでの数十m
sec〜数百msecの間は正常動作をしないため、こ
のままで時分割駆動を行おうとすると、上記の電源オン
時間Aを少なくとも、A≧(数十msec〜数百mse
c)+50msecに設定する必要があり、電源オン時
間をあまり短くできない、つまり十分な低消費電力化が
実現できないといった問題があった。
【0017】一方、マイクロコンピュータの消費電力を
低減するものとして、リモコンからの送信信号の受信待
ち状態である待機モード時には、リモコン受光ユニット
を有する機器本体側のマイクロコンピュータのクロック
周波数を低周波数にして消費電力を低減するように構成
されたリモコン受信システムが提案されている。このリ
モコン受信システムは、リモコン受光ユニットの出力に
パルスが出たら、このパルスをトリガとして待機状態か
ら動作状態に切り換えるというシステムになっている。
【0018】しかしながら、リモコン受光ユニットは、
様々な外部ノイズ下にあるため、強い蛍光灯等の外乱ノ
イズによっても出力に誤パルスが発生し、また電磁ノイ
ズや電源ノイズによっても出力に誤パルスが発生する可
能性がある。そのため、誤パルスが発生するたびにマイ
クロコンピュータが動作状態になってしまい、その頻度
が高いと本来の目的である低消費電力の効果がなくなっ
てしまうといった問題があった。
【0019】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、時分割駆動するための問題にな
っている時定数回路の立ち上がりの遅さを解消するとと
もに、待機状態から動作状態への切り換えを誤動作なく
確実に行うことのできるリモコン受光ユニット及びリモ
コン信号受信システムを提供することにある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、時定数回路を有するリモ
コン受光ユニットにおいて、電源投入時に前記時定数回
路を急速充電する急速充電手段を備えた構成としたもの
である。電源投入時に時定数回路を急速充電すること
で、リモコン受光ユニットをいち早く動作可能状態とす
ることにより、動作時間を短くした時分割駆動が可能と
なる。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のものにおいて、前記急速充電手段は、電源投入
時の電源の立ち上がり電圧値と内部に設定された基準電
圧値とを比較し、立ち上がり電圧値が基準電圧値に達す
るまでは充電電流を増大させ、立ち上がり電圧値が基準
電圧値に達すると通常の時定数に戻して通常の充電電流
に切り換える構成としたものである。つまり、電源投入
時の電源の立ち上がり電圧値と内部に設定された例えば
4.5Vの基準電圧値とを比較し、立ち上がり電圧値が
4.5Vに達するまでは無視できる時定数にて充電電流
を増大させ、立ち上がり電圧値が4.5Vに達すると、
その後5.0Vまでの間の充電は、通常の時定数に戻し
て行う。これにより、電源投入後、リモコン受光ユニッ
トが動作可能状態になるまでの時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0022】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のものにおいて、電源ラインに定電圧回路を設
け、電源投入後の電源の立ち上がり電圧値が前記基準電
圧値になるまでに、前記定電圧回路によって前記時定数
回路を有する検波部のバイアス電圧を一定値に固定する
ように構成したものである。
【0023】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載のものにおいて、前記急速充電手段は、電源投入
後一定時間が経過するまでは充電電流を増大させ、一定
時間経過後は通常の時定数に戻して通常の充電電流に切
り換えるように構成したものである。
【0024】また、請求項5に記載の発明は、リモコン
からの送信信号の受信待ち状態である待機モード時に
は、リモコン受光ユニットを有する機器本体側のマイク
ロコンピュータのクロック周波数を低周波数にして消費
電力を低減するように構成されたリモコン信号受信シス
テムにおいて、前記リモコンの送信信号の先頭部分に、
低周波数のクロックタイミングで連続して複数回検出可
能な所定幅のパルスを複数回繰り返す起動コードを付加
するとともに、前記マイクロコンピュータはこの起動コ
ードを検出してクロック周波数を通常の周波数に復帰さ
せるものである。例えば、起動コードとして9msec
幅のパルスを4msec間隔で3回送信し、この3回の
送信中に、起動コードを2回以上連続してマイクロコン
ピュータが検出できたときにはじめて、起動コードであ
ると判別し、待機モードから通常モードに切り換える。
このような構成とすれば、マイクロコンピュータは2〜
3msecに1度、リモコンからの信号を見に行けばよ
いので、クロック周波数が低周波数であっても、十分に
対応することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明のリモコン受光ユニットの
検波部の一実施の形態を示しており、この検波部以外の
回路構成は図7に示したものと同様である。従って、以
下の説明では、図1に示した検波部1以外の回路ブロッ
クについては、図7で用いた符号を使って説明を行うも
のとする。
【0027】すなわち、リモコン受光ユニットは、外部
ノイズの対策としてアンプ部72で増幅した信号を検波
する場合、検波部1に抵抗R1、コンデンサC1からな
る時定数回路(充放電回路)2を設け、信号のエンベロ
ープをとることにより、信号の大きさに応じて検波する
スレッシュレベルを可変させている。つまり、電源投入
後、時定数回路2が立ち上がるまでの数十msec〜数
百msecの間は正常動作をしないため、このことが電
源を時分割駆動する場合の問題となっている。
【0028】そこで、本実施の形態では、電源投入時に
この時定数回路2を急速充電する急速充電手段を備え、
電源投入時の電源の立ち上がり電圧値と内部に設定され
た基準電圧値とを比較し、立ち上がり電圧値が基準電圧
値に達するまでは充電電流を増大させ、立ち上がり電圧
値が基準電圧値に達すると通常の時定数に戻して通常の
充電電流に切り換えるように構成したものである。
【0029】そのため、本実施の形態の急速充電手段
は、図1に示すように、抵抗R1に並列に接続された
(すなわち、コンデンサC1へのバイパスとしての)ス
イッチ回路3と、このスイッチ回路3をオン、オフ制御
する判別回路4とで構成されている。判別回路4は、電
源電圧値を判別して、スイッチ回路3にオン、オフのコ
ントロール信号を出力するようになっている。そのた
め、判別回路4には、電源電圧値Vccと、予め設定され
た基準電圧値Vref とが入力されている。
【0030】図2は、上記構成の急速充電手段及び検波
部1における動作波形図であり、同図(a)は電源電圧
値Vcc、同図(b)は図1中のa点及びb点の入力波
形、同図(c)は判別回路4からのコントロール信号、
同図(d)は出力波形である。
【0031】すなわち、時刻t1において電源が投入さ
れると、判別回路4は、電源投入時の電源の立ち上がり
電圧値Vccと、予め設定された基準電圧値Vref とを比
較する。そして、立ち上がり電圧値Vccが基準電圧値V
ref に達する時刻t2までは、スイッチ回路3にオンを
示すコントロール信号を出力して、スイッチ回路3をオ
ン状態とする。そのため、コンデンサC1は抵抗R1を
介することなく低インピーダンスで急速充電される(符
号311により示す)。
【0032】この後、時刻t2において立ち上がり電圧
値Vccが基準電圧値Vref を超えると、判別回路4はス
イッチ回路3にオフを示すコントロール信号を出力し
て、スイッチ回路3をオフ状態とする。そのため、時刻
t2以降は、R1,C1からなる通常の時定数に戻っ
て、通常の充電(符号312により示す)を行うことに
なる。そして、時刻t3において、b点の電圧値がa点
の電圧値を若干超えると、この時点以降、正常な回路動
作が可能となる。
【0033】すなわち、従来は、電源投入後、b点の電
圧値が0Vから5Vに立ち上がるまでの間ずっと通常の
時定数で充電され、緩やかに立ち上がっていたものが
(図8の符号711参照)、本実施の形態では、例えば
電源電圧値を5Vとし、基準電圧値Vref を4.5Vと
すると、電源投入後、b点の電圧値を0Vから4.5V
までの間は通常の時定数に対して無視できる程度の時定
数で急速に立ち上げることができる(図2の符号31
1)。そして、4.5V以降が通常の時定数での立ち上
げとなるため、0Vから5Vまでの全立ち上げ時間が大
幅に短縮されることになる。そのため、電源投入後、正
常な回路動作が行えるようになるまでの時間帯、すなわ
ち正常な回路動作が行えない時間帯(時刻t1〜t3)
が大幅に短縮されるので、時分割駆動に対して電源オン
時間Aを大幅に短縮することができる。
【0034】また、図1に示す構成の検波部1のa点及
びb点の電圧値は、前段のバンドパスフィルタ73のバ
イアス電圧で決まるため、電源ラインに低電圧回路等を
入れて、電源電圧値Vccが基準電圧値Vref に達する前
にバンドパスフィルタ73の出力が一定値に決まるよう
に構成すればよい。具体的には、電源電圧値Vccが例え
ば4V以上になると、バンドパスフィルタ73の出力が
一定値になるように構成しておけば、急速充電中(すな
わち、電源電圧値Vccが基準電圧値Vref である4.5
Vに達するまで)に充電が終了することになるので、電
源の立ち上がりに対してほとんど送れを生じないリモコ
ン受光ユニットを実現できる。
【0035】また、図3は本発明のリモコン受光ユニッ
トの他の実施の形態を示している。この実施の形態で
は、電源投入時に時定数回路2を急速充電する急速充電
手段を備え、電源投入後一定時間が経過するまでは充電
電流を増大させ、一定時間経過後は通常の時定数に戻し
て通常の充電電流に切り換えるように構成したものであ
る。
【0036】すなわち、本実施の形態の急速充電手段
は、図3に示すように、抵抗R1に並列に接続された
(すなわち、コンデンサC1へのバイパスとしての)ス
イッチ回路3と、このスイッチ回路3をオン、オフ制御
するタイミング回路5とで構成されている。また、タイ
ミング回路5は、電源投入後の一定時間を計測するため
の時定数回路(R3,C2)51とコンパレータ52と
で構成されており、コンデンサC2が基準電圧値Vref1
に充電されるまでの一定時間だけ、スイッチ回路3にオ
ンを示すコントロール信号を出力して、スイッチ回路3
をオン状態とし、コンデンサC2の充電電圧が基準電圧
値Vref1を超えると、スイッチ回路3にオフを示すコン
トロール信号を出力して、スイッチ回路3をオフ状態と
するようになっている。図4は、このような急速充電手
段の動作による各部の信号波形を示している。なお、こ
のようなタイミング回路5とは別に、外部のマイクロコ
ンピュータ等からタイミング信号をもらってスイッチ回
路3をオン、オフ制御するようにしてもよい。
【0037】図5は、本発明のリモコン信号受信システ
ムの実施の形態を示している。このリモコン信号受信シ
ステムは、リモコン(送信機)11と、機器本体側のリ
モコン受光ユニット12と、マイクロコンピュータ13
と、クロック周波数を通常の周波数である例えば13M
Hzと低周波数である例えば32.768kHzのいず
れかに切り換えてマイクロコンピュータ31に供給する
切換回路14とを備え、切換回路14は、マイクロコン
ピュータ13からの切換コントロール信号によって切り
換えられるようになっている。なお、ここでのリモコン
受光ユニット12の構成は、図7に示す従来のものでも
よく、図1又は図3に示す本発明のものでもよい。
【0038】このリモコン信号受信システムは、リモコ
ン11からの送信信号の受信待ち状態である待機モード
時には、切換回路14を低周波数である32.768k
Hz側に切り換えてマイクロコンピュータ13にクロッ
ク信号を供給し、リモコン11からの送信信号を受信し
た後の通常モード時には、切換回路14を通常の周波数
である13MHz側に切り換えてマイクロコンピュータ
13にクロック信号を供給するように構成された低消費
電力型のリモコン信号受信システムとなっている。
【0039】このような構成のリモコン信号受信ユニッ
トにおいて、本実施の形態では、待機モードから通常モ
ードに切り換えるためのリモコン11から送信される電
源オン信号を、マイクロコンピュータ13側で確実に検
出できるように、送信信号の先頭部分に起動コードを付
加している。
【0040】この起動コードは、低周波数である32.
768kHzのクロックタイミングで連続して複数回検
出可能な所定幅のパルスを複数回繰り返すコードとなっ
ている。
【0041】図6は、リモコン11から送信されてくる
送信信号の一例である電源オン信号と、この電源オン信
号を受信するリモコン受光ユニット12及びマイクロコ
ンピュータ13の動作波形とを示すタイミングチャート
であり、同図(a)が起動コードが付加された電源オン
信号、同図(b)がリモコン受光ユニット12の出力、
同図(c)がマイクロコンピュータ13のクロックタイ
ミング(判定タイミング)、同図(d)が切換コントロ
ール信号である。
【0042】この例では、リモコン11は、起動コード
として9msec幅のパルスを4msec間隔で3回送
信し、その後に電源オン信号を送信する構成となってい
る。マイクロコンピュータ13は、この3回の送信中
に、低周波数のクロックタイミングで起動コードを2回
以上連続して検出することによって起動コードであると
判定すると、リモコン受光ユニット11からの信号の次
の立ち上がりタイミングである時刻5において、待機モ
ードから通常モードに切り換える(クロック周波数を通
常の周波数である13MHzに切り換える)。
【0043】このような構成とすれば、マイクロコンピ
ュータ13は、2〜3msecに1度、リモコン11か
らの信号を見に行けばよいので、クロック周波数が低周
波数であっても、起動コードを確実に検出することがで
きる。また、このように電源オン信号の先頭部分にコー
ド化した信号(起動コード)を付加して送信し、これを
複数回検出してはじめて起動コードであると判定するよ
うに構成したので、通常のノイズ成分と明確に区別で
き、誤動作防止にも有効な手段となる。
【0044】なお、この起動コードを付加する送信信号
は、リモコン11からの電源オン信号に限るものではな
く、その他の信号であってもよい。また、待機モードか
ら通常モードに切り換えるための起動コード専用キーを
リモコン11に設けて、この起動コードのみを送信する
ように構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明のリモコン受光ユニットによれ
ば、電源投入時に時定数回路を急速充電することによっ
て充電時間を大幅に短縮することができる。そのため、
電源の立ち上がりに対して時定数が遅れ、出力が正常動
作しない時間が長くなるといった不具合が解消されるの
で、電源の時分割駆動による低消費電力化に十分に対応
できるリモコン受光ユニットを実現できる。
【0046】また、本発明のリモコン信号受信システム
によれば、リモコンの送信信号の先頭部分に、低周波数
のクロックタイミングで連続して複数回検出可能な所定
幅のパルスを複数回繰り返す起動コードを付加したの
で、クロック周波数が低周波数であっても、ノイズに影
響されることなく起動コードを確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコン受光ユニットの検波部の一実
施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示す急速充電手段及び検波部における動
作波形図である。
【図3】本発明のリモコン受光ユニットの他の実施の形
態を示す回路ブロック図である。
【図4】図3に示す急速充電手段及び検波部における動
作波形図である。
【図5】本発明のリモコン信号受信システムの実施の形
態を示すシステム構成図である。
【図6】電源オン信号と、この電源オン信号を受信する
リモコン受光ユニット及びマイクロコンピュータの動作
波形とを示すタイミングチャートである。
【図7】時定数回路を有する従来のリモコン受光ユニッ
トの回路ブロック図である。
【図8】図7に示す従来のリモコン受光ユニットの各部
の動作波形図である。
【符号の説明】
1 検波部 2 時定数回路 3 スイッチ回路 4 判別回路 5 タイミング回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時定数回路を有するリモコン受光ユニッ
    トにおいて、電源投入時に前記時定数回路を急速充電す
    る急速充電手段を備えたことを特徴とするリモコン受光
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記急速充電手段は、電源投入時の電源
    の立ち上がり電圧値と内部に設定された基準電圧値とを
    比較し、立ち上がり電圧値が基準電圧値に達するまでは
    充電電流を増大させ、立ち上がり電圧値が基準電圧値に
    達すると通常の時定数に戻して通常の充電電流に切り換
    えることを特徴とする請求項1に記載のリモコン受光ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 電源ラインに定電圧回路を設け、電源投
    入後の電源の立ち上がり電圧値が前記基準電圧値になる
    までに、前記定電圧回路によって前記時定数回路を有す
    る検波部のバイアス電圧を一定値に固定することを特徴
    とする請求項2に記載のリモコン受光ユニット。
  4. 【請求項4】 前記急速充電手段は、電源投入後一定時
    間が経過するまでは充電電流を増大させ、一定時間経過
    後は通常の時定数に戻して通常の充電電流に切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモコン受光ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 リモコンからの送信信号の受信待ち状態
    である待機モード時には、リモコン受光ユニットを有す
    る機器本体側のマイクロコンピュータのクロック周波数
    を低周波数にして消費電力を低減するように構成された
    リモコン信号受信システムにおいて、 前記リモコンの送信信号の先頭部分に、低周波数のクロ
    ックタイミングで連続して複数回検出可能な所定幅のパ
    ルスを複数回繰り返す起動コードを付加するとともに、
    前記マイクロコンピュータはこの起動コードを検出して
    クロック周波数を通常の周波数に復帰させることを特徴
    とするリモコン信号受信システム。
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JP2012136197A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Autoliv Development Ab エアバッグ作動回路

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