JP2000235834A - ディスプレイ管の評価方法 - Google Patents

ディスプレイ管の評価方法

Info

Publication number
JP2000235834A
JP2000235834A JP11036765A JP3676599A JP2000235834A JP 2000235834 A JP2000235834 A JP 2000235834A JP 11036765 A JP11036765 A JP 11036765A JP 3676599 A JP3676599 A JP 3676599A JP 2000235834 A JP2000235834 A JP 2000235834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
display tube
evaluating
character
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11036765A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyo Kanamaru
英世 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOKO DENSHI KK
Original Assignee
SOKO DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOKO DENSHI KK filed Critical SOKO DENSHI KK
Priority to JP11036765A priority Critical patent/JP2000235834A/ja
Publication of JP2000235834A publication Critical patent/JP2000235834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ管のフォーカス度及び文字解像
度を定量的に評価できるディスプレイ管の評価方法を提
供する。 【解決手段】 単一色によって最も細い幅に表示された
ライン画像の蛍光ドット31毎の輝度データを測定す
る。測定された蛍光ドット31の輝度データに基づい
て、垂直ライン28を横切る方向に配置された蛍光ドッ
トに対応させて各々の輝度データを積算する。積算され
た輝度データをスムージング処理して垂直ライン28を
横断する方向の輝度分布を得る。そして所定輝度(5
%)以上の輝度を生じている部分のトータルサイズを求
め、このサイズの大小によってディスプレイ管のフォー
カス度を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスプレイ管の
評価方法に関し、特にCRTディスプレイの輝度分布に
基づくフォーカス度及び文字解像度を評価するためのデ
ィスプレイ管の評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ管は工場で製造してから出
荷する前に、その管面に表示される画像が良好になるよ
うに電子ビームのフォーカス測定を行って適正な状態に
調整する必要がある。従来のこのフォーカス測定は、デ
ィスプレイ管に表示される画像を調整者が目視で確認し
ながらディスプレイ管のフォーカス調整用ボリュームを
調整していた。
【0003】又、ディスプレイ管の文字の解像度を評価
する際には、いわゆるMパターンやEパターン等の文字
画像をディスプレイ管の管面に表示する。そして、この
表示画像をモノスコープ等を用いて観察することによっ
てその解像度を評価していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
フォーカス測定、即ちフォーカス度の評価では、調整者
が画像を直視して判断するので、フォーカス調整の精度
は調整者の感覚によって決まり、その調整精度が不均一
になり易い恐れがあった。又、後者の文字解像度の評価
では、目視による官能検査となるためそのディスプレイ
管の解像度を客観的に判断することはできなかった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フォーカス度及び文字解像度を定
量的に評価することによって、ディスプレイ管の性能を
客観的に判断できるディスプレイ管の評価方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、蛍光ドットの発光によって
画像を表示するディスプレイ管の評価方法であって、単
一色によって最も細い幅に表示されたライン画像の輝度
を測定する測定工程と、測定された輝度からライン画像
を横断する方向における輝度分布を生成する生成工程
と、生成された輝度分布から、所定の輝度以上の輝度を
生じる部分の、横断する方向の幅を算出する算出工程
と、算出された幅に基づいて、フォーカス度を評価する
評価工程とを備えたものである。
【0007】上記のように構成すると、電子ビームの蛍
光ドット上の照射範囲に応じて、所定の輝度以上の輝度
に生じる部分の、ライン画像を横断する方向の幅が変化
する。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構
成において、生成工程は、測定された輝度を、横断する
方向に位置する単一色に対応する蛍光ドット毎にその輝
度として投影する投影工程を含み、投影された輝度のデ
ータの各々をスムージング処理して輝度分布を生成する
ものである。
【0008】このように構成すると、蛍光ドット毎の輝
度に基づいてライン画像の横断方向の輝度分布が得られ
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載
の発明の構成において、所定の輝度とは、生成された輝
度分布の最大輝度の5%であるとしたものである。この
ように構成すると、算出工程においてノイズ等の影響に
よる輝度部分を除外できる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の発明の構成において、測定工程
においてディスプレイ管の複数箇所のライン画像を測定
し、評価工程において各々の箇所に対するフォーカス度
からディスプレイ管全体のフォーカス度を評価するもの
である。このように構成すると、ディスプレイ管の複数
箇所のフォーカス度を得ることができる。
【0010】請求項5記載の発明は、蛍光ドットの発光
によって画像を表示するディスプレイ管の評価方法であ
って、単一色によって表示され、且つ一方向に隣接する
少なくとも二つの要素からなる最小の文字画像の輝度を
測定する測定工程と、測定された輝度から、要素を一方
向に横断する方向における輝度分布を生成する生成工程
と、生成された輝度分布から、要素の各々に対応する部
分の最大輝度と要素の各々の間に対応する部分の最小輝
度とを算出する算出工程と、算出された最大輝度と最小
輝度とを用いて、文字の解像度を評価する評価工程とを
備えたものである。
【0011】上記のように構成すると、電子ビームの蛍
光ドット上の照射範囲に応じて、最大輝度と最小輝度と
の比率が変化する。請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明の構成において、生成工程は測定された輝度
を、横断する方向に位置する、単一色に対応する蛍光ド
ット毎にその輝度として投影する投影工程とを含み、投
影された輝度データの各々をスムージング処理して輝度
分布を生成するものである。
【0012】上記のように構成すると、蛍光ドット毎の
輝度に基づいて文字画像の横断方向の輝度分布が得られ
る。請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6記載
の発明の構成において、解像度は、最大輝度から最小輝
度を減算した値を、最大輝度に最小輝度を加えた値で除
した値で評価するものである。
【0013】このように構成すると、文字の解像度が上
がるにつれて除した値も大きくなる。請求項8記載の発
明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の発明の
構成において、文字は「山」又は「E」を含むものであ
る。このように構成すると、文字を構成する隣接する要
素は三つとなる。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項5から請求
項8のいずれかに記載の発明の構成において、測定工程
においてディスプレイ管の複数箇所の文字画像を測定
し、評価工程において各々の箇所に対する文字解像度か
らディスプレイ管全体の解像度を評価するものである。
このように構成すると、ディスプレイ管の複数箇所の文
字解像度を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、フォーカス度に応じて、所定の輝度以上の輝度を
生じる部分のライン画像を横断する方向の幅が変化する
ので、ディスプレイ管のフォーカス度を定量的に評価す
ることができる。請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の効果に加えて、蛍光ドット毎の輝度に基づいて
ライン画像の横断方向の輝度分布を得ることができるの
で、ライン画像を横断する方向の幅を正確に算出するこ
とができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の効果に加えて、ノイズ等の影響による
輝度部分を除外することができるので、精度の高いフォ
ーカス度の評価が可能となる。請求項4記載の発明は、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に
加えて、ディスプレイ管全体のフォーカス度を正確に評
価することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、文字の解像度に影
響する最大輝度と最小輝度とが算出されるので、文字の
解像度を定量的に評価することができる。請求項6記載
の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、蛍光ド
ット毎の輝度に基く文字画像の横断方向の輝度分布が得
られるので、要素を一方向に横断する方向における輝度
分布、すなわち最大輝度と最小輝度とを正確に算出する
ことができる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5又は請求
項6に記載の発明の効果に加えて、解像度が上がるにつ
れて除した値も大きくなるので、解像度の比較が容易と
なる。請求項8記載の発明は、請求項5から請求項7の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、文字画像を構成
する隣接する要素が三つとなるので、文字解像度の評価
の精度がより高まるものである。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項5から請求
項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ディスプ
レイ管全体の文字解像度を正確に評価することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態によるディスプレイ管の評価装置の概略構成を示した
ブロック図である。図を参照して、カラードットによっ
て画像を表示するディスプレイ管21の評価装置は、C
PU11を中心として構成される。すなわち、CPU1
1には、評価されるべき検査ディスプレイ21の管面に
表示されている画像から、吸着パッド等を用いて検査デ
ィスプレイに固定されたCCDカメラ13によって取り
込まれた画像データを処理するための画像処理部12
と、CCDカメラ13に取付けられた取込みスイッチ1
5に接続され、CCDカメラ13の画像データの取り込
みタイミングを制御する信号を発生する信号発生部14
と、画像処理部12において処理された画像データを保
存するためのメモリ17と、CCDカメラ13の画像デ
ータや処理された検査結果を表示するための表示ディス
プレイ16とが接続されている。又、検査結果を出力す
るためのプリンタ等を接続しても良い。なお表示ディス
プレイ16の画面18には、検査データを表示するとと
もに、CCDカメラ13によって撮像されている検査デ
ィスプレイ21の画像を表示するためのスーパーインポ
ーズ画面19が組み込まれて表示されている。
【0021】図2は、図1の検査ディスプレイ21の管
面の状態を示した図である。図を参照して、検査ディス
プレイ21の管面には、検査ディスプレイ21のフォー
カス度を測定するために縦方向13本横方向17本のラ
イン画像からなるクロスハッチ画像22が表示されてい
る。図1に示されたCCDカメラ13は、この表示画面
の状態でフォーカス検査位置P1〜P9の合計9箇所の
画像データを取り込む。尚、左上のフォーカス検査位置
P1と中央部のフォーカス検査位置P5とを結ぶ線上
(約1:2の比率の位置)に近いフォーカス調整位置C
は、検査ディスプレイ21の画面全体のフォーカス度を
代表する位置である。従って、フォーカスの調整の際に
は、このフォーカス調整位置Cにおける画像データを基
準としてフォーカスを調整するのが好ましい。
【0022】尚、この実施の形態においては、CCDカ
メラ13は1個であるため、フォーカス検査位置P1〜
P9の各々に対してCCDカメラ13を順次移動させな
がら、その画像データを取り込む処理をしている。図3
は、図2において、CCDカメラ13から取り込まれた
画像データを示したものである。
【0023】図を参照して、この画像データは、図2に
おいてフォーカス検査位置P5に対応する一例を示すも
のである。このクロスハッチ測定画面25には、垂直ラ
イン28と水平ライン29との交差点を中心に画像表示
されている。後述するフォーカス度の評価は、この交点
の近傍の垂直ライン測定エリア26と、水平ライン測定
エリア27の画像データを基に検査ディスプレイ管21
のフォーカス度を評価する。このようにして、図2に示
されているフォーカス検査位置P1〜P9の各9箇所に
対して、その交点の近傍の2箇所が各々測定されること
になる。尚、図3に示すように、クロスハッチの中心が
クロスハッチ測定画面25の中央となるようにCCDカ
メラ13を位置合わせする必要がある。しかし、CCD
カメラ13を画像に合わせて微調整するのは容易でな
い。そのため、固定したCCDカメラ13の画像に基づ
いてクロスハッチ画像を上下、左右に移動すようにして
検査ディスプレイ21の画像を調整するようにすれば、
より使い勝手が向上する。
【0024】図4は、垂直ライン測定エリア26の図3
の画像データを拡大し、且つこの画像データから得られ
る輝度データを輝度分布として表した図である。図を参
照して、図4の(1)に示されているように、蛍光ドッ
ト31はデルタ配列に配置されており、図3の垂直ライ
ン28に対応する部分の蛍光ドット31が電子ビームの
照射によって明るくなっている。尚、CCDカメラ13
はモノクロ用であるので、フォーカス度の評価において
は、赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色毎に検
査する。そのため、各色毎にCCDカメラ13の感度補
正が行なわれ、取り込む輝度値の調整が行なわれてい
る。各色毎に検査されるため、図4の(1)に示されて
いるように、隣接する蛍光ドット31は所定間隔でもっ
て光ることになる。尚、図4の(1)においては黒く塗
りつぶされている蛍光ドット31は、最大輝度で発光し
ている状態であり、その周辺の縦線が入っている蛍光ド
ット31は、黒く塗りつぶされた蛍光ドット31に対す
る電子ビームの照射によってその影響を受けてある程度
の輝度で発光している状態を示している。
【0025】垂直ライン測定エリア26において取り込
まれた蛍光ドット31毎ごとの輝度データは、図4の
(2)において示されているように、垂直ラインを直角
方向に横断する方向に対応した蛍光ドットの位置毎に輝
度データを投影して積算する。そして各蛍光ドット毎の
積算された輝度値に対してスムージング処理して破線で
示す輝度分布を得るように画像処理する。
【0026】このように得られた輝度分布を図4の
(3)に示されているように表示し、黒(非発光)レベ
ルを0%とし最大輝度値を100%とする。そして、輝
度値が5%と、50%との位置を基準として図に示すよ
うなコア、左ハロー及び右ハロー部分の寸法を算出す
る。尚、この寸法は、寸法表示したテストサンプルをC
CDカメラ13にて前もって撮像しておき、この撮像デ
ータの寸法値に基づいて対応する寸法を得るものとして
いる。
【0027】フォーカス度の評価としては、コアサイ
ズ、左ハローサイズ、右ハローサイズを加えたトータル
サイズを求め、このサイズが小さい程フォーカス度は高
いものと評価する。すなわち、トータルサイズは電子ビ
ームのビーム径に対応するものであり、ジャストフォー
カス時には、電子ビームの照射径はそのディスプレイ管
においては最小になっていると言えるからである。又、
コアサイズ、左ハローサイズ、右ハローサイズ及びトー
タルサイズに含まれる蛍光ドット数の計算も合わせて行
なって、ドット径と電子ビームの照射径との関係も評価
する。
【0028】尚、図4においては図3における垂直ライ
ン測定エリア26に対応したものとして評価している
が、水平ライン測定エリア27についても同様に画像処
理し、その輝度分布に基づくトータルサイズの大小によ
って水平ライン29のフォーカス度を評価することがで
きる。図5は、この発明の第1の実施の形態による評価
装置において、縦方向の文字解像度(垂直解像度)を評
価するための測定画面であり、図6は横方向の文字解像
度(水平解像度)を評価するための測定画面である。
【0029】これらの図を参照して、文字解像度測定画
面36においては「E」文字が表示されており、画像処
理部12はこの「E」文字に対する垂直測定エリア37
の輝度データを処理する。また図6において「山」文字
が表示されており、その水平測定エリア40における輝
度データを画像処理部12は処理することとなってい
る。
【0030】尚、文字解像度の評価時には、これらの
「E」文字や「山」文字を最小の文字サイズで検査ディ
スプレイ21の管面全体に同一文字が多数表示された状
態にする。そして、「E」文字及び「山」文字の各々
は、図2に示されているフォーカス検査位置P1〜P9
に対応する位置における文字が抽出されてその輝度デー
タが処理されることになる。文字解像度の検査において
も、R,G,Bの各色毎に行なう。又、CCDカメラ1
3と文字画像との位置合わせは先のライン画像に対する
フォーカス評価と同様にすれば良い。
【0031】図7は、一例として図6の文字解像度測定
画面39に示されている蛍光ドット毎の輝度分布を示し
た図である。図7の(1)に示されているように、
「山」文字の画像は実際には蛍光ドット31毎の明るさ
及び暗さによって表示されている。すなわち、「山」文
字の一部を構成する位置方向(図では左右方向)に隣接
する3つの要素43a〜43cに対応して黒く塗りつぶ
された蛍光ドット31は電子ビームの照射によって最大
輝度で発光している部分であり、その周辺に存在する蛍
光ドット31は、その電子ビームの照射の影響を受けて
ある程度の輝度を生じている。そこで、測定画面拡大図
41における水平測定エリア40の部分の蛍光ドット3
1毎の輝度データを取り出し、図4に示したものと同様
の処理を行い、図7の(2)に示されているように水平
方向の蛍光ドットに対応する輝度分布図を生成する。そ
して「山」文字の三つの要素43a〜43cに対応する
蛍光ドットによって得られる発光最大輝度値をAとし、
三つの要素43a〜43cの間にある蛍光ドットの輝度
値、すなわち低発光輝度値をBとする。このようにして
得られたA及びBに基づいて文字解像度の評価を行う。
すなわち、 文字解像度=(A−B)/(A+B)×100(%) とすれば、文字解像度を0〜100%の範囲で評価する
ことができ、これによって、文字解像度を定量的に把握
することができ、又、文字解像度の比較も容易となる。
【0032】図8は、この発明の第1の実施の形態によ
る評価装置によって得られたフォーカス度及び文字解像
度の検査データの結果を表した一例である。図を参照し
て、検査項目として各フォーカス検査位置P1〜P9に
おいてR,G,Bの各色毎にフォーカス度に関する検査
データ及び文字解像度に関する検査データを表示する。
これによって検査すべきディスプレイ管の管面全体に対
するフォーカス度及び文字解像度を容易に且つ定量的に
把握することができる。
【0033】図9は,この発明の第2の実施の形態によ
る評価装置の概略構成を示すブロック図である。図を参
照して、この実施の形態においては、CCDカメラ13
は検査ディスプレイ21の管面の検査位置(図2におけ
るP1〜P9、さらにC)の数に合わして複数設置され
ている。そして複数のCCDカメラ13はカメラパネル
51に取付けられ、カメラパネル51は吸着パッド52
を介して検査ディスプレイ21の管面に脱着自在に固定
されている。そのため、複数のフォーカス検査位置の画
像データが連続的に取り込まれて画像処理部12におい
て順次処理される。そして、その結果が表示ディスプレ
イ46に表示されるとともに、また、マルチ画面モニタ
47において分割された画面に各CCDカメラ13の撮
像データが表示される。さらに、CPU11にはフォー
カス制御部48が接続されており、画像処理部12にお
いて処理された輝度データから得られたフォーカス度及
び文字解像度に基づいて、フォーカス制御部48を介し
て検査ディスプレイ21がそのフォーカス度及び文字解
像度を高めるように制御される。また制御された検査デ
ィスプレイ21の画像データはCCDカメラ13からリ
アルタイムで取り込まれ、そのフォーカス度及び文字解
像度が再度評価されるため、検査ディスプレイ21の検
査のみならず、フォーカス度及び文字解像度の調整もよ
り迅速に効率よく処理することが可能となる。
【0034】尚、上記の実施の形態では、検査ディスプ
レイはカラーディスプレイを対象としているが、モノク
ロディスプレイ管に対しても同様に適用できる。又、上
記の実施の形態では、検査ディスプレイは蛍光ドットが
デルタ配列によって構成されているものを対象としてい
るが、蛍光ドットがインライン配列によって構成されて
いるものにも同様に適用できる。
【0035】さらに、上記の実施の形態では、文字解像
度を評価するための文字画像として、「山」、「E」を
用いているが、これに代えて「e」、「m」、「s」等
を用いても良い。さらに、上記の実施の形態では、CC
Dカメラはモノクロ用を用いているが、カラー用のCC
Dカメラを用いて、取り込んだ画像をR,G,B毎に分
解して処理して評価することも可能である。
【0036】さらに、上記の実施の形態では、ライン画
像、文字画像に対して直角方向の輝度分布を取り出して
いるが、必ずしも直角方向でなくてもフォーカス度及び
文字解像度を評価することは可能である。さらに、上記
の実施の形態では、詳述していないが、輝度分布を得る
工程において画像パターンを上下、左右に僅かに動かし
て検査ディスプレイ管のシャドウマスクの開口の位置と
蛍光ドット面の照射位置との関係を変える、いわゆるウ
ォーブリングを行なって評価を行なえば、より精度の高
いフォーカス評価及び解像度評価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるディスプレ
イ管の評価装置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】図1の検査ディスプレイ21に表示されてい
る、フォーカス度の評価のための画像を示した図であ
る。
【図3】図2のフォーカス検査位置P5における、CC
Dカメラ13によって撮像された画面を示した図であ
る。
【図4】図3の垂直ライン測定エリア26における、蛍
光ドット31の輝度分布を示した図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態によるディスプレ
イ管の評価装置における、縦方向の文字解像度(垂直解
像度)を評価するためのCCDカメラ13によって撮像
された画面である。
【図6】この発明の第1の実施の形態によるディスプレ
イ管の評価装置における、横方向の文字解像度(水平解
像度)を評価するためのCCDカメラ13によって撮像
された画面である。
【図7】図6の「山」文字を構成する蛍光ドットの輝度
分布を示した図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態によるディスプレ
イ管の評価装置によって得られらた検査データの一例を
示した図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態によるディスプレ
イ管の評価装置の概略構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 画像処理部 13 CCDカメラ 21 検査ディスプレイ 22 クロスハッチ画像 25 クロスハッチ測定画面 26 垂直ライン測定エリア 27 水平ライン測定エリア 28 垂直ライン 29 水平ライン 31 蛍光ドット 33 輝度投影図 34 輝度分布図 37 垂直測定エリア 39 文字解像度測定画面 40 水平測定エリア 42 輝度分布図 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光ドットの発光によって画像を表示す
    るディスプレイ管の評価方法であって、 単一色によって最も細い幅に表示されたライン画像の輝
    度を測定する測定工程と、 前記測定された輝度から前記ライン画像を横断する方向
    における輝度分布を生成する生成工程と、 前記生成された輝度分布から、所定の輝度以上の輝度を
    生じる部分の、前記横断する方向の幅を算出する算出工
    程と、 前記算出された幅に基づいて、フォーカス度を評価する
    評価工程とを備えた、ディスプレイ管の評価方法。
  2. 【請求項2】 前記生成工程は、 前記測定された輝度を、前記横断する方向に位置する、
    前記単一色に対応する蛍光ドット毎にその輝度として投
    影する投影工程を含み、 前記投影された輝度データの各々をスムージング処理し
    て前記輝度分布を生成する、請求項1記載のディスプレ
    イ管の評価方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の輝度とは、前記生成された輝
    度分布の最大輝度の5%の輝度である、請求項1又は請
    求項2記載のディスプレイ管の評価方法。
  4. 【請求項4】 前記測定工程においてディスプレイ管の
    複数箇所のライン画像を測定し、前記評価工程において
    各々の箇所に対するフォーカス度からディスプレイ管全
    体のフォーカス度を評価する、請求項1から請求項3の
    いずれかに記載のディスプレイ管の評価方法。
  5. 【請求項5】 蛍光ドットの発光によって画像を表示す
    るディスプレイ管の評価方法であって、 単一色によって表示され、且つ一方向に隣接する少なく
    とも二つの要素からなる最小の文字画像の輝度を測定す
    る測定工程と、 前記測定された輝度から、前記要素を前記一方向に横断
    する方向における輝度分布を生成する生成工程と、 前記生成された輝度分布から、前記要素の各々に対応す
    る部分の最大輝度と前記要素の各々の間に対応する部分
    の最小輝度とを算出する算出工程と、 前記算出された最大輝度と最小輝度とを用いて、文字の
    解像度を評価する評価工程とを備えた、ディスプレイ管
    の評価方法。
  6. 【請求項6】 前記生成工程は、 前記測定された輝度を、前記横断する方向に位置する、
    前記単一色に対応する蛍光ドット毎にその輝度として投
    影する投影工程を含み、 前記投影された輝度データの各々をスムージング処理し
    て前記輝度分布を生成する、請求項5記載のディスプレ
    イ管の評価方法。
  7. 【請求項7】 前記解像度は、前記最大輝度から前記最
    小輝度を減算した値を、前記最大輝度に前記最小輝度を
    加えた値で除した値で評価する、請求項5又は請求項6
    記載のディスプレイ管の評価方法。
  8. 【請求項8】 前記文字は、「山」又は「E」を含む、
    請求項5から請求項7のいずれかに記載のディスプレイ
    管の評価方法。
  9. 【請求項9】 前記測定工程においてディスプレイ管の
    複数箇所の文字画像を測定し、前記評価工程において各
    々の箇所に対する文字の解像度からディスプレイ管全体
    の解像度を評価する、請求項5から請求項8のいずれか
    に記載のディスプレイ管の評価方法。
JP11036765A 1999-02-16 1999-02-16 ディスプレイ管の評価方法 Pending JP2000235834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036765A JP2000235834A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ディスプレイ管の評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036765A JP2000235834A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ディスプレイ管の評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000235834A true JP2000235834A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12478862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11036765A Pending JP2000235834A (ja) 1999-02-16 1999-02-16 ディスプレイ管の評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000235834A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416775B1 (ko) * 2001-07-19 2004-01-31 엘지전자 주식회사 디스플레이 장치 휘도 검사방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416775B1 (ko) * 2001-07-19 2004-01-31 엘지전자 주식회사 디스플레이 장치 휘도 검사방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106770361A (zh) 一种全自动屏幕光学检测设备与检测方法
JP2005156396A (ja) 欠陥検査装置
KR100763019B1 (ko) 평판표시장치의 화질 검사 시스템 및 그 방법
JP3618713B2 (ja) ディスプレイ画面検査方法およびディスプレイ画面検査装置
KR20200081541A (ko) 촬상 장치 및 이의 구동 방법
JP2021167814A (ja) ディスプレイ装置分析システムおよびそれの色分析方法{analysis system for display device and color analysis method thereof}
JP2000235834A (ja) ディスプレイ管の評価方法
US6058221A (en) Electron beam profile measurement method and system
JP3570977B2 (ja) カラーccdカメラを用いたカラー陰極線管のコンバージェンス測定装置及びその方法
JPH08105722A (ja) デバイス外観検査用照明器及びこの照明器を用いたデバイス外観自動検査装置
JPS61211935A (ja) カラ−ブラウン管のコンバ−ゼンス量検出方法
JP3719101B2 (ja) 画像評価方法及びそれを用いた画像評価装置
KR100517324B1 (ko) 평판 표시 패널의 화질 검사 방법
KR970012877A (ko) 음극선관 화면 검사 조정 장치 및 방법
JP2811809B2 (ja) コンバーゼンス測定装置
JP2679399B2 (ja) カラーブラウン管のビーム形状測定装置
JP3796318B2 (ja) 灯具の照度に応じた色画像の生成及び表示方法
JP2595104B2 (ja) ブラウン管のフォーカス測定方法
KR20010076041A (ko) 화질검사장치 및 화질검사방법
JPS6220222A (ja) カラ−テレビの調整装置
JP2001015032A (ja) 陰極線管の検査方法
JPH08138556A (ja) コンバーゼンス測定方法および装置
JP2004334056A (ja) プロジェクタのフォーカス調整方法およびフォーカス調整装置
JP2020120206A (ja) 色変換方法
JPS62170132A (ja) カラ−テレビジヨンの調整装置