JP2000235551A - データベース並列検索制御方法および記録媒体 - Google Patents

データベース並列検索制御方法および記録媒体

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JP2000235551A
JP2000235551A JP11038010A JP3801099A JP2000235551A JP 2000235551 A JP2000235551 A JP 2000235551A JP 11038010 A JP11038010 A JP 11038010A JP 3801099 A JP3801099 A JP 3801099A JP 2000235551 A JP2000235551 A JP 2000235551A
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JP
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database
processes
disks
search control
search
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JP11038010A
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Hiroyuki Sawada
浩之 澤田
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのデータベースが複数のディスクにより
構成されているデータベースを複数のプロセスで検索す
るデータベース並列検索制御方法は、複数のプロセスを
同時に並行動作させ、それぞれのプロセスで得られた検
索結果を1つにまとめることにより、検索処理を高速化
している。なお、同時に動作させるプロセス数は利用者
により指定された数が設定されている。このため、シス
テムのCPU個数や検索するデータベースの資源の格納
状態によっては、CPU待ち合わせやディスク入出力待
ち合わせが発生し、データベース検索処理を遅くすると
いう問題点があった。 【解決手段】 複数のプロセスを生成するとき、システ
ムのCPU個数またはデータベースを構成しているディ
スクの数を基にして生成するプロセスの数を設定する。
これにより、CPU待ち合わせやディスク入出力待ち合
わせがない、データベースの検索処理を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つのデータベ
ースが複数のディスクにより構成されているデータベー
スを複数のプロセスで検索するデータベース並列検索制
御方法および記録媒体に関するものであり、特に、複数
のプロセスを生成するとき、システムのCPU個数また
はデータベースを構成しているディスクの数を基にし
て、生成するプロセスの数を設定する。
【0002】
【従来の技術】1つのデータベースが複数のディスクに
より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
索するデータベース並列検索制御方法では、複数のプロ
セスを同時に並行動作させ、それぞれのプロセスで得ら
れた検索結果を1つにまとめることで、高速に検索結果
を獲得するようにしている。そして、同時に並行動作さ
せるプロセス数は、プログラムにより設定された定数や
利用者により指定された数が設定されている。
【0003】図5に、従来のデータベース並列検索制御
部の構成ブロック例図を示す。図中、51はデータベー
ス並列検索制御部、52は1つのデータベースをいくつ
かのレコード単位に分割し、複数のディスクに格納して
構成されるデータベースである。
【0004】また、データベース並列検索制御部51
は、同時に並行動作させるための複数のプロセスを生成
するプロセス生成部5101と、データベースの構成情
報を獲得する構成情報獲得部5102と、分割されたデ
ータベースの各部(以下、資源と記す)を並行動作また
は順番に検索するための処理を制御するデータベース検
索実行部5104とで構成されている。
【0005】また、この例ではデータベース52は、資
源A〜資源Eの5つに分割され、またそれぞれの資源は
4つのディスクa5201、ディスクb5202、ディ
スクc5203、ディスクd5204に格納されてい
る。
【0006】図6に、従来のデータベース並列検索制御
部の処理フローチャートを示す。以下、このフローにし
たがって動作を説明する。
【0007】ステップS601:利用者が設定したプロ
セス生成数を求め、それをプロセス生成数として設定す
る。
【0008】ステップS602:プロセス生成数分のプ
ロセスを生成する。
【0009】ステップS603:データベースを構成す
る資源名、それが格納されているディスク番号およびそ
の資源のサイズなどのデータベースの構成情報を読み出
し、資源単位に検索するための処理順序テーブルを作成
する。
【0010】ステップS604:処理順序テーブルに従
い、生成したプロセスに資源単位に検索する処理を順番
に割り当て、プロセスを実行する。
【0011】ステップS605:実行したプロセスの内
で終了したプロセスがあるかを判定する。終了したプロ
セスがあるならばステップS606に進み、終了したプ
ロセスがないならばステップS605に戻る。
【0012】ステップS606:全ての資源で検索が完
了したかを判定する。完了したならばステップS608
に進み、完了していないならばステップS607に進
む。
【0013】ステップS607:空きプロセスに次の資
源の検索処理を割り当て、プロセスを実行する。そし
て、ステップS605に戻る。
【0014】ステップS608:各プロセスの検索結果
を1つにまとめる。そして、処理を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来技術では、システムのCPU個数や検索するデ
ータベースの資源の格納状態によっては、CPU待ち合
わせやディスク入出力待ち合わせが発生し、最適なデー
タベース検索処理を行うことができないという問題点が
ある。
【0016】なお、この明細書において、「CPU負荷
係数」という用語は複数のプロセスを同時に並行動作さ
せるとき,プロセス処理時間に占めるCPU時間の割合
が100%になると想定されるプロセスの数を指す。
【0017】図7と図8を参照して、その詳細を説明す
る。
【0018】図7はデータベース並列検索制御処理の一
実施例(1)である。データベース76が資源A、資源
B、資源Cの3つに分割され、それぞれディスクa7
7、ディスクb78、ディスクc79に格納されている
場合で、かつCPU72の実行可能なプロセス数が2
で、利用者指定のプロセス生成数が3の場合の検索処理
は、プロセス生成部5101がプロセスを3つ生成後、
構成情報獲得部5102が処理順序テーブル71を作成
し、データベース検索実行部5104が処理順序テーブ
ル71に従ってプロセスAに資源Aの検索処理を、プロ
セスBに資源Bの検索処理を、プロセスCに資源Cの検
索処理を割り当て、そして、プロセスを実行することで
行われる。
【0019】しかし、CPU72は実行可能なプロセス
数が2であるため、3つのプロセスを実行しようとする
と、必ずプロセスの実行権の切換え処理、つまりCPU
待ち合わせが行われる。この場合、2つのプロセスA、
Bを生成し、プロセスAに資源Aの検索処理を、プロセ
スBに資源Bの検索処理を割り当て、プロセスを実行し
た後、例えばプロセスAが終了した後、残った資源Cの
検索処理をプロセスAに割り当て、実行するようにする
と、プロセスの実行権の切換え処理が起こらず検索処理
が速く終わることになる。
【0020】したがって、CPUの実行可能なプロセス
数に比較して、生成するプロセス数が大幅に大きく設定
されていると、データベースの検索処理が遅くなるとい
う問題点があった。
【0021】また、図8はデータベース並列検索制御処
理の一実施例(2)である。データベース86が資源
A、資源B、資源Cの3つに分割され、資源Aがディス
クa87に、資源B、資源Cがディスクb88に格納さ
れている場合で、かつCPU82の実行可能なプロセス
数が3で、利用者指定のプロセス生成数が3の場合の検
索処理は、プロセス生成部5101がプロセスを3つ生
成後、構成情報獲得部5102が処理順序テーブル81
を作成し、データベース検索実行部5104が処理順序
テーブル81に従ってプロセスAに資源Aの検索処理
を、プロセスBに資源Bの検索処理を、プロセスCに資
源Cの検索処理を割り当て、そして、プロセスを実行す
ることで行われる。
【0022】しかし、CPU82により3つのプロセス
A、B、Cが並行動作するため、プロセスBとプロセス
Cは同じディスクb88に格納された資源Bと資源Cを
同時にアクセスするようになる。このため、必ずプロセ
スBまたはプロセスCのどちらかがディスク入出力待ち
合わせを行うことになる。この場合、2つのプロセス
A、Bを生成し、プロセスAに資源Aの検索処理を、プ
ロセスBに資源Bの検索処理を割り当て、プロセスを実
行した後、例えばプロセスAが終了した後、残った資源
Cの検索処理をプロセスAに割り当て、実行するように
すると、ディスク入出力待ち合わせが起こらず検索処理
が速く終わることになる。
【0023】したがって、データベースを構成する同時
にアクセス可能なディスク数に比較して、生成するプロ
セス数が大幅に大きく設定されていると、データベース
の検索処理が遅くなるという問題点があった。
【0024】また、無作為にデータベースの資源をアク
セスした場合、一つのディスク内にある異なった資源を
同時にアクセスすることによるディスク入出力待ち合わ
せの発生や、資源のデータサイズの大小関係により、任
意のプロセスの処理だけが残り、全体の検索時間が長く
なるという問題点がある。
【0025】図9〜図11を参照して、その詳細を説明
する。
【0026】図9はデータベース並列検索制御処理の一
実施例(3)である。データベース96が資源A、資源
B、資源C、資源Dの4つに分割され、ディスクa97
に資源A、資源Bが格納され、ディスクb98に資源
C、資源Dが格納されている場合で、かつCPU92の
実行可能なプロセス数が2で、利用者指定のプロセス生
成数が2の場合の検索処理は、プロセス生成部5101
がプロセスを2つ生成後、構成情報獲得部5102が処
理順序テーブル91を作成し、データベース検索実行部
5104が処理順序テーブル91に従ってプロセスAに
資源Aの検索処理を、プロセスBに資源Bの検索処理を
割り当て、そして、プロセスを実行することで行われ
る。なお、プロセスA、プロセスBの実行が終了する
と、データベース検索実行部5104が処理順序テーブ
ル91に残っている検索処理、プロセスAに資源Cの検
索処理を、プロセスBに資源Dの検索処理を割り当て、
そして、プロセスを実行することになる。
【0027】しかし、この処理では、プロセスAとプロ
セスBの1回目の検索処理はディスクa97を同時にア
クセスすることになり、またプロセスAとプロセスBの
2回目の検索処理もディスクb98を同時にアクセスす
ることになるため、多くのディスク入出力待ち合わせが
発生し、検索処理が遅くなる。この場合、2つのプロセ
スA、Bを生成し、1回目の検索処理はプロセスAに資
源Aの検索処理を、プロセスBに資源Cの検索処理を割
り当て、2回目はプロセスAに資源Dの検索処理を、プ
ロセスBに資源Bの検索処理を割り当てるようにする
と、ディスク入出力待ち合わせが起こらず、検索処理が
速く終わることになる。
【0028】したがって、データアベースを構成してい
る資源の格納状態を考慮しないで、無作為に資源をアク
セスすると、一つのディスク内にある異なった資源を同
時にアクセスすることが起こり、ディスク入出力待ち合
わせが発生し、データベースの検索処理が遅くなるとい
う問題点があった。
【0029】図10はデータベース並列検索制御処理の
一実施例(4)、図11は処理順序テーブルとプロセス
毎の検索処理時間チャート例である。データベース10
06が資源A、資源B、資源C、資源Dの4つに分割さ
れ、ディスクa1007に資源A、資源Dが格納され、
ディスクb1008に資源B、ディスクc1009に資
源Cが格納されている場合で、かつCPU1002の実
行可能なプロセス数が3で、利用者指定のプロセス生成
数が3の場合の検索処理は、プロセス生成部5101が
プロセスを3つ生成後、構成情報獲得部5102が処理
順序テーブル1001を作成し、データベース検索実行
部5104が処理順序テーブル1001に従ってプロセ
スAに資源Aの検索処理を、プロセスBに資源Dの検索
処理を、プロセスCに資源Bの検索処理を割り当て、そ
して、プロセスを実行することで行われる。なお、最初
にプロセスCの実行が終了すると、データベース検索実
行部5104が処理順序テーブル1001に残っている
検索処理、プロセスCに資源Cの検索処理を割り当て、
そして、プロセスを実行することになる。
【0030】このデータベースの検索処理時間は、プロ
セスCが完了するまでの時間となり、資源Bの検索処理
時間t1と資源Cの検索処理時間t2との合計時間、つ
まり(t1+t2)時間を要することになる。この場
合、処理順序テーブルが処理順序テーブル1011のよ
うに設定されたとすると、3つのプロセスA、B、Cを
生成し、1回目の検索処理はプロセスAに資源Cの検索
処理を、プロセスBに資源Aの検索処理を、プロセスC
に資源Bの検索処理を割り当て、最初に終了するプロセ
スBに資源Dの検索処理を割り当てるようにすると、検
索処理時間は資源Cの検索処理時間t2となり、検索処
理を速くすることができる。
【0031】したがって、データアベースを構成してい
る資源のサイズを考慮しないで、無作為に資源をアクセ
スすると、効率の悪い検索処理を行うことになり、デー
タベースの検索処理が遅くなるという問題点があった。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、1つのデータベース
が複数のディスクにより構成されているデータベースを
複数のプロセスで検索するデータベース並列検索制御方
法において、複数のプロセスを生成するとき、システム
のCPU個数またはデータベースを構成しているディス
クの数を基にして生成するプロセスの数を設定すること
により、プロセスによるCPU待ち合わせやディスク入
出力待ち合わせがない最適なデータベースの検索処理を
行うことが可能となる。
【0033】また、1つのデータベースが複数のディス
クにより構成されているデータベースを複数のプロセス
で検索するデータベース並列検索制御方法を実行するプ
ログラムを記録した記録媒体において、複数のプロセス
を生成するとき、システムのCPU個数またはデータベ
ースを構成しているディスクの数を基にして生成するプ
ロセスの数を設定するプログラムをコンピュータで実行
することにより、プロセスによるCPU待ち合わせやデ
ィスク入出力待ち合わせがない最適なデータベースの検
索処理を行うことが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】1つのデータベースが複数のディ
スクにより構成されているデータベースを複数のプロセ
スで検索するデータベース並列検索制御方法において、
システムのCPU個数に所定のCPU負荷係数を掛けた
数を、生成するプロセスの数に設定することにより、プ
ロセスによるCPU待ち合わせがない最適なデータベー
スの検索処理を行うことが可能となる。
【0035】また、検索対象とするデータベースを構成
しているディスクの数を、生成するプロセスの数に設定
することにより、プロセスによるディスク入出力待ち合
わせがない最適なデータベースの検索処理を行うことが
可能となる。
【0036】また、システムのCPU個数に所定のCP
U負荷係数を掛けた数と、検索対象とするデータベース
を構成しているディスクの数と、利用者により設定され
ているプロセスの数とを比較し、最小の数を生成するプ
ロセスの数に設定することにより、システムのハードウ
ェア構成および検索対象とするデータベースのハードウ
ェア構成を考慮した最適なデータベースの検索処理を行
うことが可能となる。
【0037】また、検索対象のデータベースを構成して
いるディスクに対して、複数のプロセスから同時にアク
セスが発生しないように、データベースのアクセス処理
順序を設定することにより、プロセスによるディスク入
出力待ち合わせがないデータベースの検索処理を行うこ
とが可能となる。
【0038】また、検索対象のデータベースを構成して
いるディスクに対して、複数のプロセスから同時にアク
セスが発生しない、かつ各ディスク内におけるデータベ
ースのデータサイズの大きい順にデータベースのアクセ
ス処理順序を設定することにより、プロセスによるディ
スク入出力待ち合わせがなく、かつデータベースの検索
処理時間を最短にすることが可能となる。
【0039】
【実施例】図1に、本発明の一実施例のデータベース並
列検索制御部の構成ブロック図を示す。図中、1はデー
タベース並列検索制御部、2は1つのデータベースをい
くつかのレコード単位に分割し、複数のディスクに格納
して構成されるデータベースである。
【0040】また、データベース並列検索制御部1は、
同時に並行動作させるための複数のプロセスを生成する
プロセス生成部101と、データベースの構成情報を獲
得する構成情報獲得部102と、検索処理を実行するプ
ロセスがCPU待ち合わせやディスク入出力待ち合わせ
が起こらないように検索処理順序を処理順序テーブルに
設定する資源入出力順序制御部103と、分割されたデ
ータベースの各部を並行動作または順番に検索するため
の処理を制御するデータベース検索実行部104とで構
成されている。
【0041】また、この例ではデータベース2は、資源
A〜資源Hの8つに分割され、またそれぞれの資源は4
つのディスクa201、ディスクb202、ディスクc
203、ディスクd204に格納されている。
【0042】次に、データベース並列検索制御部1の処
理の詳細を説明する。なお、構成情報獲得部102とデ
ータベース検索実行部104は、図5の構成情報獲得部
5102とデータベース検索実行部5104と同じであ
るため、ここではプロセス生成部101と資源入出力順
序制御部103との処理を説明する。
【0043】図2にプロセス生成部の一実施例の処理フ
ローチャートを示す。以下、このフローにしたがって動
作を説明する。
【0044】ステップS201:システム構成のCPU
数を求め、それにCPU負荷係数を乗算した値を、CP
U数を基にしたプロセス生成数Aとする。
【0045】ステップS202:データベースを構成し
ているディスクの数を求め、それをディスク数を基にし
たプロセス生成数Bとする。
【0046】ステップS203:利用者が設定したプロ
セス生成数を求め、それを利用者指定のプロセス生成数
Cとする。
【0047】ステップS204:CPU数を基にしたプ
ロセス生成数Aと、ディスク数を基にしたプロセス生成
数Bと、利用者指定のプロセス生成数Cとを比較し、最
小の値をプロセス生成数として決定する。
【0048】この処理により、プロセスによるCPU待
ち合わせやプロセスによるディスク入出力待ち合わせが
ない最適なデータベースの検索処理を行うためのプロセ
ス生成数を設定することが可能となる。
【0049】図3と図4とを参照して、資源入出力順序
制御部の動作を説明する。図3は資源入出力順序制御部
の一実施例の処理フローチャート、図4は処理順序テー
ブルの一実施例図である。以下、図4のフローにしたが
って動作を説明する。
【0050】ステップS301:構成情報獲得部102
で読み出したデータベースの構成情報を基にして、資源
が同じディスクグループ毎に並ぶようにした処理順序テ
ーブルを作成する。この例で作成した処理順序テーブル
を図4(a)とする。
【0051】ステップS302:ステップS301で作
成した処理順序テーブルにおいて、同じディスクグルー
プ内の資源をサイズの大きい順に並び替える。並び替え
た処理順序テーブルを図4(b)に示す。
【0052】ステップS303:ステップS302で作
成した処理順序テーブルにおいて、それぞれのディスク
グループ内の一番大きなサイズの資源を取り出し、さら
に大きい順に並び替える。これを全ての資源について行
う。並び替えた処理順序テーブルを図4(c)に示す。
【0053】この処理により、複数のプロセスから同時
に同じ資源のアクセスが発生しない、かつ資源のアクセ
ス順序を最適化することができ、データベースの検索処
理時間を最短にすることが可能となる。
【0054】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0055】システムのCPU個数に所定のCPU負荷
係数を掛けた数を生成するプロセスの数とすることによ
り、プロセスによるCPU待ち合わせがない最適なデー
タベースの検索処理を行うことが可能となる。
【0056】また、検索対象とするデータベースを構成
しているディスクの数を、生成するプロセス数とするこ
とにより、プロセスによるディスク入出力待ち合わせが
ない最適なデータベースの検索処理を行うことが可能と
なる。
【0057】また、システムのCPU個数に所定のCP
U負荷係数を掛けた数と、検索対象とするデータベース
を構成しているディスクの数と、利用者により設定され
ているプロセスの数とを比較し、最小の数を生成するプ
ロセスの数とすることにより、システムのハードウェア
構成および検索対象とするデータベースのハードウェア
構成を考慮した最適なデータベースの検索処理を行うこ
とが可能となる。
【0058】また、検索対象のデータベースを構成して
いるディスクに対して、複数のプロセスから同時にアク
セスが発生しないように、データベースのアクセス処理
順序を設定することにより、プロセスによるディスク入
出力待ち合わせがないデータベースの検索処理を行うこ
とが可能となる。
【0059】また、検索対象のデータベースを構成して
いるディスクに対して、複数のプロセスから同時にアク
セスが発生しない、かつ各ディスク内におけるデータベ
ースのデータサイズの大きい順にデータベースのアクセ
ス処理順序を設定することにより、プロセスによるディ
スク入出力待ち合わせがなく、かつデータベースの検索
処理時間を最短にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のデータベース並列検索制
御部の構成ブロック図である。
【図2】 プロセス生成部の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図3】 資源入出力順序制御部の一実施例の処理フロ
ーチャートである。
【図4】 処理順序テーブルの一実施例図である。
【図5】 従来のデータベース並列検索制御部の構成ブ
ロック例図である。
【図6】 従来のデータベース並列検索制御部の処理フ
ローチャートである。
【図7】 データベース並列検索制御処理の一実施例
(1)である。
【図8】 データベース並列検索制御処理の一実施例
(2)である。
【図9】 データベース並列検索制御処理の一実施例
(3)である。
【図10】 データベース並列検索制御処理の一実施例
(4)である。
【図11】 処理順序テーブルとプロセス毎の検索処理
時間チャート例である。
【符号の説明】
1 データベース並列検索制御部 101 プロセス生成部 102 構成情報獲得部 103 資源入出力順序制御部 104 データベース検索実行部 2 データベース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御方法において、 システムのCPU個数に所定のCPU負荷係数を掛けた
    数を、生成するプロセスの数に設定することを特徴とす
    るデータベース並列検索制御方法。
  2. 【請求項2】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御方法において、 検索対象とするデータベースを構成しているディスクの
    数を、生成するプロセスの数に設定することを特徴とす
    るデータベース並列検索制御方法。
  3. 【請求項3】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御方法において、 システムのCPU個数に所定のCPU負荷係数を掛けた
    数と、検索対象とするデータベースを構成しているディ
    スクの数と、利用者により設定されているプロセスの数
    とを比較し、最小の数を生成するプロセスの数に設定す
    ることを特徴とするデータベース並列検索制御方法。
  4. 【請求項4】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御方法において、 検索対象のデータベースを構成しているディスクに対し
    て、複数のプロセスから同時にアクセスが発生しないよ
    うに、データベースのアクセス処理順序を設定すること
    を特徴とするデータベース並列検索制御方法。
  5. 【請求項5】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御方法において、 検索対象のデータベースを構成しているディスクに対し
    て、複数のプロセスから同時にアクセスが発生しない、
    かつ各ディスク内におけるデータベースのデータサイズ
    の大きい順にデータベースのアクセス処理順序を設定す
    ることを特徴とするデータベース並列検索制御方法。
  6. 【請求項6】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御を行うプログラムを記
    録する記録媒体において、 システムのCPU個数に所定のCPU負荷係数を掛けた
    数を、生成するプロセスの数に設定するためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御を行うプログラムを記
    録する記録媒体において、 検索対象とするデータベースを構成しているディスクの
    数を、生成するプロセスの数に設定するためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御を行うプログラムを記
    録する記録媒体において、 システムのCPU個数に所定のCPU負荷係数を掛けた
    数と、検索対象とするデータベースを構成しているディ
    スクの数と、利用者により設定されているプロセスの数
    とを比較し、最小の数を生成するプロセスの数に設定す
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 1つのデータベースが複数のディスクに
    より構成されているデータベースを複数のプロセスで検
    索するデータベース並列検索制御を行うプログラムを記
    録する記録媒体において、 検索対象のデータベースを構成しているディスクに対し
    て、複数のプロセスから同時にアクセスが発生しないよ
    うに、データベースのアクセス処理順序を設定するため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 1つのデータベースが複数のディスク
    により構成されているデータベースを複数のプロセスで
    検索するデータベース並列検索制御を行うプログラムを
    記録する記録媒体において、 検索対象のデータベースを構成しているディスクに対し
    て、複数のプロセスから同時にアクセスが発生しない、
    かつ各ディスク内におけるデータベースのデータサイズ
    の大きい順にデータベースのアクセス処理順序を設定す
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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