JP2000235405A - プログラマブルコントローラのラッチアップ自動解除装置 - Google Patents

プログラマブルコントローラのラッチアップ自動解除装置

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JP2000235405A
JP2000235405A JP11035697A JP3569799A JP2000235405A JP 2000235405 A JP2000235405 A JP 2000235405A JP 11035697 A JP11035697 A JP 11035697A JP 3569799 A JP3569799 A JP 3569799A JP 2000235405 A JP2000235405 A JP 2000235405A
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power supply
programmable controller
timer
timer signal
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Masataka Shinozaki
正孝 篠崎
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Nissin High Voltage Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プログラマブルコントローラ(PC)のラッチ
アップを自動的に解除するラッチアップ自動解除装置を
提供する。 【解決手段】PC1が正常に動作していてチェック用信
号Vo がパルス波形を呈している間第1のタイマ信号V
1 を出力するリトリガブルワンショットオンオフディレ
イタイマ6と、第1のタイマ信号V1 が消滅した後所定
の遅れ時間が経過した時に所定の信号幅の第2のタイマ
信号V2 を出力するワンショットオンディレイタイマ8
と、第1のタイマ信号及び第2のタイマ信号の一方が発
生しているときにPC1の電源端子に電源4の出力電圧
を供給する電源供給制御回路5とを設けて、PC1がラ
ッチアップした時に一旦PCの電源を遮断し、第2のタ
イマ信号が発生したときにPCへの電源の供給を再開し
てPCを再起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラがラッチアップしたときに、該コントローラ
のラッチアップを自動的に解除することができるように
したプログラマブルコントローラのラッチアップ自動解
除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イオン加速装置などの、高電圧が印加さ
れる装置に用いられるプログラマブルコントローラ(P
C)は、高電位部から侵入するノイズ信号により、その
内部のコンピュータがラッチアップ(ロック)して動作
不能になることがある。この場合、プログラマブルコン
トローラを回復させるためには、先ず高電位部の高圧電
源を切り、次いで手動操作によりコンピュータのリセッ
ト操作を行うか、または該コントローラの電源を入れ直
して、コンピュータを再起動させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
プログラマブルコントローラでは、ラッチアップしたと
きに、手動により再起動操作を行っていたため、プログ
ラマブルコントローラの動作を回復させるために人手を
必要とし、面倒であった。
【0004】特に高電圧が印加される装置のように、近
付くと人員に危険が及ぶおそれがある装置にプログラマ
ブルコントローラが用いられている場合には、電源を切
るなどの危険を回避するための操作を行ってからプログ
ラマブルコントローラの再起動のための操作を行う必要
があるため、プログラマブルコントローラを再起動させ
る作業がはなはだ面倒になるという問題があった。
【0005】またプログラマブルコントローラを遠隔操
作によりリセットすることができるようにしておくこと
も考えられるが、遠隔操作によりリセットを行うように
した場合には、リセット指令を与える信号をプログラマ
ブルコントローラに向けて送信するための信号の伝送ラ
インを設ける必要があるため、設備のコストが大幅に高
くなり、好ましくない。
【0006】本発明の目的は、プログラマブルコントロ
ーラがラッチアップした時に、遠隔操作によることな
く、該ラッチアップを自動的に解除することができるよ
うにしたプログラマブルコントローラのラッチアップ自
動解除装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プログラマブ
ルコントローラのラッチアップを自動的に解除する装置
に係るものであって、本発明が対象とするプログラマブ
ルコントローラは、正常動作時にパルス波形のチェック
用信号を連続的に発生し、ラッチアップしたときにチェ
ック用信号のレベルが零レベルまたは高レベルの状態に
固定されるようにプログラムされているものとする。
【0008】本発明に係わるラッチアップ自動解除装置
は、プログラマブルコントローラと電源を共通にし、プ
ログラマブルコントローラのチェック用信号をトリガ入
力とするように設けられて、該チェック用信号がパルス
波形を呈している間一定のレベルを保持する第1のタイ
マ信号を出力する第1のタイマ信号発生回路と、プログ
ラマブルコントローラの電源が出力電圧を発生すると同
時に動作を開始するように設けられて、電源が出力電圧
を発生した時刻から所定の遅れ時間が経過した時及び第
1のタイマ信号が消滅した時刻から所定の遅れ時間が経
過した時に設定された信号幅を有する第2のタイマ信号
を出力する第2のタイマ信号発生回路と、プログラマブ
ルコントローラの電源端子と電源との間に設けられて第
1のタイマ信号及び第2のタイマ信号の一方が発生して
いるときにプログラマブルコントローラの電源端子に電
源の出力電圧を供給し、第1のタイマ信号及び第2のタ
イマ信号のいずれもが発生していないときにプログラマ
ブルコントローラの電源端子に電源の出力電圧が供給さ
れるのを阻止する電源供給制御回路とを備えることによ
り構成される。
【0009】第2のタイマ信号の信号幅は、プログラマ
ブルコントローラに電源の出力電圧が与えられてから該
プログラマブルコントローラが起動するのに要する時間
よりも長くなるように設定しておく。
【0010】上記第1のタイマ信号発生回路は、例えば
プログラマブルコントローラと電源を共通にし、プログ
ラマブルコントローラのチェック用信号をトリガ入力と
するように設けられて、該チェック用信号がパルス波形
を呈している間該パルス波形の立上り及び立下りでリト
リガされるリトリガブルワンショットオンオフディレイ
タイマにより構成することができる。
【0011】リトリガブルワンショットオンオフディレ
イタイマは、そのトリガ端子にパルス信号が与えられた
ときに、該パルス信号の立上がり及び立下でそれぞれリ
トリガされるタイマで、リトリガされる毎に一定の信号
幅(時間幅)を有する矩形波信号を発生する。このリト
リガブルワンショットオンオフディレイタイマが出力す
る矩形波信号の信号幅をパルス波形のチェック用信号の
発生周期よりも長く設定しておくことにより、チェック
用信号がパルス波形を呈している間、該リトリガブルワ
ンショットオンオフディレイタイマから一定のレベルを
保持するタイマ信号を発生させることができる。プログ
ラマブルコントローラがラッチアップしてチェック用信
号のレベルが固定されると、リトリガブルワンショット
オンオフディレイタイマはリトリガされなくなるため第
1のタイマ信号は消滅する。
【0012】第2のタイマ信号発生回路は例えば、プロ
グラマブルコントローラの電源が出力電圧を発生すると
同時に動作を開始するように設けられて、第1のタイマ
信号発生回路の出力を反転して、第1のタイマ信号が消
滅している間高レベルになる反転タイマ信号を出力する
反転回路と、プログラマブルコントローラの電源が出力
電圧を発生した際、及び第1のタイマ信号が消滅する際
にそれぞれ生じる反転タイマ信号のレベル変化を検出し
て該反転タイマ信号のレベル変化を検出した時刻から所
定の遅れ時間が経過した時に設定された信号幅を有する
信号を第2のタイマ信号として出力するワンショットオ
ンディレイタイマにより構成することができる。
【0013】上記電源供給制御回路は、例えば、上記電
源とプログラマブルコントローラの電源端子との間に接
続されて第1のタイマ信号が発生しているときにオン状
態になる第1のスイッチと、該第1のスイッチに対して
並列に接続されて、第2のタイマ信号が発生していると
きにオン状態になる第2のスイッチとにより構成するこ
とができる。
【0014】上記のように、プログラマブルコントロー
ラが正常に動作していて、チェック用信号がパルス波形
を呈している間第1のタイマ信号発生回路から第1のタ
イマ信号を発生させるとともに、電源の投入時刻から所
定の遅れ時間が経過した時及び第1のタイマ信号が消滅
した時刻から所定の遅れ時間が経過した時に第2のタイ
マ信号を発生させ、該第1のタイマ信号及び第2のタイ
マ信号の少なくとも一方が発生しているときに電源から
プログラマブルコントローラの電源端子に電源電圧を与
えるようにすると、プログラマブルコントローラがラッ
チアップして、第1のタイマ信号が消滅した時刻から第
2のタイマ信号が発生する時刻までの間、コントローラ
への電源電圧の供給が停止され、その後該コントローラ
に再度電源電圧が供給される。
【0015】プログラマブルコントローラの電源が一度
切断された後再投入されると該コントローラ内のコンピ
ュータがリセットされる。従って上記のように構成する
と、プログラマブルコントローラがラッチアップした時
に、該ラッチアップを自動的に解除して該コントローラ
を再起動することができ、コントローラを復帰させるた
めの面倒な手続を省略することができる。
【0016】上記のように構成すると、プログラマブル
コントローラのラッチアップが生じたときに、その設置
場所で自動的に再起動を行わせることができるため、遠
隔操作によりコントローラのリセットを行う場合のよう
に、リセット指令を与えるための信号の伝送ラインを設
ける必要がなく、プログラマブルコントローラの設置場
所には簡単なタイマ回路とタイマ信号によりオンオフ制
御されるスイッチ回路とを設ければよいため、設備のコ
ストを大幅に上昇させることなく、プログラマブルコン
トローラのラッチアップの自動解除を行わせることがで
きる。
【0017】なおラッチアップがノイズ信号に起因する
ものではなく、装置の異常に基づくもので、プログラマ
ブルコントローラがむやみにリセットされるとかえって
好ましくない状況が生じた場合に対処するために、ラッ
チアップの自動解除が設定時間内に繰り返し行われた場
合に、装置の異常が生じたと判別して第1のタイマ信号
及び第2のタイマ信号によるラッチアップの自動解除動
作を禁止する自動解除禁止回路を更に設けるようにして
もよい。
【0018】上記自動解除禁止回路は、例えば、第2の
タイマ信号の立上りが検出された時刻から所定の遅れ時
間が経過した時に一定の時間幅の第3のタイマ信号を発
生する第3のタイマ信号発生回路と、第3のタイマ信号
が発生している間に第2の信号の立上りが再度検出され
たときに高レベルの禁止指令信号を出力したままの状態
に保持される禁止指令信号発生回路と、禁止指令信号が
発生していないときに第2のタイマ信号により第2のス
イッチがオン状態になるのを許容し、禁止指令信号が発
生したときに第2のタイマ信号により第2のスイッチが
オン状態になるのを禁止するスイッチ制御回路とにより
構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わるプログラ
マブルコントローラのラッチアップ自動解除装置の構成
例を示したもので、同図において1は高電圧電源2の出
力電圧が印加された装置(例えばイオンビーム加速装
置)3内に設けられたプログラマブルコントローラ、4
はプログラマブルコントローラ1に電源電圧を与える電
源、5は電源4とプログラマブルコントローラ1の電源
端子との間に設けられた電源供給制御回路である。電源
4には図示しないスイッチが設けられていて、該スイッ
チがオン状態にされたときに電源4が投入される(出力
電圧を発生する)ようになっている。
【0020】プログラマブルコントローラ1は、正常動
作時にはパルス波形のチェック用信号Vo を連続的に発
生し、ラッチアップしたときにチェック用信号Vo のレ
ベルが零レベルまたは高レベルの状態に固定されるよう
にプログラムされている。
【0021】6はプログラマブルコントローラ1と電源
を共通し、プログラマブルコントローラ1のチェック用
信号Vo をトリガ入力とするように設けられたリトリガ
ブルワンショットオンオフディレイタイマで、このディ
レイタイマ6により第1のタイマ信号発生回路が構成さ
れている。
【0022】リトリガブルワンショットオンオフディレ
イタイマ6は、トリガ信号が供給される(オン状態にな
る)際及びトリガ信号が消滅する(オフ状態になる)際
にそれぞれトリガされて、トリガされるごとに一定の信
号幅の矩形波信号をタイマ信号として発生する回路であ
る。この例では、リトリガブルワンショットオンオフデ
ィレイタイマがトリガされる毎に発生する矩形波信号の
信号幅が、プログラマブルコントローラ1が出力するチ
ェック用信号Vo のパルス幅よりも僅かに長く設定され
ているため、第1のタイマ信号発生回路4は、チェック
用信号Vo がパルス波形を呈している間一定のレベルを
保持する第1のタイマ信号V1 を出力する。
【0023】7はプログラマブルコントローラ1の電源
4が出力電圧を発生すると同時に動作を開始するように
設けられて、第1のタイマ信号V1 を反転させて、第1
のタイマ信号が消滅している期間高レベルを保持する反
転タイマ信号Vinv を出力する反転回路、8は反転信号
Vinv の立上りでトリガされて、トリガされた時刻から
所定の遅れ時間が経過した時に設定された信号幅を有す
る第2のタイマ信号V2 を出力するワンショットオンデ
ィレイタイマである。
【0024】図示の例では、反転回路7とワンショット
オンディレイタイマ8とにより、プログラマブルコント
ローラの電源4が出力電圧を発生すると同時に動作を開
始するように設けられて、電源4が出力電圧を発生した
時刻から所定の遅れ時間が経過した時及び第1のタイマ
信号が消滅した時刻から所定の遅れ時間が経過した時に
設定された信号幅を有する第2のタイマ信号を出力する
第2のタイマ信号発生回路が構成されている。
【0025】電源供給制御回路5は、プログラマブルコ
ントローラ1の電源端子と電源4との間に設けられて第
1のタイマ信号V1 及び第2のタイマ信号V2 の一方が
発生しているときにプログラマブルコントローラ1の電
源端子に電源4の出力電圧を与え、第1のタイマ信号V
1 及び第2のタイマ信号V2 のいずれもが発生していな
いときにプログラマブルコントローラ1の電源端子への
電源4の出力電圧が供給されるのを阻止する回路であ
る。このような回路は、第1のタイマ信号及び第2のタ
イマ信号によりそれぞれオンオフ制御される第1及び第
2のスイッチを、オア回路を構成するように接続するこ
とにより構成することができる。
【0026】図示の例では、電源4とプログラマブルコ
ントローラ1の電源端子との間に接続されて第1のタイ
マ信号V1 が発生しているときにオン状態になり、該第
1のタイマ信号V1 が消滅したときにオフ状態になる第
1のスイッチ5aと、該第1のスイッチ5aに対して並
列に接続されて、第2のタイマ信号V2 が発生している
ときにオン状態になり、第2のタイマ信号V2 が消滅し
たときにオフ状態になる第2のスイッチ5bとにより電
源供給制御回路5が構成されている。
【0027】第1のスイッチ5a及び第2のスイッチ5
bとしては、無接点スイッチ及び有接点スイッチのいず
れを用いてもよいが、図示の例ではこれらのスイッチと
してリレーの常開接点が用いられている。
【0028】図1に示した装置において、電源4が投入
される前の状態(電源4が出力を発生する前の状態)で
は、スイッチ5a及び5bが開いており、プログラマブ
ルコントローラ1には電源電圧が供給されていない。ま
た電源4が投入されていない状態では、リトリガブルワ
ンショットオンオフディレイタイマ6、反転回路7、及
びワンショットオンディレイタイマ8にも電源が与えら
れないため、これらの回路の出力も零となっている。
【0029】時刻t1 において電源4が投入されると、
リトリガブルワンショットオンオフディレイタイマ6、
反転回路7、及びワンショットオンディレイタイマ8に
電源が与えられる。このときスイッチ5a及び5bがオ
フ状態にあって、プログラマブルコントローラ1には未
だ電源が与えられておらず、該コントローラはチェック
用信号Vo を発生していないため、反転回路7が出力す
る反転信号Vinv は、図2(C)に示すように電源が投
入されると同時に高レベルの状態になる。時刻t1 で反
転信号Vinv が高レベルの状態になった後、設定された
遅れ時間τ1 が経過して時刻t2 になると、図2(D)
に示すようにワンショットオンディレイタイマ8が設定
された信号幅を有する第2のタイマ信号V2 を発生す
る。時刻t2 で第2のタイマ信号V2 が発生すると、ス
イッチ5bがオン状態になるため、プログラマブルコン
トローラ1に電源電圧が供給される。
【0030】本発明では、第2のタイマ信号V2 の信号
幅が、プログラマブルコントローラ1に電源が与えられ
てから該コントローラ1が起動するのに要する時間より
も長くなるように設定されている。従って、第2のタイ
マ信号V2 が発生してスイッチ5bがオン状態にある間
の時刻t3 でプログラマブルコントローラ1が起動す
る。
【0031】プログラマブルコントローラ1が起動する
と、図2(A)に示すように該コントローラ1がパルス
波形のチェック用信号Vo を出力するため、図2(B)
に示すようにリトリガブルワンショットオンオフディレ
イタイマ6が第1のタイマ信号V1 を発生し、反転信号
Vinv のが零レベルに立ち下がる。第1のタイマ信号V
1 が発生している間スイッチ5aがオン状態に保持され
るため、プログラマブルコントローラ1が正常に動作し
ている限り、該コントローラ1には継続的に電源電圧が
供給され、コントローラ1の動作は支障なく行われる。
【0032】時刻t5 でプログラマブルコントローラ1
がラッチアップすると、該コントローラが出力するチェ
ック用信号Vo のレベルが零または高レベルの状態に固
定される。コントローラ1がラッチアップしたときにチ
ェック用信号Vo のレベルが零レベルの状態に固定され
るのか、高レベルの状態に固定されるのかは不定であ
る。
【0033】チェック用信号Vo のレベルが固定される
と、リトリガブルワンショットオンオフディレイタイマ
6のリトリガが行われなくなるため、第1のタイマ信号
V1は、時刻t6 でリトリガブルワンショットオンオフ
ディレイタイマが最後のリトリガによる信号の出力を停
止した際に零になる。第1のタイマ信号V1 が零になる
ことにより第1のスイッチ5aがオフ状態になるため、
電源4の出力電圧がプログラマブルコントローラ1に供
給されるのが阻止され、該コントローラ1の電源が遮断
される。
【0034】時刻t6 で第1のタイマ信号V1 が零にな
ると、反転回路7が出力する反転信号Vinv が高レベル
の状態に立ち上がる。図2(D)に示すように、ワンシ
ョットオンディレイタイマ8は反転信号Vinv のレベル
変化が生じた時刻t6 から設定された遅れ時間が経過し
た時刻t7 で第2のタイマ信号V2 を発生する。この第
2のタイマ信号により第2のスイッチ5bがオン状態に
なるため、時刻t7 で電源4の出力電圧がプログラマブ
ルコントローラ1に供給される。時刻t7 でコントロー
ラ1に電源電圧が与えられた後、該コントローラが立ち
上がるのに要する時間が経過して時刻t8 になると、コ
ントローラ1が再起動する。その後時刻t9 において第
2のタイマ信号V2 が消滅する。プログラムコントロー
ラ1が再起動すると、パルス波形のチェック用信号Vo
が発生して第1のタイマ信号V1が発生するため、第1
のスイッチ5aがオン状態に保たれて、コントローラ1
への電源電圧の供給が継続される。
【0035】図2(E)はプログラムコントローラ1の
電源端子に与えられる電源電圧Eの変化を示しており、
この電源電圧Eの波形は、第1のタイマ信号V1 と第2
のタイマ信号V2 とを入力とするオア回路の出力波形に
相当する。
【0036】図1に示した構成では、プログラマブルコ
ントローラ1のラッチアップの自動解除が何回でも行わ
れるが、ラッチアップがノイズ以外の原因で生じてい
て、むやみにプログラマブルコントローラの電源の再投
入を行うことが好ましくない場合も考えられる。このよ
う場合に対処するためには、ラッチアップの自動解除が
設定された時間内に繰り返し行われた時にプログラマブ
ルコントローラ1に電源電圧が与えられるのを禁止する
自動解除禁止回路を設ければよい。
【0037】図3は、始動解除禁止回路を設けた例を示
したもので、この例では、第2のタイマ信号V2 の立上
りが検出された時刻から所定の遅れ時間が経過した時に
一定の時間幅の第3のタイマ信号V3 を発生する第3の
タイマ信号発生回路11と、第3のタイマ信号V3 が発
生している間に第2の信号V2 の立上りが再度検出され
たときに高レベルの禁止指令信号V4 を出力したままの
状態に保持される禁止指令信号発生回路12と、禁止指
令信号V4 が発生していないとき(禁止指令信号発生回
路12の出力が零レベルの状態にあるとき)に第2のタ
イマ信号V2 により第2のスイッチ5bがオン状態にな
る(第2のタイマ信号V2 が第2のスイッチ5bの制御
端子に与えられる)のを許容し、禁止指令信号V4 が発
生したときに第2のタイマ信号V2 により第2のスイッ
チ5bがオン状態になるのを禁止するスイッチ制御回路
13とにより再起動禁止回路が構成されている。
【0038】第3のタイマ信号発生回路11はワンショ
ットオンディレイタイマ8と同様の回路により構成する
ことができる。また禁止指令信号発生回路12は、例え
ば、第3のタイマ信号V3 と第2のタイマ信号V2 との
アンド条件が成立した時にセットされて人為的にリセッ
トされるまで高レベルの禁止指令信号V4 を出力したま
まの状態になるRSフリップフロップ回路により構成す
ることができる。更にスイッチ制御回路13は例えば、
禁止指令信号V4 を否定した信号と第2のタイマ信号V
2 とのアンド条件をとる回路により構成することができ
る。
【0039】図3のように再起動禁止回路を設ける場合
には、禁止指令信号V4 が発生した時に警報を発生する
ようにしておくのが好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プログ
ラマブルコントローラがラッチアップしたときに、該コ
ントローラへの電源電圧の供給を一旦停止した後再開さ
せるようにしたので、プログラマブルコントローラのラ
ッチアップを自動的に解除して該コントローラを再起動
することができ、コントローラを復帰させるための面倒
な手続を省略することができる。
【0041】また本発明によれは、プログラマブルコン
トローラのラッチアップが生じたときに、その設置場所
で自動的に再起動を行わせることができるため、遠隔操
作によりコントローラのリセットを行う場合のように、
リセット指令を与えるための信号の伝送ラインを設ける
必要がない。プログラマブルコントローラの設置場所に
は簡単なタイマ回路とタイマ信号によりオンオフ制御さ
れるスイッチ回路とを設ければよいため、設備のコスト
を大幅に上昇させることなく、プログラマブルコントロ
ーラのラッチアップの自動解除を行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動解除装置の構成例を示した
ブロック図である。
【図2】図1の各部の信号波形を示した波形図である。
【図3】本発明に係わる自動解除装置の他の構成例を示
したブロック図である。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントローラ 4 電源 5 電源供給制御回路 6 リトリガブルワンショットオンオフディレイタイマ 7 反転回路 8 ワンショットオンディレイタイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正常動作時にパルス波形のチェック用信
    号を連続的に発生し、ラッチアップしたときに前記チェ
    ック用信号のレベルが零レベルまたは高レベルの状態に
    固定されるようにプログラムされたプログラマブルコン
    トローラのラッチアップを自動的に解除する装置であっ
    て、 前記プログラマブルコントローラと電源を共通にし、前
    記プログラマブルコントローラのチェック用信号をトリ
    ガ入力とするように設けられて、該チェック用信号がパ
    ルス波形を呈している間第1のタイマ信号を出力する第
    1のタイマ信号発生回路と、 前記プログラマブルコントローラの電源が出力電圧を発
    生すると同時に動作を開始するように設けられて、前記
    電源が出力電圧を発生した時刻から所定の遅れ時間が経
    過した時及び前記第1のタイマ信号が消滅した時刻から
    所定の遅れ時間が経過した時に設定された信号幅を有す
    る第2のタイマ信号を出力する第2のタイマ信号発生回
    路と、 前記プログラマブルコントローラの電源端子と前記電源
    との間に設けられて前記第1のタイマ信号及び第2のタ
    イマ信号の一方が発生しているときに前記プログラマブ
    ルコントローラの電源端子に前記電源の出力電圧を供給
    し、前記第1のタイマ信号及び第2のタイマ信号のいず
    れもが発生していないときに前記プログラマブルコント
    ローラの電源端子に前記電源の出力電圧が供給されるの
    を阻止する電源供給制御回路とを具備し、 前記第2のタイマ信号の信号幅は、前記プログラマブル
    コントローラに前記電源の出力電圧が与えられてから該
    プログラマブルコントローラが起動するのに要する時間
    よりも長くなるように設定されていることを特徴とする
    プログラマブルコントローラのラッチアップ自動解除装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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